第4代将軍家綱(いえつな)(1641〜1680)の勅額門(ちょくがくもん)です。厳有院(げんゆういん)とは家綱の院号です。
勅額門とは天皇直筆の額を賜(たまわ)った門ということですが、現在はありませんでした。1657(明暦 3. 1.)明暦の大火(振袖(ふりそで)火事)で江戸城の本丸や二の丸が延焼した時の将軍です。
寛永寺の徳川家の霊廟は回廊・拝殿・本殿・奥の院などほとんどが明治維新後の解体や戦災で失われました。他に第5代将軍綱吉(つなよし)の常憲院(じょうけんいん)霊廟勅額門が現存しています。参考:第7代将軍家継の有章院霊廟二天門(増上寺)
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