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百 科 辞 書 《わた》 編集:獨 澄旻
-------- わた --------------------------------------------------
★わた
【ワタ】
【綿】
◇[英]cotton(コットン)、[学]Gossypium arboreum
○[植]アオイ目(Malvales)アオイ科(Malvaceae)ワタ属(Gossy-
pium)の植物の総称。
参照⇒もめん(木綿),しゅはつ(種髪),ごしぽーる(ゴシポー
ル)
◎リクチメン(陸地綿)(Gossypium hirsutum)。
〈長繊維〉
ペルーメン(Gossypium peruvianum)。
エジプトメン(Gossypium barbadense)。
カイトウメン(海島棉)(Gossypium barbadense)。
〈短繊維〉
アジアメン(Gossypium herbaceum)。
ナンキンメン(Gossypium nanking)。
わた
【海】
○[古]うみ(海)。
「わたつみ(海)」,「わたのはら(海の原)」とも呼ぶ。
参照⇒わたつみ(海)
わだ
【和田】
◇[日]Wada
○(1)⇒わだむら(和田村)
○(2)[古]⇒わだまち(和田町)
わたあめ
【綿あめ】
【綿飴】
◇[英]candy floss/[米]cotton candy
○[食]ざらめ糖(トウ)を綿状にした菓子。
ざらめ糖をやや濃い目に溶かした液を加熱した高速回転する
円筒に入れて煮立たせ、円筒の細かな穴から吹き出させて、ふ
わふわとした極細い糸状にしたもの。食紅でピンク色にするこ
とが多い。
吹き出たときに割り箸(バシ)に巻き取って、祭りや縁日など
の出店(デミセ)で実演販売される。
割り箸を手に持って口にするとすぐに溶けてしまう食感を楽
しむ。
「綿菓子(ワタガシ)」,「電気飴」とも呼ぶ。
参照⇒ざらめとう(ざらめ糖,粗目糖)
わたいた
【綿板】
◇[日]wataita
○[建]唐戸(カラド)・腰羽目(コシバメ)などの框(カマチ)や桟(サン)で組
んだ間に差し込んだ板。。
「いれこいた(入れ子板,入子板)」とも呼ぶ。
◎「綿入れ」の綿のように、二つの物の間に入れることから。
わたがし《わたぐわし》
【綿菓子】
○[食]⇒わたあめ(綿あめ,綿飴)
わだがっせん
【和田合戦】
○[歴]1213(建保元)鎌倉初期の有力御家人同士の勢力争い。
他氏排斥による勢力拡大をはかっていた第2代執権北条義時
は、幕府創業以来の御家人で侍所別当職の和田義盛を挑発。和
田一族は挙兵したが、頼みとした三浦義村が北条氏に味方した
ため、鎌倉で戦って敗れ、義盛をはじめ全滅。
「建保の乱」とも呼ぶ。
参照⇒みうらしのらん(三浦氏の乱)
◎これ以降、侍所別当職は北条氏の兼任となり、執権体制が確
立した。
◎正しくは、1213(建暦 3. 5.)で、建保元年は12月から。
わたくしあめ
【私雨】
○(1)[気]わずかな範囲にだけ降る俄雨(ニワカアメ)。局地的に降る
通り雨。
参照⇒とおりあめ(通り雨),てんきあめ(天気雨)
○(2)[気]麓(フモト)は晴れて、山上にだけ降る雨。
箱根・比叡・丹波・鈴鹿・有馬などのものが有名。
★わだくらもん
【和田倉門】
○[歴]1620(元和 6)築造。
◎1889. 2.12(明治22)明治憲法発布の日、祝賀の山車が各地か
ら繰り出し群集と折り重なり死者が出た。憲兵が抜刀して後か
ら続く群衆を制止した。
わたげ
【綿毛】
○(1)[植]⇒しゅはつ(種髪)
○(2)ワタ(綿)のように柔らかい毛。
動物の毛は主に「にこげ(和毛)」と呼ぶ。
わたこ
【綿子】
○(1)[服]真綿(マワタ)で作った防寒用の衣服。
◎冬の季語。
○(2)[服]ちゃんちゃんこ。
○(3)[服]⇒わたぼうし(綿帽子)(1)
★わたし
【渡し】
○
参照⇒やぎりのわたし(矢切の渡し)
◎昭和初期の東京には二子(フタコ)・丸子(マルコ)・矢口(ヤグチ)・六
郷(ロクゴウ)などの渡しがあった。
参照⇒やぐちのわたしえき(矢口渡駅),ろくごうがわ(六郷川)
わたしいのってます
【わたし祈ってます】
○[楽]五十嵐悟作詞・作曲の歌謡曲。
歌は敏(トシ)いとうとハッピー&ブルー。
◎1974.12.(昭和49)レコード発売。
わたしのかれはひだりきき
【わたしの彼は左きき】
○[楽]千家和也作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
歌は麻丘めぐみ。
◎1973. 7.(昭和48)レコード発売。
わたしのじょうかまち《わたしのじやうかまち》
【わたしの城下町】
○[楽]安井かずみ作詞、平尾昌晃(マサアキ)作曲の歌謡曲。
歌は小柳ルミ子。
◎1971. 5.(昭和46)発売され、大流行。
わたしのはーとはすとっぷもーしょん
【私のハートはストップモーション】
○[楽]竜真知子/作詞、都倉俊一作曲の歌謡曲。
歌は桑江知子。
◎1979. 1.(昭和54)発売。
わたしはかいになりたい《わたしはかひになりたい》
【わたしは貝になりたい】
【私は貝になりたい】
○[TVドラマ]加藤哲太郎(1917. 2.21〜1976. 7.29)原作・橋
本忍(1918. 4.18〜)脚本・岡本愛彦演出のテレビドラマ。
主演:フランキー堺(サカイ)(1929. 2.13〜1996. 6.10)。
第二次世界大戦でお人好しの床屋が徴兵され、栄養失調の捕
虜に苦労して手に入れたゴボウの汁を飲ませ、戦後、木の根を
食べさせたという捕虜虐待の罪で処刑台に消える話。
床屋が処刑台の十三階段を登るときに「わたしは貝になりた
い」とつぶやく。
◎1958.10.31(昭和33)東京放送(現:TBSテレビ)で放映。
2007. 8.24(平成19)日本テレビ系列で『真実の手記BC級戦
犯加藤哲太郎/私は貝になりたい』を放送。
わたしはかもめ
【私はカモメ】
◇[露]Ya Chaika、[英]I am Seagull
○[歴][宇]⇒やーちゃいか(ヤー・チャイカ)
わたしばし
【渡し箸】
○(1)[食]箸を茶碗や皿の上に渡し橋のように置くこと。
食事の作法では禁じられている。
◎食事を終るの意味もある。
○(2)[食]取り皿などを用いずに、箸で持ち上げたものを他の
人が直接箸で受け取ること。
参照⇒はしわたし(箸渡し)
わたしはないています《わたしはないてゐます》
【私は泣いています】
○[楽]りりィ作詞・作曲の歌謡曲。
歌も「りりィ」。
◎1974. 3.(昭和49)レコード発売。
◎「りりィ」の「りり」は平仮名で、「ィ」は片仮名。
