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百 科 辞 書 《そさ》 編集:獨 澄旻
-------- そさ --------------------------------------------------
そさい
【阻塞】
◇[中]zuse
○(1)[自動]塞(フサ)がる・詰まる。
○(2)[他動]塞ぐ・詰める。塞ぎ止める。
○(3)封鎖・妨害・阻害(ソガイ)。
○(4)[医]閉塞(emphraxis)。
◎気管阻塞
★そさいききゅう《そさいききう》
【阻塞気球】
◇[英]barrage balloon、[独]Sperrballon
○[軍]敵機の低空攻撃を阻止(ソシ)するための気球。
300メートルほどの上空にワイヤーで係留する。
第一次世界大戦で開発され、数個で網を張ることもあった。
「防空気球」とも呼ぶ。
◎第二次世界大戦の日本のものは長さ21メートル、高さ6メー
トル。
そさでら
【書写寺】
○円教寺の別称。
⇒えんきょうじ(円教寺)(1)
そさんさい
【素三彩】
◇[中]su sancai、[英]plain tricolor/plain tricolour
○[歴]中国の明代後期に始まり、清代に多く製作された、三色
装飾の陶磁器。
黒や白の地に、黄・緑・紫など紅色を除く三色で絵や文様を
描いたもの。
◎「素」は「紅色を使用しない」意味という。
そし
【祖師】
○(1)[仏]一宗一派の開いた僧。また釈迦を指すこともある。
「開祖」,「教祖」,「開山」,「宗祖」,「列祖」とも呼ぶ。
参照⇒かいそ(開祖)
◎日蓮宗の日蓮、浄土真宗の親鸞(シンラン)、禅宗の達磨(ダルマ)な
ど。
一般に「御祖師様(オソシサマ)」と言えは日蓮を指すことが多い。
◎祖師先徳(センドク),祖師会(エ),祖師忌(キ),祖師堂
○(2)[仏]禅宗で、法を伝えた歴代の高僧の尊称。
◎祖師禅
祖師西来(セイライ):⇒そしせいらい(祖師西来)
『臨済録』:仏に逢はば仏を殺し、祖師に逢はば祖師を殺せ。
○(3)学芸の学派や流派で、一派を打ち立てた創始者。
○(4)はじめ。もと。
そじうむ
【ソジウム】
◇[英]sodium、[独]Natrium
○[化]ナトリウムの英語名。
⇒なとりうむ(ナトリウム)
そしえ《そしゑ》
【祖師会】
○[仏]⇒そしき(祖師忌)
そしえてしょとう《そしえてしよたう》
【ソシエテ諸島】
◇[フ]Iles de la Societe、[英]the Society Islands
○[地]南東太平洋のポリネシア、クック諸島(Cook Islands)の
東方にある火山島と珊瑚礁(サンゴショウ)が点在する島々。主島は
タヒチ(Tahiti)。
南東部側をウィンドワード諸島(Iles du Vent)、北西部側を
リーワード諸島(Iles sous le Vent)と呼ぶ。
原住民はポリネシア人。
「タヒチ諸島」とも呼ぶ。
参照⇒ふつりょうぽりねしあ(仏領ポリネシア)
〈面積〉
1,535平方キロメートル。
〈人口〉
1967(昭和42) 8万3,705人。
1995(平成 7)17万8,000人。
◎1767年、S.ウォリス来航。
1769年、J.クック(James Cook)来航。
1847年、フランス保護領。
1887年、全域がフランス領。
◎名前の由来(ユライ)は、1767年にイギリス王立協会(Royal Soci-
ety)の派遣員がここで金星の正中を観測したからという。
そしおぱす
【ソシオパス】
◇[英]sociopath
○[社][心]社会病質者・反社会的人間。
サイコパス(psychopath)(精神病質者)の一種で、人格障害に
よって反社会的な行動をとる傾向がある人。
参照⇒さいこぱす(サイコパス)
そしがや
【祖師谷】
◇[日]Soshigaya
○東京都世田谷区西部の地名。
◎世田谷区には上祖師谷(カミソシガヤ)もあり、都立祖師谷公園は
上祖師谷。
雑司が谷(ソウシガヤ)は東京都豊島区の地名。
そしがやおおくらえき《そしがやおほくらえき》
【祖師ヶ谷大蔵駅】
○[交]東京都世田谷区祖師谷にある、小田急小田原線の駅。
千歳船橋(チトセフナバシ)駅と成城学園前(セイジョウガクエンマエ)駅の間。
そしき
【祖師忌】
○[仏]祖師の忌日(キニチ)などに報恩のために行う法会。
「祖師会(エ)」,「祖師講」とも呼ぶ。
◎天台宗の六月会(ミナヅキエ)。
真言宗の御影供(ミエイク)。
日蓮宗のお会式(エシキ)。
浄土宗の御忌(ギョキ)。
浄土真宗の報恩講。
禅宗の達磨忌(ダルマキ)。
★そしき
【組織】
○(1)秩序をもって組み立てること・仕組み。
○(2)秩序をもって組み立てられたもの・仕組み。
○(3)織物で、経糸(タテイト)と緯糸(ヨコイト)とを組み合せること。
参照⇒くみおり(組み織り,組織り,組織)
○(4)[生](tissue)ほぼ同一の機能と構造とをもつ細胞の集団。
○(5)(organization)社会を構成する統一体。
○()
★そしきはんざいたいさくさんぽう《そしきはんざいたいさくさんぱふ》
【組織犯罪対策三法】
○[法]1999. 8.12(平成11)第145国会で成立。
盗聴が合法化される。
〈国際組織犯罪防止条約〉
2000.11.(平成12)国連総会で採択。
2000.12.(平成12)日本、署名。
2002. 7.(平成14)141ヶ国、署名。16ヶ国、批准・締結。
