PDD図書館管理番号 0001.0061.4500.09
百 科 辞 書 《てな》 編集:獨 澄旻
-------- てな --------------------------------------------------
てなー
【テナー】
◇[英]tenor、[独]Tenor(テノール)
○[楽]⇒てのーる(テノール)
★てなが
【手長】
○(1)手の長いこと。また、その人。
○(2)[日本伝説]手長島に住むという、手が非常に長いという
想像上の人間。
足の長い長(アシナガ)に肩に乗ると巨人のようになるという。
◎清涼殿の荒海障子(アラウミノソウジ)の表に、足長ととも描かれて
いた。
○()[]
★てながえび
【テナガエビ】
【手長蝦】
【手長海老】
【草蝦】
◇[学]Macrobrachium nipponense
○[動]エビ目(十脚目)(Decapoda)コエビ亜目(Caridea)テナガ
エビ科(Palaemonidae)テナガエビ属(Macrobrachium)のエビ。
淡水産。食用。
体長約9センチメートル。先端は鋏(ハサミ)状になっている第
二歩脚の鉗脚(カンキャク)は、オスで体長の1.5倍、メスはその半分
くらい。体色は全体に淡灰色。
本州・四国・九州の低地の河川や湖沼に生息。
「ツエツキエビ(杖突き蝦,杖突蝦)」,「クサエビ(草蝦)」とも呼
ぶ。
◎夏の季語。
〈同属〉
ヒラテナガエビ(Macrobrachium japonicum):鉗脚が太い。
ミナミテナガエビ(Macrobrachium formosense):鉗脚が著し
く長い。
オニテナガエビ(Macrobrachium rosenbergii):。
★てながざる
【テナガザル】
【手長猿】
○[哺]サル目(Primates)(霊長類)テナガザル科(Hylobatidae)
の哺乳類1属9種の総称。
「ギボン(gibbon)」とも呼ぶ。
てなげだん
【手投げ弾】
○[軍]⇒しゅりゅうだん(手榴弾)
てなせりむかんく《てなせりむくわんく》
【テナセリム管区】
◇[英]Tenasserim Division
○[古]ミャンマー(旧:ビルマ)の管区。
⇒たにんたりーかんく(タニンタリー管区)
てなべ
【手鍋】
○(1)つる(弦)のある鍋。手取り鍋。
○(2)(奉公人をおかずに)自分で炊事(スイジ)をすること。
参照⇒てなべをさげる(手鍋を下げる,手鍋を提げる)
◎「小さな鍋」のイメージから。
てなべをさげる
【手鍋を下げる】
【手鍋を提げる】
○(1)(奉公人を置かずに)自分で炊事(スイジ)の用意をする。
◎「貧しい生活をする」の意味。
○(2)(特に)好きな男性と夫婦になれるなら、どんな貧しさも
いとわないこと。
主に「手鍋下げても」の形で用いられる。
◎関沢新一作詞『夫婦春秋』:さげた手鍋のその中にゃ/明日
のめしさえ/なかったなァお前。
でなり
【デナリ】
◇Denali
○[地]アメリカ合衆国アラスカ州南部にある火山。標高6,190
メートルで、北アメリカ大陸の最高峰。
国立公園に指定。
「マッキンリー(McKinley)」,「マッキンレー」とも呼ぶ。
参照⇒でなりこくりつこうえん(デナリ国立公園)
◎マッキンリーは第25代大統領マッキンリーに因(チナ)む。
2015(平成27)アメリカ合衆国、マッキンリーから正式にデナ
リに改称し、標高を6,193メートルから6,190メートルに訂正。
でなりこくりつこうえん《でなりこくりつこうゑん》
【デナリ国立公園】
◇[英]Denali National Park
○[地]アメリカ合衆国アラスカ州(Alaska State)中南部にある
国立公園。
デナリ(Denali)(6,190メートル)・フランシス山(Mount Fran-
cis)(3,185メートル)や大デナリ断層(huge Denali fault)があ
る。
◎1917(大正 6)マッキンリー国立公園(Mount McKinley Nation-
al Park)に指定。
1978(昭和53)デナリ天然記念物(Denali National Monument)
に指定。
1980(昭和55)デナリ国立公園となる。
てなんと
【テナント】
◇[英]tenant
○(土地・ビル・マンションなどの)借用者。借家人・借地人。
店子(タナコ)。
◎日本では、主に店舗や事務所に使われることが多く、アパー
トの借家人などにはほとんど使用しない。
