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百 科 辞 書 《たて》 編集:獨 澄旻
-------- たて --------------------------------------------------
★たて
【盾】
【楯】
◇[英]shield(シールド)、[独]Schild(シルト)
○(1)[軍]敵の攻撃から身を守る武器。
○(2)(転じて)自分の身を守る手段とするもの。
◎西洋の盾形紋(escutcheon):⇒えすかっしょん(エスカッショ
ン)
たて
【殺陣】
○[劇][映][TV]演劇・映画・テレビなどで、斬り合い・乱闘
・捕物などの場面。また、その演技(エンギ)。
「さつじん(殺陣)」とも呼ぶ。
参照⇒たてし(殺陣師)
★たで
【タデ】
【蓼】
○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)タデ科(Polygonaceae)タデ
属(Polygonum)の草本の総称。
◎タデ亜科(Polygonoideae)を立てる場合は以下の属を含める。
ミチヤナギ属(Polygonum)。
イブキトラノオ属(Bistorta)。
ミズヒキ属(Antenoron)。
イヌタデ属(Persicaria)。
イタドリ属(Reynoutria)。
オンタデ属(Pleurorteropyrum)。
ツルドクダミ属(Pleurorterus)。
ソバカズラ属(Fallopia)。
★[1]だて
【伊達】
○
◎伊達男
伊達の薄着:⇒だてのうすぎ(伊達の薄着)
[2]だて
【伊達】
◇[日]Date
○(1)⇒だてし(伊達市)
○(2)⇒だてぐん(伊達郡)
○(3)[古]⇒だてまち(伊達町)
○(4)[歴]伊達藩。
⇒せんだいはん(仙台藩)
○(5)姓氏の一つ。
たであい《たであゐ》
【タデアイ】
【蓼藍】
○[植]アイ(藍)の別称。
⇒あい(アイ,藍)
★たてあなしき
【竪穴式】
○[歴][建]
伏屋式(フセヤシキ)から壁立式(カベタテシキ)に移行。
参照⇒ふせやしき(伏屋式),かべたてしき(壁立式)
だてぃあ
【ダティア】
◇Datia
○(1)(Datia District)⇒だてぃあけん(ダティア県)
○(2)インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh
State)北部のダティア県の県都。
だてぃあけん
【ダティア県】
◇[英]Datia District
○インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh
State)北部の県。北西部をグワリオル県(Gwalior District)に
接し、東部・南部をウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)に隣接。
県都はダティア。
たていし
【立石】
◇[日]Tateishi
○(1)東京都葛飾区(カツシカク)中央部の地名。
立石1〜8丁目と東立石1〜4丁目がある。
◎京成押上線(オシアゲセン)の京成立石駅がある。
○(2)[交]⇒たていしえき(立石駅)
たていしえき
【立石駅】
○[交]大分県杵築市(キツキシ)山香町(ヤマガマチ)大字立石にあるJR
日豊本線の駅。
西屋敷(ニシヤシキ)駅(宇佐市)と中山香(ナカヤマガ)駅の間。
◎旧住所は速見郡(ハヤミグン)山香町。
◎京成押上線(オシアゲセン)には京成立石(ケイセイタテイシ)駅がある。
たていしでんき
【立石電機】
○[古][経]⇒おむろん(オムロン,OMRON)
たていと
【縦糸】
【経糸】
【経】
○織物の縦の方向に通っている糸。
縦糸の間を一本または数本置きに上または下にして横糸をく
ぐらせて交差させ、上下を替えながら布が織られる。
「経(タテ)」とも呼ぶ。
⇔よこいと(横糸,緯糸,緯)
たていわむら《たていはむら》
【舘岩村】
◇[日]Tateiwa Mura
○[古]福島県南西部、南会津郡(ミナミアイヅグン)の村。
◎2006. 3.20(平成18)田島町(タジママチ)・舘岩村・伊南村(イナムラ)
・南郷村(ナンゴウムラ)の1町3村が合併して南会津町(ミナミアイヅマチ)
を発足。
たてえしきかみしばい《たてゑしきかみしばゐ》
【立絵式紙芝居】
○[歴][劇]⇒かみしばい(紙芝居)(1)
たておかえき《たてをかえき》
【楯岡駅】
○[古][交]⇒むらやまえき(村山駅)
★たてかた
【点方】
○茶の湯の入れ方。手前(テマエ)・点前(テマエ)ともいう。
◎茶の湯を入れることを「点(タ)てる」ということから。
たてがま
【立釜】
○製塩法の一つ。
密閉された垂直の釜で、下部から熱風を送り、上部から濃い
塩水を滴(シタタ)らせて塩の結晶を作るもの。
結晶は立方体で、平釜(ヒラガマ)よりは粒が大きい。
振り塩にすると、平釜の塩より着きは悪いが、材料を焼いた
後も着いている。
参照⇒ひらがま(平釜)(2)
たてがみいぬ
【タテガミイヌ】
【鬣犬】
◇[英]hyaena/hyena
○[哺]ハイエナの別称。
⇒はいえな(ハイエナ)
たてがみさんばし
【立神桟橋】
○[軍]海上自衛隊の佐世保基地(佐世保市)にある桟橋。
在日アメリカ軍の使用も認められている。
たてき
【立て木】
○山林を伐採する際、良質で成長の良い数本の木を伐(キ)り残
しておくこと。また、その木。
参照⇒ばっさい(伐採)
◎冠婚葬祭などの非常時に伐り出し、その費用にするため。
たてぎぬ
【楯絹】
【館絹】
○⇒かわまたぎぬ(川俣絹)
だてぐん
【伊達郡】
◇[日]Date Gun
○福島県北東部の郡。
桑折町(コオリマチ)・国見町(クニミマチ)・川俣町(カワマタマチ)・飯野町(イ
