お寺の方から「皿屋敷のお菊稲荷だよ」と教えていただきました。
　『播州(ばんしゅう)皿屋敷』とか『番町(ばんちょう)皿屋敷』とか呼ばれ、「お岩さん」と違って伝説といわれています。でも、本当はそれに近いことがあったんだ、なんてお年寄りに聞かされた「お菊さん」のお稲荷さんがありました。

　銘や額がありませんので、近所の方もご存じないのではないでしょうか。場所は金竜公園のとなり、浅草寺からも言問(ことどい)通りを歩いて数分です。

　祠(ほこら)の裏(左の写真)はお墓または慰霊塔と思われます。
　ちょっと変わった形をしています。お寺の方（和尚さん？）は五輪塔(ごりんとう)と呼んでいましたが、お忙しかったので詳しくお聞きすることができませんでした。一般の五輪塔とは形が違いますが、台座は５段になっています。

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