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百 科 辞 書 《しす》 編集:獨 澄旻
-------- しす --------------------------------------------------
しす
【しす】
○[魚]⇒いぼだい(イボダイ,疣鯛)
★しす
【死す】
○
◎死せる孔明(コウメイ)生ける仲達(チュウタツ)を走らす
しーす
【シース】
◇[英]sheath(刃物のさや)
○(1)鉛筆・ボールペン・万年筆などを挿すケース。
参照⇒ふでいれ(筆入れ)
○(2)[服]体にぴったりして腰の線がはっきり現われる細身の
ドレス。
裾(スソ)はタイト・スカートのように切れ込みがあり、歩きや
すくなっている。
○(3)[電](ケーブルの)外装。
★じす
【JIS】
◇[英]Japanese Industrial Standard
○[工]日本工業規格の略称。
日本の工業標準化法に基づく工業規格。
参照⇒じすまーく(ジス・マーク,JISマーク),あんし(A
NSI)
◎1921(大正10)商工省、JES(Japan Engineering Standards)
(日本標準規格)を制定、
1949. 6. 1(昭和24)工業標準化法、公布。
じす
【ジス】
◇[英]dys-
○[接頭辞]「悪化・不良・困難」などを表す語形成要素。
⇒[2]でぃす(ディス)
しすい《しすゐ》
【酒々井】
○(1)⇒しすいまち(酒々井町)
○(2)[交]⇒しすいえき(酒々井駅)
じすい
【自炊】
○(1)(一人暮らしの人が)自分の食事を自分で作ること。自ら
炊事をすること。
参照⇒すいじ(炊事)
○(2)[俗][計]書籍をページにばらしてスキャナーやデジタル
カメラなどで、パソコンなどにイメージ画像(電子化)として取
り込む(炊く)こと。
◎2000(平成12)以降の言葉。
語源は諸説あリ、定番はない。
参照⇒すきみんぐ(スキミング)
しすいえき《しすゐえき》
【酒々井駅】
○[交]千葉県印旛郡(インバグン)酒々井町(シスイマチ)酒々井にあるJ
R成田線の駅。
佐倉(サクラ)駅(佐倉市)と成田(ナリタ)駅(成田市)の間。
◎JR総武本線には南酒々井(ミナミシスイ)駅がある。
京成本線には京成酒々井駅がある。
しすいまち《しすゐまち》
【酒々井町】
◇[日]Shisui Machi
○千葉県北部、印旛郡(インバグン)の町。北部を成田市、東部を
富里市、南部を八街市、南西部を佐倉市、北西部を印西市に接
する。
しすいまち
【泗水町】
◇[日]Shisui Machi
○[古]熊本県北部、菊池郡(キクチグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)菊池市に編入。
しずえ《しづえ》
【下枝】
○⇒しづえ(下枝)
★しすえーびーがた
【シスAB型】
【cis−AB型】
◇[英]cis-AB type/cis-AB blood type
○[医]血液型がO型とAB型の親から生れる、AB型の血液型。
A遺伝子とB遺伝子が同一染色体上に存在するもの。染色体
はO型とAB型に分裂する。
徳島県・香川県・石川県の出身者に多い。
参照⇒けつえきがた(血液型)
◎1964(昭和39)O型とAB型の親からAB型の子供が生れる家
系が報告。
◎AB型の染色体がA型とB型に分裂する血液型はトランスA
B型(trans−AB型)。
しずおか《しづをか》
【静岡】
◇[日]Shizuoka/Shiduoka
○(1)⇒しずおかけん(静岡県)
○(2)⇒しずおかし(静岡市)
しずおかくうこう《しづをかくうかう》
【静岡空港】
○[空]静岡県の中西部、島田市と榛原郡(ハイバラグン)榛原町(ハイバ
ラチョウ)にまたがる牧ノ原台地に建設中の第三種空港(県営)。
しずおかけん《しづをかけん》
【静岡県】
◇[日]Shizuoka Ken/Shiduoka Ken
○本州、中部地方太平洋側の県。
県庁所在地は静岡市。
〈面積〉
1978(昭和53)7,772.59平方キロメートル。
1980(昭和55)7,773平方キロメートル。
7778.93平方キロメートル。
(*)県境未確定部分がある。
〈人口〉
1975(昭和50)330万9,000人。
1980(昭和55)344万6,776人。
1995(平成 7)373万7,541人。
◎県花はツツジ、県鳥はサンコウチョウ、県木はモクセイ。
◎1871(明治 4)廃藩置県により静岡県・浜松県・足柄県・堀江
県が設置。
1876(明治 9)静岡県・浜松県・足柄県・堀江県が統合して静
岡県となる。
しずおかし《しづをかし》
【静岡市】
◇[日]Shizuoka Shi/Shiduoka Shi
○静岡県中央部の市。東南部を清水市に接する。
県庁所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)1,146平方キロメートル。
1994(平成 6)1,146.19平方キロメートル。
(*)境界未定あり。
2003(平成15)1,373.89平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)44万7,000人。
1980(昭和55)45万8,342人。
1995(平成 7)47万4,000人。
2000(平成12)46万9,695人。
◎1889(明治22)市制施行。
1955(昭和30)美和村・服織(ハトリ)村・中藁科村・南藁科村を
編入。
1969(昭和44)大河内村・梅ヶ島村・玉川村・井川村・清沢村
・大川村を編入。
2003. 4. 1(平成15)清水市を合併。
2005. 4. 1(平成17)政令指定都市(葵区・駿河区・清水区)に
移行。
しずおかしりつとろはくぶつかん《しづをかしりつとろはくぶつくわん》
【静岡市立登呂博物館】
○静岡県静岡市登呂5−10−5登呂遺跡公園内にある博物館。
復元住居や倉庫、弥生式時代の生活や社会を出土品で解説。
参照⇒とろいせき(登呂遺跡)
★しずおかてつどう《しづをかてつだう》
【静岡鉄道】
○[交]静岡県中央部、静岡市内の新静岡駅(旧:静岡市)と新清
水駅(旧:清水市)を結ぶ鉄道。
しずがたけ《しづがたけ》
【賤ヶ岳】
◇[日]Shizugatake/Shidugatake/Shizu ga Take
