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百 科 辞 書 《わら》 編集:獨 澄旻
-------- わら --------------------------------------------------
★わら
【ワラ】
【藁】
◇[英]straw(ストロー)
○[農]イネ(稲)・ムギ(麦)などの茎(クキ)を乾かしたもの。
参照⇒はさ(稲架),わらしべ(わらしべ,藁しべ,藁シベ),しん
わら(新藁),さんだわら(桟俵),むしろ(ムシロ,筵,莚,蓆,席),
わらばんし(わら半紙,ワラ半紙,藁半紙)
◎昭和後期から、機械化・風に倒れづらい・養分を無駄にしな
いなどの理由で茎の短い品種に変わり、注連縄(シメナワ)などに使
用するワラは特別に栽培するようになった。
◎藁ぼて:⇒ほて(ほて)
軟らかくする:参照⇒よこづち(横槌)
わらー
【ワラー】
◇[ヒンディー語]walla/wallah
○(仕事に従事している)人・雇われている人。
参照⇒だっばわらー(ダッバワラー)
わらいじわ《わらひじわ》
【笑い皺】
○[俗]⇒びしんこう(鼻唇溝)
★わらいたけ《わらひたけ》
【ワライタケ】
【笑茸】
【笑蕈】
○[植]担子菌類(Basidiomycetes)ハラタケ目(Agaricales)ヒト
ヨタケ科(Coprinaceae)の毒キノコ。
参照⇒おおわらいたけ(オオワライタケ,大笑茸)
★わらう《わらふ》
【笑う】
◇[英]laugh(ラーフ)
○()
○()⇒わらう(笑う,嗤う)
わらう《わらふ》
【笑う】
【嗤う】
○馬鹿(バカ)にして笑う。嘲(アザケ)って笑う。嘲笑(チョウショウ)す
る。
参照⇒しょうさつ(笑殺)(3)
わらかす
【笑かす】
○(1)笑わせる。
○(2)⇒わらかす(嗤かす)(1)
◎「わらわかす」の短縮化。
わらかす
【嗤かす】
○(1)冷淡にあつかう。馬鹿(バカ)にする。
○(2)⇒わらかす(笑かす)(1)
◎「わらわかす」の短縮化。
わらきあ
【ワラキア】
◇[英]Walachia/Wallachia
○ルーマニア南部の歴史的地域名。
北部をトランシルバニア・アルプス山脈(Transylvanian Alps)
で画され、南西部・南部・東部をドナウ川(Donau)で囲まれた
豊かな農業地帯。北東部はモルドバ(Moldova)に接する。
ドナウ川の支流オルト川(Olt)により東西2地域に分けられ
る。
東部はムンテニア(Muntenia)または大ワラキア(Greater Wa-
lachia)と呼ばれ、中心都市は首都のブカレスト([英]Bucha-
rest)。
西部はオルテニア(Oltenia)または小ワラキア(Lesser Wala-
chia)と呼ばれ、中心都市はクラヨバ(Craiova)。
「バラキア(Valachia)」とも呼ぶ。
ルーマニア語名は「ツァーラ・ロムネアスカ(Tara Romane-
asca)」。
〈面積〉
7万6,581平方キロメートル。
5万2,486平方キロメートル(大ワラキア)。
2万4,095平方キロメートル(小ワラキア)。
◎古代ローマ帝国の属州ダキア(the Roman province of Dacia)
の一部。
2世紀、ビザンチン帝国に支配。
6世紀、スラブ族が定住し混血して、ラテン系言語を用いる
住民はワラキア人(Walachians)と呼ばれる。
1324(元亨 4)ワラキア公国が成立。
1330(元徳 2)バサラブ1世がハンガリーと戦って独立を達成。
15〜16世紀、オスマントルコに支配。
1859(安政 6)モルドバ(Moldavia)と合同。
1861(文久元)ルーマニア公国となる。
1881(明治14)ルーマニア王国となる。
◎ワラキア王ブラド公四世(Vlad IV)(1431?〜1476)はブラム・
ストーカー(Bram Stoker)の1897(明治30)小説『吸血鬼ドラキュ
ラ(Dracula)』のモデルとなった。
◎ルーマニア南東端の黒海沿岸部ドブルジア(Dobruja)はかつ
てブルガリア王国の一部で、一般にワラキアには含まれない。
わらさ
【ワラサ】
【稚鰤】
○[魚]ブリの若魚。体長60センチ前後のもの。味はやや淡泊で、
刺身・鍋物として賞味。
◎「鰤」は「ぶり」とも読む。
わらし
【童】
【童子】
【童衆】
○[東北方言]わらべ(童)・子供・小さい子。
参照⇒わらべ(童)(1)
◎座敷わらし
わらじ《わらぢ》
【草鞋】
○[服]履物の一種。稲ワラや麻・藤づるを足型に編んで作る。
牛馬用の物もある。
「わらんじ(草鞋)」,「わらんず(草鞋)」,「わろうず(藁沓)」とも
呼ぶ。
参照⇒にそくのわらじ(二足の草鞋),てんかん(てんかん,癲
癇)
◎「わらぐつ」の音便。
◎千葉県富津市(フッツシ)関尻(セキジリ)地区、疫病神を追い払う伝
統行事の綱つりで集落の出入り口に大わらじを飾る。
わらしな
【藁科】
◇[日]Warashina
○静岡県静岡市葵区(アオイク)南部の地区名。
◎藁科川:安倍川(アベカワ)の支流。
わらしべ
【わらしべ】
【藁しべ】
【藁シベ】
○(1)イネ(稲)の穂の芯(シン)・穂の軸(ジク)。
「わらすべ」,「わらすじ(藁筋)」,「わらみご(藁稈心)」,「わらす
ぼ」とも呼ぶ。
○(2)ワラの切れ端。打ち藁の屑(クズ)・わらくず(藁屑)。
「わらすべ」とも呼ぶ。
◎「しべ」,「すべ」は「(「禾」偏+「皆」)」と書く。
わらじむしもく
【ワラジムシ目】
【草鞋目】
◇[学]Isopoda
○[動]綱(Crustacea)の一目。
⇒とうきゃくもく(等脚目)
わらすじ《わらすぢ》
【藁筋】
○(1)ワラ(藁)の細いもの。
○(2)ワラのように細いもの。
○(3)⇒わらしべ(わらしべ,藁しべ,藁シベ)(1)
わらすとないと
【ワラストナイト】
◇[英]wollastonite
○[鉱]⇒けいかいせき(珪灰石)
わらすべ
【わらすべ】
【藁すべ】
【藁スベ】
○⇒わらしべ(わらしべ,藁しべ,藁シベ)
わらすぼ
【わらすぼ】
【藁すぼ】
【藁スボ】
○⇒わらしべ(わらしべ,藁しべ,藁シベ)
わらすぼ
【ワラスボ】
【藁素坊】
◇[学]Odontamblyopus lacepedii
○[魚]スズキ目(Perciformes)ハゼ科(Gobiidae)ワラスボ亜科
(Amblyopinae)ワラスボ属(Odontamblyopus)の海魚。
体形はウナギに似て細長く、全長35センチメートルに達する。
体色は暗緑色で、腹面が白い。
背ビレ・尻ビレ・尾ビレは連なり、腹ビレは吸盤状。目は皮
下に埋もれ、ウロコもほとんどない。
干潟(ヒガタ)の軟泥に穴を掘って住み、日本では有明海に生息。
食用となる。
参照⇒むつごろう(ムツゴロウ)
わらづと
【藁苞】
○⇒つと(苞,苞苴)
わーらーなしー
【ワーラーナシー】
◇Varanasi
○⇒べなれす(ベナレス)
わらにんぎょう《わらにんぎやう》
【ワラ人形】
【藁人形】
○(1)([英]straw figure)藁をたばねて作った人形。
参照⇒さねもりおくり(実盛送り)
◎西洋では衣服を着せてカカシ(案山子)にする。
○(2)([英]straw effigy)(特に)丑(ウシ)の時参りで、相手の人
