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百 科 辞 書 《しや》 編集:獨 澄旻
-------- しや --------------------------------------------------
しゃ
【シャ】
◇[フ]chat
○[哺](フランス語で)ネコ(猫)。
⇒ねこ(ネコ,猫)
しゃー
【シャー】
◇[ペルシア語]shah/Shah
○(1)[歴]ペルシア国王の尊称。
○(2)[歴]イラン皇帝の称号。
◎「支配者・王」の意味。
じゃあね
【じゃあね】
○[俗]⇒さようなら(さようなら,左様なら)
しゃあばん
【シャアバン】
◇Sha'ban/Shaaban
○[暦]イスラム暦の第8月。
参照⇒いすらむれき(イスラム暦)
しゃあらむ
【シャアラム】
◇Shah Alam
○⇒しゃーあらむ(シャー・アラム)
しゃーあらむ
【シャー・アラム】
◇Shah Alam
○マレーシア西部、セランゴール州(Selangor State)の州都。
北緯3.07°、東経101.56°の地。
首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)の南西30キロメートル
で、首都圏。工業団地があり、日系企業も多い。
「シャアラム」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55) 2万4,000人。
1991(平成 3)15万8,100人。
2000(平成12)31万9,600人。
2002(平成14)33万6,800人。
しゃい
【シャイ】
◇[英]shy
○(1)[形動]恥ずかしがりの、はにかみ屋な、内気な、引っ込
み思案な。
◎シャイなので
○(2)[形動]臆病な、用心深い。
しゃいあ
【シャイア】
◇[英]shire horse
○[農]イングランド中部諸州原産の大型で強力な、荷馬車の引
き馬。
しゃいあん
【シャイアン】
◇Cheyenne
○(1)アメリカ・インディアンの一部族。
○(2)アメリカ合衆国北西部、ワイオミング州(Wyoming State)
南東部にある州都。ララミー郡(Laramie County)の郡都。
じゃいあんと
【ジャイアント】
◇[英]giant
○(1)(神話や物語などに現れる)巨人。
⇔どわーふ(ドワーフ)
◎ギリシア神話では「ギガンテス(Gigantes)」。
『旧約聖書』では「ゴリアテ([英]Goliath)」。
○(2)(転じて)大男(オオオトコ)・巨漢(キョカン)。
○(3)(転じて)巨大なもの。巨大な動物や植物。
◎ジャイアントパンダ(giant panda)
○(4)(非凡な才能を持った)偉人(イジン)。
じゃいあんとぱんだ
【ジャイアントパンダ】
◇[英]giant panda、[学]Ailuropoda melanoleuca
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)クマ科(Ursidae)ジャイアン
トパンダ亜科(Ailuropodinae)の哺乳類。
体長120〜150センチメートル、体重75〜160キログラム。寿
命は約25年。
中国の四川省・甘粛省・陝西省に生息。
ササ・タケ(竹)・タケノコや、タケで作られたビスケットも
食する。
単に「パンダ」とも呼ぶ。
◎双子を出産することが多いが、母親は生命力の強い一方のみ
を保育するので、人工繁殖では交互に交換して両方を母親に育
てられるように工夫している。
◎1869(明治 2)フランスのダヴィド神父(Father Armand David)
によってヨーロッパに紹介される。
1870(明治 3)フランスのエドヴァール(Milne-Edwards)は、
アライグマ科(Procyonidae)に分類。
1891(明治24)イギリスのライデッカー(Richard Lydekker)は、
クマ科に分類。
1972. 9.29(昭和47)日中共同声明が調印され国交が正常化。
中国政府から贈られたパンダ2頭(カンカン<康康>・ランラン
<蘭蘭>)が上野動物園で11. 5初公開。
◎客寄せパンダ:⇒きゃくよせぱんだ(客寄せパンダ)
じゃいか
【JICA】
◇[英]Japan International Cooperation Agency
○国際協力事業団の略称。外務省所管の特殊法人の一つ。
ODA(政府開発援助)の二国間贈与の大部分を担当する日本
政府の機関で、開発途上国への技術援助・人材養成、青年海外
協力隊(JOCV)・国際緊急援助隊の派遣などを行う。
◎1974. 8.(昭和49)海外技術協力事業団・海外移住事業団・貿
易開発協会(一部)を統合し設立。
1987(昭和62)JICA国際緊急援助隊、設置。
1999. 8.(平成11)トルコ西部地震に国際緊急援助隊、派遣。
2000. 3.(平成12)モザンビーク洪水に国際緊急援助隊、派遣。
2001. 1.(平成13)エルサルバドル地震に国際緊急援助隊、派
遣。
2003.10. 1(平成15)外務省所管の特殊法人から独立行政法人
の国際協力機構となる。
じゃいしぇむはまど
【ジャイシェ・ムハマド】
◇Jaish-e-Mohammad
○パキスタンのイスラム過激派。
じゃいすた
【ジャイスタ】
◇Jyaistha
○[暦]ヒンズー暦の第3月。
参照⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
★じゃいなきょう《じやいなけう》
【ジャイナ教】
【耆那教】
◇[英]Jainism
○[歴]紀元前6世紀ころ、バルダマーナ(Vardhamana)が創始。
バイシャ、特に商人層に支持を受けていた。
参照⇒ばるだまーな(バルダマーナ)
◎徳目として苦行・禁欲・不殺生(アヒンサ<ahimsa>)が重視さ
れる。
信者は殺生に関する職業につけないため、宝石商になること
が多く、宝石関係の世界的ネットワークに関与している。
◎極端な苦行生活やカースト(四姓)を認めることなどが仏教と
異なる。
参照⇒あひんさ(アヒンサ)
◎名称は開祖の尊称「ジナ(Jina)(勝利者)」から。
しゃいふ
【シャイフ】
◇sheik/sheikh
○(イスラム教国、特にアラブ諸国の)家長・族長・首長・長老。
また、相手を敬う尊称。
じゃいぷる
【ジャイプル】
◇Jaipur
○(1)(Jaipur District)⇒じゃいぷるけん(ジャイプル県)
○(2)インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)の州都。
ジャイプル県中央部にある県都。
北緯26.92°、東経75.80°の地。
ハワマハル(Hawa Mahal)宮殿がある。
「ジャイプール」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45) 54万8,684人。
1971(昭和46) 62万人。
1991(平成 3)151万8,200人/145万4,678人(推計)。
2001(平成13)232万4,300人。
2002(平成14)236万9,700人。
◎1728(享保13)ジャイプル藩王国のジャイ・シング二世(Jay
Singh II)が創建。
じゃいぷーる
【ジャイプール】
◇Jaipur
○⇒じゃいぷる(ジャイプル)
じゃいぷるけん
【ジャイプル県】
◇[英]Jaipur District
○インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)中東部の
県。
県都はジャイプル(州都)。
「ジャイプール県」とも呼ぶ。
じゃいぷーるけん
【ジャイプール県】
◇[英]Jaipur District
○⇒じゃいぷるけん(ジャイプル県)
じゃいふん
【ジャイフン】
◇[アラビア語]Jayhun
○[地]⇒あむだりあがわ(アム・ダリア川,アムダリア川)
じゃいまかざん《じやいまくわざん》
【ジャイマ火山】
◇[西]Volcan Llaima、[英]Llaima Volcano
○[地]チリ中央部、アラウカニア州(Region de la Araucania)
中東部にある活火山。標高3,152メートル。
◎2008. 1. 1(平成20)噴火。
しゃいよーきゅう
【シャイヨー宮】
◇[フ]Palais de Chaillot
○[建]フランスの首都パリ西部16区(16 eme)のシャイヨーの
丘(colline de Chaillot)にある博物館施設。
セーヌ川の対岸はエッフェル塔(la tour Eiffel)(7区)。
◎1878(明治11)万国博覧会のためにトロカデロ宮(Palais du
Trocadero)を創建。
トロカデロ宮を壊して、1937(昭和12)万国博覧会のためにシャ
イヨー宮を創建。
しゃいらす
【ジャイラス】
◇[英](単数形)gyrus/(複数形)gyri(ジャイリ)
○[医]⇒のうかい(脳回)
しゃいり
【ジャイリ】
◇[英](複数形)gyri/(単数形)gyrus(ジャイラス)
○[医]⇒のうかい(脳回)
しゃいれんどらちょう《しやいれんどらてう》
【シャイレンドラ朝】
◇[英]Sailendra Dynasty
○[歴]8世紀中ころ〜13世紀ころ、インドネシア南部のジャワ
島(Pulau Jawa)中央部に栄えた仏教王朝。
ボロブドールなどの石造寺院を建立。
9世紀中ころ、シュリービジャヤ王国(Srivijaya Kingdom)
の王女と婚姻して王統を継いでからから、支配の中心がスマト
ラ島(Pulau Sumatra)に移る。
1025(万寿 2)南インドのチョーラ朝(Chola Dynasty)の急襲
をうけて弱体化。
中国唐代の史書では「訶陵(Heling)(カリョウ)」。
参照⇒ぼろぶどーる(ボロブドール),しゅりーびじゃやおう
こく(シュリービジャヤ王国)
◎「シャイレンドラ(Sail endra)」はサンスクリット語(梵語)で
「山の王」の意味。
しゃいろー
【シャイロー】
◇Shiloh
○(1)[歴]古代パレスチナの町シロ(Shiloh)の英語名。
⇒しろ(シロ)
○(2)アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)南
西部のハーディン郡(Hardin County)南西部の地名。
北緯35.12°、西経88.36°の地。
南北戦争の激戦地で、シャイロー国立軍事公園(Shiloh Na-
tional Military Park)がある。
○(3)[軍]アメリカ海軍のイージス艦(ミサイル巡洋艦)(DDG
67)。
全長127メートル、満載排水量9,950トン。
◎1992. 7.(平成 4)就役。
2006. 6.22(平成18)ハワイ沖で中距離弾道ミサイルの迎撃実
験を実施し、模擬弾頭を撃ち落とすことに成功。
2006. 8.29(平成18)チャンセラーズビル(Chancellorsville)
と交代して横須賀基地に配備。
[1]じゃいろ
【ジャイロ】
◇[英]gyro
○(1)[機]ジャイロスコープ(gyroscope)の略称。
⇒じゃいろすこーぷ(ジャイロスコープ)
○(2)[交]ジャイロコンパス(gyrocompass)の略称。
⇒じゃいろこんぱす(ジャイロコンパス)
[2]じゃいろ
【ジャイロ】
◇[英]gyro
○[食]ピタ(pita)と呼ぶ円く平らなパンで、肉ケバブ(kebab)
と細く切ったレタス・トマト・タマネギなどを挟んだサンドイッ
チ。