そしこう《そしかう》
【祖師講】
○[仏]⇒そしき(祖師忌)
[1]そしす
【ソシス】
◇[フ]saucisse
○[食](フランス語で、加熱して食べる)ソーセージ。
⇒そーせーじ(ソーセージ)
◎加熱せずに食べるソーセージはソシソン(saucisson)。
[2]そしす
【ソシス】
◇[トルコ語]sosis
○[食](トルコ語で)ソーセージ。特に、ウインナーソーセージ。
⇒そーせーじ(ソーセージ)
そしせいらい
【祖師西来】
○[仏]禅宗で、470年ころに祖師達磨(ダルマ)が西天(サイテン)(イン
ド)から海路で東土(中国)に渡来して、禅を伝えたこと。
◎「祖師西来意」の形でこの渡来の意味を問う禅の代表的な公案
(禅問答の課題)となっている。
そしそん
【ソシソン】
◇[フ]saucisson
○[食](フランス語で、加熱せずに食べる)ソーセージ。
⇒そーせーじ(ソーセージ)
◎加熱して食べるソーセージはソシス(saucisse)。
そしてこうべ《そしてかうべ》
【そして神戸】
○[楽]千家和也作詞、浜圭介作曲の歌謡曲。
歌は内山田洋(ウチヤマダ・ヒロシ)とクールファイブ。
◎1972.11.(昭和47)発売。
そしどう《そしだう》
【祖師堂】
○[仏]各宗の祖師(開祖・宗祖・高祖あるいは一寺の開山・開
基)をまつった堂。祖師の画像・木像や位牌などを安置してい
る。
「祖堂」,「影堂(エイドウ)」,「御影堂(ミエイドウ)」,「大師堂」,「開山堂」
とも呼ぶ。
◎真言宗では、空海の影像を安置して御影堂または大師堂と呼
び、伽藍(ガラン)の中心から外れて建てられる。
日蓮宗では日蓮像を安置して祖師堂と呼び、本堂の法華堂と
並ぶ。
浄土宗では、高祖・宗祖を安置して御影堂と呼び、本堂とす
る。
浄土真宗では、高祖・宗祖を安置して御影堂と呼び、本堂で
ある阿弥陀堂と並ぶ。
禅宗では、達磨(ダルマ)大師の像を安置し祖師堂・開山堂と呼
び、伽藍の中心から外れて建てられる。
そしゃくち
【租借地】
○[歴]ある国家が他国から期限付きで租借した土地。
租貸国に領土権は存在するが、統治権は租借国に属する。期
限は長く(25〜99年)、実質的には割譲したのと同等であった。
参照⇒そかい(租界)
◎18941〜894(明治27〜明治28)日清戦争により清国の弱体化が
ヨーロッパ列強に知れ、政治的・軍事的目的からさまざまな口
実により中国に租借地が作られた。
また、列強の中国への経済的進出の侵略拠点ともなり、広大
な後背地の鉄道敷設権・鉱山採掘権などを獲得し、中国の主権
を侵害した。
◎1898(明治31)ドイツの膠州湾(コウシュウワン)(99ヶ年)、ロシアの
遼東(リョウトウ)半島、イギリスの威海衛(イカイエイ)・九竜半島、1899
(明治32)フランスの広州湾(コウシュウワン)の5ヶ所。
◎ロシアの遼東半島(旅順・大連)は日露戦争後に日本が継承し、
1915(大正 4)対華二十一ヶ条要求により、99ヶ年の延長を強要
した。
◎世界最後の租借地であるイギリスの九竜半島は、香港ととも
に1997. 7. 1(平成 9)中国に変換された。
そじゃーなー
【ソジャーナー】
◇[英]Sojourner(滞在者)
○[天]NASA(米航空宇宙局)の無人火星探査機マーズ・パス
ファインダー(Mars Pathfinder)の探査車。
参照⇒まーずぱすふぁんいだー(マーズ・パスファインダー)
そーじゅ
【ソージュ】
◇[フ]songe
○(フランス語で)夢。
⇒ゆめ(夢)
そしゅう《そしう》
【蘇州】
◇[中]Suzhou、[英]Soochow
○⇒そしゅうし(蘇州市)
そしゅうし《そしうし》
【蘇州市】
◇[中]Suzhou Shi、[英]Soochow City
○中国東部、江蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)南部の省直轄市
(地級市)。
寒山寺(Hanshan Si)がある。
「スーチョウ市(蘇州市)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1957(昭和32)63万人。
1987(昭和62)74万人。
1994(平成 6)71万0,900人。
◎春秋時代は呉(ゴ)(Wu kingdom)の国都。
◎世界遺産:⇒りゅうえん(留園)
そしゅうやきょく《そしうやきよく》
【蘇州夜曲】
○[楽]西条八十(ヤソ)作詞、服部良一(リョウイチ)作曲の映画挿入歌。
歌は李香蘭(Li Xianglan)(リ・コウラン)(本名は山口淑子)/渡辺
はま子。
◎1940. 6.(昭和15)東宝映画『支那の夜』、公開。
そしょう
【粗鬆】
【疎鬆】
【疏鬆】
◇[日]sosho
○⇒そそう(粗鬆,疎鬆,疏鬆)
★そしょう
【蘇頌】
◇[中]Su Song
○[人]中国北宋の天文学者(1020〜1101)。
そじょうのうお《そじやうのうを》
【俎上の魚】
○[慣用句]⇒まないたのこい(俎板の鯉)
そじょうのこい《そじやうのこい》
【俎上の鯉】
○[慣用句]⇒まないたのこい(俎板の鯉)
★そしょく
【蘇軾】
◇[中]Su Shi
○[人]中国北宋の政治家・文人(1036〜1101)。
姓は蘇、名は軾、字(アザナ)は子瞻(Zizhan)(シセン)、号は東坡
(Dongpo)(トウバ)、諡(オクリナ)は文忠(Wenzhong)(ブンチュウ)。四川の
人。
