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                    PDD図書館管理番号       0001.0044.0000.24

                 百   科   辞   書    《しゆ》     編集:獨  澄旻

-------- しゆ --------------------------------------------------
しーゆー
	【Cu】
	◇[英]copper
	○[化]銅の元素記号。
	 ⇒どう(銅)
しーゆー
	【シーユー】
	【シー・ユー】
	◇[英]see you
	○⇒そーろんぐ(ソーロング)
★しゅ
	【朱】
	○(1)[色]朱色。
	 ⇒しゅいろ(朱色)
	○(2)朱色の顔料。水銀と硫黄(イオウ)の化合物(硫化第二水銀)。
	 「辰砂(シンサ)」,「銀朱(ギンシュ)」とも呼ぶ。
	○(3)朱墨(シュボク)。
	○(4)朱墨で訂正加筆すること。
	○(5)[歴]江戸時代の貨幣の単位。
	 4進法で、4朱で1分、16朱で1両。
	 「銖(シュ)」とも書く。
	◎二朱金・二朱銀、のちに一朱金があった。
★しゅ
	【銖】
	【朱】
	○()
	○()[歴]江戸時代の貨幣の単位。
	 ⇒しゅ(朱)(5)
	○()
じゅ
	【頌】
	◇「しょう(頌)」とも読む。
	○[仏]⇒げ(偈)
しーゆーあい
	【CUI】
	◇[英]character user interface
	○[計]人間とコンピュータとの情報のやり取り(MMI)を、キ
	ーボード入力と文字表示によるインターフェース。
	 「CLI(command line interface)」とも呼ぶ。
じーゆーあい
	【GUI】
	◇[英]graphical user interface
	○[計]人間とコンピュータとの情報のやり取り(MMI)を、マ
	ウスやアイコンなどを媒介とするインターフェース。
	◎中国語では「圖形使用者介面(tuxing shiyongzhe jiamian)」。
しゅあいば
	【シュアイバ】
	◇Ash-Shu'aybah
	○クェート東部、アフマディ(Al-Ahmadi)東方にあるペルシア
	湾岸(Perusian Gulf)の港。
しーゆーあげいん
	【シーユーアゲイン】
	【シー・ユー・アゲイン】
	◇[英]see you again
	○⇒そーろんぐ(ソーロング)
じゅあすらんはんとう《ぢゆあすらんはんたう》
	【ジュアスラン半島】
	◇[英]Djursland Peninsula
	○[地]⇒でゅあすらんはんとう(デュアスラン半島)
しゅありー
	【シュアリー】
	◇[英]surely
	○(1)[副]確かに、間違いなく。
	 参照⇒さーとんりー(サートンリー)(1)
	○(2)[副](返答として)いいとも、もちろん(of course)。
	 参照⇒さーとんりー(サートンリー)(2)
	○(3)[副]まさか、よもや。
しゆい
	【四維】
	○⇒しい(四維)(1)
じゅい
	【ジュイ】
	◇[朝]jwi
	○(1)[哺](朝鮮語・韓国語で)ネズミ(鼠)。
	 「チュイ」とも呼ぶ。
	○(2)[哺](朝鮮語・韓国語で、特に)ドブネズミ(溝鼠)。
	 ⇒どぶねずみ(ドブネズミ,溝鼠)
じゅい
	【寿衣】
	◇[中]shouyi
	○⇒きょうかたびら(経帷子)
じゅいすぶるく
	【ジュイスブルク】
	◇Duisburg
	○⇒でゅいすぶるく(デュイスブルク)
じゅいぞ
	【ジュイゾ】
	◇[葡]juizo
	○[キリシタン用語]最後の審判・神の裁き。
	 「御勘定」,「ご糺明(キュウメイ)」とも呼ぶ。
しゅいちょう
	【シュイチョウ】
	【徐州】
	◇[中]Xuzhou
	○⇒じょしゅう(徐州)(1)
しゅいろ
	【朱色】
	○[色]朱の色。黄ばんだ赤色。赤色一般。
	 「しゅ(朱)」,「しゅしょく(朱色)」,「銀朱(ギンシュ)」とも呼ぶ。
	◎C=0,M=85,Y=85,B=0。
しゆう《しいう》
	【蚩尤】
	◇[中]Chiyou
	○(1)[中国伝説]中国古代の、伝説上の人物。炎帝(Yandi)(エンテ
	イ)(神農氏<Shennong Shi>)の子孫で諸侯の一人。
	 乱暴で兵乱を好み、濃霧を起して敵を苦しめた。
	 黄帝(Huangdi)は指南車を作って方位を示し、タク鹿(Zhuolu)
	の野で戦い、捕え殺して乱を平定した。
	 参照⇒こうてい(黄帝)(1),たくろく(タク鹿)(2)
	○(2)[中国伝説]兵乱・凶年の兆(キザ)しとされる星。
★しゅう《しう》
	【周】
	◇[中]Zhou
	○(1)[歴]中国の古代、殷(Yin)(イン)につぐ2番目の王朝(BC.
	1100ころ〜BC. 256)。
	 BC. 771までを「西周(Xi Zhou)(セイシュウ)」、BC. 772年から「東
	周(Dong Shou)(春秋戦国時代)」とも呼ぶ。
	◎中国中北部の陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)岐山県(Qi-
	shan Xian)(キザンケン)に周公廟遺跡がある。
	○(2)[歴]中国の南北朝時代、北朝の一国( 557〜 581)。
	 西魏(Xi Wei)の実力者宇文泰(Yuwen Tai)(ウブン・タイ)の子の宇
	文覚(Jue)(カク)が恭帝(Gong Di)から禅を受け、長安(Chang'an)
	に都して建国。
	 宇文ヨン(Yong)(武帝)のとき 577<建コ 6>北斉(Bei Qi)(ホクセ
	イ)を滅ぼし、南朝の陳(Chen)(チン)を討とうとして果たせなかっ
	た。
	 外戚の楊堅(Yang Jian)(ヨウ・ケン)(隋の文帝)に実権を握られ、
	 581<大定元>国を奪われ五世で滅亡。
	 「北周(Bei Zhou)(ホクシュウ)」とも呼ぶ。
	〈歴代皇帝〉
	 孝閔帝(Xiaomin Di):宇文覚(Jue)(カク)。
	 明帝(Ming Di)(世宗):宇文毓(Yu)(イク)。
	 武帝(Wu Di)(高祖):宇文(「巛」冠+「邑」)(Yong)(ヨン)。
	 宣帝(Xuan Di): 宇文贇(Yun)(イン)。
	 静帝(Jing Di):宇文闡(Chan)(セン)/衍(Yan)(エン)。
	○(3)[歴]中国の唐代、則天武后(Zetian Wuhou)(ソクテンブコウ)が
	称した国号( 690〜 705)。
	 「武周(ブシュウ)(Wu Zhou)」とも呼ぶ。
	 参照⇒そくてんぶこう(則天武后)
	○(4)[歴]中国の五代、最後の王朝( 951〜 960)。
	 後漢(Hou Han)(コウカン)の節度使郭威(Guo Wei)(カク・イ)が後漢を
	滅ぼして建国。
	 二代世宗(Shi Zong)。
	 三代の時、配下の武将趙匡胤(Zhao Kuangyin)(チョウ・キョウイン)
	(宋の太祖)に滅ぼされた。
	 「後周(Hou Zhou)(コウシュウ)」とも呼ぶ。
じゅう《じふ》
	【什】
	◇[中]shi
	○(1)[歴]古代中国の軍隊で、十人を一組とする部隊。また、
	その編成。
	◎五人を一組とする部隊を「伍(wu)(ゴ)」と呼ぶ。
	◎什伍
	○(2)[歴]古代中国の秦(Qin)(シン)で、商鞅(Shang Yang)(ショウ・オ
	ウ)が富国強兵策として採用した十軒一組の隣保組織。
	 参照⇒しょうおう(商鞅)
	◎五軒一組を「伍」と呼ぶ。
	◎什伍
	○(3)さまざまな品物。とくに日用品。
	◎什器(ジュウキ),什具(ジュウグ)
じゅう
	【銃】
	◇[英]gun
	○(1)小銃・猟銃・拳銃(ピストル)・機関銃など、個人で携帯
	または操作できる程度の小火器の総称。
	◎「一挺(イッチョウ)」,「二挺(ニチョウ)」と数える。
	 防錆(ボウセイ)仕上げ:参照⇒がんぶるー(ガンブルー)
	◎2004. 8. 5(平成16)国際中国科学史会議で、元代の1298<大
	徳 2>(永仁 6)製造の銅製銃が発見されたと報告。
	○(2)放水銃など、(1)の銃に似た形または機能のもの。
じゅうあ《ぢゆうあ》
	【重痾】
	○重い病気。
	 参照⇒たいびょう(大病)
しゅヴぁいつ
	【シュヴァイツ】
	◇[独]Schweiz
	○⇒すいす(スイス,瑞西,瑞士,瑞)
しゅヴぁいつぁー
	【シュヴァイツァー】
	◇Albert Schweitzer
	○[人]⇒しゅばいつぁー(シュバイツァー)
じゅうあく《じふあく》
	【十悪】
	○(1)[仏]十悪業の略。
	 ⇒じゅうあくごう(十悪業)
	○(2)[歴]中国上代の十の重罪。
	 謀反(ムヘン)・謀大逆(ボウタイギャク)・謀叛(ムホン)・悪逆・不道・
	大不敬・不孝・不睦(フボク)・不義・内乱の総称。
	◎謀反 :国家の顛覆(テンプク)をはかること。現在の内乱。
	 謀大逆:君主・君主の墓・宮殿などをそこなうこと。
	 謀叛 :亡命・降伏・開城など本国に背(ソム)いて、他国に従
	うこと。
	 悪逆 :人倫に背き、祖父母・父母などの肉親を傷つけたり、
	殺そうとしたりすること。
	 不道 :罪のない一家の三人以上を殺すこと。
	 大不敬:大社を毀(コワ)したり神宝を盗むなど、天子を敬(ウヤマ)
	わないこと。
	 不孝 :祖父母・父母を訴え呪(ノロ)うこと。
	 不睦 :家族に和(ワ)し親(シタ)しまないこと。
	 不義 :師・長官などを弑(シイ)すること。
	 内乱 :家内において不倫行為をして畜生道(チクショウドウ)に落
	ちること。
	◎日本の太宝律令・養老律令の律で定められた八虐(八逆)は、
	この十悪から不義・内乱を除いたもの。
	 参照⇒はちぎゃく(八虐,八逆)
じゅうあくごう《じふあくごふ》
	【十悪業】
	○[仏]身・口(ク)・意の三業(サンゴウ)による十種の罪悪。
	 一般に殺生(セッショウ)・偸盗(チュウトウ)・邪淫(ジャイン)・妄語(モウゴ)
	・両舌(リヨウゼツ)・悪口(アック)・綺語(キゴ)・貪欲(トンヨク)・瞋恚(シ
	ンニ)・邪見(ジャケン)の総称。
	 「十悪」とも呼ぶ。
	 十悪業を戒める戒律を「十善戒(ジュウゼンカイ)」または「十戒(ジッ
	カイ)」と呼ぶ。
★じゆうあちぇうんどう《じいうあちえうんどう》
	【自由アチェ運動】
	◇Gerakan Aceh Merdeka、[英]Free Aceh Movement
