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百 科 辞 書 《しか》 編集:獨 澄旻
-------- しか --------------------------------------------------
しか
【シカ】
【鹿】
○(1)[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)シカ上科(Cervoidea)
シカ科(Cervidae)の哺乳類の総称。
シカ・オジロジカ・トナカイ・ヘラジカ・ジャコウジカ・キョ
ン・キバノロ・ノロなど、16属約40種がいる。
○(2)[哺]シカ科シカ属(Cervus)の総称。
エゾシカ・ニホンジカ・ヤクシカなど。
参照⇒にほんじか(ニホンジカ,日本鹿)
◎秋の季語。
肉は「もみじ(紅葉)」と呼ばれ、鹿は「紅葉鳥(モミジドリ)」とも
呼ばれる。
袋角(フクロヅノ):⇒ろくじょう(鹿茸)
◎古くは雌を「めか(女鹿)」と、雄を「せか(夫鹿)」と呼び、「せ
か」が変化して「しか」になったという。
肩甲骨を焼く占い:⇒ふとまに(太占,太兆)
しか
【鹿】
○(1)[哺]⇒しか(シカ,鹿)
○(2)遊女の階級の一つ。囲(カコイ)女郎の別称。
揚代が16文であったころ「四四(シシ)」を「鹿(シシ)」に当て、「鹿
恋(カコヒ)」の字も用いたことから。
○(3)ウド(独活)の生長して、葉の伸び出たもの。
2月ころに鹿の角が落ちるので、俗に鹿がこれを食うと角が
落ちると言われていた。
参照⇒うど(ウド,独活)
○(4)[俗]芸人仲間などで落語家。
「はなしか(咄家)」の「はな」を略したもの。
○(5)[古](北海道で)船乗り相手の売春婦。
小船に乗って来ることを、鹿が好んで海水を飲みに来ること
に掛けたもの。
○(6)花札(ハナフダ)の一つ。
モミジ(紅葉)にシカが描かれた十点札。
参照⇒いのしかちょう(猪鹿蝶)
しか《しくわ》
【四花】
○(1)[美]梅・寒菊・水仙・蝋梅(ロウバイ)の四つの花。
早春の画題としてよく用いられる。
○(2)[仏]⇒しけ(四華,四花)(1)(2)
○(3)[医]⇒しか(四火,四花)
しか《しくわ》
【四火】
【四花】
○[医]灸穴(キュウケツ)で、背の下部の四点。
しか《しくわ》
【四果】
○[仏]⇒しょうもんのしか(声聞の四果)
◎四向四果
しか
【志賀】
◇[日]Shika
○(1)⇒しかまち(志賀町)
○(2)福岡県福岡市東区の一地区。
◎志賀島(シカシマ,シカノシマ)
しか《しくわ》
【雌花】
○[植]⇒めばな(雌花)
しか
【肆夏】
○[暦]⇒しょか(初夏)
しが
【しが】
○(1)(東北・北陸方言で)氷・つらら(氷柱)。
「しがこ」,「すが」とも呼ぶ。
○(2)(東北・北陸方言で)川岸や滝などの結氷(ケッピョウ)。また、
春先に融(ト)けて川を流れ下るもの。
「川の流氷」とも呼ぶ。
◎童謡『どじょっこふなっこ』:春になれば氷(シガ)こも解(ト)
けて。
しが
【四賀】
◇[日]Shiga
○⇒しがむら(四賀村)
しが
【志賀】
◇[日]Shiga
○(1)[古]琵琶湖南西岸一帯の古称。
○(2)⇒しがちょう(志賀町)
○(3)⇒しがけん(滋賀県)
○(4)[歴][軍]旧日本海軍の海防艦。
◎1944.10.(昭和19)佐世保海軍工廠で進水、終戦まで就役。
1946〜1949(昭和21〜昭和24)米軍連絡船として博多〜釜山間
に就航。
1950〜1953(昭和25〜昭和28)中央気象台定点観測船の「志賀
丸」として就航。
1954(昭和29)海上保安庁所属の海上保安大学校練習船「こじ
ま」として就役し、1965(昭和40)廃役。
千葉市の海洋公民館に現存。
○(5)[地]⇒しがこうげん(志賀高原)
しが
【滋賀】
◇[日]Shiga
○(1)⇒しがけん(滋賀県)
○(2)⇒しがぐん(滋賀郡)
しーか
【シーカ】
◇[英]seeker
○[軍]⇒しーかー(シーカー)
◎赤外線シーカ。
しーかー
【シーカー】
◇[英]seeker(捜索者)
○[軍]ミサイルが目標を検知・識別し追尾する装置。
◎赤外線シーカー。
参照⇒ふれあ(フレア)
しがー
【シガー】
◇[英]cigar
○葉巻(ハマキ)。
◎シガレット(cigarette)は紙巻タバコ。
しーがー
【シーガー】
◇Elzie Crisler Segar
○[人][漫]アメリカの漫画家(1894〜1938)。
漫画の主人公ポパイ(Popeye)の原作者。
参照⇒ぽぱい(ポパイ)
じか《じくわ》
【時課】
◇[英]canonical hours/hours
○[宗]⇒せいむにっか(聖務日課)
★じが
【自我】
◇[羅]ego(エゴ)、[英]self(セルフ)、[フ]moi(モア)、[独]
Ich(イヒ,イッヒ)
○
じーがー
【ジーガー】
◇[独]Sieger
○(ドイツ語で)勝利者([英]victor)。
しかい
【死海】
◇[英]Dead Sea
○[地]イスラエルとヨルダンにまたがる海面下の塩湖。湖面は
海抜約マイナス392メートル。最大深度410メートル。
ヨルダン川が流入。
◎最深点は海抜約マイナス1,185メートル。
◎死海写本
しかい《しくわい》
