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百 科 辞 書 《ていわ》 編集:獨 澄旻
-------- ていわ ------------------------------------------------
[1]ていわ
【鄭和】
◇[中]Zheng He
○[人]中国明初の武将・宦官(カンガン)(1371〜1434ころ)。
雲南出身のイスラム教徒。早くから燕王(後の成祖永楽帝)に
仕え、靖難(セイナン)の変(1399〜1402)で功績を挙げて信任を受け、
抜擢されて大監(宦官の長)となる。
帝の命で1405年から1433年にわたり前後7回、南海遠征を行
なった。
学者・通訳も同行する1回2万余名の乗員と船隊を率いて、
東南アジアからインド・ペルシア湾沿岸に渡航、分遣隊はアフ
リカ東海岸まで遠征した。
遠征の目的は、靖難の変で行方不明となった建文帝の行方追
及を建前として、明朝統一後の国威宣揚と在外華僑への示威、
および一種の官業貿易であったとみられる。この結果、各国か
ら使節が来朝し貿易が盛んとなった。
参照⇒えいらくてい(永楽帝)
◎1418(応永25)分遣隊、アフリカ東海岸のマリンディ(Malindi)
に到着。
◎故郷:⇒しんねいけん(晋寧県)
[2]ていわ
【鄭和】
◇[中]Zhenghe
○[軍]中国海軍の練習艦。
てぃーわいおー
【TYO】
◇[英]Tokyo
○[空]東京国際空港に対する、国際航空輸送協会(IATA)の
シティーコード。
⇒とうきょうこくさいくうこう(東京国際空港)
でぃーわーにーや
【ディーワーニーヤ】
◇Ad-Diwaniyah
○イラク中南部、カディーシャ州(Muhafazat al Qadisiyah)の
州都。
「ジャワニヤ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1987(昭和62)19万7,000人。
★でぃわり
【ディワリ】
◇Diwali
○[暦]インド、ヒンズー教の祭典・祭日の一つ。新月の日に行
われる。
◎サンスクリット語(梵語)の「ディーパーワリー(deepavali)
(灯明の列)」から。
◎ダシェラ(Dusserha)とともにヒンズー教の二大祭の一つ。
でぃーん
【ディーン】
◇James Dean(ジェームズ・ディーン)
○[人]アメリカの映画俳優(1931. 2. 8〜1955. 9.30)。フルネ
ームはジェームズ・バイロン・ディーン(James Byron Dean)。
インディアナ州マリオン(Marion)生れ。
5歳のとき、両親とともにインディアナからカリフォルニア
に移住し、父の妹の農場で育つ。4年後、母を亡くし、インディ
アナに戻る。
ニューヨークの舞台俳優出身。
映画1955(昭和30)『エデンの東(East of Eden)』に主演し人
気を得たが、のち『理由なき反抗(Rebel without a cause)』
・『ジャイアンツ(Giant)』の2作のみで、愛車ポルシェの自動
車事故によりカリフォルニアで急死。
死後も人気が高い。
その他の出演作品は、1951(昭和26)『フィクト・バヨネッツ
(Fixed bayonets)』・1952(昭和27)『底抜け艦隊(Sailor be-
ware)』・1953(昭和28)『勝負に賭ける男(Trouble along the
way)』など。
でぃんかぞく
【ディンカ族】
◇Dinka
○南スーダンの最大部族。
てぃんかーべる
【ティンカーベル】
◇Tinkerbell/Tinker Bell
○[文]バリー(J.M.Barrie)作の童話劇『ピーターパン(Peter
Pan)』に登場する妖精(fairy)。
参照⇒ふぇありー(フェアリー)(1)
◎"tinker"には「いたずらっ子」の意味があり、"Bell"は「イザ
ベル(Isabel)」の愛称。
でぃんぎー
【ディンギー】
◇[英]dinghy
○⇒よっと(ヨット)(1)
[1]でぃんぐ
【ディング】
◇[英]ding
○(1)[他動]鐘を鳴らす。
○(2)鐘の音。ゴーン・ジャン。
参照⇒でぃんごん(ディンゴン)
[2]でぃんぐ
【ディング】
◇[独](単数形)Ding/(複数形)Dinge(ディンゲ)
○(1)物・物品。
○(2)事・事柄。
でぃんご
【ディンゴ】
◇[英]Dingo、[学]Canis familiaris
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)イヌ科(Canidae)の哺乳類。
オーストラリアに生息する野生の犬。
オーストラリア唯一の食肉目の獣で、カンガルー・ウサギや
ヒツジなどを捕食。
頭胴長約120センチメートル、体高約50センチメートル。耳
は立ち、尾は長く、短毛で、体色は一般的に黄色っぽく、白・
黒・茶・赤褐色のものいる。他の野犬と違い、家族的な小群で
生活。
◎約4千年前に東南アジアから移入された、インド狼から進化
した最も古い種類の犬の一つと考えられている。
でぃんごん
【ディンゴン】
◇[英]dinggong
○鐘の音。キンコン。
参照⇒[1]でぃんぐ(ディング)(1)
てぃんしゃ
【ティンシャ】
◇[チベット語]tingsha
○[仏]チベット仏教の、シンバルに似た法具。
参照⇒ちべっとぶっきょう(チベット仏教)
てぃんすきあ
【ティンスキア】
◇Tinsukia
○(1)(Tinsukia District)⇒てぃんすきあけん(ティンスキア
県)
○(2)インド北東部、アッサム州(Assam State)北東端のティン
スキア県中西部にある県都。
てぃんすきあけん
【ティンスキア県】
◇[英]Tinsukia District
○インド北東部、アッサム州(Assam State)北東端の県。西部
をディブルガル県(Dibrugarh District)に接し、北部・東部・
南部をアルナーチャル・プラデシュ州(Arunachal Pradesh
State)に隣接。
県都はティンスキア。
〈面積〉
3,790平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)115万0,146人。
[1]てぃんだる
【ティンダル】
◇William Tyndale/William Tindale/William Tindal
○[人]イギリスの宗教改革者・聖書翻訳者(1491/1492〜1536.