○[地]滋賀県北部、琵琶湖北岸にある山。標高423メートル。
伊香郡(イカグン)の木之本町(キノモトチョウ)と余呉町(ヨゴチョウ)の境に
あり、琵琶湖国定公園に含まれ、山頂から北に余呉湖を見下ろ
す景勝地。
参照⇒よごこ(余呉湖)
しずがたけのたたかい《しづがたけのたたかひ》
【賤ヶ岳の戦い】
【淺ヶ岳の戰い】
○[歴]1583(天正11. 4.21)近江国賤ヶ岳で羽柴(豊臣)秀吉(ハシバ・
ヒデヨシ)が、柴田勝家(カツイエ)・佐久間盛政(モリマサ)を破った戦い。
1582(天正10)本能寺の変で織田信長(ノブナガ)が没した後、台
頭してきた秀吉と、織田家の宿老勝家らが、主導権を争い戦う。
◎秀吉軍として奮戦した福島正則(マサノリ)・加藤清正(キヨマサ)・加
藤嘉明(ヨシアキ)・平野長泰(ナガヤス)・脇坂安治(ワキサカ・ヤスハル)・片桐
且元(カツモト)・糟屋武則(カスヤ・タケノリ)を賤ヶ岳の七本槍(シチホンヤリ)と
呼ぶ。
★しすがたしぼうさん《しすがたしばうさん》
【シス型脂肪酸】
◇[英]cis fatty acids
○[食]バターなどの常温で固形化した油脂。
参照⇒とらんすがたしぼうさん(トランス型脂肪酸)
◎"cis"は「こちら側」、"trans"は「向こう側」の意味。
しずかにこはんの《しづかなこはんの》
【しずかな湖畔の】
○[楽]山北多喜彦作詞、作曲者不詳のアメリカ民謡。
多くは3部輪唱で歌われる。
1番が「かっこうが鳴く」、2番が「ふくろう鳴く」と歌われて
いる。
◎原詩はフィリップス(Joseph K.Phillips)の子守歌「イッツィ
・ビッツィ・スパイダー(Itsy Bitsy Spider)」。
じすきねじあ
【ジスキネジア】
◇[英]dyskinesia
○[病](不随意性の)運動障害・運動異常。
錐体外路症状の一つ。
向精神薬や抗パーキンソン病薬の副作用でも発症する。
口や舌をモグモグ・クチャクチャさせる軽度のものや、手足
がふるえて勝手に動くものなど。
「ディスキネジア」とも呼ぶ。
◎"dys-(困難)-kinesia(運動)"から。
しすく
【シスク】
【CISC】
◇[英]complex instruction set computer
○[計]中央処理装置(CPU)で処理する命令にマイクロプログ
ラミング方式を応用して設計したコンピュータ。
CPUの設計には負担になるが、一つの命令で一纏(ヒトマト)め
の処理が行えるのでプログラムの命令数(ステップ)が少なくな
り、プログラム開発が容易になる。
「複合命令セット・コンピュータ」とも呼ぶ。
参照⇒りすく(リスク,RISC)
しずくいし《しづくいし》
【雫石】
◇[日]Shizukuishi/Shidukuishi
○(1)⇒しずくいしちょう(雫石町)
○(2)[交]⇒しずくいしえき(雫石駅)
しずくいしえき《しづくいしえき》
【雫石駅】
○[交]岩手県岩手郡雫石町(シズクイシチョウ)にある、JR秋田新幹
線・田沢湖線(タザワコセン)の駅。
秋田新幹線:盛岡(モリオカ)駅(盛岡市)と田沢湖駅(田沢湖町)の
間。
田沢湖線:小岩井(コイワイ)駅(滝沢村)と春木場(ハルキバ)駅の間。
しずくいしちょう《しづくいしちやう》
【雫石町】
◇[日]Shizukuishi Cho/Shidukuishi Cho
○岩手県中北部、岩手郡の町。
乳頭温泉郷(ニュウトウオンセンキョウ)・小岩井農場(コイワイノウジョウ)などが
ある。
参照⇒にゅうとうおんせんきょう(乳頭温泉郷)
★しすこ
【シスコ】
◇[英]cisco
○(1)[魚]サケ目(Osteichthyes)サケ科(Salmonidae)コクチマ
ス属(Coregonus)の淡水魚。北アメリカ原産。
参照⇒ぶろーたー(ブローター)(2)
○(2)[魚]([学]Coregonus artedi)。
しずごころ《しづごころ》
【静心】
○静かな心。落ち着いた気持ち。
しすたー
【シスター】
◇[英]sister
○(1)(英語で)姉妹、姉(elder sister)・妹(younger sister)。
◎兄弟:⇒ぶらざー(ブラザー)(1)
○(2)[宗]カトリック教会の修道女・尼僧。
参照⇒しゅうどうじょ(修道女)
◎女子修道院院長はマザー(mother)。
○(3)[俗]女学生間の同性愛の相手。
その同性愛を「S」とも呼ぶ。
じすたー
【ジスター】
◇[英]xyster
○[医]骨を削ったり、骨膜(コツマク)を剥離(ハクリ)する器具。
「刮刀(カットウ)」とも呼ぶ。
しすたいてぃす
【シスタイティス】
◇[英]cystitis
○[病](英語で)膀胱炎。
⇒ぼうこうえん(膀胱炎)
じすたす
【ジスタス】
◇[英](単数形)xytus/(複数形)xyti
○[歴]⇒じすと(ジスト)
しずたにがっこう《しづたにがくくわう》
【閑谷学校】
○[歴]江戸時代、岡山藩の郷学(ゴウガク)。
1668(寛文 8)岡山藩主池田光政が藩内の農村子弟の初等教育
のために村々に設置した手習所のうち和気郡(ワケグン)閑谷村(現
:岡山県備前市)のもの。1675(延宝 3)125ヶ所の施設を統合し
閑谷黌(コウ)となり、岡山藩校と並んで発展。
藩営郷学の最も早い時期の一つ。
1870(明治 3)岡山藩校に合併、1877(明治10)廃校。のち中学
校として再興。
「閑谷黌(コウ)」,「閑谷精舎(ショウジャ)」とも呼ぶ。
◎現在、津田永忠の建設した遺構が残っており、1686(貞享 3)
と1701(元禄14)(講堂で国宝)の建立で日本最古の学校建築。
瓦はすべて備前焼。
しずたにこう《しづたにくわう》
【閑谷黌】
○[歴]⇒しずたにがっこう(閑谷学校)
しずたにしょうじゃ《しづたにしやうじや》
【閑谷精舎】
○[歴]⇒しずたにがっこう(閑谷学校)
じすたむ
【ジスタム】
◇[英](単数形)xytum/(複数形)xyta
○[歴]⇒じすと(ジスト)
しーすたりおん
【シースタリオン】
◇[英]Sea Stallion
○[軍]アメリカ軍の大型輸送ヘリコプター(CH−53E)。
乗組員4人、最大搭乗人員55人。
航続距離約1,100キロメートル。
しすたーん
【シスターン】
◇Sistan
○(1)[地](Daryacheh-ye Sistan)⇒しすたーんこ(シスターン
湖)
○(2)([英]Sistan Depression)⇒しすたーんていち(シスター
ン低地)
しすたーんこ
【シスターン湖】
◇Daryacheh-ye Sistan
