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百 科 辞 書 《すく》 編集:獨 澄旻
-------- すく --------------------------------------------------
ずく《づく》
【銑】
○⇒づくてつ(銑鉄)
すくぁ
【スクァ】
◇[フ]sucre
○[食](フランス語で)砂糖。
⇒さとう(砂糖)
◎スクレ(sucre):甘い。
すくいざー
【スクイザー】
◇[英]squeezer
○(レモンなどの)搾り器。
「リーマー(reamer)」とも呼ぶ。
すくいず
【スクイズ】
◇[英]squeeze
○[運]スクイズプレー(squeeze play)の略称、
⇒すくいずぷれー(スクイズプレー,スクイズ・プレー)
すくいずばんと
【スクイズバント】
【スクイズ・バント】
◇[英]squeeze bunt
○[運]⇒すくいずぷれー(スクイズプレー,スクイズ・プレー)
すくいずぷれー
【スクイズプレー】
【スクイズ・プレー】
◇[英]squeeze play
○[運]野球で、打者がバントして三塁の走者を生還させる攻撃
法。
事前に監督のサインなどで三塁走者と打者とが示し合せ、投
手の投球とともに三塁の走者が走り出し、打者はバンドして時
間をかせぎ、走者の生還によって得点するもの。
「スクイズバント(squeeze bunt)」とも呼ぶ。
すくうぃら
【スクウィラ】
◇[英](単数形)squilla/(複数形)squillae(スクウィリ)
○[動](英語で)シャコ(蝦蛄)。
⇒しゃこ(シャコ,蝦蛄,青竜蝦)
すくえあ
【スクエア】
◇[英]square
○(1)[数]四角・方形。四角形・四辺形・正方形。
⇒しかっけい(四角形)
○(2)(チェスなどの)目。
○(3)(四辻などの)四角い広場・小公園。
◎タイムズスクエア(Times Square):⇒たいむずすくえあ(タ
イムズスクエア,タイムズ・スクエア)
円形広場は「サーカス(circus)」と呼ぶ。
○(4)直角定規・曲尺(カネジャク)。
「スコヤ(square)」とも呼ぶ。
○(5)[数]平方・二乗(ジジョウ)。
○(6)地積の単位。100平方フィート。
○(7)[俗]几帳面(キチョウメン)な人・堅物(カタブツ)・野暮天(ヤボテン)。
○(8)[経][形]貸し借りのない、勘定済みの。
すくえあだんす
【スクエアダンス】
【スクエア・ダンス】
◇[英]square dance
○フォークダンス(folk dance)の一種。
男女二人が組み、四組で方陣(スクエア)をつくり、相対して
踊り、男女の相手を順々に替えていくダンス。
参照⇒ふぉーくだんす(フォークダンス,フォーク・ダンス)
◎原型はカドリール([フ]quadrille)。
参照⇒かとりーる(カドリール)
すくえあわん
【スクエアワン】
【スクエア・ワン】
◇[英]square one
○(1)(ボードゲームの)振り出し。
参照⇒ふりだし(振り出し,振出し,振出)(4)
○(2)(転じて、物事の)出発点(starting point)。
参照⇒ふりだし(振り出し,振出し,振出)(5)
すくおーら
【スクオーラ】
◇[伊]scuola、[英]school
○(1)学校。
○(2)学派・流派。
ずぐじじ
【ズグジジ】
◇Zugdidi
○(1)(Zugdidi Rayon)⇒ずぐじじけん(ズグジジ県)
○(2)グルジア中西部、サメグレロ・ゼモスバネティ地区(Same-
grelo-Zemo Svaneti Mkhare)南西部のズグジジ県中央部にある、
地区の行政所在地。県都。
北緯42.50°、東経41.86°の地。
コルヒダ低地([英]Kolkhida Lowland)に位置する。
〈人口〉
1989(平成元)4万9,614人。
2002(平成14)6万8,900人。
ずぐじじけん
【ズグジジ県】
◇Zugdidi Rayon、[英]Municipality of Zugdidi
○グルジア中西部、サメグレロ・ゼモスバネティ地区(Same-
grelo-Zemo Svaneti Mkhare)南西部の県。北部・北西部をアブ
ハジア自治共和国に隣接し、南西部を黒海に面する。
県都はズグジジ。
〈面積〉
682平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)12万4,846人(1月12日現在)。
2002(平成14)16万7,760人(1月17日現在)。
すくせ
【宿世】
○(1)[仏]前世。
○(2)[仏]前世からの因縁。宿縁。
「しゅくせ」とも読む。
◎宿世の引く方(カタ)
すくーたー
【スクーター】
◇[英]scooter
○(1)[交]運転者が足をそろえ腰掛けて乗る形式の小型オート
バイ。
英語では「モータースクーター(motor scooter)」。
参照⇒おーとばい(オートバイ)
◎1954. 4.(昭和29)日本で公開された映画『ローマの休日(Ro-
man Holiday)』でオードリ・ヘップバーン(Audrey Hepburn)が
乗って知られる。
○(2)子どものおもちゃの一種。車輪を備えた細長い板にT字
型のハンドルをつけた乗り物。片足を板に乗せ、もう一方の足
で地面をけって走らせる。
すくたり
【スクタリ】
◇[伊]Scutari
○(1)[地](Lake Scutari)⇒しゅこだるこ(シュコダル湖)
○(2)[古]トルコの町ウスクダル(Uskudar)の旧称。
⇒うすくだる(ウスクダル)
すくたりこ
【スクタリ湖】
◇[英]Lake Scutari
○[地]⇒しゅこだるこ(シュコダル湖)
ずぐでぃでぃ
【ズグディディ】
◇Zugdidi
○⇒ずぐじじ(ズグジジ)
ずくてつ《づくてつ》
【銑鉄】
○⇒づくてつ(銑鉄)
すくーなー
【スクーナー】
◇[英]schooner
○[海]西洋式帆船の一種。2〜4本のマストをもつ軽快な縦帆
船(ジュウハンセン)。
オランダ語で「スクーネル(schoener)」とも呼ぶ。
参照⇒よーる(ヨール)(1),きみさわがた(君沢形)
◎18世紀以降、アメリカで発達。
すくなびこなじんじゃ
【少彦名神社】
○大阪府大阪市中央区道修町(ドショウマチ)にある神社。
日本の医薬の神の少彦名神と、中国の薬祖神の神農(シンノウ)を
祀(マツ)る。
「神農さん」とも呼ぶ。
◎11月22〜23日の神農祭(サイ,マツリ)が著名。
1822(文政 5)コレラが流行したときから盛大に行われるよう
になったといわれ、疫病除けの張り子の虎を神社で配布する。
◎1986(昭和61)用のお年玉切手は神農の虎。
すくなびこなのかみ
【少彦名神】
【少名毘古那神】
◇[日]Sukuna Bikona no Kami
○[日本神話]海の向こうから葦原中国(アシハラノナカツクニ)に渡って来
た、体が小さく、敏捷・忍耐力に富み、穀霊的性格が強い神。
出雲(イズモ)に根拠地をおく大国主命(オオクニヌシノミコト)と協力して
国土経営に当たり、温泉を開発、医療・禁厭(マジナイ)の法を定
め、酒を造る。のちに伯耆(ホウキ)国淡島で粟茎(アワガラ)に弾(ハジ)
かれて常世国(トコヨノクニ)に行った。
農業・医薬・酒造・温泉の神として広く信仰される。
参照⇒すくなびこなじんじゃ(少彦名神社),おおくにぬしの
みこと(大国主命,オオクニヌシノミコト)
◎『日本書紀』では高皇産霊神(タカミムスヒノカミ)の子。
『古事記』では神産巣日神(カミムスヒノカミ)の子。
◎宮内省内で皇室守護神として祀(マツ)られていた韓神の一つ。
参照⇒からのかみ(韓神)
すぐなもじ
【直な文字】
○[文]『徒然草』で平仮名「し」を表した言葉。
◎『徒然草』:ふたつ文字(こ)牛のつの文字(い,ひ)直な文字
(し)ゆがみ文字(く)とぞ君はおぼゆる。
すくね
【宿禰】
○(1)[歴]古代、天皇が臣下・近臣を親しんで呼んだ称。
武内宿禰(タケノウチノスクネ)の類。
○(2)[歴]八色(ヤクサ)の姓(カバネ)の第三。
連(ムラジ)の姓を持っていた大伴(オオトモ)・佐伯(サエキ)など朝廷
豪族中の有力な諸氏に与えられた。
大伴宿禰(オオトモノスクネ)の類。
参照⇒やくさのかばね(八色の姓,八色姓)
◎「大兄(オオエ)」に対する「少兄(スクナエ)」の約ともいう。
すくねじんじゃ
【宿禰神社】
○東京都墨田区にある神社。
相撲の神様である野見宿禰(ノミノスクネ)を祀(マツ)る。
参照⇒のみのすくね(野見宿禰)
◎2003. 5. 9(平成15)横綱朝青龍、土俵入りを奉納。
すくーねる
【スクーネル】
◇[蘭]schoener
○[海]⇒すくーなー(スクーナー)
すくばる
【スクバル】
◇[露]Shkval([英]Squall)
○[軍]ロシア(旧ソ連)製の超高速魚雷VA−111。
参照⇒[2]ふーと(フート)
◎ソ連、1977(昭和52)以降に実用配備。
すくも
【すくも】
○(1)[古]アシ(葦)・カヤ(萱)などの枯れたもの。またはアシ
の根とも、藻屑(モクズ)ともいう。
○(2)[鉱]⇒でいたん(泥炭)
すくもし
【宿毛市】
◇[日]Sukumo Shi
○高知県南西部の市。北部・東部を四万十市、南東部を土佐清
水市に接し、西部を愛媛県に隣接。
南西部は宿毛湾に面し、真珠母貝・ハマチの養殖が盛ん。
縄文後期の宿毛貝塚がある。
◎1954(昭和29)市制施行。
すくらっち
【スクラッチ】
◇[英]scratch(引っ掻く)
○(1)かき傷・かすり傷。
参照⇒すくらっちてすと(スクラッチ・テスト),すくらっち
のいず(スクラッチ・ノイズ),すくらっちぼーど(スクラッチ・
ボード)
○(2)走り書き用。
参照⇒すくらっちぱっど(スクラッチ・パッド)
○(3)[楽](scratch noise)⇒すくらっちのいず(スクラッチ・
ノイズ)
○(4)[楽](ラップミュージックで)回転しているレコードを手
で細かく前後に回転させて音を出すこと。
○(5)[運](scratch game)⇒すくらっちげーむ(スクラッチ・ゲ
ーム)
○(6)[運](scratch hit)⇒すくらっちひっと(スクラッチ・ヒッ
ト)
○(7)[運](scratch player)⇒すくらっちぷれーやー(スクラッ
チ・プレーヤー)
○(8)[古][運](scratch race)⇒[1]すぷりんと(スプリント)(3)
すくらっちがーどこーと
【スクラッチガードコート】
◇[英]scratch guard coat
○[工]車体などの塗装表面についた軽い擦(カス)り傷痕(キズアト)
を自己復元する、弾力のある特殊樹脂を配合した塗装。
◎2006.12. 2(平成18)日産自動車、SUV車エクストレイル
