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百 科 辞 書 《しく》 編集:獨 澄旻
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しく
【四九】
○捲(メク)りカルタで行う賭博(トバク)。
参照⇒はちはち(八八)(3)
◎「四九」は禁語のことというが未詳。
しく
【四苦】
○[仏]人間が全て持つ生(ショウ)・老・病・死の四つの苦しみ。
「生老病死(ショウロウビョウシ)」とも呼ぶ。
参照⇒さんく(三苦),はっく(八苦)
◎四苦八苦
しく
【四衢】
○道が四つに分れる所。よつつじ(四辻)。
参照⇒やちまた(八衢)(1)
[1]しーく
【シーク】
◇[英]seek
○(1)捜す。
参照⇒しーかー(シーカー)
○(2)[計]順編成ファイル(sequential file)で、読み込み位置
(location)を目的のレコードに移動させる命令。
参照⇒りわいんど(リワインド)(2)
[2]しーく
【シーク】
◇[英]Sikh
○シーク教徒。
参照⇒しーくきょう(シーク教)
◎ヒンディー語(Hindustani)で「初心者・弟子(デシ)」を意味す
る「シーク(sikkh)」から。
じーく
【ジーク】
◇[独]Sieg
○(ドイツ語で)万歳。
◎ジークハイル(Sieg Heil):勝利万歳。
じぐ
【ジグ】
◇[英]jig
○(1)[機]⇒じぐ(ジグ,冶具,治具)
○(2)擬餌鉤(ギジバリ)(ルアー)の一種。
小魚の形をした金属製で重く、水底に沈めて、底魚(ソコウオ)釣
りに用いる。
じぐ《ぢぐ》
【ジグ】
【冶具】
【治具】
◇[英]jig
○(1)[機]工作械機に工具や工作物を取り付ける際、正確な加
工位置に導くための補助工具。
◎「冶具([中]yeju)」,「治具([中]zhiju)」は中国語でも使用する
当て字で、「やぐ」,「ちぐ」は誤称。
○(2)[機](転じて)工作機械に加工物を取り付ける用具一般。
参照⇒まえだれ(前垂れ,前垂)(3)
しくう
【司空】
◇[中]Sikong
○(1)[歴]中国の周代、三公(San Gong)に次ぐ、六卿(Liu Qing)
(リクケイ)の一つ。
冬官(Dongguan)(トウカン)の長で、土地・民事・土木工事をつか
さどった。
参照⇒しば(司馬)(1)
○(2)[歴]後漢〜隋・唐代、三公の一つ。
参照⇒[1]さんこう(三公)
○(3)[俗][古]魏国で監獄(カンゴク)の別称。
しくうきん《しくうきん》
【紙腔琴】
○[楽]⇒しこうきん(紙腔琴)
じくうけ《ぢくうけ》
【軸受け】
【軸承け】
【軸受】
【軸承】
◇[英]bearing
○(1)[機]機械の回転軸を支える装置。
すべり軸受け(メタル軸受けなど)や、転がり軸受け(ボール
ベアリングなど)がある。
「ベアリング」とも呼ぶ。
○(2)[機]扉(トビラ)などの回転軸をうけて支える器具。
「ベアリング」とも呼ぶ。
★じくかけくぎ
【軸掛け釘】
【軸掛釘】
○[建]和釘の一種。
床の間の正面に掛け軸を吊るためのもの。
「軸釘」,「かけものくぎ(掛け物釘,掛物釘)」とも呼ぶ。
参照⇒いなづまおれくぎ(稲妻折れ釘,稲妻折釘),たけくぎ
(竹釘)(2)
しくきょう《しくけう》
【シク教】
◇[英]Sikhism
○[宗]⇒しーくきょう(シーク教)
しーくきょう《しーくけう》
【シーク教】
◇[英]Sikhism
○[宗]15世紀末、インド北部のパンジャブ地方を中心に興隆し
た宗教。一神教。
ヒンズー教徒のナーナク(Nanak)(1469〜1538)が、初代グル
(guru)(師)となって創始。イスラム教の影響を受けてヒンズー
教を改革して、偶像崇拝・カースト制度を否定し、唯一の創造
神の熱狂的な崇拝を唱えた。
第5代グルのアルジュン・シン(Arjun Singh)(1563〜1606)
がムガール帝国の迫害を受けて死亡。以後、シーク教団の反イ
スラム色が強まってしだいに軍事的傾向を帯びる。
第10代グルのゴービンド・シン(Govind Singh)(1666〜1708)
は軍事的宗教団体カールサー(the Khalsa)を組織し、教団国家
建設を求めてムガール帝国に対抗。
19世紀初頭、ランジート・シン(Ranjit Singh)(1780〜1839)
がパンジャブ地方のラホール(Lahore)を中心にカシミールをあ
わせてシーク王国(Sikh kingdom)を建設。彼の死後、イギリス
支配に反抗して2度のシーク戦争(the Sikh Wars)を起こした
が敗れて、イギリスはパンジャブ地方を含め全インドの支配を
確立。
インド独立にも貢献(アムリツァル事件)し、1947(昭和22)イ
ンド・パキスタン分離独立の際にはインド帰属を選んだ。
その後、自治権やシーク独立州(Sikh state)(カーリスター
ン<Khalistan>)設立を求める闘争を展開(パンジャーブ問題)。
「シク教」とも呼ぶ。
参照⇒しーくせんそう(シーク戦争),あむりつぁるじけん(ア
ムリツァル事件),[2]がんじー(ガンジー),かびーる(カビール)
◎「シーク(sikkh)」はヒンディー語(Hindustani)で「初心者・弟
子(デシ)」の意味。
シーク教徒([英]Sikh)の男性は、髪やヒゲは神から与えられ
た神聖なものとして一生切ることなく、長い髪はターバンで巻
く。
グルドワラ(gurdwara):礼拝所(寺院)。
◎聖地アムリツァル(Amritsar):⇒あむりつぁる(アムリツァル)
じくくぎ
【軸釘】
○[建]⇒じくかけくぎ(軸掛け釘,軸掛釘)
じくくび
【軸首】
【軸頸】
◇[英]journal
○[工]⇒じゃーなる(ジャーナル)(4)
じくぐみ
【軸組】
【軸組み】
◇[日]jikugumi/jiku-gumi
○[建]基礎(土台)と屋根との間の骨組み。
柱・桁・筋違いなどで構成するもの。
参照⇒こやぐみ(小屋組,小屋組み)
しくさる
【しくさる】
【し腐る】
○[俗]相手や他人の動作をぞんざいにし、軽蔑(ケイベツ)や憎し
みをあらわす言葉。
◎「する」の連用形「し」に「腐る」がついたもの。
主に関西で使用され、関東では「しやがる」が多く使われる。
じくじ《ぢくぢ》
【忸怩】
○恥じ入るさま。
◎心中(シンチュウ)忸怩たるものがある
しくしんいせき《しくちんゐせき》
【シクシン遺跡】
◇[英]Shikshin Site
○[歴]⇒しょるちょくいせき(ショルチュク遺跡)
しくすつすよんせい
【シクスツス四世】
【シクスツス4世】
◇[英]Pope Sixtus IV、[伊]Papa Sisto IV
○[人]⇒しすとよんせい(シスト四世,シスト4世)
しくすとぅすよんせい
【シクストゥス四世】
【シクストゥス4世】
◇[英]Pope Sixtus IV、[伊]Papa Sisto IV
○[人]⇒しすとよんせい(シスト四世,シスト4世)
★しぐぜいがん《しぐぜいぐわん》
【四弘誓願】
○[仏]すべての菩薩(ボサツ)が共通しておこす四つの誓願。
衆生無辺誓願度・煩悩無尽誓願断・法門無量誓願学(あるい
は誓願知)・仏道無上誓願成の総称。
参照⇒ぐぜいのふね(弘誓の船)
◎『衆生(シュジョウ)無辺(ムヘン)誓願度(セイガンド)』:数かぎりない
人びと(衆生)をさとりの彼岸(ヒガン)に渡そうという誓願。
『煩悩(ボンノウ)無数(ムシュ)誓願断(ダン)』:尽きることのない
煩悩を滅しようという誓願。