参照⇒しゃわるま(シャワルマ),[2]さんどいっち(サンドイッ
チ)(1)
じゃいろあんていそうち《じやいろあんていさうち》
【ジャイロ安定装置】
◇[英]gyrostabilizer
○[交]⇒じゃいろすたびらいざー(ジャイロスタビライザー)
じゃいろごま
【ジャイロゴマ】
【ジャイロ独楽】
◇[英]gyro top
○⇒ちきゅうごま(地球ゴマ)
じゃいろこんぱす
【ジャイロコンパス】
◇[英]gyrocompass
○[交]ジャイロスコープを応用した羅針盤(ラシンバン)。
磁石を使わないため、地球磁気や鉄の影響を受けない。
単に「ジャイロ」とも、「回転羅針盤」,「回転羅針儀(ラシンギ)」,
「転輪羅針盤」,「転輪羅針儀」とも呼ぶ。
参照⇒じゃいろすこーぷ(ジャイロスコープ)
じゃいろすこーぷ
【ジャイロスコープ】
◇[英]gyroscope
○[機]回転体の慣性を利用した装置。
回転体(一種のコマ)が三軸方向に自由に向きを変えられるし
た装置で、高速回転させると支台を動かしても、外力を加えな
い限り常に一定の方向を指すもの。
この性質を利用して、羅針盤(ジャイロコンパス)、船舶・航
空機・宇宙船の安定装置(ジャイロスタビライザー)、自動操縦
装置などに使われる。
単に「ジャイロ」とも、「回転儀」とも呼ぶ。
じゃいろすたびらいざー
【ジャイロスタビライザー】
◇[英]gyrostabilizer
○[交]ジャイロスコープを応用した、船舶・航空機などの横揺
れを軽減させる装置。
「ジャイロ安定装置」とも呼ぶ。
参照⇒すたびらいざー(スタビライザー),[1]あいえむゆー
(IMU)
しゃいろっく
【シャイロック】
◇Shylock
○[劇]シェークスピア(Shakespeare)の喜劇『ベニスの商人
(The Merchant of Venice)』に登場するユダヤ人高利貸し。
参照⇒べにすのしょうにん(ベニスの商人)
◎強欲非道な高利貸し・守銭奴の代名詞として使用される。
じゃいろまんしー
【ジャイロマンシー】
◇[英]gyromancy
○占いの一種。
床に円形に文字を描き、その円に沿って歩き続け、目が回っ
て倒れたときに見た、または倒れた場所の文字を見て占うもの。
じゃいん
【邪淫】
【邪婬】
○(1)道徳に背(ソム)き、淫(ミダ)らなこと。
○(2)[仏]五悪の一つで、夫・妻妾でないものを相手に性欲を
満足させること。
参照⇒ごあく(五悪)
じゃいんかい
【邪淫戒】
○[仏]五戒の一つで、邪淫を禁ずる戒律。
参照⇒ごかい(五戒)
じゃヴぁ
【ジャヴァ】
【爪哇】
◇[葡][蘭]Java
○⇒じゃわ(ジャワ,爪哇)
じゃうぃもじ
【ジャウィ文字】
◇[英]Jawi script
○[言]マレーシア語に適応させたアラビア文字。
参照⇒あらびあもじ(アラビア文字)
◎ローマ字化したものは「ルミ文字(Rumi script)」と呼ぶ。
しゃヴおっと
【シャヴオット】
◇[ヘブライ語]Shavu'ot、[英]Shabuoth/Shavuot
○[宗]⇒ぺんてこすて(ペンテコステ)
[1]しゃーうっど
【シャーウッド】
◇[英]Sherwood
○イングランド北中部のノッティンガム(Nottingham)にあった、
もと王室林。
義賊ロビン・フッド(Robin Hood)の根拠地。
「シャーウッドの森(Sherwood Forest)」とも呼ぶ。
参照⇒ろびんふっど(ロビン・フッド)
[2]しゃーうっど
【シャーウッド】
◇Robert Emmet Sherwood(ロバート・エメット・シャーウッド)
○[人]アメリカの劇作家(1896〜1955)。
反ファシズム・社会的因習の拒否・平和主義的傾向などを基
調とした作品が多い。
代表作は1927年『ローマへの道』・1936年『白痴の喜び』・
1938年『イリノイ州のエーブ・リンカーン』・『化石の森』・
『もはや夜はあらじ』、1946年シナリオ『我等の生涯の最良の
年』(W.ワイラー監督)など。
1948(昭和23)『ルーズベルトとホプキンス』で4度目のピュ
リッツァー賞、受賞。
[3]しゃーうっど
【シャーウッド】
◇Sherwood Anderson(シャーウッド・アンダーソン)
○[人]⇒[2]あんだーそん(アンダーソン)
しゃーうっどのもり
【シャーウッドの森】
◇[英]Sherwood Forest
○⇒[1]しゃーうっど(シャーウッド)
しゃうと
【シャウト】
◇[英]shout
○(1)[自動]大声で叫ぶ。
○(2)[名]叫び・大声・歓声。
しゃうぷ
【シャウプ】
◇Carl Sumner Shoup(カール・シャウプ)
○[人]アメリカの日本税制使節団長(1902〜2000. 3.23)。コロ
ンビア大学教授。
〈シャウプ勧告(Shoup Mission)〉
1949. 8.(昭和24)第一次勧告。
1950. 9.(昭和25)第二次勧告。
じゃうらんこうげん《じやうらんかうげん》
【ジャウラン高原】
◇[アラビア語]Hadbat al-Jawlan、[英]Golan Heights
○[地]⇒ごらんこうげん(ゴラン高原)
しゃうるす
【シャウルス】
◇Chaource
○フランス北東部、シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏(Region
Champagne-Ardenne)南西部にあるオーブ県(Departement Aube)
南部の町。
しゃうわーる
【シャウワール】
◇Shawwal
○[暦]イスラム暦の第10月。
参照⇒いすらむれき(イスラム暦)
じゃうんぷる
【ジャウンプル】
◇Jaunpur
○(1)(Jaunpur District)⇒じゃうんぷるけん(ジャウンプル県)
○(2)インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)中南東部のジャウンプル県中南部にある県都。
北緯25.76°、東経82.69°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)13万6,100人。
2001(平成13)16万人。
2002(平成14)16万3,100人。
じゃうんぷるけん
【ジャウンプル県】
◇[英]Jaunpur District
○インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)中南東部の県。
県都はジャウンプル。
しゃえ《しやゑ》
【舎衛】
◇[梵]Sravasti
○[歴]⇒しゃえじょう(舎衛城)
しゃえこく《しやゑこく》
【舎衛国】
◇[梵]Sravasti
○[歴]⇒しゃえじょう(舎衛城)
★しゃえじょう《しやゑじやう》
【舎衛城】
◇[梵]Sravasti
○[歴]釈迦(シャカ)の時代、中インドにあったコーサラ(Kosala)
国の首都。
釈迦(シャカ)の生れた迦毘羅衛(カビラエ)国の西北に位置し、南隣
に祇園精舎(ギオンショウジャ)があった。
「舎衛」,「舎衛国」,「シラーヴァスティー」,「シュラーヴァスティ
ー」とも呼ぶ。
参照⇒ぎおんしょうじゃ(祇園精舎)
しゃおしんちゅー
【シャオシンチュー】
【紹興酒】
◇[中]Shaoxing jiu
○[食]⇒しょうこうしゅ(紹興酒)
しゃか
【釈迦】
◇[梵]sakya(能力のあるもの)
○(1)釈迦族の略。
参照⇒しゃく(釈)
○(2)釈迦牟尼(シャカムニ)([英]Sakyamuni)の略。
⇒しゃかむに(釈迦牟尼)
◎発遣(ホッケン)の釈迦:参照⇒けんごうにそん(遣迎二尊)
釈迦十大弟子:⇒しゃかじゅうだいでし(釈迦十大弟子)
○(3)能面の一種。
★しゃが
【シャガ】
【射干】
【著莪】
◇[学]Iris japonica
○[植]ユリ目(Liliales)アヤメ科(Iridaceae)アヤメ属(Iris)
の常緑多年草。
5月ころ、高さ50センチメートルくらいの花茎を出し、アヤ
メ(菖蒲)に似た小形の花をつける。花は白色で、紫色の斑(フ)
があり、中心は黄色。
結実せず、地下茎でふえる。
人家の日陰や低山地の林下に自生。
漢名は「胡蝶花」。
◎夏の季語。
◎ヒメシャガ:⇒ひめしゃが(ヒメシャガ,姫射干)
★[1]じゃがー
【ジャガー】
◇[英]jaguar
○[哺]食肉目ネコ科(Felidae)の哺乳類。
「アメリカヒョウ」,「アメリカトラ」とも呼ぶ。
◎中国名は「美洲虎(meizhouhu)」。
[2]じゃがー
【ジャガー】
◇[英]Jaguar
○(1)[交]イギリスの自動車製造会社。またジャガー社製の乗
用車。
「ジャギュア」とも呼ぶ。
◎ジャガー・ソブリン(SOVEREIGN)。
◎「ジャギュア」の方が「ジャガー」より発音が原語に近い。
○(2)[軍]グラマンF−10F戦闘機の通称。
○(3)[軍]イギリスとフランスの共同開発による、高等練習機
を兼ねる、低空侵攻を主任務とする攻撃機。
「ジャギュア」とも呼ぶ。
◎1968. 9. 8(昭和43)初飛行。
しゃかい
【射界】
○(1)[軍](field of fire)弾丸の到達する範囲。また、射撃の
できる範囲。
参照⇒ちゃくだん(着弾)(1)
○(2)(灯台などの)光の届く範囲。
★しゃかいか《しやくわいくわ》
【社会科】
○[教]戦前の歴史・地理・公民を統合し、1947. 9.(昭和22)新
設。
★しゃかいしそう《しやくわいしさう》
【社会思想】
○1922(大正11)創刊。
しゃかいしそうしゃ《しやくわいしさうしや》
【社会思想社】
○[歴]東京都文京区に本社を置く出版社。
ルース・ベネディクト著『菊と刀』やアレックス・ヘイリー
著『ルーツ』など、思想書を中心に文芸・ミステリーなど幅広
く出版。
◎1947(昭和22)創業。
1951(昭和26)現代教養文庫を創刊。
2002. 6.28(平成14)推定6億円の負債を抱え、債権者説明会
を開く。
★しゃかいしゅぎけんきゅうかい《しやくわいしゆぎけんきうくわい》
【社会主義研究会】
○[歴]1898.10.18(明治31)幸徳秋水・片山潜・西川光二郎・安
部磯雄・木下尚江らが設立。
しゃかいしゅぎとういつとう《しやくわいしゆぎとういつたう》
【社会主義統一党】
◇[独]Sozialistische Einheitspartei Deutschlands
○[歴][政]⇒どいつしゃかいしゅぎとういつとう(ドイツ社会
主義統一党)
★しゃかいたいしゅうとう《しやくわいたいしゆうたう》
【社会大衆党】
○[歴]1936. 2.(昭和11)衆議院選挙で予想外の伸びを示し、民
意が陸軍の勢力拡大に不満であるという意見が出る。その直後、
二・二六事件が発生。
産業報国運動支持を声明。
参照⇒ににろくじけん(二・二六事件)
しゃかいてきせきにんとうし《しやくわいてきせきにんとうし》
【社会的責任投資】
◇[英]socially responsible investing
○[経]⇒えするあい(SRI)
しゃかいとう《しやくわいたう》
【社会党】
○[政]⇒にほんしゃかいとう(日本社会党)
◎日本で最初に「社会党」の文字を使用した政党は東洋社会党。
参照⇒とうようしゃかいとう(東洋社会党)
しゃかいとう《しやくわいたう》
【車会党】
○[歴]⇒しゃかいとう(車界党)
しゃかいとう《しやかいたう》
【車界党】
○[歴]明治前期の人力車夫の結社。
1882.12.(明治15)奥宮健之(タケユキ)(自由党員)・三浦亀吉(車
夫)らが、東京で馬車鉄道敷設をめぐり、人力車夫および自由
民権論者を組織。鉄道馬車で生活を脅かされた車夫の生活権を
守るため、親睦をはかり相互扶助を目的としたが、1893. 9.
