PDD図書館管理番号 0001.0054.2500.01
百 科 辞 書 《そな》 編集:獨 澄旻
-------- そな --------------------------------------------------
そなー
【ソナー】
【SONAR】
◇[英]sound navigation ranging
○[海]水中音波探知機。
船舶などの水中音響機器の総称で、水中の物体を音波を利用
して探知する装置。
超音波を発信(アクティブソナー)してその反射されて戻って
くる時間から他の船舶や魚群への距離を、反射音の方向からそ
の物体の方向を知ることができる。民用としては魚群探知機な
どに使用される。
軍用では潜水艦などの様に信号を発信しない水中聴音機(パッ
シブソナー)や、哨戒機から投下またはヘリコプターから水中に
吊り下げて潜水艦や水上艦艇・機雷などの探索にも使用される。
参照⇒そのぶい(ソノブイ),りもーとせんしんぐ(リモート・
センシング),おんもん(音紋),えこーろけーしょん(エコーロケ
ーション)(2)
◎水中の音波は、水温・塩分濃度・水圧の3要件によって、伝
わる速度・方向・角度が異なる。
そのため潜水艦などの位置の特定には、海底地形のほかに、
その海域の水質と水深の3要件を熟知していなければならない。
参照⇒だいいちれっとうせん(第一列島線,第1列島線),だい
にれっとうせん(第二列島線,第2列島線)
そないこう《そないかう》
【祖納港】
◇[日]Sonai Ko
○沖縄県八重山郡(ヤエヤマグン)の与那国町(ヨナグニチョウ)祖納、八重
山諸島の与那国島(ヨナグニジマ)北部にある港。
★そなう
【具う】
○
そなた
【ソナタ】
◇[登録商標]Sonata
○[交]韓国の現代自動車の乗用車(中型セダン)。
◎2005. 9.10(平成17)日本で販売開始。
そなーる
【ソナール】
◇[西]sonar
○(スペイン語で)鳴る。
参照⇒そにゃーる(ソニャール)
そなれまつ
【磯馴松】
○潮風のために樹木の幹や枝が磯や地に低くなびき傾いて生え
ている松。
そなん
【蘇南】
◇[中]Sunan
○中国東部、江蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)南部の地域。
長江(Chang Jiang)(揚子江)南岸に位置する、おおよそ南京
市(Nanjing Shi)(ナンキンシ)・蘇州市(Suzhou Shi)(ソシュウシ)・無錫
市(Wuxi Shi)(ムシャクシ)・常州市(Changzhou Shi)(ジョウシュウシ)・鎮
江市(Zhenjiang Shi)(チンコウシ)の5市。
★そにー
【ソニー】
【SONY】
○[経]
◎1958. 1. 1(昭和33)東京通信工業株式会社、ソニー株式会社
と改称。
[1]そにあ
【ソニア】
◇[露]sonya/Sonya
○⇒そーにゃ(ソーニャ)
[2]そにあ
【ソニア】
◇[英]Sonia
○(1)[人]⇒そーにゃ(ソーニャ)(2)
○(2)[歴][軍]第二次世界大戦時、日本の陸軍九九式襲撃機(三
菱キ51)の連合国コードネーム。
そにか
【ソニカ】
【SONICA】
○[交]ダイハツ工業社製の軽乗用車。
◎2006. 6.19(平成18)発売。車高は1.47メートル。
そにーぎんこう《そにーぎんかう》
【ソニー銀行】
◇[英]Sony Bank Inc.
○[経][通]インターネット取引専業銀行の一つ。
本店は東京都港区南麻布。
◎2001. 6.(平成13)開業。
そにこん
【ソニコン】
◇[英]sonic control
○[電]ソニック・コントロール(音波操作・音波制御)の和略語。
リモコン(遠隔操作)の一種で、笛・拍手などで操作するもの。
周囲の雑音による誤動作が発生し易(ヤス)い欠点がある。
参照⇒りもこん(リモコン)
そにど
【ソニド】
◇[西]sonido、[英]sound
○(スペイン語で)音。
そにとぷるけん
【ソニトプル県】
◇[英]Sonitpur District
○インド北東部、アッサム州(Assam State)北部の県。北部を
アルナーチャル・プラデシュ州(Arunachal Pradesh State)に
隣接。
県都はテズプル(Tezpur)。
そにむら
【曽爾村】
◇[日]Soni Mura
○奈良県北東部、宇陀郡(ウダグン)の村。
〈面積〉
47.84平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2,644人。
そーにゃ
【ソーニャ】
◇[露]sonya/Sonya
○(1)[哺](ロシア語で)ヤマネ(山鼠)。
⇒やまね(ヤマネ,山鼠,冬眠鼠)
◎ロシア文字では"соня"。
○(2)[人]スラブ語系の女性名。
「ソニア(Sonia)」とも呼ぶ。
◎ロシア文字では"Соня"。
そにゃーる
【ソニャール】
◇[西]sonar
○(スペイン語で)夢見る。
参照⇒そなーる(ソナール)
◎"n"の上にはティルデ(〜)が付く。
参照⇒てぃるで(ティルデ)(1)
そーぬえろあーるけん
【ソーヌエロアール県】
【ソーヌ・エ・ロアール県】
◇[フ]Departement Saone-et-Loire、[英]Saone-et-Loire Pre-
fecture
○フランス中北東部、ブルゴーニュ地域圏(Region Bourgogne)
南部の県。北部をコートドール県(Departement Cote-d'Or)、
北西部をニエーブル県(Departement Nievre)に接する。
県都はマコン(Macon)。
「ソーヌエロワール県」とも呼ぶ。
そーぬえろわーるけん
【ソーヌエロワール県】
◇[フ]Departement Saone-et-Loire、[英]Saone-et-Loire Pre-
fecture
○⇒そーぬえろあーるけん(ソーヌエロアール県,ソーヌ・エ・
ロアール県)
そーぬがわ《そーぬがは》
【ソーヌ川】
