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                    PDD図書館管理番号       0001.0058.7500.14

                 百   科   辞   書   《たんさ》    編集:獨  澄旻

-------- たんさ ------------------------------------------------
たんざ
	【端座】
	【端坐】
	○(1)姿勢を正してきちんとすわること・行儀正しくすわるこ
	と。正座。
	○(2)座ったまま何事もせず、ぼんやりと日を暮すこと。
たんさいぼう《たんさいばう》
	【単細胞】
	◇[英]single cell
	○(1)[生]単一の細胞。ただ一つの細胞。
	○(2)[生]単細胞生物の略称。
	○(3)(転じて)考え方が単純な人。一面的な考え方しかできな
	い人。
だんざえもん《だんざゑもん》
	【弾左衛門】
	◇[日]Danzaemon
	○[歴]江戸時代、主に関八州の穢多(エタ)を支配した頭(カシラ)の
	世襲名。関八州のほか伊豆国の全部・甲斐・駿河・陸奥の一部
	にまで勢力を張っていた。
	 江戸浅草の新町(シンチョウ)に屋敷を構え、屋敷の表半分が役所
	で特権を与えられていた皮革・灯心の製造・販売、罪人の逮捕
	・処刑の使役など治安維持への補助動員、また町奉行の支配下
	で穢多・非人(ヒニン)の裁判権を行使した。
	 起源は不明だが鎌倉時代といわれ、第13代まで続き、江戸幕
	末期に長州征伐に協力した功(イサオ)で弾左衛門の身分は平民に
	戻され、1868(慶応 4. 6.)明治維新で特権身分は取り上げられ
	た。
	 参照⇒えた(穢多)
	◎3代目:諱は集信(シュウシン)。
	◎弾左衛門の屋敷のまわりには江戸市中の穢多・芸人が、囲内
	(なか)と呼ばれる塀と堀で囲まれた一郭(イッカク)に集められ住ん
	でいた。
	◎仕置場(シオキバ)が日本橋にあるころはその近くに居た。
	◎江戸の非人の頭の車善七(クルマ・ゼンシチ)も弾左衛門の配下にあっ
	た。
	 参照⇒くるまぜんしち(車善七)
たんさく
	【単作】
	◇[日]tansaku、[英]single crop
	○[農]同じ耕作地で1種類の作物のみを栽培し収穫すること。
	また、その生産方法。
	 参照⇒いちもうさく(一毛作),にもうさく(二毛作),たもうさ
	く(多毛作)
たんさくのうぎょう《たんさくのうげふ》
	【単作農業】
	◇[英]monoculture
	○[農]⇒ものかるちゃー(モノカルチャー)(2)
たんざないと
	【タンザナイト】
	◇[商品名]tanzanite
	○[鉱]タンザニア特産の青い宝石、ブルー・ゾイサイト(blue 
	zoisite)の、ティファニー(Tiffany & Co.)の商品名。
	◎1967(昭和42)タンザニア北部のレラテマ山(the Laletema 
	Mountain)で発見。
たんざにあ
	【タンザニア】
	◇Tanzania
	○アフリカ東部、インド洋に面する国。正称はタンザニア連合
	共和国(United Republic of Tanzania)。
	 首都はダルエスサラーム(Dar es Salaam)。
	〈面積〉
	 94.5万平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)1,307万人。
	 1984(昭和59)2,106万人。
	 1988(昭和63)2,399万人。
	◎州:[英]* Region。
	◎1964. 4.(昭和39)タンガニーカ(Tanganyika)とザンジバル
	(Zanzibar)が合併してタンザニア連合共和国を形成。同年12月、
	現名に改称。
	◎首都をドドマ(Dodoma)に移転計画中。
たんざわ《たんざは》
	【丹沢】
	◇[日]Tanzawa
	○[地]丹沢山地の略。
	 ⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわおおやまこくていこうえん
	《たんざはおほやまこくていこうゑん》
	【丹沢大山国定公園】
	○神奈川県北西部、丹沢山地の中心部を区域とする国定公園。
	 南東端は大山(オオヤマ)。
	 尾根・沢ともに登山ハイキング・コースが開かれ、登山者が
	多い。
	 参照⇒たんざわさんち(丹沢山地),おおやま(大山)
	◎1965(昭和40)指定。
たんざわさん《たんざはさん》
	【丹沢山】
	◇[日]Tanzawa San
	○(1)[地]神奈川県北西部を中心とする丹沢山地の主峰の一つ。
	標高1,567メートル。
	 蛭ヶ岳(ヒルガダケ)の南東部に連なる。
	 参照⇒たんざわさんち(丹沢山地),ふどうのみね(不動ノ峰)
	○(2)[地]丹沢山地の主峰群の総称。
	 ⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわさんかい《たんざはさんくわい》
	【丹沢山塊】
	◇[日]Tanzawa Sankai
	○[地]⇒たんざわさんち(丹沢山地)
たんざわさんち《たんざはさんち》
	【丹沢山地】
	◇[日]Tanzawa Sanchi
	○[地]神奈川県北西部を中心に山梨・静岡両県の一部にまたが
	る山地。
	 北側は桂川の断層谷を隔てて秩父山地に対する。
	 主峰群は最高峰の蛭ヶ岳(ヒルガダケ)(標高1,673メートル)・檜
	洞丸(ヒノキボラマル)・丹沢山(タンザワサン)(1,567メートル)・塔ヶ岳(ト
	ウガダケ)(1,491メートル)・大山(オオヤマ)(1,252メートル)などが連
	なる。
	 丹沢大山国定公園に含まれる。
	 「丹沢山塊(サンカイ)」とも呼ぶ。
たんざわやま《たんざわやま》
	【丹沢山】
	◇[日]Tanzawa Yama
	○[地]⇒たんざわさん(丹沢山)
たんさん
	【単三】
	○[電]⇒たんさんがたかんでんち(単三型乾電池)
たんざん
	【談山】
	◇[日]Tanzan
	○[地]多武峰(トウノミネ)の別称。
	 ⇒とうのみね(多武峰)
だんざん
	【談山】
	◇[日]Danzan
	○[地]多武峰(トウノミネ)の別称。
	 ⇒とうのみね(多武峰)
たんさんがす
	【炭酸ガス】
	◇[英]carbonic acid gas
	○[俗][化]二酸化炭素の通称。
	 ⇒にさんかたんそ(二酸化炭素)
たんさんがたかんでんち
	【単三型乾電池】
	○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単二型より
	小さく単四型より大きいもの。
	 単に「単三」とも呼ぶ。
	 国際規格(IEC)名は「R6」で、英米では「AA」。
	 参照⇒かんでんち(乾電池)
たんさんし
	【炭酸紙】
	◇[英]carbon paper
	○⇒かーぼんし(カーボン紙)
だんざんじんじゃ
	【談山神社】
	○奈良県桜井市南部、多武峰(トウノミネ)の山腹にある神社。元別
	格官幣社。
	 祭神は藤原鎌足(カマタリ)。
	 境内に室町時代の建築である日本唯一の木造十三重塔がある。
	 「多武峰大明神」,「多武峰社」とも呼ぶ。
	 参照⇒とうのみね(多武峰)
	◎ 678[天武 7]鎌足の長子の遣唐僧定慧(ショウエ)が父の遺骸の一
	部を阿威山より改葬し、妙楽寺・聖霊院を建立したのに始まる。
★たんさんすいそなとりうむ
	【炭酸水素ナトリウム】
	◇[英]sodium bicarbonate
	○[化]
	 「重炭酸ナトリウム」,「重炭酸曹達(ソーダ)」,「重曹(ジュウソウ)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうそう(重曹)
★たんさんまぐねしうむ
	【炭酸マグネシウム】
	◇[英]magnesium carbonate
	○[化]マグネシウムの炭酸塩。化学式はMgCO3。
	 制酸剤・緩下剤などの医薬に使用する。また、容易に細かく
	粉砕でき、歯磨き粉などにも利用する。
	 スポーツ界ではすべり止めの粉と使用され、「タンマ(炭マ)」
	とも呼ばれる。
たんし
	【単糸】
	○(1)精紡機から紡(ツム)ぎ出したままの糸。
	 縒(ヨ)りは軽く、これを何本か撚り合せて撚糸(ネンシ)(普通の
	糸)を作る。
	 「単撚糸(タンネンシ)」とも呼び、縒りの向きにより左撚単糸と右
	撚単糸がある。
	 参照⇒かたより(片縒り,片撚り),もろよりいと(諸撚糸,諸撚
	り糸)
	○(2)マユ(繭)から取り出した一本の生糸(キイト)。
	 参照⇒かまいと(釜糸)(1)
たんし
	【譚詩】
	◇[フ]ballade、[英]ballad/ballade
	○[文]⇒ばらーど(バラード)
たんじぇろ
	【タンジェロ】
	◇[英]tangelo
	○[植]⇒あぐりふるーつ(アグリフルーツ,アグリ・フルーツ)
たんじぇんと
	【タンジェント】
	◇[英]tangent
	○(1)[数]接線。
	 ⇒せっせん(接線,切線)
	○(2)[数]接面。
	○(4)[数]⇒たんじぇんと(タンジェント,tan)
たんじぇんと
	【タンジェント】
	【tan】
	◇[英]tangent
	○[数]三角関数の一つ。
	 三角形ABCで、ABが斜辺、BCが底辺で、角Cが直角の
	とき、BC/ACを角B(α)のタンジェントという。
	 tanα=BC/AC
	 「せいせつ(正接,正切)」とも呼ぶ。
	◎逆数:⇒こたんじぇんと(コタンジェント,cot)
たんしきのうほう《たんさくのうはふ》
	【単式農法】
	◇[英]monoculture/monocropping
	○[農]⇒ものかるちゃー(モノカルチャー)(2)
たんしきょく
	【譚詩曲】
	◇[フ]ballade、[英]ballad/ballade
	○[楽]⇒ばらーど(バラード)(3)
たんししょう《たんししやう》
	【短肢症】
	○[医]⇒ふぉこめりあ(フォコメリア)
たんしゃ
	【丹砂】
	○⇒しんしゃ(辰砂)
たんしゃ
	【単車】
	○[交]⇒おーとばい(オートバイ)
たんじゃ
	【タンジャ】
	◇[アラビア語]Tanjah/Tanja
	○⇒たんじーる(タンジール)
だんしゃく
	【男爵】
	◇[英]baron、[独]Baron(バローン)/Freiherr(フライヘア)
	○(1)五等爵(公・侯・伯・子・男)の第五。
	 「バロン」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばろん(バロン),ばろねっと(バロネット)
	○(2)[食]⇒だんしゃくいも(男爵薯,男爵芋)
だんしゃくいも
	【男爵薯】
	【男爵芋】
	○[農]ジャガイモの主要な栽培品種。
	 イモの形は扁球で凹凸(オウトツ)が多く、外皮は淡褐色、肉は白
	く澱粉(デンプン)が多い。肉ジャガなどに適する。
	 早作で収量が多く、日本各地で多く栽培されている。
	 単に「男爵」とも呼ぶ。
	 参照⇒めーくいん(メークイン)
	◎名前は、1907(明治40)アメリカから導入・栽培した北海道の
	川田男爵に因む。
たんじゃぶーる
	【タンジャブール】
	◇Thanjavur
