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百 科 辞 書 《よさ》 編集:獨 澄旻
-------- よさ --------------------------------------------------
よさ
【与謝】
◇[日]Yosa
○(1)⇒よさぐん(与謝郡)
○(2)[地]与謝内海(ナイカイ)。
⇒あそかい(阿蘇海)
よさく
【与作】
○[楽]七沢公典作詞・作曲の歌謡曲。
歌は北島三郎。
◎1978. 3.(昭和53)レコード発売。
よざくら
【夜桜】
○(1)夜の桜の花。
参照⇒はなあかり(花明り,花明かり,花明)
○(2)夜、桜を見物すること。
◎春の季語。
夜桜見物
◎江戸新吉原では、開花の時期にソメイヨシノ(桜の一品種)を
仲の町の通りに移植し、周囲に灯籠(トウロウ)・雪洞(ボンボリ)をと
もして夜遊びに興(キヲウジ)じ、散るとともに引き抜かれた。
参照⇒そめいよしの(ソメイヨシノ,染井吉野)
よざくらおしち
【夜桜お七】
○[楽]林あまり作詞、三木たかし作曲の歌謡曲。
歌は坂本冬美。
◎1991. 9. 7(平成 3)発売。同年、第36回レコード大賞を受賞。
よさぐん
【与謝郡】
◇[日]Yosa Gun
○京都府北西部の郡。
加悦町(カヤチョウ)・岩滝町(イワタキチョウ)・伊根町(イネチョウ)・野田川
町(ノダガワチョウ)の町。
よさげ
【良さげ】
【良さ気】
○良いようだ。良く感じる。
⇔わるげ(悪げ,悪気)
◎気持ち良さげ
よさこいそーらんまつり
【YOSAKOIソーラン祭り】
○北海道札幌市の中心部、大通公園で初夏に行われる祭り。
◎1992(平成 4)高知県のよさこい祭りをヒントに始まる。
よさこいぶし
【よさこい節】
○[楽]高知県土佐(トサ)地方の民謡。
参照⇒はりまやばし(はりまや橋),なんごくとさをあとにし
て(南国土佐を後にして),あわおどり(阿波踊り,阿波踊)
◎ペギー葉山が歌った『南国土佐を後にして』に挿入されて全
国的に知られる。
よさないかい
【与謝内海】
◇[日]Yosa Naikai
○[地]⇒あそかい(阿蘇海)
よし
【ヨシ】
【葦】
【蘆】
【葭】
◇[英]reed(リード)
○[植]アシ(葦,蘆,葭)の忌(イ)み言葉。
⇒あし(アシ,葦,蘆,葭)
よしい《よしゐ》
【吉井】
◇[日]Yoshii
○(1)[交]⇒よしいえき(吉井駅)
○(2)[古]⇒よしいまち(吉井町)
○(3)[古]⇒よしいちょう(吉井町)
よしいえき《よしゐえき》
【吉井駅】
○[交]群馬県高崎市吉井町(ヨシイマチ)にある、上信電鉄の駅。
馬庭(マニワ)駅と西吉井駅の間。
◎旧住所は多野郡(タノグン)吉井町(ヨシイマチ)。
◎福岡県うきは市にはJR久大本線(キュウダイホンセン)の筑後吉井駅
がある。
よしいけ
【吉池】
○[経]東京都台東区上野3にある大型食料店・レストラン。
JR御徒町駅の隣で、松坂屋上野店の並び、向いはアメ横の
入り口。
よしいちょう《よしゐちやう》
【吉井町】
◇[日]Yoshii Cho
○(1)[古]岡山県中東部、赤磐郡(アカイワグン)の町。
◎2005. 3. 7(平成17)赤磐郡の山陽町(サンヨウチョウ)・赤坂町(アカサカ
チョウ)・熊山町(クマヤマチョウ)・吉井町の4町が合併して赤磐市を発
足。
○(2)[古]長崎県北部、北松浦郡(キタマツウラグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)佐世保市に編入。
◎福岡県浮羽郡(ウキハグン)には吉井町(ヨシイマチ)がある。
岡山県には後月郡(シツキグン)芳井町(ヨシイチョウ)があった。
群馬県多野郡(タノグン)には吉井町(ヨシイマチ)があった。
よしいちょう《よしゐちやう》
【芳井町】
◇[日]Yoshii Cho
○[古]岡山県南西部、後月郡(シツキグン)の町。西部を広島県に隣
接。
◎2005. 3. 1(平成17)井原市(イバラシ)に編入。
◎福岡県浮。羽郡(ウキハグン)には吉井町(ヨシイマチ)がある。
群馬県多野郡(タノグン)には吉井町(ヨシイマチ)があった。
岡山県赤磐郡(アカイワグン)には吉井町(ヨシイチョウ)があった。
長崎県北松浦郡(キタマツウラグン)には吉井町(ヨシイチョウ)があった。
よしいまち《よしゐまち》
【吉井町】
◇[日]Yoshii Machi
○(1)[古]群馬県南西部、多野郡(タノグン)の町。
上信電鉄の吉井駅がある。
◎2009. 6. 1(平成21)高崎市に編入。
◎岡山県赤磐郡(アカイワグン)には吉井町(ヨシイチョウ)があった。
岡山県には後月郡(シツキグン)芳井町(ヨシイチョウ)があった。
長崎県北松浦郡(キタマツウラグン)には吉井町(ヨシイチョウ)があった。
○(2)[古]福岡県中南部、浮羽郡(ウキハグン)の町。
珍敷塚(メズラシヅカ)がある。
JR久大本線(キュウダイホンセン)の筑後吉井駅がある。
◎2005. 3.20(平成17)浮羽町(ウキハマチ)と合併して「うきは市」を
発足。
よしおかかいていえき《よしをかかいていえき》
【吉岡海底駅】
○[歴][交]北海道松前郡(マツマエグン)福島町(フクシマチョウ)吉岡の海岸
海底にある、JR北海道の津軽海峡線の駅。
竜飛海底(タッピカイテイ)駅(青森県)と知内(シリウチ)駅(知内町)の間。
日本最低所の駅で、海面下148メートル。
参照⇒つがるかいきょうせん(津軽海峡線),せいかんとんね
る(青函トンネル)
◎2006. 3.17(平成18)北海道新幹線の建設工事のため廃止。
◎最高所の駅はJR小海線(コウミセン)の野辺山(ノベヤマ)駅で、標高
1,345.67メートル。
よしおかぞめ《よしをかぞめ》
【吉岡染】
【吉岡染め】
○⇒けんぽうぞめ(憲法染)
よしおかまち《よしをかまち》
【吉岡町】
◇[日]Yoshioka Machi
○群馬県中央部、北群馬郡(キタグンマグン)の町。
◎1991. 4. 1(平成 3)吉岡村、町制。
よしかわ《よしかは》
【吉川】
◇[日]Yoshikawa
○(1)⇒よしかわし(吉川市)
○(2)[古]⇒よしかまち(吉川町)
○(3)[古]⇒よしかむら(吉川村)
◎「よかわ(吉川)」とも読む。
参照⇒よかわちょう(吉川町)
よしかわし《よしかはし》
【吉川市】
◇[日]Yoshikawa Shi
○埼玉県南東の市。東部は江戸川をはさみ千葉県野田市・流山
市と接する。
◎1996. 4. 1(平成 8)吉川町(ヨシカワマチ)が市制施行。
◎新潟県中頸城郡(ナカクビキグン)には吉川町(ヨシカワマチ)があった。