◇[フ]Fleuve Saone/Riviere Saone/la Saone
○[地]フランス北東部のボージュ山脈(Vosges montagnes)に発
源して南流し、リヨン(Lyon)でローヌ川(Fleuve Rhone)に合流
する川。
そねざき
【曽根崎】
◇[日]Sonezaki
○大阪府大阪市北区の地名。
◎北区には曽根崎新地もある。
旧住所は西成郡曽根崎村。
そねざきしんじゅう《そねざきしんぢゆう》
【曾根崎心中】
○[劇]浄瑠璃の一つ。近松門左衛門作の世話物。一段、三場。
1703(元禄16. 4. 7)大坂内本町の醤油屋平野屋の手代徳兵衛
と北の新地の天満屋(テンマヤ)の遊女お初が曾根崎天神(露天神社
<ツユテンジンジャ>)の森で情死した事件を脚色。
翌月大坂竹本座で初演。悪友九平次の奸策(カンサク)で窮地に落
ち、恋と男の面目のため心中する。
通称は「お初徳兵衛」。
参照⇒つゆてんじんじゃ(露天神社)
◎近松最初の世話浄瑠璃で、道行文は名文として名高い。
そねざきしんち
【曽根崎新地】
◇[日]Sonezaki Shinchi
○大阪府大阪市北区の地名。
◎北区には曽根崎もある。
そねざきてんじん
【曾根崎天神】
○⇒つゆてんじんじゃ(露天神社)
★そねっと
【ソネット】
◇[英]sonnet
○(1)イタリア起源の詩の一形式。十四行詩。
○(2)[経](Sonnet)アメリカの筆記具製造会社パーカー(Parker
Pen Company)社製万年筆のブランド名。
キャップのクリップが矢印型になっている。
そのかみ
【園神】
○⇒そののかみ(園神)
そのかみまつり
【園神祭】
○⇒そののかみ(園神)
そのからのかみ
【園韓神】
○宮内省内に皇室の守護神として祀(マツ)られていた園神と韓神。
参照⇒そののかみ(園神),からのかみ(韓神),きゅうちゅうさ
んでん(宮中三殿)
◎平安遷都以前からその地にあり、移転しようとしたが神勅が
あって皇室の守護神として祀られることになったという。
平安時代には陰暦二月と十一月の丑(ウシ)の日に、園神祭とと
もに韓神祭が盛大に行なわれたが、中世以後衰微し、廃絶。
◎園神は南、韓神は北に祀られていた。
そのしーと
【ソノシート】
◇[登録商標]Sonosheet
○[楽]塩化ビニールまたは紙をベースにした塩化ビニールで作
られた薄いレコード盤。安価に量産ができるため、音楽以外に
ニュース音声・英会話・朗読・落語・CMなど多方面に利用さ
れ、専門雑誌も発売された。
レコード盤と同じ原理で、一般のレコード・プレーヤー(蓄
音機)で再生する。
一般名称にも使用された「ソノシート」は朝日ソノラマの登録
商標。
「フォノシート」,「シートレコード」とも呼ぶ。
◎1958(昭和33)ころ、フランスで発明。
1959.11. 8(昭和34)音の出る雑誌KODAMA(コダマプレ
ス)、創刊。
1959.12.10(昭和34)朝日ソノプレス、「朝日ソノラマ」を創刊。
のち朝日ソノラマに社名変更。
2007. 6.21(平成19)朝日新聞社、子会社の朝日ソノラマを9
月末で解散すると発表。
そのてはくわない《そのてはくはない》
【その手は食わない】
○[慣用句]その手(計略)には引っかからない。そんな手には乗
らない。そんな手にはだまされない。
参照⇒そのてはくわなのやきはまぐり(その手は桑名の焼き
蛤,その手は桑名の焼蛤,其の手は桑名の焼き蛤,其の手は桑名
の焼蛤)
そのてはくわなのやきはまぐり《そのてはくはなのやきはまぐり》
【その手は桑名の焼き蛤】
【その手は桑名の焼蛤】
【其の手は桑名の焼き蛤】
【其の手は桑名の焼蛤】
○[慣用句]「その手(計略)は食わないよ」ということの「食わな
い」を地名の「桑名(クワナ)」に掛け、さらに桑名名物の焼き蛤を言
い加えた掛け詞(コトバ)。
参照⇒そのてはくわない(その手は食わない)
そのなはふじやま
【その名はフジヤマ】
◇[西]Se Llama Fujiyama
○[楽]チューチョ・ナバロ(Chucho Navarro)とみナみかズみ
(安井かずみ)作詞、チューチョ・ナバロ作曲の歌謡曲。
歌はトリオ・ロス・パンチョス(Trio Los Panchos)/アント
ニオ古賀。
◎1961(昭和36)トリオ・ロス・パンチョスの日本公演でオリジ
ナル曲として発表。
1961. 4. 5(昭和36)アントニオ古賀の歌でシングル発売。
◎トリオ・ロス・パンチョスはアルフレド・ジル(Alfredo Gil)、
ナバロ、ラファエル・バスルト(Rafael Basurto)の3人。
そののかみ
【園神】
○宮内省内に皇室の守護神として祀(マツ)られていた神。
「そのかみ(園神)」とも呼ぶ。
参照⇒からのかみ(韓神),そのからのかみ(園韓神)
◎韓神である大己貴神(オオナムチノカミ)の和魂(ニギミタマ)としての大物
主神(オオモノヌシノカミ)。
そのはらこ
【薗原湖】
◇[日]Sonohara Ko
○[地]群馬県利根郡(トネグン)にある、利根川上流(片品川)の薗
原ダムによる人造湖。
そのぶい
【ソノブイ】
◇[英]sonobuoy
○[軍]対潜捜索兵器の一種で、水中音響探知機と無線送信機を
内蔵するブイ(浮標)。
航空機から海上に投下されると海面に浮き、自動的に水中の
音波を探知してそのデータを無線信号で母機に送り潜水艦の存
在を知らせる装置。
通常、同時に複数個を使用し、それらの波長の違いから、よ
り正確に位置を認識する。
参照⇒そなー(ソナー,SONAR)
◎ヘリコプターからワイヤーで海中に吊り下げるタイプもある。
◎魚群探知や海底の地殻構造の探査にも用いる。
そのべちょう《そのべちやう》
【園部町】
◇[日]Sonobe Cho
○[古]京都府中央部、船井郡(フナイグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)船井郡の園部町・八木町(ヤギチョウ)・日吉
