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                 百   科   辞   書    《うさ》     編集:獨  澄旻

-------- うさ --------------------------------------------------
うさ
	【宇佐】
	◇[日]Usa
	○(1)⇒うさし(宇佐市)
	○(2)[古]⇒うさぐん(宇佐郡)
うざい
	【うざい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うさぎ
	【うさぎ】
	○[楽]日本古謡(わらべ唄)・小学唱歌。
	〈歌詞〉
	 うさぎ、うさぎ、なに見てはねる/十五夜お月さま、見ては
	ねる。
	◎1892(明治25)『小学唱歌』(第二巻)に収録。
★うさぎ
	【ウサギ】
	【兎】
	◇[英]rabbit(アナウサギ)/hare(ノウサギ)
	○[哺]ウサギ目(Lagomorpha)の哺乳類。
	 ウサギ科(Leporidae)とナキウサギ科(Ochotonidae)とに大別。
	◎1羽(イチワ)、2羽(ニワ)と数える。
	◎秋田県大仙市(ダイセンシ)中仙(ナカセン)地域で毎年10月、全国ジャ
	ンボうさぎフェスティバルが開催される。
	 西洋では後ろ足(rabbit foot)を魔除け(タリスマン)にする。
	 ユキウサギ:⇒ゆきうさぎ(ユキウサギ,雪兎)
	◎英語で「ラビット」、幼児語では「バニー(bunny)」。
	 ドイツ語:カニンチェン(Kaninchen)。
	 フランス語:ラパン(lapin)。
	 イタリア語:コニッリョ(coniglio)。
	 スペイン語:コネホ(conejo)。
	 ロシア語:クロリク(krolik)。
	 トルコ語:タブシャン(tavsan)。
うさぎうま
	【兎馬】
	○[哺]ロバ(驢馬)の別称。
	 ⇒ろば(ロバ,驢馬)
うさぎごや
	【ウサギ小屋】
	◇[英]hutch(ハッチ)
	○[歴][社]1979. 3.31(昭和54)EC委員会が対日戦略基本文書
	の中で、日本人は「ウサギ小屋に毛のはえたような家」に住むと
	記述。
うさぎたけ
	【ウサギタケ】
	【兎茸】
	○[植][食]⇒やまぶしたけ(ヤマブシタケ,山伏茸)
うさぎとかめ
	【うさぎとかめ】
	【兎と亀】
	○[楽]石原和三郎(イシハラ・ワサブロウ)作詞、納所弁次郎(ノウショ・ベンジ
	ロウ)作曲の童謡。
	 歌い出しは「もしもしかめよ/かめさんよ」。
	◎『もしもし亀よ』:⇒もしもしかめよ(もしもし亀よ)
うさぎとかめ
	【ウサギとカメ】
	【兎と亀】
	◇[英]The Hare and the Tortoise
	○[文]『イソップ物語』の中の一話。
	 ウサギとカメが競走して、負ける気がしないウサギが途中で
	寝ている間にカメに追い抜かれて負ける話。
	◎才能より努力を重視する。
うさぎとび
	【ウサギ跳び】
	【兎跳び】
	【兎飛び】
	○[古][運]両足をそろえて両膝を折って腰を落とし、両手を後
	ろに回して握り合わせ、両膝を同時に伸びしたり曲げたりしな
	がらピョンピョンと飛び跳(ハ)ねて前進する運動。
	 体勢に無理があり、非常に苦しいが運動効果は期待できず、
	逆に関節などに有害と言われ、現在は行われていない。
	◎精神力を重視する日本独自の運動法で、昭和中期までは一般
	的な訓練法として中学校などでも普通に行われていた。
	 参照⇒すぽこん(スポコン,スポ根)
うさぎのだんす
	【兎のダンス】
	○[楽]野口雨情(ウジョウ)作詞、中山晋平(シンペイ)作曲の童謡。
	 歌い出しは「ソソラソラソラ/兎のダンス」。
	◎1924(大正13)東京社の児童雑誌『コドモノクニ』5月号に収
	録。
うざく
	【うざく】
	【鰻作】
	○[料]ウナギ(鰻)とキュウリ(胡瓜)の和物(アエモノ)。
	 白焼きにしたウナギを一口大に切り、キュウリを薄く小口切
	りにして塩もみした後に塩を洗い流し、三杯酢または土佐酢で
	あえた料理。
うさぐん
	【宇佐郡】
	◇[日]Usa Gun
	○[古]大分県中北部の郡。
	 院内町(インナイマチ)・安心院町(アジムマチ)の町。
	◎2005. 3.31(平成17)院内町・安心院町が宇佐市に編入し、郡
	は消滅。
うざこい
	【うざこい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うさし
	【宇佐市】
	◇[日]Usa Shi
	○大分県北部の市。
	 宇佐神宮の鳥居前町。
	◎1967(昭和42)宇佐町、駅川(エキセン)町・四日市(ヨッカイチ)町・長
	州(ナガス)町の近隣3町を合併して宇佐市を発足。
	 2005. 3.31(平成17)宇佐郡(ウサグン)の院内町(インナイマチ)・安心
	院町(アジムマチ)を編入。
うさじんぐう
	【宇佐神宮】
	○大分県宇佐市にある神社。元官幣大社。豊前国一の宮・全国
	八幡宮の総本社。
	 祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト)(応神天皇)・大帯姫命(オオタラシヒメ
	ノミコト)(神功皇后)・比売神(ヒメカミ)。
	 国宝の社殿は八幡造りの代表。
	 「宇佐八幡宮」,「宇佐八幡」とも呼ぶ。
	◎ 727(神亀 4)現在地に移転。
	 奈良時代から朝廷に尊崇される。
	 鎌倉時代に源氏が八幡神を氏神として以後、武家の信仰も受
	ける。
うざたい
	【うざたい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うざつく
	【うざつく】
	○[自動]小さいものが群がり動く。うるさく感じるほど群がり
	動く。
	 参照⇒うざる(うざる)(1)
うざっこい
	【うざっこい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うざったい
	【うざったい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うざっとい
	【うざっとい】
	○[形]⇒うざとい(うざとい)
うざとい
	【うざとい】
	○[形]こまごましていて煩(ワズラ)わしい・面倒(メンドウ)くさい
	・うるさい・見苦しい。
	 「うざっとい」,「うざたい」,「うざったい」,「うざこい」,「うざっ
	こい」,「うざい」とも呼ぶ。
	◎動詞:⇒うざる(うざる)(2)
	◎「うざい」は昭和後期から若者言葉として用いられた比較的新
	しいもの。
うさはちまん
	【宇佐八幡】
	○⇒うさじんぐう(宇佐神宮)
うさはちまんぐう
	【宇佐八幡宮】
	○⇒うさじんぐう(宇佐神宮)
うさま
	【ウサマ】
	◇Usama/Osama
	○[人](アラビア語圏の)男性名。
	◎「ライオン(獅子)・勇敢」の意味。
うさまびんらーでぃん
	【ウサマ・ビンラーディン】
	【ウサマ・ビン・ラーディン】
	◇Osama bin Laden
	○[人]⇒びんらでぃん(ビンラディン)
うさやま
	【宇佐山】
	◇[日]Usa Yama
	○[地]滋賀県大津市西部にある山。標高335メートル。
	 琵琶湖の南西岸に位置し、湖を一望できる。
うさやまこふんぐん
	【宇佐山古墳群】
	○[歴]滋賀県大津市神宮町(ジングウチョウ)、伊佐山中腹にある古
	墳時代前期〜後期の古墳群。
うざる
	【うざる】
	○(1)[自動]小さいものが群がる・うるさく感じるほど群がる。
	 参照⇒うざつく(うざつく)
	○(2)[自動]こまごましていて煩(ワス゚ラ)わしく感じる・面倒(メン
	ドウ)に感じる・うるさく感じる。
	◎形容詞:⇒うざとい(うざとい)
	○(3)[自動]こまごまとうるさく言う。
うさん
	【烏山】
	◇[朝]Osan
	○⇒うさんし(烏山市)
★うさんくさい
	【胡散臭い】
	○
うさんし
	【烏山市】
	◇[朝]Osan-si
	○朝鮮半島中西部、韓国北西方、京畿道(Kyonggi-do)(ケイキドウ)
	の都市。
	 北緯37.15°、東経127.07°の地。
	 「オサン市(烏山市)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)7万0,500人。
	 2003(平成15)8万9,300人。
	◎2003. 1.26(平成15)韓国の烏山米空軍基地(US airbase in 
