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百 科 辞 書 《すち》 編集:獨 澄旻
-------- すち --------------------------------------------------
すちてぺけすけん
【スチテペケス県】
◇[西]Departamento de Suchitepequez、[英]Suchitepequez
Department
○グアテマラ南西部の県。南部をエスクイントラ県(Departa-
mento de Escuintla)に接し、南西部を太平洋に面する。
県都はマザテナンゴ(Mazatenango)。
〈面積〉
2,510平方キロメートル。
〈人口〉
1994(平成 6)30万7,187人(4月17日現在)。
2002(平成14)40万3,945人(11月24日現在)。
すちぶないと
【スチブナイト】
◇[英]Stibnite
○[鉱]⇒きあんこう(輝安鉱)
[1]すちーぶんそん
【スチーブンソン】
◇John Stevenson
○[人]アイルランドの作曲家(1761〜1833. 9.14)。
◎『庭の千草(原題:"The Last Rose of Summer"<夏の名残のバ
ラ>)』の作曲家。
[2]すちーぶんそん
【スチーブンソン】
◇George Stephenson(ジョージ・スチーブンソン)
○[人]イギリスの発明家・技術者(1781〜1848)。
独学で機関工となる。
蒸気機関を鉄道に利用することを着想し、1813(文化10)初め
て蒸気機関車を製作。1814(文化11)前後進自由な鉱山用の蒸気
機関車の試作に成功させ、1815(文化12)特許取得。
1815(文化12)鉱山用の安全灯(miner's safety lamp)を発明。
1825. 9.27(文政 8)ストックトン(Stockton)〜ダーリントン
(Darlington)間に世界最初の公共鉄道を完成させ、機関車ロコ
モーション号(Locomotion)を走らす。
1829(文政12)マンチェスター(Manchester)〜リバプール(Liv-
erpool)間の鉄道開通に尽力し、ロケット号(Rocket)を走らせ
る。
「スティーブンソン」,「スティーヴンソン」とも呼ぶ。
参照⇒とれびしっく(トレビシック)
◎ロコモーション号の最初の名前はアクティブ号(Active)。
[3]すちーぶんそん
【スチーブンソン】
◇Robert Louis Stevenson(ロバート・スチーブンソン)
○[人]イギリス(スコットランド)の小説家・詩人(1850〜1894)。
晩年、サモア島に隠棲。
代表作は『宝島』・『新アラビアンナイト』・『ジキル博士
とハイド氏』など。
略称は「R.L.S.」。
「スティーブンソン」,「スティーヴンソン」とも呼ぶ。
参照⇒じきるはかせとはいどし(ジキル博士とハイド氏)
[1]すちゅあーと
【スチュアート】
◇Stuart
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東部
のマーティン郡(Martin County)北東部にある郡都。
[2]すちゅあーと
【スチュアート】
◇Stuart
○(1)[人]英語圏の男性名。
○(2)[歴]⇒すちゅあーとちょう(スチュアート朝)
★すちゅあーとちょう《すちゆあーとてう》
【スチュアート朝】
◇[英]Stuart Dynasty
○[歴]スコットランド(1371〜1714)とイングランド(1603〜
1714)の王朝。
参照⇒はのーばーおうけ(ハノーバー王家)
すちゅーでんと
【スチューデント】
◇[英]student
○(英語で)学生。
すちゅーぴっど
【スチューピッド】
◇[英]stupid(ストゥーピッド)
○(1)[形]愚かな、馬鹿な。
◎ドイツ語:ドゥム(dumm)。
○(2)[形]くだらない、つまらない、退屈な、面白くない。
○(3)[名]愚か者・馬鹿・間抜け。
◎ドイツ語:ドゥムコプフ(Dummkopf)。
すちゅわーです
【スチュワーデス】
◇[英]stewardess
○[古][空]旅客機の女性客室乗務員。
⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
すちゅわーと
【スチュワート】
◇Stewart
○(1)[地](Stewart Island)⇒すちゅわーととう(スチュワート
島)
○(2)(Stewart County)⇒すちゅわーとぐん(スチュワート郡)
[1]すちゅわーど
【スチュワード】
◇[英]steward
○[古][空]旅客機の男性客室乗務員。
⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
[2]すちゅわーど
【スチュワード】
◇Julian Haynes Steward
○[人]アメリカの文化人類学者(1902. 1.31〜1972. 2. 6)。
すちゅわーとぐん
【スチュワート郡】
◇[英]Stewart County
○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)北西
部の郡。北部をケンタッキー州に隣接。
郡都はドーバー(Dover)。
〈人口〉
1980(昭和55) 8,680人。
1990(平成 2) 9,479人。
2000(平成12)1万2,370人。
すちゅわーととう《すちゆわーとたう》
【スチュワート島】
◇[英]Stewart Island
○[地]ニュージーランド南島(South Island)の南、フォーボー
海峡(Foveaux Strait)で約32キロメートル隔てた島。
マオリ語では「ラキウラ(Rakiura)」。
〈面積〉
1,746平方キロメートル。
〈人口〉
1987(昭和62)540人(推計)。
2001(平成13)384人。
◎1770(明和 7)クック(James Cook)により発見。
すーちょう
【スーチョウ】
【蘇州】
◇[中]Suzhou
○⇒そしゅうし(蘇州市)
すーちょうし
【スーチョウ市】
【蘇州市】
◇[中]Suzhou Shi
○⇒そしゅうし(蘇州市)
すちーるどらむ
【スチールドラム】
【スチール・ドラム】
◇[英]steel drum
