PDD図書館管理番号 0001.0055.7000.18
百 科 辞 書 《たいさ》 編集:獨 澄旻
-------- たいさ ------------------------------------------------
たいさ
【大佐】
○[軍]将校の階級で、佐官の最上位。少将(准将)の下位、中佐
の上位。
◎英語では、陸軍が「カーネル(colonel)」、海軍が「キャプテン
(captain)」、空軍が「グループ・キャプテン(group captain)」。
中国では「大校(daxiao)」で、中佐相当の「中校(zhongxiao)」
の間に「上校(shangxiao)」がある。
ドイツ語:オーバースト(Oberst)。
たいざ
【胎座】
◇[英](単数形)placenta/(複数形)placentae
○[植]子房(ovary)内で、めしべの一部の胚珠(ハイシュ)(ovule)が
心皮(シンピ)(carpel)に付着している所。
「プラセンタ」とも呼ぶ。
参照⇒しんぴ(心皮)
〈胎座型(placentation)〉
面生胎座/心皮面胎座(laminar placentation):⇒めんせい
たいざ(面生胎座)
縁辺胎座(marginal placentation)。
側膜胎座(parietal placentation)。
中軸胎座(axial placentation)。
独立中央胎座/特立中央胎座(free central placentation)。
基底胎座(basal placentation)。
頂生胎座/懸垂胎座(pendulous placentation)。
たいさい
【太歳】
◇[中]Taisui
○(1)木星の別称。
⇒もくせい(木星)
◎「太白」は金星。
○(2)[暦]太歳神の略称。
⇒たいさいじん(太歳神)
○(3)[漢]悪者の頭(かしら)。
○(4)[中国伝説]肉霊芝(roulingzhi)の別称。
肉塊に似て、全ての動植物の祖先とされる生物。
また、不老不死の仙薬の材料となると言われる。
◎秦の始皇帝が徐福(Xu Fu)(ジョ・フク)を東海の三神山に派遣し
て探させたという。
参照⇒じょふく(徐福),[1]さんしんざん(三神山)
だいさいこ
【ダイサイコ】
【大柴胡】
○[植]ホタルサイコ(蛍柴胡)の別称。
★たいさいじん
【太歳神】
◇[中]Taisui Shen
○[暦]陰陽道(オンヨウドウ)でいう八将神(ハッショウジン)の一つ。
木曜星の精で、皇妃は大陰神。
「たいさい(太歳)」とも呼ぶ。
参照⇒はっしょうじん(八将神),だいおんじん(大陰神),さん
ごう(三合)(1)
たいさいせつ
【大斎節】
◇[英]Lent
○[宗]⇒しじゅんせつ(四旬節)
だいさっからいど
【ダイサッカライド】
◇[英]disaccharide
○[生化]⇒にとうるい(二糖類)
たいざん
【台山】
◇[中]Taishan
○⇒たいざんし(台山市)
たいざん
【泰山】
【岱山】
【太山】
◇[中]Tai Shan/Taishan
○[地]中国華北地区北東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)
の中央部、省都済南(Jinan)(サイナン)の南方、泰安県(Tai'an
Xian)(タイアンケン)の北方にある、中国第一の名山。主峰の玉皇頂
(Yuhuangding)は標高1,524メートル。
中国五岳の一つで、東に位置することから「東岳(Dongyue)」
とも呼ばれ、古来から最も重要視され崇拝されている。
秦・漢時代から歴代朝廷の天子が即位すると諸侯をここに会
して、封禅(ホウゼン)の儀式(天地を祭る儀式)を行った。
また、後漢(ゴカン)のころ、人の生命を支配する泰山府君(Tai-
shanfujun)(フクン)の居所とされ、道教信仰の中心地となってい
る。
山中は名勝古跡に富み、玉皇祠(Yuhuangci)や、碧霞元君(Bi-
xiayuanjun)(ヘキカゲンクン)(泰山府君の息女)を祀(マツ)る本廟など
寺廟も多い。
「タイシャン」とも呼ぶ。
参照⇒ごがく(五岳),とうがくびょう(東岳廟)
◎2007. 4.27(平成19)中国国家測量製図局、標高1,532.7メー
トルと発表。
★だいさんいんたーなしょなる
【第三インターナショナル】
◇[英]Third International
○[歴]
1943(昭和18)解散。
「コミンテルン([露]Komintern)」とも呼ぶ。
だいさんえんてん
【第三焔天】
○[仏]⇒やまてん(夜摩天,耶摩天)
たいざんおう《たいざんわう》
【太山王】
【泰山王】
◇[中]Taishan Wang/Taishanwang
○[仏]十王の第七。
⇒じゅうおう(十王)
だいさんかくほ
【大三角帆】
○[海]船首から船尾までの大きな三角帆。
主に地中海沿岸で使用されている。
参照⇒じーべっく(ジーベック),きゃらべる(キャラベル),だ
うせん(ダウ船)
◎英語:ラティーンセイル(lateen sail)。
ドイツ語:ラタインゼーゲル(Lateinsegel)。
イタリア語:ベララティーナ(vela latina)。
◎「ラテン(Latin)風の帆」の意味。
だいさんきじょう《だいさんきでう》
【第三軌条】
◇[英]third rail
○[交](電車の架線に代わる)走行レールに平行して碍子(ガイシ)
を介して設けた集電用のレール。
「サードレール」とも呼ぶ。
参照⇒ぱんたぐらふ(パンタグラフ),びゅーげる(ビューゲル)
◎パンタグラフを使用する集電方式よりトンネルの断面積を縮
小できるなどの理由から、主に地下鉄で使用されていた。しか
し、郊外電鉄との相互乗入れができないため、あまり用いられ
なくなっている。
だいさんきちすう
【第三既知数】
○[数]⇒しー(c)
だいさんぎんこう《だいさんぎんかう》
【第三銀行】
○[経]第二種地方銀行の一行。
本店は三重県松阪市。
だいさんげん
【大三元】
◇[中]dasan'yuan
○マージャン(麻雀)の役満(ヤクマン)の一つ。
白板(baiban)・緑発(lyufa)・紅中(hongzhong)の三元牌(san-
yuan pai)を各三枚(刻子)そろえた上がり手。
★だいさんこうとうがっこう《だいさんかうとうがくかう》
【第三高等学校】
○[歴][教]
略称は「三高(サンコウ)」、別称は「神陵(シンリョウ)」。
参照⇒よしだやま(吉田山)
◎1868(明治元)大阪に舎密局(セイミキョク)として設置。
1879(明治12)大阪専門学校となる。
1885(明治18)大学分校となる。
1886(明治19)第三高等中学校と改称。
1889(明治22)京都に移転。
1894(明治27)学制改革により第三高等学校となる。
1949(昭和24)京都大学が設置され併合。
だいさんごくじん
【第三国人】
○(1)当事国以外の国の人。第三国の人。
○(2)[古]第二次世界大戦後の一時期に使用された、かつて日
本の統治下にあった諸国の国民の俗称。
それまで日本人とされていたが敗戦により非日本人となった
朝鮮人・台湾人で日本国内に居住した人々を指し、一般の外国
人とは異なる法律上の取扱いを受けることになった。
1947(昭和22)当時、全国に約60万人が居住。
「三国人」とも呼ぶ。
◎2000. 4. 9(平成12)石原慎太郎都知事が自衛隊の式典で「三
国人」を使用し物議を醸(カモ)す。
都知事は陸上自衛隊練馬駐屯地の創隊記念式の挨拶(アイサツ)で
「三国人、外国人の凶悪な犯罪が繰り返されており、震災が起
きたら騒擾(ソウジョウ)事件も予想される」と発言。
たいざんし
【台山市】
◇[中]Taishan Shi
○中国南東部、広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)南部の江門
市(Jiangmen Shi)が管轄する南部の市(県級市)。南部を南シナ
海(南海)に面する。
行政所在地は台城街道(Taicheng Jiedao)。
華僑の故郷(僑郷)の一つ。
〈面積〉
3,286平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)99万人。
だいさんじか《だいさんじくわ》
【第三時課】
【第3時課】
◇[英]terce(タース)/tierce
○[宗]ローマ・カトリック教会の聖務日課の一つ。
日の出3時間後(午前9時)の祈り。その日3回目の祈り。
「三時課(3時課)」とも呼ぶ。
参照⇒せいむにっか(聖務日課)
だいさんしゅくうこう《だいさんしゆくうかう》
【第三種空港】
○[空]地方自治体が設置・管理する空港。
