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                    PDD図書館管理番号       0001.0064.9400.08

                 百   科   辞   書    《とろ》     編集:獨  澄旻

-------- とろ --------------------------------------------------
[1]とろ
	【トロ】
	◇[西]toro
	○[哺](スペイン語で)雄牛。
[1]とろ
	【トロ】
	◇Tooro/Toro
	○⇒とろおうこく(トロ王国)
とろ
	【瀞】
	○川底が深くて、水の流れが緩やかで静かな所。
	 「どろ(瀞)」とも呼ぶ。
	◎長瀞(ナガトロ)・瀞八丁(ドロハッチョウ)などと長い距離のものを指
	し、短いものは「よど(淀,澱)」、ほとんど流れのないものは「ふ
	ち(淵,潭)」と呼ぶ。
	 参照⇒どろはっちょう(瀞八丁)
とろ
	【土呂】
	◇[日]Toro
	○[交]⇒とろえき(土呂駅)
とろ
	【登呂】
	◇[日]Toro
	○(1)静岡県静岡市南部の地名。
	○(2)[歴]⇒とろいせき(登呂遺跡)
とーろ
	【トーロ】
	◇[伊]toro
	○[哺](イタリア語で)雄牛。
どろ
	【瀞】
	○⇒とろ(瀞)
どろー
	【ドロー】
	◇[英]draw
	○(1)[他動](物を)引く・引き寄せる・牽引する。
	○(2)[他動]線を引く・描く。
	◎ドローイング(drawing)
	○(3)[他動]引き抜く。
	◎ドロンワーク(drawn work)
	○(4)[他動](勝負・試合を)引き分けにする。
	◎ドロンゲーム(drawn game)
	○(5)[自動](引き寄せられて)近づく。
	○(6)[名]引くこと・牽引。
	○(7)[名]くじ引き・抽選。
	○(8)[名][運]引き分け。
	○(9)[名][運]ゴルフで、ドローボール(draw ball)の略称。
とろあ
	【トロア】
	◇Troyes
	○フランス北東部、シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏(Region 
	Champagne-Ardenne)南西部にあるオーブ県(Aube Department)
	中央部の県都。
とろい……
	【トロイ……】
	◇[英]Troy、[希]Troja
	○⇒とろいあ……(トロイア……)
★とろいあ
	【トロイア】
	◇Troia
	○[歴]小アジア北西部の古代都市名。
	 現在のトルコ北西部、チャナッカレ県(Chanakkale Ili)西部
	にあった。
	 ギリシア時代の名称は「イリオン(Ilion)」、英語では「トロイ
	(Troy)」。
	 参照⇒だるだのす(ダルダノス)
★とろいあせんそう《とろいあせんさう》
	【トロイア戦争】
	◇[英]Trojan War
	○[ギ神]ホメロス(Homeros)の叙事詩『イリアス([英]Iliad)』
	に描かれている古代ギリシアの戦争。
	 参照⇒あきれす(アキレス),へれね(ヘレネ),かっさんどら
	(カッサンドラ),へくとる(ヘクトル),おでゅっせうす(オデュッ
	セウス)
	◎戦争の原因:参照⇒えりす(エリス)(1)
	◎小アジア北東部に住む女戦士のアマゾン族は、トロイアを支
	援したという。
とろいおんす
	【トロイ・オンス】
	◇[英]troy ounce
	○⇒おんす(オンス)(1)
とろいか
	【トロイカ】
	◇[露]troika(3)
	○(1)[交]ロシアの三頭立ての馬そり。雪が消えれば馬車に仕
	立てる。
	 参照⇒たらんたす(タランタス)
	○(2)(転じて)三人または三者による、指導または執行体制。
	 参照⇒とりお(トリオ)(5),とらいあど(トライアド)
	◎1924(大正13)レーニン(Lenin)の死後のソ連、スターリン
	(Stalin)・カーメネフ(Kamenev)・ジノビエフ(Zinoviev)によ
	る党主流派のトロイカ体制を形成。
	◎トロイカ方式:⇒とろいかほうしき(トロイカ方式)
	 四頭政治は「テトラルキー([英]tetrarchy)」。
	○(3)[楽]ロシア民謡。
	 楽団カチューシャの訳詞「雪の白樺並木/夕日が映える……」
	で知られる。
	◎1957. 6.(昭和32)ダークダックスの歌でレコード発売。
	◎ロシア文字では"тройка"。
とろいかほうしき《とろいかはうしき》
	【トロイカ方式】
	◇[英]troika system/troika principle
	○[政]三頭政治・三者協同。
★とろいせき《とろゐせき》
	【登呂遺跡】
	○[歴]静岡県静岡市南部にある弥生時代の遺跡。
	 参照⇒しずおかしりつとろはくぶつかん(静岡市立登呂博物
	館),たげた(田下駄)
	◎1943(昭和18)発見。
★どろいぜん
	【ドロイゼン】
	◇Johann Gustav Droysen
	○[人]ドイツの歴史家(1808〜1884)。
とろいせんそう《とろいせんさう》
	【トロイ戦争】
	◇[英]Trojan War
	○[ギ神]⇒とろいあせんそう(トロイア戦争)
とろいど
	【トロイド】
	◇[英]toroid
	○(1)[数]円錐曲線回転面。
	 参照⇒[1]とーらす(トーラス)
	○(2)[数]円錐曲線回転体。
	○(3)[電](ferrite toroid)トーラス(torus)状に巻いた磁気コ
	イル。
	◎「岩山(tor)に似たもの(-oid)」の意味。
★とろいのもくば
	【トロイの木馬】
	◇[英]the Trojan horse
	○(1)[ギ神]トロイア戦争でギリシア軍が敵のトロイア軍(トロ
	イ軍)をあざむくのに用いた、大きな木馬。
	 オデュッセウス(Odysseus)が考案したという。
	 参照⇒とろいあせんそう(トロイア戦争),らおこーん(ラオコ
	ーン)(1)
	○(2)(転じて)外部から侵入した破壊工作団・工作員。
	 参照⇒だいごれつ(第五列)
	○(3)[計][通]正体を偽ってコンピュータに侵入し、データ消
	去や情報の外部流出などを行うプログラム。
	 有益なプログラムと思わせてダウンロードさせることで侵入
	するが、ウイルスのようにファイルに寄生もせず、また自分自
	身で増殖活動も行わない。
とろいめらい
	【トロイメライ】
	◇[独]Traeumerei/Traumerei
	○(1)夢想・空想。
	○(2)[楽]シューマン(R.A.Schumann)作曲のピアノ独奏曲集
	『子供の情景』の第7曲。
	◎1838(天保 9)作曲。
とろいろす
	【トロイロス】
	◇[希]Troilos、[羅]Troilus
	○[ギ神]トロイアの王子。トロイア王プリアモス(Priamos)と
	ヘカベー(Hekabe)の子。パリス(Paris)・ヘクトル(Hektor)・
	カッサンドラ(Kassandra)の兄弟。クレシダ(Cressida)の恋人。
★どろう
	【土楼】
	【土樓】
	◇[中]tulou
	○[建]中国南東部、福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)・広西チ
	ワン族自治区(Guangxi Zhuangzu Zizhiqu)・広東省(Guangdong 
	Sheng)(カントンショウ)の客家(kejia)(ハッカ)などが集団居住する建築
	物。
	 土を広い円筒形に盛り上げ、周囲を壁を兼ねる住所とし、中
	央部は共有の広場とするもの。出入り口は一個所のみ。
	 大きいものは五百人ほどが居住する。また、中で家畜も飼育
	する。
	 参照⇒はんちく(版築,板築)(1),かいとう(械闘)
	◎2008. 7.(平成20)福建土楼、世界文化遺産に登録。
とろうぇる
	【トロウェル】
	◇[英]trowel
	○(1)(英語で)コテ(鏝)。
	○(2)[建](英語で)左官が使うセメント・漆喰(シツクイ)などを塗
	るコテ。
	○(3)(園芸用の)移植ゴテ。
とろえき
	【土呂駅】
	○[交]埼玉県さいたま市北区土呂町(トロチョウ)にあるJR東北本
	線(宇都宮線)の駅。
	 大宮(オオミヤ)駅(大宮区)と東大宮(ヒガシオオミヤ)駅(見沼区)の間。
	◎旧住所は大宮市土呂町。
	◎JR北陸線には大土呂(オオドロ)駅がある。
どろえのぐ《どろゑのぐ》
	【泥絵の具】
	【泥絵具】
	◇[英]distemper(ジステンパー)
	○[美]貝殻を焼いて粉末にした胡粉(ゴフン)などに顔料を混ぜた、
	粉末状の安価な絵の具。
	 水に溶いて描くが、乾いてもこすった指に付着するほど被覆
	力は弱く保存には向かない。
	 映画の看板・芝居の書き割り・安売りのポスターなど、短期
	間の展示用に使われる。
とろおうこく《とろわうこく》
	【トロ王国】
	◇[英]Tooro Kingdum/Toro Kingdum/Kingdum of Tooro/
	Kingdum of Toro
	○アフリカ中東部のウガンダ共和国内の南西部にある王国。
	 王都はフォートポータル(Fort Portal)。
	◎1900. 6.26(明治33)イギリスの保護国となる。
	 1962.10. 9(昭和37)立憲君主国として独立したウガンダに編
	入。
	 1967. 9. 8(昭和42)王制を廃止。
	 1993. 7.24(平成 5)王制を復活。
どろおおつ《どろおほつ》
	【泥大津】
	◇[日]doro-otsu/doro-ootsu/doro-ohtsu
	○[建]上塗り用の壁土の一種。
	 川土に牡蠣灰(カキバイ)と揉寸莎(モミスサ)などを混ぜ、フノリ(布
	海苔)汁で練って製したもの。
	 参照⇒[2]おおつ(大津)
★とろおどん
	【トロオドン】
	◇[学]Troodon(傷付ける歯)
	○[化生]白亜紀後期のデイノニコサウルス(Stenonychosaurus)
	下目の恐竜。
	 全長約2メートルで、北アメリカに生息。
	◎トロオドン科(Troodontidae):傷歯竜。
	 参照⇒めいろんぐ(メイ・ロング)
とろかでひろば
	【トロカデロ広場】
	◇[フ]Square du Trocadero
	○フランスの首都パリ西部16区(16 eme)にある広場。
	 シャイヨー宮(Palais de Chaillot)がある。
	 参照⇒しゃいよーきゅう(シャイヨー宮)
どろがめ
	【泥亀】
	○[爬]スッポンの別称。
	 参照⇒すっぽん(スッポン,鼈)
とろかーる
	【トロカール】
	◇[英]trocar
	○[医]⇒とろっかー(トロッカー)(1)
どろがわおんせん《どろがはをんせん》
	【洞川温泉】
