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百 科 辞 書 《しむ》 編集:獨 澄旻
-------- しむ --------------------------------------------------
[1]しむ
【シム】
【CIM】
◇[英]coffin launched intercepter missile
○[軍]隠蔽陣地から発射する防空ミサイルの略称。
[2]しむ
【シム】
【CIM】
◇[英]computer-integrated manufacturing
○[経]コンピュータによる統合生産の略称。
計画・設計・製造を共通のデータベースに統合すること。ま
た、そのシステム。
しむ
【四無】
○[仏]⇒しむげ(四無礙,四無碍)
しーむあんじ
【シームアン寺】
◇[ラオ語]Vat Simuang
○ラオスの首都ビエンチャンにある寺。
「ワット・シームアン」とも呼ぶ。
しむい《しむゐ》
【四無畏】
○[仏]無畏とは「畏(オソ)れはばかることなく説法する仏の境地」
で、以下の四つの要素があるとされる。
<1>総持不忘(ソウジフモウ):自分が聞いた総(ス)べての教えをしっ
かりと記憶して忘れないこと。
<2>尽知法薬(ジンチホウヤク):医者が患者の病気の種類や症状の
軽重に応じて薬の処方を変えるように、衆生(シュジョウ)の機根(キ
コン)・欲望・性質・心の持ち方に適応した教えの処方を知り尽
(ツク)くしていること。
<3>善能問答(ゼンノウモンドウ):「善(ヨ)く」とはその場限りのごま
かしではない真理に従ったということ、「能(ヨ)く」とは相手の
能力にあわせてということで、質問や反駁(ハンバク)に答える態
度。
<4>能断物疑(ノウダンモツギ):いろいろ異なる解釈や疑問を、慈
悲に徹(テッ)することで断案(ダンアン)をくだすこと。
「菩薩(ボサツ)の四無畏」,「仏(ホトケ)の四無畏」とも呼ばれる。
しむか
【シムカ】
◇[登録商標]Simca
○(1)[古][経]フランスの自動車製造会社。
◎1934(昭和 9)創立。
1963(昭和38)アメリカのクライスラー社に買収される。
参照⇒[1]くらいすらー(クライスラー)(1)
○(2)[交]ダイムラー・クライスラー社のクライスラー部門が
製造するブランド名。
★じむぐり《ぢむぐり》
【ジムグリ】
【地潜り】
【地潜】
◇[学]Elaphe conspicillata
○[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)ナミヘビ科(Colubridae)ナ
メラ属(Elaphe)の無毒のヘビ。
日本全土に生息する日本固有種。
「アズキヘビ(小豆蛇)」とも呼ぶ。
じむくろー
【ジムクロー】
◇[米]Jim Crow、"crow"は「カラス(烏)」のこと。
○(1)[俗]黒人の蔑称(ベッショウ)。
「ジムクロウ」とも呼ぶ。
参照⇒にぐろ(ニグロ),じんくろ(ジンクロ)
◎1835年、コメディアンのライス(Thomas D.Rice)が"Jump,Jim
Crow"という歌を作り、顔を黒く塗って踊ったことから。
◎アメリカ合衆国ミシガン州のフェリス州立大学(Ferris
State University)にジムクロー人種差別記念博物館(Jim Crow
Museum of Racist Memorabilia)がある。
○(2)[俗]⇒じむくろいずむ(ジムクロイズム)
じむくろいずむ
【ジムクロイズム】
◇[米]Jim Crowism
○(1)黒人差別・黒人差別政策。
「ジムクロー」,「ジムクロウ」とも呼ぶ。
参照⇒くーくらっくすくらん(クー・クラックス・クラン,K
KK)
○(2)(転じて)人種差別。
じむくろう
【ジムクロウ】
◇[米]Jim Crow
○(1)[俗]⇒じむくろー(ジムクロー)(1)
○(2)[俗]⇒じむくろいずむ(ジムクロイズム)
★しむげ
【四無礙】
【四無碍】
◇[梵]catuspratisamvid
○[仏]菩薩(ボサツ)や仏(ホトケ)が実現する、四つの自在な能力。
「四無礙解(ゲゲ)」,「四無碍解(ゲゲ)」,「四無礙弁(ゲベン)」,
「四無碍弁(ゲベン)」,「四無礙智(ゲチ)」,「四無碍智(ゲチ)」,「四無」,
「四弁」とも呼ぶ。
◎<1>法無礙(ホウムゲ):教えの内容が真理に即(ソク)しているため
自由自在であること。
<2>義無礙(ギムゲ):教えの意味を自由自在に知りつくしてい
ること。
<3>辞無礙(ジムゲ)・詞無礙(シムゲ):教えを説くのに適切な言
葉を自由自在に駆使(クシ)すること。
<4>楽説無礙(ギョウセツムゲ):自ら進んで自由自在に教えを説く
こと。
しむげ
【詞無礙】
【詞無碍】
○[仏]⇒じむげ(辞無礙,辞無碍)
★じむげ
【辞無礙】
【辞無碍】
○[仏]菩薩(ボサツ)や仏(ホトケ)が実現する自在な能力、四無碍(シム
ゲ)の一つ。
「しむげ(詞無礙,詞無碍)」とも呼ぶ。
参照⇒しむげ(四無礙,四無碍)
しむげげ
【四無礙解】
【四無碍解】
○[仏]⇒しむげ(四無礙,四無碍)
しむげち
【四無礙智】
【四無碍智】
○[仏]⇒しむげ(四無礙,四無碍)
しむげべん
【四無礙弁】
【四無碍弁】
○[仏]⇒しむげ(四無礙,四無碍)
しむけんと
【シムケント】
◇Shymkent
○中央アジア、カザフスタン共和国南部の南カザフスタン州
(Ongtustik Qazaqstan Oblysy)南東部にある州都。
「チムケント(Chimkent)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)43万8,800人(推計)。
★じむさ
【ジムサ】
【済木薩】
◇Jimsar、[中]Jimusa
○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)のタムリ盆地(塔里木盆地<Talimu pendi>)の地方。
歴史的名称は「金満城(Jinman Cheng)(キンマンジョウ)」,「ビシュバ
リク(Bishbalik)(別失八里<Bieshibali>)」。
参照⇒びしゅばりく(ビシュバリク,別失八里)
★じむじかん《じむじくわん》
【事務次官】
◇[英]vice-minister
○一般職の国家公務員。
国務大臣を補佐する各省のトップ官僚。
⇔せいむじかん(政務次官)