『赤壁の賦(セキヘキノフ)』が有名。
「蘇東坡」,「東坡居士(jushi)(コジ)」とも呼ばれる。
◎「謫仙人(zhexianren)(タクセンニン)」とも呼ばれるが、その尊称は
蘇軾以外にも用いられる。
参照⇒たくせんにん(謫仙人)
そしん
【祖神】
◇[中]zushen
○[漢](中国での)道祖神。
⇒どうそじん(道祖神)
そしん
【蘇秦】
◇[中]Su Qin
○[人]中国、戦国末期の縦横家(ジュウオウカ)(?〜BC. 317)。字(ア
ザナ)は季子(Jizi)。洛陽(Luoyang)(ラクヨウ)(現:河南省)の人。
斉(Qi)(セイ)の鬼谷子(Guiguzi)(キコクシ)に学び、秦(Qin)(シン)の
恵文王(Huiwen wang)に仕えようとして失敗。
燕(Yan)(エン)の文侯(Wen hou)に用いられ、ついで趙(Zhao)(チョ
ウ)・韓(Han)(カン)・魏(Wei)(ギ)・斉・楚(Chu)(ソ)の諸国を遊説
して、西方の秦に対抗する東方の六国(リッコク)による合従策(he-
cong ce)(ガッショウサク)を唱える。
BC. 333、同盟に成功して六国の相(大臣)を兼ねて、秦の東
方進出を阻止(ソシ)した。
BC. 311、張儀(Zheng Yi)(チョウ・ギ)の連衡策(lianheng ce)(レ
ンコウサク)の成立により合従策が破られ、斉に逃れたが斉の大夫に
刺殺された。
参照⇒せんごくしちゆう(戦国七雄)
◎趙は粛侯(Su hou)、韓は宣恵王(Xuanhui wang)、魏は襄王
(Xiang wang)、斉は宣王(Xuan wang)、楚は威王(Wei wang)。
そしんろうばい《そしんらふばい》
【ソシンロウバイ】
【素心臘梅】
◇[学]Chimonanthus praecox var. concolor
○[植]クスノキ目(Laurales)ロウバイ科(Calycanthaceae)ロウ
バイ属(Chimonanthus)の落葉低木。ロウバイの園芸品種。中国
の原産。
花弁は白く、「シロバナロウバイ(白花臘梅)」とも呼ぶ。
参照⇒ろうばい(ロウバイ,蝋梅,臘梅)
★[1]そーす
【ソース】
◇[英]sauce
○[食][料]西洋料理に使われる液体調味料。
参照⇒うすたーそーす(ウスターソース),そーすかつどん(ソ
ース・カツ丼)
◎1885(明治18)ヤマサ醤油8代目の浜口儀兵衛、日本で初めて
ソース(商品名ミカドソース)を発売。
[2]そーす
【ソース】
◇[英]source
○(1)源(みなもと)・源泉。
○(2)(情報の)出所・出典。
○(3)[電]電子流が流れ出す電極。
○(4)[計]ソースプログラム(source program)の略称。
⇒そーすぷろぐらむ(ソースプログラム,ソース・プログラム)
そーず
【ソーズ】
【索子】
◇[中]suozi
○マージャン(麻雀)の三種類の数牌(shupai)(シューパイ)の一
種。
竹を1〜9個描いた、9種類がある。
参照⇒わんず(ワンズ,万子),ぴんず(ピンズ,餅子)
そすう
【素数】
◇[英]prime number
○[数]正数で、1とその数自身以外の整数では割り切れない数。
2,3,5,7,11,13,17,19,...などで無限に存在す
る。普通、1は素数としない。
参照⇒めるせんぬそすう(メルセンヌ素数)
そーすかつどん
【ソース・カツ丼】
○[料]ご飯の上に刻んだキャベツを散らし、その上にソース垂
(ダ)れに浸したカツレツを乗せた丼(ドンブリ)。
◎長野県駒ヶ根市の名物。
そずじゅく
【ソズジュク】
◇[トルコ語]sozcuk
○(トルコ語で)単語。
◎ソズリュク(sozluk ):辞書・辞典。
そすのびえつ
【ソスノビエツ】
◇Sosnowiec
○ポーランド南部、シロンスク県(Wojewodztwo Slaskie)中央
部の都市。
北緯50.28°、東経19.12°の地。
県都カトウィツェ(Katowice)の東北東に位置する。
〈人口〉
1985(昭和60)25万7,000人(推計)。
1990(平成 2)25万9,000人(推計)。
1993(平成 5)25万0,771人(推計)。
1998(平成10)24万4,102人(推計)。
2003(平成15)23万0,720人(推計)。
そーすぷろぐらむ
【ソースプログラム】
【ソース・プログラム】
◇[英]source program/(古)source programme
○[計]プログラム言語で記述された(コーディングされた)プロ
グムラ。
人間には理解しやすいが、コンピュータ上では直接実行がで
きない形式。
コンピュータ上で実行させるには、コンパイラ(compiler)や
アセンブラ(assembler)と呼ぶ翻訳プログラムで実行形式のプ
ログラムに変換するか、またはインタープリタ(interpreter)
と呼ぶ解釈プログラムで1命令づつ解釈しながら逐次実行させ
ていく方法がある。
参照⇒いんたーぷりた(インタープリタ),こんぱいら(コンパ
イラ)
そずりゅく
【ソズリュク】
◇[トルコ語]sozluk
○(トルコ語で)辞書・辞典。
◎ソズジュク(sozcuk):単語。
★そせい
【蘇生】
【甦生】
○(1)生き返ること。蘇(ヨミガエ)ること。
参照⇒はんごん(反魂)
○(2)呼吸の止まっていた人が息を吹き返すこと。
○(3)心臓の止まっていた人が、拍動を復活すること。
参照⇒[1]えーいーでぃ(AED)
