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百 科 辞 書 《しさ》 編集:獨 澄旻
-------- しさ --------------------------------------------------
しーざー
【シーザー】
◇Gaius Julius Caesar
○[人]⇒かえさる(カエサル)
しざい
【死罪】
○(1)死刑になるような罪。死刑。
○(2)[歴]律令制(リツリョウセイ)の五刑の中で最も重い刑罰。
斬罪(ザンザイ)と縛り首とがある。
じざい
【自罪】
◇[羅]peccatum actuale
○[宗](キリスト教で)個々の人間が自己の意思に基づいて犯し
た罪。
⇔げんざい(原罪)
じざいかぎ
【自在鉤】
◇[英]pothook
○囲炉裏(イロリ)・竈(カマド)などの上に、天井(テンジョウ)から吊(ツ)
り下(サ)げた竹などの棒の先に取り付けた、鉄瓶(テツビン)や鍋(ナ
ベ)などを引っ掛(カ)ける鉤。
自在に上下させる仕掛けがあり、鍋などの大きさに高さを合
せたり、火との距離を調節したりするもの。
じざいきょくせんじょうぎ《じざいきよくせんぢやうぎ》
【自在曲線定規】
○⇒じざいじょうぎ(自在定規)
じざいじょうぎ《じざいぢやうぎ》
【自在定規】
○鉛(ナマリ)などを芯にして自在に曲がる定規。
曲線を測ったり、曲線を描くのに用いる。
「自在曲線定規」とも呼ぶ。
参照⇒くもがたじょうぎ(雲形定規)
じざいすぱな
【自在スパナ】
◇[英]monkey spanner
○[機]⇒もんきーすぱな(モンキー・スパナ)
★じざいてん
【自在天】
○[仏]もとはバラモン教のマヘーシュヴァラ神で、仏法の守護
神として取り入れられた六天身の一つ。
◎同じ六天身の大自在天と同神で、異称ともされる。
参照⇒ろくてんしん(六天身)
しさかじま
【四阪島】
◇[日]Shisaka Jima
○(1)[地]愛媛県北東部の燧灘(ヒウチナダ)にある島群。明神島・
鼠島・梶島・家ノ島・美濃島の5小島からなり、総面積2万平
方キロメートル。
越智郡(オチグン)宮窪町(ミヤクボチョウ)に所属。
新居浜〜尾道間の船が寄港する。
◎1895(明治28)四阪島を買収し、煙害問題が発生していた新居
浜の別子銅山製錬所を移す。
家ノ島に精練工場があり、社宅のある美濃島とは人工の陸繋
島(リクケイトウ)になっている。
1973. 3.31(昭和48)住友金属鉱山(株)、閉山。
○(2)愛媛県北東部、越智郡(オチグン)宮窪町(ミヤクボチョウ)の地名。
じさがり
【字下がり】
◇[英]indent
○[印][計]⇒いんでんと(インデント)(3)
しさくせん
【止索栓】
◇[英]cleat
○⇒[1]くりーと(クリート)(1)
じさげ
【字下げ】
◇[英]indent
○[印][計]⇒いんでんと(インデント)(3)
しさけっとけん
【シサケット県】
◇[タイ語]Changwat Si Sa Ket、[英]Si Sa Ket Province
○⇒しーさけーとけん(シーサケート県)
しーさけーと
【シーサケート】
◇Si Sa Ket、[英]Si Sa Ket/Sisaket
○(1)(Changwat Si Sa Ket)⇒しーさけーとけん(シーサケート
県)
○(2)タイ王国東部、シーサケート県中北部にある県都。
しーさけーとけん
【シーサケート県】
◇[タイ語]Changwat Si Sa Ket、[英]Si Sa Ket Province
○タイ王国東部の県。南部をカンボジアに隣接。
県都はシーサケート。
「シサケット県」とも呼ぶ。
参照⇒ぷれあびひあじいん(プレアビヒア寺院)
じさし
【字指】
○⇒じつき(字突)
しざーず
【シザーズ】
◇[英]scissors
○(1)ハサミ(鋏)。
⇒はさみ(鋏,剪刀)
◎バリカン・爪切りなどは「クリッパーズclippers」。
○(2)[運]レスリングで、頭や胴を両足で締める技(ワザ)。
○(3)(英語で)ジャンケンのチョキ(ハサミ)。
⇒はさみ(鋏,剪刀)(3)
★じさつ
【自殺】
○
「自尽(ジシン)」,「自害(ジガイ)」とも呼ぶ。
◎刀剣で自殺することは「自刃(ジシン)」。
◎自殺を遂(ト)げる
◎自殺は月曜日に多い。
〈青色照明〉
駅ホームや踏切りでは自殺防止効果が大きいという。
2006.12.(平成18)JR西日本が導入。
2009. 2.(平成21)JR東日本、高崎線の3駅に初設置。
◎世界一の自殺の名所はゴールデンゲートブリッジ(金門橋)。
◎2006.10.(平成18)自殺対策基本法、施行。
じさつがんぼう《じさつぐわんばう》
【自殺願望】
○[心][病]⇒じさつしねん(自殺念慮)
しさっく
【CISAC】
【シサック】
◇[フ]Confederation Internationale des Societes d'Auteurs
et Compositeurs
○[楽]作詞作曲家協会国際連合会。世界各国の音楽著作権協会
の連合会。
参照⇒じゃすらっく(JASRAC)
★じさつしねん
【自殺念慮】
◇[英]suicidal ideation
○[心][病]死にたいと思うこと。
鬱病(ウツビョウ)傾向のある人が強い失望感を経験した時などに
現れる。
「自殺願望」とも呼ぶ。
しーさーぺんと
【シーサーペント】
◇[英]sea serpent
○(伝説・空想上の)竜(dragon)に似た大海蛇(オオウミヘビ)。
参照⇒さーぺんと(サーペント)(1),どらごん(ドラゴン)(1)
◎航海の途中、シーサーペントを見ると嵐(アラシ)に遭(ア)い、海
に飲み込まれてしまうという。
じざむらい《ぢざむらひ》
【地侍】
【地士】
○(1)[歴]中世(南北朝〜戦国時代)、在郷土着の武士。
荘園・郷村に勢力をもつ有力名主(ミョウシュ)で、農業経営を行っ
て小領主化し、惣村の中核として農民たち(百姓)を指導した。
戦乱の中、土一揆の主勢力となり、下剋上の原動力ともなっ
た。
やがて戦国大名に被官(ヒカン)して家臣となり、城下町に移り
住むものや、惣村にとどまって郷士となる。
「地下侍(ジゲザムライ)」とも呼ぶ。
参照⇒つちいっき(土一揆),そう(惣),[2]ごうし(郷士)
○(2)[歴]幕府や諸大名家に属さない在郷の武士・土豪。
じざん
【ジザン】
◇Jizan
○(1)(Jizan Emirate)⇒じざんしゅう(ジザン州)
○(2)サウジアラビア南部、ジザン州の州都。
北緯16.90°、東経42.55°の地。
イエメン国境に近い、紅海(Red Sea)に面する都市。
〈人口〉
1974(昭和49)3万2,800人。
1992(平成 4)5万6,600人。
2003(平成15)6万9,600人。
◎近郊はイスラム過激派の拠点の一つ。
しさんかおすみうむ《しさんくわおすみうむ》
【四酸化オスミウム】
◇[英]Osmium tetroxide
○[化]白金属元素オスミウム(Os)の酸化物。有毒。
化学式はO4Os。
オレフィンのジヒドロキシル化反応などで反応速度を速める
ために用いられる触媒。
しさんかさんえん《しさんくわさんえん》
【四酸化三鉛】
○[化]⇒しさんかさんなまり(四酸化三鉛)
しさんかさんなまり《しさんくわさんなまり》
【四酸化三鉛】
○[化]鉛の酸化物の一種。赤色の無定形粉末。
化学式はPb3O4。
一酸化鉛(PbO)を空気中で約500度に長時間加熱すると生
成する。
古くから「鉛丹(エンタン)」,「光明丹(コウミョウタン)」,「ミニウム([羅]
minium)」と呼ばれ、橙赤色顔料として使われてきた。
鉛ガラスの原料にも用いる。
「しさんかさんえん(四酸化三鉛)」,「しさんさんかなまり(四
三酸化鉛)」とも呼ぶ。
参照⇒えんたん(鉛丹)
しさんかにちっそ《しさんくわにちつそ》
【四酸化二窒素】
◇[英]nitrogen tetroxide
○[化]ロケットエンジンの酸化剤。
略称は「NTO」。
しざんがんじけん
【芝山巖事件】
○[歴]1896. 1. 1(明治29)日本統治下の台湾で起きた抗日ゲリ