しむしるとう《しむしるたう》
【シムシル島】
【新知島】
◇[露]Ostrov Simushir
○[地]千島列島(Kuril Islands)中央部の島。
もと新知郡の島。
◎1766(明和 3)ロシア人が上陸。
◎シュムシュ島(占守島)(Ostrov Shumshu)は千島列島北東端の
島。
じむにー
【ジムニー】
◇[登録商標]Jimny
○[交]スズキ社製の軽四輪駆動スポーツタイプ多目的車(SU
V)。
アメリカでの販売名は「サムライ(Samurai)」。
◎1970(昭和45)発売。
しむはさな
【シムハサナ】
◇[梵]simhasana(獅子の座)
○(1)(古代インドで)国王の坐する台座。
○(2)[仏]⇒げいざ(猊座)(1)
○(3)ハタヨガ(hatha yoga)で、ライオンのポーズ。
しむはっととーらー
【シムハット・トーラー】
◇[ヘブライ語]Simhat Torah、[英]Rejoicing of the Law
○[宗]ユダヤ教の祭日の一つ。
「律法の歓喜祭」とも呼ぶ。
ユダヤ暦の第一月(Tishre)(旧第七月)22日。秋の収穫祭スコッ
ト(Sukkot)の翌日。
参照⇒とーらー(トーラー)(1),[1]すこっと(スコット)
しむびるすく
【シムビルスク】
◇Simbirsk
○[古]ロシアの都市ウリャノフスク(Ulyanovsk)の旧称。
⇒うりゃのふすく(ウリャノフスク)(2)
◎ロシア文字は"Симбирск"。
しむーむ
【シムーム】
◇[英]simoom
○[気](アラビア・シリア・アフリカなどの砂漠で)春夏に砂嵐
(スナアラシ)を起こす熱風。
「シムーン(simoon)」とも呼ぶ。
◎アラビア語の「サムム(samum)」から。
しむら
【シムラ】
◇Shimla/Simla
○(1)(Shimla District)⇒しむらけん(シムラ県)
○(2)インド北部、ヒマーチャル・プラデシュ州(Himachal Pra-
desh State)の州都。シムラ県西端にある県都。
北緯31.11°、東経77.16°の地。
ニューデリーの北方270キロメートルのヒマラヤ山脈西麓(セイ
ロク)にある避暑地。標高2,160メートル。
ホテルや保養所が多い。
〈人口〉
1961(昭和36) 4万2,597人。
1991(平成 3) 8万2,100人。
2001(平成13)14万2,200人。
2002(平成14)14万4,900人。
◎イギリス統治時代の1865〜1939年、イギリス領インド政庁の
夏の所在地であった。
◎シムラ会議
しむら
【志村】
◇[日]Shimura
○東京都板橋区の北東部の地名。
◎志村一里塚
★しむらいちりづか
【志村一里塚】
○[歴]東京都板橋区志村にある中山道(ナカセンドウ)の一里塚。
江戸を発って3里目で、ほぼ完全な姿で残り、1922(大正11)
国の史跡となった。
参照⇒いちりづか(一里塚)
しむらけん
【シムラ県】
◇[英]Shimla District
○インド北部、ヒマーチャル・プラデシュ州(Himachal Pradesh
State)南部の県。
県都はシムラ(州都)。
〈面積〉
5,131平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)72万1,745人。
しむるえとう《しむるえたう》
【シムルエ島】
◇[インドネシア語]Pulau Simeulue、[英]Simeulue Island
○[地]インドネシア西部、スマトラ島北西岸の沖合いにある島。
ナングロ・アチェ・ダルサムラ州(Propinsi Nanggroe Aceh
Darussalam)に属する。
南東方にバニャック諸島(Pulau-pulau Banyak)がある。
「シムル島」とも呼ぶ。
しーむるぐ
【シームルグ】
◇Simurgh
○[ペルシア神話]犬の頭をした大きな霊鳥・不死鳥。
「シーモルグ(Simorgh)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]ふぇにっくす(フェニックス)(1)
しむるとう《しむるたう》
【シムル島】
◇[インドネシア語]Pulau Simeulue、[英]Simeulue Island
○[地]⇒しむるえとう(シムルエ島)
しむーん
【シムーン】
◇[英]simoon
○[気]⇒しむーむ(シムーム)
しめ
【駟馬】
○⇒しば(駟馬)
しめい
【四明】
◇[日]Shimei
○(1)[地]四明山の略。
⇒しめいざん(四明山)
○(2)[地]四明ヶ岳の略。
⇒しめいがたけ(四明ヶ岳,四明岳)
○(3)四明公の略。
⇒しめいこう(四明公)
しめいがたけ
【四明ヶ岳】
【四明岳】
◇[日]Shimeigatake/Shimei ga Take
○(1)[地]比叡山の別称。
⇒ひえいざん(比叡山)(1)
◎中国の天台宗の霊山、四明山(Siming Shan)(シメイザン)に因(チナ)
む。
○(2)[地]比叡山の一高峰。標高839メートル。
東の大比叡(オオヒエ)(848メートル)とともに比叡山山頂の2峰
を成す一つ。
山上に将門岩(マサカドイワ)がある。
しめいこう
【四明公】
○(『真誥(シンコウ)』闡幽微)四方の鬼を主領する東明公・西明公
・南明公・北明公の総称。
◎『真誥』は中国六朝(リクチョウ)時代の茅山(ボウザン)道教の教義
書。
しめいざん
【四明山】
◇[日]Shimei Zan
○(1)[地]([中]Siming Shan)中国南東部、浙江省(Zhejiang
Sheng)(セッコウショウ)寧波(Ningbo)(ニンポー)の西南にある霊山。
◎宋初の高僧、四明尊者知礼(Zhili)がここで山家派(サンゲハ)天
台の教えを弘(ヒロ)めて中国天台の主流となったことから、中国
天台宗の聖地とされる。
○(2)[地]比叡山の別称。
⇒ひえいざん(比叡山)(1)
★しめおんにせい
【シメオン二世】
【シメオン2世】
◇Simeon II
○[人]ブルガリアの国王(1937. 6.16〜)。ボリス三世(Boris
III)の子。
1943. 8.28(昭和18)父の死により即位。
1946. 9.15(昭和21)王制廃止によりエジプト経由でスペイン
に亡命。
1996(平成 8)帰国。
しめくぎ
【締め釘】
【締釘】
◇[英]rivet
○リベットの別称。
⇒りべっと(リベット)
しめこみ
【締め込み】