○(4)気を失っていた人が、意識を取り戻すこと。
○(5)([英]revival)活気を失っていた事物が、再生・復興・復
活すること。
そぜいかいひち《そぜいくわいひち》
【租税回避地】
◇[英]tax haven
○[経]⇒たっくすへいぶん(タックスヘイブン,タックス・ヘイ
ブン)
★そーせーじ
【ソーセージ】
◇[英]sausage
○[食]調味した挽(ヒ)き肉を牛・豚・羊の腸などに詰め、乾燥
・湯煮した食品。
具は牛・豚・羊などの獣肉のほか魚肉もあり、香辛料のほか
に血液・内臓・穀物・野菜なども混ぜ合わされる。
詰める袋(casing)は小腸・大腸や膀胱(ボウコウ)などがある。
湯煮後に燻製したものもある。
「ちょうづめ(腸詰め,腸詰)」とも呼ぶ。
◎サラミソーセージ:⇒[1]さらみ(サラミ)
ウインナソーセージ:⇒ういんなーそーせーじ(ウインナソ
ーセージ)
ボローニャソーセージ:⇒ぼろーにゃそーせじ(ボローニャ
ソーセージ)
◎1952(昭和27)日本水産、魚肉ソーセージ(フィッシュソーセ
ージ)を発売。
◎ドイツ語:ブルスト(Wurst)/ヴルスト。
参照⇒ぶらーとぶるすと(ブラートブルスト),かりーぶるす
と(カリーブルスト)
フランス語:ソシソン(saucisson)/ソシス(saucisse)。
イタリア語:サルシッチャ(salsiccia)/サラーメ(salame)。
スペイン語:エンブティド(embutido)/サルチッチャ(sal-
chicha)。
トルコ語:スジューク(sucuk)/ソシス(sosis)。
中国語:香腸(xiangchang)。
そせん
【祖先】
◇[英]ancestor
○(1)一族・一家の初代にあたる人。先祖(センゾ)。
○(2)初代から先代までの人々。先祖。
⇔しそん(子孫)(2)
◎遠い祖先は「祖考(ソコウ)」とも呼ぶ。
○(3)生物がそこから進化してきた大元(オオモト)。
◎人類の祖先
そそ
【そそ】
【楚楚】
【楚々】
◇[中]chuchu
○(1)さっぱりしたさま。すっきりしたさま。あっさりしたさ
ま。
○(2)飾りけがなく、清らかで美しいさま。清楚(セイソ)。
おおむね若い女性に用いる。
◎楚々とした姿
○(3)[漢]いばら(茨)の茂るさま。
そそう
【粗鬆】
【疎鬆】
【疏鬆】
◇[日]sosou
○おおざっぱであらいこと・こまやかでないこと。また、その
さま。
「そしょう(粗鬆,疎鬆,疏鬆)」とも呼ぶ。
◎中国語:疏松(疏鬆)(shusong)。
◎骨粗鬆症(コツソショウショウ):⇒こつそしょうしょう(骨粗しょう症,
骨粗鬆症)
鬆(す):⇒す(鬆)
そそくさ
【そそくさ】
○[副](動作・態度が)落ち着かないさま・あわただしいさま。
◎そそくさ帰る,そそくさと帰る,そそくさと立ち去る
そそくさい
【そそくさい】
○[形]そそっかしい、あわただしい、せわしい。
◎古語は「そそくさし」。
そそくさし
【そそくさし】
○[形][形]⇒そそくさい(そそくさい)
そそくさぼうず《そそくさばうず》
【そそくさ坊主】
○そそっかしい坊主・あわただしい僧侶。
そそくさもの
【そそくさ者】
○そそっかしい人・落ち着きのない人・あわて者。
そぞぽる
【ソゾポル】
◇Sozopol
○ブルガリア南東部、ブルガス州(Burgaska Oblast)南東部の
村。
北緯42.42°、東経27.70°の地。
黒海に面する。
「ソゾポール」とも呼ぶ。
〈人口〉
1999(平成11)3,699人(推計)。
2007(平成19)3,998人(推計)。
そぞぽーる
【ソゾポール】
◇Sozopol
○⇒そぞぽる(ソゾポル)
そそりそこうくう《そそりそかうくう》
【ソソリソ航空】
◇[英]Sosoliso Airlines
○[経][空]ナイジェリアの民間航空会社。
そーた
【ソータ】
◇[フィンランド語]sota
○(フィンランド語で)戦争。
そーたー
【ソーター】
◇[英]sorter(分類機)
○(1)[印]印刷機・複写機などで、同じページを部数に応じた
箇所に分配して丁合(チョウアイ)をとる付属装置。
○(2)[古]IBMパンチカードで、指定された項目を抽出する
装置。
抽出できる項目は1桁のみで、0123を抽出するには最初
に1桁目の0で抽出し、抽出されたカードから次の桁を抽出す
ることを繰り返す。
コンピュータが使用される以前、主に保険業務で用いられた。
参照⇒そーと(ソート)
そーだ
【ソーダ】
【曹達】
◇[蘭]soda
○(1)[俗]炭酸ナトリウム、またはナトリウム塩類の俗称。
参照⇒かり(カリ,加里)
○(2)[食]ソーダ水の略称。
そーだがらす
【ソーダガラス】
【曹達硝子】
◇[英]soda glass、[蘭]soda glas
○窓ガラス・ガラス瓶など、日常生活で用いられている普通の
ガラス。
石英・ソーダ灰(炭酸ナトリウム)・石灰石などを原料に製造
し、二酸化珪素(ケイソ)・酸化ナトリウム・酸化カルシウムを約
7対2対1の割合で含む。
「ソーダ石灰ガラス(soda-lime glass)」とも呼ぶ。
参照⇒かりがらす(カリガラス,加里硝子),なまりがらす(鉛
ガラス,鉛硝子)
そーだしょうせき《そーだせうせき》
【ソーダ硝石】
【曹達硝石】
◇[英]sodium saltpeter
○[化]⇒しょうさんなとりうむ(硝酸ナトリウム)
そーだせっかいがらす《そーだせきくわいがらす》
【ソーダ石灰ガラス】
