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百 科 辞 書 《たんさ》 編集:獨 澄旻
-------- たんさ ------------------------------------------------
たんざ
【端座】
【端坐】
○(1)姿勢を正してきちんとすわること・行儀正しくすわるこ
と。正座。
○(2)座ったまま何事もせず、ぼんやりと日を暮すこと。
たんさいぼう《たんさいばう》
【単細胞】
◇[英]single cell
○(1)[生]単一の細胞。ただ一つの細胞。
○(2)[生]単細胞生物の略称。
○(3)(転じて)考え方が単純な人。一面的な考え方しかできな
い人。
だんざえもん《だんざゑもん》
【弾左衛門】
◇[日]Danzaemon
○[歴]江戸時代、主に関八州の穢多(エタ)を支配した頭(カシラ)の
世襲名。関八州のほか伊豆国の全部・甲斐・駿河・陸奥の一部
にまで勢力を張っていた。
江戸浅草の新町(シンチョウ)に屋敷を構え、屋敷の表半分が役所
で特権を与えられていた皮革・灯心の製造・販売、罪人の逮捕
・処刑の使役など治安維持への補助動員、また町奉行の支配下
で穢多・非人(ヒニン)の裁判権を行使した。
起源は不明だが鎌倉時代といわれ、第13代まで続き、江戸幕
末期に長州征伐に協力した功(イサオ)で弾左衛門の身分は平民に
戻され、1868(慶応 4. 6.)明治維新で特権身分は取り上げられ
た。
参照⇒えた(穢多)
◎3代目:諱は集信(シュウシン)。
◎弾左衛門の屋敷のまわりには江戸市中の穢多・芸人が、囲内
(なか)と呼ばれる塀と堀で囲まれた一郭(イッカク)に集められ住ん
でいた。
◎仕置場(シオキバ)が日本橋にあるころはその近くに居た。
◎江戸の非人の頭の車善七(クルマ・ゼンシチ)も弾左衛門の配下にあっ
た。
参照⇒くるまぜんしち(車善七)
たんさく
【単作】
◇[日]tansaku、[英]single crop
○[農]同じ耕作地で1種類の作物のみを栽培し収穫すること。
また、その生産方法。
参照⇒いちもうさく(一毛作),にもうさく(二毛作),たもうさ
く(多毛作)
たんさくのうぎょう《たんさくのうげふ》
【単作農業】
◇[英]monoculture
○[農]⇒ものかるちゃー(モノカルチャー)(2)
たんざないと
【タンザナイト】
◇[商品名]tanzanite
○[鉱]タンザニア特産の青い宝石、ブルー・ゾイサイト(blue
zoisite)の、ティファニー(Tiffany & Co.)の商品名。
◎1967(昭和42)タンザニア北部のレラテマ山(the Laletema
Mountain)で発見。
たんざにあ
【タンザニア】
◇Tanzania
○アフリカ東部、インド洋に面する国。正称はタンザニア連合
共和国(United Republic of Tanzania)。
首都はダルエスサラーム(Dar es Salaam)。
〈面積〉
94.5万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)1,307万人。
1984(昭和59)2,106万人。
1988(昭和63)2,399万人。
◎州:[英]* Region。
◎1964. 4.(昭和39)タンガニーカ(Tanganyika)とザンジバル
(Zanzibar)が合併してタンザニア連合共和国を形成。同年12月、
現名に改称。
◎首都をドドマ(Dodoma)に移転計画中。
たんざわ《たんざは》
【丹沢】
◇[日]Tanzawa
○[地]丹沢山地の略。
⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわおおやまこくていこうえん
《たんざはおほやまこくていこうゑん》
【丹沢大山国定公園】
○神奈川県北西部、丹沢山地の中心部を区域とする国定公園。
南東端は大山(オオヤマ)。
尾根・沢ともに登山ハイキング・コースが開かれ、登山者が
多い。
参照⇒たんざわさんち(丹沢山地),おおやま(大山)
◎1965(昭和40)指定。
たんざわさん《たんざはさん》
【丹沢山】
◇[日]Tanzawa San
○(1)[地]神奈川県北西部を中心とする丹沢山地の主峰の一つ。
標高1,567メートル。
蛭ヶ岳(ヒルガダケ)の南東部に連なる。
参照⇒たんざわさんち(丹沢山地),ふどうのみね(不動ノ峰)
○(2)[地]丹沢山地の主峰群の総称。
⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわさんかい《たんざはさんくわい》
【丹沢山塊】
◇[日]Tanzawa Sankai
○[地]⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわさんち《たんざはさんち》
【丹沢山地】
◇[日]Tanzawa Sanchi
○[地]神奈川県北西部を中心に山梨・静岡両県の一部にまたが
る山地。
北側は桂川の断層谷を隔てて秩父山地に対する。
主峰群は最高峰の蛭ヶ岳(ヒルガダケ)(標高1,673メートル)・檜
洞丸(ヒノキボラマル)・丹沢山(タンザワサン)(1,567メートル)・塔ヶ岳(ト
ウガダケ)(1,491メートル)・大山(オオヤマ)(1,252メートル)などが連
なる。
丹沢大山国定公園に含まれる。
「丹沢山塊(サンカイ)」とも呼ぶ。
たんざわやま《たんざわやま》
【丹沢山】
◇[日]Tanzawa Yama
○[地]⇒たんざわさん(丹沢山)
たんさん
【単三】
○[電]⇒たんさんがたかんでんち(単三型乾電池)
たんざん
【談山】
◇[日]Tanzan
○[地]多武峰(トウノミネ)の別称。
⇒とうのみね(多武峰)
だんざん
【談山】
◇[日]Danzan
○[地]多武峰(トウノミネ)の別称。
⇒とうのみね(多武峰)
たんさんがす
【炭酸ガス】
◇[英]carbonic acid gas
○[俗][化]二酸化炭素の通称。
⇒にさんかたんそ(二酸化炭素)
たんさんがたかんでんち
【単三型乾電池】
○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単二型より
小さく単四型より大きいもの。
単に「単三」とも呼ぶ。
国際規格(IEC)名は「R6」で、英米では「AA」。
参照⇒かんでんち(乾電池)
たんさんし
【炭酸紙】
◇[英]carbon paper
○⇒かーぼんし(カーボン紙)
だんざんじんじゃ
【談山神社】
○奈良県桜井市南部、多武峰(トウノミネ)の山腹にある神社。元別
格官幣社。
祭神は藤原鎌足(カマタリ)。
境内に室町時代の建築である日本唯一の木造十三重塔がある。
「多武峰大明神」,「多武峰社」とも呼ぶ。
参照⇒とうのみね(多武峰)
◎ 678[天武 7]鎌足の長子の遣唐僧定慧(ショウエ)が父の遺骸の一
部を阿威山より改葬し、妙楽寺・聖霊院を建立したのに始まる。
★たんさんすいそなとりうむ
【炭酸水素ナトリウム】
◇[英]sodium bicarbonate
○[化]
「重炭酸ナトリウム」,「重炭酸曹達(ソーダ)」,「重曹(ジュウソウ)」
とも呼ぶ。
参照⇒じゅうそう(重曹)
★たんさんまぐねしうむ
【炭酸マグネシウム】
◇[英]magnesium carbonate
○[化]マグネシウムの炭酸塩。化学式はMgCO3。
制酸剤・緩下剤などの医薬に使用する。また、容易に細かく
粉砕でき、歯磨き粉などにも利用する。
スポーツ界ではすべり止めの粉と使用され、「タンマ(炭マ)」
とも呼ばれる。
たんし
【単糸】
○(1)精紡機から紡(ツム)ぎ出したままの糸。
縒(ヨ)りは軽く、これを何本か撚り合せて撚糸(ネンシ)(普通の
糸)を作る。
「単撚糸(タンネンシ)」とも呼び、縒りの向きにより左撚単糸と右
撚単糸がある。
参照⇒かたより(片縒り,片撚り),もろよりいと(諸撚糸,諸撚
り糸)
○(2)マユ(繭)から取り出した一本の生糸(キイト)。
参照⇒かまいと(釜糸)(1)
たんし
【譚詩】
◇[フ]ballade、[英]ballad/ballade
○[文]⇒ばらーど(バラード)
たんじぇろ
【タンジェロ】
◇[英]tangelo
○[植]⇒あぐりふるーつ(アグリフルーツ,アグリ・フルーツ)
たんじぇんと
【タンジェント】
◇[英]tangent
○(1)[数]接線。
⇒せっせん(接線,切線)
○(2)[数]接面。
○(4)[数]⇒たんじぇんと(タンジェント,tan)
たんじぇんと
【タンジェント】
【tan】
◇[英]tangent
○[数]三角関数の一つ。
三角形ABCで、ABが斜辺、BCが底辺で、角Cが直角の
とき、BC/ACを角B(α)のタンジェントという。
tanα=BC/AC
「せいせつ(正接,正切)」とも呼ぶ。
◎逆数:⇒こたんじぇんと(コタンジェント,cot)
たんしきのうほう《たんさくのうはふ》
【単式農法】
◇[英]monoculture/monocropping
○[農]⇒ものかるちゃー(モノカルチャー)(2)
たんしきょく
【譚詩曲】
◇[フ]ballade、[英]ballad/ballade
○[楽]⇒ばらーど(バラード)(3)
たんししょう《たんししやう》
【短肢症】
○[医]⇒ふぉこめりあ(フォコメリア)
たんしゃ
【丹砂】
○⇒しんしゃ(辰砂)
たんしゃ
【単車】
○[交]⇒おーとばい(オートバイ)
たんじゃ
【タンジャ】
◇[アラビア語]Tanjah/Tanja
○⇒たんじーる(タンジール)
だんしゃく
【男爵】
◇[英]baron、[独]Baron(バローン)/Freiherr(フライヘア)
○(1)五等爵(公・侯・伯・子・男)の第五。
「バロン」とも呼ぶ。
参照⇒ばろん(バロン),ばろねっと(バロネット)
○(2)[食]⇒だんしゃくいも(男爵薯,男爵芋)
だんしゃくいも
【男爵薯】
【男爵芋】
○[農]ジャガイモの主要な栽培品種。
イモの形は扁球で凹凸(オウトツ)が多く、外皮は淡褐色、肉は白
く澱粉(デンプン)が多い。肉ジャガなどに適する。
早作で収量が多く、日本各地で多く栽培されている。
単に「男爵」とも呼ぶ。
参照⇒めーくいん(メークイン)
◎名前は、1907(明治40)アメリカから導入・栽培した北海道の
川田男爵に因む。
たんじゃぶーる
【タンジャブール】
◇Thanjavur
○(1)(Thanjavur District)⇒たんじゃぶーるけん(タンジャブ
ール県)