【歯科医】
◇[英]dentist/dental surgeon
○[医]歯科の医師。歯科医師・歯医者(ハイシャ)・歯科医者。
参照⇒がくたいはんしゃきょう(額帯反射鏡)
しかい
【駟介】
◇[中]sijie
○[歴]古代中国の、武装した四頭立ての馬車。また、それを牽
(ヒ)く馬。
参照⇒しば(駟馬)(2)
◎「介」は「鎧(ヨロイ)」の意味。
参照⇒かいし(介士)
◎古代ローマ:⇒くあどりが(クアドリガ)
イギリス:⇒たりほー(タリホー)(3)
ロシア:⇒たらんたす(タランタス)
じかい《ぢかい》
【持戒】
○[仏]戒律を守ること。六波羅密(ロクハラミツ)の一つ。
「尸羅(シラ)波羅密」とも呼ぶ。
しーがいあ
【シーガイア】
○⇒みやざきしーがいあ(宮崎シーガイア)
★しかいしゃ《しくわいしや》
【司会者】
○
◎TVやラジオのショーの司会者は「プレゼンター(presenter)」。
しがいせん
【市街戦】
◇[英]street fighting
○[軍]市街地で行われる戦闘。
★しがいせん《しぐあいせん》
【紫外線】
◇[英]ultraviolet radiation
○[物]波長が可視光線より短く、X線より長い電磁波の総称。
太陽光ををスペクトルに分析(ブンセキ)するとき、紫色の外側
に現れる眼には感じない輻射線(フクシャセン)。
略号は「UV」。
400〜1ナノメートル。
◎UVA:400〜320ナノメートル。
UVB:320〜290ナノメートル。
UVC:290〜200ナノメートル。
しがいでんしゃ
【市街電車】
○[交]⇒ろめんでんしゃ(路面電車)
しかいのしし《しかゐのしし》
【鹿猪】
○[哺]⇒ばびるさ(バビルサ)
しかうら
【鹿占】
○[歴]⇒ふとまに(太占,太兆)
しかおいちょう《しかおひちやう》
【鹿追町】
◇[日]Shikaoi Cho
○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)中北部の河東郡(カトウグン)
の町。
しかく
【刺客】
○暗殺を行う者。暗殺者。
英語で「アサシン(assassin)」とも呼ぶ。
参照⇒けいか(荊軻),[2]ぶらぼー(ブラボー)(1)
◎「せきかく」とも読む。
★じかく
【自覚】
○
◎自覚を促(ウナガ)す
★しがくかいかん《しがくくわいくわん》
【私学会館】
○[教]東京都千代田区九段北にある、私立大学の出身者のため
の会館。
愛称は「アルカディア市ヶ谷」。
◎国立大学:参照⇒がくしかいかん(学士会館)
しがくかんだいがく《しがくくわんだいがく》
【至学館大学】
○[教]愛知県大府市(オオブシ)横根町(ヨコネマチ)に本部を置く私立大
学。
◎1905(明治38)中京裁縫女学校として創立。
1914(大正 3)中京裁縫女学校高等師範科を併設。
1919(大正 8)財団法人内木学園を設立。
1921(大正10)中京高等女学校を併設。
1944(昭和19)中京裁縫女学校を中京実業学校と改称。
1947(昭和22)中京女子中学校(新制)を開設。
1948(昭和23)中京女子高等学校を開設。
1950(昭和25)中京女子短期大学(体育科・家政科)を開設。
1951(昭和26)学校法人内木学園に改組認可。
1963(昭和38)中京女子大学(体育学部)を開設。
1965(昭和40)中京女子大学附属幼稚園を開設。
2005(平成17)中京女子大学附属高校を至学館高校に校名変更
し男女共学化。
2010(平成22)学校法人至学館・至学館大学に改称し、一部を
男女共学化。。
しかくけい
【四角形】
◇[英]square(スクエア)
○⇒しかっけい(四角形)
しかくごうま《しかくがうま》
【四角号碼】
◇[中]sijiao haoma
○[漢]漢字検索法の一種。
従来の偏(ヘン)や旁(ツクリ)に替えて、漢字を構成する字形を分
類して0〜9の数字を割り当て、漢字を四隅(四角)の字形から
4桁の数字で表すもの。
王雲五(Wang Yunwu)(1888〜1979)が考案。
◎角の順は左上・右上・左下・右下の順。
「号碼」は中国語で「番号」を意味し、「電話号碼」は「電話番号」。
しがくさつどうろ《しがくさつだうろ》
【志賀草津道路】
○[交]長野県の志賀高原と群馬県の草津を結ぶ道路。
冬期は閉鎖。
◎1970(昭和45)開通。
しかくだけ
【シカクダケ】
【四角竹)】
○[植]シホウチク(四方竹)の別称。
⇒しほうちく(シホウチク,四方竹)
しがぐん
【滋賀郡】
◇[日]Shiga Gun
○滋賀県中西部の郡。
志賀町(シガチョウ)のみ。
じかげどう《じくわげだう》
【事火外道】
○[仏]仏教から見た拝火教(ハイカキョウ)。
⇒はいかきょう(拝火教)
しがけん
【滋賀県】
◇[日]Shiga Ken
○本州、近畿地方東部の県。
県庁所在地は大津市。
〈面積〉
1978(昭和53)4,016.00平方キロメートル。
1980(昭和55)4,016平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50) 98万6,000人。
1980(昭和55)107万9,885人。
◎県花はシャクナゲ、県鳥はカイツブリ、県木はモミジ。
しかげんぱつ