ラ事件。
日清戦争の1895(明治28)下関条約で台湾は日本に帰属が決定。
同年、台北(Taibei)郊外の芝山巖(Zhishanyan)に「日本語伝習
所(のち国語伝習所)」と「土語伝習所」が設立された。
翌年の元旦、芝山巖学堂で6人の学務部員が抗日ゲリラに襲
われ、殺害された。
この後、芝山巖学堂は「聖地」化されて、日本語教育で殉死し
た教師たちを祀る廟となり、台北の生徒たちの参拝する遠足の
地となる。
参考⇒むしゃじけん(霧社事件)
じさんきん《ぢさんきん》
【持参金】
○婚姻または養子縁組の際、嫁または養子が実家から持参(ジサ
ン)する金銭。
「化粧料(ケショウリョウ,ケワイリョウ)」,「土産金(ミヤゲガネ)」とも呼ぶ。
◎英語:ダウリー(dowry)/ポーション(portion)/ドット(dot)。
ドイツ語:ミットギフト(Mitgift)。
フランス語:ドット(dot)。
イタリア語:ドーテ(dote)。
スペイン語:ドテ(dote)。
トルコ語:チェイーズ(ceyiz)。
中国語:嫁妝(jiazhuang)。
しさんさんかなまり《しさんさんくわなまり》
【四三酸化鉛】
○[化]⇒しさんかさんなまり(四酸化三鉛)
じざんしゅう《じざんしう》
【ジザン州】
◇[英]Jizan Emirate
○サウジアラビア南部の州。東部(内陸部)は山岳地帯で、西部
は紅海(Red Sea)に面する。南東部はイエメンに隣接。
州都はジザン。
〈面積〉
1万1,671平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4) 86万6,000人。
2003(平成15)116万1,700人。
しーさんぱんな
【シーサンパンナ】
【西双版納】
◇[中]Xishuangbanna
○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)南端のタイ族
自治州(Daizu Zizhizhou)。正称は西双版納タイ族自治州(Dai-
zu Zizhizhou)。
景洪市(Jinghong Shi)(ケイコウシ)と(「孟」偏+「力」)海県(Menghai
xian)(モウカイケン)と(「孟」偏+「力」)臘県(Mengla xian)(モウロウケン)か
ら成る。
州都は景洪市の允景洪鎮(Yunjinghong Zhen)(インケイコウチン)。
〈人口〉
1994(平成 6)80万5,966人。
しし
【シシ】
◇[フ]chichi
○[形](フランス語で)けばけばしく飾った、ど派手な。
しし
【士師】
◇[英]judge(ジャッジ)
○[聖]古代イスラエルで、モーセの後継者ヨシュア(Joshua)か
らイスラエル最初の王サウル(Saul)の時までの約400年間、ユ
ダヤ民族を指導した人々。
参照⇒ぎでおん(ギデオン),さむそん(サムソン),えふた(エ
フタ)
しし
【肉】
【宍】
○(1)人体の肉(ニク)。
◎太り肉(ジシ):太っていること。
○(2)動物の肉。特に、食用の獣肉。
◎肉市(シシイチ),肉食(シジジキ)
しし
【私諡】
○[漢]朝廷より贈られる以外の諡(オクリナ)。
参照⇒しし(賜諡),おくりな(諡)
しし
【刺史】
◇[中]cishi
○(1)[歴]中国の地方長官。
前漢の武帝の時代に郡県を監察する政務監察官として設置。
民政・軍事には直接関与はしなかった。
後漢末期〜三国時代は州牧(zhoumu)と呼ばれ、兵権を掌握。
魏・晋時代に軍閥化し、中央集権を弱体化する一因となる。
隋(Sui)の楊堅(Yang Jian)(文帝)が郡を廃止して州の長官
(知事)となる。
宋代に廃止。
◎漢十三刺史
○(2)[国]国守(コクシュ)の別称(唐名)。
しし
【屍脂】
◇[英]adipocere
○⇒しろう(屍蝋,死蝋)
しし
【指趾】
◇[英]digit/fingers and toes、[羅]digitus
○[医]手の指(ユビ)と足の趾(ユビ)。
★しし
【獅子】
【師子】
○(1)[哺]ライオン(lion)。
「唐獅子(カラジシ)」とも呼ぶ。
◎獅子座(Leo),獅子宮(Leo)
○()
しし
【賜諡】
○[漢]大夫(タイフ)以上の身分の者へ死後に、朝廷より追贈され
た諡(オクリナ)。
参照⇒しし(私諡),おくりな(諡)
しーしー
【CC】
◇[英]carbon copy
○カーボンコピーの略称。
⇒かーぼんこぴー(カーボンコピー)
じし
【慈氏】
○[仏]弥勒菩薩の別称。
⇒みろくぼさつ(弥勒菩薩)
じーしー
【GC】
【G.C.】
◇[英]George Cross
○ジョージ十字勲章の略称。
⇒じょーじじゅうじくんしょう(ジョージ十字勲章)
じじ
【時事】
◇[英]the Jiji Press
○[通]時事通信社の略称。
⇒じじつうしんしゃ(時事通信社)
じーしーあい
【GCI】
◇[英]Global Competitiveness Index
○[経]世界競争力指標の略称。
しーしーあーる
【CCR】
◇[英]chemokine receptor
○[医]⇒けもかいんじゅようたい(ケモカイン受容体)
じーしーあーる
【GCR】
◇[英]gas-cooled reactor
○[原]ガス冷却炉の略称。黒鉛炉の一種。
参照⇒こーるだーほーる(コールダーホール)
◎改良ガス冷却型原子炉:AGR(advanced gas-cooled reac-
tor)。
ししいろ
【宍色】
○[色]⇒はだいろ(肌色,膚色)
★ししうど
【シシウド】
【猪独活】
◇[学]Angelica pubescens
○[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)シシウド属(Angelica)
の多年草。
茎の高さ1.5〜2メートル。
「イヌウド(犬独活)」とも呼ぶ。
〈シシウド属(Angelica)〉
トウキ(当帰)(日本産):⇒[1]とうき(トウキ,当帰)
トウキ(当帰)(中国産):⇒[2]とうき(トウキ,当帰)
◎ウド(セリ目ウコギ科):⇒うど(ウド,独活)
ハナウド(セリ科ハナウド属):⇒はなうど(ハナウド,花独活)
しーしーえーえす
【CCAS】
◇[英]Cape Canaveral Air Station
○[宇]ケープカナベラル飛行場の略称。
⇒けーぷかなべらる(ケープカナベラル)
しーしーえーえすじー
【CCASG】
◇[英]Cooperation Council for the Arab States of the
Gulf
○⇒じーしーしー(GCC)
しーしーえーえふえす
【CCAFS】
◇[英]Cape Canaveral Air Force Station
○[宇]ケープカナベラル空軍ステーションの略称。
⇒けーぷかなべらる(ケープカナベラル)
[1]しーしーえす
【CCS】
◇[英]Carbon Dioxide Capture and Storage
○温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を、大量に発生する
発電所や工場で分離・回収して圧縮し、地下・海面下の地層に
貯留すること。また、その技術。
[2]しーしーえす
【CCS】
◇[英]Civil Communications Section
○⇒みんかんつうしんきょく(民間通信局)
[1]しーじーえす
【CGS】
◇[英]China Geological Survey、[中]Zhongguo Dizhi Diao-
cha Ju
○[地]中国地質調査局の略称。
[2]しーじーえす
【CGS】
◇[フ]le Centre Spatial Guyanais、[英]Guiana Space Cen-
ter
○[宇]南アメリカ北東部、仏領ギアナのクールー(Kourou)にあ
る、ギアナ宇宙センターの略称。
しーしーえすびーてぃー
【CCSBT】
◇[英]Commission for the Conservation of Southern Blue-
fin Tuna
