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                 百   科   辞   書    《たた》     編集:獨  澄旻

-------- たた --------------------------------------------------
★たた
	【タタ】
	◇Tata
	○(1)[経]⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ
	○()
ただあかど
	【多陀阿伽度】
	◇[梵]tathagata
	○[仏]⇒にょらい(如来)
たたえな《たたへな》
	【称号】
	○称えて呼ぶ名。尊称、尊号。
ただおかちょう《ただをかちやう》
	【忠岡町】
	◇[日]Tadaoka Cho
	○大阪府南西部、泉北郡(センボクグン)の町。
ただがお《ただがほ》
	【徒顔】
	○化粧していない顔。素顔(スガオ)・素顔(スッピン)。
たたーがた
	【タターガタ】
	◇[梵]tathagata
	○[仏]⇒にょらい(如来)
たたき
	【三和土】
	○(1)[建]土を固めてつくった土間(ドマ)。
	○(2)[建]コンクリートで仕上げた土間。
	◎「たたきつち」の略。
	 参照⇒[1]たたきつち(敲き土,叩き土,叩土,三和土)(2)
[1]たたきつち
	【叩き土】
	【叩土】
	○[鉱]花崗岩(カコウガン)・安山岩などが風化した土。可溶性珪酸
	(ケイサン)に富む。
	 三河国碧海郡(現:愛知県碧南市)の三州土(サンシュウヅチ)など。
[2]たたきつち
	【敲き土】
	【叩き土】
	【叩土】
	【三和土】
	○(1)[鉱]⇒[1]たたきつち(叩き土,叩土)
	○(2)[建]石灰や赤土などに苦汁(ニガリ)・水を混ぜて土間などに
	塗り、たたき固めたもの。
	 参照⇒たたき(三和土)
ただこえ
	【直越】
	【直越え】
	【直超】
	【直超え】
	○真っ直ぐに越えること。
	 主に奈良県と大阪府の境にある孔舎衙坂(クサカザカ)の峠越えを
	言う。
	 参照⇒ただこえのみち(直越の道,直越えの道)
ただこえのみち
	【直越の道】
	【直越えの道】
	○奈良県と大阪府の境にある生駒山地の孔舎衙坂(クサカザカ)の峠
	を越える道。
	 「くさか(草香,日下)の直越」とも、単に「ただこえ(直越,直越
	え,直超,直超え)」とも呼ぶ。
	 参照⇒くさかざか(孔舎衙坂),ただじ(直道)
	◎もとの河内(カワチ)(現:大阪府東部)と大和(ヤマト)(現:奈良県)と
	を結ぶ道。
たたこんさるたんしーさーびしず
	【タタ・コンサルタンシー・サービシズ】
	◇[英]Tata Consultancy Services
	○[経]インド最大の情報通信(IT)会社。
	 タタ・グループの中核企業の一つ。
	 略称は「TCS」。
	 参照⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ)
ただじ《ただぢ》
	【直道】
	○真っ直ぐな道。
	 主に奈良県と大阪府の境にある孔舎衙坂(クサカザカ)の峠越えの
	道を言う。
	 参照⇒ただこえのみち(直越の道,直越えの道)
たたすちーる
	【タタ・スチール】
	◇[英]Tata Iron and Steel Co.,Ltd.
	○[経]インド最大の鉄鋼会社。
	 タタ・グループの中核企業の一つ。
	 略称は「TISCO」。
	 参照⇒たたもーたーず(タタ・モーターズ)
	◎2007(平成19)英蘭系の鉄鋼大手コーラス(Corus)を買収。
ただすのもり
	【糺の森】
	【糺ノ森】
	◇[日]Tadasu no Mori
	○京都府京都市左京区の下鴨神社(賀茂御祖神社)境内の森。
	 賀茂川と高野川の合流点に近く、
	 古くから納涼(糺の涼み)やホトトギス(時鳥)で有名。
	 参照⇒かもみおやじんじゃ(賀茂御祖神社)
だだちゃ
	【だだちゃ】
	○(山形県庄内地方の方言で)お父さん。
だだちゃまめ
	【だだちゃ豆】
	○[農]山形県庄内地方で生産されている良質のエダマメ(枝豆)
	の品種。
	 サヤ(莢)に入っている豆の数は、大半が2粒で大きい。
	 参照⇒くろさきちゃまめ(黒崎茶豆)
★だーだねるす
	【ダーダネルス】
	◇[英]Dardanelles
	○[ギ神]ダルダノス(Dardanos)の英語名。
だーだねるすかいきょう《だーだねるすかいけふ》
	【ダーダネルス海峡】
	◇[英]the Dardanelles
	○[地]トルコ北西部、エーゲ海(Aegean Sea)とマルマラ海(Sea 
	of Marmara)とを結ぶ海峡。
	 エーゲ海から黒海(Black Sea)に入る要衝で、ヨーロッパと
	アジアを分かつ。長さ61キロメートル。
	 「ダーダネルズ海峡」とも呼ぶ。
	 また、トルコ語で「チャナカレ海峡(Canakkale Bogazi)」とも
	呼ぶ。
	 古代名は「ヘレスポントス([希]Hellespontos)」,「ヘレスポン
	ツス([羅]Hellespontus)」,「ヘレスポント([英]Hellespont)」。
	◎"bogaz"は「のど(throat)」の意味。
だーだねるずかいきょう《だーだねるずかいけふ》
	【ダーダネルズ海峡】
	◇[英]the Dardanelles
	○[地]⇒だーだねるすかいきょう(ダーダネルス海峡)
たたみ
	【畳】
	○(1)たたむこと。
	○(2)[古]敷物の総称。
	○(3)[建]和室の床に敷く、ワラ(藁)を縫い固めた畳床(タタミドコ)
	に畳表(タタミオモテ)を縫(ヌ)いつけた敷物。
	 京間(キョウマ)・田舎間(イナカマ)・団地間など地方・建物によって
	サイズは異なる。
	 参照⇒たたみよせ(畳寄せ,畳寄)
	◎女房とタタミは新しい方がいい
	○(4)草履・雪踏・下駄などの履物の表に貼(ハ)って縫いつける
	もの。
	◎別字、「疂」,「疊」,「疉」。
たたみいわし
	【畳鰯】
	○[食]カタクチイワシの稚魚(シラス)を生のまま、竹の簀(ス)
	などで海苔(ノリ)のように抄(す)いて、薄い板状にして干した食
	品。
	 生のまま干しているので、一度茹(ユ)でてから干す「しらす干
	し」より味が濃い。
	 軽く炙(アブ)って食べる。
	 参照⇒しらすぼし(しらす干し,白子干し,白子乾し)
	◎名前は一説に、一匹々々のシラスが畳表(タタミオモテ)の目のよう
	に見えるからとも、畳表の上で干したからとも。
たたみおもて
	【畳表】
	◇[日]tatamiomote/tatami-omote
	○イグサ(藺草)の茎を麻糸で織(オ)った蓙(ゴザ)。
	 畳床(タタミドコ)の上面に貼(ハ)って縫(ヌ)いつけるもの。
ただみがわ《ただみがは》
	【只見川】
	◇[日]Tadami Gawa
	○[地]尾瀬沼(オゼヌマ)に発源し、福島県南西部を流れて阿賀野
	川(アガノガワ)に合流する川。
	 流域は積雪量多く、上流部には豊富な水量を利用した発電用
	大ダムの奥只見ダム・田子倉ダムなどがある。
たたみよせ
	【畳寄せ】
	【畳寄】
	◇[日]tatamiyose/tatami-yose
	○[建]畳と壁の境目に設ける、水平に取り付けた横木。
	 「よせじき(寄せ敷き,寄敷き,寄敷))」とも、単に「寄せ」とも
	呼ぶ。
	◎壁に柱がある場合、柱と柱の間には入れ、柱自体は畳に接す
	る。
たたもーたーず
	【タタ・モーターズ】
	◇[登録商標]Tata Motors
	○[経]インドの自動車製造会社。
	 タタ・グループの中核企業の一つ。
	 参照⇒たたすちーる(タタ・スチール),たたこんさるたんし
	ーさーびしず(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)
	◎1945(昭和20)設立。
	 2008. 1.(平成20)10万ルピー(約25万円)の低価格車ナノ(Na-
	no)を初公開。
	 2008. 3.26(平成20)フォード・モーター傘下のイギリス高級
	車ブランド、ジャガー(Jaguar)とランドローバー(LAND Rover)
	を買収することで合意と発表。
たたら
	【鑪】
	○[古][冶]踏鞴(タタラ)吹きを行っていた砂鉄精錬場。
	 参照⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
たたら
	【蹈鞴】
	○[冶]足踏み式の大形ふいご(鞴)。
	 参照⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
たたらえき
	【多々良駅】
	○[交]群馬県館林市(タテバヤシシ)日向町(ヒナタチョウ)にある、東武伊
