PDD図書館管理番号 0001.0057.4000.18
百 科 辞 書 《たかや》 編集:獨 澄旻
-------- たかや ------------------------------------------------
★たがやさん
【タガヤサン】
【鉄刀木】
◇[学]Cassia siamea
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)カワラケツメイ属
(Cassia)の常緑または落葉高木。
材は家具・細工物・船舶用。
たかやなぎまち
【高柳町】
◇[日]Takayanagi Machi
○新潟県中央部、刈羽郡(カリワグン)の町。
たかやま
【高山】
◇[日]Takayama
○(1)⇒たかやまし(高山市)
○(2)⇒たかやまむら(高山村)
◎鹿児島県肝属郡(キモツキグン)には高山町(コウヤマチョウ)があった。
たかやまし
【高山市】
◇[日]Takayama Shi
○岐阜県北部の市。北部を飛騨市、南東部を下呂市、南西部を
郡上市に接し、東部を長野県、西端を石川県に隣接。
〈面積〉
2005(平成17)2,179.35平方キロメートル(2月1日)。
◎2005. 2. 1(平成17)大野郡(オオノグン)の丹生川村(ニュウカワムラ)・
清見村(キヨミムラ)・荘川村(ショウカワムラ)・宮村(ミヤムラ)・久々野町(クグ
ノチョウ)・朝日村(アサヒムラ)・高根村(タカネムラ)と、吉城郡(ヨシキグン)の
国府町(コクフチョウ)・上宝村(カミタカラムラ)との2町7村を編入。
たかやまふどうそん
【高山不動尊】
○埼玉県飯能市(ハンノウシ)の北部にある常楽寺の別称。
⇒じょうらくじ(常楽寺)(2)
たかやまむら
【高山村】
◇[日]Takayama Mura
○(1)群馬県中央部、吾妻郡(アガツマグン)の村。
〈面積〉
64.16平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)4,088人。
◎1889(明治22)中山村と尻高村が合併し、高山村となる。
○(2)長野県北東部、上高井郡(カミタカイグン)の村。
〈面積〉
98.50平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)7,773人。
◎1956(昭和31)高井村と山田村が合併し、高山村となる。
たかゆうばるぶんとんち《たかいうばるぶんとんち》
【高遊原分屯地】
○[軍]熊本県上益城郡(カミマシキグン)益城町(マシキマチ)にある、陸上
自衛隊の駐屯地。
西部方面隊の第八師団第八飛行隊が駐屯。
たから
【タカラ】
○[古][経]大手玩具メーカー。
着せ替え人形の「リカちゃん人形」やミニカーの「チョロQ」な
どを販売。
◎1959(昭和34)創業。
1980.12.(昭和55)チョロQの発売開始。
2000(平成12)コナミ、資本参加し筆頭株主となる。
2002. 9.27(平成14)バウリンガル、発売。
2002(平成14)三井物産から子会社の日本電熱(長野県南安曇
郡豊科町)を買収。
2003.12.(平成15)プラマイゼロ(±0)ブランドで家電事業に
新規参入。
2005. 4.25(平成17)コナミ、資本提携を解消すると発表。
2005. 5.13(平成17)トミーと2006年3月1日に合併すると発
表。新会社名はタカラトミー。
2005. 7. 2(平成17)竜の子プロダクションの株式約88%を出
得・買収したと発表。
★たからがい《たからがひ》
【タカラガイ】
【宝貝】
◇[英]cowrie/cowry、[中]baobei(宝貝)
○[貝]吸腔目(Sorbeoconcha)タカラガイ上科(Cypraeoidea)タ
カラガイ科(Cypraeidae)の巻貝の総称。
参照⇒ばいか(貝貨),こやすがい(コヤスガイ,子安貝),ばお
べい(バオベイ,宝貝)
たからがわ《たからがは》
【宝川】
◇[日]Takara Gawa
○(1)[地]群馬県北部、利根郡(トネグン)水上町(ミナカミマチ)中部を流
れる利根川の支流。
○(2)⇒たからがわおんせん(宝川温泉)
たからがわおんせん《たからがはをんせん》
【宝川温泉】
○群馬県北部、利根郡(トネグン)水上町(ミナカミマチ)中部の宝川に沿
う温泉。湯量が多く、露天風呂で知られる。
単純泉、69℃。効能は眼病・神経痛・婦人病など。
参照⇒みなかみまち(水上町)
◎古くは「白鷹ノ湯」と呼ばれていた。
★たからくじ
【宝くじ】
【宝籤】
○
◎江戸時代初期、摂津国箕面(ミノオ)(現在の大阪府箕面市)の瀧
安寺で行われた富会(トミエ)というお守りが最初といわれる。江
戸の三富とは、谷中の感応寺・目黒の滝泉寺・湯島の天神をい
う。文化期(1804〜1818)が全盛で、江戸幕府は1842(天保13)に
富くじを禁止した。
太平洋戦争の末期、政府は軍事費の調達のため1945. 7.(昭
和20)勝札(カチフダ)を発行し、復活した。しかし、抽選前に敗戦
となる。
1947.12. 1(昭和22)宝くじ(百万円)が発売。
1976(昭和51)年末ジャンボ宝くじ(1等1千万円)の購入で2
人の死者が出る。
1999(平成11)3億円ジャンボ宝くじが発売。
参照⇒だいこくや(大黒屋)
★[1]たからじま
【宝島】
◇[日]Takara Jima
○[地]鹿児島県南部、鹿児島郡十島村(トシマムラ)に所属する、吐
カ喇列島(トカラレットウ)にある火山島。
標高292メートルの火山、イマキラ岳がある。
★[2]たからじま
【宝島】
◇[英]Treasure Island
○[文]スチーブンソン(R.L.Stevenson)の冒険小説。
◎1883(明治16)刊行。
たからしゅぞう《たからしゆざう》
【宝酒造】
◇[英]Takara Shuzo Co.,Ltd.
