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百 科 辞 書 《たた》 編集:獨 澄旻
-------- たた --------------------------------------------------
★たた
【タタ】
◇Tata
○(1)[経]⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ
○()
ただあかど
【多陀阿伽度】
◇[梵]tathagata
○[仏]⇒にょらい(如来)
たたえな《たたへな》
【称号】
○称えて呼ぶ名。尊称、尊号。
ただおかちょう《ただをかちやう》
【忠岡町】
◇[日]Tadaoka Cho
○大阪府南西部、泉北郡(センボクグン)の町。
ただがお《ただがほ》
【徒顔】
○化粧していない顔。素顔(スガオ)・素顔(スッピン)。
たたーがた
【タターガタ】
◇[梵]tathagata
○[仏]⇒にょらい(如来)
たたき
【三和土】
○(1)[建]土を固めてつくった土間(ドマ)。
○(2)[建]コンクリートで仕上げた土間。
◎「たたきつち」の略。
参照⇒[1]たたきつち(敲き土,叩き土,叩土,三和土)(2)
[1]たたきつち
【叩き土】
【叩土】
○[鉱]花崗岩(カコウガン)・安山岩などが風化した土。可溶性珪酸
(ケイサン)に富む。
三河国碧海郡(現:愛知県碧南市)の三州土(サンシュウヅチ)など。
[2]たたきつち
【敲き土】
【叩き土】
【叩土】
【三和土】
○(1)[鉱]⇒[1]たたきつち(叩き土,叩土)
○(2)[建]石灰や赤土などに苦汁(ニガリ)・水を混ぜて土間などに
塗り、たたき固めたもの。
参照⇒たたき(三和土)
ただこえ
【直越】
【直越え】
【直超】
【直超え】
○真っ直ぐに越えること。
主に奈良県と大阪府の境にある孔舎衙坂(クサカザカ)の峠越えを
言う。
参照⇒ただこえのみち(直越の道,直越えの道)
ただこえのみち
【直越の道】
【直越えの道】
○奈良県と大阪府の境にある生駒山地の孔舎衙坂(クサカザカ)の峠
を越える道。
「くさか(草香,日下)の直越」とも、単に「ただこえ(直越,直越
え,直超,直超え)」とも呼ぶ。
参照⇒くさかざか(孔舎衙坂),ただじ(直道)
◎もとの河内(カワチ)(現:大阪府東部)と大和(ヤマト)(現:奈良県)と
を結ぶ道。
たたこんさるたんしーさーびしず
【タタ・コンサルタンシー・サービシズ】
◇[英]Tata Consultancy Services
○[経]インド最大の情報通信(IT)会社。
タタ・グループの中核企業の一つ。
略称は「TCS」。
参照⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ)
ただじ《ただぢ》
【直道】
○真っ直ぐな道。
主に奈良県と大阪府の境にある孔舎衙坂(クサカザカ)の峠越えの
道を言う。
参照⇒ただこえのみち(直越の道,直越えの道)
たたすちーる
【タタ・スチール】
◇[英]Tata Iron and Steel Co.,Ltd.
○[経]インド最大の鉄鋼会社。
タタ・グループの中核企業の一つ。
略称は「TISCO」。
参照⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ)
◎2007(平成19)英蘭系の鉄鋼大手コーラス(Corus)を買収。
ただすのもり
【糺の森】
【糺ノ森】
◇[日]Tadasu no Mori
○京都府京都市左京区の下鴨神社(賀茂御祖神社)境内の森。
賀茂川と高野川の合流点に近く、
古くから納涼(糺の涼み)やホトトギス(時鳥)で有名。
参照⇒かもみおやじんじゃ(賀茂御祖神社)
だだちゃ
【だだちゃ】
○(山形県庄内地方の方言で)お父さん。
だだちゃまめ
【だだちゃ豆】
○[農]山形県庄内地方で生産されている良質のエダマメ(枝豆)
の品種。
サヤ(莢)に入っている豆の数は、大半が2粒で大きい。
参照⇒くろさきちゃまめ(黒崎茶豆)
★だーだねるす
【ダーダネルス】
◇[英]Dardanelles
○[ギ神]ダルダノス(Dardanos)の英語名。
だーだねるすかいきょう《だーだねるすかいけふ》
【ダーダネルス海峡】
◇[英]the Dardanelles
○[地]トルコ北西部、エーゲ海(Aegean Sea)とマルマラ海(Sea
of Marmara)とを結ぶ海峡。
エーゲ海から黒海(Black Sea)に入る要衝で、ヨーロッパと
アジアを分かつ。長さ61キロメートル。
「ダーダネルズ海峡」とも呼ぶ。
また、トルコ語で「チャナカレ海峡(Canakkale Bogazi)」とも
呼ぶ。
古代名は「ヘレスポントス([希]Hellespontos)」,「ヘレスポン
ツス([羅]Hellespontus)」,「ヘレスポント([英]Hellespont)」。
◎"bogaz"は「のど(throat)」の意味。
だーだねるずかいきょう《だーだねるずかいけふ》
【ダーダネルズ海峡】
◇[英]the Dardanelles
○[地]⇒だーだねるすかいきょう(ダーダネルス海峡)
たたみ
【畳】
○(1)たたむこと。
○(2)[古]敷物の総称。
○(3)[建]和室の床に敷く、ワラ(藁)を縫い固めた畳床(タタミドコ)
に畳表(タタミオモテ)を縫(ヌ)いつけた敷物。
京間(キョウマ)・田舎間(イナカマ)・団地間など地方・建物によって
サイズは異なる。
参照⇒たたみよせ(畳寄せ,畳寄)
◎女房とタタミは新しい方がいい
○(4)草履・雪踏・下駄などの履物の表に貼(ハ)って縫いつける
もの。
◎別字、「疂」,「疊」,「疉」。
たたみいわし
【畳鰯】
○[食]カタクチイワシの稚魚(シラス)を生のまま、竹の簀(ス)
などで海苔(ノリ)のように抄(す)いて、薄い板状にして干した食
品。
生のまま干しているので、一度茹(ユ)でてから干す「しらす干
し」より味が濃い。
軽く炙(アブ)って食べる。
参照⇒しらすぼし(しらす干し,白子干し,白子乾し)
◎名前は一説に、一匹々々のシラスが畳表(タタミオモテ)の目のよう
に見えるからとも、畳表の上で干したからとも。
たたみおもて
【畳表】
◇[日]tatamiomote/tatami-omote
○イグサ(藺草)の茎を麻糸で織(オ)った蓙(ゴザ)。
畳床(タタミドコ)の上面に貼(ハ)って縫(ヌ)いつけるもの。
ただみがわ《ただみがは》
【只見川】
◇[日]Tadami Gawa
○[地]尾瀬沼(オゼヌマ)に発源し、福島県南西部を流れて阿賀野
川(アガノガワ)に合流する川。
流域は積雪量多く、上流部には豊富な水量を利用した発電用
大ダムの奥只見ダム・田子倉ダムなどがある。
たたみよせ
【畳寄せ】
【畳寄】
◇[日]tatamiyose/tatami-yose
○[建]畳と壁の境目に設ける、水平に取り付けた横木。
「よせじき(寄せ敷き,寄敷き,寄敷))」とも、単に「寄せ」とも
呼ぶ。
◎壁に柱がある場合、柱と柱の間には入れ、柱自体は畳に接す
る。
たたもーたーず
【タタ・モーターズ】
◇[登録商標]Tata Motors
○[経]インドの自動車製造会社。
タタ・グループの中核企業の一つ。
参照⇒たたすちーる(タタ・スチール),たたこんさるたんし
ーさーびしず(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)
◎1945(昭和20)設立。
2008. 1.(平成20)10万ルピー(約25万円)の低価格車ナノ(Na-
no)を初公開。
2008. 3.26(平成20)フォード・モーター傘下のイギリス高級
車ブランド、ジャガー(Jaguar)とランドローバー(LAND Rover)
を買収することで合意と発表。
たたら
【鑪】
○[古][冶]踏鞴(タタラ)吹きを行っていた砂鉄精錬場。
参照⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
たたら
【蹈鞴】
○[冶]足踏み式の大形ふいご(鞴)。
参照⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