【志賀原発】
○[原]石川県羽咋郡(ハクイグン)志賀町(シカマチ)にある、北陸電力の
原子力発電所。
1号機:沸騰水型、出力54万キロワット。
2号機:改良型沸騰水型軽水炉、135万8,000キロワット。
◎1999. 4.(平成11)2号機の設置が許可。
2003. 5.31(平成15)1号機の定期検査を行っていた作業員8
人が誤って冷却水を浴びる事故発生。
2003. 6. 9(平成15)1号機で冷却水の補充水が配管のバルブ
から漏れる事故発生。
2003. 9.25(平成15)1号機で作業中の作業員2人が微量の放
射能を含む水を浴びる。
2006. 3.15(平成18)2号機、営業運転を開始。商業炉として
55基目。
2006. 7.(平成18)2号機、タービン羽根の損傷で停止。
2006. 9.28(平成18)北陸電力、2号機の高圧タービン内部で
直径2〜3ミリメートルの金属粒が約900個(計80グラム)見つ
かったと発表。
2007. 3.15(平成19)1999年6月の定期検査中に1号機で制御
棒の脱落により原子炉が一時臨界に達した事故が発覚。
2008. 4.25(平成20)1号機、定期検査中に放射能を含んだ水
(約240リットル)が配管から漏れ出す事故が発生。
しかご
【シカゴ】
◇Chicago
○アメリカ合衆国中央部、イリノイ州(Illinois State)北東部
のクック郡(Cook County)東部にある郡都。工業都市。
北緯41.84°、西経87.68°の地。
〈人口〉
1975(昭和50)310万人。
1986(昭和61)300万9,000人。
1990(平成 2)278万3,700人。
2000(平成12)289万6,000人。
2003(平成15)293万9,700人。
しがこ
【しがこ】
○(東北・北陸方言で)氷・つらら(氷柱)。
「しが」,「すが」とも呼ぶ。
参照⇒しが(さが)
しがこうげん《しがかうげん》
【志賀高原】
◇[日]Shiga Kogen
○[地]長野県北東部の上信越高原国立公園の中心をなす高原。
★しかごおぷしょんとりひきじょ
【シカゴ・オプション取引所】
◇[英]Chicago Board Options Exchange
○[経]
略称は「CBOE」。
参照⇒ぼらてぃりてぃーしすう(ボラティリティー指数)
しかごすばいあ
【シカゴ・スパイア】
◇[英]Chicago Spire
○[建]アメリカ合衆国イリノイ州(Illinois State)の都市シカ
ゴに建設中の高層ビル。
150階建て、高さ609.6メートルの分譲マンション。
◎2007(平成19)着工。
2011年、完成予定。
しかじか
【然然】
【然々】
【云云】
【云々】
○[副]⇒かくかく(斯く斯く)
◎「云云」,「云々」は「うんぬん」とも読む。
しかじってつ《しくわじふてつ》
【四科十傑】
◇[中]sike shijie
○⇒こうもんのじってつ(孔門の十哲)
しかしま
【志賀島】
◇[日]Shika Shima
○(1)[地]⇒しかのしま(志賀島)
○(2)福岡県福岡市東区(ヒガシク)の大字(オオアザ)。
参照⇒しかのしま(志賀島)
しかじま
【シカ島】
◇[日]Shika Jima
○[俗]長崎県西部の島山島(シマヤマジマ)の別称。
⇒しまやまじま(島山島)
じーがす
【Gガス】
◇[英]G gus
○[古]⇒じゃーまんがす(ジャーマンガス)
★じかせん
【耳下腺】
◇[英]parotid gland
○[医]
じかせんえん
【耳下腺炎】
○[病]耳下腺の炎症。
患部が腫れて痛み、発熱・頭痛・食欲不振・嘔吐などを伴う。
◎流行性耳下腺炎の俗称:⇒おたふくかぜ(おたふく風邪,お多
福風邪,阿多福風邪)
◎英語:マンプス(mumps)/(流行性耳下腺炎)パロタイティス
(parotitis)。
ドイツ語:ムンプス(Mumps)。
イタリア語:パロティーテ(parotite)/オレッキオーニ
(orecchioni)。
しかーだ
【シカーダ】
◇[英]cicada
○[昆](英語で)セミ(蝉)。
⇒せみ(せみ,セミ,蝉)
★しーがたかんえん
【C型肝炎】
◇[英]viral hepatitis type C
○[病]C型肝炎ウイルス(HCV)による肝臓の炎症性疾患。
肝臓ガン(癌)の主な原因となっている。
治療薬はグリチルリチン(glycyrrhizin)など。
◎1989(平成元)C型肝炎ウイルス、発見。
1992(平成 4)インターフェロン療法、開始。
1994(平成 6)血液製剤フィブリノゲン(fibrinogen)の製造で
ウイルスの混入防止対策が行われるまで、汚染血液を使った血
液製剤を介して感染が広まり、薬害問題となる。
2004.10.(平成16)厚生労働省、新薬ペグインターフェロン
(peginterferon)を認可。
2008. 1.11(平成20)参院本会議で薬害肝炎被害者救済法が可
決・成立。
◎フィブリノゲン製造元:⇒みつびしうぇるふぁーま(三菱ウェ
ルファーマ)
じかたさんやく《ぢかたさんやく》
【地方三役】
○[歴]名主(ナヌシ)・組頭(クミガシラ)・百姓代。
じかたび《ぢかたび》
【地下足袋】
【直足袋】