◇[英]soda-lime glass
○⇒そーだがらす(ソーダガラス,曹達硝子)
そち
【ソチ】
◇Sochi
○ロシア共和国南西部、クラスノダル地方(Krasnodarsky Krai)
南部の、黒海に面する保養地。
そち
【十】
○[古]十歳。そ(十)。
◎御十(みそち)
そち
【帥】
○[歴]⇒そつ(帥)
そちゅうし
【祖沖之】
◇[中]Zu Chongzhi
○[人]中国、南北朝時代の数学者・天文学者( 429〜 500)。范
陽(Fanyang)の人。
南朝宋の太史令(天文台長)で、 462<大明 6>『大明暦(Damin
Li)』を作成し、孝武帝(Xiaowu Di)に献上。
数学書『綴術(Zhuishu)(セツジュツ)』を著し、円周率の近似分
数の約率(22÷7)と密率(355÷113)を得る。また、近似値を
3.1415926と3.1415927の間とした。
羅針盤の一種「指南車」・千里船なども製作。
その他の著作は『九章術義注』など、
◎『綴術』は現存しない。
★そつ
【卒】
○()
○()[歴](zu)古代中国の周代の兵制で、100人の編成。
参照⇒りくぐん(六軍)(2)
○()[歴]⇒そつぞく(卒族)
○()[歴]
◎1931.11.10(昭和 6)陸軍兵卒等級表が改正され、卒が兵に改
称。
そつ
【帥】
○[歴]律令制で、大宰府(ダザイフ)の長官(カミ)。従三位に相当。
事務を統括する名誉職で、実務は権帥(ゴンノソツ)または大弐(ダ
イニ)が行なっていた。
平安時代の弘仁年間( 810〜 824)より、多く親王が任命され
た。
「そち(帥)」とも呼ぶ。
そつい
【訴追】
○(1)[法]検察官が刑事事件について公訴を提起し、これを維
持する行為・手続き。
◎検察官が公訴を提起することは「起訴(キソ)」と呼ぶ。
○(2)[法]弾劾(ダンガイ)の申し立てをして、裁判官や人事官の
罷免(ヒメン)を求める行為・手続き。
○(3)[法]検事総長などが司法警察職員の懲戒(チョウカイ)・罷免を
求める行為・手続き。
そつえん《そつゑん》
【卒園】
○[教]園児(エンジ)が幼稚園・保育園を卒業すること。
⇔にゅうえん(入園)(2)
参照⇒とうえん(登園),たいえん(退園)
◎卒園式
そっき《そくき》
【速記】
◇[英]shorthand/stenography
○(1)手早(テバヤ)く書き記(シル)すこと。特に、人の話す言葉を
書き取ること。
○(2)速記術の略。
参照⇒ぴっとまん(ピットマン)
○(3)速記術を使って、会議や講演などで話された言葉を、速
記符号(shorthand)に写し取ること。
その符号はのちに、手書き(longhand)やタイプライターなど
で普通の文字に書き直される。
「ショートハンド」,「ステノグラフィー」,「タキグラフィー
(tachygraphy)」とも呼ぶ。
◎国会(衆議院・参議院)の議事録にも使用されていたが、現在
は録音から文章を起こしている。
そっきゅう《そくきう》
【速球】
○[運]⇒すいふとぼーる(スイフトボール)
★[1]そつぎょう《そつげふ》
【卒業】
◇[英]graduation
○
英語で「グラデュエイション」,「グラジュエイション」とも呼
ぶ。
◎ダンスパーティー:⇒ぷろむ(プロム)
[2]そつぎょう《そつげふ》
【卒業】
○(1)[楽]三浦徳子作詞、加藤和彦作詞の歌謡曲。
歌は沢田聖子(ショウコ)。
◎1982. 1.25(昭和57)シングル発売。
○(2)[楽]松本隆作詞、筒美京平作詞の歌謡曲。
歌は斉藤由貴。
◎1985. 2.21(昭和60)発売。
○(3)[楽]小室哲哉作詞、山室紘一作詞の歌謡曲。
歌は渡辺美里。
◎1991. 4.18(平成 3)発売。
そつぎょう《そつげふ》
【卒業GRADUATION】
○[楽]秋元康作詞、林哲司作詞の歌謡曲。
歌は菊池桃子。
◎1985. 2.27(昭和60)発売。
そっきょうえんそう《そくきようえんそう》
【即興演奏】
◇[英]improvisation
○[楽]⇒あどりぶ(アドリブ)(2)
そつぎょうしゃしん《そつげふしやしん》
【卒業写真】
○[楽]荒井由実(松任谷由美)作詞・作詞の歌謡曲。
歌はハイ・ファイ・セット/荒井由実。
卒業式で歌われることも多い。
◎1975. 2. 5(昭和50)ハイ・ファイ・セットのレコード発売。
そっこう《そくこう》
【側溝】
◇[英]kennel/gutter
○[交]道路や鉄道線路の両側または片側にある排水溝。
「ケンネル」,「ケネル」,「ガター」,「ガーター」とも呼ぶ。
そっこうじょ《そくこうじよ》
【測候所】
○[気]気象庁が所轄する、管区気象台の地方機関。
その地方で定時の地上観測や、地震・火山・潮位の観測など
を行い、その地方の天気予報や気象警報を出している。
参照⇒ふじさんそっこうじょ(富士山測候所)
そっこくき
【卒哭忌】
○[仏]死亡した日から百ヶ日目。
参照⇒めいにち(命日)
◎「哭(ナ)くを卒(オ)える日」の意味。
ぞっこん
【ぞっこん】
○(1)[副]心の底から、本気(ホンキ)で、心底(シンソコ)。
○(2)[副]すっかり、全(マッタ)く。
◎ぞっこん惚(ホ)れる
◎語源は「底根」で、古くは「そっこん」。
そつじゅ
【卒寿】
○90歳の呼び方。また、その年齢の祝い。
参照⇒ちょうじゅ(長寿)
◎「卒」の略字「卆」が「九十」の組み合せで出来ていることから。
そつぞく
【卒族】