だいさんしゅぐんそう《だいさんしゆぐんさう》
【第三種軍装】
○[軍]旧日本帝国海軍士官の緑服。
参照⇒だいいっしゅぐんそう(第一種軍装),だいにしゅぐん
そう(第二種軍装)
だいさんしゅゆうびんぶつ《だいさんしゆいうびんぶつ》
【第三種郵便物】
○[通]内国通常郵便物の一種。
郵便法による株式会社日本郵政(旧:郵政省)から承認を得た、
毎月一回以上発行される新聞・雑誌などの定期刊行物で、開封
のもの。
一般の郵便物に比べ、低料金で配達される。
だいさんしょうげん《だいさんしやうげん》
【第三象限】
【第3象限】
◇[英]third quadrant
○[数]⇒しょうげん(象限)(2)
だいさんせくたー
【第三セクター】
○[経]国や地方公共団体と民間企業との共同出資による事業体。
本来は国や地方公共団体が行うべき事業に、民間の資金や経
営手法などを導入し、官民共同で行おうとするもの。
交通・地域開発などの分野で行われている。
◎公共企業を第一セクター、民間企業を第二セクターと呼ぶこ
とから。
だいさんていこく
【第三帝国】
◇[独]das Dritte Reich(ダス・ドリッテ・ライヒ)、[英]the
Third Reich
○[歴]ナチス・ドイツ(1933〜1945)の別称。
神聖ローマ帝国を第一帝国(Erstes Reich)( 962〜1806)、ホ
ーエンツォレルン家のドイツ帝国を第二帝国(Zweite Reich)
(1871〜1918)とし、それに続くヒトラーを総統とするドイツ第
三番目の帝国の意味。
だいさんのおとこ《だいさんのをとこ》
【第三の男】
◇[英]The Third Man
○[映]イギリス映画。
第二次世界大戦直後、米英仏ソの4ヶ国で共同統治されてい
たウィーンを舞台に繰り広げられるサスペンス映画。
監督:キャロル・リード(Carol Reed)。
◎1949(昭和24)製作。
1952. 9.(昭和27)日本公開。
だいさんのびーる
【第三のビール】
【第3のビール】
○[食]麦芽(バクガ)とホップを使用しない、ビール風味アルコ
ール飲料。
酒税法上は雑酒(ザッシュ)扱いで、酒税が安い分、価格も安く
なっている。
アサヒのスーパードライ、サッポロのドラフトワン、サント
リーのスーパーブルーなど。
◎ビール・発泡酒の次に発売されたことから。さらに、麦芽を
使用するものは「第四のビール」と呼ぶ。
参照⇒だいよんのびーる(第四のビール,第4のビール)
だいさんのめ
【第三の眼】
【第三の目】
○[仏]広目天(コウモクテン)(Virupaksa)やヒンズー教のシバ神など
が両眼以外に、額(ヒタイ)にもつ超能力の眼。
参照⇒てんげん(天眼)(1)
◎仏(ホトケ)の眉間(ミケン):⇒びゃくごう(白毫)(1)
ヒンズー教徒の女性の額の印:⇒てぃか(ティカ)
たいざんふくん
【太山府君】
◇[中]Taishanfujun
○[仏]十王の第七。
⇒じゅうおう(十王)
たいざんふくん
【泰山府君】
◇[中]Taishanfujun
○[宗]道教の神。中国山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)中央
部の泰山にあって、人の生命を支配するという。
碧霞元君(Bixiayuanjun)(ヘキカゲンクン)の父。
「東岳大帝(Dongyue Dadi)」とも呼ぶ。
参照⇒たいざん(泰山,岱山,太山)
だいさんへどりん
【大サンヘドリン】
◇[英]Great Sanhedrin
○[歴]⇒さんへどりん(サンヘドリン)
★たいさんぼく
【タイサンボク】
【泰山木】
【大山木】
◇[学]Magnolia grandiflora
○[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)モ
クレン属(Magnolia)の常緑高木。北アメリカ南東部の原産。
だいさんみちすう
【第三未知数】
○[数]⇒ぜっと(z)(2)
たいし
【胎屎】
○新生児が生後初めて排泄(ハイセツ)する大便。
⇒たいべん(胎便)
たいじ
【胎児】
◇[英]fetus
○[動]哺乳類の母胎内で発育中の幼体。
◎人間の場合、受精後9週間(3ヶ月目)以後から出産までをい
う。
それ以前は胎芽(タイガ)(embryo)と呼ばれ、他の哺乳類と区別
が明らかでない存在(人間とは認められない)とされ、人工妊娠
中絶の根拠の一つともなっている。
参照⇒たいが(胎芽)(1),いーえすさいぼう(ES細胞)
◎民法では、母の胎内にあってまだ出生していない子をいう。
胎児が生きて生れた場合、損害賠償請求・相続・遺贈に関して
さかのぼって権利能力を有する。
刑法では、母体から露出する前の子をさし、一部でも露出し
た後に殺害が行われると殺人罪となる。
露出以前は堕胎罪(ダタイザイ)となる。
参照⇒したい(死胎)
◎胎児性アルコール効果(fetal alcohol effect):⇒[1]えふ
えーいー(FAE)
胎児性アルコール症候群(fetal alcohol syndrome):⇒えふ
えーえす(FAS)
"fetus"の形容詞は"fetal"。
たいしえ《たいしゑ》
【太子会】
○[仏]⇒しょうりょうえ(精霊会)(1)
だいじぇすてぃぶ
【ダイジェスティブ】
◇[英]digestive
○(1)[形]消化の、消化力のある、消化を助ける。
◎ダイジェスティブオルガンズ(digestive organs):消化器官。
ダイジェスティブシステム(digestive system):消化器系。
◎動詞は「ダイジェスト(digest)」。
○(2)[形](ビスケットが)全粒粉小麦の。
参照⇒だいじぇすてぃぶびすけっと(ダイジェスティブビス
ケット,ダイジェスティブ・ビスケット)
○(3)[名]消化剤。
だいじぇすてぃぶびすけっと
【ダイジェスティブビスケット】
【ダイジェスティブ・ビスケット】
◇[英]digestive biscuit
○[食]全粒粉小麦を使った軽く甘いビスケット。
参照⇒ぐらはむこ(グラハム粉)
だいじぇすと
【ダイジェスト】
◇[英]digest
○(1)[他動](食物を)消化する。
◎形容詞は「ダイジェスティブ(digestive)」。
○(2)[他動](十分に)会得する・理解する。
○(3)[他動]要約する・整理する。
○(4)[名]要約・概要・摘要。
○(5)[名]特に、出版物や放送番組などを短くまとめたもの。
たいしおんこくこう《たいしをんこくこう》
【太師温国公】
◇[中]Taishi Wenguogong
○[人]司馬光(Shima Guang)の尊称。
⇒しばこう(司馬光)
だいじおんじ
【大慈恩寺】
○[歴]⇒じおんじ(慈恩寺)
だいしこうとうがっこう《だいしかうとうがくかう》
【第四高等学校】
○[歴][教]石川県金沢市仙石町にあった旧制官立高等学校。
略称は「四高(シコウ)」、学生は「四高生(シコウセイ)」。
◎前身は藩校啓明館の系譜をひき、石川専門学校を経て、1887
(明治20)第四高等中学校、設立。
1894(明治27)第四高等学校。
1949(昭和24)金沢大学が設置され併合。
参照⇒かなざわだいがく(金沢大学)
★だいじざいてん
【大自在天】
○[仏]もとはバラモン教のマヘーシュヴァラ(Mahesvara)神で、
仏法の守護神として取り入れられた六天身の一つ。
「摩醯首羅(マケイシュラ)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくてんしん(六天身)
◎同じ六天身の自在天と同神で、異称ともされる。
だいじせん
【大辞泉】
○[言]小学館が出版する中型国語辞書。
◎1995(平成 7)初版、出版。
たいしたいふ
【太子太傅】
◇[中]Taizi Taifu
○[漢]太子を補佐する官。
参照⇒たいふ(太傅)(1),あほ(阿保)(2)
だいしちこうとうがっこう《だいしちかうとうがくかう》
【第七高等学校】
○[歴][教]鹿児島県鹿児島市山下町(ヤマシタチョウ)にあった旧制官
立高等学校。
略称は「七高」。
◎1949(昭和24)新制鹿児島大学に統合。
たいしちょう《たいしちやう》
【太子町】
◇[日]Taishi Cho
○大阪府南東部、南河内郡(ミナミカワチグン)の町。
小野妹子(オノノイモコ)の墓がある。
たいじちょう《たいぢちやう》
【太地町】
◇[日]Taizi Cho/Taidi Cho
○和歌山県東南部、東牟婁郡(ヒガシムログン)の町。
「町立くじらの博物館」がある。
たいしにじゅういっかじょうようきゅう
【対支二十一ヶ条要求】
【対支二十一ヵ条要求】
○[歴]⇒にじゅういっかじょうもんだい(二十一ヶ条問題)
「対華二十一ヶ条要求」とも呼ぶ。