町(ヒヨシチョウ)と北桑田郡(キタクワダグン)の美山町(ミヤマチョウ)の4町が
合併して南丹市(ナンタンシ)を発足。
そのまぐん
【ソノマ郡】
◇[英]Sonoma County
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California State)
中北西部の郡。東部をナパ郡(Napa County)に接し、西部を太
平洋に面する。
郡都はサンタローザ(Santa Rosa)。
〈人口〉
1980(昭和55)29万2,275人。
1990(平成 2)38万8,222人。
2000(平成12)45万8,614人。
そのままのきみでいて
【そのままの君でいて】
○[楽]岡本真夜作詞・作曲の歌謡曲。
歌も岡本真夜。
◎1997(平成 9)。
2010. 4.(平成22)中国の上海万博のPRソング『2010年はあ
なたを待っている』に盗作疑惑が発生。
そのめーたー
【ソノメーター】
◇[英]sonometer
○[医]⇒おーでぃおめーたー(オーディオメーター)(1)
そのら
【ソノラ】
◇Sonora
○(1)(estado de Sonora)⇒そのらしゅう(ソノラ州)
○(2)アメリカ合衆国南西、カリフォルニア州(California
State)中央部のトゥオルミ郡(Tuolumne County)西部にある郡
都。
そのらしゅう《そのらしう》
【ソノラ州】
◇[西]estado de Sonora、[英]Sonora State
○メキシコ北西部の州。東部をチワワ州(estado de Chihuahua)、
北西端をバハカリフォルニア州(estado de Baja California)
に接し、北部をアメリカ合衆国に隣接。
州都はエルモシーリョ(Hermosillo)。
〈面積〉
18万4,934平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)221万6,969人(2月14日)。
2005(平成17)239万4,861人(10月17日)。
そば
【ソバ】
【蕎麦】
○(1)[植]([学]Fagopyrum esculentum)ナデシコ目(Caryophyl-
lales)タデ科(Polygonaceae)ソバ属(Fagopyrum)の一年草の穀
類作物。
茎は中空で赤みを帯び、高さは約40〜90センチメートル。葉
は三角形で葉柄の基部は鞘(サヤ)となって茎を包む。夏または秋
に小型の白い花が密集して咲く。
果実は三角卵形で緑白色で、熟し乾燥すると黒くなる。胚乳
をひいて蕎麦粉を製する。
収穫までの期間が短く、荒れ地にもよく育つ。多くの品種が
あり夏ソバ・秋ソバに大別される。
原産地は中央アジアとされ、中国・朝鮮から古く日本に渡来。
シベリア・東アジア・インドなどで広く栽培されている。
「クロムギ(黒麦)」とも呼ぶ。
◎ソバ殻(ガラ)は枕の詰め物に使用される。
◎古名の「そばむぎ」は「稜(ソバ)」のある麦という意味。
○(2)[食]そば粉に小麦粉、つなぎとしてヤマイモ・卵白など
を加え、水でこねて薄くのばし、細長く切った食品。
ゆでて、つけ汁に浸したり、または汁をかけて食べる。
「生蕎麦(キソバ)」,「そばきり(蕎麦切り)」とも呼ぶ。
江戸の大工の隠語では「下げ縄」と呼ぶ。
◎そば切り包丁
◎更科(サラシナ)蕎麦:上等の白いソバ。
薮(ヤブ)蕎麦:甘皮(アマカワ)も一緒に挽(ヒ)いたそば粉で作るソ
バ。
◎都都逸(ドドイツ):信州(シンシュウ)信濃(シナノ)の新蕎麦(シンソバ)よ
りも/わたしゃ貴方(アナタ)の傍(ソバ)がいい。
参照⇒しんそば(新ソバ,新蕎麦)
○(3)[食]中華ソバ。ラーメン。
⇒らーめん(ラーメン,拉麺,老麺)
○(4)[俗]私娼。夜鷹。
◎「夜鷹そば」から。
参照⇒よね(娼)
そばえ《そばへ》
【戯】
【戯え】
○(1)戯(タワ)れること・巫山戯(フザケ)ること。
○(2)狂い騒ぐこと。
○(3)通り雨。私雨(ワタクシアメ)。天気雨(テンキアメ)。
参照⇒わたくしあめ(私雨),てんきあめ(天気雨)
そばか
【ソバカ】
◇[露]sobaka
○[哺](ロシア語で)イヌ(犬)。
⇒いぬ(イヌ,犬)
◎ロシア文字では"собака"。
★そばかす
【雀斑】
○
そばがわら《そばがはら》
【側がわら】
○[海]⇒かじき(加敷,加鋪,梶木)
◎「かわら」は「(「舟」偏+「元」)」と書く。
そはーぐ
【ソハーグ】
◇Sohag/Suhag、[アラビア語]Suhaj
○(1)(Muhafazat Suhaj)⇒そはーぐけん(ソハーグ県)
○(2)エジプト中央部、ナイル川中流域の県。
北緯26.55°、東経31.69°の地。
「サウハージュ(Sawhaj)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1976(昭和51)10万1,758人。
1986(昭和61)13万2,965人。
1996(平成 8)17万0,125人。
そはーぐけん
【ソハーグ県】
◇[アラビア語]Muhafazat Suhaj、[英]Sohag Governorate、
[フ]gouvernorat de Sohag
○エジプト中央部、ナイル川中流域の県。北部をアシュート県
(Muhafazat Asyut)、南部をケナ県(Muhafazat Qina)に接する。
県都はソハーグ。
〈面積〉
1,547平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)312万3,000人(11月19日現在)。
そばぐり
【ソバグリ】
【稜栗】
○[植]⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
★そばこ
【ソバ粉】
【蕎麦粉】
○[食]
参照⇒いちばんこ(一番粉),にばんこ(二番粉),さんばんこ
(三番粉)
そばぜん
【側膳】
○⇒えびすぜん(夷膳,恵比寿膳)
そばつぶやま
