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百 科 辞 書 《とひ》 編集:獨 澄旻
-------- とひ --------------------------------------------------
★とび
【トビ】
【鳶】
【鴟】
【鵄】
◇[学]Milvus migrans
○[鳥]タカ目(Accipitriformes)タカ科(Accipitridae)トビ属
(Milvus)の鳥。
「ピーヒョロロ」と鳴く。
「とんび」とも呼ぶ。
参照⇒きんし(金鵄)
とび
【鳶】
【鴟】
【鵄】
○(1)[鳥]⇒とび(トビ,鳶,鴟,鵄)
○(2)[色]鳶色の略。
⇒とびいろ(鳶色)
とーぴー
【トーピー】
◇[英]topee/topi
○[服]⇒とーぴーぼう(トーピー帽)
とぴありー
【トピアリー】
◇[英]topiary
○(1)生け垣・庭木の装飾的刈込み法。その技術。
参照⇒きくにんぎょう(菊人形)
○(2)(1)で、樹木を幾何学模様や動物・鳥などの形に刈り込ん
だ庭園。
とびいし
【飛び石】
【飛石】
○(1)[建]([英]stepping stone)日本庭園などで、伝い歩く通
路として、少しづつ間隔をおいて敷き並べてある平らな石。
擦(ス)り減った石臼を利用することもある。
「ふみいし(踏み石,踏石)」とも呼ぶ。
参照⇒さわたり(沢渡)(1),うちろじ(内露地)
◎:⇒かなめいし(要石)(4)
:⇒せきもりいし(関守石)
◎投げた石を水面で飛び跳ねさせる遊びは「水切り」。
参照⇒みずきり(水切り)(3)
○(2)(転じて)短い間隔をおいて、いくつか続くこと。
◎飛石連休
とびいろ
【鳶色】
○[色]焦茶色(コゲチャイロ)。鳶の羽の色。
「鳶(トビ)」,「鳶茶(トビチャ)」とも呼ぶ。
★とびうお《とびうを》
【トビウオ】
【飛魚】
◇[英]flying fish
○[魚]ダツ目(Beloniformes)トビウオ科(Exocoetidae)の硬骨
魚の総称。
食用となり、旬は産卵しながら北上する春から夏。
小骨が多い。
八丈島では春を告げる魚として「春魚(ハルウオ)」,「春飛び」とも
呼ぶ。
「アゴ(飛魚)」とも呼ぶ。
参照⇒やきあご(焼きあご,焼きアゴ)
◎季語は夏。
◎フランス語:エクゾセ(exocet)。
とびうめ
【飛梅】
【飛び梅】
○(1)菅原道真(スガワラノミチザネ)の愛した梅の木の故事。またその
梅の木。
◎日頃から梅を愛していた道真が九州の太宰府(ダザイフ)に左遷
されるときに、「東風(コチ)吹かば匂ひおこせよ梅の花/主(アルジ)
なしとて春な忘れそ」と歌ったその梅の木が、のちに配所に飛
んで行ったという。
参照⇒しょうたいのへん(昌泰の変)
○(2)福岡県太宰府市の太宰府天満宮にあるご神木。
○(3)⇒とびうめちょう(飛梅町)
とびうめちょう《とびうめちやう》
【飛梅町】
◇[日]Tobiume Cho
○石川県金沢市の地名。
由来(ユライ)は、かつてこの地に住んでいた武家の家紋から。
◎2000. 4. 1(平成12)石引(イシビキ)から旧町名に復活。
とびおさん《とびをさん》
【鳶尾山】
◇[日]Tobio San
○[地]神奈川県厚木市(アツギシ)にある山。標高236メートル。
とぴーか
【トピーカ】
◇Topeka
○(1)アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)の州
都・ショーニー郡(Shawnee County)の郡都。
北緯39.04°、西経95.69°の地。
「トペカ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)11万9,883人。
2000(平成12)12万3,423人。
2010(平成22)12万7,473人。
○(2)[軍]アメリカ海軍のロスアンゼルス級攻撃型原子力潜水
艦(SSN754)。
6,000トン。
母港はパールハーバー。
「トペカ」とも呼ぶ。
◎1989. 4.(平成元)竣工。
とびきゅう《とびきふ》
【飛び級】
【飛級】
◇[英]grade skipping
○[教]学業・成績が優秀な児童・生徒・学生が、一つ以上の学
年・課程を飛ばして学力に応じた学年・課程に進級する制度。
とびしま
【飛島】
◇[日]Tobi Shima
○(1)[地]山形県酒田市(サカタシ)の北西約40キロメートル沖、日本海
上に浮かぶ小島。
鳥海国定公園に属する。
西方の属島、御積島はウミネコの繁殖地。
〈面積〉
3.28平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)316人。
○(2)⇒とびしまむら(飛島村)
とびしまけんせつ
【飛島建設】
○[経][建]準大手ゼネコンの一社。
主力銀行はみずほコーポレート銀行。
◎2003.11.25(平成15)熊谷組と2005年4月をめどとする合併の
合意を正式発表。
2004.11.15(平成16)熊谷組との合併を白紙撤回。
とびしまむら
【飛島村】
◇[日]Tobishima Mura
○愛知県西部、海部郡(アマグン)の村。
三菱重工業飛島工場がある。
とびちゃ
【鳶茶】
○[色]⇒とびいろ(鳶色)
とびつむぎ
【鳶紬】
○鳶八丈の別称。
⇒とびはちじょう(鳶八丈)
とびどうぐ《とびだうぐ》
【飛道具】
【飛び道具】
○弓矢(ヤミユ)・鉄砲など、離れた所から敵(テキ)を撃(ウ)つ武器。
参照⇒よりどうぐ(寄道具,寄り道具)
どびな
【ドビナ】
◇Dvina
○(1)[地](Reka Dvina)⇒どびながわ(ドビナ川)
○(2)[軍]旧ソビエト(現:ロシア)の短距離地対空ミサイル(S
−75)。
射程20〜25キロメートル。
NATO名は「ガイドライン(SA-2 Guideline)」。
◎1953(昭和28)開発開始。
1957.11.(昭和32)配備開始。
1960. 5. 1(昭和35)ソビエト連邦領空を侵犯したアメリカの
U−2型偵察機(U-2 spy plane)を撃墜。
どびながわ《どびながは》
【ドビナ川】
◇[露]Reka Dvina、[英]the Dvina River
○(1)[地](Reka Severnaya Dvina)⇒きたどびながわ(北ドビナ
川)
○(2)[地](Reka Zapadnaya Dvina)ロシア名西ドビナ川、ラト
ビア名ダウガワ川。
⇒だうがわがわ(ダウガワ川)
★とびばこ
【飛び箱】
【飛箱】
【跳び箱】
【跳箱】
◇[英]vaulting horse
○[運]体操器具の一つ。
◎踏み切り板:ロイター板([英]reuther boards)。
とびはぜ
【トビハゼ】
【跳鯊】
◇[学]Periophthalmus modestus
○[魚]スズキ目(Perciformes)ハゼ科(Gobiidae)トビハゼ属
(Periophthalmus)の海魚。
全長約10センチメートル。体色は全身黒褐色。
大きな両眼は頭頂部に突出て左右別々に動き、水面から出し
て空中を視るのに適している。
潮(シオ)のひいた干潟(ヒガタ)を胸ビレで這(ハ)って歩き、驚く
と跳(ト)んで近くの水中に逃げ込む。
本州中部以南・中国・台湾・東南アジアの沿岸の泥海に生息
する。
参照⇒むつごろう(ムツゴロウ)
とびはちじょう《とびはちぢやう》
【鳶八丈】
○黄八丈の一種。
タブノキの樹皮から採(ト)った染料で染めた鳶色を主色に、
黄色や黒色の糸を加えて織り上げたもの。
「鳶紬(トビツムギ)」とも呼ぶ。
参照⇒きはちじょう(黄八丈)(1)
とびひ
【飛び火】
○(1)火の粉(コ)が飛び散ること。また、その火の粉。
○(2)火災の時に火の粉が飛び散って、離れたところに燃え移
ること。
○(3)(転じて)一つの事件が発生して、直接関係がないと思わ
れた人や場所に影響が及(オヨ)ぶこと。事件が広がること。
参照⇒ばたふらいこうか(バタフライ効果),かぜがふけばお
けやがもうかる(風が吹けば桶屋が儲かる)
○(4)[俗][病]夏に小児の顔などに水疱(スイホウ)が好発する伝染
性の皮膚炎の俗称。
タオルの使い回しなどによって感染する。
「水疱性膿痂疹(ノウカシン)」,「伝染性膿痂疹」とも呼ぶ。
参照⇒のうかしん(膿痂疹)
とーぴーぼう
【トーピー帽】
◇[英]topee/topi
○[服]インド・熱帯などで、熱暑を避けるための日除け帽子。
クサネム(草合歓)の髄(ズイ)(pith)やコルクで厚い形を作り、
外側に白い布、内側に緑の布を張った軽く断熱性の高いもの。
単に「トーピー(topee,topi)」とも、「ヘルメット(helmet)」,
「ピスヘルメット(pith helmet)」,「サファリハット(safari hat)」,