○[地]イランとアフガニスタンとの国境にある湖。
アフガニスタン側からファラ川(Farah Rud)が流入する。
◎英語名は「サーベリー湖(Lake Saberi)」、中国名は「西斯丹湖
(Xisidan Hu)」。
しすたーんていち
【シスターン低地】
◇[英]Sistan Depression
○[地]イラン東部からアフガニスタン南西部に渡る、シスター
ン湖(Daryacheh-ye Sistan)周辺の低地域。
しすたんばばるちすたんしゅう《しすたんばばるちすたんしう》
【シスタン・バ・バルチスタン州】
◇Sistan va Baluchestan ostan
○イラン南東部の州。西部をケルマン州(Kerman ostan)に接し、
東部をパキスタン(バルチスタン州)に隣接し、南部をオマーン
湾(Gulf of Oman)に面する。
州都はザヘダン(Zahedan)。
「シースターン・バ・バルチスターン州」,「シスタン・バルチ
スタン州」とも呼ぶ。
〈面積〉
17万8,431平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)172万2,600人。
2003(平成15)216万1,100人。
しーすたーんばばるちすたーんしゅう
《しーすたーんばばるちすたーんしう》
【シースターン・バ・バルチスターン州】
◇Sistan va Baluchestan ostan
○⇒しすたんばばるちすたんしゅう(シスタン・バ・バルチス
タン州)
しすたんばるちすたんしゅう《しすたんばるちすたんしう》
【シスタン・バルチスタン州】
【シスタンバルチスタン州】
◇Sistan va Baluchestan ostan
○⇒しすたんばばるちすたんしゅう(シスタン・バ・バルチス
タン州)
★しすちん
【シスチン】
◇[英]cystine、[独]Cystin
○[生化]
含硫アミノ酸の一つ。
非必須アミノ酸の一つ。
しすてぃならいはいどう《しすちならいはいだう》
【システィナ礼拝堂】
◇[伊]Cappella Sistina
○⇒しすてぃなれいはいどう(システィナ礼拝堂)
しすてぃなれいはいどう《しすちなれいはいだう》
【システィナ礼拝堂】
◇[伊]Cappella Sistina、[英]Sistine Chapel
○バチカン市国のローマ教皇庁にある礼拝堂。
ミケランジェロの天井画と祭壇壁画で知られる。
「しすてぃならいはいどう(システィナ礼拝堂)」とも呼ぶ。
◎1473〜1484(文明 5〜文明16)教皇シスト四世(Papa Sisto IV)
が、教皇の礼拝のために創建。
しすてまちっく
【システマチック】
◇[英]systematic
○⇒しすてまてぃっく(システマティック)
しすてまちっくす
【システマチックス】
◇[英]systematics
○[生]⇒しすてまてぃくす(システマティクス)
しすてまてぃくす
【システマティクス】
◇[英]systematics
○[生]系統分類学。
「システマチックス」とも呼ぶ。
しすてまてぃっく
【システマティック】
◇[英]systematic
○(1)[形]組織的な、系統的な、体系的な。系統だった。
「システマチック」,「システミック(systemic)」とも呼ぶ。
○(2)[形]規則正しい、理路整然とした、きちょうめんな。
「システマチック」とも呼ぶ。
○(3)[形][生]分類法の。
「システマチック」とも呼ぶ。
参照⇒しすてまてぃくす(システマティクス),どうてい(同定)
(2)
しすてみっく
【システミック】
◇[英]systemic
○(1)[形]⇒しすてまてぃっく(システマティック)(1)
○(2)[形]システムの、システムに関係する、システム関連の。
○(3)[形][医]全身の、全身的な。
しすてむえんじにあ
【システム・エンジニア】
◇[英]system engineer
○[計]コンピュータ・システムのソフトウェア全般の分析・設
計・開発・導入・運用に携わる技術者。
略称は「SE」。
参照⇒かすたまーえんじにあ(カスタマー・エンジニア)
◎システムの開発後はSEが大量に余剰となるはずだが、多く
の場合は設計不良による障害や設計変更などが多発し、その対
応のため作業は継続する。しかし、設計変更の名目で予算を計
上し、バグ対策をしているのが現状。
しすてむぜねれーしょん
【システム・ゼネレーション】
◇[英]system generation
○[計]使用目的や周辺機器の構成に促(ソク)した値を定義して、
最適のオペレーション・システム(OS)を生成(再構成)するこ
と。
参照⇒おーえす(OS)
しすてむてちょう
【システム手帳】
○予定表・住所録・メモ帳などが一冊のファイル式に組み合わ
された多機能な手帳。
リフィル(refill)と呼ばれる差し替えられる中身は、多くの
種類が市販され、鉄道路線図や名刺・カード用ホルダーなども
ある。持ち主の使い勝手や好みに応じてリフィルを選択し、手
帳の内容を配置できる。
四六判よりやや小さい聖書版(バイブルサイズ)と呼ばれる6
穴式が一般的。のち、小さいサイズのものも販売されている。
◎1920(大正 9)イギリスの陸軍将校ディズニーから聖書サイズ
のバインダー手帳の製作をロンドンの印刷業者が依頼されたの
に始まり、1926(大正15)ファイロファックス(FILOFAX)として
商標登録。
1984(昭和59)秋に日本に上陸、翌年流行する。
[1]じすてんぱー
【ジステンパー】
◇[英]distemper
○[哺][病]イヌ・ウサギ・ウマなどがかかる急性の熱性伝染病。
特に幼犬に多い。
ウイルスによるもので、高熱と神経障害を起こす。死亡率は
5割と高いが、ワクチンの予防接種がある。
「犬瘟熱(ケンオンネツ)」とも呼ぶ。
◎イヌジステンパー(canine distemper)。
ネコジステンパー(feline distemper)。
ウマジステンパー(equine distemper)。
[2]じすてんぱー
【ジステンパー】
◇[英]distemper
○[美]⇒どろえのぐ(泥絵の具,泥絵具)
じすと
【ジスト】
◇[英]xyst
○(1)[歴]古代ギリシア・ローマの、コロネード式の雨天用運
動場。
「ジスタス(xytus,xyti)」,「ジスタム(xystum,xysta)」とも呼
ぶ。
参照⇒ころねーど(コロネード)(1),ぎむなじうむ(ギムナジ