	○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)天川村(テンカワムラ)にある温泉。
とろく
	【土呂久】
	◇[日]Toroku
	○宮崎県西臼杵郡(ニシウスキグン)高千穂町(タカチホチョウ)岩戸にあった
	鉱山。
	 16世紀中ころから銀・銅・錫を産出。明治中期から農薬とし
	て亜砒酸の採掘・製錬が行われる。第二次世界大戦中には旧日
	本陸軍の毒ガスにも使用され、推測950トンが製造される。
	 戦後は殺虫剤・農薬として製造。
	 1962(昭和37)閉山。
	◎周辺地区は環境汚染が著しく、1973(昭和48)土呂久砒素中毒
	症は第4の公害病として環境庁より認定される。
	 参照⇒こうがいびょう(公害病),あひやき(亜砒焼き)
どろしー
	【ドロシー】
	◇[英]Dorothy
	○(1)[人](英語圏の)女性の名前。
	◎「神の贈り物」の意味。
	 ドイツ語:ドロテア(Dorotea)。
	 イタリア語:ドロテーア(Dorotea)。
	 スペイン語:ドロテーア(Dorotea)。
	○(2)[文]児童文学『オズの魔法使い(The wonderful Wizard 
	of Oz)』に登場する少女(主人公)。
	 参照⇒おずのまほうつかい(オズの魔法使,オズの魔法使い)
	(1)
とろーじゃん
	【トロージャン】
	◇[英]Trojan
	○(1)[形]トロイの。
	◎トロイ戦争(Trojan War):⇒とろいあせんそう(トロイア戦
	争)
	○(1)(英語で)トロイ人。
とろーじゃんげんぱつ
	【トロージャン原発】
	◇[英]Trojan Nuclear Power Plant
	○アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)北西部の
	コロンビア郡(Columbia County)にある原子力発電所。
とろすさんみゃく
	【トロス山脈】
	◇Toros Daglar、[英]Taurus Mountains、[フ]Chaine du Tau-
	rus
	○[地]トルコ南部を東西に走る大山脈。全長約450キロメート
	ル。
	 北部はアナトリア高原(Anatorian Plateau)、南部は地中海
	(Mediterranean Sea)沿岸。
	 「タウルス山脈」,「タウロス山脈」とも呼ぶ。
	◎"Taurus"の英語での実際の発音は「トーラス」が近い。
とろーち
	【トローチ】
	◇[英]troche
	○[薬]口中に含む錠剤。
	 薬剤を砂糖などに混ぜて円形に固めたもので、なめて徐々に
	溶かし、口腔粘膜から吸収させ、口腔・咽頭の殺菌・消炎など
	治療に用いる。
	 「口中錠(コウチュウジョウ)」とも呼ぶ。
	◎錠剤の孔(アナ)は溶ける量を一定にさせるもの。
	 孔がないと溶ける量は徐々に少なくなるが、孔があれば孔の
	サイズも徐々に大きくなって全体の表面積があまり変らず、溶
	け出す量もほぼ一定になる。
	 俗説では窒息防止用。
とろっかー
	【トロッカー】
	◇[英]trocar
	○(1)[医]カテーテル(catheter)内に装着し、体腔・気管など
	への挿入を誘導(ガイド)するための針。
	 「トロカール」,「外套針(ガイトウシン)」,「套管針(トウカンシン)」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒とろっかーかてーてる(トロッカーカテーテル),かにゅ
	ーれ(カニューレ),りゅうちばり(留置針)
	○(2)[医]トロッカーカテーテルの略称。
	 ⇒とろっかーかてーてる(トロッカーカテーテル)
とろっかーかてーてる
	【トロッカーカテーテル】
	◇[英]trocar catheter
	○[医]トロッカー(針)をカテーテル(管)内に装着し、体腔・気
	管など目的の箇所に挿入して排液または排気を行う用具。
	 トロッカーはカテーテルの挿入を誘導(ガイド)するもので、
	挿入後はトロッカーのみを引き抜いて使用する。
	 単に「トロッカー」とも呼ぶ。
	 参照⇒かてーてる(カテーテル)
とろつきー
	【トロツキー】
	◇[英]Leon Trotsky(レオン・トロツキー)
	○[人]ロシアの革命家(1879〜1940)。本名はレフ・ダビドビチ
	・ブロンシテイン(Lev Davidovich Bronshtein)。
	 ウクライナのユダヤ人大農の子。17歳で革命運動に参加し、
	シベリアに流刑され1902(明治35)ロンドンに逃亡。
	 1905(明治38)首都のソビエト議長。流刑中に脱走、ウィーン
	で「プラウダ」を発行。初めメンシェビキに属し、1917(大正 6)
	二月革命(三月革命)後に帰国しボリシェビキに入党。党中央委
	員として十月革命(十一月革命)を指導し、ソビエト政府成立後、
	外務人民委員・軍事人民委員を歴任。
	 レーニン(1870〜1924)の死後、永続する世界革命論を唱えて、
	一国社会主義を志向するスターリンに敗れ、1925. 1.(大正14)
	失脚。1927(昭和 2)共産党から除名。のち1929(昭和 4)国外追
	放となり、亡命地メキシコ市で暗殺。
	 著書は『永久革命論』・『ロシア革命史』など。
とろっこ
	【トロッコ】
	◇[英]truck
	○[交][建]土木工事場・鉱山・石切り場・工場などの軽便軌道
	で、土砂・木材などを運搬する四輪台車。
	 レール幅は普通762ミリメートル。
	 後ろから人が押すものと、人が上に乗ってシーソー式のハン
	ドルを人力で動かして走行するものがある。
	 「トラム([英]tram)」,「トロリー(trolley)」,「ローリー(lorry)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒なべとろ(鍋トロ),どらいじーね(ドライジーネ)(2)
	◎「トラック(truck)」の訛(ナマ)り。
とろっこおうこく《とろつこわうこく》
	【トロッコ王国】
	○北海道東部、十勝支庁(トカチシチョウ)中川郡(ナカガワグン)美深町(ビ
	フカチョウ)にある観光施設。
	 エンジン付きトロッコで、旧仁宇布駅付近の廃線約5キロメ
	ートル(往復10キロメートル)の運転を体験できる。
	◎1985(昭和60)廃線となった旧国鉄美幸線を町が買い上げて、
	1998. 7.(平成10)開設。
とろっと
	【トロット】
	◇[英]trot
	○(1)[運]馬術で、馬をやや速めに走らすこと。競技では1分
	間に210メートル。
	 「急ぎ足」,「速足(ハヤアシ)」,「ダク足(アシ)」,「鹿足(シシアシ)」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒ぱさーじゅ(パサージュ)(3),うぉーく(ウォーク)(2),
	かんたー(カンター),ぎゃろっぷ(ギャロップ),[1]ぴあふ(ピア
	フ)
	◎「ダク足」は「(足偏+「鉋」-「金」)足」。
	○(2)フォックス・トロット(fox trot)の略称。
★どろっぷ
	【ドロップ】
	◇[英]drop
	○(1)しずく(雫)。
	 「デュー([英]dew)」とも呼ぶ。
	 参照⇒どろっぷれっと(ドロップレット)
	○(2)一滴(ヒトシズク)。少量。
	○(3)(イヤリング・ペンダントなどの)玉飾り。(シャンデリア
	などの)垂れ飾り。
	○(4)(drops)飴玉(アメダマ)。
	 参照⇒きゃんでぃー(キャンディー)
	○(5)落下・墜落(ツイラク)。投下。
	○(6)落下物・投下物。
	○(7)抜け落ちること。落第すること。
	○(8)(社会から)脱落すること。学校を中途退学すること。
	 参照⇒どろっぷあうと(ドロップアウト,ドロップ・アウト)
	○(9)低下。下落。
	○(10)[運]野球で、投球がカーブしながら鋭く落ちること。ま
	た、そのような投球・投法。
	○(11)(ポストなどの)差し入れ口・投入口。
どろっぷあうと
	【ドロップアウト】
	【ドロップ・アウト】
	◇[英]dropout(離れ去る)/drop-out
	○(1)[社]ある特定の社会・集団・体制からはみだすこと。ま
	た、その人。
	 「落伍者(ラクゴシャ)」,「落(オ)ち零(コボ)れ」とも呼ぶ。
	○(2)[教](特に)学校を中途退学すること。
	○(3)[福][医]長期治療の患者が通院から遠のいてしまうこと。
	○(4)[運]ラグビーで、攻撃側から防御したボールを自陣の22
	メートルライン内からドロップキックを行なって競技を再開す
	ること。
	○(5)[計]磁気テープなどからの読み取りで、チリなどによっ
	て情報が抜け落ちたり、誤信号が伝わること。
どろっぷしっぴんぐ
	【ドロップ・シッピング】
	◇[英]drop shipping
	○[経](受注者ではなく、製造元からの)直送。
どろっぷれっと
	【ドロップレット】
	◇[英]droplet
	○小さなしずく(雫)。小滴、
どろてあ
	【ドロテア】
	◇[独]Dorotea
	○[人](ドイツ語圏の)女性の名前。
	◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
	 参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
[1]どろてーあ
	【ドロテーア】
	◇[伊]Dorotea
	○[人](イタリアの)女性の名前。
	◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
	 参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
[2]どろてーあ
	【ドロテーア】
	◇[西]Dorotea
	○[人](スペイン語圏の)女性の名前。
	◎英語の「ドロシー(Dorothy)」に相当。
	 参照⇒どろしー(ドロシー)(1)
とろーどすさんみゃく
	【トロードス山脈】
	◇[英]Troodos Mountains/Troodos Massif
	○[地]キプロス中央部から南部の山塊。
	 最高峰はオリンポス山([希]Oros Olymbos)(標高1,952メート
	ル)。
どろなわ《どろなは》
	【泥縄】
	○何かが起きてから、あわててその準備・対策を始めること。
	 参照⇒どろなわしき(泥縄式)
	◎「泥棒を見てから縄をない始める」または「泥棒を捕らえてか
	ら縄をなう」の意味。
どろなわしき《どろなはしき》
	【泥縄式】
	○事前に準備や対策をせず、起きた事のみに対応するやり方。
	 参照⇒びほうさく(弥縫策)
どろのき
	【ドロノキ】
