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百 科 辞 書 《うら》 編集:獨 澄旻
-------- うら --------------------------------------------------
うら
【ウラ】
【烏拉】
◇[中]wula
○[服]中国東北地方で、防寒靴。
◎「(「革」偏+「兀」)(「革」偏+「拉」)」とも書く。
★うら
【裏】
◇[中]li
○(1)表面と反対の面。隠れている側の面・裏面(ウラメン)。
○(2)正面や前面の反対側・裏側(ウラガワ)。
○(3)内部・奥。
◎中国語本来の意味で、英語の"in","inside"に相当する。
○()
[1]うらー
【ウラー】
◇[フ]hourra
○歓呼(カンコ)の声・万歳。
⇒[1]ふらー(フラー)
[2]うらー
【ウラー】
◇[露]ura
○歓呼(カンコ)の声・万歳。
⇒[1]ふらー(フラー)
◎ロシア文字では"ура"。
[3]うらー
【ウラー】
◇[ポルトガル語]hura
○歓呼(カンコ)の声・万歳。
⇒[1]ふらー(フラー)
うーらー
【ウーラー】
◇[米]oorah
○[軍]アメリカ海兵隊で、気勢(キセイ)をあげる掛け声。
参照⇒えいえいおう(えいえいおう)
うらあみ
【裏編み】
◇[英]purl stitch
○棒針編みで、基本的な編み方の一つ。
メリヤスの裏の面と同じ編み目があらわれるもの。
⇔おもてあみ(表編み)
うらい
【烏来】
◇[中]Wu-lai
○台湾北部の台北県烏来郷、台北市の南方近郊の温泉町。
◎1992(平成 4)タイヤル族によって高砂義勇兵(高砂挺身報国
隊)の慰霊碑が建立。
うらうえ《うらうゑ》
【裏表】
○(1)裏と表。上下・左右など相対する事物の両面をいう。
○(2)反対。あべこべ。
◎「うらおもて(裏表)」とも読む。
うらうめ
【裏埋め】
【裏埋】
◇[日]uraume
○[建]⇒うらごめ(裏込め,裏込)(1)
★うらおもて
【裏表】
○
◎「うらうえ(裏表)」とも読む。
うらか
【ウラカ】
◇[西]urraca
○[鳥](スペイン語で)カササギ(鵲)
⇒かささぎ(カササギ,鵲)
うらが
【うらが】
○[軍][海]海上自衛隊の掃海母艦(MST463)。
基準排水量5,650トン。
母港は神奈川県横須賀基地。
◎1997. 3.19(平成 9)竣工。
うらが
【浦賀】
◇[日]Uraga
○三浦半島南東部、神奈川県横須賀市(ヨコスカシ)にある造船工業
地区。
◎江戸湾(東京湾)の要港で、1720(享保 5)相模国に浦賀奉行を
創設。
1853(嘉永 6)ペリーの黒船来航。
うらがいしっち
【烏拉盖湿地】
【烏拉蓋湿地】
◇[中]Wulagai Shidi
○[地]中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中北
部のシリンゴル盟(錫林郭勒盟<Xilingol Aimak>)東部にある草
原。
2002(平成14)上流のダム建設により砂漠化が進んでいる。
「烏拉盖草原(Wulagai Caoyuan)」とも呼ぶ。
うらがいそうげん《うらがいさうげん》
【烏拉盖草原】
【烏拉蓋草原】
◇[中]Wulagai Caoyuan
○[地]⇒うらがいしっち(烏拉盖湿地,烏拉蓋湿地)
うらかみ
【浦上】
◇[日]Urakami
○(1)長崎県長崎市の北部地区。
◎浦上天主堂
○(2)[交]⇒うらかみえき(浦上駅)
うらかみえき
【浦上駅】
○[交]長崎県長崎市浦上にある、JR九州の長崎本線の駅。
長崎本線(旧線):西浦上(ニシウラカミ)駅と長崎駅の間。
長崎本線(新線):現川(ウツツガワ)駅と長崎駅の間。
★うらかみしんとだんあつじけん
【浦上信徒弾圧事件】
○[歴]
1858(安政 5)通商条約を結んだフランスは、横浜と長崎に礼
拝堂を建設。長崎の宣教師プチジャン(B. T. Petitjean)らが
浦上地方で伝道活動を行うと、潜伏していた切支丹(キリシタン)の
後裔が信仰を告白した。幕府は最初これに対し弾圧を行なった
が、フランスとの特殊な関係から表面上信徒が改心したとして
全員を放免した。
しかし、王政復古・祭政一致を唱える明治政府が成立すると、
切支丹禁制を断行し、1869(明治 2.12.)浦上の信徒を全員捕え
て、3,000余人を諸藩に配流した。この迫害に欧米列強が圧力
を加え、また未成熟な国家神道が敗退・文明開化の風潮・浦上
五島の信徒の根強い抵抗などで、1873. 2.(明治 6)切支丹禁制
の高札が撤廃された。
参照⇒かくれきりしたん(隠れキリスタン,隠れ切支丹)
★うらかみてんしゅどう《うらかみてんしゆだう》
【浦上天主堂】
○長崎県長崎市本尾町(モトオマチ)にある天主堂。
◎1945. 8. 9(昭和20)爆心地から北東約500メートルにあって
被爆・全壊。焼け跡から木製のマリア像の頭部が掘り出された。
2005. 8. 9(平成17)小聖堂を被爆マリア小聖堂に改修して、
被爆のマリア像を一般公開。
うらかわ《うらかは》
【浦河】
◇[日]Urakawa
○(1)⇒うらかわぐん(浦河郡)
○(2)⇒うらかわちょう(浦河町)
うらかわぐん《うらかはぐん》
【浦河郡】
◇[日]Urakawa Gun
○北海道南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)の郡。
浦河町(ウラカワチョウ)のみ。
うらかわしちょう《うらかはしちやう》
【浦河支庁】
◇[日]Urakawa Shicho
○[古]⇒ひだかしちょう(日高支庁)
うらかわちょう《うらかはちやう》
【浦河町】
◇[日]Urakawa Cho
○北海道南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)浦河郡の町。
日高支庁の所在地。
うらがわむら《うらがはむら》
【浦川原村】
◇[日]Uragawa Mura
○[古]新潟県南部、東頚城郡(ヒガシクビキグン)の村。
◎2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
うらぎく
【裏菊】
○(1)菊の花を裏から見た形の文様。
紋所・鋲頭の台座文様・鎧の飾り金具・衣服の模様など使わ
れる。
○(2)紋所(モンドコロ)の名称。
各宮家で共通に使われる。
参照⇒きく(菊)(2),[1]きくすい(菊水)(1)
うらきもん
【裏鬼門】
○鬼門と正反対の坤(コン)の方角、すなわち西南。
家相で鬼門とともに不吉な方角として忌(イ)まれる。
◎鬼門は東北の方角:⇒きもん(鬼門)(1)
★うらくこう
【烏洛侯】
◇[中]Wuluohou
○[歴]中国の南北朝時代の一部族。
うらくまど
【有楽窓】
○(1)[建]織田信長の弟織田有楽斎(ウラクサイ)(長益)(1547〜1621)
が京都に建てた茶室如庵(ジョアン)の窓の一つ。
連子窓(レンジマド)の一種で、間隔を詰めて篠竹(シノダケ)を並べ
たもの。
○(2)[建](1)を模した窓。また、その様式。
うらこうあん
【裏公安】
○[俗]⇒さくら(さくら,サクラ)(3)
うらごめ
【裏込め】
【裏込】
◇[日]uragome
○(1)[建]石垣の背面側に割栗石(ワリグリイシ)や砂利(ジャリ)を詰め
入れる工法・工事。
雨水などを含んだ土砂の重みで石垣が崩れないように、排水
を行って土圧を軽減するもの。
「うらづめ(裏詰め,裏詰,裏積め,裏積)」,「うらうめ(裏埋め,
裏埋)」とも呼ぶ。
○(2)[建]⇒うらごめいし(裏込め石,裏込石)
うらごめいし
【裏込め石】
【裏込石】
◇[日]uragome-ishi
○[建]裏込めに用いる割栗石(ワリグリイシ)。
単に「うらごめ(裏込め,裏込)」とも呼ぶ。
参照⇒うらごめ(裏込め,裏込)(1)
うらさく
【裏作】
◇[英]second crop
○[農]二毛作(ニモウサク)で主要な表作(オモテサク)に対して、その収穫
後から次の作付けまでの空いた期間と田畑を利用して、他の作
物を栽培すること。また、その作物。
例えば表作の水稲の後に、大麦・小麦・野菜・菜種(ナタネ)(ナ
ノハナ)などが裏作として栽培される。
参照⇒にもうさく(二毛作),なのはな(ナノハナ,菜の花)
うらじヴぉすとーく
【ウラジヴォストーク】
◇[露]Vladivostok
○⇒うらじおすとく(ウラジオストク,浦塩,浦塩斯徳)
うらじお
【ウラジオ】
【浦塩】
◇[露]Vladivostok
○⇒うらじおすとく(ウラジオストク,浦塩,浦塩斯徳)
うらじおすとく
【ウラジオストク】
【浦塩】
【浦塩斯徳】
◇[露]Vladivostok
○ロシア連邦の東部、プリモルスキー地方(Primorsky Krai)
(沿海州)南端部の行政所在地。
北緯43.13°、東経131.90°の地。
日本海に面した港湾都市。
軍港・漁業基地であるが冬季は結氷する。シベリア鉄道の終
点。造船・機械・金属などの工業も発達。
「ウラジオストック」,「ウラジヴォストーク」,「ウラジオ(浦塩)」
とも呼ぶ。
〈人口〉
1977(昭和52)53万人。
1979(昭和54)54万9,800人。
