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百 科 辞 書 《しへ》 編集:獨 澄旻
-------- しへ --------------------------------------------------
じーべあ
【ジーベア】
◇[独]seebaer/seebar
○[哺](ドイツ語で)オットセイ。
⇒おっとせい(オットセイ,膃肭臍)
★[1]しへい
【子平】
◇[日]Shihei
○[暦]日本の私年号の一つ。
★[2]しへい
【子平】
◇[中]Ziping
○(1)[人]中国後漢(東漢)の道家、向長(Xiang Zhang)の字(アザ
ナ)。
○(2)[人]中国北宋の易学者、徐居易(Xu Juyi)の字。
○(3)徐大升(Xu Dasheng)の著書『淵海子平(Yuanhai Ziping)』
の略称。
⇒えんかいしへい(淵海子平)
★しへい
【紙幣】
◇[英]note(ノート)、[米]bill(ビル)
○
「交鈔(コウショウ)」とも呼ぶ。
参照⇒こうか(硬貨)
◎1950. 1. 7(昭和25)千円札(聖徳太子)、発行。
1951. 4. 2(昭和26)五百円札(岩倉具視)、発行。
1951.12. 1(昭和26)五十円札(高橋是清)、発行。
1953.12. 1(昭和28)百円札(板垣退助)、発行。
1958.12. 1(昭和33)一万円札(聖徳太子)、発行。
1963.11. 1(昭和38)新千円札(伊藤博文)、発行(偽札対策)。
1969.11. 1(昭和44)新五百円札(岩倉具視)、発行。
1984.11. 1(昭和59)文化人シリーズの新札、発行。一万円札
(福沢諭吉)・五千円札(新渡戸稲造)・千円札(夏目漱石)の3種。
2000. 4.(平成12)千円札(夏目漱石)の記番号を使い切り、褐
色から暗緑色に変更して発行。
2000. 7.19(平成12)二千円札を発行。表は首里城守礼門、裏
は五島美術館所蔵の『源氏物語絵巻』の冷泉院(レイゼイイン)と光
源氏、『紫式部日記絵巻』の紫式部が描かれている。
一番札は日本銀行の貨幣博物館へ、二番札は沖縄県へ、五番
札は五島美術館へ贈呈された。
2004.10. 4(平成16)新千円札(野口英世)の試し刷りを中国人
コレクターがヤフー・オークションに出品し、入札99億円とな
り7日に運営者が出品を削除。
2004.11. 1(平成16)一万円札(福沢諭吉のままで裏面が平等
院鳳凰像)・五千円札(樋口一葉)・千円札(野口英世)の3種を
発行。
2011. 7.19(平成23)一万円札・千円札の記番号を使い切り、
黒色から褐色に変更して発行。
◎アメリカ合衆国:⇒ぐりーんばっく(グリーンバック)
★じへいしょう《じへいしやう》
【自閉症】
◇[英]autism、"[希]autos([英]self)"+"ism(病的状態)"から。
○[病]
男児と女児の比は4対1と性差が大きく、女児の場合は重症
化すると言われている。
参照⇒あすぺるがーしょうこうぐん(アスペルガー症候群)
しへきさちん
【シヘキサチン】
◇Cyhexatin
○[化][農]有機スズ系の殺ダニ剤。水酸化トリシクロヘキシル
スズ(Tricyclohexylhydroxystannane)。
リンゴ・ナシ・柑橘類(カンキツルイ)・茶・カーネーションなどの
ハダニ駆除に効果がある。
急性毒性は比較的強く、角膜と虹彩を刺激する。また肝臓や
腎臓に蓄積し、肝機能障害や神経障害の危険性が高い。
商品名は「プリクトラン(Plictran)」など。
◎1972. 4.26(昭和47)農薬登録。
1987.12. 3(昭和62)農薬登録が失効、国内では製造中止。
じべたりあん
【ジベタリアン】
○地面(地べた)に直接座り込む人。
参照⇒うんこずわり(うんこ座り,ウンコ座り)
◎菜食主義者のベジタリアン(vegetarian)に掛けた言葉。
しべちゃちょう《しべちやちやう》
【標茶町】
◇[日]Shibecha Cho
○北海道東部、釧路支庁(クシロシチョウ)北東部、川上郡(カワカミグン)の
町。
しべつ
【標津】
◇[日]Shibetsu
○(1)⇒しべつぐん(標津郡)
○(2)⇒しべつちょう(標津町)
じーべっく
【ジーベック】
◇[英]xebec/zebec/zebeck
○[海]地中海で使用された、3本マストの大三角帆(lateen)を
持つ小型帆船。
参照⇒ぽらっか(ポラッカ),だいさんかくほ(大三角帆)
◎地中海南岸のアルジェリア海賊が最初に使用し、のち商用に
も使用されたもの。
しべつぐん
【標津郡】
◇[日]Shibetsu Gun
○北海道東部、根室支庁(ネムロシチョウ)の郡。
中標津町(ナカシベツチョウ)・標津町(シベツチョウ)の町。
しべつし
【士別市】
◇[日]Shibetsu Shi
○北海道北部の市。
しべつだけ
【標津岳】
◇[日]Shobetsu Dake
○[地]北海道、根室支庁(ネムロシチョウ)と網走支庁(アバシリシチョウ)にま
たがる火山。標高1,061メートル。
しべつちょう《しべつちやう》
【標津町】
◇[日]Shibetsu Cho
○北海道東部、根室支庁(ネムロシチョウ)標津郡(シベツグン)の町。
◎標津郡には中標津町(ナカシベツチョウ)もある。
しべっと
【シベット】
◇[英]civet/civet cat
○[哺]⇒じゃこうねこ(ジャコウネコ,麝香猫)(1)
しべとん
【シベトン】
◇[英]civetone
○ジャコウネコ(麝香猫)(civet)の会陰腺(エインセン)などの分泌液
から採れる高級な動物性香料。
「霊猫香(レイビョウコウ)」とも呼ぶ。
◎ジャコウジカ(麝香鹿)からの香料は「ムスク(musk)(麝香)」。
参照⇒じゃこう(麝香)
じぺぷちど
【ジペプチド】
◇[英]dipeptide(ダイペプタイド)、[独]Dipeptid(ディーペプ
ティート)
○[生化]2個のアミノ酸がペプチド結合した化合物の総称。
参照⇒ぺぷちど(ペプチド)
しべぶとん
【しべ布団】
【しべ蒲団】
○⇒わらぶとん(藁布団,藁蒲団)
◎「しべ」は「わらしべ」の「しべ」で、「(「禾」偏+「皆」)」と書く。
しべりあ
【シベリア】
○[食]ヨウカン(羊羹)の上下を薄いカステラではさんだ和菓子。
★しべりあ
【シベリア】
【西比利亜】
【西母利亜】
◇Siberia
○[地]
◎福島安正(ヤスマサ)中佐、1892(明治25)ドイツから帰国に当り単
騎ベルリンを発しシベリアを横断して、1893(明治26)帰国。
しべりあおうだんてつどう《しべりあわうだんてつだう》
【シベリア横断鉄道】
◇[露]Transsibirskaya Zheleznodozhnaya Magistral、[英]
the Trans-Siberian Railroad
○[交]⇒しべりあてつどう(シベリア鉄道)
しべりあこうくう《しべりうかうくう》
【シベリア航空】
◇[英]Siberian Airlines
○[空]ロシアの民間航空会社。
本社、ノボシビルスク(Novosibirsk)。
「シビル航空(Sibir Airlines)」とも呼ぶ。
◎1992. 5.(平成 4)設立。
2001. 10. 4(平成13)Tu−154型ジェット旅客機が、イ
スラエルのテルアビブからシベリアのノボシビルスク市に向か
う途中、カスピ海で墜落。乗客66人・乗員11人が死亡。
2005(平成17)S7航空(S7 Airlines)のブランド名を使用。
しべりあしゅっぺい
【シベリア出兵】
○[歴]日本・イギリス・アメリカ・フランスがチェコスロバキ
ア軍救援の名目でシベリアに出兵し、ロシア革命に干渉した事
件。1918. 8.〜1922.10.(大正 7〜大正11)。
国際協定による総兵力は2万4,800名で、うち日本は1万2
千名であったが、協定に違反して7万3千名を派兵。バイカル
以東のシベリアを占領。
しかし、連合軍の支持した反革命軍が敗北して、各国は1920.