	【白楊】
	【泥の木】
	◇[学]Populus maximowiczii
	○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
	マナラシ属(Populus)の落葉高木。
	 高さ約15メートル。雌雄異株。
	 葉は広楕円形で、裏面は白色。
	 早春、葉に先立って雌雄の花穂を別株に生ずる。初夏、成熟
	したサク果から綿毛のついた種子を飛散させる。
	 材は軟らかく、マッチの軸木・箸(ハシ)・経木(キョウギ)・下駄
	などの細工用にする。
	 中部地方以北の寒地に自生。
	 「ドロヤナギ(白楊,泥柳)」,「デロヤナギ」,「デロ」とも呼ぶ。
とろはくぶつかん《とろはくぶつくわん》
	【登呂博物館】
	○⇒しずおかしりつとろはくぶつかん(静岡市立登呂博物館)
どろはっちょう《どろはちちやう》
	【瀞八丁】
	◇[日]Dorohatcho
	○[地]奈良県中部から和歌山県南東部を流れる熊野川の上流域
	の景勝地。
	 和歌山県新宮市から奈良県吉野郡(ヨシノグン)十津川村(トツカワムラ)
	にまたがる峡谷で、川の静かな流れと両岸に建ち並ぶ荒々しい
	絶壁・奇石の対比が素晴らしく、国の特別名勝・天然記念物に
	指定されている。
	 参照⇒とろ(瀞)
どろぶね
	【泥舟】
	【泥船】
	○(1)泥や土を積んで運ぶ船。
	 「つちぶね(土船)」とも呼ぶ。
	○(2)(昔話などに登場する)泥や土で作った船。
	 初めは水に浮いているが、しだいに溶け出して沈んでしまう。
	 「つちぶね(土船)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かちかちやま(かちかち山,カチカチ山)
とろぶりあんどしょとう《とろぶりあんしよたう》
	【トロブリアンド諸島】
	◇[英]Trobriand Islands
	○[古][地]キリウィナ諸島(Kiriwina Islands)の別称・旧称。
	 ⇒きりうぃなしょとう(キリウィナ諸島)
とろーぶりっじ
	【トローブリッジ】
	◇Trowbridge
	○イギリス、イングランド南部ウィルトシャー州(Wiltshire)
	の州都。
	 北緯51.32°、西経2.22°の地。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)2万7,299人。
	 1991(平成 3)2万9,334人。
	 2001(平成13)3万4,401人。
どろぼう《どろばう》
	【泥棒】
	【泥坊】
	○他人の物を盗み取る人・ぬすっと(盗人)。また、盗みをする
	こと。
とろぽぽーず
	【トロポポーズ】
	◇[英]tropopause
	○[気]⇒けんかいめん(圏界面)
どろまいと
	【ドロマイト】
	◇[英]dolomite
	○(1)[鉱]⇒くかいせき(苦灰石)
	○(2)[地]⇒はくうんがん(白雲岩)
どろみゅー
	【ドロミュー】
	◇Deodat de Dolomieu
	○[人]フランスの地質学者(1750〜1801)。
	◎ドロマイト(dolomite)は彼に因(チナ)む。
どろーむ
	【ドローム】
	◇Drome
	○(1)[地](riviere Drome)⇒どろーむがわ(ドローム川)
	○(2)(Departement Drome)⇒どろーむけん(ドローム県)
★どろーむがわ《いぜーるがは》
	【ドローム川】
	◇[フ]riviere Drome、[英]Drome River
	○[地]ローヌ川(le Rhone)の支流。
どろーむけん
	【ドローム県】
	◇[フ]Departement Drome、[英]Drome Prefecture
	○フランス南東部、ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-
	Alpes)南部の県。北部をイゼール県(Departement Isere)、西
	部をアルデーシュ県(Departement Ardeche)に接する。
	 県都はバランス(Valence)。
	 アルデーシュ県との境をローヌ川(le Rhone)が南流する。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)41万7,100人。
とろや……
	【トロヤ……】
	◇[希]Troja
	○⇒とろいあ……(トロイア……)
どろやなぎ
	【ドロヤナギ】
	【白楊】
	【泥柳】
	◇[学]Populus maximowiczii
	○[植]⇒どろのき(ドロノキ,白楊,泥の木)
どろゆおんせん《どろゆをんせん》
	【泥湯温泉】
	○秋田県湯沢市(ユザワシ)高松(タカマツ)泥湯沢にある硫黄泉。
とろりー
	【トロリー】
	◇[英]trolley
	○(1)[交]⇒とろりーばす(トロリーバス)
	○(2)[交]⇒とろっこ(トロッコ)
とろりーばす
	【トロリーバス】
	◇[英]trolleybus
	○[交]架空線からポールを通して電力の供給を受け、路上をモ
	ーターとタイヤで走行するバス型の車両。
	 路面電車と違いレール(軌条)がないので「無軌条電車」とも呼
	ぶ。
	 単に「トロリー」とも呼ぶ。
	 参照⇒びゅーげる(ビューゲル),ろめんでんしゃ(路面電車)
	◎1928(昭和 3)兵庫県の新花屋敷温泉土地会社、花屋敷〜新花
	屋敷間2キロメートルで運行。
	 1932. 4. 1(昭和 7)京都市、四条大宮〜四条西大路間で営業
	開始。
	 1952. 5.20(昭和27)東京都、新宿〜池袋間で営業開始。
	 1968(昭和43)東京都、全廃。
★とろーる
	【トロール】
	◇[英]troll
	○[北欧神話]
	 参照⇒むーみん(ムーミン)
とろろ
	【トロロ】
	◇Tororo
	○(1)(Tororo District)⇒とろろけん(トロロ県)
	○(2)ウガンダ南東部、トロロ県の東部にある県都。
	 南緯0.71°、東経34.17°の地。
	〈人口〉
	 1969(昭和44)1万5,977人。
	 1982(昭和57)1万6,707人。
	 1991(平成 3)2万6,783人。
	 2002(平成14)4万2,473人。
★とろろあおい《とろろあふひ》
	【トロロアオイ】
	【黄蜀葵】
	【黄葵】
	◇[学]Abelmoschus manihot/Hibiscus manihot
	○[植]アオイ目(Malvales)アオイ科(Malvaceae)トロロアオイ
	属(Abelmoschus)の一年草。中国・東南アジア原産。
	 根の粘液を和紙の糊料(ねり)にする。
	 参照⇒ねり(ねり)
	◎フヨウ属(Hibiscus)とも。
	〈トロロアオイ属〉
	 オクラ(Abelmoschus esculentus):⇒おくら(オクラ)
	◎江戸時代以前に渡来。
とろろけん
	【トロロ県】
	◇[英]Tororo District
	○ウガンダ南東部の県。東部・南東部をケニアに隣接。
	 県都はトロロ。
とろわいや
	【トロワイヤ】
	◇Henri Troyat(アンリ・トロワイヤ)
	○[人]フランスの伝記作家(1911.11. 1〜2007)。本名はレフ・
	タラソフ(Lev Aslanovich Tarassov)。モスクワ生れ。
	 ロシア革命を機に家族でフランスに移住。
[1]どろーん
	【ドローン】
	◇[英]drone
	○(1)[虫](ミツバチの)雄バチ。
	○(2)(転じて)怠け者・のらくらもの。いそうろう(居候)。
	◎雄バチは巣にいて働かないことから。
	○(3)遠隔操縦の無人機・無人車。
	 参照⇒むじんていさつき(無人偵察機)
[2]どろーん
	【ドローン】
	◇[英]drone
	○ハチ。飛行機などのブーンという低い音。
とろんと
	【トロント】
	◇Toronto
	○カナダ中南部、オンタリオ州(Ontario Privince)南東部にあ
	る州都。
	 北緯43.65°、西経79.38°の地。
	 オンタリオ湖の北西岸に位置する。
	〈人口〉
	 1966(昭和41)66万4,584人、215万8,496人(都市域)。
	 1974(昭和49)71万人。
	 1981(昭和56)59万9,000人。
	 1991(平成 3)             227万5,800人(都市域)。
	 1995(平成 7)67万4,000人。
	 2002(平成14)             257万1,400人(都市域)。
どろんのーるけん
	【ドロンノール県】
	【多倫県】
	◇Dolonnur、[中]Duolun Xian(多倫県)
	○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中北部の
	シリンゴル盟(Xilingol Aimak)(錫林郭勒盟)南東端の県。北部
	・西部を正藍旗(Zhenglan Qi)に接する。
	 県都は多倫(三水+「卓」)尓鎮(Duolunnao'er Zhen)。
	 元代の上都(Shangdu)の遺跡がある。
	 参照⇒[2]じょうと(上都)
	〈面積〉
	 3,773平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)10万。
	◎「ドロンノール(多倫諾尓<Duolunnuo'er>)」はモンゴル語で
	「七つの湖」の意味。
とろんばす
	【トロンバス】
	◇[英](単数形)thrombus/(複数形)thrombi(トロンバイ)
	○[医]血栓。
	 ⇒けっせん(血栓)
	◎トロンボサイト(thrombocyte):血小板。
★とろんびん
	【トロンビン】
	◇[英]thrombin、[独]Thrombin
	○[生化]血液凝固に関与するタンパク質(蛋白質)分解酵素。
	 血液中の水溶性のフィブリノゲン(fibrinogen)を不溶性タン
	パクのフィブリン(fibrin)(繊維素)に変化させる。
	 「凝血酵素」,「血液凝固因子」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぷろとろんびん(プロトロンビン)
とろんぶるもんどてーる
	【トロンブルモンドテール】
	◇[フ]tremblement de terre
	○[地](フランス語で)地震。
	 ⇒じしん(地震)
とろんへいむ
	【トロンヘイム】
	◇Trondheim
	○ノルウェー中部、セールトレーネーラー県(Sor-Trondelag 
	Fylke)の県都。
	 北緯63.44°、東経10.40°の地。
	 市内をニデルバ川([英]Nidelva River)が流れる。