形(ヒトガタ)として金鎚(カナヅチ)で五寸釘を打ち込む人形。
参照⇒うしのときまいり(丑の時参り),ごすんくぎ(五寸釘)
(1)
わらばんし
【わら半紙】
【ワラ半紙】
【藁半紙】
○(1)ワラ(藁)の繊維に小量のミツマタやコウゾの繊維を混ぜ
て漉(ス)いた、きめのあらい半紙。
参照⇒こうしゅうがせん(甲州画仙),ばふんし(馬糞紙)
○(2)[印]⇒ざらがみ(ざら紙,ザラ紙)
わらび
【ワラビ】
【蕨】
◇[学]Pteridium aquilinum var.latiusculum
○[植]真正シダ目(Filicales)コバノイシカグマ科(Dennstaed-
tiaceae)ワラビ属(Pteridium)の落葉多年草。
世界中の山地の日当りのよい乾燥地に群生。早春、開ききら
ない拳(コブシ)状の若葉を出し、「さわらび(早蕨)」と呼び食する。
成葉は再三羽状に分裂する。根茎からデンプン(澱粉)の蕨粉(ワ
ラビコ)を採る。
参照⇒わらびもち(蕨餅)
◎イノモトソウ科(Pteridaceae)に分類することもある。
わらび
【蕨】
◇[日]Warabi
○(1)⇒わらびし(蕨市)
○(2)[交]⇒わらびえき(蕨駅)
わらびー
【ワラビー】
◇wallaby
○[哺]有袋類カンガルー目(Diprotodontia)カンガルー科(Mac-
ropodidae)に属する小型の哺乳類の総称。
オーストラリア・タスマニア・ニューギニアに分布。おもに
森林に生息し、草や樹葉を食べる。
最大は体長約1メートルのアカクビワラビー、最小は体長約
70センチメートルのセスジワラビー、その他ヤブワラビー・イ
ワワラビー・シマワラビーなどがいる。
参照⇒わらるー(ワラルー)
わらびえき
【蕨駅】
○[交]埼玉県蕨市中央にある、JR京浜東北線・宇都宮線・高
崎線の駅。
西川口駅(川口市)と南浦和駅(さいたま市)の間。
◎1893. 7.16(明治26)東北本線蕨駅、開業。
わらびこ
【蕨粉】
◇[日]warabiko/warabi-ko
○[食]ワラビ(蕨)の根茎から採ったデンプン(澱粉)。
参照⇒わらびもち(蕨餅),わらびなわ(蕨縄)(1)
わらびし
【蕨市】
◇[日]Warabi Shi
○埼玉県南東部の市。
〈面積〉
5.10平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)7万2,012人。
◎もと中山道(ナカセンドウ)の宿駅。
1959(昭和34)市制施行。
わらびて
【蕨手】
◇[日]warabite/warabi-te
○(1)[植]コブシ(拳)のように曲り巻いた早蕨(サワラビ)(ワラビ
の新芽)。
「わらびで(蕨手)」とも呼ぶ。
◎春の季語。
○(2)曲線の先端が早蕨のように巻き上がった形の意匠。
神輿(ミコシ)や灯籠(トウロウ)の屋根の上・高欄(コウラン)の手摺(テス)
り・刀の柄(ツカ)などに見られる。
「わらびで(蕨手)」とも呼ぶ。
○(3)ハサミ(鋏)の指をかける部分。
「わらびで(蕨手)」とも呼ぶ。
わらびで
【蕨手】
◇[日]warabide/warabi-de
○⇒わらびて(蕨手)
わらびなわ《わらびなは》
【蕨縄】
◇[日]warabinawa/warabi-nawa
○(1)ワラビ(蕨)の根茎からデンプン(澱粉)を採った後の繊維
で綯(ナ)った縄。
色は黒く、耐水性・弾力性がある。
参照⇒わらびぼうき(蕨帚),せきもりいし(関守石)
○(2)くるくると回る形。
わらびぼうき《わらびばうき》
【蕨帚】
◇[日]warabiboki/warabi-boki
○露地箒の一種。
ワラビ(蕨)の根茎からデンプン(澱粉)を採った後の繊維を束
ね、白竹の柄(エ)に青苧(アオソ)で結んだもの。
内露地の腰掛・茶席の塵穴(チリアナ)周辺・雪隠(セッチン)に掛け、
飾り箒とする。
参照⇒ろじぼうき(露地箒)
◎蕨縄をほぐして用いることも多い。
参照⇒わらびなわ(蕨縄)(1)
わらびもち
【蕨餅】
○[食]蕨粉(ワラビコ)で製した、半透明で小さ目の団子(ダンゴ)。
冷やしたものに、砂糖を混ぜた黄粉(キナコ)をかけて食べる。
◎季語は春。
わらびやま
【蕨山】
◇[日]Warabi Yama
○[地]埼玉県入間郡(イルマグン)名栗村(ナグリムラ)西部にある山。標
高1,044メートル。
わらぶとん
【藁布団】
【藁蒲団】
◇[英]pallet(パレット)/palliasse
○綿の代わりに屑藁(クズワラ)を中に包み入れた布団。
「しべぶとん(しべ布団,しべ蒲団)」とも呼ぶ。
◎「しべ」は「わらしべ」の「しべ」で、「(「禾」偏+「皆」)」と書く。
◎冬季に敷布団の下に敷くことから、冬の季語。
わらべ
【わらべ】
○[楽]のぞみ・かなえ・たまえの女の子による三人組コーラス
グループ。
のぞみ:高部知子。
かなえ:倉沢淳美。
たまえ:高橋真美。
参照⇒めだかのきょうだい(めだかの兄妹)
◎テレビ朝日系のバラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやる
の」、通称「欽どこ」で結成。
わらべ
【童】
○(1)子供・小さい子。
参照⇒わらわ(童)(1)
◎本来は複数形で「子供ら」。
東北方言では「わらし(童)」。
男の子は「おのわらべ(男童)」、女の子は「めのわらべ(女童)」
と呼ばれた。
◎「わらわべ(童部)」が「わらんべ」と転じ、さらに「わらべ」となっ
たもの。
○(2)[古](貴人・寺社などに仕える)子供の召し使い。
「わらわ(童)」とも呼ぶ。
○(3)[古]自分の若い妻を謙遜(ケンソン)して指す言葉。
参照⇒わらわ(妾)
わらぼて
【藁ぼて】
○(1)[建]⇒ほて(ほて)(2)
○(2)⇒ほて(ほて)(3)
わらみご
【藁稈心】
○⇒わらしべ(わらしべ,藁しべ,藁シベ)(1)
わらむら
【和良村】
◇[日]Wara Mura
○[古]岐阜県中央部、郡上郡(グジョウグン)の村。
和良川に天然記念物のオオサンショウウオが生息する。
〈面積〉
100.19平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,266人。
◎2003. 3.25(平成15)厚生労働省、2000年度で男性の長寿村一
番(80.6歳)と発表。女性は沖縄県島尻郡(シマジリグン)豊見城村(ト
ミグスクソン)で89.2歳。
2004. 3. 1(平成16)郡上郡の全3町4村が合併して郡上市を
発足。
わらるー
【ワラルー】
◇wallaroo
○[哺]有袋類カンガルー目(Diprotodontia)カンガルー科(Mac-
ropodidae)に属する哺乳類。
オーストラリアの山地の岩場に生息し、脚はやや短くて幅が
広い。草食性。
体長はカンガルーとワラビーの中間で、オス(雄)は約115セ
ンチメートル、尾長約80センチメートルくらいで、メス(雌)は
さらに小さい。
「ヤマカンガルー(山カンガルー)」とも呼ぶ。
参照⇒わらびー(ワラビー)
わらわ《わらは》
【妾】
○[古]わたし(私)。婦人が謙遜(ケンソン)してして用いる自称。
江戸時代、武家の婦人が主に用いた。
◎「わらわ(童)」と同源語。
参照⇒わらべ(童)(3)