【蕎麦粒山】
◇[日]Sobatsubu Yama
○(1)[地]埼玉県秩父市(チチブシ)と東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥
多摩町(オクタママチ)の境にある山。標高1,472メートル。
西に仙元峠(センゲントウゲ)がある。
○(2)[地]静岡県中西部、榛原郡(ハイバラグン)の本川根町(ホンカワネチョ
ウ)と中川根町(ナカカワネチョウ)、周智郡(シュウチグン)春野町(ハルノチョウ)の
境にあり、磐田郡(イワタグン)水窪町(ミサクボチョウ)にまたがる山。標
高1,627メートル。
○(3)[地]岐阜県揖斐郡(イビグン)坂内村(サカウチムラ)にある山。標
高1,297メートル。
そばのき
【ソバノキ】
【蕎麦の木】
【稜の木】
○(1)[植]カナメモチ(要黐)の別称。
⇒かなめもち(カナメモチ,要黐)
○(2)[古][植]ブナの古称。
⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
そひいろ
【そひ色】
【蘇比色】
◇「そひ」は「(「糸」偏+「熏」:補助5264)」とも書く。
○[色]茜(アカネ)で染めた緋色の薄い色。
◎C=0,M=64,Y=68,B=4。
★そびえとしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう
《そびえとしやくわいしゆぎきようわこくれんぱう》
【ソビエト社会主義共和国連邦】
◇[英]the Union of Soviet Socialist Republics
○[歴]ユーラシア北部、ロシア連邦を中心とした世界初の社会
主義国。
首都はモスクワ。
略称は「ソ連」,「ソビエト連邦」,「USSR」,「CCCP」。
「赤露(セキロ)」とも俗称された。
〈面積〉
2,240万2,000平方キロメートル。
アジア :1,683万1,000平方キロメートル。
ヨーロッパ: 557万1,000平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)2億5,893万人。
アジア : 6,769万人。
ヨーロッパ:1億9,124万人。
1984(昭和59)2億7,500万人。
1988(昭和63)2億8,368万人。
◎1934. 9.(昭和 9)国際連盟、加入。
〈歴代首相〉
スターリン。
ブルガーニン(Nikolai Aleksandrovich Bulganin)(1955〜
1958)。
フルシチョフ(Nikita Sergeevich Khrushchyov)(1958〜1964)。
アレクセイ・ニコラエビチ・コスイギン(Aleksei Nikolae-
vich Kosygin)(1964〜1980.12.18)。
ゴルバチョフ(Mikhail Sergeevich Gorbachyov)。
◎1917(大正 6)ロシアの十月革命によって成立。
1991.12.(平成 3)解体。
◎ソ連経済の崩壊は、1970年代に石油ショックの原油価格高騰
でソ連の歳入が急激に増え、その大半を軍事費に投入、その後
に石油価格が下落したのが遠因と言われている。
★そびえとふぃんらんどせんそう《そびえとふいんらんどせんさう》
【ソビエト・フィンランド戦争】
◇[英]the Soviet-Finnish War
○(1)[歴]ソ連軍がフィンランドに侵攻した戦争(1939〜1940)。
1939.11.30(昭和14)ソ連軍、宣戦布告なしに侵攻を開始。
1940. 3.12(昭和15)講和条約を締結し停戦。
「フィンランド進駐」とも呼ぶ。
○(2)[歴]⇒ふぃんらんどそびえとせんそう(フィンランド・ソ
ビエト戦争)(1)
そびえとれんぽう《そびえとれんぱう》
【ソビエト連邦】
◇[英]the Soviet Union
○[歴]⇒そびえとしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう(ソビ
エト社会主義共和国連邦)
そびら
【背】
◇「背平(ソヒラ)」の意。
○せなか。うしろ。
[1]そーぷ
【ソープ】
◇[英]soap
○セッケン(石鹸)。
⇒せっけん(セッケン,石鹸)
[2]そーぷ
【ソープ】
◇THORP
○[原]イギリスのイングランド地方北西部、カンブリア州(the
County of Cumbria)西部のセラフィールド(Sellafield)にある
核燃料再処理工場。
参照⇒せらふぃーるどげんしりょくはつでんしょ(セラフィ
ールド原子力発電所)
◎1974(昭和49)再処理工場が長期間稼働を停止。
2004. 9.(平成16)EU、屋外貯蔵プール施設B30を巡り核
物質を30年間放置したとしてイギリスをヨーロッパ司法裁判所
(ECJ)に提訴。
2005. 4.(平成17)放射性溶液漏れ事故が発覚。
2006. 5.(平成18)イギリスの安全衛生庁(HSE)、工場を運
転する英国原子力グループ(BNG)を地方裁判所に告発。
ぞーぶ
【ゾーブ】
◇[登録商標]Zorb
○[運]遊具の一種。
外球3.2メートル・内球1.8メートルのビニール製ボールの中
に人が入って、専用コースの斜面を転がるもの。
1990年中ころにニュージーランドで発明。
参照⇒らーと(ラート)
◎ニージーランド(New Zealand)の「Z」と球体(orb)からの造語。
そふぁー
【ソファー】
◇[英]sofa
○後ろに背もたれ(back)があり、両端には肘掛(ヒジカ)け(arms)
のある、2人以上ゆったりと腰掛けられる、スプリングの利い
た長椅子。
参照⇒ぺんち(ベンチ)(1)
◎背もたれも肘掛けもない長椅子:⇒[1]おっとまん(オットマ
ン)(1)
そふぃー
【ソフィー】
◇Sophie/Sophy
○[人]女性名ソフィーア(Sophia)の愛称。
⇒そふぃーあ(ソフィーア)
[1]そふぃあ
【ソフィア】
◇[希]sophia
○知恵・英知。