	 ベルネス空港([英]Vaernes Airport)がある。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)13万0,500人。
	 1992(平成 4)13万9,660人(推計)。
	 1995(平成 7)14万2,792人。
	 1997(平成 9)13万7,100人。
	 2002(平成14)14万1,600人。
	◎10世紀ころから中世ノルウェー(medieval Norway)の首都「ニ
	ダロス(Nidaros)」として栄える。
	 参照⇒おらふいっせい(オラフ一世,オラフ1世)
とろんぼ
	【トロンボ】
	◇[英]thrombo-/(母音の前)thromb-
	○[接頭辞]「血の塊(カタマリ)・血塊(ケッカイ)」を表す語形成要素。
	◎トロンバス(thrombus):血栓。
	 トロンボサイト(thrombocyte):。血小板。
	 トロンボサイトペニア(thrombocytopenia):血小板減少。
	 トロンボシス(thrombosis):血栓症。
	 トロンビン(thrombin):凝血酵素。
とろんぼげん
	【トロンボゲン】
	◇[英]thrombogen
	○[生化]プロトロンビン(prothrombin)の別称。
	 ⇒ぷろとろんびん(プロトロンビン)
とろんぼさいと
	【トロンボサイト】
	◇[英]thrombocyte
	○[医]血小板。
	◎トロンバス(thrombus):血栓。
とろんぼさいとぺにあ
	【トロンボサイトペニア】
	◇[英]thrombocytopenia(トロンボサイトピニア)
	○[病]血小板減少。
	 放射線傷害でも発症。
	 「トロンボペニア(thrombopenia)」とも呼ぶ。
	◎SFTS(severe fever with thrombocytopenia syndrome)
	:重症熱性血小板減少症候群。
	◎ロイコペニア(leucopenia,leukopenia):白血球減少。
	 エリスロペニア(erythropenia):赤血球減少。
	 ニュートロペニア(neutropenia):好中球減少。
とろんぼしす
	【トロンボシス】
	◇[英](単数形)thrombosis/(複数形)thromboses(トロンボセ
	ズ)
	○[病]血栓症。
とろんぼぺにあ
	【トロンボペニア】
	◇[英]thrombopenia
	○[病]⇒とろんぼさいとぺにあ(トロンボサイトペニア)
とわ
	【トワ】
	◇[フ]toit
	○[建](フランス語で)屋根。
	 ⇒やね(屋根)
どわ
	【ドワ】
	◇[フ]doigt
	○(フランス語で)指。
	 ⇒ゆび(指)
とわいらいと
	【トワイライト】
	◇[英]twilight
	○(英語で)日の出前・日没後の、薄明(ウスアカ)り・たそがれ(黄
	昏)。
	◎"twi-"は中期英語で「半分」の意味。
とわいらいとえくすぷれす
	【トワイライトエクスプレス】
	◇[英]Twilight Express
	○[交]JR寝台特急の愛称。大阪駅〜札幌駅間を運行。所要時
	間、約21時間08分。
	〈停車駅〉
	 大阪駅〜新大阪駅〜京都駅〜敦賀駅〜福井駅〜金沢駅〜高岡
	駅〜富山駅〜直江津駅〜長岡駅〜新津駅〜(青函トンネル)〜洞
	爺駅〜東室蘭駅〜登別駅〜苫小牧駅〜南千歳駅〜札幌駅。
とわいらいとぞーん
	【トワイライト・ゾーン】
	◇[英]The Twilight Zone
	○[TV]⇒みすてりーぞーん(ミステリー・ゾーン)
とわだ
	【とわだ】
	○(1)[軍][海]⇒とわだがたほきゅうかん(とわだ型補給艦)
	○(2)[軍][海]海上自衛隊のとわだ型補給艦(AOE422)。
	 基準排水量8,100トン。乗組員約130人。
	 母港は広島県呉基地。
	◎1987. 3.24(昭和62)竣工。
とわだ
	【十和田】
	◇[日]Towada
	○(1)[地]⇒とわだこ(十和田湖)(1)
	○(2)⇒とわだし(十和田市)
とわだがたほきゅうかん《とわだがたほきふかん》
	【とわだ型補給艦】
	○[軍][海]海上自衛隊の補給艦の型式。
	 1番艦:とわだ(AOE422)。
	 2番艦:ときわ(AOE423)。
	 3番艦:はまな(AOE424)。
	 参照⇒ましゅう(ましゅう)
★とわだかんこうでんてつ《とわだくわんくわうでんてつ》
	【十和田観光電鉄】
	○[歴][交]青森県の十和田市と三沢市を結ぶ鉄道路線。
	 本社は十和田市。
	 運行距離は14.7キロメートル。
	 略称は「十鉄(トオテツ,トウテツ)」。
	〈停車駅〉
	 三沢(ミサワ)駅・大曲(オオマガリ)駅・柳沢(ヤナギザワ)駅・七百(シチヒャ
	ク)駅・古里(フルサト)駅・三農校前(サンノウコウマエ)駅・高清水(タカシミズ)
	駅・北里大学前(キタサトダイガクマエ)駅・工業高校前(コウギョウコウコウマエ)
	駅・ひがし野団地(ヒガシノダンチ)駅・十和田市(トワダシ)駅。
	◎1922. 9,(大正11)開通。
	 1970(昭和45)年度の利用客数約165万人。
	 2010(平成22)年度の利用客数約46万人。
	 2011.10. 6(平成23)今年度内の廃線を決定。
	 2012. 3.31(平成24)全線の営業を休止。
	 2013. 1.(平成25)鉄道事業を廃止。
とわだこ
	【十和田湖】
	◇[日]Towada Ko
	○(1)[地]青森県十和田市南西部と秋田県鹿角郡(カヅノグン)小坂
	町(コサカマチ)にまたがる複式カルデラ湖。
	 面積59.8平方キロメートル、周囲44キロメートル、最大深度
	326.8メートル(日本第3位)、湖面海抜400メートル。南岸から
	中山と御倉半島が突出。
	 湧き水により凍結することはない。奥入瀬川(オイラセガワ)の水
	源で、東岸子ノ口(ネノクチ)から流出。
	 十和田八幡平(ハチマンタイ)国立公園の中核の一つをなし、周辺は
	美林に蔽われ、特に奥入瀬の渓流の紅葉期は美しい。南岸に休
	屋がある。
	◎伝説では、湖の主の八郎太郎と熊野の修行者の南祖坊が戦っ
	て、八郎太郎は八郎潟に逃れて主になったという。
	 また、男鹿の赤神と竜飛の黒神が十和田湖の辰子姫を争い、
	姫は田沢湖に逃れたともいう。
	◎江戸時代は全域南部藩領であったが、1871(明治 4)廃藩置県
	により湖の東側が青森県、西側の陸地が秋田県とされ、湖上の
	境界線は未確定。
	 1963(昭和38)湖の面積を青森6・秋田4の割合で暫定合意し、
	2年後に解消。
	 2003.10.30(平成15)青森県上北郡(カミキタグン)十和田湖町(トワダ
	コマチ)と小坂町、湖北側の御鼻部山(オハナベヤマ)の山頂から南に湖
	畔まで境界線を引き、湖の面積を青森6・秋田4の割合で分割
	することに合意。
	 2004. 1.21(平成16)境界線、物別れとなる。
	 2008.11.14(平成20)十和田湖の境界線が湖北部の御鼻部山の
	頂上から神田川河口を結ぶ線に確定し、十和田市側が約37平方
	キロメートル、小坂町側が約24平方キロメートルとなった。
	◎明治時代に和井内貞行がヒメマス(姫鱒)の養殖に成功。
	○(2)[古]⇒とわだこまち(十和田湖町)
とわだこまち
	【十和田湖町】
	◇[日]Towadako Machi
	○[古]青森県上北郡(カミキタグン)にあった町。
	◎2005. 1. 1(平成17)十和田市に編入。
とわだし
	【十和田市】
	◇[日]Towada Shi
	○青森県南東部の市。
	◎2005. 1. 1(平成17)上北郡(カミキタグン)十和田湖町(トワダコマチ)を
	編入。
どわーふ
	【ドワーフ】
	◇[英]dwarf
	○(1)(神話や物語などに現れる)小人(コビト)。一寸法師。
	 「トム・サム(Tom Thumb)(親指トム)」とも呼ぶ。
	 ⇔じゃいあんと(ジャイアント)
	 参照⇒いっすんぼうし(一寸法師),おやゆびとむ(親指トム),
	のーむ(ノーム)
	○(2)(転じて)特別に小型の動物や植物。
★とん
	【トン】
	【屯】
	【噸】
	◇[英]ton
	○(1)質量の単位。
	 メートルトン:1,000kg=2,204.6ポンド(pounds)。
	 英トン(大トン):1,016.1kg=2,240ポンド。
	 米トン(小トン):907.2kg=2,000ポンド。
	○(2)体積・容積の単位。
	 40立方フィート。
	○(3)[海]船の大きさ・積載能力の単位。
	 100立方フィート。
	◎客船では純トン数(net tonnage)、貨物船では重量トン数
	(deadweight tonnage)、軍艦では排水トン数(displacement 
	tonnage)を主として使用する。
★[1]どん
	【どん】
	○
	○[古]午砲(ゴホウ)の愛称。
	 ⇒ごほう(午砲)
[2]どん
	【どん】
	○[接尾辞]名前や身分などに下に添え、目上の人が軽い敬愛の
	気持ちを表す言葉。
	 商家で主人側の人や、使用人の上司・同輩が呼ぶときに使用
	する。また、男女の別なしに使用する。
	 また、薩摩地方では一般に使用される。
	 参照⇒おさんどん(おさんどん),でっち(丁稚)
	◎「どの(殿)」の転訛。
	◎1928(昭和 3)神田の巌松堂の少年店員42人、丁稚奉公制度に
	反対して争議を起こし、その反対条件の一つに「どん」付けの呼
	称があった。
[1]どん
	【ドン】
	◇[露]Reka Don/Reku Don、[英]the Don
	○[地]⇒どんがわ(ドン川)
[2]どん
	【ドン】
	◇[ベトナム語]dong
	○(1)[化](ベトナム語で)銅。
	 ⇒どう(銅)
	○(2)[経]ベトナムの通貨単位。
	◎日本の銅銭の質が良かったため、日本語の「銅([中]tong)」に
	由来していると言われている。
	 参照⇒ながさきぼうえきせん(長崎貿易銭)
★どん
	【ドン】
	【首領】
	◇[西]don
	○
	◎「しゅりょう(首領)」とも読む。
どんあいんぐん
	【ドンアイン郡】
	◇[英]Dong Anh District
	○ベトナム北部、ハノイ市北郊の郡。ソンコイ川(Songkoi Riv-
	er)の北岸。
とんか
	【敦化】
	◇[中]Dunhua
	○⇒とんかし(敦化市)
とんが
	【トンガ】
	◇Tonga
	○(1)[地]⇒とんがしょとう(トンガ諸島)
	○(2)⇒とんがおうこく(トンガ王国)
どんが
	【ドンガ】
	◇donga
	○[地](南アフリカの)峡谷(キョウコク)、または涸(カ)れ谷。
	 参照⇒わでぃ(ワディ)
とんがおうこく《とんがわうこく》
	【トンガ王国】
	◇[英]Kingdom of Tonga
	○南太平洋、トンガ諸島(フレンドリー諸島)からなる立憲君主
	国。