	Osan)を飛び立ったU−2型偵察機が華城市の自動車修理工場
	に墜落。
★うし
	【ウシ】
	【牛】
	○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)ウシ亜
	科(Bovinae)ウシ属(Bos)の哺乳類。
	◎ヒンズー教では神様の乗り物として神聖視されている。
	◎食肉牛:⇒あばでぃーんあんがす(アバディーンアンガス,ア
	バディーン・アンガス),てきさすろんぐほーん(テキサス・ロ
	ングホーン)
	 胃袋(食用):ミノ(第1)・ハチノス(第2)・センマイ(第3)
	・ギアラ(第4)。
	 乳牛:⇒ほるすたいん(ホルスタイン)(2)
	 原牛:⇒[1]おーろくす(オーロクス)
	 コブウシ(瘤牛):⇒こぶうし(コブウシ,瘤牛)
	 食肉牛の機械解体:⇒えーえむあーるしすてむ(AMRシス
	テム)
	 BSE(Bovine Spongiform Encephalopathy):⇒きょうぎゅ
	うびょう(狂牛病)
	◎英語で、去勢していないオス牛(雄牛)は「ブル(bull)」、去勢
	した牛は「オックス(ox)」,「ステア(steer)」、メス牛(雌牛)は
	「カウ(cow)」、子牛は「カーフ(calf)」。
	 ドイツ語で、牛一般は「リント(Rind)」、オス牛は「ブレ(Bul-
	le)」、去勢していない牛は「シュティーア(Stier)」、去勢した
	牛は「オクセ(Ochse)」、メス牛は「クー(Kuh)」、子牛は「カルプ
	(Kalb)」。
	 ロシア語では「コローバ(korova)」。
	 雅称:⇒こくぼたん(黒牡丹,K牡丹)(2)
うし
	【ウシ】
	【烏什】
	◇[中]Wushi
	○⇒うじゅうけん(烏什県)
うし
	【丑】
	○(1)十二支(ジュウニシ)の第2。うし(牛)。
	○(2)[暦]十二支の2番目にあたる年や日。丑年(ウシドシ)または
	丑の日。
	 参照⇒うしのひ(丑の日)
	○(3)方位を十二支に配した、北北東の方角。
	○(4)丑の刻。
	 ⇒うしのこく(丑の刻)
うし
	【羽枝】
	◇[英]barb
	○[鳥]羽の板状部分を成す羽弁(ウベン)(vane)の構成要素。
	 羽軸から左右に伸び、さらに羽枝から多数の小羽枝(羽小枝)
	(barbule)が伸びている。小羽枝には小さな鉤状(カギジョウ)の突
	起(トッキ)があって隣りの羽枝から伸びる小羽枝の突起と絡(カラ)
	み合い、バラバラにならずに集合体として羽弁を形成している。
	 一度゛羽枝同士が裂けたように離れても、合せて軽く揉(モ)
	むと小羽枝の突起がまた絡み合い、一枚の羽弁となる。
	◎小羽枝の突起が絡み合っていない羽:⇒わたばね(綿羽)
うし
	【雨師】
	○雨をつかさどる神。雨の神。六神(リクシン)の一神。
	 参照⇒りくしん(六神)(2)
うし
	【齲歯】
	○[病]虫歯。
	 ⇒むしば(ムシ歯,虫歯,齲歯)
	◎齲歯の治療
	◎正しくは「くし(齲歯)」と読む。
うーしー
	【ウーシー】
	【無錫】
	◇[中]Wuxi
	○⇒むしゃくし(無錫市)
うじ《うぢ》
	【宇治】
	◇[日]Uji/Udi
	○(1)⇒うじし(宇治市)
	○(2)[交]⇒うじえき(宇治駅)
うーじー
	【UZI】
	○[軍]イスラエル製のサブマシンガン(短機関銃)。
	 参照⇒あいえむあい(IMI)
	◎1951(昭和26)生産開始。
うじいえまち《うぢいへまち》
	【氏家町】
	◇[日]Uji'ie Machi
	○[古]栃木県中央部、塩谷郡(シオヤグン)の町。北部を矢板市に接
	する。
	 国立きぬ川学院がある。
	◎2005. 3.28(平成17)氏家町・喜連川町(キツレガワマチ)の2町が合
	併して「さくら市」を発足。
うしいし
	【牛石】
	○牛の形をした大石。
	 京都府京都市北白川など全国各地の天神社の境内などに祀(マ
	ツ)られている。
	 参照⇒うしてんじん(牛天神)
うじえき
	【宇治駅】
	○(1)[交]京都府宇治市宇治にある、JR奈良線の駅。
	 黄檗(オウバク)駅とJR小倉(オグラ)駅の間。
	○(2)[交]京阪宇治線の駅。
	 三室戸(ミムロド)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
	◎JR奈良線の宇治駅と京阪宇治線の宇治駅との間には宇治川
	があり連絡されていない。
うしえび
	【ウシエビ】
	【牛海老】
	○[動]⇒ぶらっくたいがー(ブラックタイガー,ブラック・タイ
	ガー)
うしおいにっさ《うしおひにつさ》
	【牛追いにっさ】
	○⇒じゅうろくむさし(十六六指,十六武蔵)
うしかいめんじょうのうしょう《うしかいめんじやうなうしやう》
	【牛海綿状脳症】
	◇[英]Bovine Spongiform Encephalopathy
	○[病]狂牛病(mad cow disease)の正称。
	 ⇒きょうぎゅうびょう(狂牛病)
うしかぎとんねる
	【牛鍵トンネル】
	○[交]青森県十和田市大字大沢田(オオサワダ)字牛鍵にあるJR東
	北新幹線のトンネル。
	 全長2,070メートル。
	◎2005. 5.31(平成17)深夜、トンネル内で土砂崩れが発生し、
	地上の田畑が陥没。
うしがぶち
	【牛ヶ淵】
	◇[日]Ushigabuchi/Ushi ga Buchi
	○東京都千代田区にある、皇居外苑の濠(ホリ)。もと、江戸城の
	内堀。
	 千鳥ヶ淵(チドリガフチ)(田安門)と清水濠(シミズボリ)(清水門)の
	間で、日本武道館の下。
	 平均水深1.5メートル、面積1万6,000平方メートル。
	◎2003(平成15) 2.27〜 3. 7、水を抜いて外来魚駆除を実施し、
	ブルーギル1,299匹、ブラックバス64匹を捕獲。
うしく
	【牛久】
	◇[日]Ushiku
	○(1)⇒うしくし(牛久市)
	○(2)[交]⇒うしくえき(牛久駅)
	○(3)[歴]江戸時代の藩名。
	◎牛久沼:⇒うしくぬま(牛久沼)
うじく《うぢく》
	【羽軸】
	◇[英]shaft/(単数形)rachis/(複数形)rachides
	○[鳥]羽毛の中央を縦に走る太い軸。
	 その基部を「羽根(ウコン)」と呼ぶ。
	 参照⇒うべん(羽弁),うし(羽枝)
うしくえき
	【牛久駅】
	○[交]茨城県牛久市にある、JR常磐線の駅。
	 佐貫(サヌキ)駅と「ひたち野うしく駅」の間。
	◎小湊鉄道(コミナトテツドウ)には上総牛久(カズサウシク)駅がある。
うじくさ
	【ウジクサ】
	【蛆草】
	○[植]ミソナオシ(味噌直)の別称。
	 ⇒みそなおし(ミソナオシ,味噌直,小槐花)
うしくし
	【牛久市】
	◇[日]Ushiku Shi
	○茨城県南部の市。南部を龍ヶ崎市(リュウガサキシ)、西部をつくば
	市に接する。
	 浄土真宗東本願寺(東京本願寺)本廟牛久アケイディアに牛久
	大仏(高さ120メートル)がある。
★うしくぬま
	【牛久沼】
	◇[日]Ushiku Numa
	○茨城県の南部、龍ヶ崎市(リュウガサキシ)の北西部にある沼。面積
	2平方キロ、周囲7.5キロ。灌漑用水に用いられてきた。
	 古くは「太田沼」と呼ばれた。
	◎1951(昭和26)小川芋銭(ウセン)を記念して牛久町(現:牛久市)の
	西南端、牛久沼を望む高台に「カッパの碑」が、横山大観ら同好
	の人々によって建てられた。
うしけん
	【ウシ県】
	【烏什県】
	◇[中]Wushi Xian、[英]Wushi County
	○⇒うじゅうけん(烏什県)
うしこう《うしかふ》
	【牛甲】
	○ベッコウ(鼈甲)の最高級品「白甲(シロコウ)」の模造品(擬甲)の一
	種。
	 ウシ(牛)のヒヅメ(蹄)を加工したもの。
	 牛甲に薄く削った本物のベッコウを貼る「張り甲」もある。
	 参照⇒しろこう(白甲),ぎこう(偽甲)
	◎明治中期〜昭和中期に作られた。
★うじこしらべ
	【氏子調】
	○[歴]明治政府は江戸幕府の寺請け制にかわって人民を強制的
	に氏子として神社に結び付けるため、1871(明治 4)発布。実効
	がとぼしく2年余で廃止された。
うしごめ
	【牛込】
	◇[日]Ushigome
	○(1)東京都新宿区東部の地域名。
	◎古来、牛の牧場があったといわれている。
	 参照⇒こまごめ(駒込)(2)
	○(2)[歴]⇒うしごめく(牛込区)
	○(3)[歴][交]⇒うしごめえき(牛込駅)
★うしごめえき
	【牛込駅】