(明治26)禁止され消滅。
「車会党」とも書く。
参照⇒とうようしゃかいとう(東洋社会党)
◎日本最初の労働者組織。
しゃかいのまど《しやくわいのまど》
【社会の窓】
○[俗]ズボンの前のボタンまたはファスナー(チャック)の締め
忘れ。
◎社会の窓が開いている
◎1948〜1960(昭和23〜昭和35)放送されたNHKのラジオ番組
『社会の窓』から。
★しゃかいほけんちょう《しやくわいほけんちやう》
【社会保険庁】
◇[英]Social Insurance Agency
○
略称は「社保庁」。
◎2007. 6.30(平成19)社会保険庁改革関連法、参議院本会議で
可決・成立。
2007(平成19)年金記録紛失が大問題となる。
2008.10.(平成20)医療部門(政府管掌健康保険業務)、全国健
康保険協会に改組。
★しゃかいほけんびょういん《しやくわいほけんびやうゐん》
【社会保険病院】
○[医]
全国53ヶ所。
◎2008.10.(平成20)10の厚生年金病院とともに社会保険庁から
独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に移管。
★しゃかいみんしゅうとう《しやくわいみんしゆうたう》
【社会民衆党】
○[歴]1926(大正15)結成。
右翼社会民主主義の無産政党。
しゃかいみんしゅとう《しやくわいみんしゆたう》
【社会民主党】
◇[英]Social Democratic Party of Japan
○(1)[歴]1901. 5.(明治34)片山潜・安部磯雄・幸徳秋水ら6
名が結成、二日後に禁止。
◎日本最初の社会主義政党。
○(2)1996. 1.(平成 8)日本社会党が改組した政党。
日本社会党時代からの機関紙「社会新報」を週一回発行。
略称は「社民党」。
〈歴代党首〉
村山富市(トミイチ)(1924. 3. 3.〜):1996. 1.19〜。
土井たか子(1928.11.30〜2014. 9.20):1996. 9.28〜2003.
11.13。
福島瑞穂(1955.12.24〜):2003.12.13〜。
◎1996. 1.(平成 8)社会党委員長の村山富市が初代党首に就任。
1996. 9.(平成 8)民主党の結成に大半の党員が参加し、衆議
院解散後に土井たか子が党首に就任。
2002. 3.(平成14)辻元清美(1960. 4.28〜)衆議院議員、秘書
給与疑惑で辞職。
2002.11. 7(平成14)土井たか子党首、拉致事件への対応で拉
致被害を受けた家族に謝罪。
2002.11.29(平成14)拉致事件関連から友党関係にあった北朝
鮮の朝鮮労働党との関係を凍結すると発表。
2002.12.15(平成14)土井たか子党首、拉致事件関連で北朝鮮
への対応の誤りを認める発言。
2003.11.13(平成15)土井たか子、党首を辞任。11.15福島瑞
穂、党首に選出され、12.13党大会で正式就任。
2006. 2. 2(平成18)常任幹事会、自衛隊を違憲とする社民党
宣言案を了承。
★じゃがいも
【ジャガイモ】
【ジャガ芋】
◇[学]Solanum tuberosum
○[農][植]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)ナス属(Sol-
anum)の一年生作物・多年草。
「ポテト([英]potato)」,「馬鈴薯(バレイショ)」,「信濃芋(シナノイモ)」
とも呼ぶ。
◎発芽物質:⇒そらにん(ソラニン)
◎栽培品種は「メークイン」,「男爵」,「雲仙」,「農林一号」,「ケネ
ベック」など。
◎1845(弘化 2)ヨーロッパ全土でジャガイモの疫病(エキビョウ)が
蔓延(マンエンシ)し、アイルランドでは100万人を超える餓死者が出
た。
◎名称はジャガタラ芋の略。
英語:ポテイト(potato)。
中国語:土豆児(tudouer)/土豆/馬鈴薯(malingshu)/山薬
蛋(shanyaodan)。
★しゃかいもんだいけんきゅうかい
《しやくわいもんだいけんきうくわい》
【社会問題研究会】
○[歴]1897(明治30)樽井藤吉(タルイ・トウキチ)・中村太八郎(タハチロウ)
ら、結成。
しゃかがたけ
【釈迦ヶ岳】
◇[日]Shakagatake/Shaka ga Take
○(1)[地]滋賀県と三重県の県境にある山。標高1,092メートル。
○(2)[地]奈良県吉野郡にある山。標高1,800メートル。
○(3)[地]栃木県にある高原山の一峰。
⇒たかはらやま(高原山)
○(4)[地]福岡県南東部、田川郡(タガワグン)添田町(ソエダマチ)と朝
倉郡(アサクラグン)宝珠山村(ホウシュヤマムラ)の境にある山。標高844メー
トル。
○(5)[地]福岡県南部の八女郡(ヤメグン)矢部村(ヤベムラ)と、大分
県西部の日田郡(ヒタグン)前津江村(マエツエムラ)の境にある山。標高
1,231メートル。
福岡県側は矢部川県立自然公園、大分県側は津江山系県立自
然公園に含まれる。
★しゃかく
【社格】
○(1)[歴]1871(明治 4. 5.)太政官布告による神社の格式。
神宮、官幣社(カンペイシャ)(大社・中社・小社・別格)、国幣社
(大社・中社・小社)、府県社、郷社(ゴウシャ)、村社(ソンシャ)、無
格社の七段階に序列されていた。
参照⇒にじゅうにしゃ(二十二社)
〈官幣大社〉
札幌神社(現:北海道神宮):北海道札幌市中央区宮ヶ丘(ミヤ
ガオカ)。
(大国魂命・大己貴命<オオナムチノミコト>・少彦名命)。
竜田(タツタ)大社:奈良県生駒郡(イコマグン)三郷町(サンゴウチョウ)
氷川神社:埼玉県大宮市高鼻町(タカハナチョウ)。
(素戔嗚命・大己貴命・奇稲田姫命)。
立野(タツノ)。
(天御柱命,国御柱命)。
日吉(ヒエ,ヒヨシ)大社:滋賀県大津市坂本本町(サカモトホンマチ)。
(東本宮:大山咋<オオヤマクイ>命,西本宮:大己貴<オオナムチ>神)。
丹生都比売(ニウツヒメ)神社:和歌山県伊都郡(イトグン)かつらぎ町
(チョウ)。
(丹生都比売神)。
赤間(アカマ)神社:山口県下関市阿弥陀寺町(アミダイジチョウ)。
(安徳天皇)。
宇佐(ウサ)神宮:大分県宇佐市南宇佐。
(応神天皇,比売神<ヒメカミ>,神功皇后)。
〈官幣中社〉
長田(ナガタ)神社:兵庫県神戸市長田区長田町(ナガタチョウ)。
(事代主<コトシロヌシ>神)。
〈別格官幣社〉
建勲(タケイサオ)神社:京都府京都市北区紫野(ムラサキノ)の船岡山
(フナオカヤマ)。
(織田信長)。
豊国(トヨクニ)神社:京都府京都市東山区。
(正一位豊国大明神つまり豊臣秀吉)。
東照宮:日光久能山(クノウザン)。
(正一位東照大権現つまり徳川家康)。
常盤(トキワ)神社:茨城県水戸市常磐町(トキワチョウ)。
(徳川光圀)。
〈国幣中社〉
志波彦(シワヒコ)神社:宮城県塩釜市一森山(イチモリヤマ)。
(志波彦神)。
籠神社(コノジンジャ):京都府宮津市(ミヤヅシ)大垣(オオガキ)。
(豊受<トユケ>大神,天照大神,天水分<アメノミクマリ>神)。
〈国幣小社〉
駒形(コマガタ)神社:岩手県水沢市中上野(ナカウワノチョウ)。
(駒形神)。
枚聞(ヒラキキ)神社:鹿児島県揖宿郡(イブスキグン)開聞町(カイモンチョ
ウ)。
(枚聞神)。
◎1882(明治15)国幣社以上の神宮・神社の神職が葬儀に関係す
ることは禁止。
○(2)会社の品格。
★じゃかご
【蛇籠】
◇[日]jakago
○河川の水制の一種。
荒く円筒形に編んだ籠に石を詰めたもの。
護岸工事に用いる。
参照⇒すいせい(水制),まきかご(巻籠),どのう(土嚢)(1),ひ
じりうし(聖牛)
しゃかじゅうだいでし《しやかじふだいでし》
【釈迦十大弟子】
○[人]釈迦の代表的な十人の弟子。
◎『維摩経(ユイマギョウ)』による釈迦十大弟子。
< 1>舎利弗(シャリホツ)。
< 2>摩訶目ケン連(マカモッケンレン)。
< 3>摩訶迦葉(マカカショウ)。
< 4>慧命須菩提(エミョウシュボダイ)。
< 5>富楼那弥多羅尼子(フルナミタラニシ)。
< 6>摩訶迦旃延(マカカセンネン)。
< 7>阿那律(アナリツ)。
< 8>優波離(ウパリ)。
< 9>羅ゴ羅(ラゴラ)。
<10>阿難陀(アナンダ)。
しゃかじゅうろくぜんしん《しやかじふろくぜんしん》
【釈迦十六善神】
○[仏]⇒じゅうろくぜんしん(十六善神)
しゃーがすびょう《しやーがすびやう》
【シャーガス病】
◇[英]Chagasic Infection
○[病]原虫トリパノソーマ(Trypanosoma)の一種が引き起こす
疾患。
昆虫の吸血性サシガメが媒介して人に感染する。感染初期に
は発熱して風に似た症状が出る。その後、寄生虫が心臓などの
筋肉に入って慢性化し、心不全・巨大食道症・巨大結腸症など
を起し、急性心不全で死亡することも多い。
しゃがたせんすいかん
【シャ型潜水艦】
【夏型潜水艦】
◇[英]Xia class submarine
○[軍]中国海軍の戦略原子力潜水艦。
「シャ級潜水艦」,「夏級潜水艦」,「092型潜水艦」とも呼ぶ。
参照⇒はんがたせんすいかん(ハン型潜水艦,漢型潜水艦),み
んがたせんすいかん(ミン型潜水艦,明型潜水艦),じんがたせん
すいかん(ジン型潜水艦,晋型潜水艦)
◎1988(昭和63)旧ソ連のゴルフ級をベースに1艦を建造。
じゃがたら
