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百 科 辞 書 《とろ》 編集:獨 澄旻
-------- とろ --------------------------------------------------
[1]とろ
【トロ】
◇[西]toro
○[哺](スペイン語で)雄牛。
[1]とろ
【トロ】
◇Tooro/Toro
○⇒とろおうこく(トロ王国)
とろ
【瀞】
○川底が深くて、水の流れが緩やかで静かな所。
「どろ(瀞)」とも呼ぶ。
◎長瀞(ナガトロ)・瀞八丁(ドロハッチョウ)などと長い距離のものを指
し、短いものは「よど(淀,澱)」、ほとんど流れのないものは「ふ
ち(淵,潭)」と呼ぶ。
参照⇒どろはっちょう(瀞八丁)
とろ
【土呂】
◇[日]Toro
○[交]⇒とろえき(土呂駅)
とろ
【登呂】
◇[日]Toro
○(1)静岡県静岡市南部の地名。
○(2)[歴]⇒とろいせき(登呂遺跡)
とーろ
【トーロ】
◇[伊]toro
○[哺](イタリア語で)雄牛。
どろ
【瀞】
○⇒とろ(瀞)
どろー
【ドロー】
◇[英]draw
○(1)[他動](物を)引く・引き寄せる・牽引する。
○(2)[他動]線を引く・描く。
◎ドローイング(drawing)
○(3)[他動]引き抜く。
◎ドロンワーク(drawn work)
○(4)[他動](勝負・試合を)引き分けにする。
◎ドロンゲーム(drawn game)
○(5)[自動](引き寄せられて)近づく。
○(6)[名]引くこと・牽引。
○(7)[名]くじ引き・抽選。
○(8)[名][運]引き分け。
○(9)[名][運]ゴルフで、ドローボール(draw ball)の略称。
とろあ
【トロア】
◇Troyes
○フランス北東部、シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏(Region
Champagne-Ardenne)南西部にあるオーブ県(Aube Department)
中央部の県都。
とろい……
【トロイ……】
◇[英]Troy、[希]Troja
○⇒とろいあ……(トロイア……)
★とろいあ
【トロイア】
◇Troia
○[歴]小アジア北西部の古代都市名。
現在のトルコ北西部、チャナッカレ県(Chanakkale Ili)西部
にあった。
ギリシア時代の名称は「イリオン(Ilion)」、英語では「トロイ
(Troy)」。
参照⇒だるだのす(ダルダノス)
★とろいあせんそう《とろいあせんさう》
【トロイア戦争】
◇[英]Trojan War
○[ギ神]ホメロス(Homeros)の叙事詩『イリアス([英]Iliad)』
に描かれている古代ギリシアの戦争。
参照⇒あきれす(アキレス),へれね(ヘレネ),かっさんどら
(カッサンドラ),へくとる(ヘクトル),おでゅっせうす(オデュッ
セウス)
◎戦争の原因:参照⇒えりす(エリス)(1)
◎小アジア北東部に住む女戦士のアマゾン族は、トロイアを支
援したという。
とろいおんす
【トロイ・オンス】
◇[英]troy ounce
○⇒おんす(オンス)(1)
とろいか
【トロイカ】
◇[露]troika(3)
○(1)[交]ロシアの三頭立ての馬そり。雪が消えれば馬車に仕
立てる。
参照⇒たらんたす(タランタス)
○(2)(転じて)三人または三者による、指導または執行体制。
参照⇒とりお(トリオ)(5),とらいあど(トライアド)
◎1924(大正13)レーニン(Lenin)の死後のソ連、スターリン
(Stalin)・カーメネフ(Kamenev)・ジノビエフ(Zinoviev)によ
る党主流派のトロイカ体制を形成。
◎トロイカ方式:⇒とろいかほうしき(トロイカ方式)
四頭政治は「テトラルキー([英]tetrarchy)」。
○(3)[楽]ロシア民謡。
楽団カチューシャの訳詞「雪の白樺並木/夕日が映える……」
で知られる。
◎1957. 6.(昭和32)ダークダックスの歌でレコード発売。
◎ロシア文字では"тройка"。
とろいかほうしき《とろいかはうしき》
【トロイカ方式】
◇[英]troika system/troika principle
○[政]三頭政治・三者協同。
★とろいせき《とろゐせき》
【登呂遺跡】
○[歴]静岡県静岡市南部にある弥生時代の遺跡。
参照⇒しずおかしりつとろはくぶつかん(静岡市立登呂博物
館),たげた(田下駄)
◎1943(昭和18)発見。
★どろいぜん
【ドロイゼン】
◇Johann Gustav Droysen
○[人]ドイツの歴史家(1808〜1884)。
とろいせんそう《とろいせんさう》
【トロイ戦争】
◇[英]Trojan War
○[ギ神]⇒とろいあせんそう(トロイア戦争)
とろいど
【トロイド】
◇[英]toroid
○(1)[数]円錐曲線回転面。
参照⇒[1]とーらす(トーラス)
○(2)[数]円錐曲線回転体。
○(3)[電](ferrite toroid)トーラス(torus)状に巻いた磁気コ
イル。
◎「岩山(tor)に似たもの(-oid)」の意味。
★とろいのもくば
【トロイの木馬】
◇[英]the Trojan horse
○(1)[ギ神]トロイア戦争でギリシア軍が敵のトロイア軍(トロ
イ軍)をあざむくのに用いた、大きな木馬。
オデュッセウス(Odysseus)が考案したという。
参照⇒とろいあせんそう(トロイア戦争),らおこーん(ラオコ
ーン)(1)
○(2)(転じて)外部から侵入した破壊工作団・工作員。
参照⇒だいごれつ(第五列)
○(3)[計][通]正体を偽ってコンピュータに侵入し、データ消
去や情報の外部流出などを行うプログラム。
有益なプログラムと思わせてダウンロードさせることで侵入
するが、ウイルスのようにファイルに寄生もせず、また自分自
身で増殖活動も行わない。
とろいめらい
【トロイメライ】
◇[独]Traeumerei/Traumerei
○(1)夢想・空想。
○(2)[楽]シューマン(R.A.Schumann)作曲のピアノ独奏曲集
『子供の情景』の第7曲。
◎1838(天保 9)作曲。
とろいろす
【トロイロス】
◇[希]Troilos、[羅]Troilus
○[ギ神]トロイアの王子。トロイア王プリアモス(Priamos)と
ヘカベー(Hekabe)の子。パリス(Paris)・ヘクトル(Hektor)・
カッサンドラ(Kassandra)の兄弟。クレシダ(Cressida)の恋人。
★どろう
【土楼】
【土樓】
◇[中]tulou
○[建]中国南東部、福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)・広西チ
ワン族自治区(Guangxi Zhuangzu Zizhiqu)・広東省(Guangdong
Sheng)(カントンショウ)の客家(kejia)(ハッカ)などが集団居住する建築
物。
土を広い円筒形に盛り上げ、周囲を壁を兼ねる住所とし、中
央部は共有の広場とするもの。出入り口は一個所のみ。
大きいものは五百人ほどが居住する。また、中で家畜も飼育
する。
参照⇒はんちく(版築,板築)(1),かいとう(械闘)
◎2008. 7.(平成20)福建土楼、世界文化遺産に登録。
とろうぇる
【トロウェル】
◇[英]trowel
○(1)(英語で)コテ(鏝)。
○(2)[建](英語で)左官が使うセメント・漆喰(シツクイ)などを塗
るコテ。
○(3)(園芸用の)移植ゴテ。
とろえき
【土呂駅】
○[交]埼玉県さいたま市北区土呂町(トロチョウ)にあるJR東北本
線(宇都宮線)の駅。
大宮(オオミヤ)駅(大宮区)と東大宮(ヒガシオオミヤ)駅(見沼区)の間。
◎旧住所は大宮市土呂町。
◎JR北陸線には大土呂(オオドロ)駅がある。
どろえのぐ《どろゑのぐ》
【泥絵の具】
【泥絵具】
◇[英]distemper(ジステンパー)
○[美]貝殻を焼いて粉末にした胡粉(ゴフン)などに顔料を混ぜた、
粉末状の安価な絵の具。
水に溶いて描くが、乾いてもこすった指に付着するほど被覆
力は弱く保存には向かない。
映画の看板・芝居の書き割り・安売りのポスターなど、短期
間の展示用に使われる。
とろおうこく《とろわうこく》
【トロ王国】
◇[英]Tooro Kingdum/Toro Kingdum/Kingdum of Tooro/
Kingdum of Toro
○アフリカ中東部のウガンダ共和国内の南西部にある王国。
王都はフォートポータル(Fort Portal)。
◎1900. 6.26(明治33)イギリスの保護国となる。
1962.10. 9(昭和37)立憲君主国として独立したウガンダに編
入。
1967. 9. 8(昭和42)王制を廃止。
1993. 7.24(平成 5)王制を復活。
どろおおつ《どろおほつ》
【泥大津】
◇[日]doro-otsu/doro-ootsu/doro-ohtsu
○[建]上塗り用の壁土の一種。
川土に牡蠣灰(カキバイ)と揉寸莎(モミスサ)などを混ぜ、フノリ(布
海苔)汁で練って製したもの。
参照⇒[2]おおつ(大津)
★とろおどん
【トロオドン】
◇[学]Troodon(傷付ける歯)
○[化生]白亜紀後期のデイノニコサウルス(Stenonychosaurus)
下目の恐竜。
全長約2メートルで、北アメリカに生息。
◎トロオドン科(Troodontidae):傷歯竜。
参照⇒めいろんぐ(メイ・ロング)
とろかでひろば
【トロカデロ広場】
◇[フ]Square du Trocadero
○フランスの首都パリ西部16区(16 eme)にある広場。
シャイヨー宮(Palais de Chaillot)がある。
参照⇒しゃいよーきゅう(シャイヨー宮)
どろがめ
【泥亀】
○[爬]スッポンの別称。
参照⇒すっぽん(スッポン,鼈)
とろかーる
【トロカール】
◇[英]trocar
○[医]⇒とろっかー(トロッカー)(1)
どろがわおんせん《どろがはをんせん》