わらわ《わらは》
【童】
○(1)3歳から13〜14歳くらいの子供。稚児(チゴ)より年長で、
まだ元服しない子供。
「わらわべ(童部)」,「わらんべ(童)」,「わらべ(童)」,「童丱(ドウ
カン)」とも呼ぶ。
○(2)⇒わらわがみ(童髪)
○(3)[古](貴人・寺社などに仕える)子供の召し使い。また、
頭髪を童髪にした召し使い。雑事に従事した。
男女とも呼び、「わらべ(童)」とも呼ぶ。
また、男は「をおのわらわ(童男)」,「おのわらべ(男童)」、女
は「めのわらわ(童女)」,「めのわらべ(女童)」とも呼ぶ。
○(4)天台宗・真言宗などの寺院で召し使う少年。
○(5)五節(ゴセチ)の童女(ワラワ)の略称。
⇒ごせちのわらわ(五節の童女)
わらわかす《わらはかす》
【笑わかす】
○[他動]笑わせる・笑うようにする。
「わらかす(笑かす)」とも呼ぶ。
わらわがみ《わらはがみ》
【童髪】
○(1)元服前の子供の髪形。
束ねないでそのまま垂らしたもの。男女児とも同じ。
単に「わらわ(童)」とも呼ぶ。
参照⇒おおわらわ(大わらわ,大童),かぶろ(禿)(1)
○(2)⇒とりかみ(取髪,取り髪)
わらわぐ《わらはぐ》
【童ぐ】
○[自動ガ下二段]子供らしく振る舞う。子供っぽく振る舞う。
わらわとりのかみ《わらはとりのかみ》
【童取の髪】
【童取りの髪】
○⇒とりかみ(取髪,取り髪)
わらんがる
【ワランガル】
◇Warangal
○(1)(Warangal District)⇒わらんがるけん(ワランガル県)
○(2)インド南東部、アンドラプラデシュ州(Andhra Pradesh
State)北部のワランガル県の県都。
〈人口〉
1991(平成 3)44万6,760人。
わらんがるけん
【ワランガル県】
◇[英]Warangal District
○インド南東部、アンドラプラデシュ州(Andhra Pradesh State)
北部の県。
県都はワランガル。
わらんじ《わらんぢ》
【草鞋】
○[服]⇒わらじ(草鞋)
わらんず《わらんづ》
【草鞋】
○[服]⇒わらじ(草鞋)
わり
【ワリ】
◇Wari/Huari
○[歴]⇒わりぶんめい(ワリ文明)
わりー
【ワリー】
◇Mohammad Vali
○[人]インドのウルドゥー語(Urdu)詩人(1667〜1707)。
わりあしくぎ
【割り足釘】
【割足釘】
○[建]釘の先が両側へ開くように二股(フタマタ)になっている和釘。
壁下地(カベシタジ)がもろい壁に打ち抜き、釘の先を開いて固
定するもの。
茶室の下地窓(シタジマド)の朝顔釘(アサガオクギ)などに用いられ
る。
参照⇒したじまど(下地窓,助枝窓),あさがおくぎ(朝顔釘),
わくぎ(和釘)
わりがき
【割書】
【割り書き】
○(1)本文の間に、細字で2〜3行に割って、注などを書き入
れること。また、その書き入れ。
「わりちゅう(割注,割註)」とも呼ぶ。
○(2)[劇][文]⇒つのがき(角書,角書き)
わりかん
【割り勘】
【割勘】
◇[英]Dutch treat
○(1)あるグループで、全体の費用を人数で割って、各人が均
等に分担すること。頭割(アタマワ)り。
もと兵士が仲間と飲食したときにも行われたので「兵隊勘定」
とも呼ぶ。
◎英語の「ダッジ(オランダ式)」は、オランダ人がケチだからと
いう。
○(2)自分の飲み食いした代金を自分で支払うこと。自弁(ジベ
ン)。また、そのような飲み会。
◎「割り前勘定」の略称。
わりぐり
【割り栗】
【割栗】
○[建]割り栗石の略称。
⇒わりぐりいし(割り栗石,割栗石)
わりぐりいし
【割り栗石】
【割栗石】
◇[英]riprap(リップラップ)
○[建]道路・石垣などの基礎工事や地固めなどに用いる、あま
り大きくない割り石。
「わりぐり(割り栗,割栗)」とも呼ぶ。
参照⇒くりいし(栗石)(2)
わりご
【破籠】
【破子】
○(1)ヒノキの白木で折り箱のように作った弁当箱。中に仕切
りがある。
◎(「木」偏+「累」:補助3686)とも書き、この字は「かんじき」とも
読む。
○(2)「わりご(1)」に入れた食べ物。
わりこみしょり
【割り込み処理】
【割込み処理】
【割込処理】
◇[英]interrupt processing
○[計]あるプログラムを実行中の中央演算装置(CPU)が、内
部または外部からの割り込み要求(interrupt request)を受け、
そのプログラム処理を一時中断して他のプログラムを実行する
処理。
要求を受け付けると登録されている、または一定の番地のプ
ログラムを実行し始め、実行していたメモリーの番地やレジス
ター類の内容の退避を行い、次にどのような要求かを解析し、
それに対応した短い処理を行う。その処理が完了すると、レジ
スター類の復元を行い、中断した番地から処理を再開する。
割り込み処理中などは割り込み要求を受け付けない。また、
プログラム中で割り込み要求の受け付けの可否(ON/OFF)
を変更できる。
内部割込みはスーパーバイザ・コール(SVC)など。
外部割込みはタイマー処理など。
参照⇒すーぱーばいざ(スーパーバイザ)(2)
わりこんぱす
【割りコンパス】
○⇒でばいだ(デバイダ)
★わりしのぶ
【割しのぶ】
○
参照⇒まいこ(舞子)
わりちゅう
【割注】
【割註】
【割り注】
【割り註】
○割り書きした注。
参照⇒わりがき(割書,割り書き)(1)
わりづか
【割り束】
【割束】
◇[日]warizuka/wari-zuka
○[建]下方が割れて人字形をした束柱。
参照⇒つかばしら(束柱),かえるまた(蟇股)
◎法隆寺金堂の高欄(コウラン)の下にある腰組にみられる。
わりにゃーに
【ワリニャーニ】
◇Alessandro Valignani(アレッサンドロ・ワリニャーニ)
○[人]イタリアのイエズス会士(1539. 2.20〜1606. 1.20)。中
国名は范禮安(礼安)(Fan Li'an)。イタリア中部のキエティ
(Chieti)生れ。
1566(永禄 9)イエズス会に入会。
1574(天正 2)東インド巡察使に任命されてゴアに到着。
1579(天正 7. 7.)口之津港に到着。
1582(天正10)天正遣欧使節をゴアまで帯同。
1590(天正18)再来日して、活字印刷機を伝えてキリシタン版
を刊行。
1592(天正20)マカオでマカオ院を設立。
1598(慶長 3)3度目の来日。
1603(慶長 8)日本を去り、マカオで死去。
「ヴァリニャーニ」,「バリニャーニ」,「バリニャーノ(Valigna-
no)」とも呼ぶ。
わりばし
【割り箸】
【割箸】
○[食]上端近くまで割れ目を入れ、二つに割って使う箸。杉な
どの木製や竹製。
「おてもと(御手許,御手元)」と書かれた細長い袋に入ってい
ることが多い。
主に食堂やコンビニ弁当などで使用される。
参照⇒げんろくばし(元禄箸),てんそげばし(天削箸),りきゅ
うばし(利久箸,利休箸)(1)
◎楊枝(ヨウジ)付き:⇒はらみばし(孕み箸)(2)
わりぶんか《わりぶんくわ》
【ワリ文化】
◇Wari Culture/Huari Culture
○[歴]⇒わりぶんめい(ワリ文明)
★わりぶんめい
【ワリ文明】
◇Wari Civilization/Huari Civilization