	○インドネシアの武装組織の一つ。スマトラ島北部のアチェ特
	別自治州の分離・独立を目指す。
	 略称は「GAM」。
	 参照⇒あちぇとくべつしゅう(アチェ特別州)
	◎1976.12. 4(昭和51)地元の実業家ハッサン・ティロ(Hassan 
	Tiro)らにより結成し独立宣言。武装闘争を開始するが、のち
	ティロはスウェーデンに亡命。
	 2002.12. 4(平成14)アチェ国の独立記念日とされるこの日、
	アチェ特別州各地でGAMの国旗を掲揚するなどの独立記念式
	典を実施。
	 2002.12. 9(平成14)スイスの非政府組織アンリ・デュナン・
	センター(the Henry Dunant Center)の仲介により、ジュネー
	ブでインドネシア政府と和平協定に調印。
	 2005.12.27(平成17)武装部門のアチェ国民軍(Aceh national 
	army )の解体を正式発表。
しゅヴぁーべ
	【シュヴァーベ】
	◇Schwabe
	○(1)[人](Samuel Heinrich Schwabe)⇒[1]しゅばーべ(シュバ
	ーベ)
	○(2)[人](Hermann Schwabe)⇒[2]しゅばーべ(シュバーベ)
しゅヴぁーべん
	【シュヴァーベン】
	◇[独]Schwaben
	○⇒しゅばーべん(シュバーベン)
しゅヴぁる
	【シュヴァル】
	◇[フ]cheval
	○[哺]ウマ(馬)のフランス語名。
	 ⇒うま(ウマ,馬)
しゅヴぁるつ
	【シュヴァルツ】
	◇[独]Schwarz
	○[色]⇒しゅばるつ(シュバルツ)
しゅヴぁるつヴぁると
	【シュヴァルツヴァルト】
	◇[独]Schwarzwald(黒い森)
	○[地]⇒しゅばるつばると(シュバルツバルト)
しゅヴぁるつしると
	【シュヴァルツシルト】
	◇Karl Schwarzschild
	○[人]⇒しゅばるつしると(シュバルツシルト)
しゅうあん《しうあん》
	【集安】
	◇[中]Ji'an
	○⇒しゅうあんし(集安市)
しゅうあん《しうあん》
	【輯安】
	◇[中]Ji'an
	○[古]⇒しゅうあんし(集安市)
しゅうあんけん《しうあんけん》
	【輯安県】
	◇[中]Ji'an Xian、[英]Ji'an County
	○[古]⇒しゅうあんし(集安市)
しゅうあんし《しふあんし》
	【集安市】
	◇[中]Ji'an Shi、[英]Ji'an City
	○中国東北地方中部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)南部の通
	化市(Tonghua Shi)(地級市)が管轄する、南部の都市(県級市)。
	東部を北朝鮮に隣接。
	 通溝(Tonggou)に広開土王碑(コウカイドオウヒ)が現存。
	 旧称は「輯安県(Ji'an Xian)(シュウアンケン)」。
	◎3世紀〜5世紀前半、高句麗(コウクリ)の首都、丸都城。
	 参照⇒がんとじょう(丸都城)。
しゅうい《しうゐ》
	【皺胃】
	◇[中]zhouwei
	○[哺]反芻動物の胃の第四室(第四胃)。
	 参照⇒はんすうい(反芻胃)(1)
しゆういしゅ《しいういしゆ》
	【雌雄異株】
	◇[英]dioecy/dioecism
	○[植]同種の植物で、雌花のみを生ずる雌株と雄花のみを生ず
	る雄株との区別のあること。また、その植物。
	 イチョウ・クワ・ソテツ・アサ・カラスウリ・ホウレンソウ
	など。
	 「雌雄別株」,「二家(ニカ)」とも呼ぶ。
	 ⇔しゆうどうしゅ(雌雄同株)
★じゅういちがつ《じふいちぐわつ》
	【十一月】
	【11月】
	【一一月】
	◇[英]November(ノーベンバー)
	○[暦]
	 陰暦十一月は「霜月(シモツキ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しもつき(霜月)
	◎花札では柳(俗に雨)。
	 誕生石はトパーズ(topaz)。
じゅういちがつかくめい《じふいちぐわつかくめい》
	【十一月革命】
	○(1)[歴]ロシア革命の十月革命の別称。
	 ⇒じゅうがつかくめい(十月革命)
	○(2)[歴]([独]Novemberrevolution)ドイツ革命の別称。
	 ⇒どいつかくめい(ドイツ革命)
じゅういちがつじけん《じふいちぐわつじけん》
	【十一月事件】
	○[歴]1934.11.(昭和 9)陸軍統制派により皇道派のクーデター
	計画が摘発され、青年将校村中孝次・磯部浅一らが士官学校生
	徒ともに逮捕された事件。
	 皇道派側はでっちあげと反発。証拠不十分で不起訴になり、
	両派の抗争激化を招いた。
	 「士官学校事件」とも呼ぶ。
じゅういちがつばしょ《じあいちぐわつばしよ》
	【十一月場所】
	○[運]福岡県の国際センターで行われる大相撲。
	 通称は「九州場所」。
	 参照⇒ほんばしょ(本場所)
	◎1957(昭和32)九州巡業を十一月場所に昇格。
じゅういちめんかんぜおん《じふいちめんくわんぜおん》
	【十一面観世音】
	◇[梵]Ekadasamukha(十一の顔を持つ者)
	○[仏]六観音・七観音の一つ。
	 頭上に十一の化仏(ケブツ)の小面をもつ観音で、救済者として
	の観世音菩薩の種々の働きをそれぞれの面に象徴したもの。
	 六道を救済する六観音では、阿修羅道(アシュラドウ)を済度(サイド)
	する救主とされる。
	 本面を加えて十一面とするものと、本面以外に十一面あるも
	のなど、面数も異なる物が多い。像形も二臂・四臂・八臂など、
	その表現や位置にも種々の変化がある。
	 普通、十一の小面では、前三面を慈悲面(慈悲相,菩薩面)、
	左三面を瞋怒面(シンヌメン)(瞋怒相,忿怒面)、右三面を狗牙上出面
	(クゲジョウシュツメン)(白牙上出相)、後の一面を暴悪大笑面(ボウアクダ
	イショウメン)(大笑相)、頂上を仏面(ブツメン)(仏相)とする。
	 普通、二臂像が多く、軍持(グンジ)(水瓶<スイビョウ>)に蓮華(レン
	ゲ)をさして左手の持物(ジモツ)とする。胎蔵曼荼羅(タイゾウマンダラ)
	では四臂坐像に表し、右第一手は恐れを除く施無畏印(セムイイン)
	を表し、右第二手には念珠(ネンジュ)を、左第一手には蓮華を、
	左第二手には軍持をそれぞれ持っている。
	 「十一面観音」とも呼ぶ。
	 参照⇒ろくかんのん(六観音)
	◎大聖歓喜自在天(ダイショウカンギジザイテン)(聖天)の男女双身像の
	女天に化身し、男天の魔神としての働きを封じているという。
	 参照⇒だいしょうかんぎじざいてん(大聖歓喜自在天)
じゅういちめんかんのん《じふいちめんくわんおん》
	【十一面観音】
	◇[梵]Ekadasamukha
	○[仏]⇒じゅういちめんかんぜおん(十一面観世音)
しゅヴぃつ
	【シュヴィツ】
	◇Schwyz
	○⇒しゅびつ(シュビツ)(2)
しゅういつかせい《しういつかせい》
	【週五日制】
	○⇒しゅうきゅうふつかせい(週休二日制)
しゅヴぃつしゅう《しゆヴいつしう》
	【シュヴィツ州】
	◇[独]Kanton Schwyz
	○⇒しゅびつしゅう(シュビツ州)
★じゆういんどかりせいふ《じいういんどかりせいふ》
	【自由インド仮政府】
	◇[英]Azad Hind Government
	○[歴]1943(昭和18)日本軍の支援で、チャンドラ・ボース
	(Subhash Chandra Bose)を首班にビルマ(現:ミャンマー)南方
	のアンドマン・ニコバル群島(Andaman and Nicobar Islands)
	に発足。
	 ネール派は承認せず積極的に反対したが、戦後にイギリスが
	インド国民軍を反逆者とした裁判ではネールは国民軍側の弁護
	士となった。
	 「アザド・ヒンド」とも呼ぶ。
	◎1943.10.23(昭和18)大日本帝国、承認。
	 1943.11.(昭和18)5〜6日、東京の大東亜会議にボース首班
	がオブザーバーとして参加。
しゅうう《しうう》
	【驟雨】
	○(1)[気]⇒とおりあめ(通り雨)
	○(2)[気]⇒にわかあめ(にわか雨,俄雨)
しゅうぇりん
	【シュウェリン】
	◇Schwerin
	○⇒しゅべりん(シュベリン)
しゅヴぇりん
	【シュヴェリン】
	◇Schwerin
	○⇒しゅべりん(シュベリン)
しゅヴぇーりん
	【シュヴェーリン】
	◇Schwerin
	○⇒しゅべりん(シュベリン)
★じゅうえんだま《じうゑんだま》
	【十円玉】
	○[俗]十円硬貨。
	 参照⇒ぎざじゅう(ギザ十)
	◎商店にレジスターが普及する前の昭和中期ころまで、商人は
	釣り銭にする十円玉や五円玉を耳の穴に嵌(ハ)めていた。
じゅうえんはげ《じふゑんはげ》
	【十円ハゲ】
	【十円禿げ】
	○[俗][病]円形脱毛症の俗称。
	 ⇒えんけいだつもうしょう(円形脱毛症)
じゅうおう《じふわう》
	【十王】
	○(1)[仏]唐の蔵川(Zang Chuan)(ゾウ・セン)述と伝わる『地蔵十
	王経』に説かれる、冥界(メイカイ)で死者の生前の罪業を裁(サバ)
	くという十人の王。
	 < 1>初七日(ショナノカ,ショナヌカ)の秦広(シンコウ)王。
	 < 2>二七(ニシチ,フタナヌカ)日の初江(ショコウ)王。
	 < 3>三七日(サンシチニチ,ミナヌカ)の宋帝(ソウタイ)王。
	 < 4>四七日の伍官(ゴカン)王(五官王)。
	 < 5>五七日の閻羅(エンラ,エンマ)王。
	 < 6>六七日の変成(ヘンジョウ)王。
	 < 7>七七日(シチシチニチ,ナナナヌカ)の太山(タイザン)王(太山府君,泰山
	王)。
	 < 8>百箇日の平等(ビョウドウ)王。
	 < 9>一周年の都市(トシ)王。
	 <10>三周年の五道転輪(ゴドウテンリン)王。
	◎中有(チュウウ)の死者が冥界に入り、順次、各王の庁に行って裁
	きを受け、これによって来世の生所が定まるという。
	 参照⇒ちゅうう(中有)
	◎中国、唐代末に道教の影響で「十仏事」が成立したのに応じて
	立てられたもの。日本では更に十三仏が信仰された。
	 参照⇒じゅうさんぶつ(十三仏)
	○(2)[仏]閻魔王の別称。
	 ⇒えんまらじゃ(閻魔羅闍)
	○(3)[仏]欲界の六欲天と色界の四禅天の主の総称。
	 初地の菩薩の四王天から第十地の菩薩の第四禅天までが王と
	なって衆生(シュジョウ)に利益を与えるという。
	○(4)[交]⇒じゅうおうえき(十王駅)
	○(5)[古]⇒じゅうおうまち(十王町)