【洞川温泉】
○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)天川村(テンカワムラ)にある温泉。
とろく
【土呂久】
◇[日]Toroku
○宮崎県西臼杵郡(ニシウスキグン)高千穂町(タカチホチョウ)岩戸にあった
鉱山。
16世紀中ころから銀・銅・錫を産出。明治中期から農薬とし
て亜砒酸の採掘・製錬が行われる。第二次世界大戦中には旧日
本陸軍の毒ガスにも使用され、推測950トンが製造される。
戦後は殺虫剤・農薬として製造。
1962(昭和37)閉山。
◎周辺地区は環境汚染が著しく、1973(昭和48)土呂久砒素中毒
症は第4の公害病として環境庁より認定される。
参照⇒こうがいびょう(公害病),あひやき(亜砒焼き)
どろしー
【ドロシー】
◇[英]Dorothy
○(1)[人](英語圏の)女性の名前。
◎「神の贈り物」の意味。
ドイツ語:ドロテア(Dorotea)。
イタリア語:ドロテーア(Dorotea)。
スペイン語:ドロテーア(Dorotea)。
○(2)[文]児童文学『オズの魔法使い(The wonderful Wizard
of Oz)』に登場する少女(主人公)。
参照⇒おずのまほうつかい(オズの魔法使,オズの魔法使い)
(1)
とろーじゃん
【トロージャン】
◇[英]Trojan
○(1)[形]トロイの。
◎トロイ戦争(Trojan War):⇒とろいあせんそう(トロイア戦
争)
○(1)(英語で)トロイ人。
とろーじゃんげんぱつ
【トロージャン原発】
◇[英]Trojan Nuclear Power Plant
○アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)北西部の
コロンビア郡(Columbia County)にある原子力発電所。
とろすさんみゃく
【トロス山脈】
◇Toros Daglar、[英]Taurus Mountains、[フ]Chaine du Tau-
rus
○[地]トルコ南部を東西に走る大山脈。全長約450キロメート
ル。
北部はアナトリア高原(Anatorian Plateau)、南部は地中海
(Mediterranean Sea)沿岸。
「タウルス山脈」,「タウロス山脈」とも呼ぶ。
◎"Taurus"の英語での実際の発音は「トーラス」が近い。
とろーち
【トローチ】
◇[英]troche
○[薬]口中に含む錠剤。
薬剤を砂糖などに混ぜて円形に固めたもので、なめて徐々に
溶かし、口腔粘膜から吸収させ、口腔・咽頭の殺菌・消炎など
治療に用いる。
「口中錠(コウチュウジョウ)」とも呼ぶ。
◎錠剤の孔(アナ)は溶ける量を一定にさせるもの。
孔がないと溶ける量は徐々に少なくなるが、孔があれば孔の
サイズも徐々に大きくなって全体の表面積があまり変らず、溶
け出す量もほぼ一定になる。
俗説では窒息防止用。
とろっかー
【トロッカー】
◇[英]trocar
○(1)[医]カテーテル(catheter)内に装着し、体腔・気管など
への挿入を誘導(ガイド)するための針。
「トロカール」,「外套針(ガイトウシン)」,「套管針(トウカンシン)」とも呼
ぶ。
参照⇒とろっかーかてーてる(トロッカーカテーテル),かにゅ
ーれ(カニューレ),りゅうちばり(留置針)
○(2)[医]トロッカーカテーテルの略称。
⇒とろっかーかてーてる(トロッカーカテーテル)
とろっかーかてーてる
【トロッカーカテーテル】
◇[英]trocar catheter
○[医]トロッカー(針)をカテーテル(管)内に装着し、体腔・気
管など目的の箇所に挿入して排液または排気を行う用具。
トロッカーはカテーテルの挿入を誘導(ガイド)するもので、
挿入後はトロッカーのみを引き抜いて使用する。
単に「トロッカー」とも呼ぶ。
参照⇒かてーてる(カテーテル)
とろつきー
【トロツキー】
◇[英]Leon Trotsky(レオン・トロツキー)
○[人]ロシアの革命家(1879〜1940)。本名はレフ・ダビドビチ
・ブロンシテイン(Lev Davidovich Bronshtein)。
ウクライナのユダヤ人大農の子。17歳で革命運動に参加し、
シベリアに流刑され1902(明治35)ロンドンに逃亡。
1905(明治38)首都のソビエト議長。流刑中に脱走、ウィーン
で「プラウダ」を発行。初めメンシェビキに属し、1917(大正 6)
二月革命(三月革命)後に帰国しボリシェビキに入党。党中央委
員として十月革命(十一月革命)を指導し、ソビエト政府成立後、
外務人民委員・軍事人民委員を歴任。
レーニン(1870〜1924)の死後、永続する世界革命論を唱えて、
一国社会主義を志向するスターリンに敗れ、1925. 1.(大正14)
失脚。1927(昭和 2)共産党から除名。のち1929(昭和 4)国外追
放となり、亡命地メキシコ市で暗殺。
著書は『永久革命論』・『ロシア革命史』など。
とろっこ
【トロッコ】
◇[英]truck
○[交][建]土木工事場・鉱山・石切り場・工場などの軽便軌道
で、土砂・木材などを運搬する四輪台車。
レール幅は普通762ミリメートル。
後ろから人が押すものと、人が上に乗ってシーソー式のハン
ドルを人力で動かして走行するものがある。
「トラム([英]tram)」,「トロリー(trolley)」,「ローリー(lorry)」
とも呼ぶ。
参照⇒なべとろ(鍋トロ),どらいじーね(ドライジーネ)(2)
◎「トラック(truck)」の訛(ナマ)り。
とろっこおうこく《とろつこわうこく》
【トロッコ王国】
○北海道東部、十勝支庁(トカチシチョウ)中川郡(ナカガワグン)美深町(ビ
フカチョウ)にある観光施設。
エンジン付きトロッコで、旧仁宇布駅付近の廃線約5キロメ
ートル(往復10キロメートル)の運転を体験できる。
◎1985(昭和60)廃線となった旧国鉄美幸線を町が買い上げて、
1998. 7.(平成10)開設。
とろっと
【トロット】
◇[英]trot
○(1)[運]馬術で、馬をやや速めに走らすこと。競技では1分
間に210メートル。
「急ぎ足」,「速足(ハヤアシ)」,「ダク足(アシ)」,「鹿足(シシアシ)」とも呼
ぶ。
参照⇒ぱさーじゅ(パサージュ)(3),うぉーく(ウォーク)(2),
かんたー(カンター),ぎゃろっぷ(ギャロップ),[1]ぴあふ(ピア
フ)
◎「ダク足」は「(足偏+「鉋」-「金」)足」。
○(2)フォックス・トロット(fox trot)の略称。
★どろっぷ
【ドロップ】
◇[英]drop
○(1)しずく(雫)。
「デュー([英]dew)」とも呼ぶ。
参照⇒どろっぷれっと(ドロップレット)
○(2)一滴(ヒトシズク)。少量。
○(3)(イヤリング・ペンダントなどの)玉飾り。(シャンデリア
などの)垂れ飾り。
○(4)(drops)飴玉(アメダマ)。
参照⇒きゃんでぃー(キャンディー)
○(5)落下・墜落(ツイラク)。投下。
○(6)落下物・投下物。
○(7)抜け落ちること。落第すること。
○(8)(社会から)脱落すること。学校を中途退学すること。
参照⇒どろっぷあうと(ドロップアウト,ドロップ・アウト)
○(9)低下。下落。
○(10)[運]野球で、投球がカーブしながら鋭く落ちること。ま
た、そのような投球・投法。
○(11)(ポストなどの)差し入れ口・投入口。
どろっぷあうと
【ドロップアウト】
【ドロップ・アウト】
◇[英]dropout(離れ去る)/drop-out
○(1)[社]ある特定の社会・集団・体制からはみだすこと。ま
た、その人。
「落伍者(ラクゴシャ)」,「落(オ)ち零(コボ)れ」とも呼ぶ。
○(2)[教](特に)学校を中途退学すること。
○(3)[福][医]長期治療の患者が通院から遠のいてしまうこと。
○(4)[運]ラグビーで、攻撃側から防御したボールを自陣の22
メートルライン内からドロップキックを行なって競技を再開す
ること。
○(5)[計]磁気テープなどからの読み取りで、チリなどによっ
て情報が抜け落ちたり、誤信号が伝わること。
どろっぷしっぴんぐ
【ドロップ・シッピング】
◇[英]drop shipping
○[経](受注者ではなく、製造元からの)直送。
どろっぷれっと
【ドロップレット】
◇[英]droplet
○小さなしずく(雫)。小滴、
どろてあ
【ドロテア】
◇[独]Dorotea
○[人](ドイツ語圏の)女性の名前。
◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
[1]どろてーあ
【ドロテーア】
◇[伊]Dorotea
○[人](イタリアの)女性の名前。
◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
[2]どろてーあ
【ドロテーア】
◇[西]Dorotea
○[人](スペイン語圏の)女性の名前。
◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
とろーどすさんみゃく
【トロードス山脈】
◇[英]Troodos Mountains/Troodos Massif
○[地]キプロス中央部から南部の山塊。
最高峰はオリンポス山([希]Oros Olymbos)(標高1,952メート
ル)。
どろなわ《どろなは》
【泥縄】
○何かが起きてから、あわててその準備・対策を始めること。
参照⇒どろなわしき(泥縄式)
◎「泥棒を見てから縄をない始める」または「泥棒を捕らえてか
ら縄をなう」の意味。
どろなわしき《どろなはしき》
【泥縄式】
○事前に準備や対策をせず、起きた事のみに対応するやり方。
参照⇒びほうさく(弥縫策)
どろのき
【ドロノキ】
【白楊】
【泥の木】
◇[学]Populus maximowiczii
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
