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百 科 辞 書 《しゆら》 編集:獨 澄旻
-------- しゆら ------------------------------------------------
しゅら
【修羅】
○(1)[仏]([梵]Asura)アシュラ(阿修羅)の略称。
⇒あしゅら(アシュラ,阿修羅)
○(2)[仏]修羅道(シュラドウ)・阿修羅道の略称。
◎修羅場(シュラジョウ)
○(3)激しい争い。闘争・戦闘。
◎修羅場(シュラバ)
○(4)([梵]sura)インドの酒の一種。
○(5)滑道(カツドウ)の一種。丸太を溝状に縦に並べ、その中で木
材を滑らせる運搬の方法。
参照⇒きうま(木馬)
○(6)大石・大木などを載せて運搬する、木製のそり(橇)。
参照⇒きうま(木馬)
◎修羅船,修羅車(グルマ)
◎(5),(6)は、修羅(アシュラ)が常に帝釈天(タイシャクテン)に戦いを
挑(イド)むことから、「大石(タイシャク)を動かすもの」に掛けたと言
われている。
しゅーら
【シューラ】
◇shura
○アフガニスタンのロヤ・ジルガ(Loya Jirga)(国民大会議)の
代議員から選出された評議会。
参照⇒ろやじるが(ロヤ・ジルガ)
◎もとアフガン伝統の長老会議で、行政の監視や助言などを行っ
ていた。
じゅら
【ジュラ】
【侏羅】
◇Jura
○(1)[地](Jura Mountains)⇒じゅらさんみゃく(ジュラ山脈)
○(2)(Departement Jura)フランスのジュラ県。
⇒じゅらけん(ジュラ県)
○(3)(Jura canton)スイスのジュラ州。
⇒じゅらしゅう(ジュラ州)
じゅらい
【ジュライ】
◇[英]July
○[暦]七月(7月)の英語名。
略号は「Jul.」,「Jul」,「JUL」。
◎語源は、ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)(カエサル)
の生れ月から。
参照⇒かえさる(カエサル)
しゅらいひゃー
【シュライヒャー】
◇Kurt von Schleicher
○[人]⇒しゅらいへる(シュライヘル)
★しゅらいへる
【シュライヘル】
◇Kurt von Schleicher
○[人]ドイツの軍人・政治家(1882〜1834)。
ワイマール共和国の暫定的独裁政権。
ヒトラーに政権を譲る。
「シュライヒャー」とも呼ぶ。
★しゅらいへるまっはー
【シュライエルマッハー】
◇Friedrich Ernst Daniel Schleiermacher
○[人]ドイツの神学者・哲学者(1768〜1834)。
しゅらーヴぁすてぃー
【シュラーヴァスティー】
◇[梵]Sravasti
○[歴]⇒しゃえじょう(舎衛城)
しゅらうど
【シュラウド】
◇[英]shroud
○(1)経帷子。
⇒きょうかたびら(経帷子)
○(2)[海](shrouds)マストの先から左右の舷側(ゲンソク)に張る
支索。
縦に張られたシュラウドにラットライン(ratline)と呼ぶ綱
を水平に張り、マストに登る際の縄梯子(ナワバシゴ)の役割も果
す。
「横静索(ヨコセイサク)」とも呼ぶ。
○(3)[原]沸騰水型軽水炉の「炉心隔壁(カクヘキ)」。
炉心の熱を効率よく利用するため炉心を覆(オオ)う円筒形の容
器で、燃料集合体などの重さを支え、炉内の冷却水の流れを調
整する仕切り板の役目をも果たす。
参照⇒ふっとうすいがたけいすいろ(沸騰水型軽水炉),ろし
ん(炉心)(2)
◎1990年以降、スイス・アメリカなどで、応力腐食割れに起因
する亀裂が相次いで多数発生して問題になっている。
2003. 3.10(平成15)原子力安全・保安院、ひび割れが発生し
ている11基(内シュラウドは9基)のうち、福島第二2号機を除
き、修理なしでの運転再開を容認する中間報告をまとめる。
2003. 3.11(平成15)東京電力、地元の理解を得るのが困難と
して、軽微なひびを除き修理すると発表。
★じゅらき
【ジュラ紀】
◇[英]Jurassic Period
○[地]中生代(Mesozoic Era)を三分割した真中の地質時代。
三畳紀(Triassic Period)の次、白亜紀(Cretaceous Period)
の前。
参照⇒しそちょう(始祖鳥)
じゅらく
【入洛】
○身分の高い人が京都に入ること。
⇒にゅうらく(入洛)
じゅらくかべ
【聚楽壁】
○[建]上塗りに聚楽土を使用した土壁。
参照⇒じゅらくつち(聚楽土)
しゅらくさい
【シュラクサイ】
◇[希]Syrakusai
○イタリア、シチリア島の都市シラクーザ(Siracusa)のギリシ
ア語名。
⇒しらくーざ(シラクーザ)(2)
じゅらくだい
【聚落第】
○(1)[歴]豊臣秀吉が京都の旧大内裏跡に造営した城郭風の邸
宅。
1586〜1587(天正14〜天正15)に造営、1588(天正16)後陽成天
皇の行幸を仰ぐ。1591(天正19)豊臣秀次が譲られる。1595(文
禄 4)秀次の自害後、破却し、一部は伏見城に移す。
大徳寺唐門や西本願寺飛雲閣などにその遺構が現存する。
「じゅらくてい(聚落第)」とも呼ぶ。
◎「第」は「やしき(邸)」の意味。
○(2)[古]東京都台東区(タイトウク)、上野公園の西郷隆盛像の真下
の共同店舗ビル「聚楽ビル」の2階にあったレストラン。正称は
「レストラン聚楽台」。
◎1959(昭和34)開店。
2008. 4.21(平成20)閉店。
じゅらくつち
【聚楽土】
○[建]京都の聚楽第跡(西陣)付近で産する上質の上塗用壁土。
色は茶褐色で、質感はザラザラとし、接着剤を混入することも
ある。
茶室や土塀などに用いる。
参照⇒じゅらくかべ(聚楽壁)
じゅらくてい
【聚落第】
○[歴]⇒じゅらくだい(聚落第)
じゅらけん
【ジュラ県】
◇[フ]Departement Jura、[英]Jura Prefecture
○フランス東部、フランシュ・コンテ地域圏(Region Franche-
Comte)南西部の県。北東部をドゥー県(Departement Doubs)に
接し、南東部をスイスに隣接。
県都はロンルソーニエ(Lons-le-Saunier)。
◎2004. 2.(平成16)アルジェリア出身のアイサ・デルムーシュ
(Aissa Dermouche)が県知事に就任。
◎スイスにはジュラ州(Jura canton)がある。
じゅらさんみゃく
【ジュラ山脈】
◇[英]Jura Mountains
○[地]アルプスの西方、フランスとスイスの国境にある山脈。
全長約300キロメートル。
アルプス造山運動の褶曲構造がよく地形に現れた、中生代ジュ
ラ紀の石灰岩から成る。
最高峰は南西部のクレドラネージュ(Cret de la Neige)
(1,718メートル)。
じゅらしっくぱーく
【ジュラシック・パーク】
◇[英]Jurassic Park
○[映]アメリカのSF恐怖映画。
ジュラ紀(Jurassic Period)のテーマパークの島でDNAか
ら甦(ヨミガエ)った恐竜に襲われる話。
◎1993(平成 5)アメリカで公開。
1997(平成 9)『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
(Jurassic Park: The Lost World)』、公開。
2001(平成13)『ジュラシック・パークV(Jurassic Park 3:
The Extinction)』、公開。
じゅらしゅう《じゆらしう》
【ジュラ州】
◇[フ]Jura canton
○スイス北西部の州。南部をベルヌ州(Berne canton)に接し、
北部・西部をフランスに隣接。
州都はデレモン(Delemont)。
◎フランスにはジュラ県(Departement Jura)がある。
しゅらじょう《しゆらぢやう》
【修羅場】
○[仏]⇒しゅらば(修羅場)
しゅらのちまた
【修羅の巷】
○激しい戦争や死闘の場所。
「修羅場(シュラバ,シュラジョウ)」とも呼ぶ。
参照⇒あけるだま(アケルダマ)
★しゅらば
【修羅場】
○[劇]
「しゅらじょう(修羅場)」とも呼ぶ。
参照⇒あけるだま(アケルダマ),ぱんでもにうむ(パンデモニ
ウム)(3),しゅうたんば(愁嘆場,愁歎場)
しゅらはと
【シュラハト】
◇[独]Schlacht、[英]battle
○(ドイツ語で)戦い。
◎スカゲラク海戦(Skagerrakschlacht):⇒ゆとらんどおきか
いせん(ユトランド沖海戦)
しゅらぶ
【シュラブ】