○[歴]明治初期の身分呼称の一つ。
1870(明治 3. 9.)藩制により士族の下に、足軽(アシガル)・同
心(ドウシン)・陪臣(バイシン)など下級武士を区分して設ける。
明治維新の功臣(コウシン)の多くが卒族となったため、さしさわ
りが多く、1872(明治 5. 1.)廃止。禄高を世襲する者は士族、
一代抱えの者は平民に編入された。
「卒」とも呼ぶ。
参照⇒はん(藩)(2)
そっちゅう
【卒中】
◇[英]stroke
○[病]⇒のうそっちゅう(脳卒中)
そっと
【率土】
◇「国の果ての浜辺(ハマベ)」のこと。
○陸地の続く限り。国の果て。辺土。
そっぱ
【反っ歯】
○前歯が普通より前方にそり出ているもの。
「出歯(デバ)」,「出っ歯(デッパ)」とも呼ぶ。
参照⇒こうごう(咬合)
◎上顎(ジョウガク)前面の歯槽突起(シソウトッキ)が著(イチジル)しく低い
と前歯が前傾する。
◎「そりは(反り歯)」の音便。
そっぷ
【ソップ】
◇[英]soup
○[古][食]⇒すーぷ(スープ)
そっぷがた
【ソップ形】
○[運]相撲で、やせた、または筋肉質の力士の体形。
⇔あんこうがた(鮟鱇形)(2)
◎ソップ(スープ)用の鶏がらに見立てたもの。
そっれおーね
【ソッレオーネ】
◇[伊]solleone、[英]dog days
○(イタリア語で)暑中・盛夏。
そてー
【ソテー】
◇[フ]saute
○[料]西洋料理の一つ。フライパンに肉類や西洋野菜を入れ、
少量のバターまたは油を加え、ひっくり返しながら炒(イタ)めた
料理、または料理法。
ポーク・ソテー、チキン・ソテーなど。
◎"sauter(飛びはねる)"から。
★そで
【袖】
○(1)[服]
「スリーブ([英]sleeve)」とも呼ぶ。
◎ビショップ・スリーブ:⇒びしょっぷすりーぶ(ビショップ
・スリーブ)
ドルマン・スリーブ:⇒どるまんすりーぶ(ドルマンスリー
ブ,ドルマン・スリーブ)
○(2)
★ぞでぃあっく
【ゾディアック】
◇[英]zodiac
○(1)[天](the zodiac)
「黄道帯(コウドウタイ)」,「獣帯(ジュウタイ)」とも呼ぶ。
○(2)占星術で、春分を起点に(1)を30度づつに区画して12等分
し、それぞれに一つづつ星座を配した図。
その一区画を宮(sign,house)(座,座宮,星座)と呼ぶ。
バビロンに始まり、当時は宮と星座は一致していたが、時代
とともに星座の位置が移動し、現在は十二宮と十二星座とでは
少しずれている。
十二宮を使用する占星術をトロピカルゾディアック(tropical
zodiac)、十二星座の位置を使用するものをサイドリアルゾディ
アック(sidereal zodiac)と呼ぶ。
「十二宮(the twelve zodiacal signs)」,「黄道十二宮(コウドウジュ
ウニキュウ)」,「十二宮一覧図」,「十二宮図」とも呼ぶ。
〈春分点(vernal equinox)〉
< 1>白羊宮(ハクヨウキュウ)(Aries)。
< 2>金牛宮(キンギュウキュウ)(Taurus)。
< 3>双児宮(ソウジキュウ)(Gemini)。
〈夏至点(summer solstitial point)〉
< 4>巨蟹宮(キョカイキュウ)(Cancer)。
< 5>獅子宮(シシキュウ)(Leo)。
< 6>処女宮(ショジョキュウ)(Virgo)。
〈秋分点(autumn equinox)〉
< 7>天秤宮(テンビンキュウ)(Libra)。
< 8>天蠍宮(テンカツキュウ)(Scorpio)。
< 9>人馬宮(ジンバキュウ)(Sagittarius)。
〈冬至点(winter solstitial point)〉
<10>磨羯宮(マカツキュウ)(Capricornus)。
<11>宝瓶宮(ホウヘイキュウ)(Aquarius)。
<12>双魚宮(ソウギョキュウ)(Pisces)。
そでぃうむ
【ソディウム】
◇[英]sodium、[独]Natrium
○[化]ナトリウムの英語名。
⇒なとりうむ(ナトリウム)
そでいか
【ソデイカ】
【袖烏賊】
◇[学]Thysanoteuthis rhombus、[英]diamond squid/diamond-
back squid
○[動]ツツイカ目(Teuthoida)ソデイカ科(Thysanoteuthidae)
ソデイカ属(Thysanoteuthis)の大型のイカ。体長約1メートル。
外套長80〜100センチメートル、重さ10〜20キログラム。
ヒレ(えんぺら)は菱形で大きく、触腕に袖状の発達した保護
膜がある。
環境によるが8ヶ月くらいで1メートルに成長する。
食用となる。樽流し漁で獲ることから「タルイカ(樽烏賊)」と
も呼ぶ。
世界中の温帯・熱帯海域の深海に生息。
◎"rhombus"は「菱形」の意味。
そでいし
【袖石】
◇[日]sodeishi
○(1)[建]石段の左右に取り付けた石。
「みみいし(耳石)」とも呼ぶ。
○(2)[建]墓の間口の両側に据える石。
参照⇒はめいし(羽目石)
そーてぃんぐ
【ソーティング】
◇[英]sorting
○(1)分類・選別すること。
参照⇒とりあーじ(トリアージ)
○(2)[計]データをある規準で並べ替えること。
データの中のレコードにある項目(コウモク)を分類キー(key)に
指定して、その大小により全てのレコードの順番を入れ替える
こと。
小さいものから大きいものへは昇順(ショウジュン)(アセンディン