マナラシ属(Populus)の落葉高木。
高さ約15メートル。雌雄異株。
葉は広楕円形で、裏面は白色。
早春、葉に先立って雌雄の花穂を別株に生ずる。初夏、成熟
したサク果から綿毛のついた種子を飛散させる。
材は軟らかく、マッチの軸木・箸(ハシ)・経木(キョウギ)・下駄
などの細工用にする。
中部地方以北の寒地に自生。
「ドロヤナギ(白楊,泥柳)」,「デロヤナギ」,「デロ」とも呼ぶ。
とろはくぶつかん《とろはくぶつくわん》
【登呂博物館】
○⇒しずおかしりつとろはくぶつかん(静岡市立登呂博物館)
どろはっちょう《どろはちちやう》
【瀞八丁】
◇[日]Dorohatcho
○[地]奈良県中部から和歌山県南東部を流れる熊野川の上流域
の景勝地。
和歌山県新宮市から奈良県吉野郡(ヨシノグン)十津川村(トツカワムラ)
にまたがる峡谷で、川の静かな流れと両岸に建ち並ぶ荒々しい
絶壁・奇石の対比が素晴らしく、国の特別名勝・天然記念物に
指定されている。
参照⇒とろ(瀞)
どろぶね
【泥舟】
【泥船】
○(1)泥や土を積んで運ぶ船。
「つちぶね(土船)」とも呼ぶ。
○(2)(昔話などに登場する)泥や土で作った船。
初めは水に浮いているが、しだいに溶け出して沈んでしまう。
「つちぶね(土船)」とも呼ぶ。
参照⇒かちかちやま(かちかち山,カチカチ山)
とろぶりあんどしょとう《とろぶりあんしよたう》
【トロブリアンド諸島】
◇[英]Trobriand Islands
○[古][地]キリウィナ諸島(Kiriwina Islands)の別称・旧称。
⇒きりうぃなしょとう(キリウィナ諸島)
とろーぶりっじ
【トローブリッジ】
◇Trowbridge
○イギリス、イングランド南部ウィルトシャー州(Wiltshire)
の州都。
北緯51.32°、西経2.22°の地。
〈人口〉
1981(昭和56)2万7,299人。
1991(平成 3)2万9,334人。
2001(平成13)3万4,401人。
どろぼう《どろばう》
【泥棒】
【泥坊】
○他人の物を盗み取る人・ぬすっと(盗人)。また、盗みをする
こと。
とろぽぽーず
【トロポポーズ】
◇[英]tropopause
○[気]⇒けんかいめん(圏界面)
どろまいと
【ドロマイト】
◇[英]dolomite
○(1)[鉱]⇒くかいせき(苦灰石)
○(2)[地]⇒はくうんがん(白雲岩)
どろみゅー
【ドロミュー】
◇Deodat de Dolomieu
○[人]フランスの地質学者(1750〜1801)。
◎ドロマイト(dolomite)は彼に因(チナ)む。
どろーむ
【ドローム】
◇Drome
○(1)[地](riviere Drome)⇒どろーむがわ(ドローム川)
○(2)(Departement Drome)⇒どろーむけん(ドローム県)
★どろーむがわ《いぜーるがは》
【ドローム川】
◇[フ]riviere Drome、[英]Drome River
○[地]ローヌ川(le Rhone)の支流。
どろーむけん
【ドローム県】
◇[フ]Departement Drome、[英]Drome Prefecture
○フランス南東部、ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-
Alpes)南部の県。北部をイゼール県(Departement Isere)、西
部をアルデーシュ県(Departement Ardeche)に接する。
県都はバランス(Valence)。
アルデーシュ県との境をローヌ川(le Rhone)が南流する。
〈人口〉
1990(平成 2)41万7,100人。
とろや……
【トロヤ……】
◇[希]Troja
○⇒とろいあ……(トロイア……)
どろやなぎ
【ドロヤナギ】
【白楊】
【泥柳】
◇[学]Populus maximowiczii
○[植]⇒どろのき(ドロノキ,白楊,泥の木)
どろゆおんせん《どろゆをんせん》
【泥湯温泉】
○秋田県湯沢市(ユザワシ)高松(タカマツ)泥湯沢にある硫黄泉。
とろりー
【トロリー】
◇[英]trolley
○(1)[交]⇒とろりーばす(トロリーバス)
○(2)[交]⇒とろっこ(トロッコ)
とろりーばす
【トロリーバス】
◇[英]trolleybus
○[交]架空線からポールを通して電力の供給を受け、路上をモ
ーターとタイヤで走行するバス型の車両。
路面電車と違いレール(軌条)がないので「無軌条電車」とも呼
ぶ。
単に「トロリー」とも呼ぶ。
参照⇒びゅーげる(ビューゲル),ろめんでんしゃ(路面電車)
◎1928(昭和 3)兵庫県の新花屋敷温泉土地会社、花屋敷〜新花
屋敷間2キロメートルで運行。
1932. 4. 1(昭和 7)京都市、四条大宮〜四条西大路間で営業
開始。
1952. 5.20(昭和27)東京都、新宿〜池袋間で営業開始。
1968(昭和43)東京都、全廃。
★とろーる
【トロール】
◇[英]troll
○[北欧神話]
参照⇒むーみん(ムーミン)
とろろ
【トロロ】
◇Tororo
○(1)(Tororo District)⇒とろろけん(トロロ県)
○(2)ウガンダ南東部、トロロ県の東部にある県都。
南緯0.71°、東経34.17°の地。
〈人口〉
1969(昭和44)1万5,977人。
1982(昭和57)1万6,707人。
1991(平成 3)2万6,783人。
2002(平成14)4万2,473人。
★とろろあおい《とろろあふひ》
【トロロアオイ】
【黄蜀葵】
【黄葵】
◇[学]Abelmoschus manihot/Hibiscus manihot
○[植]アオイ目(Malvales)アオイ科(Malvaceae)トロロアオイ
属(Abelmoschus)の一年草。中国・東南アジア原産。
根の粘液を和紙の糊料(ねり)にする。
参照⇒ねり(ねり)
◎フヨウ属(Hibiscus)とも。
〈トロロアオイ属〉
オクラ(Abelmoschus esculentus):⇒おくら(オクラ)
◎江戸時代以前に渡来。
とろろけん
【トロロ県】
◇[英]Tororo District
○ウガンダ南東部の県。東部・南東部をケニアに隣接。
県都はトロロ。
とろわいや
【トロワイヤ】
◇Henri Troyat(アンリ・トロワイヤ)
○[人]フランスの伝記作家(1911.11. 1〜2007)。本名はレフ・
タラソフ(Lev Aslanovich Tarassov)。モスクワ生れ。
ロシア革命を機に家族でフランスに移住。
[1]どろーん
【ドローン】
◇[英]drone
○(1)[虫](ミツバチの)雄バチ。
○(2)(転じて)怠け者・のらくらもの。いそうろう(居候)。
◎雄バチは巣にいて働かないことから。
○(3)遠隔操縦の無人機・無人車。
参照⇒むじんていさつき(無人偵察機)
[2]どろーん
【ドローン】
◇[英]drone
○ハチ。飛行機などのブーンという低い音。
とろんと
【トロント】
◇Toronto
○カナダ中南部、オンタリオ州(Ontario Privince)南東部にあ
る州都。
北緯43.65°、西経79.38°の地。
オンタリオ湖の北西岸に位置する。
〈人口〉
1966(昭和41)66万4,584人、215万8,496人(都市域)。
1974(昭和49)71万人。
1981(昭和56)59万9,000人。
1991(平成 3) 227万5,800人(都市域)。
1995(平成 7)67万4,000人。
2002(平成14) 257万1,400人(都市域)。
どろんのーるけん
【ドロンノール県】
【多倫県】
◇Dolonnur、[中]Duolun Xian(多倫県)
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中北部の
シリンゴル盟(Xilingol Aimak)(錫林郭勒盟)南東端の県。北部
・西部を正藍旗(Zhenglan Qi)に接する。
県都は多倫(三水+「卓」)尓鎮(Duolunnao'er Zhen)。
元代の上都(Shangdu)の遺跡がある。
参照⇒[2]じょうと(上都)
〈面積〉
3,773平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)10万。
◎「ドロンノール(多倫諾尓<Duolunnuo'er>)」はモンゴル語で
「七つの湖」の意味。
とろんばす
【トロンバス】
◇[英](単数形)thrombus/(複数形)thrombi(トロンバイ)
○[医]血栓。
⇒けっせん(血栓)
◎トロンボサイト(thrombocyte):血小板。
★とろんびん
【トロンビン】
◇[英]thrombin、[独]Thrombin
○[生化]血液凝固に関与するタンパク質(蛋白質)分解酵素。
血液中の水溶性のフィブリノゲン(fibrinogen)を不溶性タン
パクのフィブリン(fibrin)(繊維素)に変化させる。
「凝血酵素」,「血液凝固因子」とも呼ぶ。
参照⇒ぷろとろんびん(プロトロンビン)
とろんぶるもんどてーる
【トロンブルモンドテール】
◇[フ]tremblement de terre
○[地](フランス語で)地震。
⇒じしん(地震)
とろんへいむ
【トロンヘイム】
◇Trondheim
○ノルウェー中部、セールトレーネーラー県(Sor-Trondelag
Fylke)の県都。
北緯63.44°、東経10.40°の地。
市内をニデルバ川([英]Nidelva River)が流れる。
ベルネス空港([英]Vaernes Airport)がある。
〈人口〉
1990(平成 2)13万0,500人。
1992(平成 4)13万9,660人(推計)。
1995(平成 7)14万2,792人。
1997(平成 9)13万7,100人。
2002(平成14)14万1,600人。
◎10世紀ころから中世ノルウェー(medieval Norway)の首都「ニ
ダロス(Nidaros)」として栄える。
参照⇒おらふいっせい(オラフ一世,オラフ1世)
