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首切り地蔵(1997年9月24日撮影)
東京都荒川区南千住2丁目 浄土宗 延命寺
首切地蔵
 延命寺は小塚原(こずかはら,こずかっぱら)刑場の跡地にあります。

 このお地蔵様(70.2KB)は、小塚原刑場の刑死者の菩提(ぼだい)を弔(とむら)うため、1741(寛保元. 8.)刑場敷地内に造立されました。奥州街道沿いですから、江戸に出入りする多くの人がお地蔵様を目にしたと伝えられています。そして、いつしか「首切り地蔵」と呼ばれるようになりました。
 二十七個の花崗岩(かこうがん)を組み合わせ、全体の高さが4メートルに近い坐像です。
 でも組み合わせたというより、切り刻まれた(25.9KB)ようにも見えます。どうして、このような形を取ったのでしょうか。

 1895(明治28)土浦線(現在のJR常磐貨物線)敷設工事のために、線路の南側から現在地に移転させられました。

 小塚原刑場は、鈴ヶ森(すずがもり)とともに江戸時代の著名な処刑場(お仕置き場)の一つです。



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