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                    PDD図書館管理番号       0001.0063.4000.24

                 百   科   辞   書    《とか》     編集:獨  澄旻

-------- とか --------------------------------------------------
とか
	【都下】
	○(1)みやこの中。
	 「都内(トナイ)」とも呼ぶ。
	○(2)[古]東京都の中。東京都の管轄下。
	 「都内(トナイ)」とも呼ぶ。
	○(3)[古](特に)東京都内で、二三区以外の市町村。
	 島部を含まないことが多い。
	 ⇔とない(都内)(3)
	◎二三区を上位とする呼称として現在はあまり使用されない。
	 昭和中期までは手紙の住所などに「東京都△△郡▽▽町」の代
	りに「都下△△郡▽▽町」などと通常に使用されていた。
とーかー
	【トーカー】
	◇[英]talker
	○(1)話す人。講演者。
	○(2)おしゃべりな人。
	○(3)[通]データの送信側。
	 送信側であっても「受信OK」などの受信は行う。
	◎リスナー(listener):データの受信側。
とが
	【トガ】
	◇[羅](単数形)toga/(複数形)togae
	○[服]⇒とーが(トーガ)
とが
	【トガ】
	【栂】
	○[植]⇒つが(ツガ,栂)
とが
	【利賀】
	◇[日]Toga
	○[古]⇒とがむら(利賀村)
とーが
	【トーガ】
	◇[羅](単数形)toga/(複数形)togae
	○[服]古代ローマ市民が着用した上着。
	 半円形または楕円形の大きな布を、左肩から右脇にゆったり
	巻きつけるようにして着る。
	 男子は15歳になると成年のしるしとして着用し、身分により
	色・装飾・まとい方が決まっていたという。
	 「トガ」とも呼ぶ。
どが
	【ドガ】
	◇Edger Degas(エドガー・ドガ)
	○[人]フランス印象派の画家(1834〜1917)。
	 日本の浮世絵に学ぶ。
	 好んで踊り子や競馬など生活を主題として描き、風景には興
	味を示さなかった。
	 作品は『踊り子』・『水浴』など、パステル画・版画も多い。
とかい
	【トカイ】
	◇[マジャール語]Tokaj、[英]Tokay
	○(1)ハンガリー北東部、ボルショド・アバウーイ・ゼンプレ
	ーン県(Borsod-Abauj-Zemplen Megye)東部の町。
	 トカイ・ワイン(Tokay wine)の産地。
	○(2)[食]トカイ産の白ワイン。
	 12世紀から生産されている。
	○(3)[食]アメリカ合衆国カリフォルニア産の白ワイン。
	 「トーケイ」,「トーケー」とも呼ぶ。
	◎「トッケイ(tokay)」は爬虫類のオオヤモリ(大守宮)。
とがい
	【蠧害】
	○(1)書物や衣類をシミ(衣魚,蠧魚)に食い破られる害。
	○(2)物事を害すること。また、その害。
	◎シミが食った書物は「蠧書(トショ)」,「蠧簡(トカン)」と呼ぶ。
とがおいびくに《とがおひびくに》
	【科負比丘尼】
	○[歴]主家の娘などに身近に仕え、その過失の身代りになる比
	丘尼。娘の放屁などを自分の仕業(シワザ)にして科(トガ)を引き
	受ける。
	 「屁負(ヘオイ)比丘尼」とも呼ぶ。
とがくしむら
	【戸隠村】
	◇[日]Togakushi Mura
	○[古]長野県北部、上水内郡(カミミノチグン)の村。
	 長野市の北西隣、戸隠山(トガクシヤマ)が北部を占める。戸隠神
	社の神官の宿坊(戸隠三千坊)を中心に発展。ソバ(蕎麦)の産地。
	◎天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)が投げた天岩戸(アマノイワト)の落ち
	た場所という。
	◎2005. 1. 1(平成17)豊野町(トヨノマチ)・戸隠村・鬼無里村(キナサム
	ラ)の1町2村が長野市に編入。
とがくしやま
	【戸隠山】
	◇[日]Togakushi Yama
	○[地]長野県北部、長野市北部の戸隠にある山。標高1,904メ
	ートル。
	 古来から山伏修験道の霊場。
	◎旧住所は上水内郡(カミミノチグン)戸隠村(トガクシムラ)。
★とかげ
	【トカゲ】
	【蜥蜴】
	【石龍子】
	○[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)トカゲ亜目(Sauria)の爬虫
	類の総称。
	◎トカゲ科(Scincidae)。
	 カナヘビ科(Lacertidae)。
	 カメレオン科(Chamaeleonidae):⇒かめれおん(カメレオン)
	◎マレー語の"takek"からか。
	 英語は「リザード(lizard)」。