10. 6)。
1505(永正 2)オックスフォードに入学。
1524(大永 4)ハンブルク(Hamburg)とウィッテンベルク(Wit-
tenberg)を訪れ、『新約聖書』を英訳する。
1525(大永 5)ケルン(Koeln)で最初の英訳『新約聖書』を刊
行。
ヘンリー八世(Henry VIII)と英国国教会の扇動(センドウ)で異
端とされ、ベルギーで火刑死。
「チンダル」とも呼ぶ。
◎のちに宗教改革・欽定訳(Authorized Version)『新約聖書』
に大きな影響を与えた。
[2]てぃんだる
【ティンダル】
◇John Tyndall(ジョン・ティンダル)
○[人]イギリスの物理学者(1820〜1893)。アイルランド生れ。
独学で物理学を習得。
1853(嘉永 6)王立研究所教授となる。
1868(明治元)ティンダル現象を発見。
生物学者ハクスリー(Thomas Henry Huxley)(1825〜1895)と
協力してアルプスの氷河を観測し、『アルプスの氷河』を著す。
音響や結晶体を研究し、また空の青色を説明する。
多くの科学解説書を著し、また登山家としても知られる。
「チンダル」とも呼ぶ。
でぃんてぃる
【ディンティル】
◇[英]dentil
○[建]洋風建築で、歯形(四角形)で装飾したコーニス(cornice)
の一種。
参照⇒こーにす(コーニス)(2)
てぃんと
【ティント】
◇[西]tinto
○(1)[色]赤色。
「チント」とも呼ぶ。
○(2)[食]赤ワイン(葡萄酒)。
「チント」とも呼ぶ。
てぃんどーふ
【ティンドーフ】
◇Tindouf/Tinduf
○(1)(Wilaya de Tindouf)⇒てぃんどーふけん(ティンドーフ
県)
○(2)北アフリカ、アルジェリア西部のティンドーフ県西部に
ある県都。
てぃんどーふけん
【ティンドーフ県】
◇Wilaya de Tindouf、[英]Tindouf Province
○北アフリカ、アルジェリア西部の県。北部をモロッコ、南西
部をモーリタニアに隣接。
県都はティンドーフ。
〈面積〉
18万2,838平方キロメートル。
〈人口〉
1987(昭和62)1万6,339人(4月)。
1998(平成10)2万7,060人(6月25日現在)。
てぃんばなむ
【ティンバナム】
◇[英](単数形)tympanum/(複数形)tympana(ティンパナ)
○(1)[医]鼓膜(コマク)。
○(2)[医]中耳(チュウジ)。
○(3)[電](電話機の)振動板。
てぃんぱに
【ティンパニ】
◇[伊](複数形)timpani/(単数形)timpano(ティンパノ)
○[楽]⇒てぃんぱにー(ティンパニー)
てぃんぱにー
【ティンパニー】
◇[伊](複数形)timpani/(単数形)timpano(ティンパノ)
○[楽]打楽器の一種。
銅製の半円球の片側に牛皮・プラスチック膜などを張った大
きい太鼓。バチ(桴)で打って鳴らす。
ペダルまたは把手(トツテ)(ハンドル)で音の高さや調子をかえ
ることができる。また、周囲のネジで張り具合を変えて音の微
調整し、明確な音程が出せる。
オーケストラで2〜3個を組み合せて使われる。
「ティンパニ」,「ケットルドラム([英]kettledrum)」とも呼ぶ。
てぃんぱの
【ティンパノ】
◇[伊](単数形)timpano/(複数形)timpani
○[楽]⇒てぃんぱにー(ティンパニー)
てぃんぷー
【ティンプー】
◇Thimbu
○⇒ちんぷー(チンプー)
てぃんぶくとぅー
【ティンブクトゥー】
◇Timbuktu
○⇒ちんぶくつ(チンブクツ)
[1]でぃんぷる
【ディンプル】
◇[英]dimple
○(1)えくぼ(笑窪)。
⇒えくぼ(靨,笑窪)
○(2)小さなくぼみ。
○(3)[運]ゴルフ−ボールの表面全体に施(ホドコ)された、小さ
な円形のくぼみ。
回転した打球の乱気流を消し、飛距離を延ばす効果がある。
[2]でぃんぷる
【ディンプル】
◇[登録商標]Dimple
○[食]ジョンヘイグ社(John Haig & Co.)製の高級スコッチ・
ウィスキーの銘柄。
三角柱のビンの側面にくぼみ(ディンプル)がある。
◎輸出用の名称は「ピンチ(Pinch)」で、「ひねる,つまむ」の意味
だったが、「窮地(キュウチ)」の意味もあるので1980年代ころに「ディ
ンプル」に統一された。
でヴぃ
【デヴィ】
◇Devi
○[宗]⇒でび(デビ)
でーヴぃす
【デーヴィス】
◇Davis
○⇒でーびす(デービス)
でうぃっと
【デウィット】
◇De Witt
○アメリカ合衆国中南部、アーカンソー州(Arkansas State)東
部のアーカンソー郡(Arkansas County)中央部にある郡都。
でヴぃっどかぱーふぃーるど
【デヴィッド・カパフィールド】
◇[英]The Personal History,Adventures,Experience and Ob-
servation of David Copperfield the Younger/David Copper-
field
○[文]⇒でびっどかぱーふぃーるど(デビッド・カパーフィー
ルド)
★てうえ《てうへ》
【手上】
○
⇔てした(手下)(2)
てヴぇれがわ《てヴえれがは》
【テヴェレ川】
◇[伊]Fiume Tevere
○[地]⇒てべれがわ(テベレ川)
でヴぉん
【デヴォン】
◇Devon
○(1)(County of Devon)⇒でぼんしゅう(デボン州)
○(2)[農]⇒でぼんしゅ(デボン種)
でヴぉんしゃー
【デヴォンシャー】
◇[英]Devonshire
○[古]⇒でぼんしゅう(デボン州)
でヴぉんしゃーしゅう《でぼんしやーしう》
【デヴォンシャー州】
◇[英]Devonshire
○[古]⇒でぼんしゅう(デボン州)
でヴぉんしゅう《でぼんしう》
【デヴォン州】
◇[英]County of Devon
○⇒でぼんしゅう(デボン州)
でうぐるーぷ
【デウ・グループ】
【大宇グループ】
◇[英]Daewoo Group
○[歴][経]⇒だいうぐるーぷ(大宇グループ)
でうす
【デウス】
◇[羅]deus
○(ラテン語で)神。
★てうち
【手打ち】
○()
○()[料]ソバ(蕎麦)・ウドン(饂飩)などを機械にかけず、手で
打って作ること。
◎手打ちソバ
○()⇒てじめ(手締め)
○()[歴]⇒てうち(手討ち,手打ち)
てうち
【手討ち】
【手打ち】
○[歴]武士が家臣や町人など目下の者を、自ら斬(キ)り殺すこ
と。
江戸時代、正当な理由があれば咎(トガ)められなかった(犯罪
にならなかった)。
◎無礼者(ブレイモノ)、手討ちにいたすぞ
てうとに
【テウトニ】
◇(複数形)Teutoni/(単数形)Teuton(チュートン)
○[歴]原始ゲルマン民族で、紀元前4世紀ころ中部ヨーロッパ
のユトランド半島を中心に居住していた一部族。
紀元前120年ころユトランド半島を出てキンブリ人(Cimbris)
とともに南下し、前113〜前110年に北イタリアに侵入を企て、