	○(1)(Thanjavur District)⇒たんじゃぶーるけん(タンジャブ
	ール県)
	○(2)インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)中東部
	のタンジャブール県北部にある県都。
たんじゃぶーるけん
	【タンジャブール県】
	◇[英]Thanjavur District
	○インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)中東部の県。
	南部をベンガル湾(Bay of Bengal)とマンナール湾(Gulf of 
	Mannar)を結ぶポーク海峡(Palk Strait)に面する。
	 県都はタンジャブール。
	 北東部に古都クンバコナム(Kumbakonam)がある。
たんしゃんし
	【タンシャン市】
	【唐山市】
	◇[中]Tangshan Shi、[英]Tangshan City
	○⇒とうざんし(唐山市)
だんしゅ
	【断酒】
	○飲酒の習慣を自ら断つこと。
	 「禁酒」とも呼ぶ。
	 参照⇒せっしゅ(節酒)
たんしゅい
	【タンシュイ】
	【淡水】
	◇[中]Danshui
	○台湾の港湾都市。
	 ⇒たんすいちん(淡水鎮)
たんしゅう《たんしう》
	【淡州】
	◇[日]Tanshu
	○[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒あわじ(淡路)
たんしゅう《たんしう》
	【但州】
	◇[日]Tanshu
	○[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒たじま(但馬)
たんしゅう《たんしう》
	【丹州】
	◇[日]Tanshu
	○[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒たんば(丹波)
たんじゅう
	【短銃】
	○⇒ぴすとる(ピストル)
たんじゅうしつ《たんじふしつ》
	【胆汁質】
	◇[英]bilious temperament
	○[心]古代ギリシアの医師ヒポクラテス(Hippokrates)の体液
	質に由来する気質の四類型の一つ。
	 情動的反応が速く短気で、威張る傾向のある気質。
	 「胆液質(タンエキシツ)」とも呼ぶ。
だんじゅうろうちゃ《だんじふらうちや》
	【団十郎茶】
	○[色]弁柄(ベンガラ)と柿渋(カキシブ)で染めた茶色。劇場で使わ
	れている定式幕(ジョウシキマク)の柿色。
	◎初代市川団十郎以来、代々の団十郎が狂言の衣装に使用した。
	◎C=34,M=65,Y=74,B=18。
たんじゅん
	【タンジュン】
	◇[マレー語][インドネシア語]tanjung
	○岬(ミサキ)([英]cape)。
たんじゅんきかい
	【単純機械】
	◇[英]simple machine
	○[機]機械の6種の基本構造・原理。
	 <1>テコ(梃子)(lever)。
	 <2>車輪と車軸(wheel and axle)。
	 <3>滑車(カッシャ)(pulley)。
	 <4>斜面(inclined plane)。
	 <5>クサビ(楔)(wedge)。
	 <6>ネジ(螺子)(screw)。
たんじゅんこっせつ
	【単純骨折】
	◇[英]simple fracture
	○[病]骨折で、骨折端が皮膚の外に露出していないもの。
	 「閉鎖骨折(closed fracture)」,「皮下骨折(subcutaneous 
	fracture)」とも呼ぶ。
	 ⇔ふくざつこっせつ(複雑骨折)
たんじゅんぶんが
	【タンジュン・ブンガ】
	◇[マレー語]Tanjung Bungah
	○マレー半島の北西岸のペナン島(Palau Penang)北部の町。
	 マレーシアのペナン州(negeri Penang)に属する。
	 海岸部はコンドミニアムが並ぶ一大リゾート地。
たんじゅんらかん
	【タンジュンカラン】
	◇Tanjungkarang
	○[古]⇒ばんだーるらんぷん(バンダール・ランプン)
たんしょう《たんせう》
	【単哨】
	○[軍]1名で任務にあたる歩哨。
	 参照⇒ほしょう(歩哨)
だんじょう《だんじやう》
	【弾正】
	○[歴]弾正台(ダンジョウダイ)の役人の総称。
	 ⇒だんじょうだい(弾正台)
	◎弾正尹(ダンジョウノカミ),弾正大弼(ダンジョウノダイヒツ)
たんしょうえき《たんしやうえき》
	【丹荘駅】
	○[交]埼玉県児玉郡(コダマグン)神川町(カミカワマチ)にある、JR八
	高線(ハチコウセン)の駅。
	 児玉駅と群馬藤岡(フジオカ)駅の間。
たんじょうげ《たんじやうげ》
	【誕生偈】
	○[仏]⇒てんじょうてんげゆいがどくそん(天上天下唯我独尊)
たんじょうせき《たんじやうせき》
	【誕生石】
	◇[英]birthstones
	○生れ月にちなんで定めた宝石。
	◎ユダヤ教の祭司の胸板にはめられた12の宝石が起こりとさ
	れている。
	◎その生れ月の人が身につけていると幸運を招き、災害を払う
	といわれている。時代や地方によって異なるが、一般的なもの
	は1912(明治45,大正元)アメリカ宝石同業組合で決めたもの。
	 1月:ガーネット(garnet)(柘榴石)。
	 2月:アメシスト(amethyst)(紫水晶)。
	 3月:ブラッドストーン(bloodstone)・(*)アクアマリン
		(aquamarine)・(*)サンゴ(珊瑚)。
	 4月:ダイヤモンド(diamond)(金剛石)。
	 5月:エメラルド(emerald)。
	 6月:真珠(pearl)・(*)ムーンストーン(moonstone)(月長石)
		・(*)アレキサンドライト(alexandrite)(金緑石)。
	 7月:ルビー(ruby)。
	 8月:サードニックス(sardonyx)(紅縞メノウ)・(*)ペリドッ
		ト(peridot)(橄欖石)。
	 9月:サファイア(sapphire)。
	 10月:オパール(opal)・(*)トルマリン(tourmaline)(電気石)。
	 11月:トパーズ(topaz)。
	 12月:トルコ石(turquoise)・(*)ジルコン(zircon)・(*)ラ
	ピスラズリ(lapis lazuli)。
	(*)は20世紀になって追加されたもの。
だんじょうだい《だんじやうだい》
	【弾正台】
	○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、内外の非違を正し、風俗を粛
	正することをつかさどる役所。
	 太政官(ダジョウカン)を経ずに親王・左右大臣以下官吏の罪を直
	接天皇に奏聞(ソウモン)することができた。
	 「ただすつかさ」とも呼ぶ。
	◎長官は「尹(カミ,イン)」,「弾正尹(ダンジョウノカミ)」と呼ぶ。
	 次官は「弾正大弼(ダンジョウノダイヒツ)」と呼ぶ。
だんじょうのかみ《だんじやうのかみ》
	【弾正尹】
	○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の長官。
だんじょうのだいひつ《だんじやうのだいひつ》
	【弾正大弼】
	○[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で、弾正台(ダンジョウダイ)の次官。
	小弼の上位。
★たんじょうぶつ《たんじやうぶつ》
	【誕生仏】
	○[仏]釈迦(シャカ)の生れた時の姿をかたどった像。
	◎卯月(4月)八日の寅の刻に、摩耶夫人(マヤブニン)の右脇から誕
	生し、七歩(ホ)歩いて右手で天を左手で地を指して、「天上天下
	(テンジョウテンゲ)唯我独尊(ユイガドクソン)」と唱えたという。
	 参照⇒かんぶつえ(灌仏会,灌佛會)
★だんしょく
	【男色】
	◇[英]pederasty
	○男性の同性愛。
	 俗に「菊座(キクザ)」とも呼ぶ。
★だんじょこようきんとうほう《だんぢよこようきくわいきんとうはふ》
	【男女雇用機会均等法】
	◇[英]Equal employment opportunity act
	○[法]雇用に関して男女平等を目的とする法律。
	 それまでの女性に対する保護規定をはずし、女性を有力な労
	働力とするための色彩が強い。
	 参照⇒いーいーおーしー(EEOC)
	◎1985. 5.(昭和60)雇用の分野における男女の均等な機会及び
	待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律、成立。
	 1986. 4. 1(昭和61)施行。
	 1997. 6.(平成 9)改正法(雇用の分野における男女の均等な
	機会及び待遇の確保等に関する法律)、成立。
	 1999. 4.(平成11)施行。
[1]だんじょん
	【ダンジョン】
	◇[英]donjon/dungeon
	○(英語で)天守閣。
	 ⇒てんしゅかく(天守閣)
[2]だんじょん
	【ダンジョン】
	◇[英]dungeon/donjon
	○(英語で)地下牢。
だんじり
	【檀尻】
	【楽車】
	【山車】
	○大阪府・兵庫県を中心とした関西の祭礼の曳物(ヒキモノ)。
	 車輪をつけて引くものと、かつぐものがある。
	◎東京などでは山車(ダシ)・屋台と呼ばれる。
たんじーる
	【タンジール】
	◇[英]Tangier、[フ]Tanger
	○モロッコ北部、タンジール・テトゥアン州(Region de Tan-
	ger-Tetouan)の州都、タンジール・アシラー県(Province de 
	Tanger Assilah)の県都。ジブラルタル海峡(Strait of Gibral-
	tar)に面する港湾都市。
	 古くから天然の良港で、地中海の入り口に位置する戦略上の
	要地。
	 モロッコ皮の輸出で知られる。
	 アラビア語名は「タンジャ(Tanjah,Tanja)」。
	〈人口〉
	 1971(昭和46)18万5,000人。
	 1982(昭和57)26万6,346人。
	 1994(平成 6)52万1,735人。
	 2004(平成16)66万9,685人。
	◎1905(明治38)タンジール事件(Tangier Crisis)が発生。
	 1923(大正12)国際管理地区となり、自由貿易港として繁栄。
	 1956(昭和31)モロッコ独立に際し同国に返還・編入。
たんじーるあしらーけん
	【タンジール・アシラー県】
	◇[フ]Province de Tanger Assilah、[英]Tangier Assilah 
	Prefecture
	○モロッコ北部、タンジール・テトゥアン州(Region de Tan-
	ger-Tetouan)北西部の県。
	 県都はタンジール(州都)。
	〈人口〉
	 1994(平成 6)59万1,858人(9月2日現在)。
	 2004(平成16)76万2,583人(9月2日現在)。
★たんじーるじけん
	【タンジール事件】
	◇[英]Tangier Crisis
	○[歴]1905(明治38)モロッコのタンジールで発生した独仏間の
	衝突事件。
	 「第一次モロッコ事件(First Morocco Crisis)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もろっこじけん(モロッコ事件)