『法門(ホウモン)無尽(ムジン)誓願学(ガク)(または誓願知)』:量
り知ることのできない仏法の深い教えを学びとろうという誓願。
『仏道(ブツドウ)無上(ムジョウ)誓願成(ジョウ)』:無上のさとり
を成就(ジョウジュ)したいという誓願。
◎それぞれの誓願に、安立行(アンリュウギョウ)菩薩・浄行(ジョウギョウ)
菩薩・無辺行(ムヘンギョウ)菩薩・上行(ジョウギョウ)菩薩を配し、総
称して四大(シダイ)菩薩と呼ぶ。
しくせんそう《しくせんさう》
【シク戦争】
◇[英]the Sikh Wars/Anglo-Sikh Wars
○[歴]⇒しーくせんそう(シーク戦争)
★しーくせんそう《しーくせんさう》
【シーク戦争】
◇[英]the Sikh Wars/Anglo-Sikh Wars
○[歴]19世紀中ころ、インド北西部を支配していたシーク教徒
とイギリス軍との間に起きた2度にわたる戦争。
第一次:1845〜1846。
第二次:1848〜1849。
「シク戦争」とも呼ぶ。
参照⇒しーくきょう(シーク教)
しくちんいせき《しくちんゐせき》
【シクチン遺跡】
◇[英]Shikchin Site
○[歴]⇒しょるちょくいせき(ショルチュク遺跡)
しぐなす
【シグナス】
◇[英]Cygnus
○[天]⇒はくちょうざ(ハクチョウ座,白鳥座)
しぐなすえっくす
【シグナスX】
◇[登録商標]CYGNUS X
○[交]ヤマハ発動機(株)製のスクーター。
しぐなるくっぺ
【シグナルクッペ】
◇Signalkuppe
○[地]アルプス山脈にある高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)の
一峰。標高4,555メートル。
参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
しぐなるざりがに
【シグナルザリガニ】
◇[英]Signal crayfish、[学]Pacifastacus leniusculus trow-
bridgii
○[動]⇒うちだざりがに(ウチダザリガニ)
しぐねっと
【シグネット】
◇[英]Cygnet(白鳥のひな)
○[交]イギリスのアストンマーチン(Aston Martin)社製の超小
型車。
トヨタ自動車のiQをOEM供給を受けて生産。
じーくはいる
【ジークハイル】
【ジーク・ハイル】
◇[独]Sieg Heil
○(ドイツ語で)勝利万歳。
「ジーハイル」とも呼ぶ。
じーくふりーと
【ジークフリート】
◇[独]Siegfried
○(1)[ゲルマン神話]ゲルマン民族の伝説の英雄。
宝剣で怪竜ファフニール(the dragon Fafnir)を倒し、その
血を浴びて背中の一ヶ所(ジークフリートの肩)を除いて不死身
となり、ニーベルンゲンの宝物を手に入れる。
ブルグント王グルテンの妹クリエムヒルト(Kriemhild)と結
婚するが、彼女に嫉妬するグルテンの妃ブリュンヒルデ(Bruen-
hilde)に加勢したグルテンの重臣ハーゲン(Hagen)によって急
所を刺され死ぬ。
「シグルト(Sigurd)」,「シグルド(Sigurd)」とも呼ぶ。
参照⇒にーべるんげんのうた(ニーベルンゲンの歌),はくちょ
うのみずうみ(白鳥の湖)(1),ぶりゅんひるで(ブリュンヒルデ)
◎ジークフリート線,ジークフリートの肩,ジークフリートの牧
歌
○(2)[劇]ワーグナーの歌劇『ニーベルンゲンの指輪』の第3
部。
⇒にーべるんげんのゆびわ(ニーベルンゲンの指輪)
じーくふりーとせん
【ジークフリート線】
◇[独]Siegfriedstellung、[英]Siegfried line
○(1)[歴]第一次世界大戦中、ドイツ軍が西部戦線に築いた防
御陣地。
○(2)[歴]1937〜1940(昭和12〜昭和15)ナチス・ドイツが、フ
ランスのマジノ線(the Maginot Line)に対抗して、フランスと
の国境に構築した要塞地帯。
全長約600キロメートル。
参照⇒まじのせん(マジノ線)
◎1944(昭和19)アメリカ軍により突破される。
じーくふりーとのかた
【ジークフリートの肩】
◇[独]Siegfried Ruecken
○(1)[ゲルマン神話]英雄ジークフリートの唯一の弱点。
○(2)(転じて)強い者の唯一の弱点。
「弁慶(ベンケイ)の泣き所」,「アキレスのかかと」とも呼ぶ。
じーくふりーとのぼっか《じーくふりーとのぼくか》
【ジークフリートの牧歌】
◇[独]Siegfried Idyll
○[楽]ワーグナー作曲の小管弦楽曲。
◎妻コジマの誕生日の贈り物として1870(明治 3)作曲。ジーク
フリートはワーグナーの長男の名前。
参照⇒[5]わぐなー(ワグナー)
しくま
【羆】
○[古][哺]ヒグマ(羆)の古称。
⇒ひぐま(ヒグマ,羆)
しぐま
【Σ】
◇sigma
○[数]同種の数値の総和を表す記号。
「総和記号」とも呼ぶ。
◎総乗記号:⇒ぱい(Π)
しぐま
【シグマ】
【Σ】
【σ】
◇sigma
○[言]ギリシア文字の第18番目。
◎ローマ字の「エス(S,s)」に相当する。
しぐま
【羆】
○[古][哺]ヒグマ(羆)の古称。
⇒ひぐま(ヒグマ,羆)
★じぐも《ぢぐも》
【ジグモ】
【地蜘蛛】
○[動]木の根の近くの土中に住むクモの一種。
「ツチグモ(土蜘蛛)」とも呼ぶ。
じぐもんど
【ジグモンド】
◇[マジャール語]Zsigmond
○[人]⇒じぎすむんと(ジギスムント)
しくらめん
【シクラメン】
◇[英]cyclamen/sowbread、[独]Alpenveilchen(アルペンファ
イルヒェン)、[学]Cyclamen persicum
○[植]ツツジ目(Ericales)サクラソウ科(Primulaceae)シクラ
メン属(Cyclamen)の多年草。地中海東部沿岸地方が原産で、約
10種が分布。
観賞用に温室などで鉢植として栽培。
高さ10〜20センチメートル。地中に扁球形の塊茎(カイケイ)があ
り、長い柄のあるハート形の葉を叢生(ソウセイ)する。葉は縁に細
かい鋸歯(キョシ)があって、表面には白い斑紋(ハンモン)があり、裏
面は紅紫色。
冬から春にかけて葉間から次々に花柄をのばして咲き続ける。
花茎の先に下向きに一個の大形の花を開き、花弁は五枚でそり
返る。花は一重・八重など、色は赤・白・桃色・紫色など、多
数の園芸品種がある。
「カガリビバナ(篝火花)」,「篝火草(カガリビソウ)」,「ブタノマン
ジュウ(豚の饅頭)」とも呼ぶ。
◎パーシカム咲き:巨大輪。
パピリオ咲き:花弁の縁が縮れている。
ロココ咲き:花弁の縁に細かい切れ込みがある。
◎春の季語。
◎花言葉:はにかみ・過ぎ去ったよろこび。
◎「シクラメン」はギリシア語"kylkos(円)"が語源で、結実する
と花柄がくるくると巻き込むことから。
和名の「ブタノマンジュウ」は1884(明治17)東京大学助教授大
久保三郎が英名"sowbread"を直訳して命名。
その後明治末期、牧野富太郎が花弁のそり返った花の形から
「カガリビバナ」と命名。
しくらめんのかおり《しくらめんのかほり》
【シクラメンのかほり】
○[楽]小椋佳(オグラ・ケイ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は布施明(フセ・アキラ)。
◎1975. 4.(昭和50)レコード発売。
しくりすも
【シクリスモ】
◇[西]ciclismo、[英]cycling
○(スペイン語で)サイクリング。