★とかげもく
	【トカゲ目】
	◇[学]Squamata
	○[爬]
	 旧称は「有鱗目」。
	◎トカゲ亜目(Sauria)。
	 ヘビ亜目(Serpentes)。
	◎哺乳類のセンザンコウ目(Pholidota)の旧称も「有鱗目」。
とかしきそん
	【渡嘉敷村】
	◇[日]Tokashiki Son
	○沖縄県島尻郡(シマジリグン)、渡嘉敷島から成る村。
どかた
	【土方】
	◇[英]navvy(ナビー)/peon(ピーアン)、[伊]terrazziere(テ
	ラッツィエーレ)
	○土木工事に従事する労働者。土工(ドコウ)・人夫(ニンプ)。
	 俗に「にこよん(ニコヨン)」,「よいとまけ(ヨイトマケ」とも呼
	ぶ。
	◎差別語とされる。
	 中国語で「土方(tufang)」は「土木工事」のこと。
	 「ひじかた(土方)」とも読む。
	◎ズボン:⇒にっかぼっかーず(ニッカボッカーズ)
	 履き物:⇒じかたび(地下足袋,直足袋)
	 弁当:⇒どかべん(どか弁)
	◎都都逸(ドドイツ):土方殺すに刃物はいらぬ/雨の三日も降れ
	ばよい(いい)。
とかち
	【十勝】
	◇[日]Tokachi
	○(1)[歴]旧国名。北海道十一ヶ国の一つ。現在の十勝支庁の
	管轄。
	 広尾郡(廣尾郡)・当縁郡(當縁郡)・大津郡・中川郡・河東郡
	・河西郡・十勝郡の7郡。
	○(2)[地]⇒とかちだけ(十勝岳)
	○(3)[地]⇒とかちがわ(十勝川)
	○(4)⇒とかちしちょう(十勝支庁)
	○(5)⇒とかちぐん(十勝郡)
とかちおきじしん《とかちおきぢしん》
	【十勝沖地震】
	○(1)[歴][地]1952. 3. 4(昭和27)発生。
	○(2)[歴][地]1968. 5.16(昭和43)発生、マグニチュード7.8。
	○(3)[歴][地]2003. 9.26(平成15)am.04:50ころ発生、マグニ
	チュード8.0。
とかちがわ《とかちがは》
	【十勝川】
	◇[日]Tokachi Gawa
	○[地]北海道中央部、十勝地方を流れる大河。
	 十勝岳の東腹に発源し、十勝平野を貫流して太平洋に注(ソソ)
	ぐ。全長約156キロメートル。
	〈流域面積〉
	 8,0400平方キロメートル。
	〈支流〉
	 札内川:⇒さつないがわ(札内川)
とかちぐん
	【十勝郡】
	◇[日]Tokachi Gun
	○北海道南東部、十勝支庁の郡。
	 浦幌町(ウラホロチョウ)のみ。
とかちしちょう《とかちしちやう》
	【十勝支庁】
	◇[日]Tokachi Shicho
	○北海道南東部の支庁。
	 支庁所在地:帯広市。
	 所属:十勝郡・足寄郡(アショログン)・川上郡(カミカワグン)・中川郡
	・広尾郡・河東郡(カトウグン)・河西郡(カサイグン)の7郡。
	◎1897(明治30)河西支庁、設置。
	 1932(昭和 7)十勝支庁と改称。
とかちだけ
	【十勝岳】
	◇[日]Tokachi Dake
	○[地]北海道中央部、十勝支庁・石狩支庁の境上にある活火山。
	二重の外輪山と中央火口丘をもつ三重式成層火山。標高2,077
	メートル。
	 千島火山帯に属する大雪火山群の南西部にあり、安政火口か
	らは現在も噴煙が上がっている。
	 十勝川・美瑛(ビエイ)川・空知(ソラチ)川などが発する。
	 大雪山国立公園の西部。
	◎1926. 5.24(大正15)噴火、2村落埋没、死者144人・傷者200
	名。
	 1962. 6.29〜30(昭和37)噴火、死者5名・傷者11名。
	 1988.12.19(昭和63)噴火。
とがにん
	【科人】
	【咎人】
	○[古]とが(科・咎)のある人。罪を犯した人。
	 「罪人(ザイニン)」とも呼ぶ。
とがのお《とがのを》
	【栂尾】
	◇[日]Togano'o
	○京都府京都市北西端、右京区(ウキョウク)梅ヶ畑(ウメガハタ)地区に
	ある一地区名。地名としては梅ヶ畑栂尾町(ウメガハタトガノオチョウ)。
	 清滝川上流で、古来から紅葉(モミジ)の名所として知られる三
	尾(サンビ)の一つ。
	 真言系単立寺院の高山寺(コウザンジ)がある。
	 参照⇒こうざんじ(高山寺),さんび(三尾)
どかべん
	【どか弁】
	○特別に大形で深い弁当箱。また、その弁当。
	 ご飯の多い日の丸弁当であることが多い。
	 参照⇒ひのまるべんとう(日の丸弁当)
	◎「土方弁当」の略。
	 参照⇒どかた(土方)
どかべん
	【ドカベン】
	○[漫]水島新司の野球マンガ。
	 「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に連載。
	◎1972(昭和47)連載開始。
とかまく
	【トカマク】
	◇tokamak
	○[原]環状磁場を用いて高温プラズマを閉じ込める方式の核融
	合炉用装置。
	 強力な磁場で容器内に閉じ込めたプラズマを数億度という超