○[楽]ドラム缶の上部を、音階が出せるように複数個所を凹ま
せたドラム(打楽器)。
「スチールパン(steel pan)」とも呼ぶ。
◎1950年代前半にトリニダードトバゴで創出。
すちーるぱん
【スチールパン】
【スチール・パン】
◇[英]steel pan
○[楽]⇒すちーるどらむ(スチールドラム,スチール・ドラム)
[1]すちれっと
【スチレット】
◇[英]stiletto
○⇒すてぃれとー(スティレトー)(2)
[2]すちれっと
【スチレット】
◇[英]Stiletto(小剣)
○[軍]ロシア軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の通称。
⇒えすえすじゅうく(SS−19)
★すーつ
【スーツ】
◇[英]suit
○(1)[服]背広。
⇒せびろ(背広)
○(2)トランプの組。
赤のダイヤ・ハート、黒のスペード・クラブの4種。
ずつうはちまき《づつうはちまき》
【頭痛鉢巻】
【頭痛鉢巻き】
○(1)ひどい頭痛を鉢巻きしてこらえているさま。
参照⇒やまいはちまき(病鉢巻,病鉢巻き),よこはちまき(横
鉢巻,横鉢巻き)
○(2)(転じて)非常に心配している、または非常に悩み苦しん
でいることの形容。
ずっきーに
【ズッキーニ】
◇[伊]zucchini(ウリ科の植物)
○[農]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)のペポカ
ボチャで、地中海地方で栽培されるものの総称。北アメリカ南
部・メキシコ原産。
春まきして夏から秋にかけて花付き幼果や未熟果を収穫する。
果実は形がキュウリ(胡瓜)に似て細長く、果皮は緑色または黄
色でなめらか。
味もキュウリに似て、イタリア料理で生食や炒(イタ)め物にす
る。ピクルスにもする。
ずっく
【ズック】
◇[蘭]doek、[英]canvas
○(1)木綿(モメン)または麻(アサ)の繊維を太く縒(ヨ)った糸で織っ
た厚地の平織物。
丈夫で耐久性があり、帆布(ハンプ)・テント・運動靴(ズック
靴)・カバンなどに用いる。
○(2)[服]ズック靴の略称。
⇒すにーかー(スニーカー)
ずっくぐつ
【ズック靴】
◇[英]duck shoes
○[服]⇒すにーかー(スニーカー)
すっこーと
【スッコート】
◇[ヘブライ語]Sukkot
○[宗]⇒[1]すこっと(スコット)
★すったにぱーた
【スッタニパータ】
◇[パーリ語]Suttanipata
○[仏]『経蔵(Sutta-pitaka)』に収められているパーリ語で書
かれた詩集。
◎「スッタ(sutta)」は梵語の「スートラ(sutra)」で「経」、「ニパ
ータ(nipata)」は「集成」り意味で、「経集」と訳される。
すっちー
【スッチー】
○[俗]スチュワーデス(stewardess)の俗称。
⇒きゃくしつじょうむいん(客室乗務員)
すっちゃかめっちゃか
【すっちゃかめっちゃか】
【スッチャカメッチャカ】
○(1)[俗]物を散らかし放題(ホウダイ)にしているさま。身の周り
・居場所をとりみだしているさま。
○(2)[俗]だらしない身なりをしているさま。服装・身なりを
とりみだしているさま。
○(3)[俗]心の平静をうしなっているさま。心をとりみだして
いるさま。
すっちゃん
【すっちゃん】
○[俗][近世語]遊里で大金を使って豪遊すること。
「すっちゃん騒ぎ」とも呼ぶ。
参照⇒だいじんきゃく(大尽客),おおもんをうつ(大門を打つ)
すっちゃんさわぎ
【すっちゃん騒ぎ】
○[俗]⇒すっちゃん(すっちゃん)
すっつしちょう《すつしちやう》
【寿都支庁】
◇[日]Sutchu Shicho
○[古]⇒しりべししちょう(後志支庁)
すっど
【スッド】
◇[伊]sud
○(イタリア語で)南。
すっとこどっこい
【すっとこどっこい】
○(1)[楽]馬鹿囃子(バカバヤシ)の囃子詞(コトバ)。
参照⇒ばかばやし(馬鹿囃子)
◎太鼓の叩き方の「すっとん」・「どこどこ」から。
○(2)相手を罵(ノノシ)る言葉。馬鹿野郎・どあほう。
★すっぱ
【透波】
【素っ破】
【水波】
○(1)[古]戦国時代の間者(カンジャ)。
「草屈(クサカマリ)」,「伏せかまり」,「らっぱ(乱波,亂波)」,「わっぱ
(童)」とも呼ぶ。
参照⇒くさかまり(草屈),かんじゃ(間者),こむそう(虚無僧)
◎素っ破抜き
○()
すっぱいぶどう《すつぱいぶだう》
【酸っぱいブドウ】
【酸っぱい葡萄】
◇[英]Sour grapes
○(1)[慣用句](英語で)負け惜しみ。
◎『イソップ物語(Aesop's Fables)』の一話「狐と葡萄(The
Fox and the Grapes)」から。
参照⇒きつねとぶどう(キツネとブドウ,狐と葡萄)
○(2)[心]満たされない欲求を、都合の良い理由を作って価値
のないものにする心理。
すっぺ
【スッペ】
◇Franz von Suppe
○[人]⇒[2]ずっぺ(ズッペ)
[1]ずっぺ
【ズッペ】
◇[独]Suppe
○[料](ドイツ語で)スープ。
⇒すーぷ(スープ)
[2]ずっぺ
【ズッペ】
◇Franz von Suppe
○[人]オーストリアの作曲家(1819. 4.18〜1895. 5.21)。ベル
ギー系。
作品はオペレッタ『ボッカチオ(Boccaccio)』・『軽騎兵
(Leichte Kavallerie)』・『詩人と農夫(Dichter und Bauer)』
・『スペードの女王(Pique Dame)』・『寄宿学校(Das Pensio-
nat)』など。
「スッペ」とも呼ぶ。
すっぽかす
【すっぽかす】
○[俗]しなければならないことをせずに、そのままにしておく
・ほうっておく。
◎約束をすっぽかす,仕事をすっぽかす,授業をすっぽかす
すっぽん
【スッポン】
【鼈】
◇[英]soft-shelled turtle、[中]bie(鼈)
○[爬]カメ目(Testudines)スッポン科(Trionychidae)の淡水産
カメの総称。
甲長は20〜40センチメートルで、大型種には80センチメート
ルに達するものもある。背部はオリーブ色、腹部は白色。
甲羅(コウラ)は平たくほぼ円形で、骨質板の退化が著しく、中
央部は少し隆起して堅いが、他はいぼ状突起のある皮膚でおお
われ軟らい。カメ(亀)と異なり鱗板はない。大半の種では背甲