1987(昭和62)61万5,000人。
1989(平成元)63万4,000人。
2000(平成12)60万6,200人。
2003(平成15)59万2,100人。
◎1860(万延元)ロシアの海軍基地として開港。
◎ロシア文字では"Владивосток"。
"vladi(支配せよ)"+"vostok(東方を)"から。
うらじおすとっく
【ウラジオストック】
【浦塩】
【浦塩斯徳】
◇[露]Vladivostok
○⇒うらじおすとく(ウラジオストク,浦塩,浦塩斯徳)
うらじかふかす
【ウラジカフカス】
◇Vladikavkaz
○ロシア連邦南西部、北オセチア・アラニア共和国(Respub-
lika Severnaya Osetiya-Alaniya)の首都。
北緯43.03°、東経44.67°の地。
〈人口〉
1979(昭和54)27万8,900人。
1989(平成元)30万人。
2000(平成12)31万0,100人。
2002(平成14)31万3,100人。
◎1931(昭和 6)オルジョニキーゼ(Ordzonikidze,Ordzhonikidze)
と改称。
1944(昭和19)ザウジカウ(Dzaudzikau,Dzaudzyqau)と改称。
1954(昭和29)オルジョニキーゼに復す。
1990(平成 2)現名に改称。
◎ロシア文字では"Владикавказ"。
うらしま
【うらしま】
○[海]海洋科学技術センターの無人深海巡航探査機。
全長9.7メートル、幅1.3メートル、高さ1.5メートル、重さ
10トン。
燃料電池でスクリューを作動させる。
母船は「よこすか」。
◎2002. 6.(平成14)リチウムイオン電池を使用し、駿河トラフ
132.5キロメートルの縦断航行に成功。
2003. 8.11(平成15)報道陣に公開。
うらじまい《うらじまひ》
【浦仕舞】
【浦終い】
○(1)[古][海]江戸時代、廻船が海難にあった場合に、荷主の
代表者が現場に赴(オモム)いて遭難者の埋葬や慰霊、船や積荷の
跡始末などを行うこと。
○(2)[海]漁船などが海難事故にあって行方不明者を捜索した
が発見できなかった場合に行われる、捜索打ち切りの儀式。
うらしまたろう《うらしまたらう》
【浦島太郎】
○(1)[日本伝説]⇒うらしまのこ(浦島の子)
○(2)[文]『御伽草子』23編中の、浦島伝説を題材とした一話。
うらしまのこ
【浦島の子】
○[日本伝説]日本の著名な浦島伝説の主人公。
『日本書紀(雄略紀)』・『丹後風土記』・『万葉集』・『浦
島子伝』などに現れる漁師。
丹後国水の江の浦島の子または与謝郡筒川庄の島の子で、亀
に連れて行かれた海中の竜宮(リュウグウ)で乙姫(オトヒメ)に歓待を受
けて三年の月日を過ごし、別れに姫から玉手箱(タマテバコ)を贈ら
れて故郷に帰ったが、姫との約束を破って箱を開けると白煙が
立ち上り、老人になったという。
『御伽草子』以降、動物報恩譚の要素が加わって現在の「浦
島太郎」の形になった。
「島の子」とも呼ぶ。
参照⇒しょうないはんとう(荘内半島),うみさちやまちさ(海
幸山幸)
うらじみーる
【ウラジミール】
◇Vladimir
○(1)(Vladimirskaya Oblast)⇒うらじみーるしゅう(ウラジー
ミル州)
○(2)ロシア共和国西部、ウラジミール州の州都。
うらじみーるしゅう《うらぢみーるしう》
【ウラジーミル州】
◇[露]Vladimirskaya Oblast、[英]Vladimir Region
○ロシア共和国西部の州。西部をモスクワ州(Moskovskaya Ob-
last)に接する。
州都はウラジミール(Vladimir)。
〈面積〉
2万9,000平方キロメートル。
★うらじろ
【ウラジロ】
【裏白】
○(1)[植]([学]Diplopterygium glaucum)真正シダ目(Filica-
les)ウラジロ科(Gleicheniaceae)ウラジロ属(Diplopterygium)
の常緑シダ。
○(2)[植]カワラサイコ(川原柴胡)の別称。
⇒かわらさいこ(カワラサイコ,川原柴胡)
○(3)[植]オヤマボクチ(雄山火口)の別称。
⇒おやまぼくち(オヤマボクチ,雄山火口)
うらそえし《うらそへし》
【浦添市】
◇[日]Urasoe Shi
○沖縄県、沖縄島の南西岸の市。
〈人口〉
1980(昭和55)7万0,286人。
うらだな
【裏店】
○路地裏(ロジウラ)に建てられた家・貸家。
「裏屋(ウラヤ)」とも呼ぶ。
⇔おもてだな(表店)
◎「店」は「貸家」の意味。
表通りに面した立派に家に対して、粗末(ソマツ)な貸家のイメ
ージがある。
うらづめ
【裏詰め】
【裏詰】
【裏積め】
【裏積】
◇[日]urazume/uradume
○[建]⇒うらごめ(裏込め,裏込)(1)
うらなじみ
【裏馴染】
【裏馴染み】
○[古]遊里で、その遊女に会うのが二度目でありながら、馴染
みとして迎えられたり、馴染金(祝儀の金)を出したりすること。
◎一度目を「初会」、二度目を「裏」、三度目からを「馴染み」とい
い、二度目で早くも馴染み(得意客)のごとく馴染金を出し情意
投合すること。
参照⇒なじみきん(馴染金),しょかいなじみ(初会馴染)
うらなみ
【うらなみ】
○[海]神戸海上保安部に所属する巡視艇。
うらなり
【末生り】
【末成り】
○(1)[農]ウリ(瓜)・カボチャ(南瓜)・スイカ(西瓜)などツル
(蔓)に生る作物で、ツルの先の方に実が生ること。また、その
実。
ツルの本(モト)に生った実にくらべ、時期遅れで養分も行き渡
らず、小振りで色が悪く、味も落ちる。
養分が無駄にならないように、早いうちに摘果することが多
い。
⇔もとなり(本生り,本成り)
○(2)(転じて)やせて顔色が青白く、元気のない人。
○(3)(兄弟・姉妹の中で)末の方の子。特に、末っ子。
○(4)(親族・組織などで)末の方の人。
うらにあ
【ウラニア】
◇Urania、ギリシア語の「天・空」から。
○[ギ神]天文の女神。ミューズ(Nine Muses)の一神。
参照⇒みゅーず(ミューズ)(1)
うらにうむ
【ウラニウム】
◇[英]uranium
○[原]⇒うらん(ウラン)
うらぬす
【ウラヌス】
◇[英]Uranus
○[ギ神]⇒うらのす(ウラノス)(1)
うらのす
【ウラノス】
◇[希]Uranos(天・空)、[羅][英]Uranus
○(1)[ギ神]天の人格化で、世界をはじめて支配した神。地の
神ガイア(Gaia)の息子で夫。ヒュペリオン(Hyperion)・大洋神
オケアノス(Okeanos)の父で、ギリシアの神々の始祖。
「ウラヌス(Uranus)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]がいあ(ガイア)
○(2)[天]天王星。
⇒てんのうせい(天王星)
うらば
【裏刃】
○(ハサミの)閉じたときに内側になって見えなくなる面の刃。
内刃。
参照⇒はさみ(鋏,剪刀)(1)
うらべじま
【浦部島】
◇[日]Urabe Jima
○[古][地]⇒なかどおりじま(中通島)
★うらぼしか《うらぼしくわ》
【ウラボシ科】
【裏星科】
◇[学]Polypodiaceae
○[植]シダ植物ウラボシ目(Polypodiales)の一科。
〈ウラボシ科〉
カザリシダ属(Aglaomorpha)。
イワヒトデ属(Colysis)。
ハカマウラボシ属(Drynaria)。
タイワンウラボシ属(Goniophlebium)。
マメヅタ属(Lemmaphyllum)。
ヌカボシクリハラン属(Lepidomicrosorium)。
ノキシノブ属(Lepisorus)。
オキノクリハラン属(Leptochilus)。
サジラン属(Loxogramme)。
タイワンオオクボシダ属(Micropolypodium)。
オキナワウラボシ属(Microsorum)。
オオクリハラン属(Neolepisorus)。
ヒメウラボシ属(Oreogrammitis)。
カラクサシダ属(Pleurosoriopsis)。
エゾデンダ属(Polypodium)。
シマムカデシダ属(Prosaptia)。
ヒトツバ属(Pyrrosia):参照⇒ひとつば(ヒトツバ,一つ葉,
一葉)
ミツデウラボシ属(Selliguea)。
キレハオオクボシダ属(Tomophyllum)。
うらほろちょう《うらほろちやう》
【浦幌町】
◇[日]Urahoro Cho
○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)十勝郡(トカチグン)の町。
うらぼん
【裏盆】
○[暦]盂蘭盆会(ウラボンエ)の終り。
一般には七月二十日、地方によっては十六日・二十四日・二
十七日とする。
また場所によっては、七月いっぱいとも、盂蘭盆会の前日
(十二日)とも。
参照⇒うらぼんえ(盂蘭盆会)
うらぼん
【盂蘭盆】
◇[梵]ullambana(烏藍婆拏)
○[仏]⇒うらぼんえ(盂蘭盆会)
★うらぼんえ《うらぼんゑ》
【盂蘭盆会】
◇[梵]ullambana(烏藍婆拏)
○[仏]亡者を死後の苦しみの世界から救済し、祖霊の冥福(メイフ
ク)を祈る法事。
本来(法会)は7月15日であるが、多くは7月13日から16日ま