兵庫県には美嚢郡(ミノウグン)吉川町(ヨカワチョウ)があった。
高知県には香美郡(カミグン)吉川村(ヨシカワムラ)があった。
よしかわまち《よしかはまち》
【吉川町】
◇[日]Yoshikawa Machi
○(1)[古]新潟県南部、中頸城郡(ナカクビキグン)の町。
◎1957(昭和32)県立吉川高等学校に酒造りの職人らを養成する
醸造科を新設。2001(平成13)醸造科の来年度の募集停止が決定。
2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
○(2)[古]⇒よしかわし(吉川市)
◎埼玉県には吉川市(ヨシカワシ)がある。
兵庫県には美嚢郡(ミノウグン)吉川町(ヨカワチョウ)があった。
高知県には香美郡(カミグン)吉川村(ヨシカワムラ)があった。
よしかわむら《よしかはむら》
【吉川村】
◇[日]Yoshikawa Mura
○[古]高知県中東部、香美郡(カミグン)の村。西部を南国市に接
し、南部は土佐湾に面する。
〈面積〉
4.25平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,032人。
◎2006. 3. 1(平成18)赤岡町(アカオカチョウ)・香我美町(カガミチョウ)・
野市町(ノイチチョウ)・夜須町(ヤスチョウ)と合併して発足。
◎埼玉県には吉川市(ヨシカワシ)がある。
兵庫県美嚢郡(ミノウグン)には吉川町(ヨカワチョウ)がある。
新潟県中頸城郡(ナカクビキグン)には吉川町(ヨシカワマチ)があった。
よしきぐん
【吉城郡】
◇[日]Yoshiki Gun
○[古]岐阜県北部にあった郡。
◎2004. 2. 1(平成16)古川町(フルカワチョウ)・河合村(カワイムラ)・宮川
村(ミヤガワムラ)・神岡町(カミオカチョウ)が合併して飛騨市(ヒダシ)を発足。
2005. 2. 1(平成17)国府町(コクフチョウ)・上宝村(カミタカラムラ)が高
山市に編入され、郡は消滅。
◎山口県には吉敷郡(ヨシキグン)があった。
よしきぐん
【吉敷郡】
◇[日]Yoshiki Gun
○[古]山口県中南部にあった郡。
秋穂町(アイオチョウ)・小郡町(オゴオリチョウ)・阿知須町(アジスチョウ)の
町。
◎もと周防国。
2005.10. 1(平成17)全3町が山口市に編入され、郡は消滅。
◎岐阜県には吉城郡(ヨシキグン)があった。
★よしきり
【ヨシキリ】
【葦切】
【葭切】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ウグイス科(Sylviidae)の小鳥。
★よしごかいづか《よしごかひづか》
【吉胡貝塚】
○[歴]愛知県田原市にある縄文時代後期〜晩期の貝塚。
★よしざきごぼう《よしざきごばう》
【吉崎御坊】
○(1)[歴]越前国河口庄細呂木郷(ホソロギゴウ)吉崎に創建された
本願寺の坊舎(別院)。
1471(文明 3)蓮如(レンニョ)が朝倉敏景の寄進を受けて坊舎(道
場)を設ける。
1474(文明 6)吉崎坊舎が焼失。
1475(文明 7)蓮如が退出。
江戸時代に東西両本願寺派がそれぞれに再興。
「吉崎別院」,「御山(オヤマ)」とも呼ぶ。
参照⇒『人名辞典』れんにょ(蓮如)
◎現在の福井県あわら市吉崎、前住所は福井県坂井郡(サカイグン)
金津町(カナヅチョウ)吉崎。
○(2)⇒よしざきべついん(吉崎別院)(2)
○(3)⇒よしざきべついん(吉崎別院)(3)
よしざきべついん《よしざきべつゐん》
【吉崎別院】
○(1)[歴]⇒よしざきごぼう(吉崎御坊)
○(2)福井県あわら市吉崎にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)
の別院。
「吉崎御坊」とも呼ぶ。
◎1679(延宝 7)創建。
○(3)福井県あわら市吉崎にある浄土真宗大谷派(東本願寺)の
別院。
「吉崎御坊」とも呼ぶ。
◎1747(延享 4)創建。
よししょうじ《よししやうじ》
【葭障子】
◇[日]sushi shoji
○[建]葦戸(ヨシド)の別称。
⇒よしど(葦戸,葭戸)
よしず
【葦簀】
【葭簀】
【葦簾】
○アシ(葦、ヨシとも)の茎(クキ)を糸で編み列ねた簀(ス)。
窓などに垂(タ)らしたり、戸口に立て掛けたりして、日除(ヒヨ)
けや目隠しに用いる。
「よしすだれ(葦簾,葭簾)」とも呼ぶ。
参照⇒すだれ(簾),よしど(葦戸,葭戸)
◎夏の季語。
よしすだれ
【葦簾】
【葭簾】
○⇒よしず(葦簀,葭簀,葦簾)
よしだ
【吉田】
◇[日]Yoshida
○(1)⇒よしだぐん(吉田郡)
○(2)⇒よしだちょう(吉田町)
○(3)[古]⇒よしだまち(吉田町)
○(4)[古]⇒よしだむら(吉田村)
よしだぐん
【吉田郡】
◇[日]Yoshida Gun
○福井県北東部の郡。
松岡町(マツオカチョウ)・永平寺町(エイヘイジチョウ)・上志比村(カミシヒムラ)
の町村。
★よしだしんとう《よしだしんたう》
【吉田神道】
○[宗]神道の一つ。
室町時代に京都神楽岡の吉田神社の卜部兼倶(ウラベ・カネトモ)が
自家代々の説を集大成させた法華系の習合神道。
江戸時代、諸国の神社は大半が吉田神道に属し、神道の家元
として勢威を保持していた。
「唯一神道」,「卜部神道」,「宗源神道」とも呼ぶ。
よしだちょう《よしだちやう》
【吉田町】
◇[日]Yoshida Cho
○(1)静岡県南部、榛原郡(ハイバラグン)の町。
○(2)愛媛県南西部、北宇和郡(キタウワグン)の町。
○(3)[古]鹿児島県中央部、鹿児島郡(カゴシマグン)の町。南部を
鹿児島市に接する。
◎2004.11. 1(平成16)鹿児島市に編入。
○(4)[古]広島県中北部、高田郡(タカタグン)の町。
毛利元就(モトナリ)の郡山城があった地。
参照⇒こおりやまじょう(郡山城)
◎2004. 3. 1(平成16)高田郡の全6町が合併して安芸高田市(ア
キタカタシ)を発足。
よしだまち
【吉田町】
◇[日]Yoshida Machi
○(1)[古]埼玉県西部、秩父郡(チチブグン)の町。
県の北西部にあり、群馬県と接する。
参照⇒むくじんじゃ(椋神社)
〈面積〉
66.65平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,274人。
◎1928(昭和 3)町制施行。
1956(昭和31)上吉田村を編入。
2005. 4. 1(平成17)秩父市に編入。
○(2)[古]新潟県中央部、西蒲原郡(ニシカンバラグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)燕市に合併・編入。