(X-TRAIL)の特別仕様車に採用と発表。
すくらっちげーむ
【スクラッチ・ゲーム】
◇[英]scratch game
○[運](ゴルフ・ボーリング)ハンディキャップをつけずに行う
試合。また、その試合法。
「スクラッチ・マッチ(scratch match)」とも、単に「スクラッ
チ」とも呼ぶ。
すくらっちてすと
【スクラッチ・テスト】
◇[英]scratch test
○[医]アレルギー体質の診断をする皮膚反応試験の一種。
皮膚につけた軽いかすり傷にアレルギー物質をつけて、炎症
を起こすかどうかを調べるもの。
参照⇒ぱっちてすと(パッチ・テスト)
すくらっちのいず
【スクラッチ・ノイズ】
◇[英]scratch noise
○[楽]レコードの傷による雑音。
単に「スクラッチ」とも呼ぶ。
すくらっちぱっど
【スクラッチ・パッド】
◇[英]scratch pad
○(1)(はぎ取り式の)メモ帳。雑記用の便箋(ビンセン)。
○(2)[通][計]情報の一時記憶機能。
すくらっちひっと
【スクラッチ・ヒット】
◇[英]scratch hit
○[運](野球やビリヤードなどで)まぐれ当たり。
すくらっちぷれーやー
【スクラッチ・プレーヤー】
◇[英]scratch player
○(1)[運]ハンディキャップ・ゼロの選手。
単に「スクラッチ」とも呼ぶ。
○(2)[運]出場を取り消した選手。
単に「スクラッチ」とも呼ぶ。
すくらっちぼーど
【スクラッチ・ボード】
◇[英]scratchboard
○[美][印]版画の一種。厚紙に白い粘土を塗り、表面をひっか
くようにして土を削(ケズ)り出して版を作る。
表面に色を塗り、引っ掻(カ)いて白い線画を描いたりもする。
参照⇒すぐらふぃてぃー(スグラフィティー)
すくらっちまっち
【スクラッチ・マッチ】
◇[英]scratch match
○[運]⇒すくらっちげーむ(スクラッチ・ゲーム)
すくらっちれーす
【スクラッチ・レース】
◇[英]scratch race
○[古][運]⇒[1]すぷりんと(スプリント)(3)
すくらっぷ
【スクラップ】
◇[英]scrap(切れ端)
○(1)新聞・雑誌などの記事から必要な部分を切り抜く(clip)
こと。また、その切り抜いたもの。
「きりぬき(切り抜き,切抜き)」とも呼ぶ。
参照⇒すくらっぷぶっく(スクラップブック)
○(2)くず(屑)・廃品。
○(3)(特に)屑鉄(クガテツ)。金属の廃物。
溶解してリサイクル(再生産)する。
すくらっぷぶっく
【スクラップブック】
◇[英]scrapbook
○新聞・雑誌などの記事の切り抜きを貼って保存するノート
(帳面)。
「きりぬきちょう(切り抜き帳,切抜き帳)」とも呼ぶ。
すくらぶ
【スクラブ】
◇[英]scrub
○(英語で)低木(shrub)が密集した雑木林。
◎まばらなものは「コーピス(coppice)」,「コプス(copse)」。
すぐらふぃてぃー
【スグラフィティー】
◇(複数形)sgraffiti/(単数形)sgraffito(スグラフィトー)
○[美]色の異なる層になった素材で、下層を削り出して模様を
描く技法。また、その作品。
参照⇒ぐらふぃてぃー(グラフィティー)(1),かめお(カメオ),
すくらっちぼーど(スクラッチ・ボード)
すぐらふぃとー
【スグラフィトー】
◇(単数形)sgraffito/(複数形)sgraffiti
○[美]⇒すぐらふぃてぃー(スグラフィティー)
すくらーべ
【スクラーベ】
◇[独]Sklave
○(ドイツ語で)奴隷(ドレイ)。
⇒どれい(奴隷)
★[1]すくらむ
【スクラム】
◇[英]scram
○(1)(デモや座り込みなどで)大勢の人が腕や肩を組んで横隊
・人垣(ヒトガキ)を作ること。
◎スクラムを組む
○(2)[運](ラグビーで)チームの前衛が組み合うこと。
◎スクラムトライ(scrum try)
○(3)[原]原子炉の緊急停止。また、その装置。
参照⇒いーしーしーえす(ECCS)
[2]すくらむ
【スクラム】
◇[登録商標]SCRUM
○[交]マツダが販売する軽ワゴン車。
スズキが製造・販売するエブリイ(EVERY)のOEM。
すくらむじぇっとえんじん
【スクラムジェット・エンジン】
◇[英]scramjet engine
○[空]超音速燃焼ラムジェット・エンジン(supersonic Combus-
tion ramjet engine)の略称。
参照⇒らむじぇっとえんじん(ラムジェット・エンジン)
◎2004. 3.27(平成16)NASA(アメリカ航空宇宙局)、無人実
験機X−43A(全長3.65メートル)がB52爆撃機からペガサ
ス・ブースターロケット(Pegasus booster rocket)で上空3万
メートルに達してから切り離され、約10秒間自力飛行してマッ
ハ7(時速約8,000キロメートル)を達成。
2004. 8.30(平成16)NASA、X−43Aがギネス・ワール
ド・レコーズに最速の記録として公式認定されたと発表。
2004.11.16(平成16)NASA、X−43Aが約マッハ9.8(時
速約1万1,000キロメートル)で飛行と発表。
2006. 3.30(平成18)JAXA(宇宙航空研究開発機構)、オー
ストラリア南部のウーメラ実験場でスクラムジェット・エンジ
ン燃焼装置の日本初の飛行実験を行う。4月19日性能試験は失
敗と発表。
◎X−45Aはボーイング社の無人爆撃機。
参照⇒むじんばくげきき(無人爆撃機)
★すくらろーす
【スクラロース】
◇[英]sucralose
○[食]ゼロ・カロリーの甘味料の一種。
甘さは蔗糖(ショトウ)(sucrose)の600倍。
すくらんとん
【スクラントン】
◇Scranton
○アメリカ合衆国東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
State)北東部のラカワナ郡(Lackawanna County)中央部にある
郡都。
北緯41.40°、西経75.67°の地。
〈人口〉
1975(昭和50)10万人。
1990(平成 2) 8万1,805人。
2000(平成12) 7万6,081人。
すくらんぶる
【スクランブル】
◇[英]scramble
○(1)[自動]はい登る。
○(2)[自動]奪い合う。
○(3)[他動]ごちゃ混ぜにする・かき混ぜる。
○(4)[他動](急いで)かき集める。
○(5)[名][軍][空]緊急発進・緊急出撃。
防空識別圏内に侵入した国籍不明機または敵機に対し、基地
に待機している迎撃戦闘機を最短時間で発進させる行動。
参照⇒あらーと(アラート)(2),[1]いんとるーだー(イントル
ーダー)(4)
○(6)[名][料]スクランブルエッグの略称。
⇒すくらんぶるえっぐ(スクランブルエッグ)
○(7)[名][交]スクランブル交差点の略称。
○(8)[名][通]電話・無線通信などで、盗聴防止のために周波
数を変えて相手を混乱させること。
すくらんぶるえっぐ
【スクランブルエッグ】
◇[英]scrambled eggs
○[料]洋風の炒(イ)り卵。
卵に牛乳・バターなどを加え、手早くかき混ぜて半熟状に仕
上げたもの。
◎そぼろ状に強く加熱した和風に較べ、とろりとしている。
すくらんぶるこうさてん《すくらんぶるかうさてん》
【スクランブル交差点】
◇[英]scramble crossing
○[交]交差点で歩行者を横断させる一方式。
赤信号で全方向の車両を一斉に停止させ、その間に歩行者を
あらゆる方向に自由に渡らせるもの。
◎信号機は車両用と歩行者用に別れていなければ出来ない。
◎1968.11.16(昭和43)名古屋市内の交差点で全赤信号の試験開
始。
1968.12. 1(昭和43)熊本市子飼橋交差点で初めて実施。
1975. 8.20(昭和50)全国実施。
すくり
【村主】
○[歴]⇒すぐり(村主)
★すぐり
【スグリ】
【酸塊】
○(1)[植]ユキノシタ目(Saxifragales)スグリ科(Grossularia-
ceae)スグリ属(Ribes)の落葉低木の総称。世界に約150種ある。
果実は球形・半透明の液果で、甘酸っぱく、食べられる。
◎ユキノシタ科(Saxifrageceae)スグリ属とすることも多い。
○(2)[植]([学]Ribes sinanense)(1)の一種。長野県特産。
果実は長球形で赤褐色に熟し、食べられる。
○(3)[植]グーズベリーやカレンツの通称。
参照⇒ぐーずべりー(グーズベリー),かれんつ(カレンツ)(2)
すぐり
【村主】
○[歴]古代の姓(カバネ)の一つ。
韓・漢からの渡来人の統率者に与えられ、県主(アガタヌシ)に属
して、戸口(ココウ)・租帳などを取り扱った。
「すくり(村主)」とも呼ぶ。
◎古代朝鮮語の「すき(村)」と「にむり(主)」の転化という。
すくりーにんぐ
【スクリーニング】
◇[英]screening
○(1)[映]上映・映写。撮影。映画化。
○(2)審査・選抜・選考。適格審査・選別試験・ふるい分け試
験。
○(3)[医]集団検診。
○(4)[原]被曝状況検査。
○(5)フルイ(篩)にかけて残ったカス。
○(6)[建]細骨材。
すくりぷと
【スクリプト】
◇[英]script
○(1)手書き・筆跡(handwriting)。手書き文字。
○(2)[印]手書き文字に似せた欧文活字の書体。
○(3)(転じて)手稿・(手書きの)原稿。
○(4)[劇][映][放]撮影作業を記録する係(スクリプター)の書
いた記録。
○(5)[劇][映][放]脚本・台本。
○(6)(転じて)ある出来事の粗筋。
○(7)[計]応用プログラム用の、実行命令を手順に従って記述
したファイル。
◎フランス語:スクリプト(script)。
ドイツ語:スクリプト(Skript)/シュリフト(Schrift)(手書
き)/テキスト(Text)(脚本)。
すくりめーじ
【スクリメージ】
◇[英]scrimmage
○⇒すくりめっじ(スクリメッジ)
すくりめっじ
【スクリメッジ】
◇[英]scrimmage
○(1)つかみ合い・組み打ち。喧嘩(ケンカ)。
「スクリメージ」とも呼ぶ。
○(2)小競り合い・乱闘。
「スクリメージ」とも呼ぶ。
◎大乱闘(battle royal):⇒ばとるろいやる(バトルロイヤル,
バトル・ロイヤル)(1)
○(3)[運]アメリカンフットボールで、センターがボールを地
面から持ち上げ味方の一人に投げて(snap)から、ボールが死ぬ
(dead)までのプレー。
「スクリメージ」とも呼ぶ。
○(4)[運]ラグビーで、スクラムを組むこと(scrummage)。スク
ラム(scrum)。
「スクリメージ」とも呼ぶ。