だいしのう
【大司農】
◇[中]Dasinong
○[歴]中国漢代の官名で、九卿の一つ。
銭穀金帛(農政・造幣など)をつかさどる、中央行政長官。
三国の魏(ギ)以降は司農と称し、明代まであった。
参照⇒きゅうけい(九卿)
★たいしゃ
【大社】
◇[日]taisha/Taisha
○()
○()[古]⇒たいしゃまち(大社町)
たいしゃ
【代赭】
○(1)茶をおびた橙色の顔料。粉末状の酸化第二鉄。
本来は中国山西省でとれた赤鉄鉱のことで、のちに赭土(シャド)
の一般名称となった。
○(2)[色]代赭色の略。
⇒たいしゃいろ(代赭色)
たいしゃ
【代謝】
○(1)(replacement)⇒しんちんたいしゃ(新陳代謝)(1)
○(2)[生](metabolism)⇒ぶっしつたいしゃ(物質代謝)
たいしゃいろ
【代赭色】
○[色]茶をおびた橙色。
「代赭」とも呼ぶ。
参考⇒べんがらいろ(弁柄色)
◎C=26,M=74,Y=83,B=0。
★たいしゃきょう《たいしやけう》
【大社教】
○[宗]教派神道十三派の一つ。
千家尊福(タカトミ)が組織した出雲大社教会が独立、1882(明治
15)明治政府の公認。現在は出雲大社(イヅモオオヤシロ)教。
たいしゃく
【大赤】
○[暦]赤口(シャッコウ)。
⇒しゃっこう(赤口)(1)
★たいしゃく
【帝釈】
○[仏]バラモン教の主神インドラ(Indra)のことで、仏法の守
護神に取り入れられた六天身の一神。
参照⇒ろくてんしん(六天身),たいしゃくてん(帝釈天)
たいしゃくさん
【帝釈山】
◇[日]Taishaku San
○[地]栃木県と福島県にまたがる山。標高2,060メートル。
たいしゃくてん
【帝釈天】
○[仏]須弥山(シュミセン)の頂(イタダキ)トウ(立心偏+「刀」)利天(トウリテ
ン)に住み仏法を護(マモ)る神。
十二天の一神で東方の守護神。四天王(持国天・増長天・広
目天・多聞天)を家来とする。
ヒンズー教のインドラ(Indra)に相当。
参照⇒てんく(天鼓)
◎東京の葛飾柴又(カツシカ・シバマタ)の帝釈天は、山田洋次郎監督の
映画『男はつらいよ』シリーズの主人公寅さんの生地として有
名。
参照⇒しばまたたいしゃくてん(柴又帝釈天)
たいしゃさよう
【代謝作用】
◇[英]metabolism
○[生]⇒ぶっしつたいしゃ(物質代謝)
たいしゃまち
【大社町】
◇[日]Taisha Machi
○[古]島根県北東部、簸川郡(ヒカワグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)出雲市(イズモシ)に編入。
編入後は「たいしゃちょう」。
たいしゃりゅう《たいしやりう》
【タイ捨流】
○丸目蔵人(マルメ・クランド)(1540〜1629)が創始した剣術の一流派。
◎「タイ」はもとから片仮名表記で、一字に固定させず態・体・
対など広い意味を持たせたという。
たいしゃん
【タイシャン】
【泰山】
◇[中]Tai-shan
○[地]⇒たいざん(泰山,岱山,太山)
★たいしゅ
【太守】
○()
○()[歴]⇒はんおう(藩王)
○()[歴]⇒らじゃ(ラジャ)(1)
たいしゅう《たいしう》
【台州】
◇[中]Taizhou
○⇒たいしゅうし(台州市)
たいしゅう《たいしう》
【対州】
◇[日]Taishu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒つしま(対馬)
たいしゅうこうざん《たいしうくわうざん》
【対州鉱山】
◇[日]Taishu Kozan
○[歴]長崎県北部、対馬(ツシマ)の南西部にあった鉱山。
◎1975(昭和50)閉山。
だいじゅうさんがくしだん《だいじふさんがくしだん》
【第十山岳師団】
◇[英]U.S. Army 10th Mountain Division
○[軍]アメリカ陸軍の特殊歩兵部隊。
山岳や積雪地帯の特殊戦闘訓練を受けた軽歩兵部隊で、索敵
などの軍事行動を任務とする。
アメリカ合衆国ニューヨーク州中部、シラキュース(Syracuse)
市の郊外にあるフォートドラム(Fort Drum)陸軍基地に駐屯。
◎第二次世界大戦中に欧州各国の山岳部隊やスキー部隊を参考
にして、1943. 7.13(昭和18)創設。
1958(昭和33)解隊。
1985(昭和60)再編成。
1994(平成 6)ハイチ進駐で活躍。
2001(平成13)テロ戦争で活躍。
だいじゅうさんこくりつぎんこう《だいじふさんこくりつぎんかう》
【第十三国立銀行】
○[歴][経]鴻池家が設立した銀行。
1876. 8.(明治 9)国立銀行条例改正により、1877(明治10)開
業。1897(明治30)普通銀行に改組し鴻池銀行(三和銀行の前身)
を設立。
たいしゅうし《たいしうし》
【台州市】
◇[中]Taizhou Shi、[英]Taizhou City
○中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)東部にある
省直轄市(地級市)。
行政所在地は椒江区。
〈面積〉
1,538平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)147万人。
〈管轄3区〉
椒江区(Jiaojiang Qu)。
黄岩区(Huangyan Qu)。
路橋区(Luqiao Qu)。
〈管轄2市〉
温嶺市(Wenling Shi)。
臨海市(Linhai Shi)。
〈管轄4県〉
玉環県(Yuhuan Xian)。
三門県(Sanmen Xian)。
天台県(Tiantai Xian)。
仙居県(Xianju Xian)。
たいしゅうし《たいしうし》
【泰州市】
◇[中]Taizhou Shi
○中国東部、江蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)中南部の省直轄
市(地級市)。南西部を鎮江市(Zhenjiang Shi)(チンコウシ)、北西部
を揚州市(Yangzhou Shi)に接する。
行政所在地は海陵区。
〈面積〉
5,793平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)502万7,700人。
〈管轄2区〉
海陵区(Hailing Qu)。
高港区(Gaogang Qu)。
〈管轄4市〉
興化市(Xinghua Shi)。
靖江市(Jinjiang Shi)。
泰興市(Taixing Shi)。
姜堰市(Jiangyan Shi)。
たいしゅうやく
【大衆薬】
○[俗][薬]医薬部外品の通称。
⇒いやくぶがいひん(医薬部外品)
★だいしゅぶ
【大衆部】
◇[梵]Mahasanghika(マハーサンギカ)
○[仏]紀元前3世紀ころの仏教教団から、保守派の上座部(ジョ
ウザブ)に対立して生れた、進歩派を中心とする部派仏教の一派。
大衆部系は主としてインドの中部と南部に栄えた。
⇔じょうざぶ(上座部)
参照⇒ぶっきょう(仏教)
◎"sanghika"は「社会」の意味。
たいしょ
【大暑】
○(1)きびしい暑さ。酷暑・極暑・劇暑。
参照⇒もうしょび(猛暑日)
◎夏の季語。
○(2)[暦]二十四節気の一つ。陰暦六月(6月)中旬。陽暦7月
23日ころ。
太陽の黄経が120度に達した時で、一年中で最も暑い時期と
される。
⇔しょうしょ(小暑)
参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
だいしょ
【代書】
○(1)本人に代わって、手紙や書類を書くこと。
「代筆(ダイヒツ)」とも呼ぶ。
○(2)代書屋の略称。
⇒だいしょや(代書屋)
○(3)[古]代書人の略称。
たいしょう《たいしやう》
【大正】
◇[日]Taisho
○(1)[歴]大正天皇の治世の年号。
1912. 7.30(明治45,大正元)から1926.12.25(大正15,昭和元)
まで。
1927. 2. 7(昭和 2)大正天皇大葬。大赦13万余人。
参照⇒『人名辞典』たいしょう てんのう(大正 天皇)
○(2)⇒たいしょうく(大正区)
○(3)[交]⇒たいしょうえき(大正駅)
○(4)[古]⇒たいしょうちょう(大正町)
★たいしょう《たいしやう》
【大将】
○(1)広く軍を指揮・統率する者。
○(2)一部隊の指揮・統率者(将)。
○(3)ある団体・組織の首領。
◎うちの大将:社長や親方など。
○(4)[軍]軍人の階級で最高級の位。
◎英語で陸軍大将は「ゼネラル(general)」、海軍大将は「アドミ
ラル(admiral)」。
◎2008.11.14(平成20)アメリカ陸軍のアン・ダンウディ(Ann E.