ウム)(1),ぱれすとら(パレストラ)
○(2)[歴]古代ローマの庭園内にある、並木の散歩道。
「ジスタス(xytus,xyti)」,「ジスタム(xystum,xysta)」とも呼
ぶ。
参照⇒ぷろむなーど(プロムナード)(1)
じすとにあ
【ジストニア】
◇[英]dystonia
○[病]運動神経の異常で筋肉が不随意に収縮し続ける機能障害。
原因不明の難治性疾患。
身体にねじれやゆがみが生じ、自分の思い通りに動かなくな
る。
「ディストニア」,「異緊張症」とも呼ぶ。
◎「異常(dys-)伸び([希]tonos)病症(-ia)」から。
◎ミオジストニア(myodystonia)/マイオディストニア:筋異
緊張症。
フォーカルジストニア(focal dystonia):限局性筋失調症。
じすとにあせいけいれん
【ジストニア性痙攣】
○[病]⇒しょけい(書痙)
★じすとま
【ジストマ】
◇[羅]distoma、[英]fluke
○[動]扁形動物門(Platyhelminthes)吸虫綱(Trematoda)に属す
る、寄生虫の総称。
参照⇒じゅうけつきゅうちゅう(住血吸虫)
◎名称は「二個(di-)の口(stoma)」から。
口吸盤と腹吸盤を両方とも口と誤解して命名したもの。
しすとよんせい
【シスト四世】
【シスト4世】
◇[伊]Papa Sisto IV、[英]Pope Sixtus IV
○[人]ローマ教皇(1414〜1484)。俗名は"Francesco della Rov-
ere"。
システィナ礼拝堂(Cappella Sistina)を創建。
英語名は「シクスツス四世」,「シクストゥス四世」。
しずない《しづない》
【静内】
◇[日]Shuzunai/Shidunai
○(1)[地]⇒しずないがわ(静内川)
○(2)[交]⇒しずないえき(静内駅)
○(3)[古]⇒しずないぐん(静内郡)
○(4)[古]⇒しずないちょう(静内町)
しずないえき《しづないえき》
【静内駅】
○[交]北海道日高郡(ヒダカグン)新ひだか町(シンヒダカチョウ)静内本町
(シズナイホンチョウ)にある、JR日高本線の駅。
新冠(ニイカップ)駅(新冠町)と東静内駅の間。
◎旧住所は日高支庁(ヒダカシチョウ)静内町(シズナイチョウ)本町(ホンチョウ)。
★しずないがわ《しづないがは》
【静内川】
◇[日]Shuzunai Gawa/Shidunai Gawa
○[地]北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)を流れる川。
しずないぐん《しづないぐん》
【静内郡】
◇[日]Shuzunai Gun/Shidunai Gun
○[古]北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)の郡。
2006. 3.31(平成18)静内町(シズナイチョウ)、三石郡(ミツイシグン)三
石町(ミツイシチョウ)と合併して新ひだか町(シンヒダカチョウ)を発足し、日
高郡(ヒダカグン)を新設して静内郡と三石郡は消滅。
しずないちょう《しづないちやう》
【静内町】
◇[日]Shuzunai Cho/Shidunai Cho
○[古]北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)静内郡(シズナイグン)の
町。南西部を太平洋に面する。
〈面積〉
808.27平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)2万5,148人。
1995(平成 7)2万3,652人。
◎1871(明治 4)徳島藩士が開拓。
1931(昭和 6)町制施行。
2006. 3.31(平成18)三石郡(ミツイシグン)三石町(ミツイシチョウ)と合併
し、日高郡(ヒダカグン)を新設して新ひだか町(シンヒダカチョウ)を発足。
★しすま
【シスマ】
◇[独]Schisma、[フ]Schisme、[伊]scisma(シズマ)
○(1)[歴][宗](Grosses Schisma)⇒きょうかいだいぶんれつ
(教会大分裂)
○()
[1]しずま
【シズマ】
◇[伊]scisma
○⇒しすま(シスマ)
[2]しずま
【シズマ】
◇[伊]sisma
○[地](イタリア語で)地震。
⇒じしん(地震)
じすまーく
【ジス・マーク】
【JISマーク】
◇[英]JIS mark
○[経][工]工業標準化法に基づく日本工業規格(Japanese In-
dustrial Standards)に合格した工業・鉱業製品につけられる
マーク。
◎1949. 6. 1(昭和24)工業標準化法、公布。
2005. 3.28(平成17)経済産業省、工業標準化法の改正に伴う
新JISマークを発表。デザインは水野尚雄。
2005.10. 1(平成17)改正工業標準化法が施行。審査・認証機
関が国から民間に移行し、基準も日本独自の規格から国際標準
化機構(ISO)基準となり、マークも新デザインが採用される。
しすも
【シスモ】
◇[西]sismo
○[地](スペイン語で)地震。
⇒じしん(地震)
じずや
【ジズヤ】
◇[アラビア語]jizyah/jizya
○[歴]イスラム世界で行われた人頭税。改宗しない征服地の異
教徒に課せられた。
ジズヤの義務を負う保護民(ジンミー<al-dhimmi>)になるこ
とで、彼らの宗教活動・習慣が認められ、生命・家族・財産の
保障が得られた。また、イスラム法(シャリーア<[英]Shariah
law>)も適用されなかった。
原則として貨幣で徴収され、イスラム国家の主要財源の一つ
だった。
最初にムハンマドによって徴収されたとされ、初期には「啓
典の民(Ahl al-Kitab)」と呼ばれるユダヤ教徒・キリスト教徒
・サービア教徒([英]Sabians)に限られていた。
イスラム地域の拡大にともない、ゾロアスター教徒や仏教徒
などにも適用されるようになった。
参照⇒はらーじゅ(ハラージュ),しゃりーあ(シャリーア)
[1]しすらー
【シスラー】
◇George Harold Sisler(ジョージ・シスラー)
○[人]アメリカのプロ野球選手(1893〜1973)。愛称はゴージャ
ス・ジョージ(Gorgeous George)。リチャード・シスラーの父。
1915〜1927(大正 4〜昭和 2)セントルイス・ブラウンズ(St.