	勢崎線の駅。
	 館林(タテバヤシ)駅と県(アガタ)駅(栃木県足利市)の間。
★たたらおおはし《たたらおほはし》
	【多々羅大橋】
	○[交]広島県と愛媛県を結ぶ斜張橋。全長1,480メートルで、
	世界最長。
たたらせいてつ
	【たたら製鉄】
	【踏鞴製鉄】
	○[冶]古代から行われている、たたら(蹈鞴)で送風して行う和
	鉄製錬法。
	 原料の砂鉄と木炭を炉に入れ、たたらで送風して約1,300度
	以上に熱して精錬する。
	 近代に用いられたベッセマー転炉に比べ、マンガン・リン・
	硫黄などの含有量が少なかった。
	 朝鮮から伝来して中国地方(奥出雲)で発達し、明治中期まで
	日本の産鉄量の6割を産出していた。
	 現在もこの製法で作られた玉鋼(タマハガネ)は日本刀や神社の和
	釘などに用いられる。
	 近年まで「けら押し」,「たたらぶき(踏鞴吹き,踏鞴吹)」と呼ば
	れていた。
	 参照⇒たまはがね(玉鋼),けら(けら),わくぎ(和釘),れんて
	つ(錬鉄,練鉄)(2)
たたらぶき
	【踏鞴吹き】
	【踏鞴吹】
	○[古][冶]⇒たたらせいてつ(たたら製鉄,踏鞴製鉄)
★たたーる
	【タタール】
	◇Tatar
	○(1)[古]韃靼(ダッタン)の古称。
	 ⇒だったん(韃靼)
	○(2)南ロシアからシベリアにかけて居住する北方トルコ系の
	種族。
	◎かつて(1)のタタール(韃靼)の治下にあった関係から。
	○(3)[古]タタール自治共和国の略。現在のタタルスタン共和
	国。
	 ⇒たたるすたんきょうわこく(タタルスタン共和国)
たたーるかいきょう《たたーるかいけふ》
	【タタール海峡】
	◇[英]Tatar Strait、[露]Tatarskiy Proliv
	○[地]⇒まみやかいきょう(間宮海峡)
たたるすたんきょうわこく
	【タタルスタン共和国】
	◇[露]Respublika Tatarstan、[英]the Republic of Tatarstan
	○ロシア連邦共和国内の西部にある一共和国。
	 首都はカザン(Kazan)。
	 ウラル山脈の西方、ボルガ川(Reka Volga)の中流域とその支
	流カマ川(Reka Kama)の下流域を占める。
	 石油などの地下資源が豊富で、南東部にボルガ・ウラル油田
	(第二バクー)の一部があり、石油・機械・化学や林産加工など
	の工業が発達。
	 住民はチュルク語系のタタール語を話すタタール人が48%、
	ロシア人が43%。
	 「タタールスタン共和国」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 6万8,000平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1989(平成元)364万人。
	◎1920(大正 9)ソビエト連邦内のロシア連邦共和国に属するタ
	タール自治共和国(the Tatar Autonomous Soviet Socialist 
	Republic)。
	 1990(平成 2)主権宣言を行い現名に改称。
	 1994(平成 6)ロシア連邦と独自に国家権限分掌の条約を締結。
たたーるすたんきょうわこく
	【タタールスタン共和国】
	◇[英]the Republic of Tatarstan
	○⇒たたるすたんきょうわこく(タタルスタン共和国)
たたーるぞく
	【タタール族】
	【塔塔爾族】
	【塔塔尓族】
	◇[中]Tata'er Zu(塔塔爾族)/Tata'erzu
	○中国の少数民族の一つ。
	 中国北西部の新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
	er Zizhiqu)(東トルキスタン)に居住するタタール人。
	◎塔吉克族(Tajike Zu)はタジク族。
ただれ
	【ただれ】
	【爛れ】
	○(1)(皮膚が)ただれること。
	○(2)ただれている状態。
	 参照⇒しっしん(湿疹)
	○(3)ただれている所・ただれている患部(カンブ)。
たち
	【白子】
	○[食](北海道で)スケトウダラ(介党鱈)の精巣・しらこ(白子)。
	 「たつ(白子)」とも呼ぶ。
だち
	【ダチ】
	○[古][俗]⇒だちこう(ダチ公)
だちあ
	【ダチア】
	◇Dacia
	○(1)[歴]⇒だきあ(ダキア)
	○(2)[経]ルーマニアの自動車製造会社。ルノーの子会社。
	 小型車ロガン(Logan)などを製造。
たちあいがわえき《たちあひがはえき》
	【立会川駅】
	○[交]東京都品川区東大井2丁目にある、京浜急行(ケイヒンキュウコウ)
	本線の駅。
	 鮫洲(サメズ)駅と大森海岸駅の間。
たちあらいひこうじょう《たちあらひひかうぢやう》
	【大刀洗飛行場】
	○[歴][軍]福岡県中央部にあった旧陸軍の飛行場。
	 面積約152万平方メートル。
	◎1919(大正 8)現在の朝倉市・三井郡(ミイグン)大刀洗町・朝倉
	郡(アサクラグン)筑前町にまたがる地に建設。
	 第二次世界大戦末期、特攻機地となる。
	 2009.10. 3(平成21)筑前町町立大刀洗(タチアライ)平和記念館が
	開館。
たちあらいまち《たちふらひまち》
	【大刀洗町】
	◇[日]Tachiarai Machi
	○福岡県中央部、三井郡(ミイグン)の町。
★たちうお《たちうを》
	【タチウオ】
	【太刀魚】
	◇[英]hairtail
	○[魚]スズキ目(Perciformes)タチウオ科(Trichiuridae)の海
	産の硬骨魚。
	 形は太刀のように細長く、全長1.5メートルに達する。体は
	銀白色で、ウロコ(鱗)がない。
	 立って泳ぎ、背ビレ(鰭)が発達して頭の後方から尾端まで届
	き、尾ビレと腹ビレは退化。ときに捕食のため、海面から垂直
	に飛び出ることもある。
	 食用となり、6〜10月が漁期。
	 体表面のグアニン箔は模造真珠に光沢をつける原料となる。
だちぇす
	【ダチェス】
	◇[英]duchess
	○(1)公爵夫人。
	◎イギリス以外の公爵夫人は「プリンセス(princess)」。
	○(2)ヨーロッパ内の公国や小国の女公爵や王妃。
	◎一般に、大国に守られた小国の女公爵・王妃は「プリンセス」
	と呼ばれる。
たぢからおのみこと《たぢからをのみこと》
	【手力男命】
	【手力雄命】
	○[日本神話]⇒あまのたぢからおのみこと(天手力男命,天手力
	雄命)
たちかわ《たちかは》
	【立川】
	◇[日]Tachikawa
	○(1)⇒たちかわし(立川市)
	○(2)⇒たちかわまち(立川町)
	○(3)[交]⇒たちかわえき(立川駅)
たちかわえき《たちかはえき》
	【立川駅】
	○[交]東京都立川市の東南部にある、JR中央線・青梅線・南
	武線の駅。
	 中央線:国立(クニタチ)駅と日野駅の間。
	 青梅線:西立川駅の次で、ターミナル駅。
	 南武線:西国立駅の次で、ターミナル駅。
	◎西武拝島線(ハイジマセン)には西武立川駅がある。
	 多摩都市モノレールには立川南駅・立川北駅がある。
たちかわきち《たちかはきち》
	【立川基地】
	○[歴][軍]東京都立川市と昭島市(アキシマシ)にまたがって存在し
	ていたアメリカ軍の基地・飛行場。
	 参照⇒すながわじけん(砂川事件)
	◎1922(大正11)立川飛行場がつくられ、陸軍飛行第五連隊とな
	る。
	 昭和になり、陸軍航空技術本部・石川島飛行機製作所(立川
	飛行機)などが設置。
	 1977(昭和52)日本に返還。東京都の広域防災基地、陸上自衛
	隊立川駐屯地、昭和記念公園などとなる。
たちかわこうちしょ《たちかはこうちしよ》
	【立川拘置所】
	○東京都立川市泉町(イズミチョウ)にある拘置所。
	 全3棟、一室定員6人の共同室が48室、単独室が700室。
	 PFI方式を活用。
	 参照⇒ぴーえふあい(PFI)
	◎2007. 3.(平成19)米軍立川基地跡地に着工。
	 2009. 3.(平成21)完成。
たちかわし《たちかはし》
	【立川市】
	◇[日]Tachikawa Shi
	○東京都西部の市。
	 昭和記念公園がある。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)24平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)13万8,000人。
	◎立川基地:⇒たちかわきち(立川基地)
	 もと立川飛行機の下請として機械・金属工業関係の協力工場
	や家内工場が多かったが、立川基地返還後はしだいに自動車の
	修理工場などに転換していった。
	 もと伝染病院があった。
	〈立川氏〉