イノマチ)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)伊達町(ダテマチ)・梁川町(ヤナガワマチ)・保原
町(ホバラマチ)・霊山町(リョウゼンマチ)・月舘町(ツキダテマチ)の5町が合
併して伊達市を発足。
★たてこう《たてかう》
【立坑】
【立て坑】
【縦坑】
【竪坑】
◇[英]shaft/mine shaft/mineshaft
○[鉱]鉱山で、垂直に掘られた坑道。
「シャフト」とも呼ぶ。
⇔よここう(横坑)
参照⇒こうせい(坑井)
たてごと
【竪琴】
○(1)[楽]ハープ(harp)・リラ(lyra)など、弦を縦にして演奏
する撥弦(ハツゲン)楽器。
○(2)[楽]⇒はーぷ(ハープ)
たてざ
【竪座】
○(1)土間(ドマ)から見て正面横、囲炉裏端(イロリバタ)の客の座席。
客座・寄座(ヨリザ)。
主人の席に近いほうに客が座り、次に長男・次男とその家の
男性が座る。
○(2)(1)の対面で、一家の主婦や女性たちの座席。
「嬶座(カカザ)」,「女座(オンナザ)」,「女子座(オナゴザ)」,「鍋座(ナベザ)」,
「鍋代(ナベシロ)」とも呼ぶ。
◎土間から見てタタミ(畳)または敷物が縦向きに敷かれていること
から。
一般に、入り口に近いほうが(1)となる。
参照⇒よこざ(横座)(1),きじり(木尻)
たてさる
【竪猿】
○[建]猿(戸の閉め具)を縦に動かして差し込むもの。
上猿(アゲザル)や下猿(サゲザル)など。
参照⇒さる(猿)(3),あげざる(上猿,上げ猿),さげざる(下猿,下げ
猿)
たてざる
【竪猿】
○[建]⇒たてさる(竪猿)
たてし
【殺陣師】
○[劇][映][TV]演劇・映画・テレビなどで、斬り合い・乱闘
・捕物などの演技(エンギ)(殺陣)や段取りを決めて、複数の役者
に教え、稽古(ケイコ)をつける人。
だてし
【伊達市】
◇[日]Date Shi
○(1)北海道南西部の市。
◎明治初期、伊達藩支藩の士族が入植。
○(2)福島県北東部の市。
東部を相馬市、西部を福島市に接し、北部・北東部を宮城県
に隣接。
◎2006. 1. 1(平成18)伊達郡(ダテグン)の伊達町(ダテマチ)・梁川
町(ヤナガワマチ)・保原町(ホバラマチ)・霊山町(リョウゼンマチ)・月舘町(ツキ
ダテマチ)の5町が合併して発足。
たてしなおんせんきょう《たてしなをんせんきやう》
【蓼科温泉郷】
○長野県茅野市(チノシ)、蓼科山(タテシナヤマ)南西麓の蓼科高原にあ
る温泉群。
親湯(シンユ)・滝ノ湯・小斎湯などがあり、南方には明治・渋
川・横谷・渋ノ湯・辰野の奥蓼科温泉郷がある。
泉質はおもに単純泉で、効能は神経衰弱・胃腸病など。
八ヶ岳中信高原国定公園に属し、キャンプ・スケート・登山
の基地となっている。
たてしなこうげん《たてしなかうげん》
【蓼科高原】
◇[日]Tateshina Kogen
○[地]長野県中部、蓼科山(タテシナヤマ)山腹にひらける高原。標高
1,200〜1,600メートルの斜面。
観光地・保養地・別荘地として発展。
蓼科温泉郷・蓼科湖・白樺湖・女神湖・蓼科牧場などがある。
たてしなまち
【立科町】
◇[日]Tateshina Machi
○長野県中部、蓼科山(タテシナヤマ)北斜面にある、北佐久郡(キタサクグ
ン)の町。
南部には白樺湖がある。
中心の芦田は中山道の旧宿駅。
〈面積〉
66.82平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)8,301人。
1995(平成 7)8,712人。
たてしなやま
【蓼科山】
【立科山】
◇[日]Tateshina Yama
○[地]長野県中央部、八ヶ岳(ヤツガタケ)山群北部の火山。標高
2,530メートル。
山容は成層火山(コニーデ)を呈し、山頂は角閃(カクセン)安山岩
の溶岩円頂丘(トロイデ)になっている。
南方は八ヶ岳に続き、南西麓は傾斜の緩やかな蓼科高原で蓼
科温泉郷があり、西方は白樺湖・霧ヶ峰に続く。
八ヶ岳中信高原国定公園に含まれる。
佐久盆地と諏訪盆地との分水界をなし、古くから農耕神のい
る霊山として信仰された。
「諏訪富士(スワフジ)」,「飯盛山(メシモリヤマ)」とも呼ぶ。
だてそうどう《だてさうどう》
【伊達騒動】
○[歴]江戸初期の仙台藩主伊達家に起きた御家騒動。
1660(万治 3)藩主伊達綱宗は行いが悪く、幕府から隠居を命
じられ、2歳の世子(セイシ)亀千代丸(綱村)が家督を嗣(ツ)いだこ
とから起きる。
伊達兵部少輔宗勝(綱村の叔父)が後見となり、田村右京宗良
や奉行原田甲斐(カイ)宗輔らと共に藩政の実権を握った。
しかし保守派の老臣伊達安芸宗重らと対立、所領問題を機会
にその非違を幕府に訴えた。
1671(寛文11)大老酒井忠清の裁許により保守派の勝利として
落着し、綱村は藩領を安堵された。
原田甲斐は裁きの席上で宗重らを斬り、自らもその場で斬死。
宗勝は土佐藩にお預け、宗良は閉門となる。
「寛文事件」とも呼ぶ。
◎事件は歌舞伎や講談の好材料となった。
奈河亀輔(ナカワ・カメスケ)作の歌舞伎『伽羅先代萩(メイボクセンダイハギ)』
では鎌倉時代に仮託され、原田甲斐は仁木弾正(ニッキ・ダンジョウ)
という役名。
たてつきいせき《たてつきゐせき》
【楯築遺跡】
○[歴]岡山県倉敷市の丘陵上にある弥生時代後期の墳丘墓。
たてつけ
【建て付け】
【立て付け】
【建付け】
【立付け】
【建付】
【立付】
◇[日]tatetsuke
○[建]戸・障子(ショウジ)・襖(フスマ)・窓など建具の開閉の具合。
また、柱との隙間(スキマ)の有無(ウム)などの納まり具合。
◎建て付けが悪い
参照⇒やすぶしん(安普請)
たてつぼ
【建坪】
◇[日]tatetsubo
○[建]建築物の占める土地の坪数。