	高温に加熱し、核融合の可能な超高温状態をつくり出し、その
	エネルギーを電力の形で取り出そうというもの。
	 核融合炉の研究・開発の中で、実用化が最も有望視されてい
	る。
	 二酸化炭素などの汚染物質は放出しないが、大量の熱を放出
	する熱汚染(ヒートポリューション)から決して「クリーン」とは
	言えない。
	 参照⇒いーたー(ITER,イーター),じぇーてぃーろくじゅ
	う(JT−60),いーすと(EAST)
	◎名前はロシア語の「電流(TOroidalnaya)」・「容器(KAmera)」・
	「磁場(MAgnitnaya)」・「コイル(Katushka)」の頭文字に由来する。
	◎2002. 7.(平成14)九州大学炉心理工学研究センターの実験装
	置TRIAM−1M(トカマク型)、ドーナツ型のステンレス製
	真空容器(直径約170センチメートル)が真空にならず、亀裂を
	発見。
	 2003. 5. 8(平成15)日本原子力研究所那珂研究所のJT−6
	0、冷却水配管周辺から水漏れが発生。
とがむら
	【利賀村】
	◇[日]Toga Mura
	○[古]富山県南西部、東礪波郡(ヒガシトナミグン)の村。
	◎2004.11. 1(平成16)東砺波郡の全3町4村と西砺波郡(ニシトナミ
	グン)福光町(フクミツマチ)とが合併して南砺市(ナントシ)を発足し、東礪
	波郡は消滅。
[1]とがめる
	【咎める】
	○(1)[他動]悪いこと・望ましくないこととして、相手の過(アヤ
	マ)ちや失敗を、責(セ)める、非難(ヒナン)する。
	◎不注意を咎める,過ちを咎める
	○(2)[他動]取りたてて問いただす。あやしく思ってたずねる。
	○(3)[他動]気にかける。取り立てて気にする。注意する。
[2]とがめる
	【咎める】
	○(1)[自動]悪いことをしたと自らを責めて、心が痛む、心苦
	しく思う。
	◎気が咎める,良心が咎める
	○(2)[自動]傷・腫物(ハレモノ)などを刺激して、いっそう悪化す
	る。
	◎傷が咎める
とから
	【トカラ】
	【吐火羅】
	【都貨邏】
	◇Tokhra
	○[地]⇒とはら(トハラ,吐火羅,都貨邏)
とかられっとう《とかられつたう》
	【吐カ喇列島】
	◇[日]Tokara Retto
	○[地]鹿児島県南部、南西諸島に属する薩南(サツナン)諸島の一部。
	大隅(オオスミ)諸島と奄美(アマミ)諸島との間に連なる火山列島。
	 口之島(クチノシマ)・中之島(ナカノシマ)・臥蛇島(ガジャジマ)・小臥蛇
	島・平島(タイラジマ)・諏訪之瀬島(スワノセジマ)・悪石島(アクセキジマ)・
	小宝島(コダカラジマ)・宝島(タカラジマ)・横当島(ヨコアテジマ)の10島か
	ら成り、臥蛇島・小臥蛇島・平島は古い火山であるが、その他
	の島は新しい火山で活火山もある。
	 鹿児島県鹿児島郡十島村(トシマムラ)に所属し、亜熱帯気候であ
	る。
	 「宝列島」,「宝諸島」とも呼ぶ。
	 参照⇒がじゃじま(臥蛇島),よこあてじま(横当島),さつなん
	しょとう(薩南諸島),なんせいしょとう(南西諸島)(1)
	◎「カ」は「(「艸」冠+「喝」)」または「(「口」偏+「葛」)」と記し、とも
	に補助漢字にもなし。
とがりいしいせき《とがりいしゐせき》
	【尖石遺跡】
	○[歴]長野県茅野市(チノシ)豊平(トヨヒラ)南大塩にある縄文時代中
	期の遺跡。
	◎1952(昭和27)特別史跡に指定。
とかれふ
	【トカレフ】
	◇[露]Tokarev
	○[軍]旧ソ連の軍用自動拳銃の一つ。
	 口径7.62ミリ(30口径モーゼル弾)、装弾数8(弾倉)+1(薬
	室)。
	 全長193ミリメートル、銃身長116ミリメートル。
	◎ツーラ兵器廠の技師トカレフ(F.V.Tokarev)が設計。
	 1933(昭和 8)トカレフTT33がソ連軍に正式採用。のちマカロ
	フ(9ミリ)に移行。
	 参照⇒まかろふ(マカロフ)
とがわ《とがは》
	【砥川】
	◇[日]To Gawa/Togawa
	○[地]長野県諏訪郡(スワグン)下諏訪町(シモスワマチ)北東部の和田峠
	に発源し、萩倉(ハギクラ)で東俣川(ヒガシマタガワ)を合流し、諏訪湖
	に注(ソソ)ぐ川。
とかん
	【蠧簡】
	○シミ(衣魚,蠧魚)に食われた書物。
	 「蠧書(トショ)」とも呼ぶ。
どかん
	【ドカン】
	○[俗][服]ズボンがだぶだぶの学生服。
	 参照⇒がくらん(学らん,学ラン)
どかん
	【土管】
	◇[英]earthenware pipe/earthen pipe
	○[建]土器・陶器製またはコンクリート製の円管。
	 排水管・煙突などに使用する。
	 参照⇒がんくび(雁首)(2)
	◎昭和中期ころまで空き地などに仮置きされていることが多く、
	大きなものは子供の遊び道具や浮浪者(現:ホームレス)などの
	住まいとして利用されていたこともある。