○(5)[運]同一チームのメンバーが二組に分かれて行う練習試
合。
「スクリメージ」とも呼ぶ。
すくりやびん
【スクリヤビン】
◇Aleksandr Nikolaevich Skryabin
○[人]⇒すくりゃびん(スクリャビン)
すくりゃびん
【スクリャビン】
◇Aleksandr Nikolaevich Skryabin
○[人]ロシアの作曲家・ピアノ奏者(1872〜1915)。
代表作は交響曲『プロメテ』・『法悦の詩』など。
「スクリャービン」,「スクリヤビン」とも呼ぶ。
すくりゃーびん
【スクリャービン】
◇Aleksandr Nikolaevich Skryabin
○[人]⇒すくりゃびん(スクリャビン)
★すくりゅー
【スクリュー】
◇[英]screw
○(1)ネジ(螺子)の英語名。
⇒ねじ(ネジ,螺子,捩子,捻子)
○(2)[海]船舶の螺旋(ラセン)推進器。
旧称は「暗車(アンシャ)」。
参照⇒おんもん(音紋),まんがんせいどう(マンガン青銅)
すくりゅーどらいばー
【スクリュードライバー】
◇[英]screwdriver
○(1)ねじ回し。
日本語では単に「ドライバー」とも呼ぶ。
○(2)[食]ウオツカとオレンジジュースを混ぜたカクテル。
★すくりーんいんさつ
【スクリーン印刷】
◇[英]screenprocess printing/serigraphy
○[印]孔版印刷・謄写印刷の一つ。
「シルク・スクリーン印刷(silk screen printing)」とも呼ぶ。
参照⇒うぉーほる(ウォーホル)
すくりーんとーん
【スクリーントーン】
◇[英]screen tone
○[美]図柄を印刷した透明または半透明のフイルム。
裏に接着剤としてロウ(蝋)状物質が塗布され、図柄を施(ホド
コ)したい紙などに圧着し、カッターで不要箇所を切って剥(ハ)
ぎ取るもの。
図柄は波形・斜線・市松・透綾・波紋・花柄など多種多様で、
その図柄のサイズも多種多様にある。
参照⇒からーとーん(カラートーン)(2)
すくーるくらふとぐん
【スクールクラフト郡】
◇[英]Schoolcraft County
○アメリカ合衆国中北東部、ミシガン州(Michigan State)北部
の郡。南部をミシガン湖(Lake Michigan)に面する。
郡都はマニスティーク(Manistique)。
〈人口〉
1980(昭和55)8,574人。
1990(平成 2)8,302人。
2000(平成12)8,903人。
2005(平成17)8,819人。
すくるど
【スクルド】
◇[古代北欧語]Skuld
○[ゲルマン・北欧神話]運命の女神ノルネン(Nornen)の一神。
未来をつかさどる。
参照⇒のるねん(ノルネン)
[1]すくれ
【スクレ】
◇[フ]sucre
○[形](フランス語で)甘い
◎スクァ(sucre):砂糖。
[2]すくれ
【スクレ】
◇[西]sucre
○[経]エクアドルの通貨単位。
1スクレ=100センターボス(centavos)。
[3]すくれ
【スクレ】
◇Sucre
○(1)南アメリカ、ボリビアの憲法上の首都。チュキサカ県(De-
partamento de Chuquisaca)の県都。
南緯19.06°、西経65.26°の地。
〈人口〉
1973(昭和48)11万人。
1992(平成 4)13万1,800人。
2001(平成13)19万4,900人。
2004(平成16)20万9,000人。
◎政庁所在地はラパス(La Paz)。
○(2)(Departamento de Sucre)⇒すくれけん(スクレ県)
すくれいぱー
【スクレイパー】
◇[英]scraper
○(1)こする人。こすり取る道具。
「スクレーパー」とも呼ぶ。
○(2)(玄関などに置く)靴の泥落とし。
「スクレーパー」とも呼ぶ。
○(3)(ペンキを削り落とす)コテ。
「スクレーパー」とも呼ぶ。
○(4)[料](鍋などに付いている食材を掻(カ)き落とす)硬いゴム
製などのヘラ。
「スクレーパー」とも呼ぶ。
○(5)[建]掘削機の一種。
走りながら土砂の削土(サクド)・運搬・撒土(サンド)する土木機
械。
「スクレーパー」とも呼ぶ。
○(6)[機]⇒きさげ(きさげ,刮げ,削げ)
○(7)[歴]旧石器中期以降の石器。
ブレード(blade)(石刃)の一種で、掻き取ったり削り取った
りする道具。
「スクレーパー」,「削器(サッキ)」,「掻器(ソウキ)」とも呼ぶ。
すくれいぴー
【スクレイピー】
◇[英]scrapie
○[生]ヒツジ(羊)のプリオン病。
イギリス北部やアイスランドで発見され、発病すると運動失
調を起こす。また知覚異常から全身が痒(カユ)くなり、牧場の柵
に体をこすりつけ毛が抜け出血する。
好発する系統もあるが、感染性もある。
2001(平成13)現在、確認されているスクレイピーのプリオン
は約20種類。
「スクレピー」とも呼ぶ。
参照⇒ぷりおん(プリオン)
◎狂牛病の発生の原因として、感染したヒツジ肉をウシの飼料
としたことがあげられている。
2004. 5.(平成16)フランスの研究チーム、異常プリオンが筋
肉にもわずかに蓄積することを発表。筋肉の検出量は脳にたま
る約5千分の一。
参照⇒きょうぎゅうびょう(狂牛病)
◎1984(昭和59)北海道で初めて確認。
1999. 9.(平成11)東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩町(オクタママチ)
で確認。
2001.10.16(平成13)茨城県、茨城大学農学部で実験用のヒツ
ジ1頭(1995. 3.生れ)がスクレイピーで同年5月10日に死亡し
ていたことを発表。日本では1984(昭和59)以降58頭目。
2003. 9.20(平成15)北海道、中川郡(ナカガワグン)本別町(ホンベツ
チョウ)で3歳のサフォーク種雌ヒツジに発生と発表。
2003.10.23(平成15)北海道酪農畜産課が本別町の農場で飼わ
れていたヒツジを検査した結果、ほかに2頭でスクレイピー陽
性と判定され、同じ農場で飼われていた羊101頭すべてが焼却
処分となる。日本では1984(昭和59)以降62頭目。
2005. 4.28(平成17)神奈川県、秦野市の農場で飼育されてい
た雌ヒツジ(サフォーク種)1頭が感染していたと発表。日本で
は1984(昭和59)以降63頭目。
2011. 4.14(平成23)福岡県、福岡市油山牧場で飼育されてい
た雄ヒツジ1頭が感染と発表。2005(平成17)以来。
すくれけん
【スクレ県】
◇[西]Departamento de Sucre、[英]Sucre Department
○コロンビア北部の県。北西部をカリブ海(Caribbean Sea)に
面する。
県都はシンセレホ(Sincelejo)。
すくれーぱー
【スクレーパー】
◇[英]scraper(スクレイパー)
○[歴]⇒すくれいぱー(スクレイパー)(7)
すくれぴー
【スクレピー】
◇[英]scrapie
○[生]⇒すくれいぴー(スクレイピー)
すくろーたむ
【スクロータム】
◇[英](単数形)scrotum/(複数形)scrota(スクロータ)
○(英語で)陰嚢(インノウ)。
⇒いんのう(陰嚢)
すくろーとぅむ
【スクロートゥム】
◇[独]Skrotum
○(ドイツ語で)陰嚢(インノウ)。
⇒いんのう(陰嚢)
すくろーる
【スクロース】
◇[英]sucrose
○[食](英語で)蔗糖(ショトウ)。
すくろーる
【スクロール】
◇[英]scroll
○(1)[歴]パピルスまたは羊皮の巻き物。また、その古文書。
両端に巻くための軸がある。
○(2)渦巻(ウズマ)き模様・雲形模様。渦巻き飾り。
○(3)[建](柱の頭や家具の脚などにある)渦巻き形の装飾。
○(4)[楽](弦楽器の頭部などの)渦巻き飾り。
○(5)[計]ウィンド画面で1画面に入らない部分を、現在表示
されている部分を上下または左右に動かすようにして表示させ
ること。また、その機能。
マウスカーソルでスクロールバー(scroll bar)をクリック
するか、矢印キーを押して移動させる。
◎ページをめくるように「ページアップ(前頁)」・「ページダウ
ン(次頁)」して表示させることも出来る。
すくろーるばー
【スクロールバー】
【スクロール・バー】
◇[英]scroll bar
○[計]ウィンド画面の下端と右端に帯状に表示される、画面移
動の操作部分。
下端は左右移動(水平方向)、右端は上下移動(垂直方向)に使
用する。
参照⇒すてーたすばー(ステータスバー,ステータス・バー)
すくわっど
【スクワッド】
◇[英]squad
○[軍]⇒すくわーど(スクワード)
すくわーど
【スクワード】
◇[英]squad
○(1)[軍]分隊。
⇒ぶんたい(分隊)
○(2)(運動競技や仕事などの)団・隊・組・班・チーム([英]
team)。
「スクワッド」とも呼ぶ。
◎イタリア語:スクワードラ(squadra)。
すくわーどかー
【スクワードカー】
◇[英]squad car
○パトロール・カー(patrol car)の英語名。
⇒ぱとろーるかー(パトロール・カー)
すくわーどら
【スクワードラ】
◇[伊]squadra
○(イタリア語で)団・隊・組・班・チーム([英]team)。
参照⇒すくわーど(スクワード)
すくわーどろん
【スクワードロン】
◇[英]squadron
○(1)[軍]陸軍の騎兵大隊。
○(2)[軍]海軍の小艦隊・戦隊。
艦隊(fleet)の一部を構成する。
参照⇒かんたい(艦隊)
○(3)[軍]空軍の飛行中隊。
小隊(flights)2個以上で編制する。
すくんびおすしゅう《かくんびおすしう》
【スクンビオス州】
◇[西]Provincia de Sucumbios、[英]Sucumbios Province
○エクアドル北東部の州。南部をオレジャアナ州(Provincia
de Orellana)に接し、北部をコロンビア、南東端をペルーに隣
接。
州都はヌエバ・ロハ(Nueva Loja)。
〈面積〉
1万8,008.3平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2) 7万6,952人(11月25日)。
2001(平成13)12万8,995人(11月25日)。
すけ
【すけ】
【スケ】
【助】
○[俗]おんな。特に、情婦。
参照⇒すけばん(スケバン,スケ番,助番),すけこまし(すけこ
まし,助こまし)
★すげ
【スゲ】
【菅】
○[植]イネ目(Poales)カヤツリグサ科(Cyperaceae)スゲ属(Ca-
rex)の草本の総称。
「すが(菅)」とも呼ぶ。
すげ
【菅】
○(1)[植]⇒すげ(スゲ,菅)