◇[英]shrub
○⇒[1]ぶっしゅ(ブッシュ)(1)
しゅーらーべ
【シューラーベ】
◇[フ](単数形)chou-rave/(複数形)choux-raves
○[植](フランス語で)コールラビ([独]Kohlrabi)。
⇒こーるらび(コールラビ)
★じゅらまいあしねんしす
【ジュラマイア・シネンシス】
◇[学]Juramaia sinensis
○[化生]ジュラ紀後期(約1億6,000万年前)の真獣類(Theria)。
最初に胎盤を獲得した哺乳類。
推定全長約12センチメートル、体重15〜17グラム。
参照⇒しんじゅうるい(真獣類),いおまいあすかんそりあ(イ
オマイア・スカンソリア)
◎中国遼寧省(リョウネイショウ)で発見。
約1億6,000万年前、原獣類から真獣類と後獣類(有袋類)とに
分岐。
◎「ジュラマイア」は「ジュラ紀の母」の意味。
じゅらるみん
【ジュラルミン】
◇[独]Duralumin、[英]duralumin
○[工]アルミニウムを主成分とする白色の軽合金。
アルミニウムに銅・マグネシウム・マンガンなどを混ぜたも
の。
軽量で強度が大きく、加工性にすぐれ、熱処理で強さや固さ
を改善できる。
航空機・車両などの骨組その他の構造用材料に用いられる。
参照⇒にかむこうぞう(ハニカム構造)
◎もと登録商標。
1906(明治39)ドイツの冶金学者ウィルム(Alfred Wilm)(1869
〜1937)が発明。
★じゅりああるぷす
【ジュリア・アルプス】
◇[英]Julian Alps
○[地]イタリア北西部からスロベニア・クロアチアに連なる、
アルプス山脈の支脈。
「ジュリアン・アルプス」とも、イタリア語で「アルピ・ジュ
ーリエ(Alpi Giulie)」、スロベニア語で「ユリースケアルペ
(Julijske Alpe)」とも呼ぶ。
じゅりあんあるぷす
【ジュリアン・アルプス】
◇[英]Julian Alps、[伊]Alpi Giulie
○[地]⇒じゅりああるぷす(ジュリア・アルプス)
しゅりーヴぃじゃやおうこく《しゆりーゐじややわうこく》
【シュリーヴィジャヤ王国】
◇Sri-Vijaya、[英]Srivijaya Kingdom
○[歴]⇒しゅりーびじゃやおうこく(シュリービジャヤ王国)
しゅりけん
【手裏剣】
○手に持って敵に投げつける小形の剣・小刀。それらを投げる
武術。
主に太刀(タチ)の補助として、また非常時の臨機対応として用
いられるもの。小柄(コヅカ)なども使用する。
一方または両方を尖らせたものや、十字形・卍形(マンジガタ)
などの十字手裏剣がある。
鉢巻に数本指し、一本づつ取っては投げることもある。
参照⇒ふくみばり(含み針,含針),ぶげいじゅうはっぱん(武
芸十八般)(1)
★しゅりじょう
【首里城】
◇[日]Shuri Jo
○[歴]沖縄県。
正殿は宗主国(中国)のある西向きに建てられ、殿内に中国皇
帝から琉球王朝に贈られた9つの額が飾られていた。
参照⇒しゅれいもん(守礼門)
◎1992(平成 4)正殿が復元。
しゅりながる
【シュリナガル】
◇Srinagar
○⇒すりながる(スリナガル)
しゅりなーがる
【シュリナーガル】
◇Srinagar
○⇒すりながる(スリナガル)
しゅりーびじゃやおうこく《しゆりーびじややわうこく》
【シュリービジャヤ王国】
◇Sri-Vijaya、[英]Srivijaya Kingdom
○[歴]7〜11世紀、スマトラ島(Pulau Sumatra)南東部のパレ
ンバン(Palembang)を中心に栄えた王国。インド文化の影響を
受け、大乗仏教やヒンズー教が盛んだった。海上貿易の発展と
共に勢力はマラッカ海峡を越えてマレー半島や、ボルネオ島
(Pulau Borneo)にまで至り強大となる。
唐代には南海の仏教国「室利仏逝(シツリブツセイ)」,「室利仏誓」と
して知られ、7世紀半ば過ぎに義浄(ギジョウ)は海路インドに赴
(オモム)く途中にここのナーランダー寺で大乗仏教を学ぶ。
宋代に「三仏斉(サンブツセイ)」,「三仏誓」の名でアジア貿易の要衝
として知られ、宋と交易。
9世紀中ころ、王女がジャワ島(Pulau Jawa)のシャイレンド
ラ朝(Sailendra Dynasty)と婚姻してから衰え、パレンバンは
「旧港」と呼ばれて海賊の巣窟となる。
「シュリーヴィジャヤ王国」,「スリウィジャヤ王国」とも呼ぶ。
参照⇒しゃいれんどらちょう(シャイレンドラ朝)
しゅりーふぇん
【シュリーフェン】
◇Alfred Schlieffen
○[人]ドイツの陸軍元帥・伯爵(1833〜1913)。
1905(明治38)シュリーフェン作戦計画([英]Schlieffen Plan)
を立案。
参照⇒しゅりーふぇんさくせん(シュリーフェン作戦)
しゅりーふぇんさくせん
【シュリーフェン作戦】
◇[英]Schlieffen Plan
○[歴]ドイツの参謀総長シュリーフェン(Alfred Schlieffen)
が第一次世界大戦前に立案した、フランスとロシアを両面攻撃
する短期作戦の計画。
最初は西部戦線(Western Front)に全力を注ぎ、中立のベル
ギーに侵略してフランスを破り、ついで東部戦線(Eastern
Front)に転じてロシアを撃滅するもの。
1914(大正 3)第一次世界大戦の勃発で、計画は実行されたが
失敗。
参照⇒まるぬのたたかい(マルヌの戦い)
しゅりーぶぽーと
【シュリーブポート】
◇Shreveport
○アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)北西
部のカドー郡(Caddo County)東部にある郡都。
しゅりゅう《しゆりう》
【腫瘤】
◇[英]tumor/tumour
○(1)コブ(瘤)([英]lump)・腫(ハ)れ物。
○(2)[医]組織や臓器の限局的な腫脹(シュチョウ)(腫れ)。
また腫脹の原因が腫瘍性(シュヨウセイ)ではないもの。
参照⇒のうりゅう(脳瘤),しゅよう(腫瘍)
◎英語:フィーマ(phyma)。
中国語:腫瘤(zhongliu)。
じゅりゅう《じゆりう》
【入流】
○[仏]声聞の四果の一つ。須陀(「三水」+「亘」:補助3926)(シュダオ
ン)とも訳す。
参照⇒しょうもんのしか(声聞の四果)
しゅりゅうえん《しゆりうえん》
【主流煙】
○喫煙者が直接口から吸い込むタバコの煙。
自分の意思で吸っているという意味から「能動喫煙(active
smoking)」とも呼ぶ。
⇔ふくりゅうえん(副流煙,伏流煙)
しゅりゅうせいびょうへん《しゆりうびやうへん》
【腫瘤性病変】
◇[英]space occupying lesion
○[病]占拠性病変の別称。
⇒せんきょせいびょうへん(占拠性病変)
★しゅりゅうだん《しゆりうだん》
【手榴弾】
◇[英]hand grenade
○[軍]
「手投げ弾」,「てりゅうだん(手榴弾)」,「グレネード」とも呼ぶ。
参照⇒あんぜんぴん(安全ピン)(3),ぐれねーどらんちゃー
(グレネード・ランチャー),てきだん(擲弾),てきだんとう(擲
弾筒),りゅうだん(榴弾)
◎英語のグレネード(grenade)は中期フランス語で「ザクロ」の
意味で、形から名付けられた。アメリカ軍の俗語ではパイナッ
プル(pineapple)と呼ぶ。
参照⇒れもん(レモン,檸檬)(2)
じゅりょう
【寿陵】
◇[中]shouling
○(1)[歴]生前に造営する天子の墓(陵)。
○(2)(転じて)中国などで生前に長寿を願って作る墓。
◎日本でも霊園販売業者がこれに倣(ナラ)って「寿陵」,「生前墓」
として販売。
日本では生前に戒名(カイミョウ)を受けたり、未亡人が夫の墓碑
に未亡人の戒名(カイミョウ)を刻み未亡人が入るまでは文字に朱を
入れる風習がある。
参照⇒ぎゃくみょう(逆名),みぼうじん(未亡人)
しゅりんかー
【シュリンカー】
◇[英]shrinker
○[俗][医]ヘッドシュリンカー(headshrinker)(精神科医・精
神分析医)の略称。
しゅりんく
【シュリンク】
◇[英]shrink
○(1)収縮・萎縮(イシュク)すること。
○(2)[服]⇒じのし(地伸し)
しゅりんぷ
【シュリンプ】
◇[英]shrimp
○[動]シバエビ(芝海老)などの、小エビ。
◎中形のエビは「プローン(prawn)」。
大形のエビは「ロブスター(lobster)」。
[1]しゅーる
【シュール】
◇[フ]sur-
○[接頭辞]「……の上に、……を超えた」を表す語形成要素。
[2]しゅーる
【シュール】
◇[フ]sur