とかんちんす
	【トカンチンス】
	◇Tocantins
	○(1)[地](Rio Tocantins)⇒とかんてぃんすがわ(トカンティ
	ンス川)
	○(2)[地](Estado de Tocantins)⇒とかんてぃんすしゅう(ト
	カンティンス州)
とかんちんすしゅう《とかんちんすしう》
	【トカンチンス州】
	◇[葡]Estado de Tocantins、[英]Tocantins State
	○⇒とかんてぃんすしゅう(トカンティンス州)
とかんてぃんす
	【トカンティンス】
	◇Tocantins
	○(1)[地](Rio Tocantins)⇒とかんてぃんすがわ(トカンティ
	ンス川)
	○(2)[地](Estado de Tocantins)⇒とかんてぃんすしゅう(ト
	カンティンス州)
★とかんてぃんすがわ《とかんちんすがは》
	【トカンティンス川】
	◇[葡]Rio Tocantins、[英]Tocantins River
	○[地]ブラジル中東部を北流する川。
	 「トカンチンス川」とも呼ぶ。
	〈支流〉
	 アラグアイア川(Rio Araguaia)。
とかんてぃんすしゅう《とかんちんすしう》
	【トカンティンス州】
	◇[葡]Estado de Tocantins、[英]Tocantins State
	○ブラジル中東部の州。北東部をマラニョン州(Estado de 
	Maranhao)、南部をゴイアス州(Estado de Goias)、南西部をマ
	ト・グロッソ州(Estado de Mato Grosso)、北西部をパラ州
	(Estado de Para)に接する。
	 州都はパルマス(Palmas)。
	 「トカンチンス州」とも呼ぶ。
	◎世界最大の川州(カワス)バナナル島(Ilha do Bananal)がある。
とき
	【とき】
	○[交]JR上越新幹線の列車の愛称。
	◎2004.10.23(平成16)新潟県中越地震で「とき325号」が脱線。
★とき
	【トキ】
	【朱鷺】
	【鴾】
	【桃花鳥】
	【鴇】
	◇[学]Nipponia nippon、[英]Japanese crested ibis
	○[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)トキ科(Threskiornithi-
	dae)の鳥。
	 サギ(鷺)に似ている脚(アシ)はサギよりやや短く、黒く長い嘴
	(クチバシ)は下方に湾曲する。全長約75センチメートル、翼長40
	センチメートル。
	 全身が白色の羽毛に覆(オオ)われ、風切羽(カゼキリバ)と尾羽(オバ
	ネ)の基部は淡紅色(鴇色<トキイロ>)を帯び、後頭に冠毛があり、顔
	は裸で赤く、脚も赤い。
	 水田や湿地(シッチ)でタニシ・ドジョウ・サワガニ・昆虫など
	を食べる。
	 東アジア原産でかつては日本・朝鮮・台湾・中国・ロシアの
	ウスリー地方など広く生息していたが、野生種はほぼ絶滅。
	 国際保護鳥・国の特別天然記念物・環境省の絶滅危惧種。
	 「つき(鴇)」,「朱鷺(シュロ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ときか(トキ科)
	◎「鴇」とも書くが、正しくは「のがん」のこと。
	◎新潟県の県鳥。
	 新潟県佐渡郡(サドグン)新穂村(ニイボムラ)に佐渡トキ保護センタ
	ーがある。
	◎1934(昭和 9)国の天然記念物に指定。
	 1960(昭和35)国際保護鳥に指定。
	 1967(昭和42)新穂村にトキ保護センターが完成。
	 1968. 3.(昭和43)真野町で雌キンを捕獲。
	 1981. 1.(昭和56)環境庁、飼育下繁殖を試みるため佐渡に生
	き残っていた5羽をすべてを捕獲。
	 日本以外にいないと思われていたが、1981(昭和56)中国陝西
	省洋県に野生種9羽が生息し、1989(平成元)北京動物園で人工
	繁殖に成功。
	 1995. 4.30(平成 7)日本産の最後の雄ミドリが死亡。
	 1999. 1.31(平成11)中国から雄の友友(ヨウヨウ)と雌の洋洋
	(ヤンヤン)のペアが日本へ寄贈。同年5月、日本で初めて人工
	繁殖による雄のヒナが誕生し、一般公募で優優(ユウユウ)と名
	付けられる。
	 2000. 5.(平成12)8日と10日に相次いでヒナが誕生。新新
	(シンシン)・愛愛(アイアイ)と命名。また、中国から雌の美美
	(メイメイ)も嫁入りしている。
	 2001. 7.10(平成13)環境省、固体識別番号を使用しトキの命
	名はしないと発表。
	 2002. 3. 6(平成14)美美が昨春産んだヒナの「つばさ」・「に
	いぼ」(いづれも雄)が中国に移送。脚の治療を受けていたメス
	の「みらい」も移送の予定であったが前日、上野動物園で死亡。
