2000.12.17
文責:獨 澄旻
今年(2000年)も日本人の方がノーベル賞をいただきました。おめでとうございます。
でも、一部では「これで日本のオリジナリティーが世界に認められた」と報道されていました。
おいおい、待てよ、「発見」って普遍性がなければならない事でしょう。つまり、オリジナリティーの正反対のはず……。
世界では日本人にオリジナリティーがないと言われているようですが、言われている当人はオリジナリティーがなんかも全く理解していないのですね(^^;。
一方でTVでは、消えてしまった「闘争心」、最近は少なくなった「不実」や、今さかんに流されている何語かわからない「トゥヨタ」など、日本語のオリジナリティーを無視したコマーシャル……。
オリジナリティーがないって言われて恥ずかしくは思うようですが、失うことは嬉々として行う民族!
この日本の知的風土を変えたい、これが当館の隠しテーマなのです。
オリジナリティーって何もノーベル賞をいただくような人の話ではないのです。正しい日本語(方言を含む)を使うことだって、立派なオリジナリティーなのです。ウソだと思うなら、あなたの近くの外人さんに聞いてみてください。やっと理解していただけましたね、って喜んでいただけるかも……。