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百 科 辞 書 《とつさ》 編集:獨 澄旻
-------- とつさ ------------------------------------------------
とっし
【凸子】
◇[英]tappet
○[機]⇒たぺっと(タペット)
★どっじ
【ドッジ】
◇Joseph Morrell Dodge(ジョセフ・ドッジ)
○[人]アメリカの銀行家(1890.11.18〜1964.12. 2)。
1933(昭和 8)デトロイト銀行頭取。
1949. 3.(昭和24)日本経済安定政策(経済安定9原則)を具体
化するため来日。すべての経済支出を収入に均衡させ債務の減
少をはかり、インフレを終息させた。しかし国民の租税負担が
所得の27%まで上昇し深刻なデフレとなる。このため大企業は
賃金カット・人員整理・下請け加工賃カットを行い、大量の失
業者と労働運動の激化をまねいた。
どっじぼーる
【ドッジボール】
【ドッジ・ボール】
◇[英]dodge ball/dodgeball
○[運]二組に分れてボールを投げ合う球技。
相手側が投げたボールに当たった者はコートの外に出、ボー
ルを受け止めると相手側に投げ返すことができる。
コートの外に出た者は相手側のコートの周囲にいて、コート
の外に飛んで来たボールを受けて、コート内の味方にパスする
か、コート内の相手側を狙(ネラ)って投げることができる。もし、
コート内の相手側に当たると味方のコート内に戻ることができ
る。
一方のコート内に誰もいなくなると負けとなる。また、ある
時間で終了した場合はコート内に多く残っている組が勝ちとな
る。
小学校の体育の授業などで行われることが多い。
日本では「避球(ヒキュウ)」とも、また訛(ナマ)って「デッドボール
([和製英語]dead ball)」とも呼ぶ。
◎"dodge"は「身をかわす」こと。
とっしょうざん《とつせうざん》
【突哨山】
◇[日]Tossho Zan
○[地]北海道中央部、旭川市と上川郡(カミカワグン)比布町(ピップチョ
ウ)の境にある山。標高202.7メートル。
道内最大級のカタクリ群生地として知られる。
とっせ
【トッセ】
◇[伊]tosse
○[医](イタリア語で)咳。
⇒せき(咳)
とつぜんへんい
【突然変異】
◇[英]mutation
○[生]⇒みゅーてーしょん(ミューテーション)(1)
とつぜんへんいたい
【突然変異体】
◇[英]mutant
○[生]⇒みゅーたんと(ミュータント)
どっちょーね
【ドッチョーネ】
◇[伊]doccione
○(イタリア語で)ガーゴイル([英]gargoyle)。
⇒がーごいる(ガーゴイル)
とっちらかる
【とっちらかる】
【とっ散らかる】
○[俗]散らかるを強調した言い方。
★とって
【取っ手】
【把手】
○
「レバー([英]lever)」,「ハンドル([英]handle)」とも呼ぶ。
とってづな
【取手索】
◇[英]becket
○[海]⇒[1]べけっと(ベケット)(1)
とっと
【とっと】
【トット】
○(1)[幼児語]⇒とと(とと,トト)
○(2)[幼児語]⇒とと(とと,トト,魚)
とっと
【とっと】
【トット】
【魚】
○[幼児語]⇒とと(とと,トト,魚)
[1]どっと
【ドット】
◇[英]dot
○(1)点・小点。
○(2)[数]小数点。
○(3)[言]"i"や"j"の点。
○(4)[通]モールス信号の短音「トン」。
◎長音「ツー」は「ダッシュ(dash)」。
○(5)[楽]付点。
音符または休止符の後に付けて二分の一だけ長くすることを
示すもの。
○(6)水玉模様(ミズタマ・モヨウ)。
◎ドットマップ・ディスプレー(dot map display)=ビットマッ
プ・ディスプレー(bit map display)。
[2]どっと
【ドット】
◇[英]dot
○(英語で、花嫁の)持参金。
⇒じさんきん(持参金)
[3]どっと
【ドット】
◇[フ]dot
○(フランス語で、花嫁の)持参金。
⇒じさんきん(持参金)
どっといんぱくとぷりんたー
【ドットインパクト・プリンター】
◇[英]dot impact printer
○[計]⇒どっとぷりんたー(ドットプリンター)
とっとのめ
【とっとのめ】
【鳥の目】
○⇒かいぐり(掻い繰り)(2)
どっとぷりんたー
【ドットプリンター】
◇[英]dot printer
○[計]コンピュータの印刷装置ラインプリンタの一種。
活字を使用せずに、個々の文字を点(dot)の集まりで印刷す
るもの。
何本かの針金(wire)を四角く束ねた(matrix)印字ヘッドが横
に移動しながら、その幾本かをハンマーピンで叩いて印字する。
用紙と印字ヘッドの間にはインクリボンがあり、ピンが叩い
たときにインクが用紙に移動して印刷される。
図形も印字ができるが、プリンターの能力の限界(duty)によっ
て全点(真っ黒)を印字することはできないものが多い
ハンマーピンを使用しているため印刷音はうるさいが、イン
クジェット・プリンターと異なり、カーボン紙を使用した複写
印刷が可能。
「ドットマトリックス・プリンター(dot matrix printer)」,
「ワイヤドット・プリンター(wire dot printer)」,「ワイヤードッ
ト・プリンター」,「ドットインパクト・プリンター(dot impact
printer)」,「インパクト・ドットプリンター(impact dot print-
er)」とも呼ぶ。
参照⇒ぷらてん(プラテン)(3)
どっとまっぷ
【ドットマップ】
◇[英]dot map
○点(dot)の大小・粗密によって分布状態を示す地図(map)。
人口密度や生産高などの表示に用いられる。
どっとまとりっくすぷりんたー
【ドットマトリックス・プリンター】
◇[英]dot matrix printer
○[計]⇒どっとぷりんたー(ドットプリンター)
とっとり
【鳥取】
◇[日]Tottori
○(1)⇒とっとりけん(鳥取県)
○(2)⇒とっとりし(鳥取市)
○(3)[交]⇒とっとりえき(鳥取駅)
★とっとりえき
【鳥取駅】
○[交]鳥取県鳥取市にある、JR山陰本線・因美線(インビセン)の
駅。
山陰本線:福部(フクベ)駅(福部村)と湖山(コヤマ)駅の間。
因美線:津ノ井(ツノイ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
◎JR山陰本線には鳥取大学前駅もある。
JR阪和線(ハンワセン)には和泉鳥取(イズミトットリ)駅がある。
とっとりけん
【鳥取県】
◇[日]Tottori Ken
○本州西部、中国地方北東部の県。
県庁所在地は鳥取市。
〈面積〉
1978(昭和53)3,492.34平方キロメートル。
1980(昭和55)3,492平方キロメートル。
(*)県境未確定部分がある。
〈人口〉
1975(昭和50)58万1,000人。
1980(昭和55)60万4,225人。
◎県花はニジュッセイキナシ、県鳥はオシドリ、県木はダイセ
ンキャラボク。
とっとりけんせいぶじしん《とつとりけんせいぶぢしん》
【鳥取県西部地震】
○[地]2000.10. 6(平成12)午後 1:30ころ、鳥取県西部地方に
発生した直下型地震。マグニチュード7.3。
参照⇒とっとりじしん(鳥取地震)
とっとりし
【鳥取市】
◇[日]Tottori Shi
○鳥取県東部の市。北部を日本海に面する。県庁所在地。
参照⇒はくとかいがん(白兎海岸)
〈面積〉
1970(昭和45)237平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)12万2,000人。
1980(昭和55)13万1,060人。
◎もと池田氏32万石の城下町。