Louis Browns)で活躍。
1920(大正 9)シーズン最多安打記録(257本)を達成。
◎2004.10. 1(平成16)メジャー年間最多安打記録、シアトル・
マリナーズ(Seattle Mariners)のイチロー(Ichiro Suzuki)外
野手に破られる。
[2]しすらー
【シスラー】
◇Richard Allan Sisler(リチャード・シスラー)
○[人]アメリカのプロ野球選手(1920〜1998)。愛称はディク
(Dick)。ジョージ・シスラーの子。
フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)で
活躍。
しーすりーあい
【C3I】
◇"[英]communication,command,control,intelligence"の頭文
字。
○[軍]現代的軍事力を有効に行使するために必要な司令部の4
大機能。
<1>通信(communication)。
<2>指揮(command)。
<3>管制(control)。
<4>情報(intelligence)。
「シーキューブドアイ(C cubed I)」とも呼ぶ。
◎上記の機能にコンピュータ・システム(computer system)を
加えたものを「C4I」と呼ぶ。
しずりじんじゃ《しづりじんじや》
【倭文神社】
○⇒しどりじんじゃ(倭文神社)
しする
【シスル】
◇[英]thistle
○[植](英語で)アザミ(薊)。
⇒あざみ(アザミ,薊)
★しすれー
【シスレー】
◇Alfred Sisley(アルフレッド・シスレー)
○[人]フランス印象派の画家(1839〜1899)。
しずわ《しづわ》
【後輪】
○鞍(クラ)の名所(ナドコロ)の一つ。
鞍橋(クラボネ)の後部で、輪形に高くなっている部分。
洋式のポンメル([英]pommel)に相当する。
「しりわ(尻輪,後輪)」,「あとわ(後輪)」とも呼ぶ。
⇔まえわ(前輪)(1)
参照⇒くらぼね(鞍橋,鞍骨,鞍瓦)
★しせい
【市制】
○1888. 4.25(明治21)市制・町村制、公布。
1889. 4. 1(明治22)施行。
しせい
【四姓】
○(1)⇒かーすとせいど(カースト制度)
○(2)[国]源氏・平氏・藤原氏・橘(タチバナ)氏の総称。
しせい
【四聖】
○釈迦・キリスト・孔子・ソクラテスの4人の聖人。
「世界の四聖」とも呼ぶ。
◎「ししょう(四聖)」とも読む。
参照⇒ししょう(四聖)
しせい
【詩聖】
◇[中]shisheng
○[人]杜甫(Du Fu)を称える言葉。
⇒とほ(杜甫)
◎李白(Li Bai)(リ・ハク)の「詩仙(shixian)」に対して用いられ、
また併称して「李杜(Li-Du)」とも呼ばれる。
じせい
【次星】
○[天]⇒べーたせい(β星,ベータ星)
しせいか《しせいくわ》
【雌性花】
○[植]⇒めばな(雌花)
しせいがく
【死生学】
○⇒たなとろじー(タナトロジー)
★しせいし
【私生子】
○(1)[法]
参照⇒ひちゃくしゅつし(非嫡出子)
○(2)⇒しせいじ(私生児)
しせいじ
【私生児】
○(1)法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子。
法律用語では「非嫡出子(ヒチャクシュツシ)」,「私生子(シセイシ)」。
「庶子(ショシ)」とも呼ぶ。
○(2)(特に)父親の知れない子。ててなし子。
しせいどう《しせいだう》
【資生堂】
○[経]大手化粧品メーカーの一つ。
◎1875(明治 8)銀座出雲町(現:銀座7丁目)に福原有信が洋風
調剤薬局として開業。
日本初の練り歯磨きを発売。のち、化粧品に進出。
しせいどうぱーらー《しせいだうぱーらー》
【資生堂パーラー】
○東京都中央区銀座8丁目にある喫茶店。
資生堂の子会社。
◎1902(明治35)「ソーダファウンテン」の名称で資生堂店舗内に
開業。
しせいびょういん《しせいびやうゐん》
【至誠病院】
○[歴]吉岡弥生(ヨシオカ・ヤヨイ)の病院。
関東大震災まで東京市麹町区(コウジマチク)飯田町(イイダマチ)にあっ
た。
参照⇒とうきょうじょしいかだいがく(東京女子医科大学)
じせきてん
【自責点】
◇[英]earned run
○[運]野球で、味方のエラー(失策)によらずに投手の責任で奪
われた得点。
安打・犠打・四死球・ホームスチール・野選・暴投・ボーク
などによる失点。
略称は「ER」。
「アーンド・ラン」とも呼ぶ。
参照⇒ぼうぎょりつ(防御率)
★しせつか《しせつくわ》
【施設科】
○(1)
○(2)[軍]自衛隊における工兵の兵種の呼称。
◎自衛隊は軍隊ではないという政府の立場からの名称。
★しーぜっと
【Cz】
○旧チェコスロバキアの自動拳銃。
じーせぶん
【ジーセブン】
【G7】
◇[英]Group of Seven
○[経]先進国蔵相会議のことで、日本・アメリカ・ドイツ・イ
ギリス・フランス・イタリア・カナダの国々で成り立つ。
参照⇒さみっと(サミット),じーふぁいぶ(ジーファイブ,G
5)
◎2002. 2.(平成14)カナダのオタワで開催。
2009. 2.(平成21)ローマで開催。中川昭一財務・金融相、会
議中の目を閉じた居眠り状態が世界各国に配信。記者会見では
飲酒と思われる口調が不明瞭だったことが非難され、弁明が二
転三転後の17日に辞任。
じーぜる《ぢーぜる》
【ジーゼル】
◇Rudolf Diesel
○[人]⇒でぃーぜる(ディーゼル)
しせん
【子銭】
【子錢】
◇[中]ziqian
○利子・利息。
◎子銭家(子錢家):⇒しせんか(子銭家,子錢家)
しせん
【子瞻】
◇[中]Zizhan
○[人]蘇軾(Su Shi)の字(アザナ)。
⇒そしょく(蘇軾)
しせん
【紙銭】
【紙錢】
○(1)[社]祭りや葬礼に用いる、銭の形に切った紙。
棺(ヒツギ)に入れて死者に持たせる六道銭(ロクドウセン)。
「かみぜに(紙銭,紙錢)」,「銭形(ゼニガタ)」,「六道銭」とも呼ぶ。
参照⇒ろくどうせん(六道銭)