◎tenant famer:小作農民。
てにあんとう《てにあんたう》
【テニアン島】
◇[英]Tinian Island/Tenian Island
○[地]西太平洋マリアナ諸島(Mariana Islands)中南部の小島。
サイパン島(Saipan Island)の南西7.5キロメートルの隣島。
◎太平洋戦争末期の激戦地。
アメリカ軍は、焼夷弾による空襲を行なった第313航空団、
原爆投下部隊の第509混成群団などを置いた。
◎巡洋艦インディアナポリスが原爆(原子爆弾)をテニアン島に
運び、ここで原爆を搭載した爆撃機エノラゲイが広島や長崎に
向けて飛び立った。
参照⇒りとるぼーい(リトルボーイ),ふぁっとまん(ファット
マン),ぱんぷきん(パンプキン)(2),いんでぃあなぽりす(イン
ディアナポリス)(2)
★てにえす
【テニエス】
◇Ferdinand Toennies(フェルディナント・テニエス)
○[人]ドイツの社会学者(1855〜1936)。
社会形態をゲマインシャフト(Gemeinschaft)(共同社会)とゲ
ゼルシャフト(Gesellschaft)(利益社会)に類別。
★てにす
【テニス】
◇[英]tennis
○[運]
ボールに軟式と硬式がある。
「庭球(テイキュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒てにすこーと(テニスコート),らけっと(ラケット)(1)
◎中国語:網球(wangqiu)。
でにず
【デニズ】
◇[トルコ語]deniz
○(トルコ語で)海。
⇒[1]うみ(海)
でにーず
【デニーズ】
◇[英]Denny's Corporation
○[経]アメリカのファミリーレストラン・チェーン店。
本社はサウスカロライナ州スパータンバーグ(Spartanburg)。
日本ではセブン&アイ・フードシステムズが運営。
◎1953(昭和28)創立。
◎「デニー(Denny,Dennie)」は男性名「デニス(Denis,Dennis)」の
愛称。
てにすこーと
【テニスコート】
◇[英]tennis court、[独]Tennisplatz(テニスプラッツ)
○[運]テニスをする競技場。特に、競技する区画。
「庭球場(テイキュウジョウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぐらすこーと(グラスコート),くれーこーと(クレーコ
ート),はーどこーと(ハードコート)
◎区画は「一面」・「二面」と数える。
てにすぷらっつ
【テニスプラッツ】
◇[独]Tennisplatz、[英]tennis court
○[運]⇒てにすこーと(テニスコート)
でにずり
【デニズリ】
◇Denizli
○(1)(Denizli Ili)⇒でにずりけん(デニズリ県)
○(2)トルコ南西部、デニズリ県の県都。
北緯37.78°、東経29.08°、標高423メートルの地。
〈人口〉
1975(昭和50)11万人。
1990(平成 2)20万3,700人。
2000(平成12)27万5,500人。
2004(平成16)30万4,800人。
でにずりけん
【デニズリ県】
◇[トルコ語]Denizli Ili、[英]Denizli Province
○トルコ南西部の県。北東部をアフィヨン県(Afyon Ili)に接
する。
県都はデニズリ。
〈面積〉
1万1,868平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)75万0,900人。
2000(平成12)84万3,100人。
2004(平成16)93万2,800人。
でにそわじん
【デニソワ人】
◇[学]Denisova Hominid
○[化生]ロシア南部のアルタイ山地(Altai Range)で発見され
た、約4万年前の化石人骨。
参照⇒ほみにど(ホミニド)
◎2008(平成20)デニソワ洞穴(Denisova Cave)で発見。出土し
た地層は炭素年代測定で4万8,000〜3万年前。
2010(平成22)DNA解析から、約140万年前に現生人類を含
む系列から枝分かれして独自に進化したと判明。
てにそん
【テニソン】
◇Alfred Tennyson(アルフレッド・テニソン)
○[人]イギリス、ビクトリア朝の代表的な詩人(1809〜1892)。
1850(嘉永 3)桂冠詩人(poet laureate)となる。