Dunwoody)、女性でアメリカ初の大将となる。
○(5)[古]近衛大将の略。
○(6)戯(タワム)れにいう第2人称。
◎あんたが大将。
○(7)戯れ、または侮(アナド)っていう第3人称。
◎お山の大将。
たいしょう
【太衝】
○[暦]陰暦九月の別称。
⇒くがつ(九月,9月
たいしょう
【台省】
◇[中]Taizheng
○[歴]尚書台の別称。
⇒しょうしょだい(尚書台)
たいしょう《たいしやう》
【隊商】
◇[英]caravan、[フ]caravane
○⇒きゃらばん(キャラバン)(1)
★だいしょう《だいせう》
【大小】
○(1)大きいことと小さいこと。大きいものと小さいもの。
○(2)大きいか小さいか。
○(3)太刀(タチ)と脇差(ワキザシ)の二本の刀。
桃山時代から二本の刀を併せ帯用するようになり、江戸時代
には武士の正式のものとなった。
「二腰(フタコシ)」とも呼ぶ。
参照⇒わきざし(脇差,脇指),にほんざし(二本差,二本差し)
(1)
○()
だいしょう
【大証】
○[経]大阪証券取引所の略称。
⇒おおさかしょうけんとりひきじょ(大阪証券取引所)
だいしょう《だいしやう》
【代将】
◇[英]brigadier general/commodore
○[軍]⇒じゅんしょう(准将)
だいじょう
【大乗】
○[仏]⇒だいじょうぶっきょう(大乗仏教)
◎大乗経,大乗仏教
だいしょういん《だいしやうゐん》
【大聖院】
○広島県佐伯郡(サイキグン)宮島町(ミヤジマチョウ)の弥山(ミセン)山頂付
近にある、真言宗御室派(オムロハ)の大本山。
霊火堂に弘法大師が護摩をたいて修行した際の「不消(きえず)
の火」が燃え続けている。
◎ 806(延暦25,大同元)弘法大師が開く。
1950(昭和25)霊火堂、建立。
2005. 5. 5(平成17)霊火堂、消失。
だいじょういん《だいじようゐん》
【大乗院】
○[歴]奈良県奈良市の興福寺にあった門跡寺。
1087(寛治元)隆禅が創立。
12世紀末に関白藤原師実の子尋範が入室して以来、代々摂関
家の子弟が門主となり、一乗院に次ぐ門跡となった。
歴代、興福寺の別当を一乗院と交互に務めた。
室町末期に衰え、明治維新の廃仏毀釈で廃院。
『大乗院寺社雑事記』・『大乗院日記目録』など室町時代の
貴重な史料を多く伝世。
◎奈良市高畑町(タカバタケチョウ)の旧大乗院庭園は国の名勝。
だいじょうえ《だいじやうゑ》
【大嘗会】
○[暦]⇒だいじょうさい(大嘗祭)
たいしょうえき《たいしやうえき》
【大正駅】
○(1)[交]大阪府大阪市大正区にあるJR大阪環状線の駅。
芦原橋(アシハラバシ)駅(浪速区)と弁天町(ベンテンチョウ)駅(港区)の
間。
○(2)[交]大阪市営長堀鶴見緑地線の駅。
ドーム前千代崎(ドームマエチヨザキ)駅(西区)の次で、ターミナル
駅(起点)。
○(3)[交]長崎県雲仙市(ウンゼンシ)瑞穂町古部甲(ミズホチョウコベコウ)
にある島原鉄道の駅。
古部(コベ)と西郷(サイゴウ)駅の間。
◎JR予土線には土佐大正駅がある。
たいしょうえび《たいしやうえび》
【タイショウエビ】
【大正エビ】
【大正海老】
【大正蝦】
◇[学]Fenneropenaeus chinensis
○[動]エビ目(十脚目)(Decapoda)クルマエビ科(Penaeidae)
タイショウエビ属(Fenneropenaeus)の海産の大形エビ。食用。
体表は半透明で、淡灰色に青灰色の小斑点があり、尾の先は
暗褐色。
体長は雄が約20センチメートル、雌が約27センチメートル。
中国の渤海湾(ボッカイワン)沿岸の浅所で4月〜7月ころに産卵
し、秋に岸を離れて沖合の深い場所に移動し越冬。
秋から春、黄海・東シナ海の大陸棚上で底曳き網(トロール)
により漁獲。
「コウライエビ(高麗海老,高麗蝦)」とも呼ぶ。
◎名称は、大正時代に市場に出るようになったからとも、大阪
の輸入業者「大正組」からとも。
1960年代くらいまでは安く庶民的なエビの代表であった。
たいしょうかいじょうかさいほけん
《たいしやうかいじやうくわさいほけん》
【大正海上火災保険】
○[古]三井海上火災保険(株)の旧称。
⇒みついかいじょうかさいほけん(三井海上火災保険)
★だいじょうかん《だいじやうくわん》
【太政官】
○[歴]
「だじょうかん」とも読む。
だいしょうかんぎじざいてん《だいしやうくわんぎじざいてん》
【大聖歓喜自在天】
◇[梵]nandikesvara/Ganapati/Vinayaka、「歓喜自在」の意味。
○[仏]仏教守護神の一つ、密教の神。
もとはヒンズー教の神で、大自在天(シバ神)の子ガネーシャ
(Ganesa)神とも、ビナーヤカ(Vinayaka)神ともいう。
もろもろの事業の障害をなす魔神を支配する神とされ、事業
の成功を祈るために祀(マツ)られた。日本では夫婦和合・安産・
子宝・除災・治病・富貴などに功徳(クドク)ある神として民間信
仰が盛んであった。
密教では大日如来(ダイニチニョライ)の眷属(ケンゾク)で、両界曼荼羅
(リョウカイマンダラ)の天部に位置し、多くの形像がある。大きく2種
あり、一つは単身で形が象頭人身のもの、もう一つは妃を伴う
男女双身が抱き合ったもの。単身では、二臂・四臂・六臂など
で、刀・杵などを持つ。双身では、女天は十一面観音の化身で、
男天の魔神としての働きを封じるために現(アラワ)したという。
「聖天(ショウデン)」,「歓喜天(カンギテン)」,「歓喜自在天」,「大聖歓喜
天」とも呼ぶ。
参照⇒かんぎだん(歓喜団)
◎生駒聖天(イコマショウテン):奈良県生駒市の宝山寺。
妻沼聖天(メヌマショウデン):埼玉県熊谷市妻沼の歓喜院。
だいしょうかんぎてん《だいしやうくわんぎてん》
【大聖歓喜天】
○[仏]「大聖歓喜自在天(ダイショウカンギジザイテン)」の略。
⇒だいしょうかんぎじざいてん(大聖歓喜自在天)
だいじょうきゅう《だいじやうきゆう》
【大嘗宮】
○大嘗祭を行うために新設される殿舎。
参照⇒だいじょうさい(大嘗祭),ゆきでん(悠紀殿,斎忌殿)
★だいじょうきょう《だいじようきやう》
【大乗経】
○[仏]
『方等経(ホウドウキョウ)』とも呼ぶ。
たいしょうごと《たいしやうごと》
【大正琴】
○[楽]木製の中空の胴の上に金属弦を張った弦楽器。
弦は初期は2本、のち5本。
胴は長さ60〜70センチメートル、幅約15センチメートル。簡
単な鍵盤があり、左指で鍵盤を押さえ、右手に持った小さな義
甲(ギコウ)(pick)で弦をはじいて奏する
鍵盤には数字が記され、楽譜を知らなくても教本のとおりに
鍵盤を押えるだけで演奏ができる。
◎1912(大正元)名古屋市の音楽家森田伍郎が、タイプライター
からヒントを得て発明。
1914(大正 3)大流行。
だいじょうさい《だいじやうさい》
【大嘗祭】
○[暦]天皇即位の後、初めて行う一代一度の新嘗祭(ニイナメサイ)。
通例、陰暦十一月の中の卯(ウ)の日に行う。一度の使用に東の
悠紀殿(ユキデン)・西の主基殿(スキデン)・回立殿(カイリュウデン)などの
大嘗宮(ダイジョウキュウ)を造る。
「おおなめまつり」,「おおにえまつり」,「おおんべのまつり」と
も読む。
「おおにいなめまつり(大新嘗祭)」,「だいじょうえ(大嘗会)」と
も呼ぶ。
参照⇒ぬきほ(抜穂)
だいしょうじ《だいしやうじ》
【大聖寺】
◇[日]Daisho Ji/Daishoji
○(1)山形県東置賜郡(ヒガシオキタマグン)高畠町(タカハタマチ)にある真言
宗智山派の寺。山号は松高山。
○(2)石川県加賀市の中心市街地。
陶器・絹織物・人絹織物を生産。
◎白山五院の一つ大聖寺の門前町として発達。
江戸時代、加賀藩前田氏の支藩10万石の城下町。
○(3)岡山県英田郡(アイダグン)作東町(サクトウチョウ)大聖寺にある真
言宗の寺。
◎2003. 9.(平成15)中国西安市の秦始皇帝兵馬俑(ヘイバヨウ)博物
館から将軍俑の原寸大レプリカが寄贈され、10.26除幕開眼式
が行われる。
○(4)[歴]⇒だいしようじけん(大聖寺県)
だいしょうじけん《だいしやうじけん》
【大聖寺県】
◇[日]Daishoji Ken
○[歴]1871(明治 4. 7.)廃藩置県により加賀国(現:石川県)江
沼郡(エヌマグン)に能美郡(ノミグン)の一部を含めて設置された県。
1871(明治 4.11.)金沢県に合併。
1872(明治 5)金沢県、石川県と改称。
だいしょうじょう《だいしやうじやう》
【ダイショウジョウ】
【大猩猩】
○[哺]ゴリラ(gorilla)の別称。
⇒[1]ごりら(ゴリラ)
★だいしょうしょうぐんじ《だいしやうしようぐんじ》
【大聖勝軍寺】
○大阪府八尾市(ヤオシ)太子堂(タイシドウ)にある真言宗の寺院。山
号は椋樹山。
叡福寺(エイフクジ)の「上(カミ)の太子」、野中寺(ヤチュウジ)の「中(ナカ)
の太子」に対し、「下(シモ)の太子」とも呼ぶ。
