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                    PDD図書館管理番号       0001.0039.8000.22

                 百   科   辞   書    《しお》     編集:獨  澄旻

-------- しお --------------------------------------------------
★しお
	【塩】
	◇[英]salt(ソルト)
	○(1)[食]⇒しょくえん(食塩)
	○(2)[化]
	○()
しーおー
	【Co】
	◇cobalt
	○[原]コバルトの元素記号。
	 ⇒こばると(コバルト)(1)
しーおー
	【CO】
	【C.O.】
	○(1)[軍](Commanding Officer)指揮官・部隊長の略称。
	○(2)[軍](conscientious objector)良心的兵役拒否者・良心
	的参戦拒否者の略称。
	 信仰または信念に基づいて兵役を拒否し、戦闘に参加しない
	者。
じお
	【ジオ】
	◇[英]geo-
	○[接頭辞]「地球・土地・地理」を表す語形成要素。
	◎ギリシア語の「地球(ge)」から。
	◎ジオグラフィー(geography):地理・地誌。
	 ジオロギー(geology):地質・地質学。
	 ジオメトリー(geometry):幾何学。
	 ジオポリティクス(geopolitics):地政学。
	 ジオマンシー(geomancy):土占い。
★[1]しーおーあい
	【COI】
	◇[英]Coordinator of Information
	○[歴]アメリカ合衆国の情報調整局の略称。
	 OSSの前身。
	 「ドノバン機関」とも呼ぶ。
	 参照⇒おーえすえす(OSS)(1),しゃーまん(シャーマン)
	◎1941(昭和16)OSSに改組。
★[2]しーおーあい
	【COI】
	◇[英]Central Office of Information
	○イギリスの中央情報局の略称。
しーおーいー
	【COE】
	◇[英]Center of Excellence
	○「卓越した研究拠点」の略称。
	 文部科学省が「21世紀COEプログラム」で使用。
じおいど
	【ジオイド】
	◇[英]geoid
	○[物]地球の表面を平均海水面で表した球体。
	 重力の方向に垂直な曲面から成る、重力の等ポテンシャル面。
	 回転楕円体に近いが、重力異常の場所では最大約100メート
	ル凹凸がある。
	◎「地球(geo-)のようなもの(-oid)」から、
★しおう《しわう》
	【雌黄】
	○(1)[鉱]⇒せきおう(石黄)
	○(2)詩文を添削すること。
	◎昔、中国で(1)を使って文字を抹消したことから。
	 参照⇒しゅぼく(朱墨)
	○(3)草雌黄(クサシオウ)(gamboge)の略称。
	 ⇒がんぼーじ(ガンボージ)
	○(4)[色]⇒しおういろ(雌黄色)
★じおう《ぢわう》
	【ジオウ】
	【地黄】
	○[植]シソ目(Lamiales)ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)の
	多年草。
	 「サオヒメ(佐保姫)」,「サホヒメ」とも呼ぶ。
★しおういろ《しわういろ》
	【雌黄色】
	○[色]
	 単に「雌黄」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆうおういろ(雄黄色)
	◎C=0,M=26,Y=80,B=0。
しーおーえぬえーえふ
	【CONAF】
	◇[西]Corporacion Nacional Forestal
	○⇒こなふ(コナフ,CONAF)
しーおーえむいーえっくす
	【COMEX】
	◇[英]Commodity Exchange
	○[経]⇒こめっくす(コメックス,COMEX)
