2006.11.07
文責:獨 澄旻
他力頭脳とは、主として外部の刺激によって活動をしている頭脳です。
職業でいえば、代表的な人たちは営業マン(営業員)でしょう。パイロットなどもそうです。
最大の特徴は、刺激が増えれば頑張って処理しますが、
外部刺激が減少すると、当然頭脳活動も減少するタイプです。
時間的にはたくさん働いているのですが、頭脳としては局所的にしか活動していません。
ですからよく、仕事を忘れて大いに羽目を外し遊ぶというタイプは、他力頭脳を使っている人たちです。
局所的に働いていた箇所の頭脳を休め、働いていなかった箇所を活発化させてリフレッシュするのです。
定年などで仕事をしなくなったりしたら、ボケそうな人たちです。
日本人に多いタイプといえるでしょう。
一方、自力頭脳は主として内部刺激によって活動している頭脳なので、
外部刺激(ストレス)が過大または強度になると、頭脳活動が逆に減少します。
頭に浮かんだ俳句をパソコンに入力しようとして漢字変換したら、
思わぬ言葉が表示され気分を害して創造力が失われたり、いま浮かんだ俳句そのものを忘れてしまうなどです。
だからと言って、外部刺激が全くなかったら、自己啓発もなくやはり頭脳活動も停止するでしょう。
しかし、このタイプの特徴として常に自ら適度の外部刺激を求めているということです。
つまり外部刺激がない状態をつくらない性格なので、たぶんボケとは無縁だと思います。