前105年にはローマ軍をローヌ河畔で破って恐れられたが、前
102年アクアエ・セクスティアエ(Aquae Sextiae)(現:エクサン
プロバンス)でローマの将軍マリウス(Marius)に敗れて壊滅。
「テウトネス(Teutones)」,「チュートン」,「チュートン人」とも
呼ぶ。
参照⇒きんぶりじん(キンブリ人),ちゅーとんじん(チュート
ン人)
◎ケルト系部族とする説もある。
アクアエ・セクスティアエは現在のエクサンプロバンス(Aix-
en-Provence)の近辺。
てうとねす
【テウトネス】
◇Teutones
○[歴]⇒てうとに(テウトニ)
てうりとう《てうりたう》
【天売島】
◇[日]Teuri To
○[地]北海道北西部、日本海上にある小島。
苫前郡(トママエグン)羽幌町(ハボロチョウ)に属し、町の西方約30キロ
メートルにあり、武蔵水道で約4キロメートル隔てて東の焼尻
島(ヤギシリトウ)に対峙する。
全島が暑寒別(ショカンベツ)天売焼尻(ヤギシリ)国定公園に含まれ、
ウミガラス(オロロン鳥)・ウミウ・ウミネコなどの繁殖地。
〈面積〉
5.46平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)476人。
◎1786(天明 6)天塩場所が設置されて漁場が開かれ、ニシン漁
で繁栄。
1955(昭和30)天売村、羽幌町に編入。
1990(平成 2)焼尻島・暑寒別岳とともに暑寒別天売焼尻国定
公園に指定。
でえす
【デエス】
◇[フ]deesse
○(フランス語で)女神。
⇒ごっです(ゴッデス)
でえでえ
【でえでえ】
○[古][服]⇒でいでい(でいでい)
でえまなこ
【大眼】
○[関東方言][日本伝説]⇒ひとつめこぞう(一つ目小僧)
でおきしりぼかくさん
【デオキシリボ核酸】
◇[英]deoxyribonucleic acid
○[生]五炭糖の一種デオキシリボース(deoxyribose)を含む核
酸(nucleic acid)。細胞核内の染色体の重要成分、生物の遺伝
子を構成している高分子化合物。
遺伝形質が組込まれていて、遺伝情報の保存・複製に関与。
RNA(リボ核酸)とともに、生体の種や組織に固有のタンパク
質(蛋白質)生合成を支配する。
略称は「DNA」。
参照⇒かくさん(核酸),あーるえぬえー(RNA)
◎1970年米国でDNAの人工合成に成功。
◎親子鑑定のDNA鑑定:日本ジェノミクス(東京都渋谷区)。
一卵性双生児:DNAは等しいが指紋は異なっている。
農産物のDNA分析:ビジョンバイオ(福岡県久留米市)。
核DNA:DNA数約30億個。両親から継承。
ミトコンドリアDNA:DNA数約1万6千個。母親のみか
ら継承。
参照⇒みとこんどりあでぃえぬえー(ミトコンドリアDNA)
ておくりとす
【テオクリトス】
◇Theokritos
○[人]紀元前3世紀ころ、古代ギリシアの田園詩人。
ておてぃわかん
【テオティワカン】
◇Teotihuacan
○[歴]メキシコにあった古代アステカ王国の宗教上の中心都市。
首都テノチティトラン(Tenochtitlan)(現在のメキシコ・シ
ティー)の北東30キロメートルの地。
「太陽のピラミッド(Pyramid of the Sun)」がある。
★ておどしうす
【テオドシウス】
◇Theodosius
○(1)[人](一世)古代ローマ皇帝( 346ころ〜 395)。在位: 379
〜 395。
「テオドシウス大帝([英]Theodosius the Great)」とも呼ぶ。
○(2)[人](二世)東ローマ皇帝( 401〜 450)。在位: 408〜 450。
ておどしうすたいてい
【テオドシウス大帝】
◇[英]Theodosius the Great
○[人]⇒ておどしうす(テオドシウス)(1)
★ておどら
【テオドラ】
◇Theodora
○[人]東ローマ帝国(ビザンチン帝国)皇帝ユスティニアヌス一
世(Justinianus I)の皇后( 500ころ〜 548. 6.)。
下層階級の出身で、サーカス団長アカキオス(Akakios)の次
女。女優・娼婦であったとされる。
523年、ユスティニアヌス( 527年に即位)と結婚。
532年1月、ニカの乱(Nika Riot)で逃亡しようとした皇帝
を思い留まらせる。
「皇妃テオドラ(Empress Theodora)」とも呼ぶ。
でおどらんと
【デオドラント】
◇[英]deodorant
○防臭剤・脱臭剤・臭い消し。制汗剤・わきが止め。
◎"de(除去)"+"odor(臭い)"+"ant(するもの)"から、
ておどりくす
【テオドリクス】
◇[羅]Theodoricus
○[人]⇒ておどりっく(テオドリック)
ておどりくすいっせい
【テオドリクス一世】
【テオドリクス1世】
◇[羅]Theodoricus I
○[人]⇒ておどりっくいっせい(テオドリック一世,テオドリッ
ク1世)
ておどりこいっせい
【テオドリコ一世】
【テオドリコ1世】
◇[伊]Teodorico I
○[人]⇒ておどりっくいっせい(テオドリック一世,テオドリッ
ク1世)
★ておどりっく
【テオドリック】
◇[英]Theodoric
○[人]東ゴート王国(Ostrogoth Kingdom)の王( 456ころ〜 526)。
在位: 471ころ〜 526。
「テオドリクス([羅]Theodoricus)」とも呼ぶ。
参照⇒おどあける(オドアケル)
★ておどりっくいっせい
【テオドリック一世】
【テオドリック1世】
◇[英]Theodoric I
○[人]西ゴート王国(Visigoth Kingdom)の王。在位: 419〜
451。
「テオドリクス一世([羅]Theodoricus I)」,「テオドリコ一世
([伊]Teodorico I)」とも呼ぶ。
参照⇒かたらうぬむのたたかい(カタラウヌムの戦い)
ておの《てをの》
【手斧】
○(1)短い柄のついた斧。
◎英語:ハチェット(hatchet)。
フランス語:アシェ(hache)。
○(2)⇒ちょうな(手斧,丁鉋,釿)
ておふらすとす
【テオフラストス】
◇Theophrastos、[英]Theophrastus
○[人]ギリシアの哲学者(BC. 373ころ〜BC. 287ころ)。
アリストテレスの友人・弟子で、後継者としてその学校リュ
ケイオン(Lykeion)の学頭を務め、師の学説を発展させる。
著書『植物誌』・『植物の諸原因』によって植物学の祖とさ
れる。
参照⇒りゅけいおん(リュケイオン),らぶりゅいえーる(ラ・
ブリュイエール)
ておぶろみん
【テオブロミン】
◇[英]theobromine、[独]Theobromin
○[生化]カカオの種子に含まれるアルカロイドの一種。テオフィ
リン(theophylline)の異性体。化学式はC7H8N4O2。
苦味のある無色の結晶で、メチル化するとカフェインになる。
利尿剤・中枢神経興奮薬として用いられる。
ておりー
【テオリー】
