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百 科 辞 書 《そうは》 編集:獨 澄旻
-------- そうは ------------------------------------------------
そうはつせいちほう《さうはつせいちはう》
【早発性痴呆】
○[古][病]精神分裂病の旧称。
⇒せいしんぶんれつびょう(精神分裂病)
そうばどの《さうばどの》
【喪場殿】
【葬場殿】
○⇒そうじょうでん(喪場殿,葬場殿)
ぞうはん《ざうはん》
【造反】
◇[中]zaofan
○(体制や権威に)反逆(ハンギャク)・謀反(ムホン)する。批判・抵抗
する。
◎中国の文化大革命のスローガン「造反有理」で日本に知られ、
日本でも使用されるようになった。
参照⇒ぞうはんゆうり(造反有理)
ぞうはんゆうり《ぞうはんいうり》
【造反有理】
◇[中]zaofan youli
○(体制や権威に)反逆するにはそれなりの道理があるというこ
と。
◎1939(昭和14)毛沢東(モウ・タクトウ)が演説に用い、『毛沢東語録』
に収録されている言葉。
文化大革命のスローガンとして紅衛兵が盛んに用いた。
ぞうびちゅう《ざうびちやう》
【象鼻虫】
○[虫]ゾウムシ(象虫)の別称。
⇒ぞうむし(ゾウムシ,象虫)
ぞうひびょう《ざうひびやう》
【象皮病】
◇[英]elephantiasis(エレファンタイシス)
○[病]旋尾線虫目(Spirurida)旋尾線虫亜目(Spirurina)フィラ
リア上科(Filarioidea)の寄生虫フィラリア(filaria)(糸状虫)
の感染症。
母虫がリンパ系に寄生して、皮膚や皮下組織にリンパ液が慢
性的に鬱滞(ウッタイ)し、患部が腫脹(シュチョウ)・硬化してゾウの皮
膚のように変形する病気。
感染すると患部が発赤(ハッセキ)して発熱・悪寒(オカン)を伴って
フィラリア症(filariasis)となり、慢性・重症化して象皮病に
いたる。
初期治療はクエン酸ジエチルカルバマジン(diethylcarbama-
zine citrate)を投与してフィラリアを駆除し、象皮が発生し
たら副腎皮質ホルモン剤を投与する。
下肢、男性の陰嚢(インノウ)、女性の外陰部に多く起こる。
乳糜尿(ニュウビニョウ)・陰嚢水腫(スイシュ)を伴うこともある。
熱帯・亜熱帯地方に多く、カ(蚊)が媒介。日本ではかつて九
州の一部で風土病としてみられた。
そうひょう《そうひやう》
【総評】
○日本労働組合総評議会の略称。
そうびょう《そうべう》
【宗廟】
○(1)[漢]⇒たいびょう(大廟)(1)
○(2)[国]祖先を祀(マツ)った建物・場所。
ぞうひょう《ざふひやう》
【雑兵】
○(1)身分の低い兵士・兵卒。
「ざっぴょう(雑兵)」,「陣笠(ジンガサ)」とも呼ぶ。
また、「足軽(アシガル)」とほぼ同意語であるが「足軽・雑兵」の
ように併称され、足軽よりやや格下(カクシタ)。
参照⇒あしがる(足軽)
○(2)(転じて)地位・身分の低い下級の者。下っ端(シタッパ)。
「ざっぴょう(雑兵)」,「陣笠」とも呼ぶ。
ぞうひょうものがたり《ざふひやうものがたり》
【雑兵物語】
○[歴]江戸初期の兵法書。二巻。作者未詳。
雑兵三十人の戦場での体験談(功名談・失敗談・見聞談)の形
式で、東国方言(口語)を用いて記述した、戦場での心得(ココロエ)。
◎1683(天和 3)以前の成立で、著者は高崎藩主松平信興と目さ
れている。
1846(弘化 3)刊行。
◎江戸初期の貴重な口語資料となっている。
そうびれい
【宋美齢】
◇[中]Song Meiling、[英]Mayling Soong
○[人]中国の政治家・宋嘉樹(Jiashu)の娘・宋三姉妹の末妹
(1901. 3. 5〜2003.10.23)。中華民国の財政部長を務める財閥
孔祥煕(Kong Xiangxi)(コウ・ショウキ)の妻靄齢(Ailing)(アイレイ)・中
国革命の父孫文(Sun Wen)(ソン・ブン)の妻宋慶齢(Qingling)(ケイレイ)
・中国の財政家宋子文(Ziwen)(シブン)の妹。上海(シャンハイ)生れ。
1908(明治41)アメリカに留学。
1917(大正 6)ウェスリアン女子大学(Wesleyan College for
Women)を卒業。
1927(昭和 2)蒋介石(Jiang JieShi)(ショウ・カイセキ)の後妻となっ
てから、立法委員・婦女協会新生活運動理事長・国民党中央執
行委員など国民政府の要職を歴任。
1936.12.(昭和11)西安事件では自ら西安に飛び蒋の救出に努
める。
第二次世界大戦後は対米外交に活躍し、再三渡米して対華援
助を要請。
航空事業を独占支配。
1975(昭和50)ニューヨーク郊外に移住。
参照⇒そうしまい(宋姉妹),そうけいれい(宋慶齢),そうしぶ
ん(宋子文)
◎生年は1898年とも、1902年とも。
◎蒋介石:1887〜1975(明治20〜昭和50)。
そうぶ《さうぶ》
【菖蒲】
○(1)[植]⇒しょうぶ(ショウブ,菖蒲)
○(2)[服]⇒しょうぶ(菖蒲)(2)
そうぶ
【総武】
◇[日]Sobu/So-Bu
○総州(ソウシュウ)(現:千葉県)と武州(ブシュウ)(現:東京都)の併称。
◎総武線:⇒そうぶほんせん(総武本線)
そうぶがさね《さうぶがさね》
【菖蒲襲】
○[服]⇒しょうぶ(菖蒲)(2)
そうふくじ
【崇福寺】
○(1)福岡県福岡市博多区千代(チヨ)4丁目にある臨済宗大徳寺
派の寺。山号は横岳山(オウガクサン)。
寺宝に『黒田如水画像』・伝相阿弥筆『出山釈迦図』などが
ある。
◎1240(仁治元)随乗坊湛慧(ズイジョウボウ・タンエ)が太宰府(ダザイフ)
の横岳(ヨコダケ)に創建。翌1241(仁治 2)円爾(エンニ)を開山に迎え、
円爾により万年崇福禅寺と名付けられる。
1272(文永 9)南浦紹明(ナンポ・ジョウミョウ)が30余年間、住持。
戦国末期兵火に焼失したが、1601(慶長 6)福岡築城の際に黒
田長政が現在地に移して菩提寺(ボダイジ)とし、春屋宗園を中
興の祖として再興。
○(2)長崎県長崎市鍛冶屋町(カジヤマチ)7の5にある黄檗宗(オウバ
クシュウ)の寺。山号は聖寿山(ショウジュサン)。
本尊は釈迦如来。
第一峰門(ダイイッポウモン)は1644(寛永21)建築、大雄宝殿(本殿)
は1646(正保 3)建築、ともに1953. 3.(昭和28)国宝に指定。
阿弥陀堂と薬師堂が共存し、航海安全の神の媽祖堂(マソドウ)
や関羽(カンウ)を祀(マツ)る護法堂がある。
「福州寺(フクシュウデラ)」,「赤寺(アカデラ)」,「唐寺(トウデラ)」,「支那寺
(シナデラ)」,「中国寺(チュウゴクデラ)」とも呼ぶ。
◎長崎居留の中国人林楚玉(Lin Chuyu)ら福建省出身者が在留
中国人の菩提寺の創建を図り、1632(寛永 9)または1629(寛永
6)寺院建立の公許を得て中国僧超然(Chaoran)(チョウネン)を招い
て創建。中国で加工した部材を用いて明末清初の中国風伽藍(ガ
ラン)を建立(コンリュウ)したもの。
1655(明暦元)黄檗宗の開祖隠元(Yinyuan)(インゲン)が入寺し、
弟子の即非如一(Jifei Ruyi)(ソクヒニョイチ)が伽藍(ガラン)を整備。
◎旧住所名は今籠町。
そうぶせん
【総武線】
○[交]⇒そうぶほんせん(総武本線)
そうぶながれやまでんてつ
【総武流山電鉄】
○[交]千葉県北部の私営鉄道会社。馬橋(マバシ)駅(松戸市)〜流
山駅(流山市)間、5.7キロメートル。
略称は「流鉄(リュウテツ)」。
〈停車駅〉
馬橋駅・幸谷(コウヤ)駅・小金城址(コガネジョウシ)駅・鰭ヶ崎(ヒレガ
サキ)駅・平和台(ヘイワダイ)駅・流山駅。
◎1916. 3.14(大正 5)流山軽便鉄道として全線開業。
