PDD図書館管理番号 1000.0000.0113.01

六賢台(ろくけんだい)(1997年6月7日撮影)
東京都中野区松が丘1丁目 哲学堂公園内
六賢台
 この赤い六角の塔は哲学堂の中で一番知られています。東洋の六賢人(日本の聖徳太子(しょうとくたいし)・菅原道真(すがわらのみちざね)、中国の荘子(そうし)・朱子(しゅし)、インドの竜樹(りゅうじゅ)・迦毘羅(かびら)を祀(まつ)っているそうです。

【聖徳太子】( 574〜 622)
 大化の改新( 645)、つまり集権国家体制を確立させた人です。

【菅原道真】( 845〜 903)
 北野天満宮(きたの・てんまんぐう)に祭られ、学問の神として知られています。

【荘子】(紀元前4〜3世紀頃,中国の戦国時代)
 老子(ろうし)とともに道教(どうきょう)の代表的な思想家です。

【朱子】(1130〜1200)
 江戸時代の封建体制を正当化した朱子学の創建者です。

【竜樹】( 150ころ〜 250ころ)
 初期大乗仏教を確立した大論師(だいろんじ)で、中国・日本の仏教に大きな影響を与えました。

【迦毘羅】(紀元前4〜3世紀頃)
 バラモン教のサーンキヤ学派の開祖です。仏教では外道(げどう)と呼ばれますが、その説の漢訳『金七十論』は江戸時代にさかんに研究されたそうです。



哲学堂に戻る