○(2)[植]山野に自生する多年草。スゲ属(Carex)のほか、ハマ
スゲ(浜菅)などのカヤツリグサ科(Cyperaceae)も含む。
夏に葉を刈(カ)り、葉の広いもので笠(カサ)を、狭いもので蓑
(ミノ)・縄(ナワ)などを作った。
「すが(菅)」とも呼ぶ。
◎根が深いことから、和歌では「根深し」に続けることが多い。
ずけ《づけ》
【ずけ】
【漬け】
○[食]⇒づけ(漬け)
すけあ
【スケア】
◇[英]scare
○(1)[他動]怖がらせる・おびえさせる。
○(2)[他動]びっくりさせる・おどす。
参照⇒すけあくろー(スケアクロー)
○(3)[名]恐怖。
○(4)[名]驚き。
◎過去分詞・形容詞:⇒すけあーど(スケアード)
すけあくろー
【スケアクロー】
◇[英]scarecrow
○(1)(英語で)カカシ(案山子)。
⇒かかし(カカシ,案山子,鹿驚)
◎「カラス(crow)」を「おどす(scare)」から。
○(2)こけおどし。
○(3)(カカシのように)痩(ヤ)せた人。
○(4)ぼろ服を着た人。
すけあーど
【スケアード】
◇[英]scared
○(1)"scare"の過去分詞。
参照⇒すけあ(スケア)
○(2)[形]おびえた。
○(3)[形]怖がって。
すけこまし
【すけこまし】
【助こまし】
○[古][俗]女性(すけ)を誘惑して自分のものにし弄(モテアソ)ぶこ
と。また、その者。
◎もと、的屋(テキヤ)仲間の隠語で、娘をたらしこみ、売り飛ば
すこと。
すけさん
【助さん】
○『水戸黄門漫遊記』で黄門のお供をしたとされる人物の一人。
佐々宗淳(ムネキヨ)(十竹<ジッチク>)がモデル。
参照⇒かくさん(格さん),かざぐるまのやしち(風車の弥七)
すけそうだら
【スケソウダラ】
【助宗鱈】
【助惣鱈】
○[魚]⇒すけとうだら(スケトウダラ,介党鱈)
すけた
【簀桁】
○(1)和紙を漉(ス)く道具の漉き簀(スキス)と漉き桁(スキケタ,スキゲタ)
の併称。
「すげた(簀桁)」とも呼ぶ。
○(2)(1)の木枠。
「すげた(簀桁)」,「漉き桁(スキケタ,スキゲタ)」とも呼ぶ。
すげた
【簀桁】
○⇒すけた(簀桁)
ずけっと
【ズケット】
◇[伊]zucchetto
○[宗]カトリック教会の聖職者が用いる半球形の小頭巾(ズキン)。
階級により色分けされている。
参照⇒すかるきゃっぷ(スカルキャップ)
◎修道女:⇒こいふ(コイフ)(1)
ユダヤ教:⇒きっぱ(キッパ)
★すけーと
【スケート】
◇[英]skate
○(1)[運]スケート靴。
「スケートシューズ(skate shoes)」とも呼ぶ。
◎英語ではスポーツは「スケーティング(skating)」と呼ぶ。
○(2)[運]アイススケート(ice skating)。
○(3)[運]ローラースケート(roller skating)。
参照⇒ろーらーすけーと(ローラースケート)
★すけとうだら《すけたうだら》
【スケトウダラ】
【介党鱈】
◇[英]Alaska pollock/walleye pollock/Alaska pollack/
walleye pollack
○[魚]タラ目(Gadiformes)タラ科(Gadidae)の海産の硬骨魚。
「スケソウダラ(助宗鱈,助惣鱈)」,「メンタイ(明太)」,「明太魚
(メンタイギョ)」とも呼ぶ。
◎「メンタイ(明太)」は朝鮮語の「ミョンテ(明太<myongte>)」か
ら。李朝太祖のとき、咸鏡道明川の漁夫太某が釣ったことによ
るという。
すけーとしゅーず
【スケートシューズ】
◇[英]skate shoes
○[運]⇒すけーと(スケート)
★すけーとぼーど
【スケートボード】
◇[英]skateboard
○[運]
和略語で「スケボー」とも、「サーフローラー(surf roller)」
とも呼ぶ。
すげぬま
【菅沼】
◇[日]Suge Numa
○[地]群馬県の北西、栃木県との県境にある湖。
日光白根の爆発できた堰止湖(セキトメコ)。
◎下流には同じ堰止湖の丸沼(丸沼と大尻沼)がある。
すけばん
【スケバン】
【スケ番】
【助番】
○[俗]女の番長。
◎「すけ(助)」は「女」の俗語。
◎スケバン刑事(デカ):TVドラマ。シリーズで斉藤由貴(ユキ)
・南野陽子・浅香唯(アサカ・ユイ)がそれぞれ主演。
すけばん
【助番】
○当番が欠勤したとき、その補欠として番を勤めること。また、
その人。
すけーぷごーと
【スケープゴート】
◇[英]scapegoat
○(1)[聖]『旧約聖書』「レビ記(the Book of Leviticus)」に記
(シル)されている、贖罪(ショクザイ)のヤギ(山羊)(goat)。
古代ユダヤ、贖罪日の儀式で人間の罪を負わせて荒野に放さ
れた。
「贖罪のヤギ」とも呼ぶ。
参照⇒よむきぷーる(ヨム・キプール),あざぜる(アザゼル)
◎「スケープ(scape)」は「エスケープ(escape)(逃がす)」の中世
英語で、俗に「エスケープゴート(escape goat)」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)他人の罪を負わされる人。身代わり・生贄(イケニエ)。
○(3)[政]民衆の不平や憎悪に対し、原因と関係もない社会的
弱者や政治的小集団を悪玉にして責任を転嫁すること。
◎ナチス政権下のユダヤ人や、関東大震災直後の朝鮮人など。
すけぷちっく
【スケプチック】
◇[英]sceptic、[米]skeptic
○⇒すけぷてぃっく(スケプティック)
すけぷてぃっく
【スケプティック】
◇[英]sceptic、[米]skeptic
○(1)[形]懐疑的な・懐疑論の。
「スケプチック」とも呼ぶ。
○(2)[名]疑い深い人。懐疑論者。
「スケプチック」とも呼ぶ。
○(3)[名](転じて)無神論者。
「スケプチック」とも呼ぶ。
すけべ
【助部】
◇[日]Sukebe
○[古]大分県中津市の地名。
◎1952(昭和27)上如水(カミジョスイ)に地名変更。
すけぼー
【スケボー】
◇[英]skateboard
○[俗][運]スケートボードの和略語。
⇒すけーとぼーど(スケートボード)
★[1]すけーる
【スケール】
◇[英]scale
○目盛り。
★[2]すけーる
【スケール】
◇[英]scale
○天秤(テンビン)。
[3]すけーる
【スケール】
◇[英]scale
○(1)[動](魚類・爬虫類・蝶類などの)ウロコ(鱗)
⇒うろこ(鱗)
○(2)湯あか。
○(3)(皮膚病による)かさぶた。
○(4)歯石。
○(5)[植]芽鱗(ガリン)。
○(5)[植]マツカサ(松毬)の鱗片(リンペン)。
すけるとん
【スケルトン】
◇[英]skeleton
○(1)骨格・骸骨(ガイコツ)。
◎スカル(skull):頭蓋骨(ズガイコツ)・ドクロ(髑髏)。
○(2)[建](船・家などの)骨組み。
○(3)ガスストーブなどの、網の目のような燃焼筒。
○(4)[運]氷上滑走競技の一種。
骨組みだけの小型鉄製そりで急斜走路を滑走するもの。
○(5)(パソコン・携帯電話などの機械で)内部の部品が見える
ようにフレームを透明樹脂で作った製品。
すけるとんすとっく
【スケルトンストック】
【スケルトン・ストック】
◇[英]skeleton stock
○自動小銃・突撃銃(アサルトライフル)・軽機関銃(マシンガ
ン)などで、パイプなどからなる骨格状の軽量銃床(ストック)。
参照⇒じゅうしょう(銃床)
すけるま
【スケルマ】
◇[伊]scherma
○[運](イタリア語で)フェンシング([英]fencing)。
⇒ふぇんしんぐ(フェンシング)
すけろくげた
【助六下駄】
○[服]差し下駄(差し歯下駄)の一種。
台裏が平らなもの。
参照⇒さしげた(差し下駄,差下駄)
すこヴぃるち
【スコヴィル値】
◇[英]Scoville scale
○[食]⇒すこびるち(スコビル値)
すこしあかい
【スコシア海】
◇[英]Scotia Sea
○[地]大西洋(Atlantic Ocean)南西部の海域。
北部をフォークランド諸島(Falkland Islands)、東部をサウ
スジョージア諸島(South Georgia Islands)とサウスサンドウィッ
チ諸島(South Sandwich Islands)、南部をサウスオークニ諸島
(South Orkney Islands)、西部を南アメリカ南端のティエラデ
ルフエゴ島([西]Isla de Tierra del Fuego)と南極大陸の南極
半島との間にあるドレーク海峡(Drake Passage)に限られる。
★すこっち
【スコッチ】
◇[英]Scotch whisky
○[食]
参照⇒ばーぼん(バーボン)
すこっちてりあ
【スコッチテリア】
◇[英]Scotch terrier
○[哺]イヌの一品種。スコットランド原産。
体高25〜28センチメートル、体重8〜10キログラムほどの小
型犬。毛は粗毛で、黒または灰色。頭は大きく、耳は立ち、脚
は短い。
主に愛玩用。
「スコティッシュテリア(Scottish terrier)」,「スコティシュ
テリア」,「スコッティー(Scottie,Scotty)」,「アバディーンテリ
ア(Aberdeen terrier)」とも呼ぶ。
すこっつでーる
【スコッツデール】
◇Scottsdale
○アメリカ合衆国南西部、アリゾナ州(Arizona State)中南部、
マリコパ郡(Maricopa County)中東部の町。
すこってぃ
【スコッティ】
◇[登録商標]scottie
○日本製紙クレシア社製のトイレットペーパーのブランド名。
◎1963(昭和38)国内初の家庭向けロール状トイレットペーパー
を発売。
すこってぃー
【スコッティー】
◇[英]Scottie/Scotty
○[哺]イヌの一品種。
⇒すこっちてりあ(スコッチテリア)
[1]すこっと
【スコット】
◇[ヘブライ語]Sukkot、[英]Tabernacles
○[宗]ユダヤ教の三大祝祭の一つ。秋の収穫を祝う祭り。
ユダヤ暦の第一月(Tishre)(旧第七月)15〜21日の七日間。
祖先がエジプト脱出後、荒野をさまよった苦労をしのび、野
外に木で仮小屋を作り、オリーブ・ブドウ・イチジクなどの収
穫物を天井から下げ、そこで起居する。
「スッコート」,「仮庵祭(カリイオサイ)」,「仮庵の祭(マツリ)」,「結茅節」
とも呼ぶ。
参照⇒しむはっととーらー(シムハット・トーラー)
◎タバナクル(Tabernacles)はユダヤ人が荒野を放浪していた
時、契約の箱をその中に納めて歩いた移動神殿のこと。
◎イスラエルでは初日が休日となる。
[2]すこっと
【スコット】
◇Scott
○(Scott County)⇒すこっとぐん(スコット郡)
★[3]すこっと