◇[独]Theorie、[英]theory
○⇒せおりー(セオリー)
でおり
【デオリ】
◇Deori
○インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)南東部の
バーラン県(Baran District)北東部の町。
〈人口〉
2001(平成13)4,193人。
◎第二次世界大戦中に日本人・ドイツ人・タイリア人の収容所
があった。
1946. 2.26(昭和21)日本人の勝ち組と負け組の対立からイギ
リス軍の不手際で暴徒化し、軍が発砲して19人が死亡。
ておりあ
【テオリア】
◇[希]theoria、[羅]contemplatio、[英]contemplation
○[哲]⇒[2]かんそう(観想)(1)
ておーりあ
【テオーリア】
◇[希]theoria、[羅]contemplatio、[英]contemplation
○[哲]⇒[2]かんそう(観想)(1)
でおりあ
【デオリア】
◇Deoria
○(1)(Deoria District)⇒でおりあけん(デオリア県)
○(2)インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)東部のデオリア県の県都。
「デオリヤ」とも呼ぶ。
でおりあけん
【デオリア県】
◇[英]Deoria District
○インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)東部の県。北部・北東部をクシナガル県(Kushinagar
District)に接し、東部をビハール州に隣接。
県都はデオリア。
「デオリヤ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,535平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)273万0,376人。
◎1994. 5.(平成 6)クシナガル県を分離。
でおりや
【デオリヤ】
◇Deoria
○⇒でおりあ(デオリア)
でおりやけん
【デオリヤ県】
◇[英]Deoria District
○⇒でおりあけん(デオリア県)
てか
【手下】
○⇒てした(手下)(1)
でか
【でか】
【デカ】
○[俗](盗人仲間の隠語で)刑事の隠語。
参照⇒けいじ(刑事)
◎「かくそで(角袖)」の倒語。
明治時代、刑事は制服を着用せず角袖という和服を着ていた
ことから。
一般には探偵(タンテイ)と呼ばれていたが、次第に一般にも用い
られるようになった。
参照⇒ちゃばおり(茶羽織)(2),もじり(捩り),まっぽ(マッポ)
でか
【デカ】
◇[希]deca
○メートル法で基本単位に冠して十倍を現わす語。
参照⇒めーとるほう(メートル法)
◎ギリシア語で「十」の意味。
◎デカグラム,デカメートル,デカリットル
でかあーる
【デカアール】
◇[フ]decare
○⇒[1]でかーる(デカール)
でかぐらむ
【デカグラム】
【瓧】
◇[フ]decagramme、[英]decagram
○メートル法の重量の単位の一つ。10グラム(g)。
でかごん
【デカゴン】
◇[英]decagon
○[数]十角形・十辺形。
てかし
【手桎】
【手械】
【手梏】
○⇒てかせ(手かせ,手枷,手桎,手械,手梏)(1)
てかせ
【手かせ】
【手枷】
【手桎】
【手械】
【手梏】
○(1)罪人の手首にはめ、自由を拘束する刑具(ケイグ)。手錠(テジョ
ウ)の一種。
「てかし(手桎,手械,手梏)」とも呼ぶ。
参照⇒かせ(枷),てじょう(手錠)(1)
○(2)(転じて)自由を束縛(ソクバク)するもの。
★てがた
【手形】
○()
◎女手形:⇒おんなてがた(女手形)
○()[経]為替手形・約束手形などの有価証券の総称。
★てがたな
【手刀】
○(1)[運]相撲(スモウ)で、指をそろえて伸ばし、小指側の掌(テノヒ
ラ)側面を刀のようにして空(クウ)を切ること。
○(2)[運]⇒しゅとう(手刀)(1)
でかーど
【デカード】
◇Decherd
○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)南部
のフランクリン郡(Franklin County)北部の町。
北緯35.21°、西経86.08°の地。
北米日産の工場がある。
〈人口〉
1990(平成 2)2,196人。
2000(平成12)2,246人。
てがぬま
【手賀沼】
◇[日]Tega Numa
○[地]千葉県北西部、利根川南岸にある釣針形の沼。
洪水が多く、江戸時代以来しばしば干拓が行われ、1954(昭
和29)国営干拓事業が完成し、湖岸線34キロメートル・面積10
平方キロメートルから面積3.7平方キロメートルに減った。
フナ(鮒)・コイ(鯉)など淡水魚に富む。水鳥など野鳥も多く、
近くに山階鳥類研究所がある。
印旛手賀県立自然公園に含まれる。
参照⇒いんばぬま(印旛沼)
でかへどろん
【デカヘドロン】
◇[英]decahedron
○[数]十面体。
参照⇒へどろん(ヘドロン)
★[1]てがみ
【手紙】
◇[英]letter
○
[2]てがみ
【手紙】
○[楽]なかにし礼作詞、川口真作曲の歌謡曲。
歌は由紀さおり(ユキ・サオリ)。
◎1970. 7.(昭和45)レコード発売。
てがみはいけいじゅうごのきみへ《てがみはいけいじふごのきみへ》
【手紙〜拝啓十五の君へ〜】
○[楽]アンジェラ・アキ(1977. 9,15〜)作詞・作曲の歌謡曲。
歌もアンジェラ・アキ。
◎2008(平成20)NHK全国学校音楽コンクール中学生の部の課
題曲として作曲。8月、NHK『みんなのうた』で放送。9月、
シングル、リリース。10月、日本郵政グループのCMソングと
して使用。
でかめーとる
【デカメートル】
【籵】
◇[フ]decametre、[英]decameter
○メートル法の長さの単位の一つ。10メートル(m)。
でかめろん
【デカメロン】
◇[伊]Il Decameron
○[文]イタリアのボッカチオ(Giovanni Boccaccio)の短編小説
集。
1348(<南>正平 3,<北>貞和 4)、ペスト(黒死病)大流行の時
にフィレンツェに遁(ノガ)れてきた三人の紳士と七人の貴婦人
の十人が別荘で、一日一話づつ十日にわたって物語る形式。
中世の宗教色が失われた近代都市勃興期の人間や社会を、喜
劇・悲劇・好色などを交えて生き生きと描写する。
ヨーロッパ最初の近代小説とされる。
「十日物語」とも呼ぶ。
◎1348〜1353年に作られる。
1882(明治15)『欧州情譜・群芳奇話』(博聞社)が日本初訳で、
フランス語版から大久保勘三郎が7話を重訳したもの。
てがらえき
【手柄駅】
○[交]兵庫県姫路市(テガラ)東延末(ヒガシノブスエ)にある、山陽電
鉄本線の駅。
亀山(カメヤマ)駅と山陽姫路(サンヨウヒメジ)駅の間。
てかりだけ
【光岳】
◇[日]Tekari Dake