【締込み】
○(1)[運]相撲取(スモウト)り(力士)のまわし(回し)の別称。
⇒まわし(回し,廻し)(7)
○(2)⇒ふんどし(褌,犢鼻褌)
しめじ《しめぢ》
【シメジ】
【占地】
【湿地】
○(1)[植]担子菌類(Basidiomycetes)ハラタケ目(Agaricales)
のキノコ(茸)。食用。
○(2)[植]([学]Lyophyllum shimeji)特に、ハラタケ目キシメ
ジ科(Tricholomataceae)(マツタケ科)シメジ属(Lyophyllum)の
キノコ。
「ホンシメジ(本占地)」とも呼ぶ。
◎「におい松茸(マツタケ)、味(アジ)占地」。
◎ニオウシメジ(仁王占地):⇒におうしめじ(ニオウシメジ,仁
王占地)
じめちるえーてる
【ジメチルエーテル】
◇[英]dimethyl ether(ダイメスィルイーサー)
○[化]分子式はCH3OCH3。沸点がマイナス25.1℃の無色の
気体で、加圧すると容易に液化する。
天然ガスや石炭・石油などから製造。
毒性がほとんどなく、フロンガスの代用としてスプレーの噴
射剤に使用されている。
燃焼時に硫黄酸化物や粒子状物質が発生せず、低公害・石油
代替燃料として注目されている。
略称は「DME」。
◎名称はメチル基(CH3)が2個(ラテン語でジ"di")あること
から。
じめちるべんぜん
【ジメチルベンゼン】
◇[英]dimethyl benzene
○[化]⇒きしれん(キシレン)
しめっくす
【シメックス】
【SIMEX】
◇[英]Singapore International Monetary Exchange
○[経]⇒さいめっくす(サイメックス,SIMEX)
しめてれー
【シメテレー】
◇[フ]scimitar
○⇒しゃむしーる(シャムシール)
しめなわ《しめなは》
【七五三縄】
【注連縄】
【標縄】
○神前や新年の門戸など神聖清浄な区域を示す縄張りをいう。
一定の間隔で藁(ワラ)を3筋5筋7筋とたらし、その間に紙四手
(シデ)を下げる。左捩(ヒダリネジ)りで、神前に向って右が根元。
参照⇒しで(垂,垂で,四手)
◎太いほうが向って左側にあるのは関東風、右側にあるのが関
西風(出雲神社風)。
しめまち
【志免町】
○福岡県中北西部、糟屋郡(カスヤグン)の町。
しめん
【死面】
◇[英]death mask
○⇒ですますく(デスマスク)
しーめんす
【シーメンス】
◇[英]Siemens
○[経]⇒[2]じーめんす(ジーメンス)
★[1]じーめんす
【ジーメンス】
◇siemens
○[電]電流のコンダクタンスのSI単位。単位記号は「S」。
[2]じーめんす
【ジーメンス】
◇[独]Siemens
○[経]ドイツの大手総合電機会社。
英語読みで「シーメンス」とも呼ぶ。
◎1847(弘化 4)創立。
2011. 9.18(平成23)原子力事業からの撤退を表明。
◎中国語では「西門子(Ximenzi)」。
しーめんすじけん
【シーメンス事件】
◇[英]Siemens scandal/Siemens-Vickers-Mitsui scandal
○[歴]1914. 1.23(大正 3)の外電により発覚した海軍・三井物
産などの贈収賄事件。
日本海軍に軍需品を納入していたドイツのシーメンス・シュッ
ケルト電気会社(Siemens Schuckert Werke AG)が、解雇した元
東京支店の社員カール・リヒテル(Karl Richter)に重要書類を
盗まれて脅迫されていた。帰国した社員が逮捕、ベルリン地方
裁判所で恐喝罪懲役2年の判決を受け、その結果同社の日本海
軍高官に対する贈賄が明らかにされ、日本にロイター通信の電
報で報じられる。
続いてイギリスのビッカース社(Vickers-Armstrong Ltd.)と
代理店三井物産が軍艦金剛(コンゴウ)の建造に絡んでの贈賄も発
覚する。
海軍力の大拡張を計った海軍出身の第1次山本権兵衛(薩摩
藩閥)内閣に不満の立憲同志会領袖(リョウシュウ)島田三郎ら野党は
予算委員会でこの問題を追及する。 1.28海軍に査問委員会が
設けられ、同年1月藤井光五郎海軍少将・沢崎寛猛(ヒロタケ)海軍
大尉、2月呉鎮守府指令長官松本和(カノウ)中将や三井物産重役
岩原謙三らが諮問・家宅捜査を受け、検挙される。
2.10同志・国民(犬養毅)・中正(尾崎行雄)の3党派は内閣
弾劾決議案を提出する。同日、日比谷の内閣打倒国民大会が開
かれ、数万人が国会議事堂を取り囲んだ。政友会の松田源治が
民衆を暴民と演説したことが伝えられ、激昂した民衆が議会の
正門を破壊。弾劾案が与党政友会により否決され、民衆はさら
に政府系の中央新聞社や毎夕新聞社にデモをかける。議事堂に
閉じ込められた閣僚や与党議員は陸軍に出動を依頼するが動か
ず(陸軍の予算は翌年に回されていた)、警官に抜剣させて脱出、
このとき東京日日新聞社の記者橋本繁が負傷する。遅れること
数時間、麻布の第三連隊から1個大隊が出動。
3.15貴族院で山県派議員により予算案が否決され、山本内
閣は 3.24引責総辞職する。 5.29松本中将らの海軍将官・佐官
は軍法会議で懲役の宣告を受ける。
「シーメンス・ビッカース事件」とも呼ぶ。
参照⇒じーめんす(ジーメンス),こんごう(金剛)(2)
参照⇒『人名辞典』しまだ さぶろう(島田 三郎)
◎「ジーメンス事件」はほとんど使われない。
じーめんすじけん
【ジーメンス事件】
○[歴]⇒しーめんすじけん(シーメンス事件)
しーめんすびっかーすじけん
【シーメンス・ビッカース事件】
○[歴]⇒しーめんすじけん(シーメンス事件)
[1]しーもあ
【シーモア】
◇[英]Seymore
○[人]英語圏の男性名。
[2]しーもあ
【シーモア】
◇Jane Seymour
○[人]イギリス国王ヘンリー八世(Henry VIII)の3番目の王妃
(1509?〜1537.10.24)。
エドワード六世(Edward VI)を出産して12日後に死去。
しもあがたぐん
【下県郡】
◇[日]Shimoagata Gun/Shino Agata Gun
○[古]長崎県、対馬の上島南部と下島にある郡。
厳原町(イヅハラマチ)・美津島町(ミツシマチョウ)・豊玉町(トヨタマチョウ)の
町。
◎2004. 3. 1(平成16)上県郡(カミアガタグン)・下県郡の全6町が
合併して対馬市を発足。
参照⇒つしまし(対馬市)
しもいちちょう《ともいちちやう》