	○[歴][交]1894.10. 9(明治27)甲武鉄道が新宿駅から牛込駅ま
	で開業。
	 1928.11. 5(昭和 3)飯田橋駅の開業で廃止。
うしごめえのきちょう《うしごめえのきちやう》
	【牛込榎町】
	◇[日]Ushigome'enoki Cho/Ushigome Enoki Cho
	○[古]⇒えのきちょう(榎町)
うしごめかぐらざかえき
	【牛込神楽坂】
	○[交]東京都新宿区にある、都営大江戸線の駅。
	 飯田橋(イイダバシ)駅と牛込柳町(ウシゴメヤナギチョウ)駅の間。
	◎東京地下鉄(東京メトロ)東西線には神楽坂駅がある。
うしごめく
	【牛込区】
	◇[日]Ushigome Ku
	○[歴]旧区名。東京府一五区・東京市三五区の一つ。現在の新
	宿区東部。
	 区役所は神楽町三丁目六番地。
	 参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
	十五区)
	◎1878(明治11)牛込区、誕生。
	 1947(昭和22)四谷区・淀橋区と合併し現在の新宿区となる。
	◎1907.10. 1(明治40)号「滑稽界」の「東京区民代表者」によれば
	「留学生」。
うしごめみつけもん
	【牛込見附門】
	○[歴]江戸城外堀の門の一つ。
	 徳島藩主蜂須賀忠英が担当して1636(寛永13)築造。
	◎江戸時代は楓(カエデ)の御門とも呼ばれ、桜の御門の市ヶ谷見
	附門と春秋一対の景色となっていた。
うじごろし
	【ウジコロシ】
	【蛆殺し】
	○[植]ミソナオシ(味噌直)の別称。
	 ⇒みそなおし(ミソナオシ,味噌直,小槐花)
うしざめ
	【ウシザメ】
	【牛鮫】
	○[魚]オオメジロザメ(大目白鮫)の別称。
	 ⇒おおめじろざめ(オオメジロザメ,大目白鮫)
★うしさわら
	【ウシサワラ】
	【牛鰆】
	○[魚]スズキ目(Perciformes)クロタチカマス科(Gempylidae)
	の海産の硬骨魚。
	 体長約2メートル。
	 「沖サワラ(沖鰆)」,「イヌサワラ(犬鰆)」とも呼ぶ。
うーしーし
	【ウーシー市】
	【無錫市】
	◇[中]Wuxi Shi、[英]Wuxi City
	○⇒むしゃくし(無錫市)
うじし《うぢし》
	【宇治市】
	◇[日]Uji Shi/Udi Shi
	○京都府南部の市。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)67平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)13万3,000人。
	 1980(昭和55)15万2,689人。
うじぞく
	【氏族】
	◇[英]clan(クラン)
	○[社]⇒しぞく(氏族)
うじたわらちょう《うぢたはらちやう》
	【宇治田原町】
	◇[日]Ujitawara Cho/Uditawara Cho/Uji Tawara Cho
	○京都府南東部、綴喜郡(ツヅキグン)の町。
	〈面積〉
	 58.26平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)9,840人。
	◎1956(昭和31)町制施行。
うじちゃ《うぢちや》
	【宇治茶】
	○[食][農]京都府宇治地方から産出される茶。
	 室町時代から良質の茶として賞美される。
	◎2003. 1.(平成15)京都府茶業会議所、産地表示に対する消費
	者意識の高まりを受け、宇治茶を「府内産茶葉を50%以上使用
	し、ブレンドする場合は奈良県・滋賀県・三重県の近隣3県の
	茶葉に限る」とする自主基準を設定。
	 2004. 3.25(平成16)京都府茶業会議所、流通業者や生産農家
	などの要請を受けて、自主基準を「京都府・奈良県・滋賀県・
	三重県の4府県産の茶葉を使い、京都府内で加工したもの」と
	改定し、4月から実施すると発表。
うしてんじん
	【牛天神】
	○(1)(牛が天神の使いであることから)天満宮(テンマングウ)の俗称。
	○(2)東京都文京区春日1−5−2にある北野神社の別称。
	 源頼朝(ヨリトモ)の創建。
	 江戸時代は金杉天神と呼ばれた。
	◎源頼朝が奥州征伐の途中、入江に船を留めて凪(ナギ)を待つ
	間に、夢に菅原道真公(天神様)が牛に乗り衣冠を正して現れ、
	二つの願いがかなうことを告げた。夢から覚めると天神様が乗っ
	ていた牛に似た石があった。
	 その後、頼家の誕生と平家の鎮定があったので、頼朝によっ
	て神社が創建された。
	 牛坂の下にあったこの牛石(ウシイシ)は、今は社殿のかたわらに
	あり、なでると願いがかなうと信仰されている。
	 参照⇒うしいし(牛石)
	◎近くには中島歌子の萩の舎(ハギノヤ)があった安藤坂があり、
	1909(明治42)門下生によって境内に建てられた、中島歌子の歌
	碑「雪のうち根ざしかためて若竹の/生ひ出むとしの光をぞ思
	ふ」がある。
うしとら
	【丑寅】
	【艮】
	○十二支で表した北東の方角(ホウガク)。丑と寅の中間の方角。
	 「鬼門(キモン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒きもん(鬼門)(1)
うじな
	【宇品】
	◇[日]Ujina
	○(1)広島県広島市南部、広島港を含む南区の地域名。
	 宇品海岸(ウジナカイガン)・宇品神田(ウジナカンダ)・宇品御幸(ウジナ
	ミユキ)・宇品東(ウジナヒガシ)・宇品西(ウジナニシ)・宇品町(ウジナマチ)が
	ある。
	○(2)[地]⇒うじなじま(宇品島)
	○(3)[古][地]広島港の古称・通称。
	 ⇒ひろしまこう(広島港)
うじなこう《うじなかう》
	【宇品港】
	◇[日]Ujina Ko
	○[古][地]広島港の古称・通称。
	 ⇒ひろしまこう(広島港)
うじなじま
	【宇品島】
	◇[日]Ujina Jima
	○[地]広島県広島市南部、広島湾にある島。
	 住所は南区元宇品町(モトウジナマチ)。
★うしのいぶくろ《うしのゐぶくろ》
	【牛の胃袋】
	○[哺][食]
	 食用では第1胃をミノ・第2胃をハチノス(蜂の巣)・第3胃
	をセンマイ・第4胃をギアラと呼ぶ。
	 参照⇒はんすうどうぶつ(反芻動物)
	◎英語:参照⇒とらいぷ(トライプ)
うしのこく
	【丑の刻】
	○[古]午前2時ころから午前4時ころ。
	 「四更(シコウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しこう(四更),うしみつ(丑三つ,丑三),ばさら(伐折羅,
	跋折羅,跛折羅,伐闍羅)(3)
	◎丑の時参り(丑の刻参り)
うしのこくまいり《うしのこくまゐり》
	【丑の刻参り】
	○⇒うしのときまいり(丑の時参り)
うしのつのもじ
	【牛のつの文字】
	【牛の角文字】
	○[文]『徒然草(ツレヅレグサ)』で平仮名「い」または「ひ」を表した
	言葉。
	◎『徒然草』:ふたつ文字(こ)牛のつの文字(い,ひ)直(スグ)な
	文字(し)ゆがみ文字(く)とぞ君はおぼゆる。
うしのときまいり《うしのときまゐり》
	【丑の時参り】
	○(1)嫉妬深い女などが恨(ウラ)む相手を呪(ノロ)い殺そうとして
	行なう呪(マジナ)い。
	 白衣を着て乱れ髪に鉢巻(ハチマ)きをして、頭には逆さにして
	のせた五徳(ゴトク)にロウソクを立てて灯(トモ)し、口には櫛(クシ)
	をくわえ、胸には鏡をつるした異様な姿で丑の刻(コク)に神仏に
	参拝し、手に金鎚(カナヅチ)と五寸釘を持ち、相手をかたどった
	藁(ワラ)人形(ニンギョウ)などの人形(ヒトガタ)を鳥居や神木に打ち付
	けて、死を祈る。
	 呪われた相手は釘を打たれた部分が病み、7日目の満願の夜
	には死ぬと信じられていた。
	 ただし、その姿を人に見られると効果がなくなるという。
	 「丑の刻参り」,「丑の時詣(モウ)で」,「丑三(ウシミツ)参り」,「丑参り」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒かなわ(鉄輪),ごとく(五徳)(5)
	◎丑の刻は現在の午前2時ころ。
	○(2)丑の刻に神仏に参拝し、鬼神の威力をかりて達成するよう
	祈願すること。
	 「丑の刻参り」,「丑の時詣(モウ)で」,「丑三(ウシミツ)参り」,「丑参り」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒あまのさかて(天の逆手)