★たいしょうせいやく《たいしやうせいやく》
【大正製薬】
○[経]大手製薬会社。
本社は東京都豊島区。
ドリンク剤リポビタン、風邪薬パブロンなどを販売。
たいしょうだいがく《たいしやうだいがく》
【大正大学】
○[教]東京都豊島区西巣鴨に本部を置く私立大学。仏教系で、
天台宗・真言宗(豊山派・智山派)・浄土宗の三宗四派から成る。
学園祭は「鴨台祭(オウタイサイ)」。
◎1926(大正15)天台宗の天台宗大学・真言宗豊山派(ブザンハ)の
豊山大学・浄土宗系の宗教大学が合併して大学令による大学と
して創立。1943(昭和18)真言宗智山派(チザンハ)の智山専門学校
が合流。
1949(昭和24)予科・専門部を統合して新制大学に移行。文学
部と仏教学部を設置。
1993(平成 5)仏教学部が改変され、人間学部を創設。
たいしょうだいがくこうとうがっこう
《たいしやうだいがくかうとうがくかう》
【大正大学高等学校】
○[歴][教]大正大学付属の定時制高等学校。
◎1948. 5.15(昭和23)創立。
1949(昭和24)第1回から1956(昭和31)第8回まで246名の卒
業生を送り出し休校。
1993(平成 5)大正大学の改組により寄附行為(企業の定款に
相当)から削除され廃校。
★だいじょうだいじん《だいじやうだいじん》
【太政大臣】
○[歴]
「だじょうだいじん(太政大臣)」とも呼ぶ。
たいしょうちょう《たいしやうちやう》
【大正町】
◇[日]Taisho Cho
○[古]高知県南西部、幡多郡(ハタグン)の町。
◎1914(大正 3)東上山村から大正村に改称。
1947(昭和22)町制施行。
2006. 3.20(平成18)幡多郡大正町(タイショウチョウ)・高岡郡(タカオカグ
ン)窪川町(クボカワチョウ)と合併して高岡郡四万十町(シマントチョウ)を発
足。
だいじょうてんのう《だいじやうてんわう》
【太上天皇】
○[古]天皇の退位後の尊称。
「だじょうてんのう(太上天皇)」,「上皇(ジョウコウ)」とも呼ぶ。
たいしょうどおり《たいしやうどほり》
【大正通り】
◇[日]Taisho Dori
○[交]東京都心を東西につらぬく幹線道路。
九段〜亀戸(カメイド)間。
参考⇒しょうわどおり(昭和通り)
だいじょうにゅうどう《だいじやうにふだう》
【太政入道】
○[古]太政大臣で出家した人。
たいしょうはく《たいしやうはく》
【大正博】
○[歴]1914(大正 3)上野公園で催された勧業博覧会。
参考⇒へいわはく(平和博)
◎ケーブルカーやエスカレーターが評判となる。
★だいじょうぶっきょう《だいじようぶつきやう》
【大乗仏教】
◇[梵]mahayana(マハーヤーナ)
○[仏]
釈迦の過去仏・未来仏(時間)、さらに多方の仏(空間)がたて
られ、十方世界多仏が説かれる。この考えが釈迦仏を離れて、
大乗仏教のルーツとなる。
⇔しょうじょうぶっきょう(小乗仏教)
参照⇒こんくのせっぽう(金口の説法),りた(利他)(2)
◎「マハー(maha)」は「大」、「ヤーナ(yana)」は「乗り物」の意味。
「摩訶衍(マカエン)」とも音写する。
たいじょうへるぺす《たいじやうへるぺす》
【帯状ヘルペス】
○[病]⇒たいじょうほうしん(帯状疱疹)
たいじょうほうしん《たいじやうはうしん》
【帯状疱疹】
◇[学]herpes zoster、[英]shingles
○[病]ヘルペスウイルスの感染による帯状に痛みを伴う発疹が
できる皮膚病。
身体の片側に、神経に沿って小水疱が帯状に現れ、その周囲
に赤い斑点がみられ、ピリピリと痛むもの。
3週間から1ヶ月ほどで消退する。
治療は抗ウィルス剤と消炎鎮痛剤を併用する。
「帯状ヘルペス」,「ヘルペス」とも呼ぶ。
たいしょうほうたいび《たいせうほうたいび》
【大詔奉戴日】
○[歴]⇒こうあほうこうび(興亜奉公日,興亞奉公日)
★たいしょうりょうほう《たいしやうれうはふ》
【対症療法】
◇[英]symptomatic treatment
○[医]患者の個々の症状に対応して処置する療法。
解熱剤や鎮痛剤の投与など。
原因解明までの暫定的、または原因不明の場合に行われる。
⇔げんいんりょうほう(原因療法)
◎「対処療法」は俗称。
たいじょうろうくん《たいじやうらうくん》
【太上老君】
○道教で、神格化した老子の呼称。道教の三尊の一つ。
参照⇒ろうし(老子)(1)
だいしょくざいび
【大贖罪日】
○[宗]⇒よむきぷーる(ヨム・キプール)
だいしょや
【代書屋】
○本人に代わって手紙や書類を書くことを職業としている者。
単に「代書」とも呼ぶ。
◎第二次世界大戦直後、英語の書けない女性が帰還米兵に送る
手紙を書く代書屋が繁華街などに多くあった。
参照⇒こいぶみよこちょう(恋文横丁)
たいしょりょうほう《たいしよれうはふ》
【対処療法】
○[俗][医]対症療法の俗称。
⇒たいしょうりょうほう(対症療法)
だいじり
【台尻】
○銃床(ジュウショウ)の末端部分。
⇒しょうび(床尾)
だいじりん
【大辞林】
○[言]三省堂が出版する中型国語辞書。
◎1988(昭和63)初版、出版。
1995(平成 7)第2版、出版。
◎「辞林」は辞書のこと。
★だいじん
【大臣】
○(1)
◎敬称付き呼称は「大臣閣下(カッカ)」。
○(2)[古]行政を担当した太政官(ダイジョウカン)の長官(カミ)。
太政大臣・左(サ)大臣・右(ウ)大臣・内(ナイ)大臣があり、大納
言(ダイナゴン)の上官。
「三公」,「三槐」,「槐門(カイモン)」,「槐庭」とも呼ぶ。
○(3)国務大臣および各省大臣。
○(4)[近世語]⇒だいじん(大尽,大臣)
○(5)[近世語]⇒だいじんきゃく(大尽客)
◎「おおおみ(大臣)」,「おおまえつぎみ(大臣)」とも読む。
参照⇒おおおみ(大臣)
だいじん
【大尽】
【大臣】
○(1)[近世語]大金持ち。財産を多く持っている人。
○(2)[近世語]⇒だいじんきゃく(大尽客)
だいじん
【大神】
○⇒おおかみ(大神)
だいじんかぜ
【大尽風】
○[近世語]大尽ぶること。
だいじんきゃく
【大尽客】
○[近世語]遊里で大金を使って豪遊する客。
「だいじん(大尽,大臣)」とも呼ぶ。
参照⇒すっちゃん(すっちゃん),おおもんをうつ(大門を打つ)
たいしんけいきょう《たいしんけいけう》
【大秦景教】
◇[中]Daqin Jingjiao
○[宗]⇒けいきょう(景教)
◎「大秦」は「ローマ帝国」のこと。
たいしんじ
【大秦寺】
◇[中]Daqin si
○[歴]中国、唐代の景教(Jingjiao)(キリスト教ネストリウス
派)寺院の名称。
634<貞観 8>[舒明 6]景教が波斯(Bosi)(ハシ)(ササン朝ペル
シア)から中国に伝来したことから波斯寺(Bisi si)(ハシジ)と呼
ばれたが、638<貞観12>[舒明10]宣教師の阿羅本([中]Alouben)
(アルワーン)が太宗(Taizong)の許しを得て長安(Chang'an)の
義寧坊(Yining Fang)に大秦寺を建立し、また各地に建てられ
た。
このことから、この宗派の発生地が大秦国(ローマ帝国)であ
ることが知られ、 745<天宝 4>(天平17)詔勅で大秦寺と改称さ
れた。
781<建中 2>(天応元)長安に「大秦景教流行中国碑」が建立。
◎波斯寺は広義ではマニ教の寺院もさした。
「阿羅本」は人名ではないという説がある。
★たいじんじらいぜんめんきんしじょうやく
《たいじんぢらいぜんめんきんしでうやく》
【対人地雷全面禁止条約】
◇[英]the treaty banning the use,production,stocking,and
transfer antipersonel landmine/the Mine Ban Treaty
○
対人地雷除去の国際協力も規定。
アメリカ・ロシア・中国・イラン・イラク・北朝鮮などは、
条約に署名も批准もせず。
「オタワ条約(the Ottawa Treat)」とも呼ぶ。
参照⇒くらすたーばくだん(クラスター爆弾)
◎1997(平成 9)採択。
1998(平成10)日本、批准。
1999. 3. 1(平成11)発効。
2003. 2.28(平成15)現在、締約国は131ヶ国。うち、署名の
みで未批准は15ヶ国、未署名は48ヶ国。
だいしんどちかりようほう《だいしんどちかりようはふ》
【大深度地下利用法】
○[法]大深度地下の公共的使用に関する特別措置法の通称。
東京・大阪・名古屋の3大都市圏で地下40メートル以上の地
下(大深度)を開発する際、原則として土地所有者の許可や補償
が不要となる。許可は事業主体によって国土交通大臣か知事が
行う。
◎2001. 4.(平成13)施行。
たいしんみつい《たいしんみつゐ》
【太神三井】
○[古][経]太陽神戸三井銀行の略称。
⇒みついぎんこう(三井銀行)
たいず
【タイズ】
◇[英]tithe