【スコット】
◇Robert Falcon Scott
○[人]イギリスの南極探検家(1868〜1912)。
★すこっと
【スコット】
【斯格的】
◇Sir Walter Scott
○[人]イギリスのロマン主義詩人・小説家(1771〜1832)。
すこっとぐん
【スコット郡】
◇[英]Scott County
○アメリカ合衆国中央部、アイオワ州(Iowa State)東部の郡。
東部・南部をイリノイ州に隣接。
郡都はダベンポート(Davenport)。
★すこっとらんど
【スコットランド】
【蘇格蘭】
◇[英]Scotland
○イギリスのグレートブリテン島(Island of Great Britain)
北部の地方。南部をシェビオット丘陵(Cheviot Hills)を介し
てイングランド(England)地方に接する。
中心都市はエディンバラ(Edinburgh)。
ラテン語名は「カレドニア(Caledonia)」。
参照⇒のばすこしあ(ノバスコシア)
◎1999(平成11)自治政府、発足。
2014. 9.18(平成26)独立の賛否を問う住民投票が行われ、翌
19日独立賛成が44.7%、反対55.3%で連合王国残留が決定。
★すこっとらんどおうこく《すこつとらんどわうこく》
【スコットランド王国】
◇[英]Scotland Kingdom
○[歴](1371〜1714)。
首都はエジンバラ(Edinburgh)。
◎古代ローマ時代は「カレドニア(Caledonia)」。
しばしばフランスと結んでイングランドと対立。
1603(慶長 8)ジェームズ六世(James VI)、インクランド王ジェ
ームズ一世となってスチュアート朝(Stuart Dynasty)を創始。
参照⇒じぇーむずいっせい(ジェームズ一世,ジェームズ1世),
どうくんれんごう(同君連合)
すこっとらんどぐん
【スコットランド郡】
◇[英]Scotland County
○アメリカ合衆国東部、ノースカロライナ州(North Carolina
State)南部の郡。北東部をホーク郡(Hoke County)、北西部を
リッチモンド郡(Richmond County)に接し、南西部をサウスカ
ロライナ州に隣接。
郡都はローリンバーグ(Laurinburg)。
すこっとらんどみんぞくとう《すこつとらんどみんぞくたう》
【スコットランド民族党】
◇[英]Scottish National Party
○[政]イギリスからのスコットランド独立を党是とする政党。
略称は「SNP」。
◎1934(昭和 9)結成。
すこっとらんどやーど
【スコットランド・ヤード】
◇[英]Scotland Yard
○(1)[俗]イギリスのロンドン警視庁の別称。
◎もと、本部の建物が旧スコットランド国王の宿舎跡のグレー
ト・スコットランド・ヤード街に建っていたことから。
1890(明治23)パーラメント街(Parliament Street)に移転。
1967(昭和42)ブロードウェー(Broadway)に移転。
○(2)[俗](ロンドン警視庁の)捜査課(Criminal Investigation
Department)刑事部の別称。
すこっぷ
【スコップ】
◇[蘭]schop
○小型のシャベル([英]shovel)。
⇒しゃべる(シャベル)
すこてぃしゅてりあ
【スコティシュテリア】
◇[英]Scottish terrier
○[哺]イヌの一品種。
⇒すこっちてりあ(スコッチテリア)
すこてぃっしゅてりあ
【スコティッシュテリア】
◇[英]Scottish terrier
○[哺]イヌの一品種。
⇒すこっちてりあ(スコッチテリア)
すこーと
【スコート】
◇[英]skirt(スカート)
○[運][服](テニスやバドミントンなどで)女性選手が着用する
競技用の短いスカート。
その下にはフリルの付いたアンスコ(underskirt)を下着の上
に着用する。
参照⇒すかーと(スカート)(1)
すこーねけん
【スコーネ県】
◇[スウェーデン語]Skane Lan、[英]Skane County
○スウェーデン南端の県。北部をハッランド県(Hallands Lan)
に接する。
県都はマルメー(Malmo)。
〈面積〉
1万1,035.4平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)112万9,550人(12月31日現在)。
2004(平成16)116万0,919人(12月31日現在)。
◎1997(平成 9)マルメヒュース県(Malmohus Lan)とクリシャン
スタード県(Kristianstad Lan)とが合併して発足。
すこーぱすさん
【スコーパス山】
◇[英]Mount Scopus/Mt.Scopus
○[地]イスラエルのエルサレム(Jerusalem)北北東にある丘。
標高834メートル。
参照⇒おりーぶやま(オリーブ山)
◎1925(大正14)ヘブライ大学(the Hebrew University)、創立。
1930(昭和 5)ハダッサ病院(the Hadassa Medical Center)、
開設。
1948(昭和23)イスラエル建国の際、ヨルダン領内にあるイス
ラエル側の飛び地となる。
1967(昭和42)六日戦争でイスラエルに編入。
すこーぴおん
【スコーピオン】
◇[英]scorpion
○(1)[動]サソリの英語名。
⇒さそり(サソリ,蠍,蝎)
○(2)[俗]チェコ製の特殊部隊用小型サブマシンガンVZ61
ピストルの通称。
カートリッジは7.65ミリ×17ミリ、マガジンは10連または20
連。
★すこびるち
【スコビル値】
◇[英]Scoville scale
○[食]辛味(カプサイシン度)を表す指数。
「スコヴィル値」とも呼ぶ。
◎1,500万0,000〜1,600万0,000:純粋カプサイシン(pure cap-
saicin)。
85万5,000〜 105万0,000:ジョロキア(Jolokia)。
10万0,000〜 35万0,000:ハバネロ(Habanero)。
2,500〜 5,000:タバスコ(Tabasco)。
★すこぶる
【頗る】
○
すこーへがん
【スコーヘガン】
◇Skowhegan
○アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)中西部のサ
マセット郡(Somerset County)南部にある郡都。
北緯44.77°、西経69.72°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)6,990人。
2000(平成12)6,696人。
すこぽふぃりあ
【スコポフィリア】
◇[英]scopophilia
○(1)[心]窃視症(セッシショウ)。
⇒せっししょう(窃視症)
○(2)[心]露出症(exhibitionism)。
◎「観察の(scop-)病的愛好(-philia)」から。
★すこぽらみん
【スコポラミン】
◇[英]scopolamine
○[生化]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)ハシリドコロ
属(Scopolia)などの植物に含まれるアルカロイドの一種。
瞳孔散大・神経麻痺などの中枢抑制作用をもち、鎮痛・鎮痙
(チンケイ)剤として用いられる。
参照⇒はしりどころ(ハシリドコロ,走野老)
◎イタリアの博物学者スコポリ(Giovanni Antonio Scopoli)
(1723〜1788)に因(チナ)む。
すこや
【スコヤ】
◇[英]square
○⇒すくえあ(スクエア)(4)
すごや
【直屋】
○[建]平面の形が長方形の民家。
⇔まがりや(曲屋,曲り屋,曲がり屋)
すこりあ
【スコリア】
◇[英](単数形)scoria/(複数形)scoriae
○(1)[鉱]岩滓。
⇒がんさい(岩滓)
○(2)[冶][工]鉱滓。
⇒こうさい(鉱滓)
[1]すこーる
【スコール】
◇[デンマーク語]skal
○乾杯・乾杯の掛け声。
参照⇒かんぱい(乾杯,乾盃)
[2]すこーる
【スコール】
◇[英]squall
○(1)[気]局部的で短時間の突風(トップウ)。風が急に吹き出し、
数分間続き、突然に止(ヤ)む現象。しばしば激しい雨・雪・み
ぞれなどを伴うことがある。
「疾風(ハヤテ)」,「陣風(ジンプウ)」とも呼ぶ。
◎瞬間的な「風の息」よりも継続時間は長い。
○(2)[気]熱帯に特有の、強風と雷鳴を伴う激しいにわか雨。
数十分間降り続けて、ぴたりと止む。
「驟雨(シュウウ)」とも呼ぶ。
◎スウェーデン語の「にわか雨(skaval-regn)」から。
★すこるぺんきゅうせんすいかん《すこるぺんきふせんすいかん》
【スコルペン級潜水艦】
◇[英]Skorpen class SSK
○[軍][海]フランスの対潜潜水艦(SSK)。
すこれっじゃ
【スコレッジャ】
◇[伊]scoreggia
○[俗](イタリア語で)屁。
⇒へ(屁)(1)
★すごろく
【すごろく】
【双六】
【雙六】
○
参照⇒じょうどすごろく(浄土双六)
◎西洋双六:⇒ばっくぎゃもん(バックギャモン)
すごろく
【スゴ録】
○[電]ソニー社製のDVDレコーダ。
◎2003.11.21(平成15)発売。
すごろくだけ
【双六岳】
◇[日]Sugoroku Dake
○[地]長野県と岐阜県の県境、北アルプスの中央部にある山。
標高2,860メートル。
すこーん
【スコーン】
◇[英]scone
○[食]ビスケット(biscuit)に似た円く平たい小型のパン。
すさ
【朱砂】
○⇒しんしゃ(辰砂)
すさ
【すさ】
【寸莎】
○[建]壁土に混ぜ込む繊維質の材料。
壁を補強し、亀裂の防止となる。
荒壁には刻んだワラ(藁)、上塗りや漆喰(シックイ)には刻んだア
サ(麻)・紙などを海草の煮汁にまぜて用いる。
「壁すさ(壁寸莎)」,「つた(寸莎)」,「すた(寸莎)」とも呼ぶ。
また、寸莎に用いるワラは「すさわら(寸莎藁)」、紙は「紙す
さ(紙寸莎)」,「紙ずさ(紙寸莎)」とも呼ぶ。
◎「(艸冠+「切」)」とも書く。
すさ
【須佐】
◇[日]Susa
○⇒すさちょう(須佐町)
★すーさ
【スーサ】
◇Susa
○イラン南西部、ペルシア湾岸近くにあった古代オリエントの
都市。
エラム(Elam)の首都、アケメネス朝ペルシアの主都として栄
えた。
現代のジズフル(Dizful)の南東23キロメートルに都市遺跡が
残る。
◎19世紀末以降から発掘され、ハムラビ法典碑などが出土。
すーざ
【スーザ】
◇John Philip Sousa
○[人]アメリカの吹奏楽指揮者・作曲家(1854.11. 6〜1932. 3.