よしだむら
【吉田村】
◇[日]Yoshida Mura
○[古]島根県中東北部、飯石郡(イイシグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)大原郡(オオハラグン)の大東町(ダイトウチョウ)・
加茂町(カモマチ)・木次町(キスキチョウ)と、飯石郡の三刀屋町(ミトヤチョウ)
・吉田村・掛合町(カケヤマチ)の、5町1村が合併して雲南市(ウンナン
シ)を発足。
よしだやま
【吉田山】
◇[日]Yoshida Yama
○[地]京都府京都市左京区南部、吉田にある丘。標高103メー
トル。
西麓に京都大学、南西麓に吉田神社がある。
「神楽岡(カグラオカ,カグラガオカ)」とも呼ぶ。
◎東京大学のある本郷向ヶ岡を「向陵(コウリョウ)」と呼ぶのに対し
て神楽岡に因(チナ)み「神陵(シンリョウ)」とも呼ぶ。
よしちょう《よしちやう》
【芳町】
【芳丁】
○(1)[歴]⇒よしわら(吉原)(2)
○(2)[服]簪(カンザシ)の一種。
簡素な耳掻き状の長い簪。
白甲(シロコウ)と呼ぶ最高級のベッコウ(鼈甲)製で、江戸時代の
奢侈禁止令に対応したもので、花魁(オイラン)が何本も挿(サ)して
使用した。
参照⇒しろこう(白甲)
○(3)[服]駒下駄(コマゲタ)の一種。婦人用。
台は草履(ゾウリ)のような丸みのある小判形で、「相丸(アイマル)」
よりも幅の狭いもの。
参照⇒こまげた(駒下駄)
◎小指などは台からはみ出るが、少しでも足を小さく見せよう
としたもの。
よしちょう《よしちやう》
【葭町】
【芳町】
◇[日]Yoshicho
○[歴]⇒よしわら(吉原)(2)
よしど
【葦戸】
【葭戸】
◇[日]yoshido
○[建]葦簀(ヨシズ)を障子(ショウジ)の枠中にはめ込んだ戸。
夏に日除(ヒヨ)けや通風をよくするため、襖(フスマ)・障子など
を外して代りに用いる。
「すど(簾戸,簀戸)」,「葭障子(?ショウジ)」とも呼ぶ。
参照⇒よしず(葦簀,葭簀,葦簾)
◎夏の季語。
よしながちょう《よしながちやう》
【吉永町】
◇[日]Yoshinaga Cho
○[古]岡山県東部、和気郡(ワケグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)備前市に編入。
★よしの
【吉野】
◇[日]Yoshino
○(1)奈良県南部の地名。
林業地帯で、吉野杉で知られる。
◎吉野のヤマザクラ:参照⇒やまざくら(ヤマザクラ,山桜)
○(2)[地]⇒よしのがわ(吉野川)
○(3)⇒よしのぐん(吉野郡)
○(4)⇒よしのちょう(吉野町)
○(5)[軍]旧日本軍の巡洋艦。4,200トン。
◎1892(明治25)就役。
日清戦争の黄海海戦に参加。
★よしのがりいせき《よしのがりゐせき》
【吉野ヶ里遺跡】
○[歴]佐賀県東部、神埼郡(カンザキグン)三田川町(ミタガワチョウ)吉野ヶ
里から神埼町(カンザキマチ)にわたる遺跡。
よしのがりこうえんえき《よしのがりこうゑんえき》
【吉野ヶ里公園駅】
○[交]佐賀県神埼郡(カンザキグン)三田川町(ミタガワチョウ)にある、J
R長崎本線の駅
中原(ナカバル)駅(中原町)と神埼駅(神埼町)の間。
◎1993.10. 1(平成 5)三田川(ミタガワ)駅を改称。
★よしのがわ《よしのがは》
【吉野川】
◇[日]Yoshino Gawa
○(1)[地]奈良県吉野地方を流れる、紀ノ川(キノカワ)の支流。
参照⇒おおだいがはらざん(大台ヶ原山)
○(2)[地]四国の中央部を東流する四国第一の大河。
「四国三郎」とも呼ばれる。
○(3)⇒よしのがわし(吉野川市)
よしのがわし《よしのがはし》
【吉野川市】
◇[日]Yoshinogawa Shi
○徳島県中北部の市。
◎2004.10. 1(平成16)麻植郡(オエグン)の鴨島町(カモジマチョウ)・川
島町(カワシマチョウ)・山川町(ヤマカワチョウ)・美郷村(ミサトソン)の3町1村
が合併して発足。
よしのくず
【吉野葛】
○[食]奈良県吉野地方に産する上等の葛粉(クズコ)。
「久助葛(キュウスケクズ)」,「久助」とも呼ぶ。
参照⇒くずこ(葛粉)
よしのぐん
【吉野郡】
◇[日]Yoshino Gun
○奈良県南部の郡。
吉野町(ヨシノチョウ)・大淀町(オオヨドチョウ)・下市町(シモイチチョウ)・黒
滝村(クロタキムラ)・天川村(テンカワムラ)・野迫川村(ノセガワムラ)・十津川
村(トツカワムラ)・下北山村(シモキタヤマムラ)・上北山村(カミキタヤマムラ)・川上
村(カワカミムラ)・東吉野村(ヒガシヨシノムラ)の町村。
◎2005. 9.25(平成17)西吉野村(ニシヨシノムラ)・大塔村(オオトウムラ)、
五條市に編入。
よしのじだい
【吉野時代】
○[歴]⇒よしのちょうじだい(吉野朝時代)
よしのだにむら
【吉野谷村】
◇[日]Yoshinodani Mura
○[古]石川県南部、石川郡の村。
◎2005. 2. 1(平成17)石川郡の美川町(ミカワマチ)・鶴来町(ツルギマチ)
・河内村(カワチムラ)・吉野谷村・鳥越村(トリゴエムラ)・尾口村(オグチム
ラ)・白峰村(シラミネムラ)の2町5村が合併して白山市(ハクサンシ)を発
足。
◎奈良県吉野郡(ヨシノグン)には吉野町(ヨシノチョウ)・東吉野村(ヒガシヨ
シノムラ)・西吉野村(ニシヨシノムラ)、徳島県板野郡(イタノグン)には吉野町
(ヨシノチョウ)がある。
よしのちょう《よしのちやう》
【吉野町】
◇[日]Yoshino Cho
○(1)奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)の町。
◎吉野郡には東吉野村(ヒガシヨシノムラ)・西吉野村(ニシヨシノムラ)、徳島
県板野郡(イタノグン)には吉野町(ヨシノチョウ)がある。
石川県石川郡には吉野谷村(ヨシノダニムラ)があった。
○(2)徳島県北東部、板野郡(イタノグン)の町。
◎奈良県吉野郡には吉野町(ヨシノチョウ)・東吉野村(ヒガシヨシノムラ)・
西吉野村(ニシヨシノムラ)がある。
石川県石川郡には吉野谷村(ヨシノダニムラ)があった。
よしのちょうじだい《よしのてうじだい》
【吉野朝時代】
○[歴]1336(<南>延元元,<北>建武 3)後醍醐(ゴダイゴ)天皇が吉
野(奈良県)に朝廷を移してから、1392(<南>元中 9,<北>明徳 3)
後亀山(ゴカメヤマ)天皇が神器を後小松天皇に伝えた57年間。
「南北朝時代」,「吉野時代」とも呼ぶ。
★よじのぼる
【攀じ登る】
○
⇒とうはん(登攀)
★よしのや
【吉野家】