延坪や地坪に対して用いる。
参照⇒のべつぼ(延坪,延べ坪),じつぼ(地坪)
だてのうすぎ
【伊達の薄着】
○[慣用句]伊達男を気取り、着ぶくれは不恰好(ブカッコウ)だと、
寒さを我慢して薄着をすること。
たてのえき
【立野駅】
○(1)[交]佐賀県三養基郡(ミヤキグン)基山町(キヤマチョウ)にある甘木
鉄道(アマギテツドウ)の駅。
基山(キヤマ)駅と小郡(オゴオリ)駅(福岡県小郡市)の間。
○(2)[交]熊本県阿蘇郡(アソグン)南阿蘇村(ミナミアソムラ)立野にある
JR豊肥本線(ホウヒホンセン)(阿蘇高原線)の駅。
瀬田(セタ)駅(大津町)と赤水(アカミズ)駅(阿蘇市)の間。
○(3)[交]南阿蘇鉄道高森線の駅。
長陽(チョウヨウ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
◎旧住所は阿蘇郡長陽村(チョウヨウムラ)立野。
たてのかい《たてのくわい》
【楯の会】
【盾の会】
○[歴]作家三島由紀夫の私的結社。
◎1968(昭和43)結成。
1970.11.25(昭和45)三島由紀夫と楯の会会員4人が東京の自
衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入、陸上自衛隊東部方面総監部の益田兼
利総監を人質に総監室を占拠。
総監室バルコニーから軍隊を保有する憲法改正の決起を訴え
たが失敗し、三島と会員森田必勝が割腹自殺。
たてはき
【タテハキ】
【帯刀】
○[植]ナタマメ(鉈豆)の別称。
⇒なたまめ(ナタマメ,鉈豆,刀豆)
たてはき
【帯刀】
◇[日]tatehaki
○⇒たちはき(帯刀)
たてはきのとねり
【帯刀舎人】
○⇒たちはき(帯刀)(2)
★たてはちょう《たてはてふ》
【タテハチョウ】
【立羽蝶】
○[虫]チョウ目(鱗翅目)(Lepidoptera)タテハチョウ科(Nympha-
lidae)のチョウ(蝶)の総称。
たてばやし
【館林】
◇[日]Tatebayashi
○(1)⇒たてばやしし(館林市)
○(2)[交]⇒たてばやしえき(館林駅)
たてばやしえき
【館林駅】
○(1)[交]群馬県館林市本町(ホンチョウ)にある、東武伊勢崎線の駅。
茂林寺前(モリンジマエ)駅と多々良(タタラ)駅の間。
○(2)[交]東武小泉線の駅。
成島(ナルシマ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
○(3)[交]東武佐野線の駅。
渡瀬(ワタラセ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
たてばやしし
【館林市】
◇[日]Tatebayashi Shi
○群馬県南東部の市。
堀江に文福茶釜(ブンブクチャガマ)で有名な茂林寺(モリンジ)がある。
参照⇒もりんじ(茂林寺)
◎江戸時代、秋元氏の城下町。
2007. 8.15(平成19)気温40.2°を観測。
だてはん
【伊達藩】
◇[日]Date Han
○[歴]⇒せんだいはん(仙台藩)
だてはんけつ
【伊達判決】
○[法]1959. 3.30(昭和34)第一審東京地方裁判所の伊達秋雄裁
判長)が、砂川事件に対して日米安全保障条約は憲法第九条に
違反するとして無罪判決を下した判決。
参照⇒すながわじけん(砂川事件),にちべいあんぜんほしょ
うじょうやく(日米安全保障条約),けんぽうきゅうじょう(憲法
九条,憲法9条)
たてばんこ
【立版古】
【立て版古】
○起し絵の一種。
風景や芝居の一場面などの絵を厚紙に切り抜き、立体的に組
み立てるもの。
多くは子供の遊びとして作られ、夏の夜に明かりを点(トモ)し
て窓辺に置き、屋外からそれを見て楽しんだ。
◎夏の季語。
たてびきのこぎり
【縦引き鋸】
【縦挽き鋸】
【縦引鋸】
【縦挽鋸】
◇[英]rip saw
○[建]木材の木目(モクメ)に沿って切る目(歯)の粗いノコギリ(鋸)。
⇔よこびきのこぎり(横引き鋸,横挽き鋸,横引鋸,横挽鋸)
たてまいら《たてまひら》
【縦舞良】
◇[日]tate maira
○[建]縦に舞良子(マイラコ)を取り付けた舞良戸(マイラド)。
参照⇒まいらど(舞良戸)
★たてまえいせき《たてまへゐせき》
【館前遺跡】
○[歴]宮城県多賀城市にある、陸奥国の国司の館跡。
だてまち
【伊達町】
◇[日]Date Machi
○[古]福島県北東部、伊達郡の町。
◎2006. 1. 1(平成18)梁川町(ヤナガワマチ)・保原町(ホバラマチ)・霊
山町(リョウゼンマチ)・月舘町(ツキダテマチ)と合併して伊達市を発足。
◎北海道には伊達市(ダテシ)がある。
たてやま
【立山】
◇[日]Tate Yama
○(1)[地]富山県の南東部、飛騨山脈(北アルプス)の北西端に
ある火山連峰。
古称は「たちやま(立山)」。
〈立山連邦〉
雄山:3,003メートル。
大汝(オオナンジ)山:3,015メートル。
別山:2,874メートル
浄土山:2,820メートル。
劔岳:2,998メートル。
薬師岳:2,926メートル。
弥陀ヶ原:2,621メートル。
室堂平(ムロドウダイラ)。
◎富士山・白山(ハクサン)とともに日本三霊山の一つ。
◎1970. 7.(昭和45)立山ロープウェイ、開業。
○(2)⇒たてやままち(立山町)
たてやま
【館山】
◇[日]Tateyama
○⇒たてやまし(館山市)
たてやまくろべあるぺんるーと
【立山黒部アルペンルート】
○[交]富山県中新川郡(ナカニイカワグン)立山町(タテヤママチ)と長野県大
町市(オオマチシ)とを北アルプス(飛騨山脈)を貫(ツラヌ)いて結ぶ観光
ルート。
冬季は閉鎖される。
たてやまけーぶるかー
【立山ケーブルカー】
○[交]富山県の南東部にある立山の、立山駅〜美女平(ビジョダ