6.(大正 9)までに撤兵。
日本は同年5月の尼港(ニコウ)事件の報復と賠償保障のため、
北樺太(キタカラフト)も占領し単独駐留を続けたが、革命軍の反撃や
内外の批判により国際的威信を失墜し、1922(大正11)ワシント
ン会議で撤兵を宣言して、同年10月撤兵を完了。
1925. 1.(大正14)日ソ基本条約締結による国交回復で北樺太
油田からも撤兵。
参照⇒にこうじけん(尼港事件)
◎多数の犠牲者と10億円の戦費を費やし、得るところがなく終っ
た。
★しべりあてつどう《しべりあてつだう》
【シベリア鉄道】
◇[露]Transsibirskaya Zheleznodozhnaya Magistral、[英]
the Trans-Siberian Railroad
○[交]シベリアを横断する世界一長い鉄道。
ロシアのモスクワ・ヤロスラブリ(Yaroslavl)駅〜ウラジオ
ストック(Vladivostok)駅間の鉄道(9,198キロメートル)。
ナホトカ(Nakhodka)駅までは9,441キロメートル。
「シベリア横断鉄道」とも呼ぶ。
参照⇒みなみしべりあてつどう(南シベリア鉄道)
◎1891(明治24)皇帝アレキサンダー三世(Tsar Alexander III)
の計画により起工。
1901(明治34)東清鉄道(the Chinese Eastern Railway)と連
絡、皇帝ニコライ二世が開通を宣言。
1904(明治37)完成。
1929(昭和 4)電化工事に着手。
2002.12.25(平成14)極東スビヤギノ駅〜グベロボ駅間(175キ
ロメートル)の工事が完成し、全線電化。
◎第二シベリア鉄道:⇒ばいかるあむーるてつどう(バイカル
・アムール鉄道)
しべりあとら
【シベリアトラ】
【シベリア虎】
◇[学]Panthera tigris altaica、[英]Siberian tiger/Amur
Tiger
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)ネコ科(Felidae)ヒョウ亜科
(Pantherinae)ヒョウ属(Panthera)の哺乳類。
ネコ科では最大で、オスは体長2.7〜3.3メートル、体重180
〜300キログラム。メスは体長2.4〜2.8メートル、体重100〜
170キログラム。単独生活をする。
シベリア・中国東北部(満州)・北朝鮮のアムール川(黒竜江)
・ウスリー川流域の森林に生息していたが、乱獲により絶滅に
瀕している。
「アムールトラ」,「マンシュウトラ(満州虎)」,「チョウセント
ラ(朝鮮虎)」,「ウスリートラ」とも呼ぶ。
◎中国語:東北虎(dongbeihu)。
◎「朝鮮のトラ」は小磯国昭(コイソ・クニアキ)の仇名(アダナ)。
★しべりあへいげん
【シベリア平原】
◇[英]the Siberian Plain
○[地]
しべりあやまいぬ
【シベリアヤマイヌ】
【シベリア山犬】
○[哺]⇒[4]どーる(ドール)
★しべりあよくりゅう《しべりあよくりう》
【シベリア抑留】
○[歴]第二次世界大戦後、ソ連軍(現:ロシア軍)が日本人捕虜
をソ連領内に連行・抑留した事件。
終戦直後の1945. 8.23(昭和20)戦後のソ連復興策の一環とし
てスターリンから極秘指令が出され、満州(現:中国北東部)・
朝鮮半島北部・千島・南樺太(現:サハリン)などにいた日本軍
人のほか、満蒙開拓団員などの民間人や朝鮮・中国人の約64万
人を連行。うち、朝鮮・中国人は約3万人。
抑留地はシベリア・極東地域を中心にモンゴル・中央アジア
など、モスクワ以東の広範囲に渡り、ラーゲリ(lageri)と呼ば
れる捕虜収容所は約2千ヶ所に及ぶ。
抑留者は過酷な環境で強制労働に酷使させられた。最初の極
寒の冬で約2万人が死亡。
ほとんどの抑留者は1950. 4.(昭和25)までに帰国。約6万2
千人が死亡した。
参照⇒らーげる(ラーゲル),だもい(ダモイ),いこくのおか
(異国の丘)
◎1991(平成 3)ソ連のゴルバチョフ大統領により3万6千人分
の抑留死亡者名簿が日本政府に渡される。
★しべりあんはすきー
【シベリアンハスキー】
【シベリアン・ハスキー】
◇[英]Siberian husky
○[哺]イヌの一品種。シベリア原産。
中型犬で、被毛の長さは中くらい。立ち耳。
そり犬として知られる。
参照⇒えすきもーいぬ(エスキモー犬)
★しべりうす
【シベリウス】
◇Jean Sibelius(ヤン・シベリウス)
○[人]フィンランドの作曲家(1865〜1957)。
作品は交響詩『フィンランディア』、組曲『カレリア』など。
しーべると
【シーベルト】
◇sievert
○[原]放射線の生物体への影響に対する線量当量のSI組立単
位。単位記号は「Sv」。
人間が7シーベルト浴びると1ヶ月以内に死亡、20シーベル
ト以上では数日以内に死亡する。
1シーベルト=100レム(rem)。
◎mSv:ミリシーベルト(millisievert)。
放射線を出す側の単位:⇒[1]べくれる(ベクレル)
じーべるとしょうこうぐん《じーべるとしやうこうぐん》
【ジーベルト症候群】
◇[英]Siewert syndrome/Zivert's syndrome
○[病]⇒かるたげなーしょうこうぐん(カルタゲナー症候群)
しべるととう《しべるとたう》
【シベルト島】
◇[インドネシア語]Pulau Siberut、[英]Siberut Island
○[地]インドネシア西部、スマトラ島中央部の西岸沖にあるメ
ンタワイ諸島(Kepulauan Mentawai)北部の主島。
「シベルート島」とも呼ぶ。
しべるーととう《しべるーとたう》
【シベルート島】
◇[インドネシア語]Pulau Siberut、[英]Siberut Island
○[地]⇒しべるととう(シベルト島)
じべれりん
【ジベレリン】
◇gibberellin
○[生化]植物成長ホルモンの一つ。
農作物の促成栽培や品質の改良に利用される。
「ギベレリン」とも呼ぶ。
◎1926(大正15)黒沢英一(エイイチ)がイネ馬鹿苗(バカナエ)病菌(属名
ギベレラ<Gibberella fujikuroi>)から発見。
1938(昭和13)藪田貞治郎(ヤブタ・テイジロウ)(1888〜1977)・住木
諭介(スミキ・ユウスケ)(1901〜1974)らが結晶化に成功。
しべん
【四弁】
○[仏]⇒しむげ(四無礙,四無碍)
◎「しむげべん(四無礙弁,四無碍弁)」の略。
じーべん
【ジーベン】
◇[独]Sieben、[英]seven
○(ドイツ語で)7、七つ。
じーぺん
【Gペン】
◇[英]G-pen
○欧文筆記などに用いるペン先。ペンの上面にGの刻印がある。
丸ペンの一種で、インク溜りまでの切れ込みが長く、弾力が
あって柔かく、筆圧の強弱によって描く線の太さに変化が出る。
参照⇒まるぺん(丸ペン)
◎明治初年、イギリスから輸入されたペン先にAからZまでの
形状があり、そのGタイプのものだったことから。
しへんけい
【四辺形】
○[数]⇒しかっけい(四角形)
じーべんびゅるげん
【ジーベンビュルゲン】
◇[独]Siebenbuergen/Siebenburgen(七人の保証人)
○トランシルバニア(Transylvania)のドイツ語名。
⇒とらんしるばにあちほう(トランシルバニア地方)
しぼ
【しぼ】
【皺】
◇[英]crimp
○(1)織糸(オリイト)の撚(ヨ)りの強弱で、織物の表面に表した細か
い凹凸。
縮(チヂミ)や縮緬(チリメン)など。
○(2)皮革や紙などを揉(モ)み込んで付けた、シワ(皺)のような
凹凸。
◎しぼ付け
○(3)[服]烏帽子(エボシ)の表面に付けたシワ(皺)。
⇒さび(さび,皺)
じほ
【尼父】
◇[中]Nifu
○[人]孔子(Kongzi)の号。
⇒こうし(孔子)
しぼう《しばう》
【思茅】
◇[中]Simao
○(1)⇒しぼうく(思茅区)
○(2)[古]中国南西部の雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)のプー