じゅうおうえき《じふわうえき》
	【十王駅】
	○[交]茨城県日立市十王町(ジュウオウチョウ)にあるJR常磐線の駅。
	 小木津(オギツ)駅と高萩(タカハギ)駅(高萩市)の間。
じゅうおうちょう《じふわうちやう》
	【十王町】
	◇[日]Juo Cho
	○(1)茨城県日立市の地域名。
	 参照⇒じゅうおうまち(十王町)
	○(2)愛知県名古屋市中村区の地名。
	○(3)愛知県岡崎市の地名。
	○(4)滋賀県近江八幡市の地名。
じゅうおうまち《じふわうまち》
	【十王町】
	◇[日]Juo Machi
	○[古]茨城県北東部にあった多賀郡(タガグン)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)日立市に編入。
★しゅうおんらい《しうおんらい》
	【周恩来】
	◇[中]Zhou Enlai
	○[人]中国の政治家(1898〜1976)。江蘇省(Jiangsu Sheng)の
	人。
しゅうか《しゅうくわ》
	【終課】
	◇[英]complin(コンプリン)/compline
	○[宗]ローマ・カトリック教会の聖務日課の一つ。
	 就寝時、1日の最後の祈り。その日の最後、7回目の祈り。
	 「終祷(シュウトウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒せいむにっか(聖務日課)
しゅうかいじょうれい《しふくわいでうれい》
	【集会条例】
	○[歴]1880. 4. 5(明治13)公布された集会・結社に対する取締
	りを規定した法令。
	 自由民権運動の活発化に対して、言論・集会・結社をきびし
	く制限・規制するため明治政府が公布したもの。
	 1882. 6.(明治15)改正。
	 1890. 7.(明治23)「集会および政社法」に代わる。
しゅうかいどう《しうかいだう》
	【シュウカイドウ】
	【秋海棠】
	◇[学]Begonia grandis/Begonia evansiana
	○[植]ウリ目(Cucurbitales)シュウカイドウ科(Begoniaceae)
	シュウカイドウ属(Begonia)の多年草。中国南部・東南アジア
	の原産。
	 観賞用に栽培。
	 茎は肉質・多汁で、塊茎から出て、高さ40〜60センチメート
	ル、節は紅色。葉はやや縦長のハート形。
	 9月ころ、細長い柄の先に淡紅色の単性花を開く。果実は3
	個の翼をもつ。
	 葉腋(ヨウエキ)に小さな珠芽(シュガ)が生じ、地に落ちて繁殖する。
	 参照⇒べごにあ(ベゴニア)
	◎秋の季語。
	 芭蕉:秋海棠西瓜(スイカ)の色に咲きにけり。
しゅうかいどうぞく《しうかいだうぞく》
	【シュウカイドウ属】
	【秋海棠属】
	◇[学]Begonia
	○[植]ウリ目(Cucurbitales)シュウカイドウ科(Begoniaceae)
	の中の一属。
	 「ベゴニア属」とも呼ぶ。
	 参照⇒べごにあ(ベゴニア)
じゆうがおか《じいううがをか》
	【自由が丘】
	◇[日]Jugaoka/Ju ga Oka
	○(1)東京都目黒区南西端の地名。
	○(2)[交]⇒じゆうがおかえき(自由が丘駅)
じゆうがおかえき《じいううがをかえき》
	【自由が丘駅】
	○[交]東京都目黒区自由が丘にある、東急東横線・大井町線の
	駅。
	 東横線:都立大学駅と田園調布駅の間。
	 大井町線:緑が丘駅と九品仏(クホンブツ)駅の間。
	◎1927(昭和 2)東横線の開通当時は九品仏駅と呼ばれていた。
	自由ヶ丘学園ができて、自由ヶ丘駅と改称。のち、自由が丘駅
	と改称。
じゆうがおかえき《じいううがをかえき》
	【自由ヶ丘駅】
	○[古][交]自由が丘駅の旧称。
	 ⇒じゆうがおかえき(自由が丘駅)
じゆうがくえん《じいうがくゑん》
	【自由学園】
	○[教]東京都東京都東久留米市(ヒガシクルメシ)学園町(ガクエンチョウ)に
	あるキリスト教系の私立学校。
	 明日館:豊島区雑司が谷(ゾウシガヤ)にある旧校舎。重要文化
	財。
	◎1921. 4.15(大正10)羽仁もと子、雑司ヶ谷に自由学園を設立
	し園長となる。当初、女学校。
	 参照⇒ふじんのとも(婦人之友)
しゅうかくがつ《しうくわくがつ》
	【収穫月】
	◇[フ]Messidor
	○[暦]⇒めっしどーる(メッシドール)
しゅうかくげつ《しうくわくげつ》
	【収穫月】
	◇[フ]Messidor
	○[暦]⇒めっしどーる(メッシドール)
★しゅうがくりょこう《しうがくりよかう》
	【修学旅行】
	○(1)
	◎国鉄の修学旅行専用列車は「日の出」号。
	○(2)[楽]丘灯至夫作詞、遠藤実の歌謡曲。
	 歌は舟木一夫。
	◎1963. 8.(昭和38)発売。
じゆうかしみーるしゅう《じいうかしみーるしう》
	【自由カシミール州】
	◇[英]Azad Kashmir Province
	○パキスタン北東部の州。インド・中国との係争地域で、事実
	上のパキスタン領。
	 西部をカイバル・パシュトゥンハ州(Khyber Pakhtunkhwa 
	Province)、北部を北方地域(Northern Areas)に接し、東部を
	インドのジャンム・カシミール州(Jammu Kashmir State)に隣
	接。
	 州都はムザファラバード(Muzaffarabad)。
	 「アザド・カシミール」とも呼ぶ。
	 参照⇒かしみーる(カシミール)
	〈面積〉
	 1万1,639平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1998(平成10)321万人。
	 2002(平成14)355万7,400人。
★じゅうがつ《じふぐわつ》
	【十月】
	【10月】
	【一〇月】
	◇[英]October(オクトーバー)
	○[暦]
	 陰暦十月は「神無月(カンナヅキ)」,「小春(コハル)」,「小六月(コロクガツ)」
	とも呼ぶ。
	◎花札では紅葉。
	 誕生石はオパール(opal)・トルマリン(tourmaline)(電気石)。
★じゅうがつかくめい《じふぐわつかくめい》
	【十月革命】
	◇[英]the October Revolution
	○[歴]1917.11. 7(大正 6)(ロシア暦10.25)ケレンスキー臨時
	政府を倒しソビエト政権を樹立した革命。
	 「十一月革命」とも呼ぶ。
	 参照⇒ろしあかくめい(ロシア革命)
	◎11月7日はロシア革命記念日。
	◎ポーランドの十月革命:⇒ごむるかのじゅうがつかくめい
	(ゴムルカの十月革命)
じゆうがっこうむら《じいうがくかうむら》
	【自由学校村】
	○[歴]第二次世界大戦後、東京のお茶の水(神田川の本郷側土
	手)にあった浮浪者のバラック部落(集団定着地)の俗称。
	 のち、お茶の水風致地区として撤去。
	◎同様の部落は、上野に葵部落、隅田に蟻の町があった。
しゅうがとう《しふがとう》
	【集蛾灯】
	○昆虫の好む青色や黄色の蛍光灯を使用して害虫を駆除する装
	置。
	 夜間に点灯して昆虫類を集め、殺虫剤の水溶液が入っている
	容器に誘い入れるもの。
	 ⇔ぼうがとう(防蛾灯)
しゅうかへいげつ《しうくわへいげつ》
	【羞花閉月】
	◇[中]xiu hua bi yue
	○[慣用句]美人の容貌(ヨウボウ)を形容する言葉。
	 「閉月羞花」,「沈魚落雁」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちんぎょらくがん(沈魚落雁)
	◎あまりの美しさに、花ははじらい、月も隠れる、の意味。
★しゅうかめちる《しうくわめちる》
	【臭化メチル】
	◇[英]methyl bromide
	○[化]
	 土壌の殺菌に使用される。
	◎オゾン層破壊物質の一つ。
じゅうかん《ぢゆうくわん》
	【重患】
	○(1)重い病気。
	 参照⇒たいびょう(大病)
	○(2)重病患者の略称。重病人・重症者。
	○(3)重態患者の略称。
じゅうがん
	【銃眼】
	◇[英]loophole/embrasure/porthole/port
	○防壁(ボウヘキ)などにあけた小さな穴。
	 その穴から敵を射撃したり、敵を監視したりするもの。
	 参照⇒てっぽうざま(鉄砲狭間),ほうもん(砲門)(2)
	◎大砲用:参照⇒えんぶらじゃー(エンブラジャー),くれねる
	(クレネル)(1)
★しゅうかんあさひ《しうかんあさひ》
	【週刊朝日】
	○[通]朝日新聞出版が刊行する週刊誌。
	◎1922(大正11)朝日新聞社、創刊。
	 2008. 4.(平成20)朝日新聞出版を分社化して刊行を継承。
しゅうかんげんだい《しうかんげんだい》
	【週刊現代】
	○[通]講談社が刊行する週刊誌。
しゅうかんしんちょう《しうかんしんてう》
	【週刊新潮】
	○[通]新潮社が刊行する週刊誌。
	◎1956. 2.19(昭和31)創刊。
しゅうかんぷれいぼーい《しうかんぷれいぼーい》
	【週刊プレイボーイ】
	○[通]集英社が刊行する若い男性向け通俗雑誌。
	◎1966(昭和41)創刊。
しゅうかんぶんしゅん《しうかんぶんしゆん》
	【週刊文春】
	○[通]文芸春秋社が刊行する週刊誌。
しゅうかんへいぼん《しうかんへいぼん》
	【週刊平凡】
	○[古][通]マガジンハウス(旧:平凡出版)が刊行した週刊誌。
	 参照⇒へいぼんぱんち(平凡パンチ)
	◎1959. 5.(昭和34)創刊。
	 1987(昭和62)廃刊。
しゅうかんほうせき《しうかんほうせき》
	【週刊宝石】
	○[歴][通]光文社が刊行するビジネスマン向けの週刊誌。
	 1981(昭和56)創刊。
	 2001. 1.(平成13)休刊。
	 2001. 6.(平成13)後継誌として「週刊DIAS」を創刊。
	 2002. 3. 7(平成14)「週刊DIAS」を3月28日発売の4月11
	日号で休刊すると発表。
しゅうかんぽすと《しうかんぽすと》
	【週間ポスト】
	○[通]小学館が刊行する週刊誌。
	◎1969(昭和44)創刊。
	 2004(平成16)5月24日号からヘアヌードの掲載をやめる。
しゅうかんまんがさんでー《しうかんまんがさんでー》
	【週刊漫画サンデー】
	○[古][漫]⇒まんがさんでー(漫画サンデー)
しゅうかんもーにんぐ《しうかんもーにんぐ》
	【週刊モーニング】
	○[通]講談社が刊行するコミック週刊誌。
	◎1982(昭和57)創刊号(9月9日号)を発行。