[1]しくりっど
【シクリッド】
◇[英]cichlid
○[魚]スズキ目(Perciformes)カワスズメ科(シクリッド科)
(Cichlidae)の淡水魚。
テラピア(tilapia)などが含まれる。
[2]しくりっど
【シクリッド】
◇Sigrid
○[人]スカンジナビアの女性名。
◎「美しき勝利」の意味。
しくりっどか《しくりつどくわ》
【シクリッド科】
◇[学]Cichlidae
○[魚]スズキ目(Perciformes)カワスズメ科の別称。
⇒かわすずめか(カワスズメ科,川雀科,河雀科)
しくる
【シクル】
◇[英]sickle
○[農]片手で使う草刈り鎌。小鎌。
◎フランス語:フォシヤ(faucille)。
◎大鎌:⇒[3]さいず(サイズ)(1)
しぐると
【シグルト】
◇[英]Sigurd
○[北欧神話]⇒じーくふりーと(ジークフリート)
しぐるど
【シグルド】
◇[英]Sigurd
○[北欧神話]⇒じーくふりーと(ジークフリート)
しぐれ
【時雨】
○(1)[気]秋の末から冬の初めに、降ったりやんだりする小雨。
◎俳諧では初冬の季語。
○(2)涙を落して泣くこと。
◎蝉時雨(セミシグレ),時雨心地(シグレゴコチ)
しくれっつぁ
【シクレッツァ】
◇[伊]sicurezza
○(イタリア語で)安全([英]safety)・信用・セキュリティー
([英]security)。
しぐれっと
【シングレット】
◇[英]singlet
○[服](男子用の)袖なし肌着・下着。袖なしの運動着。ランニ
ング・シャツ。
参照⇒のーすりーぶ(ノースリーブ)
○半袖:参照⇒てぃーしゃつ(Tシャツ)
しくろないと
【シクロナイト】
◇[英]cyclonite
○[化]⇒へきそーげん(ヘキソーゲン)
しくろへきしるするふぁみんさんなとりうむ
【シクロヘキシルスルファミン酸ナトリウム】
◇[英]sodium cyclohexylsulfamate
○[食]⇒ちくろ(チクロ)
★じくろろべんぜん
【ジクロロベンゼン】
◇[英]dichlorobenzene
○[化]ベンゼン(benzene)(C6H6)の水素2原子を塩素2原子
で置換した化合物。分子式はC6H4Cl2。
置換基によってオルト(ortho)・メタ(meta)・パラ(para)の
三つの異性体がある。
参照⇒ぱらじくろろべんぜん(パラジクロロベンゼン)
[1]しくろん
【シクロン】
◇[フ]cyclone、[英]cyclone
○[気]⇒さいくろん(サイクロン)
[2]しくろん
【シクロン】
◇[西]ciclon、[英]cyclone
○[気]⇒さいくろん(サイクロン)
しくん
【四君】
◇[中]Si Jun/Sijun
○(1)[人]中国春秋時代、秦(シン)の穆公(Mugong)(ボクコウ)(第9
代)・孝公(Xiaogong)・恵王(Huiwang)・昭王(Zhaowang)(ショウオウ)
(第28代)の四人。
○(2)[人]⇒せんごくしくん(戦国四君)
しけ
【四家】
○(1)[歴]藤原氏の四つの家系。南家(ナンケ)・北家(ホッケ)・式家
(シキケ)・京家(キョウケ)の総称。
藤原不比等の4子が創始。4子とも 737(天平 9)流行の疫病
で死去。
<1>南家:藤原武智麻呂(ムチマロ)( 680〜 737)。
<2>北家:藤原房前(フササキ)( 681〜 737)。
<3>式家:藤原宇合(ウマカイ)( 694〜 737)。
<4>京家:藤原麻呂(マロ)( 695〜 737)。
◎ 764(天平宝字 8)僧道鏡を排除しようとした武智麻呂の子の
恵美押勝(エミノオシカツ)(仲麻呂)の乱で権力が南家から北家に移つる。
807(大同 2)伊予親王の変で南家が失脚。
810(弘仁元. 9.)薬子の変で式家が失脚し、北家が台頭。
○(2)茶道の、表千家(オモテセンケ)・裏千家(ウラセンケ)・武者小路千家
(ムシャノコウジセンケ)・藪内家(ヤブノウチケ)の総称。
○(3)[仏]化法四教の、般若家(別教)・諦家(タイケ)(円教)・捨煩
悩家(シャボンノウケ)(通教)・苦清浄家(三蔵教)の総称。
○(4)[仏]大乗四宗の、法相宗(ホッソウシュウ)・三論宗(サンロンシュウ)・
天台宗・華厳宗(ケゴンシュウ)の総称。
しけ
【四華】
【四花】
○(1)[仏](『法華経』序品)釈迦(シャカ)が法華経を説かれるとき
に現れた「此土(シド)の六瑞(ロクズイ)」の一つとして空から降った
という四種の蓮華(レンゲ)の花。
<1>白蓮華 :曼荼羅華(マンダラゲ)。
<2>大白蓮華:摩訶(マカ)曼荼羅華。
<3>紅蓮華 :曼珠沙華(マンジュシャゲ)。
<4>大紅蓮華:摩訶曼珠沙華。
「しか(四華,四花)」とも呼ぶ。
参照⇒とじのろくずい(此土の六瑞)
○(2)[仏](『無量寿経』)優鉢羅華(ウバツラゲ)・鉢特摩華(ハツトクマ
ゲ)・拘勿頭華(クコツヅゲ)・分陀利華の総称。
<1>優鉢羅華([梵]utpala)。
<2>鉢特摩華([梵]padma)。
<3>拘勿頭華([梵]kumuda)。
<4>分陀利華([梵]pundarika)。
○(3)白・青・紅・黄の四種の蓮華。
○(4)棺(ヒツギ)の四方に立てる白い蓮華、または、その造花。
「しか(四華,四花)」とも呼ぶ。
★しけ
【時化】
○(1)[海]海が荒れること。
⇔なぎ(凪)
○(2)[海](漁師言葉)不漁。
○(3)[俗]興行物の不入り。商品の売れ行きが悪いこと。
しけい
【死刑】
○[法]犯罪者の生命を絶つ刑罰。
執行方法としては、斬首・絞首・火刑・銃殺などがある。
日本の現行刑法では、監獄内で絞首して執行される。
また、刑事訴訟法では死刑判決の確定から6ヶ月以内に法務
大臣が執行を命令するよう定めている。
「生命刑」とも呼ぶ。
◎絞首刑:参照⇒けいだん(刑壇)
薬物投与:参照⇒えんかかりうむ(塩化カリウム)
電気椅子:⇒でんきいす(電気椅子)
斬首:参照⇒ぎろちん(ギロチン)
◎1981(昭和56)フランス、死刑制度を廃止。
2002. 8. 3(平成14)トルコ国会、死刑制度廃止を可決。
2002.11.30(平成14)世界各地の人権団が11月30日を「死
刑反対国際デー」に設定、世界の60都市で死刑廃止を訴える。
2011. 3. 9(平成23)アメリカ合衆国イリノイ州、死刑廃止法
成立。
◎国際的人権団体アムネスティによる2001年の死刑数。
少なくとも3,048人、内中国2,468人、イラン139人、サウジ
アラビア79人、アメリカ合衆国66人。
しけい
【師兄】
◇[中]shixiong
○[仏]⇒すひん(師兄)
しげい
【四芸】
◇[中]siyi
○[歴]中国で、士大夫(高級官僚)が身につけるべき教養とされ
る、琴・棋(囲碁)・書・画の総称。
じけいし
【慈渓市】
【慈溪市】
◇[中]Cixi Shi
○中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)北東部のニ
ンポー市(寧波市<Ningbo Shi>)が管轄する北部の県級市。北部
を杭州湾(Hangzhou Wan)に面する。
〈面積〉
1,154平方キロメートル。
〈人口〉
2009(平成21)103万5,200人(戸籍人口)。
◎春秋時代は越に属する。
戦国時代は楚に属する。
秦代、句章県(Juzhang Xian)を設置。
738<開元26>(天平10)慈渓県、設置。
◎徐福(Xu Fu)の出立地:参照⇒じょふく(徐福)
しけいだ
【シケイダ】
◇[英]cicada
○[昆](英語で)セミ(蝉)。