	 首都はヌクアロファ(Nukualofa)。
	 公用語は英語。通貨単位はパアンガ。
	 住民はポリネシア人(トンガ族)。
	 主産物はバナナ・コプラ。
	〈面積〉
	 748平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1966(昭和41) 9万人。
	 1977(昭和52) 9万人。
	 1984(昭和59)10万7,000人。
	 1988(昭和63)11万6,000人。
	 1995(平成 7)10万人。
	 2001(平成13)10万4,227人(推計)。
	〈歴代国王〉
	 サローテ女王(Salote Tupou III)(1900〜1965):1918. 4. 5
	〜1965.12.16。
	 タウファハウ・ツポウ四世(Taufa'ahau Tupou IV)(1918〜
	2006. 9.10):1965.12.16〜2006. 9.10。
	◎1643(寛永20)オランダ人、発見。
	 1862(文久 2)王国、成立。
	 1900(明治33)イギリスの保護領。
	 1970. 6. 4(昭和45)独立。
とんがかいこう
	【トンガ海溝】
	◇[英]Tonga Trench
	○[地]南太平洋、トンガ諸島(Tonga Islands)の東側を南南西
	から北北東に走る海溝。
	 南端はケルマデック海溝(Kermadec Trench)に連なる。
	 最深部はビチアスU海淵(Vitiaz II Deep)の1万0,882メート
	ル。
	 参照⇒けるまでっくかいこう(ケルマデック海溝)
どんかく
	【鈍角】
	○(1)([英]blunt angle,dull angle)緩やかな角度。
	○(2)[数]([英]obtuse angle)直角(90度)より大きく、2直角
	(180度)より小さい角。
	 ⇔えいかく(鋭角)(2)
	 参照⇒ちょっかく(直角)
とんかし
	【敦化市】
	◇[中]Dunhua Shi
	○中国東北部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)東端の延辺(エンペ
	ン)朝鮮族自治州(Yanbian Chaoxianzu Zizhizhou)北西部の市
	(県級市)。
	 「トゥンホワ市(敦化市)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1982(昭和57)42万8,870人。
とんがしょとう《とんがしよたう》
	【トンガ諸島】
	◇[英]Tonga Islands
	○[地]南太平洋、サモア諸島の南方、フィジー諸島の東方にあ
	る珊瑚礁(サンゴショウ)・火山島から成る群島。
	 北部のニウアス島群(Niuas Group)、中央部のババウ島群(Va-
	va'u Group)、中南部のハアパイ島群(Ha'apai Group)、南西部
	のトンガタプ島群(Tongatapu Group)・南部のエウア島群(Eua 
	Group)から成る。
	 「フレンドリー諸島(Friendly Islands)」とも呼ぶ。
	 参照⇒とんがおうこく(トンガ王国)
どんかすたー
	【ドンカスター】
	◇Doncaster
	○イギリスのイングランド北部、サウスヨークシャー州(South 
	Yorkshire)の都市。
	 北緯53.53°、西経1.12°の地。
	 シェフィールド(Sheffield)の北東。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)7万4,700人。
	 1991(平成 3)7万1,600人。
	 2003(平成15)7万0,500人。
とんかち
	【とんかち】
	【トンカチ】
	○(1)[俗]金槌(カナヅチ)の別称。
	 ⇒かなづち(金槌.鉄鎚)(1)
	◎釘を打つ擬声音から。
	○(2)[俗]泳ぎができないこと。
	 ⇒かなづち(金槌.鉄鎚)(2)
	○(3)[俗]頭の回転が鈍いこと・バカ(馬鹿)・あほう(阿呆)。
	 参照⇒かなづちうたま(金槌頭)
	◎「頭が固い」の意味。
	 この、うすらトンカチ野郎(ヤロウ)
とんがらがっちゃだめよ
	【とんがらかっちゃ駄目よ】
	○[楽]佐伯孝夫作詞、三宅幹夫作曲の歌謡曲。
	 歌は渡辺はま子。
	◎1936. 9.(昭和11)レコード発売。
とんがらかる
	【とんがらかる】
	【尖らかる】
	○[俗]⇒とんがる(とんがる,尖る)
とんがらし
	【とんがらし】
	【トンガラシ】
	○[植]⇒とうがらし(トウガラシ,唐辛子,唐芥子,蕃椒)
とんがりぼうし
	【とんがり帽子】
	○[楽]菊田一夫作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲のNHK連続ラ
	ジオ放送劇「鐘の鳴る丘」の主題歌。
	 歌は川田正子(カワダ・マサコ)とゆりかご会。
	 参照⇒かねのなるおか(鐘の鳴る丘)
	◎1947. 7. 5〜1950.12.(昭和22〜昭和25)放送。
とんがりろこくりつこうえん《とんがりろこくりつこうゑん》
	【トンガリロ国立公園】
	◇[英]Tongariro National Park
	○ニュージーランド北島中央部にある同国最古の国立公園。
	 トンガリロ山(Mount Tongariro)(1,967メートル)・ナウルホ
	エ山(Mount Ngauruhoe)(2,290メートル)・ルアペフ山(Mount 
	Ruapehu)(2,797メートル)などの活火山がある。
	◎1887(明治20)指定。
	 1990(平成 2)世界自然遺産に登録。
	 1993(平成 5)マオリ文化も世界文化遺産に登録され、世界複
	合遺産となる。
とんがりろさん
	【トンガリロ山】
	◇[英]Mount Tongariro
	○[地]ニュージーランド北島のトンガリロ国立公園(Tongariro 
	National Park)にある火山。標高1,967メートル。
とんがる
	【とんがる】
	【尖る】
	○(1)[俗]とがる。
	◎「とがる」の撥音化。
	○(2)[俗](特に)不満を表す・無愛想にする。
	 「とんがらかる(尖らかる)」とも呼ぶ。
	◎「口をとんがらせる」の意味。
★どんがわ《どんがは》
	【ドン川】
	◇[露]Reka Don/Reku Don、[英]the Don
	○[地]アゾフ海(Azovskoye More)北東部のタガンログ湾(Tagan-
	rogskiy Zaliv)に注(ソソ)ぐ川。
	 全長1,970キロメートル、流域面積4万3,000平方キロメート
	ル。
	 旧称は「タナイス川(Reka Tanais)」。
	〈支流〉
	 ドネツ川(Reka Donec):⇒どねつがわ(ドネツ川)
★とんがんぞく
	【トンガン族】
	【東干族】
	◇[英]Dungan/Tungan、[中]Donggan Zu(東干族)
	○中央アジアのカザフスタン共和国・キルギス共和国に居住す
	る、イスラム化した漢民族。
どんき
	【ドンキ】
	○[俗][経]量販店ドンキホーテの略称。
	 ⇒どんきほーて(ドン・キホーテ)(3)
どんきー
	【ドンキー】
	◇[英]donkey
	○[哺]ロバ(驢馬)の英語名。
	 ⇒ろば(ロバ,驢馬)
	◎雌ロバは「シードンキー(she-donkey)」と呼ぶ。
どんきほーて
	【ドン・キホーテ】
	◇[西]Don Quijote、[英]Don Quixote
	○(1)[文]スペインの小説家セルバンテス(Cervantes)の風刺長
	編小説。初版1605年刊、続編1615年刊。
	 田舎郷士アロンソ・キハーノ(Alonso Quijano)が騎士道物語
	を耽読して誇大妄想に陥り、自ら中世の騎士になったと思い込
	み、農夫サンチョ・パンサ(Sancho Panza)を従者に、痩せた愛
	馬ロシナンテ(Rosinante)にまたがり武者修業に出る物語。
	 各地でかずかずの滑稽な冒険・失敗で、当時流行の騎士道精
	神を風刺し、理想と現実の不一致の悲喜劇を描き出している。
	 参照⇒せるばんてす(セルバンテス),どんきほーてがた(ドン
	・キホーテ型),さんちょぱんさ(サンチョ・パンサ)(1),だるし
	ねーあ(ダルシネーア)(1)
	◎小説の原題は"El ingenioso hidalgo Don Quijote de la 
	Mancha"。
	 シェークスピアの喜劇的人物:⇒ふぉるすたっふ(フォルス
	タッフ)
	○(2)(転じて現実を無視する)空想的理想主義者。
	 参照⇒さんちょぱんさ(サンチョ・パンサ)(2),どんきほーて
	がた(ドン・キホーテ型)
	○(3)[経]大手ディスカウント量販店の一つ。
	 本社は東京都江戸川区。
	 足元から天井まで商品を積み上げる陳列(圧縮陳列)で迷路の
	ようにした販売方法と深夜営業が特徴。
	 略称は「ドンキ」。
	◎1980. 9.(昭和55)ジャストとして創立。
	 2004.12.13(平成16)さいたま市緑区の浦和花月店の火災で店
	員3人が死亡。
	 2007. 1.31(平成19)ホームセンター「ドイト」を連結子会社と
	する。
どんきほーてがた
	【ドン・キホーテ型】
	◇[英]Don Quixote type
	○ロシアの作家ツルゲーネフ(I.S.Turgenev)が規定した人間の
	二つの型の一方。
	 正義感にかられ現実を無視して理想に突進する情熱家の類型。
	 ⇔はむれっとがた(ハムレット型)
とんきん
	【トンキン】
	【東京】
	◇Tonkin/Tongking
	○[古]ベトナムの北部、ホン川(Song Hong)(ソンコイ川)下流
	のデルタ地帯。中心都市はハノイ(Hanoi)。
	 米の産地。
	 フランス領時代の古称で、現在は「バックボ(Bac Bo)(北部)」。
	 参照⇒とんきんわん(トンキン湾)
	〈面積〉
	 約11万平方キロメートル。
	◎「東京」は「とうきょう」,「とうけい」とも読む。
	 参照⇒とうきょう(東京),とうけい(東京)
とんきんにっけい《とんきんにくけい》
	【トンキンニッケイ】
	【東京肉桂】
	○[植]⇒けい(ケイ,桂)
★とんきんわん
	【トンキン湾】
	◇[英]Tonkin Gulf
	○[地]
	 ホン川(Song Hong)(ソンコイ川)が流入する。
	 ベトナム名は「バックボ湾(Vinh Bac Bo)」、中国名は「北部湾
	([中]Beibu Wan)」。
	 参照⇒とんきんわんじけん(トンキン湾事件),とんきん(トン
	キン,東京)
	〈支湾〉
	 ハロン湾(Ha Long Bay):⇒はろんわん(ハロン湾)
	◎「トンキン」の漢字表記は「東京」、「バックボ」は「北部」。