○[海]⇒みなみまぐろほぞんいいんかい(みなみまぐろ保存委
員会)
じーしーえっちきゅー
【GCHQ】
◇[英]Gervament Communications Head Quaters
○[軍]イギリスの政府通信本部の略称。
最先端技術を用いた信号傍受・暗号解読によってテロなどの
各種情報を政府に提供する機関。
エシュロン(Echelon)の一翼を担っている。
参照⇒えしゅろん(エシュロン)(3)
しーじぇーでぃ
【CJD】
◇[英]Creutzfeldt-Jakob disease
○[病]クロイツフェルト・ヤコブ病の略称。
⇒やこぶびょう(ヤコブ病)
◎vCJD:⇒へんいがたくろいつふぇるとやこぶびょう(変
異型クロイツフェルト・ヤコブ病)
じーじーえぬ
【GGN】
◇[英]Global Geopark Network
○[地]ユネスコ(UNESCO)の世界ジオパークネットワーク
の略称。
ジオパークの認定と保護・保全、教育・観光への活用を行う
国際機関。
本部はパリ(フランス)。
◎2004(平成16)設立。
しーしーえふえる
【CCFL】
◇[英]cold cathode fluorescent light
○[電]冷陰極管の略称。蛍光灯の一種。
液晶ディスプレー(LCD)のバックライトに使用される。
参照⇒えるしーでぃ(LCD)
◎超寿命のLEDに代られつつある。
しじぇる
【シジェル】
◇[古代英語]sigel、[古代ゲルマン語]sowilo
○[言][歴]⇒そうぃろ(ソウィロ)
ししおう《ししわう》
【獅子王】
○(1)獅子(ライオン)を百獣の王として称(タタ)える美称。
○(2)豊後(ブンゴ)定秀の作とも高平の作ともいわれる名剣の名。
鳥羽天皇から二条天皇に伝えられ、源三位頼政(ゲンザンミ・ヨリマ
サ)が鵺(ヌエ)を射(イ)たとき二条天皇から賞賜(ショウシ)された。
参照⇒ぬえ(鵺)(2)
○(3)[人](le Lion)ルイ八世(Louis VIII)の別称。
⇒るいはっせい(ルイ八世,ルイ8世)
○(4)[人]ヘンリー獅子王(ハインリヒ獅子公)。
⇒はいんりひししこう(ハインリヒ獅子公)
ししおうき《ししわうき》
【四子王旗】
◇[中]Siziwang Qi
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中北部の
烏蘭察布市(Wulanchabu Shi)が管轄する北東部の地区(県相当)。
行政所在地は烏蘭花鎮(Wulanhua Zhen)。
参照⇒うらんさっぷし(烏蘭察布市)
〈人口〉
2002(平成14)20万人。
◎2005.10.17(平成17)有人宇宙船神舟6号、115時間32分飛行
して四子王旗着陸場に着陸。
ししおどし
【鹿威し】
【鹿威】
○(1)⇒そうず(添水)
○(2)[農]田畑に来る鳥獣を威(オド)して追い払うための仕掛け。
案山子(カカシ)・鳴子・添水(ソウズ)など。
参照⇒なるこ(鳴子)(1),ろくさい(鹿砦,鹿柴)(1)
じじが
【ジジガ】
◇Jijiga
○エチオピア南東部、ソマリア州(Somali Kilil)北部にある州
都。
ししがき
【鹿垣】
○⇒ろくさい(鹿砦,鹿柴)
★ししがしら
【シシガシラ】
【獅子頭】
○(1)[魚]オランダシシガシラの略称。
⇒おらんだししがしら(オランダシシガシラ,オランダ獅子頭)
○(2)[植]([学]Blechnum nipponicum)ウラボシ目(Polypodial-
es)シシガシラ科(Blechnaceae)ヒリュウシダ属(Blechnum)の多
年草。シダの一種。
日本全国に分布。
★ししがしら
【獅子頭】
○(1)木を刻んで作った獅子の頭。
○(2)⇒ししがしら(シシガシラ,獅子頭)
ししがたけ
【獅子ヶ岳】
◇[日]Shishigatake/Shishi ga Take
○[地]三重県度会郡(ワタライグン)度会町(ワタライチョウ)の南西部にある
山。標高733メートル。
ししがたに
【鹿ヶ谷】
◇[日]Shishigatani
○京都府京都市左京区(サキョウク)南東部の地域名。
大文字山(ダイモンジヤマ)の西麓。
◎鹿ヶ谷南瓜(カボチャ):⇒ししがたにかぼちゃ(シシガタニカボ
チャ,鹿ヶ谷カボチャ,鹿ヶ谷南瓜)
鹿ヶ谷事件:⇒ししがたにじけん(鹿ヶ谷事件)
ししがたにかぼちゃ
【シシガタニカボチャ】
【鹿ヶ谷カボチャ】
【鹿ヶ谷南瓜】
○[植][農]ヒョウタン形をした日本カボチャ。
ししがたにじけん
【鹿ヶ谷事件】
○[歴]平安末期の1177(安元 3. 6.)、後白河法皇近臣の俊寛僧
都・藤原成親(ナリチカ)・藤原成経・僧西光(藤原師光<モロミツ>)らが、
鹿ヶ谷の俊寛の山荘で平家討伐の謀議を行った事件。
多田行綱の密告によって発覚し、西光死罪、成親・俊寛らは
薩摩国喜界ヶ島などに流罪となった。
「鹿ヶ谷の変」,「鹿ヶ谷の陰謀」とも呼ぶ。
ししがたにのいんぼう
【鹿ヶ谷の陰謀】
○[歴]⇒ししがたにじけん(鹿ヶ谷事件)
ししがたにのへん
【鹿ヶ谷の変】
○[歴]⇒ししがたにじけん(鹿ヶ谷事件)
ししかばぶ
【シシカバブ】
◇[トルコ語]sis kebab、[英]shish kebab
○[料]マトン(羊肉)と野菜をシシ(串)に刺して串焼きにしたト
ルコ料理。油・調味料・ブドウ酒などをつけてあぶり焼きにす
る。
「シシュケバブ」とも呼ぶ。
ロシア語では「シャシリック(shashlyk)」。
参照⇒けばぶ(ケバブ),ばーべきゅー(バーベキュー)
★ししき
【士師記】
◇[英]the Book of Judges
○[聖]『旧約聖書』の中の一書。
略称は「JDS」。
参照⇒しし(士師)
★ししき
【四職】
○[歴]室町幕府の侍所に任じられる有力守護。
山名(ヤマナ)・一色(イツシキ)・京極(キヨウゴク)・赤松(アカマツ)の4家。
参照⇒さんかんれい(三管領)
ししきじんじゃ
【志々伎神社】
○長崎県平戸市野子町(ノコチョウ)にある神社。旧県社。
ししく
【獅子吼】
【師子吼】
◇[梵]simha-nada(シムハナーダ)、[中]shizi kou
○(1)[仏]仏陀の説法の威力を表す言葉。
仏陀が大衆に向って堂々と真理・正道を説き、邪説を排して
異教の徒を怖れさせるさまを、獅子が咆哮(ホウコウ)して百獣を怖
れさせるさまに例えたもの。
◎『維摩詰經』佛國品:師子吼無畏音也、凡所言説不畏群邪異
學、諭師子吼衆獸下之。
○(2)(転じて、演説会などで)意気さかんに雄弁をふるうこと。
ししくいちょう《ししくいちやう》
【宍喰町】
◇[日]Shishikui Cho
○徳島県南部、海部郡(カイフグン)の町。南東部を太平洋に面し、
南部・西部を高知県に接する。
〈面積〉
91.99平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3,633人。
◎1924(大正13)町制施行。
ししぐち
【獅子口】
○(1)[建]屋根の棟飾(ムナカザリ)の一つ。
棟(ムネ)の両端に用いる箱形の瓦(カワラ)で、正面には山形の綾
筋(アヤスジ)があり、頂上に経(キョウ)の巻(マキ)という丸瓦をつける。
両脇の渦巻き状のものは雲、両端は足と呼ぶ。
社寺・宮殿建築に多く、檜皮葺(ヒワダブキ)の屋根に瓦棟を置
いた場合や、唐破風(カラハフ)の棟にも用いられる。
参照⇒おにがわら(鬼瓦)
◎「獅子」は「鴟尾(シビ)」の誤りとも言う。
○(2)[劇]能面の一つ。
獅子に似て、口を大きく開き牙(キバ)をむき出した凶暴な面
相のもの。
能の『石橋(シャッキョウ)』の獅子などに用いる。
○(3)竹製の花器の一つ。
生け口が横に大きく、獅子の口に似るもの。長さ約30センチ
で、置花・掛花の両様に用いる。
しーしーけー
【CCK】
◇[英]cholecystokinin
○[生化]⇒これしすときにん(コレシストキニン)
ししこう
【視紫紅】
◇[英]rhodopsin
○[生化]⇒ろどぷしん(ロドプシン)
★ししざ
【しし座】
【シシ座】
【獅子座】
◇[羅]Leo
○[天]
ししざ