○[経]酒類・食料品の製造販売会社。
本社は京都府京都市伏見区。
◎1842(天保13)四方家4代目卯之助が創業。
1905(明治38)四方合名会社を設立。
1925(大正14)四方合名会社を寳酒造株式会社に改組。
1926(大正15)帝国酒造株式会社を合併。
1929(昭和 4)大正製酒株式会社と株式会社鞆保命酒屋を合併。
1933(昭和 8)松竹梅酒造株式会社を設立。
1952(昭和27)中央酒類株式会社を合併。
1957(昭和32)タカラビールを発売。
1967(昭和42)ビール事業から撤退。
たからしょとう《たからしよたう》
【宝諸島】
◇[日]Takara Shoto
○[地]⇒とかられっとう(吐カ喇列島)
たからちゃ
【宝茶】
○[色]金茶色の別称。
参照⇒きんちゃ(金茶)
◎「金」を「宝」に言い換えたもの。
たからづかおんがくがっこう《たからづかおんがくがくかう》
【宝塚音楽学校】
○[教]兵庫県宝塚市にある、宝塚歌劇団員の養成施設。
予科・本科の2年制。
◎1913(大正 2)宝塚唱歌隊として発足。
たからづかかげきだん
【宝塚歌劇団】
○[劇]兵庫県宝塚市に本拠を置く、女性だけの歌劇団。
参照⇒たからづかおんがくがっこう(宝塚音楽学校)
◎1912. 5. 8(明治45)宝塚温泉場内に坪内士行らが宝塚国民座
を結成して第一回公演。
1913(大正 2)阪急電鉄の小林一三が宝塚少女歌劇団を設立。
1914(大正 3)宝塚少女歌劇第一回公演。のち年4回公演。
1940(昭和15)宝塚歌劇団と改称。
1974. 8.(昭和49)月組、池田理代子原作『ベルサイユのばら』
を上演。
たからづかし
【宝塚市】
◇[日]Takarazuka Shi/Takaraduka Shi
○兵庫県南東部の市。
市立手塚治虫記念館がある。
〈面積〉
1970(昭和45)102平方キロメートル。
101.96平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1975(昭和50)16万3,000人。
2000(平成12)21万3,037人。
◎1954(昭和29)市制施行。
1968(昭和43)宝塚グランドホテル、開業。
2003. 6.22(平成15)市立宝塚温泉、閉館。
2003. 6.30(平成15)宝塚グランドホテル、廃業。
たからづかせん
【宝塚線】
○(1)[交]⇒はんきゅうたからづかほんせん(阪急宝塚本線)
○(2)[俗][交]JR福知山線の通称。
⇒ふくちやません(福知山線)
たからづかふぁみりーらんど
【宝塚ファミリーランド】
○[歴]兵庫県宝塚市にあった遊園地。ホワイトタイガーのいる
動物園を併設。
◎1911(明治44)開園。
2003. 4. 7(平成15)閉園。
2003. 9.26(平成15)跡地に宝塚ガーデンフィールズを開園。
たからでら
【宝寺】
○[俗]京都府の宝積寺(ホウシャクジ)の通称。
⇒ほうしゃくじ(宝積寺)(1)
たからとみー
【タカラトミー】
○[経]大手玩具メーカー。
◎2006. 3. 1(平成18)タカラとトミーが合併して発足。
参照⇒たから(タカラ),とみー(トミー)
たからふーず
【宝フーズ】
○[経]菓子・水産加工品販売会社。
本社は北海道岩見沢市。
たからべちょう《たからべちやう》
【財部町】
◇[日]Takarabe Cho
○[古]鹿児島県南東部、曽於郡(ソオグン)の町。
◎2005. 7. 1(平成17)大隅町(オオスミチョウ)・財部町・末吉町(スエヨシ
チョウ)の3町が合併して曽於市を発足。
たからやま
【宝山】
◇[日]Takara Yama
○[地]京都府と兵庫県にまたがる火山。標高350メートル。
たかられっとう《たかられつたう》
【宝列島】
◇[日]Takara Retto
○[地]⇒とかられっとう(吐カ喇列島)
だかーる
【ダカール】
◇Dakar
○アフリカ西部、セネガル共和国の首都。アフリカ最西端のベ
ルデ岬(Cape Verde)に位置する港湾都市。
北緯14.72°、西経17.48°の地。
〈人口〉
1976(昭和51) 79万8,000人。
1988(昭和63)151万7,407人。
1997(平成 9)196万8,314人(推計)。
◎フランス領時代、西アフリカ総督府(administration coloni-
ale de l'Afrique occidentale francaise)の所在地。
参照⇒ごれとう(ゴレ島)
たかるしゅう《たかるしう》
【タカル州】
◇Velayat-e Takhar
○⇒たはるしゅう(タハル州)
★たがろぐぞく
【タガログ族】
◇[英]the Tagalogs
○フィリピンのルソン島(Luzon Island)中央部、マニラを中心
に居住していた原住民。
現在、政治・経済面で最も優勢な民族。
たがわ《たがは》
【田川】
◇[日]Tagawa
○(1)⇒たがわし(田川市)
○(2)⇒たがわぐん(田川郡)
★だーがわ《だーがは》
【ダー川】
◇[ベトナム語]Song Da、[英]Black River
○[地]ホン川(Song Hong)の支流。
中国名は「K河(黒河)(Hei He)」。
参照⇒ほんがわ(ホン川)
たがわぐん《たがはぐん》
【田川郡】
◇[日]Tagawa Gun
○福岡県中東部の郡。
香春町(カワラマチ)・添田町(ソエダマチ)・糸田町(イトダマチ)・川崎町
(カワサキマチ)・大任町(オオトウマチ)・赤村(アカムラ)・福智町(フクチマチ)の町
村。
◎2006. 3. 6(平成18)金田町(カナダマチ)・赤池町(アカイケマチ)・方城
町(ホウジョウマチ)の3町が合併して福智町を発足。
たがわこう《たがはくわう》
【田川鉱】
○[歴]福岡県田川市にあった、三井鉱山の炭鉱。
坑口跡は石炭記念公園となっている。
◎1943(昭和18)強制連行された中国人労働者、田川鉱に669人
が送られる。
1963(昭和38)閉山。
2002. 4.27(平成14)犠牲となった27名の「鎮魂の碑」の除幕式
が行われる。
◎第4鉱の炭鉱住宅跡地約34ヘクタールは田川郡(タガワグン)川
崎町(カワサキマチ)へ譲渡:参照⇒かわさきまち(川崎町)(2)
たがわし《たがはし》
【田川市】
◇[日]Tagawa Shi
○福岡県中北部の市。南端を山田市に接する。
◎山田市とともに、もと筑豊炭田の炭鉱都市。
たかをくくる
【高を括る】
○(1)[慣]安易に規模・程度などを低く予想する。見くびって
低く決めてかかる。軽く見る。
○(2)[慣]たいしたことはないと見くびる。高が知れていると
あなどる。
だかーんさん
【ダカーン山】
◇[英]Ad-Dukhan Hill
○[地]ペルシア湾内中部、バーレーン島中央部の山。標高134
メートル。
★だかんしへい
【兌換紙幣】
○[経]発行者(銀行)が正貨(金貨や銀貨)との兌換(引き替え)を
約束した紙幣。
参照⇒はーどかれんしー(ハードカレンシー)(2)
◎金券・銀券など。
たがんろぐわん
【タガンログ湾】
◇[露]Taganrogskiy Zaliv、[英]Taganrog Bay
○[地]黒海(Corne More)北東部の内海、アゾフ海(Azovskoye
More)の北東部にある湾。ドン川(Reka Don)が流入する。
たき
【多気】
◇[日]Taki
○(1)⇒たきぐん(多気郡)
○(2)⇒たきちょう(多気町)
[1]たーきー
【ターキー】
◇[英]Turkey
○(英語で)トルコ。
⇒とるこ(トルコ,土耳古,土耳其)
[2]たーきー
【ターキー】
◇[英]turkey
○(1)[鳥](英語で)七面鳥。
⇒しちめんちょう(シチメンチョウ,七面鳥)
○(2)[運]ボウリングで、3回連続でストライクを出すこと。
★だぎ
【儺戯】
◇[中]nouxi
○[劇]宗教と娯楽が一体となった仮面劇。
伴奏には声楽・気鳴楽器・打楽器の3種類が使われる。
参照⇒ついな(追儺)
◎中国貴州省(Guizhou Sheng)徳江県(Dejiang Xian)は「儺戯の
里」として知られる。
だきあ
【ダキア】
◇Dacia
○[歴]ドナウ川下流の北岸地域の古称。ほぼ現在のルーマニア
に相当する。
トラキア系のダキア人の居住地。
AD. 107、トラヤヌス帝の遠征によって古代ローマ帝国の属
州(プロウィンキア)( 107〜 270)になった。
「ダチア」とも呼ぶ。
参照⇒ぷろうぃんきあ(プロウィンキア),わらきあ(ワラキア)
たきあげ
【焚上げ】
○(1)神社仏閣の境内(ケイダイ)で、返納されたお札やお守りなど
を燃やすこと。年末に行われる。
「おたきあげ(お焚上げ,御焚上げ)」とも呼ぶ。
○(2)護摩壇(ゴマダン)の火に祈願などの札を焼(ク)べ、その燃え
殻(ガラ)の昇り方によって、吉凶・豊凶・息災・増益などを占
うもの。
「おたきあげ(お焚上げ,御焚上げ)」とも呼ぶ。
だきいしそう《だきいしさう》
【抱石葬】
【抱き石葬】
○[歴]屈葬の一種。
死者の胸部に大きめの石を載(ノ)せ、両手で石を抱きかかえ
るような姿勢で埋葬したもの。また、その埋葬法。
死者の蘇生(ソセイ)を怖れ、死者の魂を封じる処置と考えられ
ている。
日本では縄文時代に行われていた。
「ほうせきそう(抱石葬)」とも呼ぶ。
たきいしゅびょう《たきゐしゆべう》
【タキイ種苗】
◇[英]TAKII & Co.,Ltd.