	◎室町時代までは、(1)のような呪いだけでなく広く願掛けを目
	的に行われた。
うしのときもうで《うしのときまうで》
	【丑の時詣で】
	○⇒うしのときまいり(丑の時参り)
うじのはしひめ《うぢのはしひめ》
	【宇治の橋姫】
	○(1)京都府宇治市宇治橋のたもとにある橋姫神社の祭神。
	 橋を守る女神。
	 男神との恋愛説話から、巫子(ミコ)・遊女・愛人などの意味で
	和歌に多く詠まれた。
	○(2)嵯峨天皇の代( 809〜 823)、嫉妬のために宇治川に身を
	投げ、鬼に化したという女性。
	 京中の男女を食い殺したと伝えられる。
	 参照⇒はんにゃ(般若)(3)
うしのひ
	【丑の日】
	○[暦]十二支の丑にあたる日。
	 夏の土用の「丑の日」をさす場合が多い。
	◎二月の丑の日:⇒かんにち(坎日)
	 春の丑の日:⇒こんじんのまび(金神の間日)
	 寒中の丑の日:⇒うしべに(丑紅)
	◎夏の土用の丑の日:夏やせの薬に鰻(ウナギ)の蒲焼を食い、ま
	た灸(キュウ)をすえる。その他、「う」の字のつく瓜(ウリ)や饂飩(ウド
	ン)・梅干(ウメボシ)などを食べると暑気あたりしないともいう。
	 また、この日とった薬草は薬効がよいという。
うじびょうどういん《うぢびやうどうゐん》
	【宇治平等院】
	○⇒びょうどういん(平等院)
うしぶかし
	【牛深市】
	◇[日]Ushibuka Shi
	○[古]熊本県南西部、天草下島(アマクサシモジマ)南西部の市。
	◎2006. 3.27(平成18)本渡市(ホンドシ)・牛深市と天草郡の有明
	町(アリアケマチ)・御所浦町(ゴショウラマチ)・倉岳町(クラタケマチ)・栖本町(ス
	モトマチ)・新和町(シンワマチ)・五和町(イツワマチ)・天草町(アマクサマチ)・河
	浦町(カワウラマチ)の2市8町が合併して天草市を発足。
うしぶちがわ《うしぶちがは》
	【牛淵川】
	◇[日]Ushibuchi Gawa
	○[地]静岡県南西部の小笠郡(オガサグン)を南流する菊川の支流。
	 菊川町(キクガワチョウ)の牛渕(ウシブチ)付近に発し、小笠町(オガサチョ
	ウ)で古谷川を合せ、大東町(ダイトウチョウ)で菊川に合流する。
うしべに
	【丑紅】
	○寒中(カンチュウ)に製して丑の日に売られた紅。
	 「寒紅(カンベニ)」,「赤丑(アカウシ)」とも呼ぶ。
	◎寒中に紅をさすと口中の虫を殺すなどの俗信から、女性が丑
	紅を買う風習があった。
	 また、口中の荒れを防ぐともいう。
	◎かつて東京などでは、小間物店が臥(フ)した金色または黒色
	の牛の泥人形を景品として出していた。
	◎冬の季語。
うしぼりまち
	【牛堀町】
	◇[日]Ushibori Machi
	○[古]茨城県南東部、行方郡(ナメカタグン)の町。
	 ⇒いたこし(潮来市)
	〈面積〉
	 18.79平方キロメートル。
	 (*)境界未定あり。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)6,232人。
	◎1955(昭和30)香澄村と八代村が合体して牛堀村を発足し、同
	年町制施行。
	 2001. 4. 1(平成13)潮来町(イタコマチ)と牛堀町(ウシボリマチ)が合併
	して潮来市となる。
うしまいり《うしまゐり》
	【丑参り】
	○⇒うしのときまいり(丑の時参り)
うしまどちょう《うしまどちやう》
	【牛窓町】
	◇[日]Ushimado Cho
	○[古]岡山県南東部、邑久郡(オクグン)の町。瀬戸内に臨む港町。
	 小豆島に次ぐオリーブの産地。
	 朝鮮通信使の資料館がある。
	◎2004.11. 1(平成16)牛窓町・邑久町(オクチョウ)・長船町(オサフネチョ
	ウ)が合併して瀬戸内市を発足。
うしまわしやま《うしまはしやま》
	【牛廻山】
	◇[日]Ushimawashi Yama
	○[地]奈良県と和歌山県の県境にある山。標高1,207メートル。
うしみつ
	【丑三つ】
	【丑三】
	○(1)[国]丑の刻を四つに分けた、その第3番目にあたる時刻。
	 現在の午前2時〜午前2時半ころ。
	 「うしみつどき(丑三つ時,丑三時)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うしのこく(丑の刻)
	◎丑の刻は午前1時から午前3時の間。
	○(2)[国](転じて)真夜中・深夜。
	 「うしみつどき(丑三つ時,丑三時)」とも呼ぶ。
	◎草木(クサキ)も眠(ネム)る丑三時(ドキ)
	○(3)[古][俗](転じて)品物・衣類などが非常に古びているさ
	ま。
	◎「丑満」は当て字。
うしみつどき
	【丑三つ時】
	【丑三時】
	○(1)⇒うしみつ(丑三つ,丑三)(1)
	○(2)⇒うしみつ(丑三つ,丑三)(2)
うしみつまいり《うしみつまゐり》
	【丑三参り】
	○⇒うしのときまいり(丑の時参り)
★うしもく
	【ウシ目】
	【牛目】
	◇[学]Artiodactyla
	○[哺]哺乳綱(哺乳類)の一目。
	 「偶蹄目(グウテイモク)」とも呼ぶ。
うじゃいん
	【ウジャイン】
	◇Ujjain
	○インド中部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh Sta-
	te)西部の古都。
	 マルワ丘陵(Malwa Plateau)に位置し、インドール(Indore)
	の北方約45キロメートル。
	 ヒンズー教7大聖地の一つで、クンブ・メラ(Kumbh Mela)の
	祭典が行われる。
うじゃく
	【烏鵲】
	○(1)[鳥]カラス(烏)とカササギ(鵲)。
	○(2)[鳥]カササギの別称。
	 ⇒かささぎ(カササギ,鵲)
うじやまだし《うぢやまだし》
	【宇治山田市】
	◇[日]Ujiyamada Shi/Udiyamada Shi/Uji Yamada Shi
	○[古]伊勢市の旧称。
	 ⇒いせし(伊勢市)
うじゃんちゅん
	【ウ・ジャンチュン】
	【禹長春】
	◇[朝]U Jangchun
	○[人]⇒『人名辞典』すなが ながはる(須永 長春)
うーしゃんふぇん
	【ウーシャンフェン】
	【五香粉】
	◇[中]wuxianfen
	○[食]⇒ごこうふん(五香粉)
うしゅあいあ
	【ウシュアイア】
	◇Ushuaia
	○アルゼンチン南端、ティエラデルフエゴ州(Provincia de la 
	Tierra del Fuego)の州都。
	 大フエゴ島(Isla Grande de Tierra del Fuego)南岸、ビー
	グル海峡(Canal de Beagle)のウシュアイア湾(bahia de Ushua-
	ia)に面する港湾都市。
	〈面積〉
	 9,390平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)4万5,785人(11月18日現在)。
	 2010(平成22)5万6,956人(10月27日現在)。
うしゅう《うしう》
	【羽州】
	◇[日]U Shu/Ushu
	○[歴]出羽(デワ)の別称。
	 ⇒でわ(出羽)
うじゅうけん《うじふけん》
	【烏什県】
	◇[中]Wushi Xian、[英]Wushi County
	○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
	er Zizhiqu)西部のアクス地区(阿克蘇地区<Akesu Shi>)西部の
	県。
	 県都は烏什鎮(Zhen)。
	 「ウシ県(烏什県)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 9,012平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)18万人。
うしゅしつま《うすしつま》
	【烏枢瑟摩】
	◇[梵]Ucchusma
	○[仏]⇒うすさまみょうおう(烏枢沙摩明王,烏芻沙摩明王)
うじゅべ
	【ウジュベ】
	◇[トルコ語]Ucube、[英]monster
	○⇒じゃなばる(ジャナバル)
うじゅんぱんだん
	【ウジュンパンダン】
	◇Ujung Pandang
	○インドネシア中央部、スラウェシ(セレベス)島南西部にある
	スラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Selatan)の州都。
	マカッサル半島にある港市。
	 海軍基地がある。日本総領事館がある。