アル市(普耳市<Pu'er Shi>)の旧称、
⇒ぷーあるし(プーアル市,普耳市)
★しぼう《しばう》
【脂肪】
◇[英]fat
○(1)[生化]
○(2)[医]
◎<1>皮下脂肪。
<2>内臓脂肪。
<3>異所性脂肪:⇒いしょせいしぼう(異所性脂肪)
じほう
【次鋒】
○[運]剣道・柔道などの団体戦で、先鋒(センポウ)に次いで出場
する選手。
先鋒・次鋒・中堅(チュウケン)・副将・大将の順。
◎「鋒」は「ほこ(矛)」とも読む。
じほう
【寺宝】
○寺院の宝(タカラ)・宝物(ホウモツ)。
しほういため《しはういため》
【四方板目】
○[建]角材の四面に板目(イタメ)が表れたもの。
原木の幹の中心を角材の中心となるように製材(木取り)した
もの。もっもと太い角材ができる。
⇔しほうまさ(四方柾)
参照⇒まさめ(柾目,正目),にほうまさ(二方柾)
しほういん《しはふゐん》
【司法院】
◇[中]Sifa Yuan
○中華民国国民政府(現:台湾)の中央司法機関。五院の一つ。
日本の最高裁判所に相当する。
参照⇒ごいん(五院)
しぼうがく《しばうがく》
【死亡学】
○⇒たなとろじー(タナトロジー)
しぼうかん《しばうかん》
【脂肪肝】
◇[英]fatty liver
○[病]中性脂肪が異常に蓄積し肥大した肝臓。また、そのよう
な状態。
原因は、栄養過多(肥満)・糖尿病・飲酒過剰や、栄養障害・
甲状腺機能亢進症など。
肝臓は「物言わぬ臓器(silent liver)」とも呼ばれ、機能は比
較的障害されていないことが多く、悪化しても自覚されず、一
部は肝硬変に移行する。
「脂肝(シカン)」,「FL」とも呼ぶ。
参照⇒ふぉあぐら(フォアグラ)
◎NASH(non-alcoholic steatohepatitis)(ナッシュ):非
アルコール性脂肪性肝炎。
しほうきねんび《しはふきねんび》
【司法記念日】
○[暦]10月1日。
◎1928.10. 1(昭和 3)陪審法が施行。昭和天皇が大審院などを
行幸し、翌年より記念日となる。
★しぼうきゅういん《しばうきふいん》
【脂肪吸引】
○[医]美容整形の一種。腹部などに開けた小さな穴からカニュ
ーレ(Kanuele)(挿入針)で脂肪を体外に吸い出すもの。
しぼうく《しばうく》
【思茅区】
◇[中]Simao Qu
○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)南西部の省直
轄のプーアル市(普耳市<Pu'er Shi>)の区部。
旧称は「翠雲区(Cuiyun Qu)(翠云区)」。
しほうけつ《しはうけつ》
【四方結】
○[仏]⇒ほうそう(方相)(1)
★しぼうげんいん《しばうげんいん》
【死亡原因】
○
◎1951(昭和26)<1>脳溢血,<2>結核。
1953(昭和28)<1>脳溢血,<2>ガン,<3>老衰,<4>心臓疾患,<5>
結核。
1981(昭和56)ガンが脳卒中を抜きトップになる。
しぼうこうざつ《しばうかうざつ》
【脂肪交雑】
○[農][食]ウシ・ブタなどの食肉の筋束間に脂肪が入り混じっ
ていること。
参照⇒さし(サシ)
★しぼうさいぼう《しばうさいばう》
【脂肪細胞】
◇[英]adipose cell/adipocyte(アディポサイト)
○[医]脂肪を生産・蓄積・消費する細胞の総称。
◎白色脂肪細胞(white adipocyte):脂肪を蓄積する。
褐色脂肪細胞(brown adipocyte):脂肪を燃焼(消費)させる。
★しぼうさん《しばうさん》
【脂肪酸】
◇[英]fatty acid
○[生化]炭素原子の鎖式構造をもつモノカルボン酸(monocarbo-
xylic acid)の総称。
アルキル基が飽和形の飽和脂肪酸(saturated fatty acid)と、
不飽和形の不飽和脂肪酸(unsaturated fatty acid)に大別され
る。
また、アルキル基の炭素数(炭素鎖)6個以上(高位)を高級脂
肪酸(higher fatty acid)、5個以下(低位)を低級脂肪酸(low-
er fatty acid)と呼ぶ。
低級脂肪酸は、刺激臭のある液体で、水によく溶ける。高級
脂肪酸では炭素鎖が増えるほど水への溶解度は低下し、融点は
高くなる。しかし、不飽和結合があると融点は低下する。
生体内では主に、トリカルボン酸回路で酸化・分解されてエ
ネルギー源となる。
参照⇒ふほうわしぼうさん(不飽和脂肪酸),とらんすがたし
ぼうさん(トランス型脂肪酸),しすがたしぼうさん(シス型脂肪
酸),とりかるぼんさんかいろ(トリカルボン酸回路)
しぼうし《しばうし》
【思茅市】
◇[中]Simao Shi
○[古]中国南西部の雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)プーアル
市(普耳市<Pu'er Shi>)の旧称、
⇒ぷーあるし(プーアル市,普耳市)
しぼうじいっかつしょうかんがたゆうし
《しばうじいちくわつしやうくわんがたゆうし》
【死亡時一括償還型融資】
◇[英]reverse mortgage
○[経]⇒りばーすもーげーじ(リバースモーゲージ,リバース・
モーゲージ)
しほうちく《しはうちく》
【シホウチク】
【四方竹】
◇[学]Chimonobambusa quadrangularis
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)タケ亜科(Bambusioid-
eae)カンチク属(Chimonobambusa)のタケ(竹)。中国原産。
高さ3〜8メートル。
稈(カン)は丸みを帯びた方形で、表面は深灰緑色、節にイボ状
の突起がある。密に枝条を生じ、下部には気根が生じる。
秋に、タケノコ(筍)が出て食用となる。
観賞用に庭園などに植える。
「シカクダケ(四角竹)」,「ホウチク(方竹)」とも呼ぶ。
◎シホウチク属(Tetragonocalamus)で、"Tetragonocalamus
quadrangularis"の1属1種とも。
◎中国語:方竹(fangzhu)。
しぼうちょう《しばうちやう》
【死亡帳】
○[法]監獄法施行規則に基づき、刑務所などの受刑者が死亡し
た場合に記録・保管される書類。
自殺や変死の場合は、検視者や立会人の官職氏名と検視結果
の記載が義務付けられている。
保存期間は10年。
参照⇒かんごくほう(監獄法)
しほうはい《しはうはい》
【四方拝】
○[古][暦]旧制の四大節(シダイセツ)・三大節の一つ。四方拝式の
略。
1月1日寅(トラ)の刻(現在は午前5時)、宮中の清涼殿の東庭
(現在は神嘉殿<シンカデン>)において天皇が、天地四方の神霊およ
び皇大神宮・御陵などを遥拝(ヨウハイ)し、災いを払い五穀豊穣・
天下泰平を祈る儀式。国民は祝日として祝った。
しぼうぶんかいこうそ《しばうぶんかいかうそ》
【脂肪分解酵素】
◇[独]Lipase
○[生化]⇒りぱーぜ(リパーゼ)
★しほうほけん《しはふしけん》
【司法試験】
○[法]
◎2002.11.29(平成14)参議院本会議、「法科大学院教育・司法
試験等連携等法」と「改正司法試験法・裁判所法」が可決・成立。
2005.12.(平成17)改正司法試験法、施行予定。実務的な能力
を試す口述式試験は廃止。
2006(平成18)改正司法試験、実施予定。
しほうまさ《しはうまさ》
【四方柾】
○[建]角材の四面に柾目(マサメ)が表れたもの。
木材の角を樹皮側に、その対角を幹の中心(芯)側にして製材
(木取り)したもの。一辺一尺の角材では径約三尺(*)以上の原
木が必要で、無駄になる部分は多いが、上等の柱材になる。
床柱などに用いる。
⇔しほういため(四方板目)
参照⇒まさめ(柾目,正目),にほうまさ(二方柾)
(*)一尺の対角線はルート2倍(1.414)で、芯を避けることから
その倍(2.828)となる。
しーほーく
【シーホーク】
◇[英]Sea Hawk
○[軍]アメリカのシコルスキー(Sikorsky)社製哨戒ヘリコプタ
ー(SH−60)。