2004.11. 1(平成16)岩美郡(イワミグン)の国府町(コクフチョウ)・福部
村(フクベソン)、八頭郡(ヤズグン)の河原町(カワハラチョウ)・用瀬町(モチガ
セチョウ)・佐治村(サジソン)、気高郡(ケタカグン)の気高町(ケタカチョウ)・鹿
野町(シカノチョウ)・青谷町(アオヤチョウ)、6町2村を編入。
とっとりじしん《とつとりぢしん》
【鳥取地震】
○[地]1943. 9.10(昭和18)鳥取県を震源地とする地震。マグニ
チュード7.2。
死者1,083人・全壊7,485戸。
参照⇒とっとりけんせいぶじしん(鳥取県西部地震)
とつなん
【突難】
○[俗][病]突発性難聴の略称。
⇒とっぱつせいなんちょう(突発性難聴)
どっぱ
【ドッパ】
◇doppa
○[服]カフカズ(コーカサス)・中央アジアの男性が被っている、
縁もひさし(庇,つば)もない帽子。
とっぱーず
【トッパーズ】
◇[英]topaz、[フ]topaze
○[鉱]⇒とぱーず(トパーズ)
とっぱつせいえそ《とつぱつせいゑそ》
【突発性壊疽】
◇[英]spontaneous gangrene
○[病]⇒ばーじゃーびょう(バージャー病)
とっぱつせいなんちょう《とつぱつせいなんちやう》
【突発性難聴】
◇[英]sudden deafness
○[病]前触れもなく突然、片耳が聞こえづらくまたは聞こえな
くなる疾患。
原因は不明で、老若男女に発生するが、女性に多く、また40
〜50歳代、ついで10〜30歳代に多い。
特定疾患に指定されている。
略称は「突難」。
参照⇒なんちょう(難聴)(1)
★とっぱんいんさつかぶしきがいしゃ
《とつぱんいんさつかぶしきぐわいしや》
【凸版印刷株式会社】
○[経]大手印刷会社の一社。
本社は東京都千代田区。
◎1900(明治33)木村延吉(エンキチ)が凸版印刷合資会社を設立。
どっぴお
【ドッピオ】
◇[伊]doppio、[英]double
○(1)[形]二倍の、二重の。
○(2)[形][経]複式簿記の。
○(3)[副]二重に、二倍に。
○(4)[食]カフェ・エスプレッソ(caffe espresso)の倍量。
参照⇒えすぷれっそ(エスプレッソ)(4)
とっふぃー
【トッフィー】
◇[英]toffy/toffee
○[食]⇒[1]たふぃー(タフィー)
とっぷう
【突風】
○[気]突然、強く吹きつける風。
寒冷前線の通過などに伴って起ることが多い。
◎英語:ガスト(gust)。
ドイツ語:ビントシュトス(Windstoss)。
フランス語:ラファール(rafale)。
イタリア語:ラッフィカ(raffica)/フォラータ(folata)。
スペイン語:ラッファガ(rafaga)。
トルコ語:アニルズガール(ani ruzgar)。
とっぷこーと
【トップコート】
◇[英]topcuat
○(1)[服]⇒がいとう(外套)
○(2)(ペンキなどの)仕上げ塗り。
とっぷすぴん
【トップスピン】
◇[英]topspin
○[運](テニス・卓球・ゴルフなどで)打球を順回転(前進回転)
させること。球は落ちるように飛ぶ。
参照⇒ばっくすぴん(バックスピン),さいどすぴん(サイドス
ピン)
とっぷだうん
【トップダウン】
◇[英]top-down
○(1)[経]経営管理方式の一つ。
企業経営の計画・目標・方針などを上位の首脳陣が決定し、
その指示・命令が下部組織に伝達・実行されるもの。
⇔ぼとむあっぷ(ボトムアップ)(1)
参照⇒じょういかたつ(上意下達)
○(2)[計]⇒とっぷだうんぷろぐらみんぐ(トップダウン・プロ
グラミング)
とっぷだうんぷろぐらみんぐ
【トップダウン・プログラミング】
◇[英]topdown programming
○[計]プログラミング方式の一つ。
最初に全体設計を行い、その設計書をもとに各部の基本設計、
さらに各詳細設計を行うもの。
⇔ぼとむあっぷぷろぐらみんぐ(ボトムアップ・プログラミ
ング)
とっぷや
【トップ屋】
○[俗][通]週刊誌などの巻頭の記事(トップ記事)になりそうな
記事を書いて、雑誌社などに売り込むフリーランスの記者。
◎身に危険が及ぶような手段で不法に情報を入手するなど、イ
メージは悪い。
どっぷらー
【ドップラー】
◇Johann Christian Doppler
○[人]オーストリアの物理学者(1803〜1853)。
ドップラー効果を発見。
参照⇒どっぷらーこうか(ドップラー効果)
どっぷらーこうか《どつぷらーかうくわ》
【ドップラー効果】
◇[英]Doppler effect
○[物]音や光などの波動の源と観測者とが相対的に移動してい
る時、振動数が波源の振動数と異なって観測される現象。
波源と観測者とが近づく時には周波数が高く、遠ざかる時に
は低くなる。
◎1842(天保13)オーストリアの物理学者ドップラー(Johann
Christian Doppler)が発見。
とっぷれす
【トップレス】
◇[英]topless
○(1)[服]乳房を覆(オオ)わない女性の服装。
○(2)[服](特に)乳房を露出した女性用の水着。
参照⇒びきに(ビキニ)(2),ほとむれす(ボトムレス)(3)
◎"topless"は形容詞で、"topless bathing suit"の略称。
1964(昭和39)アメリカのデザイナー、ジャーンライク(Rudi
Gernreich)が発表。
どっぺるげんがー
【ドッペルゲンガー】
◇[独]Doppelgaenger/Doppelganger
○(1)自分にだけ存在がわかる自分自身の生霊(イキリョウ)。
<1>自分がいない時や場所に現れる分身。友人などは本人と
思っているが、本人には全く記憶にないもの。
<2>前方に自分の姿が自分自身にだけ見える幻覚。
参照⇒じゃめびゅ(ジャメビュ),ゆうたいりだつ(幽体離脱)
○(2)そっくりの人。分身。
どっぺるでっかー
【ドッペルデッカー】
◇[独]Doppeldecker
○[空](ドイツ語で)複葉機。
⇒ふくようき(複葉機)
どつぼ
【ど壺】
○(1)[俗]相手の策略にまんまと乗ってしまった状態。
◎「壺に嵌(ハ)まる」を強調した「ど壺に嵌まる」の簡略形から。
○(2)[俗](転じて)自らまねいて窮地(キュウチ)に陥(オチイ)った状態。
どつぼ
【ドツボ】
【土壺】
○⇒つぼ(ツボ,壺)(3)
とっぽびーじぇー
【トッポBJ】
◇[登録商標]toppo BJ
○[交]三菱自動車工業の軽自動車。
とっれ
【トッレ】
◇[伊]torre、[英]tower
○(1)(イタリア語で)塔(トウ)。
◎ピサの斜塔(Torre pendente di Pisa):⇒ぴさのしゃとう
(ピサの斜塔)
トッレアンヌンツィアータ(Torre Annunziata):⇒とれあん
ぬんつぃあーた(トレアンヌンツィアータ)
○(2)(イタリア語で)チェスのルーク([英]rook)。
⇒[2]るーく(ルーク)
とつれんず
【凸レンズ】
◇[英]convex lens
○[光]中央部が厚く、周縁部へいくほど薄くなっているレンズ。
平行光線を収束(シュウソク)させる作用を持つ。
レンズの両面が出っ張っている両凸面レンズのほか、片面が
凸面で他面が平面または凹面のものもある。
遠視や老眼の矯正(キョウセイ)用のメガネ(眼鏡)や、凹レンズと
組み合わせて各種光学器械に用いる。
「収束レンズ(converging lens)」,「収斂(シュウレン)レンズ」,「集
束レンズ(focussing lens)」,「正レンズ(positive lens)」とも
呼ぶ。
⇔おうれんず(凹レンズ)
どて
【ドテ】
◇[西]dote
○(スペイン語で、花嫁の)持参金。
⇒じさんきん(持参金)
どーて
【ドーテ】
◇[伊]dote
○(イタリア語で、花嫁の)持参金。
⇒じさんきん(持参金)
どてい
【土帝】
◇[中]Tudi
○黄帝(Huangdi)の別称。