○[服]丈夫な布の足袋に厚いゴム底を着けた、労働用の履物(ハ
キモノ)。
足袋の先が親指とその他の指の二つに分かれていて、指先に
力が入るため力仕事に向き、とび職などでは常用している。
「ちかたび(地下足袋)」,「はだしたび(跣足袋)」とも呼ぶ。
◎「地下」は「直(ジカ)」の当て字で、直に地面を歩く足袋の意味。
★じかちゅうどく
【自家中毒】
◇[英]autointoxication/autotoxemia
○(1)[病]自己の体内で生じた毒素(有毒物質)によって起る中
毒。
○(2)[病]⇒あせとんけっせいおうとしょう(アセトン血性嘔吐
症)
しがちょう《しがちやう》
【志賀町】
◇[日]Shiga Cho
○滋賀県西部、滋賀郡の町。
◎石川県羽咋郡(ハクイグン)には志賀町(シカマチ)がある。
★しがつ《しぐわつ》
【四月】
【4月】
◇[英]April(エイプリル)
○[暦]
略号は「Apr」,「Apr.」,「APR」。
陰暦四月は「卯月(ウヅキ,ボウゲツ)」,「麦秋(バクシュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒うづき(卯月)
◎花札では藤。
誕生石はダイヤモンド(diamond)(金剛石)。
四月馬鹿'April Fools' Day):⇒えいぷりるふーる(エイプ
リル・フール)
しがつぇ
【シガツェ】
【日喀則】
◇Xigaze、[中]Rikaze
○(1)(Xigaze District)⇒しがつぇちく(シガツェ地区,日喀則
地区)
○(2)中国南西部、チベット(西蔵)自治区(Xizang Zizhiqu)南
部のシガツェ地区の中心都市。チベット第二の都市。
タシルンポ寺(Tashilhunpo Temple)(扎什倫布寺)がある。
しがつぇちく
【シガツェ地区】
【日喀則地区】
◇[英]Xigaze District、[中]Rikaze diqu
○中国南西部、チベット(西蔵)自治区(Xizang Zizhiqu)南部の
地区。
中心都市はシガツェ(日喀則)市。
しかっけい《しかくけい》
【四角形】
◇[英]square(スクエア)/quadrangle(クアドラングル)/tet-
ragon(テトラゴン)
○[数]四つの角がある形。四つの辺から成る平面図形。
正方形(quadrate)・長方形(rectangle)・平行四辺形(paral-
lelogram)・菱形(rhombus)・台形(trapezium)・不等辺四辺形
(trapezoid)など。
「しかくけい(四角形)」,「四辺形(シヘンケイ)」とも呼ぶ。
◎「よんかっけい(四角形)」,「よんかくけい(四角形)」,「よんへ
いけい(四辺形)」とは呼ばない。
◎四面体(シメンタイ)は「テトラヘドロン(tetrahedoron)」。
しがっこう《しがくかう》
【私学校】
○(1)私立の学校。
「官学」に対して「私学(シガク)」とも呼ぶ。
○(2)[歴]1873(明治 6)征韓論で敗れて退官した西郷隆盛が、
翌年郷里鹿児島の城山に建てた学校。
桐野利秋・藤原国幹らと共に、時機到来を目指し青年養成の
目的で設立。銃隊学校と砲隊学校からなり、学校というより私
設軍隊であった。
◎1877(明治10)私学校の生徒が中心となって隆盛を擁立して蜂
起する(西南戦争)。
参照⇒せいなんせんそう(西南戦争)
しかつちょう《しかつちやう》
【師勝町】
◇[日]Shikatsu Cho
○[古]愛知県西部、西春日井郡(ニシカスガイグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)西春町(ニシハルチョウ)と合併して北名古屋市
(キタナゴヤシ)を発足。
しがつばか
【四月馬鹿】
◇[英]April Fools' Day/April fool
○[暦]⇒えいぷりるふーる(エイプリル・フール)
しがてら
【シガテラ】
◇[英]ciguatera
○(1)[生化]暖海海域で、本来は無毒な魚類に発生する神経毒。
主成分はポリエーテル化合物(compound)の一種「シガトキシ
ン(ciguatoxin)」。
損傷したサンゴ礁(珊瑚礁)に付着する石灰藻の一種、渦鞭毛
藻ガンビエルディスカス・トキシカス(Gambierdiscus toxicus)
が毒素を生成する。これを小形の草食魚が食べ、さらに大型の
肉食魚が食べて体内に毒素が集積されていく。
参照⇒ばらはた(バラハタ,薔薇羽太)
◎河豚毒テトロドトキシン(tetrodotoxin)の70倍の毒性がある
とされる。
参照⇒てとろどときしん(テトロドトキシン)
◎航海時代から船が座礁(ザショウ)したサンゴ礁の魚を食べると
中毒を起すと言われていた。
○(2)[病]⇒しがてらちゅうどく(シガテラ中毒)
しがてらちゅうどく
【シガテラ中毒】
◇[英]ciguatera poisoning
○[病]シガテラ毒をもつ魚類による食中毒。
本来は無毒のはずのハタ・ベラ・カマスなどにシガトキシン
(ciguatoxin)と呼ぶ猛毒が極めて微量に含まれているために発
生する。
症状は、激しい下痢や嘔吐(オウト)・腹痛、脱力感・倦怠感な
どの運動失調、カユミ、温度感覚の異常などで、死亡率は低い。