○[芸]シュールレアリスム(超現実主義)の略称。
⇒しゅーるれありすむ(シュールレアリスム)
[1]じゅーる
【ジュール】
◇[フ]jour
○(フランス語で)日・昼。一日。
◎ボンジュール(bonjour):日中のあいさつ。今日は。
★[2]じゅーる
【ジュール】
◇joule
○[物]仕事・エネルギーの国際単位系(SI)の組立単位。
単位記号は「J」。
参照⇒わっと(ワット)
[3]じゅーる
【ジュール】
◇James Prescott Joule(ジェームズ・ジュール)
○[人]イギリスの物理学者(1818〜1889)。
1840(天保11)電流を通した時に生ずる熱量に関するジュール
の法則(Joule's law)を発見。
1847(弘化 4)熱の仕事当量を測定。
エネルギー保存の法則(law of the conservation of energy)
の確立に寄与した。
しゅるーずべりー
【シュルーズベリー】
◇Shrewsbury
○イギリス、イングランド中西部シュロプシャー州(Shrop-
shire UA)の州都。
じゅるちん
【ジュルチン】
【女真】
◇Jurchen/Jurchin
○[歴]⇒じょしんぞく(女真族)
しゅるつ
【シュルツ】
◇[独]Schurz
○(ドイツ語で)エプロン([英]apron)。
⇒えぷろん(エプロン)(1)
しゅるつぇ
【シュルツェ】
◇[独]Schuerze/Schurze
○(ドイツ語で)エプロン([英]apron)。
⇒えぷろん(エプロン)(1)
しゅるつぇん
【シュルツェン】
◇[独]Schuerzen/Schurzen
○[軍]戦車の砲塔や車体側面などに取り付ける。防弾用の装甲
板やネット(金網)。
しゅるとげんぼっしゅ
【シェルトゲンボッシュ】
◇[蘭]'s-Hertogenbosch
○⇒せるとーへんぼす(セルトーヘンボス)
しゅるなっく
【シルナック】
◇Sirnak
○⇒しるなく(シルナク)
しゅるなっくけん
【シルナック県】
◇[トルコ語]Sirnak Ili、[英]Sirnak Province
○⇒しるなくけん(シルナク県)
しゅーるほふ
【シュールホフ】
◇[独]Schulhof
○(ドイツ語で)校庭([英]schoolyard)。
★しゅーるれありすむ
【シュールレアリスム】
◇[フ]surrealism
○[芸]第一次世界大戦後の1920年代、破壊的なダダイスムの思
想を受け継いで興(オコ)った新芸術運動・芸術思潮。
単に「シュール(sur)」とも、「シュールレアリズム([英]sur-
realism)」,「超現実主義」とも呼ぶ。
しゅーるれありずむ
【シュールレアリズム】
◇[英]surrealism
○[芸]⇒しゅーるれありすむ(シュールレアリスム)
しゅーれ
【シューレ】
◇[独]Schule、[英]school
○(1)学校。
◎シュールホフ(Schulhof):校庭([英]schoolyard)。
○(2)学派・流派。
[1]じゅれ
【ジェレ】
◇[独]Gelee
○[食](ドイツ語で)ゼリー([英]jelly)。
⇒ぜりー(ゼリー)
[2]じゅれ
【ジュレ】
◇[フ]gelee
○[食](フランス語で)ゼリー([英]jelly)。
⇒ぜりー(ゼリー)
★しゅれいのひかり
【守礼の光】
◇[日]Shurei no Hikari
○[歴]第二次世界大戦後、アメリカ軍統治下の琉球(沖縄)で第
七心理作戦部隊(7th Psychological Operation Group)が、宣
撫(センブ)工作として無料で配布した月刊誌。
しゅれいのもん
【守礼の門】
○⇒しゅれいもん(守礼門)
しゅれいもん
【守礼門】
○沖縄県那覇市首里(シュリ)、旧首里城正門近くにある第二の坊
門(ボウモン)。
尚清王時代(1527〜1555)に建立。第二次世界大戦で焼失し、
のち再建。
四本柱で扉はなく、赤瓦葺(アカガワラブ)きの二層の屋根を持つ
装飾的な門。「守礼之邦」の扁額(ヘンガク)を掲(カカ)げる。
参照⇒しゅりじょう(首里城),はいろう(牌楼)
◎2000. 7.19(平成12)発行の二千円札の表に描かれている。
★[1]しゅれーげる
【シュレーゲル】
◇August Wilhelm von Schlegel
○[人]ドイツの文芸評論家(1767〜1845)。[2]シュレーゲルの
兄。
★[2]しゅれーげる
【シュレーゲル】
◇Friedrich von Schlegel
○[人]ドイツの評論家・言語学者(1772〜1829)。[1]シュレー
ゲルの弟。
★[3]しゅれーげる
【シュレーゲル】
◇Hermann Schlegel
○[人]ドイツの動物・鳥類学者(1804. 6.10〜1884. 7.17)。
◎シュレーゲル・アオガエル
★しゅれじえん
【シュレジエン】
◇[独]Schlesien
○[地]ヨーロッパ中部、ポーランド南西部のオーデル川(the
Oder River)上流地方。
中心地はブロツワフ(Wroclaw)。
ポーランド語名は「ドルノシロンスク(Dolnoslask)」,「下シロ
ンスク」、チェコ語名は「スレスコ(Sleszko)」、英語名は「シレ
ジア(Silesia)」。
参照⇒ぶろつわふ(ブロツワフ),びーでぃぶい(BdV)
しゅれすうぃひほるしゅたいんしゅう
《しゆれすゐひほるしゆたいんしう》
【シュレスウィヒ・ホルシュタイン州】
◇[独]Bundesland Schleswig-Holstein
○⇒しゅれすヴぃひほるしゅたいんしゅう(シュレスヴィヒ・
ホルシュタイン州)
しゅれーすうぃひほるしゅたいんしゅう
《しゆれーすゐひほるしゆたいんしう》
【シュレースウィヒ・ホルシュタイン州】
◇[独]Bundesland Schleswig-Holstein
○⇒しゅれすヴぃひほるしゅたいんしゅう(シュレスヴィヒ・
ホルシュタイン州)
しゅれーすヴぃひほるしゅたいんしゅう
《しゆれーすゐ゛ひほるしゆたいんしう》
【シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州】
◇[独]Bundesland Schleswig-Holstein
○ドイツ北部、ユトラント半島基部にある州。北部をデンマー
クに隣接。
州都はキール(Kiel)。
「シュレースウィヒ・ホルシュタイン州」,「シュレスウィヒ・
ホルシュタイン州」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万5,770.49平方キロメートル。
〈人口〉
1987(昭和62)255万4,200人。
2003(平成15)281万4,100人。
◎もと西ドイツ地区。
[1]しゅれーだー
【シュレーダー】
◇Schroeder/Schroder
○(1)[地](Mt.Schroeder)⇒しゅれーだーさん(シュレーダー山)
○(2)[人]⇒[2]しゅれーだー(シュレーダー)
[2]しゅれーだー
【シュレーダー】
◇Gerhard Schroeder
○[人]ドイツの政治家(1944〜)。ドイツ社会民主党(SPD)。
1998.10.27〜2005.11.22(平成10〜平成17)首相。
◎前期首相はコール(Helmut Kohl)。
次期首相はメルケル(Angela Kasner Merkel)。
しゅれーだーさん
【シュレーダー山】
◇[英]Mt.Schroeder
○[地]グアム東南部にある山。標高322メートル。
★しゅれーたーぺんぎん
【シュレーターペンギン】
◇[英]erect-crested penguin/Sclater's Penguins、[学]
Eudyptes sclateri
○[鳥]ペンギン目(Sphenisciformes)ペンギン科(Spheniscidae)
の海鳥。
「マユダチペンギン(眉立ちペンギン)」とも呼ぶ。
◎イギリスの動物学者シュレーター(Philip Lutley Sclater)
(1829〜1913)に因(チナ)む。
しゅれっだー
【シュレッダー】
◇[英]shredder(切り刻むもの)
○(1)書類などの不要文書を細断する機械。
個人情報や企業の機密保持のため、読めないように紙やCD
などを細かく切断するもの。
「寸断機」とも呼ぶ。
◎MSシュレッダー:明光商会の商品名。
○(2)[料]野菜刻み器。
しゅれっぱー
【シュレッパー】
◇[独]Schlepper
○(1)(ドイツ語で)タグボート・引き船。
○(2)(ドイツ語で)トラクター・牽引車。
◎「シュレッペン(schleppen)」は「運ぶ・引っ張る」。
