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神社の鈴
田端八幡神社の鈴日枝神社の鈴
東京都北区の田端八幡神社東京都千代田区の日枝神社
 神社の鈴は八幡神社・稲荷神社など庶民的な神社に多く、旧官幣社(かんぺいしゃ)などには少ないのですが、旧官幣大社に列した日枝神社(ひえじんじゃ)には立派な鈴があります。
 日枝神社は太田道灌が文明年間(1469〜1487)に勧請(かんじょう)した、徳川家康の入府(1590)以前からの古い神社で、江戸時代には日吉山王(ひえさんのう)大権現(だいごんげん)と呼ばれ神田明神とともに江戸二大祭などで江戸っ子に親しまれていたからでしょう。
 鈴がない神社は、柏手(かしわで)を打つ伊勢神宮系統と思われます。靖国神社や護国神社もその系統です。

 鈴のある神社でも参拝作法として「二拝二拍一拝」を勧めています。でも、子供のころ親に神社へ連れられてきた時、鈴をガラガラいわせた記憶がありませんか。やっぱり、神社は鈴ですよ。境内に遊園地があっても鈴がなけりゃあ、将来を担(にな)う子供は寄り付きません。



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