○[経]大手牛丼チェーン店。
本社は東京。
◎2004.10.18(平成16)シドニー市内にオーストラリア1号店を
開店。
よしまつちょう《よしまつちやう》
【吉松町】
◇[日]Yoshimatsu Cho
○[古]鹿児島県北東部、姶良郡(アイラグン)の町。東部を宮崎県に
隣接。
◎2005. 3.22(平成17)栗野町(クリノチョウ)と合併して湧水町(ユウスイチョ
ウ)を発足。
よしまど
【葭窓】
○[建]下地窓の別称。
⇒したじまど(下地窓,助枝窓)
よしみ
【吉見】
◇[日]Yoshimi
○(1)⇒よしみまち(吉見町)
○(2)[交]⇒よしみえき(吉見駅)
よしみえき
【吉見駅】
○[交]山口県下関市(シモノセキシ)吉見にある、JR山陰本線の駅。
梅ヶ峠(ウメガトウ)駅と福江(フクエ)駅の間。
よしみのひゃくあな
【吉見の百穴】
○[歴]⇒よしみひゃっけつ(吉見百穴)
よしみのひゃっけつ《よしみのひやくけつ》
【吉見の百穴】
○[歴]⇒よしみひゃっけつ(吉見百穴)
よしみひゃくあな
【吉見百穴】
○[歴]⇒よしみひゃっけつ(吉見百穴)
よしみひゃっけつ《よしみひやくけつ》
【吉見百穴】
○[歴]埼玉県比企郡(ヒキグン)吉見町(ヨシミマチ)にある古墳時代後期
の横穴式古墳群。
松山城址北方、凝灰岩質丘陵の西斜面に230余の横穴が現存。
「吉見百穴(ひゃくあな,ひゃっけつ)」,「吉見の百穴(ひゃくあ
な,ひゃっけつ)」とも呼ぶ。
参照⇒ながおかひゃくあなこふん(長岡百穴古墳)
◎1887(明治20)人骨・玉類(勾玉,管玉)・土器(須恵器,埴輪)・
金属器などが出土。
◎横穴からヒカリゴケが発見され、国指定天然記念物になって
いる。
よしみまち
【吉見町】
◇[日]Yoshimi Machi
○埼玉県中央部西よりの比企郡(ヒキグン)の町。
坂東三十三所の十一番札所、安楽寺(アンラクジ)の吉見観音があ
る。
◎吉見百穴(ヒャッケツ):⇒よしみひゃっけつ(吉見百穴)
岩窟ホテル:⇒がんくつほてる(岩窟ホテル)
よーじゃ
【ヨージヤ】
◇[朝]yeoja
○(朝鮮語・韓国語で)女・女性。
★よしゅあ
【ヨシュア】
◇Joshua
○[宗][人]『旧約聖書』「ヨシュア記(the Book of Joshua)」に
登場するモーセの後継者、イスラエルの最初の士師(judge)。
◎英語:ジョシュア(Joshua)。
よしゅう《よしう》
【予州】
◇[日]Yoshu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒いよ(伊予)
よしゅう《よしう》
【予州】
【豫州】
◇[中]Yu Zhou
○[歴]古代中国の夏(カ)王朝の始祖禹(ウ)が治めた九州の一つ。
現在の河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)。
黄河中流域南部で、「中原(Zhongyuan)(チュウゲン)」とも呼ぶ。
また、九州の中央の州という意味で「中州(Zhongzhou)」とも
呼ぶ。
参照⇒きゅうしゅう(九州)(5)
よじょう
【余剰】
○余(アマ)り。残(ノコ)り。
とくに必要な分を差し引いた残り。
よじょうはい
【余剰胚】
○[医]不妊治療で使われず廃棄される受精した胚。
ヒトES細胞に利用されている。
参照⇒じんこうじゅせい(人工受精,人工授精),いーえすさい
ぼう(ES細胞)
よじろう《よじらう》
【与次郎】
○(1)[古]京都で、非人の頭(カシラ)の通称。
参照⇒ひにんがしら(非人頭)
○(2)⇒やじろべえ(弥次郎兵衛)(1)
よじろうにんぎょう《よじらうにんぎやう》
【与次郎人形】
○⇒やじろべえ(弥次郎兵衛)(1)
よじろべえ《よじらうべゑ》
【与次郎兵衛】
○⇒やじろべえ(弥次郎兵衛)(1)
よしわむら
【吉和村】
◇[日]Yoshiwa Mura
○[古]広島県西端にあった、佐伯郡(サエキグン)の町。北西部を島
根県、南西部を山口県に隣接。
〈面積〉
145.50平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)853人。
◎2003. 3. 1(平成15)廿日市市(ハツカイチシ)に編入。
よしわら《よしはら》
【吉原】
◇[日]Yoshiwara
○(1)[古]東京都台東区浅草北部。現在は千束(センゾク)の一地区。
○(2)[歴]江戸時代から昭和中期まで浅草にあった遊郭地。
江戸市中に散在した遊女屋を日本橋葺屋町(フキヤチョウ)(現:中央
区日本橋堀留付近)に集め、1617(元和 3. 3.)遊郭の開設を公
許。もと葭(ヨシ)が一面にはえていたところから、葭原と俗称さ
れたが、のち吉原と改められた。
1656(明暦 2)風俗取り締まりのため、千束(センゾク)日本堤(ニホ
ンヅツミ)下(シタ)山谷(サンヤ)付近(千束4丁目)への移転の幕命を受
け、補償として1万5百両を受け取る。
1657(明暦 3)の大火で全焼し、6月に移転して新吉原と称し、
これ以前を元吉原と称した。
新吉原は江戸城の北にあったので、「北(キタ)」,「北郭(ホッカク)」,
「北国(ホッコク)」,「北州(ホクシュウ)」,「北里(ホクリ)」などとも呼ばれた。
GHQの指示による1946(昭和21)公娼制度(娼妓取締規則)廃
止後は、特殊飲食店街のかたちとなり、1958(昭和33)売春防止
法の罰則施行により消滅。
「阿房宮(アボウキュウ)」とも呼ぶ。
◎新吉原の周囲は遊女の逃亡を防ぐ御歯黒溝(オハグロドブ)と呼
ばれる溝(ミゾ)で囲まれ、出入りは大門(オオモン)だけであった。
郭内(ナカ)の一番奥、大門の反対側は水戸尻(ミトジリ)と呼ぶ。
参照⇒たそやあんどん(誰哉行灯,誰也行灯,誰そや行灯)
◎広さは元吉原が2町(チョウ)四方、新吉原が2町×3町。
◎ここの遊廓の投げ込み寺は浄閑寺。
参照⇒じょうかんじ(浄閑寺)
◎元吉原の「葭町(芳町)(ヨシチョウ)」の地名は昭和まで残っていた。
◎吉原芸者:廓外の芸者より格上とされた。
◎「闇(ヤミ)の夜(ヨ)もよしはらばかり月夜(ツキヨ)かな」新吉原を詠
んだ宝井其角(キカク)の句。
○(3)静岡県東部、富士山南麓にある地名で、工業地。
◎1948(昭和23)市制となるが1966(昭和41)富士市と合併。
江戸時代、東海道五十三次の宿場町。原と蒲原(カンバラ)の間。
日本橋から約136キロメートルの地。
よしわらだいもん《よしはらだいもん》
【吉原大門】
○[俗]⇒おおもん(大門)
◎吉原は京都島原を模(モ)していて、京風に「おおもん」と呼び
「だいもん」とは呼ばなかった。
★よしわらたんぼ《よしはら》