◎ギリシア文字では"σοφια"。
[2]そふぃあ
【ソフィア】
◇Sofia/Sofija
○ブルガリア共和国の首都。
北緯42.69°、東経23.31°の地。
〈人口〉
1975(昭和50) 97万人。
1986(昭和61)101万7,000人。
1992(平成 4)111万4,900人。
2001(平成13)109万6,400人。
2002(平成14)109万2,600人、118万7,200人(都市域)。
◎ロシア文字では"София"。
そふぃーあ
【ソフィーア】
◇Sophia
○[人](英語・ギリシア語・イタリア語圏の)女性名。
愛称は「ソフィー(Sophie,Sophy)」。
◎「英知」の意味。
◎ギリシア文字では"Σοφια"。
そふぃあだいがく
【ソフィア大学】
◇[英]Sophia University
○[教]⇒じょうちだいがく(上智大学)
そふぃーな
【ソフィーナ】
◇[登録商標]SOFINA
○[経]花王の化粧品ブランド名。
★そふぉくれす
【ソフォクレス】
◇Sophokles、[英]Sophocles
○[人]古代ギリシア三大悲劇詩人の一人(BC. 496?〜 406)。
コロヌス(Colonus)生れ。
参照⇒おいでぃぷす(オイディプス)
[1]そぷか
【ソプカ】
◇[チェコ語]sopka
○(チェコ語で)火山。
[2]そぷか
【ソプカ】
◇[露]sopka/vulkan
○(ロシア語で)火山。
◎ロシア文字では"сопка"。
ぞーぶけん
【ゾーブ県】
◇[英]Zhob Division
○パキスタン南西部、バルチスタン州(Balochistan Province)
北東部の県。南部をシビ県(Sibi Division)、西部をクエッタ
県(Quetta Division)に接し、北部をアフガニスタンに隣接。
県都は(Loralai)。
〈面積〉
4万6,200平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56) 74万9,545人(3月1日現在)。
1998(平成10)100万3,851人(3月2日現在)。
そーぷじょう《そーぷぢやう》
【ソープ嬢】
○特殊浴場ソープランドの女性サービス従業員の呼称。
旧称は「トルコ嬢」。
★そふと
【ソフト】
◇[英]soft
○(1)[形]柔らかい。
○()
○()[計]ソフトウェア(software)の略称、
⇒そふとうぇあ(ソフトウェア)
そふとうえあ
【ソフトウエア】
◇[英]software
○⇒そふとうぇあ(ソフトウェア)
★そふとうぇあ
【ソフトウェア】
◇[英]software
○(1)[経]各種記録媒体(ハードウェア)に記録されている情報
(データ)。
DVD・CD・ビデオテープ・音楽テープ・レコード・書
籍などという媒体で販売されている映画・音楽などを指す。
「ソフトウエア」とも、和略語で「ソフト」とも呼ぶ。
⇔はーどうぇあ(ハードウェア)(3)
○(2)[計]コンピュータのプログラムやデータ。
「ソフトウエア」とも、和略語で「ソフト」とも呼ぶ。
⇔はーどうぇあ(ハードウェア)(4)
参照⇒ぷろぐらむ(プログラム)(3),ふぁーむうぇあ(ファー
ムウェア)
◎基本ソフト:⇒きほんそふと(基本ソフト)
応用ソフト:⇒おうようそふと(応用ソフト)
そふとかれんしー
【ソフトカレンシー】
◇[英]soft currency
○[経]金または他国通貨に替えられない通貨。
⇔はーどかれんしー(ハードカレンシー)(3)
そふときる
【ソフトキル】
◇[英]soft kill
○(1)[軍]敵の兵器を妨害電波(ECM)などで使用不能・無力
化すること。また、その装置。
物理的に破壊する「ハードキル(hard kill)」に対して用いる。
参照⇒[2]いーしーえむ(ECM),いーしーしーえむ(ECC
M),いーばくだん(E爆弾)
○(2)[軍](特に)ミサイルの誘導システムを攪乱(カクラン)・誤動
作させること。
参照⇒ぷらうらー(プラウラー),ちゃふふれあでぃすぺんさ
(チャフ・フレア・ディスペンサ)
そふとたーげっと
【ソフトターゲット】
【ソフト・ターゲット】
◇[英]soft target
○[社]警備が手薄な場所・施設。
人の出入りが多い商店街などで、テロや犯罪の対象になりや
すい。
そふとばくだん
【ソフト爆弾】
◇[英]soft-bomb
○[軍]⇒ぐらふぁいとばくだん(グラファイト爆弾)
そふとめん
【ソフトメン】
【ソフト麺】
○[食]学校給食で使われている蒸しウドン(饂飩)。
昭和30年代に現れ、コッペパンからご飯への過渡期に多く使
用された。
そふとらんでぃんぐ
【ソフトランディング】
◇[英]soft landing
○(1)[空][天]飛行機や宇宙船などが減速しながら静かに着陸
すること。
「軟着陸」とも呼ぶ。
⇔はーどらんでぃんぐ(ハードランディング)(1)
○(2)[政][経]高度成長から安定成長への経済状態の移行を不
景気を招かずに円滑に達成しようとする経済政策。
⇔はーどらんでぃんぐ(ハードランディング)(2)
そふほーず
【ソフホーズ】
◇[露]sovkhoz
○[歴]⇒そほーず(ソホーズ)
★そふまっぷ
【ソフマップ】
【Sofmap】
○[経]パソコン量販店の一社。
◎2010(平成22)家電量販店ビックカメラの完全子会社となる。
そふみ
【ソフミ】
◇Sokhumi
○⇒すふみ(スフミ)
★そーぷらんど
【ソープランド】
◇[和製英語]soap land
○女性サービス従業員(ソープ嬢)が接待する個室付きの特殊浴
場。
旧称は「トルコ風呂」。
◎1984(昭和59)トルコ風呂から改称。
◎女性サービス従業員の旧称は「トルコ嬢」。
[1]そぶりん
【ソブリン】
◇[英]sovereign
○(1)君主・国王。元首・統治者。
○(2)[歴]イギリスの1ポンド金貨。
[2]そぶりん
【ソブリン】
◇[登録商標]SOVEREIGN