「探検帽」とも呼ぶ。
参照⇒はぶろっく(ハブロック)
★とびむし
【トビムシ】
【跳虫】
【飛虫】
○(1)[虫]トビムシ目(粘管目)(Collembola)に属する昆虫の総
称。
○(2)[俗][動]端脚目(Amphipoda)ヨコエビ亜目(Gammaridea)の
ヨコエビ(横蝦,横海老)の俗称。
⇒よこえび(ヨコエビ,横蝦,横海老)
○(3)[動]特に、ヨコエビ亜目ハマトビムシ科(Talitridae)の
甲殻類の総称。
★どびゅっしー
【ドビュッシー】
◇Claude Achille Debussy(クロード・アシル・ドビュッシー)
○[人]フランスの作曲家(1862〜1918)。
作品は1905(明治38)交響詩『海』、管弦楽曲『牧神の午後へ
の前奏曲』、楽劇『ペレアスとメリザンド』など。
★どひょう《どへう》
【土俵】
○[運]
◎1952(昭和27)九月場所から観客に取組を見やすくするため、
それまでの四本柱(シホンバシラ)を取り払って四房(シブサ)に換わり、
吊り屋根(神明造り)となる。
四房は東北に青房、東南に赤房、西南に白房、西北に黒房を
配して四季を表し、中央の土俵が黄色を表す。
参照⇒ごぎょうせつ(五行説)
◎土俵の俵(タワラ):⇒けんがみね(剣ヶ峰)(2)
★どひょういり《どへういり》
【土俵入り】
○[運]
横綱の土俵入りには不知火型(シラヌイガタ)と雲竜型(ウンリュウガタ)
がある。
参照⇒でずいり(手数入り),[1]うんりゅうがた(雲竜型,雲龍
型),しらぬいがた(不知火型)
とびりし
【トビリシ】
◇Tbilisi
○コーカサス地方、グルジア共和国南西部にある首都。
北緯41.72°、東経44.79°の地。
カフカス山脈の南麓に位置する交通の要衝で、工業・文化の
中心地。ワイン・ブランデーの産地。
中世のナリカル城などの旧跡がある。
「ツビラシ」とも呼ぶ。旧称は「チフリス(Tiflis)」。
〈人口〉
1977(昭和52)104万人。
1987(昭和62)119万4,000人。
1989(平成元)124万6,900人。
1994(平成 6)130万人。
2002(平成14)138万2,900人。
◎ロシア文字では"Тбилиси"。
どーびる
【ドービル】
◇Deauville
○フランス北西部、バス・ノルマンディー地域圏(Region
Basse-Normandie)北東部のカルバドス県(Departement Calva-
dos)北東部にある町。
英仏海峡に面した高級リゾート地。
ドービル空港([フ]Aeroport de Deauville)がある。
どーぴんぐ
【ドーピング】
◇[英]doping
○[運]スポーツ選手が運動能力を高めるため、競技会などの事
前に薬物を使用すること。
薬剤は筋肉増強剤(ステロイド剤)・興奮剤・覚醒剤・鎮静剤
・利尿剤など。
国際オリンピックなど多くの競技で不正行為として禁止され
ているが、一方プロスポーツでは規制されていないことも多い。
その他、減圧室も問題になって来ている。
参照⇒てとらはいどろげすとりのん(テトラハイドロゲスト
リノン),あなぼりっくすてろいど(アナボリックステロイド),
えふぇどら(エフェドラ),さいせいいりょう(再生医療)
◎2002.11.(平成14)日本体育協会、国民体育大会でドーピング
検査導入を決定。
2003. 9.13(平成15)国民体育大会静岡大会からドーピング検
査を導入。
◎WADA(World Anti-Doping Agency):世界反ドーピング機
関。
とーぷ
【トープ】
◇[フ]taupe
○[哺](フランス語で)モグラ(土竜)。
⇒もぐら(モグラ,土竜)(1)
どーぶ
【ドーブ】
◇[英]pigeon
○[鳥]野バト(鳩)の英語名。
⇒はと(ハト,鳩)
どふぁーるぎょうせいく《どふあーるぎやうせいく》
【ドファール行政区】
◇[英]Dhofar Governorate
○⇒ずふぁーるぎょうせいく(ズファール行政区)
どふぁーるちほう《どふあーるちはう》
【ドファール地方】
◇[英]Dhofar Region
○⇒ずふぁーるぎょうせいく(ズファール行政区)
[1]どーふぁん
【ドーファン】
◇[フ]dauphin
○[哺](フランス語で)イルカ。
⇒いるか(イルカ,海豚)
[2]どーふぁん
【ドーファン】
◇[フ]dauphin/dauphine
○[歴]フランスの皇太子(1349〜1830)。
参照⇒こうたいし(皇太子)
[3]どーふぁん
【ドーファン】
◇[フ]Dauphin(イルカ)
○(1)[軍]フランス軍の汎用ヘリコプターSA360の通称。
◎1972(昭和47)初飛行。
○(2)[空]フランスの民間向け汎用ヘリコプターSA365の
愛称。
とふぃー
【トフィー】
◇[英]toffy/toffee
○[食]⇒[1]たふぃー(タフィー)
どぶいたどおり《どぶいたとほり》
【ドブ板通り】
○神奈川県横須賀市(ヨコスカシ)、駐日アメリカ海軍横須賀基地に
近い商店街。闇市から発展。
米軍(ベイグン)放出品やスカジャンなどを扱う。
参照⇒すかじゃん(スカジャン)
どーふぃんぐん
【ドーフィン郡】
◇[英]Dauphin County
○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania Com-
monwealth)の郡。
郡都は州都でもあるハリスバーグ(Harrisburg)。
どぶかいえき《どぶかゐえき》
【土深井駅】
○[交]秋田県鹿角市(カヅノシ)にある、JR花輪線(ハナワセン)の駅。
末広(スエヒロ)駅と沢尻(サワジリ)駅(大館市)の間。
とぷかぴきゅうでん
【トプカピ宮殿】
◇[トルコ語]Topkapi Sarayi、[英]Topkapi Palace
○[歴]⇒とぷかぷきゅうでん(トプカプ宮殿)
とぷかぷきゅうでん
【トプカプ宮殿】
◇[トルコ語]Topkapi Sarayi、[英]Topkapi Palace
○[歴]15世紀後半、オスマン・トルコのムハンマド二世(Muham-
mad II)がコンスタンテチノープル(イスタンブール)に建てた
宮殿。
二重の城壁に囲まれた敷地面積70万平方メートルで、本体の
長方形の建物は幅180メートル・奥行280メートル。
1465(寛正 6)ころに造営を開始し、1478(文明10)ころに完成。
その後、歴代のスルタンにより増改築が繰り返された。
1853(嘉永 6)アブデュルメジド一世(Abdulmecid I)によりド
ルマバフチェ宮殿(Dolmabahce Sarayi)が建てられるまで約400
年にわたって歴代のスルタンが居住し政治の中枢となる。
1925(大正14)以降は国立博物館として使用。歴代のスルタン
が所有していた宝物・宝石・陶磁器・古写本・細密画・衣服な
どを展示。
「トプカピ宮殿」とも呼ぶ。
◎名称は宮殿の前の大砲(top)門(kapi)に由来する。
★どぶくりょう《どぶくりやう》
【土茯苓】
○(1)[薬]
参照⇒さんきらい(山帰来,山奇量)(1)
○(2)[植]サンラキイの別称。
⇒さんきらい(サンキライ,山帰来,山奇量)
とぶくろ
【戸袋】
○[建]開けた雨戸(アマド)を収納するため、敷居(シキイ)の端に設
けた造作物。
参照⇒とずり(戸摺り,戸摺)
★どぶねずみ
【ドブネズミ】
【溝鼠】
◇[学]Rattus norvegicus
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)ネズミ科(Muridae)
の一種。
◎朝鮮語/韓国語:ジュイ(jwi)/チュイ。
★とぶひ
【飛ぶ火】
【烽】
【燧】
○[歴]古代律令制の軍事施設。
「烽(ホウ)」とも呼ぶ。
参照⇒のろし(狼煙,烽火,狼烟,狼火)
とふらー
【トフラー】
◇Alvin Toffler(アルビン・トフラー)
○[人]アメリカの文明批評家(1928.10. 3〜)。
著書は『文化の消費者(Culture Consumers)』・『第三の波
(Third Wave)』など。
とぶるく
【トブルク】
◇Tubruq、[フ]Tobrouk
○⇒とぅぶるく(トゥブルク)
とぶるくじちく
【トブルク自治区】
◇Baladiyat Tubruq、[英]Tubruq municipality、[フ]Region
Tobrouk
○⇒とぅぶるくじちく(トゥブルク自治区)
どぶれーて
【ドブレーテ】
◇[西]doblete、[英]doublet
○[服]⇒だぶれっと(ブダレット)(1)
★どぶろい
【ドブロイ】
【ド・ブロイ】
◇Louis Victor De Broglie
○[人]フランスの理論物理学者(1892〜1987)。
どぶろヴにく
【ドブロヴニク】