	 武蔵七党の一つ、西党の日奉(ヒマツリ)氏の出。
	 1590(天正18)小田原北条氏とその氏族八王子北条氏の滅亡と
	ともに滅ぶ。
	 参照⇒むさししちとう(武蔵七党)
	◎山形県東田川郡(ヒガシタガワグン)には立川町(タチカワマチ)がある。
たちかわだんそうたい《たちかはだんそうたい》
	【立川断層帯】
	◇[日]Tachikawa Dansotai
	○[地]東京都と埼玉県にまたがり、南東から北西に走る活断層。
	長さ約33キロメートル。
	 東京都府中市から立川市・青梅市を経て埼玉県飯能市(ハンノウシ)
	名栗地区(ナグリチク)に至る。
	◎名栗地区の旧住所は入間郡(イルマグン)名栗村(ナグリムラ)。
たちかわひこうじょう《たちかはひかうじやう》
	【立川飛行場】
	○[歴]⇒たちかわきち(立川基地)
たちかわまち《たちかはまち》
	【立川町】
	◇[日]Tachikawa Machi
	○山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の町。
	◎東京都には立川市がある。
たちかわりゅう《たちかはりう》
	【立川流】
	○[仏]真言密教の異端とされる一派。
	 陰陽男女の交合を即身成仏として信仰の中心に位置付ける。
	陰陽道が混入した淫祀邪教の要素が強い。
	 「真言立川流」とも呼ぶ。
	◎真言宗醍醐(ダイゴ)三宝院流の祖勝覚(ショウカク)の俗弟、仁寛(ニ
	ンカン)(のち蓮念)が平安末期に始め、武蔵国立川の陰陽師が習い
	広めたことからこれを後世「立川流」と呼ばれるようになった。
	 鎌倉末(14世紀)弘真(コウシン)(のち文観<モンカン>)により大成され
	て興隆。正統的真言宗から異端として弾圧され、慶長以後、邪
	教として取締りをうけてほとんど絶えた。
	 浄土宗や浄土真宗(一向宗)にも影響を与えている。
	◎天台宗の玄旨帰命壇(ゲンシキミョウダン)と対比される。
	 参照⇒げんしきみょうだん(玄旨帰命壇)
たちきかんのん《たちきくわんおん》
	【立木観音】
	○(1)福島県河沼郡(カワヌマグン)会津坂下町(アイヅバンゲマチ)にある
	恵隆寺(エリュウジ)の本尊の十一面千手観音の通称。
	 弘法大師がカツラ(桂)の大樹に彫刻。高さ8.5メートル。
	○(2)⇒ちゅうぜんじ(中禅寺)
だちきゅうしゃかん《だちきうしやくわん》
	【駄知旧車館】
	○[交]岐阜県土岐市(トキシ)駄知町(ダチチョウ)にある、国内外のオ
	ールドカーの民間展示施設。
	 一週間ほど前に予約が必要。
	 電話は0572-59-2161。
	◎2012. 5.18(平成24)開館。
だちこう
	【ダチ公】
	○[古][俗]友達・仲間。特に、遊び仲間。
	 昭和中期に不良グループが使い始め、やかで学生など一般の
	若い人にも使用された。
	 単に「ダチ」とも呼ぶ。
	◎「友達」の「だち」に親しみを意味する「公」が付いたもの。
たちこぎ
	【立ち漕ぎ】
	○[交]自転車の乗り方の一つ。
	 やや急な上り坂を進むとき、サドルから腰を浮かし、体重を
	かけてペダルを踏み込みながら進むこと。
	 参照⇒けんけんのり(けんけん乗り)
たちじゃこうそう《たちじやかうさう》
	【タチジャコウソウ】
	【立麝香草】
	○[植]⇒[2]たいむ(タイム)(1)
たちすじ《たちすぢ》
	【太刀筋】
	○(1)太刀の使い方。太刀の使い方のくせ(癖)。
	◎(相手の)太刀筋を読む
	○(2)太刀の使い方の素質。
	◎太刀筋がよい
	○(3)太刀先・剣先(ケンサキ)。
たちねぷた
	【たちねぷた】
	【立佞武多】
	○青森県五所川原市(ゴショガワラシ)の夏祭り。
	 長年中断していたが、旧家から明治・大正期の山車(ダシ)の
	 参照⇒ねぶた(ねぶた)
	設計図が発見されて、1996(平成 8)復活。
	◎青森市の祭りは「ねぶた」、弘前市(ヒロサキシ)の祭りは「ねぷた」、
	黒石市は「黒石ねぷた」。
たちのうらかいがん
	【太刀浦海岸】
	◇[日]Tachinoura Kaigan
	○福岡県北九州市門司区(モジク)、門司半島北東部の地名。瀬戸
	内海の壇ノ浦(ダンノウラ)に面する海岸部。西部は田野浦海岸(タノウ
	ラカイガン)に続く。
たちはき
	【タチハキ】
	【帯刀】
	○[植]ナタマメ(鉈豆)の別称。
	 ⇒なたまめ(ナタマメ,鉈豆,刀豆)
たちはき
	【帯刀】
	◇[日]tachihaki
	○(1)太刀(タチ)を佩(ハ)くこと・太刀を帯(オ)びること。
	 「たてはき(帯刀)」,「たいとう(帯刀)」とも呼ぶ。
	○(2)[歴]古代、春宮坊(トウグウボウ)の舎人監(トネリノツカサ)の役人で、
	太刀を差して皇太子(春宮)の護衛にあたった武官。
	 舎人の中から武芸に優れた者が任じられた。
	 「たてはき(帯刀)」,「たてわき(帯刀)」,「たちはきのとねり(帯
	刀舎人)」とも呼ぶ。
★たちばな
	【タチバナ】
	【橘】
	◇[学]Citrus tachibana
	○[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)ミカン属
	(Citrus)の常緑小高木。日本原産。
	 初夏、芳香のある白色の五弁花を開く。
	 「ニホンタチバナ(日本橘)」,「ヤマトタチバナ(大和橘)」とも
	呼ぶ。
	◎ひな段飾りでは向かって左で、右は桜(古くは桃)。
	◎文部省唱歌『鯉のぼり』:橘かをる朝風に/高く泳ぐや鯉の
	ぼり。
	 唱歌『夏は来ぬ』:橘の薫るのきばの/窓近く蛍飛びかひ/
	おこたり諌(イサ)むる、夏は来ぬ。
	◎タチバナの名の付く植物。
	〈ムクロジ目ミカン科〉
	 ヒメタチバナ(姫橘):⇒きんかん(キンカン,金柑,金橘)
	〈ツツジ目(Ericales)ヤブコウジ科(Myrsinaceae)〉
	 ヤマタチバナ(山橘):⇒やぶこうじ(ヤブコウジ,藪柑子)
	 カラタチバナ(唐橘):⇒からたちばな(カラタチバナ,唐橘)
たちばな
	【橘】
	○(1)[植]⇒たちばな(タチバナ,橘)
	○(2)⇒たちばなちょう(橘町)
	○(3)姓氏の一つ。
	 ⇒たちばなし(橘氏)
	○(3)紋所(モンドコロ)の一つ。
	 タチバナの花・実・葉をかたどったもの。
	◎井桁に橘:日蓮宗の寺紋(日蓮宗橘紋)。
★たちばなし
	【橘氏】
	◇[日]Tachibana Shi
	○姓氏の一つ。四姓(シセイ)の一つ。
たちばなちょう《たちばなちやう》
	【橘町】
	◇[日]Tachibana Cho
	○[古]山口県南東部、大島郡(オオシマグン)にあった町。
	◎2004.10. 1(平成16)久賀町(クカチョウ)・大島町(オオシマチョウ)・東和
	町(トウワチョウ)・橘町の4町が合併して周防大島町(スオウオオシマチョウ)を
	発足。
たちひざ
	【立ち膝】
	○(1)膝を折って座っている姿勢から、両膝を着いて腰を浮き
	上がらせること。また、その姿勢。
	 参照⇒ひざおくり(膝送り)
	○(2)膝を折って座っている姿勢から、片膝を着き、他の膝は
	折ったままで立てて腰を浮き上がらせること。また、その姿勢。
	 「片膝立ち(かたひざたち,かたひざだち)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おりしき(折敷),かたひざたて(片膝立て)
	◎(1)はすぐまた座れるように、(2)はすぐ立ち上がれるように
	する行動途中の姿勢。
たちまちぐさ
	【タチマチグサ】
	【立待草】
	○[植]ゲンノショウコの別称。
	 ⇒げんのしょうこ(ゲンノショウコ,現の証拠,験の証拠)
だーちゃ
	【ダーチャ】
	◇[露]dacha
	○ロシアで、田舎にある別宅・別荘。
	 富裕層でなくとも持っている。
	◎ロシア文字では"дача"。
たちやく
	【立役】
	○[劇]歌舞伎の役柄の一つ、主要な男役の総称。また、これを
	専門とする俳優の総称。
	 「たてやく(立役)」,「立役者」とも呼ぶ。
	◎初めは舞台に座って演奏する地方(ジカタ)・囃子方(ハヤシカタ)に
	対して、立って舞う立方(タチカタ)である俳優全体を指していた。
	 のち女歌舞伎の禁制後は女形(オンナガタ)・子役以外の男役の総
	称になった。
	 さらに老役(フケヤク)・若衆役・敵役(カタキヤク)・道外方(ドウケガタ)
	を除く、善人の男役の総称となった。
	 実事師など善人の男役は、多く一座の幹部が演じるところか
	ら、現在では幹部俳優を指す。
たちやなぎ
	【タチヤナギ】
	【立柳】
	◇[学]Salix subfragilis
	○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
	ナギ属(Salix)の落葉小高木。