	◎2000(平成12)ベトナムと中国、領海画定に関する協定を締結。
とんきんわんじけん
	【トンキン湾事件】
	◇[英]Tonkin Gulf Incident
	○[歴]1964. 8. 2(昭和39)北ベトナムのトンキン湾でアメリカ
	軍の駆逐艦マドックス(Maddox)が、4日にはマドックスと駆逐
	艦ターナー・ジョイ(Turner Joy)の2艦が、ベトナム民主共和
	国の掃海艇(魚雷艇)に攻撃されたという事件。
	 参照⇒ほくばく(北爆),とんきん(トンキン,東京)
	◎1965. 2.(昭和40)からの北爆開始の口実となった。
	 アメリカ側からの報道だけで、謀略事件の疑いが濃厚である。
	また、アメリカ大統領の戦争遂行権限を付与したトンキン湾決
	議文は事件発生の2ヶ月前に作成されていた事実は明らかにさ
	れている(ペンタゴン秘密文書)。
	 当時の大統領はジョンソン(Lyndon Baines Johnson)、国務
	長官はダレス(John Foster Dulles)。
とんぐう
	【頓宮】
	○⇒あんぐう(行宮)
どんくさい
	【どん臭い】
	【ドン臭い】
	【鈍臭い】
	○(1)(動作・行為が)のろまである、のろくさい。
	○(2)(頭の回転・感受性が)間が抜けている、阿呆(アホ)くさい。
どんぐり
	【ドングリ】
	【団栗】
	○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)ナラ属(Quercus)のカ
	シ・クヌギ・ナラ・カシワ・コナラなどの、椀形(ワンガタ)の殻
	斗(カクト)(ハカマ)で半ば包まれている木の実の俗称。
	 参照⇒きつるばみ(黄橡)
	◎おかめどんぐり(阿亀団栗):クヌギの実。
	◎団栗の背比(セイクラ)べ
	◎コマ(独楽)にして遊ぶ。
	 殻斗は英語で「カップ(cup)」。
	◎秋の季語。
	◎英語:エイコン(acorn)/エーコン。
どんくりころころ
	【どんぐりころころ】
	○[楽]青木存義作曲、梁田貞(ヤナダ・タダシ)作詞の童謡。
とんぐりさばく
	【トングリ砂漠】
	【謄格里沙漠】
	【騰格里沙漠】
	◇[中]Tenggeli shamo、[英]Tengger Desert
	○[地]中国北西部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)阿
	拉善左旗(Alashan Zuoqi)南西から甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュク
	ショウ)中央部の武威市(Wuwei Shi)にまたがる砂漠。標高1,400〜
	1,600メートル。
	 寧夏カイ族自治区(Ningxia Huizu Zizhiqu)北部にある区都
	の銀川市(Yinchuan Shi)(ギンセンシ)の西側に広がる。
	 参照⇒ばだいんじゃらんさばく(バダインジャラン砂漠,巴丹
	吉林沙漠),あらしゃんさばく(アラシャン砂漠)
	〈面積〉
	 4万2,700平方キロメートル。
どんこ
	【どんこ】
	【冬磨z
	◇[中]donggu(冬)
	○(1)[食]冬期に採れる傘が厚くまだ開いていないシイタケ(椎
	茸)。
	 特に傘の表が細かくかつ大きくひび割れている良質なものは
	「花どんこ」と呼ぶ。
	○(2)[食]特に、(1)の干しシイタケ。
★どんこ
	【ドンコ】
	【鈍甲】
	○(1)[魚]([学]Odontobutis obscura)スズキ目(Perciformes)
	ドンコ科(Odontobutidae)ドンコ属(Odontobutis)の硬骨魚。
	 本州中部以南の湖沼や河川に生息する淡水魚。
	○(2)[魚]スズキ目カワアナゴ科(Eleotridae)カワアナゴ属
	(Eleotris)のカワアナゴの別称。
	○(3)[魚]東北・北陸以北地方で、タラ目(Gadiformes)チゴダ
	ラ科(Moridae)チゴダラ属(Physiculus)のエゾイソアイナメの
	別称。
★とんこう《とんかふ》
	【遁甲】
	◇[中]dunjia
	○(1)占星術の一種。
	○(2)奇門(qimen)遁甲の略称。
	 ⇒きもんとんこう(奇門遁甲)
	○(3)妖術の一種。
	 人目をくらまし、体を隠す術。遁術・忍術。
[1]とんこう《とんくわう》
	【敦煌】
	◇[中]Dunhuang、[英]Tun-Huang
	○(Dunhuang Shi)⇒とんこうし(敦煌市)
[2]とんこう《とんくわう》
	【敦煌】
	○[文]井上靖(ヤスシ)(1907〜1991)の歴史小説。
とんこうけん《とんくわうけん》
	【敦煌県】
	◇[中]Dunhuang Xian、[英]Tun-Huang County
	○[古]⇒とんこうし(敦煌市)
とんこうし《とんくわうし》
	【敦煌市】
	◇[中]Dunhuang Shi、[英]Tun-Huang City
	○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部の酒泉
	市(Jiuquan Shi)が管轄する県級市。オアシス都市。
	 行政所在地は沙洲鎮(Shazhou Zhen)。
	 参照⇒とんこうばっこうくつ(敦煌莫高窟),かせい(河西)(2)
	◎1988(昭和63)県から県級市に昇格。
★とんこうばっこうくつ《とんくわうばくかうくつ》
	【敦煌莫高窟】
	◇[中]Dunhuang Mogaoku、[英]Dunhuang Mogao Caves
	○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)北西部の敦煌
	市(Dunhuang Shi)にある千仏洞([中]Qianfodong)。
	 参照⇒ぺりお(ペリオ)
	◎2004.10.18(平成16)新たに243の石窟を確認し、石窟の数は
	492から753となる。
	◎雲崗石窟(Yun'gang Shiku)(ウンコウ・セックツ)・竜門石窟(Longmen 
	Shiku)(リュウモン・セックツ)とともに中国三大石窟の一つ。
	 参照⇒うんこうせっくつ(雲崗石窟),りゅうもんせっくつ(竜
	門石窟,龍門石窟)
とんこぶし
	【トンコ節】
	○[楽]西条八十(ヤソ)作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
	 歌は久保幸江・楠木繁夫。
	◎1949. 1.(昭和24)発売。
	 1951(昭和26)久保幸江・加藤雅夫で再発売。
★とんこり
	【トンコリ】
	○[楽]アイヌ民族の弦楽器(五弦琴)。
どんこんそう《どんこんさう》
	【鈍根草】
	○[植]⇒みょうが(ミョウガ,茗荷)
とんし
	【豚脂】
	○[料]⇒らーど(ラード)
どんし
	【ドンシ】
	【東西】
	◇[中]dongxi
	○(1)(中国語で)東と西。東西。
	○(2)(中国語で)物・品物。
どんしぇりー
	【ドンシェリー】
	◇Donchery
	○フランス北東部、シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏(Re-
	gion Champagne-Ardenne)北部のアルデンヌ県(Ardennes de-
	partment)東部にある、ベルギー国境近くの村。
	 北緯49.70°、東経4.88°の地。
	 古城がある。
どんじゅぁん
	【ドンジュァン】
	【ドン・ジュァン】
	◇[フ]Don Juan
	○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
★とんじゅつ
	【遁術】
	◇[中]dunshu
	○忍術の一種。
	 五行説になぞらえて木・火・土・金・水の五つのものを使用
	し、人目をくらまし身を隠す術。
	〈五遁([中]wu dun)〉
	 木遁:⇒もくとん(木遁)
	 火遁:⇒かとん(火遁)
	 土遁:⇒
	 金遁:⇒
	 水遁:⇒すいとん(水遁)
とんじょ《とうぢよ》
	【とんじょ】
	【東女】
	○(1)[俗][教]東京女子大学の俗称。
	 ⇒とうきょうじょしだいがく(東京女子大学)
	○(2)[俗]東京女子大学の学生。
どんじょヴぁんに
	【ドンジョヴァンニ】
	【ドン・ジョヴァンニ】
	◇[伊]Don Giovanni
	○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
どんしょくくうほう《どんしよくくうはう》
	【貪食空胞】
	◇[英]phagocytic vacuole
	○[医]ファゴソーム([英]phagosome)の別称。
	 ⇒ふぁごそーむ(ファゴソーム)
どんしょくさいぼう《どんしよくさいばう》
	【貪食細胞】
	◇[英]phagocyte
	○[医]⇒しょくさいぼう(食細胞)
どんじょばんに
	【ドンジョバンニ】
	【ドン・ジョバンニ】
	◇[伊]Don Giovanni
	○⇒どんふぁん(ドンファン,ドン・ファン)
とんしれくとみー
	【トンシレクトミー】
	◇[英]tonsillectomy
	○[医]⇒とんそれくとみー(トンソレクトミー)
とんず
	【トンズ】
	【筒子】
	◇[中]tongzi
	○⇒ぴんず(ピンズ,餅子)
★どんす
	【緞子】
	○
どんすこい
	【ドンスコイ】
	◇Dimitrii Ivanovich Donskoi/Dimitri Ivanovich Donskoi
	○[人]⇒どみとりーどんすこい(ドミトリー・ドンスコイ)
とんずら
	【とんずら】
	○[俗](悪事を犯して)逃げること。
	◎とんずらする,とんずらを決め込む
	◎「とん」は「遁走(トンソウ)」、「すら」は「ずらかる」から。
とんぞく
	【トン族】
	◇[中]Dong Zu/Dongzu
	○中国の少数民族の一つ。
	 中国南部の貴州省(Guizhou Sheng)・湖南省(Hunan Sheng)・
	広西チワン族自治区(Guangxi Zhuangzu Zizhiqu)に居住する。
	◎「トン」は「(人偏+「同」)」と書く。
[1]どんぞこ
	【どん底】
	○(1)一番下の底・底の底。
	○(2)一番悪い状態・最悪の状態。
	 参照⇒ならく(奈落)(2)
	◎「どん」は強調の接頭辞「ど」の撥音添加。
[2]どんぞこ
	【どん底】
	◇[露]Na dne、[英]The Lower Depths
	○[文]ロシアの小説家・劇作家ゴーリキー(Maksim Gorkii)の
	戯曲。四幕。
	 帝政ロシア時代のモスクワの貧民街ヒトロフカ(Khitrovka)
	にある木賃宿を舞台に、社会の底辺で生活する住民の群像を描
	く。
	 参照⇒ひとろふか(ヒトロフカ)
	◎1902(明治35)初演。