○[経]野菜・花卉(カキ)などの種苗販売会社。
本社は京都府京都市下京区。
カタログ販売で知られる。
◎1835(天保 6)大森屋治右衛門(初代瀧井治三郎)、創業。
1905(明治38)カタログを発行し、通信販売を開始。
1920. 5.19(大正 9)株式会社瀧井治三郎商店を設立。
1926(大正15)タキイ種苗株式会社に社名変更。
たきえき
【滝駅】
○[交]栃木県那須郡(ナスグン)烏山町(カラスヤママチ)にある、JR烏山
線の駅。
小塙(コバナ)駅(南那須町)と烏山駅の間。
たきおん
【タキオン】
◇tachyon
○[理]常に光速を超える速さで運動し続ける仮想的な素粒子。
力が加わると減速して光速に近づくという性質をもつ。
その存在は特殊相対性理論とは矛盾しないが、実在する粒子
としては確認されていない。
だきかご
【抱き籠】
【抱籠】
○⇒ちくふじん(竹夫人)
たきかーでぃあ
【タキカーディア】
◇[英]tachycardia
○[医]⇒ひんみゃく(頻脈)
たきかわ《たきかは》
【滝川】
◇[日]Takikawa
○⇒たきかわし(滝川市)
★たきがわ《たきがは》
【滝川】
○(1)谷間などを激しく流れる川。
○(2)[地](Taki Gawa)三重県を流れる、名張川の支流。
「丈六川(ジョウロクガワ)」とも呼ぶ。
たきかわし《たきかはし》
【滝川市】
◇[日]Takikawa Shi
○北海道中西部、石狩平野北部の市。
陸上自衛隊滝川駐屯地がある。
たきがわじけん《たきがはじけん》
【滝川事件】
○[歴]1933(昭和 8)文部省が京都帝国大学法学部教授の滝川幸
辰(ユキトキ)を共産主義的であるとして休職を強行、教授会や学生
が組織的に抵抗した運動。
1933(昭和 8)4月に滝川の著書『刑法講義』(1926)・『刑法
読本』(1932)が発禁となり、斎藤実内閣の文部大臣鳩山一郎は
4.22京都帝大総長小西重直(シゲナオ)に滝川の罷免を要求、法学
部教授会の反対を無視して5月に休職処分にする。
教官の任免は教授会に委ねられてきた慣行の否認に対し、法
学部教授31名全員が辞表を提出。これを支持して法学部学生や
他学部・他大学の教官・学生の大学自治擁護運動に発展する。
結局、小西総長は辞任し、松井元興が総長に就任して教官団
は分裂し、学生も弾圧を受ける。滝川は免職、佐々木惣一・宮
本英雄・森口繁治・末川博が免官(辞職)、その他教授ら14名が
辞職する。
1913(大正 2)の「沢柳事件」に続き大学の自治は崩壊した。
「京大事件」とも呼ぶ。
参照⇒さわやなぎじけん(沢柳事件)
たきぎおのう
【薪御能】
○奈良興福寺の薪能の別称。
⇒たきぎのう(薪能)
たきぎかんなびやま
【薪甘南備山】
◇[日]Takigikannabi Yama/Takigi Kannabi Yama
○[地]⇒かんなびやま(甘南備山)
たきぎざくら
【タキギザクラ】
【薪桜】
○[植]オオシマザクラ(大島桜)の別称。
⇒おおしまざくら(オオシマザクラ,大島桜)
たきぎのう
【薪能】
○(1)奈良興福寺で行われる神事能。
修二会(シュニエ)の際、5月11〜12日に行われている。
「薪御能(タキギオノウ)」とも呼ぶ。
◎ 869(貞観11)猿楽を奉納。
のち陰暦二月六日から7日間、修二会の際に四座の大夫によっ
て演じらた。
戦乱でしばしば中断し、江戸幕末にも絶えたが、1952(昭和27)
簡略化して復興。
○(2)全国各地で開かれる、夜間に薪の火で照明する野外能。
たきぐち
【滝口】
○(1)滝の流れ落ちる所・滝の落ち口。
○(2)滝の落ち出る口・滝の落ち口。
○(3)清涼殿の東北にある御溝水(ミカワミズ)の落ちる所。
◎滝口所(ドコロ)があった。
○(4)[歴]滝口の武士の略称。
⇒たきぐちのぶし(滝口の武士)
たきぐちどころ
【滝口所】
○[歴]清涼殿の東北、滝口にある警衛の武士の勤番する所。
「滝口の陣」とも呼ぶ。
参照⇒たきぐちのぶし(滝口の武士),たきぐち(滝口)(3),く
ろどのごしょ(黒戸の御所)
たきぐちにゅうどう《たきぐちにふだう》
【滝口入道】
○(1)[人]平安末期の僧。
⇒『人名辞典』たきぐち にゅうどう(滝口 入道)
参照⇒よこぶえ(横笛)(3)
○(2)[文]高山樗牛(チョギュウ)作の歴史小説。
『平家物語』の話を潤色。平家滅亡を背景に、平重盛の臣で
滝口の武士の斎藤時頼と中宮建礼門院の雑仕横笛(ヨコブエ)との
悲恋を、擬古文体の美文で描く。
◎東京帝国大学在学中、「読売新聞」の懸賞小説に応募して入選。
1894(明治27)発表。
たきぐちのじん《たきぐちのぢん》
【滝口の陣】
○[歴]⇒たきぐちどころ(滝口所)
たきぐちのぶし
【滝口の武士】
○[歴]平安・鎌倉時代、宮中の警衛や雑役にあたった武士。
蔵人所(クロウドドコロ)に所属し、定員は20名。
滝口にある控え室、滝口所(ドコロ)に詰めていたことから呼ば
れる。
「滝口」,「滝口武者(ムシャ)」とも呼ぶ。
参照⇒たきぐちどころ(滝口所),ほくめんのぶし(北面の武士),
さいめんのぶし(西面の武士)
◎寛平年間( 889〜 898)宇多天皇のときに創設。
たきぐちむしゃ
【滝口武者】
○[歴]⇒たきぐちのぶし(滝口の武士)
たきぐらふぃー
【タキグラフィー】
◇[英]tachygraphy
○(1)速記・速記術。
⇒そっき(速記)
○(2)[歴]特に、古代ギリシア・ローマの速記・速記術。
たきぐん
【多気郡】
◇[日]Taki Gun
○三重県中南部の郡。
多気町(タキチョウ)・明和町(メイワチョウ)・大台町(オオダイチョウ)・勢和
村(セイワムラ)の町村。
◎2006. 1.10(平成18)大台町、宮川村(ミヤガワムラ)を合併・編入。
たきぐん
【多紀郡】
◇[日]Taki Gun
○[古]兵庫県東部、篠山盆地にあった郡。
1999. 4. 1(平成11)多紀郡(タキグン)篠山町(ササヤマチョウ)・西紀町
(ニシキチョウ)・丹南町(タンナンチョウ)・今田町(コンダチョウ)が合併して篠山
市(ササヤマシ)を発足し、郡は消滅。
たきざくら
【滝桜】
○[植]⇒みはるのたきざくら(三春の滝桜)
たきざわむら《たきざはむら》
【滝沢村】
◇[日]Takizawa Mura
○岩手県中北部、岩手郡(イワテグン)の村。南部を盛岡市に接する。
参照⇒ちゃぐちゃぐうまっこ(ちゃぐちゃぐ馬っこ,チャグチャ
グ馬コ)
たきしーど
【タキシード】
◇[米]tuxedo
○[服]パーティー・観劇などに着る、男子の夜会用略式礼服
(夜会服)。
生地は主に黒ラシャで、上衣は背広に似て、襟返りを綾絹で
被(オオ)う。ズボンには側縫目に綾絹の飾り縁がある。シャツに
は襞胸(ヒダムネ)(pleat)または硬胸(カタムネ)(plastron)を付けて黒
の蝶ネクタイを結ぶ。ウエストにはカマーバンド(cummerbund)
を巻くことが多い。
白蝶ネクタイを着用する燕尾服(エンビフク)(swallow-tailed
coat)に対し、「ブラックタイ(black tie)」とも呼ぶ。
また、「スモーキング(smorking)」,「スモーキングジャケット
(smorking jacket)」とも呼ぶ。
イギリスでは「ディナージャケット([英]dinner jacket)」,
「ディナーコート(dinner coat)」,「ディナースーツ(dinner
suit)」,「イブニングジャケット(evening jacket)」と呼ぶ。
◎夜用正式礼服:⇒えんびふく(燕尾服)
女性:参照⇒かくてるどれす(カクテルドレス)
たきしーどこうえん
【タキシード公園】
◇[英]Tuxedo Park
○⇒たきしーどぱーく(タキシード・パーク)
たきしーどぱーく
【タキシード・パーク】
◇[英]Tuxedo Park
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)南
部のオレンジ郡(Orange County)にある公園。