しゅうかんやんぐさんでー《しうかんやんぐさんでー》
	【週刊ヤングサンデー】
	○[歴][通]小学館が刊行するコミック週刊誌。
	◎1987(昭和62)月2回発行で創刊。
	 1995.11.(平成 7)週刊誌となる。
	 2008. 5.31(平成20)最終誌を発行。
しゆうぎ《しいうぎ》
	【四遊儀】
	○[天]⇒こんてんぎ(渾天儀)
じゅうき
	【戎器】
	◇[日]juki
	○戦争に用いる刀剣・銃砲・弾薬・爆薬などの器具・機械の総
	称。
	 武器・兵器・戎具。
じゅうき《ぢゆうき》
	【重機】
	○(1)[工]重工業で用いる機械。
	○(2)[建]土木建築用の掘削機(digger)。
	 参照⇒ゆんぼ(ユンボ)
	○(3)[軍]重機関銃の略称。
	 ⇒じゅうきかんじゅう(重機関銃)
★しゅうぎいん《しゆうぎゐん》
	【衆議院】
	○(1)[歴]貴族院とともに帝国議会を構成した立法機関。
	◎1890. 7. 1(明治23)衆議院議員選挙、実施。
	○(2)参議院とともに国会を構成する立法機関。
★しゅうぎいん《しふぎゐん》
	【集議院】
	○[歴]明治初期、新政府の諮問機関。
	 諸藩から各1名づつ選ばれた藩士で構成。
	◎1869(明治 2)公議所に代わって設置。
	 1873(明治 6)廃止。
じゅうきかんじゅう《ぢゆうきくわんじゆう》
	【重機関銃】
	◇[英]heavy machine gun
	○[軍]固定式の機銃座に据え付けて使用する大型の機関銃。
	 2〜4人で操作し、給弾に弾帯を使用して長時間の連続射撃
	が可能で、毎分500〜1,000発程度発射できる。
	 口径はおおむね12.7ミリメートル以下。
	 略称は「重機」。
	 参照⇒きかんじゅう(機関銃)
しゅうきせいおうとしょう《しうきせいおうとしやう》
	【周期性嘔吐症】
	◇[英]cyclic vomiting
	○[病]⇒あせとんけっせいおうとしょう(アセトン血性嘔吐症)
★じゅうきせいほう《ぎゆうきせいはふ》
	【銃規制法】
	◇[英]the Gun Control Legislation
	○[法]アメリカ合衆国の法律。
	 全米ライフル協会(NRA)が強く反対している。
	◎1994. 8.(平成 6)クリントン政権下、殺傷力の強い19種類の
	銃器の製造・販売などを禁じた条項を含む包括的犯罪防止法が
	成立。
	 2004. 9.13(平成16)銃規制(Assault Weapons Ban)の条項が
	期限切れで失効(expire)。
	◎ブレイディ法(the Brady Act):⇒ぶれいでぃほう(ブレイディ
	法)
じゅうきねっと《ぢゆうきねつと》
	【住基ネット】
	○[通]住民基本台帳法による住民基本台帳ネットワークシステ
	ムの略称。
	 参照⇒じゅうみんきほんだいちょうほう(住民基本台帳法)
★じゅうきへい《ぢゆうきへい》
	【重騎兵】
	◇[英]man-at-arms
	○[軍]馬にも装甲を施した騎兵。
	 武器は槍(spear)・弓矢類(archers)・投石器(slinger)など。
	 「カタフラクト(cataphract)」とも呼ぶ。
	◎盾(タテ):⇒えきゅ(エキュ)(1)
しゅうきゅうか《しうきうくわ》
	【綉球花】
	◇[中]xiuqiuhua
	○[植]⇒あじさい(アジサイ,紫陽花)
しゅうきゅうふつかせい《しうきうふつかせい》
	【週休二日制】
	○日曜日の休日のほかに、月に数回または全ての土曜日も休日
	にする制度・勤務形態。
	 「週五日制」とも呼ぶ。
	◎1981. 2.24(昭和56)国家公務員の4週5休制が決まる。
	 1992. 5. 2(平成 4)国家公務員が完全週休二日制になる。
	 1992. 9.12(平成 4)学校五日制、月一回でスタート。
	 2002. 4. 1(平成14)完全学校五日制、導入。
	◎日曜休暇制:⇒にちよう(日曜)
★しゅうきょう《しゆうけう》
	【宗教】
	◇[英]religion
	○
	 参照⇒かると(カルト)(2)
	◎元々は仏教の諸宗派の教えの意味であったが、19世紀末に英
	語の"religion"の訳語に用いられ、漢字文化圏一般に普遍化し
	た。"religion"にも「宗派」の意味がある。
しゅうきょうしんとう《しゆうけうしんたう》
	【宗教神道】
	○[宗]⇒きょうはしんとう(教派神道)
★しゅうきょうほうじん《しゆけうはふじん》
	【宗教法人】
	○[法]公益法人の一種。
	◎1951. 4. 3(昭和26)宗教法人令廃止、宗教法人法公布。
しゅうきょうれい《しゆうけうれい》
	【宗教令】
	◇fatwa、[英]Islamic fatwa
	○[宗](イスラム教の)⇒ふぁとわ(ファトワ)
★しゅうきょく《しふきよく》
	【褶曲】
	◇[英]fold、[独]Falte
	○[地]
	 英語では「フォールド」、ドイツ語で「ファルテ」とも呼ぶ。
	◎曲げ褶曲:⇒とうきょく(撓曲)(3)
しゅうきょくけん《しうきよくけん》
	【舟曲県】
	◇[中]Zhouqu Xian
	○中国北西部、甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)南部の甘南チ
	ベット族自治州(Gannan Zangzu Zizhizhou)の合作市(Hezuo 
	Shi)が管轄する南東端の県。南部を四川省(Sichuan Sheng)(シセ
	ンショウ)の九寨溝(Jiuzhai Gou)(世界自然遺産)に隣接。
	 行政所在地は城関鎮(Chengguan Zhen)。
	〈総面積〉
	 3,010平方キロメートル。
	〈総人口〉
	 2004(平成16)13万人。
	◎2010. 8. 8(平成22)大規模な土石流が発生し、1,456人が死
	亡し、309人が行方不明。被災者数は約4万7千人。
	◎県名は、県内を流れる白龍江(Bailong Jiang)のチベット語
	名(舟曲)から。
	 参照⇒はくりゅうこう(白龍江,白竜江)
しゅうきん《しうきん》
	【囚禁】
	○捕えて獄中に禁錮(キンコ)すること。
	◎「囚獄」は禁固する「牢獄」の別称。
しゅうきん《しうきん》
	【秋瑾】
	◇[中]Qiu Jin
	○[人]中国清朝末期の女性革命家(1875〜1907. 7.15)。紹興
	(Shaoxing)生れ。
	 1904(明治37)救国を志して単身で日本に留学。
	 1905(明治38)孫文(Sun Wen)が率いる中国革命同盟会(Zhong-
	guo Geming Tongmenhui)に参加。日本政府の取り締まり強化で
	帰国。
	 1906(明治39)除錫麟(Chu Xilin)の紹介で浙江派の革命団体
	光復会(Quangfuhui)に入会。
	 故郷の紹興で光復会の幹部養成と大衆を組織する拠点として
	設立された大通学堂を主宰。また、体育会(Tiyuhui)を組織し
	て軍事訓練を行い、武装蜂起の準備を進める。
	 1907. 7. 6(明治40)除錫麟が安徽巡撫恩銘(En Ming)を刺殺
	し安慶(Anqing)で蜂起するが準備不足で失敗。 7.13大通学堂
	で逮捕されて処刑。
	 「チュウ・チン(秋瑾)」とも呼ぶ。
しゅうぐせいじ
	【衆愚政治】
	◇[英]ochlocracy/mobocracy
	○(1)[政]愚かな民衆によって支配される政治。
	 「暴民政治」,「オクロクラシー」とも呼ぶ。
	○(2)[政](転じて)民主政治(democracy)への蔑称。
	 古代ギリシアで民主政治を徹底させたアテナイの政治家ペリ
	クレス(Perikles)(BC. 495ころ〜 429)の死後、堕落した民主
	政治を指した言葉。
	 利益や金銭などによって民衆の歓心を集め、自己の野心を達
	成しようとする扇動家らが政権を握り、アテナイの衰退を招い
	た。
	 「暴民政治」,「オクロクラシー」とも呼ぶ。
じゅうくのはる《じふくのはる》
	【十九の春】
	○(1)[楽]西條八十作詞、江口夜詩作曲の歌謡曲。
	 歌はミス・コロムビア。
	◎1933. 6.(昭和 8)レコード発売。
	○(2)[楽]吉川静夫作詞、清水保雄作曲の歌謡曲。
	 歌は神楽坂浮子。
	◎1956. 3.(昭和31)レコード発売。
	○(3)[楽]本竹祐助補作詞の沖縄俗謡歌。
	 歌は田端義男(タバタ・ヨシオ)。
	◎1975(昭和50)レコード発売。
じゅうぐんいあんふ《じゆうぐんゐあんふ》
	【従軍慰安婦】
	◇[英]military comfort woman
	○(1)[軍]戦時中、戦地にいる将兵の性的慰安のため、従軍さ
	せられた女性。
	 単に「慰安婦」とも呼ぶ。
	○(2)[歴][軍](特に)日中戦争・太平洋戦争期、日本軍によっ
	て行われたもの。
	 単に「慰安婦」とも呼ぶ。
	◎第二次世界大戦終戦の直後、アメリカ軍の指令で慰安所を解
	散せず、しばらく維持され、補充も行われていた。よって、最
	終的利用者はアメリカ軍人。
★しゅうげ
	【終偈】
	○
	 「遺偈(ユイゲ)」とも呼ぶ。
じゅうけ《ぢゆうけ》
	【重化】
	○提灯(チョウチン)の部品、重箱(ジュウバコ)(受け皿)と化粧輪(ケショウワ)
	の併称。
	 ロウソクを筒状におおう紙や布の火袋(ヒブクロ)の下側の底板
	のある黒い輪の部分を重箱、上側の黒い輪の部分を化粧輪と呼
	ぶ。
	 主に薄い板製で、径は化粧輪がわずかに大きい。
じゅうけい《ぢゆうけい》
	【重慶】
	◇[中]Chongqing
	○(1)⇒じゅうけいし(重慶市)
	○(2)[歴][軍]中国国民政府の巡洋艦。
	 排水量約7,000トン。6インチ砲6門、4インチ砲8門、魚
	雷発射管6門などを装備。
	◎1949. 2.25(昭和24)中国共産党軍の指揮下に入ることを宣言。
	 1949. 3.(昭和24)17〜19日、国民政府がB24爆撃機などで
	攻撃して沈没。
じゅうけいし《ぢゆうけいし》
	【重慶市】
	◇[中]Chongqing Shi
	○中国中央部にある中央直轄市(省レベル)・商工業都市。西部
	を四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)に隣接。
	 雲陽県に張飛廟(Zhang Fei Miao)がある。
	 「チョンチン市(重慶市)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かりょうこうしょうさんきょう(嘉陵江小三峡)