◇[クロアチア語]Dubrovnik
○⇒どぅぶろぶにく(ドゥブロブニク)
どーぶろぇうーとら
【ドーブロェ・ウートラ】
◇[露]dobroe utro
○(ロシア語で)おはようございます。
◎ロシア文字では"доброе утро"。
★どぶろく
【濁酒】
○[食]にごり酒。
「白酒(シロザケ,ハクシュ)」,「しろうま(白馬)」とも呼ぶ。
どぶろぷにく
【ドブロブニク】
◇[クロアチア語]Dubrovnik
○⇒どぅぶろぶにく(ドゥブロブニク)
どぶろりゅーぼふ
【ドブロリューボフ】
◇Nikolai Aleksandrovich Dobrolyubov
○[人]ロシアの革命的民主主義者(1836〜1861)。
どべ
【どべ】
○(1)[俗](東北・北陸・中国・四国地方などで)泥。
○(2)[俗](中部・関西・九州地方などで)最下位・最下等・最
後・びり。
どべい
【土塀】
◇[英]mud wall
○[建]土でつくった塀。
参照⇒ついじ(築地,築墻)(1),はんちく(版築,板築),つちか
べ(土壁)
とぺか
【トペカ】
◇Topeka
○⇒とぴーか(トピーカ)
どへき
【土壁】
○[建]⇒つちかべ(土壁)
とべちょう《とべちやう》
【砥部町】
◇[日]Tobe Cho
○愛媛県中西部、伊予郡(イヨグン)の町。
磁器の砥部焼の産地。
◎2005. 1. 1(平成17)広田村(ヒロタムラ)が合併して(新)砥部町を
発足。
とぺて
【トペテ】
◇Tophet/Topheth
○(1)[聖]エルサレム城壁の南のゲヘナ(Gehenna)(ヒンノムの
谷)にあった、セム族の神モロク(Moloch)の神殿。
昔、ユダヤ人がモロクの偶像に子供を生贄(イケニエ)として焼い
た。
のち、ゴミ焼却地となったがその火は常に絶えなかったとい
う。
参照⇒もろく(モロク)(1)
○(2)(tophet/topheth)(転じて)焦熱地獄。
参照⇒しょうねつじごく(焦熱地獄)
とべふぇにっくす
【飛べ!フェニックス】
◇[英]The Flight of the Phoenix
○[映]アメリカのサスペンス映画。
監督:ロバート・アルドリッチ(Robert Aldrich)。
出演:ジェームズ・スチュワート(James Stewart)ら。
砂漠に墜落した飛行機を模型飛行機の設計者が修理して生還
する話。
◎1965.12.15(昭和40)アメリカで公開。
1966. 6.(昭和41)日本で公開。
とべんみぇんちぇい
【トベンミェンチェイ】
◇Tbeng Mean Chey
○カンボジア北部、プレアビヒア州(Khett Preah Vihear)の中
央部にある州都。
北緯13.82°、東経104.97°の地。
〈人口〉
2004(平成16)3,800人。
★とほ
【杜甫】
◇[中]Du Fu
○[人]姓は杜、名は甫、字(アザナ)は子美(Zimei)(シビ)、号は杜
陵布衣(Dulingbuyi)(トリョウホイ)。
◎李白(Li Bai)(リ・ハク)の「詩仙(shixian)」に対し「詩聖(shi-
sheng)」、また併称して「李杜(Li-Du)」とも呼ばれる。
◎『曲江詩』「人生七十古来稀(コライマレナリ)」から70歳を意味する
「古希・古稀(コキ)(guxi)」という言葉が生れた。
とぽ
【トポ】
◇[英]topo-/top-
○[接頭辞]「場所」を表す語形成要素。
母音の前では"top-"となる。
◎トポグラフィー(topography):地形学。
トポロジー(topology):位相数学。
トポタイプ(topotype):地区典型標本・地区基準標本。
トポニミー(toponymy):地名研究。
トポニム(toponym):地名。
とーぽ
【トーポ】
◇[西]topo
○[哺](スペイン語で)モグラ(土竜)。
⇒もぐら(モグラ,土竜)(1)
どほう《どはう》
【土方】
◇[中]tufang
○(中国語で)土木工事。
◎「どかた(土方)」とも読む。
参照⇒どかた(土方)
どほう《どはう》
【弩砲】
◇[英](単数形)ballista/(複数形)ballistae
○[歴]⇒いしゆみ(石弓,弩)(2)
とぼがん
【トボガン】
◇[英]toboggan
○(1)先端を丸く曲げた平底の木製そり(橇)。
○(2)[運]リュージュ([フ]luge)の別称。
⇒りゅーじゅ(リュージュ)
○(3)[鳥]ペンギンが氷上を腹ばいになって滑(スベ)ること。
長距離移動に用いる。
どほーく
【ドホーク】
◇Dhok
○(1)(Muhafadha Dhok)⇒だふーくしゅう(ダフーク州)
○(2)⇒だふーく(ダフーク)(2)
どほーくしゅう《どほーくしう》
【ドホーク州】
◇Muhafadha Dhok
○⇒だふーくしゅう(ダフーク州)
どぼくのへん
【土木の変】
◇[英]Battle of Tumu Fortress
○[歴]中国明朝の正統帝(Zhengtong Di)(英宗)が1449年モンゴ
ル族オイラート部の捕虜となった事件。
明軍が河北の土木堡(Tumubao)で、エセン・ハン(也先汗)の
オイラート軍に大敗し、正統帝が捕虜となった。エセン・ハン
は正統帝の帰還を代償に有利な和議を結ぼうとしたが、弟の景
泰帝(Jingtai Di)(景宗)が即位。南下して北京城を攻めたが于
謙(Yu Qian)が死守し、翌年講和が成立し正統帝を送還した。
参照⇒えせんはん(エセン・ハン,也先汗)
◎1457年、宦官(カンガン)などのクーデターにより正統帝は天順
帝(Tianshun Di)として重祚(チョウソ)、于謙は死刑にされた。
とぽぐらふぃー
【トポグラフィー】
◇[英]topography
○(1)[地]地形・地勢。
○(2)[地]地誌。地形図・地勢図。
○(3)[地]地形学。
⇒ちけいがく(地形学)
○(4)[地]立体航空写真などから三次元的形状を計測する技術
・手法。
とぼそ
【枢】
【樞】
◇[日]toboso
○(1)[建]開き戸のある部分の梁(ハリ)と敷居(シキイ)とにあけた穴。
開き戸の框(カマチ)(枠)の上下の端に設けた枢(とまら)を差し
入れ、戸を回転させて開閉するもの。
参照⇒とまら(枢,樞),くるる(枢,樞)(1),ひじつぼ(肘壺,肘
壷)
○(2)[建](転じて)扉(トビラ)・戸の別称。
◎「と(戸)ぼそ(臍)」の意味。
[1]とーぽり
【トーポリ】
◇[露]topol
○[植](ロシア語で)ポプラ([英]poplar)。
◎ロシア文字では"тополь"。
[2]とーぽり
【トーポリ】
◇Topol
○[軍]ロシア軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の通称。NA
TO名はシックル(Sickle)(鎌)。
射程距離は9,600キロメートル以上。単弾頭。
ロシア軍コードはRS12、NATOコードはSS−27。
アメリカのMD(ミサイル防衛)突破能力を持つとされる。
◎1998(平成10)配備開始。
2001. 2.16(平成13)SS−27トーポリM(Topol-M)を、ロ
シア北西部アルハンゲリスク州(Arkhangelsk Oblast)のプレセ
ツク基地(Plesetsk Cosmodrome)から発射し、極東カムチャツ
カ半島の目標区域に到達。
2004.12.24(平成16)トーポリMの改造型(RS12M2)をプ
レセツク基地から移動式装置で発射し、カムチャツカ半島の目
標区域に到達。
2008. 8.28(平成20)打ち上げ実験で、プレセツク基地から極
東カムチャツカ半島の演習場の標的に命中。
2011. 9. 3(平成23)RS12Mの試射に成功と発表。
★どぼるざーく
【ドボルザーク】
◇Dvorak
○(1)[人](Anton Dvorak)チェコの作曲家(1841〜1904)。
滞米中、交響曲『新世界より』を作曲。
○(2)[人](Max Dvorak)オーストリアの美術史家(1874〜1921)。
チェコ生れ。
とま
【トマ】
◇Thomas d'Angleterre(トマ・ダングルテール)
○[人]⇒とーま(トーマ)
とま
【苫】
【篷】
○スゲ(菅)やカヤ(茅)などで編んで作った、雨露(アメツユ)をしの
ぐ菰(コモ)。
和船などを覆ったり、小屋の屋根を葺(フ)いたりする。
参照⇒とまや(苫屋)
とーま
【トーマ】
◇[フ]Thomas d'Angleterre(トーマ・ダングルテール)、[羅]
Tumas de Britanie
○[人]ブリタニア(イギリス)のノルマン系の詩人(1150ころ〜
1200ころ)。
ヨーロッパの伝説から、1180年ころ『トリスタン物語(Tris-
tan et Iseut)』を書き表す。
◎ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク(Gottfried