○(2)インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)中東部
のタンジャブール県北部にある県都。
たんじゃぶーるけん
【タンジャブール県】
◇[英]Thanjavur District
○インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)中東部の県。
南部をベンガル湾(Bay of Bengal)とマンナール湾(Gulf of
Mannar)を結ぶポーク海峡(Palk Strait)に面する。
県都はタンジャブール。
北東部に古都クンバコナム(Kumbakonam)がある。
たんしゃんし
【タンシャン市】
【唐山市】
◇[中]Tangshan Shi、[英]Tangshan City
○⇒とうざんし(唐山市)
だんしゅ
【断酒】
○飲酒の習慣を自ら断つこと。
「禁酒」とも呼ぶ。
参照⇒せっしゅ(節酒)
たんしゅい
【タンシュイ】
【淡水】
◇[中]Danshui
○台湾の港湾都市。
⇒たんすいちん(淡水鎮)
たんしゅう《たんしう》
【淡州】
◇[日]Tanshu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒あわじ(淡路)
たんしゅう《たんしう》
【但州】
◇[日]Tanshu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒たじま(但馬)
たんしゅう《たんしう》
【丹州】
◇[日]Tanshu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒たんば(丹波)
たんじゅう
【短銃】
○⇒ぴすとる(ピストル)
たんじゅうしつ《たんじふしつ》
【胆汁質】
◇[英]bilious temperament
○[心]古代ギリシアの医師ヒポクラテス(Hippokrates)の体液
質に由来する気質の四類型の一つ。
情動的反応が速く短気で、威張る傾向のある気質。
「胆液質(タンエキシツ)」とも呼ぶ。
だんじゅうろうちゃ《だんじふらうちや》
【団十郎茶】
○[色]弁柄(ベンガラ)と柿渋(カキシブ)で染めた茶色。劇場で使わ
れている定式幕(ジョウシキマク)の柿色。
◎初代市川団十郎以来、代々の団十郎が狂言の衣装に使用した。
◎C=34,M=65,Y=74,B=18。
たんじゅん
【タンジュン】
◇[マレー語][インドネシア語]tanjung
○岬(ミサキ)([英]cape)。
たんじゅんきかい
【単純機械】
◇[英]simple machine
○[機]機械の6種の基本構造・原理。
<1>テコ(梃子)(lever)。
<2>車輪と車軸(wheel and axle)。
<3>滑車(カッシャ)(pulley)。
<4>斜面(inclined plane)。
<5>クサビ(楔)(wedge)。
<6>ネジ(螺子)(screw)。
たんじゅんこっせつ
【単純骨折】
◇[英]simple fracture
○[病]骨折で、骨折端が皮膚の外に露出していないもの。
「閉鎖骨折(closed fracture)」,「皮下骨折(subcutaneous
fracture)」とも呼ぶ。
⇔ふくざつこっせつ(複雑骨折)
たんじゅんぶんが
【タンジュン・ブンガ】
◇[マレー語]Tanjung Bungah
○マレー半島の北西岸のペナン島(Palau Penang)北部の町。
マレーシアのペナン州(negeri Penang)に属する。
海岸部はコンドミニアムが並ぶ一大リゾート地。
たんじゅんらかん
【タンジュンカラン】
◇Tanjungkarang
○[古]⇒ばんだーるらんぷん(バンダール・ランプン)
たんしょう《たんせう》
【単哨】
○[軍]1名で任務にあたる歩哨。
参照⇒ほしょう(歩哨)
だんじょう《だんじやう》
【弾正】
○[歴]弾正台(ダンジョウダイ)の役人の総称。
⇒だんじょうだい(弾正台)
◎弾正尹(ダンジョウノカミ),弾正大弼(ダンジョウノダイヒツ)
たんしょうえき《たんしやうえき》
【丹荘駅】
○[交]埼玉県児玉郡(コダマグン)神川町(カミカワマチ)にある、JR八
高線(ハチコウセン)の駅。
児玉駅と群馬藤岡(フジオカ)駅の間。
たんじょうげ《たんじやうげ》
【誕生偈】
○[仏]⇒てんじょうてんげゆいがどくそん(天上天下唯我独尊)
たんじょうせき《たんじやうせき》
【誕生石】
◇[英]birthstones
○生れ月にちなんで定めた宝石。
◎ユダヤ教の祭司の胸板にはめられた12の宝石が起こりとさ
れている。
◎その生れ月の人が身につけていると幸運を招き、災害を払う
といわれている。時代や地方によって異なるが、一般的なもの
は1912(明治45,大正元)アメリカ宝石同業組合で決めたもの。
1月:ガーネット(garnet)(柘榴石)。
2月:アメシスト(amethyst)(紫水晶)。
3月:ブラッドストーン(bloodstone)・(*)アクアマリン
(aquamarine)・(*)サンゴ(珊瑚)。
4月:ダイヤモンド(diamond)(金剛石)。
5月:エメラルド(emerald)。
6月:真珠(pearl)・(*)ムーンストーン(moonstone)(月長石)
・(*)アレキサンドライト(alexandrite)(金緑石)。
7月:ルビー(ruby)。
8月:サードニックス(sardonyx)(紅縞メノウ)・(*)ペリドッ
ト(peridot)(橄欖石)。
9月:サファイア(sapphire)。
10月:オパール(opal)・(*)トルマリン(tourmaline)(電気石)。
11月:トパーズ(topaz)。
12月:トルコ石(turquoise)・(*)ジルコン(zircon)・(*)ラ
ピスラズリ(lapis lazuli)。
(*)は20世紀になって追加されたもの。
だんじょうだい《だんじやうだい》
【弾正台】
○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、内外の非違を正し、風俗を粛
正することをつかさどる役所。
太政官(ダジョウカン)を経ずに親王・左右大臣以下官吏の罪を直
接天皇に奏聞(ソウモン)することができた。
「ただすつかさ」とも呼ぶ。
◎長官は「尹(カミ,イン)」,「弾正尹(ダンジョウノカミ)」と呼ぶ。
次官は「弾正大弼(ダンジョウノダイヒツ)」と呼ぶ。
だんじょうのかみ《だんじやうのかみ》
【弾正尹】
○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の長官。
だんじょうのだいひつ《だんじやうのだいひつ》
【弾正大弼】
○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の次官。
小弼の上位。
★たんじょうぶつ《たんじやうぶつ》
【誕生仏】
○[仏]釈迦(シャカ)の生れた時の姿をかたどった像。
◎卯月(4月)八日の寅の刻に、摩耶夫人(マヤブニン)の右脇から誕
生し、七歩(ホ)歩いて右手で天を左手で地を指して、「天上天下
(テンジョウテンゲ)唯我独尊(ユイガドクソン)」と唱えたという。
参照⇒かんぶつえ(灌仏会,灌佛會)
★だんしょく
【男色】
◇[英]pederasty
○男性の同性愛。
俗に「菊座(キクザ)」とも呼ぶ。
★だんじょこようきんとうほう《だんぢよこようきくわいきんとうはふ》
【男女雇用機会均等法】
◇[英]Equal employment opportunity act
○[法]雇用に関して男女平等を目的とする法律。
それまでの女性に対する保護規定をはずし、女性を有力な労
働力とするための色彩が強い。
参照⇒いーいーおーしー(EEOC)
◎1985. 5.(昭和60)雇用の分野における男女の均等な機会及び
待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律、成立。
1986. 4. 1(昭和61)施行。
1997. 6.(平成 9)改正法(雇用の分野における男女の均等な
機会及び待遇の確保等に関する法律)、成立。
1999. 4.(平成11)施行。
[1]だんじょん
【ダンジョン】
◇[英]donjon/dungeon
○(英語で)天守閣。
⇒てんしゅかく(天守閣)
[2]だんじょん
【ダンジョン】
◇[英]dungeon/donjon
○(英語で)地下牢。
だんじり
【檀尻】
【楽車】
【山車】
○大阪府・兵庫県を中心とした関西の祭礼の曳物(ヒキモノ)。
車輪をつけて引くものと、かつぐものがある。
◎東京などでは山車(ダシ)・屋台と呼ばれる。
たんじーる
【タンジール】
◇[英]Tangier、[フ]Tanger
○モロッコ北部、タンジール・テトゥアン州(Region de Tan-
ger-Tetouan)の州都、タンジール・アシラー県(Province de
Tanger Assilah)の県都。ジブラルタル海峡(Strait of Gibral-
tar)に面する港湾都市。
古くから天然の良港で、地中海の入り口に位置する戦略上の
要地。
モロッコ皮の輸出で知られる。
アラビア語名は「タンジャ(Tanjah,Tanja)」。
〈人口〉
1971(昭和46)18万5,000人。
1982(昭和57)26万6,346人。
1994(平成 6)52万1,735人。
2004(平成16)66万9,685人。
◎1905(明治38)タンジール事件(Tangier Crisis)が発生。
1923(大正12)国際管理地区となり、自由貿易港として繁栄。
1956(昭和31)モロッコ独立に際し同国に返還・編入。
たんじーるあしらーけん
【タンジール・アシラー県】
◇[フ]Province de Tanger Assilah、[英]Tangier Assilah
Prefecture
○モロッコ北部、タンジール・テトゥアン州(Region de Tan-
ger-Tetouan)北西部の県。
県都はタンジール(州都)。
〈人口〉
1994(平成 6)59万1,858人(9月2日現在)。
2004(平成16)76万2,583人(9月2日現在)。
★たんじーるじけん
【タンジール事件】
◇[英]Tangier Crisis
○[歴]1905(明治38)モロッコのタンジールで発生した独仏間の
衝突事件。
「第一次モロッコ事件(First Morocco Crisis)」とも呼ぶ。
参照⇒もろっこじけん(モロッコ事件)
たんじーるてとぅあんしゅう《たんじーるてつあんしう》
