国立公文書館は内閣文庫を吸収して1971. 7.(昭和46)に発足しました。場所は地下鉄東西線の竹橋駅から徒歩5分、日本近代美術館のお隣りです。国の行政機関の公文書などを保管・展示・閲覧公開などを行っています。まずは国立公文書館のHPをご覧ください。
最初に目に入るのは「日本国憲法の原本」! これが日本国家の最高法規範なのかと、感動してしまいます。社会の先生などはすぐに児童や生徒に見せたいという衝動にかられるでしょう。
その他、文学関係の人も関心を持ちそうな森鴎外の「陸軍軍医監医学博士森林太郎結婚願ノ件」などもHPで見ることができます。また、内閣文庫から受け継いだ紅葉山(もみじやま)文庫本・昌平坂(しょうへいざか)学問所本・塙保己一(はなわ・ほきいち)の和学講談所本などの歴史的資料も来館者に公開されています。これらは学術的資料としても一級品ですが、公文書館の名に隠れてもったいない事に一般には知られていません。かつての政治・行政の失敗・失策などを洗い出す事も大切ですが、多方面に活用される事が望まれます。
ただ、保存している120万冊を超える資料の目録も、各行政機関から移管されたままの状態で、現在は検索が困難になっています。しかし、データ・ベース化が進行中とのこと、かなり期待ができます。でも、データ・ベースが完成したとしても、資料をインターネットで見たり使用したりするのは、さらに先になるでしょう。
そこで微力ながら私立PDD図書館で一部、先立って公開したいと思っていますので、皆さんの応援を期待しています。具体的には当館への励ましのメール、特に国立公文書館へのメールなどで、インターネットでの資料公開の実現を望んでいることを現わしてください。国立公文書館のHPにはアンケートもあります。「えっ、そんなことくらいで」とお思いでしょうが、この国際化社会で口を閉ざしていてはいけません。日本国歌にも「さざれいし(細石)のいわお(巌)となりて」と歌われているじゃありませんか。
当館(私立PDD図書館)での公開は、再配布不可の形式になると思います。でも一旦公開されたものなら、それからは利用申請も簡単だと思います。利用申請がたくさんになれば、事務手続きの簡略化、つまり不用になるかもしれません。資料の利用は無料ですから、まずはドンドン利用しましょう。
また、ご先祖が書いたり、祖父が写した写真、戦時中の日記・家計簿など個人でお持ちの貴重な資料を公開しても構わないという方がいらっしゃれば、当館(私立PDD図書館)へメールをください。「私文書館」のコーナーも創りたいと思います。ただ、実物の資料を当館が保管する事はいたしません。真偽の判定も行いません。写真のみの公開となります。無期限にお待ちしていますので、いつでもご相談のメールを受け付けます。
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