PDD図書館管理番号 0001.0047.4000.12
百 科 辞 書 《しる》 編集:獨 澄旻
-------- しる --------------------------------------------------
★しる
【シル】
◇[英]sill
○(1)[建](英語で)鴨居(カモイ)。
⇒かもい(鴨居)(1)
○()[]
★[1]しーる
【シール】
◇[英]seal
○(1)判・印章・封印。
○(2)封緘紙(フウカンシ)・封印。
○(3)
[2]しーる
【シール】
◇[英]seal
○[哺](セイウチを除く)アザラシ・アシカ・オットセイ類の総
称。
◎シーリング(sealing):アザラシ狩り。
じる
【ジル】
◇[英]Gill
○(英語で)女・娘。恋人・妻。
◎GIジル(Gi Gill):⇒じーあいーじぇーん(GIジェーン)
◎男性の「ジャック(Jack)」に相当する。
じるい《ぢるい》
【地類】
○(1)同族の一種。古い分家や遠い親類などのほか地縁のある
家々を含めた一集団。
「まき」,「あいじ(合地,相地)」,「地分(ジワカレ)」とも呼ぶ。
○(2)⇒ちるい(地類)
しるえっとろまんす
【シルエット・ロマンス】
○[楽]来生えつこ作詞、来生たかお作曲の歌謡曲。
歌は大橋純子。
◎1981.11.(昭和56)発売。
しるか
【シルカ】
◇[露]Shilka
○(1)ロシア連邦共和国の東シベリア、チタ州(Chitinskaya
Oblast)南部の都市。
州都チタ(Chita)の東方に位置する。
○(2)[軍]ロシア(旧ソ連)の自走対空砲。
◎ロシア文字では"Шилка"。
★しるかっぷいせき《しるかつぷゐせき》
【シルカップ遺跡】
◇[英]the excavation in Sirkap/Sirkap site
○[歴]パキスタン北東部、タキシラ(Taxila)にある古代都市遺
跡の一つ(BC. 200〜AD. 600)。
BC. 180年ころ、パクトリア王国(大夏)のギリシア人が建設。
じるかろい
【ジルカロイ】
◇[英]zircaloy
○[原]ジルコニウムとスズ(錫)の合金。
冷却材に軽水(真水)を用いる原子炉の燃料被覆管に用いられ
る。
◎1952(昭和27)アメリカで開発。
しるがわ《しるがは》
【シル川】
【シル河】
◇Syr-Darya、[英]the Syr Darya River
○[地]⇒しるだりあがわ(シル・ダリア川,シルダリア川)
[1]しるく
【シルク】
◇[英]silk
○(1)生糸。
○(2)絹。
○(3)絹布。
[2]しるく
【シルク】
◇[フ]cirque
○(フランス語で)サーカス([英]circus)。
⇒さーかす(サーカス)(1)
じるくす
【ジルクス】
◇[独]Zirkus
○(ドイツ語で)サーカス([英]circus)。
⇒さーかす(サーカス)(1)
しるくすくりーんいんさつ
【シルク・スクリーン印刷】
◇[英]silk screen printing
○[印]⇒すくりーんいんさつ(スクリーン印刷)
★しるくろーど
【シルクロード】
◇[英]Silk Road、[独]Seidenstrasse(ザイデンシュトラーセ)、
[中]絲綢之路(Sichou zhi Lu)
○[歴]中央アジアを横断する古代の東西交易路。
「絲綢の路(シチョウノミチ)」とも呼ぶ。
◎中国側の起点は唐の都長安(現:陝西省西安市)と、長安に匹
敵する洛陽(現:河南省洛陽市)の2説がある。
◎ドイツの地理学者リヒトホーフェン(Richthofen)が命名し、
考古学者スタイン(Stein)が英訳。
[1]しるくわーむ
【シルクワーム】
◇[英]silkworm
○[昆](英語で)カイコ(蚕)。
⇒かいこ(カイコ,蚕)
[2]しるくわーむ
【シルクワーム】
◇[英]Silkworm(カイコ)
○[軍]中国製の短距離地対艦ミサイル(HY−1)。
全長約7メートル、直径約80センチメートル、発射重量は約
3トン。
マッハ約0.9で高度25メートル付近を飛行し、射程は約85キ
ロメートルと短く、沿岸防衛用。
沿岸からレーダーを艦船に照射しミサイルを誘導する。
中国名は「海鷹(Hai Ying)」。
◎1969(昭和44)中国、海鷹1号を生産開始。
1994. 5.31(平成 6)北朝鮮、日本海の標的に発射。AG−1
と推定。
2003. 2.24(平成15)北朝鮮の東北部から日本海に向けて発射。
2003. 3.10(平成15)北朝鮮東北部沿岸の新城里付近から日本
海に発射。AG−1と推定。
◎HY−2:シアサッカー(Seersucker)。射程95キロメートル。
HY−4:サッドサック(Sadsack)。ターボジェット推進。
AG−1:HY−1の改良型(HY-2 mod)。推定射程は160キ
ロメートル。
★しるけじえき
【シルケジ駅】
◇[トルコ語]Sirkeci Gari、[英]Sirkeci station
○[交]トルコの首都イスタンブールの旧市街、ヨーロッパ側に
ある駅。
もと国際列車オリエント急行(Orient Express)のターミナル
駅。
◎1889(明治22)開業。
しるこ
【汁粉】
○[食]アズキ餡(アン)で水でのばして煮(ニ)た甘い食べ物。
中に餅(モチ)または白玉(シラタマ)・クリ(栗)などを入れる。
関東では漉(コ)し餡のものを、関西では粒餡(ツブアン)のものを
指すことが多い。
「おしるこ(お汁粉,御汁粉)」とも呼ぶ。
◎「ぜんざい(善哉)は、関東では粒餡のものを、関西では漉し
餡のものを指すことが多い。
じるこにあ
【ジルコニア】
◇[英]zirconia
○[化]ジルコニウムの酸化物。分子式はZrO2。
優れた耐熱性・耐アルカリ性から、耐食材料としてガラス溶
融炉・高炉・転炉などに用いられる。
無色透明な単結晶はダイヤモンドの代用石として装飾などに
用いられる。
「酸化ジルコニウム(zirconium oxide)」,「二酸化ジルコニウ
ム(zirconium dioxide)」とも呼ぶ。
参照⇒じるこん(ジルコン)
★じるこにうむ
【ジルコニウム】
◇[英]zirconium、[独]Zirconium
○[化]チタン族に属する金属元素の一つ。銀灰色の固体金属。
元素記号は「Zr」。
参照⇒じるこん(ジルコン)
じるこん
【ジルコン】
◇[英]zircon、[独]Zircon
○[鉱]ジルコニウム(Zr)の珪酸塩鉱物。
透明または半透明の、無色・白色・黄色・黄褐色・黄緑色・
赤褐色・淡紅色などがあり、青色透明のものは宝石となる。
「風信子鉱(フウシンシコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒じるこにあ(ジルコニア)
◎十二月の誕生石。
しるしばり
【標針】
○⇒まちばり(待ち針,待針)
しーるず
【シールズ】
【SEALS】
◇[英]Navy SEALs(Sea-Air-and-Land-Soldiers)
○[軍]アメリカ海軍の特殊部隊の一つ。
水中破壊や偵察任務を専門に行う。
◎第二次世界大戦中の潜水工作員(frogmen)に起源をもつ。
2011(平成23)パキスタンの首都イスラマバード郊外北東のア
ボタバード(Abbottabad)でオサマ・ビンラディン(Osama bin
Laden)を殺害。
★しるだりあがわ《しるだりあがは》
【シル・ダリア川】
【シルダリア川】
◇Syr-Darya、[英]the Syr Darya River
○[地]中央アジアの大河。
古代ギリシア・ローマでは「ヤクサルテス(Jaxartes)」,「ヤク
ザルテス」と呼ばれた。
「シル・ダリヤ川」,「シル川」,「シル河」とも呼ぶ。
◎「ダリヤ(Dar'ya)」はトルコ語で「川」の意味。
しるだりやがわ《しるだりやがは》
【シル・ダリヤ川】
【シルダリヤ川】
◇Syr-Darya、[英]the Syr Darya River
○[地]⇒しるだりあがわ(シル・ダリア川,シルダリア川)
しるだりやしゅう《しるだりやしう》
【シルダリヤ州】
◇Sirdaryo Wiloyati、[英]Sirdaryo region
○中央アジア、ウズベキスタン共和国中東部の州。北東部をタ
シケント州(Tashkent Wiloyati)、南西部・西部をジザク州
(Jizzakh Wiloyati)に接し、北部をカザフスタン、南東部をタ
ジキスタンに隣接。
州都はグリストン(Guliston)。
しるて
【シルテ】
◇Sirte
○⇒すると(スルト)(3)
しるてぃか
【シルティカ】
◇Sirtica
○[地]サハラ砂漠(Sahara Desert)の中のリビア砂漠(Libyan
Desert)の一部、リビア北部にある砂漠。油田地帯。
南部はハルジュ山地(al-Haruj al-Aswad)。