イラ)駅間(1,366メートル)を結ぶケーブルカー(鋼索線)。
◎1954. 8.13(昭和29)開業。
2003. 4.10(平成15)新型車両を導入。
たてやまし
【館山市】
◇[日]Tateyama Shi
○千葉県南部の市。
北緯35.00°、東経139.89°の地。
房総半島南端の南西岸に位置し、北部・東部・南部を南房総
市に接し、東部を館山湾に面する。
海水浴場や国民休暇村・ゴルフ場・貸し別荘などがある、避
暑・避寒の観光保養地。
北部の船形(フナカタ)はカツオ漁業の拠点。
南房総国定公園に含まれる南西端の岬は洲崎(スノサキ)。
那古寺がある。
海上自衛隊館山航空隊がある。
参照⇒すのさき(洲崎),ほうじょうかいがん(北条海岸),なご
じ(那古寺)
〈面積〉
110.20平方キロメートル。
〈人口〉
1985(昭和60)5万6,035人。
1990(平成 2)5万4,574人。
1995(平成 7)5万2,880人。
2000(平成12)5万1,412人。
2005(平成17)5万0,527人。
◎17世紀初頭、里見義康が築城。
のち、江戸幕府の天領を経て、稲葉氏1万石の城下町。
第二次世界大戦中、館山航空隊・洲崎航空隊・館山海軍砲術
学校などの軍施設があった。
1939(昭和14)館山北条町・那古(ナゴ)町・船形町の3町が合
併して市制施行。
1954(昭和29)西岬(ニシザキ)村・神戸(カンベ)村・富崎(トミザキ)村
・豊房(トヨフサ)村・館野(タテノ)村・九重(ココノエ)村の6村を編入。
たてやままち
【立山町】
◇[日]Tateyama Machi
○富山県東部中央、中新川郡(ナカニイカワグン)の町。
立山黒部アルペンルート富山県側の入口。
だてよてん
【伊達四天】
○[劇]歌舞伎で、御注進・盗賊の首領などの役が着る、馬簾(バ
レン)の付いている派手な四天。
参照⇒よてん(四天)(2)
たてわき
【立ち涌き】
【立涌】
◇[日]tatewaki
○⇒たちわき(立ち涌き,立涌)
たてわき《たてはき》
【帯刀】
◇[日]tatewaki
○⇒たちはき(帯刀)
たてわく
【立ち涌く】
【立涌】
◇[日]tatewaku
○⇒たちわき(立ち涌き,立涌)
だてんし
【堕天使】
◇[英]fallen angel
○(1)[宗]キリスト教で、天上を追われた天使。悪魔。
ルシファー(Lucifer)やベリアル(Belial)など。
参照⇒みかえる(ミカエル),てんし(天使)(2)
◎イスラム教:⇒いぶりーす(イブリース)
○(2)[宗]特に、ルシファーの別称。
⇒るしふぁー(ルシファー)(3)
★たとい《たとひ》
【仮令】
【縦令】
○[漢]もし、かりに。
★たとう《たたう》
【多糖】
◇[英]polysaccharide
○[生化]
「グリカン([英]glycan)」とも呼ぶ。
参照⇒たとうるい(多糖類)
たとぅー
【タトゥー】
◇[英]tattoo
○⇒いれずみ(刺青,文身,入れ墨)
たとうかい《たたうかい》
【多島海】
◇[伊]archipelago(主要な海)
○(1)[地]多くの島が点在する海。群島。
○(2)[地](特に)エーゲ海。また、エーゲ海(the Archipelago)
の旧称。
⇒えーげかい(エーゲ海)
たどうしょう《たどうしやう》
【多動症】
○[教]⇒えーでぃえっちでぃ(ADHD)
★たとうるい《たたうるい》
【多糖類】
◇[英]polysaccharide
○[生化]多数の単糖類(monosaccharide)から成る糖類(saccha-
ride)。加水分解によって2分子以上の単糖類を生ずるもの。
動物の肝臓や筋肉などに蓄えられているグリコーゲン([独]
Glykogen)など。
「ポリサッカライド」とも呼ぶ。
◎ムコ多糖類(mucopolysaccharide):⇒むこたとうるい(ムコ
多糖類)
だーとこーと
【ダートコート】
◇[英]dirt court
○[運]⇒くれーこーと(クレーコート)
たどじんぐう
【多度神宮】
○⇒たどたいしゃ(多度大社)
たどじんじゃ
【多度神社】
○[古]⇒たどたいしゃ(多度大社)
たどたいしゃ
【多度大社】
○三重県桑名市にある神社。元国幣大社。
祭神は多度神(天津彦根命,天津日子根命)。雨乞いの神とし
て知られる。
勤労感謝の日(11月23日)には五穀豊穣(ゴコク・ホウジョウ)を祈願
(キガン)する流鏑馬(ヤブサメ)が行われる。
旧称は「多度神社」で、「多度神宮」,「北伊勢大神宮」,「お多度
さん」とも呼ぶ。
参照⇒やぶさめ(流鏑馬)
◎旧住所は桑名郡多度町(タドチョウ)。
たどちょう《たどちやう》
【多度町】
◇[日]Tado Cho
○[古]三重県北東部、桑名郡(クワナグン)の町。
力尾(チカラオ)にゴミ固形化燃料(RDF)を使用する三重県企業
庁の「三重ごみ固形燃料発電所」がある。
参照⇒あーるでぃえふ(RDF)(3)
◎2004.12. 6(平成16)桑名市に編入。
◎香川県仲多度郡(ナカタドグン)には多度津町(タドツチョウ)がある。
たどつちょう《たどつちやう》
【多度津町】
◇[日]Tadotsu Cho
○香川県西部、仲多度郡(ナカタドグン)の町。
〈面積〉
24.34平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万3,657人。
◎1890(明治23)町制施行。
1954(昭和29)四箇村と白方村を編入。
1956(昭和31)高見島村と佐柳島村を編入。
◎三重県桑名郡(クワナグン)には多度町(タドチョウ)があった。
★たどのろくずい
【他土の六瑞】
○[仏]
参考⇒しどのろくずい(此土の六瑞)
◎<1>見六趣瑞(ケンロクシュズイ):此土(シド)の六瑞が見えたこと。
<2>見諸仏瑞(ケンショブツズイ):諸仏の姿が見えたこと。