	 旧称は「マカッサル(Makassar)」。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)91万3,196人。
うじょう《うじやう》
	【有情】
	○⇒しゅじょう(衆生)
うじょう《うじやう》
	【烏城】
	○[歴]⇒いしやまじょう(石山城)
うしょうし《うせうし》
	【羽小枝】
	◇[英]barbule
	○[鳥]⇒うし(羽枝)
うしろがえり《うしろがへり》
	【後ろ返り】
	○[運]後方にとんぼ返りすること。
	 「バク転」,「バック転」とも呼ぶ。
うしろきず
	【後ろ傷】
	【後ろ疵】
	○逃げる時に背後に受けた傷。
	 武士はこれを恥(不名誉)とした。
	 「にげきず(逃げ傷,逃げ疵)」とも呼ぶ。
	 ⇔むこうきず(向う傷,向う疵,向こう傷,向こう疵)
うしろざし
	【後挿し】
	【後挿】
	【後差し】
	【後差】
	○婦人の髷(マゲ)の後方に挿すかんざし(簪)。
	 参照⇒かんざし(簪)(2)
うしろで
	【後ろ手】
	◇[日]ushirode
	○(1)後ろに当る方向・後ろの方面・後ろ側。
	○(2)後ろから見た姿・後ろ姿。
	○(3)両手を背に回すこと。
	◎後ろ手に縛り上げる
	○(4)[食]注ぎ口と反対側に取っ手のある急須(キュウス)やポット。
	 ⇔よこで(横手)()
うしろはちまき
	【後ろ鉢巻】
	【後ろ鉢巻き】
	○後頭部で鉢巻を結ぶこと。また、その結び方。
	 鉢巻をすることは「いざ出陣(ショツジン)」という決意・覚悟(カクゴ)
	を示す意味もある。
	 参照⇒はちまき(鉢巻,鉢巻き)(1),はちまき(鉢巻,鉢巻き)(4)
	◎戦(イクシ)などでは額の所に日の丸が描かれていることが多い。
	 受験勉強などでは「必勝合格」などと書かれている。
うしろひげやま
	【後白髪山】
	◇[日]Ushirohige Yama
	○[地]宮城県仙台市青葉区にある山。標高1,422メートル。
	 西方の山形県との県境に白髪山(ヒゲヤマ)(1,284メートル)があ
	る。
うしろみ
	【後ろ身】
	○[服]後ろ身頃(ミゴロ)の略称。
	 ⇒うしろみごろ(後ろ身ごろ,後ろ身頃)
うしろみごろ
	【後ろ身ごろ】
	【後ろ身頃】
	◇[英]back part
	○[服]衣服の背の身頃。胴体の後ろを包む部分。
	 単に「後ろ身」とも呼ぶ。
	 ⇔まえみごろ(前身ごろ,前身頃)
	 参照⇒みごろ(身ごろ,身頃)
うしろむき
	【後ろ向き】
	○(1)後ろを向くこと。背を向けていること。
	 ⇔まえむき(前向き)(1)
	○(2)物事に対する考え方や対処の仕方が消極的であること。
	 ⇔まえむき(前向き)(2)
	 参照⇒まいなすしこう(マイナス思考)
うしろやま
	【後山】
	◇[日]Ushiro Yama
	○[地]兵庫県と岡山県の境にある山。標高1,345メートル。
	 中国山地の東部、兵庫県宍粟郡(シソウグン)千種町(チクサチョウ)と岡
	山県英田郡(アイダグン)東粟倉村(ヒガシアワクラソン)との境で、岡山県
	の最高峰。
	 役小角(エンノオヅノ)が開いた霊場があり、奥の院は現在も女人
	禁制。
うじん
	【右衽】
	◇[中]youren
	○[服]衣服を右前(ミギマエ)に着ること。
	 中国では右衽を中華の風習とし、左衽を夷狄(イテキ)の習俗と
	した。
	 参照⇒さじん(左衽)
うす
	【薄香】
	○[色]染色の名。薄い香色(コウイロ)。薄い茶色。
	 ⇔あかこう(赤香)
うす
	【有珠】
	◇[日]Usu
	○(1)[地]⇒うすざん(有珠山)
	○(2)⇒うすぐん(有珠郡)
うず《うづ》
	【烏頭】
	○(1)[薬]トリカブトの根茎。
	 アルカロイドの一種で中枢神経毒のアコニチン(aconitine)
	を含有。
	 この汁を日に晒(サラ)して生薬の附子(ブシ)を作る。
	 参照⇒とりかぶと(トリカブト,鳥兜.鳥甲),ぶし(付子,附子)
	◎名称は、形がカラス(烏)の頭に形が似ていることから。
	○(2)太刀(タチ)の柄頭(ツカガシラ)の一種。
	 銀でオシドリ(鴛鴦)の頭を作り着けたもの。
	 参照⇒つかがしら(柄頭)
うすい
	【雨水】
	○(1)あまみず(雨水)。
	○(2)[暦]二十四節気の一つ。陰暦一月(1月)中旬。陽暦2月
	19日ころ。
	 立春(2月4日ころ)から半月後で、「降(フ)るのが雪から雨に
	なる」の意味。草木が芽吹くとされ、虫が這(ハ)い出るとされる
	啓蟄(ケイチツ)(3月6日ころ)の半月前。
	 参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
	◎春の季語。
	 中国では、嫁が実家に帰って父母に会う日。
うすいぐん《うすひぐん》
	【碓氷郡】
	◇[日]Usui Gun
	○群馬県西部の郡。
	 松井田町(マツイダマチ)のみ。
★うすいとうげ《うすひたうげ》
	【碓氷峠】
	◇[日]Usui Toge
	○[地]群馬県。中山道最大の峠。
	◎1893. 4.(明治26)アプト式鉄道、開通。
★うすいのせき《うすひのせき》
	【碓氷の関】
	【碓氷関】
	◇[日]Usui no Seki
	○[歴]上野(コウズケ)国(現:群馬県)碓氷郡横川に置かれた関所。
	  899(昌泰 2)坂東諸国の土豪の蜂起を抑える目的で設置。
	 近世になって中山道の整備にともない、1623(元和 9)横川に
	設置。
	 1869(明治 2)廃止。
うすいろ
	【薄色】
	○(1)[色]薄い色。色の薄いこと。
	○(2)[色]染色で、薄紫色(ウスムラサキイロ)。薄い二藍(フタアイ)。
	 ⇔こきいろ(濃色)(1)
	◎C=20,M=30,Y=10,B=30。
	○(3)[服]織物で、経(タテイト)が紫、緯(ヨコイト)が白の織り色。
	○(4)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は薄紫色、裏は白または薄
	紫色でやや濃いもの。
うすきし
	【臼杵市】
	◇[日]Usuki Shi
	○大分県東部の市。
	 深田(フカタ)に臼杵磨崖仏(マガイブツ)がある。
	◎もと大友氏・稲葉氏の城下町。
うすきばー
	【ウスキバー】
	◇[アイルランド語]usquebaugh(ウスクィバー)
	○(1)[食](アイルランド語で)ウイスキー([英]whisky)。
	 ⇒ういすきー(ウイスキー,ウヰスキー)
	○(2)[食]コリアンダーで風味付けしたアイルランドのリキュ
	ール。
うすきはんとう《うすきはんたう》
	【臼木半島】
	◇[日]Usuki Hanto、[英]Usuki Peninsula
	○[地]岩手県宮古市(ミヤコシ)南東部の半島。
	 宮古湾湾口に位置し、宮古市日立浜町(ヒタチハマチョウ)に属する。
	 参照⇒じょうどがはま(浄土ヶ浜)
うすくだら
	【ウスクダラ】
	◇Uska Dara
	○[楽]音羽たかし訳詞のトルコ民謡。
	 歌は江利チエミ。
	 参照⇒うすくだる(ウスクダル)
	◎1954(昭和29)。
うすくだる
	【ウスクダル】
	◇[トルコ語]Uskudar(急使)
	○トルコのイスタンブール県(Istanbul Ili)の町。ヨーロッパ
	側のイスタンブール市とボスポラス海峡(Bosporus Strait)を
	挟んでアジア側東岸。
	 イスラム教寺院が多い。
	 旧称は「スクタリ([伊]Scutari)」。
	 「ユスキュダル」とも呼ぶ。
	◎2004 5. 9(平成16)イスタンブール市内のシルケジ(Sirkeci)
	とを結ぶ地下鉄の海底トンネル(約1.8キロメートル)の起工式
	が挙行。
	◎名称の「ウスクダル」,「スクタリ」はともに「ヨーロッパとアジ
	アをつなぐ最短距離」の意味。
うすくれない《うすくれなゐ》
	【薄紅】
	○[色]淡い紅色。
	 「たいこう(退紅,褪紅)」,「あらぞめ(荒染,褪紅)」とも呼ぶ。
	◎C=0,M=60,Y=38,B=26。
うすぐん
	【有珠郡】
	◇[日]Usu Gun
	○北海道中南部、胆振支庁(イブリシチョウ)の郡。
	 大滝村(オオタキムラ)・壮瞥町(ソウベツチョウ)の町村。
うすこうばい
	【薄紅梅】
	○(1)紅梅の花の色が薄い梅。
	○(2)[色]紅梅色よりやや薄い色。ピンクに近い色。
	◎C=0,M=47,Y=17,B=0。
	○(3)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。紅梅襲の表裏とも薄いもの。