たんじーるてとぅあんしゅう《たんじーるてつあんしう》
	【タンジール・テトゥアン州】
	◇[フ]Region de Tanger-Tetouan
	○モロッコ北部の州。
	 州都はタンジール。
	〈面積〉
	 1万1,570平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1994(平成 6)203万6,032人(9月2日現在)。
	 2004(平成16)247万0,372人(9月2日現在)。
たんしん
	【丹心】
	○いつわりのない心。まごころ。赤心(セキシン)・丹誠(タンセイ)。
	◎「丹」は「赤」の意味。
たんしん
	【短針】
	◇[英]short hand
	○⇒じしん(時針)
だんしんぐおーるないと
	【ダンシング・オールナイト】
	○[楽]水谷啓二作詞、もんたよしのり作曲の歌謡曲。
	 歌はもんた&ブラザーズ。
	◎1980. 4.(昭和55)レコード発売。
だんしんぐひーろー
	【ダンシング・ヒーロー】
	○[楽]カイト(A.Kyte)・ベイカー(T.Baker)作詞・作曲、篠原
	仁志訳詞の歌謡曲。
	 歌は荻野目洋子(オギノメ・ヨウコ)。
	◎1985.11.(昭和60)発売。
たんじんばくはつ《たんぢんばくはつ》
	【炭塵爆発】
	○[鉱]⇒ふんじんばくはつ(粉塵爆発)
★たんす
	【箪笥】
	○家具の一種。
	◎一棹(ヒトサオ)、二棹(フタサオ)と数える。
[1]たんすい
	【淡水】
	◇[英]fresh water
	○[地]塩分を含まない水。または塩分濃度がきわめて低い水。
	 参照⇒きすい(汽水),かんすい(鹹水)(2)
	◎淡水湖
[2]たんすい
	【淡水】
	◇[中]Danshui
	○台湾の港湾都市。
	 ⇒たんすいちん(淡水鎮)
たんすい
	【潭水】
	◇[中]tanshui
	○底深く湛(タタ)えられた水。淵(フチ)の水。
	 参照⇒ふち(淵,潭)(1)
★たんすいかぶつ《たんすいくわぶつ》
	【炭水化物】
	◇[英]carbohydrate(カーボハイドレート)
	○[生化]炭素・水素・酸素からなる化合物。糖類と、その誘導
	体の総称で、「デンプン質(澱粉質)」,「糖質(トウシツ)」とも呼ぶ。
	 タンパク質(蛋白質)・脂質(シシツ)とともに三大栄養素の一つ。
	◎旧称は「含水(ガンスイ)炭素」。
たんすいかぶつぬきだいえっと《たんすいくわぶつぬきだいえつと》
	【炭水化物抜きダイエット】
	○コメ・パンなどの炭水化物を抜いた食事をつづけるダイエッ
	ト法。
	 炭水化物が体内に入ってこなくなると、飢餓細胞が蓄積して
	いた内蔵脂肪などを燃焼させるという考えによるもの。
	 実際には、ダイエットし始めると飢餓細胞が活性化して、よ
	り多くの脂肪を蓄積し始める。
	 参照⇒おーとふぁじー(オートファジー)
たんすいしゃ
	【炭水車】
	◇[英]tender
	○[交]石炭と水を積載する車両。
	 蒸気機関車(SL)の直後に連結し、機関車に石炭と水を供給
	する。
	 英語で「テンダー」とも呼ぶ。
	 参照⇒じょうききかんしゃ(蒸気機関車)
たんすいちん
	【淡水鎮】
	◇[中]Danshui Zhen
	○台湾北部の台北県(Taibei Xian)北西部、淡水河(Danshui He)
	河口の北岸(右岸)にある港湾都市。首都台北市(Taibei Shi)の
	北西方に位置し、西部を台湾海峡に面する。
	 茶の輸出が盛ん。
	 「タンシュイ(淡水)」とも呼ぶ。
だんすおぶです
	【ダンス・オブ・デス】
	◇[英]dance of death
	○[美]⇒しのぶとう(死の舞踏)
だんすはうまくおどれない《だんすはうまくをどれない》
	【ダンスはうまく踊れない】
	○[楽]井上陽水(ヨウスイ)作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌は樹澪。
	◎1982. 7.(昭和57)発売。
だんすぱーてぃーのよる
	【ダンスパーティーの夜】
	○[楽]和田隆夫作詞、林伊佐雄(イサオ)作曲の歌謡曲。
	 歌は林伊佐雄。
	◎1950.10.(昭和25)発売。
★だんすほーる
	【ダンスホール】
	○
	◎1925(大正14)警視庁は、入場者の住所・氏名・職業記載の台
	帳を製作し記名捺印させるなど、取り締まりを強化する。
	 1928.11.10(昭和 3)ダンスホール取締令を実施。
	 1940.10.31(昭和15)東京のダンスホールがこの日から閉鎖に
	なるため各ホールが満員となる。
だんすまかぶる
	【ダンス・マカブル】
	◇[フ]danse macabre
	○[美]⇒しのぶとう(死の舞踏)
たんせいおんがく
	【単声音楽】
	○(1)[楽](monophony)⇒ものふぉにー(モノフォニー)(1)
	○(2)[楽](homophony)⇒ほもふぉにー(ホモフォニー)(1)
たんせいせいしょく
	【単性生殖】
	○[生]⇒たんいせいしょく(単為生殖)
たんせいぶおんがく
	【単声部音楽】
	○(1)[楽](monophony)⇒ものふぉにー(モノフォニー)(1)
	○(2)[楽](homophony)⇒ほもふぉにー(ホモフォニー)(1)
だんせきかい《だんせきくわい》
	【檀石槐】
	◇[中]Tan Shihuai
	○[人]2世紀半ば、遊牧民族の鮮卑(Xianbei)(センピ)の族長。
	  156年に鮮卑を統一し、遼東(リョウトウ)から内外モンゴルにお
	よぶ大国を建てた。
	 参照⇒せんぴ(鮮卑)
たんせきそ
	【胆赤素】
	○[生化]ビリルビン([英]bilirubin)の別称(和名)。
	 ⇒びりるびん(ビリルビン)
だんせっと
	【ダンセット】
	◇[英]dancette
	○(1)盾(escutcheon)などのジグザグ模様。
	 参照⇒[1]しぇぶろん(シェブロン)(1),あやすじ(綾筋)(1)
	○(2)[建]天井と壁の間の、ジグザグ型の飾り。
	 「雁木飾(ガンギカザ)り」,「がんぎくりかた(雁木刳形,雁木繰形)」,
	「がんぎくりがた」とも呼ぶ。
	 参照⇒くりかた(刳り形,繰り形,刳形,繰形)(2)
たんせつほう《たんせつはふ》
	【単切法】
	◇[英]single tonguing
	○[楽]⇒しんぐるたんぎんぐ(シングル・タンギング)
たんせん
	【タンセン】
	◇Tansen
	○ネパール中南部、ルンビニ地方(Lumbini Zone)中北部のパル
	パ地区(Palpa District)北西部にある行政所在地。
★たんぜん
	【丹前】
	○[服]
	 参照⇒どてら(褞袍)
	○
たんせんおうかん《たんせんわうくわん》
	【探泉往環】
	○[宗]⇒さーい(サーイ)
たんそ
	【炭疽】
	○[病][植]⇒たんそびょう(炭疽病)
★たんそ
	【炭素】
	◇[英]carbon(カーボン)
	○[化]非金属元素、炭素族元素の一種。
	 元素記号は「C」、原子番号6。
	 参照⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14)
	◎1858(安政 5)ドイツの化学者ケクレ(August Kekule)、炭素
	の原子価を4とする炭素四原子価説を発表。
だんそう《だんさう》
	【男装】
	○(1)[服]女性が男物を着たり、男の髪型などをすること。
	 参照⇒まにっしゅ(マニッシュ)
	◎男装の麗人:⇒『人名辞典』かわしま よしこ(川島 芳子)
	○(2)女性が男性を装うこと。
★だんそう《だんさう》
	【断層】
	○(1)[地]地殻変動によって一続きの地層や岩石に割れ目が生
	じ、その境に沿って両側が上下または左右にずれている現象。
	また、その割れ目・境目(断層面)。
	 断層面の上側の岩盤を「上盤(ウワバン)」、下側を「下盤(シタバン)」
	と呼ぶ。
	〈縦ずれ断層〉
	 正断層:⇒せいだんそう(正断層)
	 逆断層:⇒ぎゃくだんそう(逆断層)
	〈横ずれ断層〉
	 右ずれ断層(right-lateral strike slip fault)。
	 左ずれ断層(left-lateral strike slip fault)。
	◎活断層(active fault),斜断層(oblique fault),階段断層
	(step fault),トランスフォーム断層(transform fault)。
	◎英語:フォールト(fault)。
	 イタリア語:ファッリャ(faglia)。
	○(2)(転じて)ものの考え方などの食い違い。ギャップ([英]
	gap)。
だんそう《だんさう》
	【弾倉】
	◇[英]magazine
	○連発銃で、薬室に補充する実包(弾丸)をこめておく部分。特
	に、着脱可能の部品。
	 オートマチック(自動式)ピストルなどでは「マガジン(maga-
	zine)」、リボルバー(回転式)では「シリンダー(cylinder)」とも
	呼ぶ。
	◎1994(平成 6)アメリカ、11連以上の一般市民向け多弾数弾倉
	の製造を禁止。
たんそうしゃ
	【担送車】
	○[医]⇒すとれっちゃー(ストレッチャー)(1)
たんそうたい《たんさうたい》
	【単相体】
	◇[英]haploid
	○[生]⇒はんすうたい(半数体)
たんそきょうかたんそざい《たんそきやうくわたんそざい》
	【炭素強化炭素材】
	◇reinforced carbon-carbon
	○[工]⇒[1]あーるしーしー(RCC)
たんそきん
	【炭疽菌】
	◇[英]bacillus anthracis
	○[生]バチルス目(Bacillales)バチルス科(Bacillaceae)バチ
	ルス属(bacillus)の細菌。
	 グラム陽性の大桿菌(ダイカンキン)。
	 胞子状の土壌菌の一種で、自然界では土壌中に存在するが、
	草食家畜に感染して炭疽病を発病させ、感染した動物の血液・
	便などにも存在する。
	 加熱・日光・消毒剤などに強い抵抗性を示し、夏季に洪水・
	氾濫のあと繁殖するので感染症が発生しやすい。
	 参照⇒たんそびょう(炭疽病)(1)
	◎1946(昭和21)旧ソ連は、旧日本軍の七三一部隊の施設設計図
	を参考にした炭疽菌製造工場を、ウラル地方エカチェリンブル
	グ(Ekaterinburg)に完成。
	 1979. 3.(昭和54)エカチェリンブルグで炭疽菌が漏れて、周
	辺住民約70人が死亡。
	 1988(昭和63)アラル海にある旧ソ連最大の生物兵器実験場ボ
	ズロジェーニエ島(Ostrov Vozrozhdeniya)で、推計数トンに上
	る炭疽菌が埋められた。
たんそく
	【単側】
	○[医]⇒はんそく(半側)
たんそく
	【探測】
	◇[中]Tance
	○[天]中国とヨーロッパ宇宙機関(ESA)との共同宇宙プロジェ
	クト双星計画の地球空間観測用人工衛星。
	 赤道軌道と極軌道をそれぞれ周回する2個の衛星から成る。
	 衛星の総重量は350キログラム、設計寿命は18ヶ月。
	 探測1号:赤道軌道を周回。2003.12.30(平成15)打ち上げ成
	功。
	 探測2号:極軌道を周回。2004年、打ち上げ予定。
たんそこうかほう《たんそかふくわはふ》