作品は1850(嘉永 3)『イン・メモリアム(In Memoriam)』・
1859(安政 6)『国王牧歌(Idylls of the King)』・1864(元治
元)『イノック・アーデン(Enoch Arden)』など。
でにっしゅ
【デニッシュ】
◇[英]Danish
○(1)[形]デンマークの、デンマーク人の、デンマーク語の。
○(2)[言](英語で)デンマーク語。
○(3)(英語で)デンマーク人。
○(3)[食]⇒でにっしゅぺすとりー(デニッシュペストリー)
でーにっしゅ
【デーニッシュ】
◇[英]Danish
○⇒でにっしゅ(デニッシュ)
でにっしゅぺすとりー
【デニッシュペストリー】
◇[英]Danish pastry
○(1)[食]デンマーク風パイ。
「デーニッシュペーストリー」とも、単に「デニッシュ」,「デー
ニッシュ」とも呼ぶ。
○(2)[食](1)をまねた菓子パン。
バターを多く用いた甘いパン生地に、レーズンやカスタード
クリームなどを入れて焼いたもの。
「デーニッシュペーストリー」とも、単に「デニッシュ」,「デー
ニッシュ」とも呼ぶ。
でーにっしゅぺーすとりー
【デーニッシュペーストリー】
◇[英]Danish pastry
○[食]⇒でにっしゅぺすとりー(デニッシュペストリー)
でにむ
【デニム】
◇[英]denim
○[服]綾織りの丈夫な木綿布。また、その布地で仕立てた衣服
など。
細綾織りは「ジーンズ(jeans)」と呼ばれる。
◎初めて作られたフランス南部の都市ニームのサージを意味す
るフランス語"serge de Nimes"から。
てにゅあ
【テニュア】
◇[英]tenure
○(1)(不動産の)保有・保有権・保有条件。保有期間。借地権
・借家権。借地期間・借家期間。
○(2)在職期間・在任期間。
○(3)[教](アメリカの大学で)教授の終身在職権。
定年まで契約更新なしに勤務できる権利。
てぬぐい《てぬぐひ》
【手拭い】
○手・顔・体などをぬぐい拭(フ)くための木綿布。
一幅(ヒト・ノ)を三尺(サン・ジャク)(約90センチメートル)くらいに
切った普通の手拭いを「三尺手拭い」と呼ぶ。
また、古くは六尺手拭いや、江戸時代には四尺・五尺のもの
もあった。
鉢巻(ハチマキ)・頬(ホオ)かぶり・置き手拭い・腰帯(コシオビ)など
にも用いた。
タオルの普及とともに用いられなくなっている。
「手巾(シュキン)」,「みのごい(身拭い,身拭)」とも呼ぶ。
参照⇒ほおかぶり(頬被り,頬冠り)(1),あねさんかぶり(姉さ
ん被り),おきてぬぐい(置き手拭い,置手拭),ふきながし(吹き
流し,吹流し)(4)
◎落語家の隠語では「曼陀羅(マンダラ)」。
昭和中期までの男子学生はハンカチ代りに、縦は二つ折り、
横は四つ折り程度にたたんで、ズボンのベルト(当時はバンド
と呼んでいた)の腰の後ろ側に下げていた。
かつては常時持ち歩いていたので、下駄(ゲタ)の鼻緒(ハナオ)が
切れたときには、細く裂いて撚(ヨ)り、間に合せに直した。
食器などを拭く布は「布巾(フキン)」と呼ぶ。
物や床などを拭く布は「雑巾(ゾウキン)」と呼ぶ。
てねしー
【テネシー】
◇Tennessee
○(1)[地]⇒てねしーがわ(テネシー川)
◎「テネシー」は北米インディアンの村の名から出たが、意味不
詳。
○(2)(Tennessee State)⇒てねしーしゅう(テネシー州)
てねしーがわ《てねしーがは》
【テネシー川】
◇[英]the Tennessee
○[地]アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)
北東部のアパラチア山脈(Appalachian mountains)に発して南
西に流れ、テネシー州ほか6州を流れてオハイオ川(the Ohio)
に注(ソソ)ぐ川。長さ1,050キロメートル。
テネシー川流域開発公社(TVA)による開発で有名。
てねしーしゅう《てねしーしう》
【テネシー州】
◇[英]Tennessee State
○アメリカ合衆国南東部の州。
州都はナッシュビル(Nashville)。
◎もと奴隷州:⇒どれいしゅう(奴隷州)
旧州都:⇒のっくすびる(ノックスビル)
てねしーわるつ
【テネシーワルツ】
◇[英]Tennessee waltz
○[楽]レッド・スチュワ−ト(Redd Stewart)作詞、ピー・ウィ
ー・キング(Pee Wee King)(1914. 2.18〜2000. 3. 7)作曲の歌