と腹甲が固着せず、靭帯(ジンタイ)組織で結合している。
頸は長く、自在に伸縮する。口吻は細長く突き出し、よく物
を噛む。手足の水かきが発達し、それぞれに三本の爪がある。
砂泥質の河川や沼の浅い水底にひそみ、性質は荒く、魚・カ
エル・カニなどを噛んで捕らえる。
アジア・アフリカ・アメリカに約20種が生息する。
ニホンスッポンは日本固有の亜種で、本州・四国・九州・種
子島に分布するが、多くは食用に養殖される。肉は美味で滋養
に富み、血は強精剤など薬用にされる。
「川亀(カワカメ)」,「泥亀(ドロガメ)」,「蓋(フタ)」,「まる(丸,円)」とも
呼ぶ。
◎中国の俗称では「わんぱ(忘八,王八)(wangba)」。
すっぽん
【鼈】
○(1)[爬]⇒すっぽん(スッポン,鼈)
○(2)[劇]歌舞伎劇場の花道(ハナミチ)の七三(シチサン)の所に設けた
切穴(キリアナ)。
舞台下の奈落(ナラク)から花道へ役者をせり上がらせるための
もの。主として幽霊・変化(ヘンゲ)などの出没に使われる。
○(3)和船の淦水(アカミズ)を汲み出すための排水ポンプ。
木製の水鉄砲式ポンプで、江戸時代の廻船の必須装備品の一
つ。
参照⇒あかとり(淦取り)
○(4)ナベ・カマ・樽(タル)などの円い蓋(フタ)。
○(5)[俗]酒を入れる容器。瓢(ヒサゴ)・瓢箪(ヒョウタン)。
○(6)[俗]男根。
○(7)(山陽地方で)水田の水を汲み揚げる道具。
すつーる
【スツール】
◇[英]stool(ストゥール)
○(1)ひじ掛けと背もたれのない、一人用の腰掛け。
「ストール」とも呼ぶ。
参照⇒いす(椅子)
○(2)バーのカウンターなどにある、一本足の高い腰掛け。
「ストール」とも呼ぶ。
[1]すてあ
【ステア】
◇[英]stair
○(1)(stairs)階段。
○(2)(階段の)一段。
参照⇒[1]すてっぷ(ステップ)(2),すてあろっど(ステアロッ
ド,ステア・ロッド)
[2]すてあ
【ステア】
◇[英]stare
○[自動][他動]凝視(ギョウシ)する・じっと見つめる。
[3]すてあ
【ステア】
◇[英]steer
○[他動](乗り物の)舵(カジ)を取る。
参照⇒すてありんぐ(ステアリング)
[4]すてあ
【ステア】
◇[英]steer
○[農](食肉用の)去勢したオス牛(雄牛)。
参照⇒おっくす(オックス)
すてあーだいむらーぷふしゃ
【ステアー・ダイムラー・プフ社】
◇[独]Steyr-Daimler Puch AG
○[経][軍]オーストリアの大手軍用車両製造会社。
すてあーまんりっひゃーしゃ
【ステアー・マンリッヒャー社】
◇[独]Steyr Mannlicher AG
○[経][軍]オーストリアの大手小火器製造会社。
M9ピストル、M69サブマシンガン、AUGアサルトライ
フルなどを開発。
◎1864. 4.16(元治元)創業。
すてありんぐ
【ステアリング】
◇[英]steering
○(1)[交]自動車・船舶・航空機の方向変換装置。
「スイアリングギア(steering gear)」,「スイアリングシステ
ム(steering system)」とも呼ぶ。
◎パワーステアリング(power steering)
○(2)[交]自動車・船舶のハンドル。
「ステアリングホイール(steering wheel)」とも、船舶では
「舵輪(ダリン)」とも呼ぶ。
○(3)[交](転じて)ハンドルや舵(カジ)の切れ具合(グアイ)・切れ
味([英]steerage)。
利き具合が悪い場合はアンダーステア(understeer)、好過ぎ
る場合はオーバーステア(understeer)と呼ぶ。
自動車では路面状態、船舶では運航速度によって利き方が変
わってくる。
すてあろっど
【ステアロッド】
【ステア・ロッド】
◇[英]stair rod
○(階段の一段ごとにある)絨毯(ジュウタン)押えの金属棒。
すてぃーヴんそん
【スティーヴンソン】
◇Stephenson
○[人]⇒すちーぶんそん(スチーブンソン)
すてぃぐま
【スティグマ】
◇[英](単数形)stigma/(複数形)stigmas
○(1)汚名(オメイ)・恥辱(チジョク)。
○(2)[社]偏見(ヘンケン)・烙印(ラクイン)。ある特定の集団や人間に
対する、社会的な偏見。
参照⇒どうわもんだい(同和問題),[1]ぶらんど(ブランド)(2)
○(3)[植](メシベの)柱頭(チュウトウ)。
○(4)[虫](昆虫などの)気門(キモン)。
○(5)[医](皮膚の)紅斑(コウハン)。
○(6)[宗](the stigmata)⇒すてぃぐまーた(スティグマータ)
すてぃぐまーた
【スティグマータ】
◇[英]stigmata(複数形)、stigma(単数形)
○[宗](the stigmata)(キリスト教で)聖痕(セイコン)。
釘で十字架に打ち付けられたキリストと同様の傷跡(キズアト)
が聖人や信仰者の体に現れたもの。
参照⇒[2]しんどね(シンドネ)
すていし
【捨て石】
【棄て石】
【捨石】
【棄石】
○(1)[建]日本庭園で、趣(オモム)きを添(ソ)えるため、所々にさ
りげなく据(ス)えられている自然石。また、その据える手法。
「景石(ケイセキ)」とも呼ぶ。
◎本来は、築庭の際に使い余った石を始末(シマツ)するために行っ
たもの。
江戸末期から明治期に自然主義庭園が盛んとなり、手法が確
立。
○(2)[建]土木工事で、基礎にする表には現れない石の総称。
地盤強化のために敷き入れる石など。
○(3)[建](特に)堤防・橋脚などの工事で、水底に投下して基
礎地盤にする比重の大きい石やコンクリートの塊り。
護岸や水勢(スイセイ)を殺(ソ)ぐためのもの。
参照⇒くりいし(栗石)(2),しょうはぶろっく(消波ブロック)
◎捨石防波堤
○(4)[鉱]⇒ずり(ずり)(1)
○(5)囲碁で、相手に取らせるために打つ石。また、その作戦。
打ってもすぐに取られることを承知でわざと打ち、作戦とし
てより以上の利益を得ること。
○(6)(転じて)効果のないことを承知で対処する、当座しのぎ
の行為や、その要員。
まったく望みのない場合は不要だが、将来なにかしらの対処
が期待できる、または将来を判断できないときに行う。多くは
後者で、無益な犠牲となる。
すていたす
【ステイタス】
◇[英]status
○⇒すてーたす(ステータス)