【ジャガタラ】
◇Jacatra、[蘭]Jakatra
○[古]西洋人が訛(ナマ)って日本に伝えたジャカルタ(Jakarta)
の古称。日本ではジャワ島全体をもさした。
⇒じゃかるた(ジャカルタ)
◎ジャガタラお春
じゃがたらずいせん
【ジャガタラ水仙】
○[古][植]⇒あまりりす(アマリリス)(1)
しゃかつ
【沙喝】
○[仏]⇒しゃみかっしき(沙弥喝食)
じゃかーど
【ジャカード】
◇[英]jacquard
○(1)ジャカード機で織られた装飾的な文織物。絹織物が多い。
洋服・和服・帯などに用いられる。
訛(ナマ)って「ジャガード」とも呼ばれる。
○(2)⇒じゃかーどき(ジャカード機)
じゃがーど
【ジャガード】
◇[英]jacquard
○[俗]ジャカードの日本訛(ナマ)り。
⇒じゃかーど(ジャカード)
★しゃかどう《しやかだう》
【釈迦堂】
○
◎千本釈迦堂:⇒だいほうおんじ(大報恩寺)
じゃかーどき
【ジャカード機】
◇[英]Jacquard loom
○紋織り機械の一つ。
穴をあけた紋紙を用い、経(タテ)糸を一本づつ単独に運動させ
て、複雑な模様を織り出すことができる装置を持ったもの。
1801年ころフランス人のジャカール(Jacquard)が発明。彼の
名を英語読みして「ジャカード」と呼ぶ。
現在はエンドレスのフィルムを使用したものや電子式のもの
もある。
「ジャカール機」,「ジャカード」,「ジャガード」とも呼ぶ。
参照⇒じゃがーどばったん(ジャガード・バッタン)
じゃがーどばったん
【ジャガード・バッタン】
○[歴]1872(明治 5)京都の佐倉常七によって輸入された機織り
機械。
ジャガードはフランス人ジャカール(Jacquard)の発明した文
織り装置、バッタンはイギリス人ジョン・ケイ(John Kay)が発
明した飛び梭(ヒ)装置をさす。
日本の織物業の発展に大きく貢献したが、機織りの熟練工を
減少させる原因ともなった。
参照⇒じゃかーる(ジャカール)(1),[1]けい(ケイ)
しゃかにょらい
【釈迦如来】
◇「如来」は仏の尊称。
○[仏]仏教の開祖、釈迦牟尼(ムニ)。
⇒しゃかむに(釈迦牟尼)
★しゃかはっそう《しやかはつさう》
【釈迦八相】
○[仏]
<1>降兜率(ゴウトソツ):前生の釈尊が兜率天(トソツテン)にある。
<2>入胎:マヤ夫人の右脇から母胎に入り宿る。
<3>出胎:右脇から誕生し、七歩あるき、右手を上に左手を
下に指差し、「天上天下(テンジョウテンゲ)唯我独尊(ユイガドクソン)」と
宣言する。
<4>出家。
<5>降魔(ゴウマ):苦行のあと禅定にふけるのを妨害・誘惑す
る悪魔を降伏(ゴウブク)させる。
<6>成道(ジョウドウ):ブッダ(覚者)となる。
<7>転法輪(テンポウリン):教えを説く。
<8>入滅。
◎また、<5>「降魔」のかわりに、<2>と<3>の間に「住胎」を入れ
る。
<6>「成道」は特に「八相成道」と呼ぶ。
★しゃかむに
【釈迦牟尼】
◇[梵]sakyamuni(シャーキャームニ)、[英]Sakyamuni/Shakya-
muni
○[仏]仏教の開祖、釈迦如来(ニョライ)。ゴータマ・シッダールタ
(Gautama Siddhartha)・悉達多太子(シッタルタ・タイシ)。
父は浄飯王(ジョウボンノウ)、母は摩耶夫人(マヤブニン)、夫人は耶
輸陀羅(ヤシュタラ)。
母の妹で父の後妻の摩訶波闍波提(マカハジャハダイ)に育てられる。
「釈迦」,「釈迦牟尼仏」,「釈迦如来」,「釈尊(シャクソン)」,「ゴータマ
・ブッダ」,「ブッダ」,「仏陀(ブッダ)」とも呼ぶ。
◎「釈迦族出身の智者」の意味。「牟尼」は仏の尊称、聖者の意味。
◎生没年は紀元前 463〜 383ころ、一説に紀元前 566〜 486こ
ろ、南方伝承では紀元前 624〜 544ころ。
◎生誕の地:⇒るんびにー(ルンビニー)
誕生譚:参照⇒てんじょうてんげゆいがどくそん(天上天下
唯我独尊)
出家:参照⇒しゃのく(車匿)(1)
釈迦十大弟子:⇒しゃかじゅうだいでし(釈迦十大弟子)
しゃかむにぶつ
【釈迦牟尼仏】
○[仏]⇒しゃかむに(釈迦牟尼)
しゃからりゅうおう《しやからりゆうわう》
【沙羯羅龍王】
【沙羯羅竜王】
【沙伽羅龍王】
【沙伽羅竜王】
【沙迦羅龍王】
【沙迦羅竜王】
【娑竭羅竜王】
【娑伽羅竜王】
◇[梵]Sagara(鹹海)
○[仏]八大龍神(八大竜王)の一神。二十八部衆の一神。
サガラという海に住み、水の供給をつかさどるという。
「しゃがらりゅうおう」,「さからりゅうおう」とも呼ぶ。
参照⇒はちだいりゅうじん(八大龍神,八大竜神)
◎『法華経』「提婆達多品第十二」に、竜王の娘が8歳で『法華
経』を修して即身成仏した記されている。
しゃがらりゅうおう《しやがらりゆうわう》
【沙羯羅龍王】
【沙羯羅竜王】
【沙伽羅龍王】
【沙伽羅竜王】
【沙迦羅龍王】
【沙迦羅竜王】
【娑竭羅竜王】
【娑伽羅竜王】
◇[梵]Sagara(鹹海)
○[仏]⇒しゃからりゅうおう(沙羯羅龍王,沙羯羅竜王,沙伽羅
龍王,沙伽羅竜王,沙迦羅龍王,沙迦羅竜王,娑竭羅竜王,娑伽羅
竜王)
★じゃからんだ
【ジャカランダ】
◇[学]Jacaranda、[英]jacaranda
○(1)[植]シソ目(Lamiales)ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)
の一属名。
熱帯アメリカ原産の樹木。
○(2)[植]([学]Jacaranda mimosifolia)(1)の一種。ブラジル
原産の落葉高木。
樹高10〜20メートル。
春、キリ(桐)に似た青紫色の筒状花を多数つける。
熱帯地方で街路樹や庭樹として栽培とれる。
「ハカランダ([葡]jacaranda)」,「ジャカランダノキ(ジャカラ
ンダの木)」,「シウンボク(紫雲木)」とも呼ぶ。
○(3)[建](1)の建材。
じゃからんだのき
【ジャカランダノキ】
【ジャカランダの木】
◇[学]Jacaranda mimosifolia、[英]jacaranda
○[植]ジャカランダの別称。
⇒じゃからんだ(ジャカランダ)(2)
★じゃがらんでぃ
【ジャガランディ】
◇[英]jaguarundi、[学]Felis yaguarundi
○[哺]中南米産のヤマネコ。
◎ジャガー(jaguar)は中南米産のヒョウ(leopard)。
しゃかりき
【しゃかりき】
○[形動]躍起(ヤッキ)になっているさま。がむしゃら(我武者羅)
なさま。
◎しゃかりきに働く
しやがる
【しやがる】
○[俗]⇒しくさる(しくさる,し腐る)
しゃがーる
【シャガール】
◇Marc Chagall(マルク・シャガール)
○[人]フランスの画家(1887〜1985)。
ロシアのヴィテブスク(現:ベラルーシ共和国)のユダヤ人地
区に生れる。
50歳でフランスに帰化。
じゃかーる
【ジャカール】
◇Joseph-Marie Jacquard(ジョゼフ・マリー・ジャカール)
○(1)[人]フランスの発明家(1752〜1834)。
1801年ころ、複雑な模様の織物を容易に織れる最初の実用的
紋織り装置を発明。
◎この機織り機械は彼の名を英語読みして「ジャカード機」と呼
ばれている。
参照⇒じゃかーどき(ジャカード機)
○(2)(jacquard)⇒じゃかーどき(ジャカード機)
じゃかーるき
【ジャカール機】
◇[フ]jacquard
○⇒じゃかーどき(ジャカード機)
じゃかるた
【ジャカルタ】
◇Jakarta(偉大なる勝利)
○インドネシア共和国の首都特別州(DKI Jakarta)。ジャワ島
(Pulau Jawa)北西岸。
旧称は「バタヴィア」,「バタビア」,「バタビヤ」。
日本での古称は「ジャガタラ(Jacatra,[蘭]Jakatra)」で、西
洋人が訛(ナマ)って伝えたもの
参照⇒ちたりうむがわ(チタルム川)
〈面積〉
656平方キロメートル。
〈人口〉
1971(昭和46) 458万人。
1980(昭和55) 650万3,000人。
1990(平成 2) 825万9,266人。
2001(平成13)1,022万6,200人(推計)。
〈6市〉
西ジャカルタ市(Kota Jakarta Barat)。
中央ジャカルタ市(Kota Jakarta Pusat)。
南ジャカルタ市(Kota Jakarta Selatan)。
東ジャカルタ市(Kota Jakarta Timur)。
北ジャカルタ市(Kota Jakarta Utara)。
スリブ諸島市(Kota Kepulauan Seribu)。
◎1619年、オランダ東インド会社はジャワからイギリスを追放
し市名を「バタヴィア」と改名。運河を開き、商館を設けて東方
経営の拠点とした。
1942年、日本軍が占領し旧名の「ジャカルタ」に戻された。高
級ホテルのホテル・デス・インデスを接収し軍司令部を置く。
◎「バタヴィア」はオランダ民族のラテン名「バタヴィ」に由来す
る。
参照⇒ばたびあ(バタビア)
◎ジョクジャカルタはジャワ島中部の南岸にある州・都市。
しゃがんたい
【遮眼帯】
◇[米]blinders、[英]blinkers
○ウマ(馬)の目隠し革。前方のみが見えるように両側の視野を
さえぎるもの。
「ブラインダーズ」とも呼ぶ。
しゃがんとう
【遮眼燈】
【遮眼灯】
○⇒がんどうちょうちん(強盗提燈)
しゃぎー