<3>聞諸仏説法瑞(モンショブツセッポウズイ):諸仏の説法が聞こえて
きたこと。
<4>見四衆得道瑞(ケンシシュトクドウズイ):もろもろの出家・在家の
修行者がそれぞれ修行の結果を得るのが見えたこと。
<5>見菩薩修行瑞(ケンボサツシュギョウズイ):菩薩が菩薩道を行(ギョ
ウ)ずるのが見えたこと。
<6>見諸仏涅槃瑞(ケンショブツネハンズイ):諸仏が涅槃に入り、大衆
が塔を立ててねんごろに供養(クヨウ)するのが見えたこと。
だーとます
【ダートマス】
◇Dartmouth
○イギリスのイングランド南東部、デボン州(County of Devon)
南部の港湾都市。
海軍兵学校(Royal Naval College)がある。
だーとむあ
【ダートムア】
◇Dartmoor
○[地]イギリスのイングランド南東部、デボン州(County of
Devon)の高原地帯。
ダートムア刑務所がある。
◎「ムア(moor)」は「荒れ地」の意味。
たとらさんみゃく
【タトラ山脈】
◇[英]Tatra Mountains/Tatras Mountains
○(1)[地](High Tatra Mountains)⇒はいたとらさんみゃく(ハ
イ・タトラ山脈)
○(2)[地](Low Tatra Mountains)⇒ろーたとらさんみゃく(ロ
ー・タトラ山脈)
たーとる
【タートル】
◇[英]turtle
○(1)[爬]カメ(亀)。
○(2)[爬](特にヒレのある)ウミガメ(海亀)。
◎爪のあるリクガメ(陸亀)は「トータス(tortoise)」。
たーとるねっく
【タートルネック】
◇[英]turtleneck(亀の首)
○[服]セーターなどの、首に沿って折り返す筒状の高いエリ
(襟)。
「とっくり(徳利)」とも呼ぶ。
たーとん
【タートン】
【大同】
◇[中]Datong
○⇒だいどうし(大同市)
たどん
【炭団】
○(1)成型燃料の一種。
木炭・石炭の粉末に粘結剤として布海苔(フノリ)などを混ぜ、
球状に固めたもの。
「たんどん(炭団)」,「ブリケット」とも呼ぶ。
参照⇒まめたん(豆炭),れんたん(練炭,煉炭)
◎冬の季語。
○(2)[俗][運]相撲の黒星。
◎炭団のように黒く丸いことから。
たーとんし
【タートン市】
【大同市】
◇[中]Datong Shi
○⇒だいどうし(大同市)
★たな
【棚】
◇[日]tana
○(1)物を載(ノ)せるため、板を水平に張り渡したり、吊ったり
した台。
戸棚・茶棚・書棚など。
○()[]
○()[建]ツル性(蔓性)の植物などを這(ハ)い絡ませるため、高
い場所に竹などを格子状に粗く組んで平らに張り渡したもの。
藤棚・ブドウ棚など。
参照⇒ぱーごら(パーゴラ)
○()陶磁器製の容器や急須(キュウス)などで、蓋(フタ)を載(ノ)せ置
く本体側の段差部分。
たーな
【ターナ】
◇[伊]tana
○(1)(イタリア語で)(ケモノの)巣穴。
○(2)(イタリア語で)住み処(カ)・隠れ処(ガ)。
[1]たーなー
【ターナー】
◇[英]turner
○[料]⇒ふらいがえし(フライ返し)
[2]たーなー
【ターナー】
◇Joseph Mallord William Turner(ジョセフ・マロード・ウィ
リアム・ターナー)
○[人]イギリスの風景画家(1775. 4.23〜1851.12.19)。ロンド
ン生れ。
空と水と光を描写した幻想的な風景画で知られる。
モネなどの印象派に大きな影響を与えた。
[3]たーなー
【ターナー】
◇Nat Turner
○[人]アメリカの黒人奴隷指導者(1800〜1831)。
[4]たーなー
【ターナー】
◇Frederick Jackson Turner
○[人]アメリカの歴史学者(1861〜1932)。
[5]たーなー
【ターナー】
◇Henry Hubert Turner
○[人]アメリカの内分泌学者(1892〜1970)。
ターナー症候群(Turner Syndrome)を研究し、1938(昭和13)
報告。
参照⇒たーなーしょうこうぐん(ターナー症候群)
[6]たーなー
【ターナー】
◇Victor Witter Turner
○[人]イギリスの人類学者(1920〜1983)。
スコットランド生れ。アメリカに帰化。
[7]たーなー
【ターナー】
◇John Napier Turner
○[人]カナダの第23代首相(1929. 6. 7〜)。在任:1984. 6.30
〜1984. 9.17。
たないすがわ《たないすがは》
【タナイス川】
◇[露]Reka Tanais/Reku Tanais、[英]the Tanais
○[古][地]⇒どんがわ(ドン川)
だなえ
【ダナエ】
◇Danae
○[ギ神]アルゴス王アクリシオス(Akrisios)の娘。
彼女の生む息子に殺されるという神託を受けた父王によって
青銅の塔に閉じ込められるが、黄金の雨に変身したゼウス(Zeus)
が通い、ペルセウス(Perseus)が生れた。
「ダナエー」とも呼ぶ。
参照⇒ぺるせうす(ペルセウス)
だなえー
【ダナエー】
◇Danae
○[ギ神]⇒だなえ(ダナエ)
たなえき
【田奈駅】
○[交]神奈川県横浜市青葉区田奈町(タナチョウ)にある、東急田園
都市線の駅。
青葉台(アオバダイ)駅と長津田(ナガツダ)駅の間。
たなからぼたもち
【棚からぼた餅】
【棚から牡丹餅】
○[慣用句]何の苦労もせず、思いがけない好運を手にすること。
「たなぼた(棚ぼた,棚牡丹)」,「開(ア)いた口へ牡丹餅」とも呼
ぶ。
参照⇒ぎょうこう(僥倖)
◎棚牡丹式
◎寝ていて口を開けたら、棚の上にあった牡丹餅が落ちてきて
口の中に入るようなことだ、という意味。
だなきる
【ダナキル】
◇Danakil
○(1)[地](Danakil Desert)⇒だなきるさばく(ダナキル砂漠)