【吉原田圃】
◇[日]Yoshiwara Tambo
○[歴]
参照⇒ひょうたんいけ(ひょうたん池)
よしんば
【よしんば】
【縦しんば】
◇[英]even if/even though
○[副]かりにそうであったとしても、たとえそうであっても。
◎副詞「よし(縦し)」を強調した言葉。
★よせ
【寄せ】
◇[日]yose
○(1)(一ヶ所に)寄せること。寄せ集めること。
○()[]
○()[建]畳寄せの略称。
⇒たたみよせ(畳寄せ,畳寄)
★よせ
【寄席】
◇[日]yose
○
講談(講釈)を専門とする寄席は「講釈場(コウシャクバ)」,「釈場」と
呼ぶ。
◎東京都台東区東上野の下谷神社の境内に「寄席発祥の地」の石
碑がある。
よせき
【ヨ石】
○[鉱]⇒ひせき(砒石)
◎「ヨ」は補助漢字4830、「譽」の「言」を「石」に換える。
よせじき
【寄せ敷き】
【寄敷き】
【寄敷】
◇[日]yosejiki/yose-jiki
○[建]畳寄せの別称。
⇒たたみよせ(畳寄せ,畳寄)
よせだま
【よせ玉】
【寄せ玉】
○お手玉の遊び方の一つ。
投げ上げた玉を受ける前に、置いてある幾つかの玉を定めた
数や位置に移動させるもの。
参照⇒おてだま(お手玉,御手玉)(1)
よせつ
【余接】
【余切】
◇[英]cotangent
○[数]⇒こたんじぇんと(コタンジェント,cot)
よせばし
【寄せ箸】
○[食]箸の先端で食器の中の食べ物や食卓の食器を動かすこと。
特に、箸で食器を自分の許に寄せること。
食事の作法では禁じられている。
★よせふ
【ヨセフ】
◇Joseph、[羅]Josephus(ヨセフス)、[英]Joseph(ジョゼフ)
○(1)[聖]『旧約聖書』「創世記」に現れる、族長ヤコブ(Jacob)
の子。第11男。
参照⇒やこぶ(ヤコブ)(1),じゅうにぶぞく(十二部族)
○(2)[人]キリストの母マリアの夫でナザレの大工。
「聖ヨセフ(St.Joseph)」,「セント・ジョゼフ」,「セント・ジョ
ーゼフ」とも呼ぶ。
○(3)[人]イエスの弟子の一人。
イエスの遺骸をユダヤの総督ピラト([羅]Pilatus)から受け
取り、自分の家族の墓に埋葬した。
「アリマタヤのヨセフ(Joseph of Arimathea)」とも呼ぶ。
参照⇒せいはい(聖杯)(2)
よぜふいっせい
【ヨゼフ一世】
【ヨゼフ1世】
◇[独]Joseph I
○[人]⇒よーぜふいっせい(ヨーゼフ一世,ヨーゼフ1世)
★よーぜふいっせい
【ヨーゼフ一世】
【ヨーゼフ1世】
◇[独]Joseph I
○[人]神聖ローマ皇帝(1678〜1711)。在位:1705〜1711。
「ヨゼフ一世」とも呼ぶ。
よぜふにせい
【ヨゼフ二世】
【ヨゼフ2世】
◇[独]Joseph II
○[人]⇒よーぜふにせい(ヨーゼフ二世,ヨーゼフ2世)
★よーぜふにせい
【ヨーゼフ二世】
【ヨーゼフ2世】
◇[独]Joseph II
○[人]神聖ローマ皇帝(1741〜1790)。在位:1765〜1790。
マリア・テレジア(Maria Theresia)の長子。
典型的な啓蒙君主として中央集権化・修道院解散・農奴解放
・商工業育成などの改革を試みたが、帰属層の反発を受けて挫
折。
「ヨゼフ二世」とも呼ぶ。
参照⇒ふべるつすべるくじょうやく(フベルツスブルク条約),
よせみて
【ヨセミテ】
◇Yosemite(灰色熊)
○(1)[地](Yosemite Valley)⇒よせみてけいこく(ヨセミテ渓
谷)
○(2)(Yosemite National Park)⇒よせみてこくりつこうえん
(ヨセミテ国立公園)
よせみてけいこく
【ヨセミテ渓谷】
◇[英]Yosemite Valley
○[地]アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)の中東部にある、マーセド川(Merced River)の峡谷。
ヨセミテ国立公園となっている。
氷河によって削り取られてできたもの。
参照⇒よせみてこくりつこうえん(ヨセミテ国立公園)
よせみてこくりつこうえん《よせみてこくりつこうゑん》
【ヨセミテ国立公園】
◇[英]Yosemite National Park
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中央部、シエラネバダ山脈(Sierra Nevada Mountains)
にあるマーセド川(Merced River)のヨセミテ峡谷(Yosemite
Valley)一帯の国立公園。
参照⇒えるきゃぴたん(エルキャピタン)
〈面積〉
3,080平方キロメートル。
◎1890(明治23)国立公園に指定。
1984(昭和59)世界遺産の自然遺産に登録。
よせむね
【寄せ棟】
【寄棟】
○[建]⇒よせむねづくり(寄せ棟造り,寄棟造り,寄棟造)
よせむねづくり
【寄せ棟造り】
【寄棟造り】
【寄棟造】
◇[英]hip/hip roof
○[建]屋根の形式の一種。
大棟(オオムネ)の両端に隅棟(スミムネ)が集まり、二面の梯形(テイケイ)
(台形)と二面の二等辺三角形で構成されるもの。
「しちゅうづくり(四注造り,四注造)」とも、単に「よせむね
(寄せ棟,寄棟)」とも呼ぶ。
参照⇒ほうぎょうづくり(方形造り,方形造)
◎古墳時代の家形埴輪(ハニワ)にも見られる。
奈良時代の建築に多く唐招提寺金堂・東大寺大仏殿や、平安
京の大極殿(ダイゴクデン)などにも用いられている。
◎「四注」とは雨が屋根の「四方に注(ソソ)ぐ」の意味。
よそ
【四十】
○40。四十歳。
「よそじ(四十路,四十)」とも呼ぶ。
よそ
【他所】
【余所】
【他処】
【余処】
○(1)ほかの場所。遠方。
参照⇒ここ(此所,此処,此,是,茲,斯)(1)
◎英語では「よそ」は「アザー(other)」で、「ここ」は「ヒア(here)」、
「そこ」は「ゼア(there)」。
○(2)他人。他人の家。
⇔ここ(此所,此処,此,是,茲,斯)(2)
○(3)自分と関係のないこと。他事。局外。
⇔ここ(此所,此処,此,是,茲,斯)(6)
○(4)よそよそしいこと。うとうとしいこと。
よそうへんどうりつ《よさうへんどうりつ》
【予想変動率】
◇[英]volatility
○[経]⇒ぼらてぃりてぃー(ボラティリティー)(3)
よそじ《よそぢ》
【四十路】
【四十】
○(1)四十歳。
「不惑(フワク)」,「よそ(四十)」とも呼ぶ。
○(2)40。
「よそ(四十)」とも呼ぶ。
◎「そ」は「十」の意味。「ぢ」は接尾語。
よそみやま
【四十三山】
◇[日]Yosomi Yama
○[地]明治新山の別称。