	〈人口〉
	 1957(昭和32)  212万人。
	 1987(昭和62)  289万人。
	 2004(平成16)3,144万2,300人(管轄全域)。
	〈管轄20区〉
	 渝中区(Yuzhong Qu)。
	 大渡口区(Dadukou Shi)。
	 江北区(Jiangbei Qu)。
	 沙坪(「土」偏+「覇」)区(Shapingba Qu)。
	 九竜坡区(Jiulongpo Qu)。
	 南岸区(Nan'an Qu)。
	 北碚区(Beibei Qu)。
	 万盛区(Wansheng Qu)。
	 双橋区(Shuangqiao Qu)。
	 渝北区(Yubei Qu)。
	 巴南区(Banan Qu)。
	 万州区(Wanzhou Qu)。
	 (三水偏+「倍」-「人」)陵区(Fuling Qu)。
	 黔江区(Qianjiang Qu)。
	 長寿区(Changshou Qu)。
	 江津区(Jiangjin Qu)。
	 合川区(Hechuan Qu)。
	 永川区(Yongchuan Qu)。
	 南川区(Nanchuan Qu)。
	 大足区(Dazu Qu)。
	〈管轄16県〉
	 (<「基」-「土」>冠+「糸」)江県(Qijiang Xian)。
	 潼南県(Tongnan Xian)。
	 銅梁県(Tongliang Xian)。
	 栄昌県(Rongchang Xian)。
	 璧山県(Bishan Xian)。
	 (「執」冠+「土」)江県(Dianjiang Xian)。
	 武隆県(Wulong Xian)。
	 豊都県(Fengdu Xian)。
	 城口県(Chengkou Shi)。
	 梁平県(Liangping Xian)。
	 開県(Kai Xian)。
	 巫渓県(Wuxi xian)。
	 巫山県(Wushan Xian)。
	 奉節県(Fengjie Xian)。
	 雲陽県(Yunyang Xian)。
	 忠県(Zhong Xian)。
	〈管轄4自治県〉
	 石柱土家族自治県(Shizhu Tujiazu Zizhixian)。
	 彭水苗族土家族自治県(Pengshui Miaozu Tujiazu Zizhixian)。
	 酉陽土家族苗族自治県(Youyang Tujiazu Miaozu Zizhixian)。
	 秀山土家族苗族自治県(Xiushan Tujiazu Miaozu Zizhixian)。
	◎1938〜1943(昭和13〜昭和18)日本軍による重慶大爆撃が行わ
	れ、約2万6,000人の死傷者が出る。
	 1997(平成 9)四川省から分離して中央直轄市に指定。
	 2003.12.23(平成15)開県の天然ガス田から有毒ガスが発生。
	 2007.10.29(平成19)長江大橋が開通。
	 参照⇒かいけん(開県)
★じゅうけつきゅうちゅう《ぢゆうけつきふちゆう》
	【住血吸虫】
	◇[英]schistosome
	○[動]吸虫綱(Trematoda)住血吸虫目(Strigeidida)住血吸虫科
	(Schistosomatidae)の扁形動物(Plathelminthes)の総称。
	 参照⇒けるかりあ(ケルカリア),にほんじゅうけつきゅうちゅ
	う(日本住血吸虫),じすとま(ジストマ)
じゅうけつげんちゅう《ぢゆうけつげんちゆう》
	【住血原虫】
	◇[学]Toxoplasma gondii
	○[動]⇒ときそぷらずま(トキソプラズマ)
じゅうけん
	【銃剣】
	○(1)銃と剣。
	◎銃剣類
	○(2)[軍]小銃の先につける、着脱式の短い剣。
	 平常は鞘(サヤ)に収めて腰に吊るし、突撃や白兵戦などの時に
	小銃の先に装着して敵を刺突する。
	 また、儀式の際にも装着することがある。
	 参照⇒ちゃっけん(着剣)
	◎17世紀、フランスのバヨン(Bayonne)で発明される。
	 英語:バヨネット(bayonet)。
	 ドイツ語:バヨネット(Bajonett)。
	 フランス語:バヨネット(baionnette)。
	 イタリア語:バヨネッタ(baionetta)。
	 スペイン語:バヨネタ(bayoneta)。
	 中国語:刺刀(cidao)。
	○(3)[軍]先に銃剣(2)をつけた小銃。
	◎銃剣術
じゅうげん《ぢゆうげん》
	【重言】
	○(1)[言]同じ意味の言葉を重ねて使う言い方。
	 「電車に乗車する」,「馬から落馬する」,「電気が停電する」,「冷
	(ツメ)たく冷(ヒ)やした」や、「豌豆豆(エンドウマメ)」,「大豆豆(ダイズマ
	メ)」,「湯湯婆(ユタンポ)」など。
	 「じゅうごん(重言)」とも呼ぶ。
	○(2)[言]同じ漢字二字の熟語。
	 擬態語(ギタイゴ)・擬声語(ギセイゴ)であることが多い。
	 「度度(タビタビ)」,「遥遥(ハルバル)」,「近近(チカヂカ)」,「堂堂(ドウド
	ウ)」,「山山(ヤマヤマ)」,「森森(シンシン)」など。
	 「畳字(ジョウジ)」とも呼ぶ。
	◎「度々」などのように踊り字の「々」を使用することも多い。
★しゅうこう《しうこう》
	【周公】
	◇[中]Zhougong
	○[人]中国、周初の政治家・魯(Lu)(ロ)の祖。姓は姫(Ji)(キ)、
	名は旦(Dan)(タン)。周の武王(Wu Wang)の弟。
	 「周公旦」とも呼ぶ。
	◎中国中北部の陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)岐山県(Qi-
	shan Xian)(キザンケン)に周公廟遺跡がある。
しゅうごう《しうがう》
	【周濠】
	○建物や墓などの周囲に張り巡らせたホリ(濠)。
	◎二重周濠の古墳
じゅうこう
	【銃口】
	◇[英]muzzle
	○機関銃・小銃(鉄砲)・拳銃(ピストル)などの、弾丸を発射す
	る銃身の先端にある口。
	 「マズル」とも呼ぶ。
	◎ピストルの口径:⇒ぴすとる(ピストル)
	 マズル・ブレーキ(muzzle brake):⇒まずるぶれーき(マズ
	ル・ブレーキ)
	 木栓:⇒たんぴおん(タンピオン)
しゅうこうきょう《しふくわうきやう》
	【集光鏡】
	◇[英]condenser
	○[光]光線を必要な方向に集めるための鏡またはレンズ系。
	 「コンデンサー」とも、レンズ系は「集光レンズ(condensing 
	lens)」とも呼ぶ。
しゅうこうきん《しうこうきん》
	【周公瑾】
	◇[中]Zhou Gongjin)
	○[人]周瑜の別称。
	 ⇒しゅうゆ(周瑜)
じゅうごうたい《ぢゆうがふたい》
	【重合体】
	◇[英]polymer
	○[化]⇒ぽりまー(ポリマー)
しゅうこうたん《しうこうたん》
	【周公旦】
	◇[中]Zhougong Dan
	○[人]⇒しゅうこう(周公)
しゅうこうてん《しうこうてん》
	【周口店】
	◇[中]Zhoukoudian、[英]Chou-k'ou-tien
	○中国の首都北京市の南西約60キロメートル、房山区の小炭鉱
	町。
	 北京原人の頭骨化石発見地。
	 参照⇒ぺきんげんじん(北京原人)
	◎1927(昭和 2)石灰石洞窟遺跡から北京原人の化石が発見され
	る。
	 1929(昭和 4)ほぼ完全な頭蓋骨の化石、発見。
	 1966. 5. 4(昭和41)頭骨化石、発見。
	 1987(昭和62)世界文化遺産に登録。
しゅうごうのまじわり《しふがうのまじはり》
	【集合の交わり】
	◇[英]intersection/product
	○[数]⇒せきしゅうごう(積集合)
しゅうごうのむすび《しふがうのむすび》
	【集合の結び】
	◇[英]union/join
	○[数]⇒わしゅうごう(和集合)
★しゅうごうらっぱ《しふがうらつぱ》
	【集合ラッパ】
	【集合喇叭】
	◇[英]assembly bugle
	○[軍]
しゅうこうれんず《しふくわうれんず》
	【集光レンズ】
	◇[英]condensing lens/condenser
	○[光]⇒しゅうこうきょう(集光鏡)
★じゅうごぎんこう《じふごぎんかう》
	【十五銀行】
	○[歴]秩禄処分による経済的打撃から旧領主(華族)を保護する
	配慮で、宮内省(天皇)・華族の出資により設立される。
	 「華族銀行」とも呼ばれ、一般の人は「金を預かって貰えるだ
	けで家門の光栄と心得」るほどであった。
	 1877(明治10)第十五国立銀行、創立。
	 1881(明治14)日本鉄道会社の設立に出資。
	 1897(明治30)普通銀行に改組。
	 1920(大正 9)浪速(ナニワ)・丁酉(テイユウ)・神戸川崎の3行を合
	併。
	 1927(昭和 2)三井銀行が台湾銀行からコールを引き上げたた
	めに火がついた金融恐慌により、十五銀行も 4.21取り付け騒
	ぎとなり事実上倒産。
	 1944(昭和19)業績不振により帝国銀行(三井銀行の後身)に吸
	収。
	 参照⇒きんゆうきょうこう(金融恐慌)(2)
	◎1880(明治13)全国銀行株金総額の約42%が華族の所有であっ
	た。しかし、インフレーションの中での金利生活はできず没落
	して行った。
じゅうごげーむ《じふごげーむ》
	【十五ゲーム】
	◇[英]15 game/fifteen game
	○正四角形のマス(枡)に、小さい正四角形の15個のコマ(駒)を
	入れ、移動させて遊ぶ玩具。
	 4×4の16個のコマが入るマスに、1〜15の数字が描かれた
	コマをバラバラに入れ、一つ空間を利用してコマを移動させ、
	いろいろな順番に並べ替えるもの。
じゅうごねんせんそう《じふごねんせんさう》
	【十五年戦争】
	○[歴]満州事変・日中戦争・太平洋戦争の総称。
	 満州事変勃発の1931. 9.18(昭和 6)からポツダム宣言受諾の
	1945. 8.14(昭和20)までの15年。
	 アジア制覇に注目すれば一貫しているとして、1956. 1.(昭
	和31)鶴見俊輔により提唱。
★じゅうごや《じふごや》
	【十五夜】
	○(1)[暦]陰暦の毎月十五日(15日)の夜。
	◎十三夜(ジュウサンヤ)。
	 十五夜。
	 十六夜(イザヨイ)。
	 立ち待ち月(十七夜)。
	 居待ちの月(十八夜)。
	 寝待ちの月(十九夜〜)。
	 更(フ)け待ち月(二十夜)。
	 二十三夜(ニジュウサンヤ)。
	○(2)[暦](特に)陰暦八月十五日(8月15日)の夜。
	 この日の月を「中秋(チュウシュウ)の名月」と呼び、月見をする。