○(2)アファール族(Afar people)の別称。
⇒あふぁーるぞく(アファール族)
だなきるくぼち
【ダナキル窪地】
◇[英]Danakil Depression
○[地]⇒だなきるさばく(ダナキル砂漠)
★だなきるさばく
【ダナキル砂漠】
◇[英]Danakil Desert、[フ]Desert Danakil
○[地]エチオピア北部からジブチ西部に渡る砂漠地帯。北東部
は紅海(Red Sea)、西部はエチオピア高原(Ethiopian Plateau)、
南部はアハマル山地(Ahmar Mountains)に囲まれる。
海面下150メートルの低地。
アフリカ大地溝帯(Africa's Great Rift Valley)の北端に位
置する。
「ダナキル窪地(クボチ)(Danakil Depression)」とも呼ぶ。
参照⇒あはまるさんち(アハマル山地)
たなぐらまち
【棚倉町】
◇[日]Tanagura Machi
○福島県南東部、東白川郡(ヒガシシラカワグン)の町。
たなこ
【タナ湖】
◇[英]Lake Tana
○[地]エチオピア北西部にある湖(ミズウミ)。
青ナイル(Blue Nile)の水源。
★たなごおり《たなごほり》
【棚氷】
◇[英]ice shelf
○[地]陸から流れ出て海に張り出して浮いている氷原。
南極大陸のロス棚氷(Ross Ice Shelf)やフィルヒナー・ロニ
ー棚氷(Filchner-Ronne Ice Shelf)など。
「氷棚(ヒョウホウ)」とも呼ぶ。
参照⇒えるずみあとう(エルズミア島),ろすかい(ロス海)
たなごころ
【掌】
○手のひら。
◎「掌」は「てのひら」とも読む。
「手の心」の意で、「な」は連体格助詞。
たなし
【田無】
◇[日]Tanashi
○(1)[古]⇒たなしし(田無市)
○(2)[交]⇒たなしえき(田無駅)
たなしえき
【田無駅】
○[交]東京都西東京市本町(ホンチョウ)にある、西武新宿線の駅。
西武柳沢(セイブヤギサワ)駅と花小金井(ハナコガネイ)駅(小平市)の間。
◎1927(昭和 2)開業。
もと田無市本町。
たなしし
【田無市】
◇[日]Tanashi Shi
○[古]東京都中部、武蔵野台地にあった市。東部を保谷市(ホウヤ
シ)、南部を武蔵野市、西部を小平市、北部を東久留米市に接す
る。
〈面積〉
6.89平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)5万8,466人。
◎青梅街道(オウメカイドウ)の宿場町として発達。
1868(明治元)韮山県田無村となる。
1869(明治 2)品川県に編入。
1871(明治 4)入間県に編入。
1872(明治 5)神奈川県に編入。
1879(明治12)町制施行し、田無町となる。
1893(明治26)東京府北多摩郡に編入。
1967(昭和42)市制施行。
2001. 1.21(平成13)保谷市と合併し西東京市(ニシトウキョウシ)とな
る。
★たーなーしょうこうぐん《たーなーしやうこうぐん》
【ターナー症候群】
◇[英]Turner Syndrome
○[病]性染色体異常に起因する症候群。
女子でXXと一対あるべき性染色体が一つのみであったり、
片方に部分欠損などの異常があるもの。
発育に障害があり、低身長を特徴とする。
「ターナー・シンドローム」,「Xモノソミー(X monosomy)」と
も呼ぶ。
参照⇒ものそみー(モノソミー)
◎1938(昭和13)アメリカの内分泌学者ターナー(H.H.Turner)
(1892〜1970)が報告。
たーなーしんどろーむ
【ターナー・シンドローム】
【ターナーシンドローム】
◇[英]Turner Syndrome
○[病]⇒たーなーしょうこうぐん(ターナー症候群)
たなだ
【棚田】
○[農]山や丘などの傾斜地を切り開き、段を設けるような形に
作った狭い水田。
「千枚田(センマイダ)」とも呼ぶ。
参照⇒ちゃんぱまい(チャンパ米),だんだんばたけ(段段畑,
段々畑)
◎英語:ライステラス(rice terrace)/テラスフィールド(ter-
race field)。
中国語:梯田(titian)。
世界遺産:参照⇒いふがおしゅう(イフガオ州)
名月:参照⇒たごとのつき(田毎の月)
◎2010(平成22)中国の少数民族ハニ族の棚田が世界農業遺産に
申請・登録。
参照⇒こうがはにぞくいぞくじちしゅう(紅河ハニ族イ族自
治州,紅河哈尼族彝族自治州)
たなちん
【店賃】
○[古]家の借り賃・家賃(ヤチン)。
◎江戸時代、一ヶ月約五百〜六百文。
店賃を払えなくても長屋を追い出されることは少なかった。
それは共同便所の屎尿(シニョウ)の売却益は大家に入るからで、ク
ソしないヤツはいないという理由からだった。
たなつもの
【穀】
【種子】
○(1)[古]田からとれる穀物。つまり稲の古称。
参照⇒ごこく(五穀)(1)
◎「たな」は「種(タネ)」、格助詞「つ」は「の」の意味。
○(2)[古]穀類の総称。
「五穀(ゴコク)」とも呼ぶ。
たなとーじ
【タナトーシジ】
◇[伊]
○[動](イタリア語で)擬死(ギシ)。
⇒ぎし(擬死)
たなとーしす
【タナトーシス】
◇[英]thanatosis
○[動](哺乳類・昆虫などの)擬死(ギシ)・擬死行動。
⇒ぎし(擬死)
たなとす
【タナトス】
◇[希]Thanatos
○(1)[ギ神]死の神。暗黒界の神エレボス(Erebos)と夜の女神
ニュクス(Nyx)の子、眠りの神ヒュプノス(Hypnos)と双子の兄
弟。
◎エジプト神話:⇒あぬびす(アヌビス)
○(2)[心](フロイトの用語)死の本能・死の衝動。自己破壊に
向かう本能。
⇔えろす(エロス)
参照⇒もるてぃどー(モルティドー)
たなとろじー
【タナトロジー】
