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吉祥寺(1997年9月14日撮影)
東京都文京区本駒込3−19−17
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山門 | 本堂
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ご近所では「きっしょうじ」と呼ばれていました。「きちじょうじ」とも呼ぶそうですが、私も気取って「きっしょうじ」と呼びたいですね。仏語などでは吉祥天などのように「きっしょう」と読むことが多く、第一、鄙(ひな)な「きちじょうじ」では、江戸っ子も泣いてしまいそうです。
中央線の吉祥寺(きちじょうじ)(武蔵野市)は、1657(明暦 3. 1.)明暦の大火のあと、当時水道橋にあったこの寺の門前町の住民が移住し新田開発した場所です。当時は橋も水道橋ではなく吉祥寺橋と呼ばれていたそうです。
山門には『旃檀林(14.7KB)(せんだんりん)』の額が掲げられています。旃檀林は1592(文禄元)創立の曹洞宗(そうとうしゅう)の学校(禅学の中心道場)で、現在の駒沢大学の母体となりました。
本堂前の唐獅子はちょっと変わっています。
境内(けいだい)に『八百屋お七』のお七・吉三の比翼塚(ひよくづか)や、江戸時代では都内唯一の経蔵(きょうぞう)、また茗荷稲荷(みょうがいなり)もあります。