★しゅれでぃんがー
【シュレディンガー】
◇Erwin Schroedinger/Erwin Schrodinger(エルウィン・シュ
レディンガー)
○[人]オーストリアの理論物理学者(1887. 8.12〜1961. 1. 4)。
波動力学(wave mechanics)を確立。
1933(昭和 8)ノーベル物理学賞を受賞。
「シュレーディンガー」とも呼ぶ。
しゅれーでぃんがー
【シュレーディンガー】
◇Erwin Schroedinger/Erwin Schrodinger(エルウィン・シュ
レーディンガー)
○[人]⇒しゅれでぃんがー(シュレディンガー)
しゅろ
【朱鷺】
○[鳥]⇒とき(トキ,朱鷺,鴾,桃花鳥,鴇)
★しゅろ
【シュロ】
【棕櫚】
【棕梠】
【椶櫚】
◇[学]Trachycarpus fortunei
○[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Arecaceae)シュロ属(Trachy-
carpus)の常緑高木。
南九州原産で、各地で広く栽培される。
幹は高さ約6メートル余、円柱状に直立。枝はなく、太い暗
褐色の繊維(毛苞)で覆われている。頂に葉をつけ、葉は四方に
広がり、葉柄は太く長く、古い葉は折れて垂れ下がる。葉身は
扇状に深裂している。雌雄異株。
毛苞は耐水性があり、縄・ハケ(刷毛)・ホウキ(箒)・敷物な
どに用いる。
幹は上下ほぼ同じ太さから柱や撞木(ショモク)にする。
庭園や寺の境内に植えられている。
◎近縁に中国原産のトウジュロ(唐棕梠)([学]Trachycarpus
wagnerianus)があり、葉が短く堅いので先が折れない。
しゅろう
【鐘楼】
○[建]⇒しょうろう(鐘楼)
じゅろうじん《じゆらうじん》
【寿老人】
○七福神の一人。長寿延命の神。老人星の化身。
長頭で白いアゴヒゲをたらし、うちわを持ち、杖をつき、鹿
を連れている。
◎福禄寿(フクロクジュ)と同じ神という説もある。また、中国の宋
時代の人ともいわれる。
福禄寿は鶴を連れている。
しゅろす
【シュロス】
◇[独]Schloss
○(1)(ドイツ語で)([英]castle)城・城館。
⇒しろ(城)
○(2)(ドイツ語で)錠。
しゅろっす
【シュロッス】
◇[独]Schloss
○⇒しゅろす(シュロス)
しゅろっぷしゃーしゅう《しゆろつぷしやーしう》
【シュロップシャー州】
◇[英]Shropshire UA
○⇒しゅろぷしゃーしゅう(シュロプシャー州)
しゅろつべるく
【シュロツベルク】
◇Schrozberg
○ドイツ南西部、バーデン・ビュルテンベルク州(Bundesland
Baden-Wuerttemberg)北東部の町。
クライルスハイム(Craliusheim)の北方。
「シュロツベルグ」とも呼ぶ。
しゅろつべるぐ
【シュロツベルグ】
◇Schrozberg
○⇒しゅろつべるく(シュロツベルク)
しゅろのしゅじつ
【シュロの主日】
【棕櫚の主日】
◇[英]Palm Sunday
○[宗](キリスト教で)復活祭(イースター)直前の日曜日。聖週
間(Holy Week)の日曜日。
「枝(エダ)の主日」とも呼ぶ。
参照⇒せいしゅうかん(聖週間),ふっかつさい(復活祭)
◎『新約聖書』ヨハネ福音書(ヨハネ伝)によると、イエス・キ
リストが受難を前にエルサレムに入った日。
キリストがエルサレムに着いた時、人々がシュロの枝を道に
まき、ホサナ(hosanna)(救い給え)と叫んで祝ったことを記念
する。
参照⇒ほさな(ホサナ)(1)
しゅろぷしゃーしゅう《しゆろぷしやーしう》
【シュロプシャー州】
◇[英]Shropshire UA/Shropshire Unitary authority
○イギリス、イングランド中西部の州。東部をスタフォードシャ
ー州(Staffordshire County)、南部をヘレフォードアンドウス
ター州(the County of Hereford and Worcester)に接し、西部
をウェールズ地方に隣接。
州都はシュルーズベリー(Shrewsbury)。
「シュロップシャー州」とも呼ぶ。
しゅろぼうき《しゆろばうき》
【棕櫚箒】
◇[日]shuruboki/shuro-boki
○シュロの毛を束ね、青竹の柄(エ)に藤蔓(フジヅル)で結んだ箒。
茶室では外露地の腰掛待合の下座側の柱に掛け、飾り箒とす
る。
参照⇒ろじぼうき(露地箒)
じゅろん
【ジュロン】
◇Jurong
○シンガポール島南西部の地区。
ジュロン海峡(Selat Jurong)を介してジュロン島がある。
じゅろんとう《じゆろんたう》
【ジュロン島】
◇[英]Jurong Island
○[地]シンガポール南西部の島。
サクラ諸島(Sakra Islands)を埋め立てて一つの島にしたも
の。
◎1995(平成 7)約八つの島(約10平方キロメートル)の埋め立て
工事を開始。
1998(平成10)埋め立て工事、完成(17平方キロメートル)。
★しゅわ
【手話】
◇[英]sign language
○耳の不自由な人が用いる手や指先による会話法。
「指話法(dactylology)」とも呼ぶ。
参照⇒どくしんじゅつ(読唇術)
◎ASL(American Sign Language):アメリカ手話。
表音記号:参照⇒ゆびもじ(指文字)
しゅわーべ
【シュワーベ】
◇Schwabe
○(1)[人](Samuel Heinrich Schwabe)⇒[1]しゅばーべ(シュバ
ーベ)
○(2)[人](Hermann Schwabe)⇒[2]しゅばーべ(シュバーベ)
しゅわーべん
【シュワーベン】
◇[独]Schwaben
○⇒しゅばーべん(シュバーベン)
しゅわるつ
【シュワルツ】
◇[独]Schwarz
○[色]⇒しゅばるつ(シュバルツ)
しゅわるつぇねっがー
【シュワルツェネッガー】
◇Arnold Schwarzenegger(アーノルド・シュワルツェネッガー)
○[人]アメリカの俳優・政治家(1947. 7.30〜)。オーストリア
生れ。
1968(昭和43)アメリカに移住。
2003(平成15)カリフォルニア州知事に就任。
しゅわるつしると
【シュワルツシルト】
◇Karl Schwarzschild
○[人]⇒しゅばるつしると(シュバルツシルト)
しゅわるつしるど
【シュワルツシルド】
◇Karl Schwarzschild
○[人]⇒しゅばるつしると(シュバルツシルト)
しゅわるつわると
【シュワルツワルト】
◇[独]Schwarzwald(黒い森)
○[地]⇒しゅばるつばると(シュバルツバルト)
しゅわるなぜ
【シュワルナゼ】
◇Eduard Shevardnadze
○[人]旧ソ連・グルジア共和国の政治家(1928〜)。
しゅわるま
【シュワルマ】
◇[アラビア語]shwarma
○[食]⇒しゃわるま(シャワルマ)
しゅわん
【シュワン】
◇Theodor Schwann
○[人]ドイツの動物生理学者(1810〜1882)。
シュライデン(Matthias Jakob Schleiden)とともに、生物体
の基本単位は細胞であるとする細胞説を提唱。
胃液中の消化酵素ペプシン(pepsin)や神経のシュワン鞘(ショウ)
(Schwann sheath)を発見。
また、微生物によって発酵や腐敗が起こることも提唱。
しゅわんさいぽう《しゆわんさいばう》
【シュワン細胞】
◇[英]Schwann cells
○[生]末梢神経系の支持細胞(グリア細胞)の一種。軸索(ジクサク)
を覆(オオ)う管状の被膜(ヒマク)を形成する細胞。
しゅわんしょう《しゆわんせう》
【シュワン鞘】
◇[英]Schwann sheath
○[生]シュワン細胞による軸索(ジクサク)の被膜(ヒマク)。
⇒しゅわんさいぽう(シュワン細胞)
じゅーん
【ジューン】
◇[英]June
○(1)[暦]六月(6月)の英語名。
略号は「Jun.」,「Jun」,「JUN」。
参照⇒ろくがつ(六月,6月)
◎語源は、ローマ神話の結婚の女神「ユノ([羅]Juno)」から。
参照⇒ゆの(ユノ)
◎ジューンブライド(June bride):⇒じゅーんぶらいど(ジュ
ーンブライド,ジューン・ブライド)
○(2)[人]英語圏の女性名。
◎「生命力」の意味。
じゅんあんくうこう《じゆんあんくうかう》
【順安空港】
◇[英]Sunan Airport
○[空]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都ピョンヤン(平
