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八百屋お七の墓(1998年10月2日撮影)
東京都文京区白山1−34−9 天台宗 南縁山 圓乗寺
全景(89.3KB)
百七十回忌の供養塔(81.9KB) 八百屋お七のお墓(90.6KB) 岩井半四郎建立の供養塔(83.2KB)
 以前、お七・吉三の比翼塚でご紹介した「八百屋お七」のお話は小説や芝居などで有名です。今回はお七のお墓をご紹介します。

 左は町内会の有志が建立した百七十回忌の供養塔(81.9KB)です。真ん中が鈴ヶ森で処刑された当時の住職が建てたお墓(供養塔)(90.6KB)です。右が1793(寛政 5)目千両(めせんりょう)といわれた女形(おんながた,おやま)の歌舞伎役者岩井半四郎(五世)が建立した供養塔(83.2KB)です。

 じゃあ吉祥寺(きっしょうじ)の方(ほう)は? と思われるでしょう。なにせこちらの圓乗寺(えんじょうじ)にはお墓もあるし、江戸時代の名優が寄進した供養塔もあるし……。
 さらに圓乗寺の入口にある地蔵堂には於七地蔵尊(49.6KB)だってあるんです。以前、目黒の大円寺のお七地蔵尊(じぞうそん)をご紹介しましたが……。
 ところがドッコイ、今は同じ文京区ですが、この地は小石川(こいしかわ)なのです。お七の話はやっぱり本郷(ほんごう)さ、それに吉三(きちざ)って言うからにゃあ吉祥寺にきまってらあ、てな具合(ぐあい)なんですね。

 こちらには参拝者のための寄せ書き用ノートが置いてありました。ちょっと覗(のぞ)いてみると、日本舞踊を習っている若い女性が多いようです。



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