【タンジール・テトゥアン州】
◇[フ]Region de Tanger-Tetouan
○モロッコ北部の州。
州都はタンジール。
〈面積〉
1万1,570平方キロメートル。
〈人口〉
1994(平成 6)203万6,032人(9月2日現在)。
2004(平成16)247万0,372人(9月2日現在)。
たんしん
【丹心】
○いつわりのない心。まごころ。赤心(セキシン)・丹誠(タンセイ)。
◎「丹」は「赤」の意味。
たんしん
【短針】
◇[英]short hand
○⇒じしん(時針)
だんしんぐおーるないと
【ダンシング・オールナイト】
○[楽]水谷啓二作詞、もんたよしのり作曲の歌謡曲。
歌はもんた&ブラザーズ。
◎1980. 4.(昭和55)レコード発売。
だんしんぐひーろー
【ダンシング・ヒーロー】
○[楽]カイト(A.Kyte)・ベイカー(T.Baker)作詞・作曲、篠原
仁志訳詞の歌謡曲。
歌は荻野目洋子(オギノメ・ヨウコ)。
◎1985.11.(昭和60)発売。
たんじんばくはつ《たんぢんばくはつ》
【炭塵爆発】
○[鉱]⇒ふんじんばくはつ(粉塵爆発)
★たんす
【箪笥】
○家具の一種。
◎一棹(ヒトサオ)、二棹(フタサオ)と数える。
[1]たんすい
【淡水】
◇[英]fresh water
○[地]塩分を含まない水。または塩分濃度がきわめて低い水。
参照⇒きすい(汽水),かんすい(鹹水)(2)
◎淡水湖
[2]たんすい
【淡水】
◇[中]Danshui
○台湾の港湾都市。
⇒たんすいちん(淡水鎮)
たんすい
【潭水】
◇[中]tanshui
○底深く湛(タタ)えられた水。淵(フチ)の水。
参照⇒ふち(淵,潭)(1)
★たんすいかぶつ《たんすいくわぶつ》
【炭水化物】
◇[英]carbohydrate(カーボハイドレート)
○[生化]炭素・水素・酸素からなる化合物。糖類と、その誘導
体の総称で、「デンプン質(澱粉質)」,「糖質(トウシツ)」とも呼ぶ。
タンパク質(蛋白質)・脂質(シシツ)とともに三大栄養素の一つ。
◎旧称は「含水(ガンスイ)炭素」。
たんすいかぶつぬきだいえっと《たんすいくわぶつぬきだいえつと》
【炭水化物抜きダイエット】
○コメ・パンなどの炭水化物を抜いた食事をつづけるダイエッ
ト法。
炭水化物が体内に入ってこなくなると、飢餓細胞が蓄積して
いた内蔵脂肪などを燃焼させるという考えによるもの。
実際には、ダイエットし始めると飢餓細胞が活性化して、よ
り多くの脂肪を蓄積し始める。
参照⇒おーとふぁじー(オートファジー)
たんすいしゃ
【炭水車】
◇[英]tender
○[交]石炭と水を積載する車両。
蒸気機関車(SL)の直後に連結し、機関車に石炭と水を供給
する。
英語で「テンダー」とも呼ぶ。
参照⇒じょうききかんしゃ(蒸気機関車)
たんすいちん
【淡水鎮】
◇[中]Danshui Zhen
○台湾北部の台北県(Taibei Xian)北西部、淡水河(Danshui He)
河口の北岸(右岸)にある港湾都市。首都台北市(Taibei Shi)の
北西方に位置し、西部を台湾海峡に面する。
茶の輸出が盛ん。
「タンシュイ(淡水)」とも呼ぶ。
だんすおぶです
【ダンス・オブ・デス】
◇[英]dance of death
○[美]⇒しのぶとう(死の舞踏)
だんすはうまくおどれない《だんすはうまくをどれない》
【ダンスはうまく踊れない】
○[楽]井上陽水(ヨウスイ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は樹澪。
◎1982. 7.(昭和57)発売。
だんすぱーてぃーのよる
【ダンスパーティーの夜】
○[楽]和田隆夫作詞、林伊佐雄(イサオ)作曲の歌謡曲。
歌は林伊佐雄。
◎1950.10.(昭和25)発売。
★だんすほーる
【ダンスホール】
○
◎1925(大正14)警視庁は、入場者の住所・氏名・職業記載の台
帳を製作し記名捺印させるなど、取り締まりを強化する。
1928.11.10(昭和 3)ダンスホール取締令を実施。
1940.10.31(昭和15)東京のダンスホールがこの日から閉鎖に
なるため各ホールが満員となる。
だんすまかぶる
【ダンス・マカブル】
◇[フ]danse macabre
○[美]⇒しのぶとう(死の舞踏)
たんせいおんがく
【単声音楽】
○(1)[楽](monophony)⇒ものふぉにー(モノフォニー)(1)
○(2)[楽](homophony)⇒ほもふぉにー(ホモフォニー)(1)
たんせいせいしょく
【単性生殖】
○[生]⇒たんいせいしょく(単為生殖)
たんせいぶおんがく
【単声部音楽】
○(1)[楽](monophony)⇒ものふぉにー(モノフォニー)(1)
○(2)[楽](homophony)⇒ほもふぉにー(ホモフォニー)(1)
だんせきかい《だんせきくわい》
【檀石槐】
◇[中]Tan Shihuai
○[人]2世紀半ば、遊牧民族の鮮卑(Xianbei)(センピ)の族長。
156年に鮮卑を統一し、遼東(リョウトウ)から内外モンゴルにお
よぶ大国を建てた。
参照⇒せんぴ(鮮卑)
たんせきそ
【胆赤素】
○[生化]ビリルビン([英]bilirubin)の別称(和名)。
⇒びりるびん(ビリルビン)
だんせっと
【ダンセット】
◇[英]dancette
○(1)盾(escutcheon)などのジグザグ模様。
参照⇒[1]しぇぶろん(シェブロン)(1),あやすじ(綾筋)(1)
○(2)[建]天井と壁の間の、ジグザグ型の飾り。
「雁木飾(ガンギカザ)り」,「がんぎくりかた(雁木刳形,雁木繰形)」,
「がんぎくりがた」とも呼ぶ。
参照⇒くりかた(刳り形,繰り形,刳形,繰形)(2)
たんせつほう《たんせつはふ》
【単切法】
◇[英]single tonguing
○[楽]⇒しんぐるたんぎんぐ(シングル・タンギング)
たんせん
【タンセン】
◇Tansen
○ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)中北部のパル
パ地区(Palpa District)北西部にある行政所在地。
★たんぜん
【丹前】
○[服]
参照⇒どてら(褞袍)
○
たんせんおうかん《たんせんわうくわん》
【探泉往環】
○[宗]⇒さーい(サーイ)
たんそ
【炭疽】
○[病][植]⇒たんそびょう(炭疽病)
★たんそ
【炭素】
◇[英]carbon(カーボン)
○[化]非金属元素、炭素族元素の一種。
元素記号は「C」、原子番号6。
参照⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14)
◎1858(安政 5)ドイツの化学者ケクレ(August Kekule)、炭素
の原子価を4とする炭素四原子価説を発表。
だんそう《だんさう》
【男装】
○(1)[服]女性が男物を着たり、男の髪型などをすること。
参照⇒まにっしゅ(マニッシュ)
◎男装の麗人:⇒『人名辞典』かわしま よしこ(川島 芳子)
○(2)女性が男性を装うこと。
★だんそう《だんさう》
【断層】
○(1)[地]地殻変動によって一続きの地層や岩石に割れ目が生
じ、その境に沿って両側が上下または左右にずれている現象。
また、その割れ目・境目(断層面)。
断層面の上側の岩盤を「上盤(ウワバン)」、下側を「下盤(シタバン)」
と呼ぶ。
〈縦ずれ断層〉
正断層:⇒せいだんそう(正断層)
逆断層:⇒ぎゃくだんそう(逆断層)
〈横ずれ断層〉
右ずれ断層(right-lateral strike slip fault)。
左ずれ断層(left-lateral strike slip fault)。
◎活断層(active fault),斜断層(oblique fault),階段断層
(step fault),トランスフォーム断層(transform fault)。
◎英語:フォールト(fault)。
イタリア語:ファッリャ(faglia)。
○(2)(転じて)ものの考え方などの食い違い。ギャップ([英]
gap)。
だんそう《だんさう》
【弾倉】
◇[英]magazine
○連発銃で、薬室に補充する実包(弾丸)をこめておく部分。特
に、着脱可能の部品。
オートマチック(自動式)ピストルなどでは「マガジン(maga-
zine)」、リボルバー(回転式)では「シリンダー(cylinder)」とも
呼ぶ。
◎1994(平成 6)アメリカ、11連以上の一般市民向け多弾数弾倉
の製造を禁止。
たんそうしゃ
【担送車】
○[医]⇒すとれっちゃー(ストレッチャー)(1)
たんそうたい《たんさうたい》
【単相体】
◇[英]haploid
○[生]⇒はんすうたい(半数体)
たんそきょうかたんそざい《たんそきやうくわたんそざい》
【炭素強化炭素材】
◇reinforced carbon-carbon
○[工]⇒[1]あーるしーしー(RCC)
たんそきん
【炭疽菌】
◇[英]bacillus anthracis
○[生]バチルス目(Bacillales)バチルス科(Bacillaceae)バチ
ルス属(bacillus)の細菌。
グラム陽性の大桿菌(ダイカンキン)。
胞子状の土壌菌の一種で、自然界では土壌中に存在するが、
草食家畜に感染して炭疽病を発病させ、感染した動物の血液・
便などにも存在する。
加熱・日光・消毒剤などに強い抵抗性を示し、夏季に洪水・
氾濫のあと繁殖するので感染症が発生しやすい。
参照⇒たんそびょう(炭疽病)(1)
◎1946(昭和21)旧ソ連は、旧日本軍の七三一部隊の施設設計図
を参考にした炭疽菌製造工場を、ウラル地方エカチェリンブル
グ(Ekaterinburg)に完成。
1979. 3.(昭和54)エカチェリンブルグで炭疽菌が漏れて、周
辺住民約70人が死亡。
1988(昭和63)アラル海にある旧ソ連最大の生物兵器実験場ボ
ズロジェーニエ島(Ostrov Vozrozhdeniya)で、推計数トンに上
る炭疽菌が埋められた。
たんそく
【単側】
○[医]⇒はんそく(半側)
たんそく
【探測】
◇[中]Tance
○[天]中国とヨーロッパ宇宙機関(ESA)との共同宇宙プロジェ
クト双星計画の地球空間観測用人工衛星。
赤道軌道と極軌道をそれぞれ周回する2個の衛星から成る。
衛星の総重量は350キログラム、設計寿命は18ヶ月。
探測1号:赤道軌道を周回。2003.12.30(平成15)打ち上げ成
功。
探測2号:極軌道を周回。2004年、打ち上げ予定。
たんそこうかほう《たんそかふくわはふ》
【炭素鋼化法】