	◎ロシア文字では"На дне"。
とんそる
	【トンソル】
	◇[英]tonsil
	○[医](英語で)扁桃(ヘントウ)。
	 ⇒へんとう(扁桃)(1)
とんそれくとみー
	【トンソレクトミー】
	◇[米]tonsillectomy
	○[医]扁桃(ヘントウ)切除術・扁桃腺切除術・扁桃摘出術。
	 「トンシレクトミー([英]tonsillectomy)」とも呼ぶ。
	◎「扁桃(tonsil)除去(-ectomy)」から。
どんたく
	【ドンタク】
	◇[蘭]zondag(ゾンダッハ)
	○(1)(オランダ語で)日曜日。
	○(2)[古](転じて、日本で)休日。
	 参照⇒はんどん(半ドン)
	◎一六(イチロク)のドンタク:「一六」も休日の意味。
	 参照⇒いちろくび(一六日)
	○(3)博多ドンタクの略称。
とんだの
	【トンダノ】
	◇Tondano
	○インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)北東部
	のスラウェシウタラ州(Propinsi Sulawesi Utara)東端のミナ
	ハサ県(Kabupaten Minahasa)の県都。
とんだばやし
	【富田林】
	◇[日]Tondabayashi
	○(1)⇒とんだばやしし(富田林市)
	○(2)[交]⇒とんだばやしえき(富田林駅)
とんだばやしえき
	【富田林駅】
	○[交]大阪府富田林市にある、近鉄長野線の駅。
	 貴志(キシ)駅と富田林西口駅の間。
	◎阪急京都線には富田(トンダ)駅がある。
とんだばやしし
	【富田林市】
	◇[日]Tondabayashi Shi
	○大阪府南東部の市。東部を羽曳野市、南西部を河内長野市、
	西部を大阪狭山市、北西部を堺市に接する。
	 大谷女子大学がある。
	 西部の羽曳野丘陵(ハビキノ・キュウリョウ)にPL教団の本部がある。
	〈面積〉
	 39.66平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)12万1,690人。
	◎興正寺の寺内町として発達。
	 1950(昭和25)市制施行。
とんちゃんり
	【トンチャンリ】
	【東倉里】
	◇[朝]Tongchang ri
	○朝鮮半島北西部、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)西部の平
	安北道(P'yong-anbuk-do)南西部の鉄山郡(Cholsan gun)の村。
	 ミサイル発射施設を建設中。
	 参照⇒むすだんり(ムスダンリ,舞水端里),きてりょん(キテ
	リョン,旗対嶺)
★とんちんかん
	【頓珍漢】
	○
とんちんふー
	【トンチンフー】
	【洞庭湖】
	◇[中]Dongting Hu
	○[地]⇒どうていこ(洞庭湖)
とんてぃぇんほー
	【トンティェンホー】
	【通天河】
	◇[中]Tongtian He
	○[地]⇒つうてんか(通天河)
とんでいすたんぷーる
	【飛んでイスタンブール】
	○[楽]ちあき哲也作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
	 歌は庄野真代(ショウノ・マヨ)。
	◎1978. 4.(昭和53)発売。
どんでんがえし《どんでんがへし》
	【どんでん返し】
	○(1)正反対にひっくり返すこと。物事が全く逆転すること。
	○(2)[劇]芝居のがんどう返し。
	 ⇒がんどうがえし(龕燈返し)
	○(3)小説・戯曲などで、物語の筋がそれまでと全く反対の展
	開を示し急転すること。
★とんでんへい
	【屯田兵】
	○[歴]1874. 6.(明治 7)北海道屯田兵制度創立。
どんとかいとこふんぐん
	【ドント垣内古墳群】
	○[歴]奈良県御所市(ゴセシ)にある古墳群。
	 水田下から3基の古墳が出土。
	◎2004. 9. 1(平成16)奈良県立橿原考古学研究所、6世紀末〜
	7世紀初めの墳丘全面に石を張った方墳(2段構造)が出土した
	と発表。
どんどごびけん
	【ドンドゴビ県】
	◇[モンゴル語]Dundgovi Aimag/Dundgovi Aymag、[英]Dund-
	govi province
	○モンゴル人民共和国中東部の県。東部をドルノゴビ県(Dorno-
	govi Aimag)に接する。
	 県都はマンダルゴビ(Mandalgovi)。
	〈面積〉
	 7万4,700平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)3万9,000人。
	 2000(平成12)5万1,500人。
	 2004(平成16)5万5,600人。
とんどさ
	【トンドサ】
	【通度寺】
	◇[朝]Tongdosa
	○⇒つうどじ(通度寺)
どーんとれす
	【ドーントレス】
	◇[英]Dauntless(不屈の)
	○[軍]アメリカの急降下爆撃機ダグラスSBDの通称。
とーんとん
	【トーントン】
	◇Taunton
	○⇒とーとん(トートン)
とんとんとう《とんとんたう》
	【トントン島】
	◇[インドネシア語]Pulau Tonton、[英]Tonton Island
	○[地]インドネシア西部、リアウ諸島州(Propinsi Kepulauan 
	Riau)の島。
	 バタム島(Pulau Batam)との間に連絡橋(642メートル)がある。
どんな
	【ドンナ】
	◇[伊]donna
	○女・女性・夫人・貴婦人。
	◎プリマドンナ(prima donna),マドンナ(Madonna),ベラドンナ
	(belladonna)
	◎男性:ウオーモ(uomo)。
どんなー
	【ドンナー】
	◇[独]Donner
	○(1)[気]かみなり(雷)・雷鳴(ライメイ)。
	○(2)(大砲などの)とどろき。
どんないしょう《どんないしやう》
	【ドンナイ省】
	◇[ベトナム語]Tinh Dong Nai、[英]Dong Nai Province
	○ベトナム南部の省。南部をバリアブンタウ省(Tinh Ba Ria-
	Vung Tau)に接する。
	 省都はビエンホア(Bien Hoa)。
どんなばんぴーろ
	【ドンナバンピーロ】
	【ドンナ・バンピーロ】
	◇[伊]donna vampiro(ドンナヴァンピーロ)
	○(イタリア語で)女吸血鬼。
	 ⇒ばんぱいあ(バンパイア)(1)
★とんねる
	【トンネル】
	【隧道】
	◇[英]tunnel
	○
	◎「隧道(すいどう,ずいどう)」とも読む。
とんの
	【トンノ】
	◇[伊]tonno
	○[魚](イタリア語で)マグロ(鮪)。
	 ⇒まぐろ(マグロ,鮪)
とんのぼにーた
	【トンノボニータ】
	◇[伊]tonno bonita
	○[魚](イタリア語で)カツオ(鰹)。
	 ⇒かつお(カツオ,鰹,堅魚,松魚)
とんば
	【トンバ】
	◇[伊]tomba
	○(1)(イタリア語で)墓。
	 ⇒はか(墓)
	○(2)(イタリア語で)洞窟(ドウクツ)。
	 参照⇒ぐろった(グロッタ)
どんはー
	【ドンハー】
	【東河】
	◇Dong Ha
	○ベトナム中北部、クアンナム省(Tinh Quang Tri)東部にある
	省都。
とんはく
	【トンハク】
	【東学】
	【東學】
	◇[朝]Tonghak
	○[宗]⇒とうがく(東学,東學)
とんばっく
	【トンバック】
	◇[蘭]tombak、[独]tombak、[英]tombac/tombak
	○[工]⇒まんはいむごーるど(マンハイム・ゴールド)
とんばもじ
	【トンバ文字】
	【東巴文字】
	◇[英]Dongba script
	○[言]中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)の少数民
	族ナシ族(Naxi Zu)(納西族)が信仰するトンパ教(the Dongba 
	religion)で用いられる象形文字。
	 「トンパ文字」とも呼ぶ。
	 参照⇒なしぞく(ナシ族,納西族)
とんぱもじ
	【トンパ文字】
	【東巴文字】
	◇[英]Dongba script
	○[言]⇒とんばもじ(トンバ文字,東巴文字)
とんばらちょう《とんばらちやう》
	【頓原町】
	◇[日]Tombara Cho
	○[古]島根県中東北部、飯石郡(イイシグン)の町。
	 2005. 1. 1(平成17)赤来町(アカギチョウ)と合併して飯南町(イイナン
	チョウ)を発足。
とんび
	【とんび】
	○[楽]葛原しげる(「凵」に「茲」)作曲、梁田貞(ヤナダ・タダシ)作詞
	の唱歌。
とんび
	【トンビ】
	【鳶】
	○(1)[鳥]⇒とび(トビ,鳶,鴟,鵄)
	○(2)[服]⇒[1]いんばねす(インバネス)
とんびがっぱ
	【鳶合羽】
	○[服]⇒[1]いんばねす(インバネス)
とーんぶ
	【トーンブ】
	◇[フ]Gruft
	○(フランス語で)墓。
	 ⇒はか(墓)
どんふぁん
	【ドンファン】
	【ドン・ファン】
	◇[西]Don Juan、[フ]Don Juan(ドンジュアン)、[伊]Don Gio-
	vanni(ドンジョバンニ)
	○(1)[人]男性の名前。
	○(2)[人]スペインの伝説上の名家の息子。
	 14世紀ころ、多くの女性を誘惑し、バロア(Valois)家の娘と
	駆落ちし、彼女の父を殺して処刑されたという。
	○(3)(転じて)女たらし・プレイボーイ・色事師・漁色家。
とんぷきんすぐん
	【トンプキンス郡】
	◇[英]Tompkins County
	○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)中
	央部の郡。
	 郡都はイサカ(Ithaca)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55) 8万7,107人。
	 1990(平成 2) 9万4,097人。
	 2000(平成12) 9万6,501人。
	 2005(平成17)10万0,018人。
とんぷく
	【頓服】
	○(1)[薬]症状が出たときに即効性のある薬剤を一回に服用(飲
	む)すること。
	 症状を一時的に抑える対症療法で、副作用の強い薬剤である
	ことが多く、使用量や服用間隔を厳守する必要がある。
	 注射薬・塗り薬などでは「頓用」とも呼ぶ。
	 ⇔ぶんぷく(分服)
	○(2)[薬]頓服薬の略称。
とんぶくつ
	【トンブクツ】
	◇Tombouctou
	○[古]⇒ちんぶくつ(チンブクツ)
とんぶくとぅ
	【トンブクトゥ】
	◇Tombouctou
	○[古]⇒ちんぶくつ(チンブクツ)
とんぷそんじゅう
	【トンプソン銃】
	◇[商標名]Thompson submachine gun