1922.11.(大正11)流山鉄道に改称。
1951.12. 3(昭和26)流山電気鉄道に改称。
1967. 6.20(昭和42)流山電鉄に改称。
1971. 1.20(昭和46)総武流山電鉄に改称。
そうぶほんせん
【総武本線】
○[交]JR東日本が運行する、東京駅〜佐倉(サクラ)駅〜成東(ナル
トウ)駅〜銚子(チョウシ)駅間と、御茶の水(オチャノミズ)駅〜錦糸町(キンシ
チョウ)駅間の路線。旧国鉄線。
〈総武線の停車駅〉
御茶ノ水駅・秋葉原(アキハバラ)駅・浅草橋(アサクサ)駅・両国(リョウ
ゴク)駅・錦糸町駅・亀戸(カメイド)駅・平井(ヒライ)駅・新小岩(シンコ
イワ)駅・小岩駅・市川(イチカワ)駅・本八幡(モトヤワタ)駅・下総中山(シ
モウサナカヤマ)駅・西船橋(ニシフナバシ)駅・船橋駅・東船橋駅・津田沼
(ツダヌマ)駅・幕張本郷(マクハリホンゴウ)駅・幕張駅・新検見川(シンケミガ
ワ)駅・稲毛(イナゲ)駅・西千葉駅・千葉駅・東千葉駅・都賀(ツガ)
駅・四街道(ヨツカイドウ)駅・物井(モノイ)駅・佐倉()駅・南酒々井(ミ
ナミシスイ)駅・榎戸(エノキド)駅・八街(ヤチマタ)駅・日向(ヒュウガ)駅・成
東駅・松尾(マツオ)駅・横芝(ヨコシバ)駅・飯倉(イイクラ)駅・八日市場
(ヨウカイチバ)駅・干潟(ヒガタ)駅・旭(アサヒ)駅・飯岡(イイオカ)駅・倉橋
(クラハシ)駅・猿田(サルダ)駅・松岸(マツギシ)駅・銚子駅。
〈総武快速線の停車駅〉
東京駅・新日本橋(シンニホンバシ)駅・馬喰町(バクロチョウ)駅・錦糸
町駅・新小岩駅・市川駅・船橋駅・津田沼駅・稲毛駅・千葉駅。
◎1897(明治30)本所(ホンジョ)駅(現:錦糸町駅)〜銚子駅間、全通。
1904(明治37)本所駅〜両国駅間、開通。
1907(明治40)国有化。
1933. 9.16(昭和 8)中央線の御茶ノ水駅〜中野駅間を乗り入
れ。
1972(昭和47)錦糸町駅〜東京駅間、開通。
★そうへい
【僧兵】
○
参照⇒なんとほくれい(南都北嶺)(2)
◎平安中期の天台宗延暦寺の高僧良源(リョウゲン)が始めたといわ
れる。
◎山法師:比叡山の僧兵。
寺法師:園城寺(オンジョウジ)(通称:三井寺)の僧徒。
奈良法師:奈良の東大寺(トウダイジ)・興福寺(コウフクジ)などの
僧兵。
参照⇒やまほうし(山法師),ならほうし(奈良法師)
★ぞうへいきょく《ざうへいきよく》
【造幣局】
◇[英]Mint Bureau
○大阪府大阪市北区にある、財務省の付属機関の一つ。
参照⇒いんさつきょく(印刷局)
◎1869(明治 2. 2.)設置。
1872(明治 5)から毎年貨幣大試験を開始。
★ぞうへいしょう《ざうへいしやう》
【造兵廠】
○(1)[軍]軍の兵器製造工場。
◎英語:アーセナル(arsenal)。
ドイツ語:アーセナル(Arsenal)。
フランス語:(単数形)アーセナル(arsenal)/(複数形)アー
セノ(arsenaux)。
イタリア語:アルセナーレ(arsenale)。
スペイン語:アルセナル(arsenal)。
中国語:兵工廠(binggongchang)。
○(2)[歴][軍]海軍造兵廠(のち海軍工廠)や砲兵工廠(のち陸軍
造兵廠)。
参照⇒かいぐんこうしょう(海軍工廠),りくぐんぞうへいしょ
う(陸軍造兵廠),ぐんじゅこうしょう(軍需工廠)
そうべつちょう《さうべつちやう》
【壮瞥町】
◇[日]Sobetsu Cho
○北海道中南部、胆振支庁(イブリシチョウ)有珠郡(ウスグン)の町。
◎昭和新山・壮瞥温泉がある。
ぞうべにあ
【ゾウベニア】
◇[独]Souvenir、[英]souvenir
○⇒すーべにあ(スーベニア)
ぞうべにーる
【ゾウベニール】
◇[独]Souvenir、[英]souvenir
○⇒すーべにあ(スーベニア)
そうほう《そうはふ》
【宗法】
◇[中]zongfa
○[歴]中国で父系の血統を同じくする親族の集団。また、その
家族制度・組織規則・規則の体系。
古代に自然発生して、周代に制度として確立。
大宗(本家)・小宗(分家)と嫡(チャク)・庶(ショ)の系統を明確に
して大宗が一族を統制し、祖宗廟の祭祀・共同饗餐(キョウサン)・
一定期間の服喪(フクモ)・同宗不婚などを行なった。
戦国時代には弛緩(シカン)したが、華南では現在も根強い。
そうほう《さうはふ》
【槍法】
◇[英]spearmanship
○槍(ヤリ)の使用法。
基本は受け・払い・突き。
「槍術(ソウジュツ)」とも呼ぶ。
★ぞうほう
【像法】
○[仏]仏教の史観で、正法(ショウボウ)と末法(マッポウ)の間の500年
間。
証(さとり)が消えて、仏教の教(教え)・行(実践)が残ってい
る世界。
参照⇒ごひゃくさいせつ(五百歳説)
そうぼうべん
【僧帽弁】
【僧帽瓣】
◇[英]mitral valve
○[医]哺乳類の心臓の左心房と左心室との間にある、僧帽形の
二枚の弁膜。
左心房から左心室への入口、左房室口にあり、心室が収縮す
ると閉じて血液が左心房へ逆流するのを防いでいる。
「二尖弁(ニセンベン)(bicuspid valve)」,「左(ヒダリ)房室弁」とも
呼ぶ。
◎名前はカトリックの司教冠(ミトラ)に似ていることから。
◎右心室と右心房間には三尖弁、別称は右(ミギ)房室弁がある。
参照⇒さんせんべん(三尖弁)
◎2003.11.26(平成15)天理よろづ相談所病院、男児(生後5ヶ
月)の僧帽弁閉鎖不全症手術に成功と発表。
参照⇒えっちえるえっちえす(HLHS)
そうぼく《さうぼく》
【相撲】
○互いに撲(ナグ)りあうこと。
参照⇒たいまん(タイマン)
◎「すもう(相撲)」とも読む。
そうぼせつ《さうぼせつ》
【掃墓節】
◇[中]Saomu jie
○[暦]清明節の別称。
⇒せいめいせつ(清明節)
そうま《さうま》
【相馬】
◇[日]Soma
○(1)⇒そうまし(相馬市)
○(2)⇒そうまぐん(相馬郡)
○(3)⇒そうまむら(相馬村)
そうまぐん《さうまぐん》
【相馬郡】
◇[日]Spma Gun
○福島県北東部の郡。
新地町(シンチマチ)・飯舘村(イイタテムラ)の町村。
◎2006. 1. 1(平成18)鹿島町(カシママチ)と小高町(オダカマチ)、原町
市(ハラマチシ)と合併して南相馬市を発足。
そうまし《さうまし》
【相馬市】
◇[日]Soma Shi
○福島県北東部の市。南部を南相馬市に接し、東部を太平洋に
面する。
◎青森県中津軽郡(ナカツガルグン)には相馬村(ソウマムラ)がある。
そうまとう《さうまとう》
【走馬灯】
【走馬燈】
○⇒まわりどうろう(回り灯籠,回り燈籠)
そうまののまおい《さうまののまおひ》
【相馬の野馬追い】
【相馬の野馬追】
○⇒のまおい(野馬追い,野馬追)
そうまのまおい《さうまのまおひ》
【相馬野馬追い】
【相馬野馬追】
○⇒のまおい(野馬追い,野馬追)
そうまぶし
【相馬節】
○[楽]相馬地方の民謡。
「なんだそらよ」と歌われている。
◎新相馬節では「なんだこらようと」と歌われている。
そうまぼんうた《さうまぼんうた》
【相馬盆唄】
○[楽]相馬地方の民謡。
「ハアアーアイョー/今年ゃ豊年だよ/穂に穂が咲いてよヨ
ー」で始まる。
新潟県北東部の盆踊り唄が伝わったもの。
全国の盆踊りの定番曲の一つで、「相馬盆踊り唄」とも呼ぶ。
そうまぼんおどりうた《さうまぼんをどりうた》
【相馬盆踊り唄】
【相馬盆踊唄】
【相馬盆踊歌】
○[楽]⇒そうまぼんうた(相馬盆唄)
そうまむら《さうまむら》
【相馬村】
◇[日]Soma Mura
○青森県南西部、中津軽郡(ナカツガルグン)の村。
秋田県と接する。
◎福島県には相馬市(ソウマシ)がある。
★ぞうみつ《ざふみつ》
【雑密】
○[仏]『大日経』成立以前の密教。
それ以降の密教は「純密(ジュンミツ)」と呼ぶ。
そうむ《さうむ》
【双務】
○[法]契約する当事者の双方が互いに義務を負うこと。