○[歴]AD. 600〜1,000、ペルー中央高地に栄えた文明。
「ワリ文化(Wari Culture)」とも呼ぶ。
◎チャビン文明(Chavin Civilization)の後、インカ帝国の前。
わりやーく
【ワリヤーク】
◇[露]Varyag
○[歴][軍]⇒わりやーぐ(ワリヤーグ)(2)
わりやーぐ
【ワリヤーグ】
◇[露]Varyag
○(1)(ロシア語で)バイキング(Viking)。北ゲルマン族のノル
マン人。
○(2)[歴][軍]ロシアの巡洋艦。
◎1904. 2. 9(明治37)朝鮮の済物浦(サイモッポ)(現在の仁川)沖で
日本の第2艦隊(瓜生艦隊)により砲艦コレーツ(Korieg)ととも
に撃破され、ロシア軍の手により自沈。
1905. 8. 8(明治38)日本が引き揚げ、「宗谷」として使用。
1916(大正 5)ロシアが買い戻し、ワリヤーグと復名。
イギリスのリバプールで修理中にロシア革命が起きて差し押
さえられ、イギリス海軍の補給船となる。
ドイツにスクラップとして売却され、1920(大正 9)曳航中に
イギリスのシェトランド諸島(Shetland Islands)沖で座礁し沈
没。
2007. 9. 8(平成19)シェトランド諸島のレンデルフトでワリャ
ーグの記念碑が除幕。
「ワリャーグ」,「ワリヤーク」とも呼ぶ。
○(3)[歴][軍]旧ソ連の航空母艦(空母)。
6万7,500トン。
◎1985.12.(昭和60)起工。
1988(昭和63)進水。
ソ連崩壊により、1992(平成 4)ロシアとウクライナの共同管
理となって建造中止。
1994(平成 6)建造が放棄。
1995(平成 7)ウクライナの所管となる。
1998(平成10)未完成のまま、中国マカオの民間企業が購入。
2001(平成13)中国本土に回航され、大連で観光(カジノ)用に
係留。
のち、空母に改修し、2011. 8.(平成23)初の試験航行。
2012. 9.(平成24)中国海軍に配備され、「遼寧(Liaodong)」と
命名。
◎中国語:瓦良格(Walingge)。
わりゃーぐ
【ワリャーグ】
◇[露]Varyag
○[歴][軍]⇒わりやーぐ(ワリヤーグ)(2)
わりん
【和林】
○[歴]⇒からこるむ(カラコルム,和林)
わるきゅーれ
【ワルキューレ】
◇[独]Walkuere(戦死者を選ぶ女)、[英]Valkyrie
○(1)[北欧神話]主神オーディン(Odin)に仕える武装した乙女
たち。
空中に馬を走らせ戦場で倒れた戦士たちから戦死者を決定し、
その霊を天上のワルハラ(Valhalla)宮殿に導く。
その姿は、槍を手にし胄(カブト)をかぶり天空を騎行するとも、
白鳥となって戦場の空を舞うともいう。
一説にオーディンの妻フレイア(Freya)の侍女ともいう。
「バルキューレ」,「バルキュリャ」,「バルキリ」とも呼ぶ。
参照⇒ぶりゅんひるで(ブリュンヒルデ)
○(2)[劇]ワーグナー(Richard Wagner)の歌劇『ニーベルンゲ
ンの指輪(Der Ring des Nibelungen)』の第2部。
参照⇒にーべるんげんのゆびわ(ニーベルンゲンの指輪)
わるくち
【悪口】
○⇒わるぐち(悪口)
わるぐち
【悪口】
○人を悪く言うこと。また、その言葉。
「あっこう(悪口)」とも呼ぶ。
参照⇒くしゃみ(嚏,嚔)
◎「あっく(悪口)」とも読む。
参照⇒あっく(悪口)
わるげ
【悪げ】
【悪気】
○悪いようだ。悪く感じる。
⇔よさげ(良さげ,良さ気)
◎悪げのない,決まり悪げ
わるさー
【ワルサー】
◇[独]Walther(バルター)
○ドイツ製の自動拳銃。
参照⇒[1]るがー(ルガー)
◎P−38:軍用。
PP(Polizei Pistole):警官用([英]Police Pistol)。
PPK(Polizei Pistole Kriminal):刑事用。
わるさわだけ《わるさはだけ》
【悪沢岳】
◇[日]Warusawa Dake
○[地]荒川岳の別称。
⇒あらかわだけ(荒川岳)
わるしゃわ
【ワルシャワ】
◇Warszawa
○東ヨーロッパ、ポーランド共和国の首都。
英語名は「ワルソー(Warsaw)」。
〈人口〉
1976(昭和51)145万人。
1987(昭和62)166万7,000人。
わるしゃわこうこく
【ワルシャワ公国】
◇Ksiestwo Warszawskie、[英]Dukedom of Warsaw
○[歴]1807(文化 4)ティルジット条約によりナポレオンが建国
した公国の一つ。
おもにプロイセンが領有した旧ポーランド領に建設。ザクセ
ン王フリードリヒ・アウグスト(Friedrich August)が大公とな
る。
1809(文化 6)オーストリアと戦い、オーストリア領ポーラン
ドも回復。
1814(文化11)ウィーン会議によりプロイセン・ロシアなどに
再分割されて消滅。
参照⇒てぃるじっとじょうやく(ティルジット条約),うぇす
とふぁりあこうこく(ウェストファリア公国)
★わるしゃわじけん
【ワルシャワ事件】
◇[英]Warsaw Uprising
○[歴]第二次世界大戦中の1944. 7.(昭和19)、敗退したドイツ
軍を追撃してソ連軍がワルシャワ郊外にせまるとポーランド人
が決起。しかしソ連軍は進撃を停止したため、決起軍は全滅。
その後にソ連軍はワルシャワに進軍した事件。
◎この十月十日は「自由ポーランドの日」と呼ばれている。
わるしゃわじょうやくきこう《わるしやわでうやくきこう》
【ワルシャワ条約機構】
◇[英]Warsaw Treaty Organization(WTO)
○[歴]東欧諸国の相互安全保障機構。
1949(昭和24)に調印された北大西洋条約機構(NATO)に対
抗し、1955. 5.(昭和30)ソ連・ポーランド・チェコスロヴァキ
ア・東ドイツ・ハンガリー・ブルガリア・ルーマニア・アルバ
ニアの8ヶ国がワルシャワで調印・加盟して発足。加盟国間の
軍事援助・経済文化関係の強化・平和共存などが規定されてい
る。ソ連軍を中心に構成された統一軍を設置。
ワルシャワ条約軍がチェコ進入の後、1968. 9.(昭和43)アル
バニアは脱退。
1991(平成 3)軍事機構解体。
「ワトー(WTO)」とも呼ぶ。
わるしゃわたいこうこく
【ワルシャワ大公国】
○[歴]⇒わるしゃわこうこく(ワルシャワ公国)
★わーるしゅたっとのたたかい《わーるしゆたつとのたたかひ》
【ワールシュタットの戦い】
◇[英]the Battle of Wahlstadt/the Battle of Liegnitz
○[歴]1241(仁治 2)バトゥの率いるモンゴル軍10万が、ドイツ
・ポーランドの連合軍2万をワールシュタットで破った戦い。
◎バトゥのヨーロッパ遠征は1236〜1242。
わるだくしゅう《わるだくしう》
【ワルダク州】
◇Velayat-e Vardak
○⇒ばるだくじゅう(バルダク州)
わるちんぐまちるだ
【ワルチング・マチルダ】
◇Waltzing Matilda(放浪する)
○[楽]1895(明治28)アンドルー・バートン・パターソン(And-
rew Barton Paterson)作曲のオーストラリア民謡。
オーストラリアの第二の国歌とも呼ばれる。