○[工]⇒せめんてーしょん(セメンテーション)(2)
たんそし
【炭素紙】
◇[英]carbon paper
○⇒かーぼんし(カーボン紙)
たんそじゅうし《たんそじふし》
【炭素十四】
【炭素一四】
【炭素14】
◇[英]carbon 14
○[原]質量数14の炭素の放射性同位体。
ベータ崩壊し、半減期は5,730年。
天然には大気上層で宇宙線によって中性子と窒素とが核反応
して生成し、大気中の二酸化炭素にほぼ一定の濃度で含まれて
いる。
人工的にも作り出され、生体内トレーサーとして研究に使用
される。
「たんそじゅうよん」,「放射性炭素」,「ラジオカーボン(radio-
carbon)」とも呼ぶ。
たんそじゅうしほう《たんそじふしはふ》
【炭素十四法】
【炭素一四法】
【炭素14法】
◇[英]carbon 14 dating
○[歴]⇒ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう(放射性炭
素年代測定法)
たんそじゅうよん《たんそじふよん》
【炭素十四】
【炭素一四】
【炭素14】
◇[英]carbon 14
○[原]⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14)
たんそじゅうよんほう《たんそじふよんはふ》
【炭素十四法】
【炭素一四法】
【炭素14法】
◇[英]carbon 14 dating
○[歴]⇒ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう(放射性炭
素年代測定法)
たんそせんい《たんそせんゐ》
【炭素繊維】
◇[英]carbon fiber
○[工]正六角環になったグラファイト構造の炭素から作られる
繊維。
ポリアクリルニトリル(PAN)繊維、またはコールタールピッ
チを原料とする繊維を、窒素などの不活性気体中で焼結して作
る。
スポーツ用品や航空機資材や遠心分離器の円筒などに使われ
る。
「カーボン・ファイバー」とも呼ぶ。
◎「鉄よりも強くアルミより軽い」と言われる。
◎世界シェアの7割を日本の東レ(36%)・東邦テナックス(帝
人の子会社)(26%)・三菱レイヨンの3社で占める。
たんそねつ
【炭疽熱】
○[病]⇒たんそびょう(炭疽病)(1)
★たんそびょう《たんそびやう》
【炭疽病】
◇[英]anthrax(アンスラクス)
○(1)[病]牛・馬・羊などの草食獣に発生する法定家畜伝染病。
人畜共通感染症で、まれに家畜や皮革などを扱う人に発生す
る職業病の一つ。
皮膚炭疽病・肺炭疽病・腸炭疽病の3種類がある。
潜伏期間は約6〜45日で、いづれも菌が血中に入れば発熱・
嘔吐(オウト)・吐血(トケツ)があり、敗血症を起す。脾臓(ヒゾウ)に黒
い潰瘍(カイヨウ)が生じて腫(ハ)れ上がる。
治療には抗生物質サイプロフロキサシン(Ciprofloxacin)、
製薬会社バイエルの商品名シプロ(Cipro)(サイプロとも)が使
われる。
単に「炭疽」とも、「脾脱疽(ヒダッソ)」,「炭疽熱」とも呼ぶ。
参照⇒たんそきん(炭疽菌)
〈皮膚炭疽病(cutaneous anthrax)〉
切り傷などから皮膚へ感染する。皮膚に潰瘍を生じて褐色の
病巣が形成される。これが「炭疽」の由来(ユライ)となっている。
〈肺炭疽病(inhalation anthrax)〉
空中の炭疽菌を吸入して気道から肺に感染する。死亡率が最
も高い。
初期症状はカゼ(風邪)に似るが、呼吸困難を起こす。
〈腸炭疽病〉
炭疽菌に汚染された食品を摂取し経口的に腸へ感染する。
○(2)[植]
単に「炭疽」とも呼ぶ。
◎英語「アンスラックス(anthrax)」も動物・植物とも同じ。
だんぞめ
【段染め】
◇[日]danzome/dan-zome
○布や綛糸(カセイト)に、一定幅で種々の無地の色、または模様(モ
ヨウ)を横または斜めに染めること。また、その染めたもの。
「段だら染め」,「だんだら」とも呼ぶ。
たんた
【タンタ】
◇Tanta
○エジプト北部、ガルビーヤ県(Muhafazat al-Gharbiyah)の県
都。
たんたい
【担体】
◇[英]carrier
○⇒[2]きゃりあ(キャリア)
たんだい
【短大】
○[教]短期大学の略称。
主に「四大(ヨンダイ)(四年制大学)」に対する言葉。
だんたい
【弾帯】
○(1)ライフル銃の弾丸で、弾頭の底部にはめた銅製の帯。
銃腔に刻まれた旋条(ライフル)と噛み合い、弾丸に回転を与
えるもの。
参照⇒らいふる(ライフル),らいふるまーく(ライフル・マー
ク)
○(2)重機関銃で、銃弾を横一列に並べて装着してあるベルト。
「バレットベルト(bullet belt)」,「ガンベルト(gun belt)」と
も呼ぶ。
★だんたいきせいほう《だんたいきせいはふ》
【団体規制法】
○[法]1999.12.27(平成11)施行。
◎オウム真理教対策を理由に、時限立法とせずに施行。
破壊活動防止法の解散処分に比べ、その適用要件の5項目は
大幅に緩和され、その要件のいづれか一つに該当すれば、公安
審査委員会は対象団体を3年以内の「観察処分」にすることがで
きる。
観察処分の対象となった団体は、3ヶ月ごとに団体員の氏名
・住所・資産状況などを公安調査庁に報告することになる。ま
た、公安審査委員会が必要と認めると公安調査官と警察官によ
り団体施設への立ち入り検査もできる。
たんだぐ
【タンダグ】
◇Tandag
○フィリピン南部、ミンダナオ島北東部のカラガ地方(Caraga
Region)東部のスリガオ・デル・スル州(Surigao del Sur Pro-
vince)の州都。
だんだら
【段だら】
◇[日]dandara
○(1)幾つも、段があること・段になっていること・刻み目が
あること。だんだん(段々)。
○(2)染めや織りの模様(モヨウ)・柄(ガラ)で、色の異なる太い横
縞(ヨコジマ)が幾つもあること。
○(3)段染め・段だら染めの別称。
⇒だんぞめ(段染め)
だんだらぞめ
【段だら染め】
○段染め・段だら染めの別称。
⇒だんぞめ(段染め)
たんたらむ
【タンタラム】
◇[英]tantalum
○[化]⇒たんたる(タンタル)
★たんたる
【タンタル】
◇[独]Tantal、[英]tantalum
○[化]バナジウム族に属する希有金属元素の一つ。
原子番号73、原子量180.9。
元素記号は「Ta」。
英語で「タンタラム」,「タンタルム」とも呼ぶ。
◎タンタル・コンデンサー
◎抽出・精製が非常に困難であったため、ギリシア神話のタン
タロスに擬して命名されたもの。
参照⇒たんたろす(タンタロス)
たんたるす
【タンタルス】
◇[羅]Tantalus
○[ロ神]⇒たんたろす(タンタロス)
たんたるむ
【タンタルム】
◇[英]tantalum
○[化]⇒たんたる(タンタル)
たんたろす
【タンタロス】
◇[希]Tantalos、[羅]Tantalus(タンタルス)、[英]Tantalus
(タンタラス)
○[ギ神]小アジアの一地方の王。ゼウス(Zeus)の息子、ニオベ
(Niobe)の父。
巨富をもち傲慢で、神々を裏切り神々の秘密を漏らしたため、
地獄に落とされ、冥界(メイカイ)で永劫(エイゴウ)の飢渇(キカツ)に苦し
んだという。
水にあごまで浸けられているが、ノドが渇いて飲もうとする
と水は退き、頭上に垂れている果物に手を伸ばすとそれが退い
た。
参照⇒におべ(ニオベ)(1)
たんたん
【タンタン】
◇Tintin(チンチン)
○[漫]ベルギーの漫画家エルジェ(Herge)の冒険漫画の主人公。
全23話。
日本では「チンチン」を避けて、「タンタン」と呼んでいる。
愛犬はミルゥ(Milou)で、英語名はスノーウィ(Snowy)。
参照⇒えるじぇ(エルジェ)
◎2004. 1.10(平成16)ベルギー政府、誕生から75周年を記念し
てキャラクターを絵柄にした10ユーロ銀貨を発行。
★だんだん
【段段】
【段々】
○[副詞]
「段だら」とも呼ぶ。
参照⇒ほっけのたいこ(法華の太鼓)
★だんだんういりく
【ダンダンウイリク】
【丹丹烏里克】
◇Dandan-Uilik/Dandan-Uiliq/Dandan Oilik、[中]Dandan-
wulike
○[歴]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)のタクラマカン砂漠、ホータン(和田)近郊の仏
教寺院遺跡。
だんだんばたけ
【段段畑】
【段々畑】
◇[英]terraced fields
○[農]山や丘などの傾斜地を切り開き、段を設けるような形に
作った畑。
参照⇒たなだ(棚田)
◎中国語では「梯田(titian)」。
◎アンデスの高地:⇒あんでねす(アンデネス)
だんちがいへいこうぼう《だんちがひへいかうぼう》
【段違い平行棒】
◇[英]uneven parallel bars/uneven bars
○(1)[運]器械体操用具の一つ。
高さの異なる2.3メートルと1.5メートルの平行する二本の鉄
棒を床に固定したもの。
参照⇒へいこうぼう(平行棒)(1),へいきんだい(平均台)(1)
○(2)[運]女子の体操種目の一種。(1)を用いて、振り上げ・倒
立・転回などの運動を行うもの。
◎男子の鉄棒競技に似る。
参照⇒へいこうぼう(平行棒)(2),へいきんだい(平均台)(2)
だんちひ
【ダンチヒ】
◇[独]Danzig
○ポーランドの港湾都市グダニスク(Gdansk)のドイツ語名。
「ダンツィヒ」とも呼ぶ。
⇒ぐだにすく(グダニスク)
たんちゃ
【磚茶】
◇[中]zhuancha
○[食]緑茶・紅茶の屑(クズ)を蒸してレンガ状に固め、削って
用いる下級の茶。
シベリア・モンゴル地方で多く飲まれる。
◎「磚」は「レンガ(煉瓦)」のこと。
だんちゃく
【弾着】
○(1)発射した弾丸が命中(hit)すること。
○(2)着弾。
⇒ちゃくだん(着弾)(1)
○(3)弾着距離の略称。
だんちゃくきょり
【弾着距離】
○(1)弾丸の発射地点から到着地点までの距離。
○(2)銃砲の最大射程距離。
「着弾距離」とも呼ぶ。
たんちょう《たんちやう》
【丹頂】
○(1)頂(イタダキ)の赤いこと。
○(2)[鳥]⇒たんちょうづる(タンチョウヅル,丹頂鶴)
○(3)[古][経]丹頂株式会社。
⇒まんだむ(マンダム)(1)
たんちょう《たんてう》
【探鳥】
◇[英]bird watching
○[鳥]⇒ばーどうぉっちんぐ(バード・ウォッチング)