【獅子座】
○(1)[仏]⇒げいざ(猊座)
○(2)[天]⇒ししざ(しし座,シシ座,獅子座)
ししざる
【シシザル】
【獅子猴】
【獅子猿】
○[哺]ライオンタマリンの別称。
⇒らいおんたまりん(ライオンタマリン)
★しーしーしー
【CCC】
◇[英]China Compulsory Certification
○[法][経]中国強制認証の略称。
情報技術(IT)セキュリティー製品の情報を強制開示させる
制度。
◎2010. 5.(平成22)導入予定。
じーしーしー
【GCC】
◇[英]Gulf Cooperation Council
○ペルシア湾岸アラブ産油国の地域協力機構「湾岸協力会議」の
略称。
本部はサウジアラビアの首都リヤド。
GCC合同軍「半島の盾軍(Peninsula Shield Force)」を保有。
「CCASG(Cooperation Council for the Arab States of
the Gulf)」とも呼ぶ。
◎1981. 5.25(昭和56)サウジアラビア・クウェート・バーレー
ン・カタール・アラブ首長国連邦(UAE)・オマーンの6ヶ国
で設立。
1986(昭和61)合同軍「半島の盾」を創設。
しーしーしーでぃ
【CCCD】
◇[英]copy control CD
○[楽]コピーコントロールCDの略称。
コピー防止技術を施した音楽CD、またはその技術。
違法コピーを防止する目的で採用されたが、正規のCD規格
に準拠されていず、傷が多いCDと同じ原理のため、マスター
音源からの音質の劣化が指摘されている。また、CDプレーヤ
ーとの相性から再生できない場合もあるが、プレーヤー製造会
社はCCCDの再生を保障していず、またレコード会社は返品
や交換に応じていない。さらに、CD規格に準拠していないに
もかかわらず、CDとして販売していること自体が違法の疑い
がある。
パソコンへの取り込みも防止されているが、不完全で実際に
はインターネット上でコピーされたものが存在している。一方、
普及してきたiPodなどの携帯型デジタル・プレーヤーでは
取り込みできないことから、CDを買わずにインターネットか
ら取り込む問題も発生している。
参照⇒りっぴんぐ(リッピング)
◎2002. 3.(平成14)エイベックス、採用。
2004. 9.17(平成16)エイベックス、CCCDの採用を弾力化
し、22日以降に発売されるCDからは原則廃止すると発表。同
日、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)も全面
廃止で検討に入る。
2004. 9.30(平成16)ソニー・ミュージックエンタテインメン
ト、レーベルゲートCDを廃止して、11月17日以降の新譜から
普通のCDで発売すると発表。
参照⇒れーべるげーとしーでぃ(レーベルゲートCD),でぃ
あーるえむ(DRM)
ししじま
【ししじま】
○[軍]海上自衛隊の掃海艇。
基準排水量510トン。
沖縄の第46掃海隊所属。
ししじま
【志々島】
◇[日]Shishi Jima
○[地]香川県西部、瀬戸内海の塩飽諸島(シワクショトウ)西端の一島。
三豊市(ミトヨシ)に属する。
◎旧住所は三豊郡(ミトヨグン)詫間町(タクマチョウ)。
しじしゅ
【四時主】
○⇒はっしん(八神)(1)
しししんおう《しししんおう》
【獅子心王】
◇[英]Richard Lionheart
○[人]⇒りちゃーどいっせい(リチャード一世,リチャード1世)
★じじしんぽうしゃ
【時事新報社】
○[通]
◎1882(明治15)福沢諭吉の主宰で三田に設立。
★しーしーだぶりゅ
【CCW】
◇[英]Convention on Prohibitions or Restrictions on the
Use of Certain Conventional Weapons Which May be Deemed
to be Excessively Injurious or to Have Indiscriminate Ef-
fects
○[軍]特定通常兵器使用禁止・制限条約の略称。
地雷・仕掛け爆弾(ブービートラップ)・焼夷(ショウイ)兵器・レ
ーザー兵器などの使用形態を制限する条約。
参照⇒あいいーでぃ(IED)
◎1980(昭和55)採択。
1996(平成 8)改訂。
2003.11.28(平成15)クラスター爆弾などの爆発性戦争残存物
(ERW)に関する付属議定書を採択。
じじつうしんしゃ
【時事通信社】
◇[英]the Jiji Press
○[通]日本の主要通信社。
本社は東京。
略称は「時事」。
参照⇒きょうどうつうしんしゃ(共同通信社)
◎1945.11. 1(昭和20)同盟通信社の業務の一部を継承して設立。
参照⇒どうめいつうしんしゃ(同盟通信社)
★[1]しーしーでぃ
【CCD】
◇[英]Civil Censorship Detachment
○[歴]連合国軍総司令部(GHQ)の民間検閲支隊の略称。
1945.10.(昭和20)東京・大阪・福岡で新聞・出版物・郵便な
どの検閲を実施。
1946. 2.15(昭和21)G2(参謀第二部)から七三一部隊関係者
12人の郵便物検閲を指示を受ける。
1949(昭和24)廃止。
[2]しーしーでぃ
【CCD】
◇[英]charge coupled device
○[電]電荷結合素子の略称。
光を電気信号に変換する半導体の受光素子で、入力された光
の明暗に比例した電流を発生する。
小形・軽量で消費電力も小さく、寿命も長いが、強い光には
にじみ、暗いとノイズが発生しやすい。
ビデオカメラ・デジタルカメラ・イメージスキャナ・ファク
シミリや複写機などの受光部に用いられる。
◎CCDカメラ
[3]しーしーでぃ
【CCD】
◇[英]Colony Collapse Disorder(群れ崩壊障害)
○[虫]ミツバチ(蜜蜂)が飼育(シイク)されている巣箱から突然に
大量失踪(シッソウ)する現象。
アメリカ・カナダ・ブラジルなどで報告されている。
原因は不明だが、農場で栽培されている作物が一品種のため、
偏(カタヨ)った花粉のみを食べることでハチの免疫力が低下し。
なんらかの原因で帰巣(キソウ)できなくなると考えられている。
一説に、農薬ネオニコチノイド(neonicotinoid)がハチの免
疫系統を破壊するためとも、携帯電話などの電磁波が方向感覚
を狂わせるためともいう。
参照⇒みつばち(ミツバチ,蜜蜂)
◎ミツバチは農作物の受粉になくてはならない存在で、食糧問
題に発展する可能性がある。
◎一部で「蜂群(ホウグン)崩壊症候群」とも呼んでいるが、原因は
複数考えられるとしても、複数の症状・現象をまとめて指して
るのではないので「症候群(syndrome)」と呼ぶのは、「CCD」の
意味のみではなく「症候群」の意味さえもおかしくする程度の低
い誤りで使用すべきでない。また、蜂の学術用語は「ハチ」。
しーじーてぃー
【CGT】
◇[フ]Confederation generale du travail
○[経]⇒ふらんすろうどうそうどうめい(フランス労働総同盟)
しーしーてぃーぶい
【CCTV】
◇[英]China Central Television
○[放]⇒ちゅうおうでんしだい(中央電視台)
ししでら
【獅子寺】
○東京都中野区上高田1丁目にある曹洞宗の保善寺の別称。
創建は1593(文禄 2)。本尊は釈迦牟尼仏。
◎もと牛込通寺町(現:新宿区)にあり、第3代将軍徳川家光が
牛込の酒井邸に立ち寄った際、家光より獅子に似た犬を賜って
から獅子寺と称した。
1906(明治39)現在地に移転。
ししのざ
【獅子の座】
○[仏]⇒げいざ(猊座)
ししのはばき
【シシノハバキ】
【ししの脛巾】
○[植]⇒こばいけいそう(コバイケイソウ,小梅ケイ草)
ししはくと
【獅子搏兎】
【獅子搏兔】
◇[中]shizi bu tu
○[慣用句]小さな事でも全力で取り組むこと。
◎「獅子(ライオン)はウサギ(兎)を捕(トラ)えるときでも手を抜
かない」という意味。