「タキシード公園」とも呼ぶ。
たきしら
【タキシラ】
◇Taxila
○パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)北部の
都市。
北緯33.75°、東経72.81°の地。
ガンダーラ文化の中心地で、アショカ王が建てた仏教寺院や
ギリシア様式の都市遺跡がある。
参照⇒しるかっぷいせき(シルカップ遺跡),がんだーら(ガン
ダーラ,健駄羅)
〈人口〉
1972(昭和47) 0人。
1981(昭和56)3万8,374人。
1998(平成10)7万1,768人。
◎1980(昭和55)世界文化遺産に登録。
たきちょう《たきちやう》
【多伎町】
◇[日]Taki Cho
○[古]島根県北東部、簸川郡(ヒカワグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)出雲市(イズモシ)に編入。
たきちょう《たきちやう》
【多気町】
◇[日]Taki Cho
○三重県中央部、多気郡(タキグン)の町。
たぎっぐし
【タギッグ市】
◇[英]Taguig Municipality
○⇒たぎっぐまち(タギッグ町)
たぎっぐまち
【タギッグ町】
◇[英]Taguig Municipality
○フィリピンのルソン島、マニラ首都圏東部の都市。北東端を
パシッグ市(Pasig City)、南部をモンテンルパ市(Montinlupa
City)、北西部をマカティ市(Makati City)に接し、東部をバイ
湖(Laguna de Bay)に面する。
軍事施設フォート・ボニファシオ(Fort Bonifacio)がある。
たきつす
【タキツス】
◇Gaius Cornelius Tacitus(ガイウス・タキツス)/Publius
Cornelius Tacitus
○[人]⇒たきとぅす(タキトゥス)
たぎつひめのみこと
【タギツヒメノミコト】
【湍津姫命】
【多岐都比売命】
◇[日]Tagitsu Hime no Mikoto
○[日本神話]宗像(ムナカタ)三女神の一柱。
アマテラスオオミカミ(天照大神)とスサノオノミコト(素戔
嗚尊)との誓約(ウケイ)の際、タゴリヒメノミコト(田心姫命)・イ
チキシマヒメノミコト(市杵島姫命)と共に生れた女(ムスメ)の三
女。
オオクニヌシノカミ(大国主神)(大国主命)の妻、コトシロヌ
シノカミ(事代主神)の母。
参照⇒むなかたたいしゃ(宗像大社)
たきとぅす
【タキトゥス】
◇Gaius Cornelius Tacitus(ガイウス・タキトゥス)/Publius
Cornelius Tacitus
○[人]ローマ帝政初期の歴史家・雄弁家( 55ころ〜 117ころ)。
ブリタニア総督アグリコラ(Gnaeus Julius Agricola)の義父。
貴族出身でコンスル(consul)(執政官)となり、雄弁家として
活躍。
著書は『ゲルマニア(Germania)』・『歴史(Historiae)』・
『年代記(Annales)』など。
「タキツス」とも呼ぶ。
だきにてん
【荼枳尼天】
【荼吉尼天】
【陀枳尼天】
【拏吉尼天】
◇[梵]Dakini(ダーキニー)。
○[仏]夜叉(ヤシャ)の類で、胎蔵界(タイゾウカイ)曼荼羅(マンダラ)外金
剛部院(最外院)に配される女性の悪鬼。
大黒天の眷属(ケンゾク)ともいう。
「荼天」とも略す。
参照⇒だいこくてん(大黒天)
◎インド密教では六ヶ月前に人の死を知る能力を持ち、死を待っ
てその心臓を食うという。ヒンズー教では女神カーリー(Kali)
の従者で人肉を食するという、裸体でどくろ杯や武器を持つ女
修行者。
日本ではその本体を白狐の精とし、稲荷(イナリ)大明神・飯縄
(イヅナ)権現などと神仏習合された。豊川稲荷(愛知県豊川市)や
高松の最上稲荷(サイジョウイナリ)(岡山県岡山市高松稲荷)は、この
荼枳尼天を祀(マツ)るものであって、伏見稲荷系統のいわゆる稲
荷神社とは別系統に属するものであると考えられている。
参照⇒とよかわいなり(豊川稲荷)(1)
たきねまち
【滝根町】
◇[日]Takine Machi
○[古]福島県東部、田村郡(タムラグン)の町。阿武隈(アブクマ)山地
の主峰大滝根山(オオタキネヤマ)の西麓。東南部をいわき市に隣接。
参照⇒おおたきねやま(大滝根山)
〈面積〉
50.70平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)5,552人。
◎1940(昭和15)町制施行。
1969(昭和44)石灰石の採掘場で「あぶくま洞」、発見。
2005. 3. 1(平成17)田村郡の滝根町・大越町(オオゴエマチ)・都
路村(ミヤコジムラ)・常葉町(トキワマチ)・船引町(フネヒキマチ)の4町1村が
合併して田村市を発足。
たきのがわ《たきのがは》
【滝野川】
◇[日]Takino Gawa/Taginogawa
○(1)[地]石神井川(シャクジイガワ)の別称。
⇒しゃくじいがわ(石神井川)
○(2)東京都北区南部の地名。
滝野川1〜7丁目がある。
○(3)[交]東京都北区滝野川にある都電荒川線の停留所。
○(4)[歴]⇒たきのがわく(滝野川区)
たきのがわく《たきのがはく》
【滝野川区】
◇[日]Takinogawa Ku
○[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。現在の北区南部。
参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
十五区)
◎江戸時代は、不動の滝や紅葉などの行楽地。
1947(昭和22)王子区と合併し北区となる。
たきのがわごぼう《たきのがはごばう》
【滝野川牛蒡】
○[農]東京都北区滝野川で栽培されていた細長いゴボウ。
たきのがわしんようきんこ《たきのがはしんようきんこ》
【瀧野川信用金庫】
○[経]東京都北区に本店を置く信用金庫。
たきのちょう《たきのちやう》
【滝野町】
◇[日]Takino Cho
○兵庫県中南東部、加東郡(カトウグン)の町。
だきばしら
【抱柱】
【抱き柱】
○(1)[建]板囲いの板や竹矢来(タケヤライ)の竹などを、間に挟み付
ける2本の柱。
1本は土に打ち込み、もう1本は(2)。
参照⇒たけやらい(竹矢来)
○(2)[建]特に、その押さえに添(ソ)える側の柱。
「おさえばしら(押え柱,押さえ柱)」,「そえばしら(添柱,添え
柱)」とも呼ぶ。
たきび
【たきび】
○[楽]巽聖歌(タツミ・セイカ)作詞、渡辺茂作曲の童謡。
「たきびだ/たきびだ/おちばたき」と歌われている。
◎1941.12. 9(昭和16)NHKでラジオ放送。
前日8日の真珠湾攻撃で日米開戦という情況から、「たき火
は敵の攻撃標的になる」という軍部の意向により放送は2日間
で打ち切られた。
たきび
【たき火】
【焚き火】
【焚火】
◇[英]bonfire
○(1)かがり火。
○(2)かまど・炉などで焚くこと。また、その火。
○(3)庭など屋外で、落ち葉や可燃ゴミなどを集めて焚くこと。
また、その火。
落ち葉などの焼却(ショウキャク)や暖(ダン)を取(ト)るために行われ
る。
かつては、火の中に生のサツマイモを入れて焼き芋(イモ)を作っ
て食べたりもした。
現在は、一緒に燃やされるプラスチック類からのダイオキシ
ン発生防止の目的で、禁止している市町村が多い。そのため、
落ち葉や枝なども市町村は可燃物として回収している。
参照⇒おちばたき(落ち葉焚き,落葉焚き)
◎冬の季語。
焚き火にあたる:焚き火で暖を取る・体を温める。
たきべえき
【滝部駅】
○[交]山口県下関市滝部にある、JR山陰本線の駅。
特牛(コットイ)駅と長門二見(ナガトフタミ)駅の間。
◎旧住所は豊浦郡(トヨウラグン)豊北町(ホウホクチョウ)滝部。
だきまくら
【抱き枕】
◇[英]body pillow