⇒せみ(せみ,セミ,蝉)
じけいだん
【自警団】
○火災・水害などの非常時に際し、地域の住民が自分たちの安
全を守るために組織して警備にあたる私的な団体。
参照⇒けいぼうだん(警防団),ふくだむらじけん(福田村事件)
◎江戸時代:⇒じしんばん(自身番)
アメリカ:⇒みりしあ(ミリシア)(2)
しけいん
【シケイン】
◇[英]chicane
○(1)([英]chicanery)言い逃れ・言い抜け・ごまかし。
○(2)[交]自動車レースで、スピードの出し過ぎを防ぐため、
急なカーブのあるコース上に置かれる可動の障害物。
○(3)カード(トランプ)で、配られた手札に切札が一枚もない
こと。
じげざむらい《ぢげざむらひ》
【地下侍】
○(1)[歴](昇殿を許されない)身分の低い侍。
参照⇒じげにん(地下人)
○(2)[歴]地侍の別称。
⇒じざむらい(地侍,地士)(1)
じけし
【字消し】
○消しゴムの別称。
⇒けしごむ(消しゴム)
じけしばん
【字消し板】
【字消板】
◇[英]erasing shield
○文具の一種。
丸・四角・帯・円弧など大小さまざまな形の穴を幾つか開け
た薄い板。
製図などで鉛筆書きの細かな部分を訂正する際、訂正箇所以
外を消さないようにその箇所に当てて、穴の開いた部分のみを
消しゴムで消すもの。
主に薄いステンレス製であるが、下地が見える透明なプラス
チック製もある。
◎「字消し」は「消しゴム」の別称で、「文字専用」という意味では
ない。
薄いので平らか所に置くと取りづらく、ステンレス製の場合
は購入後に一端の角を小さく折り返して取りやすくしている人
が多い。
じげた《ぢげた》
【地下駄】
○[古][服]山下駄の別称。
⇒やまげた(山下駄)
しけつ
【四傑】
○[文]⇒しょとうのしけつ(初唐の四傑)
しけつせん
【止血栓】
◇[独]Tampon、[フ]tampon
○[医]⇒[1]たんぽん(タンポン)(1)
しけつせんにゅう《しけつせんにふ》
【止血栓入】
◇[英]tamponade
○[医]⇒たんぽなーで(タンポナーデ)
しーけーでぃ
【CKD】
◇[英]complete knocked-down
○[経]完全組立品の略称。
◎完成品:⇒しーびーゆー(CBU)
しげとう
【重籐】
【滋籐】
○下地を黒塗りにし、その上を白の引籐(ヒキトウ)で点々と巻いた
弓。大将などが持つ。手に握る弓束(ユヅカ)の下は二十八宿にな
ぞらえ28ヶ所、上は三十六禽になぞらえ36ヶ所に巻くのが正式
という。
◎漆塗り:⇒ぬりごめ(塗籠,塗り籠め)(2)
じげにん《ぢげにん》
【地下人】
○(1)昇殿を許されない官人。
⇔てんじょうびと(殿上人)
◎通常は六位以下であるが、四位・五位でも昇殿を許されない
家柄もあった。
○(2)宮中に仕えない者。庶民。
○(3)土地の農民。
○(4)[歴](平安時代以降)公家以外の、武家を含む百姓。
⇔とうじょう(堂上)
参照⇒じげざむらい(地下侍)
しげのぶちょう《しげのぶちやう》
【重信町】
◇[日]Shigenobu Cho
○[古]愛媛県中北部、温泉郡(オンセングン)の町。
◎2004. 9.21(平成16)川内町(カワウチチョウ)と合併して東温市(トウオンシ)
を発足。
しける
【シケル】
◇shekel
○(1)[歴]古代ユダヤの重さの単位。
「シュケル」とも呼ぶ。
◎本来はバビロニアの重さの単位。
○(2)[歴]古代ユダヤの通貨単位。シケル銀貨。
「シュケル」とも呼ぶ。
◎現在のイスラエルの通貨単位はニュー・シュケル(New She-
kel)。
しげる
【シゲル】
◇[古代英語]sigel(シジェル)、[古代ゲルマン語]sowilo
○[言][歴]⇒そうぃろ(ソウィロ)
じげろうにん《ぢげらうにん》
【地下浪人】
○[歴]江戸時代、40年以上郷士職にあった者がその郷士株を売
却して浪人となったもの。
しけん
【四賢】
◇[中]Si Xian/Sixian
○[人]⇒せんごくしくん(戦国四君)
じけん
【磁県】
◇[中]Ci Xian
○中国北部、河北省(Hebei Sheng)南端の邯鄲市(Handan Shi)
(カンタンシ)が管轄する南端の県。
古称は「磁州(Ci Zhou)」。
〈面積〉
1,035平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)63万4,470人。
◎磁州窯(Cizhou Yao):⇒じしゅうよう(磁州窯)
しけんかんべびー
【試験管ベビー】
○[医]⇒たいがいじゅせい(体外受精)
しーげんご
【C言語】
◇[英]C Language
○[計]コンピュータの高級プログラム言語の一つ。
マシン語(機械語)に近い記述もできるため、基本ソフトから
応用ソフトまで広くソフトウェア開発に使用されている。
◎1970年代にベル研究所のカーニハン(Brian W.Kernighan)と
リッチ(Dennis M.Ritchie)によりUNIX記述言語として開発
された。
1972(昭和47)『プログラミング言語C(The C Programming
Language)』を出版。
しーけんしゃる
【シーケンシャル】
◇[英]sequential
○(1)[形]引き続いて起こる、一連の、連続した。
参照⇒[2]しりある(シリアル)
○(2)[形][計]逐次的な。
⇔らんだむ(ランダム)(4)
しーけんしゃるふぁいる
【シーケンシャル・ファイル】
◇[英]sequential file
○[計]⇒じゅんへんせいふぁいる(順編成ファイル)
じげんしんかん《じげんしんくわん》
【時限信管】
○[軍]⇒しんかん(信管)(2)
しげんせいしょくさいぼう《しげんせいしよくさいばう》
【始原生殖細胞】
◇[英]primordial germ cell
○[動]生殖系列の前駆細胞で、成長すると卵または精子に分化
することが決定づけられた細胞塊(クラスター)。
◎2004. 8.(平成16)東京海洋大学の研究チーム、ニジマスの始
原生殖細胞を移植したヤマメの雄にニジマスの精子をつくらせ
てニジマスの卵に受精させることに成功。正常に成長する割合
は0.4%。
じこあんじほう《じこあんじはふ》
【自己暗示法】
◇[英]Coueism
○[心]⇒くーえりょうほう(クーエ療法)
しこう
【子貢】
◇[中]Zigong
○[人]中国、春秋末期の学者・政治家。生没年不詳。姓は端木
(Duanmu)(タンボク)、名は賜(Ci)(シ)、字(アザナ)は子貢。衛(エイ)の
人。孔門十哲の一人。
才知に恵まれ、弁舌・政治力にすぐれ、魯(ロ)や衛の国のた
めしばしば外交談判にあたって成功をおさめる。
また貨殖の才もあり、金持ちであった。
参照⇒こうもんのじってつ(孔門の十哲)
◎孔子より31歳若いという。
生没年はBC. 520〜BC. 456とも。
◎『論語』(公冶長)賜也聞一以知二:賜や一(イチ)を聞いて以(モッ)
て二(ニ)を知(シ)る。
参照⇒がんかい(顔回)
しこう《しかう》
【四更】
○五更(五夜)のうちの第4の時刻。午前2時ころから4時ころ
まで。
「丁夜(テイヤ)」,「丑(ウシ)の刻」とも呼ぶ。
参照⇒ごこう(五更)
しこう《しかう》
【四高】
○[古]第四高等学校の略称。
⇒だいしこうとうがっこう(第四高等学校)
しこう
【視紅】
◇[英]rhodopsin
○[生化]⇒ろどぷしん(ロドプシン)
しこう
【歯垢】
◇[英]dental plaque
○[医]歯の表面に付着したり、歯と歯の間にたまる、黄色い堆