ししはなへび
【シシハナヘビ】
【獅子鼻蛇】
◇[英]hognose snake
○[爬]⇒ほぐのーずすねーく(ホグノーズ・スネーク)
★じしばり《ぢしばり》
【ジシバリ】
【地縛り】
○(1)[植]([学]Ixeris stolonifera)キク目(Asterales)キク科
(Asteraceae)ニガナ属(Ixeris)の多年草。
○(2)[植]⇒めひしば(メヒシバ,雌日芝)
しーしーぴー
【CCP】
◇[英]Chinese Communist Party、[中]Zhongguo Gongchandang
○[政]中国共産党の略称。
⇒ちゅうごくきょうさんとう(中国共産党)
ししふぉす
【シシフォス】
◇[希]Sisyphos、[羅]Sisyphus
○[ギ神]アイオロス(Aiolos)の子でコリントス(Korinthos)を
創建した邪悪な王。妻はプレアデス(Pleiades)の一人メローペ
(Merope)。
ゼウス(Zeus)に背(ソム)いたため、ゼウスは彼を憎んで死神を
送ったが、死神はだまされて捕らえられた。そのため、しばら
く死ぬ者が絶えたという。
重なる悪業の罰として死後に冥府(メイフ)で、大岩を山頂に押
し上げ、あと一押しすれば山頂に達するところで落下するとい
う永遠の刑に処せられた。
「シジフォス」,「シシュフォス」,「シシフス(Sisyphus)」とも呼
ぶ。
参照⇒しじふぉすのしんわ(シジフォスの神話)
◎人間のうちで最もずるいといわれる。
◎天馬ペガソス(Pegasos)に乗った英雄ベレロフォン(Bellero-
phon)の祖父。
しじふぉす
【シジフォス】
◇[希]Sisyphos
○[ギ神]⇒ししふぉす(シシフォス)
しじふぉすのしんわ
【シジフォスの神話】
◇[フ]Le Mythe de Sisyphe
○[文]1942(昭和17)フランスの作家カミュ(Albert Camus)(1913
〜1960)の評論。
シシフォスの神話を、人間の不条理にたとえている。
参照⇒かみゅ(カミュ),ししふぉす(シシフォス)
ししふす
【シシフス】
◇[羅]Sisyphus
○[ギ神]⇒ししふぉす(シシフォス)
じしぼさつ
【慈氏菩薩】
○[仏]弥勒菩薩の別称。
⇒みろくぼさつ(弥勒菩薩)
ししまちちょう《ししまちちやう》
【鹿町町】
◇[日]Shishimachi Cho
○[古]⇒しかまちちょう(鹿町町)
ししまひ
【四肢麻痺】
◇[英]quadriplegia
○[病]⇒くあどりぷれじあ(クアドリプレジア)
★しじみ
【シジミ】
【蜆】
○[貝]マルスダレガイ目(Veneroida)シジミ科(Corbiculidae)
の二枚貝の総称。
◎寒(カン)シジミ
◎ヤマトシジミ:日本原産。黒く光沢がある。
バチ型シジミ:中国原産。三味線のバチに似たクボミがある。
緑がかり、ヤマトシジミよりひと回り大きい。
タイワンシジミ:中国・台湾原産。正三角形に近く、ヤマト
シジミより小さい。淡水で育つ。
ウスシジミ:朝鮮原産。ヤマトシジミに近いが、やや横長で
紫の斑点がある。
★しじみばな
【シジミバナ】
【蜆花】
◇[学]Spiraea prunifolia
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)シモツケ属(Spiraea)
の落葉低木。中国原産。
「コゴメザクラ(小米桜)」,「コゴメバナ(小米花)」とも呼ぶ。
ししめい
【史思明】
◇[中]Shi Siming
○[人]中国唐代の武将(?〜 761)。安史の乱の主謀者。
営州(Yingzhou)(今の遼寧省)出身のトルコ(突厥)系の胡人で、
同郷の安禄山(An Lushan)(アン・ロクザン)の親友。
6ヶ国語を使い貿易官となり、のち軍人となる。
755年禄山が挙兵すると河北を攻略し、禄山の死後、唐に帰
順して河北節度使となる。
758年唐に対して反乱を起こし洛陽(Luoyang)を陥れ、 759
年安禄山の子の慶緒(Qingxu)を殺して大聖燕王(Dasheng Huan-
wang)と称したが、やがて子の史朝義(Shi Chaoyi)に殺された。
参照⇒あんろくざん(安禄山),あんしのらん(安史の乱,安史
の亂)
◎安禄山は大燕皇帝(Dayan Huangdi)を称した。
ししゃく
【子爵】
◇[英]viscount
○五等爵(公・侯・伯・子・男)の第四。
ししゃごにゅう《ししやごにふ》
【四捨五入】
◇[英]half adjust/round
○[数]10の倍数にそろえるための端数(ハスウ)計算法。
1〜4は切り捨て(round down)て0に、6〜9は切り上げ
(round up)て上の位に1を加える。
参照⇒まるめ(丸め),にしゃさんにゅう(二捨三入),ろくしゃ
しちにゅう(六捨七入)
◎四捨五入する:round off。
しーしゃーはい
【シーシャーハイ】
【什刹海】
◇[中]Shisha Hai、[英]Shichaqian Hai
○(1)[地]中国の首都ペキン市(北京市)西城区(Xicheng Qu)に
ある前海(Qian Hai)・后海(Hou Hai)・西海(Xi Hai)の総称。
天然の湖。
故宮の北西に位置し、故宮の西側にある南海(Nan Hai)・中
海(Zhong Hai)・北海(Bei Hai)(太液池)の「前三海(Qian San-
hai)」に対して「後三海(Hou Sanhai)」とも呼ぶ。
「シイシャーハイ(什刹海)」とも呼ぶ。
○(2)[地]特に前海。
「シイシャーハイ(什刹海)」とも呼ぶ。
ししゃぱんま
【シシャパンマ】
◇[チベット語]Shisha Pangma(厳しい天候の山)
○[地]中国南西部のチベット自治区(Xizang Zizhiqu)、ヒマラ
ヤ山脈中央部にある高峰。標高8,013メートル。
エベレストの北西、マナスルとの中間にある。
ヒンズー教の聖山の一つ。
中国名は「希夏邦馬峰([中]Xixiabangma feng)」。
旧称は「ゴサインタン([梵]Gosainthan)(聖者の居所)」,「ゴサ
インターン」,「高僧賛峰([中]Gaosengzan feng)」。
◎1964. 5.(昭和39)中国登山隊(許競隊長)が初登頂。
★じしゃぶぎょう《じしやぶぎやう》
【寺社奉行】
○[歴]
◎1635(寛永12.11.)設置。
★ししゃも
【シシャモ】
【柳葉魚】
◇[学]Spirinchus lanceolatus
○[魚]キュウリウオ目(Osmeriformes)キュウリウオ科(Osmeri-
dae)シシャモ属(Spirinchus)の海魚。
◎語源はアイヌ語。
漢字表記は「神がヤナギの葉を川に流すと魚になった」という
アイヌ伝説から。
◎カラフトシシャモ(Mallotus villosus)はキュウリウオ科カ
ラフトシシャモ属(Mallotus)。
ししゅ
【四衆】
○(1)[仏]出家(シュッケ)信者の男性「比丘(ビク)」と女性「比丘尼(ビ
クニ)」、在家(ザイケ)信者の男性「優婆塞(ウバソク)」と女性「優婆夷(ウ
バイ)」。
○(2)[仏]発起衆(ホッキシュ)・影響衆(ヨウゴウシュ)・当機衆(トウキシュ)・
結縁衆(ケチエンシュ)の総称。
<1>発起衆:大衆に代って仏陀と問答し、説法の発端(ホッタン)
をつくる菩薩衆。
<2>影響衆:仏陀の説法を側面から助ける人々。
<3>当機衆:仏陀の説法の対象となる人々。
<4>結縁衆:仏陀の説法を受け入れなかったけれど、その会
(エ)につらなり、仏法と縁が結ばれた人々。
ししゅ
【死手】
◇[英]mortmain
○[法]⇒もーとめいん(モートメイン)
しじゅ
【紫珠】
○[植]ムラサキシキブ(紫式部)の漢名。
⇒むらさきしきぶ(ムラサキシキブ,紫式部)
じしゅ《ぢしゆ》
【地主】
○(1)その土地の所有者。
◎一般には「じぬし(地主)」と呼ぶ。
○(2)その土地の主(ヌシ)である守護神。その土地を治(オサ)める
神。土着の神。
「じぬしのかみ(地主の神,地主神)」,「とこぬしのかみ(地主の
神,地主神)」,「じぬし(地主)」とも呼ぶ。