すてぃっくす
【スティックス】
◇[英]Styx
○(1)[ギ神]⇒すてゅくす(ステュクス)
○(2)[軍]旧ソ連製の対艦ミサイル(P−20/21/22)。
射程距離46キロメートル。
すてぃてぃけっつぁ
【スティティケッツァ】
◇[伊]stitichezza
○[病](イタリア語で)便秘。
⇒ぺんぴ(便秘)
すてぃーぷみさき
【スティープ岬】
◇[英]Steep Point
○[地]オーストラリア西部、ウェスタンオーストラリア州(the
State of Western Australia)西端の岬。オーストラリア大陸
最西端の地。
北端の先にはダークハートッグ島(Dirk Hartog Island)、東
方にはペロン半島(Peron Peninsula)があり、西方はインド洋
(Idian Ocean)。
★すてぃーぶんすじょんそんしょうこうぐん
《すてぃーぶんすじょんそんしやうこうぐん》
【スティーブンスジョンソン症候群】
◇[英]Stevens Johnson Syndrome
○[病]水疱(スイホウ)形成による皮膚粘膜障害を発生し、角膜剥離
などで視力障害を併発する場合が多い。
主に薬の副作用(免疫作用)が原因で、細菌や感染ウイルス感
染による場合もある。
日本では症状の程度により、<1>重症多形性紅斑(EM Major)、
<2>皮膚粘膜症候群(Stevens Johnson Syndrome),<3>中毒性表
皮壊死症(Toxic Epidermal Necrolysis/Lyell病)に分類され
ている。
発症率は100万人に年平均で1〜2人。
略称は「SJS」。
すてぃーぶんそん
【スティーブンソン】
◇Stephenson
○[人]⇒すちーぶんそん(スチーブンソン)
すてぃりあしゅう《すちりあしう》
【スティリア州】
◇[英]Styria Province
○⇒しゅたいあーまるくしゅう(シュタイアーマルク州)
すてぃるうぉーたー
【スティルウォーター】
◇Stillwater
○(1)アメリカ合衆国中北部、ミネソタ州(Minnesota State)東
部のワシントン郡(Washington County)東部にある郡都。
北緯45.06°、西経92.82°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)1万3,882人。
2000(平成12)1万5,503人。
○(2)アメリカ合衆国中南部、オクラホマ州(Oklahoma State)
中北部のペイン郡(Payne County)中央部にある郡都。
北緯36.13°、西経97.07°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)3万6,676人。
2000(平成12)3万9,095人。
★すでぃるまん
【スディルマン】
◇Sudirman/Soedirman
○(1)[人]インドネシアの将軍(1916. 1.24〜1950. 1.29)。
○(2)[地](Pegunungan Sudirman)⇒すでぃるまんさんみゃく
(スディルマン山脈)
すでぃるまんさんみゃく
【スディルマン山脈】
◇[インドネシア語]Pegunungan Sudirman
○[地]パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)の中央部を東
西に連なるマオケ山脈(Pegunungan Maoke)の中央部を構成する
山脈。
参照⇒まおけさんみゃく(マオケ山脈)
すているめいと
【ステイルメイト】
◇[英]stalemate
○(1)チェスで、手詰まり。
双方とも指し手がなく勝負がつかない状態。
試合は引き分け(draw)となる。
「ステールメート」とも呼ぶ。
○(2)(交渉・論争などの行き詰まり・膠着(コウチャク)状態。
「ステールメート」とも呼ぶ。
すてぃれっと
【スティレット】
◇[伊]stiletto
○⇒すてぃれとー(スティレトー)(1)
すてぃれとー
【スティレトー】
◇[英]stiletto
○(1)細身の短剣・錐刀(スイトウ)。
参照⇒[2]だーく(ダーク)
◎イタリア語:スティレット(stiletto)。
◎幅広の短剣:⇒だがー(ダガー)(1)
○(2)(裁縫・刺繍用の)目打ち・穴あけ。
「スチレット」,「ボドキン([英]bodkin)」とも呼ぶ。
すてぃんがーみさいる
【スティンガー・ミサイル】
◇[英]Stinger Missile
○[軍]アメリカ製の携帯型地対空ミサイル(PZRK)。
[1]すてぃんぐ
【スティング】
◇[英]sting
○(1)刺し傷。
○(2)(昆虫の)針。
○(3)(植物の)とげ(棘)・刺毛。
○(4)刺すような痛み・激痛。
○(5)(心の)痛み・苦悩。
○(6)(言葉の)とげ・辛辣(シンラツ)・皮肉。
○(7)[俗]詐欺(サギ)・ペテン。
参照⇒[2]すてぃんぐ(スティング)
○(8)[俗][米]おとり捜査。
[2]すてぃんぐ
【スティング】
◇[英]The Sting
○[映]アメリカの詐欺師(サギシ)を扱ったサスペンス・コメディ。
監督:ジョージ・ロイ・ヒル(George Roy Hill)。
出演:ポール・ニューマン(Paul Newman)、ロバート・レッ
ドフォード(Robert Redford)、ロバート・ショウ(Robert Shaw)
ら。
◎1973.12.25(昭和48)アメリカで公開。
1974. 6. 1(昭和49)日本で公開。
すてがね
【捨て鐘】
【捨鐘】
○(1)[歴]時の鐘をつき鳴らす前に、人に注意を与えるために
つき鳴らす鐘の音。
江戸では三つ、上方(カミガタ)では一つつくが、時の数には数
えない。
参照⇒ときのかね(時の鐘)(1)
○(2)(転じて)定まった回数の中に加えない回数。余分のもの。
すてーき
【ステーキ】
◇[英]steak
○(1)[料]厚めに切った肉や魚を焼いた料理。
◎サーモン・ステーキ
○(2)[料](特に)ビーフステーキ(beefsteak)の略称。
⇒びーふすてーき(ビーフステーキ)
◎[古]1ドル・ステーキ:1ドル360円換算だったころのラン
チ・サービスのステーキ。
すてきなたいみんぐ
【ステキなタイミング】
◇[英]A Good Timing
○[楽]トビアス(Frederick Tobias)・バラード(Clint Ballard