うすさまみょうおう《うすさまみやうわう》
	【烏枢沙摩明王】
	【烏芻沙摩明王】
	◇[梵]Ucchusma(不浄潔・除穢<ジョエ>・火頭)
	○[仏]不浄を転じて清浄に変える徳のある明王。
	 寺院の便所などや、浄土宗では放生会(ホウジョウエ)に祀(マツ)ら
	れる。
	 二臂(ニヒ)・四臂・六臂(ロッピ)など形像は一定しないが、火焔
	に覆(オオ)われた忿怒(フンヌ)の相で現される。
	 「烏瑟沙摩明王(ウスサマミョウオウ)」,「うすしゃまみょうおう(烏枢沙
	摩明王,烏芻沙摩明王)」,「烏枢瑟摩(ウシュシツマ)」,「穢迹金剛(エシャクコ
	ンゴウ)」,「火頭金剛(カズコンゴウ)」とも呼ぶ。
うすさまみょうおう《うすしやまみやうわう》
	【烏瑟沙摩明王】
	◇[梵]Ucchusma
	○[仏]⇒うすさまみょうおう(烏枢沙摩明王,烏芻沙摩明王)
うすざん
	【有珠山】
	◇[日]Usu Zan
	○[地]北海道南西部、伊達市と有珠郡(ウスグン)壮瞥町(ソウベツチョウ)
	の境、洞爺湖(トウヤコ)の南にある二重式活火山。標高732メート
	ル。
	 外輪山は直径約2キロで、東縁に大有珠(オオウス)(732メートル)、
	西縁に小有珠(コウス)(552メートル)があり、北麓(ホクロク)に明治新
	山、東麓に昭和新山などがある。
	 支笏(シコツ)洞爺国立公園に含まれる。
	◎小有珠の標高:667メートル、609メートル、552メートル。
	◎1663(寛文 3)山頂噴火。小有珠、生成。
	 1853(嘉永 6)山頂噴火。大有珠、生成。
	 1910(明治43)噴火。明治新山、生成。
	 1944. 6.23(昭和19)山腹噴火。昭和新山、生成。
	 1977. 8. 7(昭和52)山頂噴火。有珠新山(653メートル)、生
	成。
	 2000. 3.31(平成12)山腹噴火。
うずしお《うづしほ》
	【うず潮】
	○[映]1964(昭和39)日活映画。作家林芙美子の青春時代を描い
	たドラマ。
	 監督:斎藤武市。
	 出演:吉永小百合(サユリ)・浜田光夫(ミツオ)・奈良岡朋子(ナラオカ・
	トモコ)ほか。
うすしゃまみょうおう《うすさまみやうわう》
	【烏枢沙摩明王】
	【烏芻沙摩明王】
	◇[梵]Ucchusma
	○[仏]⇒うすさまみょうおう(烏枢沙摩明王,烏芻沙摩明王)
うすずみいろ
	【薄墨色】
	○[色]薄い墨色。ねずみ色。
	◎C=8,M=5,Y=6,B=55。
うすずみざくら
	【薄墨桜】
	○[植]⇒ねおだにうすずみざくら(根尾谷薄墨桜)
[1]うすたー
	【ウスター】
	◇Worcester
	○(1)イギリス、イングランド西部ヘレフォードアンドウスタ
	ー州(the County of Hereford and Worcester)の州都。
	◎1974(昭和49)ヘレフォードシャー州(Herefordshire)とウス
	ターシャー州(Worcestershire)が合併してヘレフォードアンド
	ウスター州が新設され、州都となる。
	◎1974(昭和49)まで旧ウスターシャー(Worcestershire)州の州
	都。
	○(2)[食]ウスターソースの略。
	 ⇒うすたーそーす(ウスターソース)
	○(3)(Worcester County)⇒うすたーぐん(ウスター郡)
	○(4)アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachu-
	setts Commonwealth)中央部のウスター郡中南部にある都市。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)16万1,799人。
	 1990(平成 2)16万9,759人。
	 2000(平成12)17万2,648人。
[2]うすたー
	【ウスター】
	◇Joseph Emerson Worcester
	○[人]アメリカの辞書編集者(1784〜1865)。
うーすたー
	【ウースター】
	◇[英]Worcestershire sauce/Worcester sauce
	○[食]⇒うすたーそーす(ウスターソース)
うすたーぐん
	【ウスター郡】
	◇[英]Worcester County
	○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts 
	Commonwealth)中央部の郡。
	 郡都は無い。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)70万9,705人。
	 2000(平成12)75万0,963人。
	 2005(平成17)78万3,262人。
うすたこす
	【ウスタコズ】
	◇[トルコ語]istakoz
	○[動](トルコ語で)イセエビ。
	 ⇒いせえび(イセエビ,伊勢蝦,伊勢海老)
うすたしゃ
	【ウスタシャ】
	◇[クロアチア語](単数形)Ustasa/(複数形)Ustase、[英](単
	数形)Ustasha/(複数形)Ustashe、[伊]Ustascia
	○[歴]⇒うすたーしゃ(ウスターシャ)
★うすたーしゃ
	【ウスターシャ】
	◇[クロアチア語](単数形)Ustasa/(複数形)Ustase、[英](単
	数形)Ustasha/(複数形)Ustashe、[伊]Ustascia
	○(1)[歴]トルコ支配下のバルカン半島で抵抗運動をした南ス
	ラブ人(クロアチア人)。
	 「ウスタシャ」とも呼ぶ。
	○(2)[歴]ユーゴスラビアからクロアチアの分離・独立を目指
	す民族主義団体。
	○(3)[歴]第二次世界大戦中、クロアチアに誕生したナチス・
	ドイツの傀儡政権(1941〜1945)。
	 「ウスタシャ」とも呼ぶ。
	◎「反乱([英]insurgence)」の意味。
うすたーしゃーしゅう《うすたーしやーしう》
	【ウスターシャー州】
	◇[英]Worcestershire
	○[歴]イギリス、イングランド南西部にあった州。
	 州都はウスター(Worcester)。
	◎1974(昭和49)ヘレフォードシャー州(Herefordshire)と合併
	して、ヘレフォードアンドウスター州(the County of Here-
	ford and Worcester)となる。
うすたーそーす
	【ウスターソース】
	◇[英]Worcestershire sauce/Worcester sauce
	○[食]イギリスのイングランド南西部ウスター地方原産のソー
	ス。香辛料が利いた、やや辛口のソース。
	 西洋料理一般用、また食卓用として広く用いられ、日本で単
	にソースと言えば、このウスターソースを指す。
	 「ウースターソース」,「ウスター」,「ウースター」とも呼ぶ。
	◎19世紀末ころに日本に渡来。
うーすたーそーす
	【ウースターソース】
	◇[英]Worcestershire sauce/Worcester sauce
	○[食]⇒うすたーそーす(ウスターソース)
うすだまち
	【臼田町】
	◇[日]Usuda Machi
	○長野県東部、南佐久郡(ミナミサクグン)の町。
	〈面積〉
	 83.21平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万5,962人。
	◎1893(明治26)町制施行。
	 1955(昭和30)切原村を編入。
	 1957(昭和32)田口青沼村を編入。
	 1997(平成 9)「海岸線から一番遠い地点」の標柱を建立。
	 2003. 4.(平成15)町興しとして「海岸線から一番遠い地点」を
	訪れた人に認定書の発行を始める。
うすちかめのごるすく
	【ウスチカメノゴルスク】
	◇Ust-Kamenogorsk
	○[古]カザフスタンの都市オスケメン(Oskemen)の旧称。
	 ⇒おすけめん(オスケメン)
うーすちーしゅう《うーすちーしう》
	【ウースチー州】
	◇[チェコ語]Ustecky Kraj、[英]Usti Region
	○チェコ北西部の州。北部・北西部をドイツに隣接。
	 州都はウースチーナドラベム(Usti nad Labem)。
	 「ウースチー・ナド・ラベム州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 5,335平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)82万0,219人(3月1日現在)。