参照⇒するとけん(スルト県),はるじゅさんち(ハルジュ山地)
しるてわん
【シルテ湾】
◇[英]Gulf of Sirte
○[地]⇒するとわん(スルト湾)
[1]しると
【シルト】
◇[英]silt
○[地]砂と粘土との中間、砂よりは細かく粘土よりは粗い沈積
土。
岩石が細かく砕けた砕屑物(サイセツブツ)で、一般に「泥(ドロ)」と
呼ぶものはシルトと粘土の混合物。
「沈泥(チンデイ)」,「微泥(ビデイ)」,「砂泥(サデイ)」とも呼ぶ。
参照⇒しるとがん(シルト岩)
〈粒径〉
地質学:直径16分の1〜256分の1ミリメートル。
土質力学(土壌学):直径0.02〜0.002ミリメートル。
[2]しると
【シルト】
◇[独]Schild
○(ドイツ語で)シールド([英]shield)。
⇒しーるど(シールド)
[3]しると
【シルト】
◇[フ]Syrte
○リビアの地名。
⇒すると(スルト)(3)
しーるど
【シールド】
◇[英]shield
○(1)盾(タテ)。
○(2)盾形。楯形紋地。
○(3)保護物・防御物。
○(4)[機]外装・おおい・カバー。
○(5)[原](特に)原子炉をおおう遮蔽物(シャヘイブツ)。
○(6)保護者・後ろ盾。
◎ドイツ語:シルト(Schild)。
じると
【ジルト】
◇[トルコ語]cilt
○(トルコ語で)ひふ(皮膚)・はだ(肌)。
⇒はだ(肌,膚)
しるとがん
【シルト岩】
◇[英]siltstone
○[地]シルトなどが堆積して固まった泥岩・きめの細かな砂岩。
土木では「土丹(ドタン)」と呼ぶ。
しるとる
【知取】
◇[日]Shirutoru
○[古]日本統治時代の樺太(カラフト)(サハリン島)の地名。
⇒まかろふ(マカロフ)(1)
じるどれ
【ジル・ド・レ】
◇Gilles de Retz
○[人]フランスの男爵・軍人・サディスト(1404〜1440.10.26)。
あだ名は青髯(アオヒゲ)。
国王シャルル七世(Charles VII)に仕え、百年戦争(1337〜
1453)でオルレアン(Orleans)からコンピエーニュ(Compiegne)
までジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)の護衛にあたり奮戦。
28歳で莫大(バクダイ)な財産を相続し、ティフォージュ城(cha-
teau de Tiffauges)に隠棲して豪奢放埒な生活にふける。魔法
・錬金術・降霊術などの研究に熱中し、異端および殺人の罪な
ど数多くの犯罪行為で処刑された。
居城から幼児の骨約2百体が発見され、青ひげ伝説の素材と
なった。
◎ペロー(Charles Perrault)作の『青ひげ(La Barbe-Bleue)』
のモデルの一人。
参照⇒あおひげ(青ひげ,青髯)
しるとわん
【シルト湾】
◇[フ]Golfe de Syrte
○[地]⇒するとわん(スルト湾)
しるなく
【シルナク】
◇Sirnak
○(1)(Sirnak Ili)⇒しるなくけん(シルナク県)
○(2)トルコ南東部、シルナク県の県都。
「シュルナック」とも呼ぶ。
北緯37.52°、東経42.46°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)2万5,100人。
2000(平成12)5万2,700人。
2004(平成16)5万8,400人。
しるなくけん
【シルナク県】
◇[トルコ語]Sirnak Ili、[英]Sirnak Province
○トルコ南東部の県。北部をシイルト県(Siirt Ili)、北東部
をワン県(Van Ili)、東部をハッカリ県(Hakkari Ili)に接し、
南部をイラク、南西部をシリアに隣接。
県都はシルナク。
少数民族クルド人が居住。
「シュルナック県」とも呼ぶ。
〈面積〉
7,172平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)26万2,000人。
2000(平成12)35万4,100人。
2004(平成16)39万1,700人。
◎1987(昭和62)トルコ政府、クルド労働者党(PKK)の武装闘
争激化を受け、非常事態令を発布。
2002.11.30(平成14)トルコ政府、非常事態令を解除。
[1]しるばー
【シルバー】
◇[英]silver/argent
○(1)(英語で)銀。
⇒ぎん(銀)
○(2)[色]銀色。
○(3)[接頭辞]「(頭髪の色から)高齢者の、老人向けの」を表す
語形成要素。
◎シルバーシート
★[2]しるばー
【シルバー】
◇silver
○[魚]スズキ目(Perciformes)イボダイ科(Centrolophidae)の
海魚の総称。
ニュージーランド南アメリカ沖に分布。
「沖ブリ」,「銀ヒラス」とも呼ぶ。
じるぱ
【ジルパ】
◇Zilpah
○[聖]イスラエル民族12部族の祖ヤコブ(Jacob)の妻の一人レ
ア(Leah)の召し使い。
ヤコブの七男ガド(Gad)・八男アセル(Asher)の母。
参照⇒じゅうにぶぞく(十二部族)
しるばーういんぐ
【シルバーウイング】
◇[登録商標]Silver Wing
○[交]ホンダ(本田技研工業)のスクーター。
しるばーくれいん
【シルバーグレイン】
◇[英]silver grain
○[建]⇒とらふ(虎斑)(2)
しるばーしーと
【シルバーシート】
◇[和製英語]silver seat
○[交]老人・身体障害者優先席の愛称。
1973. 9.15(昭和48)国電(現在のJR)中央線に設置。
しるばーすぷーん
【シルバースプーン】
【シルバー・スプーン】
◇[英]silver spoon
○(1)銀製のスプーン。
○(2)(転じて)銀製のスプーンを使えるような、継承された富
豪・富。
◎慣用句:銀のスプーンを口にくわえて生れた(born with a
silver spoon in one's mouth)。
しるばーせいこう
【シルバー精工】
◇[英]Silver Seiko Ltd.
○[経]編み機を主力とする精密機械製造販売会社。
本社は東京都新宿区。
タイプライター・プリンター・シュレッダーなども製造した。
◎1952(昭和27)丸越編物機械株式会社として創業。
1967(昭和42)シルバー精工株式会社に商号変更。
2010.12.(平成22)2回目の不渡りを出し、銀行取引が停止さ
れて倒産。
しるばと
【シルバト】
◇[西]silbato
○(スペイン語で)ホイッスル([英]whistle)。
⇒ほいっする(ホイッスル)
◎指笛言語(Silbo):⇒しるぼ(シルボ)
しるばぬす
【シルバヌス】
◇[羅]Silvanus
○[ロ神]森と農牧の神。
「シルワヌス」とも、「牧羊神」,「牧神(ボクシン)」,「半獣神」とも
呼ぶ。
◎ギリシア神話の「パン(Pan)」に相当する。
じるばぶ
【ジルバブ】
◇jilbab
○[服]イスラム教徒の女性のゆったりした衣装。特に、同時に
着用する頭部をおおうスカーフ。
◎インドネシアなど熱い地方では目を除いて頭部全体をおおう
チャドルの着用は困難なことから生れたもの。
参照⇒ちゃどる(チャドル)
しるばーふぃっしゅ
【シルバーフィッシュ】
◇[英]silverfish
○(1)[魚]体色が銀色の魚。
日本では鮨種(スシダネ)などでは「光り物」と呼ぶ。
○(2)[虫]⇒しみ(シミ,衣魚,紙魚,蠧魚)
[1]しるばーふぉっくす
【シルバー・フォックス】
◇[英]silver fox
○[哺][服]ギンギツネ(銀狐)の英語名。
⇒ぎんぎつね(ギンギツネ,銀狐)
[2]しるばーふぉっくす
【シルバー・フォックス】
◇[英]Silver fox
○[軍]アメリカ海軍の無人偵察機。
体熱を感知する特殊装置を搭載し、建物内の人間を探知する。
参照⇒むじんていさつき(無人偵察機)
しるばーぼーぐん
【シルバーボー郡】
◇[英]Silver Bow County
○アメリカ合衆国北西部、モンタナ州(Montana State)西部の
郡。東部をジェファーソン郡(Jefferson County)、南東部をマ
ジソン郡(Madison County)に接する。
郡都はビュート(Butte)。
〈人口〉
1980(昭和55)3万7,950人。
1990(平成 2)3万3,941人。
2000(平成12)3万4,606人。
2005(平成17)3万2,982人。
しるばーらいにんぐ
【シルバーライニング】
【シルバー・ライニング】
◇[英]silver lining
○希望の光・希望の兆し。
◎原意は「(灰色の雲の裏に輝く)銀の裏地」。
参照⇒らいにんぐ(ライニング)
[1]しるびあ
【シルビア】
◇[英]Silvia/Sylvia
○[人]女性名。
[2]しるびあ
【シルビア】