しーおーおー
	【COO】
	◇[英]chief operating officer
	○[経]最高執行責任者(最高運営役員)の略称。
	 CEO(最高経営責任者)に次ぐ企業の権力者。
	 参照⇒しーいーおー(CEO)
しおかぜ《しほかぜ》
	【しおかぜ】
	○[放]特定失踪者問題調査会が北朝鮮に向けて流している短波
	ラジオ放送。
	 北朝鮮に拉致(ラチ)されたと想定している特定失踪者の家族の
	手紙の朗読(ロウドク)や関連するニュースを、毎日2回、日本国
	外から放送している。
	 たびたび妨害電波を受けている。
	◎2005.10.(平成17)イギリスの放送配信会社に委託して開始。
★しおがま《しほがま》
	【塩釜】
	【塩竈】
	◇[日]Shiogama
	○(1)⇒しおがまし(塩竈市,塩釜市)
	○(2)海水を汲み入れて塩を製するかまど(竈)。また、その釜。
	 参照⇒もしお(藻塩)(1)
	○(3)[食]干菓子の一種。
しおがまし《しほがまし》
	【塩竈市】
	【塩釜市】
	◇[日]Shiogama Shi
	○宮城県中央部の市。
	◎塩竈神社の門前町として栄える。
	 1941(昭和16)市制施行。
	◎正しい表記は「塩竈市」。
しおから《しほから》
	【塩辛】
	○[食]イカ・カニ・魚などの魚介類の肉・内臓・卵などを細か
	く切って塩漬けにし、発酵させた食品。
	 主に酒の肴(サカナ)にする。
	◎カツオ(鰹):⇒しゅとう(酒盗)
しおからとんぼ《しほからとんぼ》
	【シオカラトンボ】
	【塩辛蜻蛉】
	○[虫]トンボの一種。日本で最も普通に見られるトンボで、日
	本全土や台湾・中国に生息。
	 体長約5センチメートル。
	 通常は体が白粉におおわれた灰褐色のオス(雄)を指し、メス
	(雌)は黄色い麦藁色で腹部の両側に黒条があり、「ムギワラト
	ンボ(麦藁蜻蛉)」とも呼ばれる。
	 晩春から初秋にかけて平地に現れる。
	 「シオトンボ(塩蜻蛉)」とも呼ぶ。
しおからなっとう《しほからなつとう》
	【塩辛納豆】
	○[食]寺納豆の別称。
	 ⇒てらなっとう(寺納豆)
しおがわ《しおがは》
	【シオ川】
	◇[英]the Sio River
	○[地]ハンガリー西部、バラトン湖(Lake Balaton)南岸の都市
	シオフォク(Siofok)から南東流するドナウ川([独]die Donau)
	の支流。
	 「シオー川」とも呼ぶ。
しおーがわ《しおーがは》
	【シオー川】
	◇[英]the Sio River
	○[地]⇒しおがわ(シオ川)
しおかわまち《しほかはまち》
	【塩川町】
	◇[日]Shiokawa Machi
	○[古]福島県北西部、耶麻郡(ヤマグン)の町。
	◎2006. 1. 4(平成18)喜多方市に編入。
しおきば
	【仕置場】
	○死刑を執行する場所・施設。
	 「刑場(ケイジョウ)」,「処刑場(ショケイジョウ)」とも呼ぶ。
	◎執行する土で築いた壇(ダン)を「土壇場(ドタンバ)」と呼ぶ。
	◎江戸時代の日本橋の仕置場は本町(ホンチョウ)四丁目(小伝馬町隣)、
	現在の中央区日本橋本町3丁目。のち浅草鳥越(トリゴエ)を経て
	1651(慶安 4)小塚原に移転。
	 参照⇒こづかはら(小塚原)
しおこうじ《しほかうじ》
	【塩麹】
	○[食]日本料理の調味料の一つ。
	 米麹3:塩1:水4弱の割合で混ぜて数日寝かせたもの。
	◎2011(平成23)ころにブームとなり、肉料理など日本食以外に
	も多用されるようになった。
しおこしょう《しほこせう》
	【塩こしょう】
	【塩コショウ】
	【塩胡椒】
	○(1)[料]塩とコショウ(胡椒)で料理に味付けをすること。
	○(2)[食]塩と粉末または粗挽(アラビ)きのコショウを混ぜた調
	味料。
	 肉料理・サラダなど、広く用いる。
しおざけ《しほざけ》
	【塩鮭】
	○[食]内臓を取り除き、塩漬けにしたサケ(鮭)。