○(2)[社]中国で、墓参の際に墓前で燃やす模造紙幣の布施物。
紙幣のほか、家電製品・自動車・住宅(冥宅)などもある。
「冥幣(mingbi)」,「冥銭」,「陰銭」,「かみぜに(紙銭,紙錢)」,「銭
形(ゼニガタ)」とも呼ぶ。
参照⇒めいたく(冥宅)
◎若い女性(小姐)の冥幣もあった。
○(3)紙幣の別称。
○(4)藩札の別称。
しせん
【詩仙】
◇[中]shixian
○[人]李白(Li Bai)(リ・ハク)を称える言葉。
⇒りはく(李白)
◎杜甫(Du Fu)(ト・ホ)の「詩聖(shisheng)」に対して用いられ、ま
た併称して「李杜(Li-Du)」とも呼ばれる。
しぜん
【至善】
○(1)この上ない善。
慣用読みで「しいぜん(至善)」とも呼ぶ。
○(2)[哲]⇒さいこうぜん(最高善)
じせん
【自撰】
【自選】
○自分の作品の中から自分で選び集めること。
◎自撰詩集
じせん
【自選】
○(1)⇒じせん(自撰,自選)
○(2)複数の人の中から、自分で自分を選出すること。
○(3)複数の人の作品の中から、自分で自分の作品を選出する
こと。
○(4)選挙で、自分に投票すること。
◎自選投票
じせん
【自薦】
○自分で自分が適任であると推薦(スイセン)・推挙(スイキョ)すること。
◎自薦他薦
しせんか
【子銭家】
【子錢家】
◇[中]ziqianjia
○金貸し・金融業者。高利貸し。
参照⇒しせん(子銭,子錢)
★しせんき
【死戦期】
◇[英]agonal stage
○[医]
「瀕死期(ヒンシキ)」とも呼ぶ。
参照⇒とーてんくろいつ(トーテンクロイツ),かがくこきゅ
う(下顎呼吸)
しぜんさいせいすいしんほう《しぜんさいせいすいしんはふ》
【自然再生推進法】
○[法]生態系が過去に損なわれた河川や湿原の復元などを目的
とする法律。
◎2003. 1.(平成15)施行。
しせんし
【四線紙】
○[教]英字の筆記練習用の紙・ノート(練習帳)。
横四本の平行線が何段か印刷されているもの。
参照⇒[1]かーん(カーン)
◎五線紙は楽譜用:⇒ごせんし(五線紙)
★しせんしょう《しせんしやう》
【四川省】
◇[中]Sichuan Sheng、[英]Sichuan Province
○中国南西部の省。北部を甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)、
北東部を陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)、東部を重慶市
(Chongqing Shi)(ジュウケイシ)に接する。
省都は成都市(Chengdu Shi)(セイトシ)。
◎1997(平成 9)重慶市を中央直轄市(省レベル)として分離。
しぜんすう
【自然数】
◇[英]natural number
○[数]1と、1に順次に1を加えて得られる数の総称(set)。
「正の整数(positive integer)」とも呼ぶ。
参照⇒せいすう(整数)
しぜんたいすう
【自然対数】
◇[英]natural logarithm
○[数]特別な定数e=2.71828……(無理数)を底(テイ)(base)と
する対数。
参照⇒たいすう(対数)
しぜんちへい
【自然地平】
◇[英]sensible horizon
○⇒ちへいせん(地平線)(1)
★しそ
【シソ】
【紫蘇】
◇[学]Perilla frutescens var.crispa/Perilla crispa
○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)の
一年草。中国原産。
草丈は30〜90センチメートル。
9〜10月ころ、花穂に小花を密につけ、花はアカジソが淡紅
色、アオジソが紅がかった白色。
刺身のつまなどに用いる食用のアオジソの葉は「オオバ(大葉)」
と呼ぶ。
参照⇒ゆかり(縁)(3)
◎夏の季語。
シソの実は秋の季語。
〈シソ科:Lamiaceae/Labiatae〉
アカジソ(赤紫蘇)(Perilla purpurea)。
アオジソ(青紫蘇)(Perilla viridis)。
チリメンジソ(縮緬紫蘇)(Perilla crispa)。
エゴマ(荏胡麻)(Perilla frutescens)。
参照⇒えごま(エゴマ,荏胡麻)
しそう《しさう》
【シソウ】
【芝草】
○(1)[植]しばくさ(芝草)・しば(芝)。
○(2)[植]マンネンタケ(万年茸)の別称。
⇒まんねんたけ(マンネンタケ,万年茸)
しそう
【宍粟】
◇[日]Shiso
○(1)⇒しそうし(宍粟市)
○(2)⇒しそうぐん(宍粟郡)
しそう《しさう》
【刺草】
○[植]アザミの別称。
⇒あざみ(アザミ,薊)
しそう《しさう》
【歯槽】
◇[英]alveolar
○[医]歯根(シコン)を納める上下の顎骨(ガッコツ)の窩(アナ)・くぼみ。
参照⇒しこん(歯根),しこんまく(歯根膜),しか
◎歯槽骨,歯槽突起
★しそう《しさう》
【詩想】
○
◎詩想の源泉:⇒へりこん(ヘリコン)(2)
じそう《じさう》
【児相】
○[俗][福]児童相談所の略称。
参照⇒じどうそうだんじょ(児童相談所)
じぞう《ぢざう》
【地蔵】
○[仏]地蔵菩薩の略称。
参照⇒じぞうぼさつ(地蔵菩薩)
じぞうえ《ぢざうゑ》
【地蔵会】
○[暦][仏]地蔵盆の別称。
⇒じぞうぼん(地蔵盆)
しそうかせき《しさうくわせき》
【示相化石】
◇[英]facies fossil/facies indicator
○[地][化生]地層が堆積した当時の環境を推測できる化石。
生活環境の強く制約されている生物の化石が用いる。
ホタテガイは冷たい海、サンゴは温かい海、二枚貝は浅い砂
底の海、ブナの葉は寒冷地など。
参照⇒しじゅんかせき(示準化石)
じぞうぐるま《ぢざうぐるま》
【地蔵車】
○[仏]⇒ごじょうぐるま(後生車)
しそうぐん
【宍粟郡】
◇[日]Shiso Gun
○兵庫県西部の郡。
安富町(ヤストミチョウ)のみ。
◎2005. 4. 1(平成17)山崎町(ヤマサキチョウ)・一宮町(イチノミヤチョウ)・