⇒めいじしんざん(明治新山)
よーそろ
【よーそろ】
【ヨーソロ】
○[俗]⇒ようそろ(宜候,良候,好候)
よた
【よた】
【与太】
○(1)⇒よたもの(与太者)
○(2)でたらめ・いい加減なこと。。
○(3)⇒よたばなし(よた話,与太話)
★よたか
【ヨタカ】
【夜鷹】
○(1)[鳥]フクロウ目(Strigiformes)ヨタカ亜目(Caprimulgi)
ヨタカ科(Caprimulgidae)の鳥の総称。
「キョッキョッキョッ……」と続けて鳴く。
◎英語:ナイトジャール(nightjar)。
イタリア語:ノットローネ(nottolone)、(ヨーロッパヨタカ)
カプリムルゴ(caprimulgo)/ノットラ(nottola)。
○(2)[鳥]([学]Caprimulgus indicus)ヨタカ科ヨタカ属(Capri-
mulgus)の鳥。
主に夕方から活動し、低空を飛びながら虫を捕食する。
アジア東部から南部に生息し、日本には夏鳥として渡来して、
四国以北で産卵・子育てする。
「カスイドリ(蚊吸い鳥)」とも、早朝にマナ板(俎板)を包丁で
叩くように鳴くので「ヨメオコシ(嫁起し)」とも呼ぶ。
◎ワシタカ目(Accipitriformes)のタカとは異なるが、夜に滑
空して飛ぶ姿がタカに似ていることから。
よたか
【夜鷹】
○(1)[鳥]⇒よたか(ヨタカ,夜鷹)
○(2)[歴]江戸時代、道端で客を引いた下級の私娼。街娼。
「夜鷹そば」から、「そば」とも呼ぶ。
参照⇒ふなまんじゅう(船饅頭),かっぱ(カッパ,河童)(6)
◎客を呼ぶ「チョッチョッ(ちょいとちょいと)」が鳥のヨタカ
(夜鷹)の鳴き声に似ていたことから。
よたかそば
【夜鷹蕎麦】
○(1)夜遅くまで、道具を担(カツ)いだり、屋台(ヤタイ)を引いたり
して、街上でソバを売り歩く蕎麦屋。
「よなきそば(夜鳴蕎麦,夜鳴き蕎麦)」とも呼ぶ。
○(2)[食]また、その売っているソバ。
「よなきそば(夜鳴蕎麦,夜鳴き蕎麦)」とも呼ぶ。
◎冬の季語。
よたこう
【与太公】
○⇒よたもの(与太者)
よたばなし
【よた話】
【与太話】
○(1)でたらめな話・いい加減な話・ばか話。
○(2)ふざけた話・くだらない話。
よたもの
【与太者】
○(1)知恵の足りない者。愚か者。よた(与太)。
○(2)役に立たない者。遊び人。よた(与太)。
○(3)ならず者。やくざ者。ごろつき。不良。
◎大正時代には「与太もん」、昭和では「与太公(ヨタコウ)」とも呼ぶ。
よたもん
【与太もん】
○⇒よたもの(与太者)
よだれかけ
【ヨダレカケ】
【涎掛け】
◇[学]Andamia tetradactyla
○[魚]スズキ目(Perciformes)ギンポ亜目(Blennoidei)イソギ
ンポ科(Blenniidae)ヨダレカケ属(Andamia)の海産の硬骨魚。
体長約12センチメートルで、細長い。皮膚呼吸が可能。
下唇に涎掛けに似た吸盤があり、磯辺の湿った岩礁で生活し、
岩礁に付着している藻類を食べる。
メスは岩礁から陸上の葉に飛び移って産卵し、オスが孵化(フ
カ)まで約1ヶ月間卵を守る。
陸上にくらす魚として知られる。
鹿児島県の口之永良部島(クチノエラブジマ)〜琉球列島、台湾・イ
ンドネシア・西太平洋に生息。
よだれかけ
【涎掛け】
○(1)[服]乳児がよだれで衣服を汚さないように首にかける布
の胸当て(エプロン)。
「スタイ」とも呼ぶ。
○(2)鎧(ヨロイ)の喉輪(ノドワ)の別称。
○(3)[俗][美]仏像などの瓔珞(ヨウラク)の俗称。
⇒ようらく(瓔珞)(2)
○(4)[俗][建]破風(ハフ)などの垂れ飾り(瓔珞)の俗称。
⇒ようらく(瓔珞)(3)
○(5)[魚]⇒よだれかけ(ヨダレカケ,涎掛け)
よーちん
【ヨーチン】
◇[独]Jodtinktur
○[薬]⇒よーどちんき(ヨードチンキ,沃度丁幾)
よっかい
【欲界】
○[仏]⇒よくかい(欲界)
よっかいち
【四日市】
◇[日]Yokkaichi
○(1)⇒よっかいちし(四日市市)
◎四日市ぜんそく
○(2)大分県宇佐市の地名。旧町名。
◎1967(昭和42)宇佐町・駅川(エキセン)町・長州(ナガス)町の近隣3
町と合併して宇佐市を発足。
よっかいちし
【四日市市】
◇[日]Yokkaichi Shi
○三重県北部の市。北東部を桑名市、南部を鈴鹿市に接し、東
部は伊勢湾に面する。
〈面積〉
1970(昭和45)194平方キロメートル。
197.37平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)24万7,000人。
1980(昭和55)25万5,442人。
2000(平成12)29万1,105人。
◎江戸時代、東海道五十三次の宿場町。
1889. 4.(明治22)町制施行。
1897. 8.(明治30)市制施行。
1954(昭和29)小山田村・川島村・神前村・桜村・三重村・県
村・八郷村・下野村・大矢知村・河原田村の10村を編入。
1957(昭和32)水沢村・保々村と、三鈴村の一部を編入。
★よっかいちぜんそく
【四日市ぜんそく】
【四日市喘息】
○[病]
◎1967. 9. 1(昭和42)患者が石油コンビナートで操業する6社
に慰謝料請求訴訟、1972(昭和47)勝訴。
よつかいどう《よつかいだう》
【四街道】
◇[日]Yutsukaido
○(1)⇒よつかいどうし(四街道市)
○(2)[交]⇒よつかいどうえき(四街道駅)
よつかいどうえき《よつかいだうえき》
【四街道駅】
○[交]千葉県四街道市四街道1丁目にあるJR総武本線の駅。
都賀(ツガ)駅(千葉市)と物井(モノイ)駅の間。
よつかいどうし《よつかいだうし》
【四街道市】
◇[日]Yutsukaido Shi
○千葉県北部の市。
◎「みつかいどう(水海道)」は茨城県常総市(ジョウソウシ)の旧称。
よつがな
【四つ仮名】
○[言]「じ(ji)・ぢ(di)・ず(zu)・づ(du)」の四つの仮名の総称。
これらの仮名はもと別個の音韻を表していたが、室町末期こ
ろから混同が生じ、17世紀ころには現代と同じくなった。
しかし、学者などの知識層では書き言葉として書き分けが要
求されて、その使い方が大きな問題になり、辞書風の仮名遣書
『蜆縮凉鼓集(ケンシュクリョウコシュウ)』が著された。
◎高知など地方によっては、現在でも方言として使い分けられ
ている。
★よつぎ
【世嗣】
【世継】
○家督相続者。あととり。
「世嗣」は「せいし」とも読む。
よつぎえき
【四ツ木駅】
○[交]東京都葛飾区(カツシカク)四つ木にある京成押上線(オシアゲセン)
の駅。