	高さ10〜15メートル。雌雄異株。
	 早春、葉とほぼ同時に雌雄の花穂を別株に生じ、雄花は黄色
	で雌花は淡緑色。
たちやま
	【立山】
	◇[日]Tachiyama
	○[地]⇒たてやま(立山)(1)
★だちょう《だてう》
	【ダチョウ】
	【駝鳥】
	◇[学]Struthio camelus、[英]ostrich(オストリッチ)
	○[鳥]ダチョウ目(Struthioniformes)ダチョウ科(Struthion-
	idae)ダチョウ属(Struthio)の鳥。現生鳥類としては最大。
	 アフリカ・アラビアの草原に生息。
	 足指(趾)は2本。
	 食肉のために飼育し、革や羽根も利用する。
	 「アフリカダチョウ(阿弗利加駝鳥)」とも呼ぶ。
	 江戸時代、「鳳五郎(ホウゴロウ)」とも呼ばれた。
	 参照⇒おすとりっちふぇざー(オストリッチ・フェザー)
	◎レア(アメリカダチョウ)の足指(趾)は3本。
	 参照⇒[3]れあ(レア)
たちわき
	【立ち涌き】
	【立涌】
	◇[日]tachiwaki
	○公家が用いる有職(ユウソク)文様の一種。
	 向い合った二本の波形曲線で、ふくれた個所とすぼまった箇
	所が縦に連続しているもの。
	 ふくれた個所の空間に雲・菊・藤などを配し、雲立涌・菊立
	涌・藤立涌・笹立涌・躑躅(ツツジ)立涌などと呼ぶ。
	 
	 「たてわき(立て涌き,立涌)」,「たてわく(立て涌く,立涌)」と
	も呼ぶ。
	◎「湧き立つ(雲)」に見立てた名称。
たーちん
	【ターチン】
	【大慶】
	◇[中]Daqing、[英]Taching
	○⇒たいけいし(大慶市)
だちん
	【駄賃】
	○(1)駄馬による荷物移送の運賃。運び賃。
	 参照⇒だば(駄馬)(1)
	◎行き掛けの駄賃:⇒いきがけのだちん(行き掛けの駄賃)
	○(2)(転じて)品物を送り届けに対して与える金銭。
	○(3)ちょっとした労力に対して与える報酬(ホウシュウ)。使い賃。
	○(4)(特に、子供に対し)お使いや手伝いをしたときに与える
	褒美(ホウビ)としての金銭・物品・菓子など。
	 「お駄賃(御駄賃)」とも呼ぶ。
たーちんし
	【ターチン市】
	【大慶市】
	◇[中]Daqing Shi、[英]Taching City
	○⇒たいけいし(大慶市)
たつ
	【辰】
	○(1)十二支(ジュウニシ)の第5。りゅう(竜,龍)。
	○(2)[暦]十二支の5番目にあたる年や日。辰年(タツドシ)または
	辰の日。
	 参照⇒たつのひ(辰の日)
	◎龍(辰)は中国皇帝の象徴であることから、中国では富の象徴
	ともされ、辰年の出生率は他の年より5%ほど高い。
	○(3)方位を十二支に配した、東南東の方角。
	○(4)辰の刻。
	 ⇒たつのこく(辰の刻)
たつ
	【白子】
	○[食]⇒たち(白子)
だつ
	【ダツ】
	【駄津】
	◇[学]Strongylura anastomella、[英]Pacific needlefish
	○[魚]ダツ目(Beloniformes)ダツ科(Belonidae)ダツ属(Stron-
	gylura)の海産の硬骨魚。
	 体長約1メートル。体形は細長くて側扁し、吻(フン)は突出し
	て嘴(クチバシ)状となり、両顎に鋭い歯がある。体色は背側が青
	緑色、腹側は銀白色。
	 北太平洋西部の温帯域、北海道から九州・朝鮮半島・中国
	(渤海・黄海・東シナ海)の沿岸表層に生息。
	 食用。
だつあにゅうおう《だつあにふおう》
	【脱亜入欧】
	【脱亞入歐】
	○[歴]アジアの遅れた古い思想から脱して、進んだ西欧思想を
	取り入れて近代化し欧米諸国の仲間入りをするというスローガ
	ン。また、その考え方。
	 19世の日本の基本政策の一つ。
	 20世紀に入ると主に経済面から「興亜」も叫ばれるようになり、
	また国粋主義が台頭し、アジアから欧米勢力を排除して日本を
	中心とする大東亜共栄圏の樹立を目指そうと180度転換した。
	 参照⇒ふこくきょうへい(富国強兵)
	◎「脱亜」は1885(明治18)出版の『脱亜論』(福澤諭吉の著作と
	目されている)に始まる。
	 「入欧」は外務卿井上馨(カオル)の欧化政策に始まる。
	 参照⇒ろくめいかんじだい(鹿鳴館時代)
だついっさいしゅじょうせいき《だついつさいじゆじやうせいき》
	【奪一切衆生精気】
	○[仏]十羅刹女の一神。
	 ⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
だつえ
	【奪衣】
	○[仏]⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
だつえき
	【奪衣鬼】
	○[仏]⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
だつえば
	【奪衣婆】
	【脱衣婆】
	○[仏]鬼婆の一つ。
	 三途(サンズ)の川のほとりにある衣領樹(エリョウジュ)の下にいて、
	亡者(モウジャ)の衣類を剥(ハ)ぎ取って、樹上の懸衣翁(ケンエオウ)に
	渡すという老女の鬼。
	 懸衣翁はその衣類を衣領樹にかけ、枝のしなり具合で罪の軽
	重を定めるという。
	 「懸衣嫗(ケンエウ)」,「葬頭河婆(ショウズカノババ)」,「三途河(ソウズガワ)
	の婆」,「奪衣鬼」,「奪衣」とも呼ぶ。
	◎中国で成立した偽経である十王経などに見える。
	 日本では民間信仰と習合(シュウゴウ)し、道祖神の姥神として祭
	られたりする。
	 参照⇒ぐしょうしん(倶生神)
	◎ギリシア神話での三途の川ステュクス(Styx)(アケローン川)
	と渡し守のカローン(Charon)の話に似ている。
だっか
	【ダッカ】
	◇Dhaka、[英]Dacca
	○(1)(Dhaka Division)⇒だっかしゅう(ダッカ州)
	○(2)(Dhaka District)⇒だっかけん(ダッカ県)
	○(3)バングラデシュ人民共和国の首都。ダッカ州の州都、ダッ
	カ県の県都。
	 北緯23.70°、東経90.39°の地。
	 ブリガンガ川(the Burhi Ganga River)の北岸。
	〈人口〉
	 1974(昭和49)173万人。
	 1981(昭和56)345万8,000人。
	 1991(平成 3)511万1,200人。
だっかい《だつくわい》
	【脱灰】
	◇[英]decalcification
	○[医]歯の硬組織(エナメル質・セメント質・象牙質)からカル
	シウムが溶失する現象。
	 口中の微生物が歯に付着した食物残渣(ザンシ)を発酵してでき
	る酸に侵食されること。
	 軽度では唾液中のカルシウムで再石灰化するが、放置すると
	やがて虫歯になる。
	 参照⇒むしば(ムシ歯,虫歯,齲歯),さんしょくし(酸蝕歯)
だっかけん
	【ダッカ県】
	◇[英]Dhaka District/Dacca District
	○バングラデシュ中部・北部、ダッカ州(Dhaka Division)中南
	部の県。
	 県都はダッカ。
	〈面積〉
	 1,439平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)616万4,000人。
	 2004(平成16)859万6,800人。
だっかしゅう《だつかしう》
	【ダッカ州】
	◇[英]Dhaka Division/Dacca Division
	○バングラデシュ中部・北部の州。北東部をシレット州(Sy-
	lhet Division)に接し、北部をインドに隣接。
	 州都はダッカ。
たつがねさん
	【田束山】
	◇[日]Tatsugane San
	○[地]宮城県北東部、本吉郡(モトヨシグン)歌津町(ウタツチョウ)北部に
	ある山。標高512メートル。
だっかんさ
	【脱感作】
	◇[英]desensitization
	○[医]アレルギー患者に対して微量の抗原(アレルゲン)を注射
	し、次第に増量しながら定期的に繰り返し、その抗原に対する
	過敏性を低下させること。また、それによるアレルギー治療。
	 気管支喘息・蕁麻疹(ジンマシン)・アレルギー性鼻炎などに有効。
	 「除感作(ジョカンサ)」,「減感作(ゲンカンサ)」,「脱感作療法」,「減感作
	療法」,「免疫療法(immunotherapy)」とも呼ぶ。
	 ⇔かんさ(感作)
	 参照⇒あれるぎー(アレルギー)(1)
だっかんさりょうほう《だつかんされうはふ》
	【脱感作療法】
	◇[英]desensitization
	○[医]⇒だっかんさ(脱感作)
★だっき
	【妲己】
	◇[中]Da Ji/Daji
	○[人]古代中国、殷(Yin)(イン)の紂王(Zhou Wang)(チュウオウ)が有