⇒こうてい(黄帝)(2)
どーてぃ
【ドーティ】
◇[ヒンドスタニー語]dhoti/dhootie
○[服]ヒンズー系インド人が着用する腰布。
参照⇒[1]さりー(サリー)
とーてぃこりす
【トーティコリス】
◇[英]torticollis
○[病]首が左右いずれかに傾きねじれている症状。
先天性が多く、首が傾いている方向には顔を向けにくい。
「トルティコリス」,「ライネック([英]wryneck)」,「斜頚(シャケイ)」
とも呼ぶ。
◎ライネック(鳥):参照⇒ありすい(アリスイ,蟻吸)
どでか
【ドデカ】
◇[英]dodeca-
○[接頭辞]「12」を表す語形要素。
◎ドデカゴン(dodecagon):十二角形・十二辺形。
ドデカヘドロン(dodecahedron:十二面体。
ドデカフォニー(dodecaphony):十二音音楽。
★どでかにそすしょとう《どでかにそすしよたう》
【ドデカニソス諸島】
◇[希]Dhodhekanisos(十二の島)、[英]Dodecanese Islands
○[地]エーゲ海南東部、トルコ南西岸沖に連なる群島。
ギリシア領。
◎スポラデス諸島(Sporades Island)の南部を構成する。
西方にはキクラデス諸島(Mikres Kyklades)の島々が点在す
る。
どでかふぉにー
【ドデカフォニー】
◇[独]Dodekaphonie、[英]dodecaphony
○[楽]⇒じゅうにおんがく(十二音音楽)
どでかへどろん
【ドデカヘドロン】
◇[英]dodecahedron
○[数]十二面体。
参照⇒へどろん(ヘドロン)
とーです
【トーデス】
◇[独]Todes
○(ドイツ語で)死([英]death)。
どですかでん
【どですかでん】
○[映]日本映画。
原作:山本周五郎『季節のない街』。
監督:黒澤明。
◎1970.10.(昭和45)公開。
とーてみずむ
【トーテミズム】
◇[英]totemism
○[社]未開社会に見られる、神聖視するトーテムによる社会制
度・組織。また、その基盤となる原始的宗教。
氏族などを守護する鳥獣(トーテム)と自らの集団の祖先は同
一または神秘的な強い力で結び付いていると考えている社会。
実生活で重要視され、同一トーテム集団内での婚姻は禁止さ
れていることが多い。
かつては世界各地の種族に見られ、北米インディアンやオー
ストラリア原住民などでは顕著。
参照⇒とーてむ(トーテム)
とーてむ
【トーテム】
◇[英]totem
○[社]未開社会の部族・氏族、特に北米インディアンで伝統的
に崇拝している動物・植物・自然現象や、それらをかたどった
トーテムポールなどの象徴物。
集団の祖先とそれらの神聖な動物・植物・自然現象とが特別
な関係にあって、神秘的な力で結び付いていると考えている。
参照⇒とーてむぽーる(トーテムポール),とーてみずむ(トー
テミズム)
◎北米インディアンのオジブワ族(Ojibwa)の言葉"ototeman
(彼は私の身内だ)"から。
とーてむぽすと
【トーテムボスト】
◇[英]totem post
○[社]⇒とーてむぽーる(トーテムポール)
とーてむぽーる
【トーテムポール】
◇[英]totem pole
○[社]氏族などを守護する鳥獣(トーテム)などを図案化して彫
刻した木の柱。
崇拝のため、またトーテムを記憶・伝承するために作られる。
北アメリカ大陸北西部、カナダ北西部からアラスカにかけて
の沿岸部に居住するインディアンの風習で、家屋や集会所の門
前または墓前に立てられる。
「トーテンポール」,「トーテムポスト(totem post)」,「護神紋
柱」とも呼ぶ。
参照⇒とーてむ(トーテム)
どてら
【褞袍】
○[服]普通の着物よりやや長く大きく仕立て、綿を厚く入れた
広袖(ヒロヒデ)の着物。
現在は防寒具または寝具として用いる。
「丹前(タンゼン)」とも呼ぶ。
参照⇒かいまき(掻巻)
◎「(「蘊」-「艸」冠)袍」とも書く。
◎チベットの民族衣装:参照⇒ちゅば(チュバ)
★とでん
【都電】
○[交]東京都交通局が運行する路面電車。
現在は早稲田(ワセダ)〜三ノ輪橋(ミノワバシ)間を運行する専用軌
道。荒川線のみ。
1956〜1963(昭和31〜昭和38)40路線を運行(最盛期)。
参照⇒とうきょうしでん(東京市電),とうきょうてつどうか
ぶしきがいしゃ(東京鉄道株式会社)
◎荒川線は元、王子電車。
〈都電荒川線の停留所〉
早稲田・面影橋(オモカゲバシ)・学習院下(ガクシュウインシタ)・鬼子母
神前(キシモジンマエ)・雑司ヶ谷(ゾウシガヤ)・東池袋四丁目・向原(ムカ
イハラ)・大塚駅前・巣鴨新田(スガモシンデン)・庚申塚(コウシンヅカ)・新
庚申塚・西ヶ原四丁目・滝野川一丁目・飛鳥山(アスカヤマ)・王子
駅前・栄町(サカエチョウ)・梶原(カジワラ)・荒川車庫前・荒川遊園地
前・小台(オダイ)・宮ノ前・熊野前・東尾久(ヒガシオグ)三丁目・
町屋(マチヤ)二丁目・町屋駅前・荒川七丁目・荒川二丁目・荒川
区役所前・三ノ輪橋。
◎1967.12. 9(昭和42)銀座線など8路線、廃止。
1972.11.12(昭和47)5路線、廃止。
1967〜1972(昭和42〜昭和47)35路線が廃止される。
1990. 5.(平成 2)28年振りに8500型車両が新造される。
とーてんくろいつ
【トーテンクロイツ】
◇[独]Totenkreuz
○[医]死戦期(シセンキ)で死の直前に、体温が急に降下し、逆に脈
拍曲線が急上昇して、両曲線が交差する現象。
「死の十字架」,「死兆(シチョウ)交差」とも呼ぶ。
参照⇒ばいたるさいん(バイタルサイン),あくえきしつ(悪液
質),かがくこきゅう(下顎呼吸)
◎"Tote(死人)"+"Kreuz(十字架)"から。
とーてんこーぷ
【トーテンコープ】
◇[独]Totenkopf
○⇒とーてんこぷふ(トーテンコプフ)
とーてんこぷふ
【トーテンコプフ】
◇[独]Totenkopf
○(ドイツ語で)ドクロ(髑髏)。
「トーテンコープ」とも呼ぶ。
◎"Tote(死人)"+"Kopf(頭)"から。
とーてんたんつ
【トーテンタンツ】
◇[独]Totentanz
○[美]⇒しのぶとう(死の舞踏)
とーてんぽーる
【トーテンポール】
◇[英]totem pole
○[社]⇒とーてむぽーる(トーテムポール)
とと
【とと】
【トト】
○(1)[幼児語]鳥・鶏など。
「おとと」,「とっと」とも呼ぶ。
○(2)[幼児語]⇒とと(とと,トト,魚)
◎『窓ぎわのトットちゃん』の著者黒柳徹子の「トットちゃん」
は「テツコちゃん」と呼ばれているのを幼少期の自身が聞き誤っ
ていたことによる。
とと
【とと】
【トト】
【魚】
○[幼児語]さかな(魚)。
「おとと」,「とっと」とも呼ぶ。
◎かまとと(蒲魚)
[1]とと
【トト】
○スポーツ振興くじの愛称。
[2]とと
【トト】
◇[英]Thoth
○[エジプト神話]⇒[3]とーと(トート)
[1]とーと
【トート】
◇[英]tote
○(1)運ぶ。携帯する。
○(2)運搬(ウンパン)。
○(3)荷物。
◎トートバッグ(tote bag):⇒とーとばっぐ(トートバッグ)
[2]とーと
【トート】
◇[独]tot
○[形](ドイツ語で)死の、死んだ。
参照⇒とーてんくろいつ(トーテンクロイツ)
★[3]とーと
【トート】
◇[英]Thoth
○[エジプト神話]
トキ(朱鷺)またはヒヒ(狒々)の姿で表され、のちにトキの頭
をした人間として表された。
「トト」とも呼ぶ。
◎本来の名前は「ジェフゥティ(Djehuty)」で、時代とともに変
化したもの。
ギリシア神話のヘルメスと同一視されてヘルメス・トリスメ
ギストス(Hermes Trismegistos)と呼ばれ、中世ヨーロッパで
は錬金術の始祖とされた。
参照⇒れんきんじゅつ(錬金術)
とーとー
【TOTO】
◇[英]TOTO,Ltd.