八広(ヤヒロ)駅(墨田区)と京成立石(ケイセイタテイシ)駅の間。
よつぎかそうば《よつぎかさうば》
【四ツ木火葬場】
○⇒よつぎさいじょう(四ツ木斎場)
よつぎかんのん《よつぎくわんおん》
【世継観音】
○[仏]滋賀県東近江市(ヒガシオウミシ)の永源寺の本尊、聖観音(ショウ
カンノン)の別称。
参照⇒えいげんじ(永源寺)(1)
よつぎさいじょう《よつぎさいぢやう》
【四ツ木斎場】
○東京都葛飾区(カツシカク)白鳥(シラトリ)にある斎場・火葬場。
「四ツ木火葬場」とも呼ぶ。
◎京成本線の北側に位置し、葛飾区四つ木(ヨツギ)は京成本線の
南側に位置する。
よつぎり
【四つ切り】
【四つ切】
◇[英]quarter(クオーター)
○(1)全体を4つに切り分けること。
○(2)[写]全紙サイズの印画紙を四分の一にした大きさ。
30.5センチメートル×25.4センチメートル。
「よつぎりばん(四つ切り判,四つ切判)」とも呼ぶ。
○(3)[写]フィルムのサイズ。
30.2センチメートル×25.2センチメートル。
よつぎりばん
【四つ切り判】
【四つ切判】
○⇒よつぎり(四つ切り,四つ切)(2)
よつくら
【四倉】
【四ツ倉】
◇[日]Yotsukura
○(1)⇒よつくらまち(四倉町)
○(2)[交]⇒よつくらえき(四ツ倉駅)
よつくらえき
【四ツ倉駅】
○[交]福島県いわき市四倉町(ヨツクラマチ)にある、JR東日本常磐
線(ジョウバンセン)の駅。
草野駅と久ノ浜(ヒサノハマ)駅の間。
よつくらぎょこう《よつくらぎよかう》
【四倉漁港】
○福島県いわき市四倉町(ヨツクラマチ)にある漁港。
よつくらまち
【四倉町】
◇[日]Yotsukuramachi
○福島県いわき市東部の地名。
四倉漁港がある。
よつじろ
【四つ白】
【四白】
◇[日]yotsujiro
○馬の毛色の名称の一つ。
四脚全部の膝から下の毛が白色もの。
「あしぶち(足駁,足斑)」,「雪踏み」とも呼ぶ。
参照⇒さんぱく(三白)(2)
よつだけ
【四竹】
【四つ竹】
○(1)[楽]日本の打楽器・リズム楽器の一種。
扁平(ヘンペイ)な竹片を両手に二枚づつ持ち、親指を除く四指
と手のひらと開閉させて打ち鳴らすもの。
参照⇒かすたねっと(カスタネット)
○(2)[楽](1)を用いた踊り。四竹踊。
○(3)[劇]下座(ゲザ)音楽の一つ。(1)を用いた曲。
世話狂言で、下町・裏店(ウラダナ)などの場面に用いる。
よつだま
【四つ珠】
【四つ玉】
○下段が四つ、上段が一つのソロバン。
昭和中期から普及した普通のソロバン。
参照⇒そろばん(そろばん,ソロバン,算盤,珠盤,十露盤)(1)
よっつのおねがい《よつつのおねがひ》
【四つのお願い】
○[楽]白鳥朝詠作詞、鈴木淳作曲の歌謡曲。
歌は「ちあきなおみ」。
◎1970(昭和45)発売。
よっと
【ヨット】
◇[英]yacht
○(1)小型で甲板のない洋式帆船。
「ディンギー(dinghy)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]きんぐすとん(キングストン)
○(2)小型でスポーツ競技・レジャー用の洋式帆船。
「セーリングボート([英]sailing boat)」,「セイリングボート」,
「セールボート([米]sailboat)」,「セイルボート」とも呼ぶ。
○(3)[海]帆を備えたクルーザー(cruiser)。
⇒くるーざー(クルーザー)
★よっとえんぴつ
【ヨツト鉛筆】
○[経]筆記具製造会社の一社。
★よつばひよどり
【ヨツバヒヨドリ】
【四葉鵯】
◇[学]Eupatorium chinense ssp.sachalinense
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒヨドリバナ属
(Eupatorium)の多年草。ヒヨドリバナ(鵯花)(Eupatorium chi-
nense)の亜種。
本州近畿以北・北海道・樺太に分布。
参照⇒ひよどりばな(ヒヨドリバナ,鵯花)
よつめぎり
【四つ目錐】
○刃の先端が方錐(ホウスイ)状に四面から成る錐。
「方錐」とも呼ぶ。
参照⇒きり(錐)(1)
よつや
【四谷】
◇[日]Yotsuya
○(1)東京都新宿区の一地区。
参照⇒よつやく(四谷区),しんじゅくく(新宿区)
◎地名の由来は、徳川家康が入府当時、甲州街道の入り口に梅
屋・木屋・布屋・茶屋の四軒の茶屋(休憩所)があったからと伝
えられている。
○(2)[古]江戸時代、内藤新宿の遊郭の異称。
これは甲州街道の最初の宿場内藤新宿が四谷に接していたた
めで、現在の四谷4丁目に街道の大木戸があり、この地が江戸
の境であった。
参照⇒さめがはし(鮫が橋,鮫ヶ橋)
よつやえき
【四ッ谷駅】
○(1)[交]東京都千代田区麹町(コウジマチ)にある、JR中央線の
駅。
市ヶ谷(イチガヤ)駅と信濃町(シナノマチ)駅の間。
◎江戸城外堀の四谷堀を埋め立てて、1894.10. 9(明治27)開業。
○(2)[交]東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線・南北線の駅。
丸ノ内線:赤坂見附駅と四谷三丁目駅の間。
南北線:市ヶ谷駅と永田町(ナガタチョウ)駅の間。
◎丸ノ内線の駅は地上にあり、JR駅よりも高所にある。
★よつやおおきど《よつやおほきど》
【四谷大木戸】
○[歴]
参照⇒おおきど(大木戸),たまがわじょうすい(玉川上水)
よつやがくいん《よつやがくゐん》
【四谷学院】
○[教]大学受験予備校の一つ。
ブレーンバンク株式会社(東京都新宿区四谷)が運営。
◎1974. 8.(昭和49)創立。
よつやく
【四谷区】
◇[日]Yotsuya Ku
○[歴]旧区名。東京府一五区・東京市三五区の一つ。現在の新
宿区内。
区役所は四谷伝馬町一丁目二三番地。
参照⇒しんじゅくく(新宿区),とうきょうしさんじゅうごく
(東京市三五区,東京市三十五区)
◎1919. 4.(大正 8)内藤新宿町を編入。
1947. 3.15(昭和22)牛込区・淀橋区と合併し現在の新宿区と
なる。
◎1907.10. 1(明治40)号「滑稽界」の「東京区民代表者」によれば
「乞食」。
よつやてらまち
【四谷寺町】
◇[日]Yotsuya Teramachi
○[古]現在の東京都新宿区若葉町(ワカバチョウ)2丁目。
★よつやみつけ
【四谷見附】
○[歴]江戸城外堀の門。
毛利秀就が担当し1639(寛永16)築造。
◎江戸時代の橋は甲州街道から外(ソ)れていて区設四谷見附小
売市場前にあり、「喰(ク)い違(チガ)い」と呼ばれていた。
参照⇒よつやみつけばし(四谷見附橋)