○[歴]⇒じゅうぶんのいちぜい(十分の一税)
[1]だいす
【ダイス】
◇[英]dice
○(1)サイコロ(賽子)。
⇒さいころ(賽子,骰子)
◎"dice"は"die"の複数形だが、現在では1個では"a dice"ま
たは"one of the dice"と言い、"die"はまれ。
○(2)サイコロ遊び・サイコロ賭博(トバク)。
○(3)サイの目形。
○(4)[料]材料をサイの目に切ること。また、サイの目に切っ
たもの。
[2]だいす
【ダイス】
◇[英](複数形)dies/(単数形)die
○(1)[機](金属の)加工用工具の総称。
○(2)[機]打ち抜きの金型。コインなどのプレス用の型。
参照⇒だいかすと(ダイカスト)
○(3)[機]針金など線材の外径を仕上げる、引き抜き用の型。
○(4)[機]雄(オ)ネジを切る工具。
雌(メ)ネジの刃が切ってあり、材料に回しながら切り込んで
雄ネジを作る。
荒仕上げ用・本仕上げ用などがある。
「おねじきり(雄ネジ切り,雄螺子切り,雄螺子切)」とも呼ぶ。
⇔[1]たっぷ(タップ)(4)
だいす
【台子】
○茶の湯で使用する棚物。ここに風炉・茶碗・茶入・水差(ミズ
サシ)・建水(ケンスイ)などをのせておく。
★だいず《だいづ》
【ダイズ】
【大豆】
◇[学]Glycine max、[英]soybean(ソイビーン)
○[植][農]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ダイズ属(Glyc-
ine)の一年生作物。
◎発情ホルモン物質の植物性エストロゲン(estrogen)が含まれ
ている。
参照⇒えすとろげん(エストロゲン)
◎英語:ソイビーン(soybean)。
中国語:大豆(dadou)/(ダイズの実)黄豆(huangdou)。
たいすう
【大数】
○(1)大きい数・多数。
参照⇒むりょうたいすう(無量大数)
○(2)おおよその数・概数。
○(3)(数量に関係なく)およそ・大要・概略。
たいすう
【対数】
◇[英]logarithm
○[数]正の実数Nをaのb乗と表すときのbの値。
b=loga(N)と表記し、「aを底(テイ)(base)とするNの
対数」、「Nをbの真数(antilogarithm)または逆対数」と呼ぶ。
aを10とする対数を常用対数(common logarithm)と呼び、a
を省略してlog(N)とも表記する。
aを特別な定数e=2.71828……(無理数)とする対数を自然
対数(natural logarithm)と呼び、loge(N)またはln(N)
とも表記する。
「ロガリズム」とも、記号のlogを「ログ」とも呼ぶ。
参照⇒たいすうかんすう(対数関数,対数函数),たいすうひょ
う(対数表),けいさんじゃく(計算尺)
◎対数の整数部を「指標([英]characteristic)」、小数点以下を
「仮数(mantissa)」とも呼ぶ。
対数を使うと、乗算を加算、除算を減算で行うことができる。
e=2.718 281 828 459 045 235 360 287……。
だいすう
【代数】
○(1)世代を重ねた数。
○(2)[数]代数学の略称。
⇒だいすうがく(代数学)
★だいすうがく
【代数学】
◇[英]algebra(アルジェブラ)
○[数]記号に置き換えて計算法則などを研究する、数学の一分
野。
単に「代数」とも呼び、和算では「天尊(テンソン)」と呼ぶ。
参照⇒きかがく(幾何学)
たいすうかんすう《たいすうくわんすう》
【対数関数】
【対数函数】
◇[英]logarithmic function
○[数]y=loga(x)またはx=a**(y)で表される関数。
yを「aを底(テイ)(base)とするxの対数関数」と呼ぶ。
◎「a**(y)」は「aのy乗」の意味。
指数関数y=a**(x)は逆関数。
参照⇒たいすう(対数)
たいすうじゃく
【対数尺】
◇[英]logarithmic scale
○[数]普通尺の直下に、常用対数を目盛った尺(物差し)。
「対数目盛り」とも呼ぶ。
たいすうひょう《たいすうへう》
【対数表】
◇[英]table of logarithms
○[数]対数(logarithm)と真数(antilogarithm)とを換算する表。
対数から真数、真数から対数を求めることができる。
自然対数表・常用対数表などがある。
参照⇒たいすう(対数)
たいすうほうがんし《たいすうはうがんし》
【対数方眼紙】
◇[英]logarithmic graph paper
○[数]縦・横の両軸またはその一方の軸に常用対数を目盛った
方眼紙。
前者は「両(リョウ)対数方眼紙(log-log graph paper)」、後者は
「半(ハン)対数方眼紙(semi-log graph paper)」,「片(カタ)対数方眼
紙」と呼ぶ。
たいすうめもり
【対数目盛り】
◇[英]logarithmic scale
○[数]⇒たいすうじゃく(対数尺)
だいすきぴお
【大スキピオ】
◇Scipio Major
○[人]⇒[1]すきぴお(スキピオ)
だいすんだれっとう《だいすんだれつたう》
【大スンダ列島】
◇[英]Greater Sunda Islands
○[地]インドネシアのスマトラ島(Pulau Sumatra)・ジャワ島
・ボルネオ島(カリマンタン島)・セレベス島(スラウェシ島)と
その属島。
参照⇒すんだれっとう(スンダ列島)
たいせい
【大成】
◇[日]Taisei
○(1)⇒たいせいちょう(大成町)
○(2)[交]⇒たいせいえき(大成駅)
たいせい
【大政】
○天下の政治。
◎大政奉還,大政翼賛会
たいせい
【対生】
◇[英]opposite/opposing pairs/opposition
○[植]茎の一節ごとに着生する葉が二枚づつ(一対)で、葉の出
る方向が向い合っていること。また、その葉序(ヨウジョ)。
「対生葉序(opposite phyllotaxis)」,「二輪生」とも呼ぶ。
参照⇒ようじょ(葉序)
◎輪生は別の葉序:⇒りんせい(輪生)
たいせい
【泰西】
○西洋の別称。
⇒せいよう(西洋)
◎「泰」は「大」の意味。
たいせいえき
【大成駅】
○[交]北海道十勝支庁(トカチシチョウ)河西郡(カサイグン)芽室町(メムロチョウ)
にある、JR北海道根室本線の駅。
芽室(メムロ)駅と西帯広(ニシオビヒロ)駅(帯広市)の間。
◎埼玉新都市交通(ニューシャトル)伊奈線には大成(オオナリ)駅が
ある。
たいせいかさいかいじょうほけん《たいせいくわさいかいじやうほけん》
【大成火災海上保険】
○[歴][経]準大手の損害保険会社。
◎1920(大正 9)創業。
1950(昭和25)第一銀行(現:みずほ銀行)や朝日生命保険の出
資を受ける。
2001.11.(平成13)更生特例法の適用を申請。
2002. 4. 1(平成14)安田火災海上保険・日産火災海上保険と
合併し、みずほフィナンシャル・グループの損保会社となる。
2002.12. 1(平成14)再保険部門を分離して損害保険ジャパン
に合併。
★たいせいきょう《たいせいけう》
【大成教】
○[宗]教派神道十三派の一つ。
平山省斎が1879(明治12)創立。
1882(明治15)明治政府の公認。現在は神道大成教。
たいせいけんせつ
【大成建設】
○[経]非同族会社の大手ゼネコン会社。
本社は東京。
◎1873(明治 6)大倉喜八郎が大倉組商会を設立、その土木部門
として発足。
1887(明治20)渋沢栄一・藤田伝三郎と共同し日本土木として
独立。
1892(明治25)再び大倉組に吸収。
1917(大正 6)大倉土木組として独立。
1946(昭和21)大成建設となる。
だいせいずむ
【ダイセイズム】
◇[英]ditheism(ダイスィーザム)
○(1)[宗]二神論。
参照⇒せいずむ(セイズム)
○(2)[宗]二神教。
たいせいちょう《たいせいちやう》
【大成町】
◇[日]Taisei Cho
○[古]北海道の渡島半島(オシマハントウ)西部、檜山支庁(ヒヤマシチョウ)久
遠郡(クドウグン)の町。
◎2005. 9. 1(平成17)瀬棚郡(セタナグン)の瀬棚町(セタナチョウ)・北檜
山町(キタヒヤマチョウ)の2町と合併して久遠郡「せたな町(チョウ)」を発
足。
たいせいほうかん《たいせいほうくわん》
【大政奉還】
○[歴]1867(慶応 3.10.14)江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜(ヨシノ
ブ)が征夷大将軍を辞し、大政を天皇に返還したこと。
「江戸開城」は1868(慶応 4. 4.11)。
たいせいよう《たいせいやう》
【大西洋】
◇[英]Atlantic Ocean
○ヨーロッパ・アフリカと南北アメリカ大陸に囲まれた大洋。
太平洋に次ぐ世界第2の大洋。
◎語源は「東洋(トウヨウ)」を参照。