【下市町】
◇[日]Shimoichi Cho
○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)の町。
しもいなぐん
【下伊那郡】
◇[日]Shimoina Gun
○長野県南部の郡。
松川町(マツカワマチ)・高森町(タカモリマチ)・阿南町(アナンチョウ)・清内路
村(セイナイジムラ)・阿智村(アチムラ)・浪合村(ナミアイムラ)・平谷村(ヒラヤムラ)
・根羽村(ネバムラ)・下條村(シモジョウムラ)・売木村(ウルギムラ)・天龍
村(テンリュウムラ)・泰阜村(ヤスオカムラ)・喬木村(タカギムラ)・豊丘村(トヨオカ
ムラ)・大鹿村(オオシカムラ)・上村(カミムラ)・南信濃村(ミナミシナノムラ)の町
村。
◎長野県には伊那市と上伊那郡もある。
しもうさ《しもふさ》
【下総】
◇[日]Shimosa
○(1)[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一国。現在の千葉県の北
部と茨城県の一部。
「しもふさ(下総)」,「ほくそう(北総)」とも呼ぶ。
また、上総(カズサ)と併称して「総州(ソウシュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒かつしか(葛飾)(2)
○(2)⇒しもふさまち(下総町)
しもうさこうざきえき《しもふさかうざきえき》
【下総神崎駅】
○[交]千葉県香取郡(カトリグン)神崎町(コウザキマチ)にある、JR成
田線の駅。
滑河(ナメガワ)駅と大戸(オオト)駅の間。
しもうさなかやまえき《しもふさなかやまえき》
【下総中山駅】
○[交]千葉県船橋市本中山(モトナカヤマ)にあるJR総武線の駅。
本八幡(モトヤワタ)駅(市川市)と西船橋(ニシフナバシ)駅(船橋市)の間。
◎京成本線には京成中山(ケイセイナカヤマ)駅と東中山(ヒガシナカヤマ)駅が
ある。
しもうたなかやま《しまふたなかやま》
【しもうた中山】
○[俗]失敗したときなどに発する「しまった!」を千葉県の地名
に掛けたシャレ言葉。
しもうたや《しまうたや》
【仕舞屋】
【仕舞うた屋】
○(1)もと商家が商売をやめた(店じまいをした)家。また、家
賃や金利・資財などの収入で裕福に暮している人。
「しもたや(仕舞屋)」とも呼ぶ。
○(2)商家に対して普通の家をいう。
「しもたや(仕舞屋)」とも呼ぶ。
しもうま
【下馬】
◇[日]Shimouma
○東京都世田谷区東部の地名。
西部を上馬(カミウマ)に接する。
しもがつ
【霜月】
◇[フ]Frimaire
○[暦]⇒ふりめーる(フリメール)
しもかまがりちょう《しもかまがりちやう》
【下蒲刈町】
◇[日]Shimokamagari Cho
○[古]広島県安芸郡(アキグン)の町。
呉市の沖合い、下蒲刈島・上黒島・下黒島から成る。
〈面積〉
8.68平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,223人。
◎1961(昭和36)下蒲刈島村から下蒲刈村に改称。
1962(昭和37)町制施行。
2003. 4. 1(平成15)呉市(クレシ)に編入。
しもがもじんしゃ
【下鴨神社】
○京都、賀茂御祖(カモミオヤ)神社の通称。
⇒かもみおやじんじゃ(賀茂御祖神社)
しもきた
【しもきた】
○(1)[海]海上保安庁のしれとこ型巡視船(PL118)。
第2管区海上保安部八戸海上保安部に配属。
◎1980. 3.12(昭和55)竣工。
○(2)[軍]海上自衛隊の輸送艦(LST4002)。
8,900トン。
母港は呉基地。
◎2003. 2. 4(平成15)タイ軍兵士らをタイからアフガン周辺に
輸送する任務で、呉基地を出港。
2003. 3.28(平成15)インド洋から帰港。
しもきた
【下北】
◇[日]Shimokita
○(1)[地]⇒しもきたはんとう(下北半島)
○(2)⇒しもきたぐん(下北郡)
しもきたぐん
【下北郡】
◇[日]Shimokita Gun
○青森県北東部、下北半島にある郡。
川内町(カワウチマチ)・大畑町(オオハタマチ)・大間町(オオママチ)・東通村
(ヒガシドオリムラ)・風間浦村(カザマウラムラ)・佐井村(サイムラ)・脇野沢村
(ワキノサワムラ)の町村。
◎青森県には上北郡もある。
しもきたざわえき《しもきたざはえき》
【下北沢駅】
○(1)[交]東京都世田谷区北部にある、小田急小田原線の駅。
東北沢駅と世田谷代田(セタガヤダイタ)駅の間。
◎2013. 3.23(平成25)始発から地下駅に移転。
○(2)[交]京王井の頭線の駅。
池ノ上(イケノウエ)駅と新代田駅の間。
◎世田谷区には北沢と上北沢はあるが、下北沢という地名はな
い。
★しもきたはんとう《しもきたはんたう》
【下北半島】
◇[日]Shinokita Hanto
○[地]青森県東北部にある半島。北部に恐山(オソレザン)がある。
「斗南(トナミ)半島」とも呼ぶ。
参照⇒しりやざき(尻屋崎)
しもきたやまむら
【下北山村】
◇[日]Shimokitaya Mura
○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)東南部の村。北東部を上北山村
に接する。
しもぎょうく《しもぎやうく》
【下京区】
◇[日]Shimogyo Ku
○京都府京都市南部の区。北部を中京区、東部を東山区、南部
を南区、西部を右京区に接する。
商業地区。
◎1955(昭和30)南区を分離。
しもく
【四木】
○[農]⇒しぼく(四木)
しもく
【撞木】
○[仏]⇒しゅもく(撞木)
しもくさんそう《しもくさんさう》
【四木三草】
○[農]⇒さんそうしぼく(三草四木)
じもくじちょう《じもくじちやう》
【甚目寺町】
◇[日]Jimokuji Cho
○[古]愛知県西部、海部郡(アマグン)の町。
◎2010. 3.22(平成22)七宝町(シッポウチョウ)・美和町(ミワチョウ)と合
併して「あま市」を発足。
しもげぐん
【下毛郡】
◇[日]Shimoge Gun
○大分県北西部の郡。
三光村(サンコウムラ)・本耶馬溪町(ホンヤバケイマチ)・耶馬溪町(ヤバケイマ
チ)・山国町(ヤマクニマチ)の町村。
しもげつ
【霜月】
◇[フ]Frimaire
○[暦]⇒ふりめーる(フリメール)
しもごうまち《しもがうまち》
【下郷町】
◇[日]Shimogo Machi