壌)北方24キロメートルにある国際空港。
朝鮮語では「スナンコンハン(順安空港)」。
正称は「高麗国際空港(Koryo international Airport)」。
じゅんい《じゆんゐ》
【准尉】
○(1)[軍]旧日本陸軍で、少尉の下、曹長の上に置いた准士官。
特務曹長(トクムソウチョウ)を改称。
○(2)[軍]自衛官の階級で、准陸尉・准海尉・准空尉の通称。
三尉(少尉相当)の下、一曹(曹長相当)の上。
★じゅんいく《じゆんゐく》
【荀ケ】
◇[中]Xun Yu
○[人]中国後漢(Hou Han)(ゴカン)末期、魏国曹操(Cao Cao)の首
席謀臣(戦略家)( 163〜 212)。字は文若(Wenrou)。
しゅんうん
【春運】
◇[中]chunyun
○[交]中国で、春節(Chunjie)(旧正月)の帰省ラッシュ。
参照⇒しゅんせつ(春節)
じゅんえん
【順縁】
○(1)[仏]善事によって仏道に入る因縁(インネン)を結ぶこと。
○(2)[仏]年を取った者から順に死ぬこと。
○(3)[仏]年少の者が年長の者を弔(トムラ)うこと。
⇔ぎゃくえん(逆縁)
じゅんかい《じゆんくわい》
【巡回】
○(1)(ある目的で)各地を順に巡(メグ)ること。
◎巡回診療,巡回図書館
○(2)(ある区域を)見回ること。パトロール。
じゅんがくし《》
【準学士】
○[教]短期大学・高等専門学校の卒業生に授与される学位・称
号。
◎1991(平成 3)改正学校教育法で定められる。
★じゅんがる
【ジュンガル】
◇Dzungar/Jungar/Zungar
○[歴]中国清代(17〜18世紀)、西北モンゴルのジュンガリア
(Dzungaria)地方にいたモンゴル族オイラートの一部族([英]
Dzungars)。また、その国家。
始祖はバートル・ホンタイジ(Baatur Khun Taiji)(皇太極
<Hong Taiji>)。
首長ガルダン(Galdan)が出て一大勢力となったが、康煕帝(コ
ウキテイ)自ら率いる軍に敗れ、1697(元禄10)<康煕36>ガルダンが
自殺しカルカ部は清に帰属。
1758(宝暦 8)<乾隆23>ジュンガル部も清に帰属。
「ズンガル」とも、ヨーロッパでは「カルムイク(Kalmyk)」,「カ
ルムック(Kalmuck)」とも呼ぶ。
「準(「口」偏+「葛」:補助なし)爾([中]Zhun'ge'er)」と記す。
参照⇒がるだん(ガルダン)
◎明代のオイラート(瓦刺)の後裔(コウエイ)。
1785年、清の藩部となる。
参照⇒りはんいん(理藩院)
◎カルムイク語(Kalmyk)で「左(Dzun)旗(gar)」の意味。
★じゅんがるぼんち
【ジュンガル盆地】
◇[中]Zhun'ge'er Pendi
○[地]中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)北部の盆地。
中央部にグルバンテュンギュト砂漠(古爾班通古特砂漠<Gu-
erbantunggute Shamo>)がある。
じゅんかん
【准看】
○(1)[医]准看護師の略称。
⇒じゅんかんごし(準看護師)
○(2)[古][医]准看護婦の略称。
じゅんかんごし
【準看護師】
○[医]医師または看護師の指示を受けて診療の補助などを行う
資格。
中学卒業後二年以上の専門教育を受け、准看護師試験に合格
した者に与えられる都道府県資格。
旧称は「准看護婦」、略称は「準看」。
◎第二次世界大戦後の看護婦不足から、1951(昭和26)准看護婦
として創設。
◎看護師は、高校卒業後三年以上の専門教育を受けた国家資格。
じゅんかんごふ
【准看護婦】
○[古][医]準看護師の旧称。
⇒じゅんかんごし(準看護師)
しゅんかんちょうこうがらす《しゅんかんてうくわうがらす》
【瞬間調光ガラス】
○[建]⇒うむ(ウム,UMU)
★しゅんかんふうそく
【瞬間風速】
○[気]
◎1991. 9.(平成 3)台風19号により中国地方で最大瞬間風速
58.9メートルを観測。
2004. 9. 7(平成16)PM 2:20、台風18号の接近により広島市
で最大瞬間風速60.2メートルを観測。
★しゅんぎく
【シュンギク】
【春菊】
◇[学]Chrysanthemum coronarium
○[植][農]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)シュンギク
属(Chrysanthemum)の一年、二年生作物。地中海地方原産。
「キクナ(菊菜)」とも呼ぶ。
◎モクシュンギク(木春菊):⇒[1]まーがれっと(マーガレット)
(1)
★じゅんぎし
【遵義市】
◇[中]Zunyi Shi
○中国南部、貴州省(Guizhou Sheng)北部の省直轄市(地級市)。
〈管轄2区〉
紅花崗区(Honghuagang Qu)。
匯川区(Huichuan Qu)。
〈管轄2市〉
赤水市(Chishui Shi)。
仁懷市(Renhuai Shi)。
〈管轄8県〉
遵義県(Zunyi Xian)。
桐梓県(Tongzi Xian)。
綏陽県(Suiyang Xian)。
正安県(Zheng'an Xian)。
鳳岡県(Fenggang Xian)。
(三水+「眉」)潭県(Meitan Xian)。
余慶県(Yuqing Xian)。
習水県(Xishui Xian)。
〈管轄2自治県〉
道真i(人偏+「老」)族苗族自治県(Daozhen Gelaozu Miaozu
Zizhixian)。
務川i(人偏+「老」)族苗族自治県(Wuchuan Gelaozu Miaozu
Zizhixian)。
しゅんぎょう《しゆんげう》
【春暁】
○春のあかつき(暁)。春の夜明け。
◎春の季語。
じゅんぎょう《じゆんげふ》
【巡業】
○(1)[劇]いろいろな土地をまわり、各地で芝居などを興行す
ること。
「キャラバン(caravan)」とも呼ぶ。
参照⇒どさまわり(どさ回り)(1),さきのり(先乗り)(3)
○(2)[運]いろいろな土地をまわり、各地で相撲(スモウ)を興行す
ること。
夏巡業:本場所の七月場所(名古屋場所)と九月場所(秋場所、
両国国技館)の間に東北・北海道の各地で行われる。
参照⇒ほんばしょ(本場所)
◎1957(昭和32)九州巡業を十一月場所(本場所)に昇格。
しゅんぎょうがすでん《しゆんげうがすでん》
【春暁ガス田】
◇[英]Chunxiao Gas Field
○東シナ海の日中中間線近くにある、中国が開発している天然
ガス田の一つ。
北緯28.35°、東経124.97°の地。
日本名は「白樺(シラカバ)ガス田」。
参照⇒へいこせきゆがすでん(平湖石油ガス田),だんきょう
がすでん(断橋ガス田),れいせんがすでん(冷泉ガス田),てんが
いてんがすでん(天外天ガス田),りゅうせいがすでん(龍井ガス
田)
◎1986(昭和61)中国政府の地質砿産省海洋地質統合大隊発行の
『東海石油地質図集』に春暁鉱区を南北約35キロメートル、東
西6キロメートルの楕円状に記載。
2003. 8.(平成15)ガス田の施設建設に着手。
2004. 9.29(平成16)国際石油資本のロイヤル・ダッチ・シェ
ルとユノカル、プロジェクト参加の打ち切りを発表。
2005. 8.10(平成17)中川昭一経済産業大臣、採掘され始めた
可能性があると発表。
2008. 6.18(平成20)日中両政府、境界線問題を棚上げにして
日本企業の資本参加で合意。
★じゅんきょうじゅ《じゆんけうじゆ》
【準教授】
◇[英]associate professor、[中]fu jiaoshou(副教授)
○[教]
参照⇒きょうじゅ(教授)
じゅんきょすう
【純虚数】
◇[英]purely imaginary number
○[数]複素数(complex number)のうち実部(real part)を持た
ない数。
参照⇒ふくそすう(複素数)
しゅんきんしょう《しゆんきんせう》
【春琴抄】
○[文]谷崎潤一郎作の小説。
盲目の娘春琴と奉公人の佐助の献身的な愛を、地唄の師弟を
通じて描く。
◎1933. 6.(昭和 8)「中央公論」に発表。
★しゅんくにたい
【春国岱】
◇[日]Shunkunitai
○[地]北海道東部、和室半島基部北岸、根室湾に面する砂州・
砂丘。全長約8キロメートル。
風蓮湖(フウレンコ)がある。
参照⇒ふうれんこ(風蓮湖)
じゅんけいもく
【ジュンケイ目】
【鶉鶏目】
○[古][鳥]キジ目(Galliformes)の旧称。
「鶉鶏類」とも呼ぶ。
じゅんけいりゅう《じゆんけいりう》
【順慶流】
○⇒ほらがとうげ(洞ヶ峠)