○[経]大手陶器・サニタリー製造会社。
本社は北九州市。
◎1917(大正 6)日本陶器合名会社の衛生陶器部門が分離・独立
して東洋陶器株式会社となる。
1970(昭和45)東陶機器株式会社に商号変更。
2007(平成19)TOTO株式会社に商号変更。
とど
【トド】
【海馬】
○[哺]食肉目(Carnivora)アシカ亜目(Pinnipedia)アシカ科
(Otariidae)の海生哺乳類。
外形はアシカに似るがアシカ類中最大。雄は3メートル以上、
体重約6百キログラム、4メートルくらいでは体重1トンに達
する。雌はやや小柄で2メートル以上、体重約3百キログラム、
3メートルに達するものもいる。
体色は茶褐色で、夏は淡く冬は濃くなる。
夜行性で日中は休息し、主にスケトウダラなどの魚類を捕食
する。
北太平洋に生息し、サハリン・千島・カムチャッカで繁殖し、
冬には北海道・青森の海岸まで南下してくる。6月の繁殖期に
はオットセイと同じように一雄多雌で雄は10〜15頭の雌を伴っ
てハレムを作る。1腹1子。
魚網を破ることもあるため漁師に嫌われるが、IUCN(国
際自然保護連合)の危急種である。
参照⇒せいうち(セイウチ,海象)
◎「胡(「獣」偏+「賓」)」とも書く。
アイヌ語(ギリヤーク語とも)で大アシカを意味する"Tondo",
"Todo","Toto"が語源といわれている。
「かいば(海馬)」は英語"sea horse"の略語でセイウチのこと。
◎肉は不味で、イヌイットはセイウチを美味とする。
◎同じ大型の海獣のセイウチとは、牙の有無で簡単に区別がで
きる。
パタゴニアアシカ(Patagonian sea lion):⇒[1]おたりあ
(オタリア)
◎英語:シーライオン(sea lion)。
スペイン語:レオンマリーノ(leon marino)/オタリア
(otaria)/オタリー(otary)。
イタリア語:レオーネマリーノ(leone marino)/オタリア
(otaria)。
フランス語:オタリー(otarie)。
ドイツ語:ジールーベ(Seeloewe)。
どーどー
【ドードー】
◇dodo、[学]Raphus cucullatus
○[鳥]ハト目(Columbiformes)ドードー科(Raphidae)の鳥の総
称。
七面鳥ほどの大きさの鳥で、体は肥大し20キログラムを超え
ていた。羽色は暗灰色で、翼は退化して飛べない。クチバシは
大きくコブ(瘤)状になっている。
ドードー科には、インド洋マスカレン諸島(Mascarene Is-
lands)のモーリシャス島(Mauritius Island)のシロドードー
(White Dodo)のほか、ロドリゲス島(Ile Rodrigues)ソリテー
ル(Ratius solitaius)、レユニオン島(Ile de la Reunion)に
生息していたドードー(Reunion Dodo)の、少なくとも3種がい
た。
水夫などによって取り尽くされ、17世紀末には絶滅。
◎英語では「時代遅れな人」または「愚かな人」の代名詞に使用さ
れる。
★どどいつ
【都都逸】
【都々逸】
○流行俗謡の一つ。
江戸後期、都々逸坊扇歌(ドドイツボウ・センカ)が江戸の寄席で謡
(ウタ)い流行(ハヤ)らせる。
◎ばかにしやんすな昔は花よ鶯(ウグヒス)鳴かせた事もある。
恋に焦(コ)がれて鳴く蝉(セミ)よりも鳴かぬ螢(ホタル)が身を焦が
す。
とどうふけん《とだうふけん》
【都道府県】
○都と道と府と県の総称。一都一道二府四三県あり、普通地方
公共団体の最大の行政区画。
◎四十七都道府県。
★ととのう
【調う】
○
とーとばっぐ
【トートバッグ】
◇[英]tote bag(荷物袋)
○手提(サ)げ紐(ヒモ)のついた、大型の買物袋。
とどほっけむら
【椴法華村】
◇[日]Todohokke Mura
○[古]北海道南西部、渡島支庁(オシマシチョウ)亀田郡(カメダグン)の村。
◎2004.12. 1(平成16)函館市に編入。
★とどまつ
【トドマツ】
【椴松】
◇[学]Abies sachaliensis
○[植]マツ目(Pinales)マツ科(Pinaceae)モミ属(Abies)の常緑
高木。
建築、器具、パルプ材に使用する。
どどめ
【どどめ】
○(関東地方で)赤黒く熟したクワ(桑)の実。
◎どどめ色:⇒どどめいろ(どどめ色)
どどめ
【土留め】
【土留】
○⇒つちどめ(土留め,土留)
★どどめいた
【土留め板】
【土留板】
○[建]土砂崩(ドシャクズ)れを防ぐため、打ち込んだ杭(クイ)と杭
との間に渡した横板。
安価な背板(セイタ)を用いることから「背板」とも呼ぶ。
どどめいろ
【どどめ色】
○[色]暗紫色。
参照⇒どどめ(どどめ)
★ととめすさんせい
【トトメス三世】
【トトメス3世】
◇Thutmes III、[英]Thutmose III
○[人]古代エジプト第18王朝の王。在位、BC.1504〜BC.1450。
参照⇒めぎど(メギド)
★[1]ととら
【トトラ】
◇[西]totora
○[植]南アメリカの湖沼の浅瀬に生息する、アシ(葦)に似た植
物。
ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖では、これを集め
て積み重ねて人工の浮島を作り。湖上生活をしている。
参照⇒ちちかかこ(チチカカ湖),うきしま(浮き島,浮島)(1)
[2]ととら
【トトラ】
◇Totora
○南米ボリビア中央部、コチャバンバ県(Departamento de Co-
chabamba)東部の町。
〈人口〉
2001(平成13)1,597人。
どとーるこーひー
【ドトールコーヒー】
◇[登録商標]DOUTOR
○[経]コーヒー豆の輸入・焙煎・卸と、喫茶店フランチャイズ
の運営会社。
本社は東京都渋谷区神南。
ととろ
【トトロ】
○[アニメ]⇒となりのととろ(となりのトトロ)
とどろき
【等々力】
◇[日]Todoroki
○(1)東京都世田谷区南部の地名。
◎等々力一丁目〜八丁目,等々力渓谷。
○(2)神奈川県川崎市中原区北部の地名。
◎等々力緑地。
○(3)[交]⇒とどろきえき(等々力駅)
とどろきえき
【等々力駅】
○[交]東京都世田谷区南部、等々力三丁目にある、東急大井町
線の駅。
尾山台(オヤマダイ)駅と上野毛(カミノゲ)駅の間。
とどろきえき
【驫木駅】
○[交]青森県西津軽郡(ニシツガルグン)深浦町(フカウラマチ)にある、J
R五能線(ゴノウセン)の駅。無人駅。
追良瀬(オイラセ)駅と風合瀬(カソセ)駅の間。
とどろきじぞう《とどろきぢざう》
【轟地蔵】
○大分県杵築市(キツキシ)溝井(ミゾイ)にある地蔵群。
とーとろじー
【トートロジー】
◇[英]tautology、[フ]tautologie
○(1)[修]同語反復・類語反復・同義反復・同義語反復。
同じ意味の言葉を無用に重複させること。
◎「トート(taut-,tauto-)」は「同じ」を表す接頭辞。
○(2)[論]ある命題関数の変項に、真または偽のどちらを代入
しても、式の値がつねに真となること。
「恒真式(コウシンシキ)」とも呼ぶ。
◎オーストリア生れの哲学者ウィトゲンシュタイン(Ludwig
Wittgenstein)(1889〜1951)以来普及した概念。
とーとん
【トートン】
◇Taunton
○(1)イギリス、イングランド地方南西部のサマセット州(Coun-
ty of Somerset)の州都。
「トーントン」とも呼ぶ。
○(2)アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachu-
setts Commonwealth)南東部のブリストル郡(Bristol County)
中北東部にある郡都。
どとん
【土豚】
○[漢]⇒どのう(土嚢)(1)
◎「つちぶた(土豚)」とも読む。
参照⇒つちぶた(ツチブタ,土豚)
どなー
【ドナー】
◇[英]donor(寄贈者・提供者)
○[医]臓器移植における臓器提供者。輸血の給血者、骨随提供
者、組織の提供者。
◎AID(Artificial Insemination by Donor):非配偶者間人
工授精。
◎臓器受給者をレシピエント(recipient)と呼ぶ。
とない
【都内】
○(1)みやこの中。
「都下(トカ)」とも呼ぶ。
○(2)東京都の中。東京都の行政区域内。
「都下(トカ)」とも呼ぶ。
○(3)[古](特に)東京都内で、二三区の中。
⇔とか(都下)(3)
どなうがわ《どなうがは》
【ドナウ川】
◇[独]die Donau/Fluss Donau、[英]the Danube/[米]Danube
River
○[地]ドイツ南西部に発し東流して黒海に注(ソソ)ぐ国際河川。
英語名は「ダニューブ川」。
参照⇒とらんすだにゅびあ(トランスダニュビア)
〈支流〉
レッヒ川(Fluss Lech):⇒れっひがわ(レッヒ川)
イスカル川([英]River Iskur):⇒いすかるがわ(イスカル川)
シオ川([英]Sio River):⇒しおがわ(シオ川)
サバ川([英]Sava River):⇒さばがわ(サバ川)
レーゲン川(Fluss Regen):参照⇒れーげんすぶるく(レーゲ
ンスブルク)
どなうこっかいうんが《どなうこくかいうんが》