	 甘塩の「あらまき(荒巻,新巻)」は多く歳暮(セイボ)の贈答に用
	いる。
	 「しおじゃけ(塩鮭)」,「しおびき(塩引き,塩引)」とも呼ぶ。
	◎冬の季語。
しおじゃけ《しほじやけ》
	【塩鮭】
	【塩じゃけ】
	○[食]⇒しおざけ(塩鮭)
しおじりし《しほじりし》
	【塩尻市】
	◇[日]Shiojiri Shi
	○長野県中央部の市。北部を松本市、東部を岡谷市、南端を伊
	那市に接する。
	◎江戸時代、中山道の宿場町。
	 2005. 4. 1(平成17)木曽郡(キソグン)楢川村(ナラカワムラ)を編入。
しおぜ《しほぜ》
	【塩瀬】
	○(1)[歴][食]室町時代、宋(中国)から渡来した僧(ソウ)林浄因
	(Lin Jingyin)(リン・ジョウイン)が奈良に開店した饅頭屋(マンジュウヤ)。
	 のち京都烏丸通・江戸日本橋にも出店。
	 参照⇒まんじゅう(饅頭)(1)
	○(2)⇒しおぜはぶたえ(塩瀬羽二重)
しおぜはぶたえ《しほぜはぶたへ》
	【塩瀬羽二重】
	○羽二重(ハブタエ)の一種。
	 経糸(タテイト)を密にし、太い緯糸(ヨコイト)を打ち込んで、直線状
	の横畝(ヨコウネ)を表した厚地の絹織物。
	 帯地や袱紗(フクサ)・半襟などにする。
	 単に「塩瀬」とも呼ぶ。
しおちゃ《しほちや》
	【塩茶】
	○[食]番茶に塩を加えたもの。酔いざましに用いる。
しーおったー
	【シーオッター】
	【シー・オッター】
	◇[英]sea otter
	○[哺](英語で)ラッコ。
	 ⇒らっこ(ラッコ,猟虎,海獺,獺虎)
じおっと
	【ジオット】
	◇Giotto di Bondone(ディ・ボンドーネ・ジオット)
	○[人]⇒じょっと(ジョット)
しおつなみ《しほつなみ》
	【潮津波】
	○[地]⇒かいしょう(海嘯)
★しおで《しほで》
	【シオデ】
	【牛尾菜】
	◇[学]Smilax riparia var.ussuriensis
	○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)シオデ亜科(Smil-
	acoideae)サルトリイバラ属(シオデ属)(Smilax)のツル性(蔓性)
	多年草。雌雄異株。
	 7〜8月、淡黄緑色の小花を多数球状に集めて開く。
	 日本・朝鮮半島・中国の山野に自生。
	 若芽・若葉は食用で、味はアスパラガスに似るという。
	◎サルトリイバラ科(シオデ科)(Smilacaceae)サルトリイバラ
	属(シオデ属)とも。
	 参照⇒さるとりいばら(サルトリイバラ)
	◎名称はアイヌ語の「シュウォンテ」から。
しーおーでぃ
	【COD】
	◇[英]chemical oxygen demand
	○[化]化学的酸素要求量の略称。湖沼や海域の汚濁を示す水質
	環境基準の指標の一つ。
	 水中の有機物をすべて化学的に酸化させるのに消費される酸
	素量で、単位はppm。数値が高いほど汚染が大きい。
	 参照⇒びーおーでぃ(BOD)
じーおーでぃ
	【G.O.D.】
	◇[伊]Grande Oriente Democratico
	○⇒ぐらんでおりえんてでもくらてぃこ(グランデ・オリエン
	テ・デモクラティコ)
じおている
	【ジオテイル】
	◇GEOTAIL
	○[天]宇宙航空研究開発機構の磁気圏観測衛星。
	◎1992. 7.24(平成 4)アメリカ合衆国フロリダ州ケープ・カナ
	ベラルからデルタ2ロケットで打ち上げ。
しおとんぼ《しほとんぼ》
	【シオトンボ】
	【塩蜻蛉】
	○[虫]⇒しおからとんぼ(シオカラトンボ,塩辛蜻蛉)
しおに《しをに》
	【紫苑】
	○(1)[植]⇒しおん(シオン,紫苑)
	○(2)[服][色]⇒しおんいろ(紫苑色)
しおにずむ
	【シオニズム】
	◇[英]Zionism、[フ]sionisme、[露]sionizm
	○[歴]ユダヤ人の祖国回復運動。
	 故国を持たずに世界に離散しているユダヤ人が、故地パレス