でとし、かつ地方により月遅れ(8月)または旧暦で行われる。
「盂蘭盆」,「精霊会(ショウリョウエ)」とも、単に「盆(ボン)」または「お
盆」,「たままつり(魂祭,霊祭)」とも、「お迎え(御迎え)」とも呼
ぶ。
参照⇒むかえび(迎え火),おくりび(送り火)(1),うらぼん(裏
盆),ひがんえ(彼岸会),たままつり(魂祭,霊祭),[1]しょうりょ
うながし(精霊流し)
〈供物〉
盆棚(ボンダナ):⇒ぼんだな(盆棚)
盆花(ボンバナ):⇒ぼんばな(盆花)(1)
ホオズキ(鬼灯):提灯(チョウチン)。
キュウリとナス:⇒しょうりょううま(精霊馬)
◎釈迦十大弟子の一人目連(モクレン)が、餓鬼道に苦しむ母を救う
ために僧に供養したと伝え、これが盂蘭盆会の起源という。
◎中国:参照⇒きせつ(鬼節),めいたく(冥宅)
台湾:参照⇒きげつ(鬼月)
うらまいすらむきょうかい《うらまいすらむけふくわい》
【ウラマ・イスラム協会】
◇[英]Jamiat Ulema-e-Islam party
○⇒うらまーいすらむきょうかい(ウラマー・イスラム協会)
うらまーいすらむきょうかい《うらまーいすらむけふくわい》
【ウラマー・イスラム協会】
◇[英]Jamiat Ulema-e-Islam party
○パキスタンの親タリバンのイスラム原理主義団体。
略称は「JUI」。
「ウラマ・イスラム協会」とも呼ぶ。
〈総裁〉
ファズルル・ラハマン(Maulana Fazal-ur Rehman)。
うらまちじんせい
【裏町人生】
○[楽]島田磬也作詞、阿部武雄作曲の歌謡曲。
歌は上原敏(ビン)・結城道子。
◎1937(昭和12)。
うらまど
【裏窓】
◇[英]Rear Window
○[映]アメリカのサスペンス映画。
監督:アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)。
原作:コーネル・ウールリッチ(Cornell Woolrich)。
出演:ジェームズ・スチュワート(James Stewart):ジェフ
(L.B.Jefferies)。
グレイス・ケリー(Grace Kelly):リザ(Lisa Carol
Fremont)。
◎1954. 8. 1(昭和29)アメリカで公開。
1955. 1.14(昭和30)日本で公開。
うらみぶし
【怨み節】
○[楽]⇒えんか(怨歌)
うらみます
【うらみ・ます】
○[楽]中島みゆき作詞・作曲の歌謡曲。
歌も中島みゆき。
◎1980(昭和55)発売のアルバム『生きていてもいいですか』に
収録。
うらみょうぎ《うらめうぎ》
【裏妙義】
◇[日]uramyogi/Ura Myogi
○[地]群馬県の西北部にある山。御岳は963メートル。
妙義湖(人造湖)のある谷をはさんで妙義山と対峙する。
★うらむらさき
【ウラムラサキ】
【裏紫】
◇[学]Strobilanthes dyeriana
○[植]ゴマノハグサ目(Scrophulariales)キツネノマゴ科(Acan-
thaceae)イセハナビ属(Strobilanthes)の常緑低木。
樹高樹高は5〜10メートル。
葉は革質で、表面は暗緑色の地に紫色の斑があり、裏面は紫
色。
冬季、淡い紫色の花を開く。
参照⇒いせはなび(イセハナビ,伊勢花火)
★うらめ
【裏目】
○(1)サイコロの表に出た目の反対側の目。
◎裏目に出る
○(2)曲尺(カネジャク)の裏に刻まれた目盛り。
長いほうにはルート(平方根)2倍した角目、短いほうには
1/π倍した丸目がある。
丸い材木の直径に角目を当てると、何尺何寸の角材がとれる
か簡単に分かるようになっている。
○(3)[服]編み物の裏側の編み目。
参照⇒うらあみ(裏編み)
うらもん
【裏紋】
◇[日]uramon
○(1)陰紋(カゲモン)の別称。
⇒かげもん(陰紋)
○(2)代紋(カエモン)の別称。
⇒かえもん(代紋,替紋,代え紋,替え紋)
うらや
【裏屋】
○⇒うらだな(裏店)
うらやす
【浦安】
◇[日]Urayasu
○(1)⇒うらやすし(浦安市)
○(2)[交]⇒うらやすえき(浦安駅)
うらやすえき
【浦安駅】
○(1)[交]千葉県浦安市北栄1丁目にある、東京地下鉄(東京メ
トロ)東西線の駅。
葛西(カサイ)駅(江戸川区)と南行徳(ミナミギョウトク)駅の間。
○(2)[交]鳥取県東伯郡(トウハクグン)東伯町(トウハクチョウ)徳万(トクマン)
にある、JR山陰本線の駅。
由良(ユラ)駅と八橋(ヤバセ)駅の間。
◎JR京葉線(ケイヨウセン)には新浦安駅がある。
うらやすし
【浦安市】
◇[日]Urayasu Shi
○千葉県北西部の市。
東京ディズニーランドがある。
うらやまぐちえき
【浦山口駅】
○[交]埼玉県秩父郡荒川村(アラカワムラ)にある、秩父鉄道の駅。
影森(カゲモリ)駅と武州中川(ブシュウナカガワ)駅の間。
うらやまけいこく
【浦山渓谷】
◇[日]Urayama Keikoku
○[地]埼玉県秩父郡荒川村(アラカワムラ)と秩父市にまたがる、荒川
の支流浦山川の渓谷。
浦山ダムがある。
秩父鉄道浦山口駅がある。
うらら
【ウララ】
◇Ulala
○[古]⇒ごるのあるたいすく(ゴルノアルタイスク)
うらる
【ウラル】
◇Ural
○(1)[地]⇒うらるさんみゃく(ウラル山脈)
○(2)[地]⇒うらるがわ(ウラル川)
○(3)[交]ロシアのウラルモト社製のサイドカー付きオートバ
イ。
うらるあるたいごぞく
【ウラル・アルタイ語族】
◇[英]Ural-Altaic language family/Uralo-Altaic language
family
○[言]言語学的に分類した世界の民族の大分類の一つ。
ウラル山脈とアルタイ山地を中心とした地方からユーラシア
大陸の北部一帯に広まったと想像されるアジア系の民族。ウラ
ル語族とアルタイ語族に大別される。
参考⇒ごぞく(語族),いんどよーろっぱごぞく(インド・ヨー
ロッパ語族)
〈ウラル語族〉
フィンランド人、エストニア人、ハンガリー人など。
(a)フィン・ウゴル語派。
(b)サモイェード諸語。
〈アルタイ語族〉
トルコ人、マジャール人、モンゴル人、満州人、朝鮮人、日
本人など。
(a)トルコ語群。
(b)モンゴル語群。
(c)ツングース語群。
◎現在、これらを一括して分類することは疑問視されている。
うらるがわ《うらるがは》
【ウラル川】
◇[露]Reka Ural/Reku Ural、[英]the Urals
○[地]ロシア連邦西部、ウラル山脈の南部に源を発し、カザフ
スタン共和国のグリエフ(Gur'yev)でカスピ海に注(ソソ)ぐ川。
長さ、2,528キロメートル。流域面積、22,000平方キロメー
トル。
11月〜4月、結氷する。
◎上流のオレンブルグ(Orenburg)より河口まで、古くからヨー
ロッパとアジアの境界とされる。
◎1775(安永 4)ヤイク川(Reka Yaik)から改称。
★うらるさんみゃく
【ウラル山脈】
◇[露]Khrebet-Ural'skiy、[英]the Ural Mountains/Urals
○[地]ヨーロッパとアジアの境界付近を南北に走る、ロシアの
山脈。
うらるすく
【ウラルスク】
◇Uralsk/Oral
○カザフスタン北西端、西カザフスタン州(Batys Qazaqstan
Oblysy)の州都。
うらわ
【浦和】
◇[日]Urawa
○(1)⇒うらわく(浦和区)
○(2)[古]⇒うらわし(浦和市)
○(3)[歴]⇒うらわけん(浦和県)
○(4)[交]⇒うらわえき(浦和駅)
うらわえき
【浦和駅】
○[交]埼玉県さいたま市高砂(タカサゴ)にある、JR東北本線(京
浜東北線)の駅。
南浦和駅と北浦和駅の間。
◎JR埼京川越線には武蔵浦和駅・中浦和駅、JR武蔵野線に
は東浦和駅・南浦和駅・西浦和駅がある。
◎もと浦和市。
うらわく
【浦和区】
◇[日]Urawa Ku
○埼玉県さいたま市の区。
◎2003. 4. 1(平成15)政令指定移行に伴い新設。
★うらわけん
【浦和県】
◇[日]Urawa Ken
○[歴]1869(明治 2. 2. 9)武蔵県から大宮県として分離設置。
同年9月29日浦和県と改称。
参照⇒むさしけん(武蔵県)
うらわし
【浦和市】
◇[日]Urawa Shi
○[古]埼玉県南東部にあった市。埼玉県の旧県庁所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)71平方キロメートル。
70.67平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)33万1,000人。
1980(昭和55)35万8,180人。
1995(平成 7)45万3,300人。
◎1934(昭和 9)市制。
1940(昭和15)尾間木(オマギ)村・三室(ミムロ)村を編入。
1942(昭和17)六辻(ムツジ)町を編入。
1955(昭和30)土合(ツチアイ)村・大久保村を編入。
2001. 5. 1(平成13)大宮市・与野市と合併して「さいたま市」
となる。
★うらん
【ウラン】
◇[独]Uran
○[原]放射性元素の一種。元素記号は「U」。