参照⇒ちしゅ(地主)(2),ちんじゅ(鎮守,鎮主)(3),じばくれ
い(地縛霊)
○(3)地主権現の略称。
⇒じしゅごんげん(地主権現)
ししゅう《ししう》
【志州】
◇[日]Shishu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒しま(志摩)
ししゅう《ししう》
【四洲】
○[仏]⇒しだいしゅう(四大洲)
ししゅう《ししう》
【死臭】
【屍臭】
○死体が腐敗して発する悪臭。
◎魚のコノシロを焼くと似た臭いがするという。
★ししゅう《ししう》
【刺繍】
○
参照⇒さがらししゅう(相良刺繍)
◎中国:⇒ちゅうごくしだいめいしゅう(中国四大名繍)
じしゅう《じしう》
【磁州】
◇[中]Ci Zhou/Cizhou
○[古]中国の磁県(Ci Xian)の古称。
⇒じけん(磁県)
◎磁州窯(Cizhou Yao):⇒じしゅうよう(磁州窯)
★しじゅうから《しじふから》
【シジュウカラ】
【四十雀】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)シジュウカラ科(Paridae)の小
鳥。
★しじゅうからがん《しじふからがん》
【シジュウカラガン】
【四十雀雁】
◇[学]Branta canadensis
○[鳥]カモ目(Anseriformes)カモ科(Anatidae)の大形水鳥。絶
滅危惧種。
翼開長は約67センチメートル。雌雄同色で、模様・色合いは
シジュウカラに似る。
千島列島・アリューシャン列島に生息し、冬季に北日本やカ
ナダに飛来。
「カナダガン(Canada goose)」とも呼ぶ。
◎亜種:ヒメシジュウカラガン(Branta canadensis minima)。
★じしゅうじゅうには《じしゆうじふには》
【時宗十二派】
○[仏]
市屋派(イチヤハ):開祖は作阿上人俊晴。
一向派(イッコウハ):開祖は一向上人俊聖。
四条派:開祖は浄阿真観(ジョウア・シンカン)(1276〜1341)。
遊行派(ユギョウハ):開祖は他阿真教(タア・シンキョウ)(1237〜1319)。
霊山派(リョウゼンハ)(国阿派):開祖は国阿(1314〜1405)。
じしゅうよう《じしうえう》
【磁州窯】
◇[中]Cizhou Yao
○中国北部、河北省(Hebei Sheng)南端の邯鄲市(Handan Shi)
(カンタンシ)が管轄する南端の磁県(Ci Xian)(古:磁州)を中心とす
る陶窯。また、そこで焼かれた陶器。
隋代から青磁などを産し、唐代に慈州(Ci Zhou)彭城鎮(Peng-
cheng Zhen)(ホウジョウチン)(現:峰峰砿区彭城)で良質の陶磁器を産
出し、宋代に慈州を音が同じ磁州と改称。
宋・元代に最盛期を迎え、明・清代を経て現代に至る。
じしゅく
【自粛】
【自肅】
○自分から進んで、自分の言動を慎(ツツシ)むこと。
◎「自(ミヅカ)ら粛(ツツシ)む」。
ししゅけばぶ
【シシュケバブ】
◇shish kebab
○[料]⇒ししかばぶ(シシカバブ)
★じしゅごんげん《ぢしゆごんげん》
【地主権現】
○
「地主(ジシュ)」とも呼ぶ。
ししゅじょうと《ししゆじやうと》
【死手譲渡】
◇[英]mortmain
○[法]⇒もーとめいん(モートメイン)
ししゅだんぽう《ししゆだんぱふ》
【四種壇法】
○[仏]⇒ししゅほう(四種法)
じしゅばんぐみ
【自主番組】
◇[英]sustaining program
○[放]⇒さすぷろ(サスプロ)
ししゅふぉす
【シシュフォス】
◇[希]Sisyphos
○[ギ神]⇒ししふぉす(シシフォス)
ししゅほう《ししゆはふ》
【四種法】
○[仏]密教で、現世利益(ゲンゼリヤク)を目的に応じて行なう主な
四種の修法(シユホウ)。
息災法(ソクサイホウ)・増益法(ソウヤクホウ)・敬愛法(ケイアイホウ)・降伏法
(ゴウブクホウ)の総称。
「四種壇法(ダンポウ)」とも呼ぶ。
参照⇒そくさいほう(息災法),そうやくほう(増益法),けいあ
いほう(敬愛法),ごうぶくほう(降伏法)
◎『真言内証義』「この真言門に四種の功能あり。一には息災、
二には増益、三には敬愛、四には調伏(チョウブク)なり」。
「調伏」は「降伏」のこと。
ししゅまれふ
【シシュマレフ】
◇Shishmaref
○アメリカ合衆国北西部、アラスカ州(Alaska State)西部のセ
ワード半島(Seward Peninsula)北西岸にある沿岸州(ス)の一つ、
サリチェフ島(Sarichef Island)にある村。
ノーム人口調査地区(Nome Census Area)(郡)に属する。
じじゅん
【耳順】
◇[中]ershun
○60歳の別称。
◎『論語』「六十而耳順」から。
不惑は40歳。
参照⇒ふわく(不惑)
しじゅんかせき《しじゆんくわせき》
【示準化石】
◇[英]index fossil/guide fossil/zone fossil/key fossil
/leading fossil
○[地][化生]地層の地質年代を決定する指標となる化石。
生存期間が短く、かつ地理的分布の範囲が広い生物の化石を
用いる。
古生代石炭紀〜二畳紀末のフズリナ(紡錘虫)、古生代カンブ
リア紀の三葉虫類、中生代のアンモナイト類・恐竜、新生代の
メタセコイア・哺乳類など。
「標準化石」とも呼ぶ。
参照⇒しそうかせき(示相化石)
しじゅんさい
【四旬祭】
◇[英]Lent
○[宗]⇒しじゅんせつ(四旬節)
しじゅんせつ
【四旬節】
◇[英]Lent、[羅]Quadragesima(クアドラジェシマ)
○[宗]キリスト教で、復活祭の前日(Easter Eve)までの日曜日
をのぞく40日間(日曜日の六主日を除く)の斎戒期。復活祭を迎
える精神的な準備期間。
キリストが荒野で断食・修行した40日間に因(チナ)み、節食や
断食、懺悔(ザンゲ)が行われる。
初日は「聖灰水曜日(Ash Wednesday)」,「灰の水曜日」と呼び、
懺悔の象徴として頭に灰を振りかける。
期間中の第1日曜日は「クアドラジェシマ(Quadragesima)」,
「クァドラジェシマ」,「クワドラジェシマ」と呼ぶ。
期間中の第5日曜日は「受難の主日(Passion Sunday)」,「シュ
ロの主日(Palm Sunday)」,「枝の主日」と呼ぶ。
最後の週は「聖週間(Holy Week)」,「聖週」,「受難週(Passion
Week)」と呼ぶ。
復活祭前の木曜日は「聖木曜日(Holy Thursday)」,「洗足木曜
日(Maundy Thursday)」と呼ぶ。
翌日の金曜日は「受難日(Good Friday)」,「聖金曜日」と呼ぶ。
「四旬祭」,「大斎節(タイサイセツ)」,「受難節」,「かなしみのせつ(悲
の節,悲しみの節)」,「レント」とも呼ぶ。
参照⇒しゅろのしゅじつ(シュロの主日,棕櫚の主日),せいも
くようび(聖木曜日)(1)
◎キリストも日曜日には断食を行わなかった。
◎四旬節の前3〜7日間、謝肉祭(カーニバル)が行われる。
四旬節前の日曜日は「キンクァジェシマ(Quinquagesima)(五
旬節)」。
イギリスでは四旬節の第4日曜日は「母の日(Mother's Day)」。
参照⇒ははのひ(母の日)
★ししょ
【四書】
◇[中]Sishu
○儒教の古典、『大学(Daxue)』・『中庸(Zhongyong)』・『論
語(Lunyu)』・『孟子(Mengzi)』の総称。
南宋の朱子(Zhuzi)(朱熹<シュ・キ>)が選定した儒教の必読書。
参照⇒ししょごきょう(四書五経)
★ししょ
【司書】
◇[英]librarian(ライブラリアン)
○(1)書籍をつかさどる職。
○(2)図書館の専門的職務に従事する職員。図書館法に規定さ
れる国家資格の一つ。
蔵書する書籍の選定、整理・保管などを行う。
俗に「図書館司書」とも呼ぶ。
参照⇒さいぶらりあん(サイブラリアン)
◎司書補
★ししょう《ししやう》
【四生】
○[仏]生物の四種の生れ方。
「六道四生(ロクドウシショウ)」ともいう。