	チナに祖国を建設しようとした運動。
	 「シオン主義」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]しおん(シオン),せんみんしそう(選民思想)(2)
	◎西暦  70年、ユダヤ民族は古代ローマ軍によってパレスチナ
	を追われ世界各地に離散。
	 19世紀後半にユダヤ人迫害・反ユダヤ人運動に刺激され、ヘ
	ルツらの提唱で帰還運動が高まり本格化。
	 1948(昭和23)イスラエル共和国が建国され実現した。
	 参照⇒ばるふぉあ(バルフォア)
	◎結果はアラブ民族主義を激発させ、新たなパレスチナ問題が
	生み出された。
	 参照⇒ぱれすちなせんそう(パレスチナ戦争),ちゅうとうせ
	んそう(中東戦争)
しおのぎせいやく《しほのぎせいやく》
	【シオノギ製薬】
	○[経]医薬品製造会社の一社。準住友系。
	 本社は大阪。
	 抗生物質では最大手。
	 鎮痛剤セデス(SEDES)など。
	◎1878(明治11)塩野義三郎が塩野義三郎商店として創業。
	 1919(大正 8)塩野義商店を設立。
	 1943(昭和18)塩野義製薬と商号変更。
しおのみち《しほのみち》
	【塩の道】
	◇[日]Shio no Michi
	○[俗]千国街道の通称。
	 ⇒ちくにかいどう(千国街道)
★じおぱーく
	【ジオパーク】
	◇[英]geopark
	○[地]
	 「地質遺産」とも呼ぶ。
	◎GGN(Global Geopark Network):世界ジオパークネットワ
	ーク。
	◎2009. 8.(平成21)洞爺湖有珠山(北海道)・糸魚川(新潟県)・
	島原半島(長崎県)が認定。
	 2010.10. 4(平成22)山陰海岸(京都府・兵庫県・鳥取県)が認
	定。
しおばな《しほばな》
	【塩花】
	○(1)⇒しおばな(潮花,塩花)
	○(2)不浄なところや忌(イ)むべきことがあるとき、清めるため
	に塩を振りまくこと。また、その塩。
	○(3)料理屋など客商売の家の出入り口に、三つまみ並べて置
	く塩。
	 参照⇒もりじお(盛り塩)
しおばな《しほばな》
	【潮花】
	【塩花】
	○(1)潮が花のように飛び散るさま。
	○(2)白く立つ波。白波。
しおばら《しほばら》
	【塩原】
	◇[日]Shiobara
	○(1)⇒しおばらおんせんきょう(塩原温泉郷)
	○(2)[古]⇒しおばらまち(塩原町)
しおばらおんせん《しほばらをんせん》
	【塩原温泉】
	○⇒しおばらおんせんきょう(塩原温泉郷)
しおばらおんせんきょう《しほばらをんせんきやう》
	【塩原温泉郷】
	○栃木県那須塩原市(ナスシオバラシ)の箒川(ホウキガワ)とその支流に分
	布する温泉群。
	 大網・福渡(フクワタ)・塩釜・袖ヶ沢・畑下(ハタオリ)・須巻・門前
	(モンゼン)・古町(フルマチ)や、高原山北斜面の塩ノ湯(シオノユ)・元湯
	など。
	 泉質は単純泉・弱食塩泉。34〜78℃。
	 参照⇒しおばらしちとう(塩原七湯),しおばらじゅういちと
	う(塩原十一湯)
	◎東北本線西那須野駅と東北新幹線那須塩原駅からバスが通じ
	る。
	◎旧住所は那須郡(ナスグン)塩原町(シオバラマチ)。
しおばらしちとう《しほばらしちたう》
	【塩原七湯】
	○栃木県那須塩原市(ナスシオバラシ)の箒川(ホウキガワ)流域にある大網
	・福渡(フクワタ)・塩釜・塩ノ湯(シオノユ)・畑下(ハタオリ)・門前(モンゼン)
	・古町(フルマチ)の七ヶ所の温泉。
	 泉質は単純泉・弱食塩泉。
	 参照⇒しおばらじゅういちとう(塩原十一湯)
	◎旧住所は那須郡(ナスグン)塩原町(シオバラマチ)。
しおばらじゅういちとう《しほばらじふいちたう》
	【塩原十一湯】
	○栃木県那須塩原市(ナスシオバラシ)の箒川(ホウキガワ)とその支流に分
	布する温泉群。大網・福渡(フクワタ)・塩釜・塩ノ湯(シオノユ)・畑下