◇[登録商標]SILVIA
○[歴][交]日産自動車のスポーツカー(クーペ)。
◎1965(昭和40)発売。
2002. 8.(平成14)生産中止。
しるふ
【シルフ】
◇[英]sylph
○(1)[ギ神][ロ神](西洋で信じられている)空気の精。
参照⇒にんふ(ニンフ)
○(2)(転じて)ほっそりした妖精のような少女。
しるぶぷれ
【シルブプレ】
◇[フ]s'il vovs plait([英]if you please)
○(フランス語で)もし、よろしければ。どうぞ。
参照⇒えとぶぷれ(エトブプレ)
じーるーべ
【ジールーベ】
◇[独]Seeloewe(ジールーヴェ)(海のライオン)
○[哺](ドイツ語で)トド(海馬)。
⇒とど(トド,海馬)
しるぼ
【シルボ】
◇Silbo
○[言]カナリア諸島のグアンチェ人(グアンチ族)に伝わる指笛
言語。
母音と子音それぞれ4つを組み合せて約4,000語が表現され
る。
参照⇒とーきんぐどらむ(トーキングドラム,トーキング・ド
ラム)
◎約2,500年前ころ、アフリカ大陸からカナリア諸島に渡った
人々が伝えたと考えられている。
参照⇒べるべるご(ベルベル語)
◎スペイン語の「口笛を吹く(silbido)」から。
しるみど
【シルミド】
【実尾島】
【實尾島】
◇[朝]Silmido
○[映]韓国映画。
1960年代、韓国政府が北朝鮮に潜入させるために養成した数
千人の工作員(684北派部隊)の話。
情勢の変化で工作員全員が秘密裏に抹殺(マッサツ)されることを
知って反乱を起す。
朴正煕(Pak Chonghui)(パク・チョンヒ)政権当時の実話を映
画化。
◎1971(昭和46)工作員が反乱(シルミド事件)。
1974. 8.15(昭和49)文世光事件が発生。
2003.12.24(平成15)韓国で公開。
参照⇒ぶんせいこうじけん(文世光事件)
しるら
【シルラ】
【新羅】
◇[朝]Sinra、発音は"Silla(シルラ)"。
○[歴]⇒しらぎ(新羅)
しるりあき
【シルリア紀】
◇[英]Silurian Period/the Silurian
○[地]⇒しるるき(シルル紀)
★しるりあじん
【シルリア人】
◇[英]Silures
○[歴]ウェールズ南東部に居住した古代ブリテン人(ancient
Britain)の有力部族。
AD. 48、古代ローマ帝国の征服に盛んに抵抗する。
★しるるき
【シルル紀】
◇[英]Silurian Period/the Silurian
○[地]地質時代の古生代の3番目の紀。約4億4,600万年前〜4
億1,600万年前。
カンブリア紀・オルドビス紀に次ぎ、デボン紀の前の時代。
「シルリア紀」,「ゴトランド紀(Gotlandian Period)」とも呼ぶ。
しーるるじあん
【シールルジアン】
◇[フ]chirurgien
○[医](フランス語で)外科医。
⇒げかい(外科医)
しるわぬす
【シルワヌス】
◇[羅]Silvanus
○[ロ神]⇒しるばぬす(シルバヌス)
★しーれ
【シーレ】
◇Egon Schiele(エゴン・シーレ)
○[人]オーストリアの画家(1890〜1918)。
じれ
【ジレ】
◇[フ]gilet
○(1)[服]ベスト([英]vest)。
⇒[2]べすと(ベスト)
○(2)[服](特に)婦人服で、上着の下に着用する装飾的な胸飾
り([フ]jabot)がついた、袖なしの胴着。
「ジレー」,「ディッキー([英]dickey)」とも呼ぶ。
参照⇒じゃぼ(ジャボ)(1)
じれー
【ジレー】
◇[フ]gilet
○[服]⇒じれ(ジレ)
しれいとう《しれいたふ》
【司令塔】
○(1)[軍]軍艦で艦長・司令などが指揮を行うための、装甲を
施した展望の良い塔。
○(2)[軍]航空基地で司令官が指揮を行うための、通信施設を
施した展望の良い塔。
○(3)(転じて)作戦・指揮をする中枢部。また、その人。
じれきせい《ぢれきせい》
【地瀝青】
◇[英]asphalt
○[鉱][化]⇒あすふぁると(アスファルト)
しれじあ
【シレジア】
◇Silesia
○[地]ヨーロッパ中部地方シュレジエン([独]Schlesien)の英
語名。
⇒しゅれじえん(シュレジエン)
しれつ
【熾烈】
○(1)[形動]火が盛(サカ)んに燃えるさま。また、日差(ヒザ)しが
やきつけるように強いさま。
○(2)[形動]戦いや争いの勢いが盛んで激しいさま。
◎熾烈な戦い
しれっと
【しれっと】
○(1)[副](他からの働きかけに対して)何事もなかったかのよ
うに平然としているさま。
◎何を言ってもしれっとしている。
○(2)[副](相手に対して)けろりと悪口を言ったり、意地悪を
するさま。
◎しれっとした顔で皮肉を言う。
しれっと
【シレット】
◇Sylhet/Silhat
○(1)(Sylhet Division)⇒しれっとしゅう(シレット州)
○(2)(Sylhet District)⇒しれっとけん(シレット県)
○(3)バングラデシュ北東部、シレット州の州都。シレット県
の県都。
北緯24.90°、東経91.87°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)23万4,400人。
2003(平成15)30万7,500人。
しれっとけん
【シレット県】
◇[英]Sylhet District/Silhat District
○バングラデシュ北東部、シレット州(Sylhet Division)北東
端の県。北部・東部をインドに隣接。
県都はシレット。
〈面積〉
3,312平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)228万2,000人。
2003(平成15)284万1,100人。
しれっとしゅう《しれつとしう》
【シレット州】
◇[英]Sylhet Division/Silhat Division
○バングラデシュ北東部の州。西部をダッカ州(Dhaka Division)
に接し、北部・東部・南部をインドに隣接。
州都はシレット。
★しれとこ
【知床】
◇[日]Shiretoko
○(1)[地]⇒しれとこはんとう(知床半島)
○(2)
◎アイヌ語の「シリエトク(大地の果てるところ)」に由来する。
しれとこしゃりえき
【知床斜里駅】
○[交]北海道斜里郡(シャリグン)斜里町(シャリチョウ)にある、JR釧網
本線(センモウホンセン)の駅。
止別(ヤムベツ)駅(小清水町)と中斜里(ナカシャリ)駅の間。
◎1998. 4.11(平成10)斜里駅を改称。
しれとこはんとう《しれとこはんたう》
【知床半島】
◇[日]Shitetoko Hanto
○[地]北海道北東部、オホーツク海に突出する半島。
流氷が漂着する北半球の南限。
大半が知床国立公園に属する。
◎2005. 7.14(平成17)世界自然遺産への登録が決定。
しれとこりょじょう《しれとこりよじやう》
【しれとこ旅情】
○[楽]森繁久弥(モリシゲ・ヒサヤ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌も森繁久弥。
参照⇒しれとこりょじょう(知床旅情)
◎1965. 7.(昭和40)レコード発売。
しれとこりょじょう《しれとこりよじやう》
【知床旅情】
○[楽]森繁久弥(モリシゲ・ヒサヤ)作詞・作曲の歌謡曲。『しれとこ
旅情』と同じもの。
歌は加藤登紀子(トキコ)。
◎1970(昭和45)レコード発売。
1971(昭和46)大流行。
しれのす
【シレノス】
◇[英]Silenus
○[ギ神]牧畜の神パン(Pan)の息子。酒の神ディオニソス(Dio-
nysos)の養父で従者。
◎ヘルメス(Hermes)の息子とも。
しれのめりあ
【シレノメリア】
◇[学]sirenomelia
○[病]⇒にんぎょたいしょうこくぐん(人魚体症候群)
しれぼん
【シレボン】
◇Cirebon
○インドネシア南部、ジャワ島西部のジャワバラト州(Propin-
si Jawa Barat)東部の北岸にある都市。
しろ
【シロ】
◇Shiloh
○[歴]古代パレスチナの町の名。
死海の北西方、エルサレム(Jerusalem)の北方約45キロメー
トル。
◎1978. 1.(昭和53)発見される。
◎英語名は「シャイロー(Shilo)」。
しろ
【代】
○(1)ある用となすもの。材料。
◎糊代(ノリシロ),縫代(ヌイシロ),壁代(カベシロ)
○(2)代わりのもの。代用。
⇒だいよう(代用)
○(3)代金・代価。
○(4)田,田地。
◎苗代(ナワシロ)
○(5)[歴]古代、田地の面積をはかる単位。
稲一束(ソク)を収穫できる面積で、高麗尺(コマジャク)で五歩。
律令制では五十代で一段(タン)、五百代で一町歩。