うーすちーなどらべむ
	【ウースチーナドラベム】
	【ウースチー・ナド・ラベム】
	◇Usti nad Labem
	○(1)(Kraj Usti nad Labem)⇒うーすちーしゅう(ウースチー
	州)
	○(2)チェコ北西部、ウースチー州中北東部にある州都。
	〈面積〉
	 404平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)11万7,780人(3月1日現在)。
うーすちーなどらべむしゅう《うーすちーなどらべむしう》
	【ウースチー・ナド・ラベム州】
	【ウースチーナドラベム州】
	◇[チェコ語]Kraj Usti nad Labem
	○⇒うーすちーしゅう(ウースチー州)
うすちのふ
	【ウスチノフ】
	◇[露]Ustinov
	○[古]イジェフスクの旧称。
	 ⇒いじぇふすく(イジェフスク)
うすちゃ
	【薄茶】
	◇[フ]beige(ベージュ)
	○[色]茶染めのごく薄い色。抹茶色の薄い色を指すこともある。
	 「白茶(シラチャ)」とも呼ぶ。
うすちるが
	【ウスチルガ】
	◇Ust'-Luga/Ust-Luga
	○ロシア共和国レニングラード州(Leningradskaya Oblast)に
	ある、フィンランド湾(Gulf of Finland)に面する港湾都市。
	エストニアとの国境近く。
	 北緯59.67°、東経28.32°の地。
	◎ヨーロッパ向けに輸出する原発用核燃料を保管する施設の建
	設予定地。
うすづく
	【臼づく】
	【臼搗く】
	【舂く】
	○(1)臼に穀物などを入れ、杵(キネ)でつく。
	 参照⇒つく(搗く,舂く)
	○(2)⇒うすづく(舂く)
うすづく
	【舂く】
	○(1)夕日が山の端に入ろうとする。
	○(2)⇒うすづく(臼づく,臼搗く,舂く)(1)
うすば
	【薄刃】
	○(1)刃物の刃の薄いこと。また、その刃物。
	○(2)[料]菜切り包丁の別称。
	 ⇒なきりぼうちょう(菜切り包丁,菜切り庖丁,菜切包丁,菜切
	庖丁)
★うすばかげろう《うすばかげろふ》
	【ウスバカゲロウ】
	【薄羽蜉蝣】
	◇[英]antlion fly/ant lion
	○[虫]アミメカゲロウ目(脈翅目)(Neuroptera)ウスバカゲロウ
	科(Myrmeleontidae)の昆虫。
	 幼虫は捕食用に乾いた砂や土にすり鉢状の穴を作り、「アリ
	ジゴク」と呼ぶ。
	 参照⇒ありじごく(アリジゴク,蟻地獄)(1)
うずばしら《うづばしら》
	【珍柱】
	【宇豆柱】
	○[建]大社造りで本殿を支える太い丸柱。
うずはた《うづはた
	【珍機】
	○貴く美しい織物。
★うすはなだ
	【薄縹】
	○[色]
	◎C=80,M=34,Y=12,B=0。
うすばぼうちょう《うすばばうちやう》
	【薄刃包丁】
	【薄刃庖丁】
	○[料]菜切り包丁の別称。
	 ⇒なきりぼうちょう(菜切り包丁,菜切り庖丁,菜切包丁,菜切
	庖丁)
うすひ
	【浅緋】
	○[色]薄い緋色(ヒイロ)。当色の一つ。
	 参照⇒とうじき(当色),こきひ(深緋,濃緋),ひいろ(緋色)
	◎アカネ(茜)とムラサキグサ(紫草)を混ぜて染める。
うずべきすたんいすらむうんどう
	【ウズベキスタン・イスラム運動】
	◇[英]Islamic Movement of Uzbekistan
	○⇒[2]あいえむゆー(IMU)
うずべきすたんきょうわこく
	【ウズベキスタン共和国】
	◇[ウズベク語]Uzbekiston Respublikasi、[露]Uzbekskaya 
	Respublik、[英]Republic of Uzbekistan、[フ]Republique 
	d'Ouzbekistan
	○中央アジア南部の砂漠地帯にある共和国。
	 首都はタシケント(Tashkent)。
	 主な住民はトルコ系ウズベク人。
	 公用語はウズベク語。
	 通貨単位はスム(Uzbek sum,UZS)。
	 「ウズベク(Uzbek,Uzbeg)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 44万7,400平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1989(平成元)1,990万人。
	 1998(平成10)2,378万4,321人(7月推計)。
	〈歴代大統領〉
	 イスラム・カリモフ(Islam Karimov):1991〜。
	◎州:* Wiloyati、[英]* Region。
	◎1924(大正13)ソビエト連邦を構成する一共和国となる。
	 1991. 8.(平成 3)ソビエト連邦から分離独立。
	 参照⇒ほらずむきょうわこく(ホラズム共和国)
うずべく
	【ウズベク】
	【月即別】
	【月祖伯】
	◇Uzbek/Uzbeg
	○(1)⇒うずべきすたんきょうわこく(ウズベキスタン共和国)
	○(2)⇒うずべくじん(ウズベク人)
★うずべくじん
	【ウズベク人】
	◇[英]Uzbeks
	○中央アジアのウズベキスタンを中心に居住するトルコ系の民
	族。
	 アフガニスタン・タジキスタン・キルギスタンなどにも居住。
	 アルタイ諸語に属する中部チュルク語のウズベク語を使用す
	る。
うずまきかん《うづまきくわん》
	【渦巻き管】
	【渦巻管】
	○[医]蝸牛管の別称。
	 ⇒かぎゅうかん(蝸牛管)
うずまきだいこん《うづまきだいこん》
	【ウズマキダイコン】
	【渦巻き大根】
	◇[英]beet
	○[植][農]⇒びーと(ビート)(1)
うずまさ《うづまさ》
	【太秦】
	◇[日]Uzumasa/Udumasa
	○京都府京都市西部、右京区(キョウク)南部の地域名。西部を嵯峨
	野(サガノ)に接する。
	 映画の撮影所があることで知られる。
	 秦河勝(ハタノカワカツ)が創建した太秦寺(ウズマサデラ)の別称をもつ
	広隆寺(コウリュウジ)がある。
	 京福電鉄嵐山線が通じている。
	◎平安ころまでは「うつまさ」と呼ばれた。
	 もと京都府葛野郡(カドノグン)太秦村。
	◎5世紀ころ、朝鮮から渡来した秦氏(ハタウジ)の居住した地。
	 雄略天皇の時、首長の秦酒公(サケノキミ)が織った絹を献上して
	禹豆麻佐(ウツマサ)の姓を賜り、後に太秦の字を当てたもの。
	 参照⇒はたうじ(秦氏)
うずまさこうりゅうじえき《うづまさくわうりゆうじえき》
	【太秦広隆寺駅】
	○[交]京都府京都市右京区太秦組石町(ウズマサクミイシチョウ)にある京
	福電鉄嵐山本線の駅。
	 蚕ノ社(カイコノヤシロ)駅と帷子ノ辻(カタビラノツジ)駅の間。
うずまさでら《うづまさでら》
	【太秦寺】
	○広隆寺の別称。
	 ⇒こうりゅうじ(広隆寺)
うすまなばど
	【ウスマナバド】
	◇Osmanabad/Usmanabad
	○(1)(Osmanabad District)⇒うすまなばどけん(ウスマナバド
	県)
	○(2)インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)南
	部のウスマナバド県中央部にある県都。
	 「ウスマーナーバード」とも呼ぶ。
うすまーなーばーど
	【ウスマーナーバード】
	◇Osmanabad/Usmanabad
	○⇒うすまなばど(ウスマナバド)
うすまなばどけん
	【ウスマナバド県】
	◇[英]Osmanabad District/Usmanabad District
	○インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)南部
	の県。東部をラトゥル県(Latur District)に接する。
	 県都はウスマナバド。
	 旧称は「ダーラシブ県(Dharashiv District)」。
	 「ウスマーナーバード県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 7,569平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)147万2,256人。
	◎ラトゥル県を分離。
うすまーなーばーどけん
	【ウスマーナーバード県】
	◇[英]Osmanabad District/Usmanabad District