	【炭素鋼化法】
	○[工]⇒せめんてーしょん(セメンテーション)(2)
たんそし
	【炭素紙】
	◇[英]carbon paper
	○⇒かーぼんし(カーボン紙)
たんそじゅうし《たんそじふし》
	【炭素十四】
	【炭素一四】
	【炭素14】
	◇[英]carbon 14
	○[原]質量数14の炭素の放射性同位体。
	 ベータ崩壊し、半減期は5,730年。
	 天然には大気上層で宇宙線によって中性子と窒素とが核反応
	して生成し、大気中の二酸化炭素にほぼ一定の濃度で含まれて
	いる。
	 人工的にも作り出され、生体内トレーサーとして研究に使用
	される。
	 「たんそじゅうよん」,「放射性炭素」,「ラジオカーボン(radio-
	carbon)」とも呼ぶ。
たんそじゅうしほう《たんそじふしはふ》
	【炭素十四法】
	【炭素一四法】
	【炭素14法】
	◇[英]carbon 14 dating
	○[歴]⇒ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう(放射性炭
	素年代測定法)
たんそじゅうよん《たんそじふよん》
	【炭素十四】
	【炭素一四】
	【炭素14】
	◇[英]carbon 14
	○[原]⇒たんそじゅうし(炭素十四,炭素一四,炭素14)
たんそじゅうよんほう《たんそじふよんはふ》
	【炭素十四法】
	【炭素一四法】
	【炭素14法】
	◇[英]carbon 14 dating
	○[歴]⇒ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう(放射性炭
	素年代測定法)
たんそせんい《たんそせんゐ》
	【炭素繊維】
	◇[英]carbon fiber
	○[工]正六角環になったグラファイト構造の炭素から作られる
	繊維。
	 ポリアクリルニトリル(PAN)繊維、またはコールタールピッ
	チを原料とする繊維を、窒素などの不活性気体中で焼結して作
	る。
	 スポーツ用品や航空機資材や遠心分離器の円筒などに使われ
	る。
	 「カーボン・ファイバー」とも呼ぶ。
	◎「鉄よりも強くアルミより軽い」と言われる。
	◎世界シェアの7割を日本の東レ(36%)・東邦テナックス(帝
	人の子会社)(26%)・三菱レイヨンの3社で占める。
たんそねつ
	【炭疽熱】
	○[病]⇒たんそびょう(炭疽病)(1)
★たんそびょう《たんそびやう》
	【炭疽病】
	◇[英]anthrax(アンスラクス)
	○(1)[病]牛・馬・羊などの草食獣に発生する法定家畜伝染病。
	 人畜共通感染症で、まれに家畜や皮革などを扱う人に発生す
	る職業病の一つ。
	 皮膚炭疽病・肺炭疽病・腸炭疽病の3種類がある。
	 潜伏期間は約6〜45日で、いづれも菌が血中に入れば発熱・
	嘔吐(オウト)・吐血(トケツ)があり、敗血症を起す。脾臓(ヒゾウ)に黒
	い潰瘍(カイヨウ)が生じて腫(ハ)れ上がる。
	 治療には抗生物質サイプロフロキサシン(Ciprofloxacin)、
	製薬会社バイエルの商品名シプロ(Cipro)(サイプロとも)が使
	われる。
	 単に「炭疽」とも、「脾脱疽(ヒダッソ)」,「炭疽熱」とも呼ぶ。
	 参照⇒たんそきん(炭疽菌)
	〈皮膚炭疽病(cutaneous anthrax)〉
	 切り傷などから皮膚へ感染する。皮膚に潰瘍を生じて褐色の
	病巣が形成される。これが「炭疽」の由来(ユライ)となっている。
	〈肺炭疽病(inhalation anthrax)〉
	 空中の炭疽菌を吸入して気道から肺に感染する。死亡率が最
	も高い。
	 初期症状はカゼ(風邪)に似るが、呼吸困難を起こす。
	〈腸炭疽病〉
	 炭疽菌に汚染された食品を摂取し経口的に腸へ感染する。
	○(2)[植]
	 単に「炭疽」とも呼ぶ。
	◎英語「アンスラックス(anthrax)」も動物・植物とも同じ。
だんぞめ
	【段染め】
	◇[日]danzome/dan-zome
	○布や綛糸(カセイト)に、一定幅で種々の無地の色、または模様(モ
	ヨウ)を横または斜めに染めること。また、その染めたもの。
	 「段だら染め」,「だんだら」とも呼ぶ。
たんた
	【タンタ】
	◇Tanta
	○エジプト北部、ガルビーヤ県(Muhafazat al-Gharbiyah)の県
	都。
たんたい
	【担体】
	◇[英]carrier
	○⇒[2]きゃりあ(キャリア)
たんだい
	【短大】
	○[教]短期大学の略称。
	 主に「四大(ヨンダイ)(四年制大学)」に対する言葉。
だんたい
	【弾帯】
	○(1)ライフル銃の弾丸で、弾頭の底部にはめた銅製の帯。
	 銃腔に刻まれた旋条(ライフル)と噛み合い、弾丸に回転を与
	えるもの。
	 参照⇒らいふる(ライフル),らいふるまーく(ライフル・マー
	ク)
	○(2)重機関銃で、銃弾を横一列に並べて装着してあるベルト。
	 「バレットベルト(bullet belt)」,「ガンベルト(gun belt)」と
	も呼ぶ。
★だんたいきせいほう《だんたいきせいはふ》
	【団体規制法】
	○[法]1999.12.27(平成11)施行。
	◎オウム真理教対策を理由に、時限立法とせずに施行。
	 破壊活動防止法の解散処分に比べ、その適用要件の5項目は
	大幅に緩和され、その要件のいづれか一つに該当すれば、公安
	審査委員会は対象団体を3年以内の「観察処分」にすることがで
	きる。
	 観察処分の対象となった団体は、3ヶ月ごとに団体員の氏名
	・住所・資産状況などを公安調査庁に報告することになる。ま
	た、公安審査委員会が必要と認めると公安調査官と警察官によ
	り団体施設への立ち入り検査もできる。
たんだぐ
	【タンダグ】
	◇Tandag
	○フィリピン南部、ミンダナオ島北東部のカラガ地方(Caraga 
	Region)東部のスリガオ・デル・スル州(Surigao del Sur Pro-
	vince)の州都。
だんだら
	【段だら】
	◇[日]dandara
	○(1)幾つも、段があること・段になっていること・刻み目が
	あること。だんだん(段々)。
	○(2)染めや織りの模様(モヨウ)・柄(ガラ)で、色の異なる太い横
	縞(ヨコジマ)が幾つもあること。
	○(3)段染め・段だら染めの別称。
	 ⇒だんぞめ(段染め)
だんだらぞめ
	【段だら染め】
	○段染め・段だら染めの別称。
	 ⇒だんぞめ(段染め)
たんたらむ
	【タンタラム】
	◇[英]tantalum
	○[化]⇒たんたる(タンタル)
★たんたる
	【タンタル】
	◇[独]Tantal、[英]tantalum
	○[化]バナジウム族に属する希有金属元素の一つ。
	 原子番号73、原子量180.9。
	 元素記号は「Ta」。
	 英語で「タンタラム」,「タンタルム」とも呼ぶ。
	◎タンタル・コンデンサー
	◎抽出・精製が非常に困難であったため、ギリシア神話のタン
	タロスに擬して命名されたもの。
	 参照⇒たんたろす(タンタロス)
たんたるす
	【タンタルス】
	◇[羅]Tantalus
	○[ロ神]⇒たんたろす(タンタロス)
たんたるむ
	【タンタルム】
	◇[英]tantalum
	○[化]⇒たんたる(タンタル)
たんたろす
	【タンタロス】
	◇[希]Tantalos、[羅]Tantalus(タンタルス)、[英]Tantalus
	(タンタラス)
	○[ギ神]小アジアの一地方の王。ゼウス(Zeus)の息子、ニオベ
	(Niobe)の父。
	 巨富をもち傲慢で、神々を裏切り神々の秘密を漏らしたため、
	地獄に落とされ、冥界(メイカイ)で永劫(エイゴウ)の飢渇(キカツ)に苦し
	んだという。
	 水にあごまで浸けられているが、ノドが渇いて飲もうとする
	と水は退き、頭上に垂れている果物に手を伸ばすとそれが退い
	た。
	 参照⇒におべ(ニオベ)(1)
たんたん
	【タンタン】
	◇Tintin(チンチン)
	○[漫]ベルギーの漫画家エルジェ(Herge)の冒険漫画の主人公。
	全23話。
	 日本では「チンチン」を避けて、「タンタン」と呼んでいる。
	 愛犬はミルゥ(Milou)で、英語名はスノーウィ(Snowy)。
	 参照⇒えるじぇ(エルジェ)
	◎2004. 1.10(平成16)ベルギー政府、誕生から75周年を記念し
	てキャラクターを絵柄にした10ユーロ銀貨を発行。
★だんだん
	【段段】
	【段々】
	○[副詞]
	 「段だら」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほっけのたいこ(法華の太鼓)
★だんだんういりく
	【ダンダンウイリク】
	【丹丹烏里克】
	◇Dandan-Uilik/Dandan-Uiliq/Dandan Oilik、[中]Dandan-
	wulike
	○[歴]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
	wu'er Zizhiqu)のタクラマカン砂漠、ホータン(和田)近郊の仏
	教寺院遺跡。
だんだんばたけ
	【段段畑】
	【段々畑】
	◇[英]terraced fields
	○[農]山や丘などの傾斜地を切り開き、段を設けるような形に
	作った畑。
	 参照⇒たなだ(棚田)
	◎中国語では「梯田(titian)」。
	◎アンデスの高地:⇒あんでねす(アンデネス)
だんちがいへいこうぼう《だんちがひへいかうぼう》
	【段違い平行棒】
	◇[英]uneven parallel bars/uneven bars
	○(1)[運]器械体操用具の一つ。
	 高さの異なる2.3メートルと1.5メートルの平行する二本の鉄
	棒を床に固定したもの。
	 参照⇒へいこうぼう(平行棒)(1),へいきんだい(平均台)(1)
	○(2)[運]女子の体操種目の一種。(1)を用いて、振り上げ・倒
	立・転回などの運動を行うもの。
	◎男子の鉄棒競技に似る。
	 参照⇒へいこうぼう(平行棒)(2),へいきんだい(平均台)(2)
だんちひ
	【ダンチヒ】
	◇[独]Danzig
	○ポーランドの港湾都市グダニスク(Gdansk)のドイツ語名。
	 「ダンツィヒ」とも呼ぶ。
	 ⇒ぐだにすく(グダニスク)
たんちゃ
	【磚茶】
	◇[中]zhuancha
	○[食]緑茶・紅茶の屑(クズ)を蒸してレンガ状に固め、削って
	用いる下級の茶。
	 シベリア・モンゴル地方で多く飲まれる。
	◎「磚」は「レンガ(煉瓦)」のこと。
だんちゃく
	【弾着】
	○(1)発射した弾丸が命中(hit)すること。
	○(2)着弾。
	 ⇒ちゃくだん(着弾)(1)
	○(3)弾着距離の略称。
だんちゃくきょり
	【弾着距離】
	○(1)弾丸の発射地点から到着地点までの距離。
	○(2)銃砲の最大射程距離。
	 「着弾距離」とも呼ぶ。
たんちょう《たんちやう》
	【丹頂】
	○(1)頂(イタダキ)の赤いこと。
	○(2)[鳥]⇒たんちょうづる(タンチョウヅル,丹頂鶴)
	○(3)[古][経]丹頂株式会社。
	 ⇒まんだむ(マンダム)(1)
たんちょう《たんてう》
	【探鳥】
	◇[英]bird watching
	○[鳥]⇒ばーどうぉっちんぐ(バード・ウォッチング)
たんちょうづる《たんちやうづる》