◇[英]thanatology(サナトロジー)
○死についての学問・研究。
各自の死・他人の死を如何(イカ)に考え、どう迎えるかを、ま
た死の周辺状況に関して研究する学問。
「モリオロジー(moriology)」,「死亡学」,「死生学」とも呼ぶ。
参照⇒ほすぴすけあ(ホスピスケア)
◎ギリシア神話の死の神「タナトス(thanatos)」から。
モリオロジーはラテン語の「死ぬ(morior)」から。
たななりぶ
【タナナリブ】
◇Tananarive
○⇒あんたななりぼ(アンタナナリボ)
たななりーぶ
【タナナリーブ】
◇Tananarive
○⇒あんたななりぼ(アンタナナリボ)
たなはし
【棚橋】
○板を棚のように渡しただけの仮橋。
◎『万葉集』天の川(ガハ)棚橋渡せ織女(タナバタ)のい渡らさむに。
★たなばた
【七夕】
【棚機】
◇[中]qixi(七夕)
○[暦]五節句の一つ。七月七日の夜におこなう祭り。
参照⇒ごしきのいと(五色の糸)(3),かせい(化生)(3)
◎奈良時代に中国から伝来した乞巧奠([中]qiqaio dian)(キコウデ
ン)の風習と、日本古来の「たなばたつめ(棚機つ女)」の伝説とが
習合したものと考えられている。
参照⇒きこうでん(乞巧奠)
たなばたさま
【たなばたさま】
○[楽]権藤はなよ・林柳波作詞、下総皖一作曲の童謡。
参照⇒すなご(砂子)(2)
たなふぐん
【タナフ郡】
◇[英]Tanahu District
○⇒たなふちく(タナフ地区)
たなふちく
【タナフ地区】
◇[英]Tanahu District
○ネパール中央部、ガンダキ地方(Gandaki Zone)南部の地区。
行政所在地はダマウリ(Damauli)。
「タナフ郡」とも呼ぶ。
たなべ
【田辺】
◇[日]Tanabe
○(1)⇒たなべし(田辺市)
○(2)[古]田辺町、京都府京田辺市の旧称。
⇒きょうたなべし(京田辺市)
○(3)[古][交]⇒たなべえき(田辺駅)
たなべえき
【田辺駅】
○[古][交]⇒きょうたなべえき(京田辺駅)
たなべし
【田辺市】
◇[日]Tanabe Shi
○和歌山県南部、紀伊半島西岸の市。北部を奈良県に隣接。
備長炭(ビンチョウタン )の産地。
〈人口〉
1980(昭和55)6万9,550人。
◎2005. 5. 1(平成17)西牟婁郡(ニシムログン)の中辺路町(ナカヘチチョウ)
・大塔村(オオトウムラ)と、東牟婁郡(ヒガシムログン)の本宮町(ホングウチョウ)
を編入。
◎京都府には京田辺市(キョウタナベシ)がある。
たなべせいやく
【田辺製薬】
◇[英]Tanabe Seiyaku Co.,Ltd.
○[経][薬]大手製薬会社の一社。
本社は大阪。
◎1678(延宝 6)田辺屋五兵衛により薬種問屋として創業。
1933(昭和 8)田辺五兵衛商店となる。
1943(昭和18)田辺製薬と改称。
2007. 2. 2(平成19)製薬業界9位の三菱ウェルファーマと10
月1日付で合併し田辺三菱製薬を発足すると発表。存続会社は
田辺製薬。
たなべちょう《たなべちやう》
【田辺町】
◇[日]Tanabe Cho
○[古]京都府京田辺市の旧称。
⇒きょうたなべし(京田辺市)
たなぼた
【棚ぼた】
【棚牡丹】
○⇒たなからぼたもち(棚からぼた餅,棚から牡丹餅)
だなん
【ダナン】
◇Da Nang
○(1)(Tinh Da Nang)⇒だなんしょう(ダナン省)
○(2)ベトナム中東部、ダナン省南東部にある省都・中央直轄
市。南シナ海に面し、フエの南東約85キロメートルに位置する。
〈人口〉
1968(昭和43)33万4,229人。
1989(平成元)36万9,734人。
◎16世紀、ヨーロッパ人が来航。のち貿易港として栄える。日
本人町もあった。
フランス領時代の名は「トゥーラーヌ(Tourane)」,「ツラーヌ」,
「ツーラン」。
もと南ベトナムで、1965(昭和40)アメリカ軍海兵隊が上陸を
敢行し補給基地を作って以来、しばしば戦禍をこうむった。
だなんしょう《だなんしやう》
【ダナン省】
◇[ベトナム語]Tinh Da Nang、[英]Da Nang Province
○ベトナム中東部を省。南部をクアンナム省(Tinh Quang Nam)
に接し、東部を南シナ海に面する
省都はダナン。
★だに
【ダニ】
【壁蝨】
○(1)[虫]蛛形類(チュウケイルイ)ダニ目(Acarina)に属する節足動物
の総称。
参照⇒あるぼういるす(アルボウイルス)
◎「(「虫」偏+「卑」)」とも書く。
〈科〉
コナダニ科(Acaridae):⇒こなだに(コナダニ,粉ダニ)
チリダニ科(Pyroglyphidae):⇒ちりだに(チリダニ,塵ダニ)
ツツガムシ科(Trombiculidae):⇒つつがむし(ツツガムシ,
恙虫)
ツメダニ科(Cheyletidae):⇒つめだに(ツメダニ,爪ダニ)
マダニ科(Ixodidae):⇒まだに(マダニ,真ダニ)
○(2)(人畜に寄生し血を吸うものがあることから転じて)人に
寄生する者・人に嫌われる者。
★[1]だにえる
【ダニエル】
◇Daniel
○[聖]『旧約聖書』中の外典「ダニエル書(Book of Daniel)」の
主人公。
紀元前6世紀のヘブライの預言者。
参照⇒がぶりえる(ガブリエル)(1),すざんな(スザンナ)(2)
★[2]だにえる
【ダニエル】
◇John Frederic Daniell
○[人]イギリスの化学者・物理学者(1790〜1845)。
ダニエル電池Daniell cell)を発明。
だにえるでんち
【ダニエル電池】
◇[英]Daniell cell
○[電]亜鉛と銅板を硫酸塩溶液に入れた電池。起電力は1.07〜
1.14ボルト。
ボルタ電池の改良型で、ガラスの容器を素焼きの板で隔て、