とろんぼ
【トロンボ】
◇[英]thrombo-/(母音の前)thromb-
○[接頭辞]「血の塊(カタマリ)・血塊(ケッカイ)」を表す語形成要素。
◎トロンバス(thrombus):血栓。
トロンボサイト(thrombocyte):。血小板。
トロンボサイトペニア(thrombocytopenia):血小板減少。
トロンボシス(thrombosis):血栓症。
トロンビン(thrombin):凝血酵素。
とろんぼげん
【トロンボゲン】
◇[英]thrombogen
○[生化]プロトロンビン(prothrombin)の別称。
⇒ぷろとろんびん(プロトロンビン)
とろんぼさいと
【トロンボサイト】
◇[英]thrombocyte
○[医]血小板。
◎トロンバス(thrombus):血栓。
とろんぼさいとぺにあ
【トロンボサイトペニア】
◇[英]thrombocytopenia(トロンボサイトピニア)
○[病]血小板減少。
放射線傷害でも発症。
「トロンボペニア(thrombopenia)」とも呼ぶ。
◎SFTS(severe fever with thrombocytopenia syndrome)
:重症熱性血小板減少症候群。
◎ロイコペニア(leucopenia,leukopenia):白血球減少。
エリスロペニア(erythropenia):赤血球減少。
ニュートロペニア(neutropenia):好中球減少。
とろんぼしす
【トロンボシス】
◇[英](単数形)thrombosis/(複数形)thromboses(トロンボセ
ズ)
○[病]血栓症。
とろんぼぺにあ
【トロンボペニア】
◇[英]thrombopenia
○[病]⇒とろんぼさいとぺにあ(トロンボサイトペニア)
とわ
【トワ】
◇[フ]toit
○[建](フランス語で)屋根。
⇒やね(屋根)
どわ
【ドワ】
◇[フ]doigt
○(フランス語で)指。
⇒ゆび(指)
とわいらいと
【トワイライト】
◇[英]twilight
○(英語で)日の出前・日没後の、薄明(ウスアカ)り・たそがれ(黄
昏)。
◎"twi-"は中期英語で「半分」の意味。
とわいらいとえくすぷれす
【トワイライトエクスプレス】
◇[英]Twilight Express
○[交]JR寝台特急の愛称。大阪駅〜札幌駅間を運行。所要時
間、約21時間08分。
〈停車駅〉
大阪駅〜新大阪駅〜京都駅〜敦賀駅〜福井駅〜金沢駅〜高岡
駅〜富山駅〜直江津駅〜長岡駅〜新津駅〜(青函トンネル)〜洞
爺駅〜東室蘭駅〜登別駅〜苫小牧駅〜南千歳駅〜札幌駅。
とわいらいとぞーん
【トワイライト・ゾーン】
◇[英]The Twilight Zone
○[TV]⇒みすてりーぞーん(ミステリー・ゾーン)
とわだ
【とわだ】
○(1)[軍][海]⇒とわだがたほきゅうかん(とわだ型補給艦)
○(2)[軍][海]海上自衛隊のとわだ型補給艦(AOE422)。
基準排水量8,100トン。乗組員約130人。
母港は広島県呉基地。
◎1987. 3.24(昭和62)竣工。
とわだ
【十和田】
◇[日]Towada
○(1)[地]⇒とわだこ(十和田湖)(1)
○(2)⇒とわだし(十和田市)
とわだがたほきゅうかん《とわだがたほきふかん》
【とわだ型補給艦】
○[軍][海]海上自衛隊の補給艦の型式。
1番艦:とわだ(AOE422)。
2番艦:ときわ(AOE423)。
3番艦:はまな(AOE424)。
参照⇒ましゅう(ましゅう)
★とわだかんこうでんてつ《とわだくわんくわうでんてつ》
【十和田観光電鉄】
○[歴][交]青森県の十和田市と三沢市を結ぶ鉄道路線。
本社は十和田市。
運行距離は14.7キロメートル。
略称は「十鉄(トオテツ,トウテツ)」。
〈停車駅〉
三沢(ミサワ)駅・大曲(オオマガリ)駅・柳沢(ヤナギザワ)駅・七百(シチヒャ
ク)駅・古里(フルサト)駅・三農校前(サンノウコウマエ)駅・高清水(タカシミズ)
駅・北里大学前(キタサトダイガクマエ)駅・工業高校前(コウギョウコウコウマエ)
駅・ひがし野団地(ヒガシノダンチ)駅・十和田市(トワダシ)駅。
◎1922. 9,(大正11)開通。
1970(昭和45)年度の利用客数約165万人。
2010(平成22)年度の利用客数約46万人。
2011.10. 6(平成23)今年度内の廃線を決定。
2012. 3.31(平成24)全線の営業を休止。
2013. 1.(平成25)鉄道事業を廃止。
とわだこ
【十和田湖】
◇[日]Towada Ko
○(1)[地]青森県十和田市南西部と秋田県鹿角郡(カヅノグン)小坂
町(コサカマチ)にまたがる複式カルデラ湖。
面積59.8平方キロメートル、周囲44キロメートル、最大深度
326.8メートル(日本第3位)、湖面海抜400メートル。南岸から
中山と御倉半島が突出。
湧き水により凍結することはない。奥入瀬川(オイラセガワ)の水
源で、東岸子ノ口(ネノクチ)から流出。
十和田八幡平(ハチマンタイ)国立公園の中核の一つをなし、周辺は
美林に蔽われ、特に奥入瀬の渓流の紅葉期は美しい。南岸に休
屋がある。
◎伝説では、湖の主の八郎太郎と熊野の修行者の南祖坊が戦っ
て、八郎太郎は八郎潟に逃れて主になったという。
また、男鹿の赤神と竜飛の黒神が十和田湖の辰子姫を争い、
姫は田沢湖に逃れたともいう。
◎江戸時代は全域南部藩領であったが、1871(明治 4)廃藩置県
により湖の東側が青森県、西側の陸地が秋田県とされ、湖上の
境界線は未確定。
1963(昭和38)湖の面積を青森6・秋田4の割合で暫定合意し、
2年後に解消。
2003.10.30(平成15)青森県上北郡(カミキタグン)十和田湖町(トワダ
コマチ)と小坂町、湖北側の御鼻部山(オハナベヤマ)の山頂から南に湖
畔まで境界線を引き、湖の面積を青森6・秋田4の割合で分割
することに合意。
2004. 1.21(平成16)境界線、物別れとなる。
2008.11.14(平成20)十和田湖の境界線が湖北部の御鼻部山の
頂上から神田川河口を結ぶ線に確定し、十和田市側が約37平方
キロメートル、小坂町側が約24平方キロメートルとなった。
◎明治時代に和井内貞行がヒメマス(姫鱒)の養殖に成功。
○(2)[古]⇒とわだこまち(十和田湖町)
とわだこまち
【十和田湖町】
◇[日]Towadako Machi
○[古]青森県上北郡(カミキタグン)にあった町。
◎2005. 1. 1(平成17)十和田市に編入。
とわだし
【十和田市】
◇[日]Towada Shi
○青森県南東部の市。
◎2005. 1. 1(平成17)上北郡(カミキタグン)十和田湖町(トワダコマチ)を
編入。
どわーふ
【ドワーフ】
◇[英]dwarf
○(1)(神話や物語などに現れる)小人(コビト)。一寸法師。
「トム・サム(Tom Thumb)(親指トム)」とも呼ぶ。
⇔じゃいあんと(ジャイアント)
参照⇒いっすんぼうし(一寸法師),おやゆびとむ(親指トム),
のーむ(ノーム)
○(2)(転じて)特別に小型の動物や植物。
★とん
【トン】
【屯】
【噸】
◇[英]ton
○(1)質量の単位。
メートルトン:1,000kg=2,204.6ポンド(pounds)。
英トン(大トン):1,016.1kg=2,240ポンド。
米トン(小トン):907.2kg=2,000ポンド。
○(2)体積・容積の単位。
40立方フィート。
○(3)[海]船の大きさ・積載能力の単位。
100立方フィート。
◎客船では純トン数(net tonnage)、貨物船では重量トン数
(deadweight tonnage)、軍艦では排水トン数(displacement
tonnage)を主として使用する。
★[1]どん
【どん】
○
○[古]午砲(ゴホウ)の愛称。
⇒ごほう(午砲)
[2]どん
【どん】
○[接尾辞]名前や身分などに下に添え、目上の人が軽い敬愛の
気持ちを表す言葉。
商家で主人側の人や、使用人の上司・同輩が呼ぶときに使用
する。また、男女の別なしに使用する。
また、薩摩地方では一般に使用される。
参照⇒おさんどん(おさんどん),でっち(丁稚)
◎「どの(殿)」の転訛。
◎1928(昭和 3)神田の巌松堂の少年店員42人、丁稚奉公制度に
反対して争議を起こし、その反対条件の一つに「どん」付けの呼
称があった。
[1]どん
【ドン】
◇[露]Reka Don/Reku Don、[英]the Don
○[地]⇒どんがわ(ドン川)
[2]どん
【ドン】
◇[ベトナム語]dong
○(1)[化](ベトナム語で)銅。
⇒どう(銅)
○(2)[経]ベトナムの通貨単位。
◎日本の銅銭の質が良かったため、日本語の「銅([中]tong)」に
由来していると言われている。
参照⇒ながさきぼうえきせん(長崎貿易銭)
★どん
【ドン】
【首領】
◇[西]don
○
◎「しゅりょう(首領)」とも読む。
どんあいんぐん
【ドンアイン郡】
◇[英]Dong Anh District
○ベトナム北部、ハノイ市北郊の郡。ソンコイ川(Songkoi Riv-
er)の北岸。
とんか
【敦化】
◇[中]Dunhua
○⇒とんかし(敦化市)
とんが
【トンガ】
◇Tonga
○(1)[地]⇒とんがしょとう(トンガ諸島)
○(2)⇒とんがおうこく(トンガ王国)
どんが
【ドンガ】
◇donga
○[地](南アフリカの)峡谷(キョウコク)、または涸(カ)れ谷。
参照⇒わでぃ(ワディ)
とんがおうこく《とんがわうこく》
【トンガ王国】
◇[英]Kingdom of Tonga
○南太平洋、トンガ諸島(フレンドリー諸島)からなる立憲君主
国。
首都はヌクアロファ(Nukualofa)。
公用語は英語。通貨単位はパアンガ。
住民はポリネシア人(トンガ族)。
主産物はバナナ・コプラ。
〈面積〉
748平方キロメートル。
〈人口〉
1966(昭和41) 9万人。
1977(昭和52) 9万人。
1984(昭和59)10万7,000人。
1988(昭和63)11万6,000人。
