御由緒(ごゆいしょ)によりますと、もとは江戸城紅葉山(もみじやま)に鎮座(ちんざ)していました。
明治初年、東京府内(当時、東京府と呼ばれていました)で火災が頻発(ひんぱつ)したため、英照皇太后(えいしょう・こうたいごう)(明治天皇の嫡母(ちゃくぼ))がご心配あそばされたそうです。そこで明治天皇が太政官(だじょうかん)に命じて社殿を現在の秋葉原の地に創建し、東京府火災鎮護(ちんご)の神社として遷座(せんざ)しました。
1888(明治21)鉄道の駅設置のため、さらに現在の地に遷座しました。そして、1890(明治23)貨物駅として開業された駅名「秋葉原」にその名が残されたのだそうです。なお、秋葉原の石丸電気本店裏にある講武稲荷神社を秋葉神社と誤解している人が多いようです。
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