天然ウランは、同位体ウラン238(U238)を約99.3%、ウ
ラン235(U235)を約0.7%、ウラン234(U234)を極少量、
含有(ガンユウ)する。いずれも自己崩壊はα崩壊で、半減期は非
常に長い。
「ウラニウム([英]uranium)」とも呼ぶ。
ウラン235は特に「アクチノウラン([独]Aktinouran)」,「ア
クチノウラニウム([英]actinouranium)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくふっかうらん(六フッ化ウラン,六弗化ウラン),れっ
かうらん(劣化ウラン)
〈半減期〉
U234: 24万7千年。
U235: 7億1,500万年。
U238:45億1,000万年。
◎高濃縮ウラン:HEU(Highly Enriched Uranium)。
うーらーん
【ウーラーン】
◇[英]uhlan/ulan
○(1)[歴]ポーランドの軽騎兵隊の中の槍騎兵。
参照⇒そうきへい(槍騎兵)
○(2)[歴]第一次世界大戦前のヨーロッパ(特にドイツ・オース
トリア)の重騎兵隊の中の槍騎兵。
参照⇒そうきへい(槍騎兵)
うらんうで
【ウランウデ】
【ウラン・ウデ】
◇Ulan-Ude
○ロシア連邦東部、ブリヤーチア共和国(Respublika Buryatiya)
の首都。
〈人口〉
1989(平成元)35万3,000人。
1991(平成 3)36万2,400人。
1998(平成10)37万1,000人。
◎1900(明治33)シベリア鉄道が通じる。
1934(昭和 9)ベルフネウジンスク(Verhneudinsk)から現名に
改称。
うらんえんしんぶんりほう《うらんゑんしんぶんりはふ》
【ウラン遠心分離法】
◇[英]centrifuge separation method
○[原]⇒えんしんぶんりほう(遠心分離法)
★うらんげるとう《うらんげるたう》
【ウランゲル島】
◇[露]Ostrov Vrangelya、[英]Wrangel Island
○[地]ロシア連邦北東端、チュクチ自治管区(Chukotka Auto-
nomous Okrug)の北岸にある、北極海([英]Arctic Ocean)の島。
東側はチュクチ海(Chukotskoe More)、西側は東シベリア海
(East Siberian Sea)。
うらんけん
【ウラン県】
【烏蘭県】
◇[中]Wolan Xian、[英]Ulan County
○中国中西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)北部の海西蒙
古族蔵族自治州(Haixi Mengguzu Zangzu Zizhizhou)東部の県。
青海湖(Qinghai Hu)の西方。
県都は希里溝鎮(Xiligou Zhen)。
高地モンゴル族が居住。
「ウーラン県(烏蘭県)」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万0,784平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)10万人。
うーらんけん
【ウーラン県】
【烏蘭県】
◇[中]Wolan Xian、[英]Ulan County
○⇒うらんけん(ウラン県,烏蘭県)
うらんさっぷし
【烏蘭察布市】
◇[中]Wulanchabu Shi
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中央部の
市。西部を区都フフホト(Hohhot)(呼和浩特)に接し、南部を山
西省(Shangxi Sheng)、北部をモンゴル共和国に隣接。
「オラーンチャブ市」とも呼ぶ。
参照⇒ししおうき(四子王旗)
〈面積〉
5万4,491平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)270万人。
◎2003.12. 1(平成15)鳥蘭察布盟(Wulanchabu Meng)から市に
昇格。
うらんさっぷめい
【烏蘭察布盟】
◇[中]Wulanchabu Meng
○[古]⇒うらんさっぷし(烏蘭察布市)
うらんせいこう《うらんせいくわう》
【ウラン精鉱】
○[原]⇒いえろーけーき(イエローケーキ)
うらんてんかん《うらんてんくわん》
【ウラン転換】
◇[英]uranium conversion
○(1)[原]ウラン鉱石から六フッ化ウランをつくる工程。
ウランの天然鉱石を粗精錬して酸化ウラン(イエローケーキ)
を抽出し、フッ化水素と反応させて気体の六フッ化ウランを得
る。
ウラン濃縮の前の工程。
「ウランの転換」とも呼ぶ。
参照⇒いえろーけーき(イエローケーキ),ろくふっかうらん
(六フッ化ウラン,六弗化ウラン)
○(2)[原]再処理で、硝酸ウラニル溶液(UNH)から固体の三
酸化ウラン、またはさらに気体状の六フッ化ウランをつくる工
程。
うーらんと
【ウーラント】
◇Ludwig Uhland
○[人]ドイツ後期ロマン派の抒情詩人(1787〜1862)。
民謡風の詩やバラードを書いた。
古謡・民話を収集・研究。
★うらんのうしゅく
【ウラン濃縮】
◇[英]Uranium Enrichment
○[原]
原子炉用の濃縮は2〜4%、核兵器レベルは80%以上。
参照⇒がすかくさんほう(ガス拡散法),えんしんぶんりほう
(遠心分離法),れーざーほう(レーザー法)
〈4大事業者〉
USEC:アメリカの企業。
MINATOM。
ユーロディフ(EURODIF)。
ウレンコ(URENCO):⇒うれんこ(ウレンコ)
◎HEU(Highly Enriched Uranium):高濃縮ウラン。
SWU(Separate Working Unit):分離作業単位。
◎1979. 9.12(昭和54)動力炉核燃料開発事業団の人形峠ウラン
濃縮試験工場第1期工事完成。
参照⇒にんぎょうとうげ(人形峠)
うらんのてんかん《うらんのてんくわん》
【ウランの転換】
◇[英]uranium conversion
○[原]⇒うらんてんかん(ウラン転換)
うらんばーとる
【ウラン・バートル】
◇Ulan Bartor/Ulaan Baatar
○⇒うらんばーとるほと(ウラン・バートル・ホト)
うらんばーとるほと
【ウラン・バートル・ホト】
◇[モンゴル語]Ulan Bartor Khoto(赤い英雄の都)
○モンゴル人民共和国の首都。ラマ教本山の所在地。
漢名は「庫倫(クーロン)」。
旧称は「ウルガ(Urga)」,「ダーフレー(Daxree)」。
「ウラン・バートル」とも呼ぶ。
参照⇒もんごるじんみんきょうわこく(モンゴル人民共和国)
〈人口〉
1970(昭和45)29万人。
1987(昭和62)51万5,000人。
1993(平成 5)61万9,000人(推計)。
◎1924(大正13)人民共和国の発足に際してウルガ(Urga)から現
名に改称。
うらんふ
【ウランフ】
【烏蘭夫】
◇Wu Lanfu(赤い人)
○[人]中国モンゴル族の政治家(1906〜1988)。
1927(昭和 2)中国共産党入党。
ソ連に留学後、延安で抗日軍政大学教育長を務める。
1947(昭和22)内蒙古自治政府主席。
1954(昭和29)全人代内蒙古代表。
1956(昭和31)国務院副総理に就任。
文化大革命で民族分裂主義者として批判され失脚。
1973(昭和48)復活し、1983. 6.(昭和58)第6期全人代で国家
副主席(〜1988)に就任。
★うらんぶさばく
【ウランブ砂漠】
【烏蘭布和沙漠】
◇[英]Ulan Buh Desert/Red Buffalo Desert、[中]Wulanbuhe
Shamo(烏蘭布和沙漠)
○[地]中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)にあ
る砂漠。
北緯40.40°、東経106.50°の地。
「ウランプハ砂漠(烏蘭布和沙漠)」とも呼ぶ。
うらんぷはさばく
【ウランプハ砂漠】
【烏蘭布和沙漠】
◇[中]Wulanbuhe Shamo(烏蘭布和沙漠)、[英]Ulan Buh Desert
/Red Buffalo Desert
○[地]⇒うらんぶさばく(ウランブ砂漠,烏蘭布和沙漠)
うり
【ウリ】
◇[朝]uri
○(朝鮮語で)われわれ([英]we)。
◎ナ(na):私([英]I)。
★うり
【ウリ】
【瓜】
○[植]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)のウリ類、
特にマクワウリ(真桑瓜)の果実。
「五色(ゴシキ,ゴショク)」とも呼ぶ。
古語では「ふり(瓜)」。
◎西瓜・水瓜:スイカ。
南瓜:カボチャ。
冬瓜:トウガン。
胡瓜(黄瓜):キュウリ(キウリ)。
木瓜:マルメロ。
◎瓜の漢字:⇒うりにつめありつめにつめなし(瓜に爪あり爪
に爪なし)
瓜二つ:⇒うりふたつ(瓜二つ)
種子のある部分:参照⇒なかご(中子,中心)(3)
★うり
【瓜】
○(1)[植]⇒うり(ウリ,瓜)
○(2)紋所の一つ。
⇒かもん(瓜紋)
○(3)[俗]女陰。
参考⇒はか(破瓜)(3)
◎「爪」は「つめ」。