温度感覚の異常は「ドライアイスセンセーション(dry-ice
sensation)」と呼ばれ、室温程度の水を異常に冷たく感じたり、
逆にアイスクリームを熱いと感じたりする。
単に「シガテラ」とも呼ぶ。
参照⇒しがてら(シガテラ)(1)
しかと
【しかと】
【シカト】
○[俗]無視。
参照⇒ぶちる(ぶちる,ブチる)
◎シカトする
◎花札の十月の絵柄が「紅葉と鹿」で、鹿が首をひねって後ろ向
きで紅葉を見ているから「鹿十(シカトオ)」と呼び、この語が転化し
たもの。
じがどういつせい
【自我同一性】
◇[英]identity
○[心]⇒あいでんてぃてぃー(アイデンティティ)(4)
じかどうちゃく
【自家撞着】
◇[英]self-contradiction、[独]Selbstwiderspruch(ゼルプス
トヴィーダーシュプルフ)
○[哲]同じ人の言動や文章が、前と後で食い違い辻褄(ツジツマ)
が合わないこと。一貫性に欠(カ)け、矛盾(ムジュン)していること。
「自己矛盾」とも呼ぶ。
しがときしん
【シガトキシン】
◇[英]ciguatoxin
○[生化]⇒しがてら(シガテラ)(1)
★しかないけ
【鹿内家】
◇[日]Shikanai Ke
○[経]フジサンケイグループ創業者の一族。
◎2005. 1. 4(平成17)大和証券SMBC、鹿内家からニッポン
放送株262万5,000株を購入。
★じがね《ぢがね》
【地金】
○(1)加工する前の素材。
○(2)下地の金属。
○(3)(転じて)本性。
◎地金が出る
★じかねつ
【ジカ熱】
◇[英]Zika fever
○[病]フラビウイルス科(Flaviviridae)のジカ・ウイルス感染
による急性伝染病。
症状はデング熱に似て、感染もカ(蚊)が媒介。
妊婦が感染すると胎児が小頭症になる可能性がある。
参照⇒しょうとうしょう(小頭症),でんぐねつ(デング熱)
しがのおおつのみや《しがのおほつのみや》
【滋賀大津宮】
○[歴]⇒おおつのみや(大津宮)
しかのしま
【志賀島】
◇[日]Shikanoshima/Shika no Shima
○[地]福岡県福岡市の北部、博多湾上にある陸繋島。
海の中道(海ノ中道)で本土と連絡する。
住所は福岡市東区(ヒガシク)大字(オオアザ)志賀島(シカシマ)。
「しかしま(志賀島)」とも呼ぶ。
◎1784(天明 4)漢委奴国王印(カンノワノナノコクオウノイン)を出土。
参照⇒かんのわのなのこくおうのいん(漢委奴国王印)
しかのちょう《しかのちやう》
【鹿野町】
◇[日]Shikono Cho
○[古]鳥取県中東部、気高郡(ケタカグン)の町。
◎2004.11. 1(平成16)鳥取市に編入。
しがのみや
【滋賀宮】
○[歴]⇒おおつのみや(大津宮)
しがのみやこ
【滋賀の都】
【志賀の都】
○[歴]⇒おおつのみや(大津宮)
★じがばち
【ジガバチ】
【似我蜂】
○(1)[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)ジガバチ科(アナバチ
科)(Sphecidae)の昆虫の総称。
「アナバチ(穴蜂)」とも呼ぶ。
◎英語:ワスプ(wasp)。
イタリア語:ベスパ(vespa)。
○(2)[虫]ジガバチ科の一種。
「コシボソバチ(腰細蜂)」,「スガル」とも呼ぶ。
◎「スガル」は「(「虫」偏+「果」)(「羸」の「羊」を「虫」に換える)」と
書く。
じかふねんせい
【自家不稔性】
◇[英]self sterility
○[生]自家不和合性の別称。
⇒じかふわごうせい(自家不和合性)
じかふわごうせい《じかふわがふせい》
【自家不和合性】
◇[英]self incompatibility
○(1)[植]サクラ・アサガオなどの両性花植物で、自家受粉で
きない現象。また、その自家受粉を避ける仕組み・性質。
花粉が同じ個体のメシベ(雌蕊)の柱頭についても、花粉の不
発芽、花粉管の伸長阻害などで受精が妨げられること。
「自家不稔性(self sterility)」とも呼ぶ。
参照⇒りょうせいか(両性花)
◎子嚢菌類のポドスポラ(Podospora)などの子嚢形成にもみら
れる。
○(2)[動]ミミズ・カタツムリなどの雌雄同体の動物で、自家
受精できない現象。また、その自家受精を避ける仕組み・性質。
「自家不稔性」とも呼ぶ。
しかま
【飾磨】
◇[日]Shikama
○(1)⇒しかまぐん(飾磨郡)
○(2)⇒しかまく(飾磨区)
しかまく
【飾磨区】
◇[日]Shikama Ku
○兵庫県姫路市南部の区。
◎古代以来の瀬戸内海の要港で、江戸時代から姫路の外港とし
て発達。
しかまぐん
【飾磨郡】
◇[日]Shikama Gun
○兵庫県中南部と瀬戸内海の家島諸島からなる郡。
家島町(イエシマチョウ)・夢前町(ユメサキチョウ)の町。
しかまち
【志賀町】
◇[日]Shika Machi
○石川県北部、羽咋郡(ハクイグン)の町。
北陸電力の志賀原発がある。
参照⇒しかげんぱつ(志賀原発)
◎滋賀県滋賀郡(シガグン)には志賀町(シガチョウ)がある。
しかまちちょう《しかまちちやう》
【鹿町町】
◇[日]Shikamachi Cho
○長崎県北部、北松浦郡(キタマツウラグン)の町。
〈面積〉