◎1991(平成 3)海上自衛隊、SH−60Jをシーキング(HS
S−2)の後継機として部隊配備を開始。
しぼく
【四木】
○[農]クワ(桑)・ウルシ(漆)・茶・コウゾ(楮)の総称。
江戸時代、五穀に次いで重要な栽培植物だった。
諸藩は栽培を奨励し、藩の特産品として販売統制し、専売品
することもあった。
会津藩のウルシ、山城の茶などが知られる。
「しもく(四木)」とも呼ぶ。
◎「三草(サンソウ)」とともに「三草四木」,「四木三草」とも呼ぶ。
参照⇒さんそう(三草)(1)
しぼくさんそう《しぼくさんさう》
【四木三草】
○[農]⇒さんそうしぼく(三草四木)
しぼぞく
【シボ族】
【錫伯族】
◇[中]Xibo Zu/Xibozu
○中国の東北部(黒竜江省<Heilongjiang Sheng>・吉林省<Ji-
lin Sheng>・遼寧省<Liaoning Sheng>)や北西部の新疆ウイグ
ル自治区(Xinjiang Weiwu'er Zizhiqu)イリカザフ自治州(Ili
Hasake Zizhizhou)察布査爾シボ自治県(Chabucha'er Xibo Zi-
zhiXian)とその周辺に居住する少数民族。満州族(満族)の一支
族。
漢字表記では「鮮卑(Xiangbei)」とも記し、鮮卑人の子孫とさ
れる。
参照⇒まんしゅうぞく(満州族,満洲族),せんぴ(鮮卑)(1)
しぼち
【新発意】
【新発】
○[仏]⇒しんぽち(新発意,新発)
しほてありんさんみゃく
【シホテアリン山脈】
【シホテ・アリン山脈】
◇[英]Sikhote-Alin' Mountains
○[地]ロシア連邦極東連邦管区、プリモルスキー地方(Primor-
sky Krai)からハバロフスク地方(Khabarovsky Krai)の日本海
と間宮海峡(Tatarskiy Proliv)に沿った山地。
北部はアムール川下流域の東部と間宮海峡、南部はウスリー
川の東部と日本海との間を南北に走る数本の山脈から成る。全
長990キロメートル、幅200〜250キロメートル。
石炭・鉛・亜鉛・銀・スズ(錫)などを埋蔵。
最高峰は北部のタルドキヤニ山(Gora Tardoki-Yani)(2,090
メートル)。
じほどう《じほだう》
【自歩道】
○[交]自転車歩行者道の略称。
自転車が通行できる幅の広い歩道。
◎2007(平成19)国土交通省・警察庁、「自転車利用環境整備ガ
イドブック」で自転車レーンなどとともに整備対象とする。
しぼりべん
【絞り弁】
◇[英]throttle valve
○[機]⇒すろっとるばるぶ(スロットルバルブ,スロットル・バ
ルブ)
しぼるがし
【シボルガ市】
◇[インドネシア語]Kata Sibolga、[英]Sibolga municipality
○インドネシア西部、スマトラウタラ州(Propinsi Sumatera
Utara)(北スマトラ州)西部の都市。北部・西部をタパヌリテン
ガ県(Kabupaten Tapanuli Tengah)、東部・南部をタパヌリス
ラタン県(Kabupaten Tapanuli Selatan)に接する。
〈面積〉
11平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)8万5,505人(推計)。
しーぼると
【シーボルト】
【施福多】
◇Philipp Franz Balthasar von Siebold(フィリップ・フラン
ツ・フォン・シーボルト)
○[人]ドイツの医学・博物学者(1796〜1866)。
「ジーボルト」とも呼ぶ。
参照⇒『人名辞典』しーぼると(シーボルト)
じーぼると
【ジーボルト】
◇Philipp Franz Balthasar von Siebold
○[人]⇒しーぼると(シーボルト,施福多)
★しーぼるとじけん
【シーボルト事件】
○[歴]1828(文政11)。
1858(安政 5)日蘭通商条約(不平等条約)が締結され、国外追
放を受けていたシーボルトの追放処分は取り消しとなる。
参照⇒にちらんつうしょうじょうやく(日蘭通商条約)
しーぼるとしょう《しーぼるとしやう》
【シーボルト賞】
◇[英]the Siebold Prize
○ドイツのフンボルト財団が、日本とドイツの学術交流に貢献
した科学者を表彰し授与する賞。
◎2002. 6.21(平成14)ポツダムで小薗英雄東北大学教授(数学)
に授与。賞金5万ユーロ(約600万円)。
しーぼるとはうす
【シーボルト・ハウス】
◇[英]the Siebold House
○オランダ南西部、ザイトホラント州(Provincie Zuid-Hol-
land)北部のライデン(Leyden)にあるシーボルト記念館。
江戸幕末にシーボルトがオランダに持ち帰った、日本の民俗
文化資料や動植物標本などの収集品を展示。
◎16世紀後半、運河沿いに建てられ、1832〜1844(天保 3〜天
保15)シーボルトが暮らす。
2005. 3.21(平成17)裁判所として長年使用されていた元邸宅
をシーボルト・ハウスとして開館。23日から一般公開。
[1]しぼれー
【シボレー】
◇[登録商標]Chevrolet
○[交]アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)社製の自動車名。
◎シボレー・カマロ(Camaro):スポーツカー。2002年型車で生
産中止。
シボレー・トレイルブレイザー(TrailBlazer):ステーショ
ンワゴン、四輪駆動。
シボレー・キャバリエ(Cavalier):小型車。
シボレー・アベオ(Aveo):韓国のGM大宇製小型車。
シボレー・カプリス(Caprice):アメリカのパトカーに多い。
シボレー・インパラ(Impala)。
シボレー・アストロ(Astro):ミニバン。
シボレー・クルーズ(Cruze):スズキと共同開発。
シボレー・コルベット(Corvette):コンバーチブルモデル。
シボレー・ノバ(Nova)。
シボレー・タホー(Tahoe):大型スポーツ用多目的車(SUV)。
シボレー・ベンチャー(Venture):ミニバン。
◎フランス人ルイ・シボレーに因(チナ)む。
参照⇒[2]しぼれー(シボレー)
[2]しぼれー
【シボレー】
◇Louis Chevrolet(ルイ・シボレー)
○[人]フランスの自動車レーサー・製作者(1877〜1941)。
参照⇒[1]しぼれー(シボレー)
しほろせん
【士幌線】
○[歴][交]国鉄が運行した、北海道の帯広(オビヒロ)駅〜十勝三
股(トカチミツマタ)駅間の鉄道路線。全長78.3キロメートル、全線単
線。
士幌駅舎が保存中。
参照⇒たうしゅべつがわきょうりょう(タウシュベツ川橋梁)
◎1925〜1926(大正14〜大正15)音更線(帯広駅〜士幌駅・上士
幌駅)が先行開通。
原木輸送のため十勝三股駅まで、1935(昭和10)から順次延長
され、1939(昭和14)全線開通。
国道開通により利用者が激減し、1978(昭和53)糠平駅〜十勝
三股間18.6キロメートルを運転休止。
1984(昭和59)特定地方交通線となる。
1987. 3.(昭和62)バスに転換されて全線廃止。
しほろちょう《しほろちやう》
【士幌町】
◇[日]Shihoro Cho
○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)中北部の河東郡(カトウグン)
の町。
◎1921(大正10)音更(オトフケ)村から分離独立。
1962(昭和37)町制施行。
◎河東郡には上士幌町(カミシホロチョウ)もある。
しーぼーん
【シーボーン】
◇[英]seaborne
○(1)[形]海に浮かんで、海を渡ってくる。
○(2)[形]船で運ばれた、海上輸送の。
参照⇒えあぼーん(エアボーン)(2)
★しほんりゅうじ
【四本竜寺】
○栃木県日光市の寺。
勝道上人が開山。千手観音を祀(マツ)る。
★しほんろん
【資本論】
◇[独]Das Kapital
○[経]カール・マルクスが著わした経済学書。全3巻。