「ウォルシング・マティルダ」とも呼ぶ。
◎「マチルダ」はオーストラリア方言で「荷物を入れる袋」のこと。
わるどは
【ワルド派】
◇[英]Waldenses
○[宗]⇒ばるどは(バルド派)
わるとはいむ
【ワルトハイム】
◇Kurt Waldheim
○[人]オーストリアの政治家(1918.12.〜2007. 6.14)。
第二次世界大戦ではドイツ軍として従軍。
オーストリア外務省に入り、カナダ大使・国連大使・外務大
臣などを歴任。
1972〜1981(昭和47〜昭和56)第四代国際連合事務総長。
1986〜1992(昭和61〜平成 4)オーストリア大統領。
心不全で死去(88歳)。
わーるどまがじんぎゃらりー
【ワールド・マガジン・ギャラリー】
◇[英]the World Magazine Gallery
○[歴][通]東京都中央区銀座三丁目のマガジンハウス本社ビル
1階にあった雑誌ギャラリー。
世界約55ヶ国、約900種類の海外雑誌半年分を無料で公開。
参照⇒おおやそういちぶんこ(大宅壮一文庫)
◎2003. 6.13(平成15)閉館。
わーるどわいど
【ワールドワイド】
◇[英]worldwide
○[形]世界的な・世界に広がった。
わるばとう《わるばたう》
【ワルバ島】
◇[英]Warbah Island
○[地]クウェート北東部、ペルシア湾(Persian Gulf)上の島。
一水路(the Khawr 'Abd Allah waterway)を隔ててイラクに
面し、イラクは自国領と主張している。
〈面積〉
37平方キロメートル。
◎2002.12. 3(平成14)島付近でイラク警備艇がクウェートの沿
岸警備艇2隻に発砲しクウェート側も応戦する。
わるはらきゅうでん
【ワルハラ宮殿】
◇[英]Valhalla
○[北欧神話]主神オーディン(Odin)の宮殿。
「バルハラ」とも呼ぶ。
参照⇒わるきゅーれ(ワルキューレ)
わるびすべい
【ワルビスベイ】
【ワルビス・ベイ】
◇[英]Walvis Bay、[蘭]Walvis Baai
○⇒うぉるびすべい(ウォルビスベイ,ウォルビス・ベイ)
わるびすわん
【ワルビス湾】
◇[英]Walvis Bay、[蘭]Walvis Baai
○⇒うぉるびすわん(ウォルビス湾)
わるふぃっしゅわん
【ワルフィッシュ湾】
◇[独]Walfisch Bai
○[地](Walvis Bay)⇒うぉるびすわん(ウォルビス湾)
わるぷるぎすのよる
【ワルプルギスの夜】
◇[英]Walpurgis Night、[独]Walpurgisnacht
○[ドイツ民話]⇒ばるぷるぎすのよる(バルプルギスの夜)
わーるぷーるしゃ
【ワールプール社】
◇[英]Whirlpool Corporation
○[経]アメリカの家電メーカーの最大手。
わるみんすこまずーりけん
【ワルミンスコ・マズーリ県】
◇[ポーランド語]Wojewodztwo Warminsko-Mazurskie
○ポーランド北東部の県。東部をポドラスカ県(Wojewodztwo
Podlaskie)に接し、北部をロシアの飛び地カリーニングラード
州(Kaliningradskaya Oblast)に隣接。
県都はオルシュティン(Olsztyn)。
〈面積〉
2万4,191.80平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)145万2,423人(12月31日推計)。
わるわる
【ワルワル】
◇Walwal/Welwel/Ual Ual
○エチオピア南東部、オガデン地方(Ogaden region)のソマリ
ア州(Sumale Kilil)東部にあるオアシス都市。
北緯7.05°、東経45.40°の地。
わるわるじけん
【ワルワル事件】
◇[英]Walwal incident
○[歴]1934(昭和 9)エチオピア南東部、オガデン地方(Ogaden
region)のワルワルでイタリア軍とエリトリア軍(エチオピア軍)
が衝突した事件。
1934.12. 5(昭和 9)両軍が衝突。
1935. 1. 3(昭和10)エリトリア、国際連盟に提訴。
1935. 2.(昭和10)イタリア軍、東アフリカに集結。
1935. 9. 3(昭和10)国際連盟の仲裁委員会、イタリア・エリ
トリア双方に責任なしと報告。
◎エチオピア戦争の前哨戦となった。
参照⇒えちおぴあせんそう(エチオピア戦争)
★われ
【我】
【吾】
○
「あれ(我,吾)」とも呼ぶ。
◎我思う、故に我あり:コギト・エルゴ・スム([羅]cogito,
ergo sum):デカルトの言葉。
われおもうゆえにわれあり《われおもふゆゑにわれあり》
【我思う、故に我あり】
◇[羅]cogito,ergo sum
○[哲]フランスの哲学者デカルト(Rene Descartes)の第一原理
「コギト・エルゴ・スム」の訳語。
⇒こぎとえるごすむ(コギト・エルゴ・スム)
われさ
【ワレサ】
◇Lech Walesa
○[人]ポーランドの労働運動家・政治家(1943〜)。
1980〜1990(昭和55〜平成 2)自主管理労働組合「連帯」の議長。
1983(昭和58)ノーベル平和賞を受賞。
1990〜1995(平成 2〜平成 7)大統領。
われはうみのこ
【我は海の子】
○[楽]宮原晃一郎作詞の文部省唱歌。
◎1910(明治43)『尋常小学読本唱歌』に収録。
われめ
【ワレメ】
○[俗]女の子の性器をさす言葉。
◎男の子の「ちんちん(チンチン)」に相当する言葉がなかったこ
とから、NHK教育番組に参加していたある母親から使用し始
めたもの。
われもこう《われもかう》
【ワレモコウ】
【吾亦紅】
【吾木香】
【割木瓜】
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)の多年草。
日当りのよい山野に自生。茎は直立して上部で分枝し1メー
トルほどになる。葉は長楕円形で根から直(ジカ)に出る。7〜
10月ころに暗紅紫色の花穂を花茎の先に1個づつ群がりつけ、
花弁はない。
根は漢方で「ちゆ(地楡)」,「じゆ(地楡)」と呼び薬用(止血,収
斂<シュウレン>)。
◎ヒメワレモコウは丈が15センチメートルほどで愛好家に栽培
されている。
◎花言葉:変化。
[1]われんしゅたいん
【ワレンシュタイン】
◇Albrecht Wenzel Eusebius von Wallenstein(アルブレヒト
・ウェンツェル・オイセビウス・フォン・ワレンシュタイン)
○[人]神聖ローマ帝国の将軍・傭兵隊長(1583〜1634)。ボヘミ
ア出身。
ボヘミアのプロテスタントの反乱を鎮圧。
三十年戦争では神聖ローマ帝国フェルディナント二世(Ferdi-
nand II)に5万人の傭兵隊を自費で提供し、新教徒のデンマー
ク王クリスチャン四世(Christian IV)を破る。
1632(寛永 9)リュッツェンの戦い(the Battle of Luetzen)
でスウェーデン王グスタフ二世アドルフ(Gustaf II Adolf)を
倒すが戦いには敗れる。
その野心と権勢から皇帝や諸侯の不信を招き、敵との通謀を
疑われて罷免され、のち皇帝の部将に暗殺。
