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靖国神社の南門(1998年3月29日撮影)
東京都千代田区九段北3−1−1 靖国神社境内
南門
狛犬吽像狛犬阿像
 靖国神社の、ここ南門はあまり紹介されていませんが、典型的な狛犬が鎮座(ちんざ)しています。奉納は1963. 1.(昭和38)です。

 阿吽(あうん)の像ですし、吽像には立派な角(つの)があります。ここの阿像の頭にはなにもありませんが、宝珠(ほうじゅ)があれば唐獅子となるそうです。唐(中国)獅子と狛(高麗(こま)つまり朝鮮)犬で一対となるようです。

 阿吽の「阿」とは五十音の「ア」のことで、吽は同じく「ン」のことです。ですから最初と最後を意味しますが、「阿」は口を大きく開けることから息を吐くこと、「吽」は口を閉ざすことから息を吸うことも意味します。学校で習った五十音も、神社の狛犬も、お寺の仁王像もインド哲学に通じていたのです。

 南門に向かって左側は市ヶ谷、右側は九段坂になりますが、ここは九段坂と逆の勾配(こうばい)になっています。

 もし、狛犬を自作しようと思ったら狛犬をクリックしてください。それぞれの裏側を見ることができます。ガッカリなさいましたか? そんなもんです。

 中国から来た靖国神社の唐獅子もご覧ください。



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