6)。
行進曲(マーチ)やオペレッタなどを数多く作曲。
作品は1888(明治21)『忠誠(Semper fidelis)』・1889(明治
22)『ワシントン・ポスト(Washington Post March)』・1890
(明治23)『士官候補生(The High School Cadets)』・1897(明
治30)『星条旗よ永遠なれ(The Stars and Stripes Forever)』
など。
すーさいど
【スーサイド】
◇[英]suicide
○(1)自殺。
○(2)自殺者。
◎フランス語:シューシード(suicide)。
スペイン語:スウィシーディオ(suicidio)。
ドイツ語:ゼルブストモルト(Selbstmord)。
すーさいどくりふ
【スーサイドクリフ】
【スーサイド・クリフ】
◇[英]Suicide Cliff
○[地]サイパン島北部、マッピ山(Mt.Marpi)北側の断崖。
参照⇒ばんざいくりふ(バンザイクリフ,バンザイ・クリフ)
◎"suicide"は英語で「自殺」、"cliff"は「絶壁」の意味。
すざかし
【須坂市】
◇[日]Suzaka Shi
○長野県北東部、長野盆地東部の市。
すさき
【洲崎】
◇[日]Susaki
○東京都江東区東陽一丁目(旧:洲崎弁天町)の海岸埋立地。
臨海工業地区。
◎元禄年間に海岸の低湿地を埋め立てて、洲崎弁天社を祀った
のに始まる。
江戸時代からの名所・遊覧の地で、潮干狩なども行われた。
1888(明治21)本郷根津(ホンゴウ・ネヅ)の妓楼を移して「洲崎遊廓」
と呼び、1958(昭和33)売春防止法施行により廃止。
参照⇒ねづ(根津)
すざきごようてい
【須崎御用邸】
○静岡県下田市須崎にある、皇室の別邸。
◎1971.10.(昭和46)建築。
すさきし
【須崎市】
◇[日]Susaki Shi
○高知県中部、須崎湾(土佐湾の支湾)に面する市。
JR土讃本線が通じる。
〈面積〉
135.42平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万8,743人。
◎1954(昭和29)須崎町・浦ノ内村・多ノ郷(オオノゴウ)村・吾桑村
・上分(カミブン)村が合併して市制施行。
すざく
【すざく】
○[天]宇宙航空研究開発機構(JAXA)のエックス線天文衛星
アストロE2の愛称。
全長6.9メートル、重さ1.7トン。
参照⇒あかり(あかり)
◎1993. 2.(平成 5)4代目あすか(ASCA)の打ち上げに成功。
2000. 2.(平成12)アストロEの打ち上げに失敗。
2000. 7.(平成12)あすかの寿命が尽きて観測終了。
2001. 3. 2(平成13)あすか、落下。
2005. 7.10(平成17)M5ロケット6号機でアストロE2の打
ち上げに成功し、「すざく」と命名。
2005. 8. 9(平成17)エックス線微少熱量計(XRS)(high-
resolution X-ray Spectrometer)が故障。
参照⇒あすか(あすか,ASCA)
すざく
【朱雀】
◇[中]Zhuque
○(1)⇒しゅじゃく(朱雀)
○(2)⇒しゅちょう(朱鳥)(1)
すざくおおじ《すざくおほぢ》
【朱雀大路】
○[歴]平城京(ヘイジョウキョウ)・平安京(ヘイアンキョウ)の中央を南北に走
る大路。幅28丈(ジョウ)、長さ1,293丈。
大内裏(ダイダイリ)(宮城)の正門である朱雀門から南端の羅城
門(ラジョウモン)に通じる。この路の東半分を左京(サキョウ)、西半分
を右京(ウキョウ)と呼ぶ。
「しゅじゃくおおじ(朱雀大路)」とも呼ぶ。
参照⇒とばのつくりみち(鳥羽の作り道,鳥羽の作路)
◎現在の京都市の千本通(センボンドオ)りがこれにあたる。
すざくもん
【朱雀門】
○(1)[歴]中国長安の南面の門。
参照⇒なんだいもん(南大門)(1)
○(2)[歴]平城京(ヘイジョウキョウ)・平安京(ヘイアンキョウ)の大内裏(ダイダ
イリ)(宮城)の外郭十二門の一つ。
南北に走る朱雀大路(スザクオオジ)から大内裏に入る、南面中央
にある大内裏の正門。朱雀大路の北端に位置し、南端の羅城門
(ラジョウモン)と相対(アイタイ)する。
朱塗り。
「しゅじゃくもん(朱雀門)」,「しゅじゃく(朱雀)」,「南門」とも
呼ぶ。
◎平安京の門の額は弘法大師の筆になる。小野道風(トウフウ,ミチカゼ)
が、「朱」の字が「米」のように見えたので「米雀門」と嘲笑(アザワラ)っ
て祟(タタ)りを受け急死したと言う。
1998(平成10)奈良県奈良市の平城宮跡に東西の大垣(土塀)と
ともに復元。
すさちょう《すさちやう》
【須佐町】
◇[日]Susa Cho
○山口県北部、阿武郡(アブグン)の町。漁港。
〈面積〉
87.05平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)5,692人。
★すさのおのみこと《すさのをのみこと》
【素戔嗚尊】
【須佐之男命】
◇[日]Susano no Mikoto
○[日本神話]
伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の子、天照大
神(アマテラスオオミカミ)・月読尊(ツキヨミノミコト)の弟。
参照⇒つきよみのみこと(月読尊,月読命),せんつうざん(船
通山)
◎仏教の牛頭天王と習合される。
参照⇒ごずてんのう(牛頭天王)
◎江戸時代には、新羅(シラギ)に渡り朝鮮の神となって古朝鮮を
建国したと考えられた。天照大神が皇室の祖神とされることか
ら、朝鮮王は天皇の臣下という説もあった。
幕末には吉田松陰・橋本左内・林子平・佐藤信淵などによっ
て提唱された。
すーさむる
【スーサムル】
◇[トルコ語]su samuru
○[哺](トルコ語で)カワウソ(川獺)。
⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
すさわら
【すさわら】
【寸莎藁】
○[建]寸莎に用いるワラ(藁)。
参照⇒すさ(すさ,寸莎)
すーざん
【スーザン】
◇Susan
○[人](英語圏の)女性の名前。
愛称は「スー(Sue)」・「スージー(Susie)」。
★ずさん
【杜撰】
○不確かで、誤りが多いこと。
すざんな
【スザンナ】
◇Susanna
○(1)[人](英語圏の)女性の名前。
愛称は「スー(Sue)」・「スージー(Susie)」。
◎アメリカ民謡:参照⇒おおすざんな(おおスザンナ)
○(2)[聖]聖書外典『ダニエル書(Book of Daniel)』の「スザン
ナ物語」に登場する女性。
入浴を老人たちに覗(ノゾ)かれて言い寄られるが、預言者ダ
ニエルによって貞潔が証明された。
★すし
【寿司】
【鮨】
【鮓】
○[食]
参照⇒ぐんかんまき(軍艦巻き,軍艦巻),さらだまき(サラダ
巻),づけ(漬け),おおさかずし(大阪鮨)
◎箱鮨:⇒はこずし(箱鮨)
◎握り寿司(江戸前)の元祖は本所回向院(エコウイン)近くの「与兵衛
ずし」といわれ、文政年間(1818〜1829)に「鯛ひらめいつも風味
は与兵衛ずし買ひ手は店に待つて折詰」と狂歌に歌われている。
◎僧侶の隠語では「剃刀(カミソリ)」。
すーじー
【スージー】
◇Susie
○[人](英語圏の)女性の名前「スーザン(Susan)」・「スザンナ
(Susanna)」の愛称。
ずしおう《づしわう》
【厨子王】
◇[日]Zushio/Dushio
○[日本伝説]山椒太夫(サンショウダユウ)伝説に登場する人物。
姉の安寿姫(アンジュヒメ)とともに「安寿と厨子王」と併称される。
「厨子王丸」とも呼ぶ。
参照⇒さんしょうだゆう(山椒太夫)(1)
ずしおうまる《づしわうまる》
【厨子王丸】
◇[日]Zushio Maru/Dushio Maru
○[日本伝説]⇒ずしおう(厨子王)
すじぐも
【すじ雲】
【筋雲】
○[気]⇒けんうん(巻雲,絹雲)
ずしし《づしし》
【逗子市】
◇[日]Zushi Shi
○神奈川県南東部、三浦半島基部の西側にある市。北部を横浜
市(金沢区)、東部を横須賀市、南部を三浦郡(ミウラグン)葉山町(ハ
ヤママチ)、北西部を鎌倉市に接し、西部を相模湾に面する。
桜山(サクラヤマ)から葉山町長柄(ナガエ)にかけて長柄桜山古墳群
がある。
すじとり《すぢとり》
【筋取り】
○[料]マメ類のサヤインゲン・サヤエンドウ(絹さや)などから
サヤ(莢)の筋を取り除くこと。
料理する前に、サヤの端を折り、サヤに沿って引っ張って取
り除く。筋はサヤの両側にあるので、次に他端を折ったら反対
側の筋を取る。
参照⇒さやいんげん(サヤインゲン,莢隠元),さやえんどう
(サヤエンドウ,莢豌豆)
すしめし
【鮨飯】
○[食]鮨に使う、酢の味を利(キ)かせた飯。
白米を固めに炊き、鮨桶(スシオケ)に移してウチワで冷やしなが
ら、酢・塩・ミリン(味醂)または砂糖で味付けしたもの。
コンブ(昆布)を入れて炊くこともある。
「酢飯(スメシ)」,「シャリ(舎利)」とも呼ぶ。
◎鮨飯は粘(ネバ)りをきらうので古米が良いとされる。
握り寿司(江戸前)では生の魚肉に直接触れるので、時間がた
つと魚肉が酢で変色するため、店内で提供するものと持ち帰り
用に酢を加減したものと使い分けている。
すしや
【鮨屋】
【寿司屋】
○すしを作り、食べさせる、または売る店。
ずしゅう《づしう》
【豆州】
○[歴]中国風の旧国名。
⇒いず(伊豆)
すじゅーく
【スジューク】
◇[トルコ語]sucuk
○[食](トルコ語で)ソーセージ。
⇒そーせーじ(ソーセージ)
ずしょ《づしよ》
【図書】
○[古]⇒としょ(図書)
◎図書館(ズショカン)
すじょう《すじやう》
【衆生】
○⇒しゅじょう(衆生)
ずしょかん《づしよくわん》
【図書館】
○[古]明治中ころまでの図書館(トショカン)の呼称。
ずしょのかみ《づしよのかみ》