【ドナウ・黒海運河】
◇[英]Danube-Black Sea Canal
○[地]ルーマニア南西部、ドナウ川下流の右岸(東岸)チェルナ
ボーダ(Cernavoda)と黒海沿岸のコンスタンツァ南郊アジジェ
ア(Agigea)を結ぶ運河。
全長64.2キロメートルで、ドナウ航路が約400キロメートル
短縮された。
◎1984(昭和59)完成。
★となかい
【トナカイ】
【馴鹿】
◇[学]Rangifer tarandus
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)シカ上科(Cervoidea)シ
カ科(Cervidae)トナカイ属(Rangifer)の哺乳類。
オス・メスとも角(ツノ)をもつ大型のシカ(鹿)。
◎北アメリカ産:カリブー(caribou)。
北ユーラシア産:レインディア(reindeer)。
◎語源はアイヌ語。
どーなさんみゃく
【ドーナ山脈】
◇[英]Dawna Range
○[地]ミャンマー南東部、タイ王国との国境を南北に走る山脈。
全長約200キロメートル。
南部はビロークトゥング山脈(Bilauktaung Range)に連なる。
どーなつ
【ドーナツ】
◇[英]doughnut
○[食]小麦粉に砂糖・牛乳・バター・鶏卵・ベーキングパウダ
ーなどを混ぜてこね、輪形やだんご状などにして油で揚げた洋
菓子。
多くは輪形で、揚げた後に粉砂糖がまぶしてあるものが多い。
「ドーナッツ」とも呼ぶ。
参照⇒ちゅろす(チュロス),ふぃーりょす(フィーリョス)(1)
◎"dough(生練り粉)"と"nut(ナッツ)"の合成語。
どーなっつ
【ドーナッツ】
◇[英]doughnut
○[食]⇒どーなつ(ドーナツ)
どーなつばん
【ドーナツ盤】
○[古][俗][楽]直径17センチメートル、中心部の穴が38ミリメ
ートルのレコード盤の俗称。
回転スピードは1分間45回転で、一般には「EP盤」と呼ぶ。
ポータブル・フレーヤーやジュークボックス用で、一般のレ
コード・フレーやーで再生する場合はアダプターが必要となる。
参照⇒いーぴーばん(EP盤)
◎他のレコード盤に比べて中心部の穴が大きく、ドーナツの形
状が似ていることから。
どーなつめん
【ドーナツ面】
◇[英]surface of doughnut
○[数]⇒[1]とーらす(トーラス)(1)
どなてるろ
【ドナテルロ】
◇Donatello
○[人]⇒[2]どなてろ(ドナテロ)
[1]どなてろ
【ドナテロ】
◇Donatello(ドナテッロ)
○(1)[人]イタリアの男性名。
○(2)[宇]多目的補給モジュール(MPLM)の1機の愛称。
⇒えむぴーえるえむ(MPLM)
★[2]どなてろ
【ドナテロ】
◇Donatello
○[人]イタリアの彫刻家(1386ころ〜1466)。本名は"Donato di
Niccolo di Betto Bardi"。
作品はブロンズのダビデ像(statue David)・ガッタメラータ
将軍騎馬像(Gattamelatta)、大理石の聖ジョルジョ像(St.Gior-
gio)、木彫のマグダラのマリア像(sculpture of Maria Magda-
lena)など。
「ドナテルロ(Donatello)」とも呼ぶ。
どなどな
【ドナドナ】
◇[イディッシュ語]Dona Dona
○[楽]アーロン・ザイトリン(Aaron Zeitlin)作詞、ショロム
・セクンダ(Sholom Secunda)作曲、安井かずみ訳詩の歌謡曲。
ベトナム戦争当時、ジョーン・バエズ(Joan Baez)の歌で知
られる。
◎「ドナドナ」は牛を追い立てる言葉で、農夫が仔牛を市場へ売
りに行く歌。一説に、仔牛は黒人の子供を意味し、奴隷売買の
歌とも。また、ユダヤ人同胞がゲットーに送られて行く歌とも。
参照⇒[1]ぶらっくばーど(ブラックバード)(3)
となみ
【礪波】
◇[日]Tonami
○(1)[地]⇒となみやま(礪波山)
○(2)⇒となみし(礪波市)
★となみし
【礪波市】
◇[日]Tonami Shi
○富山県西部の市。北部を高岡市、東部を富山市、南部を南砺
市(ナントシ)、西部を小矢部市(オヤベシ)に接する。
チューリップを産する。
◎チューリップは富山県の県花。
★となみはん
【斗南藩】
◇[日]Tonami Han
○[歴]青森県。
明治維新後、旧会津藩士が入植。
となみはんとう《となみはんたう》
【斗南半島】
◇[日]Tonami Hanto
○下北半島の別称。
⇒しもきたはんとう(下北半島)
となみやま
【礪波山】
◇[日]Tonami Yama
○[地]富山県西端の小矢部市(オヤベシ)石動(イスルギ)と石川県河北
郡(カホクグン)津幡町(ツバタマチ)との境にある山。標高277メートル。
◎旧北陸道の険要で、加賀(石川県)と越中(富山県)の境の礪波
関(トナミノセキ)址や、古戦場の倶利伽羅峠(クリカラトウゲ)がある。
★となみやまのたたかい《となみやまのたたかひ》
【礪波山の戦い】
【礪波山の戰い】
【砺波山の戦い】
○[歴]平安末期の1183(寿永 2. 5.)越中国(富山県)礪波山で行
われた源平合戦。
木曾義仲(ヨシナカ)の火牛攻(カギュウゼ)めの奇襲で平氏は敗走。
「倶利伽羅峠(クリカラトウゲ)の戦い」とも呼ぶ。
参照⇒いしばしやまのたたかい(石橋山の戦い)
とーなめんと
【トーナメント】
◇[英]tournament
○(1)[歴]中世ヨーロッパで行われた、馬上試合大会。
○(2)[運]勝ち抜き戦で優勝者(チーム)を決める試合方式。
一つ試合の敗者を除外し、勝者同士でさらに試合を行い、回
を重ねて最後まで勝ち抜いた選手またはチームを優勝とするも
の。
参加者数が多い場合に行われる。
⇔りーぐせん(リーグ戦)
となりぐみ
【隣組】
○(1)[歴]第二次世界大戦中、内務省訓令で国民統制のために
設置した末端の地域組織。
全国の町内会・部落会の下に約10戸を単位として作られ、政
府の通達や公債消化、国民の互助、食糧などの生活必需品の配
給、物資の供出、勤労作業・防空訓練などの動員などの隣保(リ
ンポ)的用務を果たした。
参照⇒むこうさんげんりょうどなり(向う三軒両隣,向こう三
軒両隣)
◎1940. 9.(昭和15)
1941. 7. 1(昭和16)全国の隣組、一斉に常会を開催。
1947. 4. 1(昭和22)町内会・部落会とともに廃止。
◎江戸時代の五人組などの連帯責任制を範としたもの。
参照⇒ごにんぐみ(五人組)
○(2)[楽]岡本一平作詞、飯田信夫作曲の歌謡曲。
歌は徳山l(タマキ)。
◎1940(昭和15)。
となりのととろ
【となりのトトロ】
○[映]宮崎駿(ハヤオ)原作・脚本・監督のアニメーション映画。
1988(昭和63)公開。
昭和30年代、小学校6年生のサツキと4歳のメイの姉妹と、
大昔から森に住むトトロとの心温まる交流を描く。
参照⇒さとやま(里山)
◎物語の舞台のモデルとなった埼玉県の狭山丘陵周辺に、トト
ロのふるさと財団が寄付金によって買い上げ保存されているト
トロの森がある。
トトロの里:参照⇒うめまち(宇目町)
◎トトロの中国語表記は「豆豆龍(Doudoulong)」。
どなるどくっく
【ドナルド・クック】
◇Donald Cook
○[軍]アメリカ海軍のミサイル駆逐艦(DDG75)。
◎1998.12. 4(平成10)就役。
どなるどそん
【ドナルドソン】
◇Walter Donaldson
○[人]アメリカの作詞作曲家(1893. 2.15〜1947. 7.15)。
どなるどだっく
【ドナルド・ダック】
◇Donald Duck
○[映]ディズニー・アニメーションのキャラクター。
セーラー服を着たアヒルで、ミッキー・マウス(Mickey
Mouse)の友人。
参照⇒でぃずにー(ディズニー)
どにえすとるちほう《どにえすとるちはう》
【ドニエストル地方】
◇[モルドバ語]Transnistria、[英]Dniester Region
○ヨーロッパ東部、モルドバ共和国(Republic of Moldova)東
部の地方。
中心都市はティラスポリ(Tiraspol)。
ドニエストル川(Reka Dnestr)の東岸の細長い地域で、スラ
ブ系住民が多い。
参照⇒えんどにえすてるきょうわこく(沿ドニエストル共和
国)
◎"Transnistria"に"d"はない。
どにえつく
【ドニエツク】
◇Donets'k
○⇒どねつく(ドネツク)
どにえぷろじぇるじんすく
【ドニエプロジェルジンスク】
◇Dneprodzerzhinsk
○ウクライナ共和国中南東部、ドニエプロペトロフスク州(Dni-
propetrovs'ka Oblast)西部にある、ドニエプル川(Reka Dnepr)
河岸の河港都市。
北緯48.49°、東経34.68°の地。
機械・化学などの工業が発達。
州都ドニエプロペトロフスク(Dnipropetrovs'k)の西方約30
キロメートルに位置する。
〈人口〉
1970(昭和45)22万7,000人。
1979(昭和54)25万0,100人。
1994(平成 6)28万7,000人。
1998(平成10)27万5,000人。
2002(平成14)26万3,400人。
◎1936(昭和11)カメンスコエ(Kamenskoe)から現名に改称。