たたらえき
【多々良駅】
○[交]群馬県館林市(タテバヤシシ)日向町(ヒナタチョウ)にある、東武伊
勢崎線の駅。
館林(タテバヤシ)駅と県(アガタ)駅(栃木県足利市)の間。
★たたらおおはし《たたらおほはし》
【多々羅大橋】
○[交]広島県と愛媛県を結ぶ斜張橋。全長1,480メートルで、
世界最長。
たたらせいてつ
【たたら製鉄】
【踏鞴製鉄】
○[冶]古代から行われている、たたら(蹈鞴)で送風して行う和
鉄製錬法。
原料の砂鉄と木炭を炉に入れ、たたらで送風して約1,300度
以上に熱して精錬する。
近代に用いられたベッセマー転炉に比べ、マンガン・リン・
硫黄などの含有量が少なかった。
朝鮮から伝来して中国地方(奥出雲)で発達し、明治中期まで
日本の産鉄量の6割を産出していた。
現在もこの製法で作られた玉鋼(タマハガネ)は日本刀や神社の和
釘などに用いられる。
近年まで「けら押し」,「たたらぶき(踏鞴吹き,踏鞴吹)」と呼ば
れていた。
参照⇒たまはがね(玉鋼),けら(けら),わくぎ(和釘),れんて
つ(錬鉄,練鉄)(2)
たたらぶき
【踏鞴吹き】
【踏鞴吹】
○[古][冶]⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
★たたーる
【タタール】
◇Tatar
○(1)[古]韃靼(ダッタン)の古称。
⇒だったん(韃靼)
○(2)南ロシアからシベリアにかけて居住する北方トルコ系の
種族。
◎かつて(1)のタタール(韃靼)の治下にあった関係から。
○(3)[古]タタール自治共和国の略。現在のタタルスタン共和
国。
⇒たたるすたんきょうわこく(タタルスタン共和国)
たたーるかいきょう《たたーるかいけふ》
【タタール海峡】
◇[英]Tatar Strait、[露]Tatarskiy Proliv
○[地]⇒まみやかいきょう(間宮海峡)
たたるすたんきょうわこく
【タタルスタン共和国】
◇[露]Respublika Tatarstan、[英]the Republic of Tatarstan
○ロシア連邦共和国内の西部にある一共和国。
首都はカザン(Kazan)。
ウラル山脈の西方、ボルガ川(Reka Volga)の中流域とその支
流カマ川(Reka Kama)の下流域を占める。
石油などの地下資源が豊富で、南東部にボルガ・ウラル油田
(第二バクー)の一部があり、石油・機械・化学や林産加工など
の工業が発達。
住民はチュルク語系のタタール語を話すタタール人が48%、
ロシア人が43%。
「タタールスタン共和国」とも呼ぶ。
〈面積〉
6万8,000平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)364万人。
◎1920(大正 9)ソビエト連邦内のロシア連邦共和国に属するタ
タール自治共和国(the Tatar Autonomous Soviet Socialist
Republic)。
1990(平成 2)主権宣言を行い現名に改称。
1994(平成 6)ロシア連邦と独自に国家権限分掌の条約を締結。
たたーるすたんきょうわこく
【タタールスタン共和国】
◇[英]the Republic of Tatarstan
○⇒たたるすたんきょうわこく(タタルスタン共和国)
たたーるぞく
【タタール族】
【塔塔爾族】
【塔塔尓族】
◇[中]Tata'er Zu(塔塔爾族)/Tata'erzu
○中国の少数民族の一つ。
中国北西部の新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)(東トルキスタン)に居住するタタール人。
◎塔吉克族(Tajike Zu)はタジク族。
ただれ
【ただれ】
【爛れ】
○(1)(皮膚が)ただれること。
○(2)ただれている状態。
参照⇒しっしん(湿疹)
○(3)ただれている所・ただれている患部(カンブ)。
たち
【白子】
○[食](北海道で)スケトウダラ(介党鱈)の精巣・しらこ(白子)。
「たつ(白子)」とも呼ぶ。
だち
【ダチ】
○[古][俗]⇒だちこう(ダチ公)
だちあ
【ダチア】
◇Dacia
○(1)[歴]⇒だきあ(ダキア)
○(2)[経]ルーマニアの自動車製造会社。ルノーの子会社。
小型車ロガン(Logan)などを製造。
たちあいがわえき《たちあひがはえき》
【立会川駅】
○[交]東京都品川区東大井2丁目にある、京浜急行(ケイヒンキュウコウ)
本線の駅。
鮫洲(サメズ)駅と大森海岸駅の間。
たちあらいひこうじょう《たちあらひひかうぢやう》
【大刀洗飛行場】
○[歴][軍]福岡県中央部にあった旧陸軍の飛行場。
面積約152万平方メートル。
◎1919(大正 8)現在の朝倉市・三井郡(ミイグン)大刀洗町・朝倉
郡(アサクラグン)筑前町にまたがる地に建設。
第二次世界大戦末期、特攻機地となる。
2009.10. 3(平成21)筑前町町立大刀洗(タチアライ)平和記念館が
開館。
たちあらいまち《たちふらひまち》
【大刀洗町】
◇[日]Tachiarai Machi
○福岡県中央部、三井郡(ミイグン)の町。
★たちうお《たちうを》
【タチウオ】
【太刀魚】
◇[英]hairtail
○[魚]スズキ目(Perciformes)タチウオ科(Trichiuridae)の海
産の硬骨魚。
形は太刀のように細長く、全長1.5メートルに達する。体は
銀白色で、ウロコ(鱗)がない。
立って泳ぎ、背ビレ(鰭)が発達して頭の後方から尾端まで届
き、尾ビレと腹ビレは退化。ときに捕食のため、海面から垂直
に飛び出ることもある。
食用となり、6〜10月が漁期。
体表面のグアニン箔は模造真珠に光沢をつける原料となる。
だちぇす
【ダチェス】
◇[英]duchess
○(1)公爵夫人。
◎イギリス以外の公爵夫人は「プリンセス(princess)」。
○(2)ヨーロッパ内の公国や小国の女公爵や王妃。
◎一般に、大国に守られた小国の女公爵・王妃は「プリンセス」
と呼ばれる。
たぢからおのみこと《たぢからをのみこと》
【手力男命】
【手力雄命】
○[日本神話]⇒あまのたぢからおのみこと(天手力男命,天手力
雄命)
たちかわ《たちかは》
【立川】
◇[日]Tachikawa
○(1)⇒たちかわし(立川市)
○(2)⇒たちかわまち(立川町)
○(3)[交]⇒たちかわえき(立川駅)
たちかわえき《たちかはえき》
【立川駅】
○[交]東京都立川市の東南部にある、JR中央線・青梅線・南
武線の駅。
中央線:国立(クニタチ)駅と日野駅の間。
青梅線:西立川駅の次で、ターミナル駅。
南武線:西国立駅の次で、ターミナル駅。
◎西武拝島線(ハイジマセン)には西武立川駅がある。
多摩都市モノレールには立川南駅・立川北駅がある。
たちかわきち《たちかはきち》
【立川基地】
○[歴][軍]東京都立川市と昭島市(アキシマシ)にまたがって存在し
ていたアメリカ軍の基地・飛行場。
参照⇒すながわじけん(砂川事件)
◎1922(大正11)立川飛行場がつくられ、陸軍飛行第五連隊とな
る。
昭和になり、陸軍航空技術本部・石川島飛行機製作所(立川
飛行機)などが設置。
1977(昭和52)日本に返還。東京都の広域防災基地、陸上自衛
隊立川駐屯地、昭和記念公園などとなる。
たちかわこうちしょ《たちかはこうちしよ》
【立川拘置所】
○東京都立川市泉町(イズミチョウ)にある拘置所。
全3棟、一室定員6人の共同室が48室、単独室が700室。
PFI方式を活用。
参照⇒ぴーえふあい(PFI)
◎2007. 3.(平成19)米軍立川基地跡地に着工。
2009. 3.(平成21)完成。
たちかわし《たちかはし》
【立川市】
◇[日]Tachikawa Shi
○東京都西部の市。
昭和記念公園がある。
〈面積〉
1970(昭和45)24平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)13万8,000人。
◎立川基地:⇒たちかわきち(立川基地)
もと立川飛行機の下請として機械・金属工業関係の協力工場
や家内工場が多かったが、立川基地返還後はしだいに自動車の
修理工場などに転換していった。
もと伝染病院があった。
〈立川氏〉