積物。
主として、口中の微生物が食べ物の残りかすを栄養として代
謝したもの。
「プラーク」,「はくそ(歯くそ,歯屎)」,「はかす(歯かす,歯滓)」
とも呼ぶ。
参照⇒むしばきん(ムシ歯菌,虫歯菌,齲歯菌)
じこう
【自貢】
◇[中]Zigong
○⇒じこうし(自貢市)
★じこう《じかう》
【時効】
◇[英]limitation
○[法]
◎2004.12. 1(平成16)参議院本会議で、刑の引き上げなどの改
正刑法・刑事訴訟法が可決・成立。死刑に当たる罪の公訴時効
を15年から25年に、無期懲役・禁固に当たる罪を10年から15年
に延長。2005. 1. 1施行。
2010. 4.27(平成22)衆議院本会議で改正刑事訴訟法と改正刑
法が可決・成立して即日施行により、殺人など12罪の公訴時効
が廃止。
しごういん《しがうゐん》
【四合院】
◇[中]siheyuan
○[建]中国北方の民家の伝統的な建設様式。建物が中庭の四方
をとり囲む形式。原則として左右対称。
中庭は「院子(yuanzi)」と呼ばれ、奥(北側)には母屋の「正房
(zhengfang)(上房<shangfang>)」、左右には「廂房(xiangfang)」、
前面には外に通じる「大門(damen)」を持つ「南正房(nanzheng-
fang)(倒座<daozuo>)」を配する。院子は正房と廂房のある「裏
院(liyuan)」と、南正房のある「外院(waiyuan)」からなり、裏院
と外院の間には「二門(ermen)」がある。大門は四合院の南東に
あることが多く、奥には目隠しの「照壁(zhaobi)」がある。
四合院と四合院の間には「胡同(hutong)」と呼ばれる狭い路地
がある。
「四合房(sihefang)」とも呼ぶ。
しこうかい《しくわうくわい》
【紫光会】
○[古]紅児会の旧称。
⇒こうじかい(紅児会)
しこうかく《しくわうかく》
【紫光閣】
◇[中]Ziguangge
○中国の首都北京市(Beijing Shi)中南海(Zhongnanhai)にある
迎賓館。
じこうきかん《じかうきかん》
【時効期間】
○[法]時効が成立するために必要な法定の期間。
この期間の経過後は起訴(キソ)できない。
◎刑事訴訟法では、死刑がある場合は15年、無期懲役・禁固が
ある場合は10年、法定刑の上限が10年以上は7年、10年未満は
5年、5年未満は3年。ただし、犯人が国外にいた期間は時効
の進行が中断される。
しこうきん《しかうきん》
【紙腔琴】
○[楽]卓上用の手回し式小型オルガン。
鍵盤の代わりに前もって穴をあけた帯状の厚紙を用いる。
楽譜に応じて穴を開けた譜箋(フセン)を木箱(機械)にセットし、
横の把手(トッテ)を回して鞴(フイゴ)から風を送り、譜箋の穴を通
して簧(シタ)(リード)を鳴らすもの。同時に譜箋も少しづつ送ら
れて曲を演奏する。
譜箋を換えれば誰でも好きな曲を演奏できる。
明治時代に流行したが、蓄音機が輸入されて衰退。
◎1890(明治23)ころに戸田欽堂が開発し、栗本鋤雲(ジョウン)が
命名。
◎西洋には古くからミュージック・ロール(music roll)を使用
した手回し式のストリート・オルガン(street organ)があった。
しこうし
【四公子】
◇[中]Si Gongzi/Sigongzi
○[人]⇒せんごくしくん(戦国四君)
じこうし
【自貢市】
◇[中]Zigong Shi
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中南東部にあ
る省の省直轄市(地級市)。
西部を地級市の楽山市(Leshan Shi)に接する。
〈面積〉
4,373平方キロメートル(全域)。
〈人口〉
2006(平成18)319万人(全域)。
〈管轄4区〉
自流井区(Ziliujing Qu)。
貢井区(Gongjing Qu)。
大安区(Da'an Qu)。
沿灘区(Yantan Qu)。
〈管轄2県〉
栄県(Rong Xian)。
富順県(Fushun Xian)。
★じごうじとく《じごふじとく》
【自業自得】
○
じこうじん《ぢくわうじん》
【地荒神】
○[民間信仰]⇒こうじん(荒神)(3)
しこうせい《しかうせい》
【四高生】
○[古]第四高等学校の学生。
参照⇒だいしこうとうがっこう(第四高等学校)
しこうぜん
【至高善】
○[哲]⇒さいこうぜん(最高善)
しこうそ
【視紅素】
◇[英]rhodopsin
○[生化]⇒ろどぷしん(ロドプシン)
★しこうてい《しくわうてい》
【始皇帝】
◇[中]Shi Huangdi、[英]the first Emperor of Qin
○[人]秦(Qin)の第一世皇帝(BC. 259〜BC. 210)。姓は贏(Ying)
(エイ)、名は政(Zheng)(セイ)。荘襄王(Zhuangxiang Wang)(ソウジョウ
オウ)の子、扶蘇(Fusu)(フソ)・二世皇帝胡亥(Huhai)(コガイ)の父、
三世皇帝子嬰(Ziying)(シエイ)の祖父、祖母は夏太后(Xia Taihou)。
BC. 221、中国を統一し、皇帝に即位。郡県制を実施。
匈奴(キョウド)を北に追い払い、万里の長城を増築。咸陽宮
(Xianyang Gong)(カンヨウキュウ)・阿房宮(Afang Gong)(アボウキュウ)な
どを造営。
BC. 213〜BC. 212、焚書坑儒を行う。
参照⇒あぼうきゅう(阿房宮),こがい(胡亥),りょふい(呂不
韋)
◎始皇帝陵は中国陝西省(Shangxi Sheng)(セイセイショウ)西安市(Xi-
an Shi)にあり、東西345メートル、南北350メートル。
西安市には秦始皇帝兵馬俑(ヘイバヨウ)博物館もある。
2003.11.28(平成15)陝西省文物考古研究所と中国地質調査局
による電気探査などの調査で、始皇帝陵の地下宮殿は墳丘の地
下30メートル、東西170メートル、南北145メートルと公表。中
央部に高さ15メートル、東西80メートル、南北約50メートルの
石灰岩で作られた墓室があるとみられる。
始皇帝を祭神とする神社:⇒おおさけじんじゃ(大酒神社)
じこうどう《じかうだう》
【慈江道】
◇[朝]Chagang-do
○朝鮮半島北部の内陸、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の道。
道庁所在地は江界市(Kanggye Si)。
大部分が山岳地帯で、北部は鴨緑江(オウリョッコウ)を隔てて中国
に隣接。
朝鮮名は「チャガンド」。
〈面積〉
約1万5,400平方キロメートル。
◎1949(昭和24)平安北道(P'yong-anbuk-do)から分離して新設。
しごうぼう《しがうばう》
【四合房】
◇[中]sihefang
○[建]⇒しごういん(四合院)
しごうんどう
【四・五運動】
◇[中]Xi-Wu Yundong
○[歴]⇒てんあんもんじけん(天安門事件)(1)
じこかんじょう《じこかんじやう》
【自己感情】
○[心]自分が自分自身に抱く感情。自分で自分を評価すること
から生ずる感情。
ナルシシズム(自己愛)・自己嫌悪・優越感(うぬぼれ)・劣等
感など。
しこく
【四国】
◇[日]Shikoku
○(1)[地]日本列島の中の四国本島とその属島。
○(2)[地]日本列島四大島の中の一島。本州の南西、九州の東
にある。
〈面積〉
1961(昭和36)18,256平方キロメートル。
◎日本列島では本州・北海道・九州に次ぎ4番目。
○(3)日本の四国地方の略。