30.22平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,548人。
◎1947(昭和22)町制施行。
1958(昭和33)「ししまちちょう(鹿町町)」から改称。
しかまちょう《しかまちやう》
【色麻町】
◇[日]Shikama Cho
○宮城県中西部、加美郡(カミグン)の町。
陸上自衛隊の王城寺原(オウジョウジハラ)演習場がある。
一の関遺跡は奈良時代の色麻柵(シカマノキ)の遺跡とされる。
〈面積〉
109.23平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8,162人。
◎1978(昭和53)町制施行。
しがまる
【志賀丸】
○[歴]⇒しが(志賀)(4)
しがまる
【滋賀丸】
○[歴][海]太平洋戦争中、高知県室戸沖で米軍に撃沈された貨
物船(740トン)。
1944. 5.30(昭和19)午前九時ころ、高知から大阪に向って航
行していた定期貨物船が米軍の潜水艦の魚雷を受けて間もなく
沈没した。
乗客名簿がないので明らかではないが、乗員は約190名でう
ち40名が救助されたという。
しかし当時日本軍は、米軍の艦艇が室戸沖にまで近づいてい
ることを国民に伏せるため、特高が遺族や生存者に圧力をかけ
た。また日本軍は、米軍の潜水艦が近づいていることを知りつ
つ滋賀丸を出航させたともいわれる。
◎1974(昭和49)慰霊碑が建立された。
じがみ《ぢがみ》
【地神】
◇[日]jigami
○(1)その土地の神。その土地を守護する神。
田畑のほとりなどに祀(マツ)られる。
「じしん(地神)」,「地主(ジシュ)」とも呼ぶ。
参照⇒じしゅ(地主)(2)
○(2)屋敷神(ヤシキガミ)の別称。
⇒やしきがみ(屋敷神)
○(3)[暦]土公神(ドクジン)の別称。
⇒どくじん(土公神)
しがむら
【四賀村】
◇[日]Shiga Mura
○長野県中北部、東筑摩郡(ヒガシチマグン)の村。
★しかもあ
【シカモア】
◇[英]sycamore
○(1)[植]アメリカスズカケノキの別称。
⇒あめりかすずかけのき(アメリカスズカケノキ,亜米利加篠
懸の木,亜米利加鈴懸の木)
○(2)[植]セイヨウカジカエデの別称。
⇒せいようかじかえで(セイヨウカジカエデ,西洋梶楓)
○(3)[植](sycomore)エジプトイチジクの別称。
⇒えじぶといちじく(エジプトイチジク,埃及無花果)
しかもあかえで《しかもあかへで》
【シカモアカエデ】
【シカモア楓】
○[植]セイヨウカジカエデ(西洋梶楓)の別称。
⇒せいようかじかえで(セイヨウカジカエデ,西洋梶楓)
しがら
【シガラ】
◇[西]cigarra
○[昆](スペイン語で)セミ(蝉)。
⇒せみ(せみ,セミ,蝉)
しがらき
【信楽】
◇[日]Shigaraki
○(1)⇒しがらきやき(信楽焼)
○(2)[古]⇒しがらきちょう(信楽町)
★しがらきこうげんてつどう《しがらきこうげんてつだう》
【信楽高原鐵道】
【信楽高原鉄道】
◇[英]Shigaraki Kogen Railway
○[交]
略称は「SKR」。
〈停車駅〉
貴生川(キブカワ)駅・紫香楽宮跡(シガラキノミヤアト)駅・雲井駅・勅
旨駅・玉桂寺前(ギョクケイジマエ)駅・信楽駅。
◎1933. 5. 8(昭和 8)国鉄信楽線(貴生川駅〜信楽駅)として開
業。
1987. 2.10(昭和62)信楽高原鐵道株式会社、設立。
1987. 7.12(昭和62)信楽線、廃止。
1987. 7.13(昭和62)信楽高原鐵道、開業。
1991. 5.14(平成 3)信楽町(シガラキチョウ)(現:甲賀市)黄瀬(キノセ)
でJR西日本と列車衝突事故、発生。死者42人、負傷者600人
以上。
しがらきちゃ
【信楽茶】
○(1)[食]近江(オウミ)(現:滋賀県)信楽地方で産する上質の煎茶
(センチャ)。
○(2)[色]信楽焼(シガラキヤキ)のような白茶色。
参照⇒しがらきやき(信楽焼)
しがらきちょう《しがらきちやう》
【信楽町】
◇[日]Shigaraki Cho
○[古]滋賀県南部にあった甲賀郡(コウカグン)の町。
信楽焼(シガラキヤキ)の産地。
参照⇒しがらきやき(信楽焼)
◎2004.10. 1(平成16)甲賀郡の水口町(ミナクチチョウ)・土山町(ツチヤマ
チョウ)・甲賀町(コウカチョウ)・甲南町(コウナンチョウ)・信楽町の5町が合
併して甲賀市を発足。
しがらきのみや
【紫香楽宮】
【信楽宮】
○[歴]奈良時代、聖武天皇(ショウム・テンノウ)が一時遷都(セント)した皇
居。
滋賀県甲賀郡(コウカグン)信楽町(シガラキチョウ)(現:甲賀市)黄瀬(キノ
セ)または宮町(ミヤマチ)付近にあった。
「甲賀宮」とも呼ぶ。
参照⇒こうがでら(甲賀寺)
◎ 740(天平12)藤原広嗣(ヒロツグ)の乱に衝撃をうけた聖武天皇
は、同年平城京(ヘイジョウキョウ)から恭仁京(クニキョウ)に遷都。
742(天平14)離宮として紫香楽宮の造営を開始し、 745(天
平17)までたびたび行幸。
743(天平15)紫香楽宮で大仏建立を発願(ホツガン)(未完)。
745(天平17. 1. 1)新京としたが、地震や火事が相次ぎ不評
で、同年5月ふたたび平城京に帰った。