参照⇒うりにつめありつめにつめなし(瓜に爪あり爪に爪な
し)
うーりー
【ウーリー】
◇Sir Charles Leonard Woolley
○[人]イギリスの考古学者(1880〜1960)。ロンドン生れ。
オックスフォードのニュー・カレッジ(New College)を卒業。
1905(明治38)アシュモレアン博物館(the Ashmolean Museum)
の鑑査官助手となる。
1921〜1922(大正10〜大正11)エジプトのテル・エル・アマル
ナ(Tel-el-Amarna)を発掘。
1922〜1934(大正11〜昭和 9)メソポタミア(イラク南部)の古
代都市ウル(Ur)を発掘。
うりおんど
【ウリオンド】
◇Uriondo
○ボリビア南部、タリハ県(Departamento de Tarija)西部のホ
セマリアアビレス郡(Provincia Jose Maria Aviles)の郡都。
★うりくらげ
【ウリクラゲ】
【瓜水母】
【瓜海月】
◇[学]Beroe cucumis
○[動]ウリクラゲ目(Beroida)ウリクラゲ科(Beroidae)ウリク
ラゲ属(Beroe)のクシクラゲ類(有櫛<ユウシツ>動物)。
体は透明な寒天質で、触手はなくウリ形。大きさは15〜20セ
ンチメートル。
うりこおりひめ
【瓜子織姫】
○[日本伝説]⇒うりこひめ(瓜子姫)
うりこひめ
【瓜子姫】
◇[日]Urikohime/Uriko-hime
○[日本伝説]日本の昔話の主人公。
川を流れていたウリ(瓜)を老婆が持ち帰ると中から生れたい
う。
姫は美しく成長し、殿様への嫁入り仕度に毎日機(ハタ)を織っ
ていると、天邪鬼(アマノジャク)が現れ、姫に化けて嫁入りしよう
とするが、雀の知らせで露顕(ロケン)し、姫を育てた老夫婦に天
邪鬼は退治されて無事に姫は嫁入りする説話。
同様の説話は日本全国に分布し、姫が天邪鬼にだまされて殺
される説話もある。
「瓜子織姫(オリヒメ)」,「瓜子姫子(ヒメコ)」,「瓜姫」とも呼ぶ。
◎異常誕生譚の一つで、桃太郎伝説に似る。
参照⇒ももたろう(桃太郎)(1)
うりこひめこ
【瓜子姫子】
○[日本伝説]⇒うりこひめ(瓜子姫)
うりしゅう《うりしう》
【ウリ州】
◇[独]Kanton Uri
○スイス中東部の州。
州都はアルトドルフ(Altdorf)。
ドイツ語圏。
〈面積〉
1,076平方キロメートル。
うりにつめありつめにつめなし
【瓜に爪あり爪に爪なし】
○[俗][言]字形の似た漢字「瓜(ウリ)」と「爪(ツメ)」との字画の相違
を覚えさせるための言葉。
うりび
【売り日】
○[古][暦]⇒ものび(物日)(2)
うりひめ
【瓜姫】
○[日本伝説]⇒うりこひめ(瓜子姫)
うりふたつ
【瓜二つ】
○容貌(ヨウボウ)などが互(タガ)いにそっくりなこと、よく似てい
ること。また、そのさま。
◎あの兄弟は瓜二つだ。
◎二つに割ったウリ(瓜)の形が互いにそっくりなことから。
うりや
【ウリヤ】
◇Uriah
○[聖]『旧約聖書』に登場する男性。
第2代ヘブライ王(イスラエル王)ダビデ(Dawid)の配下の兵
士で、バテシバ(Bathsheba)の夫。
妻の入浴中に見初めた王によって謀殺。
参照⇒ばてしば(バテシバ)
うりやのふすく
【ウリヤノフスク】
◇Ulyanovsk
○(1)(Ulyanovskaya Oblast)⇒うりゃのふすくしゅう(ウリャ
ノフスク州)
○(2)⇒うりゃのふすく(ウリャノフスク)(2)
うりゃのふすく
【ウリャノフスク】
◇Ulyanovsk
○(1)(Ulyanovskaya Oblast)⇒うりゃのふすくしゅう(ウリャ
ノフスク州)
○(2)ロシア連邦南西部、沿ボルガ連邦管区中央部のウリャノ
フスク州中北東部にある州都。ボルガ河畔の都市。
北緯54.33°、東経48.40°の地。
旧称は「シンビルスク(Simbirsk)」,「シムビルスク」。
「ウリヤノフスク」とも呼ぶ。
〈人口〉
1979(昭和54)46万4,000人。
1989(平成元)62万5,000人。
2002(平成14)63万5,947人。
◎レーニンの生地で、本姓のウリャノフ(Ulyanov)に因(チナ)み
改名。
◎ロシア文字では"Ульяновск"。
うりやのふすくしゅう《うりやのふすくしう》
【ウリヤノフスク州】
◇[露]Ulyanovskaya Oblast、[英]Ulyanovsk Region
○⇒うりゃのふすくしゅう(ウリャノフスク州)
うりゃのふすくしゅう《うりやのふすくしう》
【ウリャノフスク州】
◇[露]Ulyanovskaya Oblast/Uljanovskaja Oblast、[英]Ulya-
novsk Region
○ロシア連邦南西部、沿ボルガ連邦管区中央部の州。
州都はウリャノフスク。
「ウリヤノフスク州」とも呼ぶ。
〈面積〉
3万7,336.80平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)140万1,000人。
2002(平成14)138万2,811人。
◎ロシア文字では"Ульяновская Область"。
うりゅう
【雨竜】
◇[日]Uryu
○(1)⇒うりゅうぐん(雨竜郡)
○(2)⇒うりゅうちょう(雨竜町)
○(3)[地]⇒うりゅうぬましつげん(雨竜沼湿原)
うりゅうぐん
【雨竜郡】
◇[日]Uryu Gun
○北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)の郡。
妹背牛町(モセウシチョウ)・秩父別町(チップベツチョウ)・雨竜町(ウリュウチョ
ウ)・北竜町(ホクリュウチョウ)・沼田町(ヌマタチョウ)・幌加内町(ホロカナイチョウ)
の町。
うりゅうちょう《うりゆうちやう》
【雨竜町】
◇[日]Uryu Cho
○北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)雨竜郡(ウリュウグン)の町。
西部に雨竜沼湿原がある。
うりゅうぬましつげん
【雨竜沼湿原】
◇[日]Uryunuma Shitsugen
○[地]北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)雨竜郡(ウリュウグン)雨竜
町(ウリュウチョウ)西部にある、ペンケペタン川上流の湿原。
うりょくじゅ
【雨緑樹】
◇[英]rain green tree
○[植]雨季と乾季が明確に交代する季節風帯の落葉広葉樹。
雨期に茂り、乾期に落葉する。
チーク(シソ目クマツヅラ科)やフタバガキ(アオイ目フタバ
ガキ科)など。
◎雨緑樹林
うりわり
【瓜破】
◇[日]Uriwari
○大阪府大阪市平野区の地名。
弥生前期の瓜破遺跡・市立瓜破斎場などがある。
うりん
【烏林】
◇[中]Wulin
○⇒うりんちん(烏林鎮)
うりん
【烏輪】
○太陽の別称。
参照⇒たいよう(太陽)(1)
◎太陽にカラスが住むという中国神話から。
参照⇒さんぞくのからす(三足の烏)
うりんちん
【烏林鎮】
◇[中]Wulin Zhen
○中国中央部、湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)中南部の荊州市
(Jingzhou Shi)(ケイシュウシ)管轄の東部にある洪湖市(Honghu Shi)
の村(鎮)。
[1]うる
【ウル】
◇Ur
○[歴]イラク南部、ユーフラテス川(the Euphrates River)下
流右岸にあった古代バビロニア(Babylonia)の都市。
シュメール人のウル王朝の都として栄えた。
参照⇒じっぐらと(ジッグラト)
◎ナシリヤ(An Nasiriyah)近郊のテル・アル・ムカイヤル(Tel
al-Muqayyar)(瀝青<レキセイ>の丘)に遺跡がある。
参照⇒えりどぅ(エリドゥ),らがしゅ(ラガシュ)
[2]うる
【ウル】
◇[葡]ouro(金)
○[古]⇒[2]おうる(オウル)
うるあぱん
【ウルアパン】
◇Uruapan
○メキシコ南部、ミチョアカン州(estado de Michoacan)西部
の都市。
北緯19.42°、西経102.07°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)18万7,623人。
1995(平成 7)21万5,449人。
2000(平成12)22万5,816人。
うるい
【うるい】
【ウルイ】
○[食][植]オオバギボウシ(大葉擬宝珠)の新芽・若葉。
春の山菜として、テンブラ・サラダ・浅漬けなどにする。
参照⇒おおばぎぼうし(オオバギボウシ,大葉擬宝珠)
うるい《うるひ》
【潤】
○潤(ウルオ)い・潤うこと。
うるいじょう《うるいじやう》
【烏塁城】
【烏壘城】
◇[中]Wulei Cheng
○[歴]中国の前漢時代、西域都護(Anxi duhufu)の駐在地。
天山山脈南麓・タリム盆地(塔里木盆地)北辺の亀茲(Qiuci)
(クチャ)に設置。
BC. 60年、西域都護府を設置(都護府の始まり)。
参照⇒せいいきとごふ(西域都護府),きじ(亀茲,龜茲)
◎現在の中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang
Weiwu'er Zizhiqu)中西部、アクス地区(阿克蘇地区)(Akesu Di-
qu)庫車県(Kuche Xian)(クチャケン)東方に位置する。
★うるう《うるふ》
【閏】
◇[英]leap year
○(1)[暦]太陽暦では平年(ヘイネン)1年を365日とし、4年に1回、
2月を1日多くして29日とする。
○(2)[暦]太陰暦では平年1年を354日とし、5年に2回、19年
に7回の割で、ある月に閏月(ウルウヅキ)を設けて、13ヶ月とする。
参照⇒さいちゅうちじゅんほう(歳中置閏法)
うるうじとうきゅういせき《うるふぢとうきふゐせき》
【潤地頭給遺跡】
○[歴]福岡県前原市にある弥生時代中期後半から奈良時代まで
の複合遺跡。
◎2003.11. 3(平成15)前原市教育委員会、玉造り工房跡を発見
と発表。
2004. 8.23(平成16)前原市教育委員会、弥生時代終末期(2
世紀末)の準構造船の部材が出土と発表。
うるうづき《うるふづき》
【閏月】
◇[英]leap month
○[暦]太陰暦で同じ月が二度ある閏年(ウルウドシ)に、そのあとの
方の月。
「後の月(ノチノツキ)」とも呼ぶ。
参照⇒うるう(閏)(2)
◎閏四月
うるうびょう《うるふべう》
【うるう秒】
【閏秒】
◇[英]leap second
○[暦]原子時計による協定世界時(UTC)と、地球の自転に基
づく世界時(UT)を調整するために、追加または削除される時
刻合せの1秒。
国連下部機関の国際地球回転事業(IERS)が管理する。
参照⇒ちじゅんほう(置閏法)
◎1972(昭和47)開始。
2008.12.31〜2009. 1. 1(平成20〜平成21)1秒追加(24回目)。
2012. 7. 1(24)1秒追加(25回目)。日本ではam 8:59:59と
9:00:00の間に 8:59:60を挿入。
うるうる
【うるうる】
【ウルウル】
○[副]目に涙をたたえたようす。あふれんばかりの涙目(ナミダメ)
のようす。
悲しみのほか、うれしさ・幸せの表現、憧(アコガ)れの物や敬
愛する人を見るようすなどにも使用される。
◎涙がこぼれ落ちると「はらはら」を使用する。
うーるえろあーるけん
【ウールエロアール県】
【ウール・エ・ロアール県】
◇[フ]Departement Eure-et-Loir、[英]Eure-et-Loir Prefec-
ture
○フランス中北西部、サントル地域圏(Region Centre)北部の
県。
県都はシャルトル(Chartres)。
「ウールエロワール県」とも呼ぶ。
◎オート・ノルマンディー地域圏(Region Haute-Normandie)に
はウール県(Departement Eure)がある。
うーるえろわーるけん
【ウールエロワール県】
【ウール・エ・ロワール県】
◇[フ]Departement Eure-et-Loir、[英]Eure-et-Loir Prefec-
ture
○⇒うーるえろあーるけん(ウールエロアール県,ウール・エ・
ロアール県)
うるが
【ウルガ】
◇Urga
○[古]モンゴル人民共和国の首都ウラン・バートル・ホトの旧
称。
⇒うらんばーとるほと(ウラン・バートル・ホト)
うるがた
【ウルガタ】
◇[羅]Vulgata、[英]the Vulgate
○[聖]⇒うるがたせいしょ(ウルガタ聖書)
うるがたせいしょ
【ウルガタ聖書】
◇[羅]Versio Vulgata、[英]the Vulgate/Vulgate Bible
○[聖]4世紀末に翻訳されたラテン語訳聖書。ローマ・カトリッ
ク教会公認の標準聖書。
ヘブライ語原典を翻訳した『旧約聖書』と、従来からあった
ラテン語訳『イタラ(Itala)』を修正した『新約聖書』から成
る。
◎ 382年からヒエロニムス(Hieronymus)らによって翻訳され、
405年ころに完成。
1592(天正20)改訂。
17世紀初めころ、英訳(『ドゥエー聖書(Douai Bible)』)。
参照⇒ひえろにむす(ヒエロニムス),どぅえーせいしょ(ドゥ
エー聖書)
◎名称はラテン語の"Vulgata editio(共通版)"から。
うるかぬす
【ウルカヌス】
◇[羅]Vulcanus、[英]Vulcan
○[ロ神]火と鍛冶(カジ)・火除(ヒヨ)けの神。
「ムルキベル(Mulkiber)」とも、英語名で「バルカン」,「ヴァル
カン」,「ブルカン」とも呼ぶ。
参照⇒ぶるかのとう(ブルカノ島)
◎のち、ギリシア神話のヘファイストス(Hephaistos)と同一視
された。
参照⇒へふぁいすとす(ヘファイストス)
うるく
【ウルク】
◇Uruk
○[歴]シュメール人最古の都市国家。
イラク南部に紀元前4,000年ころの遺跡がある。
1928年以降の発掘で巨大な神殿遺跡が発見され、楔形文字の
最古形である絵文字や、金属器なども見つかっている。
◎ギルガメシュ叙事詩の主な舞台で、『旧約聖書』では「エレ
ク(Erech)」となっている。
参照⇒ぎるがめしゅ(ギルガメシュ)
うるぐあい
【ウルグアイ】
◇Uruguay
○南アメリカ南東部の共和国。正称はウルグアイ東方共和国
(Republica Oriental del Uruguay)。
首都はモンテビデオ(Montevideo)。
〈面積〉
17.6万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)281万人。
1988(昭和63)306万人。
◎県:[西]Departamento de *、[英]* Depertment。
うるぐむすたーぐ
【ウルグムスターグ】
◇Ulugh Muz Tagh
○[地]中国西部、コンロン(崑崙)山脈中部にある、山脈の最高
峰。標高7,723メートル。
中国名は「木孜塔格山(Muzitage Shan)」。
◎標高7,360メートルとも。
うーるけん
【ウール県】
◇[フ]Departement Eure、[英]Eure Prefecture
○フランス北部、オート・ノルマンディー地域圏(Region Haute-
Normandie)南部の県。
県都はエブルー(Evreux)。
◎サントル地域圏(Region Centre)にはウールエロアール県(De-
partement Eure-et-Loir)がある。
★うるさい
【五月蠅い】
【煩い】
○
うるささしすう
【うるささ指数】
○[空]⇒だぶりゅいーしーぴーえぬえる(WECPNL)
うるさんし
【ウルサン市】
【蔚山市】
◇[朝]Ulsan-si
○朝鮮半島南東部の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)(ケイショウナンドウ)
南東部、韓国南東部で日本海に面する港湾・工業都市。
北緯35.55°、東経129.31°の地。
自動車・造船・石油化学・重化学工業が集中する。
付近は有数の米作地帯で、米・魚の集散地。
「いさんし(蔚山市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45)13万1,801人。
1985(昭和60)55万1,000人。
1995(平成 7)78万2,300人。
2002(平成14)87万0,300人。
◎李氏朝鮮時代、三浦(サンポ)の一つ「塩浦(エンボ)」。
1962(昭和37)工業団地の造成に着手。
1997(平成 9)韓国第6番目の広域市に昇格し、4区1郡とな
る。
参照⇒さんぽ(三浦)
◎北東の鶴城山に蔚山城趾がある。
参照⇒うるさんのたたかい(蔚山の戦い)
うるさんのたたかい《うるさんのたたかひ》
【蔚山の戦い】
○[歴]慶長の役の1597(慶長 2)末から翌年1月まで、朝鮮慶尚
南道の蔚山城で行われた籠城戦。
朝鮮に再出兵した加藤清正・浅野幸長(ヨシナガ)ら日本軍が、
12月20日明将楊鎬(Yang Hao)(ヨウ・コウ)・麻貴の率いる明・朝鮮
の連合軍約6万の反撃に遭い、幸長は鶴城山に蔚山城を築いて
籠城。清正の援軍を得るが苦戦し、兵2万余は飢えと寒さに耐
えながら翌年1月4日まで苦しい戦闘を展開し、毛利秀元・黒
田長政らの来援によってようやくこれを撃退した。
以後、日本軍はここを本拠とした。
★うるし
【ウルシ】
【漆】
◇[英]lacquer(ラッカー)
○(1)[植]([学]Rhus verniciflua)双子葉植物ムクロジ目(Sa-
pindales)ウルシ科(Anacardiaceae)ウルシ属(Rhus)の落葉高木。
樹脂中に含まれるフェノール性物質ウルシオール(urushiol)
はアレルギー性皮膚炎を起す有毒物質。
◎英語:ラッカーツリー(lacquer tree)。
◎別種:参照⇒にわうるし(ニワウルシ,庭漆)
○(2)ウルシの樹皮を傷つけて採った生漆(キウルシ)および製漆(セイ
ウルシ)。
湿気の少ない場所では薄い皮膜ができて乾燥の妨げになるた
め、ある程度の湿気がある場所で時間をかけて乾燥させる必要
がある。
英語で「ジャパン(japan)」とも呼ぶ。
◎代用:参照⇒かしゅーとりょう(カシュー塗料)
うるしがみもんじょ
【漆紙文書】