von Strassburg)の叙事詩『トリスタンとイゾルデ(Tristan
und Isolde)』のベースとなった。
参照⇒とりすたんといぞるで(トリスタンとイゾルデ)
★どま
【土間】
◇[日]doma
○(1)[建]家の中で床板(ユカイタ)を張らず、地面のまま、または
三和土(タタキ)にしてある所。
参照⇒たたき(三和土),どえん(土縁)
○(2)[]
どーまうす
【ドーマウス】
◇[英]dormouse
○[哺](英語で)ヤマネ(山鼠)。
⇒やまね(ヤマネ,山鼠,冬眠鼠)
とまこまいし
【苫小牧市】
◇[日]Tomakomai Shi
○北海道南部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)562平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)13万2,000人。
とまこまいせいし
【苫小牧製紙】
○[歴]王子製紙の前身。
⇒おうじせいし(王子製紙)
とます
【トマス】
◇Thomas
○[聖]『新約聖書』の十二使徒の一人。
イエスの復活を疑い、その復活を目撃して信仰を告白した
(ヨハネ伝)。
伝説では、のちにインドに渡っ伝道したという。
「聖トマス(Saint Thomas)」とも呼ぶ。
◎ダウティング・トーマス([英]doubting Thomas):何でも疑
い、確実な証拠を求める人。
とまた
【攴】
【ト又】
○[俗][言]⇒ぼくにょう(攴繞,攵繞)
とまたぐん
【苫田郡】
◇[日]Tomata Gun
○岡山県北東部の郡。
富村(トミソン)・奥津町(オクツチョウ)・上齋原村(カミ
サイバラソン)・鏡野町(カガミノチョウ)の町村。
◎2005. 2.28(平成17)加茂町(カモチョウ)と阿波村(アバソン)、津山市
に編入。
とまてぃーな
【トマティーナ】
◇[西]la Tomatina
○スペイン東部、バレンシア州(Comunidad Valenciana)の町ブ
ニョル(Bunol)で開催されるトマト投げ祭り。
毎年8月の最終水曜日の午前11時から午後1時まで行われる。
◎1944(昭和19)ひどい演奏をしたトランペット吹きの男にトマ
トを投げつけたことに始まるとされる。
1948(昭和23)政府の役人にトマトがあたって一旦禁止。
1957(昭和32)再度禁止。
1959(昭和34)町の正式行事となる。
★とまと
【トマト】
◇[英]tomato、[学]Lycopersicon esculentum
○[植][農]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)トマト属(Ly-
copersicon)の一年生果菜。
「赤ナス」,「唐柿」,「唐なすび」,「蕃茄(バンカ)」,「サンゴジュナ
スビ」とも呼ぶ。
◎赤系・ピンク系・黄色系がある。
赤系は缶詰やジュースなど主に加工用となり、カロチン(car-
otene)のほかリコピン(lycopene)が多く含まれている。リコピ
ンは完熟トマトやプチトマトにも多く含まれている。
ピンク系・黄色系にはカロチンや黄色キサントフィル(xan-
thophyll)が多く含まれている。
参照⇒りこぴん(リコピン)
◎健康に良いことから、西洋では「トマトが赤くなると医者は
青くなる(A doctor will become blue if a tomato becomes
red.)」と言われている。
◎トマト投げ祭り:⇒とまてぃーな(トマティーナ)
◎イタリア語:ポモドーロ(pomodoro)。
とまとぎんこう《とまとぎんかう》
【トマト銀行】
○[経]岡山県を地盤とする第二地方銀行。
本店は岡山県岡山市。
◎1988. 8.22(昭和63)山陽相互銀行が普通銀行へ移行する際に
改称。
どまーに
【ドマーニ】
◇[登録商標]DOMANI
○[歴][交]ホンダ社製の乗用車(セダン)。
OEM提供でいすゞ自動車からジェミニ(GEMINI)としても販
売。
どまにし
【ドマニシ】
◇Dmanisi
○グルジア共和国南東部、クベモカルトリ地区(Kvemo Kartli
Mkhare)南部の町。
北緯41.52°、東経44.35°の地。
参照⇒どまにしいせき(ドマニシ遺跡)
〈人口〉
1989(平成元)8,600人。
2002(平成14)3,400人。
★どまにしいせき《どまにしゐせき》
【ドマニシ遺跡】
◇[英]Dmanisi Remains
○[歴]グルジア共和国南東部、クベモカルトリ地区(Kvemo
Kartli Mkhare)にある遺跡。
180〜140万年前のホモ・エルガスター(Homo ergaster)原人
の頭蓋骨などが発掘されている。
とまほーく
【トマホーク】
◇[北米インディアン語]tomahawk(切る道具)
○(1)(アメリカ・インディアンが用いた)戦さ斧(オノ)・さまか
り(鉞)。
参照⇒とぅわいびる(トゥワイビル)(1)
○(2)[軍]アメリカ軍の巡航ミサイル。全長、6.25メートル。
ジェットエンジンによって亜音速で、またレーダーに感知さ
れないように低空で飛行する。
内蔵の地形照合誘導システムを使用して地図情報と照合し、
命中誤差を約10メートルと最小にしている。
対地攻撃(land-attack)(射程2,500キロメートル)と対艦ミサ
イル(anti-ship)(射程450キロメートル以上)がある。
参照⇒じゅんこうみさいる(巡航ミサイル),けーえっちごご
(Kh55)
◎1991(平成 3)湾岸戦争で291発、ロスアンゼルス級原子力潜
水艦より発射。
とままえ《とままへ》
【苫前】
◇[日]Tomamae
○(1)⇒とままえぐん(苫前郡)
○(2)⇒とままえちょう(苫前町)
とままえぐん《とままへぐん》
【苫前郡】
◇[日]Tomamae Gun
○北海道北西部、留萌支庁(ルモイシチョウ)の郡。
苫前町(トママエチョウ)・羽幌町(ハボロチョウ)・初山別村(ショサンベツムラ)
の町村。
とままえちょう《とままへちやう》
【苫前町】
◇[日]Tomamae Cho
○北海道北西部、留萌支庁(ルモイシチョウ)苫前郡の町。
◎風力発電が行なわれている。
とまや
【苫屋】
○トマ(苫)で屋根を葺(フ)いた、粗末な家・小屋。
参照⇒とま(苫,篷)
◎文部省唱歌『我は海の子』:煙たなびくとまやこそ/わがな
つかしき住みかなれ。
とまら
【枢】
【樞】
◇[日]tomara
○[建]開き戸の框(カマチ)(枠)の上下の端に設けた、回転軸とな
る突起部。
開き戸のある部分の梁(ハリ)と敷居(シキイ)とにあけた枢(とぼそ)
に差し入れて戸を回転させて開閉するもの。
参照⇒とぼそ(枢,樞)(1),くるる(枢,樞)(1),ひじがね(肘金)
(1)
◎「と(戸)まら(陰茎)」の意味。
とまり
【泊】
◇[日]Tomari
○(1)⇒とまりむら(泊村)
○(2)富山県下新川郡(シモニイカワグン)朝日町(アサヒマチ)の地名。
参照⇒とまりおんせん(泊温泉)
○(3)[交]⇒とまりえき(泊駅)
○(4)[古]⇒とまりそん(泊村)
とまりえき
【泊駅】
○(1)[交]富山県下新川郡(シモニイカワグン)朝日町(アサヒマチ)泊にある、
JR北陸本線の駅。
入善(ニュウゼン)駅(入善町)と越中宮崎駅の間。
参照⇒とまりおんせん(泊温泉)
○(2)[交]三重県四日市市(ヨッカイチシ)泊町(トマリチョウ)にある、近鉄
内部線(ウツベセン)の駅。
南日永(ミナミヒナガ)駅と追分(オイワケ)駅の間。
とまりおんせん《とまりをんせん》
【泊温泉】
○富山県下新川郡(シモニイカワグン)朝日町(アサヒマチ)泊にある温泉。
JR北陸本線の泊駅がある。
◎第二次世界大戦中、神奈川県の特高警察が捏造(ネツゾウ)した
日本共産党の再建準備の「泊会議」の場所。
細川嘉六の郷里。
参照⇒よこはまじけん(横浜事件)
とまりがけ
【泊り掛け】
【泊まり掛け】
【泊まりがけ】
○外泊する予定で、その準備をして出かけること。
⇔ひがえり(日帰り)
参照⇒ぱじゃまぱーてぃー(パジャマ・パーティー)
とまりぎょこう《とまりぎよかう》
【泊里漁港】
◇[日]Tomari Gyoko
○岩手県大船渡市(オオフナトシ)南東部の末崎町(マツサキチョウ)字(アザ)泊
里、末崎半島南西部にある漁港。
参照⇒ごいしかいがん(碁石海岸)
とまりげんぱつ
【泊原発】
○[電][原]北海道後志支庁(シリベシシチョウ)古宇郡(フルウグン)泊村(トマ
リムラ)にある、北海道電力の原子力発電所。
1号機:加圧水型軽水炉、出力57万9,000キロワット。
2号機:加圧水型軽水炉、出力57万9,000キロワット。
3号機:加圧水型軽水炉、出力91万2,000キロワット。