○[地]静岡県と長野県にまたがる山。標高2,591メートル。
南アルプス国立公園に含まれる。
でかりっとる
【デカリットル】
【竍】
◇[フ]decalitre、[英]decaliter
○メートル法の容量の単位の一つ。10リットル(l)。
[1]でかーる
【デカール】
◇[フ]decare
○メートル法の面積の単位の一つ。
1アール(are)の10倍、1ヘクタール(hectare)の10分の1。
「デカアール」とも呼ぶ。
[2]でかーる
【デカール】
◇[英]decal
○(1)(decalcomanie)⇒でかるこまにー(デカルコマニー)
○(2)絵や模様などが描いてある転写用のステッカー(sticker)。
プラモデルなどで用いられるものは、紙を水に濡らすと絵が
シールとなって剥(ハ)がれ、模型に移して乾燥させ、転写・接
着するもの。
「移し絵」とも呼ぶ。
参照⇒すみながし(墨流し)(2)
◎「デカール」はずらして貼り付けるタイプを、「移し絵」は台紙
のまま裏返して貼ってから静かに剥がすタイプを呼ぶことが多
い。
でかるこまにー
【デカルコマニー】
◇[フ]decalcomanie、[英]decalcomania
○(1)紙に描いた絵や模様をガラス・陶器・金属・布などに転
写する技法。
「デカルコマニア」,「デカール(decal)」とも呼ぶ。
◎柔かい樹脂を利用したスタンプで転写することも行われてい
る。
○(2)(1)の模様原紙。
「デカルコマニア」,「デカール」とも呼ぶ。
○(3)[美]紙に絵具を塗って二つ折りにしたり、別の紙に押し
付けて描く、偶然を利用した画法。
19世紀にシュールレアリストが好んで用いた。
「デカルコマニア」,「デカール」とも呼ぶ。
参照⇒ろーるしゃっはてすと(ロールシャッハテスト,ロール
シャッハ・テスト)
でかるこまにあ
【デカルコマニア】
◇[英]decalcomania、[フ]decalcomanie
○⇒でかるこまにー(デカルコマニー)
でかると
【デカルト】
【垤加爾多】
【等加児的】
◇Rene Descartes(ルネ・デカルト)
○[人]フランスの哲学者・数学者(1596〜1650)。
従来のスコラ哲学を不満とし、近代哲学を開拓、近代哲学の
父と呼ばれる。
解析幾何学を創始、慣性の法則・屈折の法則の発見。
著書は『方法叙説(方法序説)』(1637)・『第一哲学について
の省察(省察)』・『哲学原理』・『情念論』など。
◎「我思う、ゆえに我あり(cogito,ergo sum)」は有名。
「明晰・判明」なるものを真理の基準とする方法によって、一
切を疑うことから始める方法的懐疑論のもとに、疑いえぬ真理
の第一原理として「考える自己」を見いだす。そこから「思惟す
る精神」と「延長ある物体」の物心二元論の哲学を展開した。
◎近代哲学の父、またイギリスのフランシス・ベーコンと並ん
で近代哲学の祖と呼ばれる。
てがろんはっと
【テガロンハット】
【テガロン・ハット】
◇[英]ten-gallon hat
○[服]⇒てんがろんはっと(テンガロンハット,テンガロン・ハッ
ト)
★でかんこうげん《でかんかうげん》
【デカン高原】
◇[英]Deccan Plateau
○[地]インド南部、インド半島(Indian Peninsula)の大半を成
す高原。
ナルマダ川(Narmada River)以南で、東ガーツ山脈(Eastern
Ghats Mountains)と西ガーツ山脈(Western Ghats Mountains)
に囲まれた内陸部。
てきか《てきくわ》
【迪化】
◇[中]Dihua
○[歴]ウルムチ(烏魯木斉)の旧称。
⇒うるむち(ウルムチ,烏魯木斉)
てきか《てきくわ》
【摘花】
◇[英]flower picking
○[農]果樹などで、開花期に適当な数の花または良い位置の花
を残して、他を摘(ツ)み取る(間引く)こと。
残した花やその果実に果樹の養分を集中させ、より良い果実
または種子を得るために行う。
参照⇒てきが(摘芽),てきか(摘果)
てきか《てきくわ》
【摘果】
◇[英]fruit thinning/thinning out superfluous fruit
○[農]果樹や果菜で、果実がまだ幼い時に、適当な数の果実ま
たは良い位置の果実を残して、他を摘(ツ)み取る(間引く)こと。
結実量を調節し、大きさを揃(ソロ)え味を向上させるなどより
良い果実を得たり、枝を保護したりするために行う。
参照⇒てきが(摘芽),てきか(摘花)
てきが
【摘芽】
◇[英]thinning out buds/picking the buds
○[農]農作物・園芸植物で、芽の若い時期に適当な数を残して、
他の不必要な芽を摘(ツ)み取る(間引く)こと。
作物の養分を特定の枝・花・果実などに集中させ、より良い
花・果実・種子などを育成するために行う。
「芽掻(メカ)き」,「芽摘み」,「芽むしり」,「除芽(ジョガ)」とも呼ぶ。
参照⇒てきか(摘花),てきか(摘果)
てきこく
【敵国】
○(1)互いに戦争をしている一方の国から、その相手国を指し
ていう語。
「てっこく(敵国)」とも呼ぶ。
○(2)自国に敵対する国。
「てっこく(敵国)」とも呼ぶ。
てきこくじょうこう《てきこくでうかう》
【敵国条項】
◇[英]enemy clauses/enemy states articles
○国際連合憲章の第53条と第107条。
第二次世界大戦の枢軸国であった日本・ドイツ・ルーマニア
・ブルガリア・ハンガリー・フィンランドの7ヶ国が、国際連
合憲章に違反して侵略などの軍事行動を起こした際に、連合国
であったアメリカなどが安全保障理事会の許可なくそれらの諸
国に対し軍事制裁を課す事が出来るとした差別条項。
◎敵国名は明記されていない。
◎1995(平成 7)国際連合総会で第107条を削除する決議が圧倒
的多数で採択されたが、削除自体は実現しておらず、現在は一
般に「旧敵国条項(the former enemy clauses)」と呼ばれている。
てきさす
【テキサス】
◇Texas
○(1)(Texas State)⇒てきさすしゅう(テキサス州)
○(2)(Texas County)⇒てきさすぐん(テキサス郡)
てきさすぐん
【テキサス郡】
◇[英]Texas County
○アメリカ合衆国南部、オクラホマ州(Oklahoma State)北西部
の郡。北部をカンザス州(Kansas State)、南部をテキサス州
(Texas State)に隣接。
郡都はガイモン(Guymon)。
〈人口〉
1980(昭和55)1万7,757人。
1990(平成 2)1万6,419人。
2000(平成12)2万0,107人。
2005(平成17)2万0,112人。
てきさすしゅう《てきさすしう》
【テキサス州】
◇[英]Texas State
○アメリカ合衆国南部の州。東部をルイジアナ州(Louisiana
State)に面し、南東部をメキシコ湾(Gulf of Mexico)に面する。