	【タンチョウヅル】
	【丹頂鶴】
	◇[学]Grus japonensis、[英]Japanese crane
	○[鳥]ツル目(鶴目)(Gruiformes)ツル科(Gruidae)の鳥。
	 全長1.4メートル、翼開張2.3メートルで、日本産鳥類中最大
	種の一つ。
	 全体が白色で、眼先(メサキ)から頸(クビ)にかけてと、翼の内側
	の風切り羽の部分が黒色。この風切り羽はたたむと尾のように
	見えるが、真の尾羽(オバネ)は白色。頭頂は赤く裸出(ラシュツ)し、
	名前の由来となっている。
	 繁殖期初期に雌雄が向い合って跳(ハ)ねたり跳(ト)んだりする
	ディスプレー(しぐさ)はアイヌの伝統的な「ツルの舞(マイ)」とし
	て知られている。鳴き声は「ククルー、ククルー」と大きく甲高
	(カンダカ)く繰り返す。営巣は地上にアシの枯れ茎を積上げ、2
	卵を産む。
	 シベリア南東部・中国東北北部のウスリー川流域からアムー
	ル川中流域で繁殖し、中国・朝鮮半島に渡って越冬する。日本
	にはまれに鹿児島県の出水市(イヅミシ)などに1〜2羽が渡来す
	る。
	 日本では大正時代に乱獲と湿原の開拓により一時激減したが、
	1952(昭和27)北海道東部の釧路湿原(クシロシツゲン)などで冬の給餌
	(キュウジ)が開始されて徐々に増加し約600羽が留鳥(リュウチョウ)とし
	て周年生息している。
	 ワシントン条約の国際保護鳥。区域を定めない国の特別天然
	記念物。環境省の絶滅危惧種。
	 単に「丹頂」とも呼ぶ。
	◎北海道の道鳥。
	◎1952(昭和27)特別天然記念物に指定。
たんちょん
	【タンチョン】
	【端川】
	◇[朝]Tanchon
	○(1)⇒たんちょんぐん(タンチョン郡,端川郡)
	○(2)朝鮮半島北東部、朝鮮民主主義人民共和国北東部、咸鏡
	南道(Hamgyong-nam-do)(カンキョウナンドウ)北東部の東朝鮮(トンジョ
	ソン)湾の北岸にある、タンチョン郡の郡都。
	〈人口〉
	 1987(昭和62)28万4,000人。
たんちょんぐるーぷ
	【タンチョン・グループ】
	【陳唱グループ】
	◇[英]Tan Chong Group
	○[経]香港系の自動車販売会社。
	 アジア各国でスバル車を販売。
たんちょんぐん
	【タンチョン郡】
	【端川郡】
	◇[朝]Tanchon gun
	○朝鮮半島北東部、朝鮮民主主義人民共和国北東部、咸鏡南道
	(Hamgyong-nam-do)(カンキョウナンドウ)北東部にある郡。
	 郡都はタンチョン(端川)。
だんつぃひ
	【ダンツィヒ】
	◇[独]Danzig
	○⇒だんちひ(ダンチヒ)
たんつぼ
	【痰壺】
	【痰壷】
	◇[英]spittoon、[米]cuspidor
	○タン(痰)やツバ(唾)を吐き入れるツボ(壺)。
	 「だこ(唾壺,唾壷)」とも呼ぶ。
★だんて
	【ダンテ】
	◇Dante Alighieri(ダンテ・アリギエリ)
	○[人]イタリアの詩人(1265〜1321)。
	 1285(弘安 8)"Gemma Donati"と結婚。
	 参照⇒しんきょく(神曲),べあとりーちぇ(ベアトリーチェ)
★たんてい
	【探偵】
	◇[英]detective
	○
	 参照⇒ろたん(露探)
	◎私立探偵
	◎2007. 6. 1(平成19)探偵業法、施行。
たんてい
	【端艇】
	【短艇】
	○ボート([英]boat)。
	 ⇒ぼーと(ボート)
[1]だんでぃー
	【ダンディー】
	◇[英]dandy
	○(1)[名](服装や態度が洗練さた)しゃれ男・伊達男(ダテオトコ)。
	気取り屋。
	○(2)[名]逸品・絶品・一流品。
	○(3)[海]ヨール(yawl)(小型艇の一種)。
	 ⇒よーる(ヨール)(1)
	○(4)[形]しゃれ男の。気取り屋の。
	○(5)[形]極上の。
[2]だんでぃー
	【ダンディー】
	◇[英]Dundee
	○イギリス北部、スコットランド東部の都市。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)17万2,294人。
	 2001(平成13)15万4,674人。
	 2003(平成15)14万3,090人(推計)。
	◎もとテイサイド州(Tayside Region)の州都。
だんでぃーふぃーばー
	【ダンディー・フィーバー】
	◇[英]dandy fever
	○[俗][病](英語で)デング熱の別称・誤称。
	 ⇒でんぐねつ(デング熱)
たんてつ
	【鍛鉄】
	○(1)[冶]鉄を鍛(キタ)えること。
	○(2)[冶]鍛えた鉄。
	○(3)[冶]錬鉄の別称。
	 ⇒れんてつ(錬鉄,練鉄)(2)
たんでむ
	【タンデム】
	◇[英]tandem
	○(1)縦並びに2頭の馬を連ねて引く馬車。
	○(2)(tandem bicycle)二人乗りの自転車。
	◎一人乗りの自転車:ソロ(solo)。
	○(3)[機](tandem engine)タンデム機関の略称。
	○(4)[空]二つの主回転翼(main rotor)を持つヘリコプター。
	 主回転翼を互いに逆回転させて機体が回転することを抑制し
	ている。
	 チヌーク(CH−47)など。
	○(5)[交]重連機関車。
	 ⇒じゅうれん(重連)
だんでらいあん
	【ダンデライアン】
	◇[英]dandelion
	○[植](英語で)タンポポ(蒲公英)。
	 ⇒たんぽぽ(タンポポ,蒲公英)
だんてわだ
	【ダンテワダ】
	◇Dantewada/Dantevada
	○(1)(Dantewada District)⇒だんてわだけん(ダンテワダ県)
	○(2)インド中東部、チャッティースガル州(Chhattisgarh 
	State)南部のダンテワダ県中北東部にある県都。
	 「ダンテワラ(Dantewara)」とも呼ぶ。
だんてわだけん
	【ダンテワダ県】
	◇[英]Dantewada District
	○インド中東部、チャッティースガル州(Chhattisgarh State)
	南部の県。
	 県都はダンテワダ。
	 「ダンテワラ県(Dantewara District)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1万7,538平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)71万9,065人。
だんてわら
	【ダンテワラ】
	◇Dantewara
	○⇒だんてわだ(ダンテワだ)
だんてわらけん
	【ダンテワラ県】
	◇[英]Dantewara District
	○⇒だんてわだけん(ダンテワダ県)
たんでん
	【丹田】
	◇[英]abdomen
	○[医]漢方で、ヘソ(臍)下一寸(約3センチメートル)あたりの
	下腹部。
	 正確にはヘソと恥骨の間の腹中を指し、全身の精気・活力の
	集まる所とされる。また、ここに力を入れると健康によく、活
	力や勇気が出るという。
	 「臍下(セイカ)丹田」とも呼ぶ。
たんと
	【タント】
	◇[伊]tanto
	○(1)[形](イタリア語で)大量の、たくさんの。
	○(2)[副](イタリア語で)非常に、とても。
だんと
	【檀徒】
	○[仏]檀家(ダンカ)の人々。
たんといぐぜ
	【タントイグゼ】
	【TANTOEXE】
	○[交]ダイハツ工業社製の小型車。
	 参照⇒るくら(ルクラ,LUCRA)
たんとう
	【丹東】
	◇[中]Dandong、[英]Tantung
	○⇒たんとうし(丹東市)
たんとう
	【但東】
	◇[日]Tanto
	○[古]⇒たんとうちょう(但東町)
たんとう
	【短頭】
	◇[英]brachycephaly
	○[医]頭の前後の長さが短く、左右の幅が広い頭形(トウケイ)。
	 頭示数が生体で81以上、頭骨で80以上のもの。
	 一般的には「まるい頭」と表現される。
	◎人種的にはモンゴロイド(黄色人種)に多い。
だんとう
	【弾頭】
	◇[英]warhead(ウォーヘッド)/ogive(オージャイブ)
	○[軍]砲弾・魚雷・ミサイルなどの先端の部分。
	 炸薬(サクヤク)が装填(ソウテン)され、爆発する。
	 参照⇒さーもばりっくだんとう(サーモバリック弾頭)
	◎イタリア語:テスタータ(testata)。
	◎小銃や拳銃では「弾丸(bullet)」と呼び、爆発しないものが大
	半。
	 銃弾の先端部の丸い箇所:オージャイブ([英]ogive)。
	 ジェット機・ミサイルの先端部:ノーズコーン([英]nose 
	cone)。
たんとうし
	【丹東市】
	◇[中]Dandong Shi、[英]Tantung City
	○中国東北地区南部、遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)南東
	部の省直轄市(地級市)。港湾・工業都市。
	 北緯40.13°、東経124.40°の地。
	 周辺の農産物・木材・地下資源の集散地で、瀋陽(Shenyang)
	(シンヨウ)に向かう瀋安鉄道の起点。紡織・製紙・製材などの工業
	が発達。
	 鴨緑江(Yalu Jiang)(オウリョッコウ)の河口から約30キロメートル
	上流の右岸(西岸)にあり、冬季は結氷する。対岸の朝鮮半島の
	北朝鮮新義州([朝]Sinuiju)(シンギシュウ)とは鉄道架橋「中朝友誼
	橋」鉄橋(944メートル)で通じている。
	 「タントン市(丹東市)」とも呼ぶ。旧称は「安東(Andong)」。
	 参照⇒しんぎしゅう(新義州)
	〈人口〉
	 1990(平成 2)47万0,800人。
	 1994(平成 6)55万0,900人/69万3,000人。
	 2002(平成14)53万3,600人。
	◎清朝末期から漢民族が移住開墾し、急速に発展。
	 1876(明治 9)安東県、設置。
	 1905(明治38)安東神社、建立。日本の東北地方(満州)進出の
	重要基地となる。
	 1907(明治40)開港。
	 1965(昭和40)丹東に改称。
だんとうだい
	【断頭台】
	○⇒ぎろちん(ギロチン)
だんどうだん《だんだうだん》
	【弾道弾】
	◇[英]ballistic missile
	○[軍]⇒だんどうみさいる(弾道ミサイル)
たんとうちょう《たんとうちやう》
	【但東町】
	◇[日]Tanto Cho
	○[古]兵庫県北部、出石郡(イズシグン)の町。
	◎1996(平成 8)日本・モンゴル民族博物館が開館。
	 2005. 4. 1(平成17)豊岡市に編入。
★だんどうみさいる《だんだうみさいる》
	【弾道ミサイル】
	◇[英]ballistic missile
	○[軍]ロケットで高高度に打ち上げ、放物弾道を飛んで目標に
	落下させるミサイル。
	 略称は「BM」。
	 「弾道弾」とも呼ぶ。
	 参照⇒みさいる(ミサイル),じゅんこうみさいる(巡航ミサイ
	ル)
	◎ICBM:大陸間弾道ミサイル(射程6,400km以上)。
	 IRBM:中距離弾道ミサイル(射程2,400〜6,400km)。
	 MRBM:準中距離弾道ミサイル(射程800〜2,400km)。
	 SRBM:短距離弾道ミサイル(射程800km以下)。
たんとうるい《たんたうるい》
	【単糖類】