謡曲。のち、テネシー州の州歌。
1950(昭和25)パテイ・ペイジ(Patti Page)が歌ってヒットす
る。
◎日本では、1951(昭和26)江利チエミ(当時14歳)が歌ってヒッ
トし、翌年レコード発売。
てねぶれ
【テネブレ】
◇[羅]tenebrae
○[宗]カトリックで、復活祭前の木・金・土曜日の3日間行わ
れる、キリスト受難記念の朝課と讃歌。
参照⇒ふっかつさい(復活祭)
てねりふぇとう《てねりふえたう》
【テネリフェ島】
◇[西]Isla de Tenerife
○[地]大西洋上、アフリカ北西岸寄りにあるカナリア諸島中央
部の火山島。
スペインのカナリア自治州(Comunidad Autonoma de Canar-
ias)に属し、島の北東部に州都サンタクルス・デ・テネリフェ
(Santa Cruz de Tenerife)がある。
参照⇒かなりあしょとう(カナリア諸島)
〈面積〉
2,059平方キロメートル。カナリア諸島中最大の島。
〈人口〉
1995(平成 7)68万0,190人。
てねれさばく
【テネレ砂漠】
◇[英]Tenere Desert
○[地]ニジェール中東部からチャド北西部に広がる、サハラ砂
漠の一部。南部は草原地帯のサヘル(Sahel)、西部にはアイル
山地(Air Massif)がある。
オアシスは中西部にあるビルマ(Bilma)。
〈面積〉
約40万平方キロメートル。
◎「テネレ」はトアレグ語(Tuareg language)で「砂漠」の意味。
てのこ
【手鋸】
◇[英]handsaw
○手に持って使用する柄(エ)のあるノコギリ(鋸)。
「えのこ(柄鋸)」とも呼ぶ。
参照⇒のこぎり(ノコギリ,鋸),しころ(しころ,錣)
てのしけ
【テノシケ】
◇Tenosique
○メキシコ南東部、タバスコ州(estado de Tabasco)南東部の
都市。
北緯17.48°、西経91.43°の地。
〈人口〉
2000(平成12)3万0,042人。
てのなるほうへ《てのなるはふへ》
【手の鳴る方へ】
○[楽]野口雨情(ウジョウ)作詞、中山晋平(シンペイ)作曲の童謡。
★でのぼがん
【デノボがん】
【デノボ・ガン】
【デノボ癌】
◇[英]de novo cancer/denovo cancer
○[病]正常細胞からいきなり悪性腫瘍になるガン。
早期発見が難しい上、転移率も高く、死亡率が高い。
でのみ
【デノミ】
◇[英]denomination
○[経]デノミネーションの和略。
⇒でのみねーしょん(デノミネーション)
でのみねーしょん
【デノミネーション】
◇[英]denomination
○[経]通貨単位の呼称変更。特に、切り下げること。
インフレーションによって通貨の金額表示の桁数が大きくな
りすぎたとき、新しい呼称単位に切り替えて短くする措置(ソチ)。
「デノミ」とも和略する。
◎2005. 1. 1(平成17)トルコ、100万リラを新1リラとするデ
ノミネーションを実施。
2009.11.30(平成21)朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、100
ウォンを新1ウォンとするデノミネーションを実施。
てのーる
【テノール】
◇[独]Tenor、[英]tenor(テナー)
○(1)[楽]次中音部。男声の最高音域。
「テナー」とも呼ぶ。
○(2)[楽]多声部音楽でその音域の声部。
「テナー」とも呼ぶ。
○(3)[楽](1)の歌手。
「テナー」とも呼ぶ。
○(4)[楽]一般に管楽器で、次中音部を受け持つ管楽器の総称。
「テナー」とも呼ぶ。
てば
【手羽】
◇[日]teba、[英]chicken wing
○[食]ニワトリ(鶏)の羽の部分。
肉は脂肪が少なく、柔らかい。
羽の先の部分の「手羽先(サキ)(wing tip)」と付け根の部分の
「手羽元(モト)(wing stick)」に分けられる。
「手羽肉」とも呼ぶ。
◎手羽餃子
てーぱー
【テーパー】
◇[英]taper
○円錐状に先が細くなっていること。また、その勾配(コウバイ)。
◎テーパー・ピン
でば
【出刃】
○[料]出刃包丁の略称。
⇒でばぼうちょう(出刃包丁,出刃庖丁)
でば
【出歯】
○⇒そっぱ(反っ歯)
◎出歯亀(デバカメ):⇒でばかめ(出歯亀)
てはい
【手配】
○(1)仕事や行事などで、必要な物や人の準備・連絡・調整な