	蘇氏(Yousu Shi)を討って得た寵妃(チョウヒ)。
	 火あぶりの刑を見て喜んだという。
	 参照⇒きゅうびのきつね(九尾の狐)(2)
★たっきゅう《たくきう》
	【卓球】
	◇[英]table tennis
	○[運]長方形の卓の中央に網をはって球を打ち合う、テニスに
	似た室内競技。
	 球の色は白で、現在はオレンジ色もある。
	 卓球台の色は濃い緑色で、現在は濃い青色のものもある。
	 参照⇒ぴんぽん(ピンポン)
	◎昭和中期、温泉場の娯楽室には将棋盤(ショウギバン)・碁盤(ゴバ
	ン)とともに卓球台が必ずあった。
たっきゅうびん《たくきふびん》
	【宅急便】
	○[経][交]ヤマト運輸の宅配便名。
だっきんぐ
	【ダッキング】
	◇[英]ducking
	○(1)(ひょいと)水にもぐること・水につけること。
	○(2)頭または体を急にかがめること。
	○(3)ずぶぬれ。
	 参照⇒だっきんぐすつーる(ダッキングスツール,ダッキング
	・スツール)
	○(4)[運]ボクシングで、相手の攻撃を、素早く上体をかがめ
	てかわすこと。
	○(5)カモ猟。
だっきんぐすつーる
	【ダッキングスツール】
	【ダッキング・スツール】
	◇[英]ducking stool(ダッキングストゥール)
	○[歴]水責めの一種。
	 棒の先に椅子を吊るし、罪人を座らせて縛り付け、テコ(梃
	子)で上下させて水中に入れたり出したりして、自白を強要す
	る道具。
	 昔、魔女裁判などで用いられた。
	 「ダッキングストール」とも呼ぶ。
	 参照⇒まじょさいばん(魔女裁判)
	◎名前はスツールだが、背もたれのあるものが多い。
だっきんぐすとーる
	【ダッキングストール】
	【ダッキング・ストール】
	◇[英]ducking stool
	○[歴]⇒だっきんぐすつーる(ダッキングスツール,ダッキング
	・スツール)
だっく
	【ダック】
	◇[英]duck
	○(1)[鳥]⇒かも(カモ,鴨)
	○(2)[鳥](domestic duck)⇒あひる(アヒル,家鴨,鶩)
だっぐあうと
	【ダッグアウト】
	◇[英]dugout
	○⇒だぐあうと(ダグアウト)
たつくし
	【竜串】
	◇[日]Tatsukushi
	○高知県南西部、土佐清水市南部の地名。
	 南部を太平洋に面する。
	 千尋岬西方にある景勝地で、足摺宇和海国立公園に含まれ、
	竜串海中公園がある。
だっくすふんと
	【ダックスフント】
	◇[独]Dachshund
	○[哺]ドイツ原産の犬の品種。胴が長く四肢の短いのが特徴。
	 もとアナグマ(Dachs)・キツネ・ウサギ・鳥などの猟犬に使
	用され、現在は愛玩用。
	◎ドイツ語の発音では「ダクスフント」。
たっくすへいぶん
	【タックスヘイブン】
	【タックス・ヘイブン】
	◇[英]tax haven
	○[経]法人税や利子配当の源泉課税などが非課税か、他国に比
	べて極端に低率の課税の国または地域。
	 外国企業の国際取引に税制上の優遇措置を与えたり、自国に
	子会社の設立を認可して税金の回避に利用させるもの。
	 中南米やアジア・ヨーロッパの小国に多い。
	 「租税回避地」,「税金避難地」,「税避難地」とも呼ぶ。
	◎2016(平成28)パナマ文書、公開。
	◎「ヘイブン」は「避難所・避難港」の意味。
だっくひっこしせんたー
	【ダック引越センター】
	○[経]引越し運送業者の一社。
	 本社は東京都府中市。
たづくり
	【田作り】
	【田作】
	○(1)田を耕作すること。また、その人。
	○(2)[食]ゴマメの別称。
	 ⇒ごまめ(ゴマメ,五万米,田作)
	◎新年の季語。
たっけい
	【磔刑】
	○はりつけ(磔)の刑罰。
たっけんほう《たくけんはふ》
	【宅建法】
	○[法]宅地建物取引業法の略称。
たつごうちょう《たつがうちやう》
	【龍郷町】
	◇[日]Tatsugo Cho
	○鹿児島県南部、大島郡(オオシマグン)の町。
	 奄美大島(アマミオオシマ)の北東部に位置し、東西を奄美市(旧:名
	瀬市<ナゼシ>)に接する。
	〈面積〉
	 82.06平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)6,002人。
	◎1975(昭和50)町制施行。
だっこくき
	【脱穀機】
	◇[英]threshing machine
	○[農]穀類の脱穀に使用する機具の総称。
	 「スレッシャー(thresher)」とも呼ぶ。
	◎江戸時代:参照⇒からさお(殻竿,唐棹,連枷)
だっこちゃん
	【だっこちゃん】
	○[古]黒人の子供をモデルにした人形。空気でふくらませたビ
	ニール製。C字形になった人形の両手を使って、人の二の腕な
	どに取り付けることができる。
	◎1960. 4.(昭和35)玩具メーカのタカラから発売され、累計600
	万体を売る大ブームとなった。
	 1989(平成元)人権保護団体などから黒人差別を象徴している
	と批判を受け販売中止。
	 2001. 3.16(平成13)腰ミノを取り、「ウインキー」名で7色揃
	えて新発売する。
	 2010. 8. 3(平成22)タカラトミーアーツ、背に羽根をつけた
	ピンクの「だっこちゃん天使」などビニールマスコットVINK
	YS(ビインキーズ)7種類を発売。
	 参照⇒ちびくろさんぼ(ちびくろさんぼ)
たっこまち
	【田子町】
	◇[日]Takko Machi
	○青森県南東、三戸郡(サンノヘグン)の町。
	 良質のニンニクの産地として知られる。
だっさい
	【獺祭】
	◇[中]taji
	○[哺]カワウソ(川獺)の別称。
	 ⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
だっさいぎょ
	【獺祭魚】
	◇[中]tajiyu
	○[哺]カワウソ(川獺)の別称。
	 ⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
	◎中国では、獲(ト)った魚を川岸に、祭祀の供物のように並べ
	るという。
[1]だっじ
	【ダッジ】
	◇Dodge
	○(Dodge County)⇒だっじぐん(ダッジ郡)
[2]だっじ
	【ダッジ】
	◇[登録商標]Dodge
	○[交]ダイムラー・クライスラー社のクライスラー部門が製造
	する中級車のブランド名。
	 「ダッヂ」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]くらいすらー(クライスラー)(1)
	◎ダッジ・デュランゴ(Durango):スポーツ用多目的車(SUV)。
	 ダッジ・ダコタ(Dakota):小型トラック。
	 ダッジ・ストラトス(Stratus)。
	 ダッジ・キャラバン(Caravan)。
だっじぐん
	【ダッジ郡】
	◇[英]Dodge County
	○アメリカ合衆国中央部、ネブラスカ州(Nebraska State)東部
	の郡。東部をワシントン郡(Washington County)、南東端をダ
	グラス郡(Douglas County)に接する。
	 郡都はフレモント(Fremont)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)3万5,853人。
	 1990(平成 2)3万4,500人。
	 2000(平成12)3万6,160人。
だっしにゅう
	【脱脂乳】
	◇[英]skim milk/skimmed milk
	○[食]⇒すきむみるく(スキムミルク)
だっしふんにゅう
	【脱脂粉乳】
	◇[英]skim milk powder
	○[食]スキムミルク(脱脂乳)から作った粉乳。
	 水で戻して飲んだり、乳製品や菓子類の加工原料にする。
だっじむ
	【ダッジム】
	◇[英]dodgems/dodgem car
	○⇒だーじゃむ(ダージャム)
だっしゅえいと
	【DASH8】
	【DHC−8】
	○[空]カナダ・ボンバルディア(Bombardier)社製の航空機。
	◎DASH8−100型:高速双発プロペラ機。短胴、55人乗
	り。
	 DASH8−400型(Q400):高速双発プロペラ機。75
	人乗り。日本ではYS−11の後継機として各社が導入。
たっしりいせき《たつしりゐせき》
	【タッシリ遺跡】
	◇[英]the site of Tassili
	○[歴]⇒たっしりなじぇーるいせき(タッシリナジェール遺跡)
たっしりなじぇーる
	【タッシリナジェール】
	◇Tassili n'Ajjer/Tassili-n-Ajjer
	○[地]北アフリカのサハラ砂漠中央、アルジェリア東部にある
	高地。