波賀町(ハガチョウ)・千種町(チクサチョウ)が合併して宍粟市を発足。
しそうし
【宍粟市】
◇[日]Shiso Shi
○兵庫県西部の市。
◎2005. 4. 1(平成17)宍粟郡の山崎町(ヤマサキチョウ)・一宮町(イチノミ
ヤチョウ)・波賀町(ハガチョウ)・千種町(チクサチョウ)が合併して発足。
じぞうたけ《ぢざうたけ》
【地蔵岳】
◇[日]Zizo Dake/Dizo Dake
○[地]群馬県にある赤城山(アカギヤマ)の中央火口丘。標高1,674
メートル。
参照⇒あかぎやま(赤城山)
しそうてんらんかい《しさうてんらんくわい》
【思想展覧会】
○[歴]憲兵司令部の思想研究班が1930. 2.18(昭和 5)から開催
した展覧会。
参照⇒けんぺい(憲兵)
じぞうどおりしょうてんがい《ぢどうどほりしやうてんがい》
【地蔵通り商店街】
○(1)東京都豊島区北東部の巣鴨(スガモ)にある、旧中山道(ナカセン
ドウ)の商店街。
曹洞宗(ソウトウシュウ)の萬頂山高岩寺(コウガンジ)の本尊延命地蔵菩
薩(とげぬき地蔵)がある。
「おばあちゃんの原宿(お婆ちゃんの原宿)」とも呼ぶ。
参照⇒とげぬきじぞう(とげぬき地蔵),もんすら(モンスラ)
○(2)東京都文京区関口(セキグチ)にある商店街。
「地蔵横丁」とも呼ぶ。
じぞうのじっぷく《ぢざうのじつぷく》
【地蔵の十福】
○[仏]『延命地蔵経』に述べられている、地蔵菩薩を信仰すれ
ば授かるという十種の福徳。
< 1>女人泰産。
< 2>身根具足(グソク)。
< 3>除衆病疾。
< 4>寿命長遠(チョウオン)。
< 5>聡明智慧。
< 6>財宝盈溢(ヨウイツ)。
< 6>衆人愛敬(アイギョウ)。
< 7>穀米成熟。
< 8>神明加護。
< 9>証大菩提。
しそうはんほごかんさつほう《しさうはんほごくわんさつはふ》
【思想犯保護観察法】
○[歴][法]治安維持法違反の罪に問われた者の再犯を防止する
ため、その思想や行動を監視する措置を定めた法律。
罪に問われた者とは刑期終了・仮出獄の者のほか、執行猶予
・不起訴の者も含まれる。
参照⇒ちあんいじほう(治安維持法)
◎1936. 5.29(昭和11)公布。
1945.10.15(昭和20)治安維持法とともにポツダム勅令575号
が公布施行されて廃止。
じぞうぶじ《ぢざうぶじ》
【地蔵峰寺】
○和歌山県海草郡(カイソウグン)下津町(シモツチョウ)橘本(キツモト)にある
天台宗の寺。山号は藤白山。
国の重要文化財の石造地蔵菩薩坐像がある。
熊野古道の藤白坂(フジシロノサカ)を登りきった絶景の藤白峠にあ
り、「峠の地蔵さん」とも呼ばれている。
じそうほう《じそうはう》
【自走砲】
◇[英]self-propelled artillery
○(1)[軍]火砲を搭載した戦闘車両の総称。
○(2)[軍](戦車に対して)回転砲塔(ターレット)がない、火砲
を搭載した無限軌道(キャタピラ)式または車輪式の戦闘車両。
主に前面部に防弾板があるオープン・トップを指し、上部全
体を防弾したものは特に突撃砲(armoured assault gun)と呼ば
れる。
参照⇒せんしゃ(戦車)(2),かちゅーしゃ(カチューシャ)(4)
◎第一次世界大戦中に試作・開発。
第二次世界大戦時のドイツ軍:参照⇒[2]ふんめる(フンメル)
じぞうぼさつ《ぢざうぼさつ》
【地蔵菩薩】
◇[梵]Ksitigarbha(クシティガルバ)、"ksiti(地)"+"garbha
(胎)"から。
○[仏]釈迦(シャカ)の依頼で、その死後から弥勒(ミロク)菩薩の出現
までの間、衆生(シュジョウ)を教化済度(サイド)するという菩薩。
参照⇒ろくじぞう(六地蔵)(1)
◎縁日:参照⇒じぞうぼん(地蔵盆)
水子地蔵:⇒さいのかわら(賽の河原)(1)
地蔵信仰の祖:小野篁(オノノタカムラ)( 802〜 852)。
◎虚空蔵(コクウゾウ)菩薩は金剛界(コンゴウカイ)大日(ダイニチ)で、地蔵
菩薩は胎蔵界(タイゾウカイ)大日で、両者同体ともいわれる。
じぞうぼん《ぢざうぼん》
【地蔵盆】
○[暦][仏]陰暦七月二十四日、地蔵菩薩の縁日に行われる地蔵
を祀(マツ)る風習。
児童が石地蔵に供物(クモツ)を供えたり、仏名を唱えたりする
子供中心の法会。
近畿地方を中心に各地で行われ、京都では新暦8月23・24日
の両日行われる。
「地蔵会(ジゾウエ)」,「じぞうまつり(地蔵祭り,地蔵祭)」とも呼
ぶ。
◎秋の季語。
じぞうまつり《ぢざうまつり》
【地蔵祭り】
【地蔵祭】
○[暦][仏]地蔵盆の別称。
⇒じぞうぼん(地蔵盆)
じぞうよこちょう《ぢぞうよこちやう》
【地蔵横丁】
○⇒じぞうどおりしょうてんがい(地蔵通り商店街)(2)
しそきせき
【シソ輝石】
【紫蘇輝石】
◇[英]hypersthene(ハイパースシン)/eulite(ユーライト)
○[鉱]斜方輝石(orthopyroxene)の一種。
鉄(Fe)・マグネシウム(Mg)の珪酸塩([Fe,Mg]2Si2
O6)を主成分とする鉱物。
斜方晶系に属し、ガラス状の光沢のある柱状の結晶。暗褐色
・暗緑色で半透明。条痕色は淡灰。硬度5.5、比重3.3。
火成岩中に含まれる。
参照⇒きせき(輝石)
しそく
【四則】
◇[英]the four rules in arithmetic
○[数]数学(算数,算術)で、加法・減法・乗法・除法の総称。
「四則演算」,「四則算」,「加減乗除」とも呼ぶ。
参照⇒ぎゃくぽーらんどほう(逆ポーランド法)
しそく
【紙燭】
【脂燭】
○(1)昔の照明具の一つ。
松の木を長さ約一尺五寸(約45センチメートル)、太さ径約三
分(約9ミリメートル)の丸い棒状に削り、先端を炭火で黒く焦
がし、油を塗って乾かし、手元を紙屋紙(コウヤガミ,カミヤガミ)で左
巻きに巻いたもの。
宮中などの夜間の儀式・行幸や、室内照明に用いた。
「ししょく(紙燭,脂燭)」とも呼ぶ。
○(2)こよりを油に浸して点火し、灯(トモ)すもの。
しぞく
【士族】
○(1)士分の家柄。