○(1)トウ(籐)や竹で編んだ細長い枕。
夏、胸部・腹部に風が通るように、両手で抱きかかえ、片足
をのせて使用する。
東南アジアで多く使用されている。
「竹夫人(チクフジン)」,「だきかご(抱き籠,抱籠)」とも呼ぶ。
参照⇒かごまくら(籠枕)
◎中国語:竹夫人(zhu furen)/青奴(qingnu)。
○(2)([英]hugging pillow)眠るとき、抱きかかえて使用する、
半身ほどの長いクッション。
動物の縫いぐるみ状のものもある。
安心感が得られるとして、主に幼児や女性が使用する。
◎日本ではアニメ・グッズとして、アニメの登場人物(主に女
性)がプリントされている男性用のものも販売されている。
たきめーたー
【タキメーター】
◇[英]tachymeter
○⇒しきょぎ(視距儀)
たぎりひめのみこと
【タギリヒメノミコト】
【田霧姫命】
【多紀理毘売命】
◇[日]Tagiri Hime no Mikoto
○[日本神話]⇒たごりひめのみこと(タゴリヒメノミコト,田心
姫命)
たーきん
【ターキン】
◇[英]takin、[学]Budorcas taxicolor
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)ターキ
ン属(Budorcas)の哺乳類。一属一種。
カモシカに似て後方に尖り、頭胴長1.2メートル、体高1〜
1.3メートルくらい。毛深く、毛色は地域で異なり、灰白色か
ら黄白色。
中国南西部のチベット自治区・四川省からブータン・ミャン
マーのヒマラヤ山岳地帯に生息。
生息数が極めて少ない希少動物。
◎中国語:羚牛(lingniu)/六不像(liubuxiang)。
四不像(xibuxiang):⇒しふぞう(シフゾウ,四不像)
たぎんぐ
【タギング】
◇[英]tagging
○(1)タグ付け。
参照⇒たぐ(タグ)
○(2)[俗]公共の場・店舗のシャッターなどに書かれた落書き
に添えられた署名風の印(シルシ)。
参照⇒ほーぼーさいん(ホーボー・サイン)
たく
【多久】
◇[日]Taku
○⇒たくし(多久市)
たーく
【ターク】
◇Tak
○(1)(Changwat Tak)⇒たーくけん(ターク県)
○(2)タイ王国西部のターク県(Changwat Tak)東部にある県都。
たーくー
【タークー】
【大沽】
◇[中]Dagu
○中国北部、河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)東部の天津市(Tian-
jin Shi)(中央政府直轄市)南東部のタンクー区(塘沽区)(Tang-
gu Qu)南部にある、渤海湾(Bohai Wan)に面する港湾。
海河(Hai He)(カイガ)河口に位置し、天津の外港で漁業の基地。
対岸はタンクー。
参照⇒たんくーく(タンクー区,塘沽区)
◎大沽口炮台があった。
1899(明治32)義和団の乱が発生し、1900. 6.10(明治33)北京
に入城。日独英露米伊仏墺の八ヶ国連合軍が結成され、約二千
人で北京攻略を目指したが敗れて退却。一部が大沽口炮台の明
渡しを清朝に要求して拒否され、 6.17占領。
たぐ
【タグ】
◇[英]tag
○(1)付け札・荷札。
◎ICタグ
トリアージタッグ(triage tag):⇒とりあーじたぐ(トリア
ージタッグ)
○(2)商品につけられた、値段・種類・会社名などを記(シル)し
た下げ札。
参照⇒しょうふだ(正札),あかふだ(赤札)
○(3)[計]プログラミング言語などの記述に用いられる、書式
設定の指示。
○(4)[通]郵便切手のシートに印刷された、切手型のラベル。
◎英語には「鬼ごっこ(tag)」という意味もある。
[1]だーく
【ダーク】
◇[英]dark
○(1)[形]暗い、暗黒の、闇(ヤミ)の。
○(2)[形][色]薄黒い、黒ずんだ。
○(3)[形]意味があいまいな、わかりにくい。
○(4)[形]未知の、秘密の。
○(5)[名]暗黒・暗闇(クラヤミ)。
○(5)[名]夜、夕暮れ。
[2]だーく
【ダーク】
◇[英]dirk
○(昔、スコットランド高地の住民が使用した)先がとがった細
身の短剣。
参照⇒すてぃれとー(スティレトー)(1),だがー(ダガー)(1)
長刀:⇒くれいもあ(クレイモア)(1)
だぐあうと
【ダグアウト】
◇[英]dugout
○(1)(英語で)丸木舟。
「ダッグアウト」とも呼ぶ。
○(2)(英語で)退避壕・防空壕。
「ダッグアウト」とも呼ぶ。
参照⇒ぼうくうごう(防空壕)
○(3)[運]野球で、球場の選手・監督の控え席。
グラウンドより一段低く、屋根のあるもの。
「ダッグアウト」とも呼ぶ。
◎グラウンドと同一平面にあるものは「ベンチ(bench)」と呼ぶ。
◎"dug"は"dig(掘る)"の過去形・過去分詞。
だくあし
【ダク足】
○[運]⇒とろっと(トロット)(1)
◎「ダク」は「(足偏+「鉋」-「金」)」と書く。
たくいつ
【択一】
○二つ以上のものの中から一つを選ぶ(選択する)こと。
〈略称〉
二者(ニシャ)択一:二択(ニタク)。
三者択一:三択。
四者択一:四択。
五者択一:五択。
だぐうぇいじっけんじょう《だぐゑいじつけんぢやう》
【ダグウェイ実験場】
◇[英]Dugway Proving Ground
○[軍]アメリカ合衆国西部、ユタ州(Utah State)にある、陸軍
の生物・化学兵器の研究を行う実験場。
略称は「DPG」。
◎1950〜1951(昭和25〜昭和26)B29からブルセラ菌爆弾をモ
ルモット3千匹に対して投下する野外実験を行う。
◎アメリカ陸軍感染症医学研究所:⇒ふぉーとでとりっく(フォ
ートデトリック)
たくぎん
【拓銀】
○[古][経]北海道拓殖銀行の略称。
⇒ほっかいどうたくしょくぎんこう(北海道拓殖銀行)
だーくぐりーん
【ダークグリーン】
◇[英]dark green
○[色]深緑。
⇒ふかみどり(深緑)
だーくぐん
【ダーク郡】
◇[英]Darke County
○アメリカ合衆国北東部、オハイオ州(Ohio State)西部の郡。
西部をインディアナ州に隣接。
郡都はグリーンビル(Greenville)。
〈人口〉
1980(昭和55)5万5,152人。
1990(平成 2)5万3,619人。
2000(平成12)5万3,309人。
2005(平成17)5万2,983人。
たーくけん
【ターク県】
◇[タイ語]Changwat Tak、[英]Tak Province
○タイ王国西部の県。西部をミャンマーに隣接。
県都はターク。
だーくさいど
【ダークサイド】
◇[英]dark side
○(1)[宇](月・地球などの)太陽光の当たらない部分。
○(2)(転じて、知られていない・知ってはいけない・知られて
はならない)暗黒面・物事のくらい面。
たくし
【多久市】
◇[日]Taku Shi
○佐賀県中央部の多久盆地を中心とする市。西部を武雄市(タケオ
シ)に接する。
北部に炭鉱があったが現在は閉山し、繊維加工などの工場が
進出。
南部は農村部でミカン・ビワ・スイカなどを栽培。
多久聖廟や旧石器時代の遺跡でも知られる。
〈面積〉
1970(昭和45)97.16平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)2万6,785人。
◎明治以降、唐津炭田の炭鉱町として発展。
1954(昭和29)市制施行。
★たくしー
【タクシー】
◇[英]taxi
○[交]
原則、メーターに表示される走行した距離によって乗車料が
決まる。
参照⇒えんたく(円タク,圓タク),しろたく(白タク),はいや
ー(ハイヤー)
◎乗客側のドアの自動開閉は日本のみ。
昭和中期、車に乗りなれていなかったことから、半ドアが多
発し、事故防止のために開発。
◎東南アジアの屋根付き三輪タクシー:⇒とぅくとぅく(トゥ
クトゥク)
アメリカのタクシー営業許可プレート:メダリオン(medal-