○[歴]漆が染(シ)み込んだために遺存した文書。
漆塗りの作業過程で、文字が書かれた反古(ホゴ)紙を、乾燥
を防ぐため漆の液を入れる容器の蓋(フタ)として液の上に直接か
ぶせた結果、漆の硬化作用により墨書文字ごと遺存したもの。
奈良・平安時代の計帳・暦・戸籍などを記(シル)した文書が発
見されて、木簡(モッカン)とともに当時の役所の実体を知る貴重な
資料となっている。
◎多賀城跡・胆沢城跡・秋田城跡・長岡京跡・平城京跡など、
全国の古代役所跡から出土している。
★うるしーかんしょう《うるしーくわんせう》
【ウルシー環礁】
◇[英]Ulithi Atoll
○[地]西太平洋ミクロネシア南部、カロリン諸島(Caroline
Islands)西北西のヤップ島(Yap Island)東北東191キロメート
ルに位置する環礁。
北緯10.00°・東経139.67°の地。
〈面積〉
4.5平方キロメートル。
〈人口〉
1980(昭和55)720人。
うるしね
【うるしね】
【粳稲】
○[農][食]⇒うるちまい(うるち米,粳米)
うるす
【ウルス】
◇[フ]ours
○[哺](フランス語で)クマ(熊)。
⇒くま(クマ,熊)
うるずがんしゅう《うるずがんしう》
【ウルズガン州】
◇Velayat-e Oruzgan、[英]Oruzgan Province
○アフガニスタン中央部の州。
北東部をバーミヤン州(Velayat-e Bamian)、東部をガズニ州
(Velayat-e Ghazni)、南東部をザブル州(Velayat-e Zabol)、
南部をカンダハル州(Velayat-e Kandahar)、南西部をヘルマン
ド州(Velayat-e Helmand)、北西部をゴール州(Velayat-e
Ghowr)に接する。
州都はタリンコート(Tarin Kowt)。
ヴるすと
【ヴルスト】
◇[独]Wurst
○[食]⇒そーせーじ(ソーセージ)
うるせいやつら
【うる星やつら】
○(1)[漫]高橋留美子作の漫画。
◎1978〜1987(昭和53〜昭和62)小学館発行「少年サンデー」に連
載。
○(2)[古][放](1)のTVアニメ。
うるち
【うるち】
【粳】
○[農][食]⇒うるちまい(うるち米,粳米)
うるちごめ
【うるち米】
【粳米】
○[農][食]⇒うるちまい(うるち米,粳米)
うるちすがわ《うるちすがは》
【ウルチス河】
【額爾斉斯河】
【額尓斉斯河】
◇[中]E'erqisi He、Ertix He
○[地]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)北東部のアルタイ山脈南麓に発源し、北西流し
てカザフスタンのザイサン湖(Ozero Zaysan)に流入する川。全
長2,969キロメートル。
オビ川の支流で、中国で唯一北極海に注(ソソ)ぐ川。
シベリアチョウザメの養殖が行われている。
「黒イルティシ川(Kara-Irtysh River)」とも呼ぶ。
参照⇒いるてぃしがわ(イルティシ川)
〈支流〉
ブルジン河(布尓津河<Bu'erjin He>)。
◎「額爾古納河(E'erguna He)」は「アルグン川(Argun River)」。
参照⇒あるぐんがわ(アルグン川)
うるちまい
【うるち米】
【粳米】
◇[英]nonglutinous rice
○[農][食]普通の米。
炊(タ)いた時に、もち米(ゴメ)に比べて粘り気が少ない。
デンプンの成分はアミロペクチン(amylopectin)とアミロー
ス(amylose)。
「うるち(粳)」,「うるちごめ(粳米)」,「うるしね(粳稲)」とも呼
ぶ。
参照⇒もちごめ(もち米,糯米),じゃぼにかまい(ジャポニカ
米),いんでぃかまい(インディカ米)
★うるっぷそう《うるつぷさう》
【ウルップソウ】
【得撫草】
◇[学]Lagotis glauca
○[植]シソ目(Lamiales)ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)ウ
ルップソウ属(Lagotis)の多年草。
うるっぷとう《うるつぷたう》
【ウルップ島】
【得撫島】
◇[日]Urrupu To、[露]Ostrov Urup、[英]Urup Island
○[地]千島列島の中央にある火山島。
択捉島(エトロフトウ)(Ostrov Iturup)と択捉水道(Proliv Friza)
をへだてて相対する。
〈面積〉
1,436.5平方キロメートル。
◎1786(天明 6)最上徳内(モガミ・トクナイ)が探検。
うるてぃかりあ
【ウルティカリア】
◇[独]Urtikaria
○[病](ドイツ語で)ジンマシン(蕁麻疹)。
⇒じんましん(ジンマシン,蕁麻疹)
うるてぃかーりあ
【ウルティカーリア】
◇[西]urticaria
○[病](スペイン語で)ジンマシン(蕁麻疹)。
⇒じんましん(ジンマシン,蕁麻疹)
うるてぃけーる
【ウルティケール】
◇[フ]urticaire
○[病](フランス語で)ジンマシン(蕁麻疹)。
⇒じんましん(ジンマシン,蕁麻疹)
うるてぃまてゅーれ
【ウルティマ・テューレ】
◇[羅]ultima Thule
○⇒てゅーれ(テューレ)(2)
うるてちまつーれ
【ウルチマ・ツーレ】
◇[羅]ultima Thule
○⇒てゅーれ(テューレ)(2)
うるでれ
【ウルデレ】
◇Uludere
○トルコ南東部、シルナク県(Sirnak Ili)東部にあるイラク国
境近くの町。
うるど
【ウルド】
◇[古代北欧語]Urd
○[ゲルマン・北欧神話]運命の女神ノルネン(Nornen)の一神。
過去をつかさどる。
参照⇒のるねん(ノルネン)
うるどぅーご
【ウルドゥー語】
◇Urdu
○[言]インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属する言
語の一つ。ヒンドスターニー語(Hindustani)の一分派で、ペル
シア語・アラビア語の影響を受けて発達したもの。
表記はアラビア文字のナスターリク体(Nastaliq script)を
使用する。
パキスタン・インド・バングラデシュで、主にイスラム教徒
間が用いる。
[1]うるとら
【ウルトラ】
◇[英]ultra-
○[接頭辞]「極端・超・限外」を表す語形成要素。
◎UHF(ultrahigh frequency):極超短波。
[2]うるとら
【ウルトラ】
◇[英]ultra
○(1)[形]極端な、超。過度の、過激な。
○(2)[歴](Ultra)第二次世界大戦中に開発されたイギリス軍の
暗号解読器。
ロンドン郊外にある陸軍諜報部の暗号学校ブレッチレイ・パ
ーク(Bletchley Park)でアラン・チューリング(Alan Mathison
Turing)ら数学者が開発。
当初、ドイツ軍のUボート(潜水艦)が使用していたエニグマ
(Enigma)暗号機の解読に使用され、1941年以降は日本軍の暗号
解読に、さらにはソ連の暗号解読にも使用された。
参照⇒すてーしょんえっくす(ステーションX),えにぐま(エ
ニグマ)(3)
うるばりん
【ウルバリン】
◇[英]wolverine
○[哺]⇒くずり(クズリ,貂熊,屈狸)
うるーびょう《うるーびやう》
【ウルー病】
◇[英]Urov disease
○[病]⇒かしんべっくびょう(カシン・ベック病)
うるびんらかしょう《うるびんらかせふ》
【優楼頻羅迦葉】
○[仏][人]⇒さんかしょう(三迦葉)
[1]うるふ
【ウルフ】
◇[英](単数形)wolf/(複数形)wolves(ウルブズ)
○[哺]オオカミ(狼)の英語名。
⇒おおかみ(オオカミ,狼)
★[2]うるふ
【ウルフ】
◇Adeline Virginia Woolf(バージニア・ウルフ)
○[人]イギリスの女性作家(1882〜1941)。
★[3]うるふ
【ウルフ】
◇Thomas Clayton Wolfe
○[人]アメリカの作家(1900〜1938)。
うるふぁ
【ウルファ】
◇Urfa
○[古]⇒しゃんりゅうるふぁ(シャンリュウルファ)
うるふぁけん
【ウルファ県】
◇[トルコ語]Urfa Ili、[英]Urfa Province/the Province of
Urfa
○[古]⇒しゃんりゅうるふぁけん(シャンリュウルファ県)
うるふぇないと
【ウルフェナイト】
◇[英]wulfenite
○[鉱]⇒おうえんこう(黄鉛鉱)
うるぶず
【ウルブズ】
◇[英](複数形)wolves/(単数形)wolf(ウルフ)
○[哺]オオカミ(狼)の英語名。
⇒おおかみ(オオカミ,狼)
うるふりょだん
【ウルフ旅団】
◇[英]Wolf Brigade
○[軍]イラク内務省の対テロ警察特殊部隊の通称。
夜襲作戦を得意とすることから。
◎2005. 6.11(平成17)基地内で元隊員1人が自爆し、隊員3人
が死亡、1人が負傷。
うるまこ
【ウルマコ】
◇Urumaco
○ベネズエラ北西部、ファルコン州(Estado de Falcon)中北西
部の町。首都カラカスから西方402キロメートル。
◎1999(平成11)フォベロミス・パッテルソニ(Phoberomys pat-
tersoni)のほぼ全身の化石が出土。