	 2002. 7.(平成14)北京動物園で、野生のクロトキにトキの卵
	を孵化させるのに成功。トキの野生化への道が開かれた。
	 2003.10.10(平成15)日本産の最後の雌キンが死亡。
	 2003.10.27(平成15)日中政府、日中共同トキ保護計画に署名。
	◎中国との取り決めで、佐渡トキ保護センターで産んだヒナの
	うち、奇数番目に生れたヒナは中国側に帰属する。
★とき
	【時】
	○
	◎時の記念日:6月10日。
とき
	【斎】
	○(1)[仏]昼の食事の斎(サイ)の別称。
	◎もとはインドの仏教徒に正午以後(午後)は食事をしないとい
	う戒律があったことから。これが、食事の時間を意味すること
	になり、斎(サイ)を「とき(時)」と呼ぶようになった。
	◎朝食は粥(シュク)と呼ぶ。時間外またはその食事は非時(ヒジ)
	(正午〜翌日未明)と呼ぶ。
	○(2)肉食(ニクジキ)をしないこと。また、精進料理(ショウジン・リョウリ)。
	○(3)法会(ホウエ)・仏事などの際に、参会者に出される食事。
	○(4)[俗]法会・仏事の俗称。
	○(5)[暦]正五九月(ショウゴクガツ)の別称。
	 ⇒しょうごくがつ(正五九月)
	○(6)[暦]正五九月(ショウゴクガツ)、旧暦正月・五月・九月の16日。
	 西日本ではこの日は精進をして仕事を休んだ。
	 「ときのひ(斎の日)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しょうごくがつ(正五九月)
とき
	【土岐】
	◇[日]Toki
	○(1)⇒ときし(土岐市)
	○(2)⇒ときぐん(土岐郡)
[1]とーきー
	【トーキー】
	◇[英]talkie/talking picture
	○[映]音声を記録した映画。
	 映写フイルムの端にあるサウンドトラック(sound track)に
	音声や効果音・音楽などが記録され、映像と同時に音声を再生
	するもの。
	◎1926(大正15)アメリカで初公開。
	 1931(昭和 6)松竹映画『マダムと女房』が日本初のトーキー。
	◎サイレント映画(silent movie):⇒むせいえいが(無声映画)
[2]とーきー
	【トーキー】
	◇Torquay
	○イギリスのイングランド南東部、デボン州(County of Devon)
	南東部のトーベイ(Torbay)にある町。
	 北緯50.47°、西経3.52°の地。
	 海軍兵学校があるダートマス(Dartmouth)の北方に位置する。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)5万4,430人。
	 1991(平成 3)5万9,587人。
	 2001(平成13)6万2,968人。
ときいろ
	【鴇色】
	○[色]薄紅梅(ウスコウバイ)に近いピンク。トキの風切羽の色。
	◎C=0,M=50,Y=10,B=0。
ときか
	【トキ科】
	◇[学]Threskiornithidae、[英]ibis
	○[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)の一科。トキ類・ヘラサ
	ギ類など約30種。
ときからちゃ
	【鴇唐茶】
	○[色]桃色がかった灰色。
	 「鴇茶(トキチャ)」とも呼ぶ。
ときがわ《ときがは》
	【都幾川】
	◇[日]Toki Gawa
	○(1)[地]埼玉県を流れる荒川(アラカワ)の支流。
	 比企郡(ヒキグン)嵐山町(ランザンマチ)で槻川(ツキガワ)を合流、東松
	山市・坂戸市(サカドシ)・比企郡川島町(カワシママチ)の境で越辺川(オッ
	ペガワ)に合流。
	○(2)[古]⇒ときがわむら(都幾川村)
ときがわまち《ときがはまち》
	【ときがわ町】
	◇[日]Tokigawa Machi
	○埼玉県中央部西寄りの比企郡(ヒキグン)の町。
	◎2006. 2. 1(平成18)都幾川村(トキガワムラ)と玉川村(タマガワムラ)が
	合併して発足。
ときがわむら《ときがはむら》
	【都幾川村】
	◇[日]Tokigawa Mura
	○[古]埼玉県中央部西寄りの比企郡(ヒキグン)の村。
	 JR八高線が通じ、明覚(ミョウカク)駅がある。
	 坂東三十三所の九番札所、慈光寺(ジコウジ)の十一面千手千眼
	観音がある。
	◎2006. 2. 1(平成18)玉川村(タマガワムラ)と合併して「ときがわ町
	(マチ)」を発足。
ときぐん
	【土岐郡】
	◇[日]Toki Gun
	○岐阜県南部の郡。
	 笠原町(カサハラチョウ)のみ。
	◎岐阜県には土岐市もある。
ときざけ
	【時鮭】
	○[食]シロザケ(白鮭)の別名。
	 旬は初夏(5〜6月)ころ。
	 「ときしゃけ(時鮭)」,「ときしらず(時知らず,時不知)」とも呼
	ぶ。
	◎名前は「季節外れ」の意味とも、少ないが一年を通して漁獲さ