徳島県・香川県・愛媛県・高知県から成る。
○(4)[歴]南海道の、紀伊(キイ)・淡路(アワジ)を除く、阿波(アワ)
・讃岐(サヌキ)・伊予(イヨ)・土佐(トサ)の総称。
じこく
【二黒】
○[暦]運命判断法の九星の一つで、土星・西南に当たる。
「にこく(二黒)」とも呼ぶ。
参照⇒きゅうせい(九星)
★じごく《ぢごく》
【地獄】
○(1)
◎英語:ヘル(hell)/アビス(abyss)/アバドン(abaddon)。
○(2)[仏]八難の一つ。
「奈落(ナラク)」,「ないり(泥黎,泥犂,泥犁,泥梨)」,「奈梨(ナリ)」,
「永沈(ヨウチン)」とも呼ぶ。
参照⇒はちなん(八難)(1),じごくのかまのふたもあく(地獄
の釜の蓋もあく)
○(3)[宗]
◎カトリック教では大罪を犯した者が落ちるインフェルヌムと
小罪のある者が行くプルガトリウム(煉獄)がある。
また、天国と地獄の間にはリンボ(地獄の辺土)もあると言う。
参照⇒いんふぇるぬむ(インフェルヌム),ぷるがとりうむ(プ
ルガトリウム),りんぼ(リンボ)(1)
〈ギリシア神話〉
タルタロス(Tartaros):⇒たるたろす(タルタロス)
地獄の番犬:⇒けるべろす(ケルベロス)
しこくさぶろう《しこくさぶらう》
【四国三郎】
◇[日]Shikoku Saburo
○[地]吉野川(ヨシノガワ)の別称。
⇒よしのがわ(吉野川)(2)
◎坂東(バンドウ)太郎(利根川)、筑紫次郎(筑後川)、四国三郎と
並び称する。
じごくそつ《ぢごくそつ》
【地獄卒】
◇[梵]naraka-pala
○[仏]獄卒(ゴクソツ)と同じ。
⇒ごくそつ(獄卒)(2)
じごくそば《ぢごくそば》
【地獄蕎麦】
○[植]⇒どくだみ(ドクダミ)
じごくだに《ぢごくだに》
【地獄谷】
○地獄のような景観の谷。
多くは、火山の噴気孔などから水蒸気とともに亜硫酸ガスが
噴出して谷に充満し、周囲の草木が枯死したり、迷い込んだ鳥
や獣が死んだりするところ。
じごくだにおんせん《ぢごくだにをんせん》
【地獄谷温泉】
○(1)北海道南西部の登別市(ノボリベツシ)、倶多楽湖(クッタラコ)西岸
にある温泉。
○(2)富山県東部、中新川郡(ナカニイカワグン)立山町(タテヤママチ)の東部、
立山の地獄谷にある温泉。
泉質は酸性泉。効能はリューマチ・神経痛など。
○(3)長野県北東部、下高井郡(シモタカイグン)山ノ内町(ヤマノウチマチ)に
ある山ノ内温泉郷の一つ。
泉質は含食塩石膏性苦味泉。効能はリューマチ・神経痛など。
地獄谷野猿公苑の猿の入浴で知られる。
しこくちゅうおうし《しこくちゆうあうし》
【四国中央市】
◇[日]Shikokuchuo Shi/Shikoku Chuo Shi
○愛媛県北東端の市。北東部を香川県、東部を徳島県、南部を
高知県に隣接し、北部を瀬戸内海の燧灘(ヒウチナダ)に面する。
◎2004. 4. 1(平成17)川之江市(カワノエシ)・伊予三島市(イヨミシマシ)
と宇摩郡(ウマグン)の新宮村(シングウムラ)・土居町(ドイチョウ)の2市1
町1村が合併して発足。
★じこくてん
【持国天】
○[仏]四天王の一つ。剣を持ち、東方を守護するインドの神。
乾達婆毘舎闍(ケンダツバビシャジャ)を足の下に踏み従えている。
しこくどうめい
【四国同盟】
◇[英]the Quadruple Alliance
○(1)[歴]1718(享保 3)イギリス・フランス・オランダ・オー
ストリアの4ヶ国が結んだ、対スペイン同盟。
○(2)[歴]1815(文化12)イギリス・ロシア・プロイセン・オー
ストリアの4ヶ国が結んだ同盟。
ウィーン会議の後、ヨーロッパの平和維持と革命の再発を防
ぐための同盟で、大国によるヨーロッパの再編成をはかり、自
由主義・民族主義を抑圧した。
1818(文政元)フランスが加わり五国同盟となる。
1822(文政 5)イギリスが離脱して崩壊。
じごくのかま《ぢごくのかま》
【地獄の釜】
○[仏]地獄で亡者(モウジャ)を煮るという釜。
参照⇒じごくのかまのふたもあく(地獄の釜の蓋もあく),しょ
うねつじごく(焦熱地獄)
じごくのかまのふた《ぢごくのかまのふた》
【ジゴクノカマノフタ】
【地獄の釜の蓋】
○[植]キランソウ(金瘡小草)の別名。
⇒きらんそう(キランソウ,金瘡小草)
じごくのかまのふたもあく《ぢごくのかまのふたもあく》
【地獄の釜の蓋もあく】
○[慣用句]正月と盆(ボン)との一六日は閻魔(エンマ)様にお参りす
るとされること。地獄の鬼さえもこの日には亡者(モウジャ)の呵
責(カシャク)を休むという。
また、この日は「藪入り」と称して住込みの奉公人に休暇を与
える習慣があった。
参照⇒やぶいり(藪入り,藪入,家父入),きげつ(鬼月)
じごくのさたもかねしだい《ぢごくさたもかねしだい》
【地獄の沙汰も金次第】
○[諺]この世のことは金さえば何事も思うがままになるという
こと。
◎地獄いる閻魔(エンマ)大王の厳正な裁判さえも、金を出せば有
利になると言われているくらいだから、ましてこの世では金の
力で自由にならないことはない、という金力万能を表す諺(コトワ
ザ)。
じごくのぶりゅーげる《ぢごくのぶりゆーげる》
【地獄のブリューゲル】
◇[英]Hell Bruegel
○[人]⇒[2]ぶりゅーげる(ブリューゲル)
じごくのもくしろく《ぢごくのもくしろく》
【地獄の黙示録】
◇[英]Apocalypse Now
○[映]ベトナム戦争を描いたフランシス・フォード・コッポラ
(Francis Ford Coppola)監督のアメリカ映画。
1979(昭和54)作品。
1980. 2.(昭和55)日本公開。
★しこくはちじゅうはちかしょ《しこくはちじふはちかしよ》
【四国八十八箇所】
○四国にある88ヶ所の弘法大師(空海)ゆかりの霊場。
江戸時代に盛んに巡礼が行われるようになり、のちにこれを
模して小豆島・京都仁和寺(ニンナジ)・江戸などにも八十八箇所
の巡礼地が作られた。
遍路の総延長は約1,400キロメートル。
「四国札所(フダショ)」,「四国霊場」とも呼ぶ。
〈阿波国(徳島県)〉
< 1>竺和山(ジクワサン)霊山寺(リョウゼンジ):徳島県鳴門市。
< 2>日照山(ニッショウザン)極楽寺(ゴクラクジ):徳島県鳴門市。
< 3>亀光山(キコウザン)金泉寺(コンセンジ):徳島県板野郡板野町。
< 4>黒巖山(コクガンザン)大日寺(ダイニチジ):徳島県板野郡板野
町。
< 5>無尽山(ムジンザン)地蔵寺(ジゾウジ):徳島県板野郡板野町。
< 6>温泉山(オンセンザン)安楽寺(アンラクジ):徳島県板野郡上板町。
< 7>光明山(コウミョウザン)十楽寺(ジュウラクジ):徳島県板野郡土成
町。
< 8>普明山(フミョウザン)熊谷寺(クマタニジ):徳島県板野郡土成町。
< 9>正覚山(ショウカクザン)法輪寺(ホウリンジ):徳島県板野郡土成町。
<10>得度山(トクドサン)切幡寺(キリハタジ):徳島県阿波郡市場町。
<11>金剛山(コンゴウサン)藤井寺(フジイデラ):徳島県麻植郡鴨島町。
<12>麻盧山(マロサン)焼山寺(ショウザンジ):徳島県名西郡神山町。
<13>大栗山(オオクリサン)大日寺(ダイニチジ):徳島県徳島市。
<14>盛寿山(セイジュザン)常楽寺(ジョウラクジ):徳島県徳島市。
<15>薬王山(ヤクオウザン)国分寺(コクブンジ):徳島県徳島市。
<16>光耀山(コウヨウザン)観音寺(カンオンジ):徳島県徳島市。
<17>瑠璃山(ルリザン)井戸寺(イドジ):徳島県徳島市。