わたしはぴあの
【私はピアノ】
○[楽]桑田佳祐作詞・作曲の歌謡曲。
歌は高田みづえ。
◎1980. 7.(昭和55)レコード発売。
わたしはまちのこ
【私は街の子】
○[楽]藤浦洸作詞、上原げんと作曲の松竹映画『父恋し』の主
題歌。
歌は美空ひばり。
◎1951(昭和26)。
わたぜえき
【渡瀬駅】
○[交]福岡県みやま市高田町(タカタマチ)にあるJR鹿児島本線の
駅。
南瀬高(ミナミセタカ)駅と吉野(ヨシノ)駅(大牟田市)の間。
◎西鉄天神大牟田線には西鉄渡瀬(ニシテツワタゼ)駅がある。
東武佐野線には渡瀬(ワタラセ)駅がある。
◎旧住所は三池郡(ミイケグン)高田町。
わたつうみ
【わたつ海】
○⇒わたつみ(海)
わたつみ
【海】
○[古]うみ(海)。大海。
「わたつみ(わたつ海)」,「わだつみ(海)」,「わたのはら(海の原)」
とも呼ぶ。
◎「わた」は海、「つ」は連体格助詞、「み」はカミ(神)の「ミ」。
わたつみ
【海神】
○[古]海の神。
「わだつみ(海神)」とも呼ぶ。
◎「わた」は海、「つ」は連体格助詞、「み」はカミ(神)の「ミ」。
わだつみ
【海】
○[古]⇒わたつみ(海)
わだつみ
【海神】
○[古]⇒わたつみ(海神)
わだつみまき
【ワダツミノキ】
◇[学]Nothapodytes amamianus
○[植]ニシキギ目(Celastrales)クロタキカズラ科(Icacina-
ceae)クサミズキ属(Nothapodytes)クサミズキ(Nothapodytes
foetida)の亜種。
八重山諸島・徳之島・奄美大島に分布。
5月中旬に直径約1センチメートルの白い花を咲かせる。
わだのとまり
【輪田の泊】
【輪田泊】
◇[日]Wadanotomari/Wada no Tomari
○[古]⇒おおわだのとまり(大輪田の泊,大輪田泊)
わたのはら
【海の原】
○[古]うなばら。大海。
わたばね
【綿羽】
○[鳥]鳥の羽毛の一種。
幼鳥の羽や、成鳥の羽の根元に生える保温のための羽毛で、
羽軸(ウジク)が軟弱でほとんどなく、羽枝(ウシ)やその小羽枝(ショウ
ウシ)が互いに離れて、綿のようになっている、柔らかいもの。
「ダウン([英]down)」とも呼ぶ。
わたぼうし
【綿帽子】
○(1)[服]真綿(マワタ)を薄く広げ延ばしたかぶりもの。
丸綿(マルワタ)・手ぼそ・古今綿・うなぎ綿などの種類がある。
室町時代から男女の防寒や防塵用として用いられた。
「置綿(オキワタ)」,「額綿(ヒタイワタ)」,「被綿(カズキワタ)」,「綿子(ワタコ)」
とも呼ぶ。
参照⇒おきわた(置綿,置き綿)
◎明治以降では安価な綿花で作ったものもあった。
◎冬の季語。
○(2)[服]特に婚礼で新婦が顔をおおうのに用いた装飾的な白
い丸綿。
○(3)(転じて)山や木などの上に積った雪。
◎山や木が(1)をかぶったように見えることから。
○(4)[植]タンポポ(蒲公英)の頭花(トウカ)が白色の冠毛(カンモウ)に
替わったもの。
◎英語:ブローボール(blowball)。
わだまち
【和田町】
◇[日]Wada Machi
○[古]千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)富浦町(トミウラマチ)・富山町(トミヤママチ)・三芳
村(ミヨシムラ)・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町(マルヤママチ)
・和田町の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を発足。
わたみ
【和民】
○[経]ワタミ株式会社が運営する居酒屋チェーン店。
本社は東京都大田区羽田。
わだみさきえき
【和田岬駅】
○(1)[交]兵庫県神戸市兵庫区和田宮通(ワダミヤドオリ)にある、J
R和田岬線の駅。
兵庫駅の次で、ターミナル駅(終点)。
○(2)[交]神戸市営海岸線(夢かもめ)の駅。
御崎公園(ミサキコウエン)駅と中央市場前(チュウオウイチバマエ)駅の間。
わだみさきせん
【和田岬線】
○[交]兵庫県神戸市兵庫区の兵庫駅と和田岬駅とを結ぶJR西
日本の鉄道路線。全長2.7キロメートル。
〈停車駅〉
兵庫駅・和田岬駅。
わたむし
【ワタムシ】
【綿虫】
○[虫]⇒ゆきむし(ユキムシ,雪虫)
わだむら
【和田村】
◇[日]Wada Mura
○長野県中東部、小県郡(チイサガタグン)の村。東部を松本市に隣
接。西部を接する諏訪郡(スワグン)下諏訪町(シモスワマチ)との間に和
田峠がある。
〈面積〉
87.81平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2,611人。
わだやまちょう《ほだやまちやう》
【和田山町】
◇[日]Wadayama Cho
○[古]兵庫県中北部、朝来郡(アサゴグン)の町。
参照⇒たけだじょう(竹田城)
〈面積〉
111.61平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万7,051人。
◎1930(昭和 5)町制施行。
1955(昭和30)東河村を編入。
1956(昭和31)南但町・竹田町を編入。
2005. 4. 1(平成17)朝来郡の全4町が合併して朝来市を発足。
わたらい《わたらひ》
【度会】
◇[日]Watarai
○(1)⇒わたらいぐん(度会郡)
○(2)⇒わたらいちょう(度会町)
○(3)[歴]⇒わたらいけん(度会県)
わたらいぐん《わたらひぐん》
【度会郡】
◇[日]Watarai Gun
○三重県東部の郡。
玉城町(タマキチョウ)・南勢町(ナンセイチョウ)・南島町(ナントウチョウ)・度会
町(ワタライチョウ)・大紀町(タイキチョウ)の町。
◎2005. 2.14(平成17)大宮町(オオミヤチョウ)・紀勢町(キセイチョウ)・大
内山村(オオウチヤマムラ)の2町1村、合併して大紀町を発足。
2005.11. 1(平成17)二見町(フタミチョウ)・小俣町(オバタチョウ)・御
薗村(ミソノムラ)、伊勢市に編入。
わたらいけん《わたらひけん》
【度会県】
◇[日]Watarai Ken
○[歴]現在の三重県の前身の一つ。
◎1868(慶応 4. 7. 6)旧山田奉行が度会府となる。
1869(明治 2. 7.17)度会県と改称。
1871(明治 4.11.22)鳥羽県を合併。
1876. 4.18(明治 9)三重県に合併。
参照⇒やまだぶぎょう(山田奉行),とばけん(鳥羽県)
わたらいしんとう《わたらひしんたう》
【度会神道】
○[宗]神道の一つ。