たんちょうづる《たんちやうづる》
【タンチョウヅル】
【丹頂鶴】
◇[学]Grus japonensis、[英]Japanese crane
○[鳥]ツル目(鶴目)(Gruiformes)ツル科(Gruidae)の鳥。
全長1.4メートル、翼開張2.3メートルで、日本産鳥類中最大
種の一つ。
全体が白色で、眼先(メサキ)から頸(クビ)にかけてと、翼の内側
の風切り羽の部分が黒色。この風切り羽はたたむと尾のように
見えるが、真の尾羽(オバネ)は白色。頭頂は赤く裸出(ラシュツ)し、
名前の由来となっている。
繁殖期初期に雌雄が向い合って跳(ハ)ねたり跳(ト)んだりする
ディスプレー(しぐさ)はアイヌの伝統的な「ツルの舞(マイ)」とし
て知られている。鳴き声は「ククルー、ククルー」と大きく甲高
(カンダカ)く繰り返す。営巣は地上にアシの枯れ茎を積上げ、2
卵を産む。
シベリア南東部・中国東北北部のウスリー川流域からアムー
ル川中流域で繁殖し、中国・朝鮮半島に渡って越冬する。日本
にはまれに鹿児島県の出水市(イヅミシ)などに1〜2羽が渡来す
る。
日本では大正時代に乱獲と湿原の開拓により一時激減したが、
1952(昭和27)北海道東部の釧路湿原(クシロシツゲン)などで冬の給餌
(キュウジ)が開始されて徐々に増加し約600羽が留鳥(リュウチョウ)とし
て周年生息している。
ワシントン条約の国際保護鳥。区域を定めない国の特別天然
記念物。環境省の絶滅危惧種。
単に「丹頂」とも呼ぶ。
◎北海道の道鳥。
◎1952(昭和27)特別天然記念物に指定。
たんちょん
【タンチョン】
【端川】
◇[朝]Tanchon
○(1)⇒たんちょんぐん(タンチョン郡,端川郡)
○(2)朝鮮半島北東部、朝鮮民主主義人民共和国北東部、咸鏡
南道(Hamgyong-nam-do)(カンキョウナンドウ)北東部の東朝鮮(トンジョ
ソン)湾の北岸にある、タンチョン郡の郡都。
〈人口〉
1987(昭和62)28万4,000人。
たんちょんぐるーぷ
【タンチョン・グループ】
【陳唱グループ】
◇[英]Tan Chong Group
○[経]香港系の自動車販売会社。
アジア各国でスバル車を販売。
たんちょんぐん
【タンチョン郡】
【端川郡】
◇[朝]Tanchon gun
○朝鮮半島北東部、朝鮮民主主義人民共和国北東部、咸鏡南道
(Hamgyong-nam-do)(カンキョウナンドウ)北東部にある郡。
郡都はタンチョン(端川)。
だんつぃひ
【ダンツィヒ】
◇[独]Danzig
○⇒だんちひ(ダンチヒ)
たんつぼ
【痰壺】
【痰壷】
◇[英]spittoon、[米]cuspidor
○タン(痰)やツバ(唾)を吐き入れるツボ(壺)。
「だこ(唾壺,唾壷)」とも呼ぶ。
★だんて
【ダンテ】
◇Dante Alighieri(ダンテ・アリギエリ)
○[人]イタリアの詩人(1265〜1321)。
1285(弘安 8)"Gemma Donati"と結婚。
参照⇒しんきょく(神曲),べあとりーちぇ(ベアトリーチェ)
★たんてい
【探偵】
◇[英]detective
○
参照⇒ろたん(露探)
◎私立探偵
◎2007. 6. 1(平成19)探偵業法、施行。
たんてい
【端艇】
【短艇】
○ボート([英]boat)。
⇒ぼーと(ボート)
[1]だんでぃー
【ダンディー】
◇[英]dandy
○(1)[名](服装や態度が洗練さた)しゃれ男・伊達男(ダテオトコ)。
気取り屋。
○(2)[名]逸品・絶品・一流品。
○(3)[海]ヨール(yawl)(小型艇の一種)。
⇒よーる(ヨール)(1)
○(4)[形]しゃれ男の。気取り屋の。
○(5)[形]極上の。
[2]だんでぃー
【ダンディー】
◇[英]Dundee
○イギリス北部、スコットランド東部の都市。
〈人口〉
1991(平成 3)17万2,294人。
2001(平成13)15万4,674人。
2003(平成15)14万3,090人(推計)。
◎もとテイサイド州(Tayside Region)の州都。
だんでぃーふぃーばー
【ダンディー・フィーバー】
◇[英]dandy fever
○[俗][病](英語で)デング熱の別称・誤称。
⇒でんぐねつ(デング熱)
たんてつ
【鍛鉄】
○(1)[冶]鉄を鍛(キタ)えること。
○(2)[冶]鍛えた鉄。
○(3)[冶]錬鉄の別称。
⇒れんてつ(錬鉄,練鉄)(2)
たんでむ
【タンデム】
◇[英]tandem
○(1)縦並びに2頭の馬を連ねて引く馬車。
○(2)(tandem bicycle)二人乗りの自転車。
◎一人乗りの自転車:ソロ(solo)。
○(3)[機](tandem engine)タンデム機関の略称。
○(4)[空]二つの主回転翼(main rotor)を持つヘリコプター。
主回転翼を互いに逆回転させて機体が回転することを抑制し
ている。
チヌーク(CH−47)など。
○(5)[交]重連機関車。
⇒じゅうれん(重連)
だんでらいあん
【ダンデライアン】
◇[英]dandelion
○[植](英語で)タンポポ(蒲公英)。
⇒たんぽぽ(タンポポ,蒲公英)
だんてわだ
【ダンテワダ】
◇Dantewada/Dantevada
○(1)(Dantewada District)⇒だんてわだけん(ダンテワダ県)
○(2)インド中東部、チャッティースガル州(Chhattisgarh
State)南部のダンテワダ県中北東部にある県都。
「ダンテワラ(Dantewara)」とも呼ぶ。
だんてわだけん
【ダンテワダ県】
◇[英]Dantewada District
○インド中東部、チャッティースガル州(Chhattisgarh State)
南部の県。
県都はダンテワダ。
「ダンテワラ県(Dantewara District)」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万7,538平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)71万9,065人。
だんてわら
【ダンテワラ】
◇Dantewara
○⇒だんてわだ(ダンテワだ)
だんてわらけん
【ダンテワラ県】
◇[英]Dantewara District
○⇒だんてわだけん(ダンテワダ県)
たんでん
【丹田】
◇[英]abdomen
○[医]漢方で、ヘソ(臍)下一寸(約3センチメートル)あたりの
下腹部。
正確にはヘソと恥骨の間の腹中を指し、全身の精気・活力の
集まる所とされる。また、ここに力を入れると健康によく、活
力や勇気が出るという。
「臍下(セイカ)丹田」とも呼ぶ。
たんと
【タント】
◇[伊]tanto
○(1)[形](イタリア語で)大量の、たくさんの。
○(2)[副](イタリア語で)非常に、とても。
だんと
【檀徒】
○[仏]檀家(ダンカ)の人々。
たんといぐぜ
【タントイグゼ】
【TANTOEXE】
○[交]ダイハツ工業社製の小型車。
参照⇒るくら(ルクラ,LUCRA)
たんとう
【丹東】
◇[中]Dandong、[英]Tantung
○⇒たんとうし(丹東市)
たんとう
【但東】
◇[日]Tanto
○[古]⇒たんとうちょう(但東町)
たんとう
【短頭】
◇[英]brachycephaly
○[医]頭の前後の長さが短く、左右の幅が広い頭形(トウケイ)。
頭示数が生体で81以上、頭骨で80以上のもの。
一般的には「まるい頭」と表現される。
◎人種的にはモンゴロイド(黄色人種)に多い。
だんとう
【弾頭】
◇[英]warhead(ウォーヘッド)/ogive(オージャイブ)
○[軍]砲弾・魚雷・ミサイルなどの先端の部分。
炸薬(サクヤク)が装填(ソウテン)され、爆発する。
参照⇒さーもばりっくだんとう(サーモバリック弾頭)
◎イタリア語:テスタータ(testata)。
◎小銃や拳銃では「弾丸(bullet)」と呼び、爆発しないものが大
半。
銃弾の先端部の丸い箇所:オージャイブ([英]ogive)。
ジェット機・ミサイルの先端部:ノーズコーン([英]nose
cone)。
たんとうし
【丹東市】
◇[中]Dandong Shi、[英]Tantung City
○中国東北地区南部、遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)南東
部の省直轄市(地級市)。港湾・工業都市。
北緯40.13°、東経124.40°の地。
周辺の農産物・木材・地下資源の集散地で、瀋陽(Shenyang)
(シンヨウ)に向かう瀋安鉄道の起点。紡織・製紙・製材などの工業
が発達。
鴨緑江(Yalu Jiang)(オウリョッコウ)の河口から約30キロメートル
上流の右岸(西岸)にあり、冬季は結氷する。対岸の朝鮮半島の
北朝鮮新義州([朝]Sinuiju)(シンギシュウ)とは鉄道架橋「中朝友誼
橋」鉄橋(944メートル)で通じている。
「タントン市(丹東市)」とも呼ぶ。旧称は「安東(Andong)」。
参照⇒しんぎしゅう(新義州)
〈人口〉
1990(平成 2)47万0,800人。
1994(平成 6)55万0,900人/69万3,000人。
2002(平成14)53万3,600人。
◎清朝末期から漢民族が移住開墾し、急速に発展。
1876(明治 9)安東県、設置。
1905(明治38)安東神社、建立。日本の東北地方(満州)進出の
重要基地となる。
1907(明治40)開港。
1965(昭和40)丹東に改称。
だんとうだい
【断頭台】
○⇒ぎろちん(ギロチン)
だんどうだん《だんだうだん》
【弾道弾】
◇[英]ballistic missile
○[軍]⇒だんどうみさいる(弾道ミサイル)
たんとうちょう《たんとうちやう》
【但東町】
◇[日]Tanto Cho
○[古]兵庫県北部、出石郡(イズシグン)の町。
◎1996(平成 8)日本・モンゴル民族博物館が開館。
2005. 4. 1(平成17)豊岡市に編入。
★だんどうみさいる《だんだうみさいる》
【弾道ミサイル】
◇[英]ballistic missile
○[軍]ロケットで高高度に打ち上げ、放物弾道を飛んで目標に
落下させるミサイル。
略称は「BM」。
「弾道弾」とも呼ぶ。
参照⇒みさいる(ミサイル),じゅんこうみさいる(巡航ミサイ
ル)
◎ICBM:大陸間弾道ミサイル(射程6,400km以上)。
IRBM:中距離弾道ミサイル(射程2,400〜6,400km)。
MRBM:準中距離弾道ミサイル(射程800〜2,400km)。
SRBM:短距離弾道ミサイル(射程800km以下)。