	れるからとも。
	 参照⇒あきあじ(アキアジ,秋味,秋鮭)
ときし
	【土岐市】
	◇[日]Toki Shi
	○岐阜県南部の市。
	◎岐阜県には土岐郡もある。
ときしゃけ
	【時鮭】
	○[食]⇒ときざけ(時鮭)
ときしらず
	【トキシラズ】
	【時知らず】
	【時不知】
	○(1)時をわきまえないこと。また、そのさま。季節外れ。
	○(2)季節を選ばないこと。また、そのもの。
	○(3)[植]キンセンカ・トキナシダイコン・フユイチゴ・ヒナ
	ギクなどの別称。
	 参照⇒ときなしだいこん(時無し大根,時無大根),ふゆいちご
	(フユイチゴ,冬苺)
	○(4)[食]⇒ときざけ(時鮭)
ときしん
	【トキシン】
	◇[英]toxin
	○[生化](微生物などが作り出す)毒素。
ときそいど
	【トキソイド】
	◇[英]toxoid
	○[薬]ワクチンの一種。
	 病原細菌やヘビ毒をホルムアルデヒドなどの化学的または物
	理的処理を加えて処理し、抗原性は保持させたまま毒素(トキ
	シン<toxin>)を除去した液。
	 破傷風(ハショウフウ)やジフテリアの予防接種、ハブ咬症の予防に
	用いる。
	 「アナトキシン(anatoxin)」とも呼ぶ。
★ときそぷらずま
	【トキソプラズマ】
	◇[英]toxoplasma
	○[動]アピコンプレックス門(Apicomplexa)コクシジウム綱(Co-
	noidasida)コクシジウム亜綱(Coccidiasina)に属する単細胞の
	微小動物。1属1種。
	 哺乳類や鳥類の内臓や白血球に寄生する。
	 「トキソプラズマ原虫([学]Toxoplasma gondii)」,「住血原虫」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒ときそぷらずましょう(トキソプラズマ症)
	◎ドイツ語:トクソプラズマ(Toxoplasma)。
	 イタリア語:トクソプラズマ(toxoplasma)。
	 トルコ語:トクソプラズマ(Toksoplazma)。
	 中国語:弓形虫(gongxingchong)。
ときそぷらずまげんちゅう《ときそぷらずまげんちゆう》
	【トキソプラズマ原虫】
	◇[学]Toxoplasma gondii
	○[動]⇒ときそぷらずま(トキソプラズマ)
★ときそぷらずましょう《ときそぷらずましやう》
	【トキソプラズマ症】
	◇[羅]toxoplasmosis、[独]Toxoplasmose
	○[病]原虫トキソプラズマ(toxoplasma gondii)の寄生によっ
	て起こる疾患。
	 人畜共通感染症の一種。
	 人では宿主とするイヌやネコから感染することが多い。
	 参照⇒じんちくきょうつうかんせんしょう(人畜共通感染症)
ときちゃ
	【鴇茶】
	○[色]桃色がかった灰色。
	 「鴇唐茶(トキカラチャ)」とも呼ぶ。
とぎつちょう《とぎつちやう》
	【時津町】
	◇[日]Togitsu Cho
	○長崎県西彼杵郡(ニシソノギグン)の町。西彼杵半島基部東岸で、
	北部を大村湾に面し、南部・南西部を長崎市に接する。
	〈面積〉
	 20.58平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)2万8,065人。
	◎1951(昭和26)町制施行。
	 1959(昭和34)村松村の一部を編入。
ときなし
	【時無し】
	【時無】
	○(1)いつと定まった時がないこと。
	○(2)時を定めないこと。
	○(3)(転じて)いつもあること。また、いつもあるもの。
	○(4)止(ヤ)む時がないこと。絶(タ)えずあること。つづけてあ
	ること。
	○(5)失望した状態、失意の境遇にあること。
	○(6)[農]⇒ときなしだいこん(時無し大根,時無大根)
ときなしだいこん
	【時無し大根】
	【時無大根】
	○[農]ダイコン(大根)の一品種。早春から晩秋まで栽培できる。
	 直径約3センチメートル、長さ約30センチメートル。
	 肉がやわらかく、漬物(ツケモノ)に向いている。
	 単に「ときなし(時無し,時無)」とも、「ときしらず(時知らず,
	時不知)」とも呼ぶ。
	◎四季いつでも収穫できるダイコンの意味。
ときにはしょうふのように《》
	【時には娼婦のように】
	○[楽]なかにし礼(レイ)作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌は黒沢年男。
	◎1978. 2.(昭和53)レコード発売。
ときにはははのないこのように《ときにはははのないこのやうに》
	【時には母のない子のように】
	○[楽]寺山修司(シュウジ)作詞、田中未知作曲の歌謡曲。
	 歌はカルメン・マキ。
	◎1969. 2.(昭和44)レコード発売。
★ときのかね
	【時の鐘】
