この富士塚は1979(昭和54)国重要有形民俗文化財に指定されています。
塚と石灯籠は1828(文政11)築造で、写真の反対側、民家の庭になっている方には風穴(ふうけつ)もあるとのことです。
登山門と一対の猿とは少し遅れて1836(天保 7)のものです。猿は足神様でもある猿田彦神の使いです。品川神社の富士塚には猿田彦神社が祀られていました。猿田彦神については巣鴨の庚申塚をご覧下さい。
登山門は富士山の山開きにあわせて開いたのでしょうが、現在は安全管理上の問題もあって開かないらしく、鬱葱(うっそう)としていました。
富士塚を見る時にいつも思うのですが、富士山の溶岩(ようがん)をよくこれだけ人力で運んだものだなあ、と。
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