よつやみつけばし
【四谷見附橋】
○[交]東京都千代田区麹町(コウジマチ)6丁目と新宿区四谷1丁目
を通る甲州街道・国道20号線に架(カ)かる陸橋。
◎1909(明治42)完成していた赤坂離宮(現:迎賓館)と調和させ
るためフランス式に設計し、1911. 4.(明治44)アメリカから鋼
材を輸入して着工。この際、「喰(ク)い違(チガ)い」と呼ばれてい
た道の屈折を解消し直線の道路に変更。
1913. 9.(大正 2)完成し、10. 5開橋式が行われた。
国鉄中央線の四ッ谷駅をまたぐ跨線橋で、長さ30メートル・
幅23メートル、煉瓦を積み上げて鉄骨アーチ型の橋脚を架橋。
この橋は道路の拡幅工事に伴い取り壊される予定となってい
たが、八王子市南部の多摩ニュータウンの長池見附橋(ナガイケミツ
ケバシ)として移設された。
◎アーチ形式のラーメン橋。長さ45メートル。
親柱・高欄は旧橋の景観を再現している。
よつわん
【四つ椀】
◇[日]yotsuwan/yotsu-wan
○(1)[料]会席で、飯椀と汁椀の蓋(フタ)と身を合せた呼称。
○(2)[料]茶の湯で、飯椀・汁椀・煮物椀・箸洗(ハシア)い(小吸
物)の総称。
よてん
【四天】
○(1)[服]黄檗宗(オウバクシュウ)の僧が着用する短い服。
袖(ソデ)が広く、裾(スソ)が腰のあたりで四つに裂けたように
仕立てたもの。
○(2)[劇]歌舞伎で着用する、(1)に似た衣裳。武勇を象徴する
役、捕手(トリテ)・御注進など動きの激しい役、盗賊・山賊・海
賊などの役が着る。
きらびやかで派手な色彩の織物で「馬簾(バレン)」と呼ぶ房飾り
が付いているものと、木綿地で馬簾の付かないものがある。
御注進・盗賊の首領などの着るものは「伊達四天(ダテヨテン)」と
呼ぶ。
捕手(トリテ)などの着る赤系統の牡丹や菊など花模様をあしらっ
たものを「花四天」、盗賊などの着る黒一色のものを「黒四天」と
呼ぶ。
○(3)[劇]歌舞伎の迫出(セリダ)しの一種。
◎「してん(四天)」とも読む。
参照⇒してん(四天)
よーど
【ヨード】
【沃度】
◇[独]Jod
○[元]沃素(ヨウソ)。
⇒ようそ(沃素,ヨウ素)
◎ギリシア語の"iodes(紫に似た)"から。
よーどかり
【ヨードカリ】
【沃度カリ】
◇[英]potassium iodide
○[化]⇒ようかかりうむ(ヨウ化カリウム,沃化カリウム)
よーどかりうむ
【ヨードカリウム】
【沃度カリウム】
◇[英]potassium iodide
○[化]⇒ようかかりうむ(ヨウ化カリウム,沃化カリウム)
★よどがわ《よどがは》
【淀川】
◇[日]Yodo Gawa/Yodogawa
○(1)[地]
中国風に「澱江(デンコウ)」とも呼ぶ。
◎上流は「瀬田川」、宇治市から淀までは「宇治川」と呼ぶ。
下流で「大川」に分流して大阪市の都島区と北区の境を南流す
る。
〈支流〉
芥川:⇒あくたがわ(芥川)(1)
○(2)⇒よどがわく(淀川区)
よどがわく《よどがはく》
【淀川区】
◇[日]Yodogawa Ku
○大阪府大阪市北部の区。東部を東淀川区、南西部を西淀川区
に接する。
よどがわせいこうしょ《よどがはせいかうしよ》
【淀川製鋼所】
○[経]表面処理鋼板メーカーの最大手。
本社は大阪府大阪市。
★よどごう
【よど号】
○[歴]1970. 3.31(昭和45)赤軍派学生に乗っ取られた日本航空
機。
犯人は北朝鮮へ亡命。
1990(平成 2)北朝鮮から元赤軍派メンバーが機関紙「お元気
ですか」を発刊。
2003(平成15)「お元気ですか」5月号で廃刊し、メールマガジ
ンに変更。
★よーどちんき
【ヨードチンキ】
【沃度丁幾】
◇[独]Jodtinktur
○[薬]暗赤褐色の消毒液。
ヨウ素(沃素)と沃化カリウムを溶かしたエチルアルコール溶
液。
「ヨーチン」とも呼ぶ。
参照⇒まーきゅろくろむ(マーキュロクロム),よーどほるむ
(ヨードホルム)
よどばしかめら
【ヨドバシカメラ】
○[経]大手家電量販店。
本社は東京都新宿区。
◎2005. 9.16(平成17)秋葉原にマルチメディアAkibaを開
店。
よどばしく
【淀橋区】
◇[日]Yodobashi Ku
○[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。現在の新宿区の一地区。
参照⇒しんじゅくく(新宿区),とうきょうしさんじゅうごく
(東京市三五区,東京市三十五区)
◎1932.10. 1(昭和 7)淀橋・大久保・戸塚・落合の4町を統合
して成立。
1947. 3.15(昭和22)四谷区・牛込区と合併し現在の新宿区と
なる。
◎江戸時代には甲州街道最初の宿場で内藤新宿と呼ばれていた。
★よどばしじょうすいじょう《よどばしじやうすいぢやう》
【淀橋浄水場】
○[歴]
参照⇒たまがわじょうすい(玉川上水)
◎1892〜1899(明治25〜明治32)建設。
1956. 9.(昭和31)都議会で浄水場移転が可決され、1965. 3.
(昭和40)東村山に業務を移す。浄水場跡地は11区画に分割し都
水道局によって売却され、1967〜1969(昭和42〜昭和44)に落札。
再開発は1961. 6.(昭和36)副都心建設公社が設立。新宿駅西
口広場は1964.11.(昭和39)着工し、1966.11.25(昭和41)完成。
公社は288億円にのぼる事業を終えて1968. 3.(昭和43)解散。
1971. 6. 5(昭和46)京王プラザホテルが第一号としてオープ
ンした。
よーどぷしん
【ヨードプシン】
◇[独]Jodopsin/Iodopsin
○[生化](ドイツ語で)アイオドプシン([英]iodopsin)。
⇒あいおどぷしん(アイオドプシン)
よーどほるむ
【ヨードホルム】
◇[独]Jodoform、[英]iodoform
○[化]特異な臭気を持つ黄色の結晶粉末。化学式はCHI3。
水・ベンゼンに不溶、エチルアルコール(エタノール)・エー
テル・クロロホルムなどの有機溶媒には可溶。
エチルアルコールまたはアセトンにヨウ素(沃素)とアルカリ
を加え、加熱して得られる(ヨードホルム反応)。
光・熱・アルカリにより分解し、発生したヨウ素が殺菌作用
を持ち、かつては傷口の消毒に用いられた。
防腐剤・殺菌剤などに用いる劇薬。
参照⇒よーどちんき(ヨードチンキ,沃度丁幾)
★よーどほるむはんのう《よーどほるむはんおう》
【ヨードホルム反応】
○[化]アセチル基を有する化合物(メチルケトン)の検出反応。
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