◎1989. 6.(平成元)1号機、営業運転を開始。
1991. 4.(平成 3)2号機、営業運転を開始。
2003. 7. 2(平成15)経済産業省、3号機の原子炉設置を許可。
2003. 9. 6(平成15)2号機、再生熱交換器室で1次冷却水漏
れが発生。
2003. 9.14(平成15)2号機、新たにひび3ヶ所、ひびの兆候
1ヶ所を発見。
2003.11.21(平成15)経済産業省、3号機の工事計画を認可。
2004. 8.26(平成16)3号機の起工式を行う。
2009.12.22(平成21)3号機、営業運転を開始。
とまりじけん
【泊事件】
○[歴]第二次世界大戦中の言論弾圧事件の一つ。のち、横浜事
件に発展した。
参照⇒よこはまじけん(横浜事件)
とまりそん
【泊村】
◇[日]Tomari Son
○[古]鳥取県中北部、東伯郡(トウハクグン)にあった村。
〈面積〉
14.56平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3,056人。
◎江戸時代、泊宿に鳥取藩浦方番所(ウラカタバンショ)が置かれてい
た。
2004.10. 1(平成16)羽合町(ハワイチョウ)・泊村・東郷町(トウゴウチョ
ウ)の2町1村が合併して湯梨浜町(ユリハマチョウ)を発足。
◎北海道古宇郡(フルウグン)には泊村(トマリムラ)がある。
新潟県の旧佐渡郡(サドグン)には赤泊村(アカドマリムラ)があった。
とまりむら
【泊村】
◇[日]Tomari Mura
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)、積丹(シャコタン)半島西部
にある古宇郡(フルウグン)の村。
国民保養温泉に指定されている盃(サカズキ)温泉がある。
泊原発がある。
◎新潟県の旧佐渡郡(サドグン)には赤泊村(アカドマリムラ)があった。
鳥取県東伯郡(トウハクグン)には泊村(トマリソン)があった。
とまりやま
【泊山】
◇[日]Tomari Yama
○[地]南千島列島の国後島(クナシリトウ)南西にある火山。標高542
メートル。
どまる
【ドマル】
【多馬】
◇Domar、[中]Duoma
○中国南西部、チベット自治区(Xizang Zizhiqu)西部の阿里地
区(Ali Diqu)(アリチク)(ウンガリ地区)西部の地名。パンゴンツォ
湖(班公湖<Bangong Hu>)の東方。
とまんがん
【トマンガン】
【豆満江】
◇[朝]Tuman-gang
○[地]豆満江の朝鮮名。
⇒とまんこう(豆満江)
とまんこう《とまんかう》
【豆満江】
◇[英]the Tumen/the Tumen River
○[地]朝鮮半島第三の大河。全長521キロメートル。
白頭山東部に発源し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と、
中国東北部・ロシア連邦沿海州地方との国境を、小紅端水・西
頭水などを合わせて北東に流れ、途中で南東流して日本海に注
(ソソ)ぐ。
船便は河口から85キロメートルまでで、冬期は結氷する。
朝鮮名は「トマンガン(Tuman-gang)」、中国名は「図們江(Tu-
men Jiang)(トモンコウ;トゥーメンジャン)」。
★どーまんほう《どーまんはふ》
【ドーマン法】
◇[英]Glenn Doman's programs/Glenn Doman method
○[医]理学療法士グレン・ドーマン(Glenn Doman)が考案した、
運動障害をもつ脳障害児のリハビリ治療法。
◎2002. 4.28(平成14)『NHKスペシャル 奇跡の詩人〜11歳
脳障害児のメッセージ』が放送され問題となる。
とみ
【富】
◇[日]Tomi
○(1)[地]⇒とみさん(富山)
○(2)⇒とみそん(富村)
とみー
【トミー】
○[古][経]玩具製造会社の一社。
本社は東京都。
子ども向け鉄道模型の「プラレール」やミニカーの「トミカ」、
ポケットモンスターやディズニーのキャラクター商品などを販
売。
◎1953(昭和28)創業。
2005. 5.13(平成17)タカラと2006年3月1日に合併すると発
表。新会社名はタカラトミー。
とーみ
【トーミ】
◇[英]Tomi
○[古]⇒こんすたんつぁ(コンスタンツァ)(2)
どみ
【ドミ】
◇[羅](複数形)domi/(単数形)domus(ドムス)
○⇒どむす(ドムス)
とみあいまち《とみあひまち》
【富合町】
◇[日]Tomiai Machi
○熊本県中央部、下益城郡(シモマシキグン)の町。
日本三大不動の木原(キワラ)不動尊がある。
とみうら
【富浦】
◇[日]Tomiura
○(1)[交]⇒とみうらえき(富浦駅)
○(2)[古]⇒とみうらまち(富浦町)
とみうらえき
【富浦駅】
○[交]千葉県南房総市(ミナミボウソウシ)にある、JR内房線(ウチボウセン)
の駅。
岩井駅と那古船形(ナコフナカタ)駅の間。
◎旧住所は安房郡(アワグン)富浦町(トミウラマチ)。
とみうらまち
【富浦町】
◇[日]Tomiura Machi
○[古]千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。
ビワ(枇杷)の産地。
◎2006. 3.20(平成18)富浦町・富山町(トミヤママチ)・三芳村(ミヨシムラ)
・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町(マルヤママチ)・和田町
(ワダマチ)の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を発足。
★どーみえ
【ドーミエ】
◇Honore Daumier
○[人]フランスの画家(1808〜1879)。
風刺画を得意とした。
とみえちょう《とみえちやう》
【富江町】
◇[日]Tomie Cho
○[古]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)南部の福江島(フクエジマ)
南部にあった、南松浦郡(ミナミマツウラグン)の町。
◎2004. 8. 1(平成16)福江市(フクエシ)と南松浦郡の富江町・玉之
浦町(タマノウラチョウ)・三井楽町(ミイラクチョウ)・岐宿町(キクシチョウ)・奈留
町(ナルチョウ)の1市5町が合併して五島市(ゴトウシ)を発足。
とみおかし《とみをかし》
【富岡市】
◇[日]Tomioka Shi
○群馬県南西部の市。
◎富岡製糸場
★とみおかせいしじょう《とみをかせいしぢやう》
【富岡製糸場】
○[歴]群馬県富岡。
1870(明治 3)設置が決定され、フランス人技師ポール・ブリュ
ーナを雇い入れ、器械類もフランスから輸入して建設。
1872(明治 5.10.)操業。女子従業員210余人は各地から応募
した士族の子女で、「富岡工女」と呼ばれた。
1893. 9.(明治26)三井に払い下げられた。
1898(明治31)ストライキ。
2014. 6.21(平成26)世界文化遺産に登録決定。
とみおかそうこちく《とみをかさうこちく》
【富岡倉庫地区】
○[軍]神奈川県横浜市金沢区にある、在日アメリカ軍の倉庫地
区。約3ヘクタール。
物資の一時保管場所に使用。
とみおかはちまんぐう《とみをかはちまんぐう》
【富岡八幡宮】
○東京都江東区富岡1丁目に鎮座する旧府社。
祭神は応神天皇ほか6柱の神を祀(マツ)る。
江戸で最初の勧進相撲が行なわれ、本殿右手に横綱力士碑が
ある。
通称は「深川八幡」,「深川八幡宮」。
◎縁日は毎月1日・15日。
◎例祭は8月15日。江戸三大祭の一つ。
江戸時代、祭は「御輿(ミコシ)深川、山車(ダシ)神田」と呼ばれた。
◎8世紀の創祀と伝え、1627(寛永 4)現地に移転。
長盛法師が弘法大師作という八幡大菩薩像を祀ったのが起り
といわれる。
◎1807(文化 4. 8.19)富岡八幡宮大祭の群集で永代橋が崩(クズ)
れ、約2,000人の溺死者を出した。目黒区の海福寺に永代橋供
養塔が残されている。
◎江戸時代にあった「時の鐘」:⇒はちまんがね(八幡鐘)
★とみがおかはちまんぐう《とみがをかはちまんぐう》
【富賀岡八幡宮】
○東京都江東区南砂(ミナミスナ)7−14−18にある神社。
深川の富岡八幡宮の元宮といわれ、「元八幡宮」とも呼ばれる。
◎1723(享保 8)造営された石造りの富士塚が現存。
江戸時代の文化・文政(1804〜1830)のころは桜が多く江戸郊
外の名所であった。
とみがや
【富ヶ谷】
◇[日]Tomigaya
○東京都区部の中東部、渋谷区西部の地名。
一丁目と二丁目がある。
東海大学の本部がある。
とみーがん
【トミーガン】
◇[英]Tommy gun
○[古]⇒とむそんじゅう(トムソン銃)
