写真中央の銅板葺(ぶ)き唐破風(からはふ)造り四脚門は、1651(慶安 4)東照宮造営当初からのもので、日本に一つしかない金箔(きんぱく)の唐門(からもん)です。
その奥は拝殿(はいでん)で、そのさらに奥には本殿(ほんでん)がある権現(ごんげん)造りになっています。
唐門の扉には梅に亀甲(きっこう)の透かし彫りがあります。門柱の脇の高彫(たかぼ)り昇龍(34.7KB)(のぼりりゅう)・降龍(35.9KB)(くだりりゅう)は、日光東照宮(155KB)の「眠り猫」などで著名な左甚五郎(ひだり・じんごろう)の作品です。龍は近くの不忍池(しのばずのいけ)に水を飲みに行った言われています。
門の内側の側面左右上部の松竹梅(88.7KB)の透かし彫りなど精巧を極めたものです。
1907(明治40)に国宝に指定されました。
上野東照宮 唐門の上部(76.7KB)(1997年8月26日撮影) 唐門の内側(70.6KB)(1997年8月26日撮影) 唐門の松竹梅(88.7KB)(1997年8月26日撮影) お化け灯籠
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