⇔へんむ(片務)
◎双務契約(bilateral contract)
★ぞうむし《ざうむし》
【ゾウムシ】
【象虫】
◇[学]curculio、[英]weevil/snout beetle
○[虫]甲虫目(鞘翅目<ショウシモク>)(Coleoptera)ゾウムシ科(Curcu-
lionidae)の甲虫の総称。
成虫・幼虫ともに草食性のものが多く、各種の植物の害虫。
種類は非常に多く、世界中で6万種以上、日本では600種以
上が知られている。
「象鼻虫(ゾウビチュウ)」とも呼ぶ。
★そうむしょう《そうむしやう》
【総務省】
◇[英]Ministry of Public Management,Home Affairs,Posts
and Telecommunications(行政管理・内務・郵政・情報通信省)
○
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、郵政省・自治省・総務
庁の3省庁が統合して発足。
参照⇒そうむちょう(総務庁)
★そうむちょう《そうむちやう》
【総務庁】
◇[英]Management & Coordination Agency
○[歴]総理府の外局の一つ。
長官は国務大臣。
参照⇒そうむしょう(総務省)
◎1984. 7. 1(昭和59)総理府本府と行政管理庁を再編・統合し
て発足。初代長官は後藤田正晴。
2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、郵政省・自治省・総務
庁の3省庁が統合して総務省を発足。
そうめつけ
【総目付】
○[歴]大目付の旧称。
⇒おおめつけ(大目付)
★そうめん《さうめん》
【素麺】
【索麺】
○[食]
「ソーメン」とも呼ぶ。
参照⇒みわそうめん(三輪そうめん,三輪素麺),ひやむぎ(冷
麦)
そうめん《さうめん》
【装面】
○防毒マスク・防塵マスク・防護マスクなどを顔面または頭部
全体に装着すること。
そうめん
【総面】
○甲冑(カッチュウ)の面頬(メンポオ)の一種。
顔全体をおおって保護する、鉄または革製の面頬。
そうめんかぼちゃ《さうめんかぼちや》
【ソウメンカボチャ】
【ソウメン南瓜】
【素麺南瓜】
◇[学]Cucurbita pepo、[英]spaghetti squash
○[植][農]ペポカボチャの一種。
形は瓜に似て、皮は黄色い。
完熟果をゆで、冷水中で果肉を引き出すとソウメン(素麺)の
ように細長くほぐれる。シャキシャキした歯応えがあり、酢の
物などにする。
「イトカボチャ(糸南瓜)」,「金糸瓜(キンシウリ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぺぽかぼちゃ(ペポカボチャ,ペポ南瓜)
◎19世紀に中国から渡来。
そうもうとく《さうまうとく》
【曹孟徳】
◇[中]Cao Mengde
○[人]⇒そうそう(曹操)
★ぞうもく《ざうもく》
【ゾウ目】
【象目】
◇[学]Proboscidea
○[哺]哺乳綱(哺乳類)の一目。
「長鼻目(チョウビモク)」とも呼ぶ。
◎ゾウ科(Elephantidae):現存種。
ゴンフォテリウム科(Gomphotheriidae):絶滅種。
フォスファテリウム(Phosphaterium):ゾウ目の祖先。
そうもん
【ソウ門】
○[医]⇒せんもん(泉門)
◎「(「總」-「糸」+「頁」)門」と書く。
そうもん《さうもん》
【桑門】
○[仏]僧侶、出家、沙門、世捨て人。
「くわのかど(桑の門)」とも呼ぶ。
参照⇒しゃもん(沙門)
◎サンスクリット(梵語):シュラマナ(sramana)。
パーリ語:サマナ(samana)。
梵語で「善を勤(スス)め、悪を息(ヤ)める人(励む人)」の意味。
「静志(セイシ)」,「勤息(ゴンソク)」,「息心(ソクシン)」とも訳される。
そうもん
【僧門】
○仏家、仏門。
そうもん
【惣門】
○⇒なんだいもん(南大門)(1)
★そうや
【宗谷】
◇[日]Soya
○(1)⇒そうやしちょう(宗谷支庁)
○(2)⇒そうやぐん(宗谷郡)
○(3)[歴][海]帝国海軍の巡洋艦。
◎日露戦争で自沈した巡洋艦ワリヤーグ(Varyag)を、1905. 8.
8(明治38)日本が引き揚げ、「宗谷」として使用。
1916(大正 5)ロシアが買い戻し、ワリヤーグと復名。
○(4)[海]初代の南極観測船。海上保安庁の巡視船(PL107)。
参照⇒しらせ(しらせ)
◎1938. 6.10(昭和13)ソ連向け貨物船地領丸として竣工。
1940. 2.20(昭和15)帝国海軍の特務艦となり、宗谷と改名。
1955(昭和30)海上保安庁に移籍。
そうやかいきょう《そうやかいけふ》
【宗谷海峡】
◇[日]Soya Misaki、[英]La Perouse Strait
○[地]北海道本島北端の宗谷岬とサハリン島(樺太)南端のクリ
オン岬(西能登呂<ニシノトロ>岬)との間、約45キロメートルの海峡。
最狭部は約42キロメートル。
「ラペルーズ海峡」とも呼ぶ。
そうやくほう《そうやくはふ》
【増益法】
○[仏]四種法(シシュホウ)・三種法の一つ。
密教で、現在の状態を積極的に増進させる修法(シュウホウ)。福
徳・商売繁盛・家門繁栄・学業成就などが含まれる。
尊格として観音菩薩(カンノンボサツ)・虚空蔵(コクウゾウ)菩薩・宝生
如来(ホウショウニョライ)などを本尊にいただき、行者(ギョウジャ)が東方
に向い、法具は財宝性を示す黄・金色が重視される。炉は方形
を用い、護摩(ゴマ)を焚(タ)いて修する。
「ぞうやくほう(増益法)」とも呼ぶ。
参照⇒ししゅほう(四種法)
◎四種法の一つである敬愛法は、この増益法から分れたとされ
る。
ぞうやくほう《ぞうやくはふ》
【増益法】
○[仏]⇒そうやくほう(増益法)
そうやぐん
【宗谷郡】
◇[日]Soya Gun
○北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)の郡。
猿払村(サルフツムラ)のみ。
そうやしちょう《そうやしちやう》
【宗谷支庁】
◇[日]Soya Shicho
○北海道最北部の支庁。
支庁所在地:稚内市(ワッカナイシ)。
所属:宗谷郡・利尻郡・礼文郡・枝幸郡(エサシグン)・天塩郡(テ
シオグン)(一部)。
そうゆ
【総湯】
○温泉地の旅館などで、共同で入浴する浴場・設備。
参照⇒うちゆ(内湯)
そうよう《さうえふ》
【霜葉】
◇[日]soyo
○[植]霜にあたって紅や黄に変色した葉。
参照⇒こうよう(紅葉),こうよう(黄葉)
そうらくぐん《さうらくぐん》
【相楽郡】
◇[日]Soraku Gun
○京都府南東端の郡。
・笠置町
(カサギチョウ)・和束町(ワヅカチョウ)・精華町(セイカチョウ)・南山城村(ミナミ
ヤマシロムラ)の町村。
◎2007. 3.12(平成19)山城町(ヤマシロチョウ)・木津町(キヅチョウ)・加
茂町(カモチョウ)が合併して木津川市(キヅガワシ)を発足。
ぞうり《ざうり》
【草履】
○[服]履物(ハキモノ)の一種。鼻緒(ハナオ)をすげた平底の履物。
おもに和装のときに着用する。
足に当たる部分はワラ(藁)・イグサ(藺草)・灯心草・竹皮な
どを編んだものや、革(カワ)・ビニール・ゴム製などのものがあ
る。
「じょうり(草履)」とも、また幼児語で「じょじょ」とも呼ぶ。
参照⇒せった(雪駄,雪踏),はなお(鼻緒)
◎履(ハ)き古し:⇒なぎなたぞうり(薙刀草履)
テンカン(癲癇)の俗説:参照⇒てんかん(てんかん,癲癇)
〈種類〉
豊国草履:⇒とよくにぞうり(豊国草履)
長草履:⇒ながぞうり(長草履)
足半草履:⇒あしなか(足半,足中)
〈五大産地〉
山形・遠州(静岡)・伊勢(三重)・大和(奈良)・土佐(高知)。
そうりえき《さはりえき》
【沢入駅】
○[交]群馬県勢多郡(セタグン)東村(アズマムラ)大字沢入にある、わ