じゅんけいるい
【鶉鶏類】
○[古][鳥]⇒じゅんけいもく(ジュンケイ目,鶉鶏目)
じゅんけつ
【純血】
○純粋な血統。動物の同種の雌雄間に生れたもの。
⇔こんけつ(混血)
◎純血種
★[1]じゅんけつ
【純潔】
○
◎純潔の象徴はユニコーン。
参照⇒ゆにこーん(ユニコーン)(1)
[2]じゅんけつ
【純潔】
○[楽]有馬三恵子作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
歌は南沙織(ミナミ・サオリ)。
◎1972(昭和47)。
じゅんこう《じゆんかう》
【巡幸】
○天子が国内を見て回ること。
◎昭和天皇は1946. 1. 1(昭和21)神格否定の詔書で人間宣言を
し、 2.19巡幸を開始。
じゅんこうせんしゃ《じゆんかうせんしや》
【巡航戦車】
◇[英]cruiser tank(クルーザータンク)
○[軍]機動力を重視し、火力・防御力を抑えた戦車。
歩兵戦車(infantry tank)に対して「騎兵戦車」とも呼ぶ
参照⇒[1]くろむうぇる(クロムウェル)
じゅんこうぞうせん《じゆんこうざうせん》
【準構造船】
○[歴][海]丸木舟と構造船との中間の船。
丸木舟に波除(ナミヨ)けとして舷側(ゲンソク)・船首・船尾に棚板
(タナイタ)を継ぎ足した構造を持つ。
弥生時代・古墳時代に作られ、大型船として外洋航海や輸送
用に用いられた。
◎奈良県の巣山古墳から喪船(モフネ)は準構造船だった。
参照⇒すやまこふん(巣山古墳)
★じゅんこうみさいる《じゆんかうみさいる》
【巡航ミサイル】
◇[英]cruise missile
○[軍]小型ジェットエンジンを推進力として、内蔵されたプロ
グラムにより飛行ルートを認識しながら低空を飛行し、目標に
達するミサイル。
水面や地面に近い低空を飛行し、目標までのルートも弾道ミ
サイルのような一直線ではないので、人工衛星やレーダーから
探知されにくい。
略称は「CM」。
参照⇒みさいる(ミサイル),とまほーく(トマホーク)(2),は
ーぷーん(ハープーン),ぶらもす(ブラモス),けーえっちごご
(Kh55),ぐらにっと(グラニット),こうちょう(紅鳥),ぷあ
まんずくるーずみさいる(プアマンズ・クルーズ・ミサイル)
◎新型巡航ミサイル:⇒[1]えーしーえむ(ACM)
LACM:地上攻撃巡航ミサイル(land-attack cruise mis-
siles)。
SLCM:潜水艦発射巡航ミサイル(submarine launched
cruise missile)。
SLCM:海洋発射巡航ミサイル(sea launched cruise mis-
sile)。
じゅんさ
【巡査】
◇[英]constable
○警察官(policeman)の階級の一つ。巡査部長の下位で、最下
位。
◎1874. 2. 5(明治 7)警視庁、羅卒(ラソツ)を巡査と改める。
参照⇒らそつ(邏卒)(3)
じゅんさい
【ジュンサイ】
【蓴菜】
【蓴】
【茆】
◇[学]Brasenia schreberi
○[植]スイレン目(Nymphaeales)ハゴロモモ科(ジュンサイ科)
(Cabombaceae)ジュンサイ属(Brasenia)の水生多年草。
各地の池沼に自生し、中部以北に多い。楕円形の葉は縦型で、
水面に浮かぶ。葉の背面と茎は寒天の様な粘液に包まれている。
5〜7月、水面に紫紅色の花が咲く。
若芽・若葉は三杯酢や塩漬けとして食用。
古称は「ヌナワ(沼縄,蓴)」,「ネヌナワ(根沼縄)」。
◎スイレン科(Nymphaeaceae)ハゴロモモ亜科(Hydropeltidoi-
deae)とも。
しゅんさつ
【瞬殺】
◇[英]zap
○(1)[俗]す早く殺す。さっとやっつける。
参照⇒ふるぼっこ(フルボッコ)
○(2)[俗](転じて、仕事などを)さっさと片づける。
じゅんさつ
【巡察】
○(1)見回って事情を調べること。
◎巡察使(シ)
○(2)[軍]歩哨(ホショウ)の立っている所を見廻ること。
参照⇒ほしょう(歩哨)
○(3)[軍](自衛隊で)哨戒(ショウカイ)。パトロール活動。
じゅんさつし
【巡察使】
○(1)[古]諸国を巡察する官吏。
○(2)[古]古代の職名。律令制で太政官に属する臨時の視察官。
諸国を巡察して、国司・郡司の治績・人民の生活状態を調べ
る役職。
694[持統 8]に始まり、 712(和銅 5)毎年の巡察、 758(天
平宝字 2)3年に1回となり、 830(天長 7)廃絶。
○(3)1869(明治 2)に設置された地方監督官。
じゅんさはしゅつじょ
【巡査派出所】
○警察署の下部機構の一つ。管轄内の適当な場所に外勤巡査を
派出し、警察事務を取り扱う所。
「じゅんさはしゅつしょ(巡査派出所)」とも、単に「派出所(は
しゅつじょ,はしゅつしょ)」とも呼ぶ。
参照⇒こうばん(交番)(2),ぶんしょ(分署)
しゅんさん
【春蚕】
○春に孵(カエ)る蚕(カイコ)。
「はるご(春蚕)」とも呼ぶ。
じゅんし
【荀子】
◇[中]Xunzi、[英]Hsun-tzu
○(1)[人]中国、戦国末期の思想家(BC. 298ころ〜BC. 238ころ)。
名は況(Kuang)(キョウ)、荀卿(Xuqing)(ジュンケイ)(当時)・孫卿(Sun-
qing)(ソンケイ)(漢代)とも尊称される。趙(チョウ)(山西省)の人。
50歳で初めて斉(セイ)に遊学し、襄王(ジョウオウ)に仕え祭酒とな
る。讒(ザン)に遇(ア)って楚(ソ)に移り春申君(シュンシンクン)に仕え蘭
陵(ランリョウ)の令(現在の山東省エキ県の東の地の長官)となる。
孟子(モウシ)の性善説に対して性悪説を主張。道家の自然主義
や五行説などを否定して「天」から「人」の独立させ、人間の能力
・責任を自覚する人間主義を推進。天下を治めるには他律的な
礼法によって社会秩序を保持することを説いた。
教育を重んじ「出藍(シュツラン)の誉(ホマ)れ」として、努力は「駑馬
(ドバ)十駕(ジュウガ)」の故事として知られる。
◎儒学を倫理学から政治学へ発展させ、法家(ホウカ)的色彩が強
く、門下に韓非(Hanfei)(カン・ピ)・李斯(Li si)(リ・シ)などがい
る。
李斯が始皇帝(Shi Huangdi)に仕えて焚書坑儒を行なったた
め、儒家の間では評価が悪い。
○(2)荀子の著書を漢の劉向(Liu Xiang)(リュウ・コウ)が20巻32編に
まとめたもの。勧学・礼論・性悪・天論などの編がある。
じゅんし
【殉死】
○主君が死んだ時、臣下がそのあとを追って自殺すること。
参照⇒じゅんしょく(殉職)
◎薄葬令:⇒はくそうれい(薄葬令)
寡婦(カフ)殉死:⇒さてぃー(サティー)
じゅんしゅう《じゆんしう》
【準州】
◇[英]territory
○アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリアの半自治領。州と
なる準備として設定した行政区域。
州と同様の政府をもつが、連邦政府の統制を受ける。
◎アメリカの1787(天明 7)北西部領地条例(Northwest Ordi-
nance)では、成人男子の人口6万人以上が州(state)、5千人
以上を準州とする。
しゅんじゅうこうくう《しゆんじうかうくう》
【春秋航空】
◇[中]Chunqiu Hangkong
○[経][空]中国の民営格安航空会社。
本社は上海市。
◎2010. 7.28(平成22)上海〜茨城便を就航。
しゅんじゅうごは《しゆんじうごは》
【春秋五覇】
◇[中]Chunqiu wuba、[英]the five hegemons of the Spring
and Autumn Period
○[歴]⇒ごは(五覇)
しゅんじゅうじだい《しゆんじうじだい》
【春秋時代】
◇[中]Chunqiu Shidai、[英]the Spring and Autumn Period
○[歴]古代中国の周代で、周が洛邑(Luoyi)(ラクユウ)(洛陽)に東
遷してから、晋がその大夫(タイフ)によって三分割され韓・魏・
趙が独立するまでの約360年間(BC. 770〜BC. 403)。戦国時代
(Zhanguo Shidai)の前。
周王室(周室)の支配力・権威が次第に衰え、諸侯がたがいに
抗争して覇者(列強)に淘汰(トウタ)された。
その結果、覇者が富強を競う中で各地は経済的に発達し、文
物も発展した。
一方、異民族の侵入が相次ぎ、覇者は尊王攘夷を名目に糾合
した。
参照⇒そんのうじょうい(尊王攘夷),ごは(五覇)
◎孔子が編纂した『春秋』に記されている年代(BC. 722〜BC.