○[交]イギリスのジャガー社製コンパクトサルーン。
そぶれめんぬい
【ソブレメンヌイ】
◇Sovremenny
○(1)[軍]⇒そぶれめんぬいきゅうくちくかん(ソブレメンヌイ
級駆逐艦)
○(2)[軍]ロシア海軍のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦。
◎1981(昭和56)竣工。
そぶれめんぬいきゅうくちくかん《そぶれめんぬいきうくちくかん》
【ソブレメンヌイ級駆逐艦】
◇[英]Sovremenny Class Missile Destroyer
○[軍]ロシア(旧ソ連)のミサイル駆逐艦の一形式。
基準排水量6,500トン。全長156.5メートル。乗員344名。
◎中国海軍が導入。
そべ
【楚辺】
○沖縄県中頭郡(ナカガミグン)読谷村(ヨミタンソン)の地名。
通信アンテナの形から「象のオリ(Elephant Cage)」という俗
称のアメリカ軍楚辺通信所があった。
◎1996. 3.(平成 8)通信所の知花昌一(村会議員)所有分が使用
期限切れとなり、新たな賃貸契約を拒否。
1997. 4.(平成 9)5月に新たに7人の所有分が期限切れとな
ることから政府は駐留軍用地特別措置法を改正し、県収用委員
会の採決を得る形式で強制使用とする。
2006(平成18)通信所が全面返還。
2007. 5.31(平成19)通信所の円形アンテナの鉄塔の本格的取
り壊し作業が始まる。
そべく
【ソベク】
◇Sobek
○[エジプト神話]⇒せべく(セベク)
そほ
【赭】
○⇒そお(朱,赭)
[1]そーほー
【ソーホー】
◇Soho
○(Soho Square)⇒そーほーひろば(ソーホー広場)
[2]そーほー
【ソーホー】
◇SoHo
○アメリカ合衆国のニューヨーク市マンハッタン区(Manhattan
borough)南部にある、画廊やアトリエの多い地区。
1960年代にグリニッジビレッジ(Greenwich Village)から芸
術家たちが移り住み、前衛芸術・ファッションの中心地となっ
ている。
参照⇒ぐりにっじびれっじ(グリニッジビレッジ)
◎"South of Houston Street"の略称。
そーほー
【ソーホー】
【SOHO】
◇[英]small office, home office
○[計]小規模事業者や、家庭で仕事をする個人事業者のこと。
SOHO用のコンピュータシステムは、大企業と異なり普及
が遅れ、また1つのシステムとしては規模は小さいが、その数
は非常に多いため、市場として発展が期待されている。
参照⇒おふぃすおーとめーしょん(オフィスオートメーショ
ン,オフィス・オートメーション)
★そぼ
【祖母】
◇[日]sobo
○(1)
◎イタリア語:ノンナ(nonna)。
スペイン語:アブエラ(abuela)/アブエリータ(abuelita)
(お祖母ちゃん)。
ポルトガル語:エボー(avo)/エボジーニャ(avozinha)(お祖
母ちゃん)。
ロシア語:バブーシュカ(babushka)/バブーリャ(babulya)
(お祖母ちゃん)。
ポーランド語:バブチャ(babcia)/バブーニャ(babunia)(お
祖母ちゃん)。
クロアチア語:バーカ(baka)。
フィンランド語:イソアイティ(isoaiti)。
ベトナム語:バー(ba)。
○(2)[地]⇒そぼさん(祖母山)
そぼう《そばう》
【粗紡】
◇[英]slub
○[工]紡績の工程で、篠綿(シノワタ)の繊維束を細く引き伸ばし、
軽く撚(ヨ)りを掛けて粗糸に紡(ツム)ぐこと。また、その工程。
参照⇒せいぼう(精紡)
そぼかたむきこくていこうえん《そぼかたむきこくていこうゑん》
【祖母傾国定公園】
○大分県と宮崎県の県境にある、九州山地北部の山岳国定公園。
祖母山(ソボサン)(1,756メートル)・傾山(カタムキサン)(1,602メート
ル)を中心に、大崩山(オオクエヤマ)(1,643メートル)・行縢山(ムカバキ
ヤマ)(830メートル)・矢筈岳(ヤハズダケ)(687メートル)や、五ヶ瀬
川峡谷の高千穂峡(タカチホキョウ)などがある。
◎1965(昭和40)国定公園に指定。
そぼさん
【祖母山】
◇[日]Sobo San
○[地]大分県と宮崎県の県境にある、九州山地北部の山。標高
1,756メートルで、九州山地の最高峰。
南南東に古祖母山(コソボサン)、東方に傾山(カタムキサン)がある。
特別天然記念物のニホンカモシカが生息。
祖母傾国定公園に含まれる。
参照⇒そぼかたむきこくていこうえん(祖母傾国定公園)
◎神武天皇の祖母、豊玉姫を祀(マツ)っていることから。
★そほーず
【ソホーズ】
◇[露]sovkhoz
○[歴]旧ソ連の国営農場。
「ソフホーズ」とも呼ぶ。
参照⇒こるほーず(コルホーズ),きぶつ(キブツ)
そーほーひろば
【ソーホー広場】
◇[英]Soho Square
○イギリスの首都ロンドン市のオックスフォード街(Oxford
Street)の南にある地区。
イタリア・フランス・スイスなどの外国人が経営する飲食店
が多い。
★そぼろ
【そぼろ】
○()みだれからまったさま。
○()
○()[食]魚肉またはエビなどを蒸して脂肪を落としてほぐした
ものや、挽肉(ヒキラク)・卵(タマゴ)などを、調味し炒り上げた食品。
「おぼろ(朧)」とも、また繊維状に細かいものは「でんぶ(田麩)」
とも呼ぶ。
参照⇒すくらんぶるえっぐ(スクランブルエッグ)
○()[食]⇒そぼろこんぶ(そぼろ昆布)
そぼろこんぶ
【そぼろ昆布】
○[食]コンブを何枚も重ねて圧縮し、重ねた側面を薄く平らに
何枚にも削(ケズ)ったもの。
単に「そぼろ」とも呼ぶ・
参照⇒おぼろこんぶ(おぼろ昆布,朧昆布)
そま
【杣】
○(1)杣山の略。
⇒そまやま(杣山)
○(2)杣木の略。
⇒そまぎ(杣木)
○(3)杣人の略。
⇒そまびと(杣人)
○(4)木こりの小屋。杣小屋。
そま
【蘇摩】
◇[梵]soma
○[インド神話]⇒[3]そーま(ソーマ)