★[2]われんしゅたいん
【ワレンシュタイン】
◇Wallenstein
○[楽]シラーの戯曲。
わろうず《わらうづ》
【藁沓】
○[服]⇒わらじ(草鞋)
わろうそく《ほらふそく》
【和ロウソク】
【和蝋燭】
○木蝋(モクロウ)を原料にしたロウソク。
和紙を紙縒(コヨ)りにした芯(シン)に手で木蝋を塗り、冷(サ)め
たら塗り重ねることを繰り返して作る。
火が大きくなり過ぎないように、芯をときどき芯切り鋏(バサ
ミ)で短くする必要があった。
参照⇒もくろう(木蝋),えろうそく(絵ロウソク,絵蝋燭)
◎明治になって、パラフィンを使用した芯切り不要の洋ロウソ
クにとって替わられた。
★わろんごちく
【ワロン語地区】
◇[フ]Region Wallonne、[独]Wallonische Region、[英]Wal-
loon Region、[蘭]Waals Gewest
○[言]ベルギー南部のワロン語(フランス語の一方言)を話す地
区。
中心地はナミュール(Namur)。
参照⇒ふらまんちく(フラマン地区)
〈5州〉
ブラバント・ワロン州(Province du Brabant Wallon)。
エノー州(Province du Hainaut)。
リエージュ州(Province de Liege)。
リュクサンブール州(Province du Luxembourg)。
ナミュール州(Province de Namur)。
わん
【ワン】
◇Van
○(1)[地](Van Golu)⇒わんこ(ワン湖)
○(2)(Van Ili)⇒わんけん(ワン県)
○(3)トルコ東端、ワン県の県都。西部をワン湖に面する。
「バン」,「ヴァン」とも呼ぶ。
北緯38.49°、東経43.40°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)15万5,600人。
2000(平成12)28万4,500人。
2004(平成16)31万4,700人。
わん
【ワン】
【WAN】
◇[英]wide area network
○[通]ワイドエリアネットワークの略称。
全国規模で結ぶ通信ネットワーク。電話回線網など。
⇔らん(LAN)
★わん
【湾】
○[地]
◎[英]* Gulf(ガルフ)/* Bay(ベイ)、[独]* Golf(ゴルフ)/
* Bucht(ブフト)/* Bai(バイ)、[フ]Golfe de */Baie de *、
[伊]Golfo di *、[西]Golfo de */Bahia (de) */Ria de *、
[露]zaliv */* zaliv/* Guba、[希]* Kolpos、[アラビア語]
Khalij al(el,as) *、[朝]* Man(湾)、[トルコ語]* Korfezi、
[インドネシア語]Teluk *。
わんあん
【ワンアン】
【晩安】
◇[中]wan'an
○(中国語で)こんばんは(今晩は)。
◎おはよう:ザオアン(早安)(zao'an)。
こんにちは:ニーハオ(ni hao)。
わんうぇー
【ワンウェー】
◇[英]one way
○(1)(one-way)一方向の・一方通行の。
「ワンウェイ」とも呼ぶ。
○(2)片道旅行。
「ワンウェイ」とも呼ぶ。
◎往復旅行はラウンド・トリップ(round trip)。
わんうぇい
【ワンウェイ】
◇[英]one way
○⇒わんうぇー(ワンウェー)
わんおふ
【ワンオフ】
◇[英]one-off
○(1)[形]一度限りの、一度だけの、一回だけの。
「ワンショット(one-shot)」とも呼ぶ。
○(2)[名]一度限りのもの・こと、一度だけのもの・こと、一
回だけのもの・こと。単発物。
「ワンショット(one-shot)」とも呼ぶ。
わんかいよ
【ワンカイヨ】
◇Huancayo
○⇒わんかーよ(ワンカーヨ)
わんがぬい
【ワンガヌイ】
◇Wanganui
○(1)(Wanganui District)⇒わんがぬいちく(ワンガヌイ地区)
○(2)ニュージーランド北島(North Island)南部、マナワツ・
ワンガヌイ地方(Manawatu-Wanganui Region)のワンガヌイ地区
の都市。
南緯39.93°、東経175.03°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)4万1,100人。
1996(平成 8)4万1,100人。
2001(平成13)3万9,400人。
2004(平成16)3万8,900人。
◎北島にはファンガレイ(Whangarei)(ワンガレイとも)もある。
わんがぬいちく
【ワンガヌイ地区】
◇[英]Wanganui District
○ニュージーランド北島(North Island)南部、マナワツ・ワン
ガヌイ地方(Manawatu-Wanganui Region)の地区。
〈面積〉
2,373平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)4万3,266人(3月6日現在)。
わんかべりか
【ワンカベリカ】
◇Huancavelica
○(1)(Departamento de Huancavelica)⇒わんかべりかけん(ワ
ンカベリカ県)
○(2)ペルー中南部のワンカベリカ県中央部にある県都。
南緯12.79°、西経74.99°の地。
〈人口〉
1981(昭和56)2万1,137人。
1993(平成 5)3万1,068人。
2005(平成17)3万3,144人。
わんかべりかけん
【ワンカベリカ県】
◇[西]Departamento de Huancavelica、[英]Huancavelica De-
partment
○ペルー中南部の州。北部をフニン県([西]Departamento de
Junin)、東部・東南部をアヤクチョ県(Departamento de Aya-
cucho)南西部をイカ県(Departamento de Ica)、西部をリマ県
(Departamento de Lima)に接する。
県都はワンカベリカ。
「ワンカベリカ州」とも呼ぶ。
〈人口〉
1981(昭和56)40万0,376人。
1993(平成 5)41万3,136人。
2005(平成17)44万7,054人。
わんかべりかしゅう《わんかべりかしう》
【ワンカベリカ州】
◇[西]Departamento de Huancavelica、[英]Huancavelica De-
partment
○⇒わんかべりかけん(ワンカベリカ県)
わんかーよ
【ワンカーヨ】
◇Huancayo
○ペルー中南部、フニン県(Departamento de Junin)南部にあ
る県都。
南緯12.07°、西経75.21°の地。
「ワンカイヨ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1972(昭和47)11万5,693人。
1981(昭和56)16万4,954人。
1993(平成 5)25万8,209人。
2005(平成17)30万6,954人。
わんがらった
【ワンガラッタ】
◇Wangaratta
○オーストラリア南東部、ビクトリア州(Victoria State)北部
の町。