【図書頭】
○[歴]図書寮(リョウ)の長官。
★ずしょりょう《づしよれう》
【図書寮】
○(1)[歴]大宝令(タイホウリョウ)の制で中務省(ナカツカサショウ)に属する官
庁。
○(2)[古]旧宮内庁の局。宮内庁書陵部の前身。
天皇・皇族の実録の編修、図書の保管・出納をつかさどる。
「としょりょう(図書寮)」とも呼ぶ。
すしろー
【スシロー】
○[経]あきんどスシローが展開する回転すしチェーン店。
本部は大阪府吹田市。
◎1984(昭和59)大阪府豊中市にすし太郎1号店を出店。
すす
【煤】
◇[英]soot
○(1)煙に含まれて立ち昇る、不完全燃焼で発生した炭素粒。
参照⇒ゆえん(油煙)(1)
○(2)カマド(竈)やイロリ(囲炉裏)など、屋内で焚いた火の煙
よって壁・天井などに付着した黒い汚れ。
(1)の炭素粒や灰に油分、衣服などから飛散した繊維などの
埃(ホコリ)が混じり合ったもの。
◎天井の煤
★すず
【スズ】
【錫】
◇[英]tin
○[化]金属元素の一つ。元素記号は「Sn」。
◎「しゃく(錫)」とも読み、この場合は赤銅(シャクドウ)も意味する。
参照⇒しゃくどう(赤銅)(1)
◎スズ合金(pewter):⇒しろめ(白鑞,白目)(4)
◎元素記号はラテン語の"stannum"から。
すず
【スズ】
【篠】
○[植]⇒すずたけ(スズタケ,篠竹)
★すず
【鈴】
○
◎鑾(ラン):⇒らん(鑾)
すず
【珠洲】
◇[日]Suzu
○(1)⇒すずし(珠洲市)
○(2)⇒すずぐん(珠洲郡)
すずいし
【鈴石】
◇[日]suzuishi/suzu-ishi
○(1)[鉱]⇒なりいし(鳴り石,鳴石)
○(2)[鉱](特に)名寄鈴石の別称。
⇒なよろすずいし(名寄鈴石)
すずか
【鈴鹿】
◇[日]Suzuka
○(1)⇒すずかし(鈴鹿市)
○(2)⇒すずかぐん(鈴鹿郡)
すずかぐん
【鈴鹿郡】
◇[日]Suzuka Gun
○三重県中北部の郡。
関町(セキチョウ)のみ。
◎現在、鈴鹿市:国府村・庄野村・高津瀬村・牧田村・石薬師
村。
すずかけ
【スズカケ】
【鈴懸】
○[植]コデマリの別称。
⇒こでまり(コデマリ,小手毬)
すずかけ
【篠懸】
【鈴掛】
【鈴懸】
○(1)[植]スズカケノキの略称。
⇒すずかけのき(スズカケノキ,篠懸の木,鈴懸の木)
○(2)篠懸衣(ゴロモ)の略称。
⇒すずかけごろも(篠懸衣)
○(3)能楽で、山伏(ヤマブシ)の扮装の結袈裟(ユイゲサ)の異名。
すずかけごろも
【篠懸衣】
○[服]修験者(シュゲンジャ)が衣の上に着る麻製の衣。
直垂(ヒタタレ)と同形で、奥袖(オクソデ)と鰭袖(ハタソデ)とに紐がさ
げられている。
深山の篠(スズ)の露を防ぐためのものという。
単に「篠懸」とも呼ぶ。
参照⇒ゆいげさ(結袈裟)
★すずかけのき
【スズカケノキ】
【篠懸の木】
【鈴懸の木】
◇[学]Platanus orientalis
○[植]ヤマモガシ目(Proteales)スズカケノキ科(Platanus)ス
ズカケノキ属(Platanus)の落葉高木。
単に「スズカケ」とも呼ぶ。
参照⇒ぷらたなす(プラタナス)
◎スズカケとも呼ばれるコデマリ(小手毬)とは別種。
参照⇒こでまり(コデマリ,小手毬)
すずかけのみち
【鈴懸の径】
○[楽]佐伯孝夫作詞、灰田有紀彦作曲の歌謡曲。
歌は灰田勝彦(ハイダ・カツヒコ)。
◎1942(昭和17)発売。
すずかし
【鈴鹿市】
◇[日]Suzuka Shi
○三重県中北部の市。
鈴鹿サーキットがある。
〈面積〉
1942(昭和17)113平方キロメートル。
1970(昭和45)196平方キロメートル。
〈人口〉
1942(昭和17) 4万8,851人。
1975(昭和50)14万2,000人。
1980(昭和55)15万6,249人。
◎1938.10. 1(昭和13)日中戦争遂行のため河芸郡白子町に鈴鹿
海軍航空隊が開設。
1942.12. 1(昭和17)2町12ヶ村(鈴鹿郡の国府村・庄野村・
高津瀬村・牧田村・石薬師村、河芸郡の白子町・神戸町・稲生
村・飯野村・河曲村・一ノ宮村・箕田村・玉垣村・若松村)が
合併し、市制。
1943. 6. 1(昭和18)鈴鹿海軍工廠、設置。
◎三重県には鈴鹿郡もある。
すずかのせき
【鈴鹿の関】
【鈴鹿関】
◇[日]Suzuka no Seki
○[歴][交]古代、鈴鹿峠(トウゲ)に置かれた東海道の関所。
伊勢(イセ)国(現:三重県)と近江(オウミ)国(現:滋賀県)との境で、
三重県鈴鹿郡関町(セキチョウ)付近とされる。
701(大宝元)開設で、大宝令に見える古関。 789(延暦 8)三
関(サンカン)は廃止されたが、江戸時代まで鈴鹿峠に関所はあった。
参照⇒いがごえ(伊賀越え,伊賀越)
◎美濃の不破(フワ)・越前(エチゼン)の愛発(アラチ)とともに古代三関
の一つ。
参照⇒さんかん(三関)(1)
◎近世の俗謡:「坂は照る照る鈴鹿は曇る」
すずがもり
【鈴ヶ森】
◇[日]Suzugamori
○(1)[歴]東京都品川区南大井にある、江戸時代の刑場跡。
日本橋本町にあった刑場に代って1651(慶安 4)千住小塚原(コ
ツカハラ)の刑場とともに新設。明治維新後の1870(明治 3)廃止。
当時、東海道筋の路傍であり、丸橋忠弥(第1号の処刑者)・
八百屋お七・鼠小僧次郎吉などが処刑された。
同区内の大経寺の境内に面影が残っている。
◎東京都大田区大森北にある磐井神社の境内にある「鈴石」が
「鈴ヶ森」の地名のおこりと伝えられている。
○(2)[劇]歌舞伎脚本の一つ。お尋ね者白井権八と侠客(キョウカク)
幡随院長兵衛の鈴ヶ森の出会いを主題としたもの。
長兵衛の「お若けぇの、お待ちなせえ」の名せりふで知られる。
★すすき
【ススキ】
【薄】
【芒】
◇[学]Miscanthus sinensis
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)ススキ属(Miscanthus)
の多年草。秋の七草の一つ。
「おばな(尾花)」とも呼ぶ。
◎花札では八月。
「おれは河原の枯れすすき/おなじお前も枯れすすき」と歌わ
れている歌は『船頭小唄』。
すすぎ
【濯ぎ】
○(1)すすぐこと。
○(2)(特に)洗濯物の汚れを洗剤で洗い落としたあと、付着し
ている洗剤を水で洗い流すこと。
○(3)足を洗う湯や水。
「洗足(センソク)」とも呼ぶ。
★すずき
【スズキ】
○[経]最大手の軽自動車製造会社。
アルト(ALTO)などを製造・販売。
★すずき
【スズキ】
【鱸】
○[魚]スズキ目(Perciformes)スズキ科(Percichthyidae)の海
魚。体長70センチメートル。
幼魚は「セイゴ」、少し成長したものは「フッコ」と呼ぶ。
参照⇒せいご(セイゴ),ふっこ(フッコ),しょうこうのすずき
(松江の鱸)
すすきの
【すすきの】
【ススキノ】
【薄野】
◇[日]Susuki-no
○(1)北海道札幌市中央区にある繁華街・歓楽街。
○(2)[交]⇒すすきのえき(すすきの駅)
すすきのえき
【すすきの駅】
○(1)[交]北海道札幌市中央区南4条西4丁目にある、札幌市
営地下鉄南北線の駅。
大通(オオドオリ)駅と中島公園(ナカジマコウエン)駅の間。
○(2)[交]北海道札幌市中央区南4条西3丁目にある、札幌市
電山鼻線の駅。
資生館小学校前(シセイカンショウガッコウマエ)駅の次でターミナル駅(終
点)。
◎(1)と(2)は交差して連絡。
札幌市営地下鉄東豊線には豊水(ホウスイ)すすきの駅(中央区南
6条西2丁目)がある。
すすきみみずく
【すすきみみずく】
【ススキミミズク】
【芒木菟】
【薄木菟】
○東京都豊島区雑司が谷(ゾウシガヤ )の法明寺(ホウミョウジ)の鬼子
母神(キシモジン)の民芸品。
参照⇒ぞうしがやきしもじん(雑司ヶ谷鬼子母神)
すずぐん
【珠洲郡】
◇[日]Suzu Gun
○[古]石川県北東部の郡。
内浦町(ウチウラマチ)のみ。
◎2005. 3. 1(平成17)鳳至郡(フゲシグン)と合併して鳳珠郡(ホウスグ
ン)を発足。
同日、鳳至郡の能都町(ノトマチ)と柳田村(ヤナギダムラ)、珠洲郡の
内浦町の2町1村が合併して鳳珠郡能登町(ノトチョウ)を発足。
◎石川県には珠洲市もある。
すずし
【珠洲市】
◇[日]Suzu Shi
○石川県北東部、能登半島先端の市。
〈面積〉
247.23平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)2万9,224人。
◎1954(昭和29)市制施行。
関西電力・中部電力・北陸電力の共同開発する珠洲原発1・
2号機が中止。
◎石川県には珠洲郡があった。
すずしろ
【清白】
【蘿蔔】
○[古][植]ダイコン(大根)の古称。
参考⇒ななくさ(七草),だいこん(ダイコン,大根)
◎「蘿蔔([中]luopu)」は「ラフク」とも読む。
参照⇒せんろっぽん(千六本,繊六本)
◎キバナスズシロ:⇒[2]ろけっと(ロケット)
すすたけ
【煤竹】
○(1)すすけて赤黒くなった竹。
「すすだけ(煤竹)」とも呼ぶ。
○(2)すす払いに用いる枝葉の付いた生竹。
「すすだけ(煤竹)」とも呼ぶ。
○(3)[色]⇒すすだけいろ(煤竹色)
すすだけ
【煤竹】
○(1)⇒すすたけ(煤竹)
○(2)[色]⇒すすだけいろ(煤竹色)
★すずたけ
【スズタケ】
【篠竹】
◇[学]Sasamorpha borealis
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)スズダケ属(Sasamorpha)
のササタケ(笹竹)の一種。
山地に群生する。
「スズダケ(篠竹)」,「すず(篠)」,「ミスズ(水篶,三篶)」,「ミス
ズタケ(水篶竹,三篶竹)」とも呼ぶ。
参照⇒ささ(ササ,笹,篠,小竹)(1)
すずだけ
【スズダケ】
【篠竹】