たらせ渓谷鉄道の駅。
神戸(ゴウド)駅と原向(ハラムコウ)駅(足尾町)の間。
◎1989. 3.29(平成元)読みを「そおりえき」から「そうりえき」に
変更。
★そうりふ
【総理府】
◇[英]Prime Minister's Office
○
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編で、外局の総務庁が郵政省・自
治省と統合して総務省となる。
2003. 4. 1(平成15)郵政事業庁を日本郵政公社として分離。
参照⇒そうむちょう(総務庁)
★ぞうりむし《ざうりむし》
【ゾウリムシ】
【草履虫】
◇[英](単数形)paramecium/(複数形)paramecia
○[動]原生動物繊毛虫類(センモウチュウルイ)の一種。
ゾウリに似た楕円形の単細胞動物で、体全体をおおう繊毛で
運動する。
そうりゅう《さうりゆう》
【そうりゅう】
○[軍]海上自衛隊の「そうりゅう型」潜水艦(SS501)。
基準排水量2,950トン、水中排水量3,300トン、全長約84メー
トル、幅9.1メートル。
ディーゼルエンジン2台、スターリングエンジン4台を搭載。
水上最高航速は12ノット、水中最高航速は20ノット。
参照⇒すたーりんぐえんじん(スターリング・エンジン)
◎2007.12. 5(平成19)三菱重工業神戸造船所で進水。
2009. 3.(平成21)就役予定。
〈そうりゅう型〉
SS501:そうりゅう。
SS502:うんりゅう:⇒うんりゅう(うんりゅう)
SS503:はくりゅう。
SS504:けんりゅう。
SS505:ずいりゅう:⇒ずいりゅう(ずいりゅう)
そうりゅう《さうりゆう》
【蒼竜】
【蒼龍】
○[歴][軍]日本帝国海軍の航空母艦(空母)。
◎1934.11.(昭和 9)着工。
1937.12.29(昭和12)竣工。
真珠湾攻撃に南雲艦隊の第二航空戦隊に属して参加、艦長は
柳本柳作大佐。帰路、艦隊から分れて空母飛竜とともにウェー
キ島攻撃を果たして呉に帰港。
1942. 6. 5(昭和17)ミッドウェー島付近で爆撃機3機の攻撃
を受け、赤城・加賀とともに炎上、撃沈。
参照⇒みっどうぇーかいせん(ミッドウェー海戦),あかぎ(赤
城)(5),ひりゅう(飛竜,飛龍)
◎蒼竜型の一番艦。二番艦は飛竜。
そうりょうむすめ《そうりやうむすめ》
【総領娘】
○長女。
⇒ちょうじょ(長女)
そうりん《さうりん》
【相輪】
○(1)仏塔の最上部にある金属で作られた柱状の部分の総称。
普通、塔の全高の1/3程度を占める。
塔の屋根に着いている部分から(下から)順に、露盤(ロバン)・
伏鉢(フクバチ)・請花(ウケバナ)・九輪(クリン)・水煙(スイエン)・竜舎(リュ
ウシャ)・宝珠(ホウジュ)と呼ぶ。
相輪全体を「九輪」とも、奈良時代には「露盤」とも呼ぶ。
◎中国では「塔刹(tacha)(トウセツ)」と呼ぶ。
参照⇒とうせつ(塔刹)
○(2)九輪(クリン)のみを指す呼称。
「表刹(ヒョウセツ)」とも呼ぶ。
◎中国では「相輪(xianglun)」と呼ぶ。
そうりんいっし《さうりんいつし》
【巣林一枝】
○[慣用句]鳥が林の中に巣を作っても、一本の枝の上に作るだ
けである。
小さい家に満足することのたとえ。
参照⇒さんぺいじまん(三平二満)(1)
◎『荘子』「逍遥遊」にある寓話。
[1]そうる
【ソウル】
◇[英]soul
○(1)魂・霊魂。
「ソール」とも呼ぶ。
○(2)精神・心。感情。
「ソール」とも呼ぶ。
○(3)生命。根源。
「ソール」とも呼ぶ。
[2]そうる
【ソウル】
◇[朝]Seoul
○大韓民国の首都。朝鮮半島の中央部の西海岸寄り、漢江下流
域にある都会。
北緯37.56°、東経126.99°の地。
参照⇒みょんどん(ミョンドン,明洞),よんひどん(ヨンヒド
ン,延禧洞,延喜洞)
〈人口〉
1975(昭和50) 688万人。
1985(昭和60) 964万5,000人。
1995(平成 7)1,023万1,200人。
2001(平成13)1,101万9,900人(推計)。
2002(平成14)1,115万3,200人。
◎高麗時代の11世紀半ばに南京が置かれてから都市として発達。
1393(<南>元中10,<北>明徳 4)李朝の太祖がここに都(漢城府)
をおいてから、半島の首都となり栄える。
文禄・慶長の役・清軍の侵入などしばしば兵火を受け、壬午
(ジンゴ)の変・甲申(コウシン)の変などの中心ともなる。
日韓併合(1910年)後、日本統治下では「京城(けいじょう)
([朝]Kyongsong)」と呼ばれ、朝鮮支配の中心となる。
第二次世界大戦後に大韓民国の首都となる。
◎北朝鮮の首都は平城:⇒ぴょんやん(ピョンヤン,平城)
◎韓国語で「首都」の意味。
「ソウル」は漢語ではないが「京城」を当てることもある。中国
語では「漢城(Han Cheng)」。
2005(平成17)韓国、中国語表記を「ソウル」に近い「首爾([中]
shouer)」と変更したが中国側は不採用。
2005.10.23(平成17)新華社、首爾を採用。
そうるび
【総ルビ】
○[印]印刷物のすべての漢字にルビ(振り仮名)を振ること。
⇔ぱらるび(パラルビ)
そうるふーど
【ソウルフード】
◇[英]soul food(魂の糧<カテ>)
○(1)[料]アメリカ合衆国南部の黒人の伝統的な料理。
多彩で、豚の足肉や小腸・コラードの葉(collard greens)・
モロコシ(sorghum)・オクラ(okra)など。
○(2)[料](転じて、その地の)伝統的な郷土料理。
そうれい
【葱嶺】
◇[中]Congling
○[地]中央アジアのパミール高原を中心とする諸山の中国名。
参照⇒ぱみーる(パミール)
◎前漢の頃から中国と西域を結ぶ重要な交通路であり、中国勢
力圏の西境であった。
◎語源は山中に生える一種のネギ(葱)に由来するという。
そうれい《さうれい》
【騒霊】
○⇒ぽるたーがいすと(ポルターガイスト)(1)
そうれいげんしょう《さうれいげんしやう》
【騒霊現象】
○[心]⇒ぽるたーがいすとげんしょう(ポルターガイスト現象)
そうれん《さうれん》
【操練】
◇[中]caolian
○[軍]兵士を訓練すること。練兵・教練・調練。
参照⇒そうてん(操典)
そうろうびょう《さうらうびやう》
【早老病】
○(1)[病]⇒はっちんそんぎるふぉーどしょうこうぐん(ハッチ
ンソン・ギルフォード症候群)
○(2)[病]⇒ろすむんどとむそんしょうこうぐん(ロスムンド・
トムソン症候群)
そうろく
【僧録】
○[歴]僧録司の略。
⇒そうろくし(僧録司)
そうろく
【総録】
【惣録】
○[歴]江戸時代、関八州とその周辺の当道座(トウドウザ)を統轄
した職。
1692(元禄 5)第5代将軍綱吉の時、杉山和一(ワイチ)が禄500
石を受けて関東総録検校に任ぜられたのが最初。のち廃(スタ)
れる。
全国を支配していた職屋敷(ショクヤシキ)から切り離して1736(元
文元)設置。
参照⇒とうどう(当道)(3),そうけんぎょう(総検校,惣検校),
しょくやしき(職屋敷),すぎやまりゅう(杉山流)
★そうろくし
【僧録司】
○[歴]室町時代、全国の寺院の政令をつかさどった僧職。
「僧録」とも呼ぶ。
そうろさんこ《さうろさんこ》
【草廬三顧】
○[諺]⇒さんこのれい(三顧の礼)(1)
そうわきごう
【総和記号】
○[数]⇒しぐま(Σ)
そうわまち
【総和町】
◇[日]Sowa Machi
○茨城県南西部、猿島郡(サシマグン)の町。
ぞえ
【ゾエ】
◇Zoe
○(1)[人]フランスの女性の名前。
○(2)[古][原]フランス最初の原子炉(EL−1)の通称。
1947(昭和22)建設。
1976. 3.(昭和51)停止。
1977(昭和52)密閉完了。
ぞえ
【ゾエ】
【ZOE】
