PDD図書館管理番号 1000.0000.0163.00

漢画像石(かん・がぞうせき)(1999年3月16日発行)
中国 全6種類
牛耕(86.9KB)紡織(102KB)
1.牛耕2.紡織
舞楽(96.5KB)車馬出行(89.0KB)
3.舞楽4.車馬出行
荊軻刺秦王(90.1KB)嫦娥奔月(102KB)
5.荊軻刺秦王6.嫦娥奔月
 画像石はおもに中国古代の絵画が刻まれた石材を言います。

 前漢末から後漢末にかけて山東省(さんとうしょう)を中心として盛んに行われました。
 宮殿・墳墓の前の祠堂(しどう)・墓室の壁・門柱などの構築に用いた装飾で、陰刻(いんこく)と陽刻(ようこく)があります。
 陰刻は山東省肥城県孝里舗の孝堂山(こうどうさん)の祠堂、陽刻は山東省西部の紫雲山の麓(ふもと)にある武氏(ぶし)石室が特に有名です。

 その画題は、墓の主の生活である耕作・狩猟・舞楽・宴会などの日常生活全般から神仙(しんせん)や老荘(ろうそう)伝説・歴史的説話・戦闘などにもおよび、鳥獣・車馬なども描かれていて、当時の生活・風俗・信仰・経済などを知る重要資料となっています。

 史実の「5.荊軻刺秦王」と神話の「6.嫦娥奔月」については説明ページを設けました。


 私的使用以外は、国名などを削除せず切手の画像のままご使用ください。
切手・カード関連の索引に戻る