1995(平成 7)10万人。
2001(平成13)10万4,227人(推計)。
〈歴代国王〉
サローテ女王(Salote Tupou III)(1900〜1965):1918. 4. 5
〜1965.12.16。
タウファハウ・ツポウ四世(Taufa'ahau Tupou IV)(1918〜
2006. 9.10):1965.12.16〜2006. 9.10。
◎1643(寛永20)オランダ人、発見。
1862(文久 2)王国、成立。
1900(明治33)イギリスの保護領。
1970. 6. 4(昭和45)独立。
とんがかいこう
【トンガ海溝】
◇[英]Tonga Trench
○[地]南太平洋、トンガ諸島(Tonga Islands)の東側を南南西
から北北東に走る海溝。
南端はケルマデック海溝(Kermadec Trench)に連なる。
最深部はビチアスU海淵(Vitiaz II Deep)の1万0,882メート
ル。
参照⇒けるまでっくかいこう(ケルマデック海溝)
どんかく
【鈍角】
○(1)([英]blunt angle,dull angle)緩やかな角度。
○(2)[数]([英]obtuse angle)直角(90度)より大きく、2直角
(180度)より小さい角。
⇔えいかく(鋭角)(2)
参照⇒ちょっかく(直角)
とんかし
【敦化市】
◇[中]Dunhua Shi
○中国東北部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)東端の延辺(エンペ
ン)朝鮮族自治州(Yanbian Chaoxianzu Zizhizhou)北西部の市
(県級市)。
「トゥンホワ市(敦化市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1982(昭和57)42万8,870人。
とんがしょとう《とんがしよたう》
【トンガ諸島】
◇[英]Tonga Islands
○[地]南太平洋、サモア諸島の南方、フィジー諸島の東方にあ
る珊瑚礁(サンゴショウ)・火山島から成る群島。
北部のニウアス島群(Niuas Group)、中央部のババウ島群(Va-
va'u Group)、中南部のハアパイ島群(Ha'apai Group)、南西部
のトンガタプ島群(Tongatapu Group)・南部のエウア島群(Eua
Group)から成る。
「フレンドリー諸島(Friendly Islands)」とも呼ぶ。
参照⇒とんがおうこく(トンガ王国)
どんかすたー
【ドンカスター】
◇Doncaster
○イギリスのイングランド北部、サウスヨークシャー州(South
Yorkshire)の都市。
北緯53.53°、西経1.12°の地。
シェフィールド(Sheffield)の北東。
〈人口〉
1981(昭和56)7万4,700人。
1991(平成 3)7万1,600人。
2003(平成15)7万0,500人。
とんかち
【とんかち】
【トンカチ】
○(1)[俗]金槌(カナヅチ)の別称。
⇒かなづち(金槌.鉄鎚)(1)
◎釘を打つ擬声音から。
○(2)[俗]泳ぎができないこと。
⇒かなづち(金槌.鉄鎚)(2)
○(3)[俗]頭の回転が鈍いこと・バカ(馬鹿)・あほう(阿呆)。
参照⇒かなづちうたま(金槌頭)
◎「頭が固い」の意味。
この、うすらトンカチ野郎(ヤロウ)
とんがらがっちゃだめよ
【とんがらかっちゃ駄目よ】
○[楽]佐伯孝夫作詞、三宅幹夫作曲の歌謡曲。
歌は渡辺はま子。
◎1936. 9.(昭和11)レコード発売。
とんがらかる
【とんがらかる】
【尖らかる】
○[俗]⇒とんがる(とんがる,尖る)
とんがらし
【とんがらし】
【トンガラシ】
○[植]⇒とうがらし(トウガラシ,唐辛子,唐芥子,蕃椒)
とんがりぼうし
【とんがり帽子】
○[楽]菊田一夫作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲のNHK連続ラ
ジオ放送劇「鐘の鳴る丘」の主題歌。
歌は川田正子(カワダ・マサコ)とゆりかご会。
参照⇒かねのなるおか(鐘の鳴る丘)
◎1947. 7. 5〜1950.12.(昭和22〜昭和25)放送。
とんがりろこくりつこうえん《とんがりろこくりつこうゑん》
【トンガリロ国立公園】
◇[英]Tongariro National Park
○ニュージーランド北島中央部にある同国最古の国立公園。
トンガリロ山(Mount Tongariro)(1,967メートル)・ナウルホ
エ山(Mount Ngauruhoe)(2,290メートル)・ルアペフ山(Mount
Ruapehu)(2,797メートル)などの活火山がある。
◎1887(明治20)指定。
1990(平成 2)世界自然遺産に登録。
1993(平成 5)マオリ文化も世界文化遺産に登録され、世界複
合遺産となる。
とんがりろさん
【トンガリロ山】
◇[英]Mount Tongariro
○[地]ニュージーランド北島のトンガリロ国立公園(Tongariro
National Park)にある火山。標高1,967メートル。
とんがる
【とんがる】
【尖る】
○(1)[俗]とがる。
◎「とがる」の撥音化。
○(2)[俗](特に)不満を表す・無愛想にする。
「とんがらかる(尖らかる)」とも呼ぶ。
◎「口をとんがらせる」の意味。
★どんがわ《どんがは》
【ドン川】
◇[露]Reka Don/Reku Don、[英]the Don
○[地]アゾフ海(Azovskoye More)北東部のタガンログ湾(Tagan-
rogskiy Zaliv)に注(ソソ)ぐ川。
全長1,970キロメートル、流域面積4万3,000平方キロメート
ル。
旧称は「タナイス川(Reka Tanais)」。
〈支流〉
ドネツ川(Reka Donec):⇒どねつがわ(ドネツ川)
★とんがんぞく
【トンガン族】
【東干族】
◇[英]Dungan/Tungan、[中]Donggan Zu(東干族)
○中央アジアのカザフスタン共和国・キルギス共和国に居住す
る、イスラム化した漢民族。
どんき
【ドンキ】
○[俗][経]量販店ドンキホーテの略称。
⇒どんきほーて(ドン・キホーテ)(3)
どんきー
【ドンキー】
◇[英]donkey
○[哺]ロバ(驢馬)の英語名。
⇒ろば(ロバ,驢馬)
◎雌ロバは「シードンキー(she-donkey)」と呼ぶ。
どんきほーて
【ドン・キホーテ】
◇[西]Don Quijote、[英]Don Quixote
○(1)[文]スペインの小説家セルバンテス(Cervantes)の風刺長
編小説。初版1605年刊、続編1615年刊。
田舎郷士アロンソ・キハーノ(Alonso Quijano)が騎士道物語
を耽読して誇大妄想に陥り、自ら中世の騎士になったと思い込
み、農夫サンチョ・パンサ(Sancho Panza)を従者に、痩せた愛
馬ロシナンテ(Rosinante)にまたがり武者修業に出る物語。
各地でかずかずの滑稽な冒険・失敗で、当時流行の騎士道精
神を風刺し、理想と現実の不一致の悲喜劇を描き出している。
参照⇒せるばんてす(セルバンテス),どんきほーてがた(ドン
・キホーテ型),さんちょぱんさ(サンチョ・パンサ)(1),だるし
ねーあ(ダルシネーア)(1)
◎小説の原題は"El ingenioso hidalgo Don Quijote de la
Mancha"。
シェークスピアの喜劇的人物:⇒ふぉるすたっふ(フォルス
タッフ)
○(2)(転じて現実を無視する)空想的理想主義者。
参照⇒さんちょぱんさ(サンチョ・パンサ)(2),どんきほーて
がた(ドン・キホーテ型)
○(3)[経]大手ディスカウント量販店の一つ。
本社は東京都江戸川区。
足元から天井まで商品を積み上げる陳列(圧縮陳列)で迷路の
ようにした販売方法と深夜営業が特徴。
略称は「ドンキ」。
◎1980. 9.(昭和55)ジャストとして創立。
2004.12.13(平成16)さいたま市緑区の浦和花月店の火災で店
員3人が死亡。
2007. 1.31(平成19)ホームセンター「ドイト」を連結子会社と
する。
どんきほーてがた
【ドン・キホーテ型】
◇[英]Don Quixote type
○ロシアの作家ツルゲーネフ(I.S.Turgenev)が規定した人間の
二つの型の一方。
正義感にかられ現実を無視して理想に突進する情熱家の類型。
⇔はむれっとがた(ハムレット型)
とんきん
【トンキン】
【東京】
◇Tonkin/Tongking
○[古]ベトナムの北部、ホン川(Song Hong)(ソンコイ川)下流
のデルタ地帯。中心都市はハノイ(Hanoi)。
米の産地。
フランス領時代の古称で、現在は「バックボ(Bac Bo)(北部)」。
参照⇒とんきんわん(トンキン湾)
〈面積〉
約11万平方キロメートル。
◎「東京」は「とうきょう」,「とうけい」とも読む。
参照⇒とうきょう(東京),とうけい(東京)
とんきんにっけい《とんきんにくけい》
【トンキンニッケイ】
【東京肉桂】
○[植]⇒けい(ケイ,桂)
★とんきんわん
【トンキン湾】
◇[英]Tonkin Gulf
○[地]
ホン川(Song Hong)(ソンコイ川)が流入する。
ベトナム名は「バックボ湾(Vinh Bac Bo)」、中国名は「北部湾
([中]Beibu Wan)」。
参照⇒とんきんわんじけん(トンキン湾事件),とんきん(トン
キン,東京)
〈支湾〉
ハロン湾(Ha Long Bay):⇒はろんわん(ハロン湾)
◎「トンキン」の漢字表記は「東京」、「バックボ」は「北部」。
◎2000(平成12)ベトナムと中国、領海画定に関する協定を締結。
とんきんわんじけん
【トンキン湾事件】
◇[英]Tonkin Gulf Incident
○[歴]1964. 8. 2(昭和39)北ベトナムのトンキン湾でアメリカ
軍の駆逐艦マドックス(Maddox)が、4日にはマドックスと駆逐