481)にほぼ相当することから。
しゅんじゅん
【逡巡】
○(決断を)ためらうこと・しりごみすること・ぐずぐずするこ
と。
◎遅疑逡巡(チギ・シュンジュン)
しゅんじょう《しゆんじやう》
【春城】
◇[中]Chuncheng
○中国雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)の省都昆明市(Kunming
Shi)(コンメイシ)の別称。
⇒こんめいし(昆明市)
じゅんしょう《じゆんしやう》
【准将】
○(1)[軍]([英]brigadier general)米英などの陸軍軍人の階級。
少将と大佐の間の階級。
「代将(ダイショウ)」とも呼ぶ。
○(2)[軍]([英]commodore)米英などの海軍軍人の階級。少将と
大佐の間の階級。
「代将(ダイショウ)」,「コモドール」とも呼ぶ。
しゅんしょういっこくあたいせんきん
《しゆんせういつこくあたひせんきん》
【春宵一刻直千金】
◇[中]chunxiao yike zhi qianjin
○[文]蘇軾(Su Shi)(ソ・ショク)の詩『春夜(Chunye)(シュンヤ)』の一
節。春の宵(ヨイ)の素晴らしさを表現したもの。
参照⇒いっこくせんきん(一刻千金)
◎春宵一刻直千金、花有清香月有陰:春宵一刻直千金、花に清
香有り月に陰(カゲ)有り:春の宵はわずかな時間が千金にも価
(アタイ)する、花は清らかな香気を放ち、月はおぼろ(朧)にかす
んでいる。
じゅんしょく
【殉職】
○(1)職務(ショクム)のために死ぬこと。職務を果(ハタ)たそうとし
て命を失うこと。
参照⇒じゅんし(殉死)
○(2)職務の最中(サイチュウ)に死ぬこと。
じゅんしょく
【純色】
◇[英]brightest color
○[色]同じ系統色(ケイトウショク)の中で、最も彩度(サイド)の高い色。
一番、鮮(アザ)やかな色。原色(ゲンショク)。
参照⇒せいしょく(正色)(1),げんしょく(原色)(2)
◎「混(マジ)じり気(ケ)のない色」の意味。
じゅんしょく
【順職】
○自分の職務上、行なうべき通りに行なうこと。
じゅんしんのう《じゆんしんわう》
【醇親王】
◇[中]Chun qinwang
○[歴]中国、清王朝の皇族()の一室。姓は愛新覚羅(Aixinjue-
lou)。
醇親王奕ケン(*1)(Yixuan)(1840〜1891)。
醇親王載ホウ(*2)(Zaifeng)(1883〜1951)。
参照⇒あいしんかくら(愛新覚羅)
〈奕ケンの子〉
第一子:載瀚(Zaihan)(〜1886)。
第二子:載テン(*3)(Zaitian)(1871〜1908):光緒帝(Guang-
xu Di)。
第三子:未命名(1875〜1875)。
第四子:載洸(Zaiguang)(〜1884)。
第五子:載ホウ。
第六子:載洵(Zaixun)(1885〜1949)。
第七子:載涛(濤)(Zaitao)(1887〜1970)。
◎(*1)「(「言」偏+「環」-「玉(王)」)」と書く。
(*2)「(三水偏+「豊(豐)」)」と書く。
(*3)「(三水偏+「恬」)」と書く。
★じゅんすいすいばく
【純粋水爆】
◇[英]Pure Hydrogen Bomb
○[軍][原]原子爆弾を使用せずに重水素の核融合を起こさせる
中性子爆弾の一種。
残留放射能が発生しないことから「きれいな水爆(clean hy-
drogen bomb)」と呼ばれる。
参照⇒ちゅうせいしばくだん(中性子爆弾)
◎アメリカはレーザー・エネルギーの熱で、ロシアは磁気エネ
ルギーで核融合を起こす実験を行なっている。
参照⇒ろーれんすりばもあけんきゅうじょ(ローレンス・リ
バモア研究所),あるざますじゅうろく(アルザマス16)
じゅんせい
【準星】
○[天]⇒くえーさー(クエーサー)
じゅんせいは
【順世派】
○[仏]⇒ろかやだ(路伽耶陀)
じゅんせげどう《じゅんせげだう》
【順世外道】
○[仏]⇒ろかやだ(路伽耶陀)
しゅんせつ
【春節】
◇[中]Chunjie
○[暦](中国で)旧正月。
大晦日(オオミソカ)の深夜から元旦(ガンタン)の未明、春聯(chun-
lian)(シュンレン)を掲(カカ)げ、邪気(ジャキ)を払うと言われる爆竹を
鳴らす風習がある。
参照⇒しゅんれん(春聯),しゅんうん(春運)
◎1994(平成 6)北京市、爆竹の使用を禁止。
2006. 1.(平成17)北京市、中南海周辺を除き 1.28〜 2.12の
間に限り爆竹を認可( 1.29が元旦)。
◎中国で単に「元旦(yuandan)」と言えば新暦の「1月1日」を指
す。
1912. 1. 1(明治45)中華民国成立で、従来は旧暦の元旦を西
暦に使用。
1914. 1. 1(大正 3)袁世凱の北京政府、旧暦の元旦を春節、
端午節(5月5日)を夏節(Xiajie)、中秋節(8月15日)を秋節
(Qiujie)、冬至を冬節(Tongjie)と呼んで休日に指定。
しゅんせつ
【浚渫】
◇「浚」,「渫」とも「さらう」の意味。
○水底の土砂・泥などをさらい、深くすること。船の水路、埋
立地の土砂の採取などの目的で行われる。
しゅんせん
【春川】
◇[朝]Chunchon
○朝鮮半島東岸中央部、韓国北東部の江原道(Kangwon-do)(コウゲ
ンドウ)西部の道庁所在地。
鉄道の京春線の終点。
朝鮮語名は「チュンチョン(春川)」。
◎北朝鮮側の道庁所在地は元山(Wonsan)(ゲンサン)。
参照⇒こうげんどう(江原道)
★じゅんだら
【ジュンダラ】
◇Jundallah(アラーの兵士)
○イランの少数民族バルチ人による、イスラム教スンニ派武装
組織。
主体は少数民族バルチ人(Baloch)。
拠点はバルチスタン(イラク南東部〜パキスタン南西部)で、
活動範囲はアフガニスタンやパキスタンにも及ぶ。
◎1980年代に設立。
2010. 6.20(平成22)指導者アブドルマレク・リギ(Abdul-
malek Rigi)が処刑。
2010. 7.(平成22)報復としてザヘダン(Zahedan)のイスラム
教シーア派のモスクで自爆テロを実行、20人以上が死亡。
2010.11. 3(平成22)アメリカ国務省、外国テロ組織に指定。
◎アメリカ中央情報局(CIA)が支援している疑いがある。
じゅんち
【馴致】
○(1)(人・動物・機械などを)なれさせること。なじませること。
○(2)なじませて、次第にある状態になるようにすること。
しゅんてい
【瞬停】
○[電]送電・通電が一瞬、途切れること。
照明などでは気付かない程度であるが、電子機器などではデ
ータの消失や誤動作の原因となる。
じゅんてん
【順天】
◇[中]shuntian
○(1)天道に順(シタガ)うこと。
「順命(シュンメイ)」とも呼ぶ。
◎『易経大有・卦』:君子以遏v悪揚v善、順2天休命1。
参照⇒きゅうめい(休命)(2)
◎順天応時。
○(2)[歴]中国明代、北平(現:北京市)に設置された旧府。
じゅんてんちょうえいせい《じゆんてんちやうゑいせい》
【準天頂衛星】
◇[英]Quasi-Zenith Satellite
○[宇]いづれか一つの人口衛星がほぼ真上(天頂)に位置する、
複数の通信衛星。
赤道上の静止衛星を傾けて楕円軌道(ダエンキドウ)で周回するも
ので、地球からは8の字を描いて飛んでいるように見える。
一般には120°ずらした3個の衛星を使用する。
略称は「QZS」。
参照⇒せいしえいせい(静止衛星)
◎静止衛星ではビルの陰になって電波の届かない空白地帯が発
生する。
◎1964(昭和39)ソ連(現:ロシア)が開拓。
★じゅんてんどう《じゆんてんだう》
【順天堂】
◇[日]Juntendo/Junten-do
○[医]日本最初の私立病院。
1843(天保14)佐藤泰然が下総国(シモウサノクニ)佐倉(現:千葉県佐
倉市)に開設。西洋外科の医学塾も兼ねた。
1872(明治 5)養子佐藤尚中(シヨウチユウ)が東京府下谷に順天堂病
院を開設。のち湯島に移転、
★じゅんてんどうだいがく《じゆんてんだうだいがく》
【順天堂大学】
○[教]東京都文京区に本部を置く私立医科大学。
体育学部を併置。
◎1944年(昭和19)医学専門学校。
1951(昭和26)新制大学。
しゅんとく
【俊徳】