武蔵七党の一つ、西党の日奉(ヒマツリ)氏の出。
1590(天正18)小田原北条氏とその氏族八王子北条氏の滅亡と
ともに滅ぶ。
参照⇒むさししちとう(武蔵七党)
◎山形県東田川郡(ヒガシタガワグン)には立川町(タチカワマチ)がある。
たちかわだんそうたい《たちかはだんそうたい》
【立川断層帯】
◇[日]Tachikawa Dansotai
○[地]東京都と埼玉県にまたがり、南東から北西に走る活断層。
長さ約33キロメートル。
東京都府中市から立川市・青梅市を経て埼玉県飯能市(ハンノウシ)
名栗地区(ナグリチク)に至る。
◎名栗地区の旧住所は入間郡(イルマグン)名栗村(ナグリムラ)。
たちかわひこうじょう《たちかはひかうじやう》
【立川飛行場】
○[歴]⇒たちかわきち(立川基地)
たちかわまち《たちかはまち》
【立川町】
◇[日]Tachikawa Machi
○山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の町。
◎東京都には立川市がある。
たちかわりゅう《たちかはりう》
【立川流】
○[仏]真言密教の異端とされる一派。
陰陽男女の交合を即身成仏として信仰の中心に位置付ける。
陰陽道が混入した淫祀邪教の要素が強い。
「真言立川流」とも呼ぶ。
◎真言宗醍醐(ダイゴ)三宝院流の祖勝覚(ショウカク)の俗弟、仁寛(ニ
ンカン)(のち蓮念)が平安末期に始め、武蔵国立川の陰陽師が習い
広めたことからこれを後世「立川流」と呼ばれるようになった。
鎌倉末(14世紀)弘真(コウシン)(のち文観<モンカン>)により大成され
て興隆。正統的真言宗から異端として弾圧され、慶長以後、邪
教として取締りをうけてほとんど絶えた。
浄土宗や浄土真宗(一向宗)にも影響を与えている。
◎天台宗の玄旨帰命壇(ゲンシキミョウダン)と対比される。
参照⇒げんしきみょうだん(玄旨帰命壇)
たちきかんのん《たちきくわんおん》
【立木観音】
○(1)福島県河沼郡(カワヌマグン)会津坂下町(アイヅバンゲマチ)にある
恵隆寺(エリュウジ)の本尊の十一面千手観音の通称。
弘法大師がカツラ(桂)の大樹に彫刻。高さ8.5メートル。
○(2)⇒ちゅうぜんじ(中禅寺)
だちきゅうしゃかん《だちきうしやくわん》
【駄知旧車館】
○[交]岐阜県土岐市(トキシ)駄知町(ダチチョウ)にある、国内外のオ
ールドカーの民間展示施設。
一週間ほど前に予約が必要。
電話は0572-59-2161。
◎2012. 5.18(平成24)開館。
だちこう
【ダチ公】
○[古][俗]友達・仲間。特に、遊び仲間。
昭和中期に不良グループが使い始め、やかで学生など一般の
若い人にも使用された。
単に「ダチ」とも呼ぶ。
◎「友達」の「だち」に親しみを意味する「公」が付いたもの。
たちこぎ
【立ち漕ぎ】
○[交]自転車の乗り方の一つ。
やや急な上り坂を進むとき、サドルから腰を浮かし、体重を
かけてペダルを踏み込みながら進むこと。
参照⇒けんけんのり(けんけん乗り)
たちじゃこうそう《たちじやかうさう》
【タチジャコウソウ】
【立麝香草】
○[植]⇒[2]たいむ(タイム)(1)
たちすじ《たちすぢ》
【太刀筋】
○(1)太刀の使い方。太刀の使い方のくせ(癖)。
◎(相手の)太刀筋を読む
○(2)太刀の使い方の素質。
◎太刀筋がよい
○(3)太刀先・剣先(ケンサキ)。
たちねぷた
【たちねぷた】
【立佞武多】
○青森県五所川原市(ゴショガワラシ)の夏祭り。
長年中断していたが、旧家から明治・大正期の山車(ダシ)の
参照⇒ねぶた(ねぶた)
設計図が発見されて、1996(平成 8)復活。
◎青森市の祭りは「ねぶた」、弘前市(ヒロサキシ)の祭りは「ねぷた」、
黒石市は「黒石ねぷた」。
たちのうらかいがん
【太刀浦海岸】
◇[日]Tachinoura Kaigan
○福岡県北九州市門司区(モジク)、門司半島北東部の地名。瀬戸
内海の壇ノ浦(ダンノウラ)に面する海岸部。西部は田野浦海岸(タノウ
ラカイガン)に続く。
たちはき
【タチハキ】
【帯刀】
○[植]ナタマメ(鉈豆)の別称。
⇒なたまめ(ナタマメ,鉈豆,刀豆)
たちはき
【帯刀】
◇[日]tachihaki
○(1)太刀(タチ)を佩(ハ)くこと・太刀を帯(オ)びること。
「たてはき(帯刀)」,「たいとう(帯刀)」とも呼ぶ。
○(2)[歴]古代、春宮坊(トウグウボウ)の舎人監(トネリノツカサ)の役人で、
太刀を差して皇太子(春宮)の護衛にあたった武官。
舎人の中から武芸に優れた者が任じられた。
「たてはき(帯刀)」,「たてわき(帯刀)」,「たちはきのとねり(帯
刀舎人)」とも呼ぶ。
★たちばな
【タチバナ】
【橘】
◇[学]Citrus tachibana
○[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)ミカン属
(Citrus)の常緑小高木。日本原産。
初夏、芳香のある白色の五弁花を開く。
「ニホンタチバナ(日本橘)」,「ヤマトタチバナ(大和橘)」とも
呼ぶ。
◎ひな段飾りでは向かって左で、右は桜(古くは桃)。
◎文部省唱歌『鯉のぼり』:橘かをる朝風に/高く泳ぐや鯉の
ぼり。
唱歌『夏は来ぬ』:橘の薫るのきばの/窓近く蛍飛びかひ/
おこたり諌(イサ)むる、夏は来ぬ。
◎タチバナの名の付く植物。
〈ムクロジ目ミカン科〉
ヒメタチバナ(姫橘):⇒きんかん(キンカン,金柑,金橘)
〈ツツジ目(Ericales)ヤブコウジ科(Myrsinaceae)〉
ヤマタチバナ(山橘):⇒やぶこうじ(ヤブコウジ,藪柑子)
カラタチバナ(唐橘):⇒からたちばな(カラタチバナ,唐橘)
たちばな
【橘】
○(1)[植]⇒たちばな(タチバナ,橘)
○(2)⇒たちばなちょう(橘町)
○(3)姓氏の一つ。
⇒たちばなし(橘氏)
○(3)紋所(モンドコロ)の一つ。
タチバナの花・実・葉をかたどったもの。
◎井桁に橘:日蓮宗の寺紋(日蓮宗橘紋)。
★たちばなし
【橘氏】
◇[日]Tachibana Shi
○姓氏の一つ。四姓(シセイ)の一つ。
たちばなちょう《たちばなちやう》
【橘町】
◇[日]Tachibana Cho
○[古]山口県南東部、大島郡(オオシマグン)にあった町。
◎2004.10. 1(平成16)久賀町(クカチョウ)・大島町(オオシマチョウ)・東和
町(トウワチョウ)・橘町の4町が合併して周防大島町(スオウオオシマチョウ)を
発足。
たちひざ
【立ち膝】
○(1)膝を折って座っている姿勢から、両膝を着いて腰を浮き
上がらせること。また、その姿勢。
参照⇒ひざおくり(膝送り)
○(2)膝を折って座っている姿勢から、片膝を着き、他の膝は
折ったままで立てて腰を浮き上がらせること。また、その姿勢。
「片膝立ち(かたひざたち,かたひざだち)」とも呼ぶ。
参照⇒おりしき(折敷),かたひざたて(片膝立て)
◎(1)はすぐまた座れるように、(2)はすぐ立ち上がれるように
する行動途中の姿勢。
たちまちぐさ
【タチマチグサ】
【立待草】
○[植]ゲンノショウコの別称。
⇒げんのしょうこ(ゲンノショウコ,現の証拠,験の証拠)
だーちゃ
【ダーチャ】
◇[露]dacha
○ロシアで、田舎にある別宅・別荘。
富裕層でなくとも持っている。
◎ロシア文字では"дача"。
たちやく
【立役】
○[劇]歌舞伎の役柄の一つ、主要な男役の総称。また、これを
専門とする俳優の総称。
「たてやく(立役)」,「立役者」とも呼ぶ。
◎初めは舞台に座って演奏する地方(ジカタ)・囃子方(ハヤシカタ)に
対して、立って舞う立方(タチカタ)である俳優全体を指していた。
のち女歌舞伎の禁制後は女形(オンナガタ)・子役以外の男役の総
称になった。
さらに老役(フケヤク)・若衆役・敵役(カタキヤク)・道外方(ドウケガタ)
を除く、善人の男役の総称となった。
実事師など善人の男役は、多く一座の幹部が演じるところか
ら、現在では幹部俳優を指す。
たちやなぎ
【タチヤナギ】
【立柳】
◇[学]Salix subfragilis
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
ナギ属(Salix)の落葉小高木。
高さ10〜15メートル。雌雄異株。