艦ターナー・ジョイ(Turner Joy)の2艦が、ベトナム民主共和
国の掃海艇(魚雷艇)に攻撃されたという事件。
参照⇒ほくばく(北爆),とんきん(トンキン,東京)
◎1965. 2.(昭和40)からの北爆開始の口実となった。
アメリカ側からの報道だけで、謀略事件の疑いが濃厚である。
また、アメリカ大統領の戦争遂行権限を付与したトンキン湾決
議文は事件発生の2ヶ月前に作成されていた事実は明らかにさ
れている(ペンタゴン秘密文書)。
当時の大統領はジョンソン(Lyndon Baines Johnson)、国務
長官はダレス(John Foster Dulles)。
とんぐう
【頓宮】
○⇒あんぐう(行宮)
どんくさい
【どん臭い】
【ドン臭い】
【鈍臭い】
○(1)(動作・行為が)のろまである、のろくさい。
○(2)(頭の回転・感受性が)間が抜けている、阿呆(アホ)くさい。
どんぐり
【ドングリ】
【団栗】
○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)ナラ属(Quercus)のカ
シ・クヌギ・ナラ・カシワ・コナラなどの、椀形(ワンガタ)の殻
斗(カクト)(ハカマ)で半ば包まれている木の実の俗称。
参照⇒きつるばみ(黄橡)
◎おかめどんぐり(阿亀団栗):クヌギの実。
◎団栗の背比(セイクラ)べ
◎コマ(独楽)にして遊ぶ。
殻斗は英語で「カップ(cup)」。
◎秋の季語。
◎英語:エイコン(acorn)/エーコン。
どんくりころころ
【どんぐりころころ】
○[楽]青木存義作曲、梁田貞(ヤナダ・タダシ)作詞の童謡。
とんぐりさばく
【トングリ砂漠】
【謄格里沙漠】
【騰格里沙漠】
◇[中]Tenggeli shamo、[英]Tengger Desert
○[地]中国北西部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)阿
拉善左旗(Alashan Zuoqi)南西から甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュク
ショウ)中央部の武威市(Wuwei Shi)にまたがる砂漠。標高1,400〜
1,600メートル。
寧夏カイ族自治区(Ningxia Huizu Zizhiqu)北部にある区都
の銀川市(Yinchuan Shi)(ギンセンシ)の西側に広がる。
参照⇒ばだいんじゃらんさばく(バダインジャラン砂漠,巴丹
吉林沙漠),あらしゃんさばく(アラシャン砂漠)
〈面積〉
4万2,700平方キロメートル。
どんこ
【どんこ】
【冬磨z
◇[中]donggu(冬)
○(1)[食]冬期に採れる傘が厚くまだ開いていないシイタケ(椎
茸)。
特に傘の表が細かくかつ大きくひび割れている良質なものは
「花どんこ」と呼ぶ。
○(2)[食]特に、(1)の干しシイタケ。
★どんこ
【ドンコ】
【鈍甲】
○(1)[魚]([学]Odontobutis obscura)スズキ目(Perciformes)
ドンコ科(Odontobutidae)ドンコ属(Odontobutis)の硬骨魚。
本州中部以南の湖沼や河川に生息する淡水魚。
○(2)[魚]スズキ目カワアナゴ科(Eleotridae)カワアナゴ属
(Eleotris)のカワアナゴの別称。
○(3)[魚]東北・北陸以北地方で、タラ目(Gadiformes)チゴダ
ラ科(Moridae)チゴダラ属(Physiculus)のエゾイソアイナメの
別称。
★とんこう《とんかふ》
【遁甲】
◇[中]dunjia
○(1)占星術の一種。
○(2)奇門(qimen)遁甲の略称。
⇒きもんとんこう(奇門遁甲)
○(3)妖術の一種。
人目をくらまし、体を隠す術。遁術・忍術。
[1]とんこう《とんくわう》
【敦煌】
◇[中]Dunhuang、[英]Tun-Huang
○(Dunhuang Shi)⇒とんこうし(敦煌市)
[2]とんこう《とんくわう》
【敦煌】
○[文]井上靖(ヤスシ)(1907〜1991)の歴史小説。
とんこうけん《とんくわうけん》
【敦煌県】
◇[中]Dunhuang Xian、[英]Tun-Huang County
○[古]⇒とんこうし(敦煌市)
とんこうし《とんくわうし》
【敦煌市】
◇[中]Dunhuang Shi、[英]Tun-Huang City
○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部の酒泉
市(Jiuquan Shi)が管轄する県級市。オアシス都市。
行政所在地は沙洲鎮(Shazhou Zhen)。
参照⇒とんこうばっこうくつ(敦煌莫高窟),かせい(河西)(2)
◎1988(昭和63)県から県級市に昇格。
★とんこうばっこうくつ《とんくわうばくかうくつ》
【敦煌莫高窟】
◇[中]Dunhuang Mogaoku、[英]Dunhuang Mogao Caves
○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部の敦煌
市(Dunhuang Shi)にある千仏洞([中]Qianfodong)。
参照⇒ぺりお(ペリオ)
◎2004.10.18(平成16)新たに243の石窟を確認し、石窟の数は
492から753となる。
◎雲崗石窟(Yun'gang Shiku)(ウンコウ・セックツ)・竜門石窟(Longmen
Shiku)(リュウモン・セックツ)とともに中国三大石窟の一つ。
参照⇒うんこうせっくつ(雲崗石窟),りゅうもんせっくつ(竜
門石窟,龍門石窟)
とんこぶし
【トンコ節】
○[楽]西条八十(ヤソ)作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
歌は久保幸江・楠木繁夫。
◎1949. 1.(昭和24)発売。
1951(昭和26)久保幸江・加藤雅夫で再発売。
★とんこり
【トンコリ】
○[楽]アイヌ民族の弦楽器(五弦琴)。
どんこんそう《どんこんさう》
【鈍根草】
○[植]⇒みょうが(ミョウガ,茗荷)
とんし
【豚脂】
○[料]⇒らーど(ラード)
どんし
【ドンシ】
【東西】
◇[中]dongxi
○(1)(中国語で)東と西。東西。
○(2)(中国語で)物・品物。
どんしぇりー
【ドンシェリー】
◇Donchery
○フランス北東部、シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏(Re-
gion Champagne-Ardenne)北部のアルデンヌ県(Ardennes de-
partment)東部にある、ベルギー国境近くの村。
北緯49.70°、東経4.88°の地。
古城がある。
どんじゅぁん
【ドンジュァン】
【ドン・ジュァン】
◇[フ]Don Juan
○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
★とんじゅつ
【遁術】
◇[中]dunshu
○忍術の一種。
五行説になぞらえて木・火・土・金・水の五つのものを使用
し、人目をくらまし身を隠す術。
〈五遁([中]wu dun)〉
木遁:⇒もくとん(木遁)
火遁:⇒かとん(火遁)
土遁:⇒
金遁:⇒
水遁:⇒すいとん(水遁)
とんじょ《とうぢよ》
【とんじょ】
【東女】
○(1)[俗][教]東京女子大学の俗称。
⇒とうきょうじょしだいがく(東京女子大学)
○(2)[俗]東京女子大学の学生。
どんじょヴぁんに
【ドンジョヴァンニ】
【ドン・ジョヴァンニ】
◇[伊]Don Giovanni
○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
どんしょくくうほう《どんしよくくうはう》
【貪食空胞】
◇[英]phagocytic vacuole
○[医]ファゴソーム([英]phagosome)の別称。
⇒ふぁごそーむ(ファゴソーム)
どんしょくさいぼう《どんしよくさいばう》
【貪食細胞】
◇[英]phagocyte
○[医]⇒しょくさいぼう(食細胞)
どんじょばんに
【ドンジョバンニ】
【ドン・ジョバンニ】
◇[伊]Don Giovanni
○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
とんしれくとみー
【トンシレクトミー】
◇[英]tonsillectomy
○[医]⇒とんそれくとみー(トンソレクトミー)
とんず
【トンズ】
【筒子】
◇[中]tongzi
○⇒ぴんず(ピンズ,餅子)
★どんす
【緞子】
○
どんすこい
【ドンスコイ】
◇Dimitrii Ivanovich Donskoi/Dimitri Ivanovich Donskoi
○[人]⇒どみとりーどんすこい(ドミトリー・ドンスコイ)
とんずら
【とんずら】
○[俗](悪事を犯して)逃げること。
◎とんずらする,とんずらを決め込む
◎「とん」は「遁走(トンソウ)」、「すら」は「ずらかる」から。
とんぞく
【トン族】
◇[中]Dong Zu/Dongzu
○中国の少数民族の一つ。
中国南部の貴州省(Guizhou Sheng)・湖南省(Hunan Sheng)・
広西チワン族自治区(Guangxi Zhuangzu Zizhiqu)に居住する。
◎「トン」は「(人偏+「同」)」と書く。
[1]どんぞこ
【どん底】
○(1)一番下の底・底の底。
○(2)一番悪い状態・最悪の状態。
参照⇒ならく(奈落)(2)
◎「どん」は強調の接頭辞「ど」の撥音添加。
[2]どんぞこ
【どん底】
◇[露]Na dne、[英]The Lower Depths
○[文]ロシアの小説家・劇作家ゴーリキー(Maksim Gorkii)の
戯曲。四幕。
帝政ロシア時代のモスクワの貧民街ヒトロフカ(Khitrovka)
にある木賃宿を舞台に、社会の底辺で生活する住民の群像を描
く。
参照⇒ひとろふか(ヒトロフカ)
◎1902(明治35)初演。