広く用いられていたが、大化改新(AD. 645)で町段制に切替
えられた。
しかし、四国・九州地方では中世まで残り、土佐(現:高知県)
では現在も地域的に使用されている。
「束代(ソクシロ)」とも呼ぶ。
★しろ
【白】
○(1)[色]
◎英語で「ホワイト(white)」。
◎C=0,M=0,Y=0,B=0。
○()
★しろ
【城】
○
「き(城)」,「じょう(城)」とも呼ぶ。
参照⇒さんのまる(三の丸)
◎琉球語では「ぐすく(城)」。
古代朝鮮語では「さし(城)」。
立地:参照⇒やまじろ(山城),ひらじろ(平城),ひらやまじろ
(平山城)
出入り口:⇒こぐち(虎口)(1)
◎傾城(ケイセイ):美人。
佳城(カジョウ):墓地の忌詞(イミコトバ)。
◎英語:キャッスル(castle)。
ドイツ語:シュロッス(Schloss)。
フランス語:シャトー(chateau)。
イタリア語:カステッロ(castello)。
スペイン語:カスティーヨ(castillo)。
ロシア語:ザモク(zamok)。
トルコ語:カレ(kale)。
中国語:城堡(chengbao)。
朝鮮語:ソン(seong)(城)。
しろ
【子路】
◇[中]Zilu
○(1)[人]中国の春秋時代、孔子(Kongzi)(コウシ)の高弟(BC. 542
〜BC. 480)。
孔門十哲の一人。姓は仲(Zhong)、名は由(You)、字(アザナ)は
子路、別称は季路(Jilu)(キロ)。魯(ロ)の人。
正義感に強く直情で武勇を好み、常に孔子にその勇を戒めて
義を尊ぶことを諭(サト)された。
魯・衛に仕えるが、衛国の乱で非業の最期をとげ、相手に食
べられた。
◎孔子より十九歳年下。
○(2)『論語』の編名。
しろ
【斯廬】
◇[日]Shiro
○(1)[歴]4世紀ころ、朝鮮半島南西部にあった辰韓(Chinhan)
(シンカン)12国の一部族国家。
◎ 356年:辰韓12国を統一し新羅(Sinra)(シラギ)となる。
参照⇒しらぎ(新羅)
○(2)[歴]4世紀ころ、朝鮮半島南西部にあった新羅(シラギ)の
都。のち金城(Kumsong)(キンジョウ)と改称。
現在の韓国慶尚北道(Kyongsang-buk-do)(ケイショウホクドウ)の慶州
市(Kyongju-si)(ケイシュウシ)。
参照⇒しらぎ(新羅)
じろ《ぢろ》
【地炉】
○地上または床を切って設けた炉。
茶の湯では陰暦の十月から翌年三月まで使用する。
「囲炉裏(イロリ)」,「ちろ(地炉)」とも呼ぶ。
⇔ふろ(風炉)
参照⇒いろり(囲炉裏,囲炉裡,居炉裏),ろてまえ(炉手前)
★しろあずき《しろあづき》
【シロアズキ】
【白小豆】
○[農]アズキ(小豆)の一品種。
丹波白小豆・備中白小豆・北海道白小豆など。
和菓子用の白餡(シロアン)の原料に用いられる。
参照⇒あずき(アズキ,小豆)
★しろあり
【シロアリ】
【白蟻】
◇[英]termite(ターマイト)/white ant
○[虫]シロアリ目(等翅目<トウシモク>)(Isoptera)の昆虫の総称。
体形はハチ目(Hymenoptera)アリ科(Formicidae)のアリに似
るが、体色は白く、不完全変態をする。
参照⇒しろありもどき(シロアリモドキ,白蟻擬,擬白蟻),あ
り(アリ,蟻)
〈ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)〉
ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)。
イエシロアリ(Coptotermes formosanus)。
◎ゴキブリ目(網翅目<モウシモク>)(Blattaria)シロアリ科(Termiti-
dae)とも。
ただし、シロアリ目もゴキブリ目も、ゴキブリ上目(Blatti-
formida)の下位。
★しろありたけ
【シロアリタケ】
【白蟻茸】
○[植]ハラタケ目(Agaricales)キシメジ科(Tricholomataceae)
シロアリタケ属(Termitomyces)のキノコ。
キノコシロアリなどの蟻塚でシロアリが栽培する。
高級食材となる。
◎オオシロアリタケ(Termitomyces eurhizus)。
トガリアリヅカタケ(Termitomyces clypeatus)。
★しろありもどき
【シロアリモドキ】
【白蟻擬】
【擬白蟻】
◇[英]web spinners
○(1)[虫]シロアリモドキ目(紡脚目<ボウキャクモク>)(Embioptera)
の昆虫の総称。
参照⇒しろあり(シロアリ,白蟻)
○(2)[虫]シロアリモドキ目シロアリモドキ科(Embiidae)の昆
虫の総称。
しろい《しろゐ》
【白井】
◇[日]Shiroi
○⇒しろいし(白井市)
しろいいろはこいびとのいろ
【白い色は恋人の色】
○[楽]北山修作詞、加藤和彦作曲の歌謡曲。
歌はベッツィ&クリス。
◎1969.10.(昭和44)レコード発売。
しろいぎたー
【白いギター】
○[楽]林春生作詞、馬飼野俊一作曲の歌謡曲。
歌はチェリッシュ。
◎1973. 9.(昭和48)レコード発売。
しろいきょうど
【白い匈奴】
◇[英]the White Huns
○[歴]⇒えふたる(エフタル)
しろいこいびと《しろいこひびと》
【白い恋人】
○[食]石屋製菓社製のホワイト・チョコレート菓子。
北海道のお土産として知られる。
◎2007. 8.(平成19)賞味期限偽装などが発覚。
しろいし《しろゐし》
【白井市】
◇[日]Shiroi Shi
○千葉県北西部の市。北部・北西部を柏市、東部を印西市、南
部を船橋市、南西部を鎌ヶ谷市に接する。
◎2001. 4. 1(平成13)印旛郡(インバグン)白井町(シロイマチ)、市制施
行。
しろいしし
【白石市】
◇[日]Shiroishi Shi
○宮城県南西部の市。
◎と片倉氏の城下町。
しろいすもっぐ
【白いスモッグ】
◇[英]white smog
○[気]⇒すもっぐ(スモッグ)
しろいはなのさくころ
【白い花の咲く頃】
○[楽]寺尾智沙作詞、田村しげる作曲の歌謡曲。
歌は岡本敦郎。
◎1950.11.(昭和25)レコード発売。
しろいふゆ
【白い冬】
○[楽]工藤忠行作詞、山木康世(ヤマキ・ヤスヨ)作曲の歌謡曲。
歌は「ふきのとう(山木康世・細坪基佳)」。
◎1974(昭和49)ふきのとう、「白い冬」でデビュー。
しろいぶらんこ
【白いブランコ】
○[楽]小平なほみ作詞、菅原進作曲の歌謡曲。
歌はビリー・バンバン。
◎1969. 1.(昭和44)レコード発売。
しろいふんぞく
【白いフン族】
◇[英]the White Huns
○[歴]⇒えふたる(エフタル)
しろいまち《しろゐまち》
【白井町】
◇[日]Shiroi Machi
○[古]⇒しろいし(白井市)
しろいも
【シロイモ】
【白芋】
○[植][農]ハスイモ(蓮芋)の別称。
⇒はすいも(ハスイモ,蓮芋,白芋)
しろいるか
【シロイルカ】
【白海豚】
◇[英]white whale、[学]Delphinapterus leucas
○[哺]哺乳類クジラ目(Cetacea)歯クジラ類(Odontoceti)イッ
カク科(Monodontidae)の海獣。北氷洋に生息。
全身真っ白でセビレがなく、夏に脱皮する。
「ベルーガ(beluga)」とも呼ぶ。
しろう《しらふ》
【屍蝋】
【死蝋】
◇[英]adipocere/grave wax
○蝋状に変化した死体。
死体が長時間、水中または湿地中で空気との接触が絶れた状
態にあると、体内の脂肪が分解されてできた脂肪酸が水中のカ
ルシウムやマグネシウムと結合して水に溶けない褐色のセッケ
ン様となり、腐敗せずに長くその原形が保たれる。
「屍脂(シシ)」,「アディポシア」とも呼ぶ。
◎アディポシア(adipocere)はラテン語の「脂(adiposus)」とフ
ランス語の「蝋(cire)」からの造語。
しろう
【脂漏】
○[病]皮脂腺から皮脂が過度に分泌している状態。
鼻や額などに見られる油性脂漏と、被髪頭部に見られる乾性
脂漏の二つ型がある。
「皮脂漏」とも呼ぶ。
参照⇒ざそう(ザ瘡,座瘡),にきび(ニキビ,面皰)
◎英語:セボリア(seborrhea,seborrhoea)。
◎油性脂漏(seborrhea oleosa)。
乾性脂漏(seborrhea sicca)。
脂漏性皮膚炎(seborrheic dermatitis)。
じろう《じらう》
【次郎】
○(1)⇒じろう(二郎,次郎)
○(2)[農]⇒じろうがき(次郎柿)
じろう《じらう》
【二郎】
【次郎】
○(1)二番目に生れた男子。次男(ジナン)。
○(2)主として次男につける固有名詞。
◎小次郎,乙次郎
○(3)二番目・次位にあるもの。
◎筑紫(チクシ)次郎:筑後川の別称。
じろう
【耳漏】