州都はオースチン(Austin)。
〈面積〉
67万8,358平方キロメートル/69万1,030平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)1,698万6,300人。
2000(平成12)2,085万1,800人。
2002(平成14)2,180万5,800人。
◎もと奴隷州:⇒どれいしゅう(奴隷州)
◎北米インディアン・カドー族の言葉で「友人・仲間」の意味。
てきさすねつ
【テキサス熱】
◇[英]Texas fever
○[農]牛の疫病の一つ。
てきさすろんぐほーん
【テキサス・ロングホーン】
◇[英]Texas longhorn
○[農][哺]アメリカ合衆国南西部産の、角の長い食肉牛。
スペイン産の食肉牛を品種改良したもので、現在はまれ。
単に「ロングホーン」とも呼ぶ。
できしー
【デキシー】
◇Dixie
○(1)⇒できしーらんど(デキシーランド)
○(2)[楽]⇒できしーらんどじゃず(デキシーランドジャズ)
○(3)[楽]19世紀中ころ、アメリカ合衆国の南北戦争当時に作
られた歌。
南軍の間で愛唱され、のちに合衆国全体に広まった。
「ディキシー」とも呼ぶ。
◎戦争前にルイジアナ州(Louisiana State)で流通していた10
ドル紙幣の裏中央にフランス語で大きく"dix([英]ten)"と書か
れてあったことから。
できしーありー
【デキシーアリー】
◇[英]Dixie alley
○[俗][気]アメリカ合衆国中南東部のトルネード多発地帯の俗
称。
ミシシッピ川流域(Mississippi River Basin)地方で、カン
ザス州・ミシシッピー州・ルイジアナ州・アラバマ州北部・ジョ
ージア州とその周辺。
「ディキシーアリー」とも呼ぶ。
参照⇒とるねーど(トルネード)(3)
◎1925. 3.18(大正14)7州で犠牲者747人。
1932. 3.21(昭和 7)死者332人。
2011. 4.26〜27(平成23)相次いで発生。6州で死者342人。
2011. 5.22(平成23)ミズーリ州南部で発生し死者139人、負
傷者900人以上で、単発としては過去最大。
できしーらんど
【デキシーランド】
◇Dixieland
○(1)アメリカ合衆国の南部諸州の通称。
「デキシー」,「ディキシー」,「ディキーランド」とも呼ぶ。
○(2)特に、ルイジアナ州(Louisiana State)ニューオリンズ
(New Orleans)を中心とする一帯。
「デキシー」,「ディキシー」,「ディキーランド」とも呼ぶ。
○(3)[楽]⇒できしーらんどじゃず(デキシーランドジャズ)
できしーらんどじゃず
【デキシーランドジャズ】
◇[英]Dixieland jazz
○[楽]アメリカ南部のニューオリンズ(New Orleans)で生れた
ジャズの一形式。
最も初期の演奏スタイルで、マーチのリズムをトランペット
・クラリネットなどの管楽器が、ピアノ・マンドリン・ドラム
などをバックにして力強く即興的に演奏するもの。
「デキシー」,「ディキシー」,「デキシーランド」,「ディキーラン
ド」,「トラディショナルジャズ(traditional jazz)」とも呼ぶ。
参照⇒ばんじょー(バンジョー),びーばっぷ(ビーバップ)
てきじんけつ
【狄仁傑】
◇[中]Di Renjie
○[人]中国、唐初の名臣( 630〜 700)。字(アザナ)は懐英(Huai-
ying)、諡(オクリナ)は文恵(Wenhui)。太原(Taiyuan)(現:山西省太
原市)の人。
第三代皇帝高宗(Gao Zong)の時、江南(Jiangnan)の巡撫使と
なり地方行政に活躍。また、突厥(Tujue)(トツケツ)・契丹(Qidan)
(キッタン)の来襲を平らげる。
則天武后(Zetian Wuhou)(ソクテンブコウ)に宰相として重んぜられ、
その言動は士大夫(シタイフ)の模範とされ国老(Guolao)と呼ばれる。
睿宗(Rui Zong)の時、梁国公(Liang Guogong)に追封。
てきすとめっせーじんぐ
【テキスト・メッセージング】
◇[英]text messaging
○(1)[通]携帯メールの英語名。
⇒けいたいめーる(携帯メール)
○(2)[通]テキスト・メッセージングで使用される略語。
★できすとらん
【デキストラン】
◇[英]dextran
○[化]
加水分解したものを代用血漿(ケッショウ)や血液増量剤などに用
いる。
できすとりん
【デキストリン】
◇[英]dextrin、[独]Dextrin
○[化]デンプン(澱粉)を酸またはアミラーゼで加水分解する過
程で生ずる中間物質の総称。
白色または淡黄色粉末の炭水化物で、水に溶ける。
熱湯に溶けると糊状になり粘着力が強く、食用のほか、接着
剤・糊剤(コザイ)・賦形剤(フケイザイ)などに用いる。
「糊精(コセイ)」とも呼ぶ。
◎水に溶けるとき右旋性(ウセンセイ)があり、ラテン語の"dexter
(右の)"から命名。
できすとろ
【デキストロ】
◇[英]dextro-/dextr-
○[接頭辞]「右方へ」を表す語形成要素。
⇔れぼ(レボ)
◎デキストロロイテイション(dextrorotation):右旋・右旋性。
デキストロポジション(dextroposition):右位。
デキストログルコース(dextroglucose):ブドウ糖。
デキストロース(dextrose):ブドウ糖。
デキストロカルディア(dextrocardia):右胸心。
デキストロセレブラル(dextrocerebral):右脳の。
デキストロガストリア(dextrogastria):右胃症。
できすとろぐるこーす
【デキストログルコース】
◇[英]dextroglucose
○[生化]ブドウ糖(葡萄糖)の別称。
⇒ぶどうとう(ブドウ糖,葡萄糖)
できすとろーす
【デキストロース】
◇[英]dextrose
○[生化]ブドウ糖(葡萄糖)の別称。
⇒ぶどうとう(ブドウ糖,葡萄糖)
てきたいてきせんきょうんどう
【敵対的選挙運動】
◇[英]negative campaign
○[政]⇒ねがてぃぶきゃんぺーん(ネガティブキャンペーン)
てきだん
【敵弾】
○敵の発射する弾丸・砲弾。敵の発射した弾丸・砲弾。
てきだん
【擲弾】
○[軍]近接戦闘用の小型爆弾。
炸薬(サクヤク)または化学剤を充填(ジュウテン)した爆弾・発煙弾・
信号弾・照明弾などで、手で投げる手榴弾(シュリュウダン)と、小銃
で発射する小銃擲弾、擲弾筒(トウ)で発射するものの3種類があ
る。
参照⇒しゅりゅうだん(手榴弾)
◎擲弾筒,擲弾兵
てきだんとう
【擲弾筒】
◇[英]grenade discharger
○[軍]歩兵用火器の一つ。
簡単な構造をもった小型の携帯用迫撃砲で、手榴弾(シュリュウダ
ン)などを発射する。最大射程距離は650メートルくらい。
第一次世界大戦に使われ、第二次世界大戦では成形炸薬(サクヤ
ク)弾を使用して歩兵の対戦車近接攻撃にも使われた。小銃に装