lion)。
◎1912. 7.10(明治45)東京烏森(カラスモリ)の新橋倶楽部でタクシ
ー会社が営業を開始する。社長は長晴登(山形県出身の衆議院
議員)。
◎派生語:⇒てくしー(テクシー)
★たくじしょ
【託児所】
○
「デイケア・センター」とも呼ぶ。
参照⇒ほいくしょ(保育所)
[1]たくしす
【タクシス】
◇[英]-taxis
○(1)[接尾辞]「走性(刺激に対する運動)」を表す語形成要素。
◎フォトタクシス(phototaxis):走光性。
ケモタクシス(chemotaxis):化学向性。
サーモタクシス(thermotaxis):熱走性。
○(2)[接尾辞]「配列・順序」を表す語形成要素。
◎パラタクシス(parataxis):並列・並立・並位。
ハイポタクシス(hypotaxis):従属・従位。
ホモタクシス(homotaxis):類似配列。
フィロタクシス(phyllotaxis):葉序(葉の配列)。
[2]たくしす
【タクシス】
◇[英]taxis
○(1)[生]走性。
○(2)[医](脱臼<ダッキュウ>などの)整復術。
○(3)配列・順序。
○(4)[歴](古ギリシャの)大隊。
だくしなかんなだけん
【ダクシナカンナダ県】
◇[英]Dakshina Kannada District
○インド南部、カルナータカ州(Karnataka State)南西部の県。
北部をウドゥピ県(Udupi District)に接し、西部をアラビア海
に面する。
県都はマンガロール(Mangalore)。
〈面積〉
4,560平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)269万4,264人(3月1日現在)。
2001(平成13)189万7,730人(3月1日現在)。
◎1997(平成 9)ウドゥピ県を分離。
たくしょう《たくしやう》
【拓相】
○[古]拓務大臣の略称。
参照⇒たくむしょう(拓務省)
たくしょくだいがく
【拓殖大学】
○[教]東京都文京区小日向(コヒナタ)に本部を置く私立大学。
学部は商・政経・外国語・工。
◎1900(明治33)植民地などで活躍する人材養成を目的に桂太郎
が台湾協会学校として創設。
1904(明治37)台湾協会専門学校となり、朝鮮の京城に分校を
設置。東洋協会専門学校・1915(大正 4)東洋協会殖民専門学校
と改称。
1918(大正 7)大学令による拓殖大学となる。その後、名称変
更を経て、再び1922(大正11)大学設立の認可を得、1926(大正
15)拓殖大学に復す。
1946(昭和21)紅陵大学と改称し、1949(昭和24)新制大学に移
行。1953(昭和28)また拓殖大学に復す。
◎戦前の卒業生の多くは植民地の経営に従事した。
だくしん
【ダクシン】
◇[ヒンディー語]dakshin
○(ヒンディー語で)南・南部の。
◎プラブ(purab):東。
パチム(pachim):西。
ウッタル(uttar):北。
たくすい
【タク水】
◇[中]Zhuoshui
○[地]中国北部、河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)にある川。
参照⇒たくろくけん(タク鹿県)
◎「タク」は「(三水+「{」-「石」)」。
たーくすかいこすしょとう《たーくすかいこすしよたう》
【タークスカイコス諸島】
◇[英]Turks and Caicos Islands
○[地]西インド諸島の大アンチル列島(Greater Antilles)東部
にあるイギリス領の諸島。イスパニョーラ島(sla Espanola)の
北方に位置し、南東部のタークス諸島(Turks Islands)と中央
部のカイコス諸島(Caicos Islands)から成る。
たくせん
【謫仙】
◇[中]zhexian
○謫仙人の略。
⇒たくせんにん(謫仙人)
たくせんにん
【謫仙人】
◇[中]zhexianren
○(1)天上界から人間界に流された仙人。
転じて、人間離(バナ)れして奇行の多い優れた人の褒(ホ)め言
葉。
「謫仙」とも呼ぶ。
◎「謫」は「流謫(ルタク)」の意味で、官職を落とされて地方に流さ
れること。
○(2)[人]中国漢代の東方朔(トウボウ・サク)の別称。
⇒とうぼうさく(東方朔)
○(3)[人]中国唐代の李白の別称。
⇒りはく(李白)
○(4)[人]中国宋代の蘇軾(ソ・ショク)の別称。
⇒そしょく(蘇軾)
たくぞうすいなり《たくざうすいなり》
【沢蔵司稲荷】
○東京都文京区小石川3-17-12の慈眼院境内にある稲荷。
◎沢蔵司は伝通院(デンズウイン)の学寮に学ぶ修行僧で、3年で浄
土宗の奥義を極め、1620(元和 6. 5. 7)学寮長極山(ゴクザン)和
尚の夢枕で「余は千代田城の稲荷大明神で、多年の希望を達し
て浄土宗を学び終え神に戻るが、恩に報いこの寺を保護しよう」
と告げたといわれる。
伝通院の住職廓山(カクザン)上人は沢蔵司稲荷を境内に祀り、
慈眼院を別当寺とした。
参照⇒でんづういん(伝通院,傳通院)
たくそうてにもつ
【託送手荷物】
○[交]⇒ちっき(チッキ)
たくそのみー
【タクソノミー】
◇[英]taxonomy
○(1)[生]分類。
参照⇒ぶんるい(分類)
○(2)[生]分類法。
○(3)[生]⇒たくそろぎー(タクソロギー)
たくそろぎー
【タクソロギー】
◇[英]taxology
○[生]分類学。
「タクソノミー(taxonomy)」とも呼ぶ。
たくそん
【タクソン】
◇Tucson
○⇒つーそん(ツーソン)
だくたいる
【ダクタイル】
◇[英]ductile
○(1)[形](金属が)鍛造(タンゾウ)できる、引き伸ばせる、引き伸
ばしやすい。延性のある、展性のある。
○(2)[形](粘土などが)形が楽に変えられる。可塑性(カソセイ)の
ある。
○(3)[形](人の性質・行動が)素直な、柔順な。御しやすい。
だくたいるちゅうてつ《だくたいるちうてつ》
【ダクタイル鋳鉄】
◇[英]ductile cast iron
○[工]延性・可鍛性のある鋳鉄。
鋳鉄は一般に鋼に比してもろく機械的強さに劣るが、急冷し
た鋳鉄を再加熱処理(焼き鈍し)し、含有する炭素を改良して可
鍛性を与えたもの。
略称は「DCI」。
たくたにしぶんいせき《たくたにしぶんゐせき》
【詫田西分遺跡】
○[歴]佐賀県神埼郡(カンザキグン)千代田町(チヨダチョウ)詫田にある、
弥生時代中期の遺跡。
たくてぃくす
【タクティクス】
◇[英]tactics
○[軍]⇒せんじゅつ(戦術)
だくてぃろ
【ダクティロ】
◇[英]dactylo-/dactyl-
○[接頭辞](手・足の)「指」を表す語形成要素。
参照⇒でじっと(デジット)(1)
◎ダクティロロギー(dactylology):⇒しわほう(指話法)
ダクティログラム(dactylogram):⇒しもん(指紋)
ダクティログラフィー(dactylography):指紋学。
ダクティロスコピー(dactyloscopy):指紋照合。
ダクティロメガリー(dactylomegaly):巨指症。
ダクティライティス(dactylitis):指の炎症。。
だくのんしょう《だくのんしやう》
【ダクノン省】
◇[ベトナム語]Tinh Dak Nong、[英]* Province
○ベトナム中南部の省。北東部をダクラク省(Tinh Dac Lak)、
南東部・南部をラムドン省(Tinh Lam Dong)に接し、北西部を
カンボジアに隣接。
省都はザーギア(Gia Nghia)。
〈面積〉
6,514平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)362,110人(4月1日現在)。
◎2003.11.25(平成15)ダクラク省から分離・設置。
◎漢字表記は「多農省」。
たくはいびん
【宅配便】
○[経][交]小荷物を直接、戸別に配達する輸送サービス。