	(ハタオリ)・袖ヶ沢・須巻・門前(モンゼン)・古町(フルマチ)・元湯・新
	湯(アラユ)の11ヶ所の温泉。
	 泉質は単純泉・弱食塩泉。
	 参照⇒しおばらしちとう(塩原七湯)
	◎元湯は 808(大同 3)開湯で、古くからの湯治場。
	 古町には木ノ葉石産地と天然記念物の逆スギがある。
	◎旧住所は那須郡(ナスグン)塩原町(シオバラマチ)。
しおばらじゅうめいばく《しほばらじふめいばく》
	【塩原十名瀑】
	○[地]栃木県那須塩原市(ナスシオバラシ)の箒川(ホウキガワ)の渓谷にあ
	る、龍化(リュウカ)滝・回顧(ミカエリ)滝・布滝・雷霆(ライテイ)滝・霹靂
	(ヘキレキ)滝・素練滝・雄飛滝・咆哮(ホウコウ)滝・洗心滝・七滝の総
	称。
	◎旧住所は那須郡(ナスグン)塩原町(シオバラマチ)。
しおばらたすけ《しほばらたすけ》
	【塩原多助】
	◇[日]Shiobara Tasuke
	○(1)[人]江戸後期、江戸の商人(1743〜1816)。
	 ⇒『人名辞典』しおばら たすけ(塩原 多助)
	○(2)⇒しおばらたすけいちだいき(塩原多助一代記)
しおばらたすけいちだいき《しほばらたすけいちだいき》
	【塩原多助一代記】
	○[劇]三遊亭円朝(1839〜1900)の人情噺(ニンジョウバナシ)。
	 江戸の商人塩原多助の立志伝を脚色したもの。
	 上州(現:群馬県)沼田在新治村(ニイハルムラ)の百姓多助が継母に
	虐待を受け、殺されそうになって養家を逃れ、江戸に出て立身
	するという話。
	 出奔(シュッポン)する夜、愛馬青(アオ)との別れを惜しむ場は有名。
	 歌舞伎・浪曲などにも脚色。
しおばらまち《しほばらまち》
	【塩原町】
	◇[日]Shiobara Machi
	○[古]栃木県北西部、那須郡(ナスグン)の町。
	 那珂(ナカ)川の支流箒川(ホウキガワ)の上流一帯の山地で、箒川の
	渓谷沿いに多くの温泉が分布する温泉町。
	 日光国立公園に含まれ、秋は紅葉でも知られる観光の町でも
	ある。冬はスキー場。
	 参照⇒しおばらおんせんきょう(塩原温泉郷),しおばらじゅ
	うめいばく(塩原十名瀑)
	◎塩原十名瀑,塩原温泉郷,塩原七湯,塩原十一湯
	◎2005. 1. 1(平成17)那須郡の西那須野町(ニシナスノマチ)・黒磯市
	(クロイソシ)と合併して那須塩原市(ナスシオバラシ)を発足。
しーおーぴーえー
	【COPA】
	◇[英]Child Online Protection Act
	○[法]アメリカ合衆国の児童オンライン保護法の略称。
	 インターネット上で児童がポルノ画像など有害画像を閲覧で
	きないようにする法律。
	 参照⇒[1]しーあいぴーえー(CIPA),じどうかいしゅんぽ
	るのしょばつほう(児童買春・ポルノ処罰法)
	◎1998(平成10)成立。
	 2004. 6.29(平成16)連邦最高裁判所、憲法違反の恐れが強い
	として施行を差し止め、下級審の再審を求める。
しおびき《しほびき》
	【塩引き】
	【塩引】
	○(1)[食]魚などを塩漬けにすること。また、その魚。
	○(2)[食](特に)塩を強くした塩鮭(シオザケ)。
	 参照⇒しおざけ(塩鮭),さけ(サケ,鮭)(2)
★しーおーぴーでぃ
	【COPD】
	◇[英]chronic obstructive pulmonary disease
	○[病]慢性閉塞性肺疾患の略称。
	 加工肉製品の摂取回数の多い人はCOPDの発病リスクが高
	い。
じおふぁぎあ
	【ジオファギア】
	◇[英]geophagia
	○[病]土・粘土などを好んで食べる異食症。
	 「チトノファギア(chthonophagia)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いしょくしょう(異食症)
しおふぉく
	【シオフォク】
	◇Siofok