	 タッシリナジェール遺跡がある。
	 参照⇒たっしりなじぇーるいせき(タッシリナジェール遺跡)
たっしりなじぇーるいせき《たつしりなじえーるゐせき》
	【タッシリナジェール遺跡】
	◇[英]Tassili-n-Ajjer site
	○[歴]サハラ砂漠のタッシリナジェールに点在する古代の壁画
	遺跡。世界遺産。
	 新石器時代初期(約8千年前)から紀元初めころまでの、狩り
	や踊る人間、野生動物などの岩壁絵画1万5千点がある。
	 サハラ砂漠がかつては緑におおわれて不毛の地ではなかった
	ことが明らかとなった。
	 「タッシリ遺跡」とも呼ぶ。
	◎1909(明治42)フランスのコルティエ(Cortier)が発見。
	 1933(昭和 8)ブルナン(Charles Brenans)が調査。
	 1956(昭和31)フランスのアンリ・ロート(Henri Lhote)らが
	調査。
	 1982(昭和57)遺跡周辺の生態系とともに世界遺産の複合遺産
	に登録。
だっすいそこうそ《だつすいそかうそ》
	【脱水素酵素】
	◇[独]Dehydrogenase、[英]dehydrogenase
	○[生化]⇒でひどろなーぜ(デヒドロゲナーゼ)
たっせる
	【タッセル】
	◇[英]tassel
	○(1)房状のもの。
	○(2)毛糸や絹などを撚(ヨ)り合せた房飾(フサカザ)り。飾り房。
	 衣類・帽子やカーテンなどの端につけて飾りにするもの。
	 参照⇒ぽんぽん(ポンポン)(1)
	○(3)[植](トウモロコシなどの)房毛。
	○(4)本に付いているリボン状のしおり(栞)。
だっせんげーむ
	【脱線ゲーム】
	○[TV]⇒そこぬけだっせんげーむ(底抜け脱線ゲーム)
だっせんとりお
	【脱線トリオ】
	○[TV]昭和中期に活躍したお笑いトリオ。
	 由利徹(ユリ・トオル)(1921. 5.13〜1999. 5.20)。
	 南利明(ミナミ・トシアキ)(1924. 3.14〜1995. 1.13)。
	 八波むと志(ハッパ・ムトシ)(1926.12. 1〜1964. 1. 9)。
だっそ
	【脱疽】
	○[医]外界に接する生体の一部が壊疽(エソ)をおこし組織が脱落
	すること。その疾患(シッカン)。
	 参照⇒えそ(壊疽)
★だっそー
	【ダッソー】
	◇[登録商標]Dassault
	○[経][軍]フランスの軍需兵器・軍用機製造会社。ヨーロッパ
	の大手。
	 ラファール戦闘機(Rafale Fighter)などを製造。
たつた
	【龍田】
	【竜田】
	◇[日]Tatsuta
	○(1)[地]⇒たつたがわ(竜田川,立田川)(1)
	○(2)[地]⇒たつたやま(竜田山,立田山)
	○(3)(龍田)奈良県生駒郡(イコマグン)斑鳩町(イカルガチョウ)の地名。
	○(4)[歴][軍]旧日本海軍の軽巡洋艦。
	 三本煙突。
たった
	【タッタ】
	◇Thatta/Tatta
	○パキスタン南部、シンド州(Sindh Province)の町。州都カラ
	チ(Karachi)の東方125キロメートル。
	 北緯24.75°、東経67.92°の地。
	 北方24キロメートルに観光地キンジャール湖(Keenjhar Lake)
	がある。
	〈人口〉
	 1998(平成10)3万6,900人。
	 2003(平成15)4万2,000人。
たつたえき
	【竜田駅】
	○[交]福島県双葉郡(フタバグン)楢葉町(ナラハマチ)にある、JR常磐
	線の駅、
	 木戸(キド)駅と富岡(トミオカ)駅(富岡町)の間。
★たつたがわ《たつたがは》
	【竜田川】
	【立田川】
	◇[日]Tatsuta Gawa
	○(1)[地]奈良県北西部の川。
	 参照⇒たつたやま(竜田山,立田山)
	◎『百人一首』在原業平(アリワラノナリヒラ)朝臣(アソン):ちはやぶる神
	代も聞かず竜田川/からくれなゐに水くくるとは。
	○(2)模様の一つ。
たつたひめ
	【竜田姫】
	【立田姫】
	◇[日]Tatsuta Hime
	○(1)竜田彦とともに延喜式に見える、竜田比古竜田比売神社
	の祭神の一つ。
	○(2)竜田山にいるとされた、秋をつかさどる女神。
	◎竜田山は奈良(平城京)の西方に当たり、五行思想で西は秋に
	配当されることから出たもの。
	◎春の女神:⇒さおひめ(佐保姫)(1)
たつたまる
	【龍田丸】
	【竜田丸】
	○[歴][海]日本郵船(株)のサンフランシスコ線を就航した豪華
	客船。
	 1930. 4.25(昭和 5)サンフランシスコ線、就航。
	 参照⇒あさままる(浅間丸)
	◎秩父丸(チチブマル)の姉妹船。
たつたやま
	【竜田山】
	【立田山】
	◇[日]Tatsuta Yama
	○[地]奈良県北西部、生駒郡(イコマグン)三郷町(サンゴウチョウ)の西方
	の山を漠然と指す呼称。
	 古来、大和国と河内国を結ぶ重要な山越えの交通路とされた。
	また、紅葉で名高い。
	 参照⇒たつたがわ(竜田川,立田川)(1),たつたひめ(竜田姫,
	立田姫)
	◎「たつ」・「たち」を導く掛け詞として用いられる。
★だったん
	【韃靼】
	◇[中]Dada
	○[歴]モンゴル(蒙古<モウコ>)系の遊牧民のこと。または蒙古民
	族全体や蒙古の地を指す。
	 元朝を倒した明朝は、「蒙古族」は崩れてなくなったとして、
	北方に逃れた元朝の遺裔を「韃靼」、西方の部族を「瓦剌([中]
	Wala)」と呼んだもの。
	 参照⇒おいらーと(オイラート,瓦刺)
	◎かつては「タタール(Tatar)」とも呼んだが、現在「タタール」
	は北方トルコ系の種族を指す。
	 参照⇒ほくげん(北元),たたーる(タタール),おいらーと(オ
	イラート,瓦刺)
	◎達怛(Dada)・達靼(Dada)・塔坦(Tatan)・達打(Dada)・達達
	(Dada)とも書く。
だったんかいきょう《だつたんかいけふ》
	【韃靼海峡】
	○[地]⇒まみやかいきょう(間宮海峡)
★だったんじんのおどり《》
	【ダッタン人の踊り】
	【韃靼人の踊り】
	◇[露]Polovetskaya plyska、[英]Polovetsian Dances/Po-
	lovtsian Dances
	○[楽]ロシアの作曲家ボロディン(A.P.Borodin)の歌劇『イー
	ゴリ公(Knyazi Igori)』の中の著名な一曲。
	◎ロシア文字では"Половецкая пляска"。
たっち
	【たっち】
	【立っち】
	○[幼児語]立つこと。
	◎一人で立っちできた,自分で立っちしなさい
だっち
	【ダッチ】
	◇[英]Dutch
	○(1)[形]オランダの、オランダ人の、オランダ語の。
	○(2)[形]オランダ産の、オランダ製の。
	○(3)[名]オランダ語。
	○(4)[名](the Dutch)オランダ人・オランダ軍・。
	◎本来は「ドイツの」の意味であるが、17世紀ころに「オランダ
	の」に変化したもの。
だっぢ
	【ダッヂ】
	◇[登録商標]Dodge
	○[交]⇒だっじ(ダッジ)
たっちあんどごー
	【タッチアンドゴー】
	◇[英]touch-and-go
	○[形]一触即発の、際(キワ)どい、危ない。
たっちあんどごー
	【タッチアンドゴー】
	【タッチ・アンド・ゴー】
	◇[英]touch and go
	○[軍]航空機の基礎訓練の一つ。
	 脚が軽く接地する程度の着陸(着艦)で、そのまますぐに上昇
	に転じるもの。
	 主に艦上機(艦載機)の着艦訓練として行われる。
	 初めに地上でタッチアンドゴーを繰り返し、習熟したら海上
	の航空母艦(空母)に対してタッチアンドゴーを繰り返し、最終
	段階として航空母艦に着陸する。
	 技術の習得のほか、広い海上では点のように見える航空母艦
	に着陸する心理的な修練も兼ねている。
	 参照⇒かんじょうき(艦上機)
たっちすとーん
	【タッチストーン】
	◇[英]touchstone
	○[鉱]試金石。
たっちゅう
	【塔頭】
	【塔中】
	○(1)[仏](禅宗寺院で)祖師(ソシ)または高僧の墓所に建てられ
	た塔。
	○(2)[仏](転じて)塔の敷地内に建てられた、塔を守る小庵(ショ
	ウアン)。
	○(3)[仏](転じて)大山(大きな寺)の高僧が住持(ジュウジ)を退
	いた後に、山内に隠居した小院。
	○(4)[仏](転じて)大山の境内(ケイダイ)にある、子院・寺中(ジチュ
	ウ)・末寺・脇寺(ワキデラ)。
	◎祖師の死後、弟子が師徳を慕って塔のほとり(頭)に庵(イオリ)
	を構えたことから。
	◎「ちゅう(頭)」は唐音。
だっちろーる
	【ダッチロール】
	◇[英]Dutch roll
	○[空]航空機が横揺れと横すべりを繰り返しながら左右に蛇行
	して飛行すること。また、その異常事態。