早春、葉とほぼ同時に雌雄の花穂を別株に生じ、雄花は黄色
で雌花は淡緑色。
たちやま
【立山】
◇[日]Tachiyama
○[地]⇒たてやま(立山)(1)
★だちょう《だてう》
【ダチョウ】
【駝鳥】
◇[学]Struthio camelus、[英]ostrich(オストリッチ)
○[鳥]ダチョウ目(Struthioniformes)ダチョウ科(Struthion-
idae)ダチョウ属(Struthio)の鳥。現生鳥類としては最大。
アフリカ・アラビアの草原に生息。
足指(趾)は2本。
食肉のために飼育し、革や羽根も利用する。
「アフリカダチョウ(阿弗利加駝鳥)」とも呼ぶ。
江戸時代、「鳳五郎(ホウゴロウ)」とも呼ばれた。
参照⇒おすとりっちふぇざー(オストリッチ・フェザー)
◎レア(アメリカダチョウ)の足指(趾)は3本。
参照⇒[3]れあ(レア)
たちわき
【立ち涌き】
【立涌】
◇[日]tachiwaki
○公家が用いる有職(ユウソク)文様の一種。
向い合った二本の波形曲線で、ふくれた個所とすぼまった箇
所が縦に連続しているもの。
ふくれた個所の空間に雲・菊・藤などを配し、雲立涌・菊立
涌・藤立涌・笹立涌・躑躅(ツツジ)立涌などと呼ぶ。
「たてわき(立て涌き,立涌)」,「たてわく(立て涌く,立涌)」と
も呼ぶ。
◎「湧き立つ(雲)」に見立てた名称。
たーちん
【ターチン】
【大慶】
◇[中]Daqing、[英]Taching
○⇒たいけいし(大慶市)
だちん
【駄賃】
○(1)駄馬による荷物移送の運賃。運び賃。
参照⇒だば(駄馬)(1)
◎行き掛けの駄賃:⇒いきがけのだちん(行き掛けの駄賃)
○(2)(転じて)品物を送り届けに対して与える金銭。
○(3)ちょっとした労力に対して与える報酬(ホウシュウ)。使い賃。
○(4)(特に、子供に対し)お使いや手伝いをしたときに与える
褒美(ホウビ)としての金銭・物品・菓子など。
「お駄賃(御駄賃)」とも呼ぶ。
たーちんし
【ターチン市】
【大慶市】
◇[中]Daqing Shi、[英]Taching City
○⇒たいけいし(大慶市)
たつ
【辰】
○(1)十二支(ジュウニシ)の第5。りゅう(竜,龍)。
○(2)[暦]十二支の5番目にあたる年や日。辰年(タツドシ)または
辰の日。
参照⇒たつのひ(辰の日)
◎龍(辰)は中国皇帝の象徴であることから、中国では富の象徴
ともされ、辰年の出生率は他の年より5%ほど高い。
○(3)方位を十二支に配した、東南東の方角。
○(4)辰の刻。
⇒たつのこく(辰の刻)
たつ
【白子】
○[食]⇒たち(白子)
だつ
【ダツ】
【駄津】
◇[学]Strongylura anastomella、[英]Pacific needlefish
○[魚]ダツ目(Beloniformes)ダツ科(Belonidae)ダツ属(Stron-
gylura)の海産の硬骨魚。
体長約1メートル。体形は細長くて側扁し、吻(フン)は突出し
て嘴(クチバシ)状となり、両顎に鋭い歯がある。体色は背側が青
緑色、腹側は銀白色。
北太平洋西部の温帯域、北海道から九州・朝鮮半島・中国
(渤海・黄海・東シナ海)の沿岸表層に生息。
食用。
だつあにゅうおう《だつあにふおう》
【脱亜入欧】
【脱亞入歐】
○[歴]アジアの遅れた古い思想から脱して、進んだ西欧思想を
取り入れて近代化し欧米諸国の仲間入りをするというスローガ
ン。また、その考え方。
19世の日本の基本政策の一つ。
20世紀に入ると主に経済面から「興亜」も叫ばれるようになり、
また国粋主義が台頭し、アジアから欧米勢力を排除して日本を
中心とする大東亜共栄圏の樹立を目指そうと180度転換した。
参照⇒ふこくきょうへい(富国強兵)
◎「脱亜」は1885(明治18)出版の『脱亜論』(福澤諭吉の著作と
目されている)に始まる。
「入欧」は外務卿井上馨(カオル)の欧化政策に始まる。
参照⇒ろくめいかんじだい(鹿鳴館時代)
だついっさいしゅじょうせいき《だついつさいじゆじやうせいき》
【奪一切衆生精気】
○[仏]十羅刹女の一神。
⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
だつえ
【奪衣】
○[仏]⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
だつえき
【奪衣鬼】
○[仏]⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
だつえば
【奪衣婆】
【脱衣婆】
○[仏]鬼婆の一つ。
三途(サンズ)の川のほとりにある衣領樹(エリョウジュ)の下にいて、
亡者(モウジャ)の衣類を剥(ハ)ぎ取って、樹上の懸衣翁(ケンエオウ)に
渡すという老女の鬼。
懸衣翁はその衣類を衣領樹にかけ、枝のしなり具合で罪の軽
重を定めるという。
「懸衣嫗(ケンエウ)」,「葬頭河婆(ショウズカノババ)」,「三途河(ソウズガワ)
の婆」,「奪衣鬼」,「奪衣」とも呼ぶ。
◎中国で成立した偽経である十王経などに見える。
日本では民間信仰と習合(シュウゴウ)し、道祖神の姥神として祭
られたりする。
参照⇒ぐしょうしん(倶生神)
◎ギリシア神話での三途の川ステュクス(Styx)(アケローン川)
と渡し守のカローン(Charon)の話に似ている。
だっか
【ダッカ】
◇Dhaka、[英]Dacca
○(1)(Dhaka Division)⇒だっかしゅう(ダッカ州)
○(2)(Dhaka District)⇒だっかけん(ダッカ県)
○(3)バングラデシュ人民共和国の首都。ダッカ州の州都、ダッ
カ県の県都。
北緯23.70°、東経90.39°の地。
ブリガンガ川(the Burhi Ganga River)の北岸。
〈人口〉
1974(昭和49)173万人。
1981(昭和56)345万8,000人。
1991(平成 3)511万1,200人。
だっかい《だつくわい》
【脱灰】
◇[英]decalcification
○[医]歯の硬組織(エナメル質・セメント質・象牙質)からカル
シウムが溶失する現象。
口中の微生物が歯に付着した食物残渣(ザンシ)を発酵してでき
る酸に侵食されること。
軽度では唾液中のカルシウムで再石灰化するが、放置すると
やがて虫歯になる。
参照⇒むしば(ムシ歯,虫歯,齲歯),さんしょくし(酸蝕歯)
だっかけん
【ダッカ県】
◇[英]Dhaka District/Dacca District
○バングラデシュ中部・北部、ダッカ州(Dhaka Division)中南
部の県。
県都はダッカ。
〈面積〉
1,439平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)616万4,000人。
2004(平成16)859万6,800人。
だっかしゅう《だつかしう》
【ダッカ州】
◇[英]Dhaka Division/Dacca Division
○バングラデシュ中部・北部の州。北東部をシレット州(Sy-
lhet Division)に接し、北部をインドに隣接。
州都はダッカ。
たつがねさん
【田束山】
◇[日]Tatsugane San
○[地]宮城県北東部、本吉郡(モトヨシグン)歌津町(ウタツチョウ)北部に
ある山。標高512メートル。
だっかんさ
【脱感作】
◇[英]desensitization
○[医]アレルギー患者に対して微量の抗原(アレルゲン)を注射
し、次第に増量しながら定期的に繰り返し、その抗原に対する
過敏性を低下させること。また、それによるアレルギー治療。
気管支喘息・蕁麻疹(ジンマシン)・アレルギー性鼻炎などに有効。
「除感作(ジョカンサ)」,「減感作(ゲンカンサ)」,「脱感作療法」,「減感作
療法」,「免疫療法(immunotherapy)」とも呼ぶ。
⇔かんさ(感作)
参照⇒あれるぎー(アレルギー)(1)
だっかんさりょうほう《だつかんされうはふ》
【脱感作療法】
◇[英]desensitization
○[医]⇒だっかんさ(脱感作)
★だっき
【妲己】
◇[中]Da Ji/Daji
○[人]古代中国、殷(Yin)(イン)の紂王(Zhou Wang)(チュウオウ)が有