	○ハンガリー西部、バラトン湖(Lake Balaton)南岸にある町。
	 シオ川(the Sio River)が南東流しドナウ川本流に注(ソソ)ぐ。
	 「シオーフォク」とも呼ぶ。
しおーふぉく
	【シオーフォク】
	◇Siofok
	○⇒しおふぉく(シオフォク)
★しおふき《しほふき》
	【潮吹き】
	【潮吹】
	○()
	○()潮吹面の略称。
	 ⇒しおふきめん(潮吹面,潮吹き面)
しおふきめん《しほふきめん》
	【潮吹面】
	【潮吹き面】
	○(1)里神楽の馬鹿踊りに用いる面。
	 片目が小さく口をとがらせた「ひょっとこ」の面と同じ。
	 「しおふき(潮吹き,潮吹)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ひょっとこ(ひょっとこ)
	○(2)⇒ひょっとこ(ひょっとこ)
じおぷたー
	【ジオプター】
	◇[英]diopter、[独]Dioptrie
	○[物]⇒じおぷとりー(ジオプトリー)
じおぷとりー
	【ジオプトリー】
	◇[独]Dioptrie、[英]diopter
	○[物]レンズの屈折率を表す単位。単位記号は「D」。
	 レンズの焦点距離をメートル単位で表した数の逆数。
	 眼鏡レンズの度数を表す場合などに用いられる。
	 凸(トツ)レンズでは正(+)、凹(オウ)レンズでは負(−)の符号を
	つけ、度が強いほど数値が大きくなる。
	 「ディオプター」,「ジオプター」とも呼ぶ。
	 参照⇒すふぇろめーたー(スフェロメーター)
じおぽりてぃくす
	【ジオポリティクス】
	◇[英]geopolitics
	○[政]⇒ちせいがく(地政学)
しおまち《しをまち》
	【志雄町】
	◇[日]Shio Machi
	○[古]石川県中北部、羽咋郡(ハクイグン)にあった町。
	◎2005. 3. 1(平成17)押水町(オシミズマチ)と合併して宝達志水町
	(ホウダツシズチョウ)を発足。
★しおまねき《しほまねき》
	【シオマネキ】
	【潮招き】
	【潮招】
	【望潮】
	◇[学]Uca arcuata
	○[動]甲殻綱エビ目(十脚類)(Decapoda)エビ亜目(Pleocye-
	mata)カニ下目(短尾類)(Eubrachyura)スナガニ科(Ocypodidae)
	シオマネキ属(Uca)の小形のカニ。
	◎ハクセンシオマネキ(Uca lactea)。
じおまんしー
	【ジオマンシー】
	◇[英]geomancy
	○占いの一種。
	 一握りの土を地面にまいて、その模様で占うもの。
	 「土占い」,「土占(ドセン)」,「地卜(チボク)」とも呼ぶ。
	◎ドイツ語:ゲオキンティア(Geomantie)。
	 イタリア語:ジェオマンツィア(geomanzia)。
	 中国語:泥土占卜(nitu zhanbu)。
しおみ《しほみ》
	【潮見】
	◇[日]shiomi/Shiomi
	○(1)潮時や潮の干満を見ること。
	○(2)東京都江東区中南部の地名。
	 1・2丁目がある。
	○(3)[交]⇒しおみえき(潮見駅)
しおみえき《しほみえき》
	【潮見駅】
	○[交]東京都江東区潮見にあるJR京葉線の駅。
	 越中島(エッチュウジマ)駅と新木場(シンキバ)駅の間。
しおみだけ《しほみだけ》
	【塩見岳】
	◇[日]Shiomi Dake
	○[地]静岡県と長野県の境にある赤石山脈(南アルプス)中部の
	高峰。標高3,047メートル。
	 雪食地形が発達する。
	 「間ノ岳(アイノタケ)」,「赤石間ノ岳」とも呼ぶ。
	◎名前は山頂から太平洋の海が遠望できることから。
しおみばし《しほみばし》
	【潮見橋】
	○[建]日本庭園で、池尻の狭い場所などに架(カ)ける、古船の
	底板を利用して造った橋。
じおめとりー
	【ジオメトリー】
	◇[英]geometry
	○[数]⇒きかがく(幾何学)
しおや《しほや》
	【塩谷】
	◇[日]Shioya
	○(1)⇒しおやぐん(塩谷郡)
