この赤い六角の塔は哲学堂の中で一番知られています。東洋の六賢人(日本の聖徳太子(しょうとくたいし)・菅原道真(すがわらのみちざね)、中国の荘子(そうし)・朱子(しゅし)、インドの竜樹(りゅうじゅ)・迦毘羅(かびら)を祀(まつ)っているそうです。【聖徳太子】( 574〜 622)
大化の改新( 645)、つまり集権国家体制を確立させた人です。【菅原道真】( 845〜 903)
北野天満宮(きたの・てんまんぐう)に祭られ、学問の神として知られています。【荘子】(紀元前4〜3世紀頃,中国の戦国時代)
老子(ろうし)とともに道教(どうきょう)の代表的な思想家です。【朱子】(1130〜1200)
江戸時代の封建体制を正当化した朱子学の創建者です。【竜樹】( 150ころ〜 250ころ)
初期大乗仏教を確立した大論師(だいろんじ)で、中国・日本の仏教に大きな影響を与えました。【迦毘羅】(紀元前4〜3世紀頃)
バラモン教のサーンキヤ学派の開祖です。仏教では外道(げどう)と呼ばれますが、その説の漢訳『金七十論』は江戸時代にさかんに研究されたそうです。
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