たんとうるい《たんたうるい》
【単糖類】
◇[英]monosaccharide
○[生化]糖類(saccharide)の一種。分子式の一般系はCnH2n
On。
加水分解しても、それ以上低分子の糖に分解しないもの。
ブドウ糖・果糖(カトウ)など。
「モノサッカライド」とも呼ぶ。
参照⇒ぶどうとう(ブドウ糖,葡萄糖)
◎多糖類(polysaccharide):⇒たとうるい(多糖類)
★たんどく
【歎徳】
【嘆徳】
○(1)[仏]高僧の葬送の儀式の際、歎徳師が高僧の生涯の活動
やその功績・遺徳を讃歎すること。
◎嘆徳文(タンドクモン)
○(2)[仏]真言密教で、灌頂(カンジョウ)修法の際、新阿闍梨(アジャ
リ)の徳を嘆徳師が讃嘆すること。
たんとちく
【タント地区】
◇[英]Tanto District
○東南アジア、タイ王国南端にあるヤラ県(Changwat Yala)西
部の地区。
[1]たんどら
【タンドラ】
◇[英]tundra
○[地]⇒つんどら(ツンドラ)
[2]たんどら
【タンドラ】
◇[登録商標]Tundra
○[交]トヨタ自動車(株)のピックアップトラック・タイプのス
ポーツ用多目的車(SUV)。
◎"tundra"の日本での一般的な読みは「ツンドラ」。
たんどりーちきん
【タンドリーチキン】
◇[英]tandoori chicken
○[料]ヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉をタンドールで焼
いたインド料理。
参照⇒たんどーる(タンドール),きーまかれー(キーマカレー)
たんどーる
【タンドール】
◇tandoor
○[料]インド料理でナンやチキンを焼く壺型の土窯(ドガマ)。
またはその料理。
参照⇒[1]なん(ナン),たんどりーちきん(タンドリーチキン)
◎アラビア語の「タンヌール(tannur)([英]oven)」から。
たんとんし
【タントン市】
【丹東市】
◇[中]Dandong Shi、[英]Tantung City
○⇒たんとうし(丹東市)
★だんな
【檀那】
【旦那】
○(1)[仏]([梵]dana)布施。
⇒ふせ(布施)(1)
○(2)[仏]([梵]danapati)施主。
◎寺や僧などの仏家側からの言葉。
○(3)(転じて)家人・奉公人が主人を呼ぶ言葉。特に、商家な
どの男主人。
○(4)妻が夫を呼ぶ言葉。
○(5)商人・芸人などがひいきにしてくれる得意客を呼ぶ言葉。
また、露天商などが単に通行人などに呼びかける言葉。
参照⇒ぱとろん(パトロン)(2)
○(6)女性の生活の面倒をみる男性をその女性が呼ぶ言葉。パ
トロン(patron)。
参照⇒ぱぱ(パパ)(2)
○(7)(単に)目上の男性を呼ぶ言葉。
だんなさま
【だんな様】
○[楽]鳥井実作詞、岡千秋作曲の歌謡曲。
歌は三船和子。
◎2003.10. 8(平成15)シングルCD発売。
★たんなとんねる
【丹那トンネル】
○[交]
◎1933(昭和 8)貫通。
1934.12. 1(昭和 9)開通。熱海・伊豆地方が満員の盛況とな
る。
たんなんちょう《たんなんちやう》
【丹南町】
◇[日]Tannan Cho
○[古]兵庫県東部、多紀郡(タキグン)の町。
⇒ささやまし(篠山市)
◎1999. 4. 1(平成11)篠山町(ササヤマチョウ)・西紀町(ニシキチョウ)・丹
南町・今田町(コンダチョウ)が合併して篠山市(ササヤマシ)を発足。
たんに
【単二】
○[電]⇒たんにがたかんでんち(単二型乾電池)
たんにがたかんでんち
【単二型乾電池】
○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単一型より
小さく単三型より大きいもの。
単に「単二」とも呼ぶ。
国際規格(IEC)名は「R14」で、英米では「C」。
参照⇒かんでんち(乾電池)
たんにしょう《たんいせう》
【歎異抄】
【歎異鈔】
○[仏]鎌倉時代、浄土真宗(一向宗)の開祖親鸞(シンラン)の法語録、
一巻十九条。
親鸞の没後、門徒の間に生じてきた異議に対し、師の法語を
記して師の教義を伝えようとしたもの。
前半の十条には親鸞の法語をそのまま収録し、後半は異議を
列挙し編者の批判が記されている。
親鸞の直弟子、河和田(カワダ)の唯円(ユイエン)の作と伝えられて
いる。
参照⇒あくにんしょうきせつ(悪人正機説),あくにんなおも
ておうじょうをとぐ(善人なほもて往生をとぐ)
◎唯円は「河和田の唯円」のほかに「鳥喰(トリバミ)の唯円」がいる。
たんね
【タンネ】
◇[独]Tanne
○[植](ドイツ語で)モミ(樅)。
⇒もみ(モミ,樅)
たんねん
【湛然】
◇[中]Zhanren
○[人]中国唐代の天台学僧・天台中興の祖( 711〜 782)。
俗姓は戚氏(Qi shi)、尊称は荊渓(ケイケイ)尊者(Jingxi zunzhe)
・妙楽大師(Miaole dashi)。呉越王から円通尊者(Yuantong
zunzhe)と追諡(ツイシ)される。常州晋陵(Jinling)の荊渓(江蘇省
武進県)の人で儒家の出身。
儒学の教養を持って 730(天平 2)<建平元>左渓玄朗(Zuoxi
Xuanlang)(ゲンロウ)につき、20年間天台教観を学ぶ。38歳で出家
し、曇一(Tanyi)に律を学び、開元寺で『摩訶止観』を講ずる。
玄朗の滅後は天台教観の宣揚に努め、智(「豈」偏+「頁」)(チギ)
の教説を研究し、律のほか唐代成立の華厳(ケゴン)教学や新伝来
の法相唯識(ユイシキ)学にも造詣が深く、禅に対して天台円教を鼓
吹する。江南各地で天台教学を講じ、晩年は天台山に帰り仏隴
道場で入滅。
著書は天台三大部の註釈書『法華文句記』30巻・『法華玄義
釈籤』20巻・『摩訶止観輔行伝弘決』40巻のほか、『維摩略疏』
・『止観義例』・『止観大意』・『止観捜要記』・『五百問論』
など多数。
◎智(「豈」偏+「頁」)(Zhiyi)(チギ)を初祖とする中国天台の第六祖、
龍樹(Longshu)(リュウジュ)より数えて第九祖。
たんねんし
【単撚糸】
○⇒たんし(単糸)(1)
たんねんばうむ
【タンネンパウム】
◇[独]Tannenbaum
○[植](ドイツ語で)モミ(樅)。
⇒もみ(モミ,樅)
★たんねんべるくのたたかい《たんねんべるくのたたかひ》
【タンネンベルクの戦い】
◇[英]the Battle of Tannenberg
○(1)[歴]1410. 7.(応永17)ポーランド軍、ドイツ騎士団を撃
退。
○(2)[歴]第一次世界大戦の初期、ドイツ軍とロシア軍の戦い。
1914. 8.(大正 3)ロシア軍、惨敗。
★だんのうら
【壇ノ浦】
◇[日]Dannoura
○山口県下関市、早鞆瀬戸(ハヤトモノセト)に臨む海岸一帯。
◎壇ノ浦の合戦,壇ノ浦の戦い
◎安徳帝を祀(マツ)る赤間神宮がある。
だんのうらのかっせん
【壇ノ浦の合戦】
○[歴]1185(元暦 2. 3.24)長門壇ノ浦で行われた源平最後の合
戦。
平氏は平宗盛が安徳天皇および神器を奉じて率い、源氏は源
義経を総大将として激戦。
平氏は敗れ、知盛ら一族の多くが戦死し、二位尼は安徳天皇
を抱いて入水、宗盛・建礼門院らは捕らわれて、平氏一門は滅
亡。
だんのうらのたたかい《だんのうらのたたかひ》
【壇ノ浦の戦い】
○[歴]⇒だんのうらのかっせん(壇ノ浦の合戦)
たんば
【丹波】
◇[日]Tamba/Tanba
○(1)[歴]旧国名。山陰道八ヶ国の一国。大部分は現在の京都
府と、兵庫県の一部。
「丹州」とも呼ぶ。古名は「たには」。
◎ 713(和銅 6. 4.)丹後(タンゴ)を分離。
○(2)⇒たんばし(丹波市)
○(3)[古]⇒たんばちょう(丹波町)
たんぱ
【タンパ】
◇Tampa
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)ヒルズ
バーグ郡(Hillsborough County)の郡都。
フロリダ半島中央部、メキシコ湾側のタンパ湾(Tampa Bay)
に面する都市。
北緯27.96°、西経82.48°の地。
オーランド(Orlando)の南西160キロメートル。
郊外にマクディル空軍基地(Macdill Air Force Base)がある。
〈人口〉
1975(昭和50)28万人。
1990(平成 2)28万0,800人。
2000(平成12)30万3,400人。
2002(平成14)31万9,200人。
★たんぱ
【短波】
◇[英]short wave
○[電][通]中波・長波に比べ波長の短い電波。
波長が10〜50メートルで、周波数では6〜30メガヘルツ。
電離層のF層反射で遠距離まで伝わり、国際通信・遠距離通
信に用いる。
◎第二次世界大戦など20世紀末までは、スパイが本国との連絡
に使用した。
だんぱ
【丹巴】
◇[中]Tanba
○(Tanba Xian)⇒だんぱけん(丹巴県)
★たんばいし
【丹波石】
◇[日]tamba-ishi
○[建][鉱]京都府亀岡市付近で産出する花崗岩。
表面に錆色(サビ)が出るので「丹波鞍馬」とも呼ぶ。
参照⇒くらまいし(鞍馬石)
★たんぱくしつ
【タンパク質】
【蛋白質】
◇[英]protein
○[生化]
三大栄養素の一つ。
「プロテイン」とも呼ぶ。
◎硬タンパク質:コラーゲン(collagen)・ケラチン(keratin)
・フィブロイン(fibroin)など。
たんぱくしつぶんかいこうそ《たんぱくしつぶんかいかうそ》
【蛋白質分解酵素】
◇[独]Protease、[英]protease
○[生化]⇒ぷろてあーぜ(プロテアーゼ)
たんぱくせき
【蛋白石】
◇[英]opal
○[鉱]⇒おぱーる(オパール)
たんばくらま
【丹波鞍馬】
◇[日]tamba-kurama
○[建][鉱]丹波石の別称。
⇒たんばいし(丹波石)
たんばぐり
【丹波栗】
○[農]クリ(栗)の一品種。大粒で甘い。
だんぱけん
【丹巴県】
◇[中]Tanba Xian、[英]Tanba County
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)甘孜チベット
族(蔵族)自治州(Ganzi Zangzu Zizhizhou)東部の県。
県都は章谷鎮(Zhanggu Zhen)。
たんばし
【丹波市】
◇[日]Tamba Shi/Tanba Cho
○兵庫県中東部の市。
◎2004.11. 1(平成16)氷上郡(ヒカミグン)の柏原町(カイバラチョウ)・氷