伊勢外宮の神官が唱導。鎌倉時代は神仏習合、江戸前期に度
会延佳(ノブヨシ)(出口延佳)が儒教の説も取り入れている。
「伊勢神道」とも呼ぶ。
◎外宮は元来、内宮の天照大神(アマテラスオオミカミ)のための食物を主
宰する御饌津神(ミケツカミ)であることから、内宮(ナイクウ)に対抗し
て外宮を重からしめようとする意図で起こされた。
仏教の胎蔵界(タイゾウカイ)・金剛界(コンゴウカイ)を内宮・外宮とす
る。また陰陽(インヨウ)五行説によって、外宮の神を水徳、内宮の
天照大神は日であるから火徳とし、水は火に勝つとする。
さらに、それまでの仏本神迹の本地垂迹(ホンジスイジャク)説に対
し、二度の元寇(ゲンコウ)によって神国思想が芽生えたことから
神本仏迹の反本地垂迹説が起こった。
わたらいちょう《わたらひちやう》
【度会町】
◇[日]Watarai Cho
○三重県南部、度会郡(ワタライグン)の町。
わたらいふ《わたらひふ》
【度会府】
◇[日]Watarai Fu
○[歴]⇒わたらいけん(度会県)
わたらせえき
【渡瀬駅】
○[交]群馬県館林市(タテバヤシシ)足次町(アシツギチョウ)にある東武佐
野線の駅。
館林(タテバヤシ)駅と田島(タジマ)駅(佐野市)の間。
◎JR鹿児島本線には渡瀬(ワタゼ)駅がある。
西鉄天神大牟田線には西鉄渡瀬(ニシテツワタゼ)駅がある。
わたらせがわ《わたらせがは》
【渡良瀬川】
◇[日]Watarase Gawa
○[地]栃木県西部足尾山塊の皇海山(スカイサン)に発源し、栃木県
と群馬県、埼玉県と茨城県の境を流れ、埼玉県北葛飾郡(キタカツシ
カグン)栗橋町(クリハシマチ)の北で利根川に注(ソソ)ぐ川。長さ108キロ
メートル。
参照⇒あしおどうざん(足尾銅山)
わたらせけいこくてつどう《わたらせけいこくてつだう》
【わたらせ渓谷鐵道】
【わたらせ渓谷鉄道】
○[交]群馬県桐生市と栃木県上都賀郡(カミツガグン)足尾町(アシオマチ)
を結ぶ第3セクターの鉄道会社。
本社は群馬県山田郡(ヤマダグン)大間々町(オオマママチ)。
〈停車駅〉
桐生(キリュウ)駅・下新田(シモシンデン)駅・相老(アイオイ)駅・運動公
園(ウンドウコウエン)駅・大間々(オオママ)駅・上神梅(カミカンバイ)駅・本宿
(モトジュク)駅・水沼(ミズヌマ)駅・花輪(ハナワ)駅・中野(ナカノ)駅・小
中(コナカ)駅・神戸(ゴウド)駅・(草木トンネル)・沢入(ソウリ)駅・
原向(ハラムコウ)駅・通洞(ツウドウ)駅・足尾(アシオ)駅・間籐(マトウ)駅。
◎1988.11.25(昭和63)会社設立。
わたらせばし
【渡良瀬橋】
○(1)[交]栃木県足利市の中央部を流れる渡良瀬川に架(カ)かる
鉄製のベーリー・トラス橋(Bailey truss bridge)。
全長約243メートル・幅約5.5メートル。
◎1902(明治35)木造で架橋(カキョウ)。
1934(昭和 9)現在の鉄橋が架橋。
○(2)[楽]森高千里(モリタカ・チサト)作詞、斎藤英夫作曲の歌謡曲。
歌は森高千里。
◎1993(平成 5)発売。
2007. 4.28(平成19)歌碑の除幕式が挙行。
わたらせゆうすいち《わたらせいうすいち》
【渡良瀬遊水池】
【渡良瀬遊水地】
◇[日]Watarase Yusuichi
○[地]栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県の4県にまたがる、渡
良瀬川の人工湿地。面積約33平方キロメートル。
「あかまゆうすいち(赤麻遊水池,赤麻遊水地)」とも呼ぶ。
◎1902(明治35)足尾銅山の鉱毒を沈殿させるという名目で遊水
池計画を立案。
1989(平成元)第1貯水池(谷中湖)、完成。
参照⇒あしおどうざんこうどくじけん(足尾銅山鉱毒事件)
わたり
【わたり】
【渡り】
○(1)[俗]国家公務員が退官後、出身省庁の斡旋(アッセン)で関連
団体への再就職を短期間に繰り返すこと。
このことで多額の退職金が繰り返し支給される。
○(2)[俗]地方公務員の主事・主査・係長などに対し、かさ上
げして上位ポストの給与を支給する年功序列的な慣行。
一定の勤続年数を重ねて昇級できない職員に支給されている。
◎1951(昭和26)地方公務員法が施行されたころに始まったとさ
れる。
わたり
【亘理】
◇[日]Warari
○(1)⇒わたりぐん(亘理郡)
○(2)⇒わたりちょう(亘理町)
わたりあご
【渡り腮】
【渡腮】
○[建]木材を十字に組み合せる仕口(シクチ)の一つ。
上の材(ザイ)に下の材の幅より狭い溝を作り、下の材には上
の材の溝に合せて中ほどを残し両端を削って、上下の材をはめ
こむ。
わたりがに
【ワタリガニ】
【渡蟹】
○[動]⇒がざみ(ガザミ)
わたりがらす
【ワタリガラス】
【渡り烏】
【渡烏】
◇[学]Corvus corax
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)カラス科(Corvidae)カラス属
(Corvus)の大形のカラス。体長約70センチメートル。
ヨーロッパ・アジア・北アフリカ・北アメリカと北半球に広
く生息。
日本では冬期、北海道に少数が渡来する冬鳥。
◎英語:レイブン(raven)。
ドイツ語:ラベ(Rabe)。
フランス語:グランコルボ(grand corbeau)。
イタリア語:コルボインペリアーレ(corvo imperiale)。
中国語:大烏鴉(da wuya)。
わたりがわ《わたりがは》
【渡り川】
○[仏]⇒さんずのかわ(三途の川)
わたりぐん
【亘理郡】
◇[日]Watari Gun
○宮城県南部の郡。
亘理町(ワタリチョウ)・山元町(ヤマモトチョウ)の町。
わたりちょう《わたりちやう》
【亘理町】
◇[日]Watari Cho
○宮城県南部、亘理郡(ワタリグン)の町。
わたりどり
【渡り鳥】
○(1)[鳥]繁殖地と越冬地が遠く離れていて、季節によってそ
の間を移動することを繰り返す鳥。
繁殖地と越冬地はほぼ一定で、移動もほぼ南北方向に行われ
る。
「候鳥(コウチョウ)」とも呼ぶ。
◎秋の季語。
◎夏鳥(ナツドリ):春から初夏に南から来て繁殖し、秋に温暖に
越冬地に去るもの。
冬鳥(フユドリ):秋に北から来て越冬し、春に帰って繁殖する
もの。
旅鳥(タビドリ):繁殖地と越冬地との間を移動する途中で寄
るもの。
漂鳥(ヒョウチョウ):繁殖地と越冬地とが山と平野などのように小
規模でその間を移動するもの。
留鳥(リュウチョウ):移動しないもの。
迷鳥(メイチョウ):生息地でも渡来地でもない地方に飛来したも
の。
◎英語では「マイグラント(migrant)」。