	◇[英]monosaccharide
	○[生化]糖類(saccharide)の一種。分子式の一般系はCnH2n
	On。
	 加水分解しても、それ以上低分子の糖に分解しないもの。
	 ブドウ糖・果糖(カトウ)など。
	 「モノサッカライド」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぶどうとう(ブドウ糖,葡萄糖)
	◎多糖類(polysaccharide):⇒たとうるい(多糖類)
★たんどく
	【歎徳】
	【嘆徳】
	○(1)[仏]高僧の葬送の儀式の際、歎徳師が高僧の生涯の活動
	やその功績・遺徳を讃歎すること。
	◎嘆徳文(タンドクモン)
	○(2)[仏]真言密教で、灌頂(カンジョウ)修法の際、新阿闍梨(アジャ
	リ)の徳を嘆徳師が讃嘆すること。
たんとちく
	【タント地区】
	◇[英]Tanto District
	○東南アジア、タイ王国南端にあるヤラ県(Changwat Yala)西
	部の地区。
[1]たんどら
	【タンドラ】
	◇[英]tundra
	○[地]⇒つんどら(ツンドラ)
[2]たんどら
	【タンドラ】
	◇[登録商標]Tundra
	○[交]トヨタ自動車(株)のピックアップトラック・タイプのス
	ポーツ用多目的車(SUV)。
	◎"tundra"の日本での一般的な読みは「ツンドラ」。
たんどりーちきん
	【タンドリーチキン】
	◇[英]tandoori chicken
	○[料]ヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉をタンドールで焼
	いたインド料理。
	 参照⇒たんどーる(タンドール),きーまかれー(キーマカレー)
たんどーる
	【タンドール】
	◇tandoor
	○[料]インド料理でナンやチキンを焼く壺型の土窯(ドガマ)。
	またはその料理。
	 参照⇒[1]なん(ナン),たんどりーちきん(タンドリーチキン)
	◎アラビア語の「タンヌール(tannur)([英]oven)」から。
たんとんし
	【タントン市】
	【丹東市】
	◇[中]Dandong Shi、[英]Tantung City
	○⇒たんとうし(丹東市)
★だんな
	【檀那】
	【旦那】
	○(1)[仏]([梵]dana)布施。
	 ⇒ふせ(布施)(1)
	○(2)[仏]([梵]danapati)施主。
	◎寺や僧などの仏家側からの言葉。
	○(3)(転じて)家人・奉公人が主人を呼ぶ言葉。特に、商家な
	どの男主人。
	○(4)妻が夫を呼ぶ言葉。
	○(5)商人・芸人などがひいきにしてくれる得意客を呼ぶ言葉。
	また、露天商などが単に通行人などに呼びかける言葉。
	 参照⇒ぱとろん(パトロン)(2)
	○(6)女性の生活の面倒をみる男性をその女性が呼ぶ言葉。パ
	トロン(patron)。
	 参照⇒ぱぱ(パパ)(2)
	○(7)(単に)目上の男性を呼ぶ言葉。
だんなさま
	【だんな様】
	○[楽]鳥井実作詞、岡千秋作曲の歌謡曲。
	 歌は三船和子。
	◎2003.10. 8(平成15)シングルCD発売。
★たんなとんねる
	【丹那トンネル】
	○[交]
	◎1933(昭和 8)貫通。
	 1934.12. 1(昭和 9)開通。熱海・伊豆地方が満員の盛況とな
	る。
たんなんちょう《たんなんちやう》
	【丹南町】
	◇[日]Tannan Cho
	○[古]兵庫県東部、多紀郡(タキグン)の町。
	 ⇒ささやまし(篠山市)
	◎1999. 4. 1(平成11)篠山町(ササヤマチョウ)・西紀町(ニシキチョウ)・丹
	南町・今田町(コンダチョウ)が合併して篠山市(ササヤマシ)を発足。
たんに
	【単二】
	○[電]⇒たんにがたかんでんち(単二型乾電池)
たんにがたかんでんち
	【単二型乾電池】
	○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単一型より
	小さく単三型より大きいもの。
	 単に「単二」とも呼ぶ。
	 国際規格(IEC)名は「R14」で、英米では「C」。
	 参照⇒かんでんち(乾電池)
たんにしょう《たんいせう》
	【歎異抄】
	【歎異鈔】
	○[仏]鎌倉時代、浄土真宗(一向宗)の開祖親鸞(シンラン)の法語録、
	一巻十九条。
	 親鸞の没後、門徒の間に生じてきた異議に対し、師の法語を
	記して師の教義を伝えようとしたもの。
	 前半の十条には親鸞の法語をそのまま収録し、後半は異議を
	列挙し編者の批判が記されている。
	 親鸞の直弟子、河和田(カワダ)の唯円(ユイエン)の作と伝えられて
	いる。
	 参照⇒あくにんしょうきせつ(悪人正機説),あくにんなおも
	ておうじょうをとぐ(善人なほもて往生をとぐ)
	◎唯円は「河和田の唯円」のほかに「鳥喰(トリバミ)の唯円」がいる。
たんね
	【タンネ】
	◇[独]Tanne
	○[植](ドイツ語で)モミ(樅)。
	 ⇒もみ(モミ,樅)
たんねん
	【湛然】
	◇[中]Zhanren
	○[人]中国唐代の天台学僧・天台中興の祖( 711〜 782)。
	 俗姓は戚氏(Qi shi)、尊称は荊渓(ケイケイ)尊者(Jingxi zunzhe)
	・妙楽大師(Miaole dashi)。呉越王から円通尊者(Yuantong 
	zunzhe)と追諡(ツイシ)される。常州晋陵(Jinling)の荊渓(江蘇省
	武進県)の人で儒家の出身。
	 儒学の教養を持って 730(天平 2)<建平元>左渓玄朗(Zuoxi 
	Xuanlang)(ゲンロウ)につき、20年間天台教観を学ぶ。38歳で出家
	し、曇一(Tanyi)に律を学び、開元寺で『摩訶止観』を講ずる。
	 玄朗の滅後は天台教観の宣揚に努め、智(「豈」偏+「頁」)(チギ)
	の教説を研究し、律のほか唐代成立の華厳(ケゴン)教学や新伝来
	の法相唯識(ユイシキ)学にも造詣が深く、禅に対して天台円教を鼓
	吹する。江南各地で天台教学を講じ、晩年は天台山に帰り仏隴
	道場で入滅。
	 著書は天台三大部の註釈書『法華文句記』30巻・『法華玄義
	釈籤』20巻・『摩訶止観輔行伝弘決』40巻のほか、『維摩略疏』
	・『止観義例』・『止観大意』・『止観捜要記』・『五百問論』
	など多数。
	◎智(「豈」偏+「頁」)(Zhiyi)(チギ)を初祖とする中国天台の第六祖、
	龍樹(Longshu)(リュウジュ)より数えて第九祖。
たんねんし
	【単撚糸】
	○⇒たんし(単糸)(1)
たんねんばうむ
	【タンネンパウム】
	◇[独]Tannenbaum
	○[植](ドイツ語で)モミ(樅)。
	 ⇒もみ(モミ,樅)
★たんねんべるくのたたかい《たんねんべるくのたたかひ》
	【タンネンベルクの戦い】
	◇[英]the Battle of Tannenberg
	○(1)[歴]1410. 7.(応永17)ポーランド軍、ドイツ騎士団を撃
	退。
	○(2)[歴]第一次世界大戦の初期、ドイツ軍とロシア軍の戦い。
	 1914. 8.(大正 3)ロシア軍、惨敗。
★だんのうら
	【壇ノ浦】
	◇[日]Dannoura
	○山口県下関市、早鞆瀬戸(ハヤトモノセト)に臨む海岸一帯。
	◎壇ノ浦の合戦,壇ノ浦の戦い
	◎安徳帝を祀(マツ)る赤間神宮がある。
だんのうらのかっせん
	【壇ノ浦の合戦】
	○[歴]1185(元暦 2. 3.24)長門壇ノ浦で行われた源平最後の合
	戦。
	 平氏は平宗盛が安徳天皇および神器を奉じて率い、源氏は源
	義経を総大将として激戦。
	 平氏は敗れ、知盛ら一族の多くが戦死し、二位尼は安徳天皇
	を抱いて入水、宗盛・建礼門院らは捕らわれて、平氏一門は滅
	亡。
だんのうらのたたかい《だんのうらのたたかひ》
	【壇ノ浦の戦い】
	○[歴]⇒だんのうらのかっせん(壇ノ浦の合戦)
たんば
	【丹波】
	◇[日]Tamba/Tanba
	○(1)[歴]旧国名。山陰道八ヶ国の一国。大部分は現在の京都
	府と、兵庫県の一部。
	 「丹州」とも呼ぶ。古名は「たには」。
	◎ 713(和銅 6. 4.)丹後(タンゴ)を分離。
	○(2)⇒たんばし(丹波市)
	○(3)[古]⇒たんばちょう(丹波町)
たんぱ
	【タンパ】
	◇Tampa
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)ヒルズ
	バーグ郡(Hillsborough County)の郡都。
	 フロリダ半島中央部、メキシコ湾側のタンパ湾(Tampa Bay)
	に面する都市。
	 北緯27.96°、西経82.48°の地。
	 オーランド(Orlando)の南西160キロメートル。
	 郊外にマクディル空軍基地(Macdill Air Force Base)がある。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)28万人。
	 1990(平成 2)28万0,800人。
	 2000(平成12)30万3,400人。
	 2002(平成14)31万9,200人。
★たんぱ
	【短波】
	◇[英]short wave
	○[電][通]中波・長波に比べ波長の短い電波。
	 波長が10〜50メートルで、周波数では6〜30メガヘルツ。
	 電離層のF層反射で遠距離まで伝わり、国際通信・遠距離通
	信に用いる。
	◎第二次世界大戦など20世紀末までは、スパイが本国との連絡
	に使用した。
だんぱ
	【丹巴】
	◇[中]Tanba
	○(Tanba Xian)⇒だんぱけん(丹巴県)
★たんばいし
	【丹波石】
	◇[日]tamba-ishi
	○[建][鉱]京都府亀岡市付近で産出する花崗岩。
	 表面に錆色(サビ)が出るので「丹波鞍馬」とも呼ぶ。
	 参照⇒くらまいし(鞍馬石)
★たんぱくしつ
	【タンパク質】
	【蛋白質】
	◇[英]protein
	○[生化]
	 三大栄養素の一つ。
	 「プロテイン」とも呼ぶ。
	◎硬タンパク質:コラーゲン(collagen)・ケラチン(keratin)
	・フィブロイン(fibroin)など。
たんぱくしつぶんかいこうそ《たんぱくしつぶんかいかうそ》
	【蛋白質分解酵素】
	◇[独]Protease、[英]protease
	○[生化]⇒ぷろてあーぜ(プロテアーゼ)
たんぱくせき
	【蛋白石】
	◇[英]opal
	○[鉱]⇒おぱーる(オパール)
たんばくらま
	【丹波鞍馬】
	◇[日]tamba-kurama
	○[建][鉱]丹波石の別称。
	 ⇒たんばいし(丹波石)
たんばぐり
	【丹波栗】
	○[農]クリ(栗)の一品種。大粒で甘い。
だんぱけん
	【丹巴県】
	◇[中]Tanba Xian、[英]Tanba County
	○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)甘孜チベット
	族(蔵族)自治州(Ganzi Zangzu Zizhizhou)東部の県。
	 県都は章谷鎮(Zhanggu Zhen)。
たんばし
	【丹波市】
	◇[日]Tamba Shi/Tanba Cho
	○兵庫県中東部の市。
	◎2004.11. 1(平成16)氷上郡(ヒカミグン)の柏原町(カイバラチョウ)・氷
	上町(ヒカミチョウ)・青垣町(アオガキチョウ)・春日町(カスガチョウ)・山南町