	 日本では「月見団子(ツキミダンゴ)」、中国では月餅(ゲッペイ)を月
	に供(ソナ)える。
	 「芋名月(イモメイゲツ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうさんや(十三夜),いもめいげつ(芋名月,芋明月)
	◎十五夜・十三夜の一方の月見を欠かすことを「片月見(カタツキミ)」
	といって忌(イ)む風がある。
	 参照⇒かたつきみ(片月見)
	◎秋の季語。
じゅうごやおつきさん《じふごやおつきさん》
	【十五夜お月さん】
	○[楽]野口雨情(ウジョウ)作詞の童謡。
じゅうごやのつき《じふごやのつき》
	【十五夜の月】
	○満月の別称。
	 参照⇒じゅうごや(十五夜)
じゅうごん《ぢゆうごん》
	【重言】
	○[言]⇒じゅうげん(重言)(1)
しゅうこんごう《しふこんがう》
	【執金剛】
	○[仏]⇒しゅうこんごうじん(執金剛神)
しゅうこんごうじん《しふこんがうじん》
	【執金剛神】
	◇[梵]Vajradhara
	○[仏]手に金剛杵(コンゴウショ)(vajra)を執って仏法を守護する神。
	 もとバラモン教の神で、仏法の守護神となったもの。
	 「しゅこんごうじん(執金剛神)」,「しっこんごうじん(執金剛
	神)」,「執金剛」,「金剛神」,「金剛手」,「執金剛身(シュウコンゴウジン)」,
	「執金剛夜叉(ヤシャ)」,「執金剛力士(リキシ)」,「金剛力士」,「密迹(ミッシャ
	ク)金剛」,「密迹力士」,「金剛」とも呼ぶ。
	 参考⇒さんじゅうさんしん(三十三身)
	◎那羅延(ナラエン)と二神一対で仁王門(ニオウモン)の左に安置される
	が、中国式の裸形の力士ではない。仁王の場合は「左輔(サホ)金
	剛」とも呼ぶ。
	 参照⇒におう(仁王,二王)
	 一人の甲冑を着け忿怒(フンヌ)の相の武将形も多く、奈良時代
	の東大寺法華堂の像は有名。
	◎「密迹」は「仏に仕え、仏の秘密の事迹を聞くことを願いとす
	る」の意味。
しゅうこんごうじん《しふこんがうじん》
	【執金剛身】
	○[仏]⇒しゅうこんごうじん(執金剛神)
しゅうこんごうやしゃ《しふこんがうやしや》
	【執金剛夜叉】
	○[仏]⇒しゅうこんごうじん(執金剛神)
しゅうこんごうりきし《しふこんがうりきし》
	【執金剛力士】
	○[仏]⇒しゅうこんごうじん(執金剛神)
★しゅうさん《しうさん》
	【蓚酸】
	◇[英]oxalic acid
	○[化]
	 染色・漂白・インク消しなどに使用。
しゅうざん《しふざん》
	【シュウ山】
	◇[中]Ji Shan/Jishan
	○[地]中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)紹興県
	(Shaoxing Xian)にある山。
	◎「シュウ」は「(草冠+「輯」-「車」+「戈」)(補助5752)」と書き、ド
	クダミのこと。
	◎春秋時代の越王(Yue Wang)(エツオウ)勾践(Goujian)(コウセン)が隠
	れ住んだ。
	 東晋時代の書家王羲之(Wang Xizhi)(オウ・ギシ)の家があった。
	 明時代の劉宗周(Liu Zongzhou)(リュウ・ソウシュウ)の書院があった。
しゅうざん《しうざん》
	【舟山】
	◇[中]Zhoushan、[英]Chushan
	○(1)[地]⇒しゅうざんぐんとう(舟山群島)
	○(2)[地]⇒しゅうざんとう(舟山島)
	○(3)⇒しゅうざんし(舟山市)
じゅうさん《じふさん》
	【十三】
	○[俗]クシ(櫛)の別称。
	◎九四(クシ)を合計すると十三となることから。
じゅうさんかいだん《じふさんかいだん》
	【十三階段】
	○[俗]絞首台の別称。
	 参照⇒けいだん(刑壇)(2)
	◎通説で、台上まで階段が十三段であることから。
★しゅうさんかるしうむ《しうさんかるしうむ》
	【蓚酸カルシウム】
	◇[英]calcium oxalate
	○[化]針状の結晶。
	◎ヤマノイモ(ヤマイモ)のカユミの原因物質。
しゅうさんき《しうさんき》
	【周産期】
	◇[英]perinatal period
	○[医]母子双方にとって注意を要する、出産前後の時期・期間。
	 妊娠第28週から生後7日、または生後28日まで。
	 参照⇒さんじょくき(産褥期)
しゅうざんぐんとう《しうざんぐんたう》
	【舟山群島】
	◇[中]Zhoushan Qundao、[英]the Chushan Archipelago
	○[地]中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)東北方、
	杭州湾(Hangzhou Wan)(コウシュウワン)沖の東シナ海にある群島。
	 主島は舟山で、普陀山(Putuo Shan)(フダサン)・岱山(Dai Shan)
	(タイサン)など4百余島から成り、舟山市(Zhoushan Shi)を構成。
	 周辺の海域はグチ・タチウオなどの好漁場。
	 参照⇒ふださん(普陀山),しゅうざんし(舟山市)
	◎アヘン戦争でイギリスが占領し、他国への不割譲を協定して
	還付された。
じゅうさんこ《じふさんこ》
	【十三湖】
	◇[日]Jusan Ko
	○[地]青森県津軽(ツガル)半島西岸にある潟湖(カタコ)。西部を日
	本海に開き、北部を五所川原市(ゴショガワラシ)相内(アイウチ)、東部
	を北津軽郡(キタツガルグン)中泊町(ナカドマリマチ)、南部をつがる市車
	力町(シャリキチョウ)に囲まれている。
	 面積18.1平方キロメートル、周囲30キロメートル、最大深度
	1.5メートル。
	 白神山地から発した岩木川など大小13の河川が注(ソソ)ぐ。
	 旧称は「じゅうさんみなと(十三湊)」。
	 「とさがた(十三潟)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いわきがわ(岩木川),じゅうにこ(十二湖)
	◎湖口は平安末期より湊の機能を持ち、かつて三津七湊(サンシンシ
	チソウ)の一つと数えられた十三湊(トサミナト)。
	 もと、面積20.6平方キロメートル、周囲25キロメートル、最
	大深度3.0メートル。
	 1948(昭和23)国営干拓事業を開始。
	 1959(昭和34)湖口近くに十三橋(395メートル)が完成。
	 1966(昭和41)一部の開田が完了。
★しゅうざんし《しうざんし》
	【舟山市】
	◇[中]Zhoushan Shi、[英]Chushan City
	○中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)東北部にあ
	る、舟山群島(Zhoushan Qundao)から成る省直轄市(地級市)。
	 参照⇒しゅうざんぐんとう(舟山群島)
	〈管轄2市街区〉
	 定海区(Dinghai Qu)。
	 普陀区(Putuo Qu)。
	〈管轄2県〉
	 岱山県(Daishan Xian)。
	 (「山」偏+「乘」)泗県(Shengsi Xian)。
じゅうさんしょくみんち《じふさんしよくみんち》
	【十三植民地】
	◇[英]the Thirteen Colonies/Thirteen British Colonies 
	in North America
	○[歴]⇒どくりつじゅうさんしゅう(独立十三州,独立13州)
しゅうざんちん《しうざんちん》
	【秀山鎮】
	◇[中]Xiushang Zhen、[英]Xiushang Town
	○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)中央部の玉渓
	市(Yuxi Shi)管轄の通海県(Tonghai Xian)の県都。
じゅうさんつかばる《じふさんつかばる》
	【十三塚原】
	○[地]鹿児島県中部、霧島火山の南西方の姶良郡(アイラグン)溝辺
	町(ミゾベチョウ)・隼人町(ハヤトチョウ)に広がるシラス台地。標高約
	300メートル。
	◎1972. 4.(昭和47)鹿児島空港が開港。
しゅうざんとう《しうざんたう》
	【舟山島】
	◇[中]Zhoushan Dao、[英]Chushan Island
	○[地]中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)東北方、
	杭州湾(Hangzhou Wan)(コウシュウワン)沖の東シナ海にある舟山群島
	(Zhoushan Qundao)の主島。
	 舟山市(Zhoushan Shi)定海区(Dinghai Qu)ほ構成。
じゅうさんにちのきんようび《じふさんにちのきんえうび》
	【13日の金曜日】
	◇[英]Friday the 13th
	○[映]アメリカのホラー映画。
	 監督:ショーンS.カニンガム(Sean S.Cunningham)。
	 キャンプ場を舞台に、チェーンソー(chain saw)を持ったジェ
	イソン(Jason)の無差別殺人の話。
	◎1980. 5. 9(昭和55)アメリカで公開。
	 1980. 8. 2(昭和55)日本で公開。
	 映画やTVで沢山の続編が作られている。
	◎日本の恐怖映画では怨念などを描くことが多かったが、この
	映画で日本人は感情に由来しない「単なる恐怖」を知ることになっ
	た。
じゅうさんにちのきんようび《じふさんにちのきんえうび》
	【十三日の金曜日】
	【13日の金曜日】
	◇[英]Friday the thirteenth
	○[俗][暦]俗説でキリストが処刑された日(受難日)。
	 西洋のキリスト教徒では、悪いことが起こる不吉な日とされ
	る。
	 参照⇒じゅなんび(受難日)
	◎実際はユダヤ暦のニサン(Nisan)14日の金曜日とされる。
じゅうさんぶつ《じふさんぶつ》
	【十三仏】
	○[仏]初七日から三十三回忌までの13回の追善供養(ツイゼンクヨウ)
	仏事に配当した仏・菩薩の総称。
	 < 1>初七日(シュナノカ,ショナヌカ)の不動(フドウ)秦広(シンコウ)王。
	 < 2>二七日(ニシチニチ,フタナヌカ)の釈迦(シャカ)初江(ショコウ)王。
	 < 3>三七日(サンシチニチ,ミナヌカ)の文殊(モンジュ)宋帝(ソウタイ)王。
	 < 4>四七日の普賢(フゲン)伍官(ゴカン)王(五官王)。
	 < 5>五七日の地蔵(ジゾウ)閻羅(エンラ,エンマ)王。
	 < 6>六七日の弥勒(ミロク)変成(ヘンジョウ)王。