ドイツ語では「ツークフォーゲル(Zugvogel)」、古くは「ワン
ダーフォーゲル(Wandervogel)」。
○(2)(転じて)転々と各地を渡り歩いて商売や興行をする人。
渡り稼ぎする人。
参照⇒たびがらす(旅烏)(1)
わたりにふね
【渡りに船】
【渡りに舟】
○[慣用句]困っている時や何かをしようとしている時、望んで
いることが起ったり、都合のよい条件が与えられたりして、さっ
そく利用すること。
◎渡りに船を得る
★わたる
【亙る】
【渉る】
○
わちがいや《わちがひや》
【輪違屋】
○[歴]京都の遊郭(ユウカク)島原(シマバラ)にあった置屋(オキヤ)の一つ。
現在も営業中で、京都観光の名所となっている。
わちちょう《わちちやう》
【和知町】
◇[日]Wachi Cho
○[古]京都府中央部、船井郡(フナイグン)の町。
◎2005.10.11(平成17)丹波町(タンバチョウ)・瑞穂町(ミズホチョウ)と合
併して京丹波町(キョウタンバチョウ)を発足。
わっか
【輪っか】
○⇒わっぱ(輪っぱ)(1)
わづかちょう《わづかちやう》
【和束町】
◇[日]Wazuka Cho/Waduka Cho
○京都府南東端、相楽郡(ソウラクグン)の町。
わっかない
【稚内】
◇[日]Wakkanai
○(1)⇒わっかないし(稚内市)
○(2)[交]⇒わっかないえき(稚内駅)
わっかないえき
【稚内駅】
○[交]北海道稚内市にある、JR宗谷本線の駅。
南稚内(ミナミワッカナイ)駅の次でターミナル駅(終点)。
◎日本最北端の駅。
わっかないし
【稚内市】
◇[日]Wakkanai Shi
○北海道最北端の市。
宗谷支庁(ソウヤシチョウ)の所在地。
〈面積〉
765.74平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)4万5,754人。
◎1949(昭和24)市制施行。
1955(昭和30)宗谷村を編入。
わっく
【ワック】
【WAC】
◇[英]Women's Army Corps
○[軍]⇒だぶりゅえーしー(WAC)
わっくすしりんだー
【ワックス・シリンダー】
◇[英]wax cylinder
○[楽]⇒ろうかん(蝋管)
わっさむちょう《わつさむちやう》
【和寒町】
◇[日]Wassamu Cho
○北海道中央部、上川支庁(カミカワシチョウ)上川郡(カミカワグン)の町。
わっしゃー
【ワッシャー】
◇[英]washer
○(1)[機]ボルトを締(シ)めるとき、ナットの下へスプリングワッ
シャー(springwasher)とともに敷く薄い板。
ナットやスプリングワッシャーで部材に傷つけないため、ま
たナットが緩(ユル)まないようにするためのもの。
金属製のほか、皮・ゴム・シリコン製などもある。
「座金(ザガネ)」,「平座金」とも呼ぶ。
参照⇒[1]なっと(ナット)(1),とらすねじ(トラスネジ,トラ
ス螺子)
◎「平座金」はスプリングワッシャーが「バネ座金」と呼ばれる言
葉に対するもの。
○(2)⇒うぉっしゃー(ウォッシャー)
★わっせなーきょうやく《わつせなーけふやく》
【ワッセナー協約】
◇[英]the Wassenaar Arrangement
○[経]武器や武器関連技術の移転・拡散を国際的に監視する取
り決め。
日米欧など33ヶ国が参加。
北朝鮮・イラン・イラク・リビアを懸念国と位置付け、厳し
く輸出規制をとっている。
「新ココム」とも呼ぶ。
参照⇒ここむ(ココム,COCOM)
◎2003.12.12(平成15)携帯式地対空ミサイルの製造・移転など
の管理強化策を決定。
わっそ
【ワッソ】
◇[朝]wasso
○朝鮮語で「来た」の意味。
参照⇒してんのうじわっそ(四天王寺ワッソ)
◎在日韓国人作家の金達寿の説では、祭りの掛け声ワッショイ
の意味は「神様が来た」とする。しかし、その語源とされる朝鮮
語のワッソョー(着きました)の表現は19世紀に入ってからとい
う。
「ヨ」は元々が女言葉の終助詞。
わっち
【私】
○わたし。
身分の低い階層の男女が用いた一人称。
◎「わたし(私)」の転訛。
わっでんかい
【ワッデン海】
◇[英]Wadden Sea、[蘭]Waddenzee、[独]Wattenmeer、[デンマ
ーク語]Vadehavet
○[地]北海南東部、オランダ・ドイツ・デンマークに連なるフ
リージア諸島([英]Frisian Islands)とヨーロッパ大陸沿岸と
の間にある細長い海域・海浜地帯。
水深が浅く、湿原も多い。
参照⇒ふりーじあしょとう(フリージア諸島),にしふりーじ
あしょとう(西フリージア諸島),あいせるこ(アイセル湖)
◎2009. 6.26(平成21)ユネスコ世界遺産委員会、世界遺産リス
トに登録。
わっと
【ワット】
◇watt
○[物]仕事率や電力量の国際単位系(SI)の組立単位。
単位記号は「W」。
1ワットは1秒間に1ジュールの仕事をする仕事率。すなわ
ち、1ボルトの電位差間を1アンペアの電流が流れる時に消費
される仕事率。
参照⇒[2]じゅーる(ジュール)
◎KW:キロワット(kilowatt)。1,000W。
MW:メガワット(megawatt)。1,000KW。
GW:ギガワット(gigawatt)。1,000MW。
◎仏馬力では1馬力735.5ワット。
英馬力では1馬力746ワット。
日本ではかつて1馬力750ワット。
参照⇒ばりき(馬力)(1)
◎1882(明治15)ドイツの電気技術者ジーメンス(Ernst Werner
von Siemens)の提案により、イギリスの機械技術者ワット(Ja-
mes Watt)の名前に因(チナ)み命名。
わっと
【ワット】
【瓦的】
【瓦徳】
【尾徳】
◇James Watt
○[人]イギリスの機械技術者・発明家(1736〜1819)。スコット
ランド生れ。
1765年に復水器分離を、1769年に蒸気圧でピストンを押す往
復動機関を発明。1774年ボールトン(Matthew Boulton)(1728〜
1809)と協力、蒸気機関の改良に成功し、1775年ボールトン・
ワット商会を開いて蒸気機関を製造した。1781年回転運動装置
などその後も発明を重ね原動機としての蒸気機関を完成させた。
ほかに測量機械の改良など多くの発明がある。
わっとこむぐん
【ワットコム郡】
◇[英]Whatcom County
○アメリカ合衆国北西部、ワシントン州(Washington State)北
西部の郡。北部をカナダに隣接。
郡都はベリンガム(Bellingham)。
わっとしーむあん
【ワット・シームアン】
◇[ラオ語]Vat Simuang
○⇒しーむあんじ(シームアン寺)