	(サンナンチョウ)・市島町(イチジマチョウ)の全6町が合併して発足。
たんばちょう《たんばちやう》
	【丹波町】
	◇[日]Tamba Cho/Tanba Cho
	○[古]京都府中央部、船井郡(フナイグン)の町。
	〈面積〉
	 74.09平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)8,690人。
	◎1956(昭和31)須知(シュウチ)町と高原村が合併して発足。
	 2005.10.11(平成17)瑞穂町(ミズホチョウ)・和知町(ワチチョウ)と合併
	して京丹波町(キョウタンバチョウ)を発足。
だんぱつれい
	【断髪令】
	○[歴]⇒さんぱつだっとうれい(散髪脱刀令)
たんばらちょう《たんばらちやう》
	【丹原町】
	◇[日]Tambara Cho/Tanbara Cho
	○[古]愛媛県中央部北東の周桑郡(シュウソウグン)にあった町。
	◎2004.11. 1(平成16)西条市(サイジョウシ)に編入。
だんはらみつ
	【檀波羅蜜】
	◇[梵]dana paramita(ダーン・パーラミター)、「檀」は「檀那・
	布施」の意味、「波羅蜜」は「到彼岸(トウヒガン)」と訳す。
	○[仏]六波羅蜜の一つ。布施(フセ)の波羅蜜。
	 彼岸(ヒガン)に渡るために行なう財施(ザイセ)・法施(ホッセ)・無
	畏施(ムイセ)の三つの行法。
★たんばりん
	【タンバリン】
	◇[英]tambourine
	○[楽]打楽器の一種。
	 胴枠に小鈴が幾つか付いた、皮は片面のみの平たい鼓(ツヅミ)。
たんばん
	【丹礬】
	○[俗][鉱]タンバン(胆礬)の誤記。
	 ⇒たんばん(タンバン,胆礬)
★たんばん
	【タンバン】
	【胆礬】
	◇[英]chalcanthite(カルカンサイト)
	○[鉱]硫酸銅(CuSO4・5H2O)を主成分とする鉱物。
	 光沢のある青色・半透明の三斜晶系結晶。
	 銅鉱山などの二次的生成物。
だんぴ
	【団匪】
	◇[中]tuanfei
	○(1)集団をなしている匪賊。
	○(2)[歴](Tuanfei)⇒ぎわだん(義和団)
だんぴあ
	【ダンピア】
	◇William Dampier
	○[人]イギリスの航海者(1652〜1715)。
	 海賊として活躍。
	 1687. 7.(貞享 4)台風が猛烈な旋回暴風であることを発見。
	 1699〜1701(元禄12〜元禄14)海軍の命でオーストラリア周辺
	を探検。
	 著書は1697(元禄10)『新世界周航記(New Voyage Round the 
	World)』・1699(元禄12)『航海とその記録(Voyages and de-
	scriptions)』など。
	 参照⇒たいふう(台風,颱風)
たんぴおん
	【タンピオン】
	◇[英]tampion
	○(1)[軍](銃口・砲口などの)使用しない時に詰めておく木栓。
	 「スパイク([英]spike)」とも呼ぶ。
	◎マズル(muzzle):銃口・砲口。
	○(2)[楽](オルガンの)音管栓。
	◎「タンポン(tampon)」と同語源。
	 参照⇒[1]たんぽん(タンポン)
たんぴこ
	【タンピコ】
	◇Tampico
	○メキシコ東部、タマウリパス州(estado de Tamaulipas)南東
	端部の都市。メキシコ湾に面する港湾都市。
	 油田地帯に位置し、石油化学工業が発達。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)27万2,690人。
	 2000(平成12)29万5,442人。
だんぴじけん
	【団匪事件】
	◇[中]Tuanfei Shijian
	○[歴]⇒ぎわだんじけん(義和団事件)
だんびら
	【段平】
	○(1)[俗]刀の幅の広いこと。また、その刀。
	◎英語:ブロードソード(broadsword)。
	○(2)[俗](転じて、単に)刀。
	◎英語:ソード(broadsword)。
だんびる
	【ダンビル】
	◇Danville
	○アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)中
	央部のヘンドリックス郡(Hendricks County)中西部にある郡都。
たんぷ
	【タンプ】
	◇[英]tamp
	○(1)(土などを)突き固める。
	 参照⇒はんちく(版築,板築)
	○(2)(タバコなどを)軽く叩(タタ)いて詰める。
	 参照⇒ごーるでんばっと(ゴールデンバット)
	○(3)(爆発力を強めるために)火薬を詰めた発破孔を粘土など
	で塞(フサ)ぐ。
	 参照⇒はっぱ(発破)
★だんぷ
	【ダンプ】
	◇[英]dump
	○(1)(英語で)ゴミ捨て場。ゴミの山。
	○(2)[建]ダンプカーまたはダンプトラックの和略語。
	 ⇒だんぷかー(ダンプカー)
	○(3)[軍](前線の)軍需品臨時集積場。
	○(4)[計]メモリー・ダンプ(memory dump)またはコア・ダンプ
	(core dump)の略称。
	 ⇒めもりーだんぷ(メモリー・ダンプ)
だんぷかー
	【ダンプカー】
	◇[英]dump car
	○(1)[建]土木・建設機械の一種。動力で荷台を傾ける装置の
	あるトラック。
	 荷台を水平にして積荷(ツミニ)を載せ、運送した先で荷台を傾
	けて積荷を一気に下ろすもの。
	 主に建築用の土砂や廃材などの運送に使用される。
	 和略語で単に「ダンプ」とも呼ぶ。
	 英語では「ダンプトラック(dump truck)」と呼ぶ。
	◎積載はパワーショベルやブルドーザーで行う。
	 参照⇒ぱわーしょべる(パワーショベル),ぶるどーざー(ブル
	ドーザー)
	○(2)[交]動力で荷台を傾ける装置のある鉄道貨車。
だんぷとらっく
	【ダンプトラック】
	◇[英]dump truck
	○[交]⇒だんぷかー(ダンプカー)(1)
たんぶらー
	【タンブラー】
	◇[英]tumbler(ころぶもの)
	○(1)(取っ手と足のない)平底の大コップ。
	 標準は8オンス(237.6ミリリットル)。
	◎昔は牛の角など、底が丸かったり尖(トガ)っていて、置くと
	倒れたことから。
	 1パイント(pint)(16オンス)のビールジョッキは「スタイン
	(stein)」。
	○(2)軽業師・曲芸師。
	○(3)起上り小法師。
	 ⇒おきあがりこぼし(起き上り小法師,起上小法師,不倒翁)
たんぶん
	【タンブン】
	◇[タイ語]Tak Bat
	○[仏]功徳(クドク)のある行いをすること。功徳を積むこと。
	 特に、僧侶に喜捨(キシャ)すること。
	 参照⇒きしゃ(喜捨)
だんべる
	【ダンベル】
	◇[英]dumbbell(鳴らない鈴)
	○[運]長さ24センチメートルの鉄製または木製の棒の両端に重
	い球を付けた体操用具。一対(2個)で一組。
	 両手に持って体を動かし、主に上半身の筋肉を鍛える。
	 「あれい(亜鈴,唖鈴)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばーべる(バーベル),えきすぱんだー(エキスパンダー)
	◎亜鈴体操
たんぺれ
	【タンペレ】
	◇Tampere
	○フィンランド南西部、ヘメ県(Hame Laani)の県都。同国第3
	の都市。
	 北緯61.52°、東経23.76°の地。
	 スウェーデン語で「タンメルフォルス(Tammerfors)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)16万7,344人、都市域24万9,606人。
	 1992(平成 4)17万4,266人(推計)。
	 1997(平成 9)18万8,700人。
	 1998(平成10)19万1,254人。
	 2003(平成15)20万1,200人。
たんぼ
	【田んぼ】
	【田圃】
	○[農]⇒すいでん(水田)
だんぼ
	【ダンボ】
	◇[英]Dumbo(間抜け)
	○[映]ウォルト・ディズニーのアニメーション映画。カラー。
	 耳の大きな子ゾウ(象)ダンボがその耳で空を飛ぶ物語。
	◎1941.10.23(昭和16)アメリカで公開。
	 1954. 3.13(昭和29)日本で公開。
	◎形容詞"dumb(ものが言えない,間抜けな)"から。
たんぽいんさつ
	【タンポ印刷】
	◇[英]pad print
	○[印]⇒ぱっどいんさつ(パッド印刷)
たんほうじょうちゅう《たんはうでうちゆう》
	【単包条虫】
	◇[学]Echinococcus granulosus
	○[動]⇒えきのこっくす(エキノコックス)
たんぽなーで
	【タンポナーデ】
	◇[英]tamponade
	○[医]止血栓入(シケツセンニュウ)。
	 参照⇒[1]たんぽん(タンポン)(1),しんたんぽなーで(心タン
	ポナーデ)
たんぼふ
	【タンボフ】
	◇Tambov
	○(1)(Tambovskaya Oblast)⇒たんぼふしゅう(タンボフ州)
	○(2)ロシア連邦西部、タンボフ州の州都。
たんぼふしゅう《たんぼふしう》
	【タンボフ州】
	◇[露]Tambovskaya Oblast、[英]Tambov Region
	○ロシア連邦西部の州。
	 州都はタンボフ。
	〈面積〉
	 3万4,300平方キロメートル。
★たんぽぽ
	【タンポポ】
	【蒲公英】
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)タンポポ属(Ta-
	raxacum)の多年草。
	 山野に自生。
	 一頭状花。
	 日本在来種のカントウタンポポ(Taraxacum platycarpum)と
	帰化植物のセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)がある。
	セイヨウタンポポは明治に食用として輸入され、野生化したも
	の。
	 カントウタンポポの開花は4〜5月で、セイヨウタンポポは
	一年中開花している。
	 葉・根は薬用、若葉は食用になる。
	 古名は「たな」。
	◎冠毛(カンモウ):参照⇒しゅはつ(種髪),わたぼうし(綿帽子)(4)
	◎シロバナタンポポ(白花蒲公英)(Taraxacum albidum)。
	 ミヤマタンポポ(深山蒲公英)(Taraxacum alpicola)。
	 フキタンポポ(蕗蒲公英):⇒ふきたんぽぽ(フキタンポポ,蕗
	蒲公英)
	 ロシアタンポポ(露西亜蒲公英):⇒ろしあたんぽぽ(ロシア
	タンポポ,ロシア蒲公英,露西亜蒲公英)
	 花がタンポポに似て茎の頂に分枝して咲くものはノゲシ:⇒
	のげし(ノゲシ,野芥子,苦菜)
	◎英語:ダンデライアン(dandelion)。
たんぼらかざん《たんぼらくわざん》
	【タンボラ火山】
	◇[インドネシア語]Gunung Berapi Tambora、[英]Volcano Tam-
	bora
	○[地]インドネシア南部、小スンダ列島(the Lesser Sundas)
	西部のスンバワ島(Pulau Sumbawa)北部にある火山。標高2,850
	メートル。
	 「タンボラ山(Gunung Tambora)」とも呼ぶ。
