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ルーブル宮殿と故宮(1998年9月12日発行)
中国
ルーブル宮殿
故宮
 ともにユネスコ世界文化遺産に登録されています。
【ルーブル宮殿】(上)
 フランスの首都、パリのセーヌ川右岸にあるルネサンス様式を主とする旧王宮です。
 13世紀初めに城塞として築かれ、1546年フランソワ一世(1494〜1547)の命で改築が始まり、その後数世紀にわたり増改築が重ねられ、19世紀後半、第二帝政のナポレオン三世(1808〜1873)時代に完成しました。
 1793年以来ルーブル美術館として使用され、現在は数多くの収蔵美術品とともに公開されています。

【故宮】(下)
 中国の首都、北京の旧市内にある清朝の宮殿です。紫禁城(しきんじょう)とも呼ばれています。
 明の永楽帝(えいらくてい)(1360〜1424)の造営に始まりますが、明末の清との戦いでほとんどが壊されました。その後、清朝によって再建されています。
 画像は皇帝が公式行事を行う太和殿です。間口約60m、奥行き約33m、高さ約35mもあり、中国最大の木造建築物です。残念ながら正面からの画像ではありませんが、逆に貴重とも言えます。
 1925年から故宮博物院として代々の王朝が収集した古書・美術品とともに公開されています。展示品は、内戦や日中戦争により各地を移転し、現在も精品(よりすぐった品)は台湾の台北に運ばれ1965年、同じ故宮博物院として公開されています。

◎切手にある「法国」とは、中国語で「フランス国」の事です。

ビュルツベルク宮殿と普寧寺


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