上町(ヒカミチョウ)・青垣町(アオガキチョウ)・春日町(カスガチョウ)・山南町
(サンナンチョウ)・市島町(イチジマチョウ)の全6町が合併して発足。
たんばちょう《たんばちやう》
【丹波町】
◇[日]Tamba Cho/Tanba Cho
○[古]京都府中央部、船井郡(フナイグン)の町。
〈面積〉
74.09平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8,690人。
◎1956(昭和31)須知(シュウチ)町と高原村が合併して発足。
2005.10.11(平成17)瑞穂町(ミズホチョウ)・和知町(ワチチョウ)と合併
して京丹波町(キョウタンバチョウ)を発足。
だんぱつれい
【断髪令】
○[歴]⇒さんぱつだっとうれい(散髪脱刀令)
たんばらちょう《たんばらちやう》
【丹原町】
◇[日]Tambara Cho/Tanbara Cho
○[古]愛媛県中央部北東の周桑郡(シュウソウグン)にあった町。
◎2004.11. 1(平成16)西条市(サイジョウシ)に編入。
だんはらみつ
【檀波羅蜜】
◇[梵]dana paramita(ダーン・パーラミター)、「檀」は「檀那・
布施」の意味、「波羅蜜」は「到彼岸(トウヒガン)」と訳す。
○[仏]六波羅蜜の一つ。布施(フセ)の波羅蜜。
彼岸(ヒガン)に渡るために行なう財施(ザイセ)・法施(ホッセ)・無
畏施(ムイセ)の三つの行法。
★たんばりん
【タンバリン】
◇[英]tambourine
○[楽]打楽器の一種。
胴枠に小鈴が幾つか付いた、皮は片面のみの平たい鼓(ツヅミ)。
たんばん
【丹礬】
○[俗][鉱]タンバン(胆礬)の誤記。
⇒たんばん(タンバン,胆礬)
★たんばん
【タンバン】
【胆礬】
◇[英]chalcanthite(カルカンサイト)
○[鉱]硫酸銅(CuSO4・5H2O)を主成分とする鉱物。
光沢のある青色・半透明の三斜晶系結晶。
銅鉱山などの二次的生成物。
だんぴ
【団匪】
◇[中]tuanfei
○(1)集団をなしている匪賊。
○(2)[歴](Tuanfei)⇒ぎわだん(義和団)
だんぴあ
【ダンピア】
◇William Dampier
○[人]イギリスの航海者(1652〜1715)。
海賊として活躍。
1687. 7.(貞享 4)台風が猛烈な旋回暴風であることを発見。
1699〜1701(元禄12〜元禄14)海軍の命でオーストラリア周辺
を探検。
著書は1697(元禄10)『新世界周航記(New Voyage Round the
World)』・1699(元禄12)『航海とその記録(Voyages and de-
scriptions)』など。
参照⇒たいふう(台風,颱風)
たんぴおん
【タンピオン】
◇[英]tampion
○(1)[軍](銃口・砲口などの)使用しない時に詰めておく木栓。
「スパイク([英]spike)」とも呼ぶ。
◎マズル(muzzle):銃口・砲口。
○(2)[楽](オルガンの)音管栓。
◎「タンポン(tampon)」と同語源。
参照⇒[1]たんぽん(タンポン)
たんぴこ
【タンピコ】
◇Tampico
○メキシコ東部、タマウリパス州(estado de Tamaulipas)南東
端部の都市。メキシコ湾に面する港湾都市。
油田地帯に位置し、石油化学工業が発達。
〈人口〉
1990(平成 2)27万2,690人。
2000(平成12)29万5,442人。
だんぴじけん
【団匪事件】
◇[中]Tuanfei Shijian
○[歴]⇒ぎわだんじけん(義和団事件)
だんびら
【段平】
○(1)[俗]刀の幅の広いこと。また、その刀。
◎英語:ブロードソード(broadsword)。
○(2)[俗](転じて、単に)刀。
◎英語:ソード(broadsword)。
だんびる
【ダンビル】
◇Danville
○アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)中
央部のヘンドリックス郡(Hendricks County)中西部にある郡都。
たんぷ
【タンプ】
◇[英]tamp
○(1)(土などを)突き固める。
参照⇒はんちく(版築,板築)
○(2)(タバコなどを)軽く叩(タタ)いて詰める。
参照⇒ごーるでんばっと(ゴールデンバット)
○(3)(爆発力を強めるために)火薬を詰めた発破孔を粘土など
で塞(フサ)ぐ。
参照⇒はっぱ(発破)
★だんぷ
【ダンプ】
◇[英]dump
○(1)(英語で)ゴミ捨て場。ゴミの山。
○(2)[建]ダンプカーまたはダンプトラックの和略語。
⇒だんぷかー(ダンプカー)
○(3)[軍](前線の)軍需品臨時集積場。
○(4)[計]メモリー・ダンプ(memory dump)またはコア・ダンプ
(core dump)の略称。
⇒めもりーだんぷ(メモリー・ダンプ)
だんぷかー
【ダンプカー】
◇[英]dump car
○(1)[建]土木・建設機械の一種。動力で荷台を傾ける装置の
あるトラック。
荷台を水平にして積荷(ツミニ)を載せ、運送した先で荷台を傾
けて積荷を一気に下ろすもの。
主に建築用の土砂や廃材などの運送に使用される。
和略語で単に「ダンプ」とも呼ぶ。
英語では「ダンプトラック(dump truck)」と呼ぶ。
◎積載はパワーショベルやブルドーザーで行う。
参照⇒ぱわーしょべる(パワーショベル),ぶるどーざー(ブル
ドーザー)
○(2)[交]動力で荷台を傾ける装置のある鉄道貨車。
だんぷとらっく
【ダンプトラック】
◇[英]dump truck
○[交]⇒だんぷかー(ダンプカー)(1)
たんぶらー
【タンブラー】
◇[英]tumbler(ころぶもの)
○(1)(取っ手と足のない)平底の大コップ。
標準は8オンス(237.6ミリリットル)。
◎昔は牛の角など、底が丸かったり尖(トガ)っていて、置くと
倒れたことから。
1パイント(pint)(16オンス)のビールジョッキは「スタイン
(stein)」。
○(2)軽業師・曲芸師。
○(3)起上り小法師。
⇒おきあがりこぼし(起き上り小法師,起上小法師,不倒翁)
たんぶん
【タンブン】
◇[タイ語]Tak Bat
○[仏]功徳(クドク)のある行いをすること。功徳を積むこと。
特に、僧侶に喜捨(キシャ)すること。
参照⇒きしゃ(喜捨)
だんべる
【ダンベル】
◇[英]dumbbell(鳴らない鈴)
○[運]長さ24センチメートルの鉄製または木製の棒の両端に重
い球を付けた体操用具。一対(2個)で一組。
両手に持って体を動かし、主に上半身の筋肉を鍛える。
「あれい(亜鈴,唖鈴)」とも呼ぶ。
参照⇒ばーべる(バーベル),えきすぱんだー(エキスパンダー)
◎亜鈴体操
たんぺれ
【タンペレ】
◇Tampere
○フィンランド南西部、ヘメ県(Hame Laani)の県都。同国第3
の都市。
北緯61.52°、東経23.76°の地。
スウェーデン語で「タンメルフォルス(Tammerfors)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1983(昭和58)16万7,344人、都市域24万9,606人。
1992(平成 4)17万4,266人(推計)。
1997(平成 9)18万8,700人。
1998(平成10)19万1,254人。
2003(平成15)20万1,200人。
たんぼ
【田んぼ】
【田圃】
○[農]⇒すいでん(水田)
だんぼ
【ダンボ】
◇[英]Dumbo(間抜け)
○[映]ウォルト・ディズニーのアニメーション映画。カラー。
耳の大きな子ゾウ(象)ダンボがその耳で空を飛ぶ物語。
◎1941.10.23(昭和16)アメリカで公開。
1954. 3.13(昭和29)日本で公開。
◎形容詞"dumb(ものが言えない,間抜けな)"から。
たんぽいんさつ
【タンポ印刷】
◇[英]pad print
○[印]⇒ぱっどいんさつ(パッド印刷)
たんほうじょうちゅう《たんはうでうちゆう》
【単包条虫】
◇[学]Echinococcus granulosus
○[動]⇒えきのこっくす(エキノコックス)
たんぽなーで
【タンポナーデ】
◇[英]tamponade
○[医]止血栓入(シケツセンニュウ)。
参照⇒[1]たんぽん(タンポン)(1),しんたんぽなーで(心タン
ポナーデ)
たんぼふ
【タンボフ】
◇Tambov
○(1)(Tambovskaya Oblast)⇒たんぼふしゅう(タンボフ州)
○(2)ロシア連邦西部、タンボフ州の州都。
たんぼふしゅう《たんぼふしう》
【タンボフ州】
◇[露]Tambovskaya Oblast、[英]Tambov Region
○ロシア連邦西部の州。
州都はタンボフ。
〈面積〉
3万4,300平方キロメートル。
★たんぽぽ
【タンポポ】
【蒲公英】
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)タンポポ属(Ta-
raxacum)の多年草。
山野に自生。
一頭状花。
日本在来種のカントウタンポポ(Taraxacum platycarpum)と
帰化植物のセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)がある。
セイヨウタンポポは明治に食用として輸入され、野生化したも
の。
カントウタンポポの開花は4〜5月で、セイヨウタンポポは
一年中開花している。
葉・根は薬用、若葉は食用になる。
古名は「たな」。
◎冠毛(カンモウ):参照⇒しゅはつ(種髪),わたぼうし(綿帽子)(4)
◎シロバナタンポポ(白花蒲公英)(Taraxacum albidum)。
ミヤマタンポポ(深山蒲公英)(Taraxacum alpicola)。
フキタンポポ(蕗蒲公英):⇒ふきたんぽぽ(フキタンポポ,蕗
蒲公英)
ロシアタンポポ(露西亜蒲公英):⇒ろしあたんぽぽ(ロシア
タンポポ,ロシア蒲公英,露西亜蒲公英)
花がタンポポに似て茎の頂に分枝して咲くものはノゲシ:⇒
のげし(ノゲシ,野芥子,苦菜)
◎英語:ダンデライアン(dandelion)。
たんぼらかざん《たんぼらくわざん》
【タンボラ火山】
◇[インドネシア語]Gunung Berapi Tambora、[英]Volcano Tam-
bora
○[地]インドネシア南部、小スンダ列島(the Lesser Sundas)
西部のスンバワ島(Pulau Sumbawa)北部にある火山。標高2,850
メートル。
「タンボラ山(Gunung Tambora)」とも呼ぶ。
参照⇒くらかたうかざん(クラカタウ火山)