◇[登録商標]ZOE
○[交]ルノー社製の電気自動車(EV)。
◎2010. 9.30(平成22)パリモーターショーでZOEプレビュー
を公開。
★ぞえあ
【ゾエア】
◇[羅]zoea
○[動]甲殻類の幼生の、メタノープリウス(metanauplius)・プ
ロトゾエア(protozoea)に次ぐ第三期の発育段階。
メタゾエア(metazoea)の前段階。
参照⇒こうかくるい(甲殻類)
そえかみぐん《そへかみぐん》
【添上郡】
◇[日]Soekami Gun
○奈良県北東部の郡。
月ヶ瀬村(ツキガセムラ)のみ。
そえだまち《そへだまち》
【添田町】
◇[日]Soeda Machi
○福岡県中東部、田川郡(タガワグン)の町。
そえばしら《そへばしら》
【添柱】
【添え柱】
○(1)[建]柱の脇(ワキ)に添えて立てる補強用の柱。
○(2)[建]⇒だきばしら(抱柱,抱き柱)(2)
そえもんちょう《そゑもんちやう》
【宗右衛門町】
◇[日]Soemoncho
○⇒そうえもんちょう(宗右衛門町)
そえんぬけん
【エソンヌ県】
◇[フ]Departement Essonne、[英]Essonne Prefecture
○フランス中北部、イル・ド・フランス地域圏(Region Ile-de-
France)南部の県。
県都はエブリー(Evry)。
そお《そほ》
【朱】
【赭】
○[色]上代に塗料として用いた赤色の土。また、その色。
「そほ」とも呼ぶ。
そお
【曽於】
◇[日]Soo
○(1)⇒そおし(曽於市)
○(2)⇒そおぐん(曽於郡)
そおうちん《そあうちん》
【蘇澳鎮】
◇[中]Suao Zhen、[英]Suao Town
○台湾島東北部、宜蘭県(Ilan Xian)(ギランケン)東部の町。
北東部に海軍基地がある。
そおぐん
【曽於郡】
◇[日]Soo Gun
○鹿児島県南東部の郡。
輝北町(キホクチョウ)・松山町(マツヤマチョウ)・志布志町(シブシチョウ)・有
明町(アリアケチョウ)・大崎町(オオサキチョウ)の町。
◎2005. 7. 1(平成17)大隅町(オオスミチョウ)・財部町(タカラベチョウ)・
末吉町(スエヨシチョウ)の3町が合併して曽於市を発足。
そおし
【曽於市】
◇[日]Soo Shi
○鹿児島県南東部の市。
◎2005. 7. 1(平成17)曽於郡(ソオグン)の大隅町(オオスミチョウ)・財部
町(タカラベチョウ)・末吉町(スエヨシチョウ)の3町が合併して発足。
そおず《そほづ》
【案山子】
○⇒そおづ(案山子)
そおづ《そほづ》
【案山子】
○かかし(案山子)。
⇒かかし(カカシ,案山子,鹿驚)
◎「そぼちびと(濡人)」の意。
そおりえき《さはりえき》
【沢入駅】
○[古][交]⇒そうりえき(沢入駅)
★そかい
【租界】
◇[中]zujie(租界)、[英]concession/settlement
○[歴]
参照⇒ねむれるしし(眠れる獅子)(1),そしゃくち(租借地)
◎専管租界(zhuanguan zujie):⇒せんかんそかい(専管租界)
共同租界(gongtong zujie):⇒きょうどうそかい(共同租界)
◎日本では「居留地」と呼んだ。
参照⇒きょりゅうち(居留地)
★そかい
【疎開】
○
◎1943.12.10(昭和18)文部省は学童の縁故(エンコ)疎開を促進。
1944. 1.26(昭和19)内務省は東京と名古屋に疎開命令を出し、
3月に疎開列車の第一陣が出発。同年 8. 4学童疎開の第一陣
が上野を出発。
◎地方に親類などがある場合は縁故疎開、ない場合は集団疎開
を行った。
★そがい《そぐわい》
【疎外】
○()[哲]
◎英語:エストランジメント(estrangement)/エイリアネイショ
ン(alienation)。
ドイツ語:エントフレンドゥン(Entfremdung)。
フランス語:アリエナシオン(alienation)。
そがい《そぐわい》
【疎外】
【疏外】
○疎(ウト)んじること・よそよそしくすること・のけものにする
こと。
◎疎外感
そがえき
【蘇我駅】
○[交]千葉県千葉市中央区蘇我町(ソガチョウ)にある、JR外房線
(ソトボウセン)の駅。
本千葉(ホンチバ)駅と鎌取(カマトリ)駅(緑区)の間。
◎JR御殿場線(ゴテンバセン)には下曽我(シモソガ)駅がある。
そーがす
【ソーガス】
◇Saugus
○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts
Commonwealth)北東部のエセックス郡(Essex County)南部の町。
北緯42.46°、西経71.01°の地。
◎エセックス郡にはノース・ソーガス(North Saugus)もある。
そがどの
【曽我殿】
【曾我殿】
○貧乏の別称。
◎仇討ちした曽我十郎五郎兄弟(祐成<スケナリ>・時致<トキムネ>)が貧
乏だったことから。
そがのあめ
【曽我の雨】
【曾我の雨】
○[暦]曽我十郎五郎兄弟(祐成<スケナリ>・時致<トキムネ>)が仇討ちし
た旧暦五月二十八日(5月28日)に降るという雨。
この日、十郎祐成は仁田四郎忠常に討たれ、それを悲しんだ
愛人の遊女虎御前が流す涙といわれる。
「虎が雨」,「虎が涙」,「虎少将の涙雨」とも呼ぶ。
そがのいるかくびづか
【蘇我入鹿首塚】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)飛鳥にある五輪
塔。高さ157センチメートル、幅54メートル。
645[皇極 4](大化元)大化改新で殺害された豪族蘇我入鹿の
首が落ちた場所に供養のため建立された石塔といわれる。
参照⇒いしぶたいこふん(石舞台古墳)
そがばいりん
【曽我梅林】
○神奈川県小田原市、JR御殿場線(ゴテンバセン)下曽我(シモソガ)
駅周辺の梅林(ウメバヤシ)。
95ヘクタール、約3万5千本。
◎関東三大梅林の一つ。
そーがむ
【ソーガム】
◇[英]sorghum
○[植][農](英語で)モロコシ(唐黍)。
⇒もろこし(モロコシ,唐黍,蜀黍)
そがやま
【曽我山】
◇[日]Soga Yama
○[地]神奈川県の小田原市北部と足柄上郡(アシガラカミグン)中井町
(ナカイマチ)の境にある山。標高328メートル。
そがんしょう《そがんせう》
【蘇岩礁】
◇[中]Su Yanjiao、[英]Socotra Rock/Su Rock/Suyan Rock
○[地]東シナ海北部の海面下4.6メートルにある岩礁。
中国と韓国とが排他的経済水域(EEZ)を主張する海域内に
位置する。
「ソコトラ礁(Socotra Rock)」とも呼ぶ。
◎韓国政府は自国領土の「離於島(イオド<Ieodo>)」と主張して
いるが島ではない。また波浪島と主張していたこともある。
参照⇒はろうとう(波浪島)
◎1900(明治33)イギリス船ソコトラ号が発見。
2001(平成13)韓国海洋研究所、海上36メートル・海面下40メ
ートルの鋼鉄柱4本による、ヘリコプターが発着できる離於島
総合海洋科学基地を建設し、中国から抗議を受けている。
◎インド洋北西部にはソコトラ島(Socotra Island)がある。
参照⇒そことらとう(ソコトラ島)
そきくそう《そきくさう》
【鼠麹草】
○[植]ハハコグサ(母子草)の漢名。
⇒ははこぐさ(ハハコグサ,母子草)
そぎのたき
【曽木の滝】
【曾木の滝】
◇[日]Sogi no Taki
○[地]鹿児島県伊佐市大口曽木(オオクチソギ)にある川内川(センダイガ
ワ)の滝。
幅210メートルで「東洋のナイアガラ(Niagara of The Orient)」
とも呼ぶ。
◎旧住所は大口市(オオクチシ)。
そぎぽ
【ソギポ】
【西帰浦】
◇[朝]Sogwipo
○韓国、済州島(Chejudo)(サイシュウトウ)にある都市。
北緯33.25°、東経126.57°の地。
〈人口〉