	○(2)⇒しおやまち(塩谷町)
しおやぐん《しほやぐん》
	【塩谷郡】
	◇[日]Shioya Gun
	○栃木県中央部・北西部の郡。
	 塩谷町(シオヤマチ)・高根沢町(タカネザワマチ)の町。
	◎2005. 3.28(平成17)氏家町(ウジイエマチ)・喜連川町(キツレガワマチ)
	の2町が合併して「さくら市」を発足。
	 2006. 3.20(平成18)栗山村(クリヤマムラ)・藤原町(フジハラマチ)、日
	光市に編入。
しおやざき《しほやざき》
	【塩屋崎】
	◇[日]Shioyazaki/Shioya Zaki
	○[地]福島県南東部、いわき市東部にある、太平洋に突出する
	岬。
	 塩屋埼灯台がある。
	◎塩屋埼灯台は映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台の一つ。
	 歌謡曲:参照⇒みだれがみ(みだれ髪)(2)
しおやまち《しほやまち》
	【塩谷町】
	◇[日]Shioya Machi
	○栃木県中央部、塩谷郡(シオヤグン)の町。
じおらま
	【ジオラマ】
	◇[フ]diorama、[英]diorama(ダイオラマ)
	○(1)見世物の一つ。
	 薄い長い布に明るい風景画を描き、その手前に遠近法で模型
	を置き、天井からは曇りガラスを通して照明を当て、それを窓
	から覗(ノゾ)き見る、実際の光景を見ているような錯覚を起さ
	せる覗機関(ノゾキカラクリ)。
	 「ディオラマ」,「幻視画」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぱのらま(パノラマ)
	◎1822(文政 5)フランスの画家ジャック・ダゲール(L.Jacques 
	M.Daguerre)が発明し、パリで公開。
	 1889(明治22)東京の浅草にジオラマ館が開設されて流行。
	○(2)[映]遠近法でスタジオ内に作られた小型セット。
	 「ディオラマ」とも呼ぶ。
	○(3)(一般に)自然や街頭などの景色を取り入れた小型模型。
	 「ディオラマ」とも呼ぶ。
	○(4)[交](特に)鉄道模型用の風景を走る路線模型。
	 「ディオラマ」とも呼ぶ。
★しおり《しをり》
	【栞】
	◇[英]bookmark
	○
	 「ブックマーク」とも呼ぶ。
	 参照⇒たっせる(タッセル)(4),どっぐいやー(ドックイヤー)
	(2)
しおり《しをり》
	【枝折】
	◇「し」は和語で「枝」の意味。
	○(1)山道などで木の枝を折り、帰りの道しるべとすること。
	○(2)枝折戸の略。
	 ⇒しおりど(枝折戸,柴折戸)
	○(3)枝折垣の略。
	 ⇒しおりがき(枝折垣)
じおり《ぢおり》
	【地織】
	○その地方で実用向きに、または自家用に織った布。
しおりいと《しをりいと》
	【しおり糸】
	◇[英]drag line
	○クモ(蜘蛛)が垂直にぶら下がるときの強靭な糸。
しおりがき《しをりがき》
	【枝折垣】
	○竹または木の枝を折りかけて作った粗末な垣。茶室の庭など
	に用いる。
	 「しおり(枝折)」とも呼ぶ。
しおりど《しをりど》
	【枝折戸】
	【柴折戸】
	○竹または木の枝を折りかけて作った、粗末な押し開き戸。
	 「しおり(枝折)」とも呼ぶ。
しおる《しをる》
	【責る】
	○責(セ)め苛(サイナ)む。折檻(セッカン)する。
しーおる
	【シーオル】
	◇[英]Sheol
	○[聖]⇒しぇおる(シェオル)
じぉーるとぅい
	【ジォールトゥイ】
	◇[露]zheltyi
	○[形][色](ロシア語で)黄色の。
	 ⇒きいろ(黄色)
	◎ロシア文字では"желтый"。
[1]しおん
	【シオン】
	◇[羅]Sion、[フ]Sion、[英]Zion(ザイオン)
	○(1)エルサレム(Jerusalem)市街の聖なる丘の名。
	 「シオン山」とも呼ぶ。
	◎紀元前1,000年ころダビデ王が居城を建てたという。