◇[英]otorrhea(オトリア)
○[病]外耳道から膿(ウミ)の出る病症。
中耳炎・外耳炎などで分泌される悪臭の膿汁(ノウジュウ)が流れ
出るもの。
「みみだれ(耳垂れ,耳垂,耳漏)(discharge from ear)」とも呼
ぶ。
じろう《ぢろう》
【痔瘻】
◇[英]anal fistula
○[病]痔疾(ジシツ)の一種。
慢性の肛門(コウモン)周囲炎が原因となり、肛門部や直腸部に穴
が開き、絶えず膿(ウミ)の出る悪性の病気。
「穴痔(アナジ)」,「蓮痔(ハスジ)」とも呼ぶ。
じろうがき《じらうがき》
【次郎柿】
○[農]柿の栽培品種の一つ。
甘柿としては晩生(バンセイ)。果実は扁平でやや四角く、角と
角の間に浅い溝が縦に4本ある。
単に「次郎」とも呼ぶ。
しろうと
【素人】
○(1)ある物事に経験のない人・経験の少ない人。そのことに
なれていない人ろ未熟な人。
また、そのことを職業・専門にしていない人。
「しろと(素人)」とも呼ぶ。
⇔くろうと(玄人)(1)
○(2)水商売をしていない女性。堅気(カタギ)の女性・普通の女
性。
「しろと(素人)」とも呼ぶ。
⇔くろうと(玄人)(2)
○(3)[古](江戸時代の京阪で)私娼・白人(ハクジン)。
公認の遊里の遊女(公娼)に対して、格下(カクシタ)の意味で用い
る。
◎「しろひと(白人)」の音便形。
ずぶの素人:全くの素人。
しろうま
【白馬】
○(1)毛色の白い馬。はくば(白馬)。
○(2)[俗]「どぶろく(濁酒)」の別称。
しろうまだけ
【白馬岳】
◇[日]Shirouma Dake
○[地]飛騨(ヒダ)山脈(北アルプス)、長野県北西部と富山県の
境にある山。標高2,933メートル。
南方に鑓ヶ岳(ヤリガタケ)(2,903メートル)がある。
「はくばだけ(白馬岳)」とも呼ぶ。
◎白馬三山(ハクバサンザン)の一つ。
◎和歌山県には「白馬山(シラマヤマ)」がある。
しろうまやり
【白馬鑓】
◇[日]Shirouma Yari
○[地]⇒やりがたけ(鑓ヶ岳)
しろうまやりがたけ
【白馬鑓ヶ岳】
◇[日]Shirouma Yarigatake
○[地]⇒やりがたけ(鑓ヶ岳)
★しろうり
【シロウリ】
【白瓜】
○[農]ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)の一年生
果菜。
奈良漬けにする。
しろうりがい《しろうりがひ》
【シロウリガイ】
【白瓜貝】
○[貝]マルスダレガイ目(Veneroida)オトヒメハマグリ科(Vesi-
comyidae)の二枚貝。
殻は長さ15センチメートルくらいの楕円形(ダエンケイ)で、地肌
が白い。
相模湾などの水深1,000メートルを超す深海の冷水が湧(ワ)き
出す付近の特異な環境に群生して生息。
★しろえび
【シロエビ】
【白えび】
【白蝦】
【白海老】
◇[学]Metapenaeopsis lata
○[動]甲殻綱(Crustacea)エビ亜綱(Malacostraca)エビ目(十脚
類)(Decapoda)クルマエビ亜目(Dendrobranchiata)クルマエビ
科(Penaeidae)アカエビ属(Metapenaeopsis)の、海産の小エビ。
体色は淡赤色であるが、他のアカエビ属よりは白い。
富山湾・三河湾以南の深い湾内に生息。
しろおび
【白帯】
○(1)[服]白色の帯。
○(2)[運](特に)柔道・空手・合気道などで、段位のない者が
道着(ドウギ)の上に締める白い帯。
参照⇒くろおび(黒帯)(2),ちゃおび(茶帯)(2),どうぎ(道着,
道衣)
○(3)[運](転じて)無段者の別称。
しろかき
【代掻き】
【代かき】
○[農]田植えの前などに田に水を入れ、トラクター・鍬(クワ)・
馬鍬(マグワ)などで土を細かく砕き、土の面を平らにならすこと。
普通、「あらしろ(荒代,粗代)」,「中代(ナカジロ)」,「植代(ウエシロ)」
と3回行われる。
「田掻き」とも呼ぶ。
参照⇒あらしろ(荒代,粗代)
◎夏の季語。
しろがき
【白柿】
○[食]「ほしがき(乾柿,干柿)」,「ころがき(転柿,枯露柿)」の別
称。
◎乾燥して白粉を生じることから。
しろかねうお
【白銀魚】
○[魚]銀魚(ギンギョ)の別称。
⇒ぎんぎょ(銀魚)
しろかねだい
【白金台】
◇[日]Shirokane Dai
○(1)東京都港区南西部の地名。
訛(ナマ)って「しろがねだい(白金台)」とも呼ぶ。
◎同じ港区の地名には白金(シロカネ)もある。
旧住所は東京市芝区白金三光町。
○(2)[交]⇒しろかねだいえき(白金台駅)
しろがねだい
【白金台】
◇[日]Shirogane Dai
○[俗]⇒しろかねだい(白金台)
しろかねだいえき
【白金台駅】
○[交]東京都港区白金台にある、東京地下鉄(東京メトロ)南北
線の駅。
白金高輪(シロカネタカナワ)駅と目黒駅の間。
◎2000. 9.26(平成12)溜池山王駅〜目黒駅間の開通により、新
設。
しろかわちょう《しろかはちやう》
【城川町】
◇[日]Shirokawa Cho
○[古]愛媛県中南部、東宇和郡(ヒガシウワグン)の町。
◎2004. 4. 1(平成16)西宇和郡の三瓶町(ミカメチョウ)と、東宇和郡
の明浜町(アケハマチョウ)・宇和町(ウワチョウ)・野村町(ノムラチョウ)・城川町
の5町が合併して西予市(セイヨシ)を発足。
しろぎく
【白菊】
○[植]⇒しらぎく(白菊)
しろぎずむ
【シロギズム】
◇[英]syllogism
○[哲]⇒さんだんろうぽう(三段論法)
じろぎすむす
【ジロギスムス】
◇[独]Syllogismus
○[哲]⇒さんだんろうぽう(三段論法)
★しろきや
【白木屋】
○(1)[歴]東京日本橋にあった百貨店。
跡地は商業施設COREDO(コレド)日本橋としてオープン。
参照⇒とうきゅうひゃっかてん(東急百貨店)
◎7階建てのビルに、東洋一の53人乗のエレベータがあった。
◎1712(正徳 2)井戸(白木名水)を掘削。
1931.10. 1(昭和 6)開館式を挙行。石本喜久治の設計。
1932.12.16(昭和 7)火事発生、日本初の高層建築の火災とな
る。女店員は和服で下着は腰巻のみであったため、逃げ遅れた
ものは下半身の露出を恥じて地上の救護ネットに飛び降りられ
ずに焼死し、死傷者は60名(死者14人・重傷者21人)を越した。
この教訓から女性がズロースを着用するようになった。
出火原因はクリスマス・ツリーの電飾から出火しオモチャの
セルロイドに着火したためという。
1956(昭和31)東急デパート日本橋店となる。
1999. 1.31(平成11)閉店。
◎永代通りの日本橋交差点向い側角には赤木屋証券がある。
○(2)[経]株式会社モンテローザが運営する居酒屋チェーン店
の一つ。
参照⇒うおたみ(魚民)
しろく
【四緑】
○[暦]運命判断法の九星の一つで、木星・東南に当たる。
参照⇒きゅうせい(九星)
しろく
【司禄】
○(1)[漢]『周礼』で俸禄(ホウロク)をつかさどった官名。
○(2)[天]文昌宮の6番目の星の名。
しろく
【司録】
○[仏]⇒ぐしょうしん(倶生神)
しろくえき
【白久駅】
○[交]埼玉県秩父郡荒川村(アラカワムラ)にある、秩父鉄道の駅。
武州日野(ブシュウヒノ)駅と三峰口(ミツミネグチ)駅の間。
しーろくじゅう《しーろくじふ》
【C60】
○[化]炭素原子がサッカーボール状に60個結合したフラーレン
(Fullerene)。安定した炭素分子。
ヘリウム気流中で黒鉛にレーザーを照射して気化・結合させ
る。
「バッキーボール(Buckyball)」,「バックミンスターフラーレ
ン(Buckminster Fullerene)」とも呼ぶ。
◎1985(昭和60)ロバート・カール(Robert F.Curl)、ハロルド
・クロトー(Harold W.Kroto)、リチャード・スモーリー(Rich-
ard E.Smalle)の三人が発見。ナノテクノロジー(超微細技術)
の開発に道を開いた。
しろくぜんばん
【四六全判】
○[印]⇒しろくばん(四六判)(1)
しろぐち
【シログチ】
【白ぐち】
【白口】
○[魚]⇒いしもち(イシモチ,石持,石首魚)
しろくのがま
【四六のガマ】
【四六の蝦蟇】
○筑波山(ツクバサン)に住むという、前肢の指が四本、後肢の指が
六本のガマ(ヒキガエル)。
参照⇒がまのあぶら(ガマの油,蝦蟇の油,蝦蟇の膏)
しろくばん
【四六判】
○(1)[印]洋紙の原紙規格サイズの一つ。
788ミリメートル(2尺6寸)×1,091ミリメートル(3尺6寸)
で、B判よりやや大きい。
「四六全判(シロクゼンバン)」とも呼ぶ。
参照⇒きくばん(菊判)(1)
○(2)[印]旧規格の書籍サイズの一つ。
菊判全紙の長辺を8分の1、短辺を4分の1した大きさ。三
二取り(32枚)で64ページ分となる。