★とみくじ
【富くじ】
【富籤】
【富鬮】
○[歴]江戸時代に流行した賭博(トバク)の一種。
「とみつき(富突き,富突)」,「福富(フクトミ)」,「見徳(ケントク)」とも
呼ぶ。
参照⇒さんとみ(三富),かげとみ(影富),かくれとみ(隠富)
とみぐすくし
【豊見城市】
◇[日]Tomigusuku Shi
○沖縄県の沖縄本島南西部にある市。北部を那覇市(ナハシ)、南
部を糸満市(イトマンシ)に隣接。
マンゴーの栽培が行われている。
〈面積〉
18.58平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
◎1999(平成11)漫湖(マンコ)、ラムサール条約に登録。
2002. 4. 1(平成14)島尻郡(シマジリグン)豊見城村(トミグスクソン)か
ら直接、市制施行。
2003. 3.25(平成15)厚生労働省、2000年度で女性の長寿村一
番(89.2歳)と発表。男性は岐阜県郡上郡(グジョウグン)和良村(ワラ
ムラ)で80.6歳。
とみぐすくそん
【豊見城村】
◇[日]Tomigusuku Son
○[古]沖縄県島尻郡(シマジリグン)の村。
⇒とみぐすくし(豊見城市)
〈面積〉
17.78平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)4万5,243人。
2000(平成12)5万0,198人(10月)。
どみぐらすそーす
【ドミグラスソース】
◇[フ]sauce demi-glace(ソースドゥミグラス)
○[料]ソースの一種。
肉・野菜をトマトピューレと一緒に弱火で煮詰め、裏漉(ウラゴ)
しして小麦粉を加え、スープストックでのばして塩・コショウ
で味付けしたもの。
他のソースのベースにしたり、ビフテキやシチューなどに用
いる。
「デミグラスソース」とも呼ぶ。
とみさと
【富里】
◇[日]Tomisato
○(1)⇒とみさとし(富里市)
○(2)北海道北見市の地名。
○(3)北海道虻田郡(アブタグン)真狩村(マッカリムラ)の地名。
○(4)[古]⇒とみさとまち(富里町)
とみさとし
【富里市】
◇[日]Tomisato Shi
○千葉県北部の市。
◎2002. 4. 1(平成14)印旛郡(インバグン)富里町(トミサトマチ)が市制
(千葉県で33番目)。
とみさとまち
【富里町】
◇[日]Tomisato Machi
○[古]千葉県北部、印旛郡(インバグン)にあった町。
⇒とみさとし(富里市)
〈面積〉
53.91平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)4万8,666人。
2000(平成12)5万0,176人(10月)。
◎2002. 4. 1(平成14)市制施行して千葉県で33番目の市、富里
市となる。
とみざわちょう《とみざはちやう》
【富沢町】
◇[日]Tomizawa Cho
○[古]山梨県南西端、富士川右岸にあった南巨摩郡(ミナミコマグン)
の町。
〈面積〉
88.29平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,152人。
◎1955(昭和30)富河村と万沢村が合併して町制施行。
2003. 3. 1(平成15)南部町(ナンブチョウ)に編入。
とみさん
【富山】
◇[日]Tomi San
○[地]千葉県南部、南房総市(ミナミボウソウシ)にある山。標高349.5
メートル。
滝沢馬琴の読本(ヨミホン)『南総里見八犬伝』の舞台で、南麓に
伏姫(フセヒメ)籠穴(ロウケツ)や八房(ヤツフサ)の犬塚がある。
福満寺は里見義康の祈願寺。
参照⇒なんそうさとみはっけんでん(南総里見八犬伝)
◎旧住所は安房郡(アワグン)富山町(トミヤママチ)。
とみーじょ
【トミージョ】
◇[西]tomillo
○[植](スペイン語で)タイム([英]thyme)。
⇒[2]たいむ(タイム)
とみす
【トミス】
◇Tomis
○[古]⇒こんすたんつぁ(コンスタンツァ)(2)
とみそん
【富村】
◇[日]Tomi Son
○岡山県北部、苫田郡(トマタグン)西端の町。
〈面積〉
76.13平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)851人。
とみつき
【富突き】
【富突】
○[古]⇒とみくじ(富くじ,富籤,富鬮)
どみとりー
【ドミトリー】
◇[英]dormitory
○⇒どーみとりー(ドーミトリー)(2)
どーみとりー
【ドーミトリー】
◇[英]dormitory
○(1)(学校などの)寄宿舎・学生寮。
○(2)共同宿泊所。共同寝室・相部屋(アイベヤ)。
「ドミトリー」とも呼ぶ。
○(3)(dormitory suburb)⇒どーみとりーさばーぶ(ドーミトリ
ー・サバーブ)
どーみとりーさばーぶ
【ドーミトリー・サバーブ】
◇[英]dormitory suburb
○郊外住宅地・ベッドタウン。
「ドーミトリー・タウン(town)」とも呼ぶ。
どーみとりーたうん
【ドーミトリー・タウン】
◇[英]dormitory town
○⇒どーみとりーさばーぶ(ドーミトリー・サバーブ)
どみとりーどんすこい
【ドミトリー・ドンスコイ】
◇Dimitrii Ivanovich Donskoi/Dimitri Ivanovich Donskoi
○(1)[人]モスクワ大公(1350〜1389)。在位:1359〜1389。イ
ワン二世(Ivan II)の子、イワン一世(Ivan I)の孫。
1380年、ドン川流域のクリコボ(Kulikovo)でママイ(Mamai)
の率いるキプチャク汗国(白帳汗国)軍を撃破し、タタール不敗
伝説を崩(クズ)して英雄となる。しかし、1382年にはキプチャ
ク汗国のトクタミシュ(Tokhtamysh)にモスクワを占領・破壊さ
れる。
参照⇒はくちょうはんこく(白帳汗国,白帳ハン国)
○(2)[軍]ロシアのドミトリー・ドンスコイ級原子力戦略型潜
水艦。
◎2008. 9.18(平成20)ロシア国防省、原潜ドミトリー・ドンス
コイからSLBMブラワ(Bulava)を発射してカムチャツカ半島
の射爆場に着弾し、実験に成功したと発表。
[1]どみにか
【ドミニカ】
◇[羅]dominica
○[宗](キリスト教で)主なる神を崇める日。日曜日。
「主の日(シュノヒ)(Lord's day)」,「主日(シュジツ)」,「安息日(アンソク
ビ)」とも呼ぶ。
ポルトガル語で「ドミンゴ(domingo)」とも呼ぶ。
◎キリストはこの日に復活したとされる。
[2]どみにか
【ドミニカ】
◇Dominica
○(1)[地](Dominica Island)⇒どみにかとう(ドミニカ島)
○(2)(the Dominican Republic)⇒どみにかきょうわこく(ドミ
ニカ共和国)
○(3)(Commonwealth of Dominica)⇒どみにかれんぽう(ドミニ
カ連邦)
どみにかきょうわこく
【ドミニカ共和国】
◇[英]the Dominican Republic
○西インド諸島西部の大アンチル列島(Greater Antilles)、イ
スパニョーラ(Hispaniola)島の東側3分の2を占める共和国。
首都はサントドミンゴ(Santo Domingo)。
主要言語はスペイン語。
住民はムラートと黒人が多い。
砂糖・コーヒーを中心とする農業国。
参照⇒どみにかれんぽう(ドミニカ連邦)
〈面積〉
4万8,734平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)498万人。
1984(昭和59)610万人。
1988(昭和63)686万人。
1993(平成 5)729万3,400人。
1995(平成 7)782万3,000人。
1997(平成 9)810万人。
2003(平成15)921万9,800人。
◎州:[西]Provincia de *。
◎1804(文化元)イスパニョーラ全島ハイチ(Haiti)として独立。
1844(天保15)イスパニョーラ島東部、ドミニカ共和国として
分離独立。
◎イスパニョーラ島の西側はハイチ共和国と接する。
参照⇒はいちきょうわこく(ハイチ共和国)
どみにかこく
【ドミニカ国】
○⇒どみにかれんぽう(ドミニカ連邦)
どみにかとう《どみにかたう》
【ドミニカ島】
◇[英]Dominica Island
○[地]西インド諸島南東部、小アンチル列島(Lesser Antilles)
北部のリーワード諸島(Leeward Islands)南端の火山島。
参照⇒どみにかれんぽう(ドミニカ連邦)
どみにかれんぽう《どみにかれんぱう》
【ドミニカ連邦】
◇[英]Commonwealth of Dominica