Jr.)作詞・作曲の歌謡曲。
◎1960(昭和35)日本では漣健児訳詞を森山加代子/坂本九らが
歌ってヒット。
すてぐすり
【捨て薬】
【捨薬】
○(1)効能を疑いながら、気休めに飲む薬。
○(2)効能がないことを知りながら、患者の気休めに与える薬。
参照⇒ぷらしーぼ(プラシーボ)(1)
すてーくほるだー
【ステークホルダー】
◇[英]stakeholder
○(1)賭(カ)け金の保管人。賭け金を預かる第三者。
○(2)(転じて)関係者。利害関係。
○(3)[経]企業に対して利害関係を持つ人々の総称。
社員(従業員)・消費者・株主や、地域社会などを指す。
◎企業の社会的責任:⇒しーえすあーる(CSR)
すてごどん
【ステゴドン】
◇Stegodon
○[古生][哺]鮮新世後期〜洪積世中期(500〜100万年前)、アジ
ア・アフリカ・中東に生息していた化石象。
日本でも各地から出土。
〈海外〉
ガネーシャ(Stegodon ganesa):パキスタン出土。肩高4メ
ートル。
コウガゾウ(Stegodon huanghoensis):中国出土。肩高3.8メ
ートル。
〈国内〉
シンシュウゾウ:500〜350万年前。肩高3.5〜4メートル。
アケボノゾウ(アカシゾウ)(Stegodon akashiensis):新生代
洪積世初期(270〜70万年前)。肩高2メートル。
トウヨウゾウ:50〜30万年前。
すてごばな
【捨子花】
○[植]ヒガンバナの別称。
⇒ひがんばな(ヒガンバナ,彼岸花,石蒜)
すてこん
【捨てコン】
◇[日]sute kon/sute con
○[建]本体施工に先立ち、基礎を平らにするため、地盤に砂利
を敷いてコンクリートを打ち込む工事。また、そのコンクリー
ト。
基礎の型枠や鉄筋の設置を容易にし、また基礎に加わる力を
地盤に伝える働きもある。
「ならしこんくりーと(均しコンクリート,平しコンクリート)
([英]levelling concrete)」とも呼ぶ。
すてざむ
【ステザム】
◇Stethem
○[軍]アメリカ海軍のイージス駆逐艦(DDG−63)。
長さ154メートル、幅20メートル、8,800トン。
◎1995.10.21(平成 7)竣工。
★すてーじ
【ステージ】
◇[英]stage
○(1)[劇]舞台。
○(2)演壇。
○()
○()発達の段階。
○()[医](症状などの)……期。
○()駅・宿場。
○()駅馬車。
○()[宇](ロケットの)段。
◎エプロン・ステージ
すてーじあ
【ステージア】
◇[登録商標]STAGEA
○[交]日産自動車(株)の乗用車。
すてーしょなりー
【ステーショナリー】
◇[英]stationery
○(1)文房具・文具・文房具類。
○(2)(封筒付の)便箋(ビンセン)。
すてーしょなりーういんどう
【ステーショナリーウインドウ】
◇[英]stationary windows
○[建]⇒すてーしょなりーうぃんどう(ステーショナリーウィ
ンドウ)
すてーしょなりーうぃんどう
【ステーショナリーウィンドウ】
◇[英]stationary windows
○[建]嵌(ハ)め殺し窓。
参照⇒おぺらうぃんどう(オペラウィンドウ)
すてーしょん
【ステーション】
◇[英]station
○(1)[交](鉄道の)駅・停車場・停留場。(バスの)発着所([英]
stop)。
参照⇒えき(駅)(2)
○(2)ある業務を集中的に取り扱う所。事業所。
◎サービス・ステーション
○(3)(官庁などの)署・局・所。
○(4)[軍]基地([英]base)・駐屯地(チュウトンチ)。
◎宇宙ステーション
★すてーしょんえっくす
【ステーションX】
◇[英]Station X
○[歴]第二次世界大戦中の、イギリス軍による対ドイツ軍の暗
号解読プロジェクト名。
参照⇒[2]うるとら(ウルトラ)(2),えにぐま(エニグマ)(3)
★すてーしょんわごん
【ステーションワゴン】
◇[米]stationwagon、[英]estate car
○[交]後部座席を折り畳み、荷物を載せることができる大形の
乗用車。
単に「ワゴン」とも呼ぶ。
参照⇒えきばしゃ(駅馬車)
すてーたす
【ステータス】
◇[英]status(ステイタス)
○(1)(社会的な)地位・身分・階級。
○(2)(特に)高い地位。威信・信望。
○(3)事情・事態。状態・情勢。
○(4)[計]コンピュータまたはその周辺機器の作動状態。
参照⇒[1]ふらぐ(フラグ)(2)
◎ステータス・レジスター:⇒すてーたすれじすたー(ステー
タス・レジスター)
すてーたすばー
【ステータスバー】
【ステータス・バー】
◇[英]status bar
○[計]ウィンドウの下端、水平に表示される帯状の領域。
フォルダであればファイル数・サイズなど、ワープロソフト
であればページ番号・行数など、そのウィンドウの状態や操作
状況などの情報が表示される。
参照⇒すくろーるばー(スクロールバー,スクロール・バー)
すてーたすれじすたー
【ステータス・レジスター】
◇[英]status register
○[計]コンピューターで、中央処理装置(CPU)内にある動作
状態表示のレジスター。
割り込みの可不可・レジスターの内容(正・零・負)・演算後
のオーバーフローの有無などが格納されていて、実行プログラ
ムから現状を参照するもの。
すてっき
【ステッキ】
【洋杖】
◇[英]stick
○(1)洋風の杖(ツエ)。
本来は歩行を助けるものであるが、権威的意味合いもあり散
歩の折などに携帯される。
西洋では16世紀ころから男性がアクセサリーとして用い、18
世紀には男女ともに愛用される。日本でも明治半ばころ流行。
柄(エ)に象牙(ゾウゲ)・水牛の角・貴金属を付けたり、彫刻を
ほどこしたりする。
○(2)[印]活字組版で植字工が使用する方形の箱のような道具。
これを左手に持ち、右手で指定された寸法に活字や余白を組
並べ(組版)、ゲラに移していく。
すてづけ
【捨て漬け】
○[食]ぬか漬けの新しいぬか床(ドコ)を作るとき、大目の塩で
毎日新しい野菜を漬け換えること。
ぬかを掻(カ)き混ぜずに漬け換えを七日ほど行ってぬかの乳
酸菌を増やし、その後は本漬けを行う。
◎漬けた野菜は塩分が多く、食べられないことから。
すてっち
【ステッチ】
◇[英]stitch