	○(1)[歴]江戸時代に付近の住民に時を知らせた鐘。
	 時の鐘ははじめ予告として捨て鐘をついてから、時の数だけ、
	明け六つなら6回つく。
	 参照⇒すてがね(捨て鐘,捨鐘)(1),おいだしのかね(追い出し
	の鐘),じょうこうばん(常香盤)(1)
	 ┌───┬──┐
	 │鐘の数│時刻│
	 ├───┼──┤
	 │ 九つ │12時│
	 ├───┼──┤
	 │九つ半│1時│
	 ├───┼──┤
	 │ 八つ │2時│
	 ├───┼──┤
	 │八つ半│3時│
	 ├───┼──┤
	 │ 七つ │4時│
	 ├───┼──┤
	 │七つ半│5時│
	 ├───┼──┤
	 │ 六つ │6時│
	 ├───┼──┤
	 │六つ半│7時│
	 ├───┼──┤
	 │ 五つ │8時│
	 ├───┼──┤
	 │五つ半│9時│
	 ├───┼──┤
	 │ 四つ │10時│
	 ├───┼──┤
	 │四つ半│11時│
	 └───┴──┘
	◎江戸では初め、1666(寛文 6)建造された上野の寛永寺の鐘が
	唯一であった。
	 元禄年間に浅草寺・神田石町(コクチョウ)(現:日本橋本石町)・本
	所横川町・芝切通し・上野大仏下(寛永寺)・市谷八幡・目白不
	動堂・赤坂田町の成満寺(成福寺?)・新宿天竜寺の9ヶ所が新
	設された。
	 江戸深川:⇒はちまんがね(八幡鐘)
	◎松尾芭蕉「花の雲鐘は上野か浅草か」
	 川柳「石町の鐘はオランダまで聞こえ」(オランダは長崎屋の
	こと)
	○(2)埼玉県川越市の鐘。現在は圧縮空気を使い、自動で鳴ら
	している。
	◎1893(明治26)大火で焼失し、1894(明治27)再建されたもので、
	地上16メートル。
ときのすぎゆくままに
	【時の過ぎゆくままに】
	○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、大野克夫作曲の歌謡曲。
	 歌は沢田研二。
	◎1975. 8.(昭和50)発売。
ときのながれにみをまかせ
	【時の流れに身をまかせ】
	○[楽]荒木とよひさ作詞、三木たかし作曲の歌謡曲。
	 歌はテレサ・テン。
	◎1986. 2.(昭和61)発売。
ときのひ
	【ときの日】
	【斎の日】
	○[暦]⇒とき(斎)(6)
ときは
	【トキハ】
	○[経]⇒ときわ(トキハ)
どぎーばっぐ
	【ドギーバッグ】
	◇[英]doggie bag/doggy bag
	○[食]レストランなどで食べ残した料理を入れて持ち帰るため
	の袋・容器。
とぎぼう《とぎばう》
	【研ぎ棒】
	◇[英]buff stick
	○[料]包丁・ナイフなどを研ぐ、金属製で棒状のヤスリ(鑢)。
	 主に牛刀(ギュウトウ)などの洋包丁に用い、片手に包丁、もう一
	方に研ぎ棒を持ち、こすり合わせるようにして研ぐ。
	 目の粗(アラ)さによって、包丁についた脂(アブラ)を落とすもの
	から、刃先を研ぎ起こすものまで各種ある。
どきゅう
	【弩弓】
	◇[英]crossbow
	○[歴]⇒いしゆみ(石弓,弩)(1)
どきゅう《どきふ》
	【弩級】
	◇[英]Dreadnought class
	○[古][軍]⇒どきゅうかん(弩級艦)
どきゅうかん《どきふかん》
	【弩級艦】
	◇[英]Dreadnought class battleship
	○[古][軍]イギリスの戦艦ドレッドノートと同程度の戦艦。
	 1902(明治35)イギリスで建造された大口径砲を持つ戦艦三笠
	(ミカサ)が日露戦争の1905(明治38)日本海海戦で活躍し、大艦巨
	砲主義が始まって1906. 2.(明治39)世界最大のドレッドノート
	が竣工。以後各国は弩級艦・超弩級艦・超超弩級艦と戦艦の大
	型化競争に拍車をかけた。
	 「弩級戦艦」とも呼ぶ。
	 参照⇒どれっどのーと(ドレッドノート)(1)
	◎「弩」は「ドレッドノート」の「ド」の当て字。
	◎戦艦の大型化は大和・武蔵まで続いたが、すでに時代遅れに
	なっていて、同型艦の信濃は航空母艦に変更されている。
どきゅうせんかん《どきふせんかん》
	【弩級戦艦】
	◇[英]Dreadnought class battleship
	○[古][軍]⇒どきゅうかん(弩級艦)
とぎょ
	【蠧魚】
	○(1)[虫]シミ。
	 ⇒しみ(衣魚,蠧魚)
	○(2)(転じて)シミのように本にかじりつくばかりで、その活
	用を知らない人の蔑称(ベッショウ)。
どきょう《どきやう》
	【読経】
	○[仏]声を出して経文を読むこと。
	 参照⇒ふぎん(諷経),かんきん(看経)
ときわ《ときは》
	【ときわ】
	○[軍][海]海上自衛隊のとわだ型補給艦(AOE423)。
	 8,150トン。
	 母港は神奈川県横須賀基地。
	◎1990. 3.12(平成 2)竣工。
	 2002. 7.(平成14)テロ対策特別措置法でインド洋に派遣。