★わっとぷらけお
【ワット・プラケオ】
◇[タイ語]Wat Phra Kaeo/Wat Phra Keo、[英]the Temple of
the Emerald Buddha
○タイ王国の首都バンコクにある王宮寺院。
わっとりんぐとう《わつとりんぐたう》
【ワットリング島】
◇[英]Watling Island/Watling's Island
○[地]⇒さんさるばどる(サンサルバドル)(2)
わっぱ
【わっぱ】
【童】
◇[日]wappa
○(1)男の子供または年少者への蔑称(ベッショウ)。
◎強調形:⇒こわっぱ(小わっぱ,小童)
○(2)男の子自身の卑称。
○(3)(子供が)だだをこねること・わがままを言うこと。また、
その言葉。
○(4)年少の下僕(ゲボク)・奉公人。
○(5)[古]戦国時代の間者(カンジャ)。
参照⇒すっぱ(透波,素っ破,水波)(1)
◎「わらは(童)」の転訛。
わっぱ
【輪っぱ】
◇[日]wappa
○(1)輪または輪の形をしたもの。
「わっか(輪っか)」とも呼ぶ。
○(2)曲木(マゲキ)製の食物容器・弁当。
「曲げ輪っぱ」は秋田県大館市(オオダテシ)の名産。
◎輪っぱ飯(メシ)
○(3)[俗]手錠の俗称。
⇒てじょう(手錠)(1)
わっぱー
【ワッパー】
◇[登録商標]Whopper([英]でかいもの)
○[食]バーガーキング(Burger King)が販売する大型ハンバー
ガーの一種。
わっはーぶ
【ワッハーブ】
◇Muhammad Ibn Abd al-Wahhab(ムハンマド・イブン・アブド
・アル・ワッハーブ)
○[人]アラビアの宗教改革者(1703〜1787)。アラビア半島のナ
ジュドの人。
イスラム教成立後3世紀を過ぎたのちの改革すべてを否定し、
初期イスラムへの復帰と禁欲主義を提唱し、アラー以外の聖者
崇拝を否定する独自の教義を樹立し、ワッハーブ派を創始。
サウード家の勢力と結びついてワッハーブ運動がアラビア半
島を中心に中央アジア・インド・北アフリカらまで拡大した。
「アブドゥル・ワッハーブ」とも呼ぶ。
参照⇒わっはーぶは(ワッハーブ派)
◎思想的には中世の神学者イブン・タイミーヤの影響を受け、
また法学的にはハンバル派を採用している。
わっはーぶうんどう
【ワッハーブ運動】
◇[英]Wahhabi movement/Wahhab's movement
○[歴]ワッハーブ派がめざしたイスラム教の改革運動。
参照⇒わっはーぶ(ワッハーブ),わっはーぶは(ワッハーブ派)
わっはーぶは
【ワッハーブ派】
◇[アラビア語]Wahhab/Wahhabi、[英]the Wahhabi sect
○[宗]イスラム教スンニ派(正統派)の中で、改革で初期イスラ
ムへの復帰をめざす宗派・教徒。
18世紀半ばアラビア半島でワッハーブ(1703〜1787)が創始。
初期イスラムを理想とし、『コーラン』の教義を厳守、徹底し
たスンナ(言行)を唱えし、聖者崇拝を否定。
サウード家の武力と結びついて勢力をアラビア半島全域に拡
大し、ワッハーブ王国(1744ころ〜1817)を建国。
現在、サウジアラビア王国の国教。
「ワハービ派」,「ワハビー派」とも呼ぶ。
「回教の清教徒」とも呼ばれる。
参照⇒すんには(スンニ派)
◎ワッハーブ王国はサウジアラビア建国(1927〜)の母体となっ
た。
わっはん
【ワッハン】
◇Wakhan
○⇒わはーん(ワハーン)
わっふる
【ワッフル】
◇[英]waffle
○[食]ジャム・クリーム類を包んだ洋風のドラ焼き。
アンを包んだワッフルは和菓子屋で販売されていて、和菓子
屋にも洋菓子屋にも置かれている、めづらしい菓子。
参照⇒おむれっと(オムレット)
◎ベルギー・ワッフル
わづみ
【輪積み】
【輪積】
○(1)[美][歴]⇒わづみほう(輪積み法,輪積法)
○(2)[工]小さな角材を一つ一つに隙間を開けながら輪に並べ、
さらに何段も積み上げること。
数ヶ月から1年以上も日や風雨に晒(サラ)し、木材の油分やア
ク(灰汁)を抜(ヌ)き、乾燥させる作業・工程。
わづみほう《わづみはふ》
【輪積み法】
【輪積法】
○[美][歴]土器成形の一方法。
粘土を紐(ヒモ)状に伸ばして輪を作り、順に積み上げて器(ウツワ)
の形をつくる技法。
単に「わづみ(輪積み,輪積)」とも、巻き上げ法とともに「紐作
り」とも呼ぶ。
◎縄文中期に多く用いられた。
わでぃ
【ワディ】
◇[アラビア語]wadi(谷)、[英]wadi/wady
○(1)[地]アラビアやアフリカ北部の砂漠など乾燥地域にみら
れる、降雨時または雨季にのみ流れる川。
すぐに河水が蒸発し、低所の一部は湖沼となることもあるが、
普段は水がない。
「ワジ」,「涸河(コカ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぷらや(プラヤ)
◎南アフリカでは「ドンガ(donga)」、アメリカ南西部では「アロ
ヨ(arroyo)」、アメリカ西部やカナダでは「クーリー(coulee)」
と呼ぶ。
○(2)[地]砂漠のワジが流れる谷・河床。
キャラバン(隊商)の移動に利用される。
「ワジ」,「かれだに(涸れ谷,涸谷)」,「涸谷(ココク)」とも呼ぶ。
わーでぃあっさらーむ
【ワーディ・アッサラーム】
◇Wadi al-Salam/Wadi es-Salam(平和の谷)
○イラク南部、ナジャフ州(Muhafazat Najaf)の州都ナジャフ
市内にあるイスラム教シーア派の墓地。
シーア派始祖のアリー(Imam Ali)廟がある。
◎イラク4大シーア派墓地の中で至聖の墓地。
◎2004(平成16)反米闘争の民兵組織(militia)マハディー軍(al-
Mahdi Army)の指導者サドル師(cleric Muqtada al-Sadr)が立
て籠もる。 8.19夜、アメリカ軍戦車が進撃し、ヘリコプター
でアリー廟周辺を繰り返し爆撃。
わでぃあるひたん
【ワディ・アル・ヒタン】
◇[アラビア語]Wadi al-Hitan
○[地]⇒わでぃひたん(ワディ・ヒタン)
わでぃひたん
【ワディ・ヒタン】
◇[アラビア語]Wadi al-Hitan(クジラの谷)/Wadi Hitan
○[地]エジプト中北部、ファイユーム県(Muhafazat El-Faiyum)
西部にある涸れ谷(ワジ)。
約4,000万年前のクジラの祖先バシロザウルス(Basilosaurus)
の化石が発見されている。
「ワジ・ヒタン」,「ワディ・アル・ヒタン」,「ワジ・アル・ヒ
タン」とも呼ぶ。
参照⇒わでぃ(ワディ)(2)
◎2005. 7.(平成17)世界自然遺産に登録。
わでぃらやん