	 < 7>七七日(シチシチニチ,ナナナヌカ)の薬師(ヤクシ)太山(タイザン)王(太山
	府君,泰山王)。
	 < 8>百箇日の観音(カンノン)平等(ビョウドウ)王。
	 < 9>一周忌の勢至(セイシ)都市(トシ)王。
	 <10>三周忌の阿弥陀(アミダ)五道転輪(ゴドウテンリン)王。
	 <11>七周忌の阿シュク(アシュク)蓮上王。
	 <12>十三回忌の大日(ダイニチ)抜苦王。
	 <13>三十三回忌の虚空蔵(コクゾウ)慈恩王。
	◎『地蔵十王経』に説かれる十仏事に、室町時代に後の三仏事
	が加わって成立した日本独自の信仰。
	 参照⇒じゅうおう(十王)
じゅうさんまいり《じふさんまゐり》
	【十三参り】
	○[暦]旧暦三月十三日または月遅れの4月13日、13歳になっ
	た少年・少女が虚空蔵菩薩(コクウゾウ・ボサツ)に参詣(サンケイ)するこ
	と。
	 盛装して参り、当日境内で宝珠(ホウジュ)・独鈷(ドッコ)などを
	模(カタド)った十三品(のち七品)の菓子を買って菩薩に供(ソナ)え
	て祈り、持ち帰って家の人に食べさせる。
	 福徳・知恵・音声などを授かるという。
	 京都の嵯峨嵐山(サガアラシヤマ)の法輪寺などが著名。
	 「ちえもうで(知恵詣で,知恵詣)」,「ちえもらい(知恵貰い)」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
	◎春の季語。
	 十三日は虚空蔵菩薩の縁日。
じゅうさんみなと《じふさんみなと》
	【十三湊】
	◇[日]Jusan Minato
	○[古][地]⇒とさみなと(十三湊)
じゅうさんや《じふさんや》
	【十三夜】
	○(1)[暦]陰暦の毎月十三日(13日)の夜。
	 満月(十五夜)の前々夜。
	○(2)[暦](特に)陰暦九月十三日(9月13日)の夜。
	 月をまつり、枝豆や栗を供える月見の行事を行う。
	 八月十五夜の月を芋名月(イモメイゲツ)というのに対して、「豆名
	月」,「栗名月」とも、また「後(ノチ)の月」とも呼ぶ。
	 参照⇒にじゅうさんや(二十三夜)
	◎かつては秋の収穫祭の一つだったと考えられ、日本固有の習
	俗。
	  919(延喜19)醍醐天皇の月の宴に始まるとも、宇多(ウダ)法
	皇( 867〜 931)が十三夜の月を無双(ムソウ)と賞したのに始まる
	ともいう。
	◎十五夜・十三夜の一方の月見を欠かすことを「片月見(カタツキミ)」
	といって忌(イ)む風がある。
	 参照⇒かたつきみ(片月見)
	◎秋の季語。
	○(3)[文]樋口一葉(ヒグチ・イチヨウ)の短編小説。1895.12.(明治28)
	「文芸倶楽部」に発表。
	 酷薄な夫との不幸な結婚に絶望して婚家に再びもどる女主人
	公お関を通して、封建的な社会に生きる女性の哀切を描く。
じゅうさんり《じふさんり》
	【十三里】
	○(1)1里の13倍。
	 特に、江戸から鎌倉までの距離、つまり鎌倉松ヶ丘の縁切寺
	の東慶寺をも指す。
	 参照⇒とうけいじ(東慶寺)
	○(2)[食]サツマイモ(薩摩芋)の別称。または焼き芋の別称。
	 味の似た「栗(九里)より(四里)うまい」というしゃれ。
	◎江戸からサツマイモの名産地の川越(カワゴエ)までの距離とも
	いう。しかし、日本橋から川越城までは11里34町33間半(46.93
	キロメートル)しかない。
しゅうし
	【宗祠】
	◇[中]zongci
	○祖先を祀(マツ)る祠堂(シドウ)・宗廟(ソウビョウ)。
	 「宗廊(zonglang)(シュウロウ)」とも呼ぶ。
★じゅうじか《じふじか》
	【十字架】
	◇[英]cross、[独]Kreuz(クロイツ)
	○
	 「クロス」とも呼ぶ。
	◎アンク十字(♀):⇒あんく(アンク)
	 エルサレム十字架:⇒えるされむじゅうじか(エルサレム十
	字架)
	 鉤(カギ)十字:⇒はーけんくろいつ(ハーケンクロイツ)
	 ギリシア十字(+):⇒ぎりしあじゅうじ(ギリシア十字)
	 ケルト十字架:⇒けるとじゅうじか(ケルト十字架)
	 聖アンドルー十字(×):⇒せいあんどるーじゅうじ(聖アン
	ドルー十字)
	 聖パトリック十字(×):⇒せいばとりっくじゅうじ(聖パト
	リック十字)
	 タウ・クロス(Τ):⇒たうくろす(タウ・クロス)
	 卍(マンジ):⇒まんじ(卍)
	 マルタ十字:⇒まるたじゅうじ(マルタ十字)
	 ラテン十字架:⇒らてんじゅうじか(ラテン十字架)
	◎キリストの象徴:⇒くるしふぃくす(クルシフィクス)
	◎トルコ語:チャーム(carmih)。
★じゅうじぐん《じふじぐん》
	【十字軍】
	◇[英]the Crusades
	○(1)[歴]
	 「クルセイド(crusade)」,「クルセード」とも呼ぶ。
	◎第1回:1096〜1099:エルサレム王国(1099〜1187)を建設。
	 第2回:1147〜1149:内部対立で不成功。
	 第3回:1189〜1192:エルサレム王国再建を目指したが、エ
	ルサレム奪回に失敗。
	 第4回:1202〜1204:ラテン帝国を建設。
	 第5回:1228〜1229。
	 第6回:1248〜1254。
	 第7回:1270。
	○()[歴]
	 参照⇒れこんきすた(レコンキスタ)
★じゅうししき《じふししき》
	【十四色】
	○[仏]
	 眼(ゲン)・耳(ニ)・鼻(ビ)・舌(ゼツ)・身(シン)(触覚)の五根(ゴ
	コン)と、五根によって知覚される色(シキ)・声(ショウ)・香(コウ)・味
	(ミ)・触(ソク)の五境(ゴキョウ)に、地・水・火・風の四大(シダイ)を
	加えたもの。
★じゅうしちじょうけんぽう《じふしちでうけんぱふ》
	【十七条憲法】
	○[歴] 604[推古12]聖徳太子が制定した十七ヶ条の成文法。
	 「憲法十七条」とも呼ぶ。
	◎「和(ワ)を以(モッ)て貴(タット)しとなす」は『礼記(ライキ)』「礼之以
	v和為v貴(礼<レイ>は之<コ>れ和を貴しと為<ナ>す)」の引用とみら
	れる。
じゅうしちどせん《じふしちどせん》
	【十七度線】
	【17度線】
	○[歴]⇒じゅうななどせん(十七度線,17度線)
しゅうしとう《しうしたう》
	【楸子島】
	◇[朝]Chuja-Gundo
	○[地]⇒ちゅじゃとう(チュジャ島,楸子島)
じゅうじばなか《じふじばなくわ》
	【ジュウジバナ科】
	【十字花科】
	◇[学]Cruciferae
	○[古][植]アブラナ科(Brassicaceae)の旧称。
	 ⇒あぶらなか(アブラナ科)
しゅうしふ《しうしふ》
	【秋止符】
	○[楽]谷村新司作詞、堀内孝雄作曲の歌謡曲。
	 歌はアリス。
	◎1979.12.(昭和54)シングル、発売。
しゅうしふ
	【終止符】
	◇[英]period
	○⇒ぴりおど(ピリオド)
じゅうじほうか《じふじはうくわ》
	【十字砲火】
	◇[英]cross fire
	○(1)[軍]離れた二ヶ所から一ヶ所の攻撃目標を同時に砲撃す
	る集中砲火。
	○(2)[軍]多方面から交差するように打ち込む砲撃・銃撃、打
	ち込まれる砲撃・銃撃。また、そのさま。
	 「クロスファイア」とも呼ぶ。
	 参照⇒かもう(火網),いっせいしゃげき(一斉射撃),だんまく
	(弾幕),やぶすま(矢衾)(2)
しゆうじま
	【雌雄島】
	◇[日]Shiyu Jima
	○[地]香川県高松市の北方にある、瀬戸内海の男木島(オギシマ)
	と女木島(メギシマ)の併称。
	 参照⇒おぎしま(男木島),めぎしま(女木島)
じゅうしまい
	【従姉妹】
	○女同士のいとこ。
	 単に「いとこ(従姉妹)」とも読む。
	◎男同士は「従兄弟」。
じゅうしまい《じふしまい》
	【十姉妹】
	○[鳥]⇒じゅうしまつ(ジュウシマツ,十姉妹)
★じゅうしまつ《じふしまつ》
	【ジュウシマツ】
	【十姉妹】
	○[鳥]スズメ目(Passeriformes)カエデチョウ科(Estrildidae)
	の小鳥。飼い鳥。
	 「じゅうしまい(十姉妹)」とも呼ぶ。
しゅうしゃく《しふしやく》
	【襲爵】
	○爵位を継承すること。
★[1]じゆうしゅう《じいうしふ》
	【自由州】
	◇[英]Free States
	○[歴]アメリカ合衆国の、南北戦争まで奴隷制度を行わなかっ
	た北部の州。
	 ⇔どれいしゅう(奴隷州)
	 参照⇒みずーりきょうてい(ミズーリ協定)
★[2]じゆうしゅう《じいうしふ》
	【自由州】
	◇[英]Free State
	○南アフリカ共和国中東部にある州。
	 州都はブルームフォンテーン(Bloemfontein)。
	 参照⇒おれんじじゆうこく(オレンジ自由国)
	◎1994. 5. 7(平成 6)ボーア州(Boer State)からオレンジ自由
	州(Orange Free State)と改称。
	 1995. 6.29(平成 7)自由州(Free State)と改称。
★じゅうじゅうかい《じふぢゆうかい》
	【十重戒】
	○[仏]
	 ⇒じっかい(十戒)
★じゅうじゅうきん《じふぢゆうきん》
	【十重禁】
	○[仏]
	 <1>顕教の十重戒。
	 <2>密教の十重戒。
	 参照⇒じっかい(十戒)
しゅうじゅつき《しうじゆつき》
	【周術期】
	◇[英]perioperative period
	○[医](外科で)手術前後の期間。
	◎周術期管理
じゅうしょう《じゆうしやう》
	【銃床】
	◇[英]stock/gunstock
	○銃身を装着する木製の部分。
	 前床(fore-end)・銃把(grip)・床尾(butt)から成る。
	 金属製の折り畳み式もある。
	 「ストック」とも呼ぶ。
	 参照⇒すけるとんすとっく(スケルトンストック,スケルトン
	・ストック),しょうび(床尾),べんど(ベンド)(5)
しゅうじょうかいぼん《しうじやうかいぼん》
	【舟状海盆】
	◇[英]trough
	○[地]⇒とらふ(トラフ)(5)
★じゅうじょうせいし《じふでうせいし》
	【十条製紙】
	○[古][経]日本製紙の前身の一社。
	◎1993(平成 5)山陽国策パルプと合併して日本製紙となる。
じゅうしょうせき《ぢゆうしやうせき》
	【重晶石】
	◇[英]barite(ベアライト)
	○[鉱]硫酸バリウム(BaSO4)から成る鉱物。
	 ガラス光沢のある無色または白・灰・青・赤・黄・褐色の結
	晶で斜方晶系に属し、板状・柱状・球状・繊維状・葉状などを
	呈(テイ)する。
	 重金属などの鉱脈中に含まれる経済価値の低い脈石鉱物。