蘇氏(Yousu Shi)を討って得た寵妃(チョウヒ)。
火あぶりの刑を見て喜んだという。
参照⇒きゅうびのきつね(九尾の狐)(2)
★たっきゅう《たくきう》
【卓球】
◇[英]table tennis
○[運]長方形の卓の中央に網をはって球を打ち合う、テニスに
似た室内競技。
球の色は白で、現在はオレンジ色もある。
卓球台の色は濃い緑色で、現在は濃い青色のものもある。
参照⇒ぴんぽん(ピンポン)
◎昭和中期、温泉場の娯楽室には将棋盤(ショウギバン)・碁盤(ゴバ
ン)とともに卓球台が必ずあった。
たっきゅうびん《たくきふびん》
【宅急便】
○[経][交]ヤマト運輸の宅配便名。
だっきんぐ
【ダッキング】
◇[英]ducking
○(1)(ひょいと)水にもぐること・水につけること。
○(2)頭または体を急にかがめること。
○(3)ずぶぬれ。
参照⇒だっきんぐすつーる(ダッキングスツール,ダッキング
・スツール)
○(4)[運]ボクシングで、相手の攻撃を、素早く上体をかがめ
てかわすこと。
○(5)カモ猟。
だっきんぐすつーる
【ダッキングスツール】
【ダッキング・スツール】
◇[英]ducking stool(ダッキングストゥール)
○[歴]水責めの一種。
棒の先に椅子を吊るし、罪人を座らせて縛り付け、テコ(梃
子)で上下させて水中に入れたり出したりして、自白を強要す
る道具。
昔、魔女裁判などで用いられた。
「ダッキングストール」とも呼ぶ。
参照⇒まじょさいばん(魔女裁判)
◎名前はスツールだが、背もたれのあるものが多い。
だっきんぐすとーる
【ダッキングストール】
【ダッキング・ストール】
◇[英]ducking stool
○[歴]⇒だっきんぐすつーる(ダッキングスツール,ダッキング
・スツール)
だっく
【ダック】
◇[英]duck
○(1)[鳥]⇒かも(カモ,鴨)
○(2)[鳥](domestic duck)⇒あひる(アヒル,家鴨,鶩)
だっぐあうと
【ダッグアウト】
◇[英]dugout
○⇒だぐあうと(ダグアウト)
たつくし
【竜串】
◇[日]Tatsukushi
○高知県南西部、土佐清水市南部の地名。
南部を太平洋に面する。
千尋岬西方にある景勝地で、足摺宇和海国立公園に含まれ、
竜串海中公園がある。
だっくすふんと
【ダックスフント】
◇[独]Dachshund
○[哺]ドイツ原産の犬の品種。胴が長く四肢の短いのが特徴。
もとアナグマ(Dachs)・キツネ・ウサギ・鳥などの猟犬に使
用され、現在は愛玩用。
◎ドイツ語の発音では「ダクスフント」。
たっくすへいぶん
【タックスヘイブン】
【タックス・ヘイブン】
◇[英]tax haven
○[経]法人税や利子配当の源泉課税などが非課税か、他国に比
べて極端に低率の課税の国または地域。
外国企業の国際取引に税制上の優遇措置を与えたり、自国に
子会社の設立を認可して税金の回避に利用させるもの。
中南米やアジア・ヨーロッパの小国に多い。
「租税回避地」,「税金避難地」,「税避難地」とも呼ぶ。
◎2016(平成28)パナマ文書、公開。
◎「ヘイブン」は「避難所・避難港」の意味。
だっくひっこしせんたー
【ダック引越センター】
○[経]引越し運送業者の一社。
本社は東京都府中市。
たづくり
【田作り】
【田作】
○(1)田を耕作すること。また、その人。
○(2)[食]ゴマメの別称。
⇒ごまめ(ゴマメ,五万米,田作)
◎新年の季語。
たっけい
【磔刑】
○はりつけ(磔)の刑罰。
たっけんほう《たくけんはふ》
【宅建法】
○[法]宅地建物取引業法の略称。
たつごうちょう《たつがうちやう》
【龍郷町】
◇[日]Tatsugo Cho
○鹿児島県南部、大島郡(オオシマグン)の町。
奄美大島(アマミオオシマ)の北東部に位置し、東西を奄美市(旧:名
瀬市<ナゼシ>)に接する。
〈面積〉
82.06平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6,002人。
◎1975(昭和50)町制施行。
だっこくき
【脱穀機】
◇[英]threshing machine
○[農]穀類の脱穀に使用する機具の総称。
「スレッシャー(thresher)」とも呼ぶ。
◎江戸時代:参照⇒からさお(殻竿,唐棹,連枷)
だっこちゃん
【だっこちゃん】
○[古]黒人の子供をモデルにした人形。空気でふくらませたビ
ニール製。C字形になった人形の両手を使って、人の二の腕な
どに取り付けることができる。
◎1960. 4.(昭和35)玩具メーカのタカラから発売され、累計600
万体を売る大ブームとなった。
1989(平成元)人権保護団体などから黒人差別を象徴している
と批判を受け販売中止。
2001. 3.16(平成13)腰ミノを取り、「ウインキー」名で7色揃
えて新発売する。
2010. 8. 3(平成22)タカラトミーアーツ、背に羽根をつけた
ピンクの「だっこちゃん天使」などビニールマスコットVINK
YS(ビインキーズ)7種類を発売。
参照⇒ちびくろさんぼ(ちびくろさんぼ)
たっこまち
【田子町】
◇[日]Takko Machi
○青森県南東、三戸郡(サンノヘグン)の町。
良質のニンニクの産地として知られる。
だっさい
【獺祭】
◇[中]taji
○[哺]カワウソ(川獺)の別称。
⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
だっさいぎょ
【獺祭魚】
◇[中]tajiyu
○[哺]カワウソ(川獺)の別称。
⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
◎中国では、獲(ト)った魚を川岸に、祭祀の供物のように並べ
るという。
[1]だっじ
【ダッジ】
◇Dodge
○(Dodge County)⇒だっじぐん(ダッジ郡)
[2]だっじ
【ダッジ】
◇[登録商標]Dodge
○[交]ダイムラー・クライスラー社のクライスラー部門が製造
する中級車のブランド名。
「ダッヂ」とも呼ぶ。
参照⇒[1]くらいすらー(クライスラー)(1)
◎ダッジ・デュランゴ(Durango):スポーツ用多目的車(SUV)。
ダッジ・ダコタ(Dakota):小型トラック。
ダッジ・ストラトス(Stratus)。
ダッジ・キャラバン(Caravan)。
だっじぐん
【ダッジ郡】
◇[英]Dodge County
○アメリカ合衆国中央部、ネブラスカ州(Nebraska State)東部
の郡。東部をワシントン郡(Washington County)、南東端をダ
グラス郡(Douglas County)に接する。
郡都はフレモント(Fremont)。
〈人口〉
1980(昭和55)3万5,853人。
1990(平成 2)3万4,500人。
2000(平成12)3万6,160人。
だっしにゅう
【脱脂乳】
◇[英]skim milk/skimmed milk
○[食]⇒すきむみるく(スキムミルク)
だっしふんにゅう
【脱脂粉乳】
◇[英]skim milk powder
○[食]スキムミルク(脱脂乳)から作った粉乳。
水で戻して飲んだり、乳製品や菓子類の加工原料にする。
だっじむ
【ダッジム】
◇[英]dodgems/dodgem car
○⇒だーじゃむ(ダージャム)
だっしゅえいと
【DASH8】
【DHC−8】
○[空]カナダ・ボンバルディア(Bombardier)社製の航空機。
◎DASH8−100型:高速双発プロペラ機。短胴、55人乗
り。
DASH8−400型(Q400):高速双発プロペラ機。75
人乗り。日本ではYS−11の後継機として各社が導入。
たっしりいせき《たつしりゐせき》
【タッシリ遺跡】
◇[英]the site of Tassili
○[歴]⇒たっしりなじぇーるいせき(タッシリナジェール遺跡)
たっしりなじぇーる
【タッシリナジェール】
◇Tassili n'Ajjer/Tassili-n-Ajjer
○[地]北アフリカのサハラ砂漠中央、アルジェリア東部にある
高地。
タッシリナジェール遺跡がある。
参照⇒たっしりなじぇーるいせき(タッシリナジェール遺跡)
たっしりなじぇーるいせき《たつしりなじえーるゐせき》