◎ロシア文字では"Днепродзержинск"。
どにえぷろぺてろふすく
【ドニエプロペトロフスク】
◇Dnipropetrovs'k/Dnepropetrovsk
○(1)(Dnipropetrovs'ka Oblast)⇒どにえぷろぺてろふすくしゅ
う(ドニエプロペトロフスク州)
○(2)ウクライナ共和国中南東部、ドニエプロペトロフスク州
中央部にある州都。ドニエプル川(Reka Dnepr)河岸の工業都市。
北緯48.45°、東経35.04°の地。
製鉄・機械などの重工業が発達。
〈人口〉
1970(昭和45) 86万3,000人。
1977(昭和52)100万人。
1979(昭和54)106万6,000人。
1987(昭和62)118万2,000人。
1990(平成 2)118万6,000人(推計)。
1994(平成 6)117万6,000人。
1998(平成10)112万2,400人。
2002(平成14)107万6,600人。
◎1783(天明 3)エカテリノスラフ(Ekaterinoslav,Yekaterino-
slav)(エカチェリノスラフ)、創建。
1791(寛政 3)ノボロシースク(Novorossiysk)と改称。
1802(享和 2)エカテリノスラフに復す。
1918(大正 7)大学、創立。
1926(大正15)現名に改称。
第二次世界大戦中、1941〜1943(昭和16〜昭和18)ドイツ軍占
領下にあった。
◎ロシア文字では"Днепропетровск"。
どにえぷろぺてろふすくしゅう《どにえぷろぺてろふすくしう》
【ドニエプロペトロフスク州】
◇Dnipropetrovs'ka Oblast
○ウクライナ共和国中南東部の州。
州都はドニエプロペトロフスク(Dnipropetrovs'k)。
〈面積〉
3万1,974平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)356万7,567人(12月5日現在)。
とーにす
【トーニス】
◇Thonis
○[歴]⇒へらくれいおん(ヘラクレイオン)(1)
どにち
【土日】
◇[英]Saturday and Sunday
○[暦]土曜日と日曜日の併称。
休日とほぼ同じ意味。
◎土日も営業,土日ならOK
とね
【とね】
○[軍]海上自衛隊の「あぶくま型」護衛艦(DE234)。
佐世保地方隊(長崎県)所属。
◎1993. 2. 8(平成 5)竣工。
とね
【利根】
◇[日]Tone
○(1)[地]⇒とねがわ(利根川)
○(2)⇒とねぐん(利根郡)
○(3)⇒とねまち(利根町)
○(4)⇒とねむら(利根村)
○(5)[歴][軍]旧日本海軍の重巡洋艦。
排水量1万3千トン。主砲20サンチ。後部甲板に水上偵察機
を搭載。
真珠湾攻撃に支援部隊に属して参加。帰路、ウェーク島攻略
に参加。
とねうんが
【利根運河】
◇[日]Tone Unga
○[地]千葉県北西部、江戸川と利根川を結ぶ運河。流山市深井
新田から柏市船戸までの約8キロメートル。
参照⇒うんがえき(運河駅)
◎1888(明治21)東京と銚子間の内陸水運を短縮する目的で着工。
1891(明治24)完成。
とねおおぜき《とねおほぜき》
【利根大堰】
○埼玉県北部の行田市(ギヲウダシ)北部にある、利根川の用水取
入れ口。
魚の遡上に配慮した魚道がある。
参照⇒ぎょどう(魚道)(2)
◎1968. 4.(昭和43)完成。
★とねがわ《とねがは》
【利根川】
◇[日]Tone Gawa
○[地]関東平野を貫流する大川。
幹川流路延長322キロメートル、流域面積16,840平方キロメ
ートル。
「坂東太郎(バンドウ・タロウ)」とも呼ぶ。
◎1964(昭和39)利根川に境大橋が開通し、猿島郡(サシマグン)の猿
島町(サシママチ)(現:坂東市)と境町(サカイマチ)が連絡。
とねぐん
【利根郡】
◇[日]Tone Gun
○群馬県北部の郡。
白沢村(シラサワムラ)・利根村(トネムラ)・片品村(カタシナムラ)・川場村(カ
ワバムラ)・昭和村(ショウワムラ)・みなかみ町(マチ)の町村。
◎2005.10. 1(平成17)月夜野町(ツキヨノマチ)・水上町(ミナカミマチ)・新
治村(ニイハルムラ)の2町1村が合併して「みなかみ町」を発足。
どねつがわ《どねつがは》
【ドネツ川】
◇[露]Reka Donec/Reku Donec、[英]the Donets/the Donec
River
○[地]アゾフ海(Azovskoye More)に注(ソソ)ぐドン川(Reka Don)
の支流。
全長1,020キロメートル。
どねつく
【ドネツク】
◇Donets'k、[英]Doneck
○(1)(Donets'ka Oblast)⇒どねつくしゅう(ドネツク州)
○(2)ウクライナ共和国南東部、ドネツク州中央部にある州都。
ドネツ炭田の工業都市。
北緯48.00°、東経37.80°の地。
「ドニエツク」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45) 87万9,000人。
1977(昭和52) 99万人。
1987(昭和62)109万人。
1989(平成元)111万3,000人。
1993(平成 5)112万1,000人。
1994(平成 6)111万4,000人。
2001(平成13)101万6,200人。
2004(平成16) 96万9,700
◎1872(明治 5)ウェールズ人John Hughesによる冶金工場の建
設に始まり、彼の名から町はユーゾフカ(Yuzovka)と呼ばれた。
1924(大正13)スターリノ(Stalino)に改称。
1961(昭和36)スターリン批判に伴い現名に改称。
◎ルハンスク州(Luhans'ka Oblast)にはセベロドネツク(Sye-
verodonets'k)がある。
どねつくしゅう《どねつくしう》
【ドネツク州】
◇Donets'ka Oblast
○ウクライナ共和国南東部の州。北東部をルハンスク州(Luhan-
s'ka Oblast)南東部をロシアに隣接し、南部をアゾフ海に面す
る。
州都はドネツク。
〈面積〉
2万6,517平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)484万1,100人。
2004(平成16)468万8,500人。
とねまち
【利根町】
◇[日]Tone Machi
○茨城県南西部、北相馬郡(キタソウマグン)の町。
◎茨城県稲敷郡(イナシキグン)には新利根町(シントネマチ)があった。
とねむら
【利根村】
◇[日]Tone Mura
○群馬県北東部、利根郡の村。
★[1]とねり
【舎人】
○[古]律令制における下級役人。
[2]とねり
【舎人】
◇[日]Toneri
○(1)東京都足立区北西部の地名。南部を入谷(イリヤ)に接し、北
部を埼玉県川口市に隣接。
○(2)[交]⇒とねりえき(舎人駅)
とねりえき
【舎人駅】
○[交]東京都足立区舎人にある都営日暮里・舎人ライナーの駅。
舎人公園(トネリコウエン)駅と見沼代親水公園(ミヌマダイシンスイコウエン)駅
の間。
★とねりこ
【トネリコ】
【秦皮】
◇[学]Fraxinus japonica、[英]ash
○[植]シソ目(Lamiales)モクセイ科(Oleaceae)トネリコ属(Fraxi-
nus)の落葉高木。
木材は丈夫で弾性があり、スキーやバットなどを作る。
参照⇒[2]あっしゅ(アッシュ),いぐどらしる(イグドラシル)
◎「(「木」偏+「岑」)」と書く。
セイヨウトネリコ([学]Fraxinus excelsior)。
北欧神話:⇒いぐどらしる(イグドラシル)
とねりこうえん《とねのこうゑん》
【舎人公園】
◇[日]Tonerikouen/Toneri Kouen
○(1)東京都足立区北西部の地名。東部を古千谷(コヂヤ)、北部
を入谷(イリヤ)に接する。
○(2)東京都足立区舎人公園にある都立の公園。
○(3)[交]⇒とねりこうえんえき(舎人公園駅)
とねりこうえんえき《とねのこうゑんえき》
【舎人公園駅】
○[交]東京都足立区舎人公園にある都営日暮里・舎人ライナー
の駅。
谷在家(ヤザイケ)駅と舎人(トネリ)駅の間。
とねーる
【トネール】
◇[フ]tonnerre
○[気]かみなり(雷)・雷鳴(ライメイ)。
どねるけばぶ
【ドネルケバブ】
【ドネル・ケバブ】
◇[トルコ語]doner kebab
○[食]⇒しゃわるま(シャワルマ)
とねわせ
【刀根早生】
○[農]平核無(ヒラタネナシ)(庄内柿)の早稲品種。
9月ころから出荷される。
参照⇒しょうないがき(庄内柿)
とのい《とのゐ》
【宿直】
○(1)職務により、宮中・役所などに宿泊して勤務・警戒に当
たること。宿直(シュクチョク)。
○(2)天皇・皇子・貴人の寝所で奉侍すること。夜伽(ヨトギ)・
御添臥(ソイブシ)。
参照⇒そいぶし(添い臥し,副い臥し,添臥,副臥)
○(3)夜間、貴人に近侍して警固すること。
○(4)江戸時代、夜間に貴人の側で隠れて警固する忍(シノ)びの
者。
◎「殿居」の意味。
どのう《どなう》
【土嚢】
○(1)土を詰めた袋。
洪水などで増水または漏水したときに堤防などに積む。また、