参照⇒ふぉべろみすぱってるそに(フォベロミス・パッテル
ソニ)
うるまし
【うるま市】
◇[日]Uruma Shi
○沖縄県、沖縄本島中央部東岸の市。西部を沖縄市に接し、東
部を金武湾(キンワン)に面する。
◎2005. 4. 1(平成17)石川市(イシカワシ)・具志川市(グシカワシ)と中
頭郡(ナカガミグン)の与那城町(ヨナシロチョウ)・勝連町(カツレンチョウ)が合併
して発足。
うるみあ
【ウルミア】
◇[英]Urmia
○⇒おるみえ(オルミエ)
うるみあこ
【ウルミア湖】
◇[英]Lake Urmia
○⇒おるみえこ(オルミエ湖)
うるみえ
【ウルミエ】
◇Urumiyeh
○⇒おるみえ(オルミエ)
★うるみしゅ
【潤朱】
○(1)黒みを帯びた朱色のウルシ(漆)。
○(2)[色](1)の色。
うるむ
【ウルム】
◇Ulm
○ドイツ南西部、バーデン・ビュルテンベルク州(Bundesland
Baden-Wuerttemberg)東端のドナウ川左岸にある都市。
北緯48.40°、東経9.97°の地。
自動車・機械などの工業都市。
〈人口〉
1967(昭和42) 9万1,000人。
1986(昭和61)10万人。
1987(昭和62)10万3,500人。
1994(平成 6)11万4,922人。
2002(平成14)11万6,300人。
◎もと西ドイツ地区。
◎14世紀、ゴシック様式のウルム大聖堂が造営。
中世、シュワーベン都市同盟で中心的役割を果たす。
1879(明治12)物理学者アインシュタイン、生れる。
第二次世界大戦で町の3分の2が破壊される。
1955(昭和30)ウルム造形大学、創立。
★うるむち
【ウルムチ】
【烏魯木斉】
◇[中]Wulumuqi、[英]Urumqi/Urumchi
○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
'er Zizhiqu)の区都。
北緯43.80°、東経87.58°の地。
〈面積〉
49.3平方キロメートル(市区)。
〈人口〉
1990(平成 2) 89万6,400人。
2004(平成16)106万3,900人。
◎1763(宝暦13)<乾隆28>迪化(Dihua)(テキカ)と命名。
1953(昭和28)現名に改称。
2004. 7.14(平成16)気温40.8度を記録。
2009. 7.(平成21)5〜7日、ウイグル族の大規模暴動が発生。
◎モンゴル語で「優美な牧場」の意味。
うるる
【ウルル】
◇Uluru
○[地]⇒えあずろっく(エアズロック)
うるんじ
【ウルンジ】
◇[独]Urundi
○[古]ドイツ領時代のブルンジ(Burundi)の呼称。
⇒ぶるんじ(ブルンジ)
うれしの
【嬉野】
◇[日]Ureshino
○(1)⇒うれしのまち(嬉野町)
○(2)⇒うれしのちょう(嬉野町)
うれしのおんせん《うれしのをんせん》
【嬉野温泉】
○佐賀県藤津郡(フジツグン)嬉野町(ウレシノマチ)にある、古くから知
られる温泉。泉質は食塩含有炭酸アルカリ泉。36〜98℃。
うれしのちゃ
【嬉野茶】
○[食]佐賀県南西部、嬉野盆地周辺の丘陵付近から産する茶。
日本で生産される唯一の釜炒茶。葉を細長く丸め、支那茶に
似た風味がある。
うれしのちょう《うれしのちやう》
【嬉野町】
◇[日]Ureshino Cho
○[古]三重県中央部、一志郡(イチシグン)にある町。
〈人口〉
1970(昭和45)1万2,574人。
1995(平成 7)1万7,899人。
◎2005. 1. 1(平成17)松阪市(マツサカシ)に編入。
◎佐賀県藤津郡(フジツグン)には嬉野町(ウレシノマチ)がある。
うれしのまち
【嬉野町】
◇[日]Ureshino Machi
○佐賀県南西部、藤津郡(フジツグン)の町。
嬉野川に沿い、嬉野温泉があり旅館・保養所が多い。
嬉野茶・嬉野焼の産地。
〈人口〉
1970(昭和45)1万9,377人。
1995(平成 7)2万0,505人。
◎長崎街道の旧宿場町。
◎三重県一志郡(イチシグン)には嬉野町(ウレシノチョウ)があった。
うれつ
【雨裂】
◇[英]gully
○[地]⇒[1]がりー(ガリー)(1)
うれみ
【ウレミ】
◇[フ]uremie
○[病]⇒にょうどくしょう(尿毒症)
うれみー
【ウレミー】
◇[独]Uraemie/Uramie
○[病]⇒にょうどくしょう(尿毒症)
うれみあ
【ウレミア】
◇[羅]uremia
○[病]⇒にょうどくしょう(尿毒症)
うれみーあ
【ウレミーア】
◇[伊]uremia
○[病]⇒にょうどくしょう(尿毒症)
★うれんこ
【ウレンコ】
◇[登録商標]URENCO/CENTEC
○[原]イギリス・ドイツ・オランダ合弁のウラン濃縮企業。ウ
ラン濃縮4大事業者の一つ。
遠心分離法を採用。
★うろこ
【鱗】
◇[英]scale(スケール)
○(1)[魚]魚類の真皮から形成された、体を保護する皮骨。
木の年輪同様の年輪があり、年齢を知ることが出来る。
「魚鱗(ギョリン)」,「こけら(鱗)」とも呼ぶ。
参照⇒ぜいご(ぜいご),じゅんりん(楯鱗)
○(2)[爬]爬虫類の真皮の外層が角質化した、体を保護する表
皮。
○(3)[虫]チョウ(蝶)類の翅(ハネ)のキチン質の分泌物。鱗粉(リン
プン)。
○(4)
うろこくぎ
【鱗釘】
○額縁・写真立ての裏板などの留め具。
三角形の小さく薄い板で、一方が釘または鋲(ビョウ)で枠(ワク)
などに固定され、自身は水平に回転する。
材質は木・金属(軟鉄・銅・アルミなど)・プラスチックなど
多種。
「葉鋲(ハビョウ)」,「三角釘」とも呼ぶ。
★うろこてっこう《うろこてつくわう》
【ウロコ鉄鉱】
【鱗鉄鉱】
◇[英]lepidocrocite(レピドクロサイト)
○[鉱]鉄の水酸化鉱物(γ−FeOOH)を主成分とする鉱物。
参照⇒かってっこう(褐鉄鉱),しんてっこう(針鉄鉱)
うろこまぐろ
【ウロコマグロ】
【鱗鮪】
○[魚]⇒[2]がすとろ(ガストロ)
ヴろつわふ
【ヴロツワフ】
◇Wroclaw
○⇒ぶろつわふ(ブロツワフ)
うろふぁぎあ
【ウロファギア】
◇[英]urophagia
○[病]尿を好んで飲む異食症。
参照⇒いしょくしょう(異食症)
◎コプロファギア(coprophagia):糞便。
うろぼろす
【ウロボロス】
◇[英]ouroboros/uroboros
○古代エジプト・ギリシア時代から伝わる図形。
ヘビ(蛇)([英]serpent)が自分の尾を飲み込み、円形をなし
ているもの。変形として、二匹のヘビが互いの尾を飲み込み、
∞形をなしているものなどがある。
ヘビの脱皮から生れたと考えられ、生れ変り(再生)、転じて
不滅・永遠・完全の象徴とされた。
ギリシア末期のグノーシス派や中世の錬金術などでも用いら
れた。
◎中国語:烏洛波洛斯(wuluoboluosi)。
◎ドイツの化学者ケクレ(Friedrich August Kekule von Stra-
donitz)(1829〜1896)の夢に現れてベンゼン環の着想を与えた
という。
参照⇒べんぜんかん(ベンゼン環)
い。
◎竜(dragon)とする説もあるが、西洋の竜はトカゲ起源で体形
や翼をもつなど形が異なる。この説は、ヘビを起源とする農耕
民の水神から発生した東洋(日本)の影響を受けた現代のものと
考えられる。中国でも西洋の蛇神に分類し、竜神とはしない。
ヴろら
【ヴロラ】
◇[アルバニア語]Vlore、[英]Vlora
○(1)(Vlore Qark)⇒[2]ぶろらけん(ブロラ県)
○(2)(Vlore Rreth)⇒ぶろらぐん(ブロラ郡)
○(3)⇒ぶろら(ブロラ)(3)
ヴろらぐん
【ヴロラ郡】
◇[アルバニア語]Vlore Rreth、[英]Vlora District
○⇒ぶろらぐん(ブロラ郡)
ヴろらけん
【ヴロラ県】
◇[アルバニア語]Vlore Qark、[英]Vlora County
○⇒[2]ぶろらけん(ブロラ県)
うろん
【胡乱】
◇[中]huluan
○(1)正しい方法に従わないで、でたらめに行なうこと。乱雑
であること。いいかげんであること。勝手気ままなさま。
○(2)話がでたらめで、不確実であること・あやふやなこと。
○(3)疑わしく怪しいこと。胡散(ウサン)くさいこと。
◎「ウ」・「ロン」とも唐音。
★うーろんちゃ
【ウーロン茶】
【烏竜茶】
【烏龍茶】
◇[中]wulong cha、[英]oolong tea
○[食]中国茶の一種。
茶の生葉を発酵途中で釜炒(カマイ)りにする、緑茶と紅茶の中
間に位地する半発酵茶。
福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)・広東省(Guangdong Sheng)
(カントンショウ)や台湾に産する。
◎福建省の武夷山(Wuyi Shan)(ブイサン)が発祥の地され、かつて
皇帝にのみ献上されていた武夷岩茶(Wuyi yancha)(ブイガンチャ)
が産する。
◎名称は、仕上りの葉の色がカラス(烏)のように黒く、形が竜
の爪のように曲っているところから。
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