	○⇒うすまなばどけん(ウスマナバド県)
うずむし《うづむし》
	【ウズムシ】
	【渦虫】
	○[虫]⇒みずすまし(ミズスマシ,水澄,鼓虫,鼓豆虫)
うずら《うづら》
	【ウズラ】
	【鶉】
	○[鳥]キジ目(Galliformes)キジ科(Phasianidae)の鳥。
	 翼長約10センチ。体がずんぐりとし、頭が小さく尾が短い。
	全体が赤褐色で黄白色の縦斑と黒斑がある。草原に棲み、茂み
	に隠れ、あまり飛ばない。
	 家畜にもする。肉・卵は食用、古くは鳴声のため飼育。
	 欧亜大陸中南部とアフリカ南部に広く分布、日本では中部以
	北。
	◎(「安」偏+「鳥」)とも書く。
うずらのちょう《うづらのちやう》
	【鶉野町】
	◇[日]Uzurano Cho/Udurano Cho
	○兵庫県中南部、加西市(カサイシ)中南部の地名。
	 参照⇒うずらのひこうじょう(鶉野飛行場)
うずらのひこうじょう《うづらのひかうぢやう》
	【鶉野飛行場】
	○[歴]兵庫県加西市(カサイシ)鶉野町(ウズラノチョウ)にあった旧日本海
	軍の飛行場。
	 総面積約5万4,000平方メートル、滑走路長さ約1,200メート
	ル、幅約45メートル。
	 1942(昭和17)着工。
	 1943.10.(昭和18)完成。
	 操縦士養成の飛行場として全国各地から予科練生らが猛訓練
	を受ける。
	 1945. 2.(昭和20)63名により特別攻撃隊の白鷺隊(シラサギタイ)
	が編成。
うずらもく《うづらもく》
	【鶉目】
	【鶉木】
	【鶉杢】
	○(1)[建]ウズラの羽の斑紋のような模様の木目。
	 針葉樹の古木にみられる。
	 参照⇒もくめ(木目,杢目)
	○(2)[植]屋久杉(ヤクスギ)の別称。
	 ⇒やくすぎ(ヤクスギ,屋久杉)
★うすりーがわ《うすりーがは》
	【ウスリー川】
	◇[露]Reka Ussuri、[中]Wusuli Jiang(烏蘇里江)
	○[地]ロシア極東のプリモルスキー地方(Primorsky Krai)と中
	国東北地方の黒竜江省(Heilongjiang Sheng)(コクリュウコウショウ)と国
	境を成す、黒竜江(Heilong Jiang)(アムール川)の支流。
	 興凱湖(Xinghai Hu)(ハンカ湖<Ozero Khanka>)に発源し、北
	流してハバロフスク付近で本流の黒竜江に注(ソソ)ぐ。
	 参照⇒こくりゅうこう(黒竜江,黒龍江)(1)
	〈支流〉
	 松花江:⇒しょうかこう(松花江)
	◎ロシア文字では"река Уссури"。
うすりーすく
	【ウスリースク】
	◇Ussuriysk
	○ロシア連邦極東連邦管区、プリモルスキー地方(Primorsky 
	Krai)南部の都市。
	 北緯43.81°、東経131.97°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)14万6,800人。
	 2000(平成12)15万7,300人。
	 2003(平成15)15万4,500人。
	◎ロシア文字では"Уссурийск"。
うすりーとら
	【ウスリートラ】
	【ウスリー虎】
	○[哺]⇒しべりあとら(シベリアトラ,シベリア虎)
うすんぶら
	【ウスンブラ】
	◇Usumbura
	○[古]ブルンジの首都ブジュンブラの旧称。
	 ⇒ぶじゅんぶら(ブジュンブラ)
うぜん
	【羽前】
	◇[日]Uzen
	○[歴]旧国名。東山道の出羽(デワ)の南半分。現在の山形県の
	大部分。
	 1868年、出羽を羽前・羽後(ウゴ)に分割。
	 1871(明治 4)廃藩置県。
	 1876(明治 9)山形県となる。
うぜんあかくらえき
	【羽前赤倉駅】
	○[古][交]⇒あかくらおんせんえき(赤倉温泉駅)
うせんとう《うせんたう》
	【右旋糖】
	◇[英]dextroglucose/dextrose
	○[生化]ブドウ糖(葡萄糖)の別称。
	 ⇒ぶどうとう(ブドウ糖,葡萄糖)
うぜんむかいまちえき《うぜんむかひまちえき》
	【羽前向町駅】
	○[古][交]⇒もがみえき(最上駅)
うそ
	【うそ】
	○[楽]山口洋子作詞、平尾昌晃作曲の歌謡曲。
	 歌は中条きよし。
	◎1974. 1.(昭和49)発売。
うそ
	【ウソ】
	【鷽】
	○[鳥]スズメ目(Passeriformes)アトリ科(Fringillidae)の、
	スズメよりやや大きい小鳥。
	 頭は黒く、背は青灰色、翼は青味がかった黒色。鳴き声が口
	笛に似て哀調を帯びる。
	 「そうどり」,「うそひめ」とも呼ぶ。
	◎俗に雄を「照鷽(テリウソ)」,「赤鷽(アカウソ)」、雌を「雨鷽(アマウソ,アメウ
	ソ)」,「黒鷽(クロウソ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒てりうそ(照鷽)
★うそ
	【嘘】
	○
	 幼児語(俗称)は「うそんこ」。
	 参照⇒おんなだまし(女だまし,女騙し),こどもだまし(子供
	だまし,子供騙し)
	◎真っ赤な嘘,嘘をつく,嘘も方便
	◎うそ発見器:⇒ぽりぐらふ(ポリグラフ)(2)
	◎俗にウソ(嘘)をつくと釘抜きで閻魔(エンマ)様に舌を抜かれる
	と言う。
★うそうむそう《うさうむさう》
	【有相無相】
	○(1)[仏]有相と無相。形を備えたものと備えないもの。
	○(2)[仏](転じて)宇宙に存在する一切の物。
	 「うぞうむぞう(有象無象,有相無相)」とも呼ぶ。
うぞうむぞう《うざうむざう》
	【有象無象】
	【有相無相】
	○(1)[仏]⇒うそうむそう(有相無相)(2)
	○(2)世の中に大勢いるさまざまな人や沢山(タクサン)あるさまざ
	まな物。価値のない人々。
	○(3)(特に、蔑称として)得体(エタイ)の知れない者共(モノドモ)。
	 参照⇒ちみもうりょう(魑魅魍魎)(2)
	◎象無象のやから(輩)
うぞうむぞう《うざうむざう》
	【有像無像】
	○形のある物で、形のない物を象徴すること。
	 参照⇒はなことば(花言葉,花詞)
★うそがえ
	【鷽替】
	【鷽替え】
	○
	 「悪しきこともウソとなし、吉にトリ替える」といわれる。
	◎鴬替の神事(シンジ)
うぞく
	【烏賊】
	◇[中]wuzei
	○[動]イカ(烏賊)の漢名。
	 ⇒いか(イカ,烏賊)
	◎黒いスミを吐くことから。
うそはっけんき
	【うそ発見器】
	【嘘発見器】
	◇[英]lie detector
	○[俗]⇒ぽりぐらふ(ポリグラフ)(2)
うそりやま
	【宇曾利山】
	◇[日]Usori Yama
	○[地]恐山の別称。
	 ⇒おそれざん(恐山)
うそりやまこ
	【宇曾利山湖】
	◇[日]Usoriyama Ko
	○[地]青森県むつ市恐山(オソレザン)にある中央のカルデラ湖。海
	抜214メートル。
	 水素イオン濃度指数(pH)は3.4〜3.8であるが、ウグイ(石
	斑魚)が生息。
	 参照⇒おそれざん(恐山)
うそん
	【烏孫】
	◇[中]Wusun
	○[歴]中国漢代から南北朝初期に西域にいたトルコ系遊牧民族。
	また、その国。
	 匈奴(Xiongnu)の西方の天山北路(Tianshan Beilu)、イスイ
	ククル湖([露]Ozero Issyk-Kul')畔からイリ川([露]Reka Ili)
	の盆地に住んでいた。
	 漢が匈奴に対抗するため烏孫と結んだことで有名。漢の武帝
	(Wu Di)が張騫(Zhang Qian)(チョウ・ケン)を遣(ツカ)わして同盟を結
	び、さらに公主を降嫁させて匈奴を牽制し、西域経営を容易に
	した。
	 その後、匈奴の圧迫を受け、5世紀には柔然(Rouran)(ジュウゼ
	ン)の侵略を受け、パミール高原に移り衰えた。
	 参照⇒うそんこうしゅ(烏孫公主)
うそんこ
	【うそんこ】
	○(1)[名](幼児語)ウソ(嘘)。
	○(2)[形](幼児語)ウソの。遊びの上の、仮の。
うそんこうしゅ
	【烏孫公主】
	◇[中]Wusun Gongshu
	○(1)[人]前漢(Qian Han)時代、江都王劉建(Liu Jian)(リュウ・ケン)
	の娘。名は細君(Xijun)。
	 武帝(Wu Di)のとき、匈奴(Xiongnu)を牽制するため政略結婚
	で、トルコ系の烏孫に公主(天子の娘)として降嫁させられた。
	○(2)[鳥]黄鵠(コウコク)の別名。
	 ⇒こうこく(黄鵠)
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