○(1)一縫い・一刺し。
○(2)(裁縫・刺繍・編物などの)縫い目・針目。
○(3)(裁縫・刺繍・編物などの)縫い方・刺し方。その技法。
○(4)(3)による、飾り縫い。
すてっちん
【ステッチン】
◇[独]Stettin、[ポーランド語]Szczecin
○⇒しゅちぇちん(シュチェチン)
すてっどらー
【ステッドラー】
◇[独]STAEDTLER Mars GmbH & Co.KG
○[経]ドイツの、世界的な文具製造会社。
本社はニュルンベルク。
★すてっぱー
【ステッパー】
◇[英]stepper
○[工]LSIや液晶パネルの製造に用いられる、逐次移動式の
回路露光装置。
シリコン基板上を移動しながらLSIの回路パターンなどを
焼き付けていく装置。
すてっぴんぐもーたー
【ステッピングモーター】
【ステッピング・モーター】
◇[英]stepping motor
○[機]パルス数に応じて角度を回転移動させる駆動装置。
時計の秒針のように角度を変える。
[1]すてっぷ
【ステップ】
◇[英]step
○(1)足どり・足の運び・歩調。
○(2)[交]列車・電車・バスなどの乗降口の踏み段。
参照⇒[1]すてあ(ステア)(2)
○(3)[運]三段跳びの二段目の跳躍。
◎ホップ、ステップ、ジャンプ
○(4)[計]ソース・プログラムの1行。カード・イメージで1
枚。
プログラム作成の作業量として使用される。
★[2]すてっぷ
【ステップ】
◇[英]steppe
○[地]中緯度の内陸部に分布する、雨の少ない草原地帯。
すてっぷあっぷ
【ステップアップ】
◇[英]step up
○(1)段を上がる。昇進する。上達する。
○(2)(量・速度などが)段階的に増大する。
○(3)近寄る・進み寄る。
すてっぷあっぷりんぐ
【ステップアップリング】
◇[英]step up ring
○[写]レンズの口径より大きいサイズのフィルターなどを取り
付けるためのアダプター。
すてっぷる
【ステップル】
◇[英]staple
○⇒[1]すてーぷる(ステープル)
すてっぷわごん
【ステップワゴン】
◇[登録商標]STEPWGN
○[交]ホンダ(本田技研工業)のミニバン。
◎"WGN"は"wagon"から。
すてでぃー
【ステディー】
◇[英]steady
○(1)[形]固定した、安定した、着実な、不変の。
○(2)[海]操船で、船が現在向いている方向のまま直進せよと
いう指示。
⇒ようそろ(宜候,良候,好候)(1)
○(3)(転じて)男女交際で、特定の相手のみと交際すること。
また、その間柄・その相手。
参照⇒[1]でーと(デート)(2)
ずでてぃさんみゃく
【ズデティ山脈】
◇[英]Sudety Mountains
○[地]⇒ずでーてんさんち(ズデーテン山地)
すててこ
【すててこ】
【ステテコ】
○(1)[服]男性用の下着(シタギ)、ズボン下の一種。
膝下(ヒザシタ)まであるゆったりしたもので、夏に着用する。
関西では「パッチ」と呼ぶ。
参照⇒ぱじ(パジ,袴下)
◎膝上までのもの:⇒はんももひき(半股引)
◎名称は「すててこ踊り」から。
○(2)すててこ踊りの略称。
⇒すててこおどり(すててこ踊り,すててこ踊)
すててこおどり《すててこをどり》
【すててこ踊り】
【すててこ踊】
○宴席や寄席(ヨセ)の騒ぎ踊りの一種。
1880(明治13)ころから初代三遊亭円遊(1849〜1907)が吉原(ヨ
シワラ)の幇間(ホウカン)の踊りを寄席で踊って流行。
じんじん端折(バショ)りに半股引(ハンモモヒキ)で滑稽(コッケイ)に踊り、
鼻をつまんで捨てる真似(マネ)をするところから名付けられた。
単に「すててこ」とも呼ぶ。
ずでーてんさんち
【ズデーテン山地】
◇[英]Sudeten Mountains
○[地]ポーランド南西部とチェコ北部の国境にある山脈。南東
部はオルリツェ山脈(Orlice Mountains)に連なる。
最高峰はシュネスカ山(Hora Snezka)(1,602メートル)。
「スデティ山脈(Sudety Mountains)」,「クルコノシェ山脈(Kr-
konose Mountains)」とも呼ぶ。
参照⇒おーでる(オーデル)
ずでーてんちほう《ずでーてんちはう》
【ズデーテン地方】
◇[独]Sudetenland
○ポーランド南西部(もとドイツ南東部)とチェコ北部の国境山
岳地帯の歴史的名称。
参照⇒みゅんへんかいだん(ミュンヘン会談)
すてにす
【ステニス】
◇John C.Stennis
○[軍]⇒じょんしーすてにす(ジョン・C・ステニス)
すての
【ステノ】
◇[英]steno-
○[接頭辞]「小さい・狭い・細い」を表す語形成要素。
すてのぐらふぃー
【ステノグラフィー】
◇[英]stenography
○(1)速記。
⇒そっき(速記)(3)
○(2)速記術。
★すてのにこさうるす
【ステノニコサウルス】
◇[学]Stenonychosaurus
○[化生]
参照⇒とろおどん(トロオドン)
すてばか
【捨て墓】
【捨墓】
○[社]埋め墓(ウメバカ)の別称。
⇒うめばか(埋め墓,埋墓)
すてばち
【捨て鉢】
【捨鉢】
○絶望してなげやりになること・やけ(自棄)になること。また、
その気持ち・様子。自暴自棄(ジボウジキ)・やけくそ(自棄糞)。
参照⇒やけっぱち(やけっぱち,やけっ鉢,自棄っぱち,焼っぱ
ち)
すてび
【捨火】
○(1)[古]物などを煮るとき、穢(ケガ)れた火を捨てて用いない
こと。
○(2)[古]賤民からタバコ(煙草)の火を求められたとき、直接
与えずに、捨てるようにして与えた火。
★すてびあ
【ステビア】
◇[羅]Stevia、[学]Stevia rebaudiana
○(1)[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の一属。南ア
メリカ原産。
○(2)[食]ステビア(1)の葉から採った甘味料。
甘さは砂糖の200倍。
◎日本・韓国などでは安全性に問題ないとされているが、ヨー
ロッパやアジアでは、生殖能力に影響を与えるとして使用を禁
止している国もある。
すてぶち
【捨扶持】
【捨て扶持】
○(1)[歴]江戸時代、由緒(ユイショ)や功績のある家の老幼・婦女
・不具者(フグシャ)などを援助するために与えた、わずかな扶持
米。
○(2)[古]捨てると同様だという意味で、役に立たない者に与
