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庚申塔(1997年9月14日撮影)
東京都北区田端の東覚寺境内
青面金剛
 あちこちに青面金剛(しょうめんこんごう)の庚申塔はありますが、野ざらしなので形が分からなくなっています。 でも、ここのは保存状態が very good (チョベリグ)ですね。
 下の方に庚申塔の特徴である見ざる(猿)・聞かざる・言わざるが刻まれています。
 庚申塔(塚)は、ここのように青面金剛が刻まれた仏教系のものと、猿田彦(さるたひこ)神が刻まれた神道系のものがあります。まれに仏教系の倶梨伽羅不動(くりからふどう)もあります。
 庚申や猿田彦神に就(つい)いては、巣鴨の庚申塚をご覧ください。
 青面金剛は帝釈天(たいしゃくてん)の使者で、全身が青色の夜叉(やしゃ)神です。
『岩波仏教辞典』によれば、

一身四手.頭頂には髑髏(ドクロ)をいただき,顔は3眼,左の上手は三股叉,下手は棒をにぎり,右の上手は輪,下手は羂索(ケンジヤク)をとる.

とあります。説明の右左は見る側からのようです。

【参考】
 千代田区二番町の心法寺の
庚申塔(11.5KB)。ドクロは判別がつきますが、三つ眼は残念ながら欠け落ちています。
 目黒区目黒2丁目の田道庚申塔群もご覧ください。お顔のド・アップもあります。



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