	○(2)(転じて)エルサレムの雅名。シオニズム運動の象徴。
	参考⇒しおにずむ(シオニズム)
[2]しおん
	【シオン】
	◇[フ]Sion、[独]Sitten
	○スイス南西部、バレ州(Canton du Valais)中北西部にある州
	都。
	 北緯46.25°、東経7.35°の地。
	 ドイツ語名は「ジッテン」。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)2万5,336人。
	 2000(平成12)2万7,171人。
[3]しおん
	【シオン】
	◇[フ]Chillon
	○[歴]スイス西端のボー州(Canton de Vaud)にある城。
	 ⇒しよんじょう(シヨン城)
[4]しおん
	【シオン】
	○[楽]イルカ作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌は沢田聖子(ショウコ)。
	◎1979(昭和54)。
しおん《しをん》
	【シオン】
	【紫苑】
	○(1)[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の多年草。シ
	ベリア・モンゴルなどアジア東北部の草原に広く分布。
	 鑑賞用として庭園に栽培、西日本にもまれに山野に自生。
	 茎は直立し、丈(タケ)は1.5メートル前後。
	 秋、茎の上部に声だを出し淡紫色の花を多数つける。
	 「しおに(紫苑)」とも呼ぶ。
	○(2)[色]⇒しおんいろ(紫苑色)
	◎「紫(「草」冠+「宛」:補助5622)」とも書く。
しおん
	【市音】
	○[俗][楽]大阪市音楽団の略称。
しおん
	【師恩】
	○師から受ける恩。先生の恩。
★しおんいろ《しをんいろ》
	【紫苑色】
	○(1)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は薄紫色で、裏は青色。秋の
	装束(ショウゾク)。
	 「紫苑(シオン,シオニ)」とも呼ぶ。
	◎他に表は紫、裏は蘇芳(スオウ)、また表は蘇芳、裏は萌黄(モエギ)
	など諸説がある。
	○(2)[色]
	◎C=83,M=75,Y=0,B=0。
[1]じおんじ
	【慈恩寺】
	◇[中]Ci'en Si
	○[歴]中国、陝西省(Shangxi Sheng)(セイセイショウ)の省都西安市
	(Xi'an Shi)(セイアンシ)南郊外にあった寺。
	 大雁塔のみ現存するが、やや斜傾。
	 「大慈恩寺」とも呼ぶ。
	◎ 648(大化 4)唐の太宗の皇太子治(のち高宗)が母の文徳皇后
	の追福のために長安(現:西安市)の無漏寺の旧址に建立。
	 帰朝した玄奘(ゲンジョウ)を上座に迎え、寺の西北に翻経院を
	設けて仏典の漢訳が行われた。
	  652<永徽 3>(白雉 3)玄奘がインド・西域から持ち帰った仏
	像や経典(原典)を収蔵する五層の大雁塔(のち七層)が建立。
	 玄奘の弟子基(キ)(慈恩大師)などの高僧が次々に住し、法相
	宗を広める。
	 会昌( 841〜 846)の法難で廃絶。
[2]じおんじ
	【慈恩寺】
	○埼玉県さいたま市岩槻区にある寺。
	 坂東三十三所の十二番札所で、慈恩寺観音がある。
	◎旧住所は埼玉県岩槻市。
じおんしゅう
	【慈恩宗】
	○[仏]⇒ほっそうしゅう(法相宗)
しおんしゅぎ
	【シオン主義】
	◇[英]Zionism、[フ]sionisme、[露]sionizm
	○⇒しおにずむ(シオニズム)
しおんじょう《しおんじやう》
	【シオン城】
	◇[フ]Chateau de Chillon
	○⇒しよんじょう(シヨン城)
じおんだいし
	【慈恩大師】
	◇[中]Ci'en Dashi
	○[人]中国唐代の学僧基(Ji)(キ)の諡号(シゴウ)。
	 ⇒き(基)
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