第一巻は1867(慶応 3)刊行。マルクスの死後エンゲルスが遺
稿を整理して、第二巻は1885(明治18)、第三巻は1894(明治27)
に刊行。
◎1872(明治 5)ロシア語に翻訳。
★しま
【島】
【嶋】
○()[地]海や川など水で周囲を囲まれた比較的小さい陸地。
◎[英]* Island(アイランド)、[独]Insel *(インゼル)、[蘭]*
Eiland、[フ]Ile de *、[伊]Isola di *、[西]Isla de *、[葡]
Ilha de(da,do) *、[希]nisos *、[露]ostrov *、[アラビア語]
Jazirat *(ジャジラット)、[トルコ語]ada、[タイ語]koh */
ko *、[インドネシア語][マレー語]pulau */nusa *。
◎「嶋」の字は「島」と区別して「やま(山)とり(鳥)のしま(嶋)」と
呼ぶ。
○()ある限られた地域・界隈(カイワイ)。
○()ヤクザ・暴力団などの縄張り。
参照⇒みかじめりょう(みかじめ料)
○()一般社会から区別された区域。
○()職場などで、幾つかの机を向かい合せに寄せ並べた一塊。
○()色町・遊里。
「岡場所(オカバショ)」,「川竹(カワタケ)」とも呼ぶ。
しま
【四万】
◇[日]Shima
○⇒しまおんせん(四万温泉)
しま
【四魔】
◇[梵]catvaro marah
○[仏]衆生(シュジョウ)(人々)を悩ませ、仏道修行を妨(サマタ)げる
4種のものを悪魔にたとえたもの。
<1>煩悩魔(ボンノウマ):煩悩(執着や欲望)を生じさせるもの。
<2>陰魔(オンマ):肉体と精神の苦しみを生じさせるもの。五陰
魔・五蘊魔(ゴウンマ)とも。
<3>死魔(シマ):寿命を奪う死そのもの。
<4>他化自在天魔(タケジザイテンマ):善事を妨げ、悪事をなすこ
と。天魔・天魔波旬(ハジュン)とも。
参照⇒てんま(天魔)
しま
【志摩】
◇[日]Shima
○(1)[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一国。現在の三重県の半
島部。
「ししゅう(志州)」とも呼ぶ。
○(2)[地]⇒しまはんとう(志摩半島)
○(3)⇒しまし(志摩市)
○(4)⇒しままち(志摩町)
○(5)[古]⇒しまぐん(志摩郡)
○(6)[古]⇒しまちょう(志摩町)
[1]しーま
【シーマ】
◇[登録商標]CIMA
○[古][交]日産自動車(株)の高級乗用車(セダン)。
プレジデントの下位、フーガ(Fuga)の上位車種。
排気量4,500cc。
◎1988(昭和63)発売。バブル期であったため、3万6,000台を販
売。
2009(平成21)約300台を販売。
2010. 8.(平成22)生産終了。
[2]しーま
【シーマ】
◇[登録商標]Cyma
○スイス製の高級腕時計。
じまー
【ジマー】
◇[英]zimmer
○[医]⇒うぉーかー(ウォーカー)(2)
★しまあじ《しまあぢ》
【シマアジ】
【縞鰺】
○[魚]スズキ目(Perciformes)アジ科(Carangidae)の海産の硬
骨魚。
全長約1メートル。
夏は特に美味で、高級な寿司のネタ(種)となる。
★しまい《しまひ》
【仕舞い】
○(1)しとげること・仕上げること。
◎雨仕舞い:⇒あまじまい(雨仕舞い,雨仕舞)
○(2)やめること。
○(3)片づけること。
◎釘仕舞い:⇒くぎじまい(釘仕舞い,釘仕舞)
○()[]
しまい
【姉妹】
○(1)あね(姉)といもうと(妹)。女の兄弟(キョウダイ)。
参照⇒しすたー(シスター)
◎「姉妹」と書いて「(女同士の)きょうだい」とも読む。
◎英語:シスター(sister)。
ドイツ語:シュベスター(Schwester)。
フランス語:セール(soeur)。
イタリア語:エルマナ(hermana)。
スペイン語:ソレッラ(sorella)。
トルコ語:クズ・カルデシュ(kiz kardes)。
中国語:姐妹(jiemei)。
○(2)(1)の関係に類似するもの。
◎姉妹都市
しまいがた
【四枚肩】
○普通は駕籠(カゴ)一挺(イッチョウ)に舁(カ)き手が二人のところを、
四人が交代で舁くこと。
「よまいがた(四枚肩)」とも呼ぶ。
参照⇒かご(駕籠)
しまうた
【島唄】
○[楽]宮沢和史作詞・作曲の歌謡曲。
歌は「THE BOOM」。
◎1992(平成 4)発売。
しまうちゅう《しまうちう》
【島宇宙】
○[古][天]([英]microcosm)⇒しょううちゅう(小宇宙)(2)
★しまうま
【シマウマ】
【縞馬】
【斑馬】
○[哺]奇蹄目(キテイモク)(Perissodactyla)ウマ科(Equidae)の哺乳
類。
白ないし淡い黄土色の体色に黒茶色の明瞭(メイリョウ)な縦縞(タテ
ジマ)がある。
アフリカの草原に群生し、バーチェルシマウマ(Burchell's
zebra)・グレービーシマウマ(Grevy's zebra)・ヤマシマウマ
(mountain zebra)の3種がある。
英名は「ゼブラ(zebra)」。漢名で「はんば(班馬)」とも呼ぶ。
◎1883. 8.12(明治16)クアッガ(Quagga)種、絶滅。
〈交雑種〉
ゼブロイド(zebroid):シマウマとウマ(horse)との交配種。
ゾンキー(zonkey):シマウマとロバ(donkey)との交配種。
ゼブラス(zebrass):オスのシマウマとメスのロバ(ass)との
交配種。
しまおうごん《しまわうごん》
【紫磨黄金】
○[色]⇒しまごん(紫磨金)
しまおんせん《しまをんせん》
【四万温泉】
○群馬県北部、吾妻郡(アガツマグン)中之条町(ナカノジョウマチ)にある
温泉郷。
吾妻川の支流四万川渓流に沿い、温泉口・山口・新湯(アラユ)
・日向見(ヒナタミ)の4湯から成る。
泉質は弱食塩泉など。43〜82℃。
◎吾妻線中之条駅からバスが通じる。
◎古くから開け、草津・伊香保と並ぶ上毛(ジョウモウ)三湯の一つ。
しまか
【シマカ】
【縞蚊】
○[虫]ハエ目(Diptera)カ科(Culicidae)ナミカ亜科(Culicinae)
ヤブカ属(Aedes)シマカ亜属(Stegomyia)のカの総称。
体長5ミリメートル前後。
体・肢は黒色で白帯がり、縞に見える。
ヒトスジシマカ・ヤマダシマカ・ミスジシマカ・ネッタイシ
マカなど。
ヤブ(藪)などに生息し、デング熱などを媒介する
参照⇒でんぐねつ(デング熱)
しまかぜ
【しまかぜ】
○(1)[交]近畿日本鉄道(JR)の観光特急。
大阪・名古屋と三重県の伊勢志摩間を運行。
◎2013. 3.21(平成25)運行開始。
○(2)[軍][海]海上自衛隊の「はたかぜ型」ミサイル護衛艦(DDG
172)。
京都府舞鶴基地所属。
◎1988. 3.23(昭和63)竣工。
しまがはらむら
【島ヶ原村】
◇[日]Shimagahara Mura
○[古]三重県北西部、阿山郡(アヤマグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)上野市(ウエノシ)と、阿山郡の伊賀町(イガチョ
ウ)・島ヶ原村・阿山町(アヤマチョウ)・大山田村(オオヤマダムラ)と、名賀
郡(ナガグン)の青山町(アオヤマチョウ)の、1市3町2村が合併して伊
賀市(イガシ)を発足。
しまーぐ
【シマーグ】
◇shemagh/shmagh
○[服]⇒しぇまーぐ(シェマーグ)
じーまーく
【Gマーク】
◇G-mark、[英]good design mark
○[経]通産省(現:経済産業省)の意匠奨励審議会がグッドデザ
イン(優良意匠)として選定した商品につけるマーク。
◎1957(昭和32)実施。
しまぐん
【志摩郡】
◇[日]Shima Gun
○[古]三重県東部、志摩半島にある郡。
浜島町(ハマジマチョウ)・大王町(ダイオウチョウ)・志摩町(シマチョウ)・阿
児町(アゴチョウ)・磯部町(イソベチョウ)の町。
◎2004.10. 1(平成16)5町が合併して志摩市を発足し、郡は消
滅。
しまごん
【紫磨金】
○[色]紫色をおびて曇りがなく輝く最上の金。
「紫磨黄金(オウゴン)」,「紫金(シコン)」とも呼ぶ。