○西インド諸島南東部、小アンチル列島(Lesser Antilles)北
部のリーワード諸島(Leeward Islands)南端のドミニカ島を領
土とする共和国。
首都はロゾー(Roseau)。
「ドミニカ国」とも呼ぶ。
参照⇒どみにかきょうわこく(ドミニカ共和国)
〈面積〉
751平方キロメートル。
〈人口〉
1984(昭和59)8万人。
1988(昭和63)7万9,000人。
1995(平成 7)7万2,100人。
1997(平成 9)7万人。
◎1805(文化 2)イギリス植民地となる。
1978.11. 3(昭和53)イギリス領から独立しイギリス連邦に所
属。
1978.12.18(昭和53)国際連合に加盟。
2004. 3.(平成16)中華民国(台湾)と断交。
★どみにくす
【ドミニクス】
◇[羅]Dominicus
○[人]カトリック教会の修道士(1170ころ〜1221)。聖人。スペ
イン生れ。
1216(建保 4)フランス南部のトゥールーズ(Toulouse)にドミ
ニコ修道会(Dominican Order)を設立。
ポルトガル名は「ドミニコ」。
どみにこ
【ドミニコ】
◇[葡]Dominico
○[人]⇒どみにくす(ドミニクス)
★どみの
【ドミノ】
◇[英]domino、[伊]domino(ドーミノ)
○(1)[服]フードと小仮面付きの、仮装用の黒マント。また、
その仮面。
○(2)西洋カルタの一種。
骨・象牙(ゾウゲ)・木・プラスチック製などがある。
○(3)(dominos,domino game)(1)を使った遊び。
◎イタリア語で「領主」の意味。
どーみの
【ドーミノ】
◇[伊]domino、[英]domino
○(1)[歴]領主。
○(2)⇒どみの(ドミノ)
とみや
【富谷】
◇[日]Tomiya
○(2)茨城県西茨城郡岩瀬町(イワセマチ)の地名。
参照⇒とみやかんのん(富谷観音)
○(2)[古]⇒とみやまち(富谷町)
とみやかんのん《とみやくわんおん》
【富谷観音】
○茨城県西茨城郡岩瀬町(イワセマチ)富谷の天台宗小山寺(オヤマジ)の
別称。
本尊は高さ2.1メートルの鉈彫(ナタボリ)の十一面観音で左右に
不動明王・毘沙門天を従えている。
◎ 735(天平 7)聖武天皇の勅願所として行基が開山。
1465(寛正 6)三重塔、建立。
1696(元禄 9)本堂、建立。
1732(享保17)仁王門と鐘楼、建立。
とみやま
【富山】
◇[日]Tomiyama
○(1)⇒とみやままち(富山町)
○(2)[古]⇒とみやまむら(富山村)
◎「とやま(富山)」とも読む。
参照⇒とやま(富山)
とみやまち
【富谷町】
◇[日]Tomiya Machi
○宮城県中央部、黒川郡(クロカワグン)の町。
仙台市の北方約13キロメートルに位置する。
とみやままち
【富山町】
◇[日]Tomiyama Machi
○[古]千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。
参照⇒とみさん(富山)
◎2006. 3.20(平成18)富浦町(トミウラマチ)・富山町・三芳村(ミヨシムラ)
・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町(マルヤママチ)・和田町
(ワダマチ)の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を発足。
◎愛知県北設楽郡(キタシタラグン)には富山村(トミヤマムラ)があった。
とみやまむら
【富山村】
◇[日]Tomiyama Mura
○[古]愛知県東部、北設楽郡(キタシタラグン)の村。
◎1876(明治 9)発足。
2005.11.27(平成17)豊根村(トヨネムラ)に編入。編入時の人口は
216人で、離島を除いて最小の自治体だった。
◎千葉県安房郡(アワグン)には富山町(トミヤママチ)がある。
どみんご
【ドミンゴ】
◇[葡]domingo、[西]domingo
○(1)[宗]⇒[1]どみにか(ドミニカ)
○(2)[暦]日曜日([英]Sunday)。
とみんのひ
【都民の日】
○[暦]10月1日。
1898.10. 1(明治31)東京市、市制特例が廃止され一般の市と
なったことに因(チナ)む。
1952. 9.27(昭和27)都民の日条例、公布。
どむ
【ドム】
◇Dom
○[地]アルプス山脈中の、スイスにある高峰。標高4,545メー
トル。
どーむ
【ドーム】
◇[英]dome、[独]Dom(ドーム)
○(1)[建]丸屋根・半球天井。
「クーポラ([伊]cupola)」,「キューポラ([英]cupola)」,「円蓋
(エンガイ)」,「穹窿(キュウリュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ろたんだ(ロタンダ),ぺんでんてぃぶ(ペンデンティブ)
◎筋違骨(スジカイボネ):⇒おーじゃいぶ(オージャイブ)(1)
○(2)[地]円い山頂(円頂)。山頂が円い峰・山。
どむあんこくさいくうこう《どんあんこくさいくうかう》
【ドムアン国際空港】
◇[英]Don Muang Internatinal Airport
○[空]⇒どんむあんこくさいくうこう(ドンムアン国際空港)
とむきゃっと
【トムキャット】
◇[英]Tomcat(雄猫)
○[歴][軍]米国グラマン(現:ノースロップ・グラマン)社製の
ジェット戦闘機F−14の通称。アメリカ海軍の主力機。
コンピュータ制御による可変後退翼(VG)の艦載機。
◎1968(昭和43)開発。
2001(平成13)対テロ戦争(アフガニスタン)にも投入。
2006(平成18)アメリカ海軍から退役。
とむさむ
【トム・サム】
◇[英]Tom Thumb
○(1)[文]⇒おやゆびとむ(親指トム)
○(2)⇒どわーふ(ドワーフ)(1)
どむす
【ドムス】
◇[羅](単数形)domus/(複数形)domi(ドミ)
○(ラテン語で)家・家庭。
◎ドムスアウレア(Domus Aurea):黄金宮殿。
どむず
【ドムズ】
◇[トルコ語]domuz
○[哺](トルコ語で)ブタ(豚)。
⇒ぶた(ブタ,豚)
どむすあうれあ
【ドムスアウレア】
【ドムス・アウレア】
◇[羅]Domus Aurea(黄金宮殿)
○[歴]ローマ皇帝ネロ(Nero)が建設した大宮殿。
AD. 64、ローマ大火で廃墟に建設。
とむずりばー
【トムズリバー】
◇[英]Toms River
○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)南東部にあるオーシャン郡(Ocean County)東部の郡都。
[1]とむせん
【トムセン】
◇Christian Juergensen Thomsen(クリスチャン・トムセン)
○[人]デンマークの考古学者(1788〜1865)。
古銭研究から考古学に興味を持つ。
先史時代の遺物を整理するため、時代の用具の素材の変遷(ヘ
ンセン)に着目して、石器時代・青銅器時代・鉄器時代の三期区分
法を初めて提唱した。
[2]とむせん
【トムセン】
◇Hans Peter Joergen Julius Thomsen
○[人]デンマークの化学者(1826〜1909)。
熱化学の開拓者の一人。
[3]とむせん
【トムセン】
◇Vilhelm Ludvig Peter Thomsen(ウィルヘルム・トムセン)
○[人]デンマークの言語学者(1842〜1927)。
1893(明治26)古代トルコ民族の、突厥(トッケツ)文字と漢字で書
かれていたオルホン碑文(Orkhon Inscriptions)を初めて解読
に成功。
とむそん
【トムソン】
◇Sir John Sparrow David Thompson
○[人]カナダの第5代首相(1845.11.10〜1894.12.12)。在任:
1892.12. 5〜1894.12.12。
とむそんしーえふえす
【トムソンCFS】
◇[登録商標]Thompson-CFS
○[古][経][軍]⇒[1]たれす(タレス)
とむそんじゅう
【トムソン銃】
◇[登録商標]Thompson submachine gun
○[軍]アメリカ製のサブマシンガン(短機関銃)。
アメリカ軍の制式拳銃コルト・ガバメント(M1911A1)の45口
径の拳銃弾を使用する。
通称は「トミーガン(Tommy gun)」で、シカゴ・ギャングに愛
用された。
日本ではまれに「トンプソン銃」とも呼ばれる。
◎開発に協力したJ.T.トムソン将軍(1860〜1940)に因(チナ)む。
とむそんらもうーるりっじしゃ
【トムソン・ラモ・ウールリッジ社】
◇[英]Thompson Ramo Woolridge Inc.