どの段取(ダンド)りや指示をすること。
◎会場を手配する
○(2)警察で、犯人逮捕のための指令・連絡・処置をすること。
◎手配書.指名手配
★てばい
【テバイ】
◇Thebai
○(1)[歴]古代ギリシアの都市国家。
「テーベ([英]Thebes)」とも呼ぶ。
○(2)[歴]古代エジプトの都市。
⇒てーべ(テーベ)(1)
でばいだ
【デバイダ】
◇[英]dividers
○製図・測図の器具で、線の等分割・寸法測定などに使用する
もの。
コンパスに似て、適当な角度に開閉できる二本の脚針をもつ。
「ディバイダー」,「割りコンパス」とも呼ぶ。
参照⇒こんぱす(コンパス)(1)
でばいど
【デバイド】
◇[英]divide
○⇒でぃばいど(ディバイド)
ではいどろじぇなーす
【デハイドロジェナース】
◇[英]dehydrogenase、[独]Dehydrogenase(デヒドロゲナーゼ)
○[生化]⇒でひどろなーぜ(デヒドロゲナーゼ)
でばかぐん
【デバカ郡】
◇[英]De Baca County
○アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico
State)東部の郡。南部をシャベス郡(Chaves County)、南西部
をリンカーン郡(Lincoln County)に接する。
郡都はフォートサムナー(Fort Sumner)。
でばかめ
【出歯亀】
◇[英]voyeur
○[俗]女湯などののぞき魔。変態的なことをする助平な男の蔑
称。
参照⇒ぼわやー(ボワヤー),ぴーぴんぐとむ(ピーピング・ト
ム)
◎1908. 3.22(明治41)池田亀太郎、女湯をのぞき風呂帰りの婦
女を暴行殺害する。
でばがめ
【出歯亀】
○[俗]⇒でばかめ(出歯亀)
てばさき
【手羽先】
◇[日]teba-saki、[英]wing tip
○[食]ニワトリ(鶏)の羽の先の部分。
参照⇒てば(手羽)
てばさみ
【手挟み】
○[建]⇒たばさみ(手挟み)
でばすてーたー
【デバステーター】
◇[英]Devastator(荒廃させるもの)
○[軍]アメリカの軍用機ダグラスTBDの通称。
てばたしんごう《てばたしんがう》
【手旗信号】
◇[英]flag semaphore
○紅白2本の小旗を振って遠方と行う通信。
右手に赤、左手に白の小旗を持ち、一定の順序で振り動かし
て1〜数動作で1文字づつ相手に送信するもの。
日本の場合はカタカナを連想する形式になっている。
「セマホール」,「セマフォ」とも呼ぶ。
でぱちか
【デパチカ】
【デパ地下】
○[俗]デパートの食料品売り場。
参照⇒ほていち(ホテイチ)
◎おおむね地下にあることから。
でぱーちゃー
【デパーチャー】
◇[英]departure
○(1)(英語で)出発・発車。
⇔あらいばる(アライバル)
○(2)(習慣などからの)逸脱(イツダツ)・離脱・離反。
◎動詞は「デパート(depart)」。
でばっく
【デバック】
◇[英]debug
○[俗][計]デバッグの誤称。
⇒でばっぐ(デバッグ)(3)
でばっぐ
【デバッグ】
◇[英]debug
○(1)害虫を除(ノゾ)くこと。
「虫取り」とも呼ぶ。
◎"bug"は「虫(南京虫)」の意味。
○(2)[俗](部屋などから)盗聴器を取り除くこと。
○(3)[計]コンピュータのプログラムの誤りを探して修正する
こと。
「虫取り」とも呼ぶ。
参照⇒ばぐ(バグ),すたぶ(スタブ)(4),とれーす(トレース)
(9),ふぇっちあどれすすとっぷ(フェッチ・アドレス・ストッ
プ),ふぇっちすとあすとっぷ(フェッチ・ストア・ストップ)
◎日本では「デバック」と誤称されることもある。
[1]でぱーと
【デパート】
◇[英]depart
○(1)(英語で)出発する・発車する。
○(2)(習慣などからの)逸脱(イツダツ)する・離脱する・離反する。
◎名詞は「デパーチャー(departure)」。
[2]でぱーと
【デパート】
◇[英]department store
○[経]デパートメント・ストア(百貨店)の和略語。
⇒ひゃっかてん(百貨店)
★でーばなーがりーもじ
【デーバナーガリー文字】
◇Devanagari
○[言]梵字(ボンジ)(古代インド文字)の一種。
参照⇒ぼんじ(梵字)
てばにく
【手羽肉】
◇[日]tebaniku
○[食]手羽の別称。
⇒てば(手羽)
てばふぁーますてぃかるいんだすとりーず
【テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ】
◇[英]Teva Pharmaceutical Industries
○[経]イスラエルの後発薬の製薬会社。
世界最大手。
◎2009.12.15(平成21)興和株式会社と合弁会社興和テバ株式会
社(Teva-Kowa Pharma Co.,Ltd.)を設立。
でばぼうちょう《でばばうちやう》
【出刃包丁】
【出刃庖丁】
○[料]和包丁の一種。
魚や鳥をおろしたり、骨をたたき切ったりする片刃(カタバ)の
包丁。
刃幅が広く先の尖った、棟が厚くて重いもの。
単に「でば(出刃)」とも呼ぶ。
参照⇒ぶんかぼうちょう(文化包丁,文化庖丁),さしみぼうちょ
う(刺身包丁,刺身庖丁)
てばもと
【手羽元】
◇[日]teba-moto、[英]wing stick
○[食]ニワトリ(鶏)の羽の付け根の部分。
参照⇒てば(手羽)
でび
【デビ】
◇[梵]Devi
○[宗]ヒンズー教の母なる女神。シバ(Siva)の妃(キサキ)(配偶女
神)。
「デヴィ」,「マハデヴィ(Mahadevi)」,「ドゥルガー(Durga)」,
「ドルガ」,「烏摩(Uma)」とも呼ぶ。
参照⇒しば(シバ,湿婆),ださいん(ダサイン)
でびー
【デビー】
◇Debbie/Debby
○[人]キリスト教圏の女性名デボラ(Deborah,Debora)の愛称。
でびあすごうどうこうざんがいしゃ
《でびあすがふどうくわうざんがいしや》
【デビアス合同鉱山会社】
◇[英]De Beers Consolidated Mines Ltd.
○[経]⇒でびあすこんそりでーてっどまいんずしゃ(デビアス
・コンソリデーテッド・マインズ社,デ・ビアス・コンソリデ
ーテッド・マインズ社)
でびあすこんそりでーてっどまいんずしゃ
【デビアス・コンソリデーテッド・マインズ社】
【デ・ビアス・コンソリデーテッド・マインズ社】
◇[英]De Beers Consolidated Mines Ltd.
○[経]南アフリカ共和国のダイヤモンド採掘・販売会社。
本社キンバリー。
鉱区買収とカルテル結成で一時は世界の9割ものダイヤモン
ド原石を押さえ、自らが選んだ卸会社に自らが決めた価格で原
石を売り、原石市場を支配してきた。
「デビアス合同鉱山会社」とも呼ぶ。
◎1888(明治21)セシル・ローズ(Cecil John Rhodes)によりケ
ープ・タウンに設立。
◎イギリスの領土拡大とともに成長した企業と言われている。
てぴく
【テピク】
◇Tepic
○メキシコ中央部、太平洋側のナヤリト州(estado de Nayarit)
西部にある州都。
北緯21.50°、西経104.90°の地。
でーびーくろけっと
【デービー・クロケット】
◇Davy Crockett
○[人]⇒[3]くろけっと(クロケット)
でびす
【デビス】
◇[英]Davis
○⇒でーびす(デービス)
[1]でーびす
【デービス】
◇[英]Davis
○英米の姓(family name)。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
◎デービーズ(Davies)・ダビッドソン(Davidson)とともに、
「ダビテの息子(David of son)」の意味。
[2]でーびす
【デービス】
◇Jefferson Finis Davis
○[人]アメリカの政治家(1808〜1889)。南北戦争の際に成立し
た南部連合(Confederate States of America)の大統領(在職:
1861〜1865)。ミシシッピー州プランター出身。
上院で州権論(states' rights theory)を唱え奴隷州の拡張
に奔走。
1861(文久元)リンカーンが大統領に就任すると、南部諸州を
組織して合衆国を離脱し南部連合を結成し大統領に就任。
敗北後、著作活動に専念。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[3]でーびす
【デービス】
◇Andrew Jackson Davis(アンドリゥー・ジャクソン・デービ
ス)
○[人]アメリカの心霊主義者(1826. 8.〜1910. 1.13)。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[4]でーびす
【デービス】