	 2002.12.27(平成14)洋上で給油ホースの巻取機の油圧系統が
	故障し、米軍への燃料補給活動を一時中断。
	 2003. 3. 9(平成15)アラビア海でフランスの駆逐艦に補給。
	英米艦以外では初の補給。
ときわ《ときは》
	【トキハ】
	○[経]大分県大分市の地方百貨店。
ときわ《ときは》
	【常磐】
	【常盤】
	○(1)常に変わらない岩。
	◎「とこいわ(常磐)」の転。
	○(2)(転じて)永久に変わらないこと。永久不変。
	○(3)松・杉など、木の葉が常緑であること。
	◎「常葉」から。
	◎「じょうばん(常磐)」とも読む。
	 参照⇒じょうばん(常磐)
ときわ《ときは》
	【常盤】
	◇[日]Tokiwa
	○京都府京都市右京区の地域名。
	 双ヶ岡(ナラビガオカ)の南西方に位置する。
	 参照⇒ならびがおか(双ヶ岡,双ヶ丘,雙ヶ岡)
	◎左大臣源常(トキワ)の山荘があったという。
ときわあけび《ときはあけび》
	【トキワアケビ】
	【常磐木通】
	【常磐野木瓜】
	○[植]ムベ(郁子)の別称。
	 ⇒むべ(ムベ,郁子,野木瓜)
★ときわいろ《ときはいろ》
	【常盤色】
	○[色]
	◎C=87,M=33,Y=80,B=0。
ときわじんじゃ《ときはじんじや》
	【常磐神社】
	○茨城県水戸市常磐町(トキワチョウ)にある元別格官幣社。
	 祭神は第2代水戸藩主の徳川光圀(ミツクニ)(水戸黄門)と第9代
	藩主徳川斉昭(ナリアキ)。学問の神様として知られる。
	 義烈館がある。
	 偕楽園(カイラクエン)と隣接。
	 参照⇒ぎれつかん(義烈館),かいらくえん(偕楽園)(1)
	◎もと偕楽園内にあった祠堂を、明治維新後現地に移し創建。
ときわだいえき《ときはだいえき》
	【ときわ台駅】
	○[交]東京都板橋区中南部の常盤台1丁目・2丁目にある、東
	武東上線(トウジョウセン)の駅。
	 中板橋駅と上板橋(カミイタバシ)駅の間。
★ときわだいら《ときはだひら》
	【常盤平】
	◇[日]Tokiwa Daira
	○[地]埼玉県飯能市(ハンノウシ)の多峯主山(トウノスヤマ)近辺。
	 参照⇒とうのすやま(多峯主山)
ときわばし《ときはばし》
	【常盤橋】
	○東京都の千代田区東端と中央区北西端とにある、日本橋川に
	架(カ)かる橋。もと奥州街道・日光道中の起点。
	 1877(明治10)石造となったが、現在は廃橋となり、下流の近
	くに新しくかけられている。さらに下流は一石橋(イッコクバシ)、
	一つ空けて日本橋・江戸橋。
	 また、上流の江戸通りには新常盤橋がある。
	◎廃橋は人の往来が可能。東詰は日本銀行、西詰は常盤橋公園
	で、公園には渋沢栄一の銅像がある。
ときわまち《ときはまち》
	【常葉町】
	◇[日]Tokiwa Machi
	○[古]福島県東部、田村郡(タムラグン)の町。
	◎2005. 3. 1(平成17)田村郡の滝根町(タキネマチ)・大越町(オオゴエマ
	チ)・都路村(ミヤコジムラ)・常葉町・船引町(フネヒキマチ)の4町1村が
	合併して田村市を発足。
ときわやくひんこうぎょう《ときはやくひんこうげふ》
	【常盤薬品工業】
	◇[英]TOKIWA Pharmaceutical Co.,Ltd.
	○[経]医薬品製造会社の一社。
	 本社は大阪府大阪市中央区。
	 製品は「南天のど飴」など。
	◎1946.10.(昭和21)創業。
	 1949. 3.(昭和24)設立。
ときん
	【頭巾】
	【兜巾】
	【頭襟】
	○(1)修験道(シュゲンドウ)の山伏(ヤマブシ)が用いる小さい一種のず
	きん(頭巾)。
	 山中遍歴の際、瘴気(ショウキ)に触れるのを防ぐためという。
	 「とうきん(頭巾,兜巾)」とも呼ぶ。
	◎大日如来の五智(ゴチ)宝冠を象徴したもので、無明(ムミョウ)煩
	悩(ボンノウ)を示す黒漆塗の布で造り、十二因縁にかたどって12
	の襞(ヒダ)を設け、不動明王の八葉蓮華(ハチヨウレンゲ)にちなみ前
	八分にかぶり、十八界を表わす1尺8寸(約55センチ)の紐(ヒモ)
	で頤(オトガイ)に結びとめる。
	 ほかに長い布で頭をおおう裹(ツツミ)頭襟もある。
	○(2)[建]上に屋根のない門柱などの上部を方錐形(ホウスイケイ)に
	した部分。
	◎これを包む金物を「頭巾金物」という。
	○(3)馬体の額の上部の名前。
	○(4)陰阜(インプ)の別名。
	 ⇒いんぷ(陰阜)
とーきんぐどらむ
	【トーキングドラム】
	【トーキング・ドラム】
	◇[英]talking drum
	○[通][楽]西アフリカ地方で行われている、通信・連絡用の太
	鼓(タイコ)。
	 リズムに意味をもたせ、遠地と会話することができる。
	 参照⇒しるぼ(シルボ)
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