<18>母養山(ボヨウザン)恩山寺(オンザンジ):徳島県小松島市。
<19>橋池山(キョウチザン)立江寺(タツエジ):徳島県小松島市。
<20>霊鷲山(リョウジュゼン)鶴林寺(カクリンジ):徳島県勝浦郡勝浦町。
<21>舎心山(シャシンザン)太竜寺(タイリュウジ):徳島県阿南市。
<22>白水山(ハクスイザン)平等寺(ビョウドウジ):徳島県阿南市。
<23>医王山(イオウザン)薬王寺(ヤクオウジ):徳島県海部郡日和佐町。
〈土佐国(高知県)〉
<24>室戸山(ムロトザン)最御崎寺(ホツミサキジ)(土佐東寺):高知県
室戸市。
<25>宝珠山(ホウシュザン)津照寺(シンショウジ)(津寺):高知県室戸市。
<26>龍頭山(リュウズザン)金剛頂寺(コンゴウチョウジ)(土佐西寺):高
知県室戸市。
<27>竹林山(チクリンザン)神峰寺(コウノミネジ):高知県安芸郡安田町。
<28>法界山(ホウカイザン)大日寺(ダイニチジ):高知県香美郡野市町。
<29>摩尼山(マニザン)国分寺(コクブンジ):高知県南国市。
<30>百々山(ドドサン)善楽寺(ゼンラクジ):高知県高知市。
<31>五台山(コダイサン)竹林寺(チクリンジ):高知県高知市。
<32>八葉山(ハチヨウザン)禅師峰寺(ゼンジブジ):高知県南国市。
<33>高福山(コウフクザン)雪蹊寺(セッケイジ):高知県高知市。
<34>本尾山(モトオザン)種間寺(タネマジ):高知県吾川郡春野町。
<35>医王山(イオウザン)清滝寺(キヨタキジ):高知県土佐市。
<36>独鈷山(トッコウザン)青竜寺(ショウリュウジ):高知県土佐市。
<37>藤井山(フジイサン)岩本寺(イワモトジ):高知県高岡郡窪川町。
<38>サダ山(サダサン)金剛福寺(コンゴウフクジ):高知県土佐清水市。
(*)「サ」は「(「足」偏+「差」)」,「ダ」は「(「足」偏+「它」)」。
<39>赤亀山(シャッキザン)延光寺(エンコウジ):高知県宿毛市。
〈伊予国(愛媛県)〉
<40>平城山(ヘイジョウザン)観自在寺(カンジザイジ):愛媛県宇和郡
御荘町。
<41>稲荷山(イナリザン)竜光寺(リュウコウジ):愛媛県北宇和郡三間
町。
<42>一カ山(イッカザン)佛木寺(ブツモクジ):愛媛県北宇和郡三間
町。
(*)「カ」は「(「王」偏+「果」)」。
<43>源光山(ゲンコウザン)明石寺(メイセキジ):愛媛県東宇和郡宇和
町。
<44>菅生山(スゴウザン)大宝寺(ダイホウジ):愛媛県上浮穴郡久萬
町。
<45>海岸山(カイガンザン)岩屋寺(イワヤジ):愛媛県上浮穴郡美川
村。
<46>医王山(イオウザン)浄瑠璃寺(ジョウルリジ):愛媛県松山市。
<47>熊野山(クマノザン)八坂寺(ヤサカジ):愛媛県松山市。
<48>清瀧山(セイリュウザン)西林寺(サイリンジ):愛媛県松山市。
<49>西林山(サイリンザン)浄土寺(ジョウドジ):愛媛県松山市。
<50>東山(ヒガシヤマ)繁多寺(ハンタジ):愛媛県松山市。
<51>熊野山(クマノザン)石手寺(イシテジ):愛媛県松山市。
<52>瀧雲山(リュウウンザン)太山寺(タイザンジ):愛媛県松山市。
<53>須賀山(スガザン)円明寺(エンミョウジ):愛媛県松山市。
<54>近見山(チカミザン)延命寺(エンメイジ):愛媛県今治市。
<55>別宮山(ベックサン)南光坊(ナンコウボウ):愛媛県今治市。
<56>金輪山(キンリンサン)泰山寺(タイサンジ):愛媛県今治市。
<57>府頭山(フトウザン)栄福寺(エイフクジ):愛媛県越智郡玉川町。
<58>作礼山(サレイザン)仙遊寺(ユウセンジ):愛媛県越智郡玉川町。
<59>金光山(キンコウザン)国分寺(コクブンジ):愛媛県今治市。
<60>石鎚山(イシヅチサン)横峰寺(ヨコミネジ):愛媛県周桑郡小松町。
(*)「鎚」は「(「金」偏+「夫」)」。
<61>栴檀山(センダンサン)香園寺(コウオンジ):愛媛県周桑郡小松町。
<62>天養山(テンヨウザン)宝寿寺(ホウジュジ):愛媛県周桑郡小松町。
<63>密教山(ミッキョウザン)吉祥寺(キチジョウジ):愛媛県西条市。
<64>石鎚山(イシヅチサン)前神寺(マエガミジ):愛媛県西条市。
(*)「鎚」は「(「金」偏+「夫」)」。
<65>由霊山(ユレイザン)三角寺(サンカクジ):愛媛県川之江市。
〈阿波国(徳島県)〉
<66>巨鼇山(キョゴウザン)雲辺寺(ウンペイジ):徳島県三好郡池田
町。
〈讚岐国(香川県)〉
<67>小松尾山(コマツオザン)大興寺(ダイコウジ):香川県三豊郡山本
町。
<68>琴弾山(コトヒキザン)神恵院(ジンネイン)(琴弾八幡):香川県観
音寺市。
<69>七宝山(シッポウザン)観音寺(カンオンジ):香川県観音寺市。
<70>七宝山(シッポウザン)本山寺(ヤマモトジ):香川県三豊郡豊中町。
<71>剣五山(ケンゴザン)弥谷寺(イヤダニジ):香川県三豊郡三野町。
<72>我拝師山(ガハイシザン)曼荼羅寺(マンダラジ):香川県善通寺
市。
<73>我拝師山(ガハイシザン)出釈迦寺(シュッシャカジ):香川県善通寺
市。
<74>医王山(イオウザン)甲山寺(コウヤマジ):香川県善通寺市。
<75>五岳山(ゴガクザン)善通寺(ゼンツウジ):香川県善通寺市。
<76>鶏足山(ケイソクザン)金倉寺(コンゾウジ):香川県善通寺市。
<77>桑多山(ソウタサン)道隆寺(ドウリュウジ):香川県仲多度郡多度
津町。
<78>仏光山(ブッコウザン)郷照寺(ゴウショウジ):香川県綾歌郡宇多
津町。
<79>金華山(キンカザン)高照院天皇寺(テンノウジ):香川県坂出市。
<80>白牛山(ハクギュウザン)国分寺(コクブンジ):香川県綾歌郡国分
寺町。
<81>陵松山(リョウショウザン)白峯寺(シロミネジ):香川県坂出市。
<82>青峰山(アオミネザン)根香寺(ネゴロジ):香川県高松市。
<83>神毫山(シンゴウザン)一宮寺(イチノミヤジ):香川県高松市。
<84>南面山(ナンメンザン)屋島寺(ヤシマジ):香川県高松市。
<85>五剣山(ゴケンザン)八栗寺(ヤクリジ):香川県木田郡牟礼町。
<86>補陀落山(フダラクサン)志度寺(シドジ):香川県さぬき市。
<87>補陀落山(フダラクサン)長尾寺(ナガオジ):香川県さぬき市。
<88>医王山(イオウジ)大窪寺(オオクボジ):香川県さぬき市。
<結願成就>高野山(コウヤサン)金剛峯寺(コンゴウブジ)奥の院:和歌
山県伊都郡高野町大字高野山。
◎札所の番号順に巡礼することを「順打ち」、逆順の巡礼は「逆
打ち」と呼ぶ。
★じこくひょう
【時刻表】
○
◎1942.10.11(昭和17)国鉄、24時間制を実施。
じごくふく《ぢごくふく》
【地獄服】
○[宗]⇒[1]さんべにーと(サンベニート)(2)
しこくふだしょ
【四国札所】
○⇒しこくはちじょうはちかしょ(四国八十八箇所)
しこくむぎ
【シコクムギ】
【四国麦】
○[植]⇒はとむぎ(ハトムギ,鳩麦)
しこくれいじょう《しこくれいじやう》
【四国霊場】
○⇒しこくはちじょうはちかしょ(四国八十八箇所)
しこくれんごうかんたいしものせきほうげきじけん
《しこくれんがふかんたいしものせきはうげきじけん》
【四国連合艦隊下関砲撃事件】
○[歴]⇒しものせきじけん(下関事件)
じこけんお《じこけんを》
【自己嫌悪】
◇[英]self-hatred/self-abhorrence
○自分で自分に対してひどくいや気がさすこと。
参照⇒どうぞくけんお(同属嫌悪)
じこそうじずけい《じこさうじづけい》
【自己相似図形】