○福島県南西部、南会津郡(ミナミアイヅグン)の町。
参照⇒おおうち(大内)(2)
しもごえ
【下肥】
◇[英]night soil
○[農]人の糞尿(フンニョウ)(大小便)を肥料としたもの。
参照⇒こえだめ(肥溜め)
◎化学肥料が普及するまで地力維持の重要な手段の一つだった。
参照⇒りょくひ(緑肥)
しもこしき
【下甑】
◇[日]Shimokoshiki
○(1)[地]⇒しもこしきじま(下甑島)
○(2)[古]⇒しもこしきそん(下甑村)
しもこしきじま
【下甑島】
◇[日]Shimokoshiki Jima
○[地]九州南西部、甑島列島の一島。
鹿児島県薩摩川内市(サツマセンダイシ)に所属。
◎もと、薩摩郡(サツマグン)の下甑村(シモコシキソン)と鹿島村(カシマムラ)に
分属。
しもこしきそん
【下甑村】
◇[日]Shimokoshiki Son
○[古]鹿児島県薩摩郡(サツマグン)、下甑島南部にあった村。
〈面積〉
57.59平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3,017人。
◎1949(昭和24)鹿島村(カシマムラ)が分離・発足。
2004.10.12(平成)川内市(センダイシ)と、鹿児島郡の樋脇町(ヒワキ
チョウ)・入来町(イリキチョウ)・東郷町(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウインチョ
ウ)・里村(サトムラ)・上甑村(カミコシキムラ)・下甑村・鹿島村の1市4
町4村が合併して薩摩川内市(サツマセンダイシ)を発足。
しもごとう《しもごたう》
【下五島】
◇[日]Shimogoto/Shimo Goto
○[地]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)の久賀島(ヒサカジマ)以南
にある島々。
参照⇒ごとうれっとう(五島列島)
しもこまごめ
【下駒込】
◇[日]Shimokomagome/Shimo Komagome
○[古]現在の東京都文京区本駒込(ホンコマゴメ)4丁目・千駄木(セン
ダギ)4丁目の動坂(ドウザカ)あたりの古称。
参照⇒こまごめ(駒込)(2)
しもじしま《しもぢしま》
【下地島】
◇[日]Shimoji Shima
○[地]沖縄県の南西部、宮古諸島の伊良部島(イラブジマ)の西側
に隣接する島。
宮古郡(ミヤコグン)伊良部町(イラブチョウ)に属する。
民間旅客機パイロット訓練用の発着訓練に使用されている
下地島空港はあるが、民間定期便は就航していない。
しもしたにおよばず
【駟も舌に及ばず】
【駟不及舌】
◇[中]si buji she
○[慣用句]言葉が伝わるのは四頭立ての馬車(駟)よりも速いか
ら、ひとたび口に出した言葉は決して引っ込められない。
「言葉は慎(ツツシ)むべきものだ」という意味。
「駟馬も追う能(アタ)わず」とも呼ぶ。
参照⇒しば(駟馬)(2)
◎『論語』「顔淵篇」から。
しもすわまち
【下諏訪町】
◇[日]Shimosuwa Machi/Shimo Suwa Machi
○長野県中央部、諏訪郡(スワグン)の町。諏訪湖の北岸に位置す
る。
〈面積〉
66.90平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万4,534人。
◎諏訪大社下社の門前町として発達。
1893(明治26)町制施行。
◎長野県には諏訪市もある。
しもせかやく《しもせくわやく》
【下瀬火薬】
○[化]1888(明治21)海軍技手下瀬雅允(マサチカ)が開発した無煙火
薬。
ピクリン酸を主体とし、黒色火薬より爆発力が大きい。弾丸
の炸薬(サクヤク)および爆破薬となる。
「黄色火薬(オウショクカヤク)」とも呼ぶ。
◎1893(明治26)炸薬として海軍に採用され、日露戦争のときに
使用される。砲撃後に煙の晴れるのを待つことなく、次弾を砲
撃ができた。
◎東京都北区西ヶ原4丁目の東京外国語大学の地には、かつて
海軍下瀬火薬製造所があり、現在も下瀬坂の名が残っている。
しもだ
【下田】
◇[日]Shimoda
○(1)⇒しもだし(下田市)
○(2)[交]⇒しもだえき(下田駅)
○(3)[古]⇒しもだまち(下田町)
しもだいご
【下醍醐】
○⇒だいごじ(醍醐寺)
しもだえき
【下田駅】
○[交]青森県上北郡(カミキタグン)おいらせ町(マチ)境田(サカイダ)にあ
る、第三セクター青い森鉄道の駅。
陸奥市川(ムツイチカワ)駅(八戸市)と向山(ムカイヤマ)駅の間。
◎旧住所は上北郡下田町(シモダマチ)境田。
もとJR東北本線。
◎伊豆急行には伊豆急下田駅、近鉄大阪線には近鉄下田駅があ
る。
しもたかいぐん《しもたかゐぐん》
【下高井郡】
◇[日]Shimotakai Gun/Shimo Takai Gun
○長野県北東部の郡。
山ノ内町(ヤマノウチマチ)・木島平村(キジマダイラムラ)・野沢温泉村(ノザ
ワオンセンムラ)の町村。
◎長野県には上高井郡もある。
★しもだかいどう《しもだかいだう》
【下田街道】
◇[日]Shimoda Kaido
○[交]
参照⇒あまぎとうげ(天城峠)
しもたかいどえき《しもたかゐどえき》
【下高井戸駅】
○(1)[交]東京都世田谷区北部の松原にある、京王京王線の駅。
明大前(メイダイマエ)駅と桜上水(サクラジョウスイ)駅の間。
○(2)[交]東急世田谷線の駅。
松原(マツバラ)駅の次で、ターミナル駅。
◎京王井の頭線には高井戸(タカイド)駅がある。
しもだし
【下田市】
◇[日]Shimoda Shi
○静岡県南東部、伊豆半島南東部の市。南東部を太平洋に面す
る。
◎下田奉行
◎新潟県南蒲原郡(ミナミカンバラグン)には下田村(シタダムラ)がある。
青森県上北郡(キタカミグン)には下田町(シモダマチ)があった。
しもだてし
【下館市】
◇[日]Shimodate Shi
○[古]茨城県西部の市。
◎もと石川氏の城下町。
2005. 3.28(平成17)下館市と真壁郡(マカベグン)の明野町(アケノマ
チ)・協和町(キョウワマチ)・関城町(セキジョウマチ)の1市3町が合併して
筑西市(チクセイシ)を発足。
しもだまち
【下田町】
◇[日]Shimoda Machi
○[古]青森県中東部、上北郡(キタカミグン)の町。
◎2006. 3. 1(平成18)百石町(モモイシマチ)と合併しておいらせ町(マ