○[植]⇒すずたけ(スズタケ,篠竹)
すすだけいろ
【煤竹色】
○[色]つやのある赤黒い色。暗い茶褐色。竹が枯れて煤けたよ
うな色。
「煤竹(ススタケ,ススダケ)」とも呼ぶ。
◎C=80,M=55,Y=72,B=57。
すずはく
【スズ箔】
【錫箔】
○軟らかい金属のスズを叩いて薄くしたもの。
ワインの瓶(ビン)のコルク栓の乾燥防止にも用いられた。
◎昭和中期ころまでは縫い針を包むのに用いられ、一般家庭に
も普通にあった。
ずーずーべん
【ズーズー弁】
○[俗][言]⇒ずうずうべん(ずうずう弁)
すずみろうか《すずみらうか》
【涼み廊下】
◇[伊](単数形)loggia/(複数形)loggie
○[建]⇒ろじあ(ロジア)
★すずむし
【スズムシ】
【鈴虫】
◇[英]singing cricket/bell cricket
○(1)[虫]([学]Homoeogryllus japonicus)バッタ目(直翅目)
(Orthoptera)コオロギ科(Gryllidae)の昆虫。
鳴き声は「リーン、リーン」。
平安時代の古称は「松虫(マツムシ)」。
◎秋の季語。
○(2)[古][昆]平安時代のマツムシ(松虫)の古称。
⇒まつむし(マツムシ,松虫)(1)
○(3)[文]『源氏物語』の巻名。第三十八帖。
すすむしん
【すすむしん】
【晋】
○古代中国の王朝の「晋(シン)([中]jin)」を、日本語では同音の
「秦(シン)([中]qin)」と区別する呼び方。
◎「晋」の訓が「すすむ」であることから。
「秦」は「はたしん」と呼ぶ。
すすむもじごくひくもじごく《すすむもぢごくひくもぢごく》
【進むも地獄、退くも地獄】
○[慣用句]⇒ひくもじごくすすむもじごく(退くも地獄、進む
も地獄)
★すずめ
【スズメ】
【雀】
◇[学]Passer montanus、[英]sparrow(スバロー)
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ハタオリドリ科(Ploceidae)ス
ズメ属(Passer)の小鳥。
◎かつてはスズメ科(Passeridae)に分類されていたが、近年は
ハタオリドリ科に含めることが多い。
〈童謡〉
雀:すずめ雀/今日もまた……。
すずめのお宿:すずめすずめ/お宿はどこだ……。
雀の学校:チイチイパッパ/チイパッパ/雀の学校の先生は
……。
〈俳句〉
小林一茶(イッサ):われと来て遊べや親のない雀。
小林一茶:雀(スズメ)の子/そこのけそこのけ/お馬が通(トホ)
る。
すずめいろ
【雀色】
○[色]雀の羽のような黒茶色。
江戸時代には「雀茶(スズメチャ)」と呼ばれた。
すずめいろどき
【雀色時】
○夕暮れ。日暮れ時。たそがれ時。
すずめかるがや
【スズメカルカヤ】
【雀刈萱】
【雀刈茅】
○[植]オガルカヤ(雄刈萱)の別称。
⇒おかるかや(オカルカヤ,雄刈萱,雄刈茅)
すずめがわら《すずめがはら》
【雀瓦】
○[建]⇒とりぶすま(鳥衾)
すずめだい《すずめだひ》
【スズメダイ】
【雀鯛】
○(1)[魚]スズキ目(Perciformes)スズメダイ科(Pomacentridae)
の海産の硬骨魚の総称。
サンゴ礁などに群生し、体形・体色も豊富で種類も多く、美
しいものも多い。
○(2)[魚](Chromis notata)(1)のスズメダイ属(Chromis)の海
魚。
全長は約18センチメートル。体形はタイ(鯛)に似て側扁し、
体色は全体に黒褐色で、背部後方の側面に白色の斑紋が左右一
つづつある。
本州秋田県・千葉県以南や東シナ海の岩礁・サンゴ礁域に生
息。
◎英語:ダムズルフィッシュ(damselfish)。
すずめちゃ
【雀茶】
○[古][色]雀色の江戸時代の呼称。
⇒すずめいろ(雀色)
◎黄みがかったものは黄雀茶(キスズメチャ)。
★すずめのえんどう《すずめのゑんどう》
【スズメノエンドウ】
【雀野豌豆】
◇[学]Vicia hirsuta、[英]hairy tare
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ソラマメ属(Vicia)の
越年草。
ユーラシア大陸・アフリカ北部の暖温帯に広く分布し、日本
では本州以南の日当たりのよい路傍や草地・芝生・畑に自生す
る雑草。
参照⇒からすのえんどう(カラスノエンドウ,烏野豌豆),かす
まぐさ(カスマグサ,かす間草)
すずめのおやど
【スズメのお宿】
【雀のお宿】
【雀の御宿】
○⇒したきりすずめ(舌切り雀,舌切雀)(1)
すずめのがっこう《すずめのがくかう》
【雀の学校】
○[楽]清水かつら作詞、弘田竜太郎作曲の童謡。
★すずめばち
【スズメバチ】
【雀蜂】
【胡蜂】
○(1)[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespi-
dae)のハチの総称。
キスズメバチ(黄雀蜂)は東北アジア系、コガタスズメバチ
(小形雀蜂)は東南アジア系。
キスズメバチが一番凶暴。
ケブカスズメバチ(毛深雀蜂)はキスズメバチの仲間。
東北地方では「カメバチ(瓶蜂)」とも呼ぶ。
◎英語:ホーネット(hornet)。
イタリア語:カラブローネ(calabrone)。
○(2)[虫]スズメバチ科スズメバチ属(Vespa)のハチ。ケブカス
ズメバチ(Vespa simillima)の亜種。日本産のハチ類中で最大。
ミツバチなどの昆虫の巣を襲い、蜜や幼虫を奪うこともある。
人畜を攻撃することもあり、交尾をする10月ころが最も危険
で、刺されて二度目以降はアナフィラキシー(Anaphylaxie)に
よって死ぬ場合もある。
俗に「クマバチ(熊蜂)」,「クマンバチ(熊ん蜂)」と呼ぶが、ク
マバチとは別種。
東北地方ではカメ(瓶)のような巣の形から「カメバチ(瓶蜂)」
とも呼ぶ。
参照⇒あなふぃらきしー(アナフィラキシー),くまばち(クマ
バチ,熊蜂)(1)
◎学名:キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)。
英名:Japanese hornet/Japanese yellow hornet。
〈スズメバチ属(Vespa)〉
ケブカスズメバチ(Vespa simillima)。
キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)。
モンスズメバチ(Vespa crabro)。
すずめむぎ
【スズメムギ】
【雀麦】
○[植]カラスムギ(烏麦)の別称。
⇒からすむぎ(カラスムギ,烏麦)(1)
★すずめもく
【スズメ目】
◇[学]Passeriformes
○[鳥]
旧称は「燕雀目(エンジャクモク)」。
すずめやき
【雀焼き】
【雀焼】
○(1)[食]小鮒(コブナ)や小魚を一本または二本の串に幾つか刺
し、ミリン(味醂)・醤油を付けて照り焼きにしたもの。佃煮(ツ
クダニ)の一種。
◎名称は串に幾つも刺した姿が電線に並んで止まるスズメに似
るからとも。
○(2)[食]タゴイ(田鯉)・小鮒や小魚を頭(カシラ)を取らずに背開
きにして串に刺し、ミリン・醤油を付けて照り焼きにしたもの。
参照⇒しぎやき(しぎ焼き,シギ焼き,鴫焼)
◎名称は、頭付きで背開きにした姿がスズメに似るとも。
もしスズメを焼いたものであれば、日本語では一般に「焼き
スズメ」となる。
すずもとえんげいじょう《すずもとえいげいぢやう》
【鈴本演芸場】
○東京都台東区上野にある落語などの寄席(ヨセ)・大衆演芸場。
ビル3階、287席。
◎江戸時代、上野広小路に講釈場として開場。
関東大震災後、現在地に移転。
1971(昭和46)鉄筋コンクリート6階建てビル、建設。
★すずらん
【スズラン】
【鈴蘭】
◇[学]Convallaria keiskei
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)スズラン属(Con-
vallaria)の多年草。
「キミカゲソウ(君影草)」とも呼ぶ。
すずらんのさとえき
【すずらんの里駅】
○[交]長野県諏訪郡(スワグン)富士見町(フジミマチ)にある、JR中
央本線の駅。
富士見駅と青柳(アオヤギ)駅(茅野市)の間。
★すずり
【硯】
○文房具の一つ。
墨(スミ)を水で磨(ス)り下ろし、墨汁(ボクジュウ)を作る用具。
墨を磨る面は「陸(オカ)」、水を入れる凹(クボ)みは「池(イケ)」と
呼ぶ。
参照⇒ぶんぼうしほう(文房四宝),すいちゅう(水注)(1)
◎名品の産地:⇒たんけい(端渓,端溪)
すずりばこ
【硯箱】
○硯や墨(スミ)・筆などを入れておく箱。
忌詞(イミコトバ)で「あたりばこ(当り箱,当たり箱)」とも呼ぶ。
すーすろなるどしーとう《すーすろなるどしーたう》
【スースロナルドシー島】
◇[英]South Ronaldsay Island
○[地]⇒さうすろなるどせいとう(サウスロナルドセイ島)
★すそ
【裾】
○(1)[服]
参照⇒かいどりすがた(掻取姿)
◎裾飾り:⇒[2]ぼらん(ボラン)
○(2)
すーぞく
【スー族】
◇Sioux
○北米インディアンのダコタ族の別称。
⇒だこたぞく(ダコタ族)
すそぐち
【裾口】
○[服]着物・長襦袢(ナガジュバン)・袴(ハカマ)などの裾の端(ハシ)。
参照⇒けまわし(蹴回し,蹴廻し)
すそつけのころも
【裾付けの衣】
○[服]⇒のうし(直衣)
すそぼそ
【裾細】
○[服]⇒かるさん(カルサン,軽衫)
すそまわり《》
【裾回り】
【裾廻り】
○[服]⇒けまわし(蹴回し,蹴廻し)
すそよけ
【裾除】
○[服]⇒けだし(蹴出し)
すそわけ
【裾分け】
○(1)⇒おふくわけ(御福分け)
○(2)利益の一部を分配すること。
「おすそわけ(お裾分け,御裾分け)」とも呼ぶ。
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