【タッシリナジェール遺跡】
◇[英]Tassili-n-Ajjer site
○[歴]サハラ砂漠のタッシリナジェールに点在する古代の壁画
遺跡。世界遺産。
新石器時代初期(約8千年前)から紀元初めころまでの、狩り
や踊る人間、野生動物などの岩壁絵画1万5千点がある。
サハラ砂漠がかつては緑におおわれて不毛の地ではなかった
ことが明らかとなった。
「タッシリ遺跡」とも呼ぶ。
◎1909(明治42)フランスのコルティエ(Cortier)が発見。
1933(昭和 8)ブルナン(Charles Brenans)が調査。
1956(昭和31)フランスのアンリ・ロート(Henri Lhote)らが
調査。
1982(昭和57)遺跡周辺の生態系とともに世界遺産の複合遺産
に登録。
だっすいそこうそ《だつすいそかうそ》
【脱水素酵素】
◇[独]Dehydrogenase、[英]dehydrogenase
○[生化]⇒でひどろなーぜ(デヒドロゲナーゼ)
たっせる
【タッセル】
◇[英]tassel
○(1)房状のもの。
○(2)毛糸や絹などを撚(ヨ)り合せた房飾(フサカザ)り。飾り房。
衣類・帽子やカーテンなどの端につけて飾りにするもの。
参照⇒ぽんぽん(ポンポン)(1)
○(3)[植](トウモロコシなどの)房毛。
○(4)本に付いているリボン状のしおり(栞)。
だっせんげーむ
【脱線ゲーム】
○[TV]⇒そこぬけだっせんげーむ(底抜け脱線ゲーム)
だっせんとりお
【脱線トリオ】
○[TV]昭和中期に活躍したお笑いトリオ。
由利徹(ユリ・トオル)(1921. 5.13〜1999. 5.20)。
南利明(ミナミ・トシアキ)(1924. 3.14〜1995. 1.13)。
八波むと志(ハッパ・ムトシ)(1926.12. 1〜1964. 1. 9)。
だっそ
【脱疽】
○[医]外界に接する生体の一部が壊疽(エソ)をおこし組織が脱落
すること。その疾患(シッカン)。
参照⇒えそ(壊疽)
★だっそー
【ダッソー】
◇[登録商標]Dassault
○[経][軍]フランスの軍需兵器・軍用機製造会社。ヨーロッパ
の大手。
ラファール戦闘機(Rafale Fighter)などを製造。
たつた
【龍田】
【竜田】
◇[日]Tatsuta
○(1)[地]⇒たつたがわ(竜田川,立田川)(1)
○(2)[地]⇒たつたやま(竜田山,立田山)
○(3)(龍田)奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)の地名。
○(4)[歴][軍]旧日本海軍の軽巡洋艦。
三本煙突。
たった
【タッタ】
◇Thatta/Tatta
○パキスタン南部、シンド州(Sindh Province)の町。州都カラ
チ(Karachi)の東方125キロメートル。
北緯24.75°、東経67.92°の地。
北方24キロメートルに観光地キンジャール湖(Keenjhar Lake)
がある。
〈人口〉
1998(平成10)3万6,900人。
2003(平成15)4万2,000人。
たつたえき
【竜田駅】
○[交]福島県双葉郡(フタバグン)楢葉町(ナラハマチ)にある、JR常磐
線の駅、
木戸(キド)駅と富岡(トミオカ)駅(富岡町)の間。
★たつたがわ《たつたがは》
【竜田川】
【立田川】
◇[日]Tatsuta Gawa
○(1)[地]奈良県北西部の川。
参照⇒たつたやま(竜田山,立田山)
◎『百人一首』在原業平(アリワラノナリヒラ)朝臣(アソン):ちはやぶる神
代も聞かず竜田川/からくれなゐに水くくるとは。
○(2)模様の一つ。
たつたひめ
【竜田姫】
【立田姫】
◇[日]Tatsuta Hime
○(1)竜田彦とともに延喜式に見える、竜田比古竜田比売神社
の祭神の一つ。
○(2)竜田山にいるとされた、秋をつかさどる女神。
◎竜田山は奈良(平城京)の西方に当たり、五行思想で西は秋に
配当されることから出たもの。
◎春の女神:⇒さおひめ(佐保姫)(1)
たつたまる
【龍田丸】
【竜田丸】
○[歴][海]日本郵船(株)のサンフランシスコ線を就航した豪華
客船。
1930. 4.25(昭和 5)サンフランシスコ線、就航。
参照⇒あさままる(浅間丸)
◎秩父丸(チチブマル)の姉妹船。
たつたやま
【竜田山】
【立田山】
◇[日]Tatsuta Yama
○[地]奈良県北西部、生駒郡(イコマグン)三郷町(サンゴウチョウ)の西方
の山を漠然と指す呼称。
古来、大和国と河内国を結ぶ重要な山越えの交通路とされた。
また、紅葉で名高い。
参照⇒たつたがわ(竜田川,立田川)(1),たつたひめ(竜田姫,
立田姫)
◎「たつ」・「たち」を導く掛け詞として用いられる。
★だったん
【韃靼】
◇[中]Dada
○[歴]モンゴル(蒙古<モウコ>)系の遊牧民のこと。または蒙古民
族全体や蒙古の地を指す。
元朝を倒した明朝は、「蒙古族」は崩れてなくなったとして、
北方に逃れた元朝の遺裔を「韃靼」、西方の部族を「瓦剌([中]
Wala)」と呼んだもの。
参照⇒おいらーと(オイラート,瓦刺)
◎かつては「タタール(Tatar)」とも呼んだが、現在「タタール」
は北方トルコ系の種族を指す。
参照⇒ほくげん(北元),たたーる(タタール),おいらーと(オ
イラート,瓦刺)
◎達怛(Dada)・達靼(Dada)・塔坦(Tatan)・達打(Dada)・達達
(Dada)とも書く。
だったんかいきょう《だつたんかいけふ》
【韃靼海峡】
○[地]⇒まみやかいきょう(間宮海峡)
★だったんじんのおどり《》
【ダッタン人の踊り】
【韃靼人の踊り】
◇[露]Polovetskaya plyska、[英]Polovetsian Dances/Po-
lovtsian Dances
○[楽]ロシアの作曲家ボロディン(A.P.Borodin)の歌劇『イー
ゴリ公(Knyazi Igori)』の中の著名な一曲。
◎ロシア文字では"Половецкая пляска"。
たっち
【たっち】
【立っち】
○[幼児語]立つこと。
◎一人で立っちできた,自分で立っちしなさい
だっち
【ダッチ】
◇[英]Dutch
○(1)[形]オランダの、オランダ人の、オランダ語の。
○(2)[形]オランダ産の、オランダ製の。
○(3)[名]オランダ語。
○(4)[名](the Dutch)オランダ人・オランダ軍・。
◎本来は「ドイツの」の意味であるが、17世紀ころに「オランダ
の」に変化したもの。
だっぢ
【ダッヂ】
◇[登録商標]Dodge
○[交]⇒だっじ(ダッジ)
たっちあんどごー
【タッチアンドゴー】
◇[英]touch-and-go
○[形]一触即発の、際(キワ)どい、危ない。
たっちあんどごー
【タッチアンドゴー】
【タッチ・アンド・ゴー】
◇[英]touch and go
○[軍]航空機の基礎訓練の一つ。
脚が軽く接地する程度の着陸(着艦)で、そのまますぐに上昇
に転じるもの。
主に艦上機(艦載機)の着艦訓練として行われる。
初めに地上でタッチアンドゴーを繰り返し、習熟したら海上
の航空母艦(空母)に対してタッチアンドゴーを繰り返し、最終
段階として航空母艦に着陸する。
技術の習得のほか、広い海上では点のように見える航空母艦
に着陸する心理的な修練も兼ねている。
参照⇒かんじょうき(艦上機)
たっちすとーん
【タッチストーン】
◇[英]touchstone
○[鉱]試金石。
たっちゅう
【塔頭】
【塔中】
○(1)[仏](禅宗寺院で)祖師(ソシ)または高僧の墓所に建てられ
た塔。
○(2)[仏](転じて)塔の敷地内に建てられた、塔を守る小庵(ショ
ウアン)。
○(3)[仏](転じて)大山(大きな寺)の高僧が住持(ジュウジ)を退
いた後に、山内に隠居した小院。
○(4)[仏](転じて)大山の境内(ケイダイ)にある、子院・寺中(ジチュ
ウ)・末寺・脇寺(ワキデラ)。
◎祖師の死後、弟子が師徳を慕って塔のほとり(頭)に庵(イオリ)
を構えたことから。
◎「ちゅう(頭)」は唐音。
だっちろーる
【ダッチロール】
◇[英]Dutch roll
○[空]航空機が横揺れと横すべりを繰り返しながら左右に蛇行
して飛行すること。また、その異常事態。
たっつぁ