チ)を発足。
◎静岡県には下田市がある。
新潟県南蒲原郡(ミナミカンバラグン)には下田村(シタダムラ)がある。
しもたや《しまうたや》
【仕舞屋】
○⇒しもうたや(仕舞屋,仕舞うた屋)
しもちゃ
【シモチャ】
【下家】
◇[中]xiajia
○マージャン(麻雀)で、卓の右側の座席にいる競技者。また、
その側面。
参照⇒かみちゃ(カミチャ,上家),といちゃ(トイチャ,対家)
じもつ《ぢもつ》
【持物】
○[仏]仏像が手に持っている物。
仏・菩薩(ボサツ)の性格・働きを示す標幟(ヒョウジ)で、印相(イン
ソウ)などとともに、諸仏の誓願(セイガン)・功徳(クドク)を表す。
「じぶつ(持物)」とも呼ぶ。
◎薬師:薬壺(ヤクコ)。
観音:水瓶(スイビョウ)。
明王・金剛力士:金剛杵(コンゴウショ)。
しもつがぐん
【下都賀郡】
◇[日]Shimotsuga Gun/Shimo Tsuga Gun
○栃木県南部の郡。
壬生町(ミブマチ)・野木町(ノギマチ)の町。
◎1906(明治39)谷中村(ヤナカムラ)、藤岡町(フジオカマチ)に編入。
2006. 1.10(平成18)河内郡(カワチグン)の南河内町(ミナミカワチマチ)と
下都賀郡の石橋町(イシバシマチ)・国分寺町(クブンジマチ)の3町が合
併して下野市(シモツケシ)を発足。
2010. 3.29(平成22)大平町(オオヒラマチ)・藤岡町・都賀町(ツガマチ)
の3町、栃木市に編入。
2014. 4. 5(平成26)岩舟町(イワフネマチ)、栃木市に編入。
◎栃木県には上都賀郡もある。
★しもつき
【霜月】
○[暦]陰暦十一月(11月)のこと。
「仲冬(チュウトウ)」,「神楽月(カグラヅキ)」とも呼ぶ。
参照⇒ふりめーる(フリメール)
しもつきそうどう《しもつきさうどう》
【霜月騒動】
○[歴]鎌倉中期の1285(弘安 8.11.17)、幕府の重臣安達泰盛(ヤ
スモリ)一族らが滅ぼされた内紛事件。
安達氏は幕府創立以来の有力御家人(ゴケニン)で、北条氏とも
姻戚関係を結び、権勢を振るっていた。
泰盛の娘の子である北条貞時(サダトキ)が第9代執権(シッケン)に
なると、泰盛と内管領(ウチカンレイ)の平頼綱(ヨリツナ)との幕政の主導
権をめぐる対立から、頼綱の中傷によって安達一族などが反逆
者として討伐(トウバツ)された。
結果、北条得宗(トクソウ)の専制強化となり、後家人の不満が増
して逆に幕府の支配力は弱体化した。
安達氏代々の職名から「秋田城介(アキタジョウノスケ)の乱」とも、
「弘安合戦(コウアンガッセン)」とも呼ぶ。
◎「霜月」は事件が発生した十一月のこと。
◎事件後、幕府の実権は内管領に帰したが、頼綱がその子安房
守を将軍にしようとする陰謀から、1293(正応 6. 4.22)貞時に
滅ぼされた。
◎安達泰盛は北条貞時の外祖父。
平頼綱は北条貞時の乳母(メノト)の夫。
★しもつけ
【シモツケ】
【下野】
◇[学]Spiraea japonica
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)シモツケ属(Spiraea)
の落葉低木。
5〜8月、開花。
「クサシモツケ(草下野)」に対して「キシモツケ(木下野)」とも
呼ぶ。
◎夏の季語。
〈シモツケ属〉
コデマリ(Spiraea cantoniensis):⇒こでまり(コデマリ,小
手毬)
ユキヤナギ(Spiraea thunbergii):⇒ゆきやなぎ(ユキヤナ
ギ,雪柳)
◎クサシモツケ:⇒しもつけそう(シモツケソウ,下野草)
しもつけ
【下野】
◇[日]Shimotsuke
○(1)[歴]旧国名。東山道の一国。現在の栃木県。
「やしゅう(野州)」とも呼ぶ。
○(2)⇒しもつけし(下野市)
○(3)[植]⇒しもつけ(シモツケ,下野)
しもつけかいどう《しもつけかいだう》
【下野街道】
○[歴][交]会津西街道の別称。
⇒あいづにしかいどう(会津西街道)
しもつけし
【下野市】
◇[日]Shimotsuke Shi
○栃木県南部の市。
◎2006. 1.10(平成18)河内郡(カワチグン)の南河内町(ミナミカワチマチ)と
下都賀郡(シモツガグン)の石橋町(イシバシマチ)・国分寺町(クブンジマチ)
の3町が合併して発足。
★しもつけそう《しもつけさう》
【シモツケソウ】
【下野草】
◇[学]Filipendula multijuga
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)シモツケソウ属(Fil-
ipendula)の多年草。
「キシモツケ(木下野)」に対して「クサシモツケ(草下野)」とも
呼ぶ。
◎キシモツケ:⇒しもつけ(シモツケ,下野)
しもつまし
【下妻市】
◇[日]Shimotsuma Shi
○茨城県西部の市。
◎1954(昭和29)市制。
しもて
【下手】
◇「へた(下手)」とも読む。
○(1)下(シモ)の方。下座の方。
○(2)地勢的に低い方。
○(3)川の下流の方。
○(4)[劇]客席から見て舞台の左の方。
⇔上手(カミテ)
しもなだえき
【下灘駅】
○[交]愛媛県伊予市双海町串(フタミチョウクシ)にある、JR予讃線(ヨ
サンセン)の駅。
伊予上灘(イヨカミナダ)駅と串(クシ)駅の間。
旧称は「伊予下灘駅」。
◎旧住所は伊予郡(イヨグン)双海町串。
しもにいかわぐん《しもにひかはぐん》
【下新川郡】
◇[日]Shimoniikawa Gun/Shimo Niikawa Gun
○富山県東部の郡。
宇奈月町(ウナヅキマチ)・入善町(ニュウゼンマチ)・朝日町(アサヒマチ)の町。
◎魚津町(ウオヅマチ)。
◎富山県には上新川郡・中新川郡もある。
しもにた
【下仁田】
◇[日]Shimonita
○(1)⇒しもにたまち(下仁田町)
○(2)[交]⇒しもにたえき(下仁田駅)
しもにたえき
【下仁田駅】
○[交]群馬県甘楽郡(カンラグン)下仁田町(マチ)にある、上信電鉄の
駅。
千平(センダイラ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
しもにたねぎ
【下仁田ネギ】
○[農]群馬県甘楽郡(カンラグン)下仁田町(マチ)の名産のネギ。
太くて白身が短く、スキヤキなど鍋物に向く。
しもにたまち
【下仁田町】
◇[日]Shimonita Machi
○群馬県南西部、甘楽郡(カンラグン)の町。
下仁田ネギ・コンニャクの特産地。