しまこんじき
【紫磨金色】
○[仏][色]紫色をおびた金色(キンイロ)で、仏(ホトケ)の肌の色を形
容した言葉。
参照⇒こんじょう(紺青)(2)
しまし
【志摩市】
◇[日]Shima Shi
○三重県東部、志摩半島にある市。
◎2004.10. 1(平成16)志摩郡の浜島町(ハマジマチョウ)・大王町(ダイ
オウチョウ)・志摩町(シマチョウ)・阿児町(アゴチョウ)・磯部町(イソベチョウ)の
5町が合併して発足。
◎福岡県糸島郡(イトシマグン)には志摩町(シママチ)がある。
しまじりぐん
【島尻郡】
◇[日]Shimajiri Gun
○沖縄県の郡。先島(サキシマ)諸島の宮古(ミヤコ)諸島・八重山(ヤエヤマ)
諸島を除く、沖縄島周辺の島々。
東風平町(コチンダチョウ)・具志頭村(グシカミソン)・玉城村(タマグスクソン)
・知念村(チネンソン)・佐敷町(サシキチョウ)・与那原町(ヨナバルチョウ)・大
里村(オオザトソン)・南風原町(ハエバルチョウ)・渡嘉敷村(トカシキソン)・座
間味村(ザマミソン)・粟国村(アグニソン)・渡名喜村(トナキソン)・南大東
村(ミナミダイトウソン)・北大東村(キタダイトウソン)・伊平屋村(イヘヤソン)・伊
是名村(イゼナソン)・久米島町(クメジマチョウ)の町村。
◎2002. 4. 1(平成14)豊見城村(トミグスクソン)、市制施行して豊見
城市となる。
2002. 4. 1(平成14)仲里村(ナカザトソン)と具志川村(グシカワソン)が
合併して久米島町となる。
しますぺいんむら
【志摩スペイン村】
○三重県志摩市(シマシ)北部にある総合リゾート施設。
◎1994(平成 6)志摩郡(シマグン)磯部町(イソベチョウ)(現:志摩市)に
開業。
しまそだち
【島育ち】
○[楽]有川邦彦作詞、三界稔作曲の歌謡曲。
歌は田端義男(タバタ・ヨシオ)。
◎歌詞では「大島育ち」。
1962.11.(昭和37)レコード発売。
しまだし
【島田市】
◇[日]Shimada Shi
○静岡県中央部の市。
大井川の流域。
〈面積〉
1970(昭和45)130.75平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)6万6,489人。
◎江戸時代、東海道五十三次の大井川川越の宿場町、島田宿
(東岸)と金谷宿(西岸)として栄える。
2005. 5. 5(平成17)榛原郡(ハイバラグン)金谷町(カナヤチョウ)を編入。
しまちゅう
【島忠】
○[経]家具販売・ホームセンターの運営会社。
本社は埼玉県さいたま市。
◎1960(昭和35)設立。
しまちょう《しまちやう》
【志摩町】
◇[日]Shima Cho
○[古]三重県東部、志摩郡(シマグン)南部の町。志摩半島の先端
部。
◎2004.10. 1(平成16)志摩郡の浜島町(ハマジマチョウ)・大王町(ダイ
オウチョウ)・志摩町・阿児町(アゴチョウ)・磯部町(イソベチョウ)の5町が
合併して志摩市を発足。
しまづせいさくしょ
【島津製作所】
○[経]総合精密機器メーカーの一社。
本社は京都府京都市。
◎1875(明治 8)創業、教育用理化学器械を製造。
1909(明治42)日本初の医療用エックス線装置を開発。
1947(昭和22)日本で初めて電子顕微鏡を商品化。
2002.10. 9(平成14)田中耕一主任のノーベル化学賞受賞が決
定。
しまづはん
【島津藩】
◇[日]Shimazu Han/Shimadu Han
○[歴]⇒さつまはん(薩摩藩)
しまなかじけん
【嶋中事件】
○[歴]⇒ふうりゅうむたんじけん(風流夢譚事件)
しまね
【島根】
◇[日]Shimane
○(1)⇒しまねけん(島根県)
○(2)[古]⇒しまねちょう(島根町)
しまねいかだいがく《しまねいくわだいがく》
【島根医科大学】
○[歴][教]島根県出雲市に本部を置く国立大学。
◎1975(昭和50)設立。
2003.10. 1(平成15)島根大学に統合。
しまねけん
【島根県】
◇[日]Shimane Ken
○本州中国地方、日本海に面する県。
県庁所在地は松江市。
〈面積〉
1978(昭和53)6,627.22平方キロメートル。
1980(昭和55)6,627平方キロメートル。
(*)県境未確定部分がある。
〈人口〉
1975(昭和50)76万9,000人。
1980(昭和55)78万4,779人。
◎県花はボタン、県鳥はオオハクチョウ、県木はクロマツ。
◎1989.10. 6(平成元)韓国の慶尚北道(ケイショウホクドウ)と姉妹都市
を提携。
★しまねげんしりょくはつでんしょ
【島根原子力発電所】
○[原]島根県八束郡(ヤツカグン)鹿島町(カシマチョウ)にある、中国電力
の原子力発電所。
1号機:沸騰水型軽水炉、46万キロワット。
2号機:沸騰水型、82万キロワット。
3号機:改良沸騰水型、137万3,000キロワット。計画中。
◎周辺に約8メートルの活断層がある。
◎1974. 3.(昭和49)1号機、営業運転開始。
2003. 4.29(平成15)2号機、シュラウド(炉心隔壁)にひび発
見と発表。
2003.11.22(平成15)男性作業員1人、1号機の原子炉格納容
器内で被爆(ヒバク)。
2003.12. 2(平成15)男性作業員1人、1号機の原子炉建物5
階でコバルト60を肺に吸い込み被爆。
2004. 8. 9(平成16)2号機の廃棄物処理建物3階のランドリ
ー室で火災発生。
2005. 3. 5(平成17)1号機、再循環系配管に15ミリメートル
のひびを発見。12日、他の場所に3ヶ所ひびを発見。
2010. 1.18(平成23)1号機の定期検査で、配管(厚さ3.3セン
チメートル)の溶接部付近内側に1ヶ所に約50センチメートル
・深さ約5ミリメートルのひびを発見。
しまねげんぱつ
【島根原発】
○[原]⇒しまねげんしりょくはつでんしょ(島根原子力発電所)
しまねだいがく
【島根大学】
○[教]島根県松江市に本部を置く国立大学。
◎1920(大正 9)松江高校として設立。
1949(昭和24)島根師範学校・島根青年師範学校と合併して新
制大学の島根大学と成る。
1965(昭和40)県立農業大学を合併。
2003.10. 1(平成15)島根医科大学を統合。
しまねちょう《しまねちやう》
【島根町】
◇[日]Shimane Cho
○[古]島根県北東部、八束郡(ヤツカグン)の町。
◎2005. 3.31(平成17)松江市(マツエシ)に編入。
しまのうち
【島之内】
◇[日]Shimanouchi
○大阪府大阪市中央区南部の地名。
船場(センバ)とならぶ問屋街・繁華街。
しまのこ
【島の子】
○[日本伝説]⇒うらしまのこ(浦島の子)
しまのしょういせき《しまのしやうゐせき》
【島庄遺跡】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)島庄ある、飛鳥
時代の遺跡。
石舞台(イシブタイ)古墳の西隣に位置し、豪族蘇我馬子(ソガノウマコ)
の邸宅跡(島宮)とみられている。
◎1972(昭和47)から発掘調査開始。
2004. 3.(平成16)馬子の邸宅跡とみられる7世紀前半の大型
建物跡が出土。
しまのみや
【島宮】
【嶋宮】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)島庄(シマノショウ)に
あった、草壁皇子(クサカベノオウジ)の離宮。
蘇我馬子の邸宅跡に造営。
参照⇒しまのしょういせき(島庄遺跡),『人名辞典』くさか
べのみこ(草壁 皇子)
しまばら
【島原】
◇[日]Shimabara
○(1)⇒しまばらし(島原市)
○(2)[歴]京都府京都市下京区西新屋敷にあった遊郭(ユウカク)の
通称。
代表的な揚屋(アゲヤ)は角屋(スミヤ)など、置屋(オキヤ)は輪違屋(ワ
チガイヤ)など。
◎はじめ二条柳町にあった廓(クルワ)。
1589(天正17)京極万里小路(マデノコウジ)に移転。
1602(慶長 7)二条城の創建にともない六条室町に移転し、六
条柳町と称する。