【タッツァ】
◇[伊]tazza
○(イタリア語で)カップ([英]cup)・マグ([英]mug)。
たっつけ
【裁着】
【裁衣】
【立附】
○(1)[服]⇒かるさん(カルサン,軽衫)
○(2)[服]⇒たっつけぱかま(裁着袴,裁衣袴,立附袴)(1)
★たっつけぱかま
【裁着袴】
【裁衣袴】
【立附袴】
○(1)[服]袴(ハカマ)の一種。
膝から下を脚半(キャハン)のように仕立てたもの。
参照⇒きゃはん(脚絆,脚半)(1),しのびよてん(忍び四天)
○(2)[服]⇒かるさん(カルサン,軽衫)
だっと
【DAT】
◇[英]digital audio tape recorder
○[楽][計]音声の記録・再生をPCM方式のディジタル信号を
用いて行うテープレコーダ。
ディジタル式のため従来のアナログ式のものに比べ、雑音や
音の歪みが格段に少ない。
オーディオ用のほか、一部コンピュータのバックアップ用の
外部補助記憶装置としても利用。
だっと
【脱兎】
○(1)逃げるウサギ(兎)。
○(2)(転じて)非常に速いこと。
◎脱兎のごとく,脱兎の勢い
だっとう《だつたう》
【脱刀】
○(1)(個人的に)腰に帯びている刀をはずすこと。
◎刀を抜くことは「抜刀(バットウ)」。
○(2)(制度・慣習としての)刀剣を身につける帯刀(タイトウ)を廃
止すること。
「廃刀(ハイトウ)」とも呼ぶ。
参照⇒はいとうれい(廃刀令)
◎1871(明治 4. 8.)散髪・脱刀が許可される。
だっとさん
【ダットサン】
◇[登録商標]DATSUN
○[交]日産自動車製の小型自動車のブランド名。
◎1930(昭和 5)快進社を母体にダット自動車製造を設立。快進
社の出資者、田健次郎・青山禄郎・竹内明太郎の頭文字DAT
からの命名。
1931. 8. 8(昭和 6)小型乗用車(495cc)ダットソン(DATSON)
を製作。SONは息子の意味。
1932. 3.(昭和 7)SONは「損」に通じるとしてSUN(太陽)
に改め、ダットサンと改称。
1933.12.26(昭和 8)日本産業と戸畑鋳物の共同出資で自動車
製造株式会社を設立。社長鮎川義介。
1934. 6. 1(昭和 9)自動車製造、日産自動車株式会社に社名
変更。ダットサン(722cc)の量産を開始。
1959. 8. 1(昭和34)ダットサンブルーバードを発売。
1981(昭和56)ブランド名「DATSUN」を「NISSAN」に
統一。
2012(平成24)ダットサン・ブランドをインドネシア・インド
・ロシアなどの新興国市場で復活。
だっとら
【ダットラ】
○[俗][交]日産車体社製のダットサントラックの略称・愛称。
★たっとるあん
【タット・ルアン】
◇That Luang
○ラオスの首都ビエンチャン東郊にある同国最大の仏塔。
11月の満月にタット・ルアン祭り(That Luang Festival)が
行われる。
参照⇒ぷらさーぷん(プラサープン)
たつのうま
【竜の馬】
○⇒りゅうめ(竜馬)(1)
★たつのおとしご
【タツノオトシゴ】
【竜落子】
○[魚]ヨウジウオ目(Syngnathiformes)ヨウジウオ科(Syngnath-
idae)の海産の硬骨魚。
「海馬(カイバ,ウミウマ)」とも呼ばれる。
◎産婦が、この雌雄をお守りとして袋に入れて持っているとお
産が軽くすむという。
◎英語:ヒッポキャンパス(hippocampus)。
たつのくち
【竜ノ口】
【龍口】
◇[日]Tatsunokuchi
○神奈川県藤沢市片瀬にある片瀬川(境川)東岸の地名。江の島
の対岸。
日蓮の法難の地として知られ、竜口寺(リュウコウジ)がある。
参照⇒りゅうこうじ(竜口寺,龍口寺)
◎鎌倉時代は幕府の刑場。
1271(文永 8)日蓮が斬罪されそうになる(龍口法難)。
1275(建治元)元使を斬首。
たつのこく
【辰の刻】
○[古]午前7時から午前9時ころ。
参照⇒あじら(アジラ,アジ羅)
たつのこぷろだくしょん
【竜の子プロダクション】
○[経]アニメーション製作会社。
本社は東京都国分寺市。
「みなしごハッチ」,「科学忍者隊ガッチャマン」,「タイムボカ
ン」,「新造人間キャシャーン」などを製作。
◎1962(昭和37)創業。
2005. 7. 2(平成17)大手玩具メーカー「タカラ」が買収。
たつのし
【たつの市】
◇[日]Tatsuno Shi
○兵庫県南西部の市。
◎2005.10. 1(平成17)龍野市と揖保郡(イボグン)の新宮町(シングウ
チョウ)・揖保川町(イボガワチョウ)・御津町(ミツチョウ)の1市3町が合併
して発足。
◎長野県上伊那郡(カミイナグン)には辰野町(タツノマチ)がある。
たつのし
【龍野市】
◇[日]Tatsuno Shi
○[古]兵庫県南西部の市。
◎2005.10. 1(平成17)揖保郡(イボグン)の新宮町(シングウチョウ)・揖
保川町(イボガワチョウ)・御津町(ミツチョウ)の3町と合併して「たつの
市」を発足。
◎長野県上伊那郡(カミイナグン)には辰野町(タツノマチ)がある。
たつのひ
【辰の日】
○[暦]十二支の辰にあたる日。
◎正月の辰の日:⇒かんにち(坎日)
秋の辰の日:⇒そくさいにち(息災日)
たつのまち
【辰野町】
◇[日]Tatsuno Machi
○長野県中南部、上伊那郡(カミイナグン)の町。
参照⇒しだれぐり(シダレグリ,しだれ栗,垂れ栗,枝垂れ栗)
〈面積〉
169.02平方キロメートル(境界未定がある)。
〈人口〉
2000(平成12)2万2,407人。
◎江戸時代、三州街道(伊那街道)の宿場町。
1947(昭和22)町制施行。
1955(昭和30)朝日村を編入。
1956(昭和31)川島村を編入。
1961(昭和36)小野村を編入。
◎兵庫県には「たつの市」がある。
たっぱ
【立端】
【建端】
○(1)[建]建物の高さ。軒の高さ。
○(2)[劇](転じて、大道具で)舞台装置の高さや天井の高さ。
○(3)[俗](転じて)身長・背丈。
参照⇒がたい(がたい,ガタイ)
[1]たっぱー
【タッパー】
◇[英]tupper
○[食]⇒たっぱーうぇあ(タッパーウェア)
[2]たっぱー
【タッパー】
◇Sir Charles Tupper
○[人]カナダの第7代首相(1821. 7. 2〜1915.10.30)。在任:
1896. 5. 1〜1896. 7. 8。
たっぱーうぇあ
【タッパーウェア】
◇[登録商標]Tupperware
○[食]合成樹脂製の、密閉性の高い食品保存容器。
単に「タッパー」とも呼ぶ。
たっぱや
【タッパヤ】
◇[フィンランド語]tappaja
○(フィンランド語で)殺人者・人殺し。
⇒さつじんしゃ(殺人者)
だっばわらー
【ダッバワラー】
◇[ヒンディー語]dabbawallah
○インドの経済都市ムンバイ(Mumbai)で弁当配達に従事するサ
ービス員。
郊外の家庭で朝作られた弁当を、昼までに職場の顧客に配達
する。弁当箱は配達員の間を伝達して荷車・鉄道・自転車など
に幾度か積み替えられながら最終目的地の職場に配達され、ま
た空いた弁当箱はその逆のルートで家庭に返送される。
従事する人の大半の配達員は文字が読めないため、特殊な記
号の組み合せで行われているが、配達は正確でミスはほとんど
ないという。
◎"dabba"は「弁当箱」、"wallah"は「(仕事に従事している)人」
の意味。
1890年代に始まるという、
たっぴかいていえき
【竜飛海底駅】
○[交]青森県東津軽郡(ヒガシツガルグン)三厩村(ミンマヤムラ)龍飛(タッピ)
にある、JR北海道の津軽海峡線の駅。
津軽今別(ツガルイマベツ)駅(今別町)と知内(シリウチ)駅(北海道)の
間。
海面下135メートル。
参照⇒つがるかいきょうせん(津軽海峡線),せいかんとんね
る(青函トンネル)
◎もと知内駅との間に吉岡海底(ヨシオカカイテイ)駅(海面下148メート
ル)があった。
たっぴざき
【竜飛崎】
【龍飛崎】
◇[日]Tappi Zaki
○[地]青森県北西部、津軽(ツガル)半島北端の岬。
津軽海峡の西の入口をなし、対岸の北海道白神岬(シラカミミサキ)
との距離は約18キロメートル。両岬を結ぶ青函トンネルの本州
側の基点。