グ)、大きいものから小さいものへは降順(コウジュン)(ディセンディ
ング)と呼ぶ。
分類キーは複数指定が可能で、それぞれに昇順・降順を指定
できる。
単に「ソート」とも呼ぶ。
参照⇒まーじ(マージ)
◎ランダムに読み書きできない磁気テープ(MT)が主流の時代、
磁気テープ装置が高価なため、読み込むテープのデータ・ブロッ
クの後に書き込むための空きのデータ・ブロックを作って、最
低3台の装置でソーティングできるようになっていた。
そでがうら
【袖ヶ浦】
◇[日]Sodegaura/Sode ga Ura
○(1)⇒そでがうらし(袖ヶ浦市)
○(2)[地]神奈川県小田原市の国府津(コウヅ)から中郡(ナカグン)二
宮町(ニノミヤマチ)にかけての海岸。
○(3)[地]神奈川県鎌倉市の七里ヶ浜(シチリガハマ)の別称。
⇒しちりがはま(七里ヶ浜)
○(4)[地]東京都の品川海岸の別称。
「袖が崎」とも呼ぶ。
◎海岸線が袖の形に似ているところから。
○(5)[交]⇒そでがうらえき(袖ヶ浦駅)
そでがうらえき
【袖ヶ浦駅】
○[交]千葉県袖ヶ浦市奈良輪(ナラワ)にあるJR内房線の駅。
長浦(ナガウラ)駅()と巌根(イワネ)駅(木更津市)の間。
そでがうらし
【袖ヶ浦市】
◇[日]Sodegaura Shi
○千葉県西部の市。東部を市原市、南部・西部を木更津市に接
し、北西部を東京湾に面する。
中心は奈良輪(ナラワ)地区。
JR内房線が通じ、京葉工業地帯の一部。
◎1963(昭和38)長浦干拓工事が完成。
もと君津郡の町で、1971(昭和46)平川町と合体。
1991. 4. 1(平成 3)袖ヶ浦町、市制。
そでがき
【袖垣】
◇[日]sodegaki/sode-gaki
○(1)[建]建物の外壁と直角に接する、幅が短く丈も低い垣根
(カキネ)。
玄関脇などに庭との境、また来客からの目隠しとして設けら
れる。
竹で作ることが多く、張り出した側の肩(上部の角)を丸くし、
網代(アジロ)に編んだりする。
参照⇒だいとくじがき(大徳寺垣)(1)
◎高麗袖垣:⇒こうらいがき(高麗垣)
○(2)[海]和船の艫(トモ)(船尾)に、両舷(リョウゲン)の垣立(カキタツ)
より少し高めに、船を横断して設けた垣立。
そでがさき
【袖が崎】
◇[日]Sodegasaki
○⇒そでがうら(袖ヶ浦)(4)
そでかべ【袖壁】
○(1)[建]門や出入口などの両脇に設けた小さい壁。
○(2)[建]床の間などの小壁(コカベ)。
参照⇒ふくろどこ(袋床)
○(3)[建]⇒うだつ(ウダツ)
そでがらみ
【袖搦み】
【袖搦】
○[歴]江戸時代の捕り物用具の一つ。
長い柄の先に多数の鉄叉(カママタ)ををつけたもの。
袖(ソデ)や袴(ハカマ)に搦(カラ)ませて引き倒した。
「狼牙棒(ロウゲボウ)」とも、武芸十八般の一つで「モジリ(*)」と
も呼ぶ。
(*)「モジリ」は「(「金」偏+「戻」)」と書く。
◎突棒(ツクボウ)・刺股(サスマタ)と合せて「三つ道具」と呼ぶ。
参照⇒つくぼう(突棒),さすまた(刺股,指叉)
そでしょう《そでしやう》
【袖章】
○[服]制服の袖につけて等級や所属を表す記章。
参照⇒[1]しぇぶろん(シェブロン)(2),えりしょう(襟章),け
んしょう(肩章),かいきゅうしょう(階級章)
★そてつ
【ソテツ】
【蘇鉄】
◇[学]Cycas revoluta、[英]cycad(サイキャッド)
○[植]ソテツ目(Cycadales)ソテツ科(Cycadaceae)ソテツ属
(Cycas)の常緑低木。
九州・沖縄などの暖地に自生。
参照⇒おにそてつ(オニソテツ,鬼蘇鉄)
◎1896(明治29)池野成一郎がソテツの精子を発見し、シダ植物
と種子植物と間に位置づけられる。
参照⇒『人名辞典』いけの せいいちろう(池野 成一郎)
そーてっく
【ソーテック】
【SOTEC】
○[歴][経]低価格のパソコン販売会社。また、そのブランド名。
◎2007(平成19)オンキョー株式会社の子会社となる。
2008. 9.(平成20)親会社オンキョーと合併。
2009.10.(平成21)ブランド名をオンキヨーとする。
そてつやま
【蘇鉄山】
◇[日]Sotetsu Yama
○[地]大阪府堺市(サカイシ)堺区の大浜公園にある山。標高6.85メ
ートル。
一等三角点がある。
そではぎさいもん
【袖萩祭文】
○[俗]浄瑠璃・歌舞伎『奥州安達原』の三段目切の通称。
⇒おうしゅうあだちがはら(奥州安達原)
そでひらやま
【袖平山】
◇[日]Sodehira Yama
○[地]神奈川県津久井郡津久井町(ツクイマチ)にある山。標高1,432
メートル。
そでぼそ
【袖細】
○[服]直垂(ヒタタレ)の一種。
端袖(ハタソデ)をつけず、袖を細くして脇の下を縫(ヌ)いふさい
だもの。
もとは下級役人の衣服。
室町時代、下級武士や庶民の労働用に着用。
⇔ひろそで(広袖)(1)
そでまくら
【袖枕】
○(1)着ている着物の袖を枕とすること。また、その袖。
参照⇒ひじまくら(肘枕)
○(2)[服]細長いアイロン台。
袖やズボンなど筒状のものを通してアイロン掛けを行うもの。
多くは通しやすいように台座付き。台座がなく、円筒状のもの
もある。
単に「枕」とも呼ぶ。
そでろう《そでらう》
【袖廊】
○[建]⇒よくろう(翼廊)
そーと
【ソート】
◇[英]sort
○(1)種類・部類。
○(2)分類・整列・選別。
参照⇒そーたー(ソーター),とりあーじ(トリアージ)