◇Jerome Dean Davis(ジェローム・デービス)
○[人]アメリカの宣教師(1838〜1910)。同志社大学創設者の一
人。
1871(明治 4)来日。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[5]でーびす
【デービス】
◇William Morris Davis
○[人]アメリカの自然地理学者・地質学者(1850〜1934)。
地形の発達・変化を、原地形・幼年期・壮年期・老年期と経
て終地形に至ると系統的に説明し、地形輪廻(リンネ)説を提唱。
著書は『地形の説明的記載』など。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[6]でーびす
【デービス】
◇Dwight Filley Davis(ドワイト・デービス)
○[人]アメリカの軍人・政治家(1879〜1945)。
1925〜1929(大正14〜昭和 4)陸軍長官(Secretary of War)・
1929〜1932(昭和 4〜昭和 7)フィリピン総督(US governor of
Philippines)などを歴任。
もとテニス選手で、1900(明治33)英米対抗試合のために優勝
銀杯(Davis cup)を寄贈。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[7]でーびす
【デービス】
◇Raymond Davis Jr.(レイモンド・デービス・ジュニア)
○[人]アメリカの物理学者(1914.10.14〜2006. 5.31)。
太陽が出す素粒子ニュートリノを観測・研究。
2002(平成14)ノーベル物理学賞を受賞。
アルツハイマー病による合併症で死去(91歳)。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[8]でーびす
【デービス】
◇Sr.Raymond Gilbert Davis(レイモンド・デービス)
○[人]アメリカの海兵隊長官(US Marine Corps general)(1915
〜2003)。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
[9]でーびす
【デービス】
◇Miles Davis(マイルズ・デービス)
○[人]アメリカの黒人ジャズ・トランペット奏者(1926〜1991)。
「デビス」,「デイビス」,「デーヴィス」,「デイヴィス」とも呼ぶ。
でびっと
【デビット】
◇[英]debit
○[経]⇒かりかた(借方,借り方)(3)
でびっどかっぱーふぃーるど
【デビッド・カッパーフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]⇒でびっどかぱーふぃーるど(デビッド・カパーフィー
ルド)
でびっどかぱーふぃーるど
【デビッド・カパーフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]イギリスの作家ディケンズ(Charles Dickens)(1812〜
1870)の長編小説。また、その主人公。
デビッドが義父の冷遇や徒弟奉公などの苦難を乗り越え、小
説家となる話をユーモラスに描いた自伝的作品。
「デビッド・カッパーフィールド」,「デービッド・カパーフィ
ールド」,「デヴィッド・カパフィールド」,「デビッド・コパーフィ
ールド」,「デービッド・コパーフィールド」とも呼ぶ。
参照⇒みこーばー(ミコーバー)
◎1849〜1850(嘉永 2〜嘉永 3)刊行。
1925〜1929(大正14〜昭和 4)『世界名作大観』で平田禿木が
初訳。
夏目漱石の愛読書。
でーびっどかぱーふぃーるど
【デービッド・カパーフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]⇒でびっどかぱーふぃーるど(デビッド・カパーフィー
ルド)
でびっどこぱーふぃーるど
【デビッド・コパーフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]⇒でびっどかぱーふぃーるど(デビッド・カパーフィー
ルド)
でーびっどこぱーふぃーるど
【デービッド・コパーフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]⇒でびっどかぱーふぃーるど(デビッド・カパーフィー