○[古][経]⇒てぃーあーるだぶりゅしゃ(TRW社)
とむとじぇりー
【トムとジェリー】
◇[英]Tom and Jerry
○[TV]アメリカのテレビ・アニメーション。
ネコのトムとネズミのジェリーがくりひろげるドタバタ・コ
メディー。
◎1965〜1972(昭和40〜昭和47)アメリカで放送。
★どーむふじかんそくきょてん《どーむふじくわんそくきよてん》
【ドームふじ観測拠点】
○[気]南極大陸にある日本の南極観測拠点。
標高3,810メートル。
参照⇒しょうわきち(昭和基地)
とむやむ
【トムヤム】
◇[タイ語]tom yam
○[料]タイ料理の一つ。酸味に辛味を加えてつくるスープ。
エビ(クン)を入れたものは「トムヤムクン」と呼ぶ。
◎トムは「煮る」、ヤムは「混ぜる」。
とむやむくん
【トムヤムクン】
◇[タイ語]tom yam kun/tom yam kung
○[料]タイ料理の一つ。トムヤムにエビ(クン)を入れたスープ。
「トムヤンクン」とも呼ぶ。
参照⇒とむやむ(トムヤム)
とむやんくん
【トムヤンクン】
◇[タイ語]tom yam kun/tom yam kung
○[料]⇒とむやむくん(トムヤムクン)
とむらうしやま
【トムラウシ山】
◇[日]Tomuraushi Yama
○[地]北海道中央部、川上支庁(カミカワシチョウ)上川郡(カミカワグン)美
瑛町(ビエイチョウ)と十勝支庁(トカチシチョウ)上川郡(カミカワグン)新得町(シン
トクチョウ)の境に位置する、大雪山系ほぼ中央部の山。標高2,141
メートル。
石狩岳(1,987メートル)の西方、十勝岳(2,077メートル)の東
北方に位置する。
参照⇒だいせつざん(大雪山)(1)
★とめ
【留め】
【止め】
○()
○()終(シマ)い・終(オワ)り。終末。
○()[経]大引けの別称。
⇒おおびけ(大引け,大引)(1)
とめ
【登米】
◇[日]Tome
○(1)⇒とめし(登米市)
○(2)[古]⇒とめぐん(登米郡)
○(3)[歴]⇒とめけん(登米県)
◎「登米町」は「とよままち」。
とめいし
【留石】
◇[日]ome-ishi
○[建]⇒せきもりいし(関守石)
どめいん
【ドメイン】
◇[英]domain
○(1)領地・領土。所有地。
○(2)(知識・思想・活動などの)分野・領域。
○(3)[経]企業の事業活動の範囲・領域。
○(4)インターネット上のアドレス。
「コンピューター名.組織名.組織の種類.国名」の形式。
参照⇒ゆーあーるえる(URL)
〈組織の種類〉
co:企業などの営利団体。
ne:ネットワーク・サービス。
ad:ネットワーク管理組織。
ac:大学などの教育機関。
go:政府機関。
le:財団法人・社団法人。
or:その他の機関。
とめがら
【留柄】
○[歴][服]定め小紋の別称。
⇒さだめこもん(定め小紋,定小紋)
とめぐん
【登米郡】
◇[日]Tome Gun
○宮城県北東部の郡。
迫町(ハサマチョウ)・登米町(トヨママチ)・東和町(トウワチョウ)・中田町(ナカ
ダチョウ)・豊里町(トヨサトチョウ)・米山町(ヨネヤマチョウ)・石越町(イシコシマチ)
・南方町(ミナミカタマチ)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)郡全8町と本吉郡(モトヨシグン)津山町(ツヤマチョ
ウ)の9町が合併して登米市を発足し、郡は消滅。
とめけん
【登米県】
◇[日]Tome Ken
○[歴]廃藩置県後の旧県名。
1871(明治 4)角田県とともに仙台県に編入され、翌年宮城県
と改称。
参照⇒みやぎけん(宮城県)
とめし
【登米市】
◇[日]Tome Shi
○茨城県北東部の市。北東部を気仙沼市、南部を石巻市、南西
部を大崎市、西部を栗原市に接し、北部を岩手県に隣接。
◎2005. 4. 1(平成17)登米郡の迫町(ハサマチョウ)・登米町(トヨママチ)
・東和町(トウワチョウ)・中田町(ナカダチョウ)・豊里町(トヨサトチョウ)・米山
町(ヨネヤマチョウ)・石越町(イシコシマチ)・南方町(ミナミカタマチ)と、本吉郡(モ
トヨシグン)津山町(ツヤマチョウ)の9町が合併して発足。
どめすちっく
【ドメスチック】
◇[英]domestic
○⇒どめすてぃっく(ドメスティック)
どめすちっくばいおれんす
【ドメスチック・バイオレンス】
◇[英]domestic violence
○⇒かていないぼうりょく(家庭内暴力)
どめすてぃっく
【ドメスティック】
◇[英]domestic
○(1)[形]家庭の、家事の。
「ドメスチック」とも呼ぶ。
◎名詞「家庭生活・家事」は「ドメスティシティー(domesticity)」。
ドメスティック・サイエンス(domestic science):家政学。
○(2)[形]自国の、国内の。国産の。
「ドメスチック」とも呼ぶ。
○(3)[形]飼い慣らされた。
「ドメスチック」とも呼ぶ。
どめすてぃっくばいおれんす
【ドメスティック・バイオレンス】
◇[英]domestic violence
○⇒かていないぼうりょく(家庭内暴力)
とーめん
【トーメン】
○[経]総合商社の一社。
本社は大阪府大阪市。
◎1920(大正 9)三井物産の棉花部を分離し東洋棉花(略称:東棉)
として設立。
1970(昭和45)トーメンに改称。
バブル経済崩壊で負債が1兆円を超え、経営難となる。
2000(平成12)豊田通商株式会社と資本・業務提携を開始。
豊田通商に吸収合併の予定。
◎三井物産からの分社化は、高い相場リスクからの遮断と言わ
れ、1945(昭和20)の財閥解体後は財閥に属さず、取引銀行は東
海銀行だった。
参照⇒とよたつうしょう(豊田通商)
★とも
【鞆】
○弓を射る時に左手首内側につける革製の防具。
射ると弦が当り、高い音が鳴る。
平安時代以後には武官が射礼(ジャライ)などで用いる形式的な
儀仗(ギジョウ)用となった。
「ほむた(鞆)」とも呼ぶ。
とも
【艫】
◇[英]stern(スターン)
○[交]船の後方・船尾(センビ)。
ども
【ドモ】
【亜東】
◇[チベット語]gro mo、[中]Yadong(亜東)
○⇒どもけん(ドモ県,亜東県)
★どーもいさん
【ドーモイ酸】
◇[英]domoate/domoic acid
○[生化]海藻・貝類・甲殻類にみられる神経性の有毒アミノ酸。
胃腸炎・頭痛・ケイレンなどの中毒症状を引き起こし、記憶
障害などの後遺症がある。
「ドウモイ酸」とも呼ぶ。
◎1958(昭和33)紅藻ハナヤナギ(Chondria armata)から分離。
ハナヤナギの徳之島方言名ドウモイ)から命名。
参照⇒はなやなぎ(ハナヤナギ)
ともえ《ともゑ》
【巴】
【鞆絵】
○(1)水が渦を巻いて湧(ワ)き出るさまを図案化したもの。
太鼓(タイコ)・瓦(カワラ)の面などに描かれる。
◎弓を射る時に左手首につける防具の鞆(トモ)に描いたからとも、
鞆を図案化したものとも。
○(2)紋所(モンドコロ)の名前。
長く引いた尾長巴、数によって一つ巴・二つ巴・三つ巴、巻
く方向によって右巴・左巴などがある。
○(3)(転じて)物が円形を描くように、同一方向に巡(メグ)り巻
くさま。
ともえそろばん《ともゑ》
【トモヱそろばん】
○[経]トモエ算盤株式会社製のソロバン。
本社は東京都新宿区若葉(ワカバ)一丁目。
ともがしますいどう《ともがしますいだう》
【友ヶ島水道】
◇[日]Tomogashima Suido
○[地]淡路島(兵庫県)の由良(ユラ)と友ヶ島(トモガシマ)(和歌山県)
の沖ノ島との間の瀬戸。
紀淡海峡(キタンカイキョウ)の一部で、北は大阪湾、南は紀伊水道に
連なり、主航路となっている。
また、広義には紀淡海峡。
「由良瀬戸(ユラセト)」とも呼ぶ。
ともぐらふぃー
【トモグラフィー】
◇[英]tomography
○[医]断層写真術。
◎コンピュータ断層撮影法(computed tomography):⇒しーてぃ
ー(CT)
ポジトロン断層画像撮影法(Positron Emission Tomography)
:⇒[2]ぺっと(PET)
どもけん
【ドモ県】
【亜東県】
◇[チベット語]gro mo rdzong、[中]Yadong Xian(亜東県)
○中国西部、チベット(西蔵)自治区南部のシガツェ(日喀則)地
区([英]Xigaze District)南東端の県。東部をブータン、西部
をインドのシッキム州に隣接。
県庁所在地は下司馬鎮(Xiasima Zhen)。
参照⇒なとぅらとうげ(ナトゥラ峠)
〈面積〉
4,306平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)1万人。
◎チベット語では「チョモ(Chomo)」、インドからは「ヤトゥン
(Yatung)」と呼ばれる。
ともじ
【唱門師】
○⇒しょうもんじ(唱門師,声聞師,唱文師)(2)
★どもじぇどぼこうくう《どもでどぼかうくう》
【ドモジェドボ航空】
◇[英]Domodedovo Airlines
○[空]ロシアの航空会社。
どもじぇどぼこくさいくうこう《どもでどぼこくさいくうかう》
【ドモジェドボ国際空港】
◇[英]Domodedovo International Airport
○[空]モスクワにある国際空港の一つ。
★ともしび
【ともしび】
○[楽]ロシア民謡。
◎1956(昭和31)ダークダックスの歌でヒット。
◎ロシア文字では"Просмотров(光景)"。
ともちまち
【砥用町】
◇[日]Tomochi Machi
○[古]熊本県中央部、下益城郡(シモマシキグン)の町。
◎2004.11. 1(平成16)中央町(チュウオウマチ)と合併して美里町(ミサトマ
チ)を発足。
ともどん
【ともどん】
○⇒ふけじょろ(ふけじょろ,外精霊)
とものうら
【鞆の浦】
◇[日]Tomonoura/Tomo no Ura
○[地]広島県福山市東部、沼隈半島(ヌマクマ・ハントウ)南東にある瀬
戸内海の浦。
瀬戸内海国立公園に含まれる景勝地。
鞆港は良港として知られる。
◎宮崎駿(ハヤオ)監督のアニメ映画『崖の上のポニョ』の舞台。
ともびき
【友引】
○(1)[暦]陰陽道(オンヨウドウ)で、凶禍が友人に及ぶとする方角。
子の日は卯(東)方、丑の日は辰(東南東)方というように、日
によって異なり、特にその方角に向かっての葬儀は忌まれた。
「友引方」とも呼ぶ。
◎六曜の友引(2)とは別。
○(2)[暦]暦注の六曜の一つ。
⇒ろくよう(六曜)
◎小六任(xiaoliuren)(ショウロクジン)の留連が起源とされる。
ともびきにち
【友引日】
○[暦]暦注の六曜の一つ。
⇒ろくよう(六曜)
ともべまち
【友部町】
◇[日]Tomobe Machi
○茨城県中央部、西茨城郡(ニシイバラキグン)の町。
北関東自動車道が通じる。
ともんこう《ともんかう》
【図們江】
◇[中]Tumen jiang
○[地]豆満江の中国名。
⇒とまんこう(豆満江)
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