★たいせいようけんしょう《たいせいやうけんしやう》
【大西洋憲章】
◇[英]the Atlantic Charter
○[歴]アメリカ合衆国大統領ルーズベルトとイギリス首相チャ
ーチルが大西洋上で会談・発表した共同宣言。
1941. 8.14(昭和16)ニューファンドランド沖のイギリス戦艦
プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales)で、第二次世
界大戦後の世界構想を洋上会談。
たいせいようじょ《たいせいえふじよ》
【対生葉序】
◇[英]opposite phyllotaxis
○[植]⇒たいせい(対生)
★たいせいよくさんかい《たいせいよくさかくわい》
【大政翼賛会】
○[歴]1940.10.12(昭和15)第2次近衛文麿内閣の下、その側近
らにより新体制運動を推進するため、諸政党を解党、労働組合
を解散して組織された国民統制組織。首相近衛文麿が初代総裁、
有馬頼寧(ヨリヤス)は初代事務総長。
1941. 4. 2(昭16)大政翼賛会改組。国民組織を主張していた
有馬頼寧事務局長ら辞職。
1942. 5.15(昭17)閣議で大政翼賛会改組を決定。各種国民運
動を傘下に入れ、町内会・部落会などの指導強化。町内会・隣
組などが組織され国民生活が簡単に政府の指示・指令によって
動かされる体制ができる。
1942. 6. 9(昭17)大政翼賛会副総裁安藤紀三郎が国務相とし
て入閣、翼賛会と政府との関係強化される。
1945. 6.13(昭和20)鈴木貫太郎内閣で国民義勇戦闘隊結成の
ため、大政翼賛会および傘下諸団体が解散して併合される。
◎1940.10.19(昭15)岸田国士、大政翼賛会文化部長に就任、
1942 . 7.(昭和17)辞任。
1941.12.24(昭16)大政翼賛会による文化職域別愛国大会の一
環として、文学者愛国大会が開催、350人参加。
1943. 5.18(昭18)大政翼賛会文化部・情報局・文部省の指導
により日本美術報国会創立、会長横山大観。
1943. 7. 6(昭18)大政翼賛会は日比谷で『みたみわれ』発表
国民音楽会を開催。音文・音楽移動報国挺身隊を結成して、こ
の歌を中心に国民歌唱運動を展開。
たいせきじ
【大石寺】
○静岡県富士宮市上条にある日蓮正宗(ニチレンショウシュウ)の総本山。
山号は多宝富士大日蓮華山。
創価学会は講社。
参照⇒そうかがっかい(創価学会)
◎日蓮の六老僧の一人日興(ニッコウ)が南条時光に迎えられて、
1290(正応 3)開創。
1899(明治32)日蓮宗富士派を公称。
1912(明治45)日蓮正宗を公称。
1972(昭和47)創価学会会員の寄付で本尊を安置する正本堂を
建設。
1991(平成 3)創価学会に破門を通告。
1998(平成10)本尊を正本堂から別の建物に移す。
1999. 8.(平成11)正本堂を解体。
たいせきへんかけい《たいせきへんくわけい》
【体積変化計】
◇[英]eudiometer
○[化]⇒ゆーじおめーたー(ユージオメーター)
たいせつ
【大雪】
○(1)[暦]二十四節気の一つ。陰暦十一月(11月)上旬。陽暦
12月7日ころ。
参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気),しょうせつ(小雪)
◎京都の大報恩寺(ダイホウオンジ)では厄除(ヤクヨ)け祈願の大根炊(ダ)
きが行われる。
○(2)おおゆき(大雪)。
たいせつざん
【大雪山】
◇[日]Taisetsu Zan
○[地]⇒[1]だいせつざん(大雪山)
[1]だいせつざん
【大雪山】
◇[日]Daisetsu Zan
○[地]北海道中央部、上川支庁(カミカワシチョウ)にある火山群。
北海道第一の最高峰旭岳(アサヒダケ)(2,290メートル)・北鎮岳
(ホクチンダケ)(2,244メートル)・白雲岳(2,230メートル)など2千
メートル前後の山20座近くが、中央部のカルデラの御鉢平(オハチ
ダイラ)を囲んでいる。
裾野(スソノ)は広大な原始林があり、峡谷・瀑布・湖沼・温泉
などが点在。
大雪山国立公園の中心で、麓(フモト)に層雲峡や愛山渓などの
登山基地がある。
「たいせつざん(大雪山)」とも呼ぶ。
[2]だいせつざん
【大雪山】
◇[中]Daxue Shan
○(1)[地]中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)の西部
を南北に走る、長さ約2百キロメートルの山脈。
主峰はミニヤコンカ(Minya Konka)で標高7,556メートル。
参照⇒みにやこんか(ミニヤコンカ)
○(2)[地]中国中西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)にあ
る崑崙(コンロン)山脈(Kunlun Shanmai)中の積石山(Jishi Shan)(セ
キセツザン)の別称。
○(3)[地]台湾北部、苗栗県(Miaoli Xian)と台中県(Taizhong
Xian)の境にある台湾山脈の山。標高3,529メートル。
★だいせるびあしゅぎ
【大セルビア主義】
◇[英]Great Serbianism
○[歴]19世紀末〜20世紀初頭のセルビア人の民族主義運動。
参照⇒はんげるまんしゅぎ(汎ゲルマン主義),さらえぼじけ
ん(サラエボ事件)
たいせん
【泰川】
◇[朝]Taechon(テチョン)
○⇒たいせんぐん(泰川郡)
だいせん
【大山】
◇[日]Daisen
○(1)[地]鳥取県西部の大山火山帯の休火山。山陰地方第一の
高峰。標高1,729メートル、主峰の弥山(ミセン)(剣ヶ峰)は1,711
メートル。
陥没カルデラを鐘状火山が埋めた複式成層火山で、裾野(スソノ)
は東西約37キロ・南北約28キロに及び、日本海側に展開。南側
は浸食を受けて安山岩が露出する急崖を呈する。
大山隠岐(オキ)国立公園に含まれ、特別天然記念物のダイセン
キャラボク純林が茂る。
「伯耆(ホウキ)富士」,「大神岳(オオカミノタケ)」,「出雲(イズモ)富士」とも
呼ぶ。
◎古来、修験道の道場として知られる信仰の山で、山腹に大山
寺・大神山(オオカミヤマ)神社がある。
参照⇒だいせんじ(大山寺)
○(2)⇒だいせんちょう(大山町)
[1]だいせん
【大仙】
○(1)すぐれて尊い仙人。
参照⇒せんにん(仙人)(1)
○(2)[仏]仏陀・如来の別称。
参照⇒せんにん(仙人)(3)
[2]だいせん
【大仙】
◇[日]Daisen
○⇒だいせんし(大仙市)
★だいせん
【台船】
○(1)[海]箱型の浮き船。
イカリなどで海上に固定し、作業場・資材置き場などに使用
するもの。
移動はタグボート([英]tugboat)で曳航(エイコウ)する。
「ポントゥーン([英]pontoon)」,「ポンツーン」とも呼ぶ。
○(2)
だいせんいん《だいせんゐん》
【大仙院】
○京都府京都市北区紫野大徳寺町(ムラサキノダイトクジチョウ)にある大
徳寺の塔頭(タッチュウ)の一つ。
庭園は典型的な枯山水として有名。
◎1509(永正 6)古岳宗亘を開山に六角政頼が創建。
たいせんぐん
【泰川郡】
◇[朝]Taechon gun、[英]Taechon County
○朝鮮半島北西部の平安北道(P'yong-anbuk-do)、朝鮮民主主
義人民共和国(北朝鮮)の郡。
北西方20キロメートルに寧辺(Yongbyon)(ネイヘン)がある。
1994.10.21(平成 6)米朝枠組み合意で凍結された黒鉛減速炉
2施設などがある。
「テチョン郡(泰川郡)」とも呼ぶ。
だいせんこふん
【大山古墳】
【大仙古墳】
○[歴]⇒だいせんりょうこふん(大仙陵古墳)
だいせんし
【大仙市】
◇[日]Daisen Shi
○秋田県中北部の市。北東部を仙北市、南部を横手市、南西部
を由利本荘市、西部・北西部を秋田市に接し、東部を岩手県に
隣接。
毎年8月最後の日曜日、大曲地区の雄物川(オモノガワ)河川敷で
全国花火競技大会を開催。
◎2005. 3.22(平成17)大曲市(オオマガリシ)と仙北郡(センボクグン)の
神岡町(カミオカマチ)・西仙北町(ニシセンボクマチ)・中仙町(ナカセンマチ)・協
和町(キョウワマチ)・南外村(ナンガイムラ)・仙北町(センボクマチ)・太田町(オ
オタマチ)が合併して発足。
だいせんじ
【大山寺】
○鳥取県西伯郡(サイハクグン)大山町(ダイセンチョウ)、大山中腹にある
天台宗の寺。山号は角磐山。本尊は地蔵菩薩。
「大仙寺」とも書く。
◎奈良時代の養老年間( 717〜 724)金蓮(コンレン)が創建。古来、
大山は信仰の山として大神山(オオカミヤマ)と呼ばれていたことから
修験道の道場となる。
円仁(エンニン)が丈六の地蔵菩薩の堂宇を建立して中興。地蔵菩
薩が大智明権現(ダイチミョウゴンゲン)の本地仏として祀(マツ)られ崇