◎<1>胎生(タイショウ):母体からそのままの姿で生れてくるもの。
人・獣など。
<2>卵生(ランショウ):卵から生れるもの。鳥類など。
<3>湿生(シッショウ):湿ったところから生れてくるもの。カエル
(蛙)など。
<4>化生(ケショウ):どこから生れ出るかわからないもの。チョ
ウ(蝶)など。
ししょう《ししやう》
【四聖】
◇[中]Sisheng
○(1)[仏]仏(ホトケ)・菩薩(ボサツ)・縁覚(エンガク)・声聞(ショウモン)の
総称。
○(2)[仏]十界(ジッカイ)の内の仏界(ブッカイ)・菩薩界・縁覚界・
声聞界の総称。
参照⇒じっかい(十界)
○(3)[仏](禅宗で)阿弥陀仏(アミダブツ)・観世音菩薩(カンゼオンボサ
ツ)・大勢至菩薩(ダイセイシボサツ)・大海衆菩薩の総称。
○(4)[人]鳩摩羅什([梵]Kumarajiva)(クマラジュウ)の弟子の道生
(Daosheng)(ドウショウ)・僧肇(Sheng Zhao)(ソウジョウ)・道融(Dao-
rong)・僧叡(Sheng Rui)(ソウエイ)の総称。
○(5)[人]東大寺建立に際しての、本願の聖武天皇(ショウム・テンノウ)、
開基の良弁(ロウベン)、勧進の行基(ギョウキ)、導師の婆羅門僧正(バ
ラモン・ソウジョウ)の総称。
◎「しせい(四聖)」とも読む。
参照⇒しせい(四聖)
ししょう《ししやう》
【視床】
○[医]間脳(diencephalon)の約5分の4を占める大きな灰白質
の部分。間脳の背側に左右一対ある。
下方から上行して来た知覚神経を大脳皮質へ中継する接続部
分。
感情の発現や運動の促進・抑制にも関与する。
参照⇒ぺーぺずかいろ(ペーペズ回路)
◎間脳の腹側は視床下部。
参照⇒ししょうかぶ(視床下部)
◎英語:(単数形)サラムス(thalamus)/(複数形)サラミ(thala-
mi)。
しじょう《しじやう》
【子城】
◇[中]zicheng
○[漢]⇒がじょう(牙城)(2)
しじょう
【史乗】
○歴史書。
参考⇒しじょう(私乗)
◎「乗」は「記録」の意味。
しじょう
【私乗】
○(1)私史。正史に対して、民間の私人が著した歴史書。
参考⇒しじょう(史乗)
◎「乗」は「記録」の意味。
○(2)個人に属する軍隊。
◎「乗」は「兵車」の意味。
ししょうか《しせうくわ》
【山桑】
◇[中]sizhaohua
○[植]ヤマボウシ(山法師)の漢名。
⇒やまぼうし(ヤマボウシ,山法師)
★ししょうかぶ《ししやうかぶ》
【視床下部】
◇[英]hypothalamus(ハイポサラムス)
○[医]間脳(diencephalon)の腹側底部を構成し、間脳の背側の
視床(thalamus)の前下方に位置する部分。
第三脳室の側壁下部と底とに囲まれ、下方は脳下垂体(hypo-
physis)に連なる。
体温調節・消化・睡眠・生殖・情緒行動など自律神経系の中
枢で、生命維持の統制的機能を果たす。
ししょうご《しせうご》
【指小語】
◇[英]diminutive word/diminutive
○[言]指小辞(diminutive suffix)が付加されてできた派生語。
参照⇒ししょうじ(指小辞)
じしょうこつ《じせうこつ》
【耳小骨】
◇[英]auditory ossicles
○[医]中耳(チュウジ)の鼓室(コシツ)にある小形の骨。
哺乳類では槌骨(ツチコツ)・砧骨(キヌタコツ)・鐙骨(アブミコツ)と呼ぶ
三つの骨から成る。
鼓膜(コマク)の振動(音)を内耳(ナイジ)へ増幅して伝える働きを
する。
「鼓室小骨(ショウコツ)」,「聴骨(チョウコツ)」,「聴小骨」とも呼ぶ。
◎魚類の鰓骨(エラボネ)から進化したもの。
じじょうこん
【自乗根】
○[数]⇒へいほうこん(平方根)
しじょうさいだいのさくせん《しじやうさいだいのさくせん》
【史上最大の作戦】
◇[英]The Longest Day
○[映]アメリカの戦争映画。
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いたもの。
◎1962. 9.25(昭和37)フランスで公開。
1962.10. 4(昭和37)アメリカで公開。
1962.12. 8(昭和37)日本で公開。
ししょうじ《しせうじ》
【指小辞】
◇[英]diminutive suffix/diminutive
○[言]接尾辞(suffix)の一種。
ある語に後に付加し、「小さい」または「親愛の情」を表す接辞
(affix)。
イタリア語・ドイツ語・ロシア語などに多い。
〈例〉
英語:-ie,-kin,-et,-let,-ette,-ling。
ドイツ語:-chen,-lein。
イタリア語:-ino(-ina),-etto(-etta),-ello(-ella)。
フランス語:-ette。
ロシア語:-ik,-ok,-iok。
中国語:儿(兒,児)(-er)。
◎指小辞を付加してできた派生語は指小語(diminutive word)
と呼ぶ。
★じしょうじ《じせうじ》
【慈照寺】
○京都府京都市左京区(サキョウク)銀閣寺町(ギンカクジチョウ)にある臨
済宗相国寺派の寺。山号は東山。
勧請開山は夢窓疎石。
銀閣(観音殿)・東求堂(トウグドウ)(持仏堂)・相阿弥の造築の
庭園などが現存。
銀閣に銀箔(ギンパク)を押した形跡はない。
正称は「東山慈照寺(ヒガシヤマジショウジ)」で、「銀閣寺(ギンカクジ)」
とも呼ぶ。
参照⇒とうぐどう(東求堂),ぎんしゃだん(銀沙灘),こうげつ
だい(向月台)
◎1482(文明14)足利義政(アシカガ・ヨシマサ)(1436〜1490)が山荘とし
て造営。
1486(文明18)東求堂を上棟し、翌年完成。
1489(延徳元)観音殿を上棟するが、義政は完成を見ずに没す
る。
◎「慈照」は義政の法号。
しじょうじゅう《しでうじゆう》
【施条銃】
○⇒らいふるじゅう(ライフル銃)
しじょうなわて《じでうなはて》
【四条畷】
【四條畷】
◇[日]Shijonawate
○(1)⇒しじょうなわてし(四条畷市)
○(2)[交]⇒しじょうなわてえき(四条畷駅)
◎四条畷の戦い
しじょうなわてえき《しでうなはてえき》
【四条畷駅】
○[交]大阪府大東市(ダイトウシ)の北端にある、JR片町線(カタマチセ
ン)の駅。
忍ヶ丘(シノブガオカ)駅(四条畷市)と野崎(ノザキ)駅(大東市)の間。
しじょうなわてし《しでうなはてし》
【四条畷市】
◇[日]Shijonawate Shi
○大阪府東部、生駒山地(イコマサンチ)の西斜面にある市。北東部を
交野市(カタノシ)、南部を大東市、北西部を寝屋川市(ネヤガワシ)に接
し、東部を奈良県に隣接。
楠木正行(マサツラ)らの将士を祀(マツ)る、元別格官幣社の四条畷
神社がある。
ししょく
【紙燭】
【脂燭】
○⇒しそく(紙燭,脂燭)(1)
じしょくさよう
【自食作用】
◇[英]autophagy
○[生]⇒おーとふぁじー(オートファジー)
ししょくもんだい
【四色問題】
○[数]⇒よんしょくもんだい(四色問題)
ししょごきょう《ししよごきやう》
【四書五経】
◇[中]Sishu Wujing
○儒教の古典。四書は『大学(Daxue)』・『中庸(Zhongyong)』
・『論語(Lunyu)』・『孟子(Mengzi)』、五経は『詩経(Shi-
jing)』・『書経(Shujing)』・『易経(Yijing)』・『礼経(Li-
jing)』・『春秋(Chunqiu)』。
何れも古くからある書物だが、儒教の経典として認められた
のは五経の方が早く、周末にはすでに五経の名があり、宋代以
前は儒教の中心経書であった。
四書は宋代の朱子(Zhuzi)が選定して『四書集註(Jizhu)』を
著してから、儒教経書として確立した。
四書は朱子学(宋学)・陽明学の中心経書で、士大夫階級(知
識階級)の意識に合致するものであった。
ししよつかこふん
【シシヨツカ古墳】
○[歴]大阪府南河内郡(ミナミカワチグン)河南町(カナンチョウ)加納(カノウ)に
ある、7世紀初頭の古墳。
参照⇒つかまりこふん(ツカマリ古墳),あかはげこふん(アカ