◎1815. 4.10(文化12)大噴火で8万8,000人が犠牲となり、世界
中で冷夏による農業被害が発生した。
たんぼらさん
【タンボラ山】
◇[インドネシア語]Gunung Tambora、[英]Mount Tambora
○[地]⇒たんぼらかざん(タンボラ火山)
だんぼーる
【段ボール】
【ダンボール】
◇[英]corrugated cardboard
○波状に成形した紙の片面または両面に平らなボール紙を貼(ハ)
り合せた、軽量で丈夫な厚紙。
段ボール箱などにする。
参照⇒ぼーるがみ(ボール紙)
◎平らな紙はライナー(liner)(裏張り)、波状の紙は中心紙(ナカ
シンシ)(medium)と呼ぶ。
◎春などに、草の茂った斜面で草スベリのソリ(橇)として、尻
に敷いて滑るのにも使用する。
[1]たんぽん
【タンポン】
◇[独]Tampon、[フ]tampon(詰め物)
○(1)[医]([英]surgical pad)消毒した脱脂綿・ガーゼなどを
円筒状または球状に固め、薬をしみ込ませたもの。
傷口や鼻腔などに詰めて止血または分泌液の吸収に用いる。
「止血栓(シケツセン)」とも呼ぶ。
◎タンポナーデ([英]tamponade):止血栓入。
○(2)[医]([英]tampon)女性の内装式生理用品。
月経の時、膣口に挿入して分泌物の吸収に用いる円筒状の綿
棒。
◎「タンピオン(tampion)」と同語源。
参照⇒たんぴおん(タンピオン)
[2]たんぽん
【タンポン】
○[俗][運]富士電機・富士通系で行われている球技。
テニスのように地面(路面)をコートとして、小さめのコート
で有り合わせのものをラケットに軟式テニスのボールを打ち合
うもの。
たんほんい《たんほんゐ》
【単本位】
◇[英]monometallism/single standard
○[経]⇒たんほんいせい(単本位制)
★たんほんいせい《たんほんゐせい》
【単本位制】
◇[英]monometallism/single standard
○[経]単一の金属を本位貨幣とする貨幣制度。
「単本位制度」,「単本位」とも呼ぶ。
⇔ふくほんいせい(複本位制)
参照⇒きんほんいせい(金本位制)
たんほんいせいど《たんほんゐせいど》
【単本位制度】
◇[英]monometallism/single standard
○[経]⇒たんほんいせい(単本位制)
たんま
【たんま】
【タンマ】
◇[英]pax
○子供の遊びで、遊びを一時中断すること。また、中断を求め
る言葉。待った。
運動競技の「タイム([英]time)」の訛りで、英語では「パックス」
と言う。
参照⇒ぱっくす(パックス)(7)
たんま
【タンマ】
【炭マ】
○[俗][運]すべり止めの粉(炭酸マグネシウム)。
だんまく
【弾幕】
◇[英]barrage
○(1)敵の攻撃を防ぐため、または自軍の援護のため、目標を
定めず敵方に弾丸を連続して撃ち込むこと。
参照⇒かもう(火網),じゅうじほうか(十字砲火)
◎弾幕を張る
○(2)多くの弾丸が隙間(スキマ)なく飛び交っている状態。
参照⇒かもう(火網)
だんまぱだ
【ダンマパダ】
◇[梵]Dhammapada
○[仏]⇒ほっくきょう(法句経)
だんまーむ
【ダンマーム】
◇Ad Dammam
○サウジアラビア東部、シャルキーヤ州(Mintaqah ash Shar-
qiyah)の州都。ペルシア湾(Percian Gulf)に面する都市。対岸
はバーレーン。
「ダンマン」とも呼ぶ。
〈人口〉
2000(平成12)100万人。
だんまん
【ダンマン】
◇Ad Dammam
○⇒だんまーむ(ダンマーム)
たんみん
【タンミン】
【蛋民】
【蜑民】
◇[中]danmin
○中国南部の大河川や沿海地域の水上生活者の総称。
広東省・福建省・香港・マカオ・海南島などで船上に居住。
漁業・水運などに従事していたが、政府の陸上への定住政策
により減少傾向にある。現在は養殖も行っている。
厳しい生活水準から蔑視され、陸上生活者とは通婚しなかっ
た。
「蛋家(danjia)」とも呼ぶ。
たんむず
【タンムズ】
◇[ヘブライ語]Tammuz
○[暦]ユダヤ暦の第10月(旧第4月)。
参照⇒ゆだやれき(ユダヤ暦)
たんめるふぉるす
【タンメルフォルス】
◇[スウェーデン語]Tammerfors
○フィンランドの都市タンペレ(Tampere)のスウェーデン語名。
⇒たんぺれ(タンペレ)
たんゆぐつうしんしゃ
【タンユグ通信社】
◇TANJUG
○[通]セルビア・モンテネグロの国営通信社。
◎1943(昭和18)ユーゴスラビア王国の国営通信社として創立。
たんよう《たんやう》
【端陽】
○[暦]⇒たんご(端午,端五)(2)
たんようき《たんえふき》
【単葉機】
◇[英]monoplane
○[空]主翼が一枚の飛行機。
「単葉飛行機」,「モノプレイン」,「モノプレーン」とも呼ぶ。
参照⇒ふくようき(複葉機)
◎ハンス・グラーデ単葉機(Hans Grade Monoplane)
◎中国語:単翼飛機(danyi feiji)。
ドイツ語:アインデッカー(Eindecker)。
たんようひこうき《たんえふひかうき》
【単葉飛行機】
○[空]⇒たんようき(単葉機)
たんよん
【単四】
○[電]⇒たんよんがたかんでんち(単四型乾電池)
たんよんがたかんでんち
【単四型乾電池】
○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単三型より
小さく単五型より大きいもの。
単に「単四」とも呼ぶ。
国際規格(IEC)名は「R20」で、英米では「AAA」。
参照⇒かんでんち(乾電池)
◎単三・単二・単一と次第に大きくなる。
たんら
【耽羅】
○[古]朝鮮半島南端、済州島の古称。
⇒さいしゅうとう(済州島)
たんらく
【短絡】
○(1)[電]⇒しょーと(ショート)(2)
○(2)物事の関係を単純に結び付けてしまうこと。
特に、関係のない物事を思慮なく性急に結び付けること。
だんらん
【団欒】
○(1)集まってなごやかに楽しむこと。親密で楽しい集り。
◎一家団欒
○(2)相集まって車座にすわること。まどい(団居)。
○(3)月などのまるいこと。まろやか。
○(4)団子(ダンゴ)。
たんり
【単離】
○[化]混合物の中から、ある特定の物質を純粋な単体として分
離・抽出(チュウシュツ)すること。
たんりょうたい《たんりやうたい》
【単量体】
◇[英]monomer
○[化]⇒ものまー(モノマー)
だんりん
【檀林】
○(1)寺院の尊称。
○(2)[仏](転じて)僧侶の学問所。
室町末期から諸宗に行われた。
参照⇒じゅうはちだんりん(十八檀林)
◎「栴檀林(センダンリン)」の略。
「栴檀は双葉より芳(カンバ)し」と言われる香木を仏弟子(僧侶)
になぞらえ、僧侶のいる寺院は栴檀の林のようだという意味で
使われ、さらに僧侶の学問所を指すようになったもの。
だんりん
【談林】
【檀林】
○[文]⇒だんりんふう(談林風,檀林風)
だんりんは
【談林派】
【檀林派】
○[文]⇒だんりんふう(談林風,檀林風)
だんりんふう
【談林風】
【檀林風】
○[文]江戸前期、西山宗因の始めた俳諧の一派。
貞徳流の形式主義に反対し、漢語・俗語を使い、軽妙・奇抜
な趣向を重視した。
延宝・天和(1673〜1684)ころが最盛期で、格調高い蕉風(ショウ
フウ)が盛んになると衰えた。
「だんりんは(談林派,檀林派)」とも呼ぶ。
たんるちゃ
【タンルチャ】
◇[トルコ語]tanrica
○(トルコ語で)女神。
⇒ごっです(ゴッデス)
たんれい
【淡麗】
○[食]キリンの発泡酒ブランド名。
だんれっくさんみゃく
【ダンレック山脈】
◇[英]Dangrek Mountains/Dangrek range、[フ]Chaine de
Dangrek、[クメール語]Chuor Phnum Dangrek/Chuor Phnom
Dangrek[タイ語]Thiu Khao Phanom Dong Rak/Thio Khao Pha-
nom Dong Rak
○[地]タイ王国南東部とカンボジア北部の国境を東西に連なる
山脈。全長約320キロメートル。
高さ450〜600メートルの高地で、カンボシア側(南)からタイ
王国側(北)に斜傾して、コラート高原(Khorat Plateau)(90〜
200メートル)に続く。
参照⇒むーんがわ(ムーン川)
★[1]だんろっぷ
【ダンロップ】
◇[英]Dunlop Rubber Company
○[経]イギリスのタイヤ製造会社。
[2]だんろっぷ
【ダンロップ】
◇John Boyd Dunlop(ジョン・ボイド・ダンロップ)
○[人]スコットランドの獣医・発明家・企業家(1840〜1921)。
1888(明治21)空気入りタイヤ(pneumatic tyre)を発明し、タ
イヤ製造会社(Dunlop Pneumatic Tyre Company)を設立。
[3]だんろっぷ
【ダンロップ】
◇John Thomas Dunlop(ジョン・トーマス・ダンロップ)
○[人]アメリカの労働関係の行政官(1914〜2003)。
1970〜1973(昭和45〜昭和48)ハーバード大学の学芸部学部長
(dean of arts and sciences)。
1975〜1976(昭和50〜昭和51)フォード大統領下の労働長官
(Secretary of Labor)。
★たんろんじょう《たんろんじやう》
【タンロン城】
【昇龍城】
◇[英]Thang Long Citadel
○[歴]ベトナムの首都ハノイ北部のバーディン地区(Quan Ba
Dinh)にあった城(11〜18世紀)。
〈昇龍四鎮〉
城の四方の守護神殿。
東:白馬(Bach Ma)を祀(マツ)る神殿はバックマー(Bach Ma)神
殿。Bach Ma:White Horse。
西:リンラン大王(Linh Lang Dai Vuong)を祀るヴォイフッ
ク(Voi Phuc)神殿。Voi Phuc:kneeling elephant。
南:高山大王(Cao Son Dai Vuong)を祀るキムリエン(Kim
Lien)神殿。Kim Lien:Golden lotus。
北:玄天鎮撫(Huyen Thien Tran Vu)を祀るクアンタイン
(Quan Thanh)神殿。Quan Thanh:Holy Mandarin。
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