188ミリメートル(6寸2分)×127ミリメートル(4寸2分)で、
B6判(182×128)よりやや大きい。
参照⇒きくばん(菊判)(2)
しろくま
【シロクマ】
【白熊】
○[哺]ホッキョクグマ(北極熊)の別称。
⇒ほっきょくぐま(ホッキョクグマ,北極熊)
しろくまくん
【白くまくん】
○[電]日立アプライアンス社製のルームエアコン。
しろぐるみ
【シログルミ】
【白胡桃】
◇[英]white walnut
○[植]⇒ばたーなっつ(バターナッツ)(1)
[1]しろこ
【白子】
○[生]⇒あるびの(アルビノ)
[2]しろこ
【白子】
◇[日]Shiroko
○(1)三重県北部、鈴鹿市(スズカシ)南部の中心市街地。
伊勢湾に面し、堀切川河口の白子港は漁港。
延暦年間( 782〜 806)に始まるという伝統の伊勢型紙(染色
用・型染用)が特産。また奈良に次ぐ墨の産地。
◎江戸時代、陸路が奈良・京都に通じ、白子港は米などの江戸
への積出港として栄えた。
大黒屋光太夫は白子港から出港してロシアに漂流した。
○(2)[交]⇒しろこえき(白子駅)
しろこう《しろかふ》
【白甲】
○透明な黄褐色のみのベッコウ(鼈甲)。高級品。
参照⇒べっこう(ベッコウ,鼈甲),よしちょう(芳町,芳丁)(2)
◎高価なため、卵甲・牛甲・セルロイドなどの模造品(擬甲)も
作られた。
しろこえき
【白子駅】
○[交]三重県鈴鹿市(スズカシ)白子にある、近鉄名古屋線の駅。
千代崎(チヨザキ)駅と鼓ヶ浦(ツヅミガウラ)駅の間。
しろこく
【斯廬国】
◇[日]Shiro Koku
○[歴]⇒しろ(斯廬)(1)
しろさい
【シロサイ】
【白犀】
◇[英]white rhinoceros
○[哺]奇蹄目(キテイモク)(Perissodactyla)サイ科(Rhinocerotidae)
の哺乳類。
最も大形のサイで、肩高2メートルに達する。前頭部の正中
に角質化した2本の角があり、前角は長大で1メートルを超す
ものもいる。体色は黄褐色。
草食性で、アフリカに生息。
キタシロサイとミナミシロサイがあり、キタシロサイは国際
自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録された絶滅危惧
種。
しろさぎ
【白サギ】
【白詐欺】
○[俗](警察関係者が使用する俗語で)素人(シロウト)による詐欺。
参照⇒さぎ(詐欺)
しろざくら
【白桜】
○(1)[植]「白樺(シラカバ,シラカンバ)」の別称。
⇒しらかば(シラカバ,白樺)
○(2)[植]「深山桜(ミヤマザクラ)」の別称。
○(3)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。
表は白、裏は白または紫。春に着用。
★しろざけ
【白酒】
○(1)[食]糯米(モチゴメ)・ミリン(味醂)などを材料に作った甘い
酒。
雛祭りに供える。
◎春の季語。
○(2)[食]⇒どぶろく(濁酒)
しろさとまち
【城里町】
◇[日]Shirosato Machi
○茨城県中央部、東茨城郡(ヒガシイバラキグン)の町。北部を常陸大
宮市、東部を那珂市、南東部を水戸市、南部を笠間市に接し、
西部を栃木県に隣接。
◎2005. 2. 1(平成17)東茨城郡の常北町(ジョウホクマチ)・桂村(カツラ
ムラ)と西茨城郡七会村(ナナカイムラ)と合併して発足。
しろさばふぐ
【シロサバフグ】
【白鯖河豚】
◇[学]Lagocephalus wheeleri
○[魚]フグ目(Tetraodontiformes)フグ科(Tetraodontoidae)サ
バフグ属(Lagocephalus)の海魚。
食用となる。
◎2010.11.18(平成22)水産大学校などの研究グループ、DNA
を解析して毒性が不明だったモトサバフグ(Lagocephalus spa-
diceus)はシロサバフグと同種と発表。
しろさんご
【シロサンゴ】
【白サンゴ】
【白珊瑚】
◇[学]Corallium konojoi
○[動]刺胞動物(Cnidaria)花虫綱(Anthozoa)八放サンゴ亜綱
(Octocorallia)ヤギ目(海楊目)(Gorgonacea)サンゴ科(Coral-
lidae)の真性サンゴ。
群体は太い樹枝状、骨格は乳白色で薄紅色を帯び、緻密で硬
い。
暖海に分布。
加工して装飾品にする。
◎近縁種:参照⇒あかさんご(アカサンゴ,赤サンゴ,赤珊瑚),
ももいろさんご(モモイロサンゴ,桃色サンゴ,桃色珊瑚)
しろじ《しろぢ》
【白地】
○布・紙などで、地色が白いこと。また、地色の白いもの。
◎『日の丸の旗』:白地に赤く/日の丸染めて。
しろじずむ
【シロジズム】
◇[英]syllogism
○[哲]⇒さんだんろうぽう(三段論法)
しろした
【白下】
○[食]サトウキビ(砂糖黍)の搾(シボ)り汁(甘蔗汁)を煮詰めた
粗糖から不純物を除き脱色した溶液を真空濃縮して得られる、
茶色っぽい半流動体の蔗糖結晶と糖蜜の混合物。
「白下糖」とも呼ぶ。
参照⇒さんぼん(三盆),さんおんとう(三温糖)
◎白砂糖を製する下地(シタジ)の意味で、これを遠心分離機にか
けて白砂糖をとり出す。
しろしたがれい《しろしたがれひ》
【シロシタガレイ】
【城下鰈】
○(1)[魚]大分県速見郡(ハヤミグン)日出町(ヒジマチ)周辺の別府湾で
漁獲されたマコガレイ(真子鰈)。
特に日出城跡下の、淡水が湧(ワ)き出ている海域でとれたも
のが極上とされる。
○(2)[魚](転じて)マコガレイの別称。
⇒まこがれい(マコガレイ,真子鰈)
しろじたき
【代下木】
○[農]緑肥の別称。
⇒りょくひ(緑肥)
しろしたとう《しろしたたう》
【白下糖】
○[食]⇒しろした(白下)
しろしびん
【シロシビン】
◇Psilocybin
○[化]マジックマッシュルームに含まれる、LSD類似の化学
構造を持つ幻覚物質の一つ。化学式C12H17N2O4P。
「サイロシビン」とも呼ぶ。
参照⇒まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
しろしぶびょう《しろしぶびやう》
【白しぶ病】
【白渋病】
○[植][病]⇒うどんこびょう(うどんこ病,うどん粉病,饂飩粉病)
しろしん
【シロシン】
◇Psilocin
○[化]マジックマッシュルームに含まれる、LSD類似の化学
構造を持つ幻覚物質の一つ。化学式C12H16N2O。
「サイロシン」とも呼ぶ。
参照⇒まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
しろすぎ
【白杉】
○[植]北山杉の別称。
⇒きたやますぎ(キタヤマスギ,北山杉)
しろすずき
【白スズキ】
【白鱸】
○[俗][魚]ナイルパーチの別称。
⇒ないるぱーち(ナイルパーチ)
しろずみ【白炭】
○⇒もくたん(木炭)
◎「はくたん(白炭)」とも呼ぶ。
しろそこひ
【白底翳】
○[病]⇒はくないしょう(白内障)
◎「翳」は「かげり」。
しろそとりで
【シロソ砦】
◇[英]Fort Siloso
○[歴]シンガポール島南部の属島セントーサ島(Pulau Sentosa)
に残る、第二次世界大戦時のイギリス軍要塞。
しろたく
【白タク】
○[俗][交]営業許可を受けずに、自家用車で違法にタクシー営
業をしているもの。
道路運送法で「自家用自動車は有償で運送の用に供してはな
らない」と定められている。
参照⇒あおたく(青タク)
◎営業許可を得たタクシーのナンバー・プレートの色が青に対
して、自家用車は白いことから。
しろぢしゃ
【シロヂシャ】
【白萵苣】
○[植]檀香梅(ダンコウバイ)の別称。
⇒だんこうばい(ダンコウバイ,檀香梅)(1)
しろちょうざめ《しろてふざめ》
【シロチョウザメ】
【白蝶鮫】
◇[英]beluga
○[魚]⇒ちょうざめ(チョウザメ,蝶鮫)
しろっこ
【シロッコ】
◇[伊][英]sirocco
○[気]地中海沿岸地方にサハラ砂漠から吹きつける局地風(キョク
チフウ)。
春から夏にかけて吹く、砂混(マジ)じりの、非常に湿度の高
い熱風。冬季にはさらに雨混じりで蒸し暑い。
砂漠の乾燥した熱風が地中海を吹走する間に湿潤となったも
の。
参照⇒きょくちふう(局地風),かむしんかぜ(カムシン風),あ
るまたん(アルマタン)
しろつめくさ
【シロツメクサ】
【白詰草】
◇[学]Trifolium repens
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)シャジクソウ属(Tri-
folium)の多年草。ヨーロッパ原産。
茎は地を這(ハ)い、葉柄は長く、倒卵形の小葉三個から成る
掌状複葉を互生。まれに四つ葉・五つ葉などがあり、「四つ葉
のクローバー」を見つけると幸せになるという。