【シャギー】
◇[英]shaggy
○(1)[形]毛深い、むく毛の。
○(2)[形](毛・髪などが)モジャモジャの、クシャクシャの。
○(3)[形](織物が)けば立った、毛足の長い。
○(4)毛足を長く毛羽立たせた毛織物。
じゃーきー
【ジャーキー】
◇[英]jerky
○(1)[食]干し肉・乾燥肉。
「ジャーク(jerk)」とも呼ぶ。
○(2)[食](特に)干し牛肉(beef jerky)。
参照⇒びーふじゃーきー(ビーフジャーキー)
[1]じゃぎー
【ジャギー】
◇[和製英語]jagy/jaggie、[英]jazz gymnastic
○ジャズ音楽に合わせて行う、ジャザーサイズ(jazzercise)に
似たダンスの一種。
[2]じゃぎー
【ジャギー】
◇[英]jaggy
○(1)[形](岩・線などが)ギザギザの。
○(2)[計]低解像度の画像・図形・文字などを表示または印刷
したときに、斜め線・曲線や輪郭線に現れるギザギザのこと。
◎ギザギザを消すことを、画面では「アンチエイリアシング
(antialiasing)」、プリンターでは「スムージング(smoothing)」
と呼ぶ。
しゃきゃしゅりーばどら
【シャキャシュリーバドラ】
◇Shakya Shribhadra
○[人]インドの仏教僧(1127〜1225)。
チベットにインド仏教の最期の伝統を伝える。
参照⇒つぉんかぱ(ツォンカパ,宗喀巴)
じゃぎゅあ
【ジャギュア】
◇[登録商標]Jaguar
○[交][軍]⇒[2]じゃがー(ジャガー)
しゃきゅうせんすいかん《しやきふせんすいかん》
【シャ級潜水艦】
【夏級潜水艦】
◇[英]Xia class submarine
○[軍]⇒しゃがたせんすいかん(シャ型潜水艦,夏型潜水艦)
★しゃきょう《しやきやう》
【写経】
○[仏]
参照⇒いちじさんらい(一字三礼)
じゃきょう《じやけう》
【邪教】
○(1)不正・有害な宗教。
○(2)その国の制度や道徳に反する宗教。江戸時代のキリシタ
ン宗など。
「邪宗(ジャシュウ)」とも呼ぶ。
じゃーきん
【ジャーキン】
◇[英]jerkin
○(1)[歴][服]16〜17世紀の、男性用の短い革製の上着。
○(2)[服](主に女性用の)袖(ソデ)なしの短い胴着。
じゃーきんへっど
【ジャーキンヘッド】
◇[英]jerkinhead
○[建]屋根の棟(ムネ)の隅(スミ)を部分的に切り落としたような、
小さな隅棟(スミムネ)に成っているもの。
参照⇒すみむね(隅棟)
★しゃく
【シャク】
【しゃく】
◇[学]Anthriscus aemula
○[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)シャク属(Anthriscus)
の一年草
シベリア・日本・朝鮮・中国に自生。
「コシャク」,「コジャク」とも呼ぶ。
◎語義は不詳。
中国語:峨參(ecan)/田七(tianqi)/水田七(shuitianqi)/
土田七(tutianqi)。
◎近縁種:参照⇒ちゃーびる(チャービル)
★しゃく
【勺】
○(1)尺貫法の容積の単位。1合(ゴウ)の1/10、1升(ショウ)の1/
100。約0.018リットル。
「せき(勺)」とも呼ぶ。
○(2)尺貫法の面積の単位。
「せき(勺)」とも呼ぶ。
○()
しゃく
【尺】
○(1)尺貫法の長さの単位。10寸(スン)、1丈(ジョウ)の1/10。
曲尺(カネジャク)と鯨尺(クジラジャク)があり、普通は曲尺をさし約
30.3センチメートル、鯨尺は約37.9センチメートル(曲尺の1
尺2寸5分)。
◎手首から肘(ヒジ)までの長さ。
○(2)長さ。丈(タケ)。
○(3)物差し。
◎尺を取る
しゃく
【赤】
○(1)[色]あか(赤)。
○(2)[暦]赤口(シャッコウ)。
⇒しゃっこう(赤口)(1)
○(3)赤銅(シャクドウ)。
⇒しゃくどう(赤銅)(1)
★しゃく
【笏】
◇[中]hu
○束帯(ソクタイ)を着るとき、右手に持つ長さ1尺2寸(約36セン
チメートル)の細長い板(tablet)。威厳を整える儀礼用。
古代中国で天子に拝謁するとき、天子の命令をメモした竹簡
(チクカン)。
後にそれを模(カタド)って木・竹・玉・象牙などで作り、裏に
紙を貼って使用した。
日本では唐制の手板の手板(シュハン)に倣(ナラ)し、
◎材料:参照⇒いちい(イチイ,櫟,赤檮,一位)
◎「こつ(笏)」が「こつ(骨)([中]gu)」に通じるのを嫌い、長さが
約1尺であることから「しゃく(尺)」の音を借りたもの。
★しゃく
【釈】
○()
○()[仏]僧侶が宗教的に釈迦の一族であるとして用いる姓。
◎東晋の道安(ドウアン)が、出家者はみな釈尊の弟子であるから
「釈氏」を姓とすべきだと提唱し「釈道安」と名乗ったことから。
○()[仏]浄土真宗で、死者の法名(ホウミョウ)の上に付ける語。
◎浄土真宗では受戒を行わないので「戒名」を用いず、「法名」と
呼ぶ。
しゃく
【錫】
○(1)スズ(錫)。
⇒すず(スズ,錫)
○(2)あかがね(銅)。赤銅(シャクドウ)。
参照⇒しゃくどう(赤銅)(1)
○(3)錫杖(シャクジョウ)の略称。
⇒しゃくじょう(錫杖)
しゃーく
【シャーク】
◇[英]shark
○[魚](英語で)サメ(鮫)。
⇒さめ(サメ,鮫)
★[1]じゃーく
【ジャーク】
◇[英]jerk
○(1)[他動]ぐいと動かす・引く・押す・突く。
○(2)[運]重量挙げの一種目。
[2]じゃーく
【ジャーク】
◇[英]jerk
○(1)[他動]干し肉にする。
○(2)[名][食]⇒じゃーきー(ジャーキー)
しゃくご
【赤後】
○[暦]赤口(シャッコウ)の翌日。
参照⇒しゃっこう(赤口)(1)
じゃくご
【寂護】
◇[梵]Santaraksita(シャーンタラクシタ)、Santiraksita(シャ
ーンチラクシタ)
○[人]⇒しゃーんたらくした(シャーンタラクシタ)
じゃくさ
【ジャクサ】
【JAXA】
◇[英]Japan Aerospace Exploration Agency
○[宇]宇宙航空研究開発機構の略称。
⇒うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこう(宇宙航空研
究開発機構)
★しゃくし
【杓子】
○()
○()[俗][食]肩肉。
⇒しょるだー(ショルダー)(3)
★じゃくし
【弱視】
○[病]
参照⇒はいようせいじゃくし(廃用性弱視)
じゃくじー
【ジャクジー】
◇[登録商標]Jacuzzi
○⇒じゃぐじー(ジャグジー)
じゃくーじ
【ジャクージ】
◇[登録商標]Jacuzzi
○⇒じゃぐじー(ジャグジー)
じゃぐじー
【ジャグジー】
◇[登録商標]Jacuzzi
○[俗]噴流式の気泡風呂・泡風呂(アワブロ)。
「ジャクージ」,「ジャクジー」,「ジャグジーバス(Jacuzzi bath)」
とも呼ぶ。
◎日本では一般に「ジャグジー」と呼ぶ。
しゃくじい《しやくじゐ》
【石神井】
◇[日]Shakuji'i
○(1)[地]⇒しゃくじいがわ(石神井川)
○(2)[地]⇒しゃくじいいけ(石神井池)
○(3)東京都練馬区(ネリマク)の西南部の地名。
西武新宿線・西武池袋線が通じる住宅地。
◎もと北豊島郡(キタトシマグン)石神井村。
1932.10. 1(昭和 7)東京市板橋区となる。
1947. 8. 1(昭和22)板橋区から練馬区が分離・独立。
しゃくじいいけ《しやくじゐいけ》
【石神井池】
◇[日]Shakuji'i Ike
○[地]東京都練馬区(ネリマク)西部、石神井公園(シャクジイコウエン)にあ
る池。
西隣に三宝寺池(サンポウジイケ)があり、石神井川の水源の一つ。
〈面積〉
約6万3,000平方メートル。
しゃくじいがわ《しやくじゐがは》
【石神井川】
◇[日]Shakuji'i Gawa
○[地]東京都中央部、武蔵野台地に発して東流し、王子(オウジ)
付近で荒川(アラカワ)下流部に合流する中小河川。
小平市(コダイラシ)の窪地や、石神井公園の石神井池・三宝寺池
(サンポウジイケ)などの湧き水を水源とする。
かつては水田の灌漑用水源や王子の洋紙工場の用水となった
が、近年は河岸周辺の都市化により排水路化している。
別称は「滝野川(タキノガワ)」。
しゃくじいこうえん《しやくじゐこうゑん》
【石神井公園】
○(1)東京都練馬区(ネリマク)の石神井にある公園。
園内の石神井池と三宝寺池(サンポウジイケ)の周囲は桜の名所。
参照⇒しゃくじいいけ(石神井池),さんぽうじいけ(三宝寺池)
○(2)[交]⇒しゃくじいこうえんえき(石神井公園駅)
しゃくじいこうえんえき《しやくじゐこうゑんえき》
【石神井公園駅】
○[交]東京都練馬区(ネリマク)石神井町(シャクジイマチ)にある、西武池
袋線の駅。
練馬高野台(タカノダイ)駅と大泉学園(オオイズミガクエン)駅の間。
◎西武新宿線には上石神井(カミシャクジイ)駅がある。
JR青梅線には石神前(イシガミマエ)駅がある。
しゃくじお《しやくしほ》
【尺塩】
○[料]材料の1尺(約30センチメートル)ほど上から振り塩をす
ること。
参照⇒くちじお(口塩)
しゃくしじょうぎ《しやくしぢやうぎ》
【杓子定規】
○(1)杓子の曲った柄(エ)を定規の代用にするように、間違った
定規ではかること。
○(2)一定の基準・形式で、強(シ)いて他のすべてを律(リッ)しよ