南緯36.36°、東経146.30°の地。
〈人口〉
1996(平成 8)1万5,500人。
2004(平成16)1万7,200人。
わんがれい
【ワンガレイ】
◇Whangarei
○⇒ふぁんがれい(ファンガレイ)
わんかん《わんくわん》
【彎管】
◇[英]siphon/syphon
○⇒さいふぉん(サイフォン)(1)
わんがんきょうりょくかいぎ《わんがんけふりよくくわいぎ》
【湾岸協力会議】
○⇒じーしーしー(GCC)
わんがんせん
【湾岸線】
○[交]首都高速道路の一つ。
東京港をくぐる全長約1,300メートルの東京港トンネルがあ
る。
わんがんせんそう《わんがんせんさう》
【湾岸戦争】
◇[英]Gulf War
○[歴]1990. 8. 2(平成 2)イラクがクウェートの石油盗掘を口
実に侵攻し、勃発。
サダム・フセイン大統領、クウェートを19番目の州と宣言。
翌1991. 1.16(平成 3)アメリカ軍を中心とする28ヶ国の多国
籍軍が砂漠の嵐作戦で参戦してイラクが敗北し停戦、 2.27(平
成 3)クウェートは解放され、イラクは300億ドル相当の賠償を
かかえた。
◎ペルシア湾への原油の流出や油井炎上などによる環境破壊が
起きた。
参照⇒れっかうらんだん(劣化ウラン弾),ぱとりおっと(パト
リオット)(3)
◎戦車の墓場:⇒さふわん(サフワン)
わんきょく
【湾曲】
【彎曲】
○弓なりに曲ること。
わんきょくぶりゅうこつ
【湾曲部竜骨】
◇[英]bilge keel
○[海]⇒びるじきーる(ビルジキール)
わんぎり
【ワン切り】
○[社][通]携帯電話で通話を目的とせず、電話番号を受信させ
る行為。具体的には、携帯電話を1度だけ鳴らして相手が出る
前に切断し発信先記録のみを残すこと。
電話代の節約または相手からの通話を目的として個人的に始
まり、のち有料電話サービス会社がこれを利用し始め社会的問
題となる。
◎2002.12. 4(平成14)参議院本会議、ワン切り業者に1年以下
の懲役または100万円以下の罰金を科す罰則が盛り込まれた改
正有線電気通信法を可決・成立。
わんげこくりつこうえん《わんげこくりつこうゑん》
【ワンゲ国立公園】
◇[英]Hwange National Park
○ジンバブエ西部にある国立公園。
サイ・チーターなどが生息。
〈面積〉
1万4,651平方キロメートル。
わんげる
【ワンゲル】
◇[独]Wandervogel
○ワンダーフォーゲルの和略語。
⇒わんだーふぉーげる(ワンダーフォーゲル)
わんけん
【ワン県】
◇[トルコ語]Van Ili、[英]Van Province
○トルコ東端の県。北部をアール県(Agri Ili)、南部をハッカ
リ県(Hakkari Ili)、南西部をシルナク県(Sirnak Ili)・シイ
ルト県(Siirt Ili)、西部をビトリス県(Bitlis Ili)に接し、
東部をイランに隣接。
県都はワン。
「バン県」,「ヴァン県」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万9,069平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)63万7,400人。
2000(平成12)87万7,500人。
2004(平成16)97万0,800人。
わんこ
【ワン湖】
◇[トルコ語]Van Golu、[英]Lake Van
○[地]トルコ東部にある大塩湖。湖面は海抜1,662メートル。
面積約3,760平方キロメートル。
ビトリス県(Bitlis Ili)とワン県(Van Ili)にまたがる。
「バン湖」,「ヴァン湖」とも呼ぶ。
わんこう
【わん公】
【ワン公】
○[俗]イヌ(犬)の俗称。
擬人化して呼んだもの。
参照⇒わんころ(わんころ,ワンコロ),わんわん(ワンワン),
えてこう(えて公,猿公)
わんこそば
【わんこソバ】
【ワンコそば】
【わんこ蕎麦】
【椀子蕎麦】
○[食]岩手県、特に盛岡地方の郷土料理。
給仕の仕方が独特で、たくさんの椀に小盛したソバを準備し、
客が食して空になった椀を膳(ゼン)に置かないうちに用意して
いる椀のソバを客の椀につぎつぎと移し入れ、客が満腹になっ
て食べ切れなくなるまでもてなすもの。
わんころ
【わんころ】
【ワンコロ】
○[俗]イヌ(犬)の愛称。特に子犬([英]puppy)。
参照⇒わんわん(ワンワン),わんこう(わん公,ワン公),ぱぴ
ー(パピー)
◎「わん」は泣き声で、「ころ」は子犬の「ころころ」とした姿や動
きから。
わんしゃ
【腕車】
○人力車の別称。
⇒じんりきしゃ(人力車)
わんしょっと
【ワンショット】
◇[英]one-shot
○⇒わんおふ(ワンオフ)
わんず
【ワンズ】
【万子】
◇[中]wanzi
○マージャン(麻雀)の三種類の数牌(shupai)(シューパイ)の一
種。
「一萬」〜「九萬」と彫(ホ)られた、9種類がある。
「マンズ(万子)」とも呼ぶ。
参照⇒そーず(ソーズ,索子),ぴんず(ピンズ,餅子)
わんせい
【湾生】
【彎生】
○(1)[植]([英]campylotropous)(胚珠が)内部に湾曲するもの。
◎湾生胚珠(campyrlotropous ovule)
○(2)[植]([英]sinuate)葉の縁(フチ)が波状のもの。
わんせい
【湾生】
【灣生】
◇[中]wansheng
○台湾生れの日本人。
わんぜん
【湾然】
○川べりの水が弓なりに入り込んださま。
参照⇒わんど(わんど,湾処)
[1]わんだー
【ワンダー】
◇[英]wander
○[動]歩き回る・さまよう・放浪する。
[2]わんだー
【ワンダー】
◇[英]wonder
○(1)[名]驚異・驚嘆・驚き。
○(2)[名]驚くべき人・物・出来事。
○(3)[動]驚く・不思議に思う。
◎形容詞は「ワンダフル(wonderful)」。
わんだーふぉーげる
【ワンダーフォーゲル】
◇[独]Wandervogel(ヴァンターフォーゲル)
○(1)[古][鳥]渡り鳥。
⇒わたりどり(渡り鳥)(1)
○(2)グループで山野を徒歩旅行やキャンプをしながら、集団
生活による相互の親睦をはかり、各自の健康を保とうとする運
動。また、その徒歩旅行。
主として青年や学生が行う。
和略語で「ワンゲル」とも呼ぶ。
◎1896(明治29)ドイツの高校生カール・フィッシャー(Karl
Fischer)(1881. 3.21〜1941. 6.13)が友人と始めたという。
わんだふる
【ワンダフル】
◇[英]wonderful
○(1)[形]すばらしい、素敵(ステキ)な。
○(2)[形]感嘆する、驚くべき、不思議な。
◎比較級は"more wonderful"、最上級は"most wonderful"。
名詞・動詞は「ワンダー(wonder)」。
わんだーやーる
【ワンダーヤール】
◇[独]Wanderjahr(ヴァンダーヤール)
○遊歴修行時代。
参照⇒まいすたー(マイスター)(2)
◎レーレ(Lehre):見習い修業。
わんだーらんど
【ワンダーランド】
◇[英]wonderland
○(1)不思議の国・おとぎの国・空想上の国。
参照⇒ふしぎのくにのありす(不思議の国のアリス),ねばー