たっつぁ
	【タッツァ】
	◇[伊]tazza
	○(イタリア語で)カップ([英]cup)・マグ([英]mug)。
たっつけ
	【裁着】
	【裁衣】
	【立附】
	○(1)[服]⇒かるさん(カルサン,軽衫)
	○(2)[服]⇒たっつけぱかま(裁着袴,裁衣袴,立附袴)(1)
★たっつけぱかま
	【裁着袴】
	【裁衣袴】
	【立附袴】
	○(1)[服]袴(ハカマ)の一種。
	 膝から下を脚半(キャハン)のように仕立てたもの。
	 参照⇒きゃはん(脚絆,脚半)(1),しのびよてん(忍び四天)
	○(2)[服]⇒かるさん(カルサン,軽衫)
だっと
	【DAT】
	◇[英]digital audio tape recorder
	○[楽][計]音声の記録・再生をPCM方式のディジタル信号を
	用いて行うテープレコーダ。
	 ディジタル式のため従来のアナログ式のものに比べ、雑音や
	音の歪みが格段に少ない。
	 オーディオ用のほか、一部コンピュータのバックアップ用の
	外部補助記憶装置としても利用。
だっと
	【脱兎】
	○(1)逃げるウサギ(兎)。
	○(2)(転じて)非常に速いこと。
	◎脱兎のごとく,脱兎の勢い
だっとう《だつたう》
	【脱刀】
	○(1)(個人的に)腰に帯びている刀をはずすこと。
	◎刀を抜くことは「抜刀(バットウ)」。
	○(2)(制度・慣習としての)刀剣を身につける帯刀(タイトウ)を廃
	止すること。
	 「廃刀(ハイトウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒はいとうれい(廃刀令)
	◎1871(明治 4. 8.)散髪・脱刀が許可される。
だっとさん
	【ダットサン】
	◇[登録商標]DATSUN
	○[交]日産自動車製の小型自動車のブランド名。
	◎1930(昭和 5)快進社を母体にダット自動車製造を設立。快進
	社の出資者、田健次郎・青山禄郎・竹内明太郎の頭文字DAT
	からの命名。
	 1931. 8. 8(昭和 6)小型乗用車(495cc)ダットソン(DATSON)
	を製作。SONは息子の意味。
	 1932. 3.(昭和 7)SONは「損」に通じるとしてSUN(太陽)
	に改め、ダットサンと改称。
	 1933.12.26(昭和 8)日本産業と戸畑鋳物の共同出資で自動車
	製造株式会社を設立。社長鮎川義介。
	 1934. 6. 1(昭和 9)自動車製造、日産自動車株式会社に社名
	変更。ダットサン(722cc)の量産を開始。
	 1959. 8. 1(昭和34)ダットサンブルーバードを発売。
	 1981(昭和56)ブランド名「DATSUN」を「NISSAN」に
	統一。
	 2012(平成24)ダットサン・ブランドをインドネシア・インド
	・ロシアなどの新興国市場で復活。
だっとら
	【ダットラ】
	○[俗][交]日産車体社製のダットサントラックの略称・愛称。
★たっとるあん
	【タット・ルアン】
	◇That Luang
	○ラオスの首都ビエンチャン東郊にある同国最大の仏塔。
	 11月の満月にタット・ルアン祭り(That Luang Festival)が
	行われる。
	 参照⇒ぷらさーぷん(プラサープン)
たつのうま
	【竜の馬】
	○⇒りゅうめ(竜馬)(1)
★たつのおとしご
	【タツノオトシゴ】
	【竜落子】
	○[魚]ヨウジウオ目(Syngnathiformes)ヨウジウオ科(Syngnath-
	idae)の海産の硬骨魚。
	 「海馬(カイバ,ウミウマ)」とも呼ばれる。
	◎産婦が、この雌雄をお守りとして袋に入れて持っているとお
	産が軽くすむという。
	◎英語:ヒッポキャンパス(hippocampus)。
たつのくち
	【竜ノ口】
	【龍口】
	◇[日]Tatsunokuchi
	○神奈川県藤沢市片瀬にある片瀬川(境川)東岸の地名。江の島
	の対岸。
	 日蓮の法難の地として知られ、竜口寺(リュウコウジ)がある。
	 参照⇒りゅうこうじ(竜口寺,龍口寺)
	◎鎌倉時代は幕府の刑場。
	 1271(文永 8)日蓮が斬罪されそうになる(龍口法難)。
	 1275(建治元)元使を斬首。
たつのこく
	【辰の刻】
	○[古]午前7時から午前9時ころ。
	 参照⇒あじら(アジラ,アジ羅)
たつのこぷろだくしょん
	【竜の子プロダクション】
	○[経]アニメーション製作会社。
	 本社は東京都国分寺市。
	 「みなしごハッチ」,「科学忍者隊ガッチャマン」,「タイムボカ
	ン」,「新造人間キャシャーン」などを製作。
	◎1962(昭和37)創業。
	 2005. 7. 2(平成17)大手玩具メーカー「タカラ」が買収。
たつのし
	【たつの市】
	◇[日]Tatsuno Shi
	○兵庫県南西部の市。
	◎2005.10. 1(平成17)龍野市と揖保郡(イボグン)の新宮町(シングウ
	チョウ)・揖保川町(イボガワチョウ)・御津町(ミツチョウ)の1市3町が合併
	して発足。
	◎長野県上伊那郡(カミイナグン)には辰野町(タツノマチ)がある。
たつのし
	【龍野市】
	◇[日]Tatsuno Shi
	○[古]兵庫県南西部の市。
	◎2005.10. 1(平成17)揖保郡(イボグン)の新宮町(シングウチョウ)・揖
	保川町(イボガワチョウ)・御津町(ミツチョウ)の3町と合併して「たつの
	市」を発足。
	◎長野県上伊那郡(カミイナグン)には辰野町(タツノマチ)がある。
たつのひ
	【辰の日】
	○[暦]十二支の辰にあたる日。
	◎正月の辰の日:⇒かんにち(坎日)
	 秋の辰の日:⇒そくさいにち(息災日)
たつのまち
	【辰野町】
	◇[日]Tatsuno Machi
	○長野県中南部、上伊那郡(カミイナグン)の町。
	 参照⇒しだれぐり(シダレグリ,しだれ栗,垂れ栗,枝垂れ栗)
	〈面積〉
	 169.02平方キロメートル(境界未定がある)。
	〈人口〉
	 2000(平成12)2万2,407人。
	◎江戸時代、三州街道(伊那街道)の宿場町。
	 1947(昭和22)町制施行。
	 1955(昭和30)朝日村を編入。
	 1956(昭和31)川島村を編入。
	 1961(昭和36)小野村を編入。
	◎兵庫県には「たつの市」がある。
たっぱ
	【立端】
	【建端】
	○(1)[建]建物の高さ。軒の高さ。
	○(2)[劇](転じて、大道具で)舞台装置の高さや天井の高さ。
	○(3)[俗](転じて)身長・背丈。
	 参照⇒がたい(がたい,ガタイ)
[1]たっぱー
	【タッパー】
	◇[英]tupper
	○[食]⇒たっぱーうぇあ(タッパーウェア)
[2]たっぱー
	【タッパー】
	◇Sir Charles Tupper
	○[人]カナダの第7代首相(1821. 7. 2〜1915.10.30)。在任:
	1896. 5. 1〜1896. 7. 8。
たっぱーうぇあ
	【タッパーウェア】
	◇[登録商標]Tupperware
	○[食]合成樹脂製の、密閉性の高い食品保存容器。
	 単に「タッパー」とも呼ぶ。
たっぱや
	【タッパヤ】
	◇[フィンランド語]tappaja
	○(フィンランド語で)殺人者・人殺し。
	 ⇒さつじんしゃ(殺人者)
だっばわらー
	【ダッバワラー】
	◇[ヒンディー語]dabbawallah
	○インドの経済都市ムンバイ(Mumbai)で弁当配達に従事するサ
	ービス員。
	 郊外の家庭で朝作られた弁当を、昼までに職場の顧客に配達
	する。弁当箱は配達員の間を伝達して荷車・鉄道・自転車など
	に幾度か積み替えられながら最終目的地の職場に配達され、ま
	た空いた弁当箱はその逆のルートで家庭に返送される。
	 従事する人の大半の配達員は文字が読めないため、特殊な記
	号の組み合せで行われているが、配達は正確でミスはほとんど
	ないという。
	◎"dabba"は「弁当箱」、"wallah"は「(仕事に従事している)人」
	の意味。
	 1890年代に始まるという、
たっぴかいていえき
	【竜飛海底駅】
	○[交]青森県東津軽郡(ヒガシツガルグン)三厩村(ミンマヤムラ)龍飛(タッピ)
	にある、JR北海道の津軽海峡線の駅。
	 津軽今別(ツガルイマベツ)駅(今別町)と知内(シリウチ)駅(北海道)の
	間。
	 海面下135メートル。
	 参照⇒つがるかいきょうせん(津軽海峡線),せいかんとんね
	る(青函トンネル)
	◎もと知内駅との間に吉岡海底(ヨシオカカイテイ)駅(海面下148メート
	ル)があった。
たっぴざき
	【竜飛崎】
	【龍飛崎】
	◇[日]Tappi Zaki
	○[地]青森県北西部、津軽(ツガル)半島北端の岬。
	 津軽海峡の西の入口をなし、対岸の北海道白神岬(シラカミミサキ)