ルド)
でびっとさいど
【デビットサイド】
◇[英]debit side
○[経]⇒かりかた(借方,借り方)(3)
でひどろあせとさん
【デヒドロアセト酸】
◇[英]dehydroacetic acid
○[化]アセト酢酸エステルの熱分解などにより得られる白色の
結晶。化学式C8H8O4。エチルアルコールには溶けるが水に
は不溶。
カビ・腐敗菌などの微生物の発育を妨げる抗菌力があり、バ
ター・チーズ・味噌・清涼飲料水などの防腐剤として使用され
る食品添加物の一つ。
皮膚の白癬症(ハクセンショウ)の治療にも使用される。
「DHA」,「デヒドロ酢酸」とも呼ぶ。
◎"dehydro-(脱水素の)"+"acetic acid(酢酸)"から。
でひどろさくさん
【デヒドロ酢酸】
◇[英]dehydroacetic acid
○[化]⇒でひどろあせとさん(デヒドロアセト酸)
でひどろなーぜ
【デヒドロゲナーゼ】
◇[独]Dehydrogenase、[英]dehydrogenase(デハイドロジェナ
ース)
○[生化]酸化還元酵素の一種。
生体内で呼吸・発酵などの脱水素反応を触媒する酵素の総称。
「脱水素酵素」とも呼ぶ。
◎アルコールデヒドロゲナーゼ(alchohol dehydrogenase):⇒
あるこーるでひどろげなーぜ(アルコールデヒドロゲナーゼ,ア
ルコール・デヒドロゲナーゼ)
アルデヒドデヒドロゲナーゼ(aldehyde dehydrogenase):⇒
あるでひどでひどろげなーぜ(アルデヒドデヒドロゲナーゼ,ア
ルデヒド・デヒドロゲナーゼ)
でびゅー
【デビュー】
◇[フ]debut
○(1)上流階級の子女が初めて社交界に出ること。
参照⇒[1]でびゅたんと(デビュタント),[2]でびゅたんと(デ
ビュタント),かみんぐあうと(カミングアウト)
○(2)[劇]役者・俳優が初めて芸能界に出ること。また、初舞
台。
○(3)[映]映画俳優が初めて映画に出演すること。
○(4)[運]スポーツ選手が初めて試合に出ること。
○(5)[文]作家などが処女作を出版すること。
○(6)[美]画家などが初めて画壇などに出ること。
○(7)[楽]演奏家などが初めて演奏すること。
○(8)(転じて)世の中に出ること。
◎公園デビュー
[1]でびゅたんと
【デビュタント】
◇[フ](男性形)debutant/(女性形)debutante
○(1)[劇]初舞台を踏む(踏んだ)男優・男性歌手。
○(2)初めて社交界に出る(出た)男性。
[2]でびゅたんと
【デビュタント】
◇[フ](女性形)debutante/(男性形)debutant
○(1)[劇]初舞台を踏む(踏んだ)女優・女性歌手。
○(2)初めて社交界に出る(出た)女性。
一般に、17〜20歳くらいの良家の子女。
◎付き添い:⇒しゃぺろん(シャペロン)(1)
でびる
【デビル】
◇[英]devil
○悪魔。
キリスト教では「サタン(Satan)」とも呼ぶ。
参照⇒さたん(サタン)(1)
でびるずたん
【デビルズタン】
◇[英]devil's tongue(悪魔の舌)
○[食](英語で)コンニャクの別称。
⇒こんにゃく(コンニャク,蒟蒻)(2)
でびるずみるく
【デビルズミルク】
◇[英]devil's milk
○[植](英語で)トウダイグサ(灯台草)。
⇒とうだいぐさ(トウダイグサ,灯台草)
でびるふぃっしゅ
【デビルフィッシュ】
◇[英]devilfish(悪魔の魚)
○(1)[魚]マンタ(manta)(オニイトマキエイ)の別称。
⇒まんた(マンタ)(2)
○(2)[魚]タコ(蛸)の別称。
⇒たこ(タコ,蛸,章魚,鮹)
○(3)[魚]イカ(烏賊)の別称。
⇒いか(イカ,烏賊)
てーぴんぐ
【テーピング】
◇[英]taping
○[運]運動選手などが、競技中の傷害の予防や治療のために関
節・筋肉・靱帯(ジンタイ)などにテープをきつく巻くこと。
コットン・テープなどの伸びない素材を使用する。
血管が圧迫されて収縮し、結果的に血流量が増加する。
必要以上に締め付けると血流が阻害されて逆効果になる。
参照⇒さらしもめん(晒し木綿),げーとる(ゲートル)
◎日本陸軍のゲートルも、行軍の疲れを軽減する効果があった。
参照⇒げーとる(ゲートル)
----------------------------------------------------------------