える扶持米。
すてーぷらー
【ステープラー】
◇[英]stapler
○コの字形の針金を紙に打ち込んで綴(ト)じ合せる文房具。
日本では商品名である「ホチキス(Hotchkiss)」,「ホッチキス」
と呼ばれることが大半。
◎アメリカ人ホッチキス(Benjamin Berkeley Hotchkiss)(1826
〜1885)が発明。
◎綴じる針金は「針」,「たま(弾)」,「ステープル(staple)」,「ステッ
プル」と呼ぶ。
[1]すてーぷる
【ステープル】
◇[英]staple
○(1)U字型の釘(クギ)。かすがい(鎹)。
「ステップル」とも呼ぶ。
参照⇒かすがい(鎹)(2)
○(2)[電]電気コードなどを固定させるU字型の釘。
「ステップル」とも呼ぶ。
○(3)ステープラー(ホチキス)の綴じ針。
「ステップル」とも呼ぶ。
[2]すてーぷる
【ステープル】
◇[英]staple
○(1)(羊毛・綿などの比較的短い)紡いで糸にすることができ
る程度の長さの繊維。
○(2)切断した人造繊維。
参照⇒すてーぷるふぁいばー(ステープルファイバー,ステー
プル・ファイバー)
[3]すてーぷる
【ステープル】
◇[英]steeple
○[建](教会などの)尖塔。
◎その尖(トン)がり屋根は「スパイア(spire)」。
ピナクル([フ]pinacle)/ツァッケ([独]Zacke):小尖塔。
すてーぷるふぁいばー
【ステープルファイバー】
【ステープル・ファイバー】
◇[英]staple fiber
○[化]パルプ原料用のビスコース・レーヨン(viscose rayon)
を紡績用に短く切った人造繊維。また、それで作られた糸・織
物。
糸に豊満性をもたせるため、適当な捲縮(ケンシュク)(カール)を
与えることが多い。
和略語で「スフ」とも、「人造綿花」,「光綿(コウメン)」とも呼ぶ。
◎第一次世界大戦中、ドイツで発明。
日本では昭和10年代に木綿の代用品として広く使用された。
◎「人造絹糸(ケンシ)」,「人絹(ジンケン)」はレーヨン(rayon)の別称。
⇒れーよん(レーヨン)
すてべん
【捨て弁】
○(1)[俗]販売用の弁当で、消費期限ぎりぎりまたは過ぎたも
の。
◎販売できないので「捨てる弁当」の意味。
○(2)[俗]コンビニ弁当などの販売用の弁当。
◎食べ終わったら「捨てられる弁当箱」の意味。
すてみ
【捨て身】
【捨身】
○(1)命を惜(オ)しまず身を捨てるほどの覚悟(カクゴ)で、全力を
尽(ツ)くして物事にあたること。
◎捨て身の覚悟
○(2)思うままにならず、やけになって後先(アトサキ)を考えずに
行動すること。自暴自棄(シボウジキ)。
◎捨て身になる
すてゅくす
【ステュクス】
◇[英]Styx
○[ギ神]冥界(メイカイ)を流れる河。大洋神オケアノス(Okeanos)
の娘とされる。
日本の三途(サンズ)の川に相当し、カローン(Charon)という名
の渡し守がいて、死者の魂はここを渡って冥界に行く。
「ステュックス」,「スティックス」,「アケローン(Acheron)」と
も呼ぶ。
参照⇒れーて(レーテ)
◎ギリシアの英雄アキレスがこの河に浸されて踵(カカト)を除き
不死身になった。
参照⇒あきれす(アキレス)
すてゅっくす
【ステュックス】
◇[英]Styx
○[ギ神]⇒すてゅくす(ステュクス)
[1]すてら
【ステラ】
◇[英](単数形)stela/(複数形)stelae(ステレ)
○(1)[歴]記念石柱。
○(2)[建]石碑・石柱。(建物正面の)銘額。
○(3)[植]⇒ちゅうしんちゅう(中心柱)
[2]すてら
【ステラ】
◇[伊]stella、[英]star
○(イタリア語で)星。
[3]すてら
【ステラ】
◇[英]Stella
○[人](英語圏の)性名。
◎「冠(crown)」の意味。
[4]すてら
【ステラ】
◇[登録商標]STELLA
○[交]富士重工業社製の背の高いワゴンタイプの軽乗用車。
「スバルステラ」とも呼ぶ。
◎2006. 6.14(平成18)発売。排気量660cc。
★すてらじあん
【ステラジアン】
◇steradian
○[数]角度(立体角)の単位。単位記号は「sr」。
◎平面角:⇒らじあん(ラジアン)
すてりん
【ステリン】
◇[独]Sterin
○[生化]⇒すてろーる(ステロール)
すてるす
【ステルス】
◇[英]stealth
○(1)[名]内密・隠密・機密。内密な行為。
○(2)[形]真意を見せない。
○(3)[形][軍]レーダー捕捉(ホソク)不能の。
電磁波(レーザー波)を乱反射するタイプと吸収するタイプが
ある。
◎「こっそり盗む(steal)」と抽象名詞を造る接尾辞(-th)との合
成語。
すてるすくちくかん
【ステルス駆逐艦】
◇[英]stealth destroyer
○(1)[軍]アメリカ海軍が21世紀型の艦船として開発を目指し
た多目的戦闘艦DD−21。
◎2002. 2. 4(平成14)ブッシュ米大統領が2003会計年度の予算
案で完全中止を決定。
○(2)[軍]韓国海軍のステルス技術を採用した駆逐艦。
排水量5,500トン、最大速力29ノット。
◎2003. 4.11(平成15)韓国、蔚山の現代重工業でステルス駆逐
艦を進水。
すてるすこるべっとかん
【ステルス・コルベット艦】
◇[英]stealth corvette
○[軍]スウェーデン海軍が建造中のステルス性を持つコルベッ
ト艦。
日本の東レが開発した炭素繊維T−700を使い電磁波(レ
ーザー波)を吸収させている。
参照⇒こるべっと(コルベット)(2)
◎1996(平成 8)建造を開始。
★すてるすせんとうき
【ステルス戦闘機】
◇[英]stealth fighter
○[軍][空]
参照⇒えふいちいちななえー(F−117A,F117A),ら
ぷたー(ラプター)
★すてるすせんりゃくばくげきき
【ステルス戦略爆撃機】
◇[英]stealth strategic bomber
○[軍][空]
参照⇒びーつー(B−2,B2)
すてるすばくげきき
【ステルス爆撃機】
◇[英]stealth bomber
○[軍][空]機体に電磁波(レーザー波)を吸収する、または乱反
射させる特殊塗料を塗った爆撃機。
レーダー捕捉(ホソク)を困難にしたもの。
参照⇒びーつー(B−2,B2)
すてるべん
◇[独]Sterben/sterben
