アザミはキク科アザミ属の総称です。北半球の温暖〜寒帯、海岸〜高山に広く分布し、種類も多く約200種、そのうち日本には約60種くらい。ほとんどは多年草だが二年草もあるそうです。丈の大きいものは2メートルを超えるものもあります。
ノアザミ・オニアザミ(トゲアザミ)・ノハラアザミ・サワアザミ(オンナアザミ)・フジアザミ・ハマアザミ(ハマゴボウ)・ナンブアザミ・ヤツガタケアザミ・タイアザミ・モリアザミなどがあります。
スコットランドの国花でもあります。花屋で売られているドイツアザミは、ノアザミの改良されたものだそうです。また、アザミゴボウはヨーロッパ産で、牧場のキャベツとも呼ばれています。
花は似ていますが、カッコウアザミ・キツネアザミ・チョウセンアザミなどは別属だそうです。◎味噌漬けや醤油漬けになって観光地などで売られているヤマゴボウは、モリアザミを畑地で栽培したものです。本物のヤマゴボウは別種でその根は有毒ですから食べられませんが、商陸(しょうりく)と呼ばれる生薬(しょうやく)に使われています。
でもタイアザミもその根を煎(せん)じて強壮薬・解薬・利尿薬として使われます。【渡辺 始興(しこう)】1683(天和 3)〜1755(宝暦 5)
江戸中期の画家。名は始興、通称は求馬。京都の人。
もと近衛家煕(このえ・いえひろ)の家臣で朝廷にも仕えています。
はじめ狩野派を学び、のち尾形光琳(おがた・こうりん)の門人となりました。
絵画などの古典の模写や花鳥の写生によって画技を充実させ、写実を基礎とした装飾風の作品を描いています。
立林何ゲイ(たてばやし・かげい)らとともに光琳派の祖述者として各地に光琳派を発展させ、円山応挙(まるやま・おうきょ)らに影響を与えました。
他の代表作は切手画像(下図)の『鶴図』や京都大覚寺の障子(しょうじ)腰板(こしいた)絵『野兎図』などがあります。
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