○(1)すぐれた徳・高徳・大徳。
○(2)⇒しゅんとくちょう(俊徳町)
しゅんとくちょう《しゆんちくちやう》
【俊徳町】
◇[日]Shuntoku Cho
○大阪府東大阪市西部にある地名。
しゅんとくまる
【俊徳丸】
◇[日]Shuntokumaru
○[劇]清水観音の申し子とされる伝説上の人物。
河内国高安(タカヤス)(大阪府八尾市)の高安家に生れるが、讒言
(ザンゲン)で家を追われて流浪し、業病におかされて盲目の乞食
となるなどの末、救われる。
能『弱法師(ヨロボシ)』・説経節『しんとく丸』・人形浄瑠璃
『摂州合邦辻(セッシュウガッポウガツジ)』などに登場する。
「信徳丸」とも呼ぶ。
しゅんとくみちえき
【俊徳道駅】
○[交]大阪府東大阪市荒川(アラカワ)にある、近鉄大阪線の駅。
布施(フセ)駅と長瀬(ナガセ)駅の間。
◎JRおおさか東線にはJR俊徳道駅がある。
★しゅんどるぼん
【シュンドルボン】
◇Sundarbans
○[地]ベンガル湾(Bey of Bengal)の北岸、インドからバング
ラデシュにまたがるガンジス・デルタ(Ganges Delta)の湿地帯
(swamp)。
マングローブ(mangrove)の森が広がり、ベンガルトラが生息。
じゅんのみねいり
【順の峰入り】
○和歌山県熊野から大峰山(オオミネサン)に登り奈良県吉野へ出る修
行。
参照⇒おおみねいり(大峰入り),ぎゃくのみねいり(逆の峰入
り)
しゅんば
【駿馬】
○⇒しゅんめ(駿馬)
じゅんばり
【順張り】
◇[英]follow market
○[経]相場の上下傾向(人気)にしたがって売り買いをすること。
大きな利益は得にくいが、損失も少なくてすむ。
⇔ぎゃくばり(逆張り)
じゅんぷう
【順風】
○⇒おいかぜ(追い風)(2)
⇔ぎゃくふう(逆風)
じゅーんぶらいど
【ジューンブライド】
【ジューン・ブライド】
◇[英]June bride
○六月の花嫁。
西洋で、六月に結婚した女性は幸福になるといわれ、結婚式
が多い。
◎ローマ神話の結婚をつかさどる女神「ユノ([羅]Juno)」、英語
名「ジュノー(Juno)」の月に因(チナ)むといわれる。
また梅雨時の日本とは異なり、米英では学校卒業後の気候が
よい季節でもある。
じゅんふりやちく
【ジュンフリヤ地区】
◇[英]Jumhuriya district
○イラク西部、アンバール州(Muhafazat al-Anbar)東部のアル
ファルージャ(al-Fallujah)北部の一地区。
じゅんぶるけん
【ジュンブル県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Jember、[英]Jember Regency
○インドネシア南部、ジャワ島東部のジャワティモール州(Pro-
pinsi Jawa Timur)中東部にある県。
じゅんぶるし
【ジュンブル市】
◇[インドネシア語]Kotamadya Jember/Kota Jember、[英]Jem-
ber Municipality
○インドネシア南部、ジャワ島東部のジャワティモール州(Pro-
pinsi Jawa Timur)中東部にある市。
しゅんぶん
【春分】
◇[英]the spring equinox/the vernal equinox
○[気]二十四節気の一つ。陰暦二月(2月)中旬。陽暦3月21
日ころ。昼と夜の長さが同じ日。
⇔しゅうぶん(秋分)
参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気),えきのっくす(エキノッ
クス),ふっかつさい(復活祭)
じゅんへんせいふぁいる
【順編成ファイル】
◇[英]sequential file
○[計]磁気テープなどの記録媒体に順番に書き込み(記録)し、
またその順番で読み込む(参照)するファイル形式。
ランダム・アクセスが可能な磁気ディスクなどでもこのファ
イル形式を使用できる。また、ランダム・アクセスするための
索引(インデックス)などの領域が不要なので記録効率が高い。
「シーケンシャル・ファイル」とも呼ぶ。
◎読み込み位置の移動:りわいんど(リワインド)(2),しーく
(シーク)(2)
★しゅんまく
【瞬膜】
○[動]脊椎動物の眼球の前面をおおう半透明の膜。
鳥類・爬虫類(ハチュウルイ)・両生類で発達。
哺乳類では退化し、内角にその痕跡をとどめる。
★じゅんみつ
【純密】
○[仏]『大日経』成立以後の密教。
それまでの密教は「雑密(ゾウミツ)」と呼ぶ。
しゅんめ
【駿馬】
○足の速い、優れた馬。
「しゅんば(駿馬)」,「竜馬(リュウメ,リュウマ,リョウマ,リョウバ)」,「龍孫
([中]longsun)(リュウソン)」とも呼ぶ。
⇔どば(駑馬)(1)
参照⇒かんけつば(汗血馬)
じゅんめい
【順命】
◇[中]shunming
○(1)命令に従うこと。
○(2)天命に順(シタガ)うこと。
「順天」とも呼ぶ。
じゅんよう
【隼鷹】
○[歴][軍]日本海軍の航空母艦(空母)。
基準排水量2万4,140トン、全長219メートル。
◎1939. 3.(昭和14)日本郵船の橿原丸(カシワラマル)として着工。建
造費の6割が政府負担で、戦時には空母へ改装できるように設
計。
1941(昭和16)建造中の橿原丸を買い上げ、空母へ改装に着手。
1942. 5.(昭和17)竣工。
1942.10.(昭和17)南太平洋海戦に参加。
1944. 6.(昭和19)マリアナ沖海戦に参加し、2発の直撃弾を
受ける。
航空機を前線基地に輸送する任務に就く。
1944.12.(昭和19)アメリカ軍の潜水艦の魚雷2発を受け、修
理中に終戦となる。
★じゅんようかん《じやんやうかん》
【巡洋艦】
◇[英]cruiser
○[軍]戦艦と駆逐艦の中間に位置する軍艦。
5,000〜1万5,000トン級、速力30〜40ノット。
「クルーザー」とも呼ぶ。
◎巡洋戦艦:⇒じゅんようせんかん(巡洋戦艦)
重巡洋艦(重巡・甲巡)。
軽巡洋艦(軽巡・乙巡)。
二等巡洋艦:⇒にとうじゅんようかん(二等巡洋艦)
じゅんようせんかん《じゆんやうせんかん》
【巡洋戦艦】
○[古][軍]一般の戦艦より火力や装甲をやや犠牲にし、その分
速力を高めて海上戦闘を有利にするように設計・建造した主力
軍艦。
参照⇒じゅんようかん(巡洋艦)
◎1931(昭和 6)戦艦に改称。
じゅんら
【巡邏】
◇[中]xunluo、[英]patrol(パトロール)
○(1)巡回して警備すること。また、その人。
参照⇒けいら(警ら,警邏)
○(2)[歴]江戸末期、江戸市中を巡回・警備した役。また、そ
の役人。
「邏卒(ラソツ)」とも呼ぶ。
しゅんらい
【春雷】
○(1)[気]春に鳴る雷。
多くは、寒冷前線の通過に伴う界雷(カイライ)の一種。
◎春の季語。
○(2)[楽]山木康世(ヤマキ・ヤスヨ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は「ふきのとう(山木康世・細坪基佳)」。
◎1979. 2.25(昭和54)シングル発売。
★じゅんりん
【楯鱗】
○[魚]サメ類・エイ類の鱗(ウロコ)。
◎アジ類:⇒ぜいご(ぜいご)
じゅんれいしそ
【巡礼始祖】
◇[英]the Pilgrim Fathers
○[歴]⇒ぴるぐりむふぁーざーず(ピルグリム・ファーザーズ)
じゅんれいしゃふそ
【巡礼者父祖】
◇[英]the Pilgrim Fathers
○[歴]⇒ぴるぐりむふぁーざーず(ピルグリム・ファーザーズ)
じゅんれいふそ
【巡礼父祖】
◇[英]the Pilgrim Fathers
○[歴]⇒ぴるぐりむふぁーざーず(ピルグリム・ファーザーズ)
しゅんれん
【春聯】
◇[中]chunlian
○[暦]中国の春節(Chunjie)(旧正月)、門や戸口などの左右に
掲(カカ)げる対聯(ツイレン,タイレン)。
縁起の良い対句を分けて書かれている縦長の赤い紙を大晦日
(オオミソカ)に掲げて春節を迎える風習がある。
〈例〉
歳歳平安日/年年如意春。
祖國河山似錦/神州大地皆春。
樂馳千里馬/更上一層樓(午年用)。
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