しがらきやき
【信楽焼】
○滋賀県南部、甲賀郡(コウカグン)信楽町(シガラキチョウ)(現:甲賀市)
付近で焼かれた陶器の総称。
日本最古の陶窯の一つで、古く奈良時代の天平宝字年間( 757
〜 765)に渡来人によって農具や雑器などが焼かれ始められた
といわれるが、遺物はほとんどが平安末期以降のもの。
鎌倉時代から室町時代ころまでの製品は「古信楽」と呼ばれ、
特色は白い長石粒の吹き出て薄柿色に焼き上がった粗い地肌で、
種壺・鉢・雑器などが主で『蹲(ウヅクマル)』の壺は有名。
室町時代になり茶道の流行とともに、茶器・花器なども作る
ようになって茶人に好まれ、武野紹鴎(タケノ・ジョウオウ)の紹鴎信楽、
千利休(センノリキュウ)の利休信楽などの名前が付けられた。
現在は植木鉢・庭園セット・置物・タイルなどの雑器を多く
生産している。
単に「信楽」とも呼ぶ。
参照⇒しがらきちゃ(信楽茶)(2)
しかられて
【叱られて】
○[楽]清水かつら作詞、弘田竜太郎作曲の童謡。
しかり
【しかり】
○「またぎ」の頭領(トウリョウ)。
「すかり」とも呼ぶ。
参照⇒またぎ(またぎ)
しかりべつこ
【然別湖】
◇[日]Shikaribetsu Ko
○[地]北海道中部、十勝川支流の然別川上流の火山堰止湖(セキト
メコ)。
湖面は海抜804メートルで、湖面としては北海道最高所。面
積3.43平方キロメートル、最深99メートル。
冬季は氷結。
大雪山国立公園に含まれ、西岸に然別湖畔温泉がある。
◎オショロコマの陸封種ミヤベイワナが生息。
◎湖面797メートルとも。
しがる
【シガル】
◇[フ]cigale
○[昆](フランス語で)セミ(蝉)。
⇒せみ(せみ,セミ,蝉)
じかーるしゅう《ぢーかーるしう》
【ジカール州】
◇Muhafazat Dhi Qar、[英]Dhi Qar Province
○イラク南東部の州。北東部をマイサン州(Muhafazat Maysan)、
南東部をバスラ州(Muhafazat Basra)、南西部・西部をムサン
ナ州(Muhafazat Muthanna)、北西部をカディーシャ州(Muhafa-
zat al Qadisiyah)に接する。
州都はナシリヤ(An Nasiriyah)。
「ジーカール州」,「ディカール州」,「ディカル州」とも呼ぶ。
〈面積〉
1万2,900平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)145万4,200人。
じーかーるしゅう《ぢーかーるしう》
【ジーカール州】
◇Muhafazat Dhi Qar、[英]Dhi Qar Province
○⇒じかーるしゅう(ジカール州)
しがれっと
【シガレット】
◇[英]cigarette/cigaret、[フ]cigarette
○紙巻タバコ。
参照⇒げるべぞるて(ゲルベゾルテ)
◎シガー(cigar)は葉巻(ハマキ)。
しがれっとぺーぱー
【シガレットペーパー】
【シガレット・ペーパー】
◇[英]cigarette paper
○⇒らいすぺーぱー(ライスペーパー,ライス・ペーパー)
じがわしゅう《じがわべしう》
【ジガワ州】
◇[英]Jigawa State
○ナイジェリア連邦共和国北部の州。北東部をヨベ州(Yobe
State)、東部・南部をバウチ州(Bauchi State)、西部をカノ州
(Kano State)、北西部をカツィナ州(Katsina State)に接し、
北部をニジェール共和国に隣接。
州都はヅツェ(Dutse)。
イスラム法シャリーア(Islamic sharia law)を導入。
しかをうま
【鹿を馬】
○[故]⇒しかをさしてうまとなす(鹿を指して馬となす,鹿を指
して馬と為す)
★しかをさしてうまとなす
【鹿を指して馬となす】
【鹿を指して馬と為す】
◇[中]指鹿為馬(zhi lu wei ma)
○[故]無理を押し通すこと。
「馬を鹿に通す」,「鹿を馬」とも呼ぶ。
参照⇒ちょうこう(趙高)
◎類語:参照⇒さぎをからす(鷺を烏),よこぐるま(横車),よこ
がみやぶり(横紙破り)
◎俗説では「バカ(馬鹿)」の語源。
★しかん《しくわん》
【止観】
○(1)[仏]
○(2)[仏]『摩訶止観(マカシカン)』の略。
⇒まかしかん(摩訶止観)
○(3)[仏]天台宗の異称。
⇒てんだいしゅう(天台宗)
しかん《しくわん》
【弛緩】
○緩(ユル)むこと・弛(タル)むこと。
慣用読みで「ちかん(弛緩)」とも読む。
しかん《しくわん》
【私官】
◇[中]siguan
○[歴]皇后に奉仕する官職・官僚。
参照⇒きさいちべ(私部)
しかん《しくわん》
【芝翫】
○[歴]江戸時代の大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門の俳名。
◎芝翫下駄:⇒しかんげた(芝翫下駄)
芝翫縞:⇒しかんじま(芝翫縞)
芝翫茶:⇒しかんちゃ(芝翫茶)
しかん
【脂肝】
○[病]⇒しぼうかん(脂肪肝)
しかん《しくわん》
【歯冠】
◇[英]crown(クラウン)
○[医]歯が歯肉(シニク)より露出している部分。
その表面はエナメル質と呼ぶ硬い層でおおわれている。
参照⇒えなめるしつ(エナメル質),しこん(歯根)