東津軽郡(ヒガシツガルグン)三厩村(ミンマヤムラ)に属する。
参照⇒せいかんとんねる(青函トンネル)
[1]たっぷ
【タップ】
◇[英]tap
○(1)[他動]タル(樽)などに飲み口をつける。
○(2)タルなどの栓(セン)。
○(3)(水道などのパイプの)蛇口(ジャグチ)・コック([英]cock)
・カラン([蘭]Kraan)・飲み口。
○(4)[機]雌(メ)ネジを切る工具。
雄(オ)ネジの刃が切ってあり、材料の穴に回しながら切り込
んで雌ネジを作る。
一般に三本一組で、一番タップ(先タップ)でネジ道を作り、
二番タップ(中タップ)でネジを刻み、三番タップ(上げタップ)
で仕上げる。
「めねじきり(雌ネジ切り,雌螺子切り,雌螺子切)」とも呼ぶ。
⇔[2]だいす(ダイス)(4)
○(5)[電]テーブルタップの略称。
○(6)[電]トランスやコイルなどの中間に設けた、必要な電圧
や抵抗値に切替えて使用するたるの引き出し接続点。
○(7)[通](電話などの)傍受・盗聴。盗聴装置。
[2]たっぷ
【タップ】
◇[英]tap
○(1)[他動]軽く叩(タタ)く。
○(2)タップダンスの略称。
○(3)[運]ボウリングで第一投目にストライク・コースだったが、
ピンが一本だけ残ってしまうこと。
○(4)[工]鍛造作業に用いる工具。
上タップと下タップとの一対の金型で、丸棒・角棒などを叩
(タタ)いて延(ノ)ばすのに用いる。
[3]たっぷ
【タップ】
◇[英]tip(チップ)
○[運]ビリヤード(玉突き)のキュー(cue)の先端の革製の部分。
参照⇒[2]きゅー(キュー)
たっぷぼっくす
【タップボックス】
◇[英]tap box
○[楽]⇒うっどぶろっく(ウッドブロック)(3)
たっぷみのー
【タップミノー】
◇[英]topminnow
○[魚]カダヤシ(蚊絶やし)の別称。
⇒かだやし(カダヤシ,蚊絶やし)
[1]だっふる
【ダッフル】
◇[英]duffel/duffle
○(1)粗毛ラシャの一種。
両面とも毛羽立てた、厚手の粗(アラ)い毛織物。
コート地・毛布などに用いる。
○(2)(アメリカで)キャンプ用の身回り品一式。衣類・用具な
ど。
◎ベルギーの町名から。
[2]だっふる
【ダッフル】
◇Duffel
○ベルギー北部、アントウェルペン州(Antwerpen Province)北
部の町。
だっぺ
【だっぺ】
○[千葉方言]標準語の「……だよね」に相当する言い方。
参照⇒じゃん(じゃん)
★だっぽうどらっぐ《だつぱふどらつぐ》
【脱法ドラッグ】
○[化]麻薬と同様の幻覚・興奮作用を持つが、法律の規制対象
になっていない物質。
旧称は「合法ドラッグ」。
参照⇒まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
◎2004.12. 2(平成16)厚生労働省、フォクシー(foxy)(5−M
eo−DIPT)とデイトリッパー(Day Tripper)(AMT)を麻
薬取締法上の麻薬に指定することを決定。
★だつほくしゃ
【脱北者】
◇[朝]talbukja(タルプクジャ)
○北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の圧政から国外に脱出した
住民。
◎韓国に亡命した脱北者は、当初は「帰順勇士」と呼ばれて歓迎
されていたが、急増するにつれて厄介者(ヤッカイモノ)のイメージと
なってきたため、2005(平成17)韓国政府は差別解消のため造語
して「新土民(saeteomin)(セトミン)」に呼称変更する。
2008.11.21(平成20)韓国統一省、新土民を使用せずに法律用
語である「北韓離脱住民」を使用すると発表。
だつま
【達摩】
○(1)数珠(ジュズ)に通してある最も大きな玉。親玉(オヤダマ)。
参照⇒じゅず(数珠)(1)
○(2)達磨大師のこと。
⇒だるまだいし(達磨大師)
★たつまき
【竜巻】
◇[英]tornado
○[気]
台風の東方数百キロメートルでも発生しやすい。
参照⇒とるねーど(トルネード)
たつみ
【辰巳】
◇[日]Tatsumi
○(1)東京都江東区(コウトウク)、夢の島の西にある地名。
参照⇒たつみ(辰巳,巽)(2)
○(2)[交]⇒たつみえき(辰巳駅)
たつみ
【辰巳】
【巽】
○(1)方角を十二支で表した名称の一つ。辰と巳の中間で、東
南を示す。
○(2)[歴]江戸深川の遊里。
参照⇒たつみ(辰巳)(1)
◎江戸城の辰巳の方角にあったことから。
〈辰巳の花街〉
富岡八幡宮周辺の仲町・櫓下・裾継・土橋・新地・石場・佃
町の七ヶ所に散在していた。
江戸時代、吉原と並ぶ花街であったが吉原は幕府公認で、辰
巳は非公認の岡場所であった。しかし、吉原が全焼した時、し
ばしば復興までの仮宅(カリタク)となっている。
富岡八幡宮の参詣客の休憩所としてはじまり、1655(明暦元)
料理茶屋の営業が正式に許可になった。元禄年間(1688〜1703)
のころから栄えたが、1798(寛政10)と1842(天保 9)に弾圧を受
け、天保の時は柳橋に移っている。そののち復興し、1907(明
治40)には仲町三業組合ができている。
参照⇒はちまんがね(八幡鐘),おかばしょ(岡場所),さんぎょ
う(三業)
たつみえき
【辰巳駅】
○[交]東京都江東区(コウトウク)辰巳にある、東京地下鉄(東京メト
ロ)有楽町線の駅。
豊洲(トヨス)駅と新木場(シンキバ)駅の間。
たつみげいしゃ
【辰巳芸者】
○[歴]江戸深川の芸者の別称。
「羽織芸者」,「羽織」とも呼ぶ。
参照⇒はおりげいしゃ(羽織芸者)
◎気っぷの良い辰巳芸者。
辰巳の花街:参照⇒たつみ(辰巳,巽)(1)
たつみしょうがつ《たつみしやうぐわつ》
【辰巳正月】
○[暦]⇒ほとけのしょうがつ(仏の正月)(1)
たつみてんじょう《たつみてんじやう》
【辰巳天井】
○[経](株取引で)辰年(タツドシ)・巳年(ミドシ)の相場は、上昇の
限界(天井)で、午年(ウマドシ)には急落するという格言。
◎「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥
固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」
と続く。
たつみやぐら
【巽櫓】
○[歴]皇居(江戸城)桜田二重櫓の別称。
⇒さくらだにじゅうやぐら(桜田二重櫓)
たつやまむら
【龍山村】
◇[日]Tatsuyama Mura
○[古]静岡県西部、磐田郡(イワタグン)の村。
◎2005. 7. 1(平成17)浜松市に編入。
◎磐田郡には竜洋町(リュウヨウチョウ)もあった。
たづら
【田面】
○(1)田のおもて・田の表面。
「田の面(たのも,たのむ)」とも呼ぶ。
○(2)田のほとり。田園。
だっらあだむける
【ダッラ・アダム・ケル】
◇Darra Adam Khel
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)東部のオラクザイ地区(Orakzai Agency)
東部にある中心地。
だつらくし
【脱落歯】
○[医]⇒にゅうし(乳歯)(2)
だつりゅう《だつりう》
【脱硫】
◇[英]desulfurization
○(1)[化]物質中から硫黄単体(硫黄分)または硫黄化合物を除
去すること。
○(2)[工]石油系・石炭系の燃料製造工程で製品の硫黄化合物
を除去すること。
○(3)[工]石油系・石炭系の燃料の排気ガスから大気汚染の原
因となる亜硫酸ガスなどの硫黄化合物を除去すること。
参照⇒すもっぐ(スモッグ)(3)
◎脱硫装置(desulfurization equipment)。
だつりょくほっさ
【脱力発作】
◇[英]cataplexy
○[病]⇒かたぷれきしー(カタプレキシー)
たつるはままち
【田鶴浜町】
◇[日]Tatsuruhama Machi
○[古]石川県中北部、鹿島郡(カシマグン)の町。
◎2004.10. 1(平成16)鹿島郡の中島町(ナカジママチ)・能登島町(ノト
ジママチ)とともに七尾市(ナナオシ)に編入。
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