1640(寛永17)現在地の朱雀野に移転。
1854(嘉永 7)の大火で多くが焼失。
しまばらし
【島原市】
◇[日]Shimabara Shi
○長崎県南東部の市。
★しまばらのらん
【島原の乱】
○[歴]1637〜1638(寛永14〜寛永15)天草(アマクサ)と島原の百姓一
揆。
★しまばらはん
【島原藩】
◇[日]Shimabara Han
○[歴]
◎松平家。
江戸下屋敷は三田千代が崎(のちの大村伯爵邸)。ここの庭園
の小祠に切支丹灯籠があり、1926.10.(大正15)目黒区下目黒3
−1−3の大聖院に移された。
しまはんとう《しまはんたう》
【志摩半島】
◇[日]Shima Hanto
○[地]三重県東部、太平洋に突出する半島。
リアス式海岸で、伊勢志摩国立公園に含まれる。
真珠(シンジュ)の養殖が行われている。
志摩市に属する。
しままき
【島牧】
◇[日]Shimamaki
○(1)⇒しままきぐん(島牧郡)
○(2)⇒しままきむら(島牧村)
しままきぐん
【島牧郡】
◇[日]Shimamaki Gun
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)の郡。
島牧村(シママキムラ)のみ。
しままきむら
【島牧村】
◇[日]Shimamaki Mura
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)島牧郡(シママキグン)の村。
渡島半島(オシマハントウ)基部の西部で、北西部を日本海に面する。
しままち
【志摩町】
◇[日]Shima Machi
○福岡県西部、糸島郡(イトシマグン)の町。
◎三重県には志摩市(シマシ)がある。
★しまめのう《しまめなう》
【縞メノウ】
【縞瑪瑙】
○[鉱]縞模様が特に美しいメノウ(瑪瑙)。
カメオ細工に用いる。
「オニックス([英]onyx)」,「オニキス([蘭]onyx)」とも呼ぶ。
参照⇒めのう(メノウ,瑪瑙)
◎7月の誕生石。
◎紅縞(アカシマ)瑪瑙:⇒あかしまめのう(紅縞メノウ,紅縞瑪瑙,
赤縞瑪瑙)
しまもとちょう《しまもとちやう》
【島本町】
◇[日]Shimamoto Cho
○大阪府北東部、三島郡(ミシマグン)の町。
しまや
【シマヤ】
○[経]和風調味料製造会社。
本社は山口県周南市(シュウナンシ)。
しまやまじま
【島山島】
◇[日]Shimayama Jima
○[地]長崎県西部にある五島列島(ゴトウレットウ)の一つ福江島(フクエ
ジマ)の南西にある属島。
長崎県南松浦郡(ミナミマツウラグン)玉之浦町(タマノウラチョウ)に属する。
キュウシュウジカが300〜400頭(2001.10.現在)生息し、「シ
カ島」とも呼ばれる。
じまわり《ぢまはり》
【地回り】
【地廻り】
○(1)米・野菜・酒などが近在(キンザイ)から回送されて来ること。
また、その品物。
○(2)いつも近在を巡り歩いて商売すること。また、その商人。
○(3)ある土地を根城にしてぶらぶらすること。
○(4)繁華街や盛り場・遊里などを縄張りとする、ならず者や
暴力団組員。
彼らは集団で組のバッジや同一のスーツなどを着用して、縄
張りを主張するため広がってうろつき回り、住民や通行人を威
圧する。
「どさ回り」とも呼ぶ。
○(5)[海]山など陸岸の地形を目標にしながら航海すること。
また、その沿岸航法。
⇔おきのり(沖乗り)(2)
じーまん
【ジーマン】
◇[独]Seemann、[英]sailor(セーラー)
○(1)(ドイツ語で)船員・海員。
○(2)[軍](ドイツ語で)水兵。
しまんと
【四万十】
◇[日]Shimanto
○(1)[地]⇒しまんとがわ(四万十川)
○(2)⇒しまんとし(四万十市)
○(3)⇒しまんとちょう(四万十町)
しまんとがわ《しまんとがは》
【四万十川】
◇[日]Shimanto Gawa
○[地]高知県南西部を流れる川。長さ196キロメートル。
高知県西部、四国山地西縁の不入山(イラズヤマ)付近に水源を発
して南流する松葉川が、窪川台地からは仁井田川となって西流、
幡多郡(ハタグン)大正町(タイショウチョウ)で檮原(ユスハラ)川を合流し、幡
多郡西土佐村(ニシトサムラ)江川崎(エカワサキ)では吉野川と合流して再
び南流、中村市南方の下田で土佐湾に注(ソソ)ぐ川。
下流部は「渡川(ワタリガワ)」とも呼ぶ。
しまんとし
【四万十市】
◇[日]Shimanto Shi
○高知県南西部の市。北東部を高岡郡(タカオカグン)四万十町(シマント
チョウ)、西部を宿毛市(スクモシ)に接し、南東部を土佐湾に面する。
◎2005. 4.10(平成17)中村市と幡多郡(ハタグン)西土佐村(ニシトサムラ)
が合併して発足。
しまんとちょう《しまんとちやう》
【四万十町】
◇[日]Shimanto Cho
○高知県南西部、高岡郡(タカオカグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)高岡郡窪川町(クボカワチョウ)と幡多郡(ハタグン)
の大正町(タイショウチョウ)・十和村(トオワソン)の2町1村が合併して発
足。
しまんろくせんにち
【四万六千日】
○観音様の縁日で、7月9日と10日または月遅れの8月10日。
この日にお参りすれば四万六千日分のご利益・功徳(クドク)あ
るとされる。江戸中期(享保)に始まり、酸漿(ホオズキ)市などが
開かれる。
参照⇒ほおずきいち(ほおずき市,酸漿市,鬼灯市)
◎コメ(米)一升(イッショウ)の米粒は四万六千粒であるから、一生
は四万六千日(約126年)とするもの。
しみ
【シミ】
【衣魚】
【紙魚】
【蠧魚】
◇[英]moth/bookworm/bristletail/silverfish
○[虫]シミ目(総尾目)(Thysanura)シミ科(Lepismatidae)に属
する昆虫の総称。
原始的な昆虫で、翅(ハネ)はなく変態もしない。体は扁平(ヘンペ
イ)で細長く、一面に銀白色の鱗片(リンペン)でおおわれ、長い糸
状の触角を持ち、尾端に二本の尾角と一本の尾毛がある。
温帯に広く分布し、約400種が知られる。主に屋内の乾燥し
た暗所を好み、本や衣類などのセルロース質や糊を食害する。
洞穴や落葉の下に棲む種類やアリやシロアリと共生する種類も
ある。
日本全土や中国・東南アジアには体長10ミリメートル前後の
ヤマトシミが、朝鮮ではチョウセンシミ、ヨーロッパや北アメ
リカにはセイヨウシミがいる。
「しみむし」,「雲母虫(キララムシ)」とも呼ぶ。
◎夏の季語。
◎体形が魚に似ているので「魚」の字を用いる。英語でも「シル
バーフィッシュ」とも呼ぶ。
「いぎょ(衣魚)」,「しぎょ(紙魚)」,「とぎょ(蠧魚)」とも読む。
◎古くから古書の害虫として知られ、シミが食った書物は「蠧
書(トショ)」,「蠧簡(トカン)」と呼ぶ。
書物や衣類をシミに食い破られる害を「蠧害(トガイ)」と呼ぶ。
虫除けの香木:参照⇒うんてい(芸亭)
しみ
【衣魚】
【紙魚】
【蠧魚】
○(1)[虫]⇒しみ(シミ,衣魚,紙魚,蠧魚)
○(2)昆虫のシミのように本にかじりつくように読みふけるば
かりで、その活用や実社会を知らない人への蔑称(ベッショウ)。
★しみ
【染み】
○(1)色や香りがしみこむこと。
○(2)液体などが染み込んで汚(ヨゴ)れること。また、その部分。
◎染みを抜く
○(3)(人生・人格などの)汚点。
★しみ
【染み】
○(1)顔面にできる褐色の色素斑。
○(2)老化によって皮膚に現れる褐色の色素斑。
しーみー
【シーミー】
【清明】
○[暦]沖縄方言で清明節。
⇒せいめいせつ(清明節)
★じみ《ぢみ》
【地味】
○
⇔はで(派手)
じみーかーたー
【ジミー・カーター】
◇Jimmy Carter
○(1)[人]⇒かーたー(カーター)(1)
○(2)[軍]アメリカ海軍の攻撃型潜水艦(SSN23)。
機雷付設・巡航ミサイルのトマホークや探索用の小型艦艇を
搭載し、海底通信ケーブルの盗聴機器も積載。
◎2005(平成17)就役。
しみしゅう《しみしう》
【四味臭】
◇[英]musk