【ワディラヤン】
◇Wadi Rayan
○[地]⇒らやん(ラヤン)
わーてるろー
【ワーテルロー】
◇[フ]Waterloo
○ベルギー中央部、ブリュッセルの南郊にある町。
英語読みで「ウォータールー」とも呼ぶ。
◎ワーテルローの戦い
わとー
【WTO】
◇[英]Warsaw Treaty Organization
○[歴]⇒わるしゃわじょうやくきこう(ワルシャワ条約機構)
わーど
【ワード】
◇[英]word
○(1)[言]単語・語。言葉。
◎キー・ワード
○(2)[計]コンピュータ内部で一度に計算処理される情報量の
基本単位。または、主記憶にアクセスする情報単位。
ビット数は性能によって8・12・16・24・32・36・64などと
コンピュータ機種ごとに異なっている。
参照⇒わーどましん(ワード・マシン)
◎通常は2ワードを倍精度として計算処理することもできる。
6ビットで全ての英数字(0〜1,A〜Z,a〜z)が表せるた
め、初期のコンピュータには6の倍数もあった。
わどう
【和同】
○和合すること。
◎『礼記(ライキ)(月令)』:天地和同、艸木萌動。
わどう
【和銅】
◇[日]Wado
○[歴]元明天皇朝の年号。
708(慶雲 5,和銅元. 1.11)〜 715(和銅 8,霊亀元. 9. 2)。
◎武蔵国秩父郡(チチブゴオリ)から露出した天然の純銅(和銅)が採
取されたことから改元。
埼玉県秩父市黒谷(クロヤ)の聖神社(ヒジリジンジャ)の御神体は当
時に採掘されたとされる自然銅のかたまり。
「和銅」の「和」は「にき(和)」で、「日本(倭)」と意味ではない。
参照⇒にきあかがね(和銅)
わどうおんせん《わどうをんせん》
【和銅温泉】
○埼玉県秩父市(チチブシ)黒谷(クロヤ)の温泉(鉱泉)。横瀬川に沿っ
て点在する秩父七湯の一つ。
参照⇒ちちぶしちとう(秩父七湯)
わどうかいちん
【和同開珎】
○[歴]⇒わどうかいほう(和同開珎)
★わどうかいほう
【和同開珎】
○[歴]
「わどうかいちん(和同開珎)」とも呼ぶ。
参照⇒こうちょうじゅうにせん(皇朝十二銭)
◎ 708(和銅元)鋳造。
1枚(1文)が当時の一日分の労賃であったとされる。
◎「珎」を「寶(宝)」の俗字とみて読んだもので、「わどうかいち
ん」は「珍」の異体字として読んだもの。
わどうくろやえき
【和銅黒谷駅】
○[交]埼玉県秩父市(チチブシ)黒谷(クロヤ)にある秩父鉄道の駅。
皆野(ミナノ)駅(皆野町)と大野原(オオノハラ)駅の間。
◎2010. 4. 1(平成22)黒谷駅から改称。
わとうない
【和藤内】
◇[日]Wa Tonai
○[劇]近松門左衛門の人形浄瑠璃『国性爺合戦(コクセンヤカッセン)』
の主人公。
「和唐内」とも表記する。
◎モデルは鄭成功(テイ・セイコウ)。
参照⇒ていせいこう(鄭成功)
わとうない《わたうない》
【和唐内】
◇[日]Wa Tonai
○[劇]⇒わとうない(和藤内)
[1]わとそん
【ワトソン】
◇[英]Dr.John H.Watson(ジョン・ワトソン)
○[文]コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)の探偵小説『シャ
ーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)』シリーズに登場する
ホームズの友人。開業医。
[2]わとそん
【ワトソン】
◇John Broadus Watson
○[人]アメリカの心理学者(1878. 1. 9〜1958. 9.25)。
主著は1925(大正14)『行動主義(Behaviorism)』。
★[3]わとそん
【ワトソン】
◇James Dewey Watson(ジェームズ・ワトソン)
○[人]アメリカの分子生物学者(1928〜)。
わーどばうんだり
【ワード・バウンダリ】
◇[英]word boundary
○[計]バイト・マシンなどで高速処理をするため、そのマシン
(コンピュータ)のワード単位にアドレスを調整すること。
1ワードが2バイト(16ビット)のマシンであれば2バイト単
位となり、すべて偶数番地となる。もし、データの長さが奇数
バイトであれば、次のデータのアドレスは1を加算して偶数と
する。このときに生じた空きの1バイトは「フィラー(filler)
(詰め物)」と呼ばれる。
1ワードが4バイト(32ビット)であれば4バイト単位に調整
される。
ワード・マシンでも倍長精度のデータなどではアドレスを調
整しているマシンが多い。
参照⇒ばいとましん(バイト・マシン)(1),わーどましん(ワ
ード・マシン)
わーどぷろせっさー
【ワードプロセッサー】
【ワード・プロセッサー】
◇[英]word processor
○[計]⇒わーぷろ(ワープロ)
わーどましん
【ワード・マシン】
◇[英]word machine
○[計]メモリのアドレス(番地)をワード単位に割り当てている
コンピュータ。
ワードのビット数は、そのコンピュータの主たるレジスター
により、12・16・24・32・36・64など多種存在する。
通常、メモリ・アクセスは1ワード・2ワード・4ワードと
その倍数で行われるが、2・4ワードでは奇数アドレスからア
クセスすることはしない(ワード・バウンダリー)。
参照⇒ばいとましん(バイト・マシン)(1)
わどまりちょう《わどまりちやう》
【和泊町】
◇[日]Wadomari Cho
○鹿児島県南部、大島郡(オオシマグン)の町。奄美諸島の沖永良部
島(オキノエラブジマ)の東半分。
〈面積〉
40.37平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)7,736人。
◎1941(昭和16)町制施行。
わとる
【ワトル】
◇[英]wattle
○(1)[建](垣根・壁などに用いる)編み枝細工。
○(2)[建](泥壁の下地に用いる)木舞(コマイ)。
○(3)[植]アカシアの一種。オーストラリア産。
参照⇒あかしあ(アカシア)
◎ゴールデンワトル(golden wattle)はオーストラリアの国花。
○(4)[鳥]⇒にくぜん(肉髯)
わな
【ワナ】
◇Wana
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)南西部にある南ワジリスタン地区
(South Waziristan Agency)の行政中心地。
参照⇒じゃんどら(ジャンドラ)
わなげ
【輪投げ】
◇[英](単数扱い)quoits(クォイツ,コイツ)
○(1)輪を投げること。
○(2)立てた棒に輪(quoit)を投げ入れる遊び。