○(2)[歴]族籍(ゾクセキ)の一つ。華族(カゾク)の下、平民の上に位
する。旧武士階級の、明治維新後の名称。
参照⇒ぞくせき(族籍),そつぞく(卒族)
◎1869(明治 2)版籍奉還に伴い武士の家系の者を士族とする。
1870(明治 3. 9.)下級武士を士族から卒族とする。
1871(明治 4. 8.23)華士族と平民の結婚が許可。
1872(明治 5. 1.)身分族称を皇族(コウゾク)・華族・士族・平
民とする。卒族は廃止され、禄高を世襲する者は士族に、一代
抱えの者は平民に編入。
1947(昭和22)廃止。
しぞく
【氏族】
◇[英]clan(クラン)
○[社]共通の祖先を持つと信じる連帯意識で結ばれた出自集団。
血統が明らかなリネージ(lineage)とは異なり、氏族の祖先
は神話的・伝説的存在であって、いくつかのリネージから構成
される場合が多い。さらに言語・風俗が同じ氏族が結合して部
族を構成する。
連帯感の象徴として固有の氏族名やトーテムを用いることが
多い。
また、共同生活を行う社会組織で、首長の選出など共同体の
重要事項は平等な権利を持つ成年男子(女子を含むこともある)
全員による氏族会議で決定される。
新石器時代ころに始まり、現在も未開社会などにみられる。
しかし、氏族の生産力が高まると首長の権力が増大し、氏族社
会は崩壊し始める。
「クラン」,「うじぞく(氏族)」とも呼ぶ。
参照⇒みんぞく(民族)
◎同一氏族内では婚姻が禁止されることが多い。
しそくえんざん
【四則演算】
◇[英]the four rules in arithmetic
○[数]⇒しそく(四則)
しそくざん
【四則算】
◇[英]the four rules in arithmetic
○[数]⇒しそく(四則)
じぞくてききどうようあつほう《ぢぞくてききだうやうふつはふ》
【持続的気道陽圧法】
◇[英]continuous positive airway pressure
○[病]⇒しーぱっぷ(CPAP)
★しそちょう《しそてう》
【始祖鳥】
◇[学]Archaeopteryx(アーケオプテリクス)
○[化生]鳥類最古の祖先と考えられる化石動物。
鳥類の羽毛などと爬虫類の歯などの特徴を兼ね備えている。
参照⇒かびきんぽうちょう(華美金鳳鳥),ほらんだるせりあ
(ホランダ・ルセリア)
◎1861(文久元)ドイツ南部のゾルンホーフェン(Solnhofen)の
採石場で、ジュラ紀(約1億5,000万年前)の石灰岩中から発見。
しそぽん
【シソポン】
◇Sisophon
○カンボジア北西部、バンティアイ・ミアンチェイ州(Khett
Banteay Meanchey)中南部にある州都。
北緯13.58°、東経102.98°の地。
〈人口〉
2000(平成12)2万0,000人(推計)。
しそもく
【シソ目】
【紫蘇目】
◇[学]Lamiales
○[植]被子植物の一目。
〈主な科〉
キツネノマゴ科(Acanthaceae)。
ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)。
イワタバコ科(Gesneriaceae)。
シソ科(Lamiaceae)。
タヌキモ科(Lentibulariaceae)。
モクセイ科(Oleaceae)。
ゴマ科(Pedaliaceae)。
ハエドクソウ科(Phrymaceae)。
オオバコ科(Plantaginaceae)。
ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)。
クマツヅラ科(Verbenaceae)。
しそーらす
【シソーラス】
◇[英]thesaurus、[独]Thesaurus(テザオルス)
○(1)[言]類義語・反意語などの語句を意味によって分類・配
列した語彙(ゴイ)集・辞典。類語辞典・百科全書。
◎イギリスのロジェ(Peter Mark Roget)(1779〜1869)が1851
(嘉永 4)に刊行した辞典名(Thesaurus of English Words and
Phrases)に由来。
◎中国の『爾雅(Erya)』、日本の『和名類聚鈔(ワミョウルイジュショウ)』、
新しくは1964(昭和39)国立国語研究所編『分類語彙表』など。
○(2)[計]コンピュータなどの情報検索に用いる一種の辞書・
インデックス(指標)。図書分類法や自動翻訳のための機械辞書
など。
キーワード(見出し)と内容が目的に合うように、キーワード
と関連語の類似・対立・包含関係などが記述されている。
参照⇒れきしこん(レキシコン)(3)
◎ギリシア語の「宝庫(thesauros)」から。
しそん
【子孫】
○(1)子(コ)と孫(マゴ)。
○(2)([英]descendant)子・孫・曾孫(ヒマゴ)と、血筋を引いて
代々生れる人々。
⇔そせん(祖先)(2)
参照⇒じそん(耳孫)
しそん
【四村】
○[歴][人]キリスト教界の四村。内村鑑三・田村直臣・植村正
久・松村介石(カイセキ)の総称。
じそん
【耳孫】
◇[中]ersun
○(1)玄孫(ゲンソン,ヤシャゴ)の子・曾孫(ソウソン,ヒマゴ)の孫。
参照⇒びそ(鼻祖)
○(2)[漢]九世・九代目後(アト)の子孫。
◎一世:子(zi)。
二世:孫(sun)。
三世:曾孫(zengsun)(ソウソン,ヒマゴ)。
四世:玄孫(xuansun)(ゲンソン,ヤシャゴ,ツルノコ)。
五世:来孫(laisun)(ライソン)。
六世:昆孫(kunsun)(コンソン)。
七世:仍孫(rengsun)(ジョウソン)。
八世:雲孫(yunsun)(ウンソン,ツルノコ)。
九世:耳孫(ersun)。
○(3)(転じて)遠い子孫・遠孫(エンソン)・遠裔(エンエイ)。
じそん
【慈尊】
○[仏]弥勒菩薩の別称。
⇒みろくぼさつ(弥勒菩薩)
じそんさんえ《じそんさんゑ》
【慈尊三会】
○[仏]竜華三会(リュウゲサンエ)の別称。
⇒りゅうげさんえ(竜華三会)
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