	との距離は約18キロメートル。両岬を結ぶ青函トンネルの本州
	側の基点。
	 東津軽郡(ヒガシツガルグン)三厩村(ミンマヤムラ)に属する。
	 参照⇒せいかんとんねる(青函トンネル)
[1]たっぷ
	【タップ】
	◇[英]tap
	○(1)[他動]タル(樽)などに飲み口をつける。
	○(2)タルなどの栓(セン)。
	○(3)(水道などのパイプの)蛇口(ジャグチ)・コック([英]cock)
	・カラン([蘭]Kraan)・飲み口。
	○(4)[機]雌(メ)ネジを切る工具。
	 雄(オ)ネジの刃が切ってあり、材料の穴に回しながら切り込
	んで雌ネジを作る。
	 一般に三本一組で、一番タップ(先タップ)でネジ道を作り、
	二番タップ(中タップ)でネジを刻み、三番タップ(上げタップ)
	で仕上げる。
	 「めねじきり(雌ネジ切り,雌螺子切り,雌螺子切)」とも呼ぶ。
	 ⇔[2]だいす(ダイス)(4)
	○(5)[電]テーブルタップの略称。
	○(6)[電]トランスやコイルなどの中間に設けた、必要な電圧
	や抵抗値に切替えて使用するたるの引き出し接続点。
	○(7)[通](電話などの)傍受・盗聴。盗聴装置。
[2]たっぷ
	【タップ】
	◇[英]tap
	○(1)[他動]軽く叩(タタ)く。
	○(2)タップダンスの略称。
	○(3)[運]ボウリングで第一投目にストライク・コースだったが、
	ピンが一本だけ残ってしまうこと。
	○(4)[工]鍛造作業に用いる工具。
	 上タップと下タップとの一対の金型で、丸棒・角棒などを叩
	(タタ)いて延(ノ)ばすのに用いる。
[3]たっぷ
	【タップ】
	◇[英]tip(チップ)
	○[運]ビリヤード(玉突き)のキュー(cue)の先端の革製の部分。
	 参照⇒[2]きゅー(キュー)
たっぷぼっくす
	【タップボックス】
	◇[英]tap box
	○[楽]⇒うっどぶろっく(ウッドブロック)(3)
たっぷみのー
	【タップミノー】
	◇[英]topminnow
	○[魚]カダヤシ(蚊絶やし)の別称。
	 ⇒かだやし(カダヤシ,蚊絶やし)
[1]だっふる
	【ダッフル】
	◇[英]duffel/duffle
	○(1)粗毛ラシャの一種。
	 両面とも毛羽立てた、厚手の粗(アラ)い毛織物。
	 コート地・毛布などに用いる。
	○(2)(アメリカで)キャンプ用の身回り品一式。衣類・用具な
	ど。
	◎ベルギーの町名から。
[2]だっふる
	【ダッフル】
	◇Duffel
	○ベルギー北部、アントウェルペン州(Antwerpen Province)北
	部の町。
だっぺ
	【だっぺ】
	○[千葉方言]標準語の「……だよね」に相当する言い方。
	 参照⇒じゃん(じゃん)
★だっぽうどらっぐ《だつぱふどらつぐ》
	【脱法ドラッグ】
	○[化]麻薬と同様の幻覚・興奮作用を持つが、法律の規制対象
	になっていない物質。
	 旧称は「合法ドラッグ」。
	 参照⇒まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
	◎2004.12. 2(平成16)厚生労働省、フォクシー(foxy)(5−M
	eo−DIPT)とデイトリッパー(Day Tripper)(AMT)を麻
	薬取締法上の麻薬に指定することを決定。
★だつほくしゃ
	【脱北者】
	◇[朝]talbukja(タルプクジャ)
	○北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の圧政から国外に脱出した
	住民。
	◎韓国に亡命した脱北者は、当初は「帰順勇士」と呼ばれて歓迎
	されていたが、急増するにつれて厄介者(ヤッカイモノ)のイメージと
	なってきたため、2005(平成17)韓国政府は差別解消のため造語
	して「新土民(saeteomin)(セトミン)」に呼称変更する。
	 2008.11.21(平成20)韓国統一省、新土民を使用せずに法律用
	語である「北韓離脱住民」を使用すると発表。
だつま
	【達摩】
	○(1)数珠(ジュズ)に通してある最も大きな玉。親玉(オヤダマ)。
	 参照⇒じゅず(数珠)(1)
	○(2)達磨大師のこと。
	 ⇒だるまだいし(達磨大師)
★たつまき
	【竜巻】
	◇[英]tornado
	○[気]
	 台風の東方数百キロメートルでも発生しやすい。
	 参照⇒とるねーど(トルネード)
たつみ
	【辰巳】
	◇[日]Tatsumi
	○(1)東京都江東区(コウトウク)、夢の島の西にある地名。
	 参照⇒たつみ(辰巳,巽)(2)
	○(2)[交]⇒たつみえき(辰巳駅)
たつみ
	【辰巳】
	【巽】
	○(1)方角を十二支で表した名称の一つ。辰と巳の中間で、東
	南を示す。
	○(2)[歴]江戸深川の遊里。
	 参照⇒たつみ(辰巳)(1)
	◎江戸城の辰巳の方角にあったことから。
	〈辰巳の花街〉
	 富岡八幡宮周辺の仲町・櫓下・裾継・土橋・新地・石場・佃
	町の七ヶ所に散在していた。
	 江戸時代、吉原と並ぶ花街であったが吉原は幕府公認で、辰
	巳は非公認の岡場所であった。しかし、吉原が全焼した時、し
	ばしば復興までの仮宅(カリタク)となっている。
	 富岡八幡宮の参詣客の休憩所としてはじまり、1655(明暦元)
	料理茶屋の営業が正式に許可になった。元禄年間(1688〜1703)
	のころから栄えたが、1798(寛政10)と1842(天保 9)に弾圧を受
	け、天保の時は柳橋に移っている。そののち復興し、1907(明
	治40)には仲町三業組合ができている。
	 参照⇒はちまんがね(八幡鐘),おかばしょ(岡場所),さんぎょ
	う(三業)
たつみえき
	【辰巳駅】
	○[交]東京都江東区(コウトウク)辰巳にある、東京地下鉄(東京メト
	ロ)有楽町線の駅。
	 豊洲(トヨス)駅と新木場(シンキバ)駅の間。
たつみげいしゃ
	【辰巳芸者】
	○[歴]江戸深川の芸者の別称。
	 「羽織芸者」,「羽織」とも呼ぶ。
	 参照⇒はおりげいしゃ(羽織芸者)
	◎気っぷの良い辰巳芸者。
	 辰巳の花街:参照⇒たつみ(辰巳,巽)(1)
たつみしょうがつ《たつみしやうぐわつ》
	【辰巳正月】
	○[暦]⇒ほとけのしょうがつ(仏の正月)(1)
たつみてんじょう《たつみてんじやう》
	【辰巳天井】
	○[経](株取引で)辰年(タツドシ)・巳年(ミドシ)の相場は、上昇の
	限界(天井)で、午年(ウマドシ)には急落するという格言。
	◎「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥
	固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」
	と続く。
たつみやぐら
	【巽櫓】
	○[歴]皇居(江戸城)桜田二重櫓の別称。
	 ⇒さくらだにじゅうやぐら(桜田二重櫓)
たつやまむら
	【龍山村】
	◇[日]Tatsuyama Mura
	○[古]静岡県西部、磐田郡(イワタグン)の村。
	◎2005. 7. 1(平成17)浜松市に編入。
	◎磐田郡には竜洋町(リュウヨウチョウ)もあった。
たづら
	【田面】
	○(1)田のおもて・田の表面。
	 「田の面(たのも,たのむ)」とも呼ぶ。
	○(2)田のほとり。田園。
だっらあだむける
	【ダッラ・アダム・ケル】
	◇Darra Adam Khel
	○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)東部のオラクザイ地区(Orakzai Agency)
	東部にある中心地。
だつらくし
	【脱落歯】
	○[医]⇒にゅうし(乳歯)(2)
だつりゅう《だつりう》
	【脱硫】
	◇[英]desulfurization
	○(1)[化]物質中から硫黄単体(硫黄分)または硫黄化合物を除
	去すること。
	○(2)[工]石油系・石炭系の燃料製造工程で製品の硫黄化合物
	を除去すること。
	○(3)[工]石油系・石炭系の燃料の排気ガスから大気汚染の原
	因となる亜硫酸ガスなどの硫黄化合物を除去すること。
	 参照⇒すもっぐ(スモッグ)(3)
	◎脱硫装置(desulfurization equipment)。
だつりょくほっさ
	【脱力発作】
	◇[英]cataplexy
	○[病]⇒かたぷれきしー(カタプレキシー)
たつるはままち
	【田鶴浜町】
	◇[日]Tatsuruhama Machi
	○[古]石川県中北部、鹿島郡(カシマグン)の町。
	◎2004.10. 1(平成16)鹿島郡の中島町(ナカジママチ)・能登島町(ノト
	ジママチ)とともに七尾市(ナナオシ)に編入。
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