棒に通した輪の数が多いと勝ちになる。
輪は木製・竹製・鉄製・ゴム製・縄(ナワ)製などがある。
◎西洋では輪の代りに蹄鉄(テイテツ)も使用する。
○(3)(2)の用具。
わなま
【和生】
○[食]和生菓子の略称。
⇒なまがし(生菓子)(1)
わなまがし《わなまぐわし》
【和生菓子】
○[食]和風の生菓子。
⇒なまがし(生菓子)(1)
わに
【ワニ】
【鰐】
○(1)[爬]ワニ目(crocodilia)の爬虫類(ハチュウルイ)の総称。
三畳紀の終りころから現れ,中生代に栄えた。
現存種はアリゲーター科(Alligatoridae)・クロコダイル科
(Crocodylidae)・ガビアル科(Gavialidae)の3科約35種。
◎アリゲーター科:北アメリカ・南アジア産で、口先の幅が広
い。特徴は下顎歯(カガクシ)が上顎歯の内側に噛(カ)み合い、口を
閉じたとき外からは見えない。
クロコダイル科:アフリカ・南アジア産で、口先が長い。特
徴は下顎(シタアゴ)の第4歯が口を閉じてる外から見える。
ガビアル科:インド産で、ワニ科中最大。特徴は鼻骨で隔(ヘ
ダ)てられずに左右の上顎骨が互いに接し、口先が極端に細い。
参照⇒ありげーたー(アリゲーター),[1]くろこだいる(クロ
コダイル)(1),がびある(ガビアル)
◎2011. 9. 3(平成23)フィリピン南東部、ミンダナオ島(Minda-
nao Island)北東部、アグサン・デル・スール州(Agusan del
Sur Province)中央部のブナワン(Bunawan)で、体長6.4メート
ル・重さ1075キログラムの巨大ワニが捕獲。ギネス登録の最大
は体長5.48メートル。
◎ワニの祖先:⇒さるこすくすいんぺらとる(サルコスクス・
インペラトル)
◎ワニの涙:⇒わにのなみだ(ワニの涙,鰐の涙)
鰐口:⇒わにぐち(鰐口)
○(2)[古][魚]サメ(鮫)・フカ(鱶)類の古称。
⇒さめ(サメ,鮫)
わに
【王仁】
◇[中]Wang Ren
○[人]⇒『人名辞典』わに(王仁)
わにいせき《わにゐせき》
【和爾遺跡】
○[歴]奈良県天理市和爾町(ワニチョウ)にある古墳時代の群集墳。
一説に、大和政権を支えた王仁(ワニ)氏の本拠地とされる。
参照⇒『人名辞典』わに(王仁)
わにぐち
【鰐口】
○(1)[宗]神殿や仏堂の軒下に吊す金属製の音響具。
偏円・中空で、下方に横長く開いた口があり、布で編んだ綱
とともに吊るされている。参詣者がその綱の下を持って、振り
動かして金具を打ち鳴らすもの。
◎稲荷(イナリ)などでは鈴の場合が多い。
○(2)きわめて危険な場所・場合・状況。
○(3)口さがない世評。恐ろしい、人の言葉・噂(ウワサ)。
○(4)[俗]人の、口が横に広いことをあざけっていう言葉。
○(5)[俗](小銭入れの)がまぐち。
○(6)鞍(クラ)の名所(ナドコロ)の一つ。
前輪(マエワ)と後輪(シズワ)の下で、馬の背にあたる洲浜形(スハマガ
タ)の切込み部分。
「すはま(州浜,洲浜)」とも呼ぶ。
参照⇒くらぼね(鞍橋,鞍骨,鞍瓦)
◎普通、鞍の寸法はここで測る。
○(7)[俗]女陰の別称。
⇒じょいん(女陰)
わにす
【ワニス】
◇[英]varnish(ヴァーニッシュ)
○顔料を含まない、透明な塗膜を形成する塗料の総称。
天然樹脂製と合成樹脂製がある。
溶媒により油ワニス(oil varnish)と揮発性ワニス(volatile
varnish)(酒精ワニス<spirit varnish>)とがある
湿気の多いときに塗布すると白濁することがある。
「ニス(仮漆)」,「仮漆(カシツ)」とも呼ぶ。
参照⇒らっかー(ラッカー)
◎「ニス」の方が一般的。
◎英語:バーニッシュ(varnish)。
イタリア語:ベルニーチェ(vernice)。
フランス語:ベルニ(vernis)。
ドイツ語:ラク(Lack)。
わにちょう《わにちやう》
【和爾町】
◇[日]Wanicho
○奈良県天理市の地名。
古墳時代の和爾遺跡がある。
参照⇒わにいせき(和爾遺跡)
わになし
【ワニナシ】
【鰐梨】
◇[英]alligator pear
○[植]アボカド(avocado)の別称。
⇒あぼかど(アボカド)
わにのなみだ
【ワニの涙】
【鰐の涙】
◇[英]crocodile tears
○そら涙(空涙)。
◎ワニは涙を流しながら餌食(エジキ)を食べるという伝説から。
そら涙(空涙)を流す人を英語で「クロコダイル(crocodile)」
と呼ぶ。
わにりん
【ワニリン】
◇[独]Vanillin
○[化]⇒ばにりん(バニリン)
わのくんろく
【和の薫陸】
○⇒くんろく(薫陸)(2)
わのごおう《わのごわう》
【倭の五王】
○[歴]中国の『宋書(ソウジョ)』・『梁書』などに見える、南朝
の宋に朝貢した5世紀の倭国王、讃(サン)・珍(チン)(弥<ミ>)・済
(セイ)・興(コウ)・武(ブ)の五人の王。
王の名は天皇の名を中国風に表記したもので、讃は応神か仁
徳か履中、珍(弥)は仁徳か反正、済は允恭、興は安康、武は雄
略の各天皇に比定される。
413〜 502年に13回にわたって遣使朝貢している。倭王が何
度も朝貢したのは、南朝の文物を輸入するだけではなく、南朝
の権威を借りて高句麗の南下を牽制し、朝鮮半島南部の大和政
権の権益を維持する目的もあった。しかし、南朝は倭国の国際
的地位を百済や高句麗よりも低く評価しており、また南朝の対
高句麗政策も倭国の意図とは異なっていたので、所期の目的を
達成できずに遣使を打ち切っている。
参照⇒こうかいどおう(広開土王)
◎ 413年:倭王、東晋に方物を献上。
421年:倭王讃、宋の武帝から称号を受ける。
438年:讃が死に珍が位を継いで宋に貢献し、「安東将軍・
倭国王」の称号を受ける。
443年:倭国王済、宋に貢献し、「安東将軍・倭国王」の称号
を受ける。
451年:倭国王済、宋からさらに「使持節都督倭・新羅・任
那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事」の称号を受ける。(済が死に
子の興が即位)
462年:倭国王興、宋から「安東将軍・倭国王」の称号を受け
る。(興が死に弟の武が即位)武、「使持節都督倭・百済・新羅
・任那・加羅・秦韓・慕韓七国諸軍事」を自称。
478年:倭国王武、宋に上表し、「使持節都督倭・新羅・任
那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事・安東将軍・倭王」の称号を
受ける。
479年:宋が滅び斉が建国。倭国王武、斉から「鎮東大将軍」
の称号を受ける。
502年:倭国王武、梁から「征東大将軍」の称号を受ける。