着して手榴弾を射出するタイプ(グレネード・ランチャー)も開
発されている。
参照⇒ぐれねーどらんちゃー(グレネード・ランチャー),ば
ずーかほう(バズーカ砲)
できちゃったけっこん
【できちゃった結婚】
○[社]女性が妊娠したため、半強制的に行った結婚。
「できちゃった婚」とも呼ぶ。
◎アメリカでは「ショットガン・マリッジ(shotgun marrige)」,
「ショットガン・ウェディング(shotgun wedding)」と呼び、相
手の男が妊娠した娘の父親にショットガンを突きつけられてや
むを得ず結婚したことから。
中国語では「奉子成婚(fengzi chenghun)」。
できちゃったこん
【できちゃった婚】
○[社]⇒できちゃったけっこん(できちゃった結婚)
てきや
【てき屋】
【的屋】
○大道などで、いかがわしい品物を客を欺(アザム)いて売る商売。
「香具師(ヤシ)」とも呼ぶ。
参照⇒やし(香具師,野師,矢師,弥四)
◎ねらいが的中すれば利益を得るの意。
[1]てきーら
【テキーラ】
◇[西]tequila
○[食]メキシコ西部、テキーラ地方特産の蒸留酒。
リュウゼツラン(竜舌蘭)の一種の茎の汁を発酵・蒸留した、
アルコール46〜56%を含む強い酒。
塩をなめ、レモンをかじりながら飲む。
[2]てきーら
【テキーラ】
◇[西]Tequila
○メキシコ中央部、ハリスコ州(estado de Jalisco)北部の都
市。
北緯20.88°、西経103.82°の地。
「(Santiago de Tequila)」とも呼ぶ。
〈人口〉
2000(平成12)2万4,024人。
てーく
【テーク】
【大邱】
◇[朝]Taegu
○⇒てぐ(テグ,大邱)
てぐ
【テグ】
【大邱】
◇[朝]Taegu
○朝鮮半島、韓国慶尚北道(Kyongsang-buk-do)(ケイショウホクドウ)南
部の道庁所在地。
広島市の姉妹都市。
「テーク(大邱)」,「たいきゅう(大邱)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)131万人。
1985(昭和60)203万人。
2001(平成13)251万3,200人(推計)。
◎1997(平成 9)地下鉄公社、運行開始。
2003. 2.18(平成15)放火による地下鉄火災、発生。死者200
人前後、負傷者146人。
でく
【木偶】
○(1)木彫りの人形。
「でこ(木偶)」,「もくぐう(木偶)」,「ぼくぐう(木偶)」,「木偶人
(ボクグウジン)」とも呼ぶ。
○(2)[劇](特に)あやつり人形・くぐつ(傀儡)。
参照⇒くぐつ(傀儡)
◎英語:パペット(puppet)。
フランス語:マリオネット(marionette)。
中国語:木偶(mu'ou)。
○(3)役に立たない人。人の言いなりになっている人。
「でくのぼう(木偶の坊,木偶坊)」とも呼ぶ。
★でぐー
【デグー】
◇[英]degu、[学]Octodon degus
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)デグー科(Octodon-
tidae)デグー属(Octodon)の哺乳類。南アメリカ原産。
モルモット(テンジクネズミ)に似るが、尻尾がある。
社会生活を営む。
参照⇒もるもっと(モルモット)(1)
〈デグー属(Octodon)〉
デグー(degu):Octodon degus。
チリデグー(bridges's degu):Octodon bridgesi。
ペルーデグー(moon-toothed degu):Octodon lunatus。
タイヘイヨウデグー(Pacific degu):Octodon pacificus。
〈フサオデグー属(Octodontomys)〉
フサオデグー(mountain degu):Octodontomys gliroides。
てぐぁんぐん
【テグァン郡】
【大館郡】
◇[朝]Taegwan Gun
○⇒だいかんぐん(大館郡)
でくえやる
【デ・クエヤル】
◇Javier Perez de Cuellar
○[人]ペルーの外交官(1920〜)。
1982〜1991(昭和57〜平成 3)第五代国連事務総長。
2000〜2001(平成12〜平成13)ペルー首相兼外務大臣。
てくしー
【テクシー】
○[俗]自動車などの乗り物に乗らず、てくてくと自分の足で歩
いていくこと。
◎駅からテクシーで五分
◎「タクシー」をもじった言葉。
てぐしがるぱ
【テグシガルパ】
◇Tegucigalpa
○中央アメリカ、ホンジュラス(Honduras)共和国の首都。
〈人口〉
1974(昭和49)27万人。
てぐす
【テグス】
【天蚕糸】
○⇒てぐすいと(天蚕糸)
てぐすいと
【天蚕糸】
◇[日]tegusuito/tegusu-ito
○(1)鱗翅目(リンシモク)(チョウ目)(Lepidoptera)ヤママユガ科
(Saturniidae)の楓蚕(フウサン)・樟蚕(クスサン)の幼虫の体内から絹
糸腺を取り、酢酸と食塩水とに浸し、引き伸ばして乾燥させた
白色透明の精製糸。
多くは釣り糸(鉤素)に用いる。
単に「テグス(天蚕糸)」とも、「てんさんし(天蚕糸)」とも呼ぶ。
参照⇒はりす(鉤素)
○(2)(1)に似せて作ったナイロンなどの合成繊維。
単に「テグス(天蚕糸)」とも呼ぶ。
参照⇒はりす(鉤素)
てぐすが
【テグスガ】
【天蚕蛾】
○[昆]フウサン(楓蚕)の別称。
⇒ふうさん(フウサン,楓蚕)
てぐすさん
【テグスサン】
【天蚕糸蚕】
○[昆]フウサン(楓蚕)の別称。
⇒ふうさん(フウサン,楓蚕)
でくすたー
【デクスター】
◇[英]dexter
○(1)[形]右の、右側の。
○(2)[形]紋章で、盾(タテ)の紋地の右側の。
向かって左側を指す。
⇔しにすたー(シニスター)(4)
でくすとろ
【デクストロ】
◇[英]dextro-/dextr-
○[接頭辞]⇒できすとろ(デキストロ)
でぐっき
【デグッキ】
【太極旗】
◇[朝]Tae Kuk
○⇒たいきょくき(太極旗)
てくにからー
【テクニカラー】
◇[登録商標]Technicolor
○(1)[経]アメリカのカラー映画製作会社。
○(2)[古][映](1)が開発したカラー映画法。
カラー・フィルターで青・緑・赤の三原色に分解して撮影し
た3本の白黒フィルムから1本のカラー・フィルムにプリント
するもの。
白黒の3本のフィルムと高価なカラー・フィルム1本で作成
する。
◎1932(昭和 7)完成。
てくにかるたーむ
【テクニカルターム】
◇[英]technical term
○専門用語・術語。
★てくねちうむ
【テクネチウム】
◇technetium
○[原]マンガン族に属する遷移金属元素の一種。原子番号43、
元素記号「Tc」。
◎1906(明治39)小川正孝博士博士(のち東北帝国大総長)が方ト
リウム石から発見したとしてニッポニウム(Nipponium)と命名
するが追試できず認められなかった。