料金は大きさと重量・配達区間で決められている。
参照⇒ゆうびんこづつみ(郵便小包)
◎ペリカン便:日本通運。
クロネコヤマトの宅急便:ヤマト運輸。
カンガルー便:西濃運輸(セイノウウンユ)。
◎1977(昭和52)日本通運、小荷物の取り扱い開始。
1981(昭和56)始まる。
2010. 7. 1(平成22)ペリカン便、郵便事業会社の「ゆうパッ
ク」と統合。
★たくはつ
【托鉢】
◇[英]mendicancy
○(1)[仏]修行僧が、鉢を持って市中を歩き、経を唱えて米や
金のほどこしを受けること。
「こつじき(乞食)([梵]pinaapata)」とも呼ぶ。
参照⇒ずだ(頭陀)(2)
○(2)[宗]
◎托鉢修道士([英]friar):⇒ふらいあ(フライア)
たくばつぎ
【拓跋魏】
◇[中]Taba Wei
○[歴]⇒ほくぎ(北魏)
たくはつきょうだん《たくはつけうだん》
【托鉢教団】
◇[英]mendicant orders
○[宗]⇒たくはつしゅうどうかい(托鉢修道会)
たくばつけい
【拓跋珪】
◇[中]Taba Gui
○[人]⇒どうぶてい(道武帝)
たくばつし
【拓跋氏】
◇[中]Taba Shi
○[歴]⇒たくばつぶ(拓跋部)
たくばつしきょう
【拓跋思恭】
◇[中]Taba Sigong
○[人]9世紀後半、中国陝西(Shangxi)(センセイ)地方の夏州(Xia
Zhou)にいたタングート(Tangut)(党項)の平夏部(Pingxia Bu)
の族長。
黄巣の乱の平定に功があり、唐から李(Li)姓を与えられた。
たくはつしゅうどうかい《たくはつしうだうくわい》
【托鉢修道会】
◇[英]mendicant orders
○[宗]13世紀初頭、西ヨーロッパの諸都市を基盤に生れた、新
形式のキリスト教の修道会の総称。
フランチェスコ会・ドミニコ会・カルメル会など。
定住・観想を旨として封建貴族化した従来の修道会に対抗し、
特定の修道院に定住せずに清貧を理想とし、托鉢で信徒の喜捨
を受けながら市民の中で生活し、布教活動や社会奉仕を行った。
またスコラ哲学を研究し、異端撲滅にも尽力した。
「托鉢僧団」,「托鉢教団」とも、俗に「乞食僧団」,「乞食教団」と
も呼ぶ。
たくはつそう
【托鉢僧】
○(1)[宗](カトリック教会)⇒ふらいあ(フライア)
○(2)[宗](イスラム教)⇒ふぁきーる(ファキール)(1)
○(3)[宗](バラモン教・ヒンズー教)⇒ふぁきーる(ファキール)
(2)
たくはつそうだん
【托鉢僧団】
◇[英]mendicant orders
○[宗]⇒たくはつしゅうどうかい(托鉢修道会)
★たくばつとう《たくばつたう》
【拓跋Z】
◇[中]Taba Dao
○[人]中国北魏(Bei Wei)の第3代皇帝。在位: 423〜 451。
★たくばつぶ
【拓跋部】
◇[中]Taba Bu
○[歴]中国漢代の鮮卑(Xianbei)(センピ)の一部族。
原住地は満州(「三水」偏+「兆」:補助3923)児(トウジ)川流域の興
安嶺(Xingan Ling)付近(大興安嶺北部甘河上流)であったが、
三国時代に綏遠(スイエン)地方に移った。
2世紀後半から鮮卑の最強氏族となる。
4世紀初め(西晋の末)ころから中国の北辺に進出。拓跋珪
(Taba Gui)(ケイ)(道武帝)が拓跋部を統一再興し、内モンゴルの
盛楽に都して魏と称した。さらに華北に勢力を伸ばし、 386年
平城(大同)に都を移して北魏(後魏)を建国した。440年華北を
統一。
孝文帝(Xiaowen Di)は都を洛陽に移し、496年姓を中国風の
元氏(Yuan Shi)と改めたり漢人との婚姻を奨励するなど中国化
政策を進めたが、急激な政策への不満が国内分裂を招いた。
「拓跋氏(Taba Shi)」とも呼ぶ。
参照⇒せんぴ(鮮卑)(1)
だーくはーとっぐとう《だーくはーとつぐたう》
【ダークハートッグ島】
◇[英]Dirk Hartog Island
○[地]オーストラリア西部、ウェスタンオーストラリア州(the
State of Western Australia)西端の島。
北東方はシャーク湾(Shark Bay)、東方はデナム海峡(Denham
Sound)を介してペロン半島(Peron Peninsula)、南方はオース
トラリア大陸最西端の地スティープ岬(Steep Point)、西方は
インド洋(Idian Ocean)。
たぐびららん
【タグビララン】
◇Tagbilaran
○フィリピン中東部、ビサヤ諸島(Visayan Islands)南部のボ
ホール州(Bohol Province)の州都。
北緯9.66°、東経123.86°の地。
ボホール島(Bohol Island)南西岸の、ボホール海峡(Bohol
Strait)に面する港湾都市。
国内線のタグビララン空港がある。
〈人口〉
1980(昭和55)4万2,683人。
1990(平成 2)5万6,363人。
1995(平成 7)6万6,683人。
2000(平成12)7万7,700人。
たくぼく
【タクボク】
【啄木】
○[鳥]キツツキ(啄木鳥)の別称。
⇒きつつき(キツツキ,啄木鳥)
たくほくえき
【拓北駅】
○[交]北海道札幌市北区にある、JR札沼線(サッショウセン)の駅。
篠路(シノロ)駅とあいの里教育大(アイノサトキョウイクダイ)駅の間。
◎1995. 3.16(平成 7)東篠路(ヒガシシノロ)駅を改称。
たぐぼーと
【タグボート】
◇[英]tugboat
○[海]港内などで他船を曳航(エイコウ)する引き船。
参照⇒だいせん(台船)(1)
たくま
【詫間】
◇[日]Takuma
○(1)[歴]上杉四家の一つ。
参照⇒うえすぎ(上杉)
○(2)⇒たくまちょう(詫間町)
○(3)[交]⇒たくまえき(詫間駅)
たくまえき
【詫間駅】
○[交]香川県三豊市(ミトヨシ)にある、JR予讃本線(ヨサンホンセン)の
駅。
海岸寺駅と「みの駅」の間。
◎旧住所は三豊郡(ミトヨグン)詫間町(タクマチョウ)。
たくまちょう《たくまちやう》
【詫間町】
◇[日]Takuma Cho
○[古]香川県西部、三豊郡(ミトヨグン)の町。荘内半島(ショウナイハントウ)
(三崎半島)と粟島(アワシマ)・志々島(シシジマ)から成る。
半島先端に紫雲出山(シウンデヤマ)(352メートル)がある。
〈面積〉
31.08平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万5,490人。
◎1942(昭和17)町制施行。
1955(昭和30)荘内村・粟島村を編入。
2006. 1. 1(平成18)三豊郡の全7町が合併して三豊市を発足。
参照⇒あわしま(粟島)(2)
◎荘内半島の箱(ハコ)地区に浦島太郎の里の伝説がある。
★たくむしょう《たくむしやう》
【拓務省】
○[歴]植民地開拓に関する行政事務を担当した省庁。
1929(昭和 4)創設、1942.11.(昭和17)大東亜省が創設され、
編入。
拓務大臣の略称は「拓相」。
◎南満州鉄道・東洋拓殖会社を監督。
参照⇒[2]みなみまんしゅうてつどう(南満州鉄道),とうよう
たくしょくがいしゃ(東洋拓殖会社)
だくらくしょう《だくらくしやう》
【ダクラク省】
◇[ベトナム語]Tinh Dac Lak/Tinh Dac Lac/Tinh Dak Lak、
[英]Dac Lac Province
○ベトナム中南部の省。北東部をフーイエン省(Tinh Phu Yen)、
東部をカインホア省(Tinh Khanh Hoa)、南部をラムドン省(Tinh
Lam Dong)、南西部をダクノン省(Tinh Dak Nong)に接し、西部
をカンボジアに隣接。
省都はバンメトート(Buon Ma Thuot)。
「ダクラック省」とも呼ぶ。
◎2003.11.25(平成15)南東部を分離し、ダクノン省が設置。
◎漢字表記は「多楽省」。
[1]だぐらす
【ダグラス】
◇Douglas