わのなこくおうのいん《わのなこくわうのいん》
【倭奴国王印】
○[歴]⇒かんのわのなのこくおうのいん(漢委奴国王印)
わはがね
【和鋼】
○[冶]たたら製鉄で得られる粗鋼の「けら」を破砕・選別して得
られる銑鉄(センテツ)(製鋼原料)。
「わこう(和鋼)」とも呼び、良質のものは「玉鋼(タマハガネ)」と呼
ぶ。
参照⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄),けら(けら)
わばさみ
【和鋏】
○⇒にぎりばさみ(握り鋏)
わはびーは
【ワハビー派】
◇[アラビア語]Wahhabi
○[宗]⇒わっはーぶは(ワッハーブ派)
わはーびは
【ワハービ派】
◇[アラビア語]Wahhabi
○[宗]⇒わっはーぶは(ワッハーブ派)
わはーん
【ワハーン】
◇Wakhan/Vakhan
○アフガニスタン北東端、パミール高原にある地名。
北部をタジキスタンに接する。
「ワッハン」とも呼ぶ。
参照⇒あむだりやがわ(アム・ダリヤ川,アムダリヤ川)
わびすけ
【ワビスケ】
【侘助】
◇[学]Camellia wabisuke/Camellia reticulata var.wabisu-
ke
○[植]ツバキ(椿)の一種。中国原産のトウツバキ(唐椿)の栽培
変種。
10〜1月ころ、一重の赤い小輪花を開く。
「わびすけつばき(侘助椿)」とも呼ぶ。
◎ベニワビスケ(紅侘助)(Camellia reticulata campanulata)。
シロワビスケ(白侘助)。
モモイロワビスケ(桃色侘助)。
コチョウワビスケ(蝴蝶侘助)。
わびすけつばき
【侘助椿】
○[植]⇒わびすけ(ワビスケ,侘助)
わぴち
【ワピチ】
◇[英]wapiti、[学]Cervus canadensis
○(1)[動]北アメリカ産のオオジカ(大鹿)。体長195〜272セン
チメートル。
「エルク(elk)」,「キジリジカ」とも呼ぶ。
◎アメリカヘラジカ:ムース(moose)。
○(2)[歴](Wapiti)イギリス軍の複葉式爆撃機。
◎1927(昭和 2)初飛行。
わびをいれる
【詫びを入れる】
○(1)謝罪する。
○(2)[俗](ヤクザなどが)代償を持って謝罪する。
わーぷ
【ワープ】
◇[英]warp
○(1)ひずみ・ゆがみ・ねじれ。
○(2)[放](記事・報道などの)歪曲(ワイキョク)。
○(3)[文]SF小説などで、宇宙空間のひずみ。
宇宙船などがそのひずみを利用すると、他の空間に瞬間移動
(航行)することができるという。
わぶち
【輪縁】
○[交]⇒ふらんじ(フランジ)(2)
わふどとう《わふどたう》
【ワフド党】
◇Wafd
○[歴]エジプトの民族主義政党(1919〜1953)。
わふらーん
【ワフラーン】
◇[アラビア語]Ouahran/Wahran
○⇒おらん(オラン)
わーぷろ
【ワープロ】
◇[英]word processor
○[計]文書作成編集機。
「ワードプロセッサー」の略称。
「WP」とも呼ぶ。
◎1993〜1994(平成 5〜平成 6)ワープロ専用機、年30万台を出
荷。
1995(平成 7)Windows95の販売によりワープロソフ
トの需要が伸び、ワープロ専用機が減り続ける。
2000(平成12)東芝(ルポ)・NEC(文豪)、撤退。
2001. 2.(平成13)富士通(オアシス)、撤退。
2001. 9.(平成13)カシオ計算機(カシオワード)、撤退。ワー
プロメーカーはシャープ(書院)のみとなる。
わーへにんげん
【ワーヘニンゲン】
◇Wageningen
○オランダ中東部、ヘルデルラント州(Provincie Gelderland)
南西部の町。
北緯51.98°、東経5.67°の地。
州都アルンヘム(Arnhem)の西方に位置し、食とバイオ産業の
集積地として「フードバレー(Food Valley)」とも呼ばれる。
〈人口〉
1990(平成 2)3万2,492人(推計)。
1995(平成 7)3万2,671人(推計)。
1998(平成10)3万2,859人(推計)。
2004(平成16)3万5,137人(推計)。
わみーご
【ワミーゴ】
◇Wamego
○アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)北東部の
ポタワトミー郡(Pottawatomie County)の町。
◎自動車事業家クライスラー(Walter Percy Chrysler)の生地。
わみょう《わみやう》
【和名】
【倭名】
○漢語に対する日本語。日本での名称。日本名。
「わめい(和名,倭名)」とも呼ぶ。
⇔「とうみょう(唐名)」,「とうめい(唐名)」,「からな(唐名)」
わめい
【和名】
【倭名】
○(1)⇒わみょう(和名,倭名)
○(2)[生]動植物学上の、動植物の日本名。学問上の標準名称。
一般にカナで表記する。
わもん
【輪紋】
◇[日]wamon
○(1)車輪状の模様(モヨウ)。
◎輪紋アザラシ:⇒わもんあざらし(ワモンアザラシ,輪紋海豹)
○(2)車輪状の文様(モンヨウ)。
単純な丸輪や図柄を輪にした糸輪・梅輪・藤輪、輪の太さの
異なる太輪・中輪・糸輪、同心状に重ねた二重輪などがある。
家紋では単独で使用されることは少なく、多くは輪の中に他
の文様を組み込んで用いられる。
◎りんもん(輪紋):⇒りんもん(輪紋)
★わもんあざらし
【ワモンアザラシ】
【輪紋海豹】
◇[学]Phoca hispida、[英]ringed seal
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)アシカ上科(Pinnipedia)ア
ザラシ科(Phocidae)ゴマフアザラシ属(Phoca)の海獣。
「フイリアザラシ(斑入海豹)」とも呼ぶ。
★わやん
【ワヤン】
◇[インドネシア語]wayang
○[劇]インドネシアの影絵人形芝居。
主に透かし彫りした水牛の革の人形を使用する。
「ワヤン・クリ(wajang kulit)」とも呼ぶ。
参照⇒がむらん(ガムラン)
◎10世紀ころに始まる。
◎「クリ(kulit)」は「皮」で、人形の材質を表す。
わやんくり
【ワヤン・クリ】
◇[インドネシア語]wajang kulit
○[劇]⇒わやん(ワヤン)
わゆぞく
【ワユ族】
◇Wayuu
○南アメリカ大陸の北端のラグアヒラ半島(Peninsula de La
Guajira)に居住する先住民。コロンビアとベネズエラに分属。
言語はワユ語。
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