1925(大正14)ドイツのW.ノダック(Walter Karl Friedrich
Noddack)とI.タッケ(Ida Eva Tacke)が白金鉱とコロンバイト
(columbite)から発見したとしてマスリウム(Masurium)と命名
したが、やはり確認されなかった。
1947(昭和22)イタリアのE.セグレ(Segre)とC.ペリエ(Per-
rier)がモリブデン(原子番号42)に重陽子を照射して初めて人
工的に作成し、テクネチウムと命名。
でくのぼう
【木偶の坊】
【木偶坊】
◇[英]blockhead
○⇒でく(木偶)(3)
てくら
【テクラ】
◇Thecla
○(1)[宗]初期キリスト教の聖人。
○(2)[昆]チョウ目(鱗翅目)(Lepidoptera)シジミチョウ科(Fam-
ily Lycaenidae)ミドリシジミ亜科(Theclinae)ミドリシジミ族
(Theclini)チョウセンメスアカシジミ属の学名。
でぐらでーしょん
【デグラデーション】
◇[英]degradation
○(1)格下げ・降職・左遷(サセン)・罷免(ヒメン)。
○(2)下降・下落・堕落(ダラク)。
○(3)[生]退化。
○(4)[化]分解・変質。
○(5)[地](岩石の)崩壊。
○(6)[計]システムに障害が発生したとき、その障害を起こし
た部分を切り離して、残りの部分で運用すること。
「縮小運転」とも呼ぶ。
でくりーす
【デクリース】
◇[英]decrease
○(1)[自動]減少する・低下する。
⇔いんくりーす(インクリース)(1)
○(2)[自動]衰える。
⇔いんくりーす(インクリース)(2)
○(3)[他動]減少させる・低下させる。
⇔いんくりーす(インクリース)(3)
○(4)[名]減少・縮小。
⇔いんくりーす(インクリース)(4)
でぐるま
【出郭】
【出曲輪】
○⇒でまる(出丸)
てけぜがわ《てけぜがは》
【テケゼ川】
◇[アムハラ語]Tekeze Wenz、[英]Tekeze River
○[地]エチオピア北部を北西流する川。
てーげるくうこう《てーげるくうかう》
【テーゲル空港】
◇[英]Tegel Airport
○[空]ドイツの首都ベルリンにある空港の一つ。
★てこ
【てこ】
【テコ】
【梃子】
◇[英]lever
○[機]
単純機械(simple machine)の一種。
「レバー」とも呼ぶ。
参照⇒たんじゅんきかい(単純機械)
◎てこの原理'leverage):⇒ればれっじ(レバレッジ)(1)
[1]でこ
【デコ】
◇[英]decoration
○デコレーションの和略語。
⇒でこれーしょん(デコレーション)(1)
[2]でこ
【デコ】
◇[フ]art deco(装飾美術)
○[美]アールデコの和略語。
⇒あーるでこ(アールデコ,アール・デコ)
でこ
【木偶】
○⇒でく(木偶)(1)
でこい
【デコイ】
◇[英]decoy
○(1)(狩猟の)おとり(囮)。
○(2)(特に)鳥の木彫・模型。狩猟のおとりのほか、室内装飾
品としても使われる。
◎デコイを作ることは「カービング(carving)」と呼ぶ。
○(3)誘惑物。
★でごいち
【D51】
○[歴][交]国鉄のD51型貨物用蒸気機関車。
◎1936. 3.22(昭和11)完成。
でこーだー
【デコーダー】
◇[英]decoder
○[通]解読装置。解読プログラム。
符号化された情報を復元する装置。
暗号化の意味のほか、通信中のノイズ除去としても使用する。
⇔えんこーだー(エンコーダー)
でことら
【デコトラ】
◇[和製英語]decorative truck
○[俗][交]派手な飾りをした長距離運送用トラック。
◎1975(昭和50)映画『トラックと野郎』がヒットし、全国的に
知られる。
でこぴん
【でこピン】
【デコピン】
○[俗]中指を親指で押さえて、他人のおでこ(ひたい<額>)の前
でピンと弾(ハジ)くこと。
イタズラへのお仕置きなどとして行われるが、指を弾いた跡
(アト)がひたいに赤く残り、またかなり痛い。
参照⇒しっぺい(竹箆)(2),ねこぱんち(猫パンチ)
でこぼこ
【でこぼこ】
【凸凹】
○(1)へこみと出っぱり。
「おうとつ(凹凸)」とも呼ぶ。
○(2)物の表面が平らでないこと。
「おうとつ(凹凸)」とも呼ぶ。
◎でこぼこ道
○(3)数量など、均等でないこと。多い少ないがあること。
「おうとつ(凹凸)」とも呼ぶ。
でこぽん
【デコポン】
○[農]清見(キヨミ)(タンゴール農林1号)とポンカンを交配させ
た柑橘類(カンキツルイ)の商品名(熊本県果実連の登録商標)。
ヘタの部分が盛り上がっているのが特徴だが、盛り上がらな
いものも混じっている。皮がむきやすく、むくと清見特有の良
い香りがする。糖度も高い。
商品名ヒメポン(愛媛)・キヨポン・ラミポリン(鹿児島)も同
種。
◎1990(平成 2)市場に初出荷。
1997(平成 9)熊本県果実連が定める基準を満たしたものには
産地にかかわらず「デコポン」の名称を使用できるようになる。
でこら
【デコラ】
◇[登録商標]Decola
○[建]住友ベークライト社製の化粧合板(塗装合板)。
プリント合板の表面にメラミン樹脂の薄板を貼りつれたもの。
傷がつきにくく耐熱性もあり、テーブルの天板(テンイタ)やパネ
ルなどに使用される。
参照⇒ぷりんとごうはん(プリント合板)
でこらてぃぶ
【デコラティブ】
◇[英]decorative
○[形]装飾の、装飾的な、装飾用の。
参照⇒あーるでこ(アールデコ,アール・デコ)
◎名詞は「デコレーション(decoration)」。
でこれーしょん
【デコレーション】
◇[英]decoration
○(1)装飾・飾り付け。
和略語で「デコ」とも呼ぶ。
参照⇒でことら(デコトラ)
○(2)装飾物・装飾品。
◎形容詞は「デコラティブ(decorative)」。
飾り付ける事や飾り付けられた物を指し、飾り付ける物は
「オーナメント([英]ornament)」と呼ぶ。
でこれーしょんけーき
【デコレーションケーキ】
【デコレーション・ケーキ】
◇[和製英語]decoration cake/decorated cake
○[食]スポンジケーキの台にクリーム・チョコレート・果物な
どで美しく飾った大型のケーキ。
参照⇒すぽんじけーき(スポンジケーキ,スポンジ・ケーキ)
◎誕生日・クリスマス・結婚式などに食べられる。
でこれーしょんでー
【デコレーションデー】
【デコレーション・デー】
◇[英]Decoration Day
○[暦]⇒めもりあるでー(メモリアルデー,メモリアル・デー)
てこんどー
【テコンドー】
◇[朝]Tae Kwon Do/Taekwondo、[英]Korean Karate
○[運]空手に似た、朝鮮の伝統的な格闘技。
胴着と防具を着用し、拳で打ち突いたり、跳び上がって足で
蹴ったりして闘う。
◎「(「足」偏+「台」)拳道」と書く。
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