○「シュテルベン」の英語読み。
⇒しゅてるべん(シュテルベン)
すてーるめーと
【ステールメート】
◇[英]stalemate
○⇒すているめいと(ステイルメイト)
[1]すてれ
【ステレ】
◇[英](複数形)stelae/(単数形)stela(ステラ)
○⇒[1]すてら(ステラ)
[2]すてれ
【ステレ】
◇[英]stele
○[植]⇒ちゅうしんちゅう(中心柱)
すてれお
【ステレオ】
◇[英]stereo
○(1)[接頭辞]「固い、実体的な、立体的な」を表す語形成要素。
◎stereotype:⇒すてろたいぷ(ステロタイプ)
○(2)[電]2チャンネル以上の音源を同時に出して立体感・臨
場感を得られるようにした音響装置。
○(3)[放]ステレオ放送の略。
すてれおたいぷ
【ステレオタイプ】
◇[英]stereotype
○⇒すてろたいぷ(ステロタイプ)
すてろいど
【ステロイド】
◇[英]steroid
○[生化]分子中にステロイド核と呼ばれる共通構造をもつ一連
の有機化合物の総称。
一般に無色の結晶で、水に溶けにくく、脂肪や有機溶媒に溶
ける。
動植物体に広く分布し、さまざまな生理作用・薬理作用をも
ち生物学的に重要な物質が多い。
また、人工合成されホルモン剤・経口避妊薬などでは天然に
存在しないものも多いが、ステロイド剤として医薬などに用い
られている。
参照⇒てすとすてろん(テストステロン),あなぼりっくすて
ろいど(アナボリックステロイド)
◎ステロイド核(C17H28)はシクロペンタノパーヒドロフェナ
ントレン核とも呼び、炭素6個からなる環状構造3個と炭素5
原子からなる環状構造1個の基本骨格をもつ。
C17ステロイド:エストロン・エストラジオールなど発情ホ
ルモン系。
C18ステロイド:テストステロンなど男性ホルモン系。
C21ステロイド:プロゲステロン・コーチゾンなど黄体ホル
モンや副腎皮質ホルモン系。
C24ステロイド:胆汁酸系。
◎ステロイドはステロール(sterol)とギリシア語の種族(oides)
からの造語。
すてろたいぷ
【ステロタイプ】
◇[英]stereotype
○(1)[印]鉛版。
「ステレオタイプ」とも呼ぶ。
○(2)紋切り型・決まり文句・月並(ツキナ)み。
「ステレオタイプ」とも呼ぶ。
すでろっと
【スデロット】
◇Sederot/Sderot
○イスラエル南部、ハダロム地区(HaDarom District)北西部の
町。西部はガザ地区。
北緯31.53°、東経34.58°の地。
「スデロト」とも呼ぶ。
〈人口〉
1983(昭和58) 9,000人。
1995(平成 7)1万7,300人。
2003(平成15)2万0,400人。
すでろと
【スデロト】
◇Sederot/Sderot
○⇒すでろっと(スデロット)
★すてろーる
【ステロール】
◇[英]sterol
○[生化]ステロイドの一種、有機アルコール類の総称。
コレステロール(cholesterol)・エルゴステロール(ergoster-
ol)・シトステロール(sitosterol)など。
「ステリン([独]Sterin)」とも呼ぶ。
参照⇒すてろいど(ステロイド)
すてんがん
【ステンガン】
◇[英]Sten gun
○[軍]イギリスの軽機関銃。
◎スタンガン(stun gun)は電気ショック銃。
★すてんしる
【ステンシル】
◇[英]stencil
○(1)[印][美]紙・布・皮革などの上に、油紙を切り抜いた型
紙を置き、上から刷毛(ハケ)で絵の具を摺(ス)り込んで模様を転
写する技法。
また、その型紙・その絵。
「合羽版(カッパバン)」,「かっぱずり(合羽刷り,合羽摺り)」とも
呼ぶ。
○(2)[印]謄写版(トウシャバン)。
参照⇒とうしゃばん(謄写版)
◎ステンシル・ペーパー(stencil paper)。
すてんしるぺーぱー
【ステンシル・ペーパー】
◇[英]stencil paper
○[印]謄写版(トウシャバン)の原紙。
参照⇒とうしゃばん(謄写版)
[1]すてんと
【ステント】
◇[英]stent
○[医]狭まった血管などに挿入して拡張させる医療器具。
[2]すてんと
【ステント】
◇Charles R.Stent
○[人]イギリスの歯科医(1845〜1901)。
すてんどぐらす
【ステンドグラス】
◇[英]stained glass
○さまざまな色の板ガラスをさまざまな形に切り、銅または鉛
(ナマリ)の枠で接合し、模様・画像などを描き出した絵ガラス。
10世紀以降、ゴシック様式の教会の窓ガラスなどに使用され
た。
◎最初は大きな板ガラスを製造できなかったことから始められ
たもの。
◎「ステンド(stained)」は「着色した」の意味。
すてんれす
【ステンレス】
◇[英]stainless
○(1)[形]汚(ヨゴ)れない。
○(2)[形]錆(サ)びない。
○(3)[名][工]ステンレススチール(stainless steel)の略称。
⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス・ス
チール)
◎「ステン(stain)」は「汚れ・傷(キズ)」の意味。
すてんれすこう《すてんれすかう》
【ステンレス鋼】
◇[英]stainless steel
○[工]⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス
・スチール)
すてんれすすちーる
【ステンレススチール】
【ステンレス・スチール】
◇[英]stainless steel
○[工]耐食性の高い合金鋼。
クロム鋼(chrome steel)とニッケル・クロム鋼(nickel
chrome steel)に大別される。
家庭用の台所用品・電気機器などから工業用の化学工業機器
などまで幅広く用いられる。
単に「ステンレス」とも、「ステンレススティール」,「ステンレ
ス鋼」,「不銹鋼(フシュウコウ)」とも呼ぶ。
すてんれすすてぃーる
【ステンレススティール】
【ステンレス・スティール】
◇[英]stainless steel
○[工]⇒すてんれすすちーる(ステンレススチール,ステンレス
・スチール)
----------------------------------------------------------------