	 参照⇒くらかたうかざん(クラカタウ火山)
	◎1815. 4.10(文化12)大噴火で8万8,000人が犠牲となり、世界
	中で冷夏による農業被害が発生した。
たんぼらさん
	【タンボラ山】
	◇[インドネシア語]Gunung Tambora、[英]Mount Tambora
	○[地]⇒たんぼらかざん(タンボラ火山)
だんぼーる
	【段ボール】
	【ダンボール】
	◇[英]corrugated cardboard
	○波状に成形した紙の片面または両面に平らなボール紙を貼(ハ)
	り合せた、軽量で丈夫な厚紙。
	 段ボール箱などにする。
	 参照⇒ぼーるがみ(ボール紙)
	◎平らな紙はライナー(liner)(裏張り)、波状の紙は中心紙(ナカ
	シンシ)(medium)と呼ぶ。
	◎春などに、草の茂った斜面で草スベリのソリ(橇)として、尻
	に敷いて滑るのにも使用する。
[1]たんぽん
	【タンポン】
	◇[独]Tampon、[フ]tampon(詰め物)
	○(1)[医]([英]surgical pad)消毒した脱脂綿・ガーゼなどを
	円筒状または球状に固め、薬をしみ込ませたもの。
	 傷口や鼻腔などに詰めて止血または分泌液の吸収に用いる。
	 「止血栓(シケツセン)」とも呼ぶ。
	◎タンポナーデ([英]tamponade):止血栓入。
	○(2)[医]([英]tampon)女性の内装式生理用品。
	 月経の時、膣口に挿入して分泌物の吸収に用いる円筒状の綿
	棒。
	◎「タンピオン(tampion)」と同語源。
	 参照⇒たんぴおん(タンピオン)
[2]たんぽん
	【タンポン】
	○[俗][運]富士電機・富士通系で行われている球技。
	 テニスのように地面(路面)をコートとして、小さめのコート
	で有り合わせのものをラケットに軟式テニスのボールを打ち合
	うもの。
たんほんい《たんほんゐ》
	【単本位】
	◇[英]monometallism/single standard
	○[経]⇒たんほんいせい(単本位制)
★たんほんいせい《たんほんゐせい》
	【単本位制】
	◇[英]monometallism/single standard
	○[経]単一の金属を本位貨幣とする貨幣制度。
	 「単本位制度」,「単本位」とも呼ぶ。
	 ⇔ふくほんいせい(複本位制)
	 参照⇒きんほんいせい(金本位制)
たんほんいせいど《たんほんゐせいど》
	【単本位制度】
	◇[英]monometallism/single standard
	○[経]⇒たんほんいせい(単本位制)
たんま
	【たんま】
	【タンマ】
	◇[英]pax
	○子供の遊びで、遊びを一時中断すること。また、中断を求め
	る言葉。待った。
	 運動競技の「タイム([英]time)」の訛りで、英語では「パックス」
	と言う。
	 参照⇒ぱっくす(パックス)(7)
たんま
	【タンマ】
	【炭マ】
	○[俗][運]すべり止めの粉(炭酸マグネシウム)。
だんまく
	【弾幕】
	◇[英]barrage
	○(1)敵の攻撃を防ぐため、または自軍の援護のため、目標を
	定めず敵方に弾丸を連続して撃ち込むこと。
	 参照⇒かもう(火網),じゅうじほうか(十字砲火)
	◎弾幕を張る
	○(2)多くの弾丸が隙間(スキマ)なく飛び交っている状態。
	 参照⇒かもう(火網)
だんまぱだ
	【ダンマパダ】
	◇[梵]Dhammapada
	○[仏]⇒ほっくきょう(法句経)
だんまーむ
	【ダンマーム】
	◇Ad Dammam
	○サウジアラビア東部、シャルキーヤ州(Mintaqah ash Shar-
	qiyah)の州都。ペルシア湾(Percian Gulf)に面する都市。対岸
	はバーレーン。
	 「ダンマン」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 2000(平成12)100万人。
だんまん
	【ダンマン】
	◇Ad Dammam
	○⇒だんまーむ(ダンマーム)
たんみん
	【タンミン】
	【蛋民】
	【蜑民】
	◇[中]danmin
	○中国南部の大河川や沿海地域の水上生活者の総称。
	 広東省・福建省・香港・マカオ・海南島などで船上に居住。
	 漁業・水運などに従事していたが、政府の陸上への定住政策
	により減少傾向にある。現在は養殖も行っている。
	 厳しい生活水準から蔑視され、陸上生活者とは通婚しなかっ
	た。
	 「蛋家(danjia)」とも呼ぶ。
たんむず
	【タンムズ】
	◇[ヘブライ語]Tammuz
	○[暦]ユダヤ暦の第10月(旧第4月)。
	 参照⇒ゆだやれき(ユダヤ暦)
たんめるふぉるす
	【タンメルフォルス】
	◇[スウェーデン語]Tammerfors
	○フィンランドの都市タンペレ(Tampere)のスウェーデン語名。
	 ⇒たんぺれ(タンペレ)
たんゆぐつうしんしゃ
	【タンユグ通信社】
	◇TANJUG
	○[通]セルビア・モンテネグロの国営通信社。
	◎1943(昭和18)ユーゴスラビア王国の国営通信社として創立。
たんよう《たんやう》
	【端陽】
	○[暦]⇒たんご(端午,端五)(2)
たんようき《たんえふき》
	【単葉機】
	◇[英]monoplane
	○[空]主翼が一枚の飛行機。
	 「単葉飛行機」,「モノプレイン」,「モノプレーン」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふくようき(複葉機)
	◎ハンス・グラーデ単葉機(Hans Grade Monoplane)
	◎中国語:単翼飛機(danyi feiji)。
	 ドイツ語:アインデッカー(Eindecker)。
たんようひこうき《たんえふひかうき》
	【単葉飛行機】
	○[空]⇒たんようき(単葉機)
たんよん
	【単四】
	○[電]⇒たんよんがたかんでんち(単四型乾電池)
たんよんがたかんでんち
	【単四型乾電池】
	○[電]円筒形の小型乾電池(1.5ボルト用)の中で、単三型より
	小さく単五型より大きいもの。
	 単に「単四」とも呼ぶ。
	 国際規格(IEC)名は「R20」で、英米では「AAA」。
	 参照⇒かんでんち(乾電池)
	◎単三・単二・単一と次第に大きくなる。
たんら
	【耽羅】
	○[古]朝鮮半島南端、済州島の古称。
	 ⇒さいしゅうとう(済州島)
たんらく
	【短絡】
	○(1)[電]⇒しょーと(ショート)(2)
	○(2)物事の関係を単純に結び付けてしまうこと。
	 特に、関係のない物事を思慮なく性急に結び付けること。
だんらん
	【団欒】
	○(1)集まってなごやかに楽しむこと。親密で楽しい集り。
	◎一家団欒
	○(2)相集まって車座にすわること。まどい(団居)。
	○(3)月などのまるいこと。まろやか。
	○(4)団子(ダンゴ)。
たんり
	【単離】
	○[化]混合物の中から、ある特定の物質を純粋な単体として分
	離・抽出(チュウシュツ)すること。
たんりょうたい《たんりやうたい》
	【単量体】
	◇[英]monomer
	○[化]⇒ものまー(モノマー)
だんりん
	【檀林】
	○(1)寺院の尊称。
	○(2)[仏](転じて)僧侶の学問所。
	 室町末期から諸宗に行われた。
	 参照⇒じゅうはちだんりん(十八檀林)
	◎「栴檀林(センダンリン)」の略。
	 「栴檀は双葉より芳(カンバ)し」と言われる香木を仏弟子(僧侶)
	になぞらえ、僧侶のいる寺院は栴檀の林のようだという意味で
	使われ、さらに僧侶の学問所を指すようになったもの。
だんりん
	【談林】
	【檀林】
	○[文]⇒だんりんふう(談林風,檀林風)
だんりんは
	【談林派】
	【檀林派】
	○[文]⇒だんりんふう(談林風,檀林風)
だんりんふう
	【談林風】
	【檀林風】
	○[文]江戸前期、西山宗因の始めた俳諧の一派。
	 貞徳流の形式主義に反対し、漢語・俗語を使い、軽妙・奇抜
	な趣向を重視した。
	 延宝・天和(1673〜1684)ころが最盛期で、格調高い蕉風(ショウ
	フウ)が盛んになると衰えた。
	 「だんりんは(談林派,檀林派)」とも呼ぶ。
たんるちゃ
	【タンルチャ】
	◇[トルコ語]tanrica
	○(トルコ語で)女神。
	 ⇒ごっです(ゴッデス)
たんれい
	【淡麗】
	○[食]キリンの発泡酒ブランド名。
だんれっくさんみゃく
	【ダンレック山脈】
	◇[英]Dangrek Mountains/Dangrek range、[フ]Chaine de 
	Dangrek、[クメール語]Chuor Phnum Dangrek/Chuor Phnom 
	Dangrek[タイ語]Thiu Khao Phanom Dong Rak/Thio Khao Pha-
	nom Dong Rak
	○[地]タイ王国南東部とカンボジア北部の国境を東西に連なる
	山脈。全長約320キロメートル。
	 高さ450〜600メートルの高地で、カンボシア側(南)からタイ
	王国側(北)に斜傾して、コラート高原(Khorat Plateau)(90〜
	200メートル)に続く。
	 参照⇒むーんがわ(ムーン川)
★[1]だんろっぷ
	【ダンロップ】
	◇[英]Dunlop Rubber Company
	○[経]イギリスのタイヤ製造会社。
[2]だんろっぷ
	【ダンロップ】
	◇John Boyd Dunlop(ジョン・ボイド・ダンロップ)
	○[人]スコットランドの獣医・発明家・企業家(1840〜1921)。
	 1888(明治21)空気入りタイヤ(pneumatic tyre)を発明し、タ
	イヤ製造会社(Dunlop Pneumatic Tyre Company)を設立。
[3]だんろっぷ
	【ダンロップ】
	◇John Thomas Dunlop(ジョン・トーマス・ダンロップ)
	○[人]アメリカの労働関係の行政官(1914〜2003)。
	 1970〜1973(昭和45〜昭和48)ハーバード大学の学芸部学部長
	(dean of arts and sciences)。
	 1975〜1976(昭和50〜昭和51)フォード大統領下の労働長官
	(Secretary of Labor)。
★たんろんじょう《たんろんじやう》
	【タンロン城】
	【昇龍城】
	◇[英]Thang Long Citadel
	○[歴]ベトナムの首都ハノイ北部のバーディン地区(Quan Ba 
	Dinh)にあった城(11〜18世紀)。
	〈昇龍四鎮〉
	 城の四方の守護神殿。
	 東:白馬(Bach Ma)を祀(マツ)る神殿はバックマー(Bach Ma)神
	殿。Bach Ma:White Horse。
	 西:リンラン大王(Linh Lang Dai Vuong)を祀るヴォイフッ
	ク(Voi Phuc)神殿。Voi Phuc:kneeling elephant。
	 南:高山大王(Cao Son Dai Vuong)を祀るキムリエン(Kim 
	Lien)神殿。Kim Lien:Golden lotus。
	 北:玄天鎮撫(Huyen Thien Tran Vu)を祀るクアンタイン
	(Quan Thanh)神殿。Quan Thanh:Holy Mandarin。
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