○(3)[計]⇒そーてぃんぐ(ソーティング)(2)
そーど
【ソード】
◇[英]sword
○(1)剣・刀。
参照⇒さーべる(サーベル)
○(2)(the sword)武力・兵力・戦争。
そとう《そたう》
【粗糖】
○[食]精製していない甘蔗糖(砂糖)。
サトウキビ(甘蔗)の茎を圧搾(アッサク)して得た汁に石灰乳を加
え、不純物の大部分を除去した糖液を結晶させたままの蔗糖(ショ
トウ)。
糖分は96パーセント。
「原料糖」とも呼ぶ。
◎圧搾した汁を乾燥させたものは黒砂糖。
参照⇒くろざとう(黒砂糖)
★そとう
【蘇燈】
○[仏]乳酪(ニュウラク)を油とした燈明(トウミョウ)。
そとうば
【卒塔婆】
○[仏]⇒そとば(卒塔婆,卒都婆)
そとうば
【蘇東坡】
◇[中]Su Dongpo
○[人]⇒そしょく(蘇軾)
そとがはままち
【外ヶ浜町】
◇[日]Sotogahama Machi
○青森県北西部、東津軽郡(ヒガシツガルグン)の町。
今別町(イマベツマチ)をはさんで東(旧:蟹田町・平舘村)と西(旧:
三厩村)に分かれている。
◎2005. 3.28(平成17)蟹田町(カニタマチ)・平舘村(タイラダテムラ)・三
厩村(ミンマヤムラ)が合併して発足。
そときゃりぱす
【外キャリパス】
◇[英]outside calipers、[米]outside callipers
○[理][工]外径・厚さ・幅などを測る、コンパスに似た器具。
「外パス」とも呼ぶ。
参照⇒きゃりぱす(キャリパス)
ぞどぐ
【ゾドグ】
◇[モンゴル語]zodog/jodag
○[運][服]モンゴル相撲ブフ(bukh)で着用する、丈夫な皮また
は絹製の半袖上着。
参照⇒ぶふ(ブフ)
そとさくらだもん
【外桜田門】
○江戸城、桜田門の正式名称。
⇒さくらだもん(桜田門)
◎桔梗門(キキョウモン)は内桜田門(ウチサクラダモン)と呼ばれる。
そとどいちょう《そとどゐちやう》
【外土居町】
◇[日]Sotodoi Cho
○愛知県名古屋市熱田区(アツタク)の地名。
弥生時代の遺跡がある。
そとば
【外刃】
○(ハサミの)⇒おもてば(表刃)
★そとば
【卒塔婆】
【卒都婆】
◇[梵]stupa(ストゥーパ,仏塔)
○[仏]
「そとうば」とも呼ぶ。
参照⇒ぶっとう(仏塔),いたび(板碑)
◎東京などでは墓の後ろにある卒塔婆専用の柵(サク)に立て入れ
るだけで地面には差さないため、風が吹くとカタカタと鳴る。
そとばき
【外履き】
【外履】
○[服]⇒したばき(下履き,下履)
そとぱす
【外パス】
◇[英]outside calipers、[米]outside callipers
○[理][工]⇒そときゃりぱす(外キャリパス)
そーどふぃしゅ
【ソードフィッシュ】
◇[英]swordfish
○[魚](英語で)メカジキ(眼梶木)。
⇒めかじき(メカジキ,眼梶木,眼旗魚)
★そとぼうせん《そとばうせん》
【外房線】
○[交]JR線。
〈停車駅〉
千葉(チバ)駅・本千葉(ホンチバ)駅・蘇我(ソガ)駅・鎌取(カマトリ)
駅・誉田(ホンダ)駅・土気(トケ)駅・大網(オオアミ)駅・永田(ナガタ)駅
・本納(ホンノウ)駅・新茂原(シンモバラ)駅・茂原駅・八積(ヤツミ)駅・
上総一ノ宮(カズサイチノミヤ)駅・東浪見(トラミ)駅・太東(タイトウ)駅・長
者町(チョウジャマチ)駅・三門(ミカド)駅・大原(オオハラ)駅・浪花(ナミハナ)
駅・御宿(オンジュク)駅・勝浦(カツウラ)駅・鵜原(ウバラ)駅・上総興津
(カズサオキツ)駅・行川アイランド(ナメガワアイランド)駅・安房小湊(アワコ
ミナト)駅・安房天津(アワアマツ)駅・安房鴨川(アワカモガワ)駅。
そとめちょう《そとめちやう》
【外海町】
◇[日]Sotome Cho
○長崎県西彼杵半島(ニシソノギハントウ)の南西部、西彼杵郡(ニシソノギグ
ン)の町。角力灘(スモウナダ)に面し、半島の西方にある池島などを
含む。
主集落は漁港の神浦(コウノウラ)。
黒崎地区はもと隠れキリシタンの部落。
参照⇒いけしま(池島),いけしまたんこう(池島炭鉱)
〈面積〉
46.71平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)1万3,579人。
1995(平成 7) 8,312人。
2000(平成12) 7,405人。
◎1955(昭和30)神浦村・黒崎村が合併して外海村を発足。
1960(昭和35)町制施行。
そともうこ
【外蒙古】
○⇒そともんごる(外モンゴル)
そともんごる
【外モンゴル】
◇[英]Outer Mongolia
○モンゴル(蒙古<モウコ>)のゴビ砂漠以北の地。
現在はモンゴル人民共和国の地。
「外蒙古(ソトモウコ,ガイモウコ)」とも呼ぶ。
参照⇒うちもんごる(内モンゴル)
◎1697(元禄10)清国に帰属。
1924(大正13)モンゴル人民共和国成立まで国名の別称として
使用。
参照⇒もんごる(モンゴル)(1)
そとろじ《そとろぢ》
【外露地】
◇[日]soto roji
○[建]茶室の露地のうち、中門(チュウモン)または中潜(ナカクグ)りよ
り外側の露地。
待合(マチアイ)・下腹雪隠(シタバラセツチン)などを設ける。
⇔うちろじ(内露地)
参照⇒ろじ(露地,路地),まちあい(待ち合い,待合い,待合)(3)
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