しもーぬしもん
【シモーヌ・シモン】
◇Simone Simon
○[人]フランスの女優(1910. 4.23〜2005. 2.22)。ボスヌ
(Bethune)生れ。
モデルを経て、1931(昭和 6)"On opere sans douleur"で映
画デビュー。ハリウッド映画にも多数出演。
出演作品は1934(昭和 9)『乙女の湖(Lac aux dames)』・
1935(昭和10)『黒い瞳(Les Yeux noirs)』・1938(昭和13)『獣
人(La Bete humaine)』・1942(昭和17)『キャット・ピープル
(Cat People)』など。
しものげ
【下野毛】
◇[日]Shimonoge
○神奈川県川崎市高津区(タカツク)の地名。
北部の多摩川の対岸は東京都世田谷区野毛(ノゲ)があり、さ
らに北部は世田谷区上野毛(カミノゲ)。
しものせき
【下関】
◇[日]Shimonoseki
○(1)⇒しものせきし(下関市)
○(2)[交]⇒しものせきえき(下関駅)
しものせきえき
【下関駅】
○[交]山口県下関市にある、JR山陰本線の駅。
幡生(ハタブ)駅と門司(モジ)駅(北九州市)の間。
◎JR山陽本線・山陽新幹線には新下関駅がある。
しものせきこうわじょうやく《しものせきかうわでうやく》
【下関講和条約】
○[歴]⇒にっしんこうわじょうやく(日清講和条約)
しものせきし
【下関市】
◇[日]Shimonoseki Shi
○山口県南西端の市。
〈面積〉
1970(昭和45)219平方キロメートル。
2005(平成17)716平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)26万7,000人。
1980(昭和55)26万8,964人。
◎2005. 2.13(平成17)豊浦郡(トヨウラグン)の菊川町(キクガワチョウ)・
豊田町(トヨタチョウ)・豊浦町(トヨウラチョウ)・豊北町(ホウホクチョウ)を編入。
しものせきじけん
【下関事件】
○[歴]1864(元治元. 8.)英・仏・米・蘭の四国連合艦隊17隻が
下関を攻撃した事件。
前年5月の長州藩の外国船砲撃に対する報復と、幕府の攘夷
派粉砕の目的で行われた。
8月上旬、下関海峡から長州藩を砲撃、2,000の陸戦隊を上
陸させて海峡沿岸の各砲台を占領・全滅させた。
「下関戦争」,「馬関戦争」,「四国連合艦隊下関砲撃事件」とも呼
ぶ。
◎これが契機となって、長州藩の内尊攘夷派が攘夷を捨てて討
幕派に成長していった。
しものせきじょうやく《しものせきでうやく》
【下関条約】
◇[英]the Treaty of Shimonoseki
○[歴]⇒にっしんこうわじょうやく(日清講和条約)
しものせきせんそう《しものせきせんさう》
【下関戦争】
○[歴]⇒しものせきじけん(下関事件)
しものたいし
【下の太子】
○[俗]⇒だいしょうしょうぐんじ(大聖勝軍寺)
しーものふ
【シーモノフ】
◇Konstantin Mikhailovich Simonov(コンスタンチン・シーモ
ノフ)
○[人]ソ連の作家(1915〜1979)。
作品は『夜となく昼となく』・『プラハの栗並木の下で』、
戯曲『ロシアの人々』など。
★しもばしら
【シモバシラ】
【霜柱】
◇[学]Keiskea japonica
○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)シモバシラ属(Kei-
skea)の多年草。
「ユキヨセソウ(雪寄せ草)」とも呼ぶ。
しもばしら
【霜柱】
○(1)[気]([英]ice needles)降雪のない冬の寒い夜、地中の水
分が毛管現象で地表に染(シ)み出ながら凍結・成長し、層を成
して細い柱状に並び立ったもの。
地表1〜2ミリメートルの土は持ち上げられる。また、凍結
が繰り返されて数層にも成る。
日本では関東ローム層の赤土に顕著。
参照⇒むぎふみ(ムギ踏み,麦踏み)
◎冬の季語。
○(2)[植]⇒しもばしら(シモバシラ,霜柱)
しもふさ
【下総】
◇[日]Shimofusa
○(1)⇒しもうさ(下総)(1)
○(2)⇒しもふさまち(下総町)
しもふさまち
【下総町】
◇[日]Shimofusa Machi
○千葉県北東部、香取郡(カトリグン)の町。
坂東三十三所の二十八番札所、龍正院(リュウショウイン)の滑河観音
がある。
しもふりにく
【霜降り肉】
○[食]⇒さし(サシ)
しもべ
【下部】
◇[日]Shimobe
○(1)⇒しもべおんせん(下部温泉)
○(2)[古]⇒しもべちょう(下部町)
○(3)[古][交]⇒しもべえき(下部駅)
しもへいぐん
【下閉伊郡】
◇[日]Shimohei Gun/Shimo Hei Gun
○岩手県中東部の郡。
山田町(ヤマダマチ)・岩泉町(イワイズミチョウ)・田野畑村(タノハタムラ)・
普代村(フダイムラ)・新里村(ニイサトムラ)・川井村(カワイムラ)の町村。
◎2005. 6. 6(平成17)田老町(タロウチョウ)・新里村(ニイサトムラ)、宮古
市(ミヤコシ)に編入。
◎岩手県には上閉伊郡(カミヘイグン)もある。
しもべえき
【下部駅】
○[古][交]⇒しもべおんせんえき(下部温泉駅)
しもべおんせん《しもべをんせん》
【下部温泉】
○(1)山梨県西南巨摩郡(ミナミコマグン)身延町(ミノブチョウ)にある温泉。
泉質は単純泉・食塩泉。28〜34℃
◎川中島の戦いで武田信玄が上杉謙信から受けた肩先の傷を治
療した伝えられ、「信玄の隠し湯」の一つ。
旧住所は西八代郡(ニシヤツシログン)下部町(シモベチョウ)。
○(2)[交]⇒しもべおんせんえき(下部温泉駅)
しもべおんせんえき《しもべをんせんえき》
【下部温泉駅】
○[交]山梨県南巨摩郡(ミナミコマグン)身延町(ミノブチョウ)にある、J
R身延線(ミノブセン)の駅。
波高島(ハダカジマ)駅と甲斐常葉(カイトキワ)駅の間。
◎1991.12.14(平成 3)下部駅を改称。
旧住所は西八代郡(ニシヤツシログン)下部町(シモベチョウ)。
しもべちょう《しもべちやう》
【下部町】
◇[日]Shimobe Cho
○[古]山梨県南部、西八代郡(ニシヤツシログン)の町。
富士川の支流常葉川(トキワガワ)流域と天守(テンシュ)山地の西斜面
を占める。
身延線(ミノブセン)が通じ、富士五湖・身延山への観光基地。
◎下部温泉:⇒しもべおんせん(下部温泉)