うとすること。形式にとらわれて、融通のきかないさま。
参照⇒ぷろくるすてすのしんだい(プロクルステスの寝台)
しゃくしだけ
【杓子岳】
◇[日]Shakushi Dake
○[地]飛騨(ヒダ)山脈(北アルプス)、長野県北西部と富山県の
境にある山。標高2,812メートル。
白馬三山(ハクバサンザン)の一つで、北に白馬岳(シロウマダケ)、南に
鑓ヶ岳(ヤリガタケ)がある。
じゃぐじーばす
【ジャグジーバス】
◇[登録商標]Jacuzzi bath
○[俗]⇒じゃぐじー(ジャグジー)
しゃくしゃいん
【シャクシャイン】
【沙牟奢允】
○[人]江戸前期、シブチャリのアイヌ人の首長(?〜1669)。
参照⇒しゃくしゃいんのたたかい(シャクシャインの戦い,沙
牟奢允の戦い)
◎シブチャリ:現在の北海道日高地方、静内郡(シズナイグン)静内
町(シズナイチョウ)。
しゃくしゃいんのたたかい《しやくしやいんのたたかひ》
【シャクシャインの戦い】
【沙牟奢允の戦い】
○[歴]1669(寛文 9)蝦夷地(エゾチ)(現:北海道)のアイヌ人が、
交易独占を強化する松前藩の支配と収奪に抵抗して起した蜂起
(ホウキ)。
東蝦夷地に拠点を持つアイヌ人首長シャクシャインが、東西
両蝦夷地のアイヌ人に反和人・反松前藩の檄(ゲキ)をとばし、
東は白糠(シラヌカ)から西は増毛(マシケ)までアイヌ人が一斉(イッセイ)
に蜂起。蝦夷各地で商船などを襲い、商船の船頭や鷹待(タカマチ)
(鷹匠)など日本人(和人)約390を殺害。
徳川幕府は松前氏の一族松前泰広(旗本)や津軽弘前藩に出兵
を命じた。
アイヌ側は松前藩への襲撃も企てたが、国縫(クンヌイ)で防ぎ止
められた。同年十月になって松前藩の和睦(ワボク)を装う奸計(カ
ンケイ)にあってシャクシャインは殺害。1671(寛文11)までに蜂起
は完全に鎮圧(チンアツ)された。
「シャクシャインの乱(沙牟奢允の乱)」とも呼ぶ。
◎国縫:山越郡(ヤマコシグン)長万部町(オシャマンベチョウ)。
◎石狩アイヌは蜂起に参加しなかった。
参照⇒こしゃまいんのたたかい(コシャマインの戦い,胡奢魔
尹の戦い)
しゃくしゃいんのらん
【シャクシャインの乱】
【沙牟奢允の乱】
○[歴]⇒しゃくしゃいんのたたかい(シャクシャインの戦い,沙
牟奢允の戦い)
じゃくしゅう《じやくしう》
【若州】
◇[日]Jakushu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒わかさ(若狭)
★しゃくじょう《しやくぢやう》
【錫杖】
○(1)僧侶・修験者の持つ杖(ツエ)。
「錫(シャク)」とも呼ぶ。
○(2)
じゃくじょう《じやくじやう》
【寂静】
◇[梵]santa/sama
○(1)ひっそりと静かなさま。
○(2)[仏]執着(シュウジャク)を離れ、憂いがなく、心の平静なこと。
真理に達した涅槃(ネハン)の境地。
◎涅槃寂静,寂静処
しゃくじょうじ《しやくぢやうじ》
【錫杖寺】
○埼玉県川口市にある寺。
大奥最後の御年寄滝山の墓がある。
じゃくじょうじゅ《じやくぢやうじゆ》
【寂場樹】
○[仏]菩提樹(ボダイジュ)の別称。
⇒ぼだいじゅ(菩提樹)(1)
じゃくじょうしょ《じやくじやうしよ》
【寂静処】
○[仏]⇒あれんにゃ(阿練若)
じゃくすんびる
【ジャクスンビル】
◇Jacksonville
○⇒じゃくそんびる(ジャクソンビル)
しゃくぜつじん
【赤舌神】
○陰陽道(オンヨウドウ)で、太歳(木星)の西門を守る番神。
参照⇒しゃっこう(赤口)(1)
しゃくぜつにち
【赤舌日】
○[暦]赤口(シャッコウ)。
⇒しゃっこう(赤口)(1)
しゃくそん
【釈尊】
○[仏]釈迦牟尼の尊称。
⇒しゃかむに(釈迦牟尼)
[1]じゃくそん
【ジャクソン】
◇Jackson
○(1)(Jackson County)⇒[1]じゃくそんぐん(ジャクソン郡)
○(2)(Jackson Parish)⇒[2]じゃくそんぐん(ジャクソン郡)
○(3)アメリカ合衆国東部、ノースカロライナ州(North Caro-
lina State)北東部のノーサンプトン郡(Northampton County)
中央部にある郡都。
○(4)アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)西
部のマジソン郡(Madison County)の郡都。
○(5)アメリカ合衆国中南部、ミシシッピー州(Mississippi
State)の州都。
[2]じゃくそん
【ジャクソン】
◇Andrew Jackson
○[人]アメリカ合衆国の第7代大統領(1767〜1845)。在任:
1829〜1837。
◎初の西部出身の大統領。
20ドル紙幣の肖像。
★[3]じゃくそん
【ジャクソン】
◇Michael Joseph Jackson(マイケル・ジャクソン)
○[人]アメリカの歌手(1958. 8.29〜2009. 6.25)。
1994. 5.18(平成 6)リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie
Presley)(歌手プレスリーの娘)と結婚。
1996. 1.(平成 8)リサと離婚。
1996.11.15(平成 8)デビー・ロウ(Debbie Rowe)と結婚。
参照⇒ねばーらんど(ネバーランド)(2)
[1]じゃくそんぐん
【ジャクソン郡】
◇[英]Jackson County
○(1)アメリカ合衆国中南部、ミシシッピー州(Mississippi
State)南東端の郡。西部をハリソン郡(Harrison County)に接
し、東部をアラバマ州に隣接し、南部をミシシッピー湾(Mis-
sissippi Sound)に面する。
郡都はパスカグーラ(Pascagoula)。
○(2)中央部、ミズーリ州(Missouri State)の西端の郡。西部
をカンザス州に隣接。
郡都はカンザスシティー(Kansas City)。
〈人口〉
1980(昭和55)62万7,967人。
1990(平成 2)63万3,232人。
2000(平成12)65万4,880人。
2005(平成17)66万2,959人。
○(3)アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)南東部の
郡。
郡都はエドナ(Edna)。
○(4)アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)南西
部の郡。南部をカリフォルニア州に隣接。
郡都はメドフォード(Medford)。
〈人口〉
1980(昭和55)13万1,435人。
1990(平成 2)14万6,389人。
2000(平成12)18万1,269人。
[2]じゃくそんぐん
【ジャクソン郡】
◇[英]Jackson Parish
○アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)北部
の郡。北部をリンカーン郡(Lincoln Parish)に接する。
郡都はジョーンズボロ(Jonesboro)。
〈人口〉
1980(昭和55)1万7,413人。
1990(平成 2)1万5,705人。
2000(平成12)1万5,397人。
じゃくそんびる
【ジャクソンビル】
◇Jacksonville
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)北東部
の都市。
「ジャクスンビル」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)56万人。
しゃくだにいし
【笏谷石】
◇[日]shakudani-ishi
○[鉱][建]福井県福井市の笏谷地区で採掘される良質の火山礫
凝灰岩。
しゃくだま
【尺玉】
◇[日]shakudama/shaku-dama
○直径が一尺(約30.3センチメートル)の大きな打ち上げ花火。
さらに大きな二尺玉・三尺玉・四尺玉もある。
◎一番小さなものは二寸玉(約6センチメートル)。
★しゃくちしゃくやほう《しやくちしやくやはふ》
【借地借家法】
○[法]
参照⇒ていきしゃっかほう(定期借家法)
◎1992(平成 4)改正。確定期限付の借家が認められ、一般住宅
は50年以上、事業用は10〜20年で、期限後は更新ができず更地
(サラチ)にして返還しなければならない。
★しゃくちほう《しやくちはふ》
【借地法】
○[法]借地権の保護を目的とする法律。
1921(大正10)制定。1941(昭和16)改定。
[1]しゃくてぃ
【シャクティ】
◇[梵]sakti、[英]shakti
○(1)能力・勢力。
○(2)法律的・政治的な権力・権勢。
○(3)[宗]ヒンズー教の最高神シバ(Siva)の妃(サキサ)一般。
アムビカー(Ambika)・パールヴァティー(Parvati)・ウマー
(Uma)・ドゥルガー(Durga)(デビ)・カーリー(Kali)・ガウリー
(Gauri)などの女神。
[2]しゃくてぃ
【シャクティ】
◇[梵]Sakti、[英]Shakti
○[宗]ヒンズー教の最高神シバ(Siva)の最初の妻。
◎本来はシバ神の宇宙創造とその維持の能力を意味していたが、
その名詞が女性形であるため配偶女神として別立させたものと