○(1)イギリス、マン島(the Isle of Man)の主都。
○(2)(Douglas County)⇒だぐらすぐん(ダグラス郡)
○(3)アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)南
部にあるコーヒー郡(Coffee County)の郡都。
○(4)[地](Douglas Island)⇒だぐらすとう(ダグラス島)
[2]だぐらす
【ダグラス】
◇[英]McDonnell Douglas Corporation
○[空]マクドネルダグラス社の略称。
⇒まくどねるだぐらすしゃ(マクドネルダグラス社)
[3]だぐらす
【ダグラス】
◇J.Douglas
○[人]イギリスの解剖学者(1675〜1742)。
◎ダグラス窩(Douglas pouch)。
[4]だぐらす
【ダグラス】
◇Frederick Douglass
○[人]アメリカの黒人運動家(1818〜1895)。
だぐらすぐん
【ダグラス郡】
◇[英]Douglas County
○(1)アメリカ合衆国中央部、ネブラスカ州(Nebraska State)
東端の郡。北部をワシントン郡(Washington County)、北西端
をダッジ郡(Dodge County)に接し、東部をアイオワ州に隣接。
郡都はオマハ(Omaha)。
〈人口〉
1980(昭和55)39万4,928人。
1990(平成 2)41万6,444人。
2000(平成12)46万3,585人。
○(2)アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)東部
の郡。南部をフランクリン郡(Franklin County)、南西部をオ
セージ郡(Osage County)に接する。
郡都はローレンス(Lawrence)。
〈人口〉
1980(昭和55)6万6,949人。
1990(平成 2)8万1,798人。
2000(平成12)9万9,962人。
○(3)アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)南西
部の郡。北西端を太平洋に面する。
郡都はローズバーグ(Roseburg)。
だぐらすとう《だぐらすたう》
【ダグラス島】
◇[英]Douglas Island
○[地]アメリカ合衆国アラスカ州(Alaska State)の太平洋岸に
あるアレキサンダー列島(Alexander Archipelago)の島。
州都ジュノー(Juneau)と狭いガスティノー水道(Gastineau
Channel)を隔て、ダグラス橋(Douglas Bridge)で結ばれている。
だぐらすもみ
【ダグラスモミ】
【ダグラス樅】
○[植]⇒あめりかまつ(アメリカマツ,アメリカ松)
だくらっくしょう《だくらつくしやう》
【ダクラック省】
◇[ベトナム語]Tinh Dac Lak/Tinh Dac Lac/Tinh Dak Lak、
[英]Dac Lac Province
○⇒だくらくしょう(ダクラク省)
たくらまかん
【タクラマカン】
◇Takla Makan
○[地]⇒たくらまかんさばく(タクラマカン砂漠,塔克拉瑪干砂
漠)
たくらまかんさばく
【タクラマカン砂漠】
【塔克拉瑪干砂漠】
◇[英]Takla Makan Desert、[中]Takelamagan Shamo(塔克拉瑪
干沙漠)
○[地]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)南部、タリム盆地(Tarim Basin)にある砂漠。
東部はロプノール湖(Lop Nor Lake)を経てクムタグ砂漠(Ku-
mutage Shamo)に続く。
サハラ砂漠に次ぐ世界2位の砂漠。
「流沙(リュウサ)」とも呼ぶ。
「りゅうさ(流砂,流沙)」,「りゅうしゃ(流砂,流沙)」,「るしゃ
(流沙)」とも呼ぶ。
参照⇒たりむぼんち(タリム盆地,塔里木盆地),くむたぐさば
く(クムタグ砂漠,庫木塔格沙漠,庫姆塔格沙漠),ぐるばんてゅ
んぎゅとさばく(グルバンテュンギュト砂漠,古爾班通古特砂漠)
〈面積〉
約32.9万平方キロメートル。
◎砂漠の北部を天山南路(西域北道)、南部を西域南道が通じ、
東西交通路の一つであった。
◎ウイグル語で"takkiri(死)"と"makan(果てしない地域)"から、
「入ると生きて帰れない」の意味。
★たくらん
【托卵】
◇[英]brood parasitism
○[鳥]ある鳥が他種の鳥(仮親)の巣に産卵し、抱卵・育雛(イクス
ウ)を托(タク)す習性。
カッコウ科(Cuculidae)(旧:ホトトギス科)・ミツオシエ科
(Indicatoridae)・ムクドリモドキ科(Icteridae)・ハタオリド
リ科(Ploceidae)・カモ科(Anatidae)の鳥がこの習性を持つ。
日本ではカッコウ科のカッコウ・ホトトギス・ジュウイチ・
ツツドリの4種のみが、ウグイス・モズ・ホオジロ・ミソサザ
イ・オオルリ・オオヨシキリ・アオジなどの巣に托卵する。
参照⇒つつどり(ツツドリ,筒鳥)
◎鳥類以外ではタンガニイカ湖のカッコウナマズなどに見られ
る。
だくりおん
【ダクリオン】
◇[英]dacryon
○[医]⇒るいてん(涙点)
たくろく
【タク鹿】
◇[中]Zhuolu
○(1)(Zhuolu Xian)⇒たくろくけん(タク鹿県)
○(2)中国北部、河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)北西部の張家口
市(Zhangjiakou Shi)が管轄する地区南東部のタク鹿県北東部
にある県都。
◎中国の伝説で、黄帝(Huangdi)が蚩尤(Chiyou)(シユウ)と戦って
捕え殺したという所。
参照⇒こうてい(黄帝)(1)
◎「タク州市(Zhuozhou Shi)」は河北省保定市(Baoding Shi)が
管轄する県級市。
○(3)[歴]古代中国の刑罰の一種。
ひたい(額)にいれずみ(刺青)をするもの。
◎「タク」は「(三水+「{」-「石」)」。
たくろくけん
【タク鹿県】
◇[中]Zhuolu Xian、[英]Zhuolo County
○中国北部、河北省(Hebei Sheng)(カホクショウ)北西部の張家口市
(Zhangjiakou Shi)が管轄する地区南東部の県。
県都はタク鹿鎮(Zhen)。
参照⇒たくすい(タク水)
〈面積〉
2,799平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)33万人。
◎「タク」は「(三水+「{」-「石」)」。
たくろばん
【タクロバン】
◇Tacloban
○フィリピン中央部、東部ビサヤ地方(Eastern Visayas Re-
gion)レイテ州(Leyte Province)北東部にある州都。レテイ島
(Leyte Island)の中心都市。
〈人口〉
2000(平成12)17万8,639人。
2010(平成22)22万1,174人。
たくろん
【タクロン】
◇Tacurong
○フィリピン南東部、ミンダナオ島南部のスルタン・クダラッ
ト州(Sultan Kudarat Province)の都市。
コタバト(Cotabato)とゼネラルサントス(General Santos)を
結ぶ国道上にあり、ブルアン(Buluan)への分岐点。
だくろん
【ダクロン】
◇[登録商標]Dacron
○合成繊維テトロンの商標名。
たぐん
【タグン】
◇Tagum
○フィリピン、ミンダナオ島南東部のダバオ地域(Davao Re-
gion)北西部のダバオ・デル・ノルテ州(Davao del Norte Prov-
ince)南部にある州都。
----------------------------------------------------------------