◎長塩に特異な獅子舞(シシマイ)が伝わっている。
◎2004. 9.13(平成16)南巨摩郡(ミナミコマグン)身延町(ミノブチョウ)に
合併。
しもましきぐん
【下益城郡】
◇[日]Shimomashiki Gun/Shimo Mashiki Gun
○熊本県中央部の郡。
富合町(トミアイマチ)・松橋町(マツバセマチ)・小川町(オガワマチ)・豊野
町(トヨノマチ)・美里町(ミサトマチ)の町。
◎2004.11. 1(平成16)中央町(チュウオウマチ)と砥用町(トモチマチ)が合併
して美里町を発足。
2010. 3.23(平成22)城南町(ジョウナンマチ)、熊本市に編入。
◎熊本県には上益城郡と、上益城郡益城町(マシキマチ)がある。
しもまるこ
【下丸子】
◇[日]Shimomaruko/Shimo Maruko
○(1)東京都大田区西部の地名。
下丸子1〜4丁目がある。
◎多摩川の対岸は神奈川県川崎市中原区(ナカハラク)中丸子(ナカマルコ)。
中原区には、上丸子(カミマルコ)・新丸子町(シンマルコマチ)・新丸子東
(シンマルコヒガシ)・丸子通(マルコドオリ)もある。
○(2)[交]⇒しもまるこえき(下丸子駅)
しもまるこえき
【下丸子駅】
○[交]東京都大田区下丸子にある、東急多摩川線の駅。
鵜の木(ウノキ)駅と武蔵新田(ムサシニッタ)駅の間。
◎東急東横線・目黒線には新丸子(シンマルコ)駅がある。
しもみのちぐん
【下水内郡】
◇[日]Shimominochi Gun/Shimo Minochi Gun
○長野県北東部の郡。
豊田村(トヨタムラ)・栄村(サカエムラ)の村。
◎長野県には上水内郡もある。
★しもやまじけん
【下山事件】
○[歴]1949. 7. 6(昭和24)国鉄総裁下山定則が礫死体で発見。
自殺か他殺かは不明のまま。
事件前日の5日、下山は登庁の途中で日本橋三越に立ちより
行方不明となる。翌日午前0時半ころ、足立区の北千住と綾瀬
の英田の線路上で発見される。
◎国鉄労組が9万人の人員整理に反対闘争をしている最中(サナカ)
で、さらに9日後には三鷹事件( 7.15)、 8.15には松川事件が
発生している。
これらの事件は日本共産党員らの犯行という予断のもとにでっ
ち上げられた事件との疑いがもたれたが、結果的に全国の組合
運動を切り崩す政治的役割を果たした。
◎キャノン機関が関与していたとされる。
参照⇒きゃのんきかん(キャノン機関)
しーもるぐ
【シーモルグ】
◇Simorgh
○(1)[ペルシア神話]⇒しーむるぐ(シームルグ)
○(2)[軍]イランの空中発射ミサイル。
2段式ロケットで、1段目は固体燃料エンジン。
搭載可能重量は約100キログラム。
[1]しもん
【シモン】
◇Simon
○(1)[男性名]サイモン。
○(2)[聖][人](St.Simon)キリスト十二使徒の一人。ペテロの
本名。
⇒ぺてろ(ペテロ)
○(3)[聖][人](St.Simon)キリスト十二使徒の一人。『新約聖
書』「ルカ伝(the Book of Luke)」に現われる「熱心党のシモン
(Simon the Zealot)」。
ペルシアで殉教したとされる。
○(4)[聖](Simon Magus)魔術師シモン。『新約聖書』「使徒行
伝(the Book of Acts)」第8章に現われるサマリアの魔術師で、
聖霊を与える力を金で買い取ろうとした。
◎「聖職売買(の罪)(simony)」の語源となる。
[2]しもん
【シモン】
◇Simone Simon
○[人]⇒しもーぬしもん(シモーヌ・シモン)
[3]しもん
【シモン】
◇Claude Eugene Henri Simon(クロード・シモン)
○[人]フランスの作家(1913.10.10〜2005. 7. 6)。マダガスカ
ル生れ。
ヌーボー・ロマン(nouveau roman)の代表的作家の一人。
1985(昭和60)ノーベル文学賞、受賞。
パリで死去。
作品は『風』・『ル・パラス』・『フランドルへの道』・
『歴史』・『アカシア』など。
しもん
【四門】
○(1)東・西・南・北の四つの門。四方の門。全ての門。
○(2)(特に)内裏外郭の四つの門。
建春門(ケンシュンモン)(東)・宜秋門(ギシュウモン)(西)・建礼門(ケンレイモ
ン)(南)・朔平門(サクヘイモン)(北)。
○(3)[仏]天台宗で、真理に至る四つの門、つまり見方・立場。
有門(ウモン)・空門・亦有亦空門(ヤクウヤククウモン)・非有非空門。そ
れぞれを化法四教(ケホウシキョウ)の蔵教・通教・別教・円教に配す
る。
○(4)[仏]密教で、曼陀羅(マンダラ)の四方の門。
修行の段階に配して、発心門(ホッシンモン)(東)・修行門(南)・菩
提門(ボダイモン)(西)・涅槃門(ネハンモン)(北)と呼ぶ。
○(5)(転じて)葬場の四方の門。
★しもん
【指紋】
◇[英]fingerprint/dactylogram(ダクティログラム)
○
弓状・渦状・蹄状(テイジョウ)に大別され、遺伝性がある。
同一人では生涯変わらず、DNAが等しい一卵性双生児でも
指紋は異なっているため、個人の識別に利用される。
物に残った指紋を見るにはアルミニウムの微粉末を振りかけ、
余分な粉を払って浮かび上がらせる。
参照⇒しょうもん(掌紋)
◎2008. 1.31(平成20)「中国新聞社」、台湾の台北県で一族5世
代に両手両足の指紋が全くないことが判明したと発表。
じもん
【寺門】
○(1)[仏]寺院の門。
⇒さんもん(三門)(2)
○(2)(転じて)寺院。
○(3)滋賀県大津の園城寺(オンジョウジ)(通称、三井寺)の別称。
⇒おんじょうじ(園城寺)
○(4)天台宗寺門派の略称。
総本山は園城寺。
参照⇒おんじょうじ(園城寺)
じーもんヴぃーぜんたーるせんたー
【ジーモン・ヴィーゼンタール・センター】
◇[英]Simon Wiesenthal Center
○⇒さいもんうぃーせんたーるせんたー(サイモン・ウィーセ
ンタール・センター)
しもんや
【四文屋】
○(1)[古]江戸後期、四文均一の品物を商(アキナ)った大道商人。
○(2)[古](1)の屋台(ヤタイ)。
参照⇒ひゃくえんしょっぷ(100円ショップ,百円ショップ)
○(3)[古](特に)一品四文の惣菜(ソウザイ)を売る屋台。
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