考えられている。
しゃくどう
【赤銅】
○(1)少量の金を含む日本古来の銅合金。
銅に金2〜8%、銀1%程度または白目(シロメ)と呼ばれるアン
チモン合金を微量に加えたもの。
これを胆礬(タンバン)(硫酸銅)・緑青(ロクショウ)および明礬(ミョウバ
ン)または食酢などを混合した液で煮ると黒みを帯びた紫の色彩
が出る。
古くから仏像・工芸品・装飾品などに使用される。
「紫金(シキン)」,「烏金(ウキン)」,「黒目(クロメ)」とも呼ぶ。
○(2)[色]赤銅色の略。
しゃくどうあん《しやく だうあん》
【釈道安】
○[人]⇒どうあん(道安)
しゃくとり
【尺取】
○[虫]⇒しゃくとりむし(シャクトリムシ)
★しゃくとりむし
【シャクトリムシ】
【尺取虫】
◇[英]measuring worm
○[虫]シャクガ科(Geometridae)のガ(蛾)の幼虫。
細長い芋虫(イモムシ)で、人が親指と人差し指で寸法を測るよう
に、曲げたり伸ばしたりする独特の進み方をする。
単に「尺取」とも、「尺蠖(オギムシ)」とも呼ぶ。
◎夏の季語。
★しゃくなげ
【シャクナゲ】
【石楠花】
【石南花】
◇[英]rhododendron
○[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)ツツジ属(Rho-
dodendron)シャクナゲ亜属(Hymenanthes)の植物の総称。
葉に有毒成分ロドトキシン(rhodotoxin)を含む。
◎福島県の県花はネモトシャクナゲ、滋賀県の県花はシャクナ
ゲ。
しゃくなげか《しやくなげくわ》
【シャクナゲ科】
【石南花科】
○[古][植]ツツジ科(Ericaceae)の旧称。
しゃくにち
【赤日】
○[暦]赤口(シャッコウ)。
⇒しゃっこう(赤口)(1)
じゃくねんかん《じやくねんくわん》
【若年環】
◇[学]arcus juvenilis
○[医]角膜周辺部に白い環ができる角膜環(arcus corneae)の
一種。
高脂血症などによって、血液中の脂質が角膜周辺部の実質に
沈着したもの。
参照⇒ろうじんかん(老人環)
じゃくねんせいあるつはいまーびょう
《じやくねんせいあるつはいまーびやう》
【若年性アルツハイマー病】
◇[英]juvenile Alzheimer's disease
○[病]64歳以下のアルツハイマー病。
参照⇒あるつはいまーびょう(アルツハイマー病)
じゃくねんせいみおくろにーてんかん
【若年性ミオクロニーてんかん】
【若年性ミオクロニー癲癇】
◇[英]juvenile myoclonic epilepsy
○[病]⇒じぇーえむいー(JME)
しゃくのやまい《しやくのやまひ》
【癪の病】
○⇒かんしゃく(癇癪)(1)
しゃくば
【釈場】
○⇒こうしゃくば(講釈場)
しゃくはち
【尺八】
○(1)[楽]節(フシ)のある太い竹の根元に近い部分で作った縦笛
の一種。
長さが一尺八寸(約54.5センチメートル)を標準とするが、短
管・長管もある。指孔は原則五孔で、前面に四孔、背面に一孔。
簧(シタ)(リード)はなく、歌口に直接唇(クチビル)をあて、指孔
の半開などによって半音や音の高さを微妙に変化さて吹奏する。
種類は古代尺八(雅楽尺八)・天吹(テンプク)・一節切(ヒトヨギリ)
・普化(フケ)尺八(虚無僧<コムソウ>尺八)・多孔尺八(新尺八)などが
ある。
流派は都山流・琴古(キンコ)流・明暗流などがある。
◎1871(明治 4)普化宗が廃宗になって虚無僧が失業してから民
謡にも尺八が使用されるようになり、現在は普化尺八が多く使
用されている。
参照⇒こむそう(虚無僧)
◎南米:参照⇒けーな(ケーナ)
○(2)紙・絹布などの、幅一尺八寸のもの。
○(3)[俗]フェラチオ。
しゃくはちどり
【シャクハチドリ】
【尺八鳩】
○[鳥]アオバトの別称。
⇒あおばと(アオバト,緑鳩,青鳩)
じゃくめる
【ジャクメル】
◇Jacmel
○西インド諸島のイスパニョーラ島西部、ハイチ共和国(Repub-
lique D'Haiti)南東部の南東県(Departement du Sud-Est)南部
にある県都。カリブ海に面する港湾都市。
〈人口〉
1988(昭和63)21万6,600人。
★しゃくやく
【シャクヤク】
【芍薬】
◇[学]Paeonia lactiflora var.trichocarpa
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncula-
ceae)ボタン属(Paeonia)の多年草。
根は薬用(鎮痛,鎮静)になる。
「かおよぐさ(顔佳草,貌佳草)」,「えびすぐさ(夷草,恵比須草)」
とも呼ぶ。
◎中国では昔、ボタンに花王、シャクヤクに宰相の位を与えて
いる。ボタンは木で、シャクヤクは草である。
◎立てば芍薬、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花:美
女を形容した言葉。
◎中国語:芍薬(Shaoyao)。
じゃぐらー
【ジャグラー】
◇[英]juggler
○(1)ジャグリング(物投げ)の曲芸師。
参照⇒じゃぐりんぐ(ジャグリング),だいどうげいにん(大道
芸人)
○(2)手品師・奇術師。
○(3)詐欺師(サギシ)・ペテン師。
★じゃくりーのらん
【ジャクリーの乱】
◇[フ]la Jacquerie、[英]the Jacquerie/Jacquerie revolt
○[歴]百年戦争中に北フランス各地に起きた大規模な農民暴動。
1358(<南>正平13,<北>延文 3)発生。
指導者はギョーム・カイエ(Guillaume Caille)。
2週間で鎮圧された。
「ジャックリーの乱」とも呼ぶ。
◎「ジャクリー」は農民の蔑称という。
後に「ジャクリー(jacquerie)」は農民暴動一般を指すように
なった。
じゃぐりんぐ
【ジャグリング】
◇[英]juggling
○二つ以上のボール・ナイフ・皿などを次々に空中に投げて、
落ちてきたものを受けてはまた投げ上げる曲芸。
参照⇒じゃぐらー(ジャグラー)(1)
◎お手玉では「ゆり玉」と呼ぶ。
しゃけ
【シャケ】
【鮭】
○[魚][食]⇒さけ(サケ,鮭)
しゃけ
【社家】
○(1)神職(シンショク)を世襲する家柄(イエガラ)・家筋(イエスジ)。
○(2)神主(カンヌシ)・神職。
○(3)[交]⇒しゃけえき(社家駅)
しゃけい
【斜頚】
◇[英]torticollis
○[病]⇒とーてぃこりす(トーティコリス)
しゃけえき
【社家駅】
○[交]神奈川県海老名市(エビナシ)にある、JR相模線(サガミセン)
の駅。
門沢橋(カドサワバシ)駅と厚木(アツギ)駅の間。
しゃけつ
【瀉血】
◇[英]phlebotomy
○[医]⇒しらく(刺絡)
じゃけつ
【ジャケツ】
◇[英]jacket
○(1)[服]⇒じゃけっと(ジャケット)(1)
○(2)[服](日本で)毛糸編みの上着。
○(3)[服](日本で)肌着の上衣。
◎ラクダのジャケツ
◎「ジャケット」の転訛(テンカ)。
じゃけっと
【ジャケット】
◇[英]jacket
○(1)[服]袖付きで丈(タケ)の短い替え上着。
コートより短く、腰あたりまでのもの。
「ジャケツ」とも呼ぶ。
○(2)⇒じゃけつ(ジャケツ)(2)
○(3)物を覆(オオ)うもの。被覆物。
○(4)レコードが入っている袋。
○(5)書籍などの外側を覆うカバー。
★しゃこ
【シャコ】
【蝦蛄】
【青竜蝦】
○(1)[動]シャコ目(口脚目)(Stomatopoda)シャコ科(Squill-
idae)の甲殻類の総称。
エビに似るが扁平(ヘンペイ)。
「青竜(セイリュウ,セイリョウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ほきゃく(捕脚)
○(2)[動]([学]Oratosquilla oratoria)シャコ科シャコ属(Ora-
tosquilla)の甲殻類。
内湾の泥深い干潟に穴を掘って生息。
産卵期は初夏。
北海道以南から台湾に分布。
食用で、傷みやすく、市場には茹(ユ)でたものが流通。
寿司の種(タネ)になる。
「青竜(セイリュウ,セイリョウ)」とも呼ぶ。
◎夏の季語。
◎昭和後期、寿司種で「ガレージ(車庫)」とも呼ぶこともあった。
◎英語:(単数形)スクウィラ(squilla)/(複数形)スクウィリ
(squillae,squillas)/マンティスシュリンプ(mantis shrimp)。
フランス語:スキーヤ(squille)。
イタリア語:カノッキア(canocchia)。
中国語:皮皮蝦(pipixia)/蝦蛄(xiagu)。
しゃこ
【車庫】
○(1)[交]汽車・電車などの車両を入れておく建物。
○(2)[交]自動車・バスなどを入れる建物。
「ガレージ([英]garage)」,「ギャレージ」とも呼ぶ。
じゃこ
【ジャコ】
【雑魚】
【雑喉】
○(1)[魚]⇒ざこ(雑魚,雑喉)
○(2)[魚]コノシロの幼魚。
⇒このしろ(コノシロ,鮗)
しゃこう《しやくわう》
【遮光】
◇[日]shako、[英]shading
○[光]光を遮(サエギ)ること。
覆(オオ)いなどで、光が外部へもれたり、外光が内部に差(サ)
し込んだりしないようにすること。
じゃこう
【蛇口】