戦場では弾除(タマヨ)けとして陣地(ジンチ)の構築に使用する。
ブタ(豚)のように見えたことから漢語で「土豚(ドトン)」とも呼
ぶ。
参照⇒すいせい(水制),じゃかご(蛇籠),まきかご(巻籠)
◎ワラ(藁)が豊富な当時は袋に「かます(叺)」を使用していた。
参照⇒かます(叺)
○(2)[漢]大きな洞穴(ホラアナ)。
◎「土でできた袋」の意味。
とのがやとていえん《とのがやとていゑん》
【殿ヶ谷戸庭園】
○東京都国分寺市南町(ミナミチョウ)2丁目にある和洋折衷の回遊式
庭園。
南満州鉄道副総裁江口定條(テイジョウ)や三菱財閥岩崎彦弥太(ヒ
コヤタ)の別邸として使用されていたもの。
とのこ
【砥粉】
【砥の粉】
○(1)砥石(トイシ)を切り出す際に生じる粉末。刀を磨いたり、板
・漆器の下地塗りとして用いる。
○(2)[劇]薄い赤褐色の顔料。歌舞伎(カブキ)役者が化粧に使用
する。
とのこいろ
【砥粉色】
○[色]薄い灰色に近い、淡い茶色。
とのしょうちょう《とのしやうちやう》
【土庄町】
◇[日]Tonosho Cho
○香川県小豆郡(ショウズグン)、瀬戸内海の小豆島(ショウドシマ)北部
・西部と豊島(テシマ)から成る町。
参照⇒てしまさんぱいもんだい(豊島産廃問題)
どのすてぃあ
【ドノスティア】
◇[バスク語]Donostia
○⇒どのすてぃあさんせばすちゃん(ドノスティア・サンセバ
スチャン)
どのすてぃあさんせばすちゃん
【ドノスティア・サンセバスチャン】
◇Donostia-San Sebastian
○スペイン北部、バスク自治州(Comunidad Autonoma del Pais
Vasco)北東部のギプスコア県(Provincia de Guipuzcoa)の県都。
北緯43.32°、西経1.98°の地。
ビスケー湾(Costa Vasca)に面する観光地。
〈人口〉
2001(平成13)17万8,400人。
2004(平成16)17万7,000人。
◎「ドノスティア」はバスク語名で、「サンセバスチャン」はスペ
イン語名。ハイフンでつないで併記することが多い。
とのだえき
【殿田駅】
○[古][交]⇒ひよしえき(日吉駅)
とのぱー
【トノパー】
◇Tonopah
○アメリカ合衆国西部、ネバダ州(Nevada State)南部のナイ郡
(Nye County)西端にある郡都。
どのばん
【ドノバン】
◇William Joseph Donovan
○[人]アメリカの弁護士・軍人(1883. 1. 1〜1959. 2. 8)。
第二次世界大戦中(1942〜1945)、OSS(アメリカ戦略事務
局)(CIAの前身)を創設し、外交官となって指揮。
「ワイルド・ビル・ドノバン(Wild Bill Donovan)」と呼ばれ
た。
どのばんきかん《どのばんきくわん》
【ドノバン機関】
○[歴]COIの別称。
⇒[1]ーあい(COI)
とのめーたー
【トノメーター】
◇[英]tonometer
○(1)[工]音振動測定器。
○(2)[工]圧力計・蒸気圧計。
○(3)[医]眼圧計。
○(4)[医]血圧計。
★とのもりょう《とのもれう》
【主殿寮】
○[歴]律令制で宮内省に属す。
「とのもづかさ(主殿寮)」,「とのものつかさ(主殿寮)」,「との
もりのつかさ(主殿寮)」とも呼ぶ。
参照⇒こんりょう(今良)
◎古くは「とのもり(殿守り)りょう」と呼んだ。
とのんればん
【トノンレバン】
◇Thonon-les-Bains
○フランス南東部、ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-
Alpes)北東部のオートサボア県(Departement Haute-Savoie)北
部にある都市。レマン湖(Lac Leman)の南岸。
とば
【トバ】
◇Toba
○[地](Danau Toba)⇒とばこ(トバ湖)
とば
【トバ】
◇[マレー語]tuba
○[植]⇒でりす(デリス)(2)
とば
【鳥羽】
◇[日]Toba
○(1)⇒とばし(鳥羽市)
○(2)京都府京都市南部の地名。
上鳥羽(カミトバ)は南区、下鳥羽(シモトバ)は伏見区(フシミク)に属す
る。
◎鳥羽伏見の戦い:⇒とばふしみのたたかい(鳥羽伏見の戦い)
○(3)[歴]⇒とばけん(鳥羽県)
どーは
【ドーハ】
◇Doha
○カタール(Qatar)の首都。ペルシア湾に面する。
参照⇒かたーる(カタール)
〈人口〉
1963(昭和38) 5万人。
1986(昭和61)21万7,294人(推計)。
どば
【ドバ】
◇Doba
○アフリカ中北部、チャド共和国南西部のロゴヌ・オリアンタ
ル州(Region de Logone Oriental)の州都。
北緯8.66°、東経16.85°の地。
原油パイプライン(約1,000キロメートル)がドバ油田からカ
メルーン大西洋岸の積み出し港クリビ(Kribi)まで通じている。
〈人口〉
1993(平成 5)1万7,900人。
2003(平成15)2万0,600人。
◎2003.10.10(平成15)原油パイプライン完成の式典を開催。
どば
【土羽】
◇[日]doba
○(1)[建](土木で)法面(ノリメン)(傾斜地)の別称。
参照⇒のり(法)
○(2)[建](土木で)法面を崩れにくくする保護する仕上げの作
業。
土羽土(ドバツチ)と呼ぶ粘性の高い土で覆(オオ)って雨水を流れ
やすくしたり、芝(シバ)に適した土で覆って芝を植えたりする。
「土羽工(ドバコウ)」,「法覆工(ノリオオイコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒どばうち(土羽打ち)
どば
【駑馬】
○(1)足の遅い馬・のろい馬。
漢語で「下足(ンソク)」とも呼ぶ。
⇔しゅんめ(駿馬)
◎麒麟(キリン)も老(オ)いては駑馬に劣(オト)る
○(2)(転じて)才能の劣っている人・才能のない人。
「駑才(ドサイ)」とも呼ぶ。
⇔かんけつば(汗血馬)(3)
○(3)(転じて)自分の才能の謙譲語。
「駑才(ドサイ)」とも呼ぶ。
◎駑馬に鞭(ムチ)打つ
[1]どーばー
【ドーバー】
◇Dover
○(1)[地](the Strait of Dover)⇒どーばーかいきょう(ドー
バー海峡)
○(2)イギリス、イングランド地方南東部のケント州(the Coun-
ty of Kent)東部にある、ドーバー海峡に面する港湾都市。
大陸との交通の要地。
〈人口〉
1995(平成 7)3万5,600人。
○(3)アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)北
西部のスチュワート郡(Stewart County)中央部にある郡都。
[2]どーばー
【ドーバー】
◇Duba/Dubah
○⇒どぅーばー(ドゥーバー)
どばい
【ドバイ】
◇Dubai/Dubayy
○アラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国の一国。
〈面積〉
3,885平方キロメートル。
〈人口〉
1980(昭和55)26万5,702人(推計)。
1995(平成 7)67万4,100人。
2004(平成16)94万7,600人。
どばいまーかんたいるとりひきじょ
【ドバイ・マーカンタイル取引所】
◇[英]Dubai Mercantile Exchange
○[経]アメリカ合衆国のニューヨーク・マーカンタイル取引
所(NYMEX)とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府と
の共同出資で発足予定の商品取引所。
取引対象は原油・天然ガス・電力・アルミニウム・貴金属な
ど。
略称は「DME」。
どばうち
【土羽打ち】
◇[日]dobauchi/doba-uchi
○[建](土木で)法面(ノリメン)を土羽板(ドバイタ)で叩(タタ)き、表面
の土を締め固めること
参照⇒どば(土羽)(2)
どーばーかいきょう《どーばーかいけふ》
【ドーバー海峡】
◇[英]the Strait of Dover
○[地]イギリスとフランスの間の海峡。最狭部は32キロメート
ル。
南西端は英仏海峡([英]English Channel、[フ]La Manche)に
続く。
「カレー海峡([フ]Pas de Calais)」,「エルメルカナール([独]
Aermelkanal)」とも呼ぶ。
◎1994(平成 6)ユーロトンネル(Eurotunnel)、完成。
とーばきょうわこく
【トーバ共和国】
◇[英]the Republic of Tyva/Tuva Republic
○ロシア連邦シベリア南部の一共和国。南部をモンゴルに隣接。
首都はキジル(Kyzyl)。
「トゥバ共和国」,「トゥーバ共和国」,「トゥヴァ共和国」,「トゥ
ワ共和国」とも呼ぶ。
〈面積〉
17万0,500平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)36万6,000人。
とばけん
【鳥羽県】
◇[日]Toba Ken
○[歴]廃藩置県後の旧県名。現在の三重県の一部。
鳥羽藩が廃藩置県により1871(明治 4. 7.14)鳥羽県となり、
同年11.22度会(ワタライ)県に合併。
参照⇒とばし(鳥羽市),わたらいけん(度会県)