○⇒じゃこう(麝香)
しみず《しみづ》
【清水】
◇[日]Shimizu/Shimidu
○(1)⇒しみずく(清水区)
○(2)[古]⇒しみずし(清水市)
○(3)⇒しみずちょう(清水町)
しみーず
【シミーズ】
◇[フ]chemise
○[服]⇒しゅみーず(シュミーズ)
しみずがわえき《しみづがはえき》
【清水川駅】
○[交]青森県東津軽郡(ヒガシツガルグン)平内町(ヒラナイマチ)清水川に
ある、JR東北本線の駅。
狩場沢(カリバサワ)駅と小湊(コミナト)駅の間。
しみずく《しみづく》
【清水区】
◇[日]Shimizu Ku/Shimidu Ku
○静岡県静岡市東部の区。
◎旧清水市。
★しみずけ《しみづけ》
【清水家】
◇[日]Shimizu Ke/Shimidu Ke
○[歴]江戸幕府将軍徳川氏の分家。御三卿の一つ。
〈歴代当主〉
初 代:徳川重好:家重(イエシゲ)の子。
第4代:徳川斉明(ナリアキラ):。
第6代:徳川慶昌(ヨシマサ):。
第代:徳川:。
★しみずこう《しみづかう》
【清水港】
◇[日]Shimizu Ko/Shimidu Ko
○静岡県静岡市清水区にある、駿河湾(スルガワン)に面する港。
マグロの水揚げ、日本一。
外延として興津埠頭がある。
参照⇒みほのまつばら(三保の松原,三保ノ松原)(1)
◎もと駿府(スンプ)の外港。旧清水市。
◎1899(明治32)開港場となる。
1952(昭和27)特定重要港湾に指定。
しみずし《しみづし》
【清水市】
◇[日]Shimizu Shi/Shimidu Shi
○[古]静岡県中央部、駿河湾(スルガワン)に面する市。西部を静岡
市に接する。現在は静岡市清水区。
〈面積〉
1970(昭和45)227平方キロメートル。
227.66平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)24万3,000人。
1980(昭和55)24万1,578人。
1995(平成 7)24万0,172人。
2000(平成12)23万6,818人。
◎1924(大正13)市制施行。
1954(昭和29)飯田村と高部村を編入。
1955(昭和30)有度(ウド)村を編入。
1961(昭和36)袖師町(ソデシチョウ)・興津(オキツ)町・庵原(イハラ)村
・両河内村・小島(オジマ)村を編入。
2003. 4. 1(平成15)静岡市に合併。
2005. 4. 1(平成17)静岡市が政令指定都市に移行して清水区
となる。
◎静岡県駿東郡(スントウグン)には清水町(シミズチョウ)がある。
高知県には土佐清水市(トサシミズシ)がある。
しみずだにこうえん《しみづだにこうゑん》
【清水谷公園】
○東京都千代田区紀尾井町(キオイチョウ)にある公園。
参照⇒きおいちょう(紀尾井町)
◎江戸時代は紀州徳川家の中屋敷。柳の井があった。
1634(寛永11)赤坂一ッ木の鎮守の稲荷社(現:須賀神社)、江
戸城拡張のため四谷の須賀町(スガチョウ)に移転。
1878. 5.(明治11)大久保利通(トシミチ)が暗殺された。
昭和30〜40年代、デモの集会場となることが多かった。
参照⇒すがじんじゃ(須賀神社),ひとつぎどおり(一ツ木通り)
しみずちょう《しみづちやう》
【清水町】
◇[日]Shimizu Cho/Shimidu Cho
○(1)静岡県北東部、駿東郡(スントウグン)の町。
〈面積〉
8.84平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万9,518人。
◎1963(昭和38)町制施行。
◎かつて静岡県に清水市があった。
○(2)和歌山県北西部、有田郡(アリダグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)吉備町(キビチョウ)・金屋町(カナヤチョウ)・清水
町の3町が合併して有田川町(アリダガワチョウ)を発足。
○(3)[古]福井県中西部、丹生郡(ニュウグン)の町。
◎2006. 2. 1(平成18)福井市に編入。
★しみずとんねる《しみづとんねる》
【清水トンネル】
○[交]
◎1929(昭和 4)貫通。
1931. 9.(昭和 6)開通。
1967(昭和42)新清水トンネル、開通。
1981(昭和56)上越新幹線の大清水トンネル、開通。
しみずみえこさん
【清水みえ子さん】
○[俗]⇒しみちょろ(シミチョロ)
★しみずもん《しみづもん》
【清水門】
○[歴]江戸城の枡形門。
雁木坂も保存されている。
★しみずやなぎいせき《しみづやなぎゐせき》
【清水柳遺跡】
○[歴]静岡県沼津市にある遺跡。
北1号墳は上円下方墳。
しみたー
【シミター】
◇[英]scimitar
○⇒しゃむしーる(シャムシール)
しみたっら
【シミタッラ】
◇[伊]scimitarra
○⇒しゃむしーる(シャムシール)
しみちょろ
【シミチョロ】
○[俗]シュミーズ(シミーズ)がスカートの裾(スソ)から見えるこ
と。
人名化して「清水みえ子さん」とも呼ぶ。
参照⇒しゅみーず(シュミーズ),ぱんちら(パンチラ)
しみどうふ
【凍み豆腐】
【しみ豆腐】
○[食]トウフを小形に切って熱湯をかけ、凍らせてから乾かし
たもの。
もとは寒中に屋外で夜間に凍らせ、日中に乾かしていたが、
現在では人工冷凍・乾燥により年中製造している。
また、かつては水で軟らかく戻してから煮ていたが、現在は
製法が変わったことから水で戻すと溶けてしますので、最初か
ら塩分のある煮汁で煮なければならない。
「凍(コオ)り豆腐」,「こごりどうふ(凝り豆腐,凝豆腐)」とも呼ぶ。
◎冬の季語。
◎昭和後期までは高野山で製し始めたからとして一般に「高野
(コウヤ)豆腐」と呼ばれていたが、一般名に産地名を冠することが
禁じられ、現在は高野山のもの以外は俗称扱い。
じみにーくりけっと
【ジミニー・クリケット】
◇Jiminy Cricket
○[映]⇒[1]くりけっと(クリケット)
しみばれー
【シミバレー】
◇[英]Simi Valley
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
南部、ベンチュラ郡(Ventura County)南東部の都市。
レーガン大統領図書館(Ronald W.Reagan Presidential Li-
brary & Museum)があり、敷地内に遺体が埋葬されている。
じみへんどりくす
【ジミ・ヘンドリクス】
◇Jimi Hendrix
○[人]⇒[2]へんどりっくす(ヘンドリックス)
しみむし
【しみ虫】
【衣魚虫】
【紙魚虫】
【蠧魚虫】
○[虫]⇒しみ(シミ,衣魚,紙魚,蠧魚)
しみゅれーたー
【シミュレーター】
◇[英]simulator
○[機]航空機・宇宙船・原子炉などの実験・制御訓練を模擬的
(モギテキ)に行う装置。
複雑な機械類を実際に稼動させているのと同じ状態を作り出
して、操縦訓練を繰り返して熟知させたり、非常事態を再現し
て対応訓練を行うもの。
かつては「シュミレーター」と呼ぶことが多かった。
しーみれ
【シーミレ】
◇[伊]simole
○(1)[形]同様の、同類の。類似の([英]similar)。
○(2)[名]同類。仲間・隣人。
しみんけーん
【市民ケーン】
◇[英]Citizen Kane
○[映]1941(昭和16)公開のアメリカ映画。
監督:オーソン・ウェルズ(Orson Welles)。
出演:オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン(Joseph
Cotten)、ドロシー・カミンガー(Dorothy Comingore)、アグネ
ス・ムーアヘッド(Agnes Moorehead)ら。
新聞記者トンプソンが亡くなった新聞王ケーンの実像にせま
るサスペンス・ドラマ。
じみんとう《じみんたう》
【自民党】
○[政]自由民主党の略称。
⇒じゆうみんしゅとう(自由民主党)
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