◇[中]Shenzhen
○中国南部、広東省(Guangdong Sheng)中央部の経済特別区新
セン市(Shenzhen Shi)南西部、南山区(Nanshan Qu)の南西端の
港湾地区。
在留邦人が多く居住。
◎「じゃぐち(蛇口)」とも読む。
じゃこう《じやかう》
【麝香】
◇[英]musk
○ジャコウジカ(麝香鹿)のオス(雄)の下腹部に麝香腺(ジャコウセン)
の分泌液を乾燥させた高級な動物性香料。紫褐色の粉末。
香料のほか、薬料として強心・鎮痙・解毒薬などに用いられ
る。
「ムスク」,「四味臭(シミシュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒りゅうぜんこう(竜涎香,龍涎香)
◎ジャコウネコ(麝香猫)からの香料は「シベトン(civetone)(霊
猫香)」。
じゃこういぬ《じかういぬ》
【ジャコウイヌ】
【麝香犬】
○[哺]⇒じゃこうじか(ジャコウジカ,麝香鹿,麝)
じゃこううし《じかううし》
【ジャコウウシ】
【麝香牛】
◇[英]musk ox
○[哺]ウシ科(Bovidae)の哺乳類。
オス(雄)・メス(雌)ともに角(ツノ)があり、オスは頭胴長約2
メートル、肩高1.3メートルくらいで、メスはオスより小さい。
体毛は暗褐色で長く、四肢は白。
交尾期にオスの眼下腺から強い麝香に似た分泌物を出す。
北アメリカ北部からグリーンランドのツンドラに生息。
「ジャコウヒツジ(麝香羊)(musk sheep)」とも呼ぶ。
じゃこうえんどう《じやかうゑんどう》
【ジャコウエンドウ】
【麝香豌豆】
○[植]スイートピー([英]sweet pea)の別称。
⇒すいーとぴー(スイートピー)
じゃこうじか《じかうじか》
【ジャコウジカ】
【麝香鹿】
【麝】
◇[英]musk deer
○[哺]シカ科(Cervidae)の哺乳類。
小形でオス(雄)・メス(雌)ともに角(ツノ)がなく、頭胴長1メ
ートル弱、肩高60センチメートルくらい。
オスの上顎(ウワアゴ)の犬歯は牙状に長く、また下腹部に麝香
腺(ジャコウセン)があり、この分泌物を干して麝香(musk)をとる。
中央アジア・シベリア・チベット・中国東北部・朝鮮・樺太
の山地の森林に生息。
「ジャコウイヌ(麝香犬)」とも呼ぶ。
じゃこうじゅう《じやかうじう》
【ジャコウ獣】
【麝香獣】
◇[英]musk animal
○[哺]ジャコウを出す哺乳類(獣)の総称。
◎ジャコウイヌ:⇒じゃこうじか(ジャコウジカ,麝香鹿)
ジャコウウシ:⇒じゃこううし(ジャコウウシ,麝香牛)
ジャコウジカ:⇒じゃこうじか(ジャコウジカ,麝香鹿)
ジャコウネコ:⇒じゃこうねこ(ジャコウネコ,麝香猫)
ジャコウネズミ:⇒じゃこうねずみ(ジャコウネズミ,麝香鼠)
ジャコウヒツジ:⇒じゃこううし(ジャコウウシ,麝香牛)
★じゃこうそう《じやかうさう》
【ジャコウソウ】
【麝香草】
○(1)[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)の数種の総称。
参照⇒[2]たいむ(タイム)
◎ジャコウソウ属(Chelonopsis)。
イブキジャコウソウ属(Thymus)。
○(2)[植]([学]Chelonopsis moschata)シソ目シソ科ジャコウ
ソウ属の多年草。
高さ約80センチメートル。
「ヒロハジャコウソウ(広葉麝香草)」とも呼ぶ。
★じゃこうそうぞく《じやかうさうぞく》
【ジャコウソウ属】
【麝香草俗】
○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)の中の一属。
◎ジャコウソウ(Chelonopsis moschata):⇒じゃこうそう(ジャ
コウソウ,麝香草)(2)
アシタカジャコウソウ(Chelonopsis yagiharana)。
タニジャコウソウ(Chelonopsis longipes)。
シロバナタニジャコウソウ(Chelonopsis longipes f. albi-
flora)。
じゃこうなでしこ《じやかうなでしこ》
【ジャコウナデシコ】
【麝香撫子】
【麝香瞿麦】
◇[英]carnation
○[植]⇒かーねーしょん(カーネーション)
★じゃこうねこ《じかうねこ》
【ジャコウネコ】
【麝香猫】
◇[英]civet/civet cat
○(1)[哺]ジャコウネコ科(Viverridae)の哺乳類の総称。
東南アジア・インド・アフリカ・ヨーロッパなどに生息。マ
ダガスカルにも移入。
「シベット」,「霊猫(レイビョウ)」とも呼ぶ。
◎ビルマジャコウネコ。
ジャワジャコウネコ。
インドジャコウネコ。
アフリカジャコウネコ。
コジャコウネコ。
ミズジャコウネコ。
○(2)[哺]ジャコウネコ科(Viverridae)の一種。
会陰腺(エインセン)などの分泌液から香料シベトン(civetone)(霊
猫香)がとれる。
「霊猫」とも呼ぶ。
じゃこうねずみ《じやかうねずみ》
【ジャコウネズミ】
【麝香鼠】
◇[英]Asian muskrat
○(1)[哺]トガリネズミ科(Soricidae)の哺乳類。体長12〜13セ
ンチメートル、尾長8センチメートルくらい。
毛色は濃褐灰色。
人家や畑地に生息し、昆虫・ミミズなどを捕食する。
胸部外側の臭腺から強い匂いを出す。
東南アジアから北アフリカに広く生息。日本には沖縄・奄美
に生息し、江戸時代以後に鹿児島・長崎・五島なども生息。
実験動物として飼育される。
「スンスク(suncus)」とも呼ぶ。
◎キヌゲネズミ科(Cricetidae)のマスクラット(muskrat)は別
種。
○(2)[哺]キヌゲネズミ科のマスクラットの別称。
⇒ますくらっと(マスクラット)
じゃこうひつじ《じかうひつじ》
【ジャコウヒツジ】
【麝香羊】
◇[英]musk sheep
○[哺]⇒じゃこううし(ジャコウウシ,麝香牛)
じゃこうみぞほおずき《じやかうみぞほほづき》
【ジャコウミゾホオズキ】
【麝香溝酸漿】
○[植]ニオイミゾホオズキ(匂溝酸漿)の別称。
⇒においみぞほおずき(ニオイミゾホオズキ,匂溝酸漿)
じゃこうれんりんそう《じやかうれんりんさう》
【ジャコウレンリソウ】
【麝香連理草】
○[植]スイートピー([英]sweet pea)の別称。
⇒すいーとぴー(スイートピー)
しゃこたん
【シャコタン】
○[俗][交]車高を低く不法改造した乗用車。
参照⇒ていしょう(低床)
◎「車高短」から。
しゃこたん
【斜古丹】
◇[日]Shakotan
○北方領土の色丹島(シコタントウ)北東部の地名。
北海道色丹郡色丹村に属する。
◎斜古丹山
しゃこたん
【積丹】
◇[日]Shakotan
○(1)[地]⇒しゃこたんはんとう(積丹半島)
○(2)⇒しゃこたんぐん(積丹郡)
○(3)⇒しゃこたんちょう(積丹町)
しゃこたんぐん
【積丹郡】
○北海道西部、後志支庁(シリベシシチョウ)の郡。
積丹町(シャコタンチョウ)のみ。
しゃこたんだけ
【積丹岳】
◇[日]Shakotan Gun
○[地]北海道西部、後志支庁(シリベシシチョウ)にある火山。標高
1,255メートル。
しゃこたんちょう《しやこたんちやう》
【積丹町】
◇[日]Shakotan Cho
○北海道西部、後志支庁(シリベシシチョウ)積丹郡(シャコタングン)の町。
積丹半島の北端で、北部・北東部・北西部が日本海に面する。
しゃこたんはんとう《しやこたんはんたう》
【積丹半島】
◇[日]Shakotan Hanto
○[地]北海道西端、日本海に突出する半島。
沿岸一帯はニセコ積丹小樽海岸国定公園に含まれ、神威岬(カ
ムイミサキ)・積丹岬などの景勝地が多い。
じゃこばばーど
【ジャコババード】
◇Jacobabad
○パキスタン南部、シンド州(Sindh Province)北端の都市。
北緯28.28°、東経68.43°の地。
〈人口〉
1998(平成10)13万7,700人。
2002(平成14)15万2,600人。
じゃこばんとう《じやこばんたあ》
【ジャコバン党】
◇[フ]Jacobins
○[歴]⇒じゃこばんは(ジャコバン派)
★じゃこばんは
【ジャコバン派】
◇[フ]Jacobins
○[歴]フランス革命時代の急進的な政治結社。山岳党(モンタ
ニャール)の中核。
「ジャコバン党」とも呼ぶ。
参照⇒さんがくとう(山岳党)
◎名称はパリのジャコバン修道院を本部としたことから。
しゃこーぼう
【シャコー帽】
◇[英]shako
○[軍]羽毛前飾りの付いた円筒形の軍帽。
参照⇒ぐんぼう(軍帽)
◎ハンガリー語の「尖(トガ)った(帽子)」から。
じゃーごん
【ジャーゴン】
◇[英]jargon
○(1)意味の分からない言葉。
参照⇒めいご(謎語),だぶるとーく(ダブルトーク)(2),[2]ま
んぼじゃんぼ(マンボジャンボ)(4),だぶるだっち(ダブルダッ
チ)
○(2)素人には分からない専門語・職業用語。
しゃこんぬ
【シャコンヌ】
◇[フ]chaconne、[伊]ciaconna
○[楽]17世紀ころにラテンアメリカに興(オ)った緩(ユル)やかな
三拍子の舞曲。
スペイン・イタリアに伝えられ、バロック音楽に影響を与え
た。
参照⇒ぱっさかりあ(パッサカリア)
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