拝されていた。
朝廷の崇敬を受けて勅願寺となり、後醍醐天皇の隠岐脱出の
際、ここの僧兵が守護している。
後に下山善神を祭り、道俗の信仰を集める。江戸初期に豪円
が再興。
明治維新の神仏分離によって衰退し、本堂は大神山神社の奥
宮となり、大日堂は地蔵堂と改められ、寺名も一度は廃したが、
のち復した。
1928(昭和 3)本堂とともに『大山寺縁起絵巻』が焼失。
参照⇒だいせんじえんぎえまき(大山寺縁起絵巻)
◎西明院谷の阿弥陀堂は1286(弘安 9)の建築。
阿弥陀三尊像は1131年の良円作。
だいせんじえんぎえまき《だいせんゑんぎえまき》
【大山寺縁起絵巻】
○[歴][美]鳥取県の大山寺の由来や霊験を描いた絵巻物(10巻)。
1398(応永 5)の奥書があり、当時の田植えなどの習俗を知る
好史料で、国宝に指定されていたが、1928(昭和 3)本堂ととも
に焼失。
参照⇒だいせんじ(大山寺)
だいぜんじたまたれぐう
【大善寺玉垂宮】
○福岡県久留米市大善寺町(ダイゼンジマチ)にある神社。
玉垂命(タマタレノミコト)・八幡大神・住吉大神の三柱(ミハシラ)を祀(マ
ツ)る。
厄払いの神事「鬼夜(オニヨ)」は国指定重要無形民俗文化財。
◎もと大善寺は天台宗の寺で、1869(明治 2)廃仏毀釈(ハイブツキシャ
ク)により廃寺となり玉垂宮のみが残った。
だいせんちょう《だいせんちやう》
【大山町】
◇[日]Daisen Cho
○鳥取県中西部、西伯郡(サイハクグン)の町。
天台宗の大山寺がある。
参照⇒だいせんじ(大山寺)
だいせんもん
【大泉門】
◇[英]anterior fontanel
○[医]⇒せんもん(泉門)(1)
★だいせんりょうこふん
【大仙陵古墳】
○[歴]大阪府堺市堺区大仙町(ダイセンチョウ)にある、古墳時代中期
(5世紀)の前方後円墳。全長486メートルで日本最大の前方後
円墳。
三重に濠(ホリ)がめぐらされている。
北側の田出井山古墳(反正天皇陵)、南側の石津ヶ丘古墳(履
中天皇陵)とともに「百舌鳥耳原三陵(モズノミミハラサンリョウ)」と呼ばれ
る。
宮内庁が管理。
「だいせんこふん(大山古墳,大仙古墳)」,「百舌鳥耳原中陵(モズ
ノミミハラノナカノミササギ)」とも呼ぶ。
◎かつて『仁徳天皇陵』・『仁徳陵古墳』とも呼ばれ、仁徳天
皇(4世紀)の墳墓に比定されていた。
◎エジプトのクフ王ピラミッドの幅は230.4メートル、中国の
秦始皇帝墓は350メートルで、幅から言えば世界最大。しかし、
容積はクフ王260万立方メートル、始皇帝300万立方メートルに
対し、140万立方メートル。
★たいそ
【太祖】
◇[中]Taizu
○[人]中国・朝鮮などの各王朝の始祖の称。
参考⇒たいそう(太宗)
○[人]北魏(後魏)の拓跋珪(Taba Gui)(タクバツ・ケイ)(道武帝)。
⇒どうぶてい(道武帝)
○[人]遼(リョウ)の耶律阿保機(Yelu Abaoji)(ヤリツアボキ)。
⇒やりつあぼき(耶律阿保機)
○[人]
○[人]元(ゲン)(モンゴル帝国)のジンギス汗(カン,ハン)。
⇒じんぎすかん(ジンギスカン,ジンギス汗,成吉思汗)
○[人]明(ミン)の朱元璋(Zhu Yuanzhang)(シュゲンショウ)(洪武帝)。
⇒しゅげんしょう(朱元璋)
○[人]清(シン)のヌルハチ(奴爾哈赤)。
⇒ぬるはち(ヌルハチ,奴児哈赤,奴爾哈赤,弩爾哈斉)
だいそー
【ダイソー】
○[経]⇒ざだいそー(ザ・ダイソー)
たいそう《たいさう》
【大葬】
○天皇・太皇太后・皇太后・皇后の葬儀。
参照⇒やせどうじ(八瀬童子),あそびべ(遊部)
★たいそう
【太宗】
◇[中]Taizong
○[人]中国・朝鮮などの各王朝で、その勲功や徳行が太祖(タイソ)に
次ぐ皇帝、朝鮮では王。
○[人]
○[人]清(シン)のホンタイジ(皇太極<Huangtaiji>)。
○[人]李氏朝鮮の第3代。
たいぞうかいだいにち《たいざうかいだいにち》
【胎蔵界大日】
○[仏]地蔵菩薩の別称。
⇒じぞうぼさつ(地蔵菩薩)
だいぞうきょう《だいざうきやう》
【大蔵経】
○(1)[仏]仏教経典の総称。
「一切経」,「蔵経」とも呼ぶ。
参照⇒こうらいだいぞうきょう(高麗大蔵経)
○(2)[仏]経蔵・律蔵・論蔵の全部。
⇒さんぞう(三蔵)(2)
だいそうげんのちいさないえ《だいさうげんのちいさないへ》
【大草原の小さな家】
◇[英]Little house on the Prairie
○[TVドラマ]NBC制作の西部開拓時代のホーム・ドラマ。
◎1974〜1982(昭和49〜昭和57)制作。
1975〜1982(昭和50〜昭和57)NHK総合テレビで放送。
だいそうさんぎょう《だいさうさんげふ》
【大創産業】
◇[英]Daiso Industries Co.,Ltd.
○[経]100円ショップ「ザ・ダイソー」をチェーン展開する会社。
本社は広島県東広島市。
だいそうとう
【大総統】
◇[中]Dazongtong
○[歴]中華民国が共和制をしいていた時の元首の称号。選挙に
よって就任。
辛亥(シンガイ)革命後の1912. 1.(明治45)中華民国成立ととも
に設置。孫文(Sun Wen)、臨時大総統に就任。
1913(大正 2)第二革命に失敗して孫文が日本に亡命し、袁世
凱(Yuan Shikai)(エン・セイガイ)が大総統に就任。
1916. 6.(大正 5)袁世凱が死亡し、黎元洪(Li Yuanhong)(レイ
・ゲンコウ)が就任。
1917〜1918(大正 6〜大正 7)馮国璋(Feng Yuzhang)(フウ・コクショ
ウ)、総統代理に就任。
1918〜1922(大正 7〜大正11)徐世昌(Xu Shichang)(ジョ・セイショ
ウ)が就任。
1922〜1923(大正11〜大正12)黎元洪が再任。
1923〜1924(大正12〜大正13)曹コン(「金」偏+「昆」)(Cao Kun)
(ソウ・コン)が就任。
のち、総統と改称。
参照⇒たいわんそうとう(台湾総統)
たいそうのちち《たいさうのちち》
【体操の父】
◇[独]Vater von Gymnastik、[英]Father of Gymnastics
○[人]プロイセン(ドイツ)の体育指導者フリードリヒ・ヤーン
(Friedrich Ludwig Jahn)の別称。
⇒[3]やーん(ヤーン)
★だいそえい
【大祚栄】
◇[中]Da Zuorong
○[人]渤海国(Bohai Guo)(ボッカイ・コク)の建国者(?〜 719)。
713(和銅 6)唐の玄宗(Xuanzong)から渤海郡王に封じられ、
国号を渤海とする。
参照⇒ぼっかい(渤海),こうろせいひ(鴻臚井碑)
たいぞく
【タイ族】
◇[中]Dai zu/Daizu、[英]Thais
○中国南西部の雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)に居住する一
少数民族。
タイ王国の主幹民族のタイ族と同族。
参照⇒こうがはにぞくいぞくじちしゅう(紅河ハニ族イ族自
治州,紅河哈尼族彝族自治州)
◎「タイ」は「(人偏+「泰」)」と書く。
だいそく
【大足】
◇[中]Dazu
○(1)(Dazu Qu)⇒だいそくく(大足区)
○(2)[古](Dazu Xian)⇒だいそくけん(大足県)
○(3)[歴]中国の唐代、則天武后の年号。
AD. 701(大足元. 1.〜大足元.10.)。
○(4)[歴](Dazu Shike)⇒だいそくせっこく(大足石刻)
だいそくく
【大足区】
◇[中]Dazu Qu、[英]Dazu District
○中国中央部にある中央直轄市の重慶市(Chongqing Shi)(ジュウ
ケイシ)西部の区。
参照⇒だいそくせっこく(大足石刻)
〈面積〉
1,436平方キロメートル。
〈人口〉
2010(平成22)101万7,273人。
◎2011.12.25(平成23)大足県(Dazu Xian)から区に昇格。
だいそくけん
【大足県】
◇[中]Dazu Xian
○[古]⇒だいそくく(大足区)
★だいそくせっこく《だいそくせきこく》
【大足石刻】
◇[中]、[英]Dazu Rock Carvings
○[歴]中国の重慶市(Chongqing Shi)(ジュウケイシ)西部、大足区
(Dazu Qu)にある仏教・儒教・道教の石刻。
唐〜宋時代に造られ、北山摩崖造像と宝頂寺摩崖造像がある。
◎1999(平成11)世界文化遺産に登録。
だいそーとのみあ
【ダイソートノミア】
◇[英]dysautonomia
○[病]⇒でぃそーとのみあ(ディソートノミア)
だいそん
【ダイソン】
◇[登録商標]dyson
○[経]イギリスの家電メーカー。
サイクロン方式の掃除機を開発。
----------------------------------------------------------------