1995(平成 7)8万2,300人。
2002(平成14)8万9,800人。
★そきゅう
【遡及】
○
そーく
【ソーク】
◇Jonas Edward Salk(ジョナス・エドワード・ソーク)
○[人]アメリカの医学者(1914.10.28〜1995)。
1953(昭和28)急性灰白髄炎(小児麻痺)の予防接種ワクチンを
完成。
参照⇒そーくわくちん(ソーク・ワクチン)
★ぞく
【族】
○一族。
◎「まけ(族)」とも読む。
参照⇒まき(まき)
★そくいえいせい《そくゐゑいせい》
【測位衛星】
◇[英]positioning satellite
○[宇]
参照⇒じーぴーえす(GPS),がりれおけいかく(ガリレオ計
画),ほくと(北斗)(2)
ぞぐいっせい
【ゾグ一世】
【ゾグ1世】
◇Zog I
○[人]アルバニアの軍人・政治家(1895.10. 8〜1961. 4. 9)。
本名は"Ahmed Bey Zogu"。
1914(大正 3)アルバニア公国の軍司令官。
1922.12.〜1924. 2.(大正11〜大正13)首相。
1924.12.(大正13)軍事政権を樹立。
1925(大正14)大統領に選出され、独裁政治を行う。
1928(昭和 3)王政を宣言し、ゾグ一世となる。
1939. 4.(昭和14)アルバニアがイタリアに併合され、国外逃
亡。
1961(昭和36)フランスのパリで客死。
そくえん
【測鉛】
◇[英]plumb(プラム)
○綱の先に鉛の錘(オモリ)をつけた、水中に投げ入れて水深を測
る道具。また、その錘。
「測錘(ソクスイ)」,「測深錘(ソクシンスイ)」とも呼ぶ。
◎錘は「ブラメット(plummet)」とも呼ぶ。
そくおうよびじえいかん《そくおうよびじゑいくわん》
【即応予備自衛官】
○[軍]陸上自衛隊の予備役。
1年以上勤務した元自衛官の志願者から選考され、普段はそ
れぞれの職業に従事しながら年間30日の訓練招集を受け、有事
や災害派遣など緊急の際に臨時に呼集される。
参照⇒じえいかん(自衛官)
◎1954(昭和29)自衛隊発足とともに創設。
2001(平成13)予備自衛官補制度を導入。自衛隊未経験者に教
育訓練を受けさせて予備自衛官とするもの。
◎現役の自衛官:常備自衛官。
★そくおん
【促音】
○[言]国語の音節の一種で、「っ」を添えて表すつまる音。
◎「ゃ」,「ゅ」,「ょ」は拗音(ヨウオン)、「ん」は撥音(ハツオン)と呼ぶ。
拗音・促音・撥音以外は直音(チョクオン)と呼ぶ。
そくおんき
【測音器】
◇[英]sonometer
○[医]⇒おーでぃおめーたー(オーディオメーター)(1)
そくげん
【側舷】
○[海]⇒げんそく(舷側)
そくさい
【息災】
○(1)からだに病気がないこと。無事・達者でいること。
◎無病息災,息災延命,息災日
○(2)[仏]仏力で一切の災難を消滅させること。
◎息災法:⇒そくさいほう(息災法)
そくさいえんめい
【息災延命】
○(1)無事で長生きすること。
○(2)禍(ワザワイ)を取り去り、命を延(ノ)べること。
「延命息災」とも呼ぶ。
参照⇒そくさいほう(息災法)
そくさいにち
【息災日】
○[暦]何事を行なうにも吉とされる日。
春は巳(ミ)の日。
夏は申(サル)の日。金神の間日でもある。
秋は辰(タツ)の日。
冬は酉(トリ)の日。金神の間日でもある。
参照⇒こんじんのまび(金神の間日)
そくさいほう《そくさいはふ》
【息災法】
○[仏]四種法(シシュホウ)・三種法の一つ。
密教で、さまざまな災害や苦難を除去し、煩悩や罪業を消滅
させ、福徳を集めるために行う修法(シュウホウ)。
行者(ギョウジャ)が北方に向い、護摩(ゴマ)壇や護摩炉も四角形
白色のものを用いる。
日本ではそれらの攘災(ジョウサイ)の機能に延命の願いが加わっ
て、「息災延命法」として修せられる。
参照⇒ししゅほう(四種法)
そくさん
【粟散】
○[仏]⇒ぞくさん(粟散)
ぞくさん
【粟散】
○(1)[仏]粟粒(アワツブ)を散らしたようにこまかく散ること。
○(2)[仏]こまかく点在する小国。
⇒ぞくさんこく(粟散国)
◎粟散王,粟散辺地,粟散辺州,粟散辺土
◎古くは「そくさん(粟散)」。
ぞくさんおう《ぞくさんわう》
【粟散王】
○[仏]小国(粟散国)の王。
参照⇒ぞくさん(粟散),ぞくさんこく(粟散国)
ぞくさんこく
【粟散国】
○(1)[仏]辺鄙(ヘンピ)なところにある小さい国。
「粟散」,「粟散辺地(ヘンジ)」,「粟散辺土(ヘンド)」とも呼ぶ。
参照⇒えんぶだい(閻浮提)
○(2)[仏](インドや中国に対して)日本。
◎平安後期以降、末法思想とあいまって、日本は閻浮提(エンブダ
イ)の周辺の小島、粟散の一つで仏法に縁の薄い土地とする考え
方が強まった。
ぞくさんへんじ《ぞくさんへんぢ》
【粟散辺地】
○[仏]⇒ぞくさんこく(粟散国)
ぞくさんへんど
【粟散辺土】
○[仏]⇒ぞくさんこく(粟散国)
そくしこつ
【足指骨】
◇[英](単数形)toe phalanx
○[医]⇒しこつ(趾骨)
そくしゃ
【側車】
○[交]⇒さいどかー(サイドカー)(1)
そくしゃけい
【測斜計】
◇[英]clinometer
○[工]⇒くりのめーたー(クリノメーター)
ぞくしゅう《ぞくしう》
【属州】
◇[羅]provincia
○[歴]⇒ぷろうぃんきあ(プロウィンキア)
そくじょう《そくぢやう》
【速醸】
○[食]酒や味噌などに、既成(市販)の乳酸菌などを加え、短時
日で醸造すること。また、その技法。
⇔きもと(生もと)
◎速醸造り
そくしろ
【束代】
○[歴]⇒しろ(代)(5)
★そくしんじょうぶつ《そくしんじやうぶつ》
【即身成仏】
◇[英]attainment of Buddhahood during life
○[仏](死んで成仏するのではなく)生きたまま肉身の姿で悟り
を開いて仏となること。
結果、身体はミイラとしてこの世に残る。
参照⇒みいら(ミイラ,木乃伊),ゆどのさんじんじゃ(湯殿山
神社)
そくしんすい
【測深錘】
○⇒そくえん(測鉛)
そくすい
【測錘】
○⇒そくえん(測鉛)
そくせい
【束生】
◇[日]sokusei、[英]fasciculation
○[植]茎・枝・葉・花などが互いに近接して、根際(ネギワ)から
束(タバ)のように多数生ずること。
「そうせい(叢生,簇生)」とも呼ぶ。
◎茎の同一の節に生ずる輪生(リンセイ)とは異なる。
参照⇒りんせい(輪生)
そくせい
【側生】
◇[日]sokusei
○[植](芽・花・根などが)茎または根の主軸に対して側方に生
ずること。
側芽・側生花・側根など。
★そくせいし
【側生歯】
◇[英]pleurodont(プリューロドント)
○[爬](トカゲ目の)アゴ(顎)の内側に生えている歯。
◎側生歯動物
◎「面生歯」は翻訳ソフトを使った誤訳。「面」はおそらく「つら
(面)」か。
「側」は左側(サソク)・右側(ウソク)のように左右両側(リョウソク)、「面」
は表面・裏面・前面・後面のように主に表裏・前後に用いる。
★そくせいどうぶつ
【側生動物】
◇[学]Parazoa
○[動]海綿動物の別称。
進化の系統上、形態・発生が後生動物と根本的に異なること
からの呼称。
ぞくせき
【族籍】
○[歴]華族(カゾク)・士族(シゾク)・平民(ヘイミン)などの族称を表し
た、国民の階級。
◎1869(明治 2. 6.)公卿・諸侯(大名)を華族(カゾク)と、農工商
を平民と改称。
1870(明治 3. 9.)卒族を設ける。
1870(明治 3. 9.19)平民に姓の呼称が許可。
1871(明治 4. 8.23)華士族と平民の結婚が許可。
1872(明治 5. 1.)身分族称を皇族(コウゾク)・華族・士族・平
民とする(卒族は廃止)。
1907. 5.(明治40)改正華族令が公布、ブルジョアが華族の仲
間入りをする。
1947(昭和22)廃止。