◎ロシア文字では"На дне"。
とんそる
【トンソル】
◇[英]tonsil
○[医](英語で)扁桃(ヘントウ)。
⇒へんとう(扁桃)(1)
とんそれくとみー
【トンソレクトミー】
◇[米]tonsillectomy
○[医]扁桃(ヘントウ)切除術・扁桃腺切除術・扁桃摘出術。
「トンシレクトミー([英]tonsillectomy)」とも呼ぶ。
◎「扁桃(tonsil)除去(-ectomy)」から。
どんたく
【ドンタク】
◇[蘭]zondag(ゾンダッハ)
○(1)(オランダ語で)日曜日。
○(2)[古](転じて、日本で)休日。
参照⇒はんどん(半ドン)
◎一六(イチロク)のドンタク:「一六」も休日の意味。
参照⇒いちろくび(一六日)
○(3)博多ドンタクの略称。
とんだの
【トンダノ】
◇Tondano
○インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)北東部
のスラウェシウタラ州(Propinsi Sulawesi Utara)東端のミナ
ハサ県(Kabupaten Minahasa)の県都。
とんだばやし
【富田林】
◇[日]Tondabayashi
○(1)⇒とんだばやしし(富田林市)
○(2)[交]⇒とんだばやしえき(富田林駅)
とんだばやしえき
【富田林駅】
○[交]大阪府富田林市にある、近鉄長野線の駅。
貴志(キシ)駅と富田林西口駅の間。
◎阪急京都線には富田(トンダ)駅がある。
とんだばやしし
【富田林市】
◇[日]Tondabayashi Shi
○大阪府南東部の市。東部を羽曳野市、南西部を河内長野市、
西部を大阪狭山市、北西部を堺市に接する。
大谷女子大学がある。
西部の羽曳野丘陵(ハビキノ・キュウリョウ)にPL教団の本部がある。
〈面積〉
39.66平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)12万1,690人。
◎興正寺の寺内町として発達。
1950(昭和25)市制施行。
とんちゃんり
【トンチャンリ】
【東倉里】
◇[朝]Tongchang ri
○朝鮮半島北西部、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)西部の平
安北道(P'yong-anbuk-do)南西部の鉄山郡(Cholsan gun)の村。
ミサイル発射施設を建設中。
参照⇒むすだんり(ムスダンリ,舞水端里),きてりょん(キテ
リョン,旗対嶺)
★とんちんかん
【頓珍漢】
○
とんちんふー
【トンチンフー】
【洞庭湖】
◇[中]Dongting Hu
○[地]⇒どうていこ(洞庭湖)
とんてぃぇんほー
【トンティェンホー】
【通天河】
◇[中]Tongtian He
○[地]⇒つうてんか(通天河)
とんでいすたんぷーる
【飛んでイスタンブール】
○[楽]ちあき哲也作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
歌は庄野真代(ショウノ・マヨ)。
◎1978. 4.(昭和53)発売。
どんでんがえし《どんでんがへし》
【どんでん返し】
○(1)正反対にひっくり返すこと。物事が全く逆転すること。
○(2)[劇]芝居のがんどう返し。
⇒がんどうがえし(龕燈返し)
○(3)小説・戯曲などで、物語の筋がそれまでと全く反対の展
開を示し急転すること。
★とんでんへい
【屯田兵】
○[歴]1874. 6.(明治 7)北海道屯田兵制度創立。
どんとかいとこふんぐん
【ドント垣内古墳群】
○[歴]奈良県御所市(ゴセシ)にある古墳群。
水田下から3基の古墳が出土。
◎2004. 9. 1(平成16)奈良県立橿原考古学研究所、6世紀末〜
7世紀初めの墳丘全面に石を張った方墳(2段構造)が出土した
と発表。
どんどごびけん
【ドンドゴビ県】
◇[モンゴル語]Dundgovi Aimag/Dundgovi Aymag、[英]Dund-
govi province
○モンゴル人民共和国中東部の県。東部をドルノゴビ県(Dorno-
govi Aimag)に接する。
県都はマンダルゴビ(Mandalgovi)。
〈面積〉
7万4,700平方キロメートル。
〈人口〉
1979(昭和54)3万9,000人。
2000(平成12)5万1,500人。
2004(平成16)5万5,600人。
とんどさ
【トンドサ】
【通度寺】
◇[朝]Tongdosa
○⇒つうどじ(通度寺)
どーんとれす
【ドーントレス】
◇[英]Dauntless(不屈の)
○[軍]アメリカの急降下爆撃機ダグラスSBDの通称。
とーんとん
【トーントン】
◇Taunton
○⇒とーとん(トートン)
とんとんとう《とんとんたう》
【トントン島】
◇[インドネシア語]Pulau Tonton、[英]Tonton Island
○[地]インドネシア西部、リアウ諸島州(Propinsi Kepulauan
Riau)の島。
バタム島(Pulau Batam)との間に連絡橋(642メートル)がある。
どんな
【ドンナ】
◇[伊]donna
○女・女性・夫人・貴婦人。
◎プリマドンナ(prima donna),マドンナ(Madonna),ベラドンナ
(belladonna)
◎男性:ウオーモ(uomo)。
どんなー
【ドンナー】
◇[独]Donner
○(1)[気]かみなり(雷)・雷鳴(ライメイ)。
○(2)(大砲などの)とどろき。
どんないしょう《どんないしやう》
【ドンナイ省】
◇[ベトナム語]Tinh Dong Nai、[英]Dong Nai Province
○ベトナム南部の省。南部をバリアブンタウ省(Tinh Ba Ria-
Vung Tau)に接する。
省都はビエンホア(Bien Hoa)。
どんなばんぴーろ
【ドンナバンピーロ】
【ドンナ・バンピーロ】
◇[伊]donna vampiro(ドンナヴァンピーロ)
○(イタリア語で)女吸血鬼。
⇒ばんぱいあ(バンパイア)(1)
★とんねる
【トンネル】
【隧道】
◇[英]tunnel
○
◎「隧道(すいどう,ずいどう)」とも読む。
とんの
【トンノ】
◇[伊]tonno
○[魚](イタリア語で)マグロ(鮪)。
⇒まぐろ(マグロ,鮪)
とんのぼにーた
【トンノボニータ】
◇[伊]tonno bonita
○[魚](イタリア語で)カツオ(鰹)。
⇒かつお(カツオ,鰹,堅魚,松魚)
とんば
【トンバ】
◇[伊]tomba
○(1)(イタリア語で)墓。
⇒はか(墓)
○(2)(イタリア語で)洞窟(ドウクツ)。
参照⇒ぐろった(グロッタ)
どんはー
【ドンハー】
【東河】
◇Dong Ha
○ベトナム中北部、クアンナム省(Tinh Quang Tri)東部にある
省都。
とんはく
【トンハク】
【東学】
【東學】
◇[朝]Tonghak
○[宗]⇒とうがく(東学,東學)
とんばっく
【トンバック】
◇[蘭]tombak、[独]tombak、[英]tombac/tombak
○[工]⇒まんはいむごーるど(マンハイム・ゴールド)
とんばもじ
【トンバ文字】
【東巴文字】
◇[英]Dongba script
○[言]中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)の少数民
族ナシ族(Naxi Zu)(納西族)が信仰するトンパ教(the Dongba
religion)で用いられる象形文字。
「トンパ文字」とも呼ぶ。
参照⇒なしぞく(ナシ族,納西族)
とんぱもじ
【トンパ文字】
【東巴文字】
◇[英]Dongba script
○[言]⇒とんばもじ(トンバ文字,東巴文字)
とんばらちょう《とんばらちやう》
【頓原町】
◇[日]Tombara Cho
○[古]島根県中東北部、飯石郡(イイシグン)の町。
2005. 1. 1(平成17)赤来町(アカギチョウ)と合併して飯南町(イイナン
チョウ)を発足。
とんび
【とんび】
○[楽]葛原しげる(「凵」に「茲」)作曲、梁田貞(ヤナダ・タダシ)作詞
の唱歌。
とんび
【トンビ】
【鳶】
○(1)[鳥]⇒とび(トビ,鳶,鴟,鵄)
○(2)[服]⇒[1]いんばねす(インバネス)
とんびがっぱ
【鳶合羽】
○[服]⇒[1]いんばねす(インバネス)
とーんぶ
【トーンブ】
◇[フ]Gruft
○(フランス語で)墓。
⇒はか(墓)
どんふぁん
【ドンファン】
【ドン・ファン】
◇[西]Don Juan、[フ]Don Juan(ドンジュアン)、[伊]Don Gio-
vanni(ドンジョバンニ)
○(1)[人]男性の名前。
○(2)[人]スペインの伝説上の名家の息子。
14世紀ころ、多くの女性を誘惑し、バロア(Valois)家の娘と
駆落ちし、彼女の父を殺して処刑されたという。
○(3)(転じて)女たらし・プレイボーイ・色事師・漁色家。
とんぷきんすぐん
【トンプキンス郡】
◇[英]Tompkins County
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)中
央部の郡。
郡都はイサカ(Ithaca)。
〈人口〉
1980(昭和55) 8万7,107人。
1990(平成 2) 9万4,097人。
2000(平成12) 9万6,501人。
2005(平成17)10万0,018人。
とんぷく
【頓服】
○(1)[薬]症状が出たときに即効性のある薬剤を一回に服用(飲
む)すること。
症状を一時的に抑える対症療法で、副作用の強い薬剤である
ことが多く、使用量や服用間隔を厳守する必要がある。
注射薬・塗り薬などでは「頓用」とも呼ぶ。
⇔ぶんぷく(分服)
○(2)[薬]頓服薬の略称。
とんぶくつ
【トンブクツ】
◇Tombouctou
○[古]⇒ちんぶくつ(チンブクツ)
とんぶくとぅ
【トンブクトゥ】
◇Tombouctou
○[古]⇒ちんぶくつ(チンブクツ)
とんぷそんじゅう
【トンプソン銃】
◇[商標名]Thompson submachine gun