◇[英]fractal
○[数]⇒ふらくたる(フラクタル)
しこだる
【シコダル】
◇Shkoder
○⇒しゅこだる(シュコダル)(2)
しこだるこ
【シコダル湖】
◇[アルバニア語]Liqen i Shkodres、[フ]Lac de Shkoder
○[地]⇒しゅこだるこ(シュコダル湖)
しこたんとう《しこたんたう》
【色丹島】
◇[日]Shikotan To、[露]Ostrov Shikotan
○[地]歯舞(ハボマイ)諸島の北東にある島。
〈面積〉
1935(昭和10)255平方キロメートル。
◎1945. 9. 1(昭和20)ソ連軍が上陸して占領。
しこつ
【指骨】
◇[英](単数形)phalanx(ファランクス)/(複数形)phalanxes,
phalanges
○(1)[医]手の指の骨。
親指(母指)(thumb)は2個、その他の指(fingers)は3個から
成り、掌(テノヒラ)(palm)の中手骨(metacarpal)と連接する。
〈名称〉
末節骨(distal phalanx):先端の骨。
中節骨(middle phalanx):先端から二番目の骨。末節骨と基
節骨の間の骨で、親指にはない。
基節骨(proximal phalanx):基部の骨。
○(2)[医]趾骨(シコツ)。
⇒しこつ(趾骨)
★しこつ
【趾骨】
◇[英](単数形)toe phalanx
○[医]足の指の骨。
「指骨」,「足指骨(ソクシコツ)」とも呼ぶ。
参照⇒しこつ(指骨)(1)
★しこつこ
【支笏湖】
◇[日]Shikotsu Ko
○[地]北海道南西部、千歳市西部にあるカルデラ湖。
支笏洞爺(トウヤ)国立公園に含まれる。
参照⇒とうやこ(洞爺湖)
じこっぴ《ぢこつぴ》
【地骨皮】
○[薬]クコ(枸杞)の根の皮。解熱剤に使用する。
しーごーと
【シーゴート】
◇[英]she-goat
○[哺](英語で)雌ヤギ。
参照⇒やぎ(ヤギ,山羊.野羊)
じこどういつせい
【自己同一性】
◇[英]identity
○[心]⇒あいでんてぃてぃー(アイデンティティ)(4)
じこどんしょく
【自己貪食】
◇[英]autophagy
○[生]⇒おーとふぁじー(オートファジー)
じこばっきょ
【自己抜去】
○[医]患者自身が留置針・点滴(テンテキ)や胃瘻(イロウ)のチューブ
などを、故意または無意識のうちに自ら引き抜くこと。また、
その行為。
認知症患者などにみられる。
参照⇒りゅうちばり(留置針)
じごま
【ジゴマ】
◇[フ]Zigomar/Zigoma
○(1)かつてフランスの新聞紙に連載された探偵小説の主人公
で、出没自在の悪漢の名前。
○(2)[映]フランスのエクレール(Eclair)社の犯罪映画。
1911. 9.14(明治40)フランスで公開。
1911.11.11(明治40)浅草金竜館で封切り。青少年に刺激が強
すぎるというので1912(大正元)上映禁止となり、映画検閲制度
のきっかけとなる。
★しこみ
【仕込み】
○()
○()中に作り入れること。
参照⇒しこみづえ(仕込み杖)
○()[古]⇒しこみっこ(仕込みっ子,仕込っ子)
○()[古]⇒いれこみ(入れ込み,入れ籠み,入込,入籠)(5)
しこみづえ《しこみづゑ》
【仕込み杖】
○(1)内部に直刀を仕込み、杖に偽装した武器。
○(2)内部に銃身と弾丸の発射装置を組み込み、弾丸1発のみ
発射できる、杖に偽装した武器。
しこみっこ
【仕込みっ子】
【仕込っ子】
○花柳界で、将来芸妓になるために諸芸を教え込まれている少
女。
参照⇒いれこみ(入れ込み,入れ籠み,入込,入籠)(5)
じこむじゅん
【自己矛盾】
◇[英]self-contradiction、[独]Selbstwiderspruch(ゼルプス
トヴィーダーシュプルフ)
○[哲]⇒じかどうちゃく(自家撞着)
しこめ
【醜女】
○(1)黄泉(ヨミ)にいるというごつい女の鬼。
○(2)容貌の醜(ミニク)い女。
◎「しこ」とは「強い・頑丈な」という意味。
[1]しこるすきー
【シコルスキー】
◇Sikorsky
○[空]アメリカのヘリコプター製造会社。
◎SH−60:シーホーク(Sea Hawk)、哨戒ヘリコプター。
S−92:ヘリバス(Helibus)、旅客輸送用。
[2]しこるすきー
【シコルスキー】
◇Igor Ivanovich Sikorsky(ゴール・シコルスキー)
○[人]アメリカの航空機開発者(1889〜1972)。ウクライナ生れ。
1941(昭和16)世界初の実用ヘリコプターを完成。
しこれ
【シコレ】
◇[フ]chicoree
○[植]⇒ちこり(チコリ)
じごれっと
【ジゴレット】
◇[フ]gigolette
○(1)ダンスの相手を職業とする女性。
○(2)男を誘惑する女性ダンサー。
参照⇒いなもらーた(イナモラータ)
◎男性は「ジゴロ(gigolo)」。
しころ
【しころ】
【錣】
○忍者が使用するスペード状のノコギリ。
歯が弧状になっている部分で板塀や床などを切ることができ、
尖っている先端を武器としても使用する。
参照⇒くない(くない,苦無),てのこ(手鋸)
しころ
【錏】
【錣】
○(1)兜(カブト)の鉢(ハチ)の左右・後方に垂れて首筋を覆う部分。
撓革(イタメガワ)または鉄札(テツサネ)を糸または革紐(カワヒモ)で綴(ツ
ヅ)り合せて作ったもの。鉢から外への綴り合せた錏の枚数に
よって三枚兜・五枚兜などと呼ぷ。
また、その形状によって割錏・饅頭錏・笠錏・日根野(ヒネノ)
錏なども呼ぶ。
◎江戸時代には軽い布の錏も作られた。
○(2)錏頭巾の左右・後方と顎(アゴ)の部分に垂れて首や頬(ホホ)
を覆う部分。
○(3)[建]錏庇(シコロビサシ)の略称。
○(4)[建]錏屋根の略称。
○(5)[建]錏板の略称。
⇒よろいいた(鎧板)
◎錏([中]ya),錣([中]zhui)。
「鍜([中]xia)」,「錏鍜」とも書く。
じごろ
【ジゴロ】
◇[フ]gigolo
○ダンスの相手をしながら、女にたよって生活する男。男妾(ダ
ンショウ)・ひも。
参照⇒いなもらーと(イナモラート)
◎女性は「ジゴレット(gigolette)」。
しころいた
【錏板】
○[建]⇒よろいいた(鎧板)
しころと
【錏戸】
○[建]⇒よろいど(よろい戸,鎧戸)(1)
しこん
【紫金】
○[色]⇒しまごん(紫磨金)
しこん
【紫根】
○(1)ムラサキソウ(紫草)の根を乾燥させたもの。
色素シコニン(shikonin)を含む。
参照⇒むらさきそう(ムラサキソウ,紫草)
○(2)[薬](1)を使用した生薬。
解毒剤や、火傷・湿疹などの皮膚病薬とする。
◎紫雲膏(シウンコウ)。
○(3)[化](1)から製した染料。
しこん
【紫紺】
○[色]紺色をおびた紫。濃い紫色。
◎C=80,M=97,Y=30,B=60。
しこん
【歯根】
◇[英]root of a tooth
○[医]歯茎(ハグキ)と歯槽(シソウ)に納まっている、歯の基部。
先端が二股の円錐形を成し、その表面はセメント質と呼ぶ骨
質の層でおおわれている。
参照⇒せめんとしつ(セメント質),しそう(歯槽),しこんまく
(歯根膜),しかん(歯冠)
◎人工歯根:インプラント([英]implant)。
★しこんまく
【歯根膜】
◇[英]periodontal membrane
○[医]歯根(シコン)と歯槽骨(シソウコツ)とをつなぐ細胞膜。
参照⇒しこん(歯根),しそう(歯槽)
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