参照⇒そつぞく(卒族)
◎朝鮮:参考⇒やんばん(ヤンバン,両班)
そくせきらーめん
【即席ラーメン】
○[食]⇒いんすたんとらーめん(インスタント・ラーメン)
そくたいほ
【側対歩】
◇[英]amble
○[運]⇒あんぶる(アンブル)
そくちょ
【ソクチョ】
【束草】
◇[朝]Sokcho/Seokcho
○朝鮮半島中東部、日本海(東海)側の江原道(Kangwon-do)(コウゲ
ンドウ)にある韓国の港湾都市。
北緯38.24°、東経128.55°の地。
〈人口〉
1995(平成 7)8万2,000人。
2003(平成15)8万3,500人。
そくてん
【側転】
◇[英]cartwheel
○(1)[運]左右に開脚して両腕を斜め上方に伸ばし、側方に片
手をついて回転しながら他方の手をついて、1回転すること。
また、その連続技。
参照⇒ちゅうがえり(宙返り)(1),ばくてん(バク転)
○(2)[運]前方への側転。
両腕を斜め上方に伸ばして前後に開脚し、体を前方に倒しな
がら体をひねって片手を突き、回転しながら他方の手をついて、
1回転すること。
参照⇒ばくてん(バク転)
◎「側方回転」,「側方倒立回転」の略称。
そくてん
【測天】
○[天]天体を観測すること。
「天体観測」,「天測」とも呼ぶ。
◎測天法
そくてんぶこう
【則天武后】
◇[中]Zetian Wuhou
○[人]唐朝第三代皇帝の高宗(Gao Zong)の皇后( 624〜 705)。
中国史上唯一の女帝。姓は「武」、号は神皇(Shenhuang)(シンコウ)。
併州(Bingzhou)文水(Weishui)(現:山西省文水)生れ。
14歳で第2代皇帝の太宗(Taizong)(李世民<Li shimin>)の宮
中に入り、その死後尼寺に入っていた。 653年高宗(Gaozong)
に召され、後宮の争いに乗じて他の妃たちを暗殺し、 655年皇
后となる。
660年以降、高宗が病床につくと政治の実験を握る。
高宗の没後、一族の者や科挙官僚を用いて権力をほしいまま
にする。子の中宗(Zhongzong)・睿宗(Ruizong)(エイソウ)を廃し、
690年則天大聖皇帝(Zetian Dasheng Huangdi)(大周皇帝<Da-
zhou Huangdi>)と称して即位。中国人が理想とする周の復興を
はかり国号を「周」(通称は武周)と改める。
老病に及び死の直前、宰相張柬之(Zhang Jianzhi)に迫られ
て退位。中宗が復位し、国号を「唐」に復した。
則天文字を作成。仏教を保護し、大雲経寺を建立し、日本の
国分寺に影響を与えた。
「武則天([中]Wu Zetian)」,「武后([中]Wuhou)」とも呼ぶ。
参照⇒こうそう(高宗)(2)
◎墓:⇒けんりょう(乾陵)
◎「武韋(ブイ)の禍(カ)」・「唐の女禍」と呼んで独裁政治を行なっ
た悪女として非難されてきたが、貴族社会を改革し、科挙出身
の人材(官僚)を登用し治政に努めた業績をあげたことは「武周
革命(Wuzhou Geming)」と高く評価されている。また、結果的に
貴族を廃して唐の権力が充実することになった。
そくてんほう《そくてんはふ》
【測天法】
○[海][空]⇒てんもんこうほう(天文航法)
★そくてんもじ
【則天文字】
○[言]
そくどう《そくだう》
【側道】
◇[英]service road、[米]frontage road
○[交]高速道路や幹線道路など出入制限された道路の建設によ
り、沿線の交通が制限された道路の利便性のため設けられた道
路。
一般に高速道路などの脇にほぼ平行して設けられる。
◎「副道」は「バイパス(bypass)」。
ぞくはつ
【続発】
○(1)([英]successive occurrence)連続して起こること・相次
(アイツ)いで起こること。
◎一般に多いさまをいう。
○(2)([英]secondary)続いて起こること・続いて発生すること。
◎初発(ショハツ)・原発に対する言葉。
参照⇒[2]げんぱつ(原発)
そくぶん
【仄聞】
○(1)仄(ホノ)かに聞くこと。噂(ウワサ)などで、少し耳にすること。
噂などが、どこからともなく耳に入ってくること。
○(2)⇒そくぶん(側聞)(1)
そくぶん
【側聞】
○(1)人づてに、少し耳にすること。間接的に少し聞くこと。
○(2)⇒そくぶん(仄聞)(1)
そくほう《そくはう》
【側方】
○(前方・後方に対して)左右の方向。
◎側方転回:⇒そくてん(側転)
そくほき
【測歩器】
○[運]⇒ほすうけい(歩数計)
そくほさく
【束帆索】
◇[英]gasket
○[海]⇒がすけっと(ガスケット)(2)
★ぞくみょう《ぞくみやう》
【俗名】
○(1)
○(2)[仏]
⇔かいみょう(戒名)(2)
そくめんけい
【測面計】
◇[英]planimeter
○[工]⇒ぷらにめーたー(プラニメーター)
そくめんず《そくめんづ》
【側面図】
◇[英]side view/lateral view
○立面図の一種。
物体を正面以外の真横から見た投影図。
参照⇒りつめんず(立面図)
ぞくよう《ぞくえう》
【俗謡】
◇[英]folk song
○[楽]民間で流行する通俗的な歌曲。流行歌。
多くは三味線などに合わせて歌う小唄(コウタ)・端唄(ハウタ)・俗
曲(ゾッキョク)・民謡(ミンヨウ)など。
古くは催馬楽(サイバラ)・今様(イマヨウ)などを指した。
◎頼山陽(ライ・サンヨウ)が作ったとされる俗謡(句が起承転結になっ
ている)。
京の五条の糸屋の娘、姉は十七妹は十五、諸国諸大名は弓矢
で殺し、糸屋の娘は目で殺す。
★そくらてす
【ソクラテス】
【瑣子】
【瑣克底】
【所哥羅垤斯】
【瑣格刺底】
◇[希]Sokrates、[英]Socrates
○[人]古代ギリシアの哲人(BC. 470〜BC. 399)。アテナイ市民。
参照⇒ありすとふぁねす(アリストファネス)(1)
◎妻クサンチッペ(Xanthippe)は口うるさい悪妻の典型とされ
る。
そくらてすてきあいろにー
【ソクラテス的アイロニー】
◇[英]Socratic irony
○[哲]⇒あいろにー(アイロニー)(3)
そくりゅうせんりん《そくりうせんりん》
【塞流線輪】
◇[英]choke coil/choking coil
○[電]⇒ちょーくこいる(チョークコイル,チョーク・コイル)
★そくりょう《そくりやう》
【測量】
◇[英]measurement/measuring
○[地][建]
◎歩測(ホソク)・目測(モクソク)。
そくりょうのひ《そくりやうのひ》
【測量の日】
○[暦]測量法の公布を記念する日。6月3日。
参照⇒そくりょうほう(測量法)(1)
そくりょうほう《そくりやうはふ》
【測量法】
○(1)測量の方法・方式・やり方。
○(2)[法]土地の測量に関する法律。
実施の基準および実施に必要な権能を定め、測量業の適正な
運営を図(ハカ)るもの。
◎1949. 6. 3(昭和24)公布。
そくりょくけい
【測力計】
◇[英]ergometer
○[運]⇒えるごめーたー(エルゴメーター)
そくろう《そくらう》
【側廊】
◇[英]aisle
○[建]教会堂で会衆席と柱で区切られた左右の細長い渡り廊下
・通路。
「アイル」とも呼ぶ。
参照⇒しんろう(身廊),よくろう(翼廊),ばじりか(バジリカ)
(2)
そくろん
【足論】
○[仏]説一切有部(ウブ)の『発智論(ホッチロン)』など六種の論書(ロ
ンジョ)。紀元前1世紀ころまでに完成。
そーくわくちん
【ソーク・ワクチン】
◇[英]Salk vaccine
○[薬]急性灰白髄炎(小児麻痺)の予防接種ワクチン。
腕に注射する接種を3回に分けて行われ、免疫成立に半年以
上が必要となる。
「不活性ワクチン」とも呼ぶ。
参照⇒そーく(ソーク),せーびんわくちん(セービン・ワクチ
ン),きゅうせいかいはくずいえん(急性灰白髄炎)