★とばこ
【トバ湖】
◇[インドネシア語]Danau Toba、[英]Lake Toba
○[地]インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ
州(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部にあるカ
ルデラ湖。
中央部にサモシル島(Pulau Samosir)がある。
どばこう
【土羽工】
◇[日]dobako
○[建]土羽(ドバ)の別称。
⇒どば(土羽)(2)
とばごとう《とばごたう》
【トバゴ島】
◇[葡]Ilha de Tobago、[英]Tobago Island、[フ]Ile de Toba-
go
○[地]南アメリカ大陸北岸ベネズエラ沖、西インド諸島の南端
の火山島。
トリニダード島とともにトリニダード・トバゴ(Trinidad
and Tobago)を構成。
〈面積〉
300平方キロメートル。
◎「トバゴ」は原住民の吸っていたタバコに由来する。
とばし
【鳥羽市】
◇[日]Toba Shi
○三重県東部、志摩半島北東部の市。
鳥羽湾に面し、水産・真珠養殖が盛ん。観光地。
〈面積〉
107.83平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万6,806人。
◎もと九鬼氏の城下町。
1954(昭和29)市制施行。
参照⇒とばけん(鳥羽県)
◎「鳥羽伏見の戦い」の「鳥羽」は京都府の地名。
参照⇒とば(鳥羽)(2),とばふしみのたたかい(鳥羽伏見の戦
い)
どばし
【土橋】
○[建]木材などで作った橋の通行面の上を土でおおったもの。
「土橋(つちはし,つちばし)」とも呼ぶ。
参照⇒[2]つちはし(土橋)
とぱーず
【トパーズ】
◇[英]topaz、[フ]topaze
○[鉱]フッ素(弗素)を含むアルミニウムの珪酸塩鉱物の宝石。
「トッパーズ」,「黄玉(オウギョク,コウギョク)」とも呼ぶ。
◎モースの硬度計(Mohs' scale)では8の基準石。
◎十一月の誕生石。
とぱーずきょうせいしゅうようじょ《とぱーずきやうせいしうようじよ》
【トパーズ強制収容所】
◇[英]Topaz Relocation Center
○[歴]第二次世界大戦中、アメリカ合衆国ユタ州にあった日系
アメリカ人の強制収容所。
◎2007. 4.(平成19)アメリカ内務省、国立史跡に指定。
★どーはせんげん
【ドーハ宣言】
◇[英]Doha Declaration
○
参照⇒とりっぷすきょうてい(トリップス協定,TRIPS協
定)
とばた
【戸畑】
◇[日]Tobata
○(1)[交]⇒とばたく(戸畑区)
○(2)[古]福岡県北部にあった旧市。
⇒とばたく(戸畑区)
どーばーたうんしっぷ
【ドーバータウンシップ】
◇[英]Dover Township
○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)南東部にあるオーシャン郡(Ocean County)の都市。
とばたえき
【戸畑駅】
○[交]福岡県北九州市戸畑区にある、JR鹿児島本線の駅。
九州工大前(キュウシュウコウダイマエ)駅と枝光(エダミツ)駅(八幡東区)の
間。
★とばたく
【戸畑区】
◇[日]Tobata Ku
○福岡県北九州市北部の区。東部を小倉北区、南部・南西部を
八幡東区に接する。
洞海湾(ドウカイワン)を若戸大橋で若松区と連絡。
飛幡(トビハタ)八幡宮がある。
提灯山笠(チョウチン・ヤマガサ)の出る戸畑祇園大山笠は国指定重要
無形民俗文化財。
◎1962. 9.26(昭和37)若戸大橋(2,068メートル)が完成。
1963. 2.10(昭和38)門司市(モジシ)・小倉市(コクラシ)・戸畑市・
八幡市(ヤハタシ)・若松市(ワカマツシ)の5市が合併して北九州市を発
足。
どばと
【土鳩】
【鴿】
○[鳥]⇒いえばと(家鳩)
とばのつくりみち
【鳥羽の作り道】
【鳥羽の作路】
○京都府京都市南区の四ッ塚(ヨツヅカ)(羅城門)から、草津と呼
ばれた鳥羽の河港との間の道。
単に「つくりみち(作り道,作道)」とも呼ぶ。
参照⇒すざくおおじ(朱雀大路)
どーばーふぉっくすくろふと
【ドーバーフォックスクロフト】
◇Dover-Foxcroft
○アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)中北部のピ
スカタキス郡(Piscataquis County)南部にある郡都。
★とばふしみのたたかい《とばふしみのたたかひ》
【鳥羽伏見の戦い】
○[歴]江戸幕末に京都南郊の鳥羽・伏見(フシミ)で行われた新政
府(朝廷)軍と旧幕府軍との内戦。
1868. 1.27(慶応 4. 1. 3)旧幕府軍15,000と薩長の新政府軍
4,500が鳥羽と伏見で戦闘、その日のうちに旧幕府軍は敗退し、
維新の大局が決定した。
◎戊辰(ボシン)戦争の発端。
◎狂句:「江戸の豚、京都の狆(チン)に追い出され」。
豚は、豚肉を食べた徳川慶喜(ヨシノブ)のあだ名。
狆は、天皇が「朕」と自称することから。
どぱみん
【ドパミン】
◇[英]dopamine
○[生化]⇒どーぱみん(ドーパミン)
どぱーみん
【ドパーミン】
◇[英]dopamine
○[生化]⇒どーぱみん(ドーパミン)
どーぱみん
【ドーパミン】
◇[独]Dopamin、[英]dopamine(ドパミン,ドパーミン)
○[生化]カテコールアミン(catechol amine)の一つ。
生体内でチロシン(tyrosine)から合成され、アドレナリン
(Adrenalin)・ノルアドレナリン(noradrenalin)の前駆物質と
なる。
神経伝達物質として、脳の神経細胞の興奮の伝達に重要な働
きをする。
参照⇒ぱーきんそんびょう(パーキンソン病)
とはら
【トハラ】
【吐火羅】
【都貨邏】
◇Tokhara
○(1)[地]中央アジア、アラル海に注(ソソ)ぐアム・ダリヤ川
(Amu-Darya)中流、ヒンズークシ山脈の北側の地方。現在のア
フガニスタン北部。古来、東トルキスタンと西アジアを結ぶ要
地。
アケメネス朝ペルシアのアレクサンドロス大王の支配ののち、
バクトリア王国が現れ、さらに前2世紀にはトハラ族の国家が
成立(BC. 139)。やがて南下した大月氏(ダイゲッシ)に服属し、の
ちにクシャナ朝が発祥した。
ペルシア語で「トハラ人の土地」を意味する「トハリスタン
(Tokharistan)」,「トハリスターン」とも呼ぶ。
参照⇒くしゃなちょう(クシャナ朝,貴霜朝),えふたる(エフ
タル)
○(2)上記の地域を支配したイラン系遊牧民族。
「トカラ(吐火羅,都貨邏)」とも呼ぶ。
◎中国漢代の文献に見える「大夏([中]Daxia)(タイカ)」は、従来バ
クトリアとされていた。しかし、近来はこの「トハラ」の音訳と
思われ、「大月氏([中]Dayue Shi)」の「トハラ」説も疑問視され
ている。
参照⇒ばくとりあ(バクトリア)(2)
とはりすたん
【トハリスタン】
◇[ペルシア語]Tokharistan
○[古][地]⇒とはら(トハラ,吐火羅,都貨邏)
とはりすたーん
【トハリスターン】
◇Tokharistan
○[古][地]⇒とはら(トハラ,吐火羅,都貨邏)
★とーはん
【トーハン】
○[経]書籍の取次店の一社。
旧社名は東京出版販売株式会社、略称が東販。
参照⇒とりつぎてん(取次店)
★とばん
【吐蕃】
◇[中]Tufan
○(1)[古]中国の唐代初期〜元代末期、中国人からのチベット
の呼称。
○(2)[歴]古代のチベット人の統一王国。
7世紀初め、ソンツェン・ガンポが建国。
9世紀中ころラン・ダルマ王は廃仏政策をとり、暗殺されて
分裂状態となる。
「西蕃(Xifan)(セイバン)」とも呼ぶ。
参照⇒そんつぇんがんぽ(ソンツェン・ガンポ)
◎ソンツェン・ガンポ(Songsten Gampo)( 569〜 649): 618〜
649。
マンソン・マンツェン(Mansong Mangtsen): 649〜 676。
ティ・ドゥーソン(Dusong Mangpoje): 676〜 704。
ティデ・ツクツェン(Tride Tsugten): 704〜 754。
ティソン・デツェン(Trisong Detsen)王( 742〜 797): 754
〜 797。
ムネ・ツェンポ(Mune Tsenpo): 797〜 800。
ティデ・ソンツェン(Tride Songtsen): 800〜 815。
ティツク・デツェン(Tritsug Detsen)王: 815〜 836。
ラン・ダルマ(Lang Darma)王( 809〜 842): 836〜 842。
◎吐魯蕃はトルファン。
参照⇒とるふぁん(トルファン,吐魯蕃)
とばん
【塗板】
○⇒こくばん(黒板)
どばん
【土版】
○[歴]縄文時代後期・晩期、主として東日本で作られた土製品。
長径5〜20センチメートルの長方形または楕円形で、表裏両
面に人面や複雑な文様が施されている。
土偶(ドグウ)から変化した護符的なものと考えられる。
どばん
【土蕃】
○土着の野蛮人。
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