夏、葉の付け根から長い花柄を出し、頂(イタダキ)に多数の白
色蝶形花を球状に集めてつける。
緑肥・牧草に用いる。
日本には江戸時代に渡来し、各地で野生化。
「クローバー([英]clover)」,「オランダゲンゲ(和蘭紫雲英,和
蘭翹揺)」,「ツメクサ(詰草)」,「ウマゴヤシ(馬肥,苜蓿)」とも呼
ぶ。
◎「詰草」は梱包の詰物として用いたことから。
★じろてまえ《ぢろてまへ》
【地炉手前】
○
参照⇒じろ(地炉),ふろてまえ(風炉手前)
しろと
【素人】
○⇒しろうと(素人)
しろとび
【白トビ】
【白飛び】
◇[日]shirotobi/shiro-tobi
○[写]露出が許容範囲を超えたため白く写しこまれる現象。
雪景色や真夏の砂浜などの照り返しなどで多く発生する。
NDフィルターの装着、絞りを多くする、シャッタースピー
ドを上げるなどで露出を調整する。
「しらとび(白飛び)」とも呼ぶ。
◎「飛白」は漢字の書体:⇒ひはく(飛白)
しろとりちょう《しろとりちやう》
【白鳥町】
◇[日]Shirotori Cho
○(1)[古]岐阜県中央部、郡上郡(グジョウグン)の町。
◎2004. 3. 1(平成16)郡上郡の全3町4村が合併して郡上市を
発足。
○(2)[古]香川県東部、大川郡(オオカワグン)にあった町。
〈面積〉
70.58平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万3,183人。
◎1955(昭和30)白鳥本町・白鳥村・福栄村・五名(ゴミョウ)村が
合併して発足。
2003. 4. 1(平成15)大川郡の引田町(ヒケタチョウ)・大内町(オオチチョ
ウ)と合併して東かがわ市となる。
しろな
【シロナ】
【白菜】
◇[日]shirona/shiro-na
○[植][農]トウナ(唐菜)の別称。
⇒とうな(トウナ,唐菜)
じろーな
【ジローナ】
◇[カタルニア語]Girona、[西]Gerona
○⇒へろな(ヘロナ)
しろないる
【白ナイル】
◇[英]White Nile/White Nile River
○[地]アフリカ大陸のナイル川本流の上流部。
ビクトリア湖西方のルウェンゾリ山に源を発し、ビクトリア
湖・アルバート湖とを経て北流し、南スーダンを過ぎたハルツ
ーム(Khartoum)付近で青ナイル(Blue Nile)と合流する。
普通は、スーダン南部のノー湖(Lake No)でガザル川(Bahr
al Ghazal)を合せる地点から青ナイルと合流するまでを指す。
広義には、ウガンダのビクトリア湖から流れ出るビクトリア
・ナイル(Victoria Nile)、アルバート湖から流れ出るアルバ
ート・ナイル(Albert Nile)などの上流も含める。
アラビア語では「アンニール・アルアブヤド(an-Nil al-Ab-
yad)」,「アブヤド川(al-Bahr al-Abyad)」。
「ホワイトナイル」,「ホワイトナイル川」とも呼ぶ。
参照⇒ないるがわ(ナイル川)
◎水が灰白色に濁っていて、青く澄んだ青ナイルに対して白ナ
イルと呼ばれる。
19世紀に水源が確証された。
しろにんじん
【シロニンジン】
【白人参】
◇[英]parsnip
○[植][農]⇒ぱーすにっぷ(パースニップ)(1)
しろねし
【白根市】
◇[日]Shirone Shi
○新潟県中北部の市。
信濃川とその分流中ノ口川に囲まれた越後平野(新潟平野)の
ほぼ中央に位置する穀倉地帯で、野菜・梨などの果樹栽培も盛
ん。仏壇・仏具・鎌も特産。
6月に行われる年中行事の大凧(オオダコ)合戦は有名。
〈面積〉
77.08平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)3万2,611人。
1995(平成 7)3万8,653人。
◎もと信濃川の交通で栄えた市場町・河港町。
1927(昭和 2)信濃川の大河津分水が完成。
1959(昭和34)市制。
2000(平成12)しろね茶豆(枝豆)を開発。
しろばい
【白バイ】
◇[日]shirobai/shiro-bai
○[俗][交]警察で交通取り締まりに使用する、車体が白塗りの
オートバイ。
参照⇒くろばい(黒バイ)
◎1936(昭和11)登場。
しろはえ
【白はえ】
【白南風】
○[気]⇒はえ(はえ,南風)
しろはた
【白旗】
◇[日]shirohata/shiro-hata
○(1)戦争などで、降伏や休戦のときに戦意のないことを表す
旗。
「しらはた(白旗)」とも呼ぶ。
参照⇒しゃまーど(シャマード)
○(2)[歴]源氏の旗。
「しらはた(白旗)」とも呼ぶ。
◎平氏は赤旗。
しろばなむしよけぎく
【シロバナムシヨケギク】
【白花虫除菊】
○[植]ジョチュウギク(除虫菊)の別称。
⇒じょちゅうぎく(ジョチュウギク,除虫菊)
しろばなろうばい《しろばならふばい》
【シロバナロウバイ】
【白花臘梅】
○[植]ソシンロウバイ(素心臘梅)の別称。
⇒そしんろうばい(ソシンロウバイ,素心臘梅)
しろはまぐり
【シロハマグリ】
【白蛤】
○[食][貝]ホンビノス貝の食品表示名。
⇒ほんびのすがい(ホンビノスガイ,本ビノス貝)
★しろばらていこううんどう《しろばらていかううんどう》
【白バラ抵抗運動】
◇[英]White Rose resistance movement
○[歴]ドイツのミュンヘン大学に起った反ナチ運動。
参照⇒[1]しょる(ショル),[2]しょる(ショル),
しろぴ
【シロピ】
◇Silopi
○トルコ南東部、シルナク県(Sirnak Ili)南部にあるイラク・
シリア国境近くの町。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がある。
◎国境ハブル(Habur border crossing)を越えてイラクのザホ
(Zakho)に通じる。
しろびき
【シロビキ】
◇[露](単数形)silovik/(複数形)siloviki
○(1)ロシアの武闘派の政治家。
軍部や治安・保安機関、内務省などの省庁出身者や関係者。
○(2)その派閥。
プーチン(Vladimir Putin)元大統領を中核に形成。
しろびたい《しろびたひ》
【白額】
○⇒ほしづき(星月)
しろひとり
【シロヒトリ】
【白灯蛾】
◇[学]Spilosoma nivea
○[虫]チョウ目(鱗翅目)(Lepidoptera)ヒトリガ科(Arctiidae)
ヒトリガ亜科(Arctiinae)属(Spilosoma)の昆虫。
中形で、開張6〜8センチメートル
全体が白色で、腹部の両側に赤い点が並ぶ。
夜行性で、夏の夜、灯火に飛来する。
幼虫は陸生(毛虫)で草食性、イタドリ・オオバコ・ギシギシ
・タンポポなどの葉を食べる。
日本全土と東アジアに生息。
しろふぁぎあ
【シロファギア】
◇[英]xylophagia
○[病]紙を好んで食べる異食症。
参照⇒いしょくしょう(異食症)
しろふくろう《しろふくろふ》
【シロフクロウ】
【白梟】
◇[学]Nyctea scandiaca
○[鳥]フクロウ目(Strigiformes)フクロウ科(Strigidae)シロ
フクロウ属(Nyctea)の鳥。
全長53〜66センチメートル、翼開長142〜166センチメートル
と大形のフクロウ。
オスは全身ほぼ純白で、メスと若鳥は白地にこげ茶色の斑紋
がある。
ユーラシアと北アメリカの北極圏ツンドラに生息・繁殖し、
冬季に若鳥など一部が南へ渡る。日本にも北海道に渡来するこ
とがある。
レミングなどの小型哺乳類を捕食し、小鳥・魚なども食べる。
しろぶな
【シロブナ】
【白ブナ】
○[植]⇒ぶな(ブナ,山毛欅,椈)
しろべえ《しろべゑ》
【四郎兵衛】
◇[日]Shirobe
○[歴]江戸吉原の大門(オオモン)の番所に詰めている見張り役の名。
転じて、取り締りをも指(サ)す。
四人づつ一日三交替で見張った。
「大門四郎兵衛」とも呼ぶ。
参照⇒おおもん(大門)(2)
◎四郎兵衛番所:大門右手にあった会所。大門左手には隠密(オ
ンミツ)廻り方同心の詰所。
参照⇒おかっぴき(岡っ引き,岡引)
◎総名主三浦屋が郭内取締りの会所を大門口に設け、その雇人
四郎兵衛を定詰(ジョウヅメ)にしたことから、役職の名として世
襲された。
しろへび
【シロヘビ】
【白蛇】
◇[日]shirohebi/shiro-hebi
○[爬]アオダイショウ(青大将)の白変種。目は赤い。
神の使いとされ、現れた家に福禄をもたらすという。
山口県岩国市麻里布(マリフ)に生息するものは天然記念物に指
定。
「はくじゃ(白蛇)」とも呼ぶ。
◎神:⇒うがじん(宇賀神)(4)
民話:⇒はくじゃでん(白蛇伝,白蛇傳)
しろぼし
【白星】
○(1)中が白い、丸形(○)または星形(☆)のしるし。