○[俗]⇒とむそんじゅう(トムソン銃)
とんぶり
【とんぶり】
【トンブリ】
○[食]ホウキグサ(箒草)の実。
醤油(ショウユ)をかけたり、納豆に入れて食べる。
その形から「畑のキャビア」とも呼ぶ。
参照⇒ほうきぐさ(ホウキグサ,箒草)(1)
★どんぶり
【丼】
○(1)⇒どんぶりばち(どんぶり鉢,丼鉢)
○(2)[料]⇒どんぶりもの(丼物)
○(3)[服]職人が用いる腹掛けや、商人が用いる前垂れの前に
付いている物入れ(ポケット)。
参照⇒はらがけ(腹掛け,腹掛,腹懸)(2),まえだれ(前垂れ,前
垂)(2)
◎丼勘定(カンジョウ)
○()
どんぶりばち
【どんぶり鉢】
【丼鉢】
○茶碗(チャワン)より大きい、深く厚手(アツデ)の陶製の鉢。
陶製の蓋(フタ)もあるが、現在は使うことも少なく、最初から
蓋なしで販売もされている。
単に「どんぶり(丼)」とも呼ぶ。
◎中華どんぶりの縁の紋様:⇒らいもん(雷文,雷紋)
どんぶりめし
【どんぶり飯】
【丼飯】
○[食]丼に盛った飯。
どんぶりもの
【丼物】
○[料]丼に飯(メシ)を盛り、その上に具(グ)をのせた料理。
天丼(テンドン)・親子丼(オヤコドン)・玉子丼(タマゴドン)・鰻丼(ウナド
ン)・カツ丼・牛丼(ギュウドン)など。
単に「どんぶり(丼)」とも呼ぶ。
とんへせん
【トンヘ線】
【東海線】
◇[英]Tonghae line/Donghae line
○[交]⇒とうかいせん(東海線)
とんべつこ
【頓別湖】
○[地]⇒くっちゃろこ(クッチャロ湖)
どんぺり
【ドンペリ】
○[俗][食]ドン・ペリニヨンの和略語。
⇒どんぺりによん(ドン・ペリニヨン)(2)
★どんぺりによん
【ドン・ペリニヨン】
◇[フ]Dom Perignon
○(1)[人]⇒どんぺりにょん(ドン・ペリニョン)
○(2)[人]シャンパン(champagne)の一銘柄。
和略は「ドンペリ」。
どんぺりにょん
【ドン・ペリニョン】
◇[フ]Dom Perignon
○(1)[人]オーベレール修道院(the Hautvillers' monastery)
の僧侶(monk)(1638〜1715)。
シャンパン(champagne)を創出。
★とんぼ
【トンボ】
【蜻蛉】
○(1)[虫]トンボ目(蜻蛉類)に属する昆虫の総称。
古くは「かげろう(蜻蛉)」とも呼んだ。
◎高知県中村市に休耕田を利用した市立トンボ自然公園がある。
◎竹製の玩具:⇒たけとんぼ(竹とんぼ,竹トンボ,竹蜻蛉)
遠くに飛んで逃げないように尻尾(シッポ)に松の葉を刺して重
くし、放して飛ばせる遊びもあった。
参照⇒とんぼつり(蜻蛉釣り,蜻蛉釣)
◎トンボの図柄:前にしか飛ばないことから、「退却しない」と
武士に好まれ、「勝ち虫」とも呼ばれて武具などの模様に使用さ
れた。
参照⇒やがすり(矢絣,矢飛白)
○(2)[印]版面の隅(スミ)につけた十字形(キ字形)の目印。
多色印刷の摺(ス)り合せや、裁断などのため、位置を正確に
合せる指標に用いる。
「見当(ケントウ)」とも呼ぶ。
○(3)[劇]⇒とんぼがえり(蜻蛉返り,筋斗返り)
★とんぼ
【蜻蛉】
○(1)⇒とんぼ(トンボ,蜻蛉)
○()蜻蛉持ちの略称。
⇒とんぼほち(蜻蛉持ち)
○()[]
とんぼえんぴつ
【トンボ鉛筆】
○[経]大手文具製造会社の一社。
本社は東京都北区。
◎1913(大正 2)小川春之助が小川春之助商店として浅草で創業。
1939(昭和14)設立。
とんぼがえり《とんぼがへり》
【トンボ返り】
【蜻蛉返り】
○(1)⇒ちゅうがえり(宙返り)(1)
○(2)目的地へ行って小用をたし、または何もせず、すぐ引き
返すこと。
○(3)[劇]⇒とんぼがえり(蜻蛉返り,筋斗返り)
◎トンボは飛んでいるとき、急に向きを後方に変えて飛ぶこと
から。
とんぼがえり《とんぼがへり》
【蜻蛉返り】
【筋斗返り】
○[劇]歌舞伎で、役者が舞台で手をつかずに宙返りすること。
単に「蜻蛉(トンボ)」とも呼ぶ。
◎「筋斗(キント)([中]jindou)」は中国語で「宙返り」の意味。
どんぼすこ
【ドン・ボスコ】
◇Don Giovanni Bosco
○[人]イタリア生れのカトリック司祭(1815〜1888)。
孤児の教育に献身する。
1859(安政 6)青少年の教育を目的にサレジオ会を設立。
参照⇒されじおかい(サレジオ会)
どんぼすこかい《どんぼすこくわい》
【ドン・ボスコ会】
○[宗]⇒されじおかい(サレジオ会)
★とんぼそう《とんぼさう》
【トンボソウ】
【蜻蛉草】
◇[学]Platanthera ussuriensis
○[植]クサスギカズラ目(Asparagales)ラン科(Orchidaceae)ツ
レサギソウ属(Platanthera)。
◎トンボソウ属(Tulotis ussuriensis)とも。
◎クニガミトンボソウ([学]Platanthera sonoharai Masamune)
:沖縄本島北部に分布する希少種。
とんぼだま
【トンボ玉】
【蜻蛉玉】
○(1)ガラス製の丸玉の一種。
玉の表面に地色と異なる色ガラスで斑文(ハンモン)を施(ホドコ)し
たもの。
参照⇒びーだま(ビー玉)
◎名前はトンボの複眼に似ることから。
○(2)[歴]日本の古墳の副葬品として出土する丸いガラス玉。
瑠璃色(ルリイロ)の地に浅青色、または青色の地に黄色の斑文が
ある。
とんぼつり
【蜻蛉釣り】
【蜻蛉釣】
○(1)細い竹などの先に糸で結び、その糸の他端に雌のトンボ
を結びつけて飛ばせ、雄のトンボを誘い寄せて捕(トラ)えること。
○(2)竿(サオ)の先などにとりもち(鳥黐)を塗り、トンボをくっ
つけて捕えること。
参照⇒とりもち(トリモチ,鳥黐)
○(3)[古](転じて)トンボを捕えること。その遊び。
トンボの眼に人差し指を向け、くるくる回しながら近づして
羽を指に挟む。
◎加賀千代の俳句:とんぼつり今日はどこまで行つたやら。
とんぼほち
【蜻蛉持ち】
○物を三人で運ぶ担(カツ)ぎ方。
棒の前端に横木をつけ、その両端を左右二人で担ぎ、後端を
一人で担ぐもの。
単に「蜻蛉」とも呼ぶ。
参照⇒てんびんぼう(天秤棒)
とんぼろ
【トンボロ】
◇[伊]tombolo
○[地]陸地とそれに近い島と連結する砂州(サス)。
和歌山県の潮岬(シオノミサキ)や福岡県の海ノ中道(ウモノナカミチ)など。
「陸繋砂州(リクケイサス)」とも呼ぶ。
参照⇒りくけいとう(陸繋島,さす(砂州,砂洲)
★とんま
【頓馬】
○のろま、まぬけ。
どんまい
【ドンマイ】
○[俗][運]スポーツなどで、ある味方選手が失敗や失策したと
きに、仲間の選手や応援団がその選手をなぐさめ励(ハゲ)ます
ために掛ける言葉。
「気にするな」,「大丈夫だ」,「心配するな」の意味。
参照⇒[1]ふぁいと(ファイト)
◎英語の「ドント・マインド(don't mind)」の和略語。
どんむあんこくさいくうこう《どんむあんこくさいくうかう》
【ドンムアン国際空港】
◇[英]Don Muang Internatinal Airport
○[空]タイ王国南部、首都バンコクの国際空港。
「ドムアン国際空港」,「バンコク国際空港」とも呼ぶ。
◎2007. 1.11(平成19)国営空港運営会社エアポート・オブ・タ
イランド(AOT)の取締役会で国内線専用空港となることが決
定。
どんむとくりつ
【曇無徳律】
○[仏]⇒しぶんりつ(四分律)
とんやれぶし
【トンヤレ節】
○[楽]⇒みやさんみやさん(宮さん宮さん)
とんやんぐい
【トンヤングイ】
【東洋鬼】
◇[中]Dongyang gui
○(中国人からの)日本人、特に日本兵に対する蔑称。
「日本鬼子(Riben guizi)(リーベングイツ)」とも呼ぶ。
参照⇒とうよう(東洋)(2),こうらいぼうし(高麗棒子),ちゃ
んころ(チャンコロ),ちょっぱり(チョッパリ)(2)
とんやんぐいつ
【トンヤングイツ】
【東洋鬼子】
◇[中]Dongyang guizi
○⇒とんやんぐい(トンヤングイ,東洋鬼)
とんよう
【頓用】
○[薬]⇒とんぷく(頓服)
とんよく
【貪欲】
○[仏]⇒どんよく(貪欲)
★どんよく
【貪欲】
○
「とんよく(貪欲)」とも読む。
とんよん
【トンヨン】
【統営】
【統營】
◇[朝]Tongyong
○朝鮮半島南東部、韓国南東部の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)
(ケイショウナンドウ)南部の市。
固城半島南西端とその固城湾(Kosong Bay)周辺の島々から成
る。
「とうえい(統営,統營)」とも呼ぶ。
◎1955(昭和30)忠武(Chungmu)市、発足。
1995(平成 7)忠武市と統営郡が合併して統営市を発足。
とんれ
【トンレ】
◇[カンボジア語]Tonle
○(カンボジア語で)川。
どーんれい
【ドーンレイ】
◇Dounray
○⇒どぅーんれい(ドゥーンレイ)
とんれさっぷ
【トンレサップ】
【トンレ・サップ】
◇[カンボジア語]Tonle Sab/Tonle Sap
○[地]カンボジア中西部にある大湖沼。面積は最大時で約1万
平方キロメートル。最大深度14メートル。
多数の川が流入し、トンレサップ川(Tonle Sab River)が流
出してメコン川(the Mekong River)に合流する。
5〜10月の雨季に増水したメコン川の水がトンレサップ川を
逆流して流入し、メコン川の洪水を抑制する天然の調節池の役
割もはたしている。
◎"tonle"は「湖([英]lake)/川([英]river)」、"sab/sap"は
「淡水([英]freshwater)」の意味。
とんれとむ
【トンレトム】
【トンレ・トム】
◇[カンボジア語]Tonle Thom、[英]the Mekong River
○[地]⇒めこんがわ(メコン川,メコン河)
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