[1]そーま
【ソーマ】
◇[英]-soma/-somus
○[接尾辞]「体・体の部分」を表す語形成要素。
◎ギリシア語の「体(soma)」から。
◎フィロソマ(phyllosoma):イセエビ類の幼生。
トリパノソーマ(Trypanosoma):鞭毛中の一属。
プロソーマ(prosoma):前体・前体部。
ヒステロソーマ(hysterosoma):後体/後体部。
ヘミソムス(hemisomus):半側奇形児。
[2]そーま
【ソーマ】
◇[英](単数形)soma/(複数形)somata
○(1)体・肉体。
○(2)細胞体(cell body)。
[3]そーま
【ソーマ】
◇[梵]soma
○(1)[インド神話]古代インドで、向精神性があると信じられ
たある種の植物。また、その液汁の入った酒。
神々の飲料とされ、べーダの祭式で使用された。
「蘇摩(ソマ)」とも呼ぶ。
参照⇒かんろ(甘露)(1)
○(2)[インド神話](1)を神格化したインドの神。酒神または月
神。
「蘇摩」とも呼ぶ。
そまいり
【杣入り】
【杣入】
○杣木を伐採するため、杣山に入ること。
そまいれ
【杣入れ】
【杣入】
○杣山の樹木に斧(オノ)を入れ、杣木を取ること。
そまおおかく《そまおほかく》
【杣大角】
○[建]⇒おおかく(大角)
そまおおがく《そまおほがく》
【杣大角】
○[建]⇒おおかく(大角)
そまかく
【杣角】
○[建]山から切り出した木材(杣木)を、オノ(斧)やチョウナ(手斧)
で粗(アラ)く削り出しただけの角材。
大きさによって大角・中角・小角の三種に分類。
「そまがく(杣角)」とも呼ぶ。
参照⇒おおかく(大角),ちゅうかく(中角),こかく(小角)(2)
そまがく
【杣角】
○[建]⇒そまかく(杣角)
そまぎ
【杣木】
○(1)杣山(ソマヤマ)の樹木。
「そま(杣)」とも呼ぶ。
○(2)杣山から切り出した木。
「そま(杣)」とも呼ぶ。
参照⇒そまかく(杣角)
○(3)たきぎ(薪)。
「そま(杣)」とも呼ぶ。
そまこかく
【杣小角】
○[建]⇒こかく(小角)
そまこがく
【杣小角】
○[建]⇒こかく(小角)
そまごや
【杣小屋】
○杣山(ソマヤマ)の木こり小屋。
そまだつ
【杣立つ】
○(1)杣小屋を建てる。
○(2)杣木を切り出す。
そまちゅうかく
【杣中角】
○[建]⇒ちゅうかく(中角)
そまちゅうがく
【杣中角】
○[建]⇒ちゅうかく(中角)
★そまつ
【粗末】
【麁末】
○
そまびと
【杣人】
○杣山(ソマヤマ)から木を切り出す人。
「そま(杣)」,「きこり(樵,木樵,樵夫)」とも呼ぶ。
そまふ
【杣夫】
○[古]林業労働者の旧称。
伐採(バッサイ)・造材に従事する人。
参照⇒やせどうじ(八瀬童子)
そまやま
【杣山】
○(1)木を切り出すために植樹した山。
「そま(杣)」とも呼ぶ。
○(2)杣木のある山。
「そま(杣)」とも呼ぶ。
そまりあ
【ソマリア】
◇Somalia
○(1)アフリカ大陸東端、インド洋に面する民主共和国。
首都はモガディシュ(Mogadishu)。
国の形から「アフリカの角(the Horn of Africa)」とも呼ばれ
る。
参照⇒そまりらんど(ソマリランド),ぷんとらんど(プントラ
ンド),えふじーえむ(FGM)
〈面積〉
63.8万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)335万人。
1988(昭和63)710万人。
〈主要氏族(clan)〉
ハウィヤ(Hawiya/Hawiye):中南部。支族はアブガル(Abgal)
・ハブルゲディル(Habr Gedir)など。
イサック(Ishaak/Isaaq):北西部。
ダロッド(Darod):北東部からエチオピアにかけてと、南西
端からケニアにかけて。支族はマレイハーン(Marehan)・オガ
デニ(Ogadeni)など。
ラハウィン(Rahanwein):南西部(エチオピア寄り)。
ディル(Dir):北西端からドバイ・エチオピアにかけて。
ディギル(Digil):南西部(海岸寄り)。
◎州:gobolka *、[英]* Region。
◎1960. 7. 1(昭和35)イギリス保護領ソマリランド(British
Somaliland)とイタリア信託統治領ソマリア(Italian Somalia)
とが独立合併。
1991(平成 3)バーレ政権(Barre's Regime)、崩壊。
1993.10. 3(平成 5)ソマリア紛争に介入していたアメリカ軍
特殊部隊のブラックホーク・ヘリコプターが現地武装勢力によ
り撃墜され米兵19人が死亡。
2000.10.(平成12)暫定政府、発足。14日、プントランド大統
領アブドラヒ・ユスフ(Abdullahi Yusuf Ahmed)が暫定政権の
大統領に就任。
2006. 6.(平成18)イスラム法廷連合(UIC)、首都を制圧。
○(2)(Somali Kilil)⇒そまりしゅう(ソマリ州)
そまりあかいがん
【ソマリア海岸】
◇[英]the French Somali Coast
○[古]ジブチの旧称。
⇒じぶちきょうわこく(ジブチ共和国)
そまりあしゅう《そまりあしう》
【ソマリア州】
◇Somali Kilil/Sumale Kilil、[英]Somali State
○⇒そまりしゅう(ソマリ州)
そまりしゅう《そまりしう》
【ソマリ州】
◇Somali Kilil/Sumale Kilil、[英]Somali State
○エチオピア南東部の州。西部をオロミア州(Oromia Kilil)、
北西部をアファル州(Afar Kilil)に接し、北部・東部・南部を
ソマリア民主共和国に隣接。
州都はジジガ(Jijiga)。
「ソマリア州」とも呼ぶ。
参照⇒おがでん(オガデン)
〈面積〉
25万0,000平方キロメートル。
〈人口〉
1994(平成 6)338万3,165人(10月11日現在)。
2000(平成12)369万8,000人(7月推定)。