○(2)[運]相撲(スモウ)の星取り表(ヒョウ)で勝ちを表(アラワ)す白丸(シ
ロマル)。
⇔くろぼし(黒星)(4)
参照⇒きんぼし(金星)(1)
○(3)[運](転じて)力士(リキシ)が相撲に勝つこと。
⇔くろぼし(黒星)(5)
○(4)(転じて)勝負などに勝つこと。
○(5)(転じて)ある実績に手柄(テガラ)を立てること。
しろまだら
【シロマダラ】
【白斑】
◇[学]Dinodon orientale/Dinodon orientalis
○[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)ヘビ亜目(Serpentes)ナミ
ヘビ科(Colubridae)マダラヘビ属(Dinodon)のヘビ。無毒。
体長30〜70センチメートル。幼体のときは頭は黒く、背面が
白っぽい灰褐色に幅広で短い黒色横帯があり、成体になると赤
褐色に黒色横帯に変わる。
夜行性で、人目に触れることは少ない。
トカゲ・ヘビなどの爬虫類を好んで食べる。
日本固有種で、本州・四国・九州に生息。
〈同属〉
アカマダラ(Dinodon rufozonatum)。
しろまなこ
【白眼】
○⇒しろめ(白目,白眼)
しろまるえき
【白丸駅】
○[交]東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩町(オクタママチ)白丸にある
JR青梅線の駅。
鳩ノ巣(ハトノス)駅と奥多摩(オクタマ)駅の間。
◎白丸ダム
しろみて
【しろみて】
【代満】
○[農]⇒さなぶり(さなぶり,早苗饗)
しろむしよけぎく
【シロムシヨケギク】
【白虫除菊】
○[植]ジョチュウギク(除虫菊)の別称。
⇒じょちゅうぎく(ジョチュウギク,除虫菊)
しろめ
【白目】
【白眼】
○(1)眼球の白い部分。黒目(虹彩と瞳孔)を除いた部分。
「しろまなこ(白眼)」とも呼ぶ。
⇔くろめ(黒目)(1)
○(2)人を見る冷たい目つき。冷遇する目つき。
「しろまなこ(白眼)」とも呼ぶ。
◎白眼視(ハクガンシ)
◎正面ではなく横目(ヨコメ)で見ることで、見られた側では白目
が多く見えることから。
○(3)⇒しろめ(白鑞,白目)
★しろめ
【白鑞】
【白目】
○(1)スズ(錫)に鉛を少し混ぜた合金。ハンダ(半田)。
○(2)鑞付(ロウヅ)けに用いる、銅と亜鉛の合金。
○(3)[鉱]アンチモンを主成分とする、ヒ素(砒素)を含む鉱物。
○(4)スズ(錫)を主成分とする合金。
微量の鉄・亜鉛・アンチモンのほかに4%くらいの鉛を含ん
でいたが、20世紀ころからは無鉛となる。
「ピューター(pewter)」とも呼ぶ。
◎ピューター製品(pewter ware):⇒とらいふる(トライフル)
(4)
★しろもじ
【シロモジ】
【白文字】
◇[学]Lindera triloba
○[植]クスノキ目(Laurales)クスノキ科(Lauraceae)クロモジ
属(Lindera)の落葉低木。雌雄異株。
種子や葉から灯油(白文字油)を採る。
ダンコウバイ(檀香梅)の別称シロヂシャ(白萵苣)に対し「ア
カヂシャ(赤萵苣)」とも呼ぶ。
参照⇒くろもじ(クロモジ,黒文字)
◎同属のダンコウバイ(檀香梅)の種子からも灯油が採れる。
参照⇒だんこうばい(ダンコウバイ,檀香梅)
しろやしお《しろやしほ》
【シロヤシオ】
【白八汐】
○[植]⇒ごようつつじ(ゴヨウツツジ,五葉躑躅)
しろやしおつつじ《しろやしほつつじ》
【シロヤシオツツジ】
【白八汐躑躅】
○[植]⇒ごようつつじ(ゴヨウツツジ,五葉躑躅)
しろやま
【城山】
◇[日]Shiro Yama/Shiroyama
○(1)[地]神奈川県南西部、足柄下郡(アシガラシモグン)湯河原町(ユガ
ワラマチ)にある山。標高563メートル。
○(2)[地]鹿児島県鹿児島市北部にある丘。標高107メートル。
○(3)[古]⇒しろやままち(城山町)
しろやままち
【城山町】
◇[日]Shiroyama Machi
○[古]神奈川県北西部、津久井郡(ツクイグン)の町。
〈人口〉
1970(昭和45) 8,141人。
1995(平成 7)2万2,734人。
◎2007. 3.11(平成19)相模原市(サガミハラシ)に編入。
しろよめな
【シロヨメナ】
【白嫁菜】
○[植]⇒やましろぎく(ヤマシロギク,山白菊)
じろりんたんのうた
【ジロリンタンのうた】
○[楽]サトウハチロー作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲の連続ラ
ジオ放送劇『ジロリンタン物語』の主題歌。
歌は加世田直人・平真弓・ゆりかご会。
しろん
【シロン】
◇Shillong
○インド東部、メガラヤ州(Meghalaya State)の州都。
北緯25.57°、東経91.87°の地。
「シローン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)13万1,700人。
2001(平成13)13万2,900人。
2002(平成14)13万5,500人。
◎もとアッサム州(Assam State)の州都。
1972(昭和47)メガラヤ州がアッサム州から分離独立し、新州
都となる。
しろーん
【シローン】
◇Shillong
○⇒しろん(シロン)
しーろん
【シーロン】
◇Thelon
○(1)[地](Thelon River)⇒しーろんがわ(シーロン川)
○(2)[地](Thelon Basin)⇒しーろんぼんち(シーロン盆地)
しーろんがわ《しーろんがは》
【シーロン川】
◇[英]Thelon River
○[地]カナダ北部、ノースウェスト準州(Northwest Territo-
ries)南東部からヌナブット準州(Nunavut Territory)中央部を
東流してハドソン湾(Hudson Bay)に注(ソソ)ぐ川。全長885キロ
メートル。
ツュルツ湖(Schultz Lake)からベーカー湖(Baker Lake)を経
て南東流し、ハドソン湾の入り江チェスターフィールド・イン
レット(Chesterfield Inlet)のクロス湾(Cross Bay)に流入す
る。
参照⇒しーろんぼんち(シーロン盆地)
しろんすく
【シロンスク】
◇Slask
○(1)[地]ヨーロッパ中部地方シュレジエン([独]Schlesien)の
ポーランド語名。
⇒しゅれじえん(シュレジエン)
○(2)(Wojewodztwo Slaskie)⇒しろんすくけん(シロンスク県)
しろんすくけん
【シロンスク県】
◇[ポーランド語]Wojewodztwo Slaskie、[英]Slask Province
○ポーランド南部の県。東部をマウォポルスカ県(Wojewodztwo
Malopolskie)に接し、南端をスロバキア、南西部をチェコに隣
接。
県都はカトウィツェ(Katowice)。
〈面積〉
1万2,294平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)485万7,848人。
◎ポーランドにはドルノシロンスク県(Wojewodztwo Dolno-
slaskie)もある。
じろんどけん
【ジロンド県】
◇[フ]Departement Gironde、[英]Gironde Prefecture
○フランス南西部、アキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)北西
部の県。
西部をビスケー湾(the Bay of Biscay)(ガスコーニュ湾<[フ]
Golfe de Gascogne>)に面する。
県都はボルドー(Bordeaux)。
県北西部のジロンド川(Riviere de Gironde)西岸地方メドッ
ク(Medoc)は赤ワインの産地。
〈面積〉
1万0,000平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)121万3,500人。
1999(平成11)128万7,000人。
2004(平成16)133万4,600人。
じろんどとう《じろんどたう》
【ジロンド党】
◇[英]the Gironde
○[歴]フランス革命当時の穏健な共和党。
しーろんぼんち
【シーロン盆地】
◇[英]Thelon Basin
○[地]カナダ北部、ノースウェスト準州(Northwest Territo-
ries)南東部とヌナブット準州(Nunavut Territory)南部にまた
がる、シーロン川(Thelon River)の堆積盆地。
参照⇒しーろんがわ(シーロン川)
----------------------------------------------------------------