一方に硫酸亜鉛溶液の中に亜鉛棒を挿入して陰極とし、他方に
硫酸銅溶液の中に銅板を挿入して陽極とするもの。
参照⇒ぼるたでんち(ボルタ電池)
◎イギリスの化学者ダニエル(John Frederic Daniell)が考案。
たにーか
【ターニカ】
◇[伊]tanica
○(イタリア語で)容器・ポリタンク。
◎ターニカディベンジーナ(tanica di benzina):⇒じぇりか
ん(ジェリカン)
たにかぜ
【谷風】
○[気]日中、山腹に沿って山頂に吹き上(ア)げる風。
⇔やまかぜ(山風)(2)
◎昼、山の斜面の空気が平地より暖まりやすく、軽くなるため
に生ずる一種の上昇気流。
たにーかでぃべんじーな
【ターニカディベンジーナ】
【ターニカ・ディ・ベンジーナ】
◇[伊]tanica di benzina
○(イタリア語で)ジェリカン([英]jerry can)。
⇒じぇりかん(ジェリカン)
たにがわだけ《たにかはだけ》
【谷川岳】
◇[日]Tanigawa Dake
○[地]群馬県北部、新潟県の境(清水峠と三国峠との間)にある
三国山脈東部の連峰。
山頂はオキの耳(1,963メートル)とトマの耳(1,977メートル)
との二峰に分かれ、北に一ノ倉岳・茂倉岳(1,978メートル)、
西に万太郎山・仙ノ倉岳などが連なり谷川連峰をなす。
山麓に谷川・水上・湯檜曾(ユビソ)温泉などがある。
◎日本海側と太平洋側の気候の境界である上越国境にあって、
積雪量が多く気候も変わりやすいため、多くの遭難者を出して
いる。
たにがわとんねる《たにがはとんねる》
【谷川トンネル】
○[交]鳥取県日野郡(ヒノグンミ)溝口町(ゾクチチョウ)谷川にある、米
子自動車道のトンネル。長さ602メートル。
たにぐちこふん
【谷口古墳】
○[歴]佐賀県東松浦郡(ヒガシマツウラグン)浜玉町(ハマタマチョウ)にある前
方後円墳。全長約90メートル。
★たにし
【タニシ】
【田螺】
○[貝]前鰓亜綱(Prosobranchia)原始紐舌目(Architaenioglos-
sa)タニシ上科(Viviparoidea)タニシ科(Viviparidae)に属する
淡水産巻貝の総称。
たにた
【タニタ】
○[経]家庭用・業務用の各種計量器の製造・販売会社。
本社は東京都板橋区。
たーにっぷきゃべじ
【ターニップキャベジ】
◇[英]turnip cabbage
○[植](英語で)コールラビ([独]Kohlrabi)。
⇒こーるらび(コールラビ)
たにづみ
【谷積み】
○[建]石積みの一様式。
長方形の切り石を交互に向きを替えて斜めに積み重ねたもの。
⇔ぬのづみ(布積み)
参照⇒へりんぼーん(ヘリンボーン)(3)
たにまち
【谷町】
◇[日]Tanimachi
○(1)大阪府大阪市中央区の地名。
○(2)[俗][運]相撲界で、力士の後援者・贔屓筋(ヒイキスジ)のこ
と。
◎明治末期、大阪谷町筋の外科医が相撲好きで、力士から治療
代をとらなかったことから。
日本一の谷町:佐川清(1922〜2002)(佐川急便の会長)の別称。
たにやまこう《たにやまかう》
【谷山港】
◇[日]Taniyama Ko
○鹿児島県鹿児島市中南部の港・地名。
だにゅーぶがわ《だにゆーぶがは》
【ダニューブ川】
◇[英]the Danube/[米]the Danube River
○[地]ドナウ([独]Donau)川の英語名。
⇒どなうがわ(ドナウ川)
★たにょう《たねう》
【多尿】
◇[英]polyuria
○[病]
参照⇒にょうほうしょう(尿崩症),かかつどうぼうこう(過活
動膀胱)
★だにーるもすこふすきー
【ダニール・モスコフスキー】
◇Daniil Moskovskiy
○[軍]ロシア(旧ソ連)海軍のビクトル3級攻撃型原子力潜水艦
(原潜)(K388)。
◎2006. 9. 6(平成18)停泊中、艦内で出火し乗組員2人が死亡。
たにんたりーかんく《たにんたりーくわんく》
【タニンタリー管区】
◇[英]Taninthayi Division
○ミャンマー南部の管区。東部をタイ王国に隣接し、西部をア
ンダマン海(Andaman Sea)に面する。
行政所在地はダウェイ(Dawei)。
マレー半島(Malay Peninsula)基部の西側に位置し、タイ王
国との国境にはビロークトゥング山脈(Bilauktaung Range)が
ある。
旧称は「テナセリム管区(Tenasserim Division)」。
〈面積〉
4万3,344.9平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)91万4,000人。
◎1974. 1. 4(昭和49)モン州(Yin Mon)から分離・設置。
たにんどん
【他人丼】
○[食]豚肉など鶏肉(トリニク)以外の肉を用い、親子丼のように鶏
卵(ケイラン)でとじて丼(ドンブリ)に盛った料理。
参照⇒おやこどん(親子丼)(1)
たにんのかんけい《たにんのくわんけい》
【他人の関係】
○[楽]有馬三恵子作詞、川口真作曲の歌謡曲。
歌は金井克子(カツコ)。
◎1973. 3.(昭和48)発売。
たにんばるしょとう《たにんばるしよたう》
【タニンバル諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Tanim-bar、[英]Tanimbar Is-
lands
○[地]インドネシアのマルク諸島(Kepulauan Maluku)南部の島
群。南東はアラフラ海(Arafura Sea)、北西はバンダ海(Banda
Sea)。
主島はヤムデナ島(Yamdena Island)。
〈面積〉
5,600平方キロメートル。
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