らんど(ネバーランド)(1)
○(2)(転じて、景観や天然資源に恵まれた)すばらしい所・場
所。
わんたん
【ワンタン】
【雲呑】
【饂飩】
◇[中]yuntun(雲呑,饂飩)、[英]wonton
○[料]中国料理の一つ。
小麦粉で作った四角い薄い皮に、調味した豚の挽肉(ヒキニク)を
包んで湯煮(ユニ)したもの。
刻んだネギなどとスープに入れて食べる。
参照⇒わんたんめん(ワンタン麺,雲呑麺)
わんたんめん
【ワンタン麺】
【雲呑麺】
◇[中]yuntun mian、[英]wonton noodles
○[料]ラーメン(拉麺)にワンタンを入れた中華料理。
わんつー
【ワンツー】
【ワン・ツー】
◇[英]one-two
○[運]⇒わんつーぱんち(ワンツーパンチ,ワン・ツー・パンチ)
わんつーぱんち
【ワンツーパンチ】
【ワン・ツー・パンチ】
◇[英]one-two punch
○[運]ボクシングで、最初に軽く打ち、続けて他方の腕で強く
打ち込むリズミカルな戦法。
相手が打ち込んで来ないように最初の打ち込みで相手を回避
行動に誘い、次に体を前進させて強打すること。
単に「ワンツー(one-two)」とも呼ぶ。
わんつーふぃにっしゅ
【ワンツーフィニッシュ】
【ワン・ツー・フィニッシュ】
◇[英]one-two finish
○[運]同一チームで競技の1位・2位を獲得すること。
わんど
【わんど】
【湾処】
○(1)入江(イリエ)。
○(2)[地]川べりの水が弓なりに入り込んだ水溜(ミズタマ)り。
通常は川の本流から切り離されているが、雨が降るなどの増
水時には本流につながるもの。
参照⇒わんぜん(湾然),みかづきこ(三日月湖)
○(3)(特に)大阪の淀川にある河川敷(カセンジキ)の水溜り。
明治時代、蒸気船の航路確保のため治水工事した結果、自然
発生的に出来たもの。多様な動植物が生息する。
参照⇒いたせんぱら(イタセンパラ,板鮮腹)
わんど
【ワンド】
◇[英]wand
○(1)(魔法使い・手品師などの)細い杖(ツエ)。魔法の杖(magic
wand)。
○(2)[楽]指揮棒。
わんぱ
【忘八】
【王八】
◇[中]wangba
○(1)[俗][爬]中国で、カメ(亀)・スッポン(鼈)の俗称。
参照⇒すっぽん(スッポン,鼈)
○(2)人をののしる言葉。人で無し・人非人(ニンピニン)。
「ぼうはち(亡八,忘八)」とも呼ぶ。
参照⇒おうけん(王建)(3)
○(3)遊女屋の主人。
「ぼうはち(亡八,忘八)」,「くつわ(轡・銜・馬銜)」とも呼ぶ。
わんぱく
【腕白】
◇[英]hellion(ヘリオン)
○子供がいたずらで、わがままなこと。また、その子供。
参照⇒でぃあぶろ(ディアブロ)(2)
◎腕白小僧,腕白坊主
わんぴーあ
【ワンピーア】
◇[独]Vampir(ファンピーア)、[英]vampire
○(ドイツ語で)吸血鬼。
⇒ばんぱいあ(バンパイア)(1)
わんぴる
【ワンピル】
◇[ポーランド語]wampir、[英]vampire
○(ポーランド語で)吸血鬼。
⇒ばんぱいあ(バンパイア)(1)
わんぷすびる
【ワンプスビル】
◇Wampsville
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)中
央部のマジソン郡(Madison County)北部にある郡都。
わんやん
【完顔】
◇[中]Wanyan
○[歴]女真族(Nyuzhen Zu)(ジョシンゾク)の一部族。
参照⇒じょしんぞく(女真族)
わんやんあくだ
【完顔阿骨打】
◇[中]Wanyan Aguda
○[人]⇒あくだ(アクダ,阿骨打)
わんやんきいん《わんやんきゐん》
【完顔希尹】
◇[中]Wanyan Xiyin
○[人]中国の金の阿骨打(Aguda)(アクダ)(太祖)のときの1119年、
契丹(キッタン)文字(Khitan script)を摸して女真文字(Jurchen
script)の大字を製作した。
参照⇒じょしんもじ(女真文字),あくだ(アクダ,阿骨打)
わんやんみんあくだ
【完顔旻阿骨打】
◇[中]Wanyan Min Aguda
○[人]⇒あくだ(アクダ,阿骨打)
わんりゅう《わんりう》
【湾流】
◇[英]Gulf Stream
○[地]⇒めきしこわんりゅう(メキシコ湾流)
わんわん
【ワンワン】
○(1)[擬音語]イヌ(犬)の鳴き声。
「ケンケン」とも呼ぶ。
◎痛がっているときなどの鳴き声は「キャンキャン」。
○(2)[幼児語](転じて)イヌ。
参照⇒わんこう(わん公,ワン公),わんころ(わんころ,ワンコ
ロ)
わんわんものがたり
【わんわん物語】
◇[英]Lady and the Tramp
○[映]ウォルト・ディズニーのアニメーション映画。
飼い犬レディと野良犬トランプのラブストリー。
挿入歌は「ララルー(La la lu)」。
参照⇒ひゃくいっぴきわんちゃん(101匹わんちゃん)
◎1955. 6.22(昭和30)アメリカで公開。
1956. 8.10(昭和31)日本で公開。
★ゐたせくすありす
【ヰタ・セクスアリス】
◇[羅]Vita Sexualis
○[文]森鴎外の小説。
◎1909. 7.(明治42)雑誌「スバル」に掲載されたが、風俗壊乱で
発売禁止となる。
★をことてん
【ヲコト点】
【乎古止点】
【乎己止点】
【遠古登点】
○[言]漢文訓読のため、漢字に添えた送り仮名に相当する記号。
訓読の際には、添えられた記号の形(・,━,レ)と位置により
補読する。
平安初期にはじまり、仮名を書くより便利なことから発達し、
室町時代ころまで使われた。
学者の博士家点(ハカセケテン)、僧侶の仏家点、儒学者の儒家点な
どの形式があった。
参照⇒しゅぼくてん(朱墨点)
◎博士家点で、漢字の右上に添えた「・」が「を」、「━」が「こと」
を意味したことから。
参照⇒みょうぎょうてん(明経点)
んがりちく
【ンガリ地区】
◇[英]Ngari district
○⇒うんがりちく(ウンガリ地区)
んこれおうこく《んこれわうこく》
【ンコレ王国】
◇[英]Nkore Kingdum
○アンコレ王国(Ankole Kingdum)の別称。
⇒あんこれおうこく(アンコレ王国)
んじゃじじゃとう《んじやじぢやたう》
【ンジャジジャ島】
◇[フ]Ile de Njazidja
○[地]⇒ぬじゃじじゃとう(ヌジャジジャ島)
んじゃだき
【ンジャダキ】
○[植](沖縄で)ホウライチク(蓬莱竹)の別称。
⇒ほうらいちく(ホウライチク,蓬莱竹)
んじゃめな
【ンジャメナ】
◇N'djamena
○⇒うんじゃめな(ウンジャメナ)
んずわにとう《んずわにたう》
【ンズワニ島】
◇[フ]Ile de Nzwani
○[地]⇒ぬずわにとう(ヌズワニ島)
んだすけ
【んだすけ】
◇[日]n'dasuke
○[南部方言]⇒だすけ(だすけ)
んだらたんど
【ンダラタンド】
◇N'Dalatando
○⇒ぬだらたんど(ヌダラタンド)
んどら
【ンドラ】
◇Ndola
○⇒ぬどら(ヌドラ)
んどらんげた
【ンドランゲタ】
◇[伊]'Ndrangheta
○⇒ぬどらんげた(ヌドランゲタ)
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