★そまりぞく
【ソマリ族】
◇[英]Somali people/Somalis
○アフリカ東部、ソマリアとその周辺(ソマリランド)に居住す
る部族。ソマリアの基幹民族。
参照⇒そまりらんど(ソマリランド)
〈主要氏族〉
ダロド(Darod)。
ディル(Dir)。
ディギリ(Digili)。
ハウィエ(Hawiye)。
イサク(Isaaq,Ishak)。
ラハンウェイン(Rahanweyn)。
そまりらんど
【ソマリランド】
◇Somaliland
○[地]アフリカ大陸東端、インド洋に突き出た三角形の半島地
域の呼称。大半が砂漠に近い乾燥地帯。
海岸地帯の大部分はソマリア民主共和国、北西部はジブチ共
和国、内陸部はエチオピア(ソマリ州)に属する。
その形から「アフリカの角(the Horn of Africa)」とも呼ばれ
る。
参照⇒そまりあ(ソマリア),じぶちきょうわこく(ジブチ共和
国),そまりしゅう(ソマリ州)
◎1863(文久 3)北西部のソマリア海岸(Somali Coast)、フラン
スの植民地となる。
1925. 6.29(大正14)ジュバランド(Jubbaland)、ケニアから
イタリア領ソマリランド(Italian Somaliland)に譲渡。
1960. 7. 1(昭和35)イギリス保護領ソマリランド(British
Somaliland)(アデン湾)とイタリア信託統治領ソマリア(Ital-
ian Somalia)(インド洋岸)とがソマリア民主共和国として独立
合併。
1977. 6.(昭和52)フランス領ソマリランド(French Somali-
land)、ジブチとして独立。
参照⇒じゅばらんど(ジュバランド)
そまん
【ソマン】
◇soman、[英]Fluoromethylpinacolyloxyphosphine oxide
○[化]神経ガスの一種。樟脳(ショウノウ)に似た臭いがある。
沸点は167℃。
タブン(tabun)より毒性が強い。
◎旧ソ連軍が開発。
そまんがす
【ソマンガス】
◇[英]soman gas
○[化]⇒そまん(ソマン)
そまんこっきょう《そまんこくきやう》
【ソ満国境】
○[古]ソビエト連邦と満州国との国境。
満州国側は日本の関東軍が守備し、綏芬河(Suifen He)(スイフン
ガ)要塞など14ヶ所の要塞が建設された。
参照⇒とーちか(トーチカ)(2)
そみあに
【ソミアニ】
◇Sonmiani
○パキスタン南部、バルチスタン州(Baluchistan Province)南
部の町。
アラビア海(Arabian Sea)のソミアニ湾(Sonmiani Bay)奥に
位置し、ソミアニ海軍基地がある。
「ソンニアミ」とも呼ぶ。
そみゅあえすさんじゅうご《そみゆあえすさんじふご》
【ソミュアS35】
◇SOMUA S35
○[歴][軍]第二次世界大戦前のフランス軍の騎兵隊用戦車。
ソミュア社が開発。
◎1934(昭和 9)開発を開始。
1935(昭和10)試作車両が完成し、シャール(CHAR)1935S
として正式採用。
そむにふぇるむしゅ
【ソムニフェルム種】
◇[学]somniferum
○[植]双子葉植物キンポウゲ目(Ranunculales)ケシ科(Papa-
veraceae)の一亜種。
葉は長楕円形で茎は太い。
セティゲルム種(setigerum)とともに「あへん法」の規制対象。
そむぬす
【ソムヌス】
◇[羅]Somnus(睡眠)
○[ロ神]眠りの神。
ギリシア神話のヒュプノス(Hypnos)に当たる。
そむりえ
【ソムリエ】
◇[フ]sommelier(酒倉係)
○(フランス料理店・ホテルなどの)ワイン専門のウェーター。
ワインに関する専門知識を持ち、客の求めに応じてふさわし
いワインを選定・提供する。
★そめい《そめゐ》
【染井】
◇[日]Somei
○現在の東京都豊島区駒込一帯の地名。
もと武蔵国豊島郡上駒込村染井。
◎江戸時代は植木屋が多かった。桜の品種ソメイヨシノの発祥
の地。
参照⇒そめいよしの(ソメイヨシノ,染井吉野)
★そめいよしの《そめゐよしの》
【ソメイヨシノ】
【染井吉野】
○[植]サクラの一品種。
江戸末期、江戸の染井の植木屋が遊廓新吉原(シンヨシワラ)に移植
するために開発。咲くころに新吉原の仲の町の通りに植えて、
散ると直ぐに引き抜いた。
開花期は短く、全てが咲き揃う前に散り始めるので、気象庁
では八分咲きを満開とする。
参照⇒そめい(染井),よざくら(夜桜)(2)
◎東京都の都花。
遺伝子解析からオオシマザクラとコマツオトメの交配と判明。
そめいれいえん《そめゐれいゑん》
【染井霊園】
○東京都豊島区駒込(コマゴメ)にある都営墓地。
◎1872(明治 5)開園。
〈地続きの寺〉
1911(明治44)本郷より本妙寺、移転。
1912(大正元)深川より慈眼寺、移転。
1941(昭和16)本郷より勝林寺、移転。
そめいろ
【蘇迷盧】
◇[梵]Sumeru
○[仏]⇒しゅみせん(須弥山)
◎「スメール(Sumeru)」の音写。
そめかみ
【染め紙】
【染紙】
◇[日]somekami/some-kami
○(1)種々の色に染めた紙。
「そめがみ(染め紙,染紙)」とも呼ぶ。
○(2)斎宮の忌み詞(イミコトバ)で、仏教の経典の別称。
「そめがみ(染め紙,染紙)」とも呼ぶ。
◎もと黄色の染紙を用いたから。
そめがみ
【染め紙】
【染紙】
◇[日]somegami/some-gami
○⇒そめかみ(染め紙,染紙)
そめば
【染め場】
【染場】
○染物をする作業場。
そめば
【染め歯】
【染歯】
○鉄漿(カネ,オハグロ)で染めた歯。
参照⇒おはぐろ(鉄漿,御歯黒,お歯黒),ふしかね(付子鉄漿,
附子鉄漿)
そーめん
【ソーメン】
○[食]⇒そうめん(素麺,索麺)
そもたら
【蘇門答剌】
○⇒すもたら(蘇門答剌,寸門陀羅)
----------------------------------------------------------------