	 バリウムの原料・白色顔料・増量剤などに利用する。
しゅうしょくなん《しうしよくなん》
	【就職難】
	○[社]経済状況が悪化して求人募集が少なく、就職することが
	難(ムズカ)しいこと。
	◎1929(昭和 4)小津安二郎監督の映画『大学は出たけれど』。
★しゅうしょくれっしゃ《しうしよくれつしや》
	【就職列車】
	○[社]
	 「集団就職列車」とも呼ぶ。
	◎1939. 4. 9(昭和14)初の就職列車が秋田から高等小学校580
	人を乗せて上野駅に到着。
しゅうしん《しうしん》
	【修身】
	○(1)自分の行いを正しくするように努(ツト)めること。
	 参照⇒しゅうしんせいかちこくへいてんか(修身斉家治国平
	天下)
	○(2)[歴][教]旧制の小・中学校などの教科目の一つ。
	 教育勅語をよりどころとし、国民の徳性を養い、道徳の実践
	指導を目的としたもの。
	 第二次世界大戦後に廃止。
	 参照⇒どうとくきょういく(道徳教育)
じゅうしん
	【銃身】
	◇[英]barrel/gunbarrel
	○銃の実包(ジッポウ)が装填(ソウテン)される薬室(ヤクシツ)の前にある
	鋼製の円筒(エントウ)部分。
	 旧式の銃や一部のショットガンを除き、内側の銃腔(ジュウコウ)
	には一般に螺旋(ラセン)状の条溝(ライフル)が刻み込まれている。
	 実包の弾丸は銃腔を通って回転し、銃口(ジュウコウ)から発射さ
	れる。
	 「バレル」とも呼ぶ。
	 参照⇒らいふるまーく(ライフル・マーク)
しゅうしんせいかちこくへいてんか《しうしんちこくへいてんか》
	【修身斉家治国平天下】
	○儒教の経典の一つ『大学』にある言葉。儒教の根本理念。
	 天下を治(オサ)めるには、まず自分の行いを正しくすれば、家
	庭が平和となり、つぎに国家も治まって、最後は天下が安泰と
	なること。
	 天下もまず個人の修養が基本となっていること。
★じゆうしんぶん《じいうしんぶん》
	【自由新聞】
	○[歴]自由党の日刊機関紙。
	 1882(明治15)創刊。
	 参照⇒じゆうとう(自由党)(2)
しゅうすい《しうすい》
	【秋水】
	○(1)秋のころの澄み渡った水の流れ。
	○(2)(転じて)曇りなく研(ト)ぎすました鋭利な刀。
	○(3)秋季の洪水。
	○(4)[歴][軍]旧日本海軍のロケット機。
	 燃料は過酸化水素型、推力1,500キログラム。時速900キロメ
	ートル、高度1万メートルまで3分半で上昇。
	 1944(昭和19)同盟国ドイツのロケット戦闘機を模して開発を
	開始。
	 1945. 7. 7(昭和20)試験飛行を実施し、墜落。
	 参考⇒おうか(桜花)(4),かいてん(回天),しんよう(震洋),こ
	うりゅう(蛟竜,蛟龍)(2),かいりゅう(海竜,海龍)
	◎2001.12.18(平成13)三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作
	所がエンジンを除いて復元し、愛知県西春日井郡(ニシカスガイグン)
	豊山町(トヨヤマチョウ)の牧南工場で報道陣に公開。
じゅうすい《ぢゆうすい》
	【重水】
	◇[英]heavy water/deuterium oxide
	○[化]水の水素原子が、一方または両方が重水素(deuterium)
	から成る水(HDO,D2O)。
	 重水素は質量数2で、普通の水(軽水)より重い。
	 中性子を吸収することがきわめて少なく、重水炉の炉心の冷
	却と中性子の減速のために用いられる。
	 参照⇒けいすい(軽水)
しゅうすいけん《しうすいけん》
	【修水県】
	◇[中]Xiushui Xian、[英]Xiushui County
	○中国南東部、江西省(Jiangxi Sheng)(コウセイショウ)北部にある、
	省直轄市(地級市)の九江市(Jiujiang Shi)(キュウコウシ)が管轄する
	県。
	〈面積〉
	 4,504平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2012(平成24)83万人。
じゅうすいそ《ぢゆうすいそ》
	【重水素】
	◇[英]heavy hydrogen
	○[化]水素の三種の同位体(isotope)のうち、質量数2のデュ
	ーテリウム(deuterium)と質量数3のトリチウム(tritium)の総
	称。
	 デューテリウムのみを指すこともある。
	 参照⇒とりちうむ(トリチウム)
	◎ラザフォード(Ernest Rutherford)の命名では質量数2の同
	位体は「ディプロン(diplon)」、質量数3は「デルトン(delton)」。
しゅうせき《しうせき》
	【就籍】
	○[法]出生届けをしなかった場合や戸籍の記載もれなどによる
	無籍の人が、届け出をして戸籍に記載されること。
じゅうせき《ぢゆうせき》
	【重責】
	○重い責任・大きな責任。
	◎会社の重責を果たす
じゅうせき《ぢゆうせき》
	【重石】
	◇[英]wolfram ore/tungsten ore
	○[鉱]タングステン酸塩(-WO4)の鉱石の総称。
	 灰重石(scheelite)・鉄重石(ferberite)・鉄マンガン重石
	(wolframite)・マンガン重石(huebnerite)・銅重石(copper-
	wolfram)など。
	◎鉄重石:⇒てつじゅうせき(鉄重石)
	 マンガン重石:⇒まんがんじゅうせき(マンガン重石,満俺重
	石)
しゅうせきかいろ《しふせきくわいろ》
	【集積回路】
	◇[英]integrated circuit
	○[電]回路素子や内部回路を焼き付けた、半導体の超小型基板
	(microchip)。
	 略称は「IC」。
	◎1958(昭和33)アメリカの技術者キルビー(Jack Kilby)が発明。
	◎大規模集積回路:⇒えるえすあい(LSI)
しゅうせつ《しうせつ》
	【秋節】
	◇[中]Qiujie
	○[暦]⇒ちゅうしゅう(中秋)
しゅうせん《しうせん》
	【鞦韆】
	【秋千】
	○⇒ぶらんこ(ブランコ,鞦韃)(1)
	◎春の季語。
★じゅうぜん《じうぜん》
	【柔然】
	◇[中]Rouran
	○[歴]4〜6世紀にモンゴル高原で活躍した、モンゴル系の遊
	牧民族。また、その国。
★じゅうぜんかい《じふぜんかい》
	【十善戒】
	○[仏]
	 参照⇒じっかい(十戒)
しゅうせんきねんび
	【終戦記念日】
	○[歴]日本が太平洋戦争に敗戦した1945. 8.15(昭和20)を記念
	する日。
	 参照⇒ぶいじぇーでー(VJデー),ぶいいー(VEデー)
	◎韓国では日本の統治から解放された光復節(コウフクセツ)。
じゅうせんしゃ《ぢゆうせんしや》
	【重戦車】
	◇[英]heavy tank/male tank
	○[軍]重量が56〜85トン・クラスの戦闘戦車(combat tank)。
	 第二次世界大戦前にイギリスが重装甲の歩兵戦車を開発し、
	大戦中にドイツ軍が88ミリ高射砲で撃破してから、重装備の戦
	車が開発された。
	 参照⇒ほへいせんしゃ(歩兵戦車)
しゅうせんそうち《しうせんさうち》
	【集線装置】
	◇[英]hub
	○[通]⇒はぶ(ハブ,HUB)(2)
しゅうそう《しうさふ》
	【周匝】
	◇[中]zhouza
	○(1)めぐる・まわる。
	 参照⇒そう(匝)
	○(2)(転じて)周囲。
	○(3)すみずみまでゆきわたること。
しゅうそう《そうさう》
	【秋霜】
	◇[日]shuso、[中]qiushuang(秋霜)
	○(1)秋の霜(シモ)。
	○(2)厳しい断罪・刑罰、厳(オゴソ)かな威風、強固な意志など
	の喩(タト)え。
	◎秋の霜は草木を枯らすほど冷たく厳(キビ)しいことから。
	 秋霜烈日。
	○(3)刀剣などの切れ味が鋭いこと。また、その刀剣。
	◎風刀霜剣。
	○(4)白髪。
	◎李白:不知明鏡裡、何処得秋霜。
じゅうそう《ぢゆうさう》
	【重曹】
	◇[英]saleratus
	○[俗][化][食]重炭酸ソーダ(曹達)の略称。炭酸水素ナトリウ
	ム(sodium bicarbonate)の俗称。
	 白い結晶の粉で、加熱すれば二酸化炭素を放出する。
	 医薬品などのほか、食品の「ふくらし粉(baking powder)」や、
	クレンザー(研磨剤)などにも用いられる。
	 参照⇒たんさんすいそなとりうむ(炭酸水素ナトリウム)
じゅうそうえき《じふさうえき》
	【十三駅】
	○(1)[交]大阪府大阪市淀川区(ヨドガワク)十三本町(ジュウソウホンマチ)
	にある阪急京都本線の駅。
	 南方(ミナミカタ)駅と梅田(ウメダ)駅の間。
	○(2)[交]阪急神戸本線の駅。
	 中津(ナカツ)駅(北区)と神崎川(カンザキガワ)駅の間。
	○(3)[交]阪急宝塚本線の駅。
	 中津駅と三国(ミクニ)駅の間。
しゅうそうぐん《しうさうぐん》
	【周桑郡】
	◇[日]Shuso Gun
	○[古]愛媛県中央部北東の郡。
	 小松町(コマツチョウ)・丹原町(タンバラチョウ)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)2町が西条市(サイジョウシ)に編入され、郡
	は消滅。
じゅうそうほへい《ぢゆうさうほへい》
	【重装歩兵】
	◇[希]hoplitai
	○[歴]⇒ほぷりたい(ホプリタイ)
しゅうそくばくだん《しふそくばくだん》
	【集束爆弾】
	◇[英]cluster bomb unit
	○[軍]⇒くらすたーばくだん(クラスター爆弾)
しゅうそくれんず《しうそくれんず》
	【収束レンズ】
	◇[英]converging lens
	○[光]⇒とつれんず(凸レンズ)
しゅうそくれんず《しふそくれんず》
	【集束レンズ】
	◇[英]focussing lens
	○[光]⇒とつれんず(凸レンズ)
しゅうそし《しうそし》
	【臭素紙】
	◇[英]bromide paper
	○[写]⇒ぶろまいどし(ブロマイド紙)
じゅうそしき《じうそしき》
	【柔組織】
	◇[英]parenchyma(パレンキマ)
	○(1)[植]柔細胞から成る植物組織の総称。
	 植物体の大部分を構成し、同化・貯蔵・分解・分泌などの重
	要な生理作用を行う。
	○(2)[動][医]⇒じっしつ(実質)(2)
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