じかん《じくわん》
【耳管】
◇[英](単数形)syrinx/(複数形)syringes,syrinxes
○[医]中耳の鼓室から咽頭側壁に通じる扁平な管。
中耳内と鼓膜の外との気圧を調節して急激な気圧差による鼓
膜へのダメージから守る働きがあり、平常は閉鎖しているが嚥
下(エンゲ)やアクビ(欠伸)などで開いて気圧差をなくしている。
「エウスタキオ管([羅]tuba Eustachii,[英]eustachian tube)」,
「欧氏管(オウシカン)」,「シリンクス」とも呼ぶ。
しかんがっこう《しくわんがくかう》
【士官学校】
○(1)[軍]陸軍士官学校の略称。
⇒りくぐんしかんがっこう(陸軍士官学校)
○(2)[軍]士官を養成するための学校。
アメリカの「ウエストポイント(West Point)」・フランスの
「サンシール(Saint-Cyr)」・イギリスの「サンドハースト(Sand-
hurst)」など。
◎英語:ミリタリー・アカデミー(military academy)。
フランス語:エコール・ミリテール(ecole militaire)。
しかんがっこうじけん《しくわんがくかうじけん》
【士官学校事件】
○[歴]⇒じゅういちがつじけん(十一月事件)
しかんげた《しくわんげた》
【芝翫下駄】
○[歴]江戸時代に流行した駒下駄(コマゲタ)の一つ。
羽根虫に似た長方形で、前歯と後歯との間が離れた下駄。
◎大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門(俳名:芝翫)が江戸興行
の際に用いてから流行。
しかんこく
【四汗国】
○[歴]⇒もんごるしはんこく(モンゴル四汗国)
しかんじま《しくわんじま》
【芝翫縞】
○[歴]江戸時代に流行した着物の柄の一つ。
四本の縦縞と鐶をつないだ形を合わせた柄。
◎大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門(俳名:芝翫)が江戸興行
の際に用いてから流行。
しかんしゅう《しくわんしゆう》
【止観宗】
○[仏]天台宗の異称。
⇒てんだいしゅう(天台宗)
じがんしょーる
【ジガンショール】
◇Ziguinchor
○(1)(Region de Ziguinchor)⇒じがんしょーるしゅう(ジガン
ショール州)
○(2)セネガル南西部、ジガンショール州の県。
○(3)ジガンショール県、カサマンス川(La Casamance)の河口
から72キロメートル上流にある南岸の河港都市。
北緯12.59°、西経16.29°の地。
稲作・ピーナッツなどの農耕地帯。
「ジギンショール」とも呼ぶ。
〈人口〉
1988(昭和63)12万4,283人。
1992(平成 4)14万9,000人(推計)。
1997(平成 9)18万0,600人。
2003(平成15)21万1,500人。
じがんしょーるしゅう《じがんしよーるしう》
【ジガンショール州】
◇[フ]Region de Ziguinchor、[英]Ziguinchor Region
○セネガル南西部、カサマンス川(La Casamance)下流域の州。
東部をコルダ州(Region de Kolda)に接し、北部をガンビア、
南部をギニアビサウに隣接し、西部を大西洋に面する。
〈面積〉
7,339平方キロメートル。
〈人口〉
1976(昭和51)29万1,600人。
1988(昭和63)39万8,100人。
2001(平成13)55万7,606人(1月1日推計)。
2003(平成15)58万5,800人。
〈3県〉
ビニョナ県(Departement Bignona)。
ウスイ県(Departement Oussouye)。
ジガンショール県(Departement Ziguinchor)。
◎1984. 3.24(昭和59)カサマンス州(Region de Casamance)が
コルダ州とジガンショール州に分割されて設置。
2001. 5.(平成13)カサマンス民主軍運動(MFDC)が政府軍
と武力衝突を起す。
参照⇒かさまんすちほう(カサマンス地方)
★しかんたざ《しくわんたざ》
【只管打坐】
【祗管打坐】
◇「只管」は「ひたすら」の意味。
○[仏]
道元に始まる日本の曹洞宗の特色。
しかんちゃ《しくわんちや》
【芝翫茶】
○[色]染色の一つ。薄い茶褐色。やや赤みを持った栗梅色。璃
寛茶(リカンチャ)より薄い。
◎江戸時代、大坂の歌舞伎俳優三代目中村歌右衛門(俳名:芝翫)
の好んだ色。ひろく婦女子の間に流行した。
◎C=21,M=46,Y=58,B=31。
★しかんぶんか《しかんぶんくわ》
【シカン文化】
◇[英]Sican Culture
○[歴]ペルー北部沿岸に栄えたプレ・インカの文化(AD. 750こ
ろ〜1375ころ)。
「ランバイェケ文化(Lambayeque Culture)」,「ランバイエケ文化」とも呼ぶ。
じかんよとまれ
【時間よ止まれ】
○[楽]山川啓介作詞、矢沢永吉(エイキチ)作曲の歌謡曲。
歌は矢沢永吉。
◎1978. 3.(昭和53)レコード発売。
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