	○[俗]⇒とむそんじゅう(トムソン銃)
とんぶり
	【とんぶり】
	【トンブリ】
	○[食]ホウキグサ(箒草)の実。
	 醤油(ショウユ)をかけたり、納豆に入れて食べる。
	 その形から「畑のキャビア」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほうきぐさ(ホウキグサ,箒草)(1)
★どんぶり
	【丼】
	○(1)⇒どんぶりばち(どんぶり鉢,丼鉢)
	○(2)[料]⇒どんぶりもの(丼物)
	○(3)[服]職人が用いる腹掛けや、商人が用いる前垂れの前に
	付いている物入れ(ポケット)。
	 参照⇒はらがけ(腹掛け,腹掛,腹懸)(2),まえだれ(前垂れ,前
	垂)(2)
	◎丼勘定(カンジョウ)
	○()
どんぶりばち
	【どんぶり鉢】
	【丼鉢】
	○茶碗(チャワン)より大きい、深く厚手(アツデ)の陶製の鉢。
	 陶製の蓋(フタ)もあるが、現在は使うことも少なく、最初から
	蓋なしで販売もされている。
	 単に「どんぶり(丼)」とも呼ぶ。
	◎中華どんぶりの縁の紋様:⇒らいもん(雷文,雷紋)
どんぶりめし
	【どんぶり飯】
	【丼飯】
	○[食]丼に盛った飯。
どんぶりもの
	【丼物】
	○[料]丼に飯(メシ)を盛り、その上に具(グ)をのせた料理。
	 天丼(テンドン)・親子丼(オヤコドン)・玉子丼(タマゴドン)・鰻丼(ウナド
	ン)・カツ丼・牛丼(ギュウドン)など。
	 単に「どんぶり(丼)」とも呼ぶ。
とんへせん
	【トンヘ線】
	【東海線】
	◇[英]Tonghae line/Donghae line
	○[交]⇒とうかいせん(東海線)
とんべつこ
	【頓別湖】
	○[地]⇒くっちゃろこ(クッチャロ湖)
どんぺり
	【ドンペリ】
	○[俗][食]ドン・ペリニヨンの和略語。
	 ⇒どんぺりによん(ドン・ペリニヨン)(2)
★どんぺりによん
	【ドン・ペリニヨン】
	◇[フ]Dom Perignon
	○(1)[人]⇒どんぺりにょん(ドン・ペリニョン)
	○(2)[人]シャンパン(champagne)の一銘柄。
	 和略は「ドンペリ」。
どんぺりにょん
	【ドン・ペリニョン】
	◇[フ]Dom Perignon
	○(1)[人]オーベレール修道院(the Hautvillers' monastery)
	の僧侶(monk)(1638〜1715)。
	 シャンパン(champagne)を創出。
★とんぼ
	【トンボ】
	【蜻蛉】
	○(1)[虫]トンボ目(蜻蛉類)に属する昆虫の総称。
	 古くは「かげろう(蜻蛉)」とも呼んだ。
	◎高知県中村市に休耕田を利用した市立トンボ自然公園がある。
	◎竹製の玩具:⇒たけとんぼ(竹とんぼ,竹トンボ,竹蜻蛉)
	 遠くに飛んで逃げないように尻尾(シッポ)に松の葉を刺して重
	くし、放して飛ばせる遊びもあった。
	 参照⇒とんぼつり(蜻蛉釣り,蜻蛉釣)
	◎トンボの図柄:前にしか飛ばないことから、「退却しない」と
	武士に好まれ、「勝ち虫」とも呼ばれて武具などの模様に使用さ
	れた。
	 参照⇒やがすり(矢絣,矢飛白)
	○(2)[印]版面の隅(スミ)につけた十字形(キ字形)の目印。
	 多色印刷の摺(ス)り合せや、裁断などのため、位置を正確に
	合せる指標に用いる。
	 「見当(ケントウ)」とも呼ぶ。
	○(3)[劇]⇒とんぼがえり(蜻蛉返り,筋斗返り)
★とんぼ
	【蜻蛉】
	○(1)⇒とんぼ(トンボ,蜻蛉)
	○()蜻蛉持ちの略称。
	 ⇒とんぼほち(蜻蛉持ち)
	○()[]
とんぼえんぴつ
	【トンボ鉛筆】
	○[経]大手文具製造会社の一社。
	 本社は東京都北区。
	◎1913(大正 2)小川春之助が小川春之助商店として浅草で創業。
	 1939(昭和14)設立。
とんぼがえり《とんぼがへり》
	【トンボ返り】
	【蜻蛉返り】
	○(1)⇒ちゅうがえり(宙返り)(1)
	○(2)目的地へ行って小用をたし、または何もせず、すぐ引き
	返すこと。
	○(3)[劇]⇒とんぼがえり(蜻蛉返り,筋斗返り)
	◎トンボは飛んでいるとき、急に向きを後方に変えて飛ぶこと
	から。
とんぼがえり《とんぼがへり》
	【蜻蛉返り】
	【筋斗返り】
	○[劇]歌舞伎で、役者が舞台で手をつかずに宙返りすること。
	 単に「蜻蛉(トンボ)」とも呼ぶ。
	◎「筋斗(キント)([中]jindou)」は中国語で「宙返り」の意味。
どんぼすこ
	【ドン・ボスコ】
	◇Don Giovanni Bosco
	○[人]イタリア生れのカトリック司祭(1815〜1888)。
	 孤児の教育に献身する。
	 1859(安政 6)青少年の教育を目的にサレジオ会を設立。
	 参照⇒されじおかい(サレジオ会)
どんぼすこかい《どんぼすこくわい》
	【ドン・ボスコ会】
	○[宗]⇒されじおかい(サレジオ会)
★とんぼそう《とんぼさう》
	【トンボソウ】
	【蜻蛉草】
	◇[学]Platanthera ussuriensis
	○[植]クサスギカズラ目(Asparagales)ラン科(Orchidaceae)ツ
	レサギソウ属(Platanthera)。
	◎トンボソウ属(Tulotis ussuriensis)とも。
	◎クニガミトンボソウ([学]Platanthera sonoharai Masamune)
	:沖縄本島北部に分布する希少種。
とんぼだま
	【トンボ玉】
	【蜻蛉玉】
	○(1)ガラス製の丸玉の一種。
	 玉の表面に地色と異なる色ガラスで斑文(ハンモン)を施(ホドコ)し
	たもの。
	 参照⇒びーだま(ビー玉)
	◎名前はトンボの複眼に似ることから。
	○(2)[歴]日本の古墳の副葬品として出土する丸いガラス玉。
	 瑠璃色(ルリイロ)の地に浅青色、または青色の地に黄色の斑文が
	ある。
とんぼつり
	【蜻蛉釣り】
	【蜻蛉釣】
	○(1)細い竹などの先に糸で結び、その糸の他端に雌のトンボ
	を結びつけて飛ばせ、雄のトンボを誘い寄せて捕(トラ)えること。
	○(2)竿(サオ)の先などにとりもち(鳥黐)を塗り、トンボをくっ
	つけて捕えること。
	 参照⇒とりもち(トリモチ,鳥黐)
	○(3)[古](転じて)トンボを捕えること。その遊び。
	 トンボの眼に人差し指を向け、くるくる回しながら近づして
	羽を指に挟む。
	◎加賀千代の俳句:とんぼつり今日はどこまで行つたやら。
とんぼほち
	【蜻蛉持ち】
	○物を三人で運ぶ担(カツ)ぎ方。
	 棒の前端に横木をつけ、その両端を左右二人で担ぎ、後端を
	一人で担ぐもの。
	 単に「蜻蛉」とも呼ぶ。
	 参照⇒てんびんぼう(天秤棒)
とんぼろ
	【トンボロ】
	◇[伊]tombolo
	○[地]陸地とそれに近い島と連結する砂州(サス)。
	 和歌山県の潮岬(シオノミサキ)や福岡県の海ノ中道(ウモノナカミチ)など。
	 「陸繋砂州(リクケイサス)」とも呼ぶ。
	 参照⇒りくけいとう(陸繋島,さす(砂州,砂洲)
★とんま
	【頓馬】
	○のろま、まぬけ。
どんまい
	【ドンマイ】
	○[俗][運]スポーツなどで、ある味方選手が失敗や失策したと
	きに、仲間の選手や応援団がその選手をなぐさめ励(ハゲ)ます
	ために掛ける言葉。
	 「気にするな」,「大丈夫だ」,「心配するな」の意味。
	 参照⇒[1]ふぁいと(ファイト)
	◎英語の「ドント・マインド(don't mind)」の和略語。
どんむあんこくさいくうこう《どんむあんこくさいくうかう》
	【ドンムアン国際空港】
	◇[英]Don Muang Internatinal Airport
	○[空]タイ王国南部、首都バンコクの国際空港。
	 「ドムアン国際空港」,「バンコク国際空港」とも呼ぶ。
	◎2007. 1.11(平成19)国営空港運営会社エアポート・オブ・タ
	イランド(AOT)の取締役会で国内線専用空港となることが決
	定。
どんむとくりつ
	【曇無徳律】
	○[仏]⇒しぶんりつ(四分律)
とんやれぶし
	【トンヤレ節】
	○[楽]⇒みやさんみやさん(宮さん宮さん)
とんやんぐい
	【トンヤングイ】
	【東洋鬼】
	◇[中]Dongyang gui
	○(中国人からの)日本人、特に日本兵に対する蔑称。
	 「日本鬼子(Riben guizi)(リーベングイツ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒とうよう(東洋)(2),こうらいぼうし(高麗棒子),ちゃ
	んころ(チャンコロ),ちょっぱり(チョッパリ)(2)
とんやんぐいつ
	【トンヤングイツ】
	【東洋鬼子】
	◇[中]Dongyang guizi
	○⇒とんやんぐい(トンヤングイ,東洋鬼)
とんよう
	【頓用】
	○[薬]⇒とんぷく(頓服)
とんよく
	【貪欲】
	○[仏]⇒どんよく(貪欲)
★どんよく
	【貪欲】
	○
	 「とんよく(貪欲)」とも読む。
とんよん
	【トンヨン】
	【統営】
	【統營】
	◇[朝]Tongyong
	○朝鮮半島南東部、韓国南東部の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)
	(ケイショウナンドウ)南部の市。
	 固城半島南西端とその固城湾(Kosong Bay)周辺の島々から成
	る。
	 「とうえい(統営,統營)」とも呼ぶ。
	◎1955(昭和30)忠武(Chungmu)市、発足。
	 1995(平成 7)忠武市と統営郡が合併して統営市を発足。
とんれ
	【トンレ】
	◇[カンボジア語]Tonle
	○(カンボジア語で)川。
どーんれい
	【ドーンレイ】
	◇Dounray
	○⇒どぅーんれい(ドゥーンレイ)
とんれさっぷ
	【トンレサップ】
	【トンレ・サップ】
	◇[カンボジア語]Tonle Sab/Tonle Sap
	○[地]カンボジア中西部にある大湖沼。面積は最大時で約1万
	平方キロメートル。最大深度14メートル。
	 多数の川が流入し、トンレサップ川(Tonle Sab River)が流
	出してメコン川(the Mekong River)に合流する。
	 5〜10月の雨季に増水したメコン川の水がトンレサップ川を
	逆流して流入し、メコン川の洪水を抑制する天然の調節池の役
	割もはたしている。
	◎"tonle"は「湖([英]lake)/川([英]river)」、"sab/sap"は
	「淡水([英]freshwater)」の意味。
とんれとむ
	【トンレトム】
	【トンレ・トム】
	◇[カンボジア語]Tonle Thom、[英]the Mekong River
	○[地]⇒めこんがわ(メコン川,メコン河)
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