ハゲ古墳)
じーしょっく
【G−SHOCK】
○カシオ計算機社製の腕時計。
◎1983(昭和58)発売。
ししりー
【シシリー】
【獅子利】
◇[英]Sicily
○[地]シチリア(Sicilia)の英語名。
⇒しちりあとう(シチリア島)
ししりーとう《ししりーたう》
【シシリー島】
【獅子利島】
◇[英]Sicily Island
○[地]シチリア島([伊]Isola Sicilia)の英語名。
⇒しちりあとう(シチリア島)
★しじん
【四神】
◇[中]Sishen
○(1)[中国神話]四方の神。
東の青竜(Qinglong)(セイリョウ,セイリュウ)、南の朱雀(Zhuque)(スザク,
シュジャク)、西の白虎(Baihu)(ビャッコ)、北の玄武(Xuanwu)(ゲンブ)
の併称。
参照⇒せいりゅう(青竜,青龍),しゅじゃく(朱雀),びゃっこ
(白虎),げんぶ(玄武),ごぎょうせつ(五行説),りくしん(六神)
(3)
◎四神旗,四神相応
○(2)[中国神話]四季をつかさどる神。
春の句芒(Goumang)(コウボウ)、夏の祝融(Zhurong)(シュクユウ)、秋
の蓐収(Rushou)(ジョクシュウ)、冬の玄冥(Xuanming)(ゲンメイ)の併称。
○(3)[中国神話]海をつかさどる四神。
南海の祝融、北海の玄冥、東海の勾芒、西海の蓐收の併称。
参照⇒しゅくゆう(祝融)
じしん《ぢしん》
【地神】
○(1)地の神・国の神・ちじん(地神)。
「じのかみ(地の神)」とも呼ぶ。
⇔てんしん(天神)
参照⇒ちぎ(地祇)
○(2)土地の神・じがみ(地神)の別称。
⇒じがみ(地神)(1)
○(3)屋敷神(ヤシキガミ)の別称。
⇒やしきがみ(屋敷神)
○(4)[仏]地天(ジテン)の別称。
⇒じてん(地天)
○(5)[暦]土公神(ドクジン)の別称。
⇒どくじん(土公神)
★じしん《ぢしん》
【地震】
○[地]
◎縦揺れ:⇒ぴーは(P波)
横揺れ:⇒えすは(S波)
PP波:⇒ぴーぴーは(PP波)
PPP波:⇒ぴーぴーぴーは(PPP波)
PS波:⇒ぴーえすは(PS波)
SP波:⇒えすぴーは(SP波)
地震の規模:⇒まぐにちゅーど(マグニチュード)
海溝型地震:周期は百年程度。
内陸直下型地震:活断層により発生し、周期は数千〜数万年。
液状化現象:⇒えきじょうかげんしょう(液状化現象)
スロッシング現象:すろっしんぐげんしょう(スロッシング
現象)
氷震:⇒ひょうしん(氷震)
月の地震:⇒げっしん(月震)
地震を表す接頭語:⇒さいずも(サイズモ)
〈地震の命名〉
2004. 4.(平成16)気象庁、命名基準を明確化。
<1>震源が陸域の場合はマグニチュード7.0以上かつ最大震度
5弱以上。海域の場合はマグニチュード7.5以上かつ最大震度
5弱以上、または津波が2メートル以上。
<2>全壊家屋が100棟以上。
<3>群発地震で被害が多い。
以上のいづれかに該当すると、発生年(元号)と地域名を付け
て命名する。
◎恐ろしいものを順に列挙した「地震、雷、火事、親父(オヤジ)」の
筆頭に位置している。
◎英語:アースクウェイク(earthquake)/サイズム(seism)。
イタリア語:シズマ(sisma)/テッレモート(terremoto)。
フランス語:セイスマ(seisme)/トロンブルモンドテール
(tremblement de terre)。
スペイン語:シスモ(sismo)/セイズモ(seismo)/テレモー
ト(terremoto)。
ドイツ語:エルトベーベン(Erdbeben)。
トルコ語:ゼルゼレ(zelzele)。
中国語:地震(dizhen)。
じしん
【時針】
◇[英]hour hand
○時計の短く太い針。何時(ナンジ)かを示す針。
「短針(タンシン)(short hand)」,「短剣(タンケン)」とも呼ぶ。
◎分針(フンシン):⇒ふんしん(分針)
秒針(ビョウシン):⇒びょうしん(秒針)
じしん
【磁心】
◇[英]magnetic core
○[古][計]⇒じきこあめもりー(磁気コア・メモリー)
じじん
【自刃】
○刀剣で自殺すること。
じじん
【自尽】
○自殺。自害(ジガイ)。
ししんおん
【歯唇音】
○[言]⇒しんしおん(唇歯音)
じしんがく《ぢしんがく》
【地震学】
◇[英]seismology(サイズモロジー)
○[地]地球物理学の一分野。
地震に関する諸現象を科学的に研究する学問。
「サイズモロジー」,「サイスモロジー」とも呼ぶ。
しじんき
【四神旗】
○祭典用の矛竿(ホコサオ)から垂らす4本の旗。
四神をそれぞれの旗に刺繍したり描いたりしたもの。
南面して一列に立てたり、四隅に配する。
◎一列の場合は、青竜旗が東端。
四隅に配する場合は、青竜旗が東北。
★じしんけい《ぢしんけい》
【地震計】
◇[英]seismograph(サイズモグラフ)/seismometer(サイズモ
メーター)
○[地]
参照⇒ちどうぎ(地動儀)
◎1901(明治34)大森房吉(フサキチ)、発明。
★ししんけいえんばん《ししんけいゑんばん》
【視神経円板】
◇[英]optic disc/optic disk、[羅]discus nervi optici/
papilla nervi optici
○[医]視神経の束が眼球(ガンキュウ)後方へ抜き出ている、網膜(モ
ウマク)側にある白っぽい円板状の箇所。直径1.5ミリメートル。
ここから視神経の線維のほか、動静脈などが通じている。
「視神経乳頭(optic nipple)」とも呼ぶ。
参照⇒もうてん(盲点)
ししんけいにゅうとう
【視神経乳頭】
◇[英]optic nipple、[羅]papilla optici
○[医]視神経円板の別称。
⇒ししんけいえんばん(視神経円板)
★じしんけんきゅうしょ《ぢしんけなきうしよ》
【地震研究所】
○[地]東京大学の付属研究施設。
◎1925(大正14)東京帝国大学の付属機関として設立。
★ししんごほん
【四信五品】
○[仏]中国の天台大師(テンダイダイシ)(智ギ)の解釈。
〈在世の四信〉:釈迦の在世中における信仰のあり方。
<1>一念信解(イチネンシンゲ)。
<2>略解言趣(リャクゲゴンシュ)。
<3>広為他説(コウイタセツ)。
<4>深信観成(ジンシンカンジョウ)。
〈滅後の五品〉:末世における信仰のあり方。
<1>初随喜(ショズイキ)。
<2>読誦(ドクジュ)。
<3>説法(セッポウ)。
<4>兼行六度(ケンギョウロクド)。
<5>正行六度(ショウギョウロクド)。
しじんそうおう《しじんさうおう》
【四神相応】
○風水説による、天上の四神に相応した最良の地勢。
東に青竜(セイリョウ,セイリュウ)の流水、西に白虎(ビャッコ)の大道、南
に朱雀(スザク)の広い田畑、北に玄武(ゲンブ)の丘陵があること。
参照⇒しじん(四神),ちみゃく(地脈,地脉)
◎左青竜、右白虎、前朱雀、後玄武、四神相応の地なり。
◎日本の平安京は「四神相応」の地といわれる。
◎北に丘陵がない場合は、代用に檜(ヒノキ)を植える。
ししんとう
【四親等】
○親等の一つ。本人から4世を隔てた親族。
高祖父母・従祖父姑(ジュウソフコ)・いとこ・玄孫・兄弟姉妹の
孫など。
「四等親(シトウシン)」とも呼ぶ。
ししんのうけ《ししんわうけ》
【四親王家】
○[歴]江戸時代、伏見・有栖川(アリスガワ)・桂・閑院の宮家の総
称。
参照⇒みやけ(宮家)
じしんばん
【自身番】
○[歴]江戸時代、江戸市中の各町内で警戒に当たる番。ま
た、その人。その番所(木戸番)。
初め、地主や家持ち町人自身が「自身番屋」と呼ばれる小
屋に輪番で詰め、町内の出来事を処理した。
後には家守(ヤモリ)や町に雇われた番人(番太)が詰めた。
参照⇒ばんた(番太),きどばん(木戸番)(2),じけいだん(自警
団)
じしんばんや
【自身番屋】
○[歴]江戸時代、江戸市中の各町内で警戒に当たる番人が詰め
た詰め所。
参照⇒じしんばん(自身番)
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