◎ポリオ・ウイルスに感染したサルの腎細胞組織培養液のウイ
ルスをホルマリンで殺して不活化したもの。
◎1953(昭和28)ソーク、予防接種ワクチンを完成。
1956. 5.30(昭和31)国立東京第一病院で日本初の接種が行わ
れた。
★そくわんしょう《そくわんしやう》
【側湾症】
【側弯症】
【側彎症】
◇[英]scoliosis
○[病]脊椎(セキツイ)湾曲(骨格異常)の一種。
脊柱が強度に(病的に)左右の側方に湾曲する疾患。
思春期特発性側湾症は原因不明で、思春期女子の50人に1人
の割合で見られる。
「せきちゅうそくわんしょう(脊柱側湾症,脊柱側弯症,脊柱側
彎症)」とも呼ぶ。
参照⇒せきちゅうこうわん(脊柱後湾,脊柱後弯,脊柱後彎)
◎ギリシア語の「曲った(skolios)状態(-osis)」から。
◎思春期特発性側湾症:AIS(adolescent idiopathic sco-
liosis)。
そぐんおふぃよーらねけん
【ソグンオフィヨーラネ県】
【ソグン・オ・フィヨーラネ県】
◇[ノルウェー語]Sogn og Fjordane Fylke、[英]Sogn and
Fjordane County
○ノルウェー南西部の県。
県都はヘルマンスベルク(Hermansverk)。
〈面積〉
1万8,619平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)10万7,261人(11月3日現在)。
そけい
【鼠径】
【鼠蹊】
◇[英]groin
○(1)[哺]哺乳類の下腹部の下肢(カシ)に接する内側。
○(2)[医]下腹部の足に接する内側の部分。股(モモ)の付け根。
「そけいぶ(鼠径部,鼠蹊部)(inguinal region)」とも呼ぶ。
◎中国語:腹股溝(fugugou)/鼠蹊部(shuxibu)。
そけいぶ
【鼠径部】
【鼠蹊部】
◇[英]inguinal region
○[医]⇒そけい(鼠径,鼠蹊)
そげき
【狙撃】
◇[英]snipe(スナイプ)
○(銃などで)狙(ネラ)い撃(ウ)つこと。
◎狙撃手(ソゲキシュ)・狙撃兵:⇒すないぱー(スナイパー)
そけつ
【阻血】
○[病]⇒きょけつ(虚血)
そこ
【其所】
【其処】
○(1)話し手が「それ」と指せる場所。
○(2)話題を提示する言葉。その点。その事。
○(3)今述べてきたその事。その局面。
○(4)[古]話し相手を丁寧にさす言葉。
「そち」,「そこもと」とも呼ぶ。
そこう《そかう》
【祖考】
○(1)死んだ祖父。または死んだ祖父と死んだ父。
○(2)遠い祖先。
そこう《そかう》
【遡航】
【溯航】
○船で川などの水流をさかのぼって航行すること。
★そごう《そがふ》
【そごう】
【十合】
○[経]大手百貨店の一つ。
◎1957. 5.25(昭和32)東京店(通称、有楽町そごう)を首都圏進
出の第一号店として開店。歌謡曲『有楽町で逢いましょう』と
タイアップ。
1983(昭和58)そごう八王子店、開店。
2000. 7.(平成12)民事再生法の適用を申請。
2000. 9.24(平成12)東京店を閉店。
2000.12.(平成12)大阪店を閉店。
2005. 9. 7(平成17)心斎橋本店(大阪市中央区、旧大阪店)を
開業。
2009(平成21)親会社セブン&アイ・ホールディングス、心斎
橋本店をJ・フロントリテイリング(大丸・松坂屋)に売却。
2009. 8.31(平成21)心斎橋本店を閉店。
そこうお《そこうを》
【底魚】
◇[英]bottom fish
○[魚](水産用語で)成魚が海底の砂泥中や海底に近い所に生息
する魚類。
カレイ・ヒラメ・タラ・アンコウ・アナゴ・メバル・コチ・
カナガシラ・エイなど。
「ていせいぎょ(底生魚,底棲魚)」とも呼ぶ。
⇔うきうお(浮き魚,浮魚)
そこうち
【底打ち】
○[経]取引相場で、一番下がった状態。
◎底打ち感
そこくらおんせん《そこくらをんせん》
【底倉温泉】
○神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)にある温泉。
箱根七湯(シチトウ)の一つ。泉質は弱食塩泉。
参照⇒はこねしちとう(箱根七湯)
そこづみ
【底積み】
○(1)荷物を何段にも積むとき、底に積まれること。また、そ
の荷物。
「下積(シタヅ)み」とも呼ぶ。
○(2)⇒したづみ(下積み)(2)
○(3)[海]⇒ばらすと(バラスト)(1)
そこと
【ソコト】
◇Sokoto
○(1)(Sokoto State)⇒そことしゅう(ソコト州)
○(2)ナイジェリア連邦共和国北西部、ソコト州の州都。
そことしゅう《そことしう》
【ソコト州】
◇[英]Sokoto State
○ナイジェリア連邦共和国北西部の州。東部・南部をザンファ
ラ州(Zamfara State)、西部をケッビ州(Kebbi State)に接し、
北部をニジェール共和国に隣接。
州都はソコト。
イスラム法シャリーア(Islamic sharia law)を導入。
そことらしょう《そことらせう》
【ソコトラ礁】
◇[英]Socotra Rock、[中]Su Yanjiao
○[地]⇒そがんしょう(蘇岩礁)
そことらとう《そことらたう》
【ソコトラ島】
◇Suqutra、[英]Socotra Island
○[地]インド洋北西部、アラビア海のアデン湾口にある、イエ
メン領の島。アフリカ大陸東端のアシール岬(Ras Asir)の東北
東約240キロメートルに位置する。
北緯12.50°、東経53.90°の地。
主都は北岸のハディブ(Hadiboh)。
標高200〜300メートルの台地から成り、最高地点は島中央部
のハジエ山地(Hajhir Range)の標高1,503メートル。
住民はアラビア半島やアフリカ大陸東岸から渡来した人々の
子孫で、ヒツジ・ヤギ・ウシなどを放牧し、ナツメヤシ・綿花
などを栽培。
〈面積〉
3,606.7平方キロメートル。
〈人口〉
1984(昭和59)5万1,000人(推計)。
◎1507〜1511(永正 4〜永正 8)ポルトガルが占領。
1834(天保 5)イギリスの東インド会社が占領。
1886(明治19)イギリス保護領。
1967.11.(昭和42)南イエメン領として独立。
★そこなう
【害う】
○
そこなしぬま
【底無し沼】
○(1)土砂や枯葉などの堆積物が長年にわたって積み重なり、
どこからが底か分からないような深い沼。
一旦(イッタン)沼に落ちると、這(ハ)い出ようともがけばもがく
ほど沼の底の中に滑(スベ)り込んでいく。
多くは周囲が草木でうっそうとした、人が立ち入り難(ガタ)
い場所にある。
○(2)(転じて)経済などが、停滞して回復の兆(キザ)しが見えず、
さらに悪化しそうな状態。
参照⇒ありじごく(アリジゴク,蟻地獄)
そこに
【底荷】
◇[英]ballast
○[海]⇒ばらすと(バラスト)(1)
そこぬけだっせんげーむ
【底抜け脱線ゲーム】
○[TV]底抜けチームと脱線チームがゲームを競うコミカルな
番組。
司会は金原二郎アナウンサー。
◎1963〜1973(昭和38〜昭和48)日本テレビ系で放送。
そこら
【そこら】
【許多】
◇[日]sokora
○(1)[副]数量の多いさま。たくさん(沢山)・あまた(数多)。
「そこらく(許多)」,「幾許(ここら)」とも呼ぶ。
参照⇒ここだ(幾許)
○(2)[副]程度のはなはだしいさま。たいそう(大層)・非常に。
「そこらく(許多)」,「幾許(ここら)」とも呼ぶ。
参照⇒ここだ(幾許)
★そこら
【そこら】
【其処ら】
【其処等】
◇[日]sokora
○()
